792:◆jG7j9/TnTg   2014/04/19(土) 20:24:19.39 ID:zroVp0sBo

前回までのあらすじ
モバP「他のプロダクションの兵藤レナをスカウトする」


――――
アイドルマスター シンデレラガールズ シンデレラガールズ劇場(2) (電撃コミックスEX)

P「都合よく、プロデューサーが売り込みに来ててよかったな」

P「兵藤レナは事務所の皆とよくやっている。最年長だがらかもしれんが、頼られてるな」

P「次は↓4 だな。この子に決めた」

↓4 アイドル指定

796: 2014/04/19(土) 20:24:43.25 ID:kmKd9WuAO
千枝

805: 2014/04/19(土) 20:34:20.10 ID:zroVp0sBo

P「佐々木千枝がいいな」

P「11歳。富山県出身か」

P「さて……」

佐々木千枝と現プロデューサーの好感度は?
↓3 のコンマ以下の値で決定

808: 2014/04/19(土) 20:34:56.51 ID:YDH3AHJOo
そい

838: 2014/04/19(土) 22:04:48.57 ID:zroVp0sBo

――プロダクション前――

P「連絡をした……流石にまだ11歳ということで、俺が研修にいくことにした」

P「と、今日からここで一ヶ月佐々木千枝と活動つもりなわけだし、挨拶にいこう」

P「にしても……」

P「うまくやっていけるか心配だ……初めてだしな、11歳……」

コンコンコン ハーイ

P「失礼します」

843: 2014/04/19(土) 22:40:24.46 ID:zroVp0sBo

佐々木P「ようこそ我がプロダクションへ。ささ、どうぞ中へ」

P「お忙しい中研修ということて……引き受けてくださってありがとうございます」

佐々木P「いえいえ、大丈夫ですよ」

佐々木P「ほら、千枝! ご挨拶」

佐々木千枝「は、はい! 佐々木千枝ですっよろしくおねがいします……」

P「よろしくね」

佐々木P「千枝はちょっと恥ずかしがり屋ですが、良い子ですから」ナデリ

P「はい……担当アイドルは他には?」

佐々木P「ええ、まだいますが……Pさんには千枝を担当してもらおうと思ってまして」

844: 2014/04/19(土) 22:45:39.85 ID:zroVp0sBo

P「千枝ちゃんをですか?」

佐々木P「はい。千枝には色々な事を経験させておきたくて……」

P「はい。わかりました。千枝ちゃん。改めましてPです。よろしくね」

千枝「は、はい……」

佐々木P「ほらほら、千枝。緊張するんじゃない」

千枝「は、はいっ」

P「あはは、仕方ないですよ。ゆっくり慣れていけばいいからね?」

千枝「あ、ありがとうございますっ」

845: 2014/04/19(土) 22:51:05.30 ID:zroVp0sBo

――――

P「今日から気合い入れていくぞ……と」

P「千枝ちゃんは、佐々木Pさんのこと、どう思ってるんだい?」

千枝「や、やさしくて、頼りになる大人の人だと思っています!」

P「そうか。いい人そうだもんね」

P「さあ、レッスンにいこうか」

千枝「? はい」

846: 2014/04/19(土) 23:01:18.91 ID:zroVp0sBo

千枝「はっ……えいっ……」タンタン

P「……」

千枝「どうですか……?」

P「うーん、ちょっと違うな。ここはこういう風にしたほうがいい」タタン

千枝「は、はい……ごめんなさい」

P「いや、大丈夫だから。ゆっくり慣れてくれればいいからさ」

千枝「はい……」

847: 2014/04/19(土) 23:04:15.57 ID:zroVp0sBo

――――

千枝「るんるん」

カメラマン「お~カワイイ」パシャ

千枝「えへ……」

カメラマン「よし。今日は終わりにしようか。おつかれさん!」

千枝「ありがとうございました!」

P「ありがとうございました」

千枝「……あの、今回はどうでした?」

848: 2014/04/19(土) 23:07:27.52 ID:zroVp0sBo

P「うん……」

千枝「……駄目でしたか?」

P「もっと、元気のよさを全面にだせたらよかったかな」

千枝「は、はい……ごめんなさい……」

P「今度は、そこに気を付けてみて」

千枝「はい……頑張ります……」

849: 2014/04/19(土) 23:12:58.81 ID:zroVp0sBo

千枝「はあ……よっ……と……」タタンタタン

P「……」

千枝「あっ……」タンタン

千枝「……」スッスッ

P「……はあ」

千枝「ひっ」ビクッ

P「千枝ちゃん、ちょっといいかな」

千枝「はい……」

P「さっきのステップ、間違えたよね?」

P「駄目じゃないか。間違えたらすぐ言うんだよ」

千枝「はい……ごめんなさい……」

千枝 (プロデューサー……厳しいなあ……)

851: 2014/04/19(土) 23:15:24.80 ID:zroVp0sBo

千枝 (どうして誉めてくれないんだろう……)

千枝 (佐々木Pさんなら、いつも間違えても誉めてくれたのに)

千枝 (プロデューサーさん……ちょっと怖いな……)


853: 2014/04/19(土) 23:32:03.21 ID:zroVp0sBo

P「千枝ちゃん、そこズレてる」

千枝「ごめんなさい……」

P「もう一回、最初から」

千枝「……」タタンタタン

千枝「……」タンタタン

千枝「っ! できましたっ!」

P「……」

千枝「で、でき……ました……」

P「……千枝、ちょっとおいで」

千枝 (お、おこられる……?)

P「千枝」

P「よしよし、よくやったね」ナデナデ

千枝「!!」

千枝 (初めて誉めてもらった!)

千枝 (プロデューサーさんの優しい声……初めて聞いたな……)

千枝 (ほんとうに嬉しい……)

858: 2014/04/19(土) 23:36:11.55 ID:zroVp0sBo

P「千枝、あそこの撮影だけど、もっと千枝ならよく写れるよな」

P「よく考えるんだ。いいね」

千枝 (また怒られちゃった……)

千枝 (もっと頑張ろうっと……)


859: 2014/04/19(土) 23:38:48.45 ID:zroVp0sBo

千枝「プロデューサーさん! 今日の私の撮影、どうでしたか?」

P「まだまだだ。もっと画に動きをつけれるだろ」

千枝「はい! ご指導おねがいします」

P「いいか、ここは――」

千枝「なるほど……」

860: 2014/04/19(土) 23:42:29.77 ID:zroVp0sBo

――――

P「千枝、おいで」

千枝「! はい!」

P「今日のは、なかなかよかったよ。偉いね、千枝……」ナデナデ

千枝「はぁい……頑張りました……」

千枝 (プロデューサーさんの手、気持ちいいな……なんか、ぼんやりしちゃう……)

千枝 (あんまり誉めてもらえないけど、その分ほめてもらうとき、不思議なきもちになるなぁ……)

864: 2014/04/19(土) 23:50:49.53 ID:zroVp0sBo

――――

P「今日は、佐々木Pにレッスンをみてもらってくれ」

千枝「佐々木プロデューサーにですか……?」

P「ああ。ちょっといまの千枝を見てもらいたいし……それにちょっと用事でな」

P「悪いけど、午前のレッスンは、佐々木Pさんに見てもらってくれ」

千枝「はい。わかりました」

865: 2014/04/19(土) 23:55:15.67 ID:zroVp0sBo

佐々木P「おお、千枝きたか! さっそくこの曲に合わせて踊ってみてくれ!」

千枝「はい!」



千枝「……」タンタン

千枝「……っ」タタンタン

千枝「……」スッスッ

千枝「……あっ……」タン……タタン

千枝「すみません、止めてください」

佐々木P「え? どうした千枝」

千枝「間違えてしまったので。最初からおねがいします」

佐々木P「些細なミスだから気づかなかったよ。上達してるな! 千枝は!」ナデリ

千枝「まだいいですからっそういうの」パシッ

佐々木P「へ……?」

866: 2014/04/19(土) 23:59:20.16 ID:zroVp0sBo

千枝「あっ……ごめんなさい……つい」

佐々木P「いや、大丈夫だよ! でもビックリした……」

千枝「けど、まだノーミスで終わらせてないので、ほめてもらっても嬉しくないです」

千枝「ほめるなら、もっとよくみてからやってください」

佐々木P「わ、悪い……」

千枝「いえ、では最初から……」

868: 2014/04/20(日) 00:06:44.32 ID:Rht0qQNSo

…………

……

千枝「はぁ……はぁ……まただめ……」

佐々木P「よ、よく頑張ったな! おいで、千枝っ」ソッ

千枝「! やめてください!……まだまだですからっ」

佐々木P「そ、そうか……チッ」

P「千枝、しっかりやってるか?」スッ

千枝「! Pさん! ここの動きがどうしてもできなくて……」タタッ

P「ここは前にも教えただろ。なんでできないんだ」

千枝「……ぁ……いえ、ごめんなさい……もう一度お願いできますか?」

佐々木P「ちょ、ちょっとPさん! そんなきつく言わなくても……」

874: 2014/04/20(日) 00:15:49.39 ID:Rht0qQNSo

P「しかし、そうじゃないと千枝が成長しませんし」

佐々木P「けど、千枝はまだ小学生ですよ! そんな言い方じゃ……」

千枝「佐々木プロデューサーさん! いいですからっ!!」

佐々木P「っ!?」

千枝「Pさん。ご指導おねがいできますか?」

P「次は覚えろ。いいか、ここの動きはこうっていっただろ」スッ

千枝「……こうかな……」スッ

P「違う。そうじゃないもう少し捻ってみろ」

千枝「! そっか……!」スッ

佐々木P「……俺、事務所でちょっとやることあるので戻りますね」

875: 2014/04/20(日) 00:22:07.19 ID:Rht0qQNSo

千枝「っできた!」スッ

P「そう。その動きでいい」

千枝「……Pさん。ありがとうございました」

P「ああ」

千枝「……」

P「千枝」

千枝「!」

P「最近の千枝は、向上心があっていい感じだ。この調子で行こうな」

千枝「はい!!」

P「よし。ほらおいで」スッ

千枝「! Pさん♪」ギュー

P「よしよし」ナデナデ

千枝 (一生懸命頑張ると、Pさんにほめてもらえる……なんでこんなに気持ちがいいのかな……ん……)スリスリ

千枝 (もっと頑張ろうって思える……こんなのはじめて……)

P「……」ナデナデ

877: 2014/04/20(日) 00:32:19.53 ID:Rht0qQNSo

――――

佐々木P「Pさん。ちょっといいっすか」

P「なんでしょうか」

佐々木P「最近の貴方の千枝に対する態度、やっぱりよくないと思うんです」

P「そうでしょうか? 千枝の成長に繋がる大切なことだと思ってますが」

佐々木P「やりすぎなのも問題でしょうが!!」

佐々木P「相手は小学生だぞ!! うちのやり方と違いすぎるんだよあんた!」ガッ

P「ほめて伸ばすのが貴方のやり方ですか? 人のやり方にはあまり口出ししたくないですけど」

P「やり過ぎても無駄なだけだと思いますけどね。私的にはですが」

佐々木P「うるせえな! もう社長には話つけたから、今日で研修はもう終わりだ! 早く自分のとこへ帰れよ!!」バッ

P「……」

P「そうですか。ありがとうございました」

P「失礼しました。千枝によろしくどうぞ
」ガチャ

バタン

878: 2014/04/20(日) 00:35:55.77 ID:Rht0qQNSo

P「……」

P「まったく……困ったな……」

P「事務所追い出されたうえ」

P「……これじゃあスカウト失敗……か」

P「ま、こんな時もあるかな……」

879: 2014/04/20(日) 00:40:16.43 ID:KrqHNbMDO
佐々木Pから漂う圧倒的噛ませオーラ

880: 2014/04/20(日) 00:42:55.92 ID:yeiuKdPdo
佐々木Pが勝手に墓穴を掘った感

こういうの子供の方がよく見てそうよね

881: 2014/04/20(日) 00:43:40.19 ID:1Gt2v0zV0
佐々木Pの豹変振りが小物臭漂いすぎて逆に笑えるww

882: 2014/04/20(日) 00:44:47.46 ID:Rht0qQNSo

――翌日――

P「ということで、無理矢理帰されました」

ちひろ「やりすぎですよっ! なにやってるんですか貴方は!」

ちひろ「社長からも連絡ありましたよ! 「まったく、相変わらずPくんはやらかすねぇ!」ですって! なにこれ!」

P「参ったな……社長に怒られちゃった」

ちひろ「これ、怒ってるんですか……?」

P「どうでしょうね……? 」

バタン!!

千枝「Pさん! いますか!」

888: 2014/04/20(日) 00:50:35.69 ID:Rht0qQNSo

P「お、千枝だ。千枝!?」

千枝「はい。千枝です」

P「ど、どうしたんだ? こんなとこに……」

千枝「昨日、事務所に忘れ物しちゃって……」

P「……見たのか」

千枝「……はい。私、佐々木プロデューサーがあんな声あげる人なんて知りませんでした……」

P「まあ、彼の言いたいこともわかるさ」

P「それで、それを言いにきたのか?」

千枝「いえ、私このプロダクションに移籍することにしました!」

P「……何故だ?」

千枝「私、早く大人になりたかったんです……」

889: 2014/04/20(日) 00:55:17.96 ID:Rht0qQNSo

P「大人か……」

千枝「そういう意味なら、佐々木プロデューサーのところにいるんじゃなくて、Pさんのところにいた方がいいと私思ったんです!」

P「ふふっ……その考えは充分大人っぽいけどな」ポンッ

P「ありがとう千枝。俺についてきてくれて」ナデ

千枝「えへっ……褒められちゃいました……」

P「よかった……成功か」

ちひろ「……」

ちひろ「なにがおきてるんです?」


895: 2014/04/20(日) 01:08:39.03 ID:Rht0qQNSo

P「――と、いうことで! 今日から千枝も加わるからよろしくな!」

雫「わあ♪ よろしくねっ千枝ちゃん」

愛梨「お祝いのケーキ作らないと! 雫ちゃん、手伝ってください-♪」

雫「はーい♪」

のあ「あら……新しいわね。色々と…………よろしくね」ペラ

奏「この事務所も、大所帯になってきたわね……」

泰葉「今日よろしくね。千枝ちゃん!」

千枝「よろしくですっ……な、なんでそんなにPさんにくっついてるんですか……?」

レナ「深く突っ込まないであげて……にしても、可愛いわ。よろしくね」ナデ

蘭子「うむ。共に消えぬ永光の土地へ……んん、よろしくねっ」

ちひろ「まあ、賑やかでいいですね♪ さあ、Pさん! これからも頑張っていきますよ! せーの!」

896: 2014/04/20(日) 01:09:11.98 ID:Rht0qQNSo

「おー!!」

897: 2014/04/20(日) 01:13:35.86 ID:Rht0qQNSo

――――

佐々木千枝 編 終了

898: 2014/04/20(日) 01:13:48.09 ID:m55hdfT7o

899: 2014/04/20(日) 01:14:10.74 ID:tvx+/w010
てっきりエンドかと

900: 2014/04/20(日) 01:14:15.61 ID:LrdonGADO
おつ

一瞬スレ自体が終わってしまうかと思った

901: 2014/04/20(日) 01:14:42.40 ID:NDuTPyus0

終わりそうで怖かった><

902: 2014/04/20(日) 01:15:34.69 ID:Rht0qQNSo
今日は終わります。ありがとうございました

次のアイドルで終了の予定です。日曜中には終わらせるつもりですので、よろしくお願いします

903: 2014/04/20(日) 01:16:42.21 ID:q1s6OigZO

結局終わっちゃうのか名残惜しいな(´・ω・`)

引用: モバP「他のプロダクションのアイドルをスカウトする」