716:◆vLyL7y0Zk. 2014/07/01(火) 20:26:23.02 ID:RakZf1xi0


前回:【艦これ】提督「よろしく頼む」その2【7】

提督「よろしく頼む」シリーズ

【Amazon.co.jp限定】『「艦これ」いつかあの海で』第一巻( メーカー全巻購入特典:「いつ海」オリジナルサコッシュ引き換えシリアルコード付 )( 全巻購入特典:アニメ描き下ろしイラスト使用B2布ポスター引き換えシリアルコード付 ) [Blu-ray]


─────────────

  
  
  ─ 訓練棟 休憩広間─



提督「…………」ボーッ

大和「あっ、いたわ!提督ー!」フリフリ

提督「なんだ、随分早いな。皆もう体調の方は大丈夫か?」

大和「ええ、しっかり入渠部屋で休んだから問題ないわ」

加賀「良好です」

日向「私も問題ない」

提督「うん、それならいいんだ」

717: 2014/07/01(火) 20:27:46.53 ID:RakZf1xi0


提督「では……改めてお疲れ様。あのエリートの艦隊に勝利できるなんて……」

提督「正直まだ実感なくてな……前回あれだけ実力差を見せつけられた相手にさ」

提督「作戦も上手くいったし……何よりお前らがすごく成長してて……」

提督「なんか……感慨深いものがあるな」グスッ

大和「ちょ、ちょっと!泣くほどの事?」

提督「す、すまん。なんか努力が報われたっていうか……」グシグシ

提督「辛い訓練とか……お前らにきつくあたったり……」

提督「この数か月よく付いてきてくれたなぁってな」ニコッ

大和「提督……」ジワァ

加賀「…………」ジワァ

日向「君はなぜそういう事を言うかな……」ジワァ


718: 2014/07/01(火) 20:28:40.31 ID:RakZf1xi0


提督「す、すまん。なんかしんみりさせてしまって……」

大和「ホントよ……急に変な事……いわないで頂戴」グスッ

加賀「たしかに無茶な訓練もしましたからね……」

日向「うむ……」

提督「はは……まぁ……気を取り直して……」コホンッ

提督「という訳で今回第24艦隊に勝利した事により……」

提督「現在俺達のチーム順位は暫定1位」

提督「引き続きチーム演習は続くからこの順位を維持する為」

提督「勝利に慢心せず、気を引き締めていこう」グッ

大和「ええ」

加賀「やれる限りの事をやるのみです」

日向「うむ。勝利した後というのが一番気が緩むからな」

提督「うんうん。その意気だ」

提督「では……皆も疲れてるだろうし、今日はこれでかえr」

719: 2014/07/01(火) 20:33:49.29 ID:RakZf1xi0


──待ちなさい


提督「ん?……って君たちは……」

瑞鶴「さっきぶりね」スタスタ

翔鶴「こんにちは」スタスタ

最上「やっほー!」スタスタ

提督「お、おう。24艦隊がそろってどうした?」

瑞鶴「えっと……」


720: 2014/07/01(火) 20:34:25.62 ID:RakZf1xi0


瑞鶴「今回は負けたけど……」

瑞鶴「次は絶対あんた達に勝つんだから!」

翔鶴「もう不覚はとらせません」

最上「リベンジしてやるぞーー」



提督「ふむ」

瑞鶴「まぁ……ちょっとした宣戦布告よ」

瑞鶴「それと……」ギロッ

加賀「……?」

瑞鶴「特にあんた、覚えときなさいよ」

瑞鶴「七面鳥って言った事……いつか後悔させてやるわ」

加賀「……よく分かりませんが、望む所です」

日向「(望んじゃ駄目だろ……)」ガーン


721: 2014/07/01(火) 20:35:49.49 ID:RakZf1xi0


瑞鶴「………引き留めて悪かったわね、どうしてもそれだけ言いたかったのよ」

瑞鶴「行きましょう。翔鶴姉、最上」スタスタ

最上「はーい」タッタッ

翔鶴「失礼します」スタスタ


提督「あ、翔鶴……さん」

翔鶴「はい?」ピタッ

提督「エリートは?」

翔鶴「……エリートさんは演習後、早々に帰宅しました」

提督「そうか……」

翔鶴「…………」

翔鶴「では、失礼します」

提督「あ、ああ」


大和「……今度は私達が挑戦される側なのね」

提督「うむ。迎え勝つ為に今後もしっかり訓練しとかないとな……」



722: 2014/07/01(火) 20:36:42.58 ID:RakZf1xi0



─────────────────────



 ─教官部屋─
 

羽黒「那智教官」

那智「ん……どうした」

羽黒「すごかったですねぇ、今日の演習戦」

那智「ああ……」

羽黒「まさか第24艦隊が負けるとは思いませんでした」

羽黒「士官学生とは思えないレベルの駆け引き」

羽黒「難度が高い砲撃術や艦載機の総力戦は見ごたえがありました」

羽黒「本当にびっくりです」ウットリ

羽黒「那智教官が第25艦隊を気にしていた理由も今になって分かりました」


723: 2014/07/01(火) 20:38:13.92 ID:RakZf1xi0

羽黒「卒業する時にはいったいどんな」

那智「羽黒」

羽黒「はい?」

那智「……今回の演習戦の結果、上には報告するなよ」

羽黒「え……なんでですか。将来を担う優秀な子達を報告してアピールしないと……」

那智「優秀だからこそ、だ」

那智「お前も知ってるだろ……中央の話」

羽黒「あ……」

那智「去年ウチから優秀な指揮官が一人、中央鎮守府に選ばれたのはしってるだろう?」

羽黒「はい……」

那智「成績をトップで卒業、人望にもすぐれ、軍人肌で生真面目な性格」

那智「中央鎮守府の総司令に気に入られ中央第2艦隊の司令官の座についた」


724: 2014/07/01(火) 20:40:12.45 ID:RakZf1xi0


那智「……それから約1年と半年後の今だ」

那智「これをみろ」ピラッ

羽黒「氏亡通知書……?」

那智「…………葬式への参加しろという旨の書類もきたよ」

那智「私達は……軍に所属している以上、氏を恐れていてはしょうがない」

那智「だがな……それは命を軽んじてる訳では無い」

那智「この国を守るという覚悟の上……強い意志で」

那智「そして生きる為に戦っているんだ」

羽黒「那智教官……」

那智「いいか羽黒……私の予想ではあの提督という男は将来優秀な指揮官になる」

那智「だからこそ……すぐには……中央へは行かせたくない……」

那智「特に……第2艦隊の司令官など……」

那智「あの方の下で……酷使させられ」

那智「氏を待つだけだ……」


725: 2014/07/01(火) 20:43:30.53 ID:RakZf1xi0

────────
───────
──────
────
───
──




 ─数日後─




 教室


ワイワイ ガヤガヤ



同級生B「お前もやったのか?第25艦隊と」

同級生A「ええ……ボコボコにされました」

同級生C「ありえねぇ……同じ艦娘とは思えない強さだよな」

同級生A「私の艦隊は空母のみの開幕爆撃特化なんですが……」

同級生A「あの加賀という空母に全艦載機を大破させらましたよ……」

同級生B「へぇ……俺んとこなんか駆逐艦と軽巡で構成された回避特化なのに……」

同級生B「日向とかいう戦艦にたった5発の砲撃で全滅させられたぜ……」

同級生C「まじか……ウチは全員戦艦の重装甲パワーで挑んだんだけど」

同級生C「途中までは受けきり耐えれたと思ったら……」

同級生C「大和とかいう戦艦に一撃で戦闘不能にさせられた……追加装甲を何枚も張った戦艦をだぜ?」


726: 2014/07/01(火) 20:45:16.86 ID:RakZf1xi0


同級生B「うわぁ、えげつねぇ」

同級生A「しかし……前はそんな強い印象はありませんでしたが……」

同級生B「艤装の違いとか?」

同級生C「それはないだろ、今回の演習戦は艤装が細かく制限されてるのに」

同級生A「……第25艦隊の指揮官に艦娘が強くなる秘訣を聞いたんですが」



 ───提督「基本訓練が大事。その上で戦術や様々な理論が組み合わさって……」アーダコーダ
 
 

同級生A「すごい長話になったから逃げてきましたよ」

同級生B「変わったやつなんだな……」


727: 2014/07/01(火) 20:46:28.02 ID:RakZf1xi0


同級生C「でもよ、前回強かった第24艦隊は今回そこまででもなくないか?」

同級生A「ああ………そういえばあと少しで勝てた気がしますね」

同級生B「たしかに。俺んときは指揮官のエリートがいなかったけどな」

同級生A「え?君も?」

同級生C「あれ……俺んときもいなかったな」

同級生A「指揮官がいないのでは厳しいですね」

同級生C「だな。まぁあいつら調子のってたしどうでもいいや」

同級生B「特にエリートの奴だろ。うぜーもんなあいつ」

同級生A「しかし腕はたしかです……まぁ、このままエリートさんがいなければ第24艦隊は怖くなさそうですね」





提督「(…………?)」



746: 2014/07/08(火) 10:45:02.19 ID:kbQufyUB0

──────────────────────────────


─教室前─


提督「たしかここのクラスだっけか……」キョロキョロ

瑞鶴「あんた」チョンチョン

提督「うぁ!……って、なんだ……瑞鶴さんと翔鶴さんか」

翔鶴「こんにちは、提督さん」

瑞鶴「なんだとは何よ。そんな所でうろうろされると邪魔なんだけど」

提督「ご、ごめん」

翔鶴「瑞鶴、そんな言い方失礼でしょ。気をつけなさい」

瑞鶴「翔鶴姉……だってこいつが」

翔鶴「だってじゃありません」

瑞鶴「……はーい」

748: 2014/07/08(火) 10:46:16.13 ID:kbQufyUB0


翔鶴「それで、、、どうかされましたか?提督さん」

提督「え、いや。教室へ戻ろうとしたらいつのまにかこんな所に……ね」

瑞鶴「どうしたら自分の教室間違えるのよ!」

提督「あはは……」アセアセ

翔鶴「……」フム

翔鶴「……エリートさんなら来てませんよ」

提督「え……」

749: 2014/07/08(火) 10:47:37.11 ID:kbQufyUB0

提督「どういう事ですか?」

翔鶴「さぁ?私も教官から体調不良としか聞いておりませんし……」

提督「数日間も?」

翔鶴「はい。私達の方でもさすがに心配になって電話したり家を訪問してみたのですが……」

翔鶴「体調不良といわれ追い返されてしまうのです」

提督「……ふむ」

瑞鶴「あんた、エリートの事気になってここ来たのね」

提督「いや、そういうわけでは」

瑞鶴「隠さなくてもいいわよ……嘘が下手ね」

提督「……まぁちょっと色々小耳にはさんで……他意はない」

750: 2014/07/08(火) 10:49:45.82 ID:kbQufyUB0

翔鶴「…………」

翔鶴「提督さん、良ければ今日エリートさんのお家に伺う予定なのですが」

翔鶴「一緒に行きませんか?」

提督「え?」

瑞鶴「しょ、翔鶴姉!なにいってんのよ!こいつ連れてったら尚更相手にされないわよ」

翔鶴「私達だけでも同じ結果です。提督さんなら……もしかしたら、何か変わるかもしれませんよ」

瑞鶴「け、けどぉ」

提督「……良ければ同行させて欲しい」ペコリ

瑞鶴「う……」

瑞鶴「……ったく、翔鶴姉が言うんだから仕方ないわ。好きにしなさいよ」




751: 2014/07/08(火) 10:51:08.42 ID:kbQufyUB0

───────────────



 ─エリートの家─
 

大和「お、おっきい家ねぇ」

提督「うむ。俺の家の10倍はあるな」

翔鶴「……どうでもいいけどなんで大和もきてるのよ」

提督「すまん。一応連絡を入れたら来るって聞かなくてさ」

大和「気になるじゃない。提督に負けてへこんでるエリート君の事」

提督「お前な……普通に心配だったって言え」

瑞鶴「……あんた達、余計な事するんじゃないわよ」

752: 2014/07/08(火) 10:52:03.49 ID:kbQufyUB0

翔鶴「さぁ、時間ももったいないですし呼び鈴を鳴らしますよ」


ピンポーン


?「はい、どなたでしょうか」

翔鶴「先日こちらにお伺いした翔鶴と申します」

翔鶴「エリートさんのご調子はと思い再度こちらに伺ったのですが」

?「……そうですか」

翔鶴「良ければエリートさんに会わせていただけないでしょうか?」

?「…………申し訳ございません。エリート坊ちゃまは体調不良で面会をお断りしております」

提督 & 大和「(エリート坊ちゃま……)」

753: 2014/07/08(火) 10:55:45.55 ID:kbQufyUB0

?『こちらに来てくださったのは山々なのですが今回はお引き取りを……』

翔鶴「そこなんとか……」

?『……申し訳ございません』

提督「…………」

提督「すいません」

?『……はい』

提督「私はエリートに演習で勝った提督と申しますが」

瑞鶴「ちょ、ちょっとあんた!」

提督「いつまで家にいるんだクソ野郎でてこいと言っていただけないでしょうか?」

?『……』

瑞鶴「ななな、なにいってんの!なんで煽ってんのよ!バカ!」


754: 2014/07/08(火) 10:56:43.28 ID:kbQufyUB0

?『なるほど……貴方が……』

?『……そう、ですね』

?『分かりました』

瑞鶴「へ?」

?『と言いたい所ですが、私からエリート坊ちゃまにそのような事を言えるはずもありません』

瑞鶴「そりゃそうようね……連れが変な事をいってごめんなさい。今日はこれで」

?『なので』

?『直接坊ちゃまにお伝えいただけないでしょうか?』

瑞鶴「帰り……え?」

?『今、門を開けますのでそこでお待ちください』

提督「分かりました。ありがとうございます」

瑞鶴「え?あ……」

瑞鶴「な、なんなのよ……」

755: 2014/07/08(火) 11:00:57.27 ID:kbQufyUB0


  ─エリート家 客席広間─
  
  
執事「始めまして、執事と申します。この度はエリート坊ちゃまの為にご足労いただき誠にありがとうございます」

大和「(老紳士って感じね……執事が似合うわ))」

提督「それで……エリートはどこにいるんですか?」

執事「エリート坊ちゃまは自室で休んでおられます」

提督「わかりました。じゃあ早速俺がガツンと言ってやります」

執事「お待ちください」

執事「その前に聞いて欲しい事があるのです」


756: 2014/07/08(火) 11:07:47.87 ID:kbQufyUB0

提督「はい?」

執事「エリート坊ちゃまの事です……」

執事「皆さまも坊ちゃまと関わって色々思う事があると思います」

提督「……たとえば何を?」

執事「素行というかなんというか……」

瑞鶴「そうねぇ、まぁ口は悪いし暴言はくし……」

瑞鶴「人使い荒いし礼の一つもいわないわね」

執事「……耳が痛いかぎりです」

執事「ただ……一つ分かっていただきたいのは……」

執事「昔は……いたって普通の性格だったのです」

執事「エリート坊ちゃまは若い頃より母を亡くし、エリート父様と使用人である私、執事と3人で暮らしていました」

執事「皆様、恐らくご存知かとおもわれますが、エリート父様は艦娘を率いるそこそこに有名な司令官だったのです」


757: 2014/07/08(火) 11:12:22.10 ID:kbQufyUB0
─────────────


エリート(少年時代)「おかえりぃ父上ぇ!」

エリート父「おお、今帰ったぞ!息子よ!」

エリート「父上ぇ!」

エリート父「息子よぉ!」


─────────────



執事「こんな感じの仲のいい父と子でした」

瑞鶴「(なんかうざったいわね……)」



758: 2014/07/08(火) 11:16:26.52 ID:kbQufyUB0


─────────────


エリート「今日も多くの化け物を倒したんでしょうか父上ぇ!」

エリート父「うむ。私の知恵と私の可愛い艦娘達が化け物を一蹴してやったぞぉ!」

エリート「さすがです!父上ぇ!」

エリート父「うむうむ。お前もいずれ私の様な艦娘を指揮する立場になるかもしれんので話しておくが」

エリート父「艦娘と指揮官は強い信頼関係で結ばれてないと駄目だぞぉ」

エリート父「指揮官は艦娘を信じ、艦娘は指揮官を信じる」

エリート父「そうなる事で戦場において真の力を発揮するんだぞぉ」

エリート「父上ぇ……なんて素晴らしい事を……僕は感動しましたぁ……」ジーン

エリート父「おお、分かってくれて嬉しいぞ息子よぉ!」ダキッ

エリート「父上ぇ!」ダキッ


─────────────


執事「今思い出しても微笑ましいやりとり……本当に素晴らしい親と子だったんですよ」ウットリ

瑞鶴「そ、そうですか……」


759: 2014/07/08(火) 11:20:29.51 ID:kbQufyUB0

執事「まぁ今の話はエリート坊ちゃまの大分お若い時の話ですが」

執事「それから数年が立つとエリート坊ちゃまも艦娘を指揮できる力を手に入れ」

執事「特別にエリート父様の艦隊に付き添い、若い頃より実戦の経験を積んでいたのです」

執事「しかし……」

執事「ある日……事件が起こってしまうのです」

執事「あの有名な沖ノ島海域の奪還」

執事「エリート父様もその作戦には参加し一部の海域の防衛に努め」

執事「油断などせず、確実に自分の任務をこなし沖ノ島海域の攻略に貢献していました」


760: 2014/07/08(火) 11:36:55.91 ID:kbQufyUB0

───────────────────────

   ─回想 沖ノ島海域─
   
   
艦娘A「ずっとここを防衛しているってのも中々暇ね」

艦娘B「そうよね。戦況的に大分こっちが押してるみたいだし、、、しばらく敵もここまで攻めてこなそうじゃない?」

艦娘A「あーぁ。砲撃ぶっぱなしたいわね早く」

艦娘B「そうねぇ……ん?」

761: 2014/07/08(火) 11:38:20.03 ID:kbQufyUB0

艦娘A「どうしたの?」

艦娘B「双眼鏡……でチラっと今……なにか……」スッ



駆逐ヲ級「…ヲ……ヲ……ヲ………」



艦娘A「……駆逐ヲ級が一体だけ……なにしてるのかしら」

艦娘B「逸れたって感じかしら……これはチャンスね」

艦娘A「でも砲撃するにはちょっと遠いわ。エリート父にはここから離れるなって言われてるし」

艦娘B「……ちょっとくらいならいいんじゃない?」

艦娘A「でも……」

762: 2014/07/08(火) 11:39:35.49 ID:kbQufyUB0

艦娘B「いいじゃない、これで倒せれば儲けもんでしょ?」

艦娘B「ずっとここにいるんじゃ大した戦果をあげれなそうだし……前線の子達はもっと活躍してるはずよ」

艦娘B「エリート父には悪いけど作戦がいつも保守的なのよ。危険に合わせたくないとかいうけど……」

艦娘B「戦場に出てる以上危険なんてどこにもあるわ!多少のリスクを負って戦果を求めなきゃ!」

艦娘A「うん……」

艦娘B「大丈夫よ。失敗してもエリート父なら許してくれるわよ」

艦娘B「『私の可愛い艦娘達よぉ!今日も仲良くだぞぉ!』なぁんていいながらね」

艦娘A「……そう、ね。分かったわ。今燃料と弾薬の確認するわ」

艦娘B「そうこなくっちゃ」

763: 2014/07/08(火) 11:41:38.69 ID:kbQufyUB0


  ─母艦 モニタルーム ─



エリート「ん……あの娘達、なんで持ち場を離れようとしてるんだ」

エリート「……まったく、、、注意しとくか」

エリート『君達!父上にそこから動くなと言われてる筈だぞぉ!』(無線)

艦娘B「エリート君!ごめんね!ちょっと敵を見つけたからそれだけ倒してくるわ!}

艦娘A「戦果を挙げてエリート父にも喜んでもらうつもりだから!安心して!」

エリート『な、なにを言っているんだぁ!早く持ち場に戻れ!』


769: 2014/07/08(火) 14:10:53.17 ID:kbQufyUB0


艦娘B「大丈夫よ。エリート君は心配症なんだから……たかが空母ヲ級一体よ」

艦娘A「さっさと終わらせてくるから待っててね」

エリート『お、おい!』

エリート「……無線を切りやがった……ったく」

エリート「(まぁ、ヲ級が一体か…それくらいなら……)」

エリート「(彼女達は実戦を相当こなしてるベテランだ。空母ヲ級が何体いようと苦にしないはず)」

エリート「(……あとで父上に説教してもらおう)」






エリート「……ん?まてよ……」


770: 2014/07/08(火) 14:14:12.22 ID:kbQufyUB0


エリート「(空母ヲ級がこの防衛ラインに……前線の味方に気づかれずここに……?)」

エリート「(そもそもこの敵が以上に多い沖ノ島で一体だけという状況……?)」

エリート「(しかも空母ヲ級の艦載機が飛んでいないのは……)」

エリート「まさか……」




エリート「戻れ君達!!それは罠だ!!もどれぇええええええええ!!!」



771: 2014/07/08(火) 14:16:41.91 ID:kbQufyUB0

艦娘B「さて、有効射程に入ったわね……砲撃準備よしっ」カチャ

艦娘A「んっ……なにあの水泡」



ゴボッ




ゴボゴボッ




ゴボゴボゴボッ




バッシャァァン





潜水ソ級1「……ミ……ツ……ケ……タ」

潜水ソ級2「……ココ……ダ……」

潜水ソ級3「……ココ…トッパ……スレバ……」

潜水ソ級4「…イイワ………ネ……」

潜水ソ級5「……ヒ……ヒヒ……ヒヒヒヒヒヒ」


772: 2014/07/08(火) 14:19:28.04 ID:kbQufyUB0

艦娘B「せ、潜水艦……しかもソ級!?」

艦娘A「なんでこの海域に潜水艦が……!前線のやつらはどうしたのよ!」

艦娘B「……ま、まずいわ……魚雷なんて艤装してきてないわよ!」

艦娘A「に、逃げましょう!」スッ



潜水ソ級1「…………ニガ……サ……ナイ……」スチャ


ゴポォン


艦娘A「早く!早く!」タッタッタッタッタッタッ


艦娘B「あ…………足がもつれて……」


シュゴォオオオオオオオオ


艦娘B「え……」



ドカァアアアアン



773: 2014/07/08(火) 14:22:03.70 ID:kbQufyUB0


艦娘A「……ハッ……ハッ……」タッタッタッタッタッタッ


  ザッパァァァン


潜水ソ級2「………オソイ……ヨ」

艦娘A「ヒぃっ……ま、回り込まれた!?」

潜水ソ級2「………コロス……コロス……コロス……」

艦娘A「く、くるなぁ!来るんじゃないわよ!」カチャ ドォン ドォン ドォン

潜水ソ級2「…………」スッ


 ガシッ


艦娘A「うぁ!離せ!離しなさい!」

潜水ソ級2「…………」ニタァ
 
 
 ゴポン


艦娘A「ちょ……海に引きずりこま……ガボッ……」ジタバタ

艦娘A「(い……息が……)」ジタバタ




  ゴポポ



艦娘A「…………」プカァ




774: 2014/07/08(火) 14:27:19.32 ID:kbQufyUB0


エリート「……う……あ……」ガクガクガク

 
 ドタドタドタドタ 
 
 
 ガチャ


エリート父「おい!どうしたのだぁ!防衛ラインに敵反応だぞ!」

エリート「ち……父上……」ガクガクガク

エリート父「息子よ!一体なにが……」

エリート父「せ……潜水ソ級だと!この海域で潜水艦の報告なんて無かった筈……」

エリート父「くそっ……周辺に二人監視を置いていたはずだ!どこへいったぁ!?」

エリート「2人共……や、やられまし……た」

エリート父「……っ」グッ

エリート父「仕方がない、今すぐ応援を呼ぶ!」

エリート父「ここを突破されては……多くの艦隊の陣形が崩れてしまう!」

エリート父「応援がくるまでなんとか潜水ソ級には母艦と残りの艦娘達で守りきるしかない!」


775: 2014/07/08(火) 14:36:20.52 ID:kbQufyUB0

─────────────────────────

提督「それで……どうなったんですか?」

執事「そうしてしばらくは、時間を稼げたようですが……」

執事「結果的には……全滅」

執事「応援が駆けつける頃には……母艦は大破させられ艦娘達も全員氏亡」

執事「エリート父様は秘書艦のちぎれた片腕とエリート坊ちゃまを守りながら」

執事「瀕氏の重傷を負ってる所を見つけ出され……」

執事「下半身不随……艦娘達を失ったショックで精神を病んでしまい」

執事「今は一言も喋る事ができないままベッドに横たわっています」

提督「…………」

776: 2014/07/08(火) 14:39:02.87 ID:kbQufyUB0

執事「しかも悲劇はそれだけじゃありません」

執事「上層部の見解により」

執事「重要な防衛ラインでの安易な判断をしたという事から……」

執事「エリート父様のこれまで築いてきた様々な権利は消滅」

執事「軍部には白い目で見られ、エリート様にも罵声暴言を浴びされる等……」

執事「エリート坊ちゃまも精神を病んでいきました」


提督「…………」

大和「……酷い話ね……」

翔鶴「…………」

瑞鶴「なによそれ……胸糞わるいわ……」

777: 2014/07/08(火) 14:45:00.54 ID:kbQufyUB0

執事「……それから、しばらくして坊ちゃまも立ち直ったのですが」

執事「相手を見下す様な事を言ったり、傲慢な態度をみせつけたりと」

執事「人が変わったように自分以外の人間に厳しい態度をとるようになりました」


執事「……今回、士官学校の負けで何か思う事があったのか……最近はずっとエリート父様の部屋と自分の部屋をいったりきたりしているようです」

執事「きっと……何かと葛藤しているのです」

執事「……皆様には無理をいう様で申し訳ないですが」

執事「どうかエリート坊ちゃまを助けてあげてください」ペコリ

執事「この老いぼれではどうにもできませんので……」グスッ

提督「…………」

提督「上にいるんですね?エリートは」

執事「……はい」

提督「……」グッ





778: 2014/07/08(火) 15:18:51.69 ID:kbQufyUB0

   ─エリートの部屋─
 

エリート「(負けは氏だ……勝つ事が全てだ……)」

エリート「(それなのに……)」

エリート「(実戦もした事ないような雑魚に……)」

エリート「(…………)」

エリート「(……あんな無茶な作戦……よく艦娘達が受諾したものだ)」

エリート「(前回あれだけボコボコにしてやったというのに……)」

エリート「(…………)」

エリート「(……信頼……なのか?)」

エリート「(艦娘との間に信頼があるから……)」

エリート「(……父上が、言っていたように……)」


779: 2014/07/08(火) 15:22:08.04 ID:kbQufyUB0


 ガチャ


エリート「ん……執事かぁ。勝手に入ってくるとはどういうご身分だぁ。せめてノックくら……」

提督「よっ」

エリート「……君は……何しに来た?」

提督「なぁに……俺に負けてめそめそしている男の泣き顔を拝みにきただけだ」

エリート「さっさとでていけ……僕は誰とも会いたくない」

提督「ちょっとくらい話そうぜ、弱虫」

エリート「……喧嘩売っているのか?」

提督「どう思う?俺に負けて学校にすらこないへっぽこ野郎」

780: 2014/07/08(火) 15:23:20.76 ID:kbQufyUB0


エリート「……そうだなぁ」

エリート「ちょうどむしゃくしゃしてたんだ……」



エリート「……その喧嘩、買ってやるよぉ!」グワァ


バキィ


提督「……ぶっ」

提督「……この野郎っ!」


バキィ


エリート「……がっ」

エリート「……僕を舐めるなよぉ!」


バキィ


提督「……がはっ」

提督「な、なんだよ。そんな……へなちょこパンチ!」


バキィ


エリート「……げひっ」

エリート「ぜ、全然きかないねぇ!」


バキィ


781: 2014/07/08(火) 15:24:03.21 ID:kbQufyUB0

瑞鶴「ちょっとあんた達!やめ」ダッ

ガシッ

大和「瑞鶴さん、待って」

瑞鶴「大和も止めなさいよ!こんままじゃ!」

翔鶴「……瑞鶴、いいから見てなさい」

瑞鶴「翔鶴姉まで……」

翔鶴「言葉だけでは到底分かりあえないという事もあるのです」

瑞鶴「……なんなのよ……もうどうなってもしらないわよ……」




782: 2014/07/08(火) 15:25:35.12 ID:kbQufyUB0

────────────────────


提督「……ふぅっ……ふぅ……」フラフラ

エリート「……へぇっ……へぇっ」フラフラ

提督「お……お前の顔……ぶっさいくだ……なぁ」フラフラ

エリート「……き……きみこ……そ……どこの……宇宙……人だぁ」

提督「……ったく……ちょっと……休憩しよ……うぜ」フラフラ

エリート「……ふんっ……め……めずらし……く……意見……があう……な」


バ゙タン

バタン


エリート「ま……ったく……人の家に来て……殴り合いとはぁ……」ゼェゼェ

エリート「いい……性格……してるねぇ」ゼェゼェ

提督「へへっ……だろ?……」ゼェゼェ

エリート「……褒めて……ないよぉ……」ゼェゼェ



783: 2014/07/08(火) 15:27:48.88 ID:kbQufyUB0

提督「…………」ゼェゼェ

提督「………俺…さ」

提督「お前に……演習で……初めて負けた時……すごい悔しかった……」

エリート「…………」

提督「おれ……人生で初めて……こんなに努力したってくらい……」

提督「士官学校に入ってから……がんばった……」

提督「艦娘の子たち……と……訓練したりして……」

提督「ああ……これが指揮官……かぁ……って……」

提督「すごい……やる気なってさ……暇あれば勉強してた……」

提督「だから……ちょっと自信あったのにな……」

提督「……実際はほとんど何にもできず……ぼろ負け……」

提督「お前には……覚悟たりねぇならやめろ……ていわれて」

提督「ほんと……へこんだ……」

エリート「……雑魚め……」

784: 2014/07/08(火) 15:30:53.20 ID:kbQufyUB0

提督「……でもお前の言うとおりだった……」

提督「士官学校入って……なんか自分が……特別ですごいやつみたいな……それこそ芸能人みたいな……さ」

提督「なんか……変に浮かれてたとこあって……本来の目的とか……」

提督「忘れてて……バカだよなぁ……」

エリート「ふん……」

提督「お前には……感謝してる……」

提督「ぶったたいて目覚めさせてもらった事さ……」

エリート「僕は……別にそんなつもりはない……」

785: 2014/07/08(火) 15:32:14.03 ID:kbQufyUB0

提督「…………さて、俺は帰るよ……んしょっ」スッ

提督「…………」

提督「エリート……親父さんの事で色々あったのは……ごめん。執事さんから聞いた」

提督「元気だせとか言える立場でもないし、俺はなんていっていいかわからない……けど」

提督「……深海棲艦」

提督「あの化け物共を倒すのに、士官学校での経験は絶対必要だ」

提督「だから……なんだその……」

提督「……同じ指揮官として……頑張ってこうぜ」


786: 2014/07/08(火) 15:33:01.51 ID:kbQufyUB0

エリート「……」

エリート「…………お前にそんな事言われなくても分かっているよぉ」

エリート「僕は僕の考えでやる……あまっちょろい考えは捨てるし」

エリート「勝ち続ける事が全てだ」

エリート「お前にも……化け物どもになぁ」

提督「……おう」

エリート「ふんっ。さっさと帰れ!僕は体調が悪いから休んでるだけなんだよ!」

エリート「変な気を使ってきたんだろうが大きなお世話だ!帰れ!帰れ!」

提督「わーかったよ。またな。行くぞ、大和」スッ

大和「ええ」スッ


787: 2014/07/08(火) 15:38:33.03 ID:kbQufyUB0

エリート「(ちっ……あんな奴に慰められるなんて……)」


────エリート父「息子よ。人は一人では生きていけん」

エリート父「お前がどんなに優れた人間だろうと一人でできる事は限られている」

エリート父「自分が本当に窮地に立たされた時、必要になるのは仲間だ」

エリート父「仲間は信頼の上で真に成り立つ」

エリート父「本物の指揮官になりたいのならば……」

エリート父「多くの者に信頼される指揮官になれ」──────


エリート「…………」

788: 2014/07/08(火) 15:42:44.26 ID:kbQufyUB0

瑞鶴「エリート……大丈夫なの?」

エリート「……おい」

瑞鶴「な、なによ」

エリート「演習戦の結果はどうなっている?」

瑞鶴「…………7勝3敗よ」

エリート「……まったく雑魚共め」

エリート「僕がいないと駄目なようだな君たちは……」

瑞鶴「うるさいわね……文句あるなら早く学校でてきなさいよ」

エリート「言われなくてもそうするさ……」

エリート「体調も良くなってきた所だ。明日からまた君たちを指揮してやる。ありがたく思え」

瑞鶴「エリート……」

翔鶴「……ふふ」ニコ


エリート「ふんっ……最上にも伝えておいてくれぇ」

789: 2014/07/08(火) 15:44:29.64 ID:kbQufyUB0

翔鶴「承知しました……っとその前に」

エリート「ん?」

翔鶴「そんなお顔で明日でられては恥ずかしいですから」

翔鶴「しっかり手当しましょうか」スッ

瑞鶴「……いい考えね、翔鶴姉」ニヤリ

瑞鶴「たぁっぷり消毒しなきゃ」


エリート「ま、まて。何をしようとしてる……」


翔鶴「瑞鶴、しっかり押さえてね」

瑞鶴「了解よ」

ガシッ

エリート「や、止めたまえぇ!やめろぉ!はなせぇ!」ジタバタ


翔鶴「心配させた罰ですよ」ボソ



ギャァアアアアアアアアアアアアアアアアシミルゥウウウウウ
マダマダヌリマスヨ♪
チョットハガマンシナサイヨ


790: 2014/07/08(火) 15:47:10.56 ID:kbQufyUB0


─────────────────


提督「……いたた、しみるぅぅぅ」ジーン

大和「まったく……無茶して」

大和「はいっ。これで絆創膏張り終わったわ!」パシン

提督「いでぇ!叩くんじゃない!」

大和「はいはい。殴り合いなんてするからいけないんでしょ」

提督「仕方ないだろ……」

大和「……なんか、提督とエリート君って似たもの同士よね」

提督「ええ?なんであいつと……」

大和「負けて一人で学校休んで考え込む所とかプライドが高い所とか?」

提督「……あんなやつと似てるなんて勘弁してくれ」

大和「ふふ……」

大和「……エリート君、明日くるといいわね」

提督「…………」

提督「……絶対くるよ。あいつは」

791: 2014/07/08(火) 15:57:42.26 ID:kbQufyUB0

─────────────────────


      ─次の日─
   



羽黒「これより第24艦隊と第27艦隊のチーム演習戦を開始します」



同級生D「(へへ、同級生A達に聞いたけど第24艦隊はエリート不在で大分弱くなってるらしいからな)」

同級生D「(俺たちでも勝てる見込みはあるぜ……)」

同級生D「(しかも裏サイトで取引されていたこの翔鶴姉妹攻略情報……高かったがこれで対策はバッチリだぜ)」

同級生D「(俺達は今回勝てば上位組に食い込む事ができる!ここで勝って出世街道まっしぐらだぜ!!)」



792: 2014/07/08(火) 16:00:29.78 ID:kbQufyUB0

エリート「そこの雑魚君」

同級生D「……え?」

エリート「さっさと開始の同意を教官に伝えてくれないかぁ。無駄な時間を待つのは嫌いなんだよぉ」

同級生D「あ……はい」


同級生D「…………」

同級生D「(なんでいるんだよぉおおおおお!!!)」

同級生D「(話がちげーぞ!ちくしょーーー!)」

同級生D「(……まぁ、落ち着け俺……エリートがいるからといって負けるとは限らない)」

同級生D「(あいつがいくらできるやつだろうと艦娘の強さがそこまで変わるわけないし……)」

同級生D「(それに……俺だってここまで遊んでたわけじゃない、この攻略情報もあるし……勝てるはずだ)」


同級生D「や、やってやるぜ……」



793: 2014/07/08(火) 16:02:23.25 ID:kbQufyUB0


───────────────────────


ビィイイイイイイイイイイイイイイ



羽黒「────第27艦隊の戦闘不能を確認。よって第24艦隊の勝利といたします」


同級生D「開始10分で全滅……手も足もでなかった……次元が違う……」ガックシ


エリート「下らん小細工をしても無駄だよぉ……まったく」

瑞鶴「んー久しぶりの完全勝利だわ!本気だせばこんなものよね」

翔鶴「すぐ調子にのって……ダメですよ、瑞鶴」

最上「へへへ、みんないつもの感じに戻って良かったよ」

瑞鶴「そうだ!勝利祝いになんかみんなで食べにいきましょう!」

最上「ええっ!エリートが許さないでしょそんな事……どうせすぐ訓練だーとかいい始めるよ」

794: 2014/07/08(火) 16:04:11.74 ID:kbQufyUB0

エリート「…………」

エリート「好きにするがいいよぉ。たまの休憩も大事だ」

最上「え……」ポカーン

瑞鶴「そうこなくっちゃ!」

翔鶴「……ふふ」

エリート「まぁ……今日だけだけだよぉ、明日からはまたしっかりと……」

エリート「…………ん?」

795: 2014/07/08(火) 16:05:21.50 ID:kbQufyUB0

提督「…………」ジー

エリート「……なんだ君は、じっとこっちを見て。気持ち悪い」

提督「相変わらずむかつく奴だな……次は俺達の番だからここにいるだけだ」

エリート「……そうかい」

提督「ああ、そうだよ」

796: 2014/07/08(火) 16:07:29.91 ID:kbQufyUB0

エリート「……僕に勝ったんだ。簡単に負けてもらっては困る」

提督「……お前に言われなくても負ける気なんてないさ」

エリート「…………」

提督「…………」

エリート「ふんっ……いくぞ、瑞鶴、翔鶴、最上」スタスタ

瑞鶴「ちょ……ちょっと待ちなさいよ」タッタッタッ

翔鶴「瑞鶴、艤装を付けたまま走っては駄目ですよ」スタスタスタ

最上「……エリートはなんか変なもんでも食べたのかなぁ?」スタスタスタ




提督「…………」

大和「良かったわね、いつも通りで」

提督「……ほら、さっさと演習の準備をしてきてくれ」

大和「はいはい♪」

797: 2014/07/08(火) 16:12:27.16 ID:kbQufyUB0

以上です


くっさい内容ですなこれww


書き溜めかなり使ったのでまた充電期間いただきます



読んでいただきありがとうございます









798: 2014/07/08(火) 16:56:05.52 ID:1cMvkvSro
乙です

799: 2014/07/08(火) 17:22:09.24 ID:FxNDJLQlO
乙!

800: 2014/07/08(火) 18:29:45.35 ID:epSYh5hDO

エリートが上田から、今後ピンチになったら駆けつけてくれそうな超イケメンキャラに大変身である


次回:【艦これ】提督「よろしく頼む」その2【9】


引用: 【艦これ】 提督「よろしく頼む」 その2