1: 2016/02/03(水) 08:45:29.26 ID:o1QwHrx9.net
隼「恵方巻きゲーム?」

姫乃「そうです!ポッキーゲームのように恵方巻きを2人で両側から食べて行って、先に口を離したほうが負けのシンプルなゲームです」

美咲「へぇ、面白そうじゃない」

風「でも、何でわざわざ恵方巻きゲーム?普通に食べたんじゃダメなの?」

姫乃「いいですか?皆さん節分は毎年恵方巻きを食べますよね?」

優香「食べますね」

姫乃「でも、いつもいつも普通に食べてばかりいてはあまりに面白味がないとは思いませんかっ!」

剣「いや別に伝統行事だし面白さは…」

姫乃「……」ゲシゲシ

剣「痛っ!痛い!無言でスネ蹴るのやめて!」

2: 2016/02/03(水) 08:50:39.43 ID:o1QwHrx9.net
二年生


綾小路姫乃
no title


黒崎隼
no title


桐原優香
no title

4: 2016/02/03(水) 08:56:49.12 ID:o1QwHrx9.net
一年生


設楽ふみ
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白瀬小雪
no title


斉木風
no title

5: 2016/02/03(水) 09:00:29.63 ID:o1QwHrx9.net
三年生


門田剣
no title


相川涼
no title


紫藤美咲
no title

6: 2016/02/03(水) 09:02:26.79 ID:o1QwHrx9.net
風「ま、まあまあ!言いたいことはわかったよ!」

姫乃「それならよかったです」

姫乃「と、いうわけで!今年は恵方巻きゲームをしてみんなで節分を楽しみましょう!」

8人「おー!!」

~~~

姫乃「それではくじを引いてください」

ギョロ(ふみ)「奇数になっちゃうけどどうするギョロ?」

姫乃「そこは私が抜けるので問題ありません」

7: 2016/02/03(水) 09:04:30.23 ID:o1QwHrx9.net
剣(えっ!?姫乃ちゃん参加しないの!?)

姫乃「おや?どうしました剣ちゃん?そんな残念そうな顔をして…」

剣「い、いや、してないよ!残念そうな顔なんて!」

姫乃「そうですか。それならいいんですが」

姫乃(ふふっ♪ショボンとした剣ちゃんも素敵です)

姫乃(たしかにくじに細工をして剣ちゃんとの恵方巻きゲームを楽しむという方法もありましたが…)

姫乃(私は外野に徹して皆のドキドキワクワクの恵方巻きゲームの様子を写真に収めるという重要任務があるので今回は我慢です!)

8: 2016/02/03(水) 09:06:28.52 ID:o1QwHrx9.net
小雪「組み合わせはくじ引き…!」

風「確率は7分の1…!」

小雪(なんとしても涼ちゃんと!)

風(なんとしても美咲ちゃんと!)

小雪&風(恵方巻きゲームを!!)

涼「なんだかあの2人燃えてるね」

美咲「そうね」

9: 2016/02/03(水) 09:08:14.71 ID:o1QwHrx9.net
~~~

姫乃「さて、全員くじは引きましたね?」

隼「お手柔らかにね、剣ちゃん」

剣「こっちのセリフだって…」

優香「私はふみちゃんとですね!」

ふみ「うん…がんばろうね!」

小雪「……」ズーン

風「……」ズーン

美咲「あんまり弱すぎて失望させないでね」

涼「ふふっ、望むところだよ」

小雪(うぅ~!なんで、なんでぇ!)

風(まあ、約束されたオチだよね…)

10: 2016/02/03(水) 09:11:10.70 ID:o1QwHrx9.net
姫乃「それじゃ、ペアも決まったところで始めていきましょうか」

優香「剣ちゃんも隼ちゃんも頑張ってくださいね~!」

隼「剣ちゃん…」

剣「な、なんだ?」

隼「本気で行かせてもらうよ」

剣「お、おう…」

剣(すごく真剣な表情。遊びでも本気の姿勢は流石隼ちゃんだな…)

隼(遅刻しかけて朝ごはん抜きだったから本気で奪う…!)

11: 2016/02/03(水) 09:12:48.65 ID:o1QwHrx9.net
姫乃「それでは両者咥えて」

剣&隼「……」ハムッ

姫乃「ふぁいっ!」

剣「……」モッモッモッ

隼「……」ハグッハグッハグッ

剣(えっ、ちょっと早すぎない!?)

13: 2016/02/03(水) 09:14:26.25 ID:o1QwHrx9.net
隼「……」ハグッハグッ

剣(真剣な隼ちゃんの顔が、唇が、迫ってきて…)

剣(あああ、すごく隼ちゃんの体温を感じる…)

剣(じゃなくて!このままじゃ…)

隼「……」ハグッ

剣(ダメだ、もう距離がーーー)

14: 2016/02/03(水) 09:16:43.53 ID:o1QwHrx9.net
剣「ぷあっ!」バッ

姫乃「おや」

涼「剣ちゃんが先に離してしまったね」

美咲「ヘタレ代表だものわかってたわよ」

姫乃「勝者、黒崎隼~!」

隼「ひゃっはへ」モグモグ

剣「はぁっ、はぁっ、ほとんど持ってかれた」

姫乃(できればもう少しゆっくりと追いつめられてく剣ちゃんを見たかったけれど…これはこれでアリですね!)

16: 2016/02/03(水) 09:18:58.12 ID:o1QwHrx9.net
~~~

姫乃「それでは二回戦は優香ちゃんとふみちゃん!」

優香「美味しく食べましょうね~」

ふみ「ね~」

隼「あっはっは、緊張感ないなぁ」モシャモシャ

風「隼ちゃんそれ二本目?」

姫乃「両者位置について、レディー、ゴー!」

ふみ「……」ハムハム

優香「……」ハムハム

17: 2016/02/03(水) 09:20:51.83 ID:o1QwHrx9.net
姫乃「えーと、これは」

小雪「あんまり戦うつもりはないみたいだね」アハハ

涼「そうみたいだね…少なくともふみちゃんは」

剣「えっ?」

ふみ(あれ?そういえばこれっていつ離せばいいんだろ)

ふみ(そろそろお互いにぶつかっちゃいそうだし離したほうが…)

優香「……」グイッ

ふみ「んんっ!?」チュッ

風「ええっ!?」

姫乃「きゃっ♪」

18: 2016/02/03(水) 09:23:34.65 ID:o1QwHrx9.net
ふみ(どどど、どうなってるの!?さっきまでニコニコしてた優香ちゃんがいきなり野獣みたいな目つきになって!それで!それで…)

ふみ「キュ~」バタン

小雪「わっ!ふみちゃん気絶しちゃったよ!」

美咲「隼ちゃん」

隼「ん?なに?」パクパク

美咲「恵方巻き食べてる暇があるならふみちゃんを保健室に運んであげてくれる?」

隼「かしこまりっ!」

19: 2016/02/03(水) 09:25:29.42 ID:o1QwHrx9.net
~~~

姫乃「さて、一人退場してしまいましたが三回戦に行きましょう」

涼「がんばってね、雪ちゃん」

小雪「う、うん…」

小雪(ごめんなさい涼ちゃん。小雪は悪い子です)

―――

風『いい?私たちはお互い別にやりたい相手がいるわけだし、隼ちゃんみたいにお腹が空いてるわけでもないから無理にギリギリの勝負をするのは賢くないんだよ』

小雪『さっき三本目食べてたね隼ちゃん』

風『そうだね。そこで!私たちはお互いに適当なところで切り上げて平和的に引き分けにしよう!』

小雪『賛成!』

―――

小雪(でもまあ頑張りすぎてハプニングが起こっちゃうよりはいいよね?)

20: 2016/02/03(水) 09:26:51.96 ID:o1QwHrx9.net
姫乃「それでは位置について…スタート!」

小雪(あくまで勢いよく食べ過ぎてお互いに噛み切っちゃったことにするんだよね)ムグムグ

小雪(風ちゃんから伝えられたのは…)ムグムグ

―――

風『そうだな…5分の3くらいかなぁ』

―――

小雪(そうそう。5分の3、5分の3…)ムグムグ

小雪(って、半分超えてるじゃん!!)ムグッ

ゴチンッ

小雪「あいたっ!」

風「イテッ!」

21: 2016/02/03(水) 09:30:19.43 ID:o1QwHrx9.net
小雪「~~~っ!」ゴロゴロゴロ

優香「結構勢いよくぶつかりましたからね…」

小雪「ちょっと!風ちゃん!(小声)」

風「ごめん!間違えた!(小声)」

姫乃「でもこれはどちらが先に離れたのかわかりませんね」

涼「引き分けかな」

姫乃「残念ながらそうですね」

小雪(うぅ…でも作戦は成功したみたいだし、まあいっか)

23: 2016/02/03(水) 09:38:45.87 ID:o1QwHrx9.net
~~~

姫乃「それでは最後の戦いですね」

美咲「なんだか成り行きでトリになっちゃったわね」

涼「そうだね」

美咲「遊びだからって手は抜かないけど、楽しくやりましょ」

涼「ふふ、ワタシもそのつもりだよ」

美咲(さて、ちゃんと宣言はさせてもらったわよ)

美咲(今からその王子の仮面を剥いで女の子にしてあげるから、覚悟してよね♪)ニヤッ

涼「?」

24: 2016/02/03(水) 09:43:45.09 ID:o1QwHrx9.net
姫乃「そうそう。ここでルールの追加ですが…」

隼「追加?」モグモグ

姫乃「先に地面にお尻をついたほうの負け。というルールを追加します」

風「よくわからないけど…?」

姫乃「まあ、とにかくそういう状況があったら負けということだけ覚えておいてください」

風「ふーん。オッケー」

美咲(これも最終試合のためにお願いした特別ルール)

美咲(涼ちゃんは迫ってくる女の子から逃げるようなことはしない…だから、これで徹底的にやっつけちゃいましょう)

25: 2016/02/03(水) 09:53:44.06 ID:o1QwHrx9.net
姫乃「それでは2人とも位置について、よーい」

姫乃「スタート!」

涼「……」モッモッモッ

美咲「……」モッモッモッ

剣「お互い一心不乱に食べて距離を縮めてるね」

優香「でも、このままだと…」

涼「……」モッモッ

美咲「……」モッモッ

姫乃「もう距離がありませんね。これは…」

隼「チューしちゃうね!」

26: 2016/02/03(水) 09:57:39.69 ID:o1QwHrx9.net
美咲(貰ったわ)

チュッ

涼「!」

小雪「!!?」

風「!!?」

美咲「……」チュッ…チュルッ……

涼「……」

美咲(舌の力もいい感じに抜けてきたわ。流石の涼ちゃんも突然のキスには耐えられなかったみたいね)

27: 2016/02/03(水) 10:01:11.94 ID:o1QwHrx9.net
美咲(このまま舌を吸い上げて可愛い涼ちゃんをみんなに見てもら…)

涼「……」グッ

美咲「!?」

美咲(腰を抱き寄せてきた!?まだこんな力が…)

涼「……」チュクッ…レロォ……ピチャッ…

美咲(やっ…舌が絡め取られてる…)

美咲(ダメ…頭がボーッとしてきたわ。もう止めさせなきゃ…)

28: 2016/02/03(水) 10:06:07.45 ID:o1QwHrx9.net
涼「……」ニヤリ

涼「……」チュウウウウッ

美咲(あっ!ダメ!舌吸われたら…っ!)

美咲「~~~っ!!」ビビクンッ

美咲(あぁ…これは完敗ね)ヘタッ

優香「あっ、美咲ちゃんがへたりこんじゃいました」

隼「ということは」

姫乃「涼ちゃんの勝ちです!」

涼「ふふっ、辛勝だったけどね」

隼「あんまりそうは見えなかったけどなぁ」

29: 2016/02/03(水) 10:10:02.04 ID:o1QwHrx9.net
剣「二人ともやりすぎだよ…1年生2人なんて刺激が強すぎて立ったまま失神してるし」

小雪「」

風「」

涼「いや、あの2人は別の理由だと思うけど…」

涼(少しふざけすぎちゃったからね。今夜は雪ちゃんのご機嫌を取るのが大変そうだ)

涼「美咲ちゃんも風ちゃんにはちゃんとフォローを入れておくんだよ?(小声)」

美咲「はいはい。王子様もね」

30: 2016/02/03(水) 10:13:32.84 ID:o1QwHrx9.net
涼「お互い苦労しそうだね。立てるかい?」

美咲「そうね。少し手を貸してもらえるとありがたいわ」

涼「では、お手をどうぞ。姫」

美咲「……」

美咲「まったく、涼ちゃんには適わないわね」ギュッ

~~~

剣「それじゃ、また明日の練習でね」

隼「うん。ふみちゃんは目が覚めたばかりのところ申し訳ないけど、その2人をちゃんと送り届けてね」

ギョロ(ふみ)「お任せギョロ!」

姫乃「それでは、また明日~」

31: 2016/02/03(水) 10:20:40.88 ID:o1QwHrx9.net
~~~

姫乃「今日はみんな楽しそうでよかったですね。企画した甲斐がありました!」

姫乃「…ちょっとハプニングもありましたけどね」

隼「ま、でも楽しかったからいいんじゃない?」

優香「そうですね!とても楽しかったです!」

隼「うん!…ところで、姫乃ちゃん?」

姫乃「はい?」

隼「私はね、イベントはみんな平等に楽しむべきだと思うんだ」

32: 2016/02/03(水) 10:26:34.29 ID:o1QwHrx9.net
姫乃「え、えーと。言ってる意味がよくわからないといいますか~…」

隼「つまりね…」パクッ

優香「一人だけ逃げるのはよくないってことですよ♪」パク

姫乃「ま、待ってください2人とも!一気に2本も入らな…」

アッーーー!

こうして藤黄学園メンバーのにぎやかな節分はまだまだ終わらないのであった


~完~

15: 2016/02/03(水) 09:17:34.71 ID:N9TjYu5l.net
モブライブいいぞ~

36: 2016/02/03(水) 16:15:28.44 ID:N9TjYu5l.net
スクフェスのモブってセリフあるしストーリー貰えてるし1年に1枚くらいちゃんと新規も貰えるし他のゲームのモブに比べたらかなり優遇されてるよなぁ

引用: 姫乃「恵方巻きゲームをしましょう!」