1: 2016/05/06(金) 03:34:03.789 ID:Y1dIh0Ak0.net
ジン「…どうしてそんなものを?」

シェリー「最近ウォッカを見ているとなんだかイライラしていたの」

シェリー「だから多分顎が原因なんじゃないかしらと思ってケツアゴにしようと思ったのよ」

ジン「…動機がおかしいぞシェリー」チャキ

シェリー「っ!」

ジン「本当のことを言えシェリー。さもないと俺のマグナムが火を吹くことになる」

シェリー「…本当はウォッカの顎がケツアゴになれば面白いんじゃないかって…思ったのよ」

ジン「…それでいい」スッ
第11話「ピアノソナタ「月光」殺人事件」
3: 2016/05/06(金) 03:36:20.172 ID:Y1dIh0Ak0.net
ジン「早速そのスイッチを押そう」

シェリー「ええ、」ポチッ

ジン「ブルルルルルララッ」電話

ジン「…ウォッカか?俺だ。ちょっと俺のとこまで来い」

ウォッカ「あ…兄貴!いや…いま少し手が離せなくてですね…」ガタガタッ

ジン「いいから来い、早くしないと俺のマグナムが火を吹くことになるぞ」チャキ

ウォッカ「…へい」

シェリー「楽しみね」

ジン「ああ…」

4: 2016/05/06(金) 03:40:23.697 ID:Y1dIh0Ak0.net
ベルモット「はぁーいジン、何か面白いサプライズがあるって?」

キャンティ「なんだ?誰か殺させてくれるの?キャキャキャッ」

コルン「オデ…ダレカ…コロシタイ…」

キール(サプライズ…嫌な予感がするわ…。いつでも逃げられる準備をしないと…)

バーボン(もしかして…ばれたのか?くそっ!まだ情報を掴んでいないのに!)

ジン「時期に来る…待ってろ」

シェリー「そろそろ来るみたいよ?」

6: 2016/05/06(金) 03:43:48.548 ID:Y1dIh0Ak0.net
ウォッカ「…兄貴、着きましたぜ…」ゼェゼェ

シェリー「マスクなんて付けちゃって…」

ウォッカ「…なんでメンバーが揃ってるんですかい?」

ジン「おう来たか…まぁそこに座れ」

ウォッカ「…」スッ

ジン「お前に来てもらったのは他でもない」

ジン「そうだな…まずは人と話す時はマスクを取るのが礼儀だと俺は思うんだが」チャキッ

ウォッカ「ッ!?」

7: 2016/05/06(金) 03:46:43.079 ID:Y1dIh0Ak0.net
ウォッカ「あ…兄貴…今日だけは…許してくれないですかい…?」

ジン「…外せ」

ウォッカ「あの…その…風邪を引いてて…此処にいる皆にうつしちゃ悪いですかいといいますかい…」

ジン「…外せと言っている…」

ウォッカ「……今日は…今日だけは嫌なんですかい!」ダッ

ジン「バーボン!キール!そいつをこの部屋から出すな!」

バーボンキール「了解!」

ウォッカ「嫌ですかい!やめろこの野郎!」ジタバタ

9: 2016/05/06(金) 03:49:51.034 ID:Y1dIh0Ak0.net
ウォッカ「嫌ですかい!くそっ!離せバーボン!キール!」

バーボン(疑われちゃ嫌ですからね…)

キール(一体マスクの下にどんな秘密が…)

ベルモット「いい加減なんなのか話してくれない?」

ジン「…ベルモット。奴のマスクを剥がせ」

ベルモット「…分かったわ」スタスタ

ウォッカ「嫌ですかい!嫌ですかい!」ジタバタ

ジン「疑わしきは罰せよなんだよ…ウォッカ」ニヤ

ウォッカ「うわあああああああああああああああああああああああああ」マスク剥がし

10: 2016/05/06(金) 03:55:26.974 ID:Y1dIh0Ak0.net
黒の組織メンバーは驚いた
ウォッカといえば四角顔が大の特徴で黒の組織における説明や読者にヒントを与える役だったのだ
しかしウォッカのそのすべての特徴がその顎に喰われるほど
顎は割れていたのだ
先程までキャッキャキャッキャ泣いていたキャンティは目を見開いたまま硬直し
コルンは言葉のボキャブラリーがボブサップ程度に上昇し
ベルモットは余りの驚きに老けていた

シェリー「これは…想定外だわ…」

ジン「シェリー…これは戻るんだろうな…俺はこんなに顎が割れている奴と仕事は出来ないぞ…」

シェリー「…残念ながら…もう彼は…」

11: 2016/05/06(金) 03:58:40.208 ID:Y1dIh0Ak0.net
ウォッカ「うぅ…シェリー…てめえですかい!?俺の顎をこんなのにした奴はてめえですかい!?」

ウォッカ「許さねえ…てめえを頃して俺も氏ぬですかい!俺の四角顔をコケにしやがって!」

ジン「おおおお落ち着けウォッカ」

ウォッカ「兄貴は黙ってろですかい!」

ウォッカ「シェリー!覚えていろ!てめえもケツアゴにしてやるですかい!」ダッ

バーボン「あっ!まて!」

ジン「いや…いい。あのまま蒸発してくれれば…俺の相棒は変わるだろう」

シェリー「これは危険なスイッチね…破棄しておくわ」

13: 2016/05/06(金) 04:02:53.020 ID:Y1dIh0Ak0.net
ウォッカは涙を流した
どうして俺がこんな仕打ちを受けないといけないのかと
ウォッカは決意した
俺をケツアゴにした奴らを俺と同じ目に合わせてやるですかいと
それからウォッカは組織のPCにログインしてスイッチの設計図をコピーしそれと同じように作ることに成功した
ただ一つ改良を加えて

ウォッカ「ふふふ…これで…これで完成ですかい!」

ウォッカ「見てろよ…黒の組織!てめえの顎を引き裂いてやる!」


ジン「次のターゲットはあいつだな…ピスコ。」

ピスコ「へい」

ジン「さぁ…行くぞ…ん?顎がなんかむずむずするな」

ピスコ「へい」

ジン「…これは!?どういう事だ!俺がケツアゴになっている!」

ピスコ「へい!?」

14: 2016/05/06(金) 04:07:06.312 ID:Y1dIh0Ak0.net
ベルモット「This love is thrill,shock,suspense~」パラパラ

観客「わああああああああああああ!!!!…ん?」

観客「なんか…ケツアゴじゃね?」

観客「なんだ?ケツアゴじゃねえか」

ベルモット「…あれ?嘘!どうしてケツアゴに…まさか!」


キャンティ「キャキャキャキャキャキャ…キャ?」むずむず

コルン「お前なんでケツアゴなんだよ」ボブサップ

キャンティ「キャキャキャキャッ!キャキャ!」

コルン「ん?俺もじゃねえか!」ボブサップ

16: 2016/05/06(金) 04:09:26.415 ID:Y1dIh0Ak0.net
バーボン「…どうしてケツアゴに…これじゃもうスパイが出来ない…」

キール「どうしようお父さん…私もうこんな仕打ち耐えられないよ…」

RUM「どうしてケツアゴに…」

あの方「なんでケツアゴになっとるんじゃ…」


こうして黒の組織は全滅した
~fin~

引用: シェリー「出来たわジン。ウォッカがケツアゴになるスイッチよ」ジン「マジかよシェリー」