497:◆jG7j9/TnTg   2014/04/17(木) 17:58:13.25 ID:66BhkQFBo

前回までのあらすじ
モバP「他のプロダクションの岡崎泰葉をスカウトする」


――――
アイドルマスター シンデレラガールズ シンデレラガールズ劇場(2) (電撃コミックスEX)

――――

P「さあ、プロダクションをでかくするなら、まだまだアイドルが必要だな」

P「次は……うん」

P「↓3 って娘に決めたぞ」


500: 2014/04/17(木) 17:58:49.17 ID:994gVnmK0
蘭子

508: 2014/04/17(木) 18:03:58.32 ID:66BhkQFBo

P「神崎蘭子って娘がいいな。うん……」

P「なんか引っかかるな……」

P「うーん、仲はいいのか?」

神崎蘭子と現プロデューサーの好感度は?
↓2のコンマ以下の値で決定

426: 2014/04/17(木) 05:21:49.10 ID:/38bO7+ro

――レッスンスタジオ――

泰葉「……はぁ……はぁ」

トレーナー「休憩いれまーす」

P「ハードだなあ……」

泰葉「なにか、気になるところありましたか? 動きで……はぁ……」

P「ん~」

P「いや、特にはない」

泰葉「はぁ……はぁ……岡崎プロデューサーなら、なにかしら指摘してくれるのに……」

P「それより、疲れたんじゃない? はい、飲み物」

泰葉「……どうも」

P「飲まないのかい」

泰葉「もうちょっと、動きのイメージができたら飲みます」

P「すぐに飲んだ方がいい。まずは体ほうが優先だからな」

泰葉「……頂きます。……んぐっ……」

510: 2014/04/17(木) 18:04:25.07 ID:miER3z1x0

532: 2014/04/17(木) 18:46:32.77 ID:66BhkQFBo

P「低いような気がする……なんとなく……」

P「神崎蘭子って名前、引っかかるな……」

P「神崎……! 神崎蘭子はシンデレラガールだったか!?」

↓3 神崎蘭子はシンデレラガール?
イエスorノー

イエスなら↓3のコンマ以下の値が神崎蘭子の好感度にプラスされます

535: 2014/04/17(木) 18:47:49.47 ID:e8AlEiIQo
イエス

555: 2014/04/17(木) 20:47:17.42 ID:/38bO7+ro

P「そうか、神崎蘭子はシンデレラガールだったな」

P「総選挙1位か……プロデューサーとさぞ仲が良いのかもしれんな」

P「シンデレラガールなら、俺も気合いを入れて行かねばならんな」

P「よし、連絡しよう。えーと――」

557: 2014/04/17(木) 20:49:37.24 ID:/38bO7+ro

P「――はい。よろしくお願いいたします。失礼します」ガチャ

P「よし、今回も俺が研修という名目で、向こうのプロダクションに行くことにした」

P「皆に報告するか……」

558: 2014/04/17(木) 20:51:57.73 ID:/38bO7+ro

P「……やっぱり引き留められたけど、なんとか了解をもらった」

P「所属アイドル達にはあまり構ってやれてないが、まあここは仕方ないな……」

P「いずれ、埋め合わせすればいい」

P「さ、楽しみだな……」

568: 2014/04/17(木) 21:55:56.23 ID:/38bO7+ro

――プロダクション――

コンコンコン

P「失礼します」ガチャ

P「本日からお世話になります。Pと申しますが……」

「煩わしい太陽ね」

P「!? お、おはようございます……」

神崎蘭子「そなた、この地では見ない顔だな。我が魂に呼応し……現れたか」

P「貴方が、神崎蘭子さん?」

蘭子「いかにも。我が名は神崎蘭子。今や魔界の頂点よ……」

P「あの、プロデューサーさんは?」

蘭子「我が下僕か? 我らが休息の地にいなければ、我にも目視できぬわ」

P「な、なるほど……」

569: 2014/04/17(木) 22:01:38.74 ID:/38bO7+ro

神崎P「ああ、すみませんPさん!」タタッ

神崎P「すこし、事務処理を……」

神崎P「ん? 蘭子と話してたんですか?」

P「え、ええ……」

蘭子「冥府に潜む化物とは、この者よ」

P「さすが総選挙1位。独特な世界観をお持ちなようで……」

神崎P「は、はい……正直、俺も理解してませんし……」

P「そうですか……」

蘭子「安堵しなさい。永久の拘束は消失した」

585: 2014/04/18(金) 06:02:40.57 ID:V7bNrqgTo

神崎P「……ではさっそく研修の説明をしましょうか」

P「よろしくお願いいたします」

蘭子「共に饗宴を楽しもうぞ」

P (ずっと横にいるのかな、この子……)

神崎P「まず――」

586: 2014/04/18(金) 06:25:33.93 ID:V7bNrqgTo

神崎P「――とまあ、こんな感じですかね」

P「はい。ありがとうございました」

蘭子「その姿……もはや白き獣だな」

P (ちょくちょく俺の方みて呟いてるんだよな……)

神崎P「Pさんには、この蘭子を担当してもらおうかと思っています」

P「! 神崎さんをですか?」

蘭子「疑問は尽きないか」

P「……総選挙1位の子を担当させてもらえるんですか」

神崎P「ええ、蘭子にも良い経験になりますし……それに……」

P「それに?」

神崎P「……いや、なんでもないです」

587: 2014/04/18(金) 06:34:42.02 ID:V7bNrqgTo

神崎P「ほら、蘭子。挨拶」

蘭子「そなたの魂、我にしかと見せてみよ。定めは覆りゅ……んんっ、頼むぞ」

P「おう……よろしくな」

P (こう見えて、神崎蘭子も緊張していたみたいだな)

神崎P「施設の紹介をします。ついてきてください。蘭子は先にレッスン」

蘭子「皆まで言うな、そこまで愚かではない……」

神崎「? さあ、行きましょう」

P「ええ。神崎さん、また後で」

蘭子「ええ。いずれまた」

588: 2014/04/18(金) 06:44:38.88 ID:V7bNrqgTo

神崎P「どうですか、蘭子は」スタスタ

P「いやあ、骨がおれそうだ。ははっ」

神崎P「根は良い子だと思うんですが……私にはさっぱり理解不能でして……」

神崎P「……総選挙も、彼女自信の魅力で上り詰めたもので、私はなにも出来なかったんです。お恥ずかしながら……」

P「……」

神崎P「……こんなことを、研修の身であるPさんに言うのはアレなのかもしれません……」

神崎P「……蘭子も私以外のプロデューサーを経験したことがないんです。Pさんなら、蘭子とわかりあえるかもしれない……」

P「ええ。出来る限り頑張ります」

神崎P「よろしくお願いします。さ、まずはカフェテラスから――」

589: 2014/04/18(金) 06:51:19.27 ID:V7bNrqgTo

P「神崎Pに施設の紹介をしてもらい、今日はフリーになった」

P「神崎蘭子の様子でも見に行くか」

P「……灰かぶり姫は理解してもらえない……か」

P「……と、レッスン場はここか」

P「どれ……」スッ

590: 2014/04/18(金) 07:01:34.40 ID:V7bNrqgTo

蘭子「はあ……はぁ……」サッサッ

蘭子「はぁ……」タンッ

トレーナー「ら、蘭子ちゃん、休憩したら?」

蘭子「ふ、ふん……これくらい造作もないことよ……はぁ」

トレーナー「でも……」

蘭子「案ずるな、審判者よ……」

トレーナー「し、審判者?」

P「いや、休憩した方がいいぞ。蘭子」

蘭子「……新たなる……堕天使か」

591: 2014/04/18(金) 07:08:56.74 ID:V7bNrqgTo

P「そう。お前の新しい担当。一ヶ月だけだけどな」

蘭子「案ずるな。我は不氏身よ……」

P「無理はするものじゃないぞ。ほら、飲み物飲んで」

蘭子「んくっ……」

蘭子「我の言葉、理解出来るのか?」

P「まあ、大体な」

蘭子「絶滅危惧種」

P「それは……皆理解しようとしてないだけだな。俺はわかるからさ。明日から二人で頑張ろうな、蘭子」ポンッ

蘭子「あふっ」

592: 2014/04/18(金) 07:14:07.13 ID:V7bNrqgTo

――――

P「よし、蘭子! 収録いくぞ」

蘭子「煩わしい太陽ね……まだ終息の刻……」

P「こら、眠いのはわかるけど、シャッキリしろシャッキリ……」ムニー

蘭子「はにゃー……」

593: 2014/04/18(金) 07:18:12.09 ID:V7bNrqgTo

――――

P「蘭子、ここの雑誌から取材が来るそうだけど、受け答えは考えてあるか?」

蘭子「……未開の地」

P「こらこら、ちゃんと考えないと駄目だろ……」ムニー

蘭子「早急にっ……早急に思考しようっ」

P「俺も一緒に考えてやるから。まずおそらくこんな質問が――」

蘭子「……」

596: 2014/04/18(金) 07:30:49.97 ID:V7bNrqgTo

――――

P「ほら、ここの問題、ミスってるぞ」

蘭子「なぬっ! これでは希望の光なき守護者に叱責されてしまう!」

P「学業を疎かにしちゃ将来のためにならないからな。……担任の先生のこと馬鹿にしちゃ駄目だろっ」ツン

蘭子「いたっ……むぅ」プクー

蘭子「我が下僕よ! 我はそなたの主人よ!」

P「アイドルとかこれは関係ないだろっ」ムニー

蘭子「ご、ごめんなひゃい……」

598: 2014/04/18(金) 07:39:15.05 ID:V7bNrqgTo

――――

蘭子「我が下僕よっ!」

P「おう、どうした蘭子」

蘭子「……プ」

P「ん?」

蘭子「プ、プロデューサー……」

P「! 蘭子、お前……」

蘭子「いつも……あ、ありがとっ!」

蘭子「や、闇に飲まれよ!!」ガチャ

P「おつかれ、蘭子……」

600: 2014/04/18(金) 08:07:45.17 ID:V7bNrqgTo

――――

蘭子「我が友Pよ! いざ約束の地へ」

P「よし、今日も頑張るぞ蘭子!」

蘭子「ふふっ……」

P「お、ご機嫌だな」ナデ

蘭子「♪」

P「……そろそろ、俺の研修も終わりだな」

蘭子「……! 」

606: 2014/04/18(金) 08:54:07.25 ID:V7bNrqgTo

――――

神崎P「Pさんの研修期間を伸ばしてほしいだって?」

蘭子「は、は……い」

神崎P「それは向こうのプロダクションの問題もあるから、ちょっと難しいんじゃないかな……」

蘭子「……」

神崎P「というか……普通に喋れるのか、蘭子?」

蘭子「とっても……大事な、ことだから……」

神崎P「……うーむ……」

神崎P「……」

620: 2014/04/18(金) 12:35:02.43 ID:V7bNrqgTo

神崎P「やっぱり、それは難しいと思う」

神崎P「向こうの都合もあるだろうしさ……」

蘭子「!!」

蘭子「そ……そうか、わ、我の戯れ言だ。忘れよ……」フラ

神崎P「蘭子。Pさんを呼んできてくれ」

蘭子「どうしようというのだ……終焉の儀式を開くのか」

神崎P「いいから!」

蘭子「?」

621: 2014/04/18(金) 12:42:07.31 ID:V7bNrqgTo

――――

P「どうかしたんですか? 神崎Pさん」

神崎P「ええ、Pさんは明日でうちでの研修は終了となります」

蘭子「……」

P「……ええ。ありがとうございました」

神崎P「本当に優秀な方で、私が言うことはなにもなかったですよ」

P「いえいえ、たくさん学ばせてもらいました」

神崎P「……蘭子も、よくなついたみたいで。やはりPさんに任せて良かったです」

P「……」

蘭子「……?」

神崎P「……で、なんですが……」

神崎P「……んんっ!」

神崎P「蘭子を、そちらのプロダクションに移籍することは出来ないでしょうか!!」

628: 2014/04/18(金) 12:56:28.35 ID:V7bNrqgTo

P「!?」

蘭子「我が下僕! それは……!」

神崎P「難しいことは承知です!」

神崎P「けど、私は蘭子が楽しいアイドル活動をさせたい!」

神崎P「Pさんなら、お任せできると感じました!! どうか、どうかお願いします!」スッ

P「……顔をあげてください。……私にとっては、ありがたいことなのですが……」

P「本当にいいんですか?」

神崎P「ええ、それが蘭子の願いですから」

神崎P「私は……なにも蘭子にしてあげられませんでしたから、なにか最後にしてやりたかったんです……」

632: 2014/04/18(金) 13:07:40.42 ID:V7bNrqgTo

蘭子「……か、神崎プロデューサー……」

神崎P「そのかわり、蘭子!」

蘭子「は、はいっ!」

神崎P「絶対、もう一度シンデレラガールになれよ!! 俺に……もう一度見せてくれ!」

神崎P「いちファンとして、必ず応援してるからな!」

蘭子「! 約束しよう! もう一度、そなたにアヴァロンの地から見届ける! 」

神崎P「あ、ああ……うん! アヴァロンからな!! アヴァロン最高!」

P「ふふ……参ったな……素晴らしいプロデューサーじゃないか……」

P「神崎Pさん! 必ず、蘭子をシンデレラガールにしますよ!」

神崎P「ええ! 嘘ついたら、承知しませんからね! ハハハッ」

――――――

――――

――

633: 2014/04/18(金) 13:35:14.59 ID:V7bNrqgTo

ちひろ「……シ、シンデレラガールを連れて来ちゃったんですか!?」

P「ええ、これからよろしくお願いします」

蘭子「よろしく頼むぞっ!」

ちひろ「まあた凄いことを……でも、神崎Pさんって人も凄い人だったみたいですねー?

P「ええ。彼の育てたアイドルとライブ対決してみたいと思いましたよ」

P「それと、彼とは約束もしましたから……な、蘭子?」

蘭子「うむ! アヴァロンの地!」

ちひろ「えー?」

P「ふふ……よーし、それじゃあ今日から張り切って行くぞ!」ポンッ

蘭子「ククク……腕がなるわ……♪」

634: 2014/04/18(金) 13:35:56.63 ID:V7bNrqgTo

――――

神崎蘭子 編 終了

635: 2014/04/18(金) 13:38:34.41 ID:qDfIuPovo
神崎Pは男前だけど、このP的には「計画通り」なんだよなぁww

638: 2014/04/18(金) 13:46:31.67 ID:8ZhQwBP10
ここの先輩目からハイライト消えてそうだもんな

引用: モバP「他のプロダクションのアイドルをスカウトする」