1: 2010/05/02(日) 17:18:18.00 ID:JKrlXRtXO
C.C.「ヘクシュン」

4: 2010/05/02(日) 17:21:13.88 ID:JKrlXRtXO
ルルーシュ「38.5か・・・」

C.C.「ボッーとする」

ルルーシュ「不老不氏でも風邪引くんだな」

C.C.「うるさい」

5: 2010/05/02(日) 17:25:14.79 ID:JKrlXRtXO
C.C.「ルルーシュ、私はピザが食べたい。それで元気になる」

ルルーシュ「高熱を出してピザを食べるバカがどこにいる?」

C.C.「ここにいるぞ」

ルルーシュ「しばらく安静にしてろ」スタスタスタ

9: 2010/05/02(日) 17:30:58.33 ID:JKrlXRtXO
C.C.「ルルーシュの奴め・・・」

スザク「C.C.」

C.C.「スザクか」

スザク「風邪引いたんだってね」

C.C.「ああ」

スザク「シュナイゼルとの決戦も近いんだ。早く良くなってくれよ」

スザク「盾である君がいなかったら誰がルルーシュを守るんだい?」

12: 2010/05/02(日) 17:35:58.44 ID:JKrlXRtXO
C.C.「わかってるさ、そのくらい」

スザク「まあ僕もルルーシュの剣だからね」

スザク「盾と剣、それがあって初めてルルーシュの力が発揮されるんだ」

スザク「僕も協力するよ。C.C.」

14: 2010/05/02(日) 17:41:10.70 ID:JKrlXRtXO
C.C.「・・・おいスザク、何だこれは?」

スザク「何って布団を何枚も重ねてるんだよ」

C.C.「重いぞ」

スザク「日本では熱を出した時、汗が出やすいように布団を何枚も重ねるんだ」

スザク「そのほうが早く治るしね」

15: 2010/05/02(日) 17:44:57.59 ID:JKrlXRtXO
C.C.「重い!熱い!動けない!」

スザク「確かに重いだろうね」

スザク「でもC.C.、今我慢すれば絶対良くなる」

スザク「頑張れ!C.C.!」

16: 2010/05/02(日) 17:50:54.36 ID:JKrlXRtXO
一時間後

スザク「少し下がったみたいだね」

C.C.(苦しかった・・・)

スザク「C.C.、次はお粥を食べるんだ」

C.C.「私はピザしか食べない」

スザク「わがままは駄目だよC.C.。風邪を治すためだ」

スザク「ルルーシュが喜ぶ顔が見たくないのかい?」

17: 2010/05/02(日) 17:53:21.35 ID:JKrlXRtXO
C.C.「ルルーシュの喜ぶ顔・・・」

C.C.「・・・・・」

C.C.(み、見たい・・・)

20: 2010/05/02(日) 17:56:36.46 ID:JKrlXRtXO
C.C.「わかった・・・食べる」

C.C.「・・・・・」パクッ

スザク「えらいぞ!C.C.!」

C.C.「あ、ああ」モグモグ

22: 2010/05/02(日) 18:00:16.31 ID:JKrlXRtXO
C.C.「食べたぞ」

スザク「うん、これなら治りも早いかもね」

C.C.「服が汗でびっしょりだ」

スザク「それじゃあ僕が着替えの手伝いをしてあげるよ」

23: 2010/05/02(日) 18:05:29.45 ID:JKrlXRtXO
C.C.「・・・何を言っているんだ?」

スザク「だから、着替えの手伝いをするんだよ」

C.C.「お、おい、仮にも私は女だぞ!着替えくらい自分で出来る!」

C.C.「おい後ろ向いてろ。・・・くっ、汗のせいで脱ぎにくい」

25: 2010/05/02(日) 18:08:56.37 ID:JKrlXRtXO
スザク「だから言ったじゃないか、手伝うって」

スザク「C.C.、僕に任せるんだ」

C.C.「や、やめろ。お前自分が何しようとしてるのかわかってるのか?」

26: 2010/05/02(日) 18:12:34.20 ID:JKrlXRtXO
スザク「・・・わかってるさ」

スザク「確かに女性の服を勝手に脱がすのは失礼だよ」

スザク「けどねC.C.、君は風邪を引いてるんだ。無理をしちゃ駄目だ」

27: 2010/05/02(日) 18:20:50.66 ID:JKrlXRtXO
スザク「君は数百年間一人で生き続けてきた」

スザク「だから意地を張ってるんだね?」

スザク「数百年間生きてきたんだから一人でも大丈夫。そう思ってるんだね?」

スザク「でも今は違う。ここには僕やルルーシュがいるじゃないか!」

スザク「誰かに甘えたって良いんだC.C.!!」

C.C.(こいつ馬鹿か?)

29: 2010/05/02(日) 18:23:50.66 ID:JKrlXRtXO
スザク「さあ、僕に任せるんだ!」

C.C.「や、やめろ」

スザク「遠慮しちゃ駄目だ!」

C.C.「ま、まずい。・・・そうだ!咲世子、咲世子ーーーー!!」

31: 2010/05/02(日) 18:27:15.88 ID:JKrlXRtXO
そして・・・

咲世子「スザクさん、ここは私に任せて下さい」

スザク「すみません咲世子さん」

咲世子「さあ、殿方は出てって下さいな」

C.C.(助かった・・・)

33: 2010/05/02(日) 18:32:38.88 ID:JKrlXRtXO
咲世子「着替え終わりましたよ。C.C.様」

C.C.「助かったよ咲世子」

咲世子「全く、スザクさんはデリカシーがありませんわね」

C.C.「本当だ」

36: 2010/05/02(日) 18:37:22.25 ID:JKrlXRtXO
C.C.「なあ咲世子」

咲世子「はい」

C.C.「ルルーシュが私が風邪を引いているのに態度が素っ気ないんだ」

C.C.「どうすればいい?」

咲世子「うーん、そうですねえ・・・あっ!」
C.C.「な、何かあるのか?」

38: 2010/05/02(日) 18:45:47.02 ID:JKrlXRtXO
咲世子「C.C.様の弱い部分を見せれば良いんですよ」

C.C.「弱い部分?」

咲世子「はい。風邪で弱ってるところをアピールすればルルーシュ様もきっと心配してくださいます」

咲世子「それに、殿方は弱ってる女性には心打たれるものなのですよ」

C.C.「ほ、本当か?咲世子」

咲世子「はい」

C.C.「フフフ、ルルーシュの奴、絶対心配するぞ」

39: 2010/05/02(日) 18:50:37.32 ID:JKrlXRtXO
そして・・・

ルルーシュ「具合はどうだ?C.C.」

C.C.「ゴホン、ゴホン、ゴホン」

ルルーシュ「どうした?」

C.C.「ああ、ルルーシュ・・・、私は今すごく体がだるい」

C.C.「頭が痛いルルーシュ。私は本当に治るんだろうか?」


41: 2010/05/02(日) 18:55:59.40 ID:JKrlXRtXO
C.C.「体が熱い、鼻水が出る、視界がぼやける」

C.C.「このままじゃ私は氏んでしまう」

ルルーシュ「氏なないだろ」

C.C.「ああルルーシュ、私はどうすればいい?」

ルルーシュ「寝てろ」

44: 2010/05/02(日) 19:01:06.00 ID:JKrlXRtXO
C.C.(た、態度が素っ気ないだと!?)

ルルーシュ「C.C.・・・」

C.C.「な、何だ?」

ルルーシュ「下手な芝居はやめろ」

C.C.「・・・・」

ルルーシュ「まあその様子なら大丈夫だろ」

C.C.「お、おい」

ルルーシュ「またな」スタスタスタ

48: 2010/05/02(日) 19:07:36.91 ID:JKrlXRtXO
C.C.「・・・・」

C.C.「ルルーシュの奴、なんて冷徹な男だ」

C.C.「ハア・・・」

C.C.「・・・・・」

C.C.「チーズ君・・・お前だけが私の味方だ」
チーズ君「・・・・・」

49: 2010/05/02(日) 19:13:57.55 ID:JKrlXRtXO
C.C.「チーズ君は傍にいてくれるよな」

チーズ君(C.C.の裏声)『大丈夫だよC.C.。僕が傍にいるからね』

C.C.「フフ、チーズ君はどこかの馬鹿と違って優しいな」

チーズ君『早く良くなってね、C.C.』

C.C.「ありがとう、チーズ君」

51: 2010/05/02(日) 19:19:41.92 ID:JKrlXRtXO
スザク「具合はどうだい?C.C.」

チーズ君『頭痛くない?C.C.』

C.C.「大丈夫だよ。チーズ君」

チーズ君『頭撫でてあげるね』

チーズ君『ナデナデ』

C.C.「フフフ・・・あ」

スザク「・・・・・」

C.C.「・・・・・」

54: 2010/05/02(日) 19:24:06.27 ID:JKrlXRtXO
C.C.「ス、スザク違うんだ。これは・・・」

スザク「大変だ・・・」

C.C.「え?」

スザク「C.C.の頭がオカしくなったぞーーー!!」

56: 2010/05/02(日) 19:30:05.10 ID:JKrlXRtXO
スザク「これはもう風邪どころじゃないぞ」

スザク「どうすればいいんだ?」

C.C.「お、おい」

スザク「C.C.!!」

C.C.「!!」ビクッ

スザク「僕の事がわかるかい?スザクだよ」

C.C.「ああ・・・知ってる」

スザク「よし!」

58: 2010/05/02(日) 19:36:22.98 ID:JKrlXRtXO
スザク「とにかくこれは医者に診てもらわなきゃ!!」

C.C.「わ、私は大丈夫だぞ」

スザク「ぬいぐるみと会話して大丈夫な人間がどこにいる?」

60: 2010/05/02(日) 19:44:46.60 ID:JKrlXRtXO
スザク「とにかく、君は医者に診てもらえ」

スザク「後、チーズ君はしばらく僕が預かる」

C.C.「や、やめろ!!」

スザク「駄目だC.C.、今の君にはチーズ君ですら脅威なんだ」

スザク「今医者を呼ぶからC.C.はおとなしくしてるんだ」

C.C.「チ、チィィィィィズくぅぅぅぅぅん!!」

62: 2010/05/02(日) 19:49:44.09 ID:JKrlXRtXO
C.C.「・・・チーズ君を取られた」

シーーーーン

C.C.「一人だ・・・」

C.C.「・・・・・・」

C.C.「寝よう」

68: 2010/05/02(日) 21:04:16.54 ID:JKrlXRtXO
再開します

69: 2010/05/02(日) 21:07:18.59 ID:JKrlXRtXO
-----

?「ごめんなさい。ごめんなさい」

女主人「全く、この子は本当に役に立たないねえ」

?「ごめんなさいご主人様。ごめんなさい」

71: 2010/05/02(日) 21:10:40.46 ID:JKrlXRtXO
女主人「なんでこんな小娘が召し使いなんだい」

女主人「ほら、あんたはこの物置の中で寝てな」ドンッ

?「ウッ」

女主人「逃げるんじゃないよ」バンッ

72: 2010/05/02(日) 21:14:39.81 ID:JKrlXRtXO
?「・・・・・」

?「暗いな・・・」

?「ウウウ・・・」ブルブル

?「寒いよ・・・怖いよ・・・」

?「一人ぼっちは・・・嫌だ」ポロポロ

74: 2010/05/02(日) 21:17:13.53 ID:JKrlXRtXO
C.C.「ハッ」

C.C.「・・・夢・・か」

C.C.「嫌な事思い出してしまったな」


75: 2010/05/02(日) 21:22:34.06 ID:JKrlXRtXO
C.C.「そういえばチーズ君取られたんだったな」

C.C.「・・・・・」

C.C.「・・・天井ってこんなに高かったのか?」

シーーーーン

C.C.「静かだな・・・」

76: 2010/05/02(日) 21:26:28.47 ID:JKrlXRtXO
ルルーシュ「C.C.」

C.C.「ルルーシュ・・・」

ルルーシュ「体の方は?」

C.C.「良くなってきてる」

ルルーシュ「そうか」

78: 2010/05/02(日) 21:33:08.46 ID:JKrlXRtXO
ルルーシュ「それじゃあ俺は行くぞ」

ガシッ

ルルーシュ「ん?」

C.C.「なあルルーシュ・・・頼みがある」

ルルーシュ「なんだC.C.、また下手な芝居か?」

C.C.「・・・・・・だ」

ルルーシュ「ん?」

C.C.「一人じゃ・・・心細いんだ・・・」ウルッ

ルルーシュ「うおっ!?」

79: 2010/05/02(日) 21:36:16.34 ID:JKrlXRtXO
C.C.「ほんの・・・少しだけでいい」

C.C.「傍に・・・いてくれ」

C.C.「一人は・・・嫌なんだ・・・」

81: 2010/05/02(日) 21:41:54.33 ID:JKrlXRtXO
ルルーシュ(な、なんだ、この胸の高鳴りは?)

ルルーシュ(シ、C.C.が色っぽい)

C.C.「ルルーシュ・・・」

ルルーシュ「わ、わかった。しばらく傍にいてやる」

82: 2010/05/02(日) 21:48:55.96 ID:JKrlXRtXO
C.C.「ありがとう・・・」スッ

ルルーシュ(C.C.の顔が近い!・・・ん?)

ルルーシュ(ふおおおおお!C.C.のパジャマが汗で透けてるうぅぅぅぅぅ!!!)

C.C.「んっ・・・」

ルルーシュ(シ、シシシC.C.の唇が・・・唇が俺の目の前にいいいいい!!!)

85: 2010/05/02(日) 21:51:57.54 ID:JKrlXRtXO
咲世子(・・・・・・)

咲世子(二人に気付かれぬように見てますが・・・)

咲世子(これはいいムードですわ!)

87: 2010/05/02(日) 21:58:02.94 ID:JKrlXRtXO
スザク「C.C.、調子はどうだい?」

ルルーシュ・C.C.「!?」

スザク「あっ」

咲世子「ちっ」

88: 2010/05/02(日) 22:02:33.34 ID:JKrlXRtXO
ルルーシュ「ス、スザク、これはだな」

スザク「C.C.!!」

C.C.「!!!」ビクッ

スザク「駄目じゃないか、ルルーシュに顔を近づけちゃ!」

スザク「ルルーシュに風邪が移ったらどうするんだい?」

91: 2010/05/02(日) 22:07:33.86 ID:JKrlXRtXO
C.C.「そ、それはルルーシュが傍にいてくれるって言ったから・・・」

スザク「甘えるな」

C.C.「!?」

スザク「その甘えが命取りとなるんだC.C.」

93: 2010/05/02(日) 22:11:25.45 ID:JKrlXRtXO
スザク「ルルーシュもルルーシュだよ。君が風邪を引いたら元も子もないんだから気をつけて」

ルルーシュ「あ、ああ」

98: 2010/05/02(日) 22:18:51.92 ID:JKrlXRtXO
咲世子「スザクさん・・・」

ルルーシュ・C.C.・スザク「!!!」

C.C.「さ、咲世子!?いつの間に!?」

スザク「なんだい咲世子さん?」

咲世子「ちょっと外でお話が・・・」

スザク「?」

スタスタスタスタスタスタ

スザク「何ですか?咲世子s」


ドゴォ、バキィ、グシャア、ボゴォ

102: 2010/05/02(日) 22:23:26.41 ID:JKrlXRtXO
ルルーシュ「い、今凄い音がしたぞ」

C.C.「気にするな」

C.C.(咲世子・・・)

104: 2010/05/02(日) 22:27:48.79 ID:JKrlXRtXO
翌日


C.C.「治ったぞ!」シャキーン

ルルーシュ「良かったな。思ったより早くて」

C.C.「フッフッフ、私を甘く見るな」

105: 2010/05/02(日) 22:29:37.79 ID:JKrlXRtXO
C.C.「スザクはどうした?」

ルルーシュ「風邪だ」

スザク「うーん」

106: 2010/05/02(日) 22:33:17.65 ID:JKrlXRtXO
スザク「頭がボッーとする」

咲世子「スザクさーん」ガラガラガラ

スザク「さ、咲世子さん」ビクッ

咲世子「体の具合はどうです?」

スザク「イ、イマイチです」

107: 2010/05/02(日) 22:39:10.88 ID:JKrlXRtXO
咲世子「それはイケませんねえ」

スザク「すいません。・・・咲世子さん、その鍋は何です?」

咲世子「あ、この鍋の中には代々篠崎家に伝わる秘薬が入ってるんですよ」

スザク「へ、へえー」

咲世子「スザクさんのために作ったんですよ。ホラッ」パカッ


ボコボコボコ、ゴパァ

109: 2010/05/02(日) 22:43:47.99 ID:JKrlXRtXO
スザク「・・・・・」

咲世子「これさえ飲めば風邪も一発で治りますよ」

スザク「だ、大丈夫ですよ咲世子さん。自分でなんとかしますから」

咲世子「遠慮は駄目ですよスザクさん。さあ、口を開けてくださいな」

おしまい!

103: 2010/05/02(日) 22:27:36.15 ID:OjuAqKxE0
ありがとうございます咲世子さん・・・いえ、咲世子様

108: 2010/05/02(日) 22:41:40.78 ID:OjuAqKxE0
流石咲世子さんだ

引用: C.C.「風邪引いた・・・」