姉「びりっとしたよね？ね？」

弟「……あのさぁ、バカじゃないのお前？」

姉「え？　びりってするでしょ？　弟くんやったことない？」

弟「ああ！？そんなもんあるわけねーだろ！普通はそんなもん舐めたことなんかないんだよ！
電源アダプタとかそんなもん舐めたら感電するだろうが！舐めないの、普通の人は！
びりってするよね？じゃねーよ、バカじゃねーのかホントに……」

姉「そっかぁ、弟くんはやったことないのかぁ……そうだよね、ゆとりだもんね……
あーあ、お姉ちゃんジェネレーションギャップを感じちゃうなぁ～……
弟くん、ゲームはプレステ２から世代だもんなぁ……」

弟「ゆとりとかジェネレーションギャップとか関係ないから、普通の人は誰もそんなことやらないから」

姉「おめぇの出番だ！！悟飯！！上X下BLYRA！！」ｶｶﾛｯﾄｫ……ｶｶｶｶｶﾛｯﾄｫ……

弟「なんだよそれ意味わかんねーよ」

姉「セレクト押しながらXXYBA！！LRLRLLRRA！！」

弟「うるせえよ！！」

姉「じゃあさ、実験してみない？」

弟「は？」

姉「たぶん探せばどっかにあると思うからさ、びりってするか試してみようよ！
お姉ちゃんちょっとスーファミの電源アダプタ探してくる！」ﾀﾞｯ

弟「……いい加減アラサーなのに、なにやってんだよあいつ……」

――１時間後。

姉「弟くん！弟くん！お姉ちゃんスーファミ発掘してきたよ！
ほらほら見てよ！カービィのスーパーデラックスもあるよ！あとでお姉ちゃんとやろうね！お姉ちゃん銀河に願いをでタック使うから！
それでさ、これだよこれ！電源アダプタのここんとこの金属端子を舐めるとさ、舌がびりって」

弟「まだ言ってんのかよ……」

姉「じゃ、弟くん、ほら舌出して」

弟「出すわけねえだろ、そんなに舐めたきゃ自分で舐めろよバカ」

姉「……」

弟「だいたいなぁ、姉ちゃんもう三十路だろ！そんなことばっかりしてるから結婚を切り出したとたんに彼氏に逃げられるんだよ！
……何がカービィだよ、プププランドなのはお前の頭のなかだろうが……このスーパーデラックス行き遅れが……」

姉「……」ﾊﾟｸ

弟「あっバカお前何やって」

ﾃﾞﾝｷﾋﾞﾘﾋﾞﾘｯ　姉「ﾝﾝｯ！」ﾋﾞｸｯ

弟「はいはいわかったわかった、びりってするんだろ。そういうのもういいから。
ったく、そんなことして遊んでて、アラフォーになったらいよいよ本当に行き遅れに……
……姉ちゃん？　おい聞いてんのかよ姉ちゃん！　姉ちゃ……」

姉「」ﾁｰﾝ

弟「し、氏んでる……」

おわり

乙

006P電池って舐めるとピリッとしたよね

最悪氏ぬ

単四電池くらいなら舐めれる

スーパーデラックス行き遅れワロタ