1: 2017/08/30(水) 19:47:00.79 ID:4wJdDA2F.net
同棲してる大学生ちかダイの日常

8: 2017/08/30(水) 20:10:06.00 ID:fTcJ39ZM.net
千歌「わわ、帰ってくるなり大声出しちゃダメだよー。ご近所迷惑になっちゃう」

ダイヤ「だ、れ、が、そうさせたんですのー!!」

千歌「ああもう、だから静かにしてくださいって。ただでさえダイヤさんの声が大きいって管理会社からクレーム入ってるんだからー」

ダイヤ「…えっ?」

みたいなのあくしてくださいまし

2: 2017/08/30(水) 19:48:03.72 ID:fTcJ39ZM.net
なるほど
で、続きは?

4: 2017/08/30(水) 19:55:36.67 ID:7VzsaNRA.net
|c||^.- ^|| あくしなさい

12: 2017/08/30(水) 20:30:18.91 ID:fTcJ39ZM.net
千歌「あれ、言いませんでしたっけ?」

ダイヤ「は、初耳ですわ」

千歌「あはは、そっかー。晩御飯はね、グラタンにしようかなって思ってて」

ダイヤ「話を打ち切らないでください!」

千歌「ふぇ?」

ダイヤ「ふぇ?じゃなくって!私の声が大きくてクレームが、という話です!」

千歌「ああー。聞きたいですか?」

ダイヤ「聞かずに済むならそうしたいですが…」

千歌「そうもいかない、ですよねー」

ダイヤ「わかってるのなら、弄ばないでください!」

16: 2017/08/30(水) 20:40:34.33 ID:fTcJ39ZM.net
千歌「じゃあ話しますね。えっと、ダイヤさんの声が大きいってことなんですけど」

ダイヤ「はい」

千歌「昔からそうだったから、今更気にすることでもないかなーって」アハハ

ダイヤ「ちょっと!それどう言う意味ですの!?」

千歌「あ、それです」

ダイヤ「えっ」

千歌「だから、今のダイヤさんのことです。声が大きいって」

ダイヤ「えっ」

千歌「…もしかして、自覚なかったんですか?」

ダイヤ「」

18: 2017/08/30(水) 20:53:19.54 ID:fTcJ39ZM.net
千歌「自分で気づいてなかったんですねー。ダイヤさん結構声量あるし、昨日だって『ぶっぶーですわ!!』とか『ぴぎゃああああ!!』とか、わかっててやってるのかと」

ダイヤ「まさか、そんな…」ワナワナ

千歌「お?」

ダイヤ「この私が、知らず知らずのうちに、ご近所に迷惑をかけていたなんて…こ、このわたくしが…」ズーン

千歌「あらら、落ち込んじゃった」

ダイヤ「これから、どんな顔をして外に出ればいいんですの…」

千歌「まぁまぁ。わざとやってたわけじゃないんですし。無自覚なだけ、まだ良かったですって」

ダイヤ「慰めになりませんわ…」

19: 2017/08/30(水) 21:17:25.94 ID:fTcJ39ZM.net
千歌「大丈夫ですって!ダイヤさんが帰ってくる前に、お隣さんたちには謝っておいたから!」

ダイヤ「…えっ?」

千歌「いつもうるさくしてすみませんって。あ、ちゃんとお詫びのミカン、持って行ったんだ!」

千歌「いい人ばかりで、みんな笑って許してくれたよ!」ニコー

ダイヤ「ち、千歌さん…」

千歌「同居人の方と、いつも仲が良いんだねって言われちゃった!ふふっ」ニコニコ

ダイヤ「…」

千歌「お互い様だから、そんなに恐縮しないでって言ってくれた人もいたよ!だから、そんなに気にしなくても――」

ダイヤ「…ダメですわ」

千歌「えっ?」

ダイヤ「それでは、いけませんわ」

千歌「えっと…なにが?」

20: 2017/08/30(水) 21:40:34.61 ID:En4hTykC.net
|c||^.- ^|

21: 2017/08/30(水) 21:45:29.85 ID:fTcJ39ZM.net
ダイヤ「自らの悪癖に気づかずに、周りに迷惑をかけたばかりか、あまつさえ千歌さんに謝りに行かせてしまって…」

ダイヤ「これでは…これでは、ダメですわ…」

千歌「ダイヤさん…」

ダイヤ「すみませんでした。私が至らないばかりに、千歌さんに苦しい思いをさせてしまって…」

ダイヤ「パートナー、失格ですわ…千歌さんと一緒にいる資格はありません…」

千歌「…」

ダイヤ「頭を冷やしに、ちょっと外を歩いてきます。千歌さんは休んでいてくださ――」

ハグッ

ダイヤ「――えっ?」

千歌「…」ムスー

ダイヤ「ち、千歌さん」

千歌 スー…

千歌「ぶっぶーーーー!!!」

ダイヤ「ぴぎっ!?」

千歌「っ、ですわーーー!!」ウガー!!

ダイヤ「ひぃぁ!?!?」

ガタガタガタ!!

ナンダナンダ
チョットユレタヨネ
クルマガジコッタノ?

22: 2017/08/30(水) 22:01:46.00 ID:fTcJ39ZM.net
ダイヤ「ち、千歌さん…いきなりなにを…」ミミ キーン

千歌「ダメだよ。ダメダメだよ、ダイヤさん!」

ダイヤ「うっ…そ、そうですよね。千歌さんに迷惑をかけていることに気づかず、私ったら、本当にダメダメで…」

千歌「そうじゃないよ!気づいてないのはそこじゃないよ!」

ダイヤ「…えっ?」

千歌「迷惑とか、自分のことを悪く言ったりとか、私が欲しいのはそんなんじゃないんだよ!」

千歌「私はダイヤさんが好きで、もっとずっとダイヤさんと居たいから一緒に暮らしてるの!」

千歌「それなのに、なんですぐ離れようとするの!?自分のことばっかり気にして、なんで千歌のことを見てくれないの!?」

ダイヤ「千歌さん…」

千歌「聞きたいのは、迷惑かけてごめんってことじゃなくて。一緒に居たいから何があっても側にいて、ってことなんだよ!」

ダイヤ「あっ…!」

千歌「そんなのもわからないなんて!バカだよ、バカダイヤさんだよ!」ギュー

ダイヤ「ちか、さん…」

24: 2017/08/30(水) 22:13:07.62 ID:fTcJ39ZM.net
ダイヤ「…ごめんなさい」

千歌「…それ、何に対するごめんなさいですか」

ダイヤ「自らの不始末を反省しているつもりでしたが、実の所は自分の事にしか目が行かず…千歌さんの気持ちを顧みなかったことです」

千歌「…ん」

ダイヤ「千歌さん。こんな私ですけど…また、同じことをしてご迷惑をおかけしてしまうかもしれませんけど…」

ダイヤ「これからも、一緒に居てくださいますか?」

千歌「…うんっ!」ギュー

ダイヤ「わっ」

千歌「正解!それが正解だよ、ダイヤさん!」ニコニコ

ダイヤ「千歌さん…ふふっ」ニコ

26: 2017/08/30(水) 22:26:25.81 ID:fTcJ39ZM.net
千歌「…へへ、玄関でなにやってるんでしょうね、私たち」

ダイヤ「まったくですわね。でも、これが私たちらしいのかもしれませんわね。少しばかり――」

千歌「少しばかり、不本意な気もいたしますが。でしょ?」

ダイヤ「ふふ、正解ですわ。さすが千歌さんです」ナデナデ

千歌「ダイヤさんのこと、よく見てますからね!今も昔も、これからも!」

ダイヤ「ふふ…これからも、よろしくお願いしますね」

千歌「うんっ!」

27: 2017/08/30(水) 22:28:43.62 ID:fTcJ39ZM.net
ダイヤ「…ところで。出迎えてくれた時の…その…あ、あれは一体なんなんです?」

千歌「あー、あれね。鞠莉さんが教えてくれたんだ!」

ダイヤ「鞠莉さんが…?」ピクッ

鞠莉『ダイヤが帰ってきたら試してみて!きっと可愛いところが見られるから♡』

千歌「――って!」ニコー

ダイヤ「…」

千歌「いやー鞠莉さん凄いよねー、本当に言ったとおりになったもん。さすが幼馴染ってやつかなー」ムムム

千歌「私も鞠莉さんに負けないように、もっともっとダイヤさんのことを…おろ?」

ダイヤ「…」ワナワナ

千歌「あれ。もしもーし、ダイヤさーん。聞こえてますか、おーい」

ダイヤ「っ、むぅああああありぃぃぃぃいいいいいさああああああーーーん!!」

千歌「うひゃああああああ!?」キーーン

終わり

28: 2017/08/30(水) 22:31:14.04 ID:fTcJ39ZM.net
ちかダイ初めて書いた
こんなんが限界だ、あとはお願い

29: 2017/08/30(水) 22:45:33.79 ID:blI3RG2t.net
よかった

引用: 千歌「ダイヤさんおかえりんこです♡」ダイヤ「ただいまn……りんこおおおおおお!!!ですわ!」