698:◆ORDERq/08U 2021/06/19(土) 23:15:18 ID:XYqJhJIc




前回はこちら


雪美さんといっしょシリーズ


1051

テキパキテキパキ

モバP「これはこれでヨシ! と」

ちひろ「労災が起きそうな指差し確認すな」

ちひろ「今日は特にハイペースにお仕事をこなしていますけど、少し休憩でもしますか?」

モバP「いえ、この後はシンデレラステーションのディレクターさんと会って、それから蘭子と飛鳥の取材と収録に行って、更にトレーナーさんたちとレッスンの打ち合わせも(手帳を見ながら)」

雪美「……」ウットリ

モバP「ふう……」パタン

モバP「雪美」

雪美「……?」

モバP「構ってあげられなくてごめんな。せっかくソファーに座って待ってもらっているのに」

雪美「……うん。……邪魔したら……悪い時は……こっちに……いる」

モバP「代わりに後で時間を作るよ。それでは行ってきます――Bye」チュッ

雪美「投げキッスは……似合わない……」 ソンナー


ちひろ「仕事中の凛々しさが全部砕け散るプロデューサーさん」

699: 2021/06/19(土) 23:17:09 ID:XYqJhJIc
1052

こずえ「ぷろでゅーさー……おきろー……。こずえとあそぼー」

モバP「……んん……おう、こずえ」

モバP「ちょっと待って……システム起動に346秒くらい」

こずえ「……」ユサユサユサ

モバP「おおう待て待て、訓練されている俺だから良いが男の下腹部に跨ってそれは……うっ」

こずえ「つかれてるならげんきにしてあげるー……」ホワホワホワ

モバP「……こずえがやると何もかも元気(健全)になる気がするなあ」

モバP「逆充電ありがとう。さすがにこれ以上は過充電で暴発するかもしれないから起きるよ」

こずえ「ぷろでゅーさー……かでんせいひん……だったのー……?」 イキモノダヨ

モバP「しかし、こずえが最初だったが、最近は他の子も……主にヤングな子が仰向けに寝ている俺に割と平気で乗ってくるようになったな」

雪美「……」

モバP「横に座ってじっと顔を覗き込んでこられる方もいるが」

雪美「Pの寝顔……この方が……近くで……見ていられる……」


モバP「以前近すぎて黒髪のカーテンになったことがあったな」 ……///

700: 2021/06/19(土) 23:23:31 ID:XYqJhJIc
1053

モバP「雪美さん」ガタッ

雪美「……?」

モバP「所用により少しの間だけ席を外す。机を守っておいてくれるか?」

雪美「……分かった……」

モバP「ありがとう」

バタバタバタ ガチャッ パタン

ちひろ「何用で勝手にどこかに行くんでしょうかね」

雪美「……どこかで……困ってる……誰かを……助けに……行ったのかも……」

ちひろ「授業を抜け出す在学中のヒーローじゃないんですから」

雪美「ベルトの……ボタン……押したら……変身……」

ちひろ「そんなことが出来たら光ちゃんが喜ぶことでしょうね」

雪美「……」キョロキョロ

雪美「……Pの机は……私が守る……」フンス

ちひろ「心配しなくてもそんな所を不法占拠する人はいないでしょう……あ、いました」

701: 2021/06/19(土) 23:30:04 ID:XYqJhJIc
輝子「フヒ……Pがいない。表に出るなら今のうち」ノソノソ

乃々「やっと娑婆の空気が吸えるんですけど……」ノソノソ

ちひろ「おっかないこと言いますね」

まゆ「……あっ、プロデューサーさん、パソコンを付けっ放しで不用心ですねぇ」

雪美「Pの……個人情報……筒抜け……」

輝子「ちょっと見てしまおうか……?」

ちひろ「他の人の時にこういうの、勝手に覗いちゃダメですからね?」

乃々「プロデューサーさんなら良いんですか……」

雪美「……サイトに……おすすめ商品欄……出てる……」

ちひろ「検索や閲覧データを収集されていますね」

雪美「……ディッシャー……アイスクリームや……ポテトサラダを……丸く盛る……道具……」

輝子「スヌーピーのぬいぐるみ……集めてるのか?」

乃々「……花火セット……? 最近、ホームセンターでよく見かけますけど」

まゆ「そしてこれは……みかんの房の形の飴?」


ちひろ「そういうものなんでしょうけど、反応に困りますね。もっと性癖とか出るのかと」

702: 2021/06/19(土) 23:32:12 ID:XYqJhJIc
1054

モバP「雪美のこの前の写真集はとても好評だったなぁ」

ちひろ「素敵でしたねえ。思わず手に取ってしまうような表紙も良くて」

雪美「……P……ちひろさん……ほめて……くれるの……? ……ありがとう……」

モバP「何だ雪美、嬉しそうじゃないかふふふふ」ナデナデ

雪美「……♪」ナデラレナデラレ

ちひろ「プロデューサーさんも自分のことのように嬉しそうですね」

モバP「はい。自分はもう実用分の他に保存用と観賞用と布教用と予備用で五冊も持っています」

ちひろ「それ、多すぎ。いつのオタク理論ですか」

モバP「ふっふっふ、これが数種類もある封入特典付きなら何十冊集めないといけないやら想像するだけで冷や汗が」

ちひろ「さらっと業界を皮肉る」

モバP「とにかく雪美、これは良いぞ? 改めて一緒に見てみないか?」

ちひろ「本人に布教するスタイルとは」

雪美「……でも……水着とかに……なったわけじゃ……ない……」

モバP「水着は水着の良さが確かにある。俺も見たいし」 ホンネカクセ

703: 2021/06/19(土) 23:34:19 ID:XYqJhJIc
モバP「だがこの写真集のコンセプトは雪美さんを中心にしてポストカードみたいなお洒落な一枚を集める、だからな」

モバP「特に気に入っているのはこの写真だ」

雪美「……!」

ちひろ「見切れているのに可愛いですね」

モバP「窓から顔の上半分を覗かせて、外を見つめる雪美さん……」

雪美「……ふふっ……自分で見ても……ちょっと……面白い……」

モバP「ちょっとしたストーリーを読み取れて、優しい気持ちにさせてくれるんですね」

――

パタッ

モバP「……最後のページを閉じた後、満足感と名残惜しさが絶妙なブレンドで来るんだよなあ」

ちひろ「もっと見たい感じですか?」

モバP「はい。続きが欲しくなりますね」

モバP「また、こういう感動をしている時って、何か全く違うジャンルの物を見て、中和というか一旦落ち着きたくなるのもあります」


雪美「……箸休め……みたい……ね」

704: 2021/06/19(土) 23:35:49 ID:XYqJhJIc
1055

ジリリリリリ

モバP「うっ、朝か……今日も仕事だ」

モバP「朝ご飯を食べて」モグモグ

モバP「身支度をして」キュッ

モバP「誰もいない家に、行ってきます、と」ガチャッ

モバP「………………」

モバP「何か、誰もいないや。寂しいな」

モバP「世界ってこんなに空虚で、好きな人を誰も思い出せないものだっただろうか」

ニャア

モバP「おや、黒猫だ。……えらく人懐こいな。よしよし」ナデナデ

??「あなた……猫と……仲良し……」

モバP「? フリルのある黒いロングワンピース……君は……あっ!」

モバP「――知っている。長い黒髪ぱっつんに赤い目、少し寡黙で、でも意外と情熱的で、口リータ系の服がよく似合っていて、猫を飼っていて……この子の名前はペロだ!」


雪美「……P……おはよう……」ニコ オハヨウユキミ

705: 2021/06/19(土) 23:38:21 ID:XYqJhJIc
1056

テレビ<センテ サンヨンフ

モバP・雪美「……」

ちひろ「将棋中継を一緒に真剣に見ているプロデューサーと小学生アイドルという絵面」

モバP「将棋、最近は若手ホープの台頭で盛り上がってきていますよ」

モバP「それに、テレビでは以前は無かったシステムが出てきて結構目を惹きますし」

ちひろ「システムですか」

モバP「はい。すっかりお馴染みになりつつある、AI勝率表示のことです」

ちひろ「画面上にどちらが優勢か、パーセントで出てくるものですね」

雪美「綱引き……みたい……」

モバP「レーティングのようなグラフをワイプで出すより、分かりやすくて良いなと思います」

ちひろ「こういう評価って何でもやがてAIがやってくれるようになるんですかね」

雪美「……それはそれで……心配……」

モバP「でも人間はたまにAIの予想を超えることをするからな。そこガ面白イ……あッ雪美サン、ちょっト頭のねじヲ締めテくれナイか?」 ワカッタ……


ちひろ「プロデューサーさんは何なんですかね」

706: 2021/06/19(土) 23:40:03 ID:XYqJhJIc
1057

モバP「雪美さん」

雪美「……?」

モバP「少し前髪を弄ってみても良いか」

雪美「……」

モバP「大したことはしない。ただヘアピンを付けてみるだけだ」

――

モバP「おお、なかなか新鮮な髪型の雪美さんだ」

雪美「……」キラキラ

ちひろ「前髪が落ちて来ないようにヘアピンを留める子、いますよね」

モバP「山風とか遠藤サヤがそうですね。あのくらい髪色に対して色が濃いとヘアピンの主張が強くなりますが、インパクトは出ます」

雪美「前髪……もっと長かったら……いつも……付けるかも……」

モバP「鏡とか見て自分で確認してみたりしないで良いのか?」

雪美「大丈夫……。Pの瞳が……鏡代わり……」


ちひろ「普段からよく見つめ合ってるのってそういう意味も……」

708: 2021/06/26(土) 23:19:02 ID:pGrcthpg
1058

モバP「雪美」

雪美「……なに……?」

モバP「俺、雪美のことが昔から……雪美のことが好きだったんだよ!」

雪美「……!」

雪美「……私も……前から……あなたのことが……」

モバP「えっ、雪美も? 実は両想いだったってことか……」

モバP「これまで告白する勇気が出なかったが、それならもっと早く告白しておけば良かった」

雪美「……時間……かかった分……いっぱい……繋がろう……」ギシッ

モバP「あっ、雪美さん……いきなりそこは……いけませんわ……」ピクンッ

ちひろ「もしもし早苗さんですか」

モバP「というご都合主義的な展開、たまに見ますが嫌いじゃないです」

雪美「……むしろ……羨ましいくらい……理想……?」

モバP「成就しない恋はいくらでもありそうだからな。だが何かに恋をしている時というのは、モチベーションが上がるものだ」


ちひろ「私のモチベーションもたまには気遣ってくださいよ」

709: 2021/06/26(土) 23:22:50 ID:pGrcthpg
1059

モバP「今日も良い天気だなあ」

雪美「……雨……降らない……」

モバP「水不足にならないか少し心配だな」

モバP「梅雨入りが思ったよりは遅かったし、雨も思ったより降らないし、手応えがないというか」

ちひろ「局地的には降っていますけどね」

モバP「それでも長雨というよりはスコールのような雨が多い気がします」

ちひろ「日本も熱帯気候になってきているんでしょうかねえ」

モバP「それでも本格的な夏と違って、まだ明け方なんかは涼しくて良いですが」

チリリリン

雪美「……風鈴……いい音……」

モバP「てるてる坊主ならともかくまだ風鈴を吊るすのは時期的に早い気がしなくもないな」

ちひろ「風鈴の音色って聞いていると不思議と感傷的になりますよね」

雪美「……うん……。少し……切なく……なる……」


モバP「お盆とかそういうイベントの演出に使われることが多いからかなあ」

710: 2021/06/26(土) 23:24:57 ID:pGrcthpg
1060

志希「はぁ……はぁ……」

カツン カツン

モバP「どうした、早く逃げろよ」

志希「……」ゴクリ

モバP「……」

ドンッ!

志希「!」ビクッ

モバP「――志希」

モバP「捕まえた」ポン

志希「っ!」ゾクゾクッ

モバP「あっ、すまん。ちょっとやりすぎたかな」

志希「……! あー」

志希「んーん。こんなタイプの興奮をしたのは久しぶりだよー」

モバP「志希との鬼ごっこ、楽しかったよ」

711: 2021/06/26(土) 23:27:58 ID:pGrcthpg
志希「キミ、真面目で柔らかくて優しいように見えて、サイコにもなりきれるんだねー」

モバP「容赦をしない鬼ごっこがやりたいと言ったのは志希だからな」

モバP「だから情けはかけずねっとりじわじわ追い詰めるプレイを」スッ

志希「あっ、ありがと」ギュッ

志希「よっと」

ニギニギ

モバP「……志希?」

志希「立ち上がるのに手を貸してくれたの、あたし的にポイント高かったよ」

モバP「そうか」

志希「ついでに匂いもいただいちゃおうかな~♪」バフッ ハスハス

モバP「おい、やりたい放題だな」

志希「むっ……キミ、少し体に異常の兆候があるね」スンスン

モバP「ご主人の潜在的な病気を匂いで探知してくれる犬の嗅覚か」

志希「どーかなー? とりあえずあたしのラボに検査入院してもらおっかー」 マジ?


雪美(ナース服)「……今なら……三食……おやつ付き……」 ナヤムワー

712: 2021/06/26(土) 23:29:59 ID:pGrcthpg
1061

モバP「おはようございます、雪美さん」

雪美「! ……P……今日は……雰囲気……違う……」

モバP「そうですか?」

クラリス「これはプロデューサー様の贖罪ですわ」

雪美「……?」

モバP「私は昨日、クラリスさんと楓さん同席で喫茶店でコーヒーブレイクをしていたのですが」

モバP「隣に座っていた楓さんが突然渾身のダジャレを思いついて耳打ちしてきたものですから」

雪美「……あっ」

モバP「飲んでいたものを正面に座っていたクラリスさんの顔に思いきり吹いてしまいました」

モバP「神よ、今一度懺悔します。自らへの罰として今日一日クラリスさんモードで生活します」

クラリス「主は貴方をきっとお許しくださるでしょう」

雪美「……だから……今、糸目……なの……? ……違和感……ない……」

モバP「あの……クラリスさんは、もう怒っていませんか?」


クラリス「最初から怒っていませんよ?」

713: 2021/06/26(土) 23:31:56 ID:pGrcthpg
1062

サッサッサー

比奈「こんなもんっスね。はい」

モバP「比奈は本当に絵が安定しているなあ」

比奈「再現性がなくてコマごとに顔が変わってたらダメっスからね」

モバP「歌って踊れて絵も描けて、ワープロも出来る、レスリングも」

比奈「レスリングはしたことないっス」

モバP「動画を見ていると上手な自作立ち絵とか差し込む人が時々いるが、そういう多才さには正直嫉妬する」

比奈「……私にも嫉妬、するんスか?」

モバP「ああ。俺は別に本格的に絵を描いているわけでもないのに、嫉妬しちゃうのよ」

比奈「えへへ……そうっスかぁ……。私は私でプロデューサーに結構嫉妬してるんスけど」

モバP「俺に? まあ俺は天才だからな。当然よね」

比奈「周りに嫉妬する割には自信家っスよねえ」

モバP「いくら恵まれていても上には上がいたり、隣の芝生は青く見える。人の欲は尽きないな」


雪美「……絵が上手い人……多い……」 ツイッタートカミテルトナ

714: 2021/06/26(土) 23:33:21 ID:pGrcthpg
1063

モバP「田園風景が広がる道を通ると停まっていたりするトラクター」

雪美「時々……道路も……走ってる……」

モバP「車がそんなに多くない田舎道とかにな」

ちひろ「長閑な光景と言えるんでしょうかね」

モバP「そんなトラクター、タイヤをよく見るとフレンチクルーラーに見えてきません?」

ちひろ「腹ペコキャラか」

法子「プロデューサー、素質あるよ」

モバP「えっ、そうかなあ」テレテレ

ちひろ「そこ照れる所ですか」

雪美「でも……タイヤで……あの形は……何のため……?」

モバP「ああいうハイラグタイヤは土の上とか、悪路を走るのに適している形なんだってな」

法子「あんな大きさのドーナツ、頑張っていつか食べられるようになりたいな!」

モバP「俺もだよ法子くん。それが可能になるくらいビッグになろうじゃないか」


ちひろ「どこか間違ってるような感じのハングリー精神ですね」

715: 2021/06/26(土) 23:40:26 ID:pGrcthpg
1064

菜々「夏だ! 海だ! ○○だ! って今でもよく使いますよね」

モバP「主にアニメの水着回のサブタイトルを連想します」

菜々「水着回、良いですよね。見ると泳ぎに行きたくなっちゃいます」

モバP「そうですね。もうそんなフレーズが頭を過ぎる季節ですか……」

雪美「海も良いけど……プールも……良い……」

モバP「まあな。海は冷たくて気持ち良いんだが、結構べたつくからなあ」

モバP「それと俺だけ何故かやたらとクラゲに刺されるし」

雪美「……クラゲに……好かれてるのかも……」

菜々「そういえば雪美ちゃん、今って学校ではもうプール開きが済んでいる頃ですよね?」

雪美「うん……授業も……ある……」

菜々「入る前にはやっぱり腰洗い槽に浸かって……」

雪美「……?」

モバP「腰洗い槽、20年前から撤廃が始まって今は素通りか、シャワーしかない学校もあるとかないとか」


菜々「えっ」ガーン

716: 2021/06/26(土) 23:42:01 ID:pGrcthpg
1065

パクッ

ライラ「んんん……幸せですねー」

ライラ「さすがは魔法使いのスーパーカップでございます」

モバP「魔法使いのアイスって発想は好きだが、一応mageじゃなくてmeijiだからな」

モバP「うむ、こうやってのんびりライラとアイスを食べる時間、良いな」

雪美「うん……」

ライラ「プロデューサー殿とユキミさんはスーパーカップ、どんな味が好みでございますか?」

モバP「む? そうだな……クッキーバニラ、ですかね」

雪美「……イチゴショートケーキ……」

モバP「あれも好きだが、ちょっとお高いスイーツシリーズまで入れるといつものが不利になる」

雪美「確かに……一理ある……」

ライラ「ライラさんはですね……あっ、端が溶けてきていますので待ってくださいです」パクパク

モバP「ライラはカップアイスを周りから食べて行くタイプなんだな」ホッコリ


ちひろ「夏はアイスのように、楽しい時間もあっという間に溶けて行くものですね」

718: 2021/07/03(土) 23:30:23 ID:Z3KoRIZw
1066

七海「~♪」

ちひろ「あら、七海ちゃんは上機嫌といった感じですね」

七海「プロデューサーと海に行って来たのれすよ~」

モバP「お仕事が海際のロケだったので空いた時間で」

雪美「……泳いで……きた……?」

モバP「海開きの7月だが、泳ぐのに適温になるのはもう少し後かな。その分、今は人が少なくて良いのかもしれないが」

モバP「それにしても七海のキス、美味しかったなあ。柔らかくて」

雪美「……!」ピクッ

七海「キスはちょろいのれす♪」

七海「……あ、違いますよ? 釣った鱚を天ぷらにして食べたのれすよ」

ちひろ「古典的も古典的なミスリードですね」

雪美「……私も……Pの……柔らかい……キス……欲しい……」

モバP「……雪美、ちょっと別室に行くぞ」グイッ キャー……


七海「このあと滅茶苦茶……って何のキスを貪る気れすか!」

719: 2021/07/03(土) 23:37:03 ID:Z3KoRIZw
1067

パキッ ポリッポリッ

モバP「いやあ、やっぱり水でしっかり冷やしたキュウリをそのまま齧るのは良いな」

雪美「……トマトも……そのままでも……おいしい……」

ちひろ「ワイルドですね」

モバP「テレビで誰かが夏野菜をそのまま齧っているのを見ると真似したくなるのです」

ちひろ「キュウリは浅漬けか、甘めの酢の物にでもした方が美味しく食べられると思いますけど」

雪美「これ……庭の……もぎたて……。ちひろさんも……ぜひ……」

ちひろ「346プロってキュウリやトマトを栽培しているんですね……あとでいただきます」

雪美「大きい……オクラも……生る……」

ちひろ「ここの土地ってそんなに肥沃なんですかね?」

モバP「そりゃもう。346プロ緑化計画は順調に進行中です」

ちひろ「数年後、ビルがバーティカルフォレストになってたらどうしよう……」

モバP「それはそうと雪美、最近はトマトをよく食べるな」


雪美「今は……酸っぱいものが……食べたいから……」 マサカ……オメデタ……!? タイホデスネコレハ

720: 2021/07/03(土) 23:40:56 ID:Z3KoRIZw
1068

モバP「夏、甘味処の座敷で食べたくなるちょっとした冷たい和菓子ってあるよな」

雪美「……あんみつ……」

モバP「そう餡蜜……響きからもう甘いですって感じに誘われる」

ちひろ「冷やしぜんざいやかき氷も良いですけどねえ」

雪美「かき氷……パフェみたいに……トッピング……見たことある……」

モバP「昔のようにただシロップをかけるだけじゃ若い子のハートは掴めないのかもな」

ちひろ「シロップをかけるだけじゃないと言えば練乳をかけた宇治金時」

雪美「抹茶シロップ……あんこに……白玉……練乳まで……」

モバP「他より渋いように見えて一段豪華という」

モバP「練乳を初めて食べた時は衝撃だったな、キャラメルくらい濃ゆい甘さで」

ちひろ「ただ融通が利かないんですよね。チューブ練乳とか買うと持て余します」

雪美「……かき氷……以外は……イチゴに……かける……くらい……」

モバP「ただイチゴも最近の改良が進んだ物だと練乳をかけなくても美味しいからな」

雪美「……その点……Pは……チューブから……そのまま、食べる……から……大丈夫……ね」

721: 2021/07/03(土) 23:45:26 ID:Z3KoRIZw
モバP「おいおい、練乳だろうとマヨネーズだろうとチューブ直飲みはさすがにしないって」

ちひろ「一度はしたことがありそう」

モバP「さて、抹茶かき氷にパフェと言えば、緑基調の抹茶パフェなんかも甘味処で出ても違和感がないですね」

雪美「抹茶パフェ……そっちも……良い……」

ちひろ「抹茶アイスが盛られていたり、完全な和の甘味ではないですけど私は好きですね」

モバP「ファミレスに行ってメニューを開くと、パフェは大体3種類あるイメージです」

モバP「一つはイチゴ、一つはチョコバナナ或いはマンゴー、一つは宇治抹茶」

ちひろ「スイーツの味のバリエーションを赤・黄・緑に分けると大体緑って抹茶風味になりがちですね」

モバP「マスカットやメロンにすると高いからでしょうか。キウイはちょっとマイナーですし」

雪美「……あっ……このみつまめ……フルーツ大福……わらびもちも……おいしそう……」

モバP「どれどれ? ……本当だ。でも俺はこっちが良いかな」

ちひろ「夏柑糖ですか。こういう中身をくりぬいて皮を器に使うのって何か良いですよね」

雪美「……食べてみたい……ね」

モバP「ああ。食べたことがない物を人に贈るのって何か変な気がするからな」


ちひろ「……ところで何故私たちは中元ギフトカタログを見ているんでしたっけ?」

722: 2021/07/03(土) 23:46:11 ID:Z3KoRIZw
1069

モバP「所属アイドルにドラマの出演依頼が来たら嬉しいものだ」

雪美「……Pも……嬉しい……?」

モバP「ああ。それだけ知名度が上がって、期待もされているんだなと分かるからな」

モバP「しかしそれがもし、『雪美に』『悪役の』オファーだったら……?」

ちひろ「来るんですかねそれ」

雪美「……悪役……難しそう……」

モバP「興味自体はある?」

雪美「……今は……何でも……やってみたい……」

モバP「今何でもするって」

ちひろ「何させる気ですか」

雪美「……///」

ちひろ「何させられると思ったんですか」

モバP「演技の幅を広げるのに様々な立場の役をやってみるのは良いと思う」

モバP「万能にはなれなくても、自分に合うもの合わないものが分かるだけで違ってくる」

723: 2021/07/03(土) 23:50:13 ID:Z3KoRIZw
ちひろ「ただ、それを大手のドラマで試験させてもらえる機会なんて、そう都合良く貰えないものです」

モバP「それにたった一度の出演でも、今後の雪美の役者としてのイメージを決定づけてしまいかねませんし」

ちひろ「失敗しても簡単に黒歴史になんか出来ませんからねえ」

雪美「……もしかして……二人とも……経験者……?」

モバP「いんや。ただエキストラくらいは以前から何度か。何だったら現在でも撮影中に欠員が出た時は急遽入る」

ちひろ「この前、美優さん出演のドラマにプロデューサーさんが映ってたのはそれか」

雪美「……P……芸達者……ね」

モバP「それほどでも。あとは悪役以上に損な役として、氏体役もやったことがあるが、あれも大変でね」

モバP「瞬きをしたり呼吸で胸を膨らませたり出来ないのがきつい」

ちひろ「例えば十何秒とかでも、微動だにせず目を開けっ放しに出来たら結構な技能ですよね」

雪美「……小梅……氏体ごっこ……上手い……」

ちひろ「でも小中学生に氏体役させるのはテレビじゃ放送できないでしょうね」

モバP「特撮とかの悪堕ちを想定して際どい衣装を着る練習くらいだったらここでも出来るんですがね」

モバP「ということで雪美さん、このハイレグのボディスーツとロングパンツの組み合わせなんていかがです?」 ……カッコイイ


ちひろ「着させませんよ? ……しかし悪コスって何でこうタイトなのが多いんでしょうかね?」

724: 2021/07/03(土) 23:51:16 ID:Z3KoRIZw
1070

モバP「収集車を見かける度に思うが、ゴミ収集の作業員って大変そうだよなあ」

雪美「……うん」

モバP「いろんな所を回って家庭ごみを放り込んでプレスするわけだが、そこでもしゴミ袋が破裂したらと思うとさ」

雪美「……」

モバP「……」

雪美「……ばん!」

モバP「ひゅい!?」

雪美「……ふふっ」

ちひろ「河童のような悲鳴ですねプロデューサーさん」

モバP「で、可能性としては爆発物なんて入れる輩がいないとも限らないわけで」

ちひろ「さすがにそんなことを考えていたら作業員も仕事にならないでしょう」

ちひろ「それよりはステップ乗車の方が危ないですね。振り落とされたら怪我します」

モバP「戦後の買いだし列車のように外に掴まって立ち乗りするアレですね」


雪美「……曲芸……みたいな乗り方……気持ち良さそう……」 チョットソウオモウヨナ

725: 2021/07/03(土) 23:53:40 ID:Z3KoRIZw
1071

モバP「今日の夕食はチャチャッと俺が作るわ」

雪美「ラーメンでも……作るの……?」

モバP「小麦粉製の何かが入るスープなのは当たっているかな」

――

モバP「というわけで、野菜とマカロニのコンソメスープです」

雪美「……!」

雪美「……これは……アルファベットの……マカロニ……」

モバP「学校給食でこれが入っているものはABCスープ、なんて呼ばれたりもするな」

雪美「……給食……以外で……見たの……初めて……」

モバP「なかなか一般流通しているとは言い難いからな」

雪美「……ん……。……おいしい」

モバP「よし、次回はミネストローネにも入れるとするか」

雪美「……ふふ……“P”……見つけた……♪」


モバP「じゃあ、俺もYUKIMIを探しながら食べるとするかな」

726: 2021/07/03(土) 23:54:40 ID:Z3KoRIZw
1072

モバP・法子「……」

雪美「……」

パクッ

雪美「……おいしい……」

法子「良かった! 雪美ちゃんのお墨付きは権威があるからねっ」

モバP「そんなことを俺は聞いたことがないぞ。まあ、ありそうだがな」

雪美「……あまり……ドーナツ……し過ぎてない……ね」

法子「あたしも最初はエンゼルクリームに似ているなって思ったこれ、マラサダって言うんだよ♪」

モバP「ハワイ名物のドーナツだってな。ブームになるまであまり聞いたことがなかった」

雪美「少し……飲み物が……欲しくなる……」チュー

雪美「……おお……こっちは……牛乳が……イチゴ味に……」

モバP「それはマラサダのついでに買って来たクイックミルクストロベリーフレーバーだな」

モバP「ミルメークと違って、ストローを通った分だけ味が変わる」


法子「これ、時子さんにも持って行ってあげよっ!」 トキコノカオガメニウカブ

728: 2021/07/10(土) 23:39:02 ID:rDyrGh7E
1073

モバP「七夕が終わりましたね」

ちひろ「七夕いつも終わってんな」

モバP「気づいたら終わっているんですよね、七夕って」

ちひろ「同日は瑛梨華ちゃんとあずきちゃんの誕生日でもありますからね」

モバP「何か他のことに気を取られて七夕そのものはそんなに印象に残らずに過ぎて行くイベントという感じですねえ」

ちひろ「でも今年も短冊とか書いて飾ったじゃないですか」

モバP「描きましたね」

雪美「たくさん……描いた……」

ちひろ「ああ、今年は願い事を字ではなく絵で描いて表すなんて、お二人は本当にやることが自由ですよ」

モバP「そんなこともありましたね」

モバP「でも他には七夕ゼリーを作ってみんなで食べたくらいしかないですし」

雪美「マリンブルーの……ゼリー……、見た目も味も……清涼感……」

モバP「でも年一で学校給食で出てきたあの七夕ゼリーの美味さには敵わんのよなー」


ちひろ「充分楽しんでいるじゃないですか。織姫と彦星はそっちのけだとしても」

729: 2021/07/10(土) 23:45:19 ID:rDyrGh7E
1074

雪美「……」チョコン

モバP「……」

雪美「……P」

モバP「ん?」

雪美「……元気……ない……?」

モバP「…………あー、いつも通りにしているようでも座り心地の微妙な変化で分かるかー」

ちひろ「膝上の座り心地って変わるんですかね?」

雪美「……疲れて……しまった……の……?」

モバP「やる気の高低を0から100までで表して平常値を50とすると最近は20の辺りで上下している感じだな」

ちひろ「平常時が随分高いんですね」

モバP「最近、例えるなら、見逃したくない放送が以前は30分だったのが3時間に拡大して、視聴を切るか他の時間を削らなきゃいけないジレンマに陥っているという感じです」

雪美「それは……私も……悩む……」

モバP「圧縮してどうにか一日のタイムスケジュールに収めているんですが、何か時間に追われているようで……どうして一日って34.6時間じゃないんでしょうね?」


ちひろ「例えが事実としてあと8時間近くは何に使うと言うんですか」

730: 2021/07/10(土) 23:46:44 ID:rDyrGh7E
1075

パクッ

かな子「……どうです?」

モバP「ん……これは……美味いな」

雪美「……♪」モクモク

かな子「いつもよりヘルシーにと、シンプルなカップケーキにしてみたんですけど」

モバP「ペ口リと平らげられてちょうど良いな。甘さも控えめで優しい」

雪美「……ママの……味……」

かな子「えっ」

モバP「母が自分のためにと焼いてくれたケーキの味は何物にも代え難いが」

雪美「そんな……味がする……」

かな子「///」ポッ

モバP「かな子のケーキは売り物では味わえない愛情と温かみがある」

かな子「えへへ……嬉しいなあ」

かな子「嬉しいから……私も食べようっと。いただきます」

731: 2021/07/10(土) 23:48:14 ID:rDyrGh7E
パクッ

かな子「……うん、うん」

かな子「やっぱり褒めてもらったケーキは特別おいしく感じちゃいます」

モバP「かな子は作る側も食べる側も両方やれるから強いよな」

雪美「とても……おいしそうに……食べる……」

かな子「ほうれふか?」

雪美「……うん……素敵……」

モバP「今は夏バテで食欲がないって人も出てくる季節だが」

モバP「そういう時に見ているだけでも元気を貰えるのがかな子の食べっぷりかも」

かな子「ん……それでもちょっと、食べ過ぎが気になるんですよ」

モバP「だからいつもよりヘルシーに、か」

モバP「もし、のっぴきならない状況に追い込まれたと思ったら過酷なダイエットもやるのか?」

かな子「う~ん、考えたくはないですけど、何か口に入れさえできるなら……」

雪美「……干し椎茸……口に含んで……ぺっ……するとか……」


かな子「ボクサーの減量みたいなことはさすがにしないよ?」

732: 2021/07/10(土) 23:49:53 ID:rDyrGh7E
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モバP「古くからあるお寺なんかに行ったり映像を見たりすると、長い木造の廊下が目に入りますよね?」

モバP「すると美しいとか趣があるとか思う前に、ここを雑巾がけしたらさぞ清々しいだろうなと思う自分は変でしょうか?」

ちひろ「プロデューサーさんだけではないと思いますよ?」

ちひろ「しかし雑巾がけってまた懐かしいですね」

雪美「学校では……やるのに……家では……フローリング……ワイパー……」

モバP「そうそう。学校を卒業すると床の雑巾がけをする場面にほとんど出くわすことがない」

ちひろ「床を吹くくらいならあるんですけど、日常であの姿勢で疾走することはないですね」

モバP「現役の雪美は学校では雑巾がけ、速い方か?」

雪美「……普通……。……箒……モップ……の方が……みんなに……人気……」

モバP「ああ、そうだ。そういうのが教室の後ろ端のロッカーに入っているんだよな」

モバP「小学生に戻って雪美と雑巾がけで競争してみたいなあ」

雪美「……Pには……負けない……」メラッ

モバP「それとついでに雪美と二人でロッカーに隠れてみたい」 ……ナニ……スルキ……?


ちひろ「そういうシチュエーション、実際やると掃除用具の臭いがきつそう」

733: 2021/07/10(土) 23:52:14 ID:rDyrGh7E
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モバP「何か、7月前半は大雨というのが毎年のようになってきましたね」

ちひろ「本当ですね」

ちひろ「かと言って梅雨が短い年は酷暑になりますし、それもそれで辛いですけども」

モバP「2018年でしたっけ、とてつもなく暑い日が何日も続いたのは」

ちひろ「あの時は早く7月8月が過ぎ去ってほしいと思いましたね」

モバP「今年は7月に入っている割には暑さに関してはマシですが」

モバP「それも梅雨が明けて深夜の最低気温が25℃を下回らなくなってくるといよいよ終わりの見えない忍耐の日々の始まりです」

雪美「……逃げ場が……ない……」

ちひろ「熱帯夜ですね。何日も続けば熱は溜まりますし体感温度は30℃以上だったり」

雪美「……大切なものまで……溶け出しそう……」

モバP「羞恥心とかな」

ちひろ「羞恥心が溶け出すとどうなるんです?」

モバP「自宅にアイドルが来ていてもお構いなしに裸族化します。愛梨みたいに」


ちひろ「至急クーラーを入れてください」

734: 2021/07/10(土) 23:53:24 ID:rDyrGh7E
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モバP「この時期に着るものではあまりないが、ふと雪美に似合うと思ったカジュアルな服がある」

雪美「……?」

モバP「パーカーだな。それも前開きのジップパーカーではなく、被るタイプの」

ちひろ「冬場の服という感じですね」

モバP「更にお腹の部分にカンガルーポケットが付いていたら……」

雪美「……カンガルー……ポケット……?」

モバP「実際のカンガルーのポケットと違って、こう左右から手を入れられるポケットだな」

モバP「これに両手を突っ込んで路地裏の壁に寄りかかって誰かを待っている雪美さん――」

雪美「……ちょっとダークな……かっこよさ……」

ちひろ「トンネルのように貫通しているポケットって案外他にないですよねえ」

雪美「……でも……夏なら……水着の上に、着る……薄いパーカーも……好き……」

モバP「それは同意だがそこはほら、俺が露骨に言うと変態みたいになっちゃうからな」

モバP「海が近い所に泊まって水着に軽くパーカーを羽織っただけの格好で街を出歩く若い女の子なんて夏の開放感全開でたまんねえなと思うがこれは誰にも言うつもりはない」


ちひろ「ばっちし言ってますけども」

735: 2021/07/10(土) 23:55:44 ID:rDyrGh7E
1079

モバP「雪美の長い髪」ナデナデ

雪美「Pの……長くない髪……」ヨシヨシ

モバP・雪美「……いい……」

ちひろ「まーたイチャついてやがりますよ」

モバP「髪はボサボサでも撫で応えがあって良いし、フワフワでボリュームがあるものも良いが」

モバP「やっぱりこう、サラサラな雪美の髪は手触りが優しい」

雪美「……もっと……♪」

モバP「……でも、いつかボブにした雪美さんも見てみたい。収まりが良さそう」

雪美「Pも……もっと短くしても……良いかも……」

モバP「今より短く、って坊主寄りの短髪くらいか……」

ちひろ「お二人が親になった時は、それまでは髪を伸ばしてきたとしても短くするかもしれませんね」

ちひろ「私なんかはこのサイド編み込みを除くと最初から結構短めに見られる方ですけど」

モバP「……そこはちょっと髪を解いた差分などたまに入れてみては?」


ちひろ「嫌です。誰? とか言われそうですし」 イイマセンヨ

736: 2021/07/10(土) 23:57:33 ID:rDyrGh7E
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モバP「雪美の今日のお仕事は刺激が強くて参ったよ」

雪美「……?」

モバP「上は体育ジャージで下は制服スカートの場面があっただろう」

雪美「……うん。……小学校では……しない格好……」

モバP「そうだな。スポーツ部活動の女子マネとかが着る」

モバP「あの制服特有のプリーツスカートがジャージと妙にマッチするんだよな」

雪美「……不思議な……組み合わせ……」

モバP「俺にはどうしてマネージャーの雪美に“先輩、頑張ってください!”ってドリンクを渡される青春が無かったのか」

ちひろ「難易度高いですね……ジャージコーデはちょっとしたアンバランス感が良いですよね」

ちひろ「特に雪美ちゃんみたいなお嬢様系のルックスの子が着ていると目を惹きます」

モバP「スカートの下にジャージを履く埴輪ルックだとこれが一転、何だか芋な感じが出てしまうんですがね」

ちひろ「プロデューサーさんは単に生の腿、膝、脛とかを見たいだけなような」

雪美「芋ジャージ……結構……カラフルで……好き……」


モバP「でもこういう時の色って大抵臙脂を着させられるイメージ」

737: 2021/07/10(土) 23:58:13 ID:rDyrGh7E
今日はここまで
サラダマリネベーグル


to be continued...→


引用: モバP「雪美様がゆく」