682:◆jG7j9/TnTg   2014/04/18(金) 17:38:50.68 ID:BE+t/C0to

前回までのあらすじ
モバP「他のプロダクションからスカウトしたアイドルと戯れる」


――――
アイドルマスター シンデレラガールズ シンデレラガールズ劇場(2) (電撃コミックスEX)

P「つかの間の休息も終わりだ」

P「さあアイドルをスカウトするぞ」

P「うん。↓4 の娘がいいな」

686: 2014/04/18(金) 17:40:15.16 ID:dH9xDaHN0
兵藤レナ

692: 2014/04/18(金) 17:56:52.02 ID:BE+t/C0to

P「兵藤レナがいいな!」

P「うむ……いいものを持ってるな」

P「問題は……」

兵藤レナと現プロデューサーの好感度は?
↓3 コンマの以下の値で決定

695: 2014/04/18(金) 17:57:30.37 ID:QRM+FPN/o
ぬっ!

718: 2014/04/19(土) 09:53:09.32 ID:9xfcrI47o

P「さっそく連絡するんだが」

P「ん~今回はどうしようか……」

P「俺が行くか、向こうが来るか」

P「……よし」

P「連絡するか」


719: 2014/04/19(土) 10:05:26.85 ID:9xfcrI47o

P「――ということで、是非兵藤レナさんをうちに短期移籍という形で……」

P「……はい、はい。よろしくお願いいたします。失礼します」ガチャ

P「ふ~今回は短期移籍にした」

P「あまり俺が事務所にいないのも問題だしな」

P「さ、皆に伝えに行くか」

724: 2014/04/19(土) 10:26:08.14 ID:9xfcrI47o

――――

P「――面談の日が今日だな」

P「皆に伝えたが、まあいつもどおりの反応だった」

P「雫と愛梨にはぶーぶー言われ、のあさんにはまた巨Oかと言われ……」

P「奏には周りのことを考えろと。泰葉は意外となにも言わなかった。蘭子は寂しいと言っていた」

P「と、まあ思い返してもなにもならないな……」

コンコンコン

P「はい!」

729: 2014/04/19(土) 12:30:04.81 ID:9xfcrI47o

兵藤P「失礼します。兵藤レナの短期移籍の件で参りました」

兵藤レナ「よろしくお願いします」

P「ええ、お待ちしておりました。どうぞどうぞ」スッ

P「はい、お掛けになってください」

P「兵藤レナさん。まず私が貴方の担当プロデューサーになります、Pです。よろしくお願いします」

レナ「ええ、よろしく」

P「兵藤Pさんもお忙しい中ありがとうございます。さっそく説明に入りますが――」

730: 2014/04/19(土) 12:38:53.82 ID:9xfcrI47o

P「――と、いう感じですね」

兵藤P「なるほど……」

レナ「ビックリするほどいい条件ね? レッスンも撮影もやらせてくれるの?」

P「私どもも、他のプロダクションのアイドルをプロデュース出来るのは、短期間ではありますがかなり実りになると思っていますので」

兵藤P「あ、あの! 期間中のレッスン代とか、活動費は、短期移籍終了後にわが社が負担するのでしょうか?」

P「その点もご安心を。私どもが全額負担いたします。これはわが社が提案した短期移籍ですし……」

兵藤P「お、おお……! 兵藤さん。これはいった方がいいですよ!」

レナ「貴方に言われなくとも、そうするつもりよ……」

兵藤P「そ、そうですよね! これはいい条件だ。是非お願いします!」

P「ありがとうございます」

732: 2014/04/19(土) 12:46:28.07 ID:9xfcrI47o

P「と、ここで兵藤さんにお時間があるのでしたら、面談というか、軽くお話させていただいのですが……」

レナ「ええ、構わないわよ」

兵藤P「プロデューサーさんに慣れないといけませんしね。兵藤さんは今日は特に予定もないですから」

レナ「……そんなこと言わなくてもいいから」

兵藤P「す、すみません……」

兵藤「……あ!時間がっ……Pさん、申し訳ありません……私このあと用事がありまして……」

P「……ええ、大丈夫ですよ。お忙しい中ありがとうございました。兵藤さんはお話が終わり次第、事務所の方まで届けたほうがよろしいでしょうか」

兵藤P「それは兵藤さんに任せます。そはじゃあ失礼しました!」ガチャ

733: 2014/04/19(土) 12:52:50.47 ID:9xfcrI47o

バタン

P「……なかなか、忙しない人ですね」

レナ「ごめんなさい。彼まだ新人らしくて……多分他のアイドルの送迎かなんかよ」

P「なるほど。私もまだまだ新人ですから、よくわかりますよ」

レナ「あら、そうは見えないけど?」

P「ありがとうございます」

レナ「ねえ、話ってなにをするのよ」

P「そうですね……趣味なんか聞いてもいいですか?」

レナ「趣味ねえ……トランプかな」

734: 2014/04/19(土) 12:57:04.02 ID:9xfcrI47o

P「トランプですか?」

レナ「ええ。あるならちょっと見せてあげるわ」

P「ちょっと待っててくださいね」

P「……んー多分この辺りに……お」ゴソゴソ

P「あったあった……はいどうぞ。見せるってなにをですか?」スッ

レナ「ふふっ……それっ」パラパラパラパラ

P「おっショットガンシャッフルですか」

レナ「そうよ。昔はカジノでちょっと有名だったの、私」

P「なるほどなるほど……」

736: 2014/04/19(土) 13:05:04.99 ID:9xfcrI47o

P「キレがすごいですね」

レナ「まあ、よくやってたもの」

レナ「……貴方から見て、私はアイドル界で生きていけるように見えるかしら?」

P「……ええ、見えますよ」

レナ「本当に? 賭けてみる?」

P「賭けるまでもない。俺がプロデュースしたら、必ず貴方をトップに連れていってみせられますよ」

レナ「あら……男らしいのね♪ ちょっと移籍中に見せてもらうわね、貴方の腕前♪」

P「ええ、任せてください。兵藤さん」

レナ「レナって呼んで。その代わり、ガッカリしたら戻してもらうからっ!」

P「フフ……望むところですよ。レナさん」

744: 2014/04/19(土) 16:20:05.06 ID:zroVp0sBo

――――

P「さ、まずはレッスンですね」

レナ「ええ。任せておいて」

レナ「アドバイス、よろしくね♪」

P「ええ、もちろん」

745: 2014/04/19(土) 16:34:23.28 ID:zroVp0sBo

トレーナー「わん、つー、すりー、ふぉー、はいステップ……」

レナ「はっ……ふっ……」タンタン

トレーナー「……はい、10分休憩しましょうか」

レナ「はぁ……」

P「はい、お疲れさまです」

レナ「どうだった……?はぁ……」

P「ちょっと休憩入ってますけど、動きの確認しますね」

レナ「えぇ……? もしかして動くの?」

P「はい。実際に動いたほうがわかりやすいですし」

746: 2014/04/19(土) 17:01:35.33 ID:zroVp0sBo

P「はい行きますよ、ワン、ツー、スリー、フォー、そこでステップ……」

レナ「はっ……」タンタン

P「うん。やっぱりステップがおかしい」

P「ちょっといいですか」ギュッ

レナ「きゃっ」

P「いいですか、まず右腕、左腕……曲げて開いて……ここで腰を捻ってステップ1、2と」ギュッ

レナ「わかりやすいけど……スーツ、汗で汚れるわよ?」

P「そんなの構いませんよ。さあ、今の動き一人でやってみてください」

レナ「……」スッスッ

レナ「ステップ……あらっ」タタン

レナ「なるほど……出来たわね……」

P「うん。OKです。さあ飲み物飲みましょうか」

レナ「流石ね、プロデューサー♪」

P「どういたしまして」

751: 2014/04/19(土) 17:43:23.87 ID:zroVp0sBo

――――

P「今日はバックですが、実際にライブに出演してもらいます」

レナ「え? きゅ、急に!?」

P「そのためにレッスンを重ねたんですもん」

P「雫と愛梨のダンスと歌声に負けないように、踊ってくださいね」

レナ「……面白いじゃない」

レナ「見てなさい! メインより目立っちゃうわよ!」

P「はい、頑張ってください」

755: 2014/04/19(土) 18:12:20.99 ID:zroVp0sBo

ワー! ワー!

レナ「はあ……くっ……完璧にとはいかなかったわ……」

P「けどすごいじゃないですか。途中のとこさえ間違えなきゃ完璧でしたよ」

レナ「逆にそこだけミスしたのが悔しいの!」

レナ「そこ、貴方に詳しく教えてもらってないところなのよね……」

P「ほほう」

レナ「それ以外はできてる……それだけ身体が覚えてるってことかしら」

P「かもしれませんね」

レナ「中々やるじゃない? Pさん♪」

756: 2014/04/19(土) 18:29:54.60 ID:zroVp0sBo

――――

レナ「Pさん? これみて!」

P「んー? おお、届いたんですね」

レナ「今日の撮影のやつ?」

P「そうですね。ディーラーの服です」

レナ「昔着てたやつに似てて、やる気出るわ!」

P「そうですか。喜んでもらって嬉しいですよ」

レナ「ただ、ちょっと露出が多いのはPさんの趣味かしら?」

P「ははは……それはどうでしょう」

レナ「あら? ここにいる娘たちだって……ねぇ?」

P「あ、あはは……」

757: 2014/04/19(土) 18:36:38.97 ID:zroVp0sBo

――――

レナ「今日も撮影で誉められちゃった! これもPさんパワーかしら?」

P「そんなこたないですよ。レナさんの魅力です」

レナ「でも、Pさんのおかげでより輝けてるのよ」

P「ありがとうございます」

レナ「うふふっ恥ずかしがっちゃって……」

レナ「明日の活動も楽しみだわ♪」

P「……」

758: 2014/04/19(土) 18:47:04.41 ID:zroVp0sBo

――撮影スタジオ――

レナ「~♪ あら?」

兵藤P「是非、是非うちのアイドルをよろしくお願いします!」

レナ「あれは……兵藤プロデューサーじゃない。もしかして、私の売り込みかしら?」

兵藤P「是非、わが社のアイドル脇山珠美をよろしくお願いしますっ!」

レナ「!? あいつ……!」

759: 2014/04/19(土) 18:51:02.43 ID:2LL3ADOw0
これはダメだ

760: 2014/04/19(土) 18:52:24.79 ID:HpBMFzPJo
いつだって全力でその場のアイドルを売り込んでるんだろうけど……
まぁ、若かったな

761: 2014/04/19(土) 18:52:47.55 ID:7ov5sCG6o
やってしまいましたなぁ

763: 2014/04/19(土) 19:05:33.32 ID:zroVp0sBo

P「レナさん。撮影は終わりましたか?」スッ

レナ「Pさんっ! ねえ見てよあいつ!」

P「おや……これは……」

レナ「一言言わないと気がすまないわっ!」ズン

P「まあまあ、ちょっと待って」ギュッ

レナ「Pさん! 私悔しいの! 止めないでっ」

P「よく聞いてレナさん」

レナ「?」

P「このまま、うちのプロダクションに本移籍しませんか?」

764: 2014/04/19(土) 19:06:01.07 ID:RpWkbp3Co
こういうの絶対あるよなぁ、こんだけアイドルが居るんだもの

769: 2014/04/19(土) 19:26:08.82 ID:zroVp0sBo

レナ「えぇ? それは……」

P「彼を見返したくありませんか」

レナ「……」

P「俺が一生懸命レナさんをプロデュースします」

P「手放してしまったアイドルが、トップアイドルになったら、さぞ悔しいでしょう」

P「何故手放してしまったのか……きっと後悔するでしょう」

レナ「……確かに……」

P「最初に会ったとき言ったでしょう? レナさんはトップになれる人材だ」スッ

P「俺が、レナさんをトップに連れていってあげますよ」サラ

レナ「……ほんとう?」

P「もちろん。レナさんの魅力があれば大丈夫ですからね」

776: 2014/04/19(土) 19:44:49.23 ID:zroVp0sBo

レナ (Pさん……私をそこまで……)

レナ「Pさんっ! 私、貴方のプロダクションに入るわ!」

P「レナさん……」

レナ「あいつ、見返してやるんだから!必ずなるわよ!」

P「ええ、もちろんです」

レナ「ありがと、Pさん……貴方に賭けて良かったわ……」

P「俺こそ、ありがとうございます」

778: 2014/04/19(土) 19:49:19.73 ID:zroVp0sBo

――――

レナ「私、辞めるから!」

兵藤P「えぇ!? 何故ですか!」

レナ「貴方には関係ないならっ! それじゃあね!」ガチャ

兵藤P「あ、ちょっと! 兵藤さん! 待って!」

バタン

兵藤P「な、なんで……?」

脇山珠美「?」

779: 2014/04/19(土) 19:50:43.19 ID:zroVp0sBo

――――

兵藤レナ 編 終了

780: 2014/04/19(土) 19:51:18.83 ID:U2Z7Ss8BO
あっさり辞めたね

781: 2014/04/19(土) 19:51:24.17 ID:ROkzopBk0
乙 



引用: モバP「他のプロダクションのアイドルをスカウトする」