97: 2009/12/25(金) 23:19:31.84 ID:o/0mBV14O
じゃあ皆さん…すみませんが、もう少しだけ付き合ってください
【銀魂×ひぐらし】銀時「ひぐらしのなく頃に?」【前編】
---

銀時「…ってのはどうよ?」

梨花「ほ、本気なのですか?」

銀時「こいつは園崎…魅音と詩音にデカい負担が掛かる、やれるか?」

魅音「心配ないよ、仲間のためだったらね…おじさんは容赦しないから」

詩音「私もお姉と同じ意見です…梨花ちゃんは必ず守りますから」

銀時「よし…圭一、沙都子…テメーらも腹くくっとけよ」

圭一「言われるまでもないです、なあ沙都子!」

沙都子「私はとうの昔に覚悟は決まっていましてよ!」

梨花「みんな……」

銀時「…やるぞ、テメーらァ!」

一同「おー!」

108: 2009/12/25(金) 23:38:13.92 ID:o/0mBV14O
梨花『ねえ羽入…どうなると思う?』

羽入『あうあう…こ、今回だけは本当に予想がつかないのですよ……』

梨花『そう…つまり、可能性はあるってことなのね』

羽入『梨花…あまり期待を持ちすぎては……』

梨花『あんたも少しは信じなさい……あんたにだって魂はあるんでしょ?』

羽入『でも……』

梨花『…何?』

羽入『梨花の考えている最も良い結末になるとは…ボクには思えないのです』

梨花『え…は、羽入…!それはどういう意味なの?』

羽入『……』

110: 2009/12/25(金) 23:53:34.90 ID:o/0mBV14O
同日、夜

銀時「…じゃあなテメーら、気をつけて帰りやがれよ」

魅音「うん、先生もねー!」

レナ「じゃあ先生、またね!」

銀時「……さて、俺はもう一つ行くとするか」

詩音『銀さん……?』

同日-入江診療所

銀時「わんばんこー!あのーイルカ先生いらっしゃいますかァー?」

入江「はい…あ、あなたですか…どうかなさいましたか?」

銀時「イルカ先生、今お一人様?」

入江「イルカ先生…わ、私しか今はいませんが…」

116: 2009/12/26(土) 00:04:40.65 ID:UTtFgcK5O
銀時「そうか…そいつはラッキーだった」

ヒュン!

入江「な、何を…」

銀時「木刀突き付けて脅すなんてやりたかねーが…少し話聞かせてくれるか?」

入江「…?」

銀時「あんた…一体何者なんだ?」

入江「わ、私はこの診療所を…」

銀時「言い方を変えてやろうか…テメーの後ろにはどんな組織が隠れてやがるんだ?」

入江「!…な、何のことを言っているかさっぱり」

銀時「古手梨花、山狗…ここまで言えば何を聞きてーかは分かるな?」

入江「ど…どうしてそれを…?」

121: 2009/12/26(土) 00:14:33.49 ID:UTtFgcK5O
銀時「話せ…こっちは命が掛かってんだよ」

入江「い、命…?」

詩音「……」

詩音『こ、こっそり後を付けてみたら銀さん…私には危険だから行くなって言ったのに…』

詩音『それとも…私や他のみんなじゃ危ないからワザと一人で…?』

銀時「テメーが洗いざらい吐いたらこっちも目的を教えてやる…」

入江「わ、分かりました…長くなりますが聞いてください」

131: 2009/12/26(土) 00:32:26.57 ID:UTtFgcK5O
入江「…と言うわけです、ご理解いただけましたか?」

銀時「雛見沢症候群…適当なデマ吹いてんじゃねーだろうな?」

銀時「難しい単語織り交ぜときゃコイツ馬鹿だし簡単に騙せるアルとか?」

入江「お、思ってないですよ!雛見沢症候群はれっきとした病気なんです」

銀時「…テメーらはそれをあっちゃこっちゃ研究してんのか」

入江「ええ…何とか末期の患者も治療出来ないかと…悟史くんのような」

銀時「悟史くん…どっかで聞いたな」

詩音「さ、悟史くんがここにいるの!?」

入江「し、詩音さん!」

銀時「……」

銀時『お、お前どっから湧いて出た!?来んなって言ったろうがァァァァ!』

137: 2009/12/26(土) 00:43:14.83 ID:UTtFgcK5O
入江「詩音さん!き…聞いていたんですか。!?」

銀時「し、詩音!お前危ねーから来んなって言っただろ!?」

詩音「ごめん…でも、私だって事件の謎が知りたいの……」

詩音「私…銀さんが来るずっと…ずっと前からこの事件を調べてきてたんだよ?」

銀時「……」

入江「…ええ、悟史くんはいます」

詩音「じゃあ今すぐに会わせて!監督お願い!!」

入江「ダメなんです…ダメなんです!どうか抑えてください!」

詩音「何でですか!悟史くんはすぐそこにいる…ここにいるんでしょう!?」

153: 2009/12/26(土) 00:54:24.15 ID:UTtFgcK5O
入江「悟史くんの状態は…もう末期なんです!」

詩音「末期って…そんな…そんなのって…!」

入江「今の彼は幻覚が見え…目に映る人全てが敵だと思っています」

入江「今の彼に会うことは危険です…!」

詩音「そんな…悟史くんは…もう治らないの?…もう私の頭を撫でてくれないの?」

詩音「ずっと探してたのに…やっと見つかったのに…こんなのって!」

銀時「……」

156: 2009/12/26(土) 01:04:58.33 ID:UTtFgcK5O
銀時「…会わせてやっちゃくれねーか、その悟史くんとやらに」

詩音「ぎ、銀さん…」

入江「き、聞いていたでしょう!今の悟史くんはもう前とは違うんです」

銀時「…人ってのは、どんなときでも他人と繋がっていたいと思うもんだ」

銀時「…病気で幻覚見えようが精神がいかれてようがそいつは変わらねえはずだ」

銀時「何より…こいつの、詩音の気持ちは真っ直ぐしてる…半端な気持ちじゃねーんだ」

入江「…分かりました、ただし治療室の中には入らない…これは約束してください」

159: 2009/12/26(土) 01:09:54.01 ID:UTtFgcK5O
すみません、眠気が襲ってきました…まさかこんなに長くなるとは…
ダラダラ書いてすみません、残ってたら明日に続き書きます
保守してくれてた人ありがたいです、あらためて感謝します

258: 2009/12/26(土) 09:50:50.44 ID:UTtFgcK5O
>>246
すみません、実は起きてました…ちょっと今は書き込める状態じゃないんです
手が空き次第すぐに来ます、申し訳ないです

317: 2009/12/26(土) 16:02:28.25 ID:UTtFgcK5O
詩音「分かりました…絶対に中へは入りません」

入江「ではこちらへ…地下に降ります」

銀時「無理言って悪かったな…」

入江「いえ…これが私に出来るせめてもの罪滅ぼしです」

銀時『コイツが鬼隠し事件の黒幕じゃねーとすると…ほぼ決まりだな』

同日-診療所地下

入江「ここです…ここから中の様子が見えます」

詩音「さ、悟史くん…悟史くん!」

銀時「……」

銀時『こいつが沙都子の兄貴で…詩音がずっと探し続けてた奴か…』

319: 2009/12/26(土) 16:11:56.00 ID:UTtFgcK5O
詩音「ねえ悟史くん…聞こえてる?私…ちゃんと待ってるよ、ずっと…ずっと」

詩音「沙都子の世話もちゃんとしてるから…あの時の約束、ちゃんと守ってるよ?」

詩音「悟史くんがいつ帰ってきてもいいように…私、私……!」

悟史「…………」

入江「もう…いいでしょう、こうして他人の声を聞かせるのもよくないんです」

銀時「…本当にそう思うか?」

入江「え…?」

悟史「………っ」

銀時「じゃああいつの頬流れてんのは…天井の雨漏りの水か?」

入江「そ、そんな…あり得ない…あり得ません……こんなことが…!」

323: 2009/12/26(土) 16:25:36.78 ID:UTtFgcK5O
詩音「…さ、悟史くん!!」

銀時「見ろ…透き通った綺麗な涙じゃねーか」

入江「…奇跡です、こんなことが本当に……」

銀時「あいつらは分かってんだ…涙一つだけでも互いのことがちゃんと理解できんだよ」

詩音「悟史くん…私も応援する……いつか必ず帰ってきて…?沙都子も待ってるから…」

入江「……」

同日-入江診療所、玄関前

入江「今日は…色々とすみませんでした」

銀時「いや…おかげさんで色々と分かった、感謝するわ」

入江「私に出来ることがあればいつでも力になりますから…」

銀時「そうかい…ありがとよ」

325: 2009/12/26(土) 16:33:14.21 ID:UTtFgcK5O
同日-帰り道

銀時「……」

詩音「……」

銀時『き、気まずい…どうすりゃいいんだオイ!何て話しかけりゃいい!?』

銀時『軽いノリで行ったらいいのか?それとも…』

詩音「銀さん」

銀時「…ピ、ピカチュウ!」

銀時『ピカチュウって何!?自分でも全然意味が分からないんだけどォォォォ!?』

329: 2009/12/26(土) 16:42:49.33 ID:UTtFgcK5O
詩音「何ですかピカチュウって…それより、さっきはごめんなさい」

銀時「……謝るこたねーよ」

詩音「どんな形でも…悟史くんにちゃんと会えた、まだ…無事だって分かった」

詩音「本当に…嬉しかった」

銀時「…信じてやれ、あいつは必ず治ってくる」

詩音「…?」

銀時「あいつは今まで一人で病気と戦ってた…お前が信じてやれば二人で戦えんだろ」

銀時「それでもまだ足りねーなら…俺の魂だって分けてやる」

詩音「銀さん…あ、ありがとう…」

335: 2009/12/26(土) 16:54:06.51 ID:UTtFgcK5O
銀時「ただ…梨花を助けることも忘れんじゃねーぞ?」

詩音「うん…梨花ちゃんも銀さんも私の大切な仲間ですからね!」

銀時「……ああ、園崎家を説得すんのはお前と魅音に任せるからな」

詩音「ええ、任せてください!」

銀時『俺が仲間…か』


同日-園崎家

詩音「…というわけなんです、協力してくれませんか?」

魅音「お母さん…お願い!梨花ちゃんを助けるためにも…」

茜「その敵ってのは…そこまでしなきゃならないくらい大きな組織なのかい?」

336: 2009/12/26(土) 17:04:09.81 ID:UTtFgcK5O
魅音「うん…思った以上に敵も強いみたい、簡単に勝てる相手じゃないね」

茜「なら軽々しく賛成は出来ないね、園崎だけでそんな奴らを相手にしろってのかい?」

詩音「園崎に丸投げするようなことはしません、私たちも戦います」

魅音「一応…あたし達にも策があるんだけど聞いてもらえないかな?」

茜「へえ…面白いね、聞こうじゃないか」

338: 2009/12/26(土) 17:15:11.17 ID:UTtFgcK5O
---

茜「………」

詩音「どうですか…お母さん」

茜「まさか…この策を考えたのもあの男かい?」

魅音「うん、結構危険な策だけれど…」

茜「確かに園崎の負担は軽くなるね…ただその分、あんた達は危険だよ?」

詩音「少しくらいの危険は覚悟してます…それに」

茜「それに…?」

魅音「銀さんが…『テメーらは絶対に俺が守ってやる』って約束してくれたしね」

茜「フフ…本当に面白い男だよ…いいさ、そこまで言われちゃあたしも退けないさね!」

魅音「お母さん!」

茜「ただし、魅音…詩音も…絶対に怪我すんじゃないよ」

340: 2009/12/26(土) 17:29:56.86 ID:UTtFgcK5O
同日、夜-園崎家

銀時「そうか…これで一応の目処は立ったな」

沙都子「私も準備は出来ていますわ」

レナ「銀さんが言ってたフードの付いてるカッパ二つ、買っておいたよ!」

詩音「私たちも園崎を何とか説得出来ましたからね…」

圭一「これでほとんどの準備は出来たな…」

魅音「みんな…必ず成功させるよ!」

梨花『そう…必ず…必ず成功させてみせるわ』

341: 2009/12/26(土) 17:42:35.39 ID:UTtFgcK5O
同日-某所

鷹野「そう…やはり彼がね」

小此木「どうやら我々のことを嗅ぎ回っているようです…早いうちに始末しますか?」

鷹野「私も今日会ってきたわ…そこまで頭がキレるようには思えなかったけど…」

小此木「仲間を集い、不穏な動きを見せています…我々の目的に勘図いている可能性も」

鷹野「…今はまだ生かしておきなさい、騒ぎが起こればやりにくくなるわ」

小此木「綿流しまで待て…ですか、了解しました」

鷹野「それに…何が起こるか分かっていたところで防ぐことが出来るわけでもないわ…」

347: 2009/12/26(土) 17:56:04.90 ID:UTtFgcK5O
---
綿流し前日、夜-園崎宅にて

銀時『さあ…ヤロー共との騙し合いはこっからが勝負だ』

ピリリリリ ピリリリリ

梨花『もしもし…』

銀時「よう、梨花か?」

梨花『はい…何かありましたですか?』

銀時「ヤベェぞ…敵も俺たちの動きに気付き始めたみてーだ」

梨花『そ、そんな!ボクはどうすれば…』

銀時「明日は綿流し当日だ…いいか、朝になって日が昇ったらすぐに家を出ろ」

銀時「例の場所で魅音が待ってるからそこで一緒に車に乗れ」

梨花「わ、分かりましたのです…!」

銀時「じゃあ…あとは頼んだぞ」

梨花「はいなのです!」

銀時『さて…こっからだな』

353: 2009/12/26(土) 18:10:21.17 ID:UTtFgcK5O
---

小此木「鷹野三佐…古手家の電話通信を盗聴した結果、ある情報を入手しました」

鷹野「何かしら?」

小此木「明日の朝、古手梨花を逃走させる計画があるようです」

鷹野「逃走…?」

小此木「園崎魅音ととある場所で待ち合わせ、そこから車で逃げるとのことで…」

鷹野「浅い計画…心配をするほどのこともなさそうね」

鷹野「でも…そうね、用心に越したことはないわ」

小此木「と、言いますと?」

鷹野「明日の朝、古手梨花が逃走を図って家から脱出した所を確保」

鷹野「そして…園崎魅音にも目を光らせておきなさい」

小此木「了解しました」

356: 2009/12/26(土) 18:20:54.79 ID:UTtFgcK5O
鷹野「私は…富竹に会ってくるわ」

小此木「予定よりも早いですが…実行に?」

鷹野「ええ…明日は少しバタバタしそうだから」

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富竹「鷹野さん、僕に話したいことがあるんだって?」

鷹野「ねえ富竹さん…私のこと、好き?」

富竹「な、何を急に…何かの冗談かい?」

鷹野「冗談なんかじゃないわ…私は富竹さんが好きよ?」

鷹野「だから…私に協力してほしいの」

富竹「き…君は一体何を……?」

357: 2009/12/26(土) 18:30:59.27 ID:UTtFgcK5O
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富竹「そ、そんな計画…僕が協力出来るわけが…」

鷹野「あら出来るわよ、あなたなら…私と一緒に来てくれるわ」

鷹野「協力してくれたら…見返りに私のすべてをあげるわ、私を好きにしていいのよ?」

富竹「……君は間違ってる、僕は君には協力しない…何があっても!」

鷹野「そう…残念だわ、本当に…残念!」

富竹「う、うわっ!」

小此木「失礼しますよ…富竹二尉」

富竹「くそっ…離せ!こんなことをして一体…」

鷹野「富竹さん、注射の時間よ…そしてお別れね」

富竹「そ、それは…」

371: 2009/12/26(土) 18:46:34.82 ID:UTtFgcK5O
鷹野「『H173』…雛見沢症候群の症状を即座にL5にする薬よ」

富竹「そ、そんな…それはもう開発されていないはずじゃ…」

鷹野「そう…だから持っているのは私だけ、私だけしか持っていないの」

富竹「そんなものを…一体どこに隠し持っていたんだ…」

富竹「僕が君の荷物を調べたときにはそんなものはどこにも…」

鷹野「隠し持ってなんかないわ…入江診療所の薬品棚に並べておいたもの…フフ…」

鷹野「診療所の薬品管理は全て私の仕事…だから普通の薬品の中に紛れこませておいたのよ」

鷹野「薬を隠すなら薬の中…そうでしょう?」

富竹「そんな…」

鷹野「時間がないわね…もう眠ってもらうわ」

384: 2009/12/26(土) 18:53:24.28 ID:UTtFgcK5O
富竹「止め……うっ…」

鷹野「麻酔が完全に効いたら注射しなさい、注射したら適当な山に捨ててくるのよ」

小此木「了解しました」

鷹野「さようなら…富竹さん、あなたのこと…嫌いじゃなかったわよ」

雛見沢-裏山

雲雀13「この辺りでいいか」

鳳5「早く行くぞ、目覚めて暴れ出したら巻き添えだ」

雲雀13「ああ…」

---

富竹「うっ…ぼ、僕は一体…L5になってしまったんじゃ……」

富竹「…体が少し潤ってフレッシュに感じるのは何故だろう?」

395: 2009/12/26(土) 19:10:09.17 ID:UTtFgcK5O
富竹「何だろう…この湧き上がる新鮮な水分感!」

富竹「フレッシュフレッシュフレーッシュ……」

富竹「………」

富竹『なんてやってる場合じゃない…はやく番犬を呼ばなければ…!』

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綿流し当日-夜明け前

梨花「沙都子……ちゃんとカッパは着ましたですか?」

沙都子「もちろんですわ…行きますわよ、梨花!」

梨花『さあ…今日が勝負よ、私は絶対に負けない…!』

408: 2009/12/26(土) 19:24:40.41 ID:UTtFgcK5O
雲雀5「で、出てきた…急げ!目標が日の出前に逃げ出したぞ!一人じゃない、二人だ!」

鳳7「任せろ、子供ならすぐに……ウオアッ!?」

雲雀5「どうした!…オワッ!」

沙都子『その辺り一帯は私が仕掛けた罠の宝庫…せいぜいお気をつけなさいませ!』

雲雀5『連絡!鳳1応答願います!』

小此木「どうした!なにがあった?」

雲雀5『目標の逃走を許しました!追撃の部隊も罠に掛かっている模様です!』

小此木「あれほど侮るなと…お前達はそこで待機だ!」

415: 2009/12/26(土) 19:34:29.85 ID:UTtFgcK5O
小此木「鳳9、園崎魅音の姿は捉えているか?」

鳳9『こちら鳳9!園崎魅音に加え、黒服の男二名を確認しています』

小此木「よし…全隊鳳9の元へ向かえ!目標以外には発砲も許可する!」

鳳3『で、伝令!こちらにも同じく園崎魅音の姿を確認!』

小此木「な、何!?そんな馬鹿な話があるか!」

鳳3「確認しました!間違いなく園崎魅音です!」

小此木「ど、どうなってる…!」

鷹野「…なるほど、やられたわね」

419: 2009/12/26(土) 19:45:06.73 ID:UTtFgcK5O
---

沙都子「梨花…ここで別れますわよ、どうかご無事でいらしてくださいまし!」

梨花「ボクにはオヤシロ様がついているのですよ、沙都子こそ…」

沙都子「私は心配いりませんわ!さあ、早く!」

雲雀2「奴ら二手に分かれたぞ!」

雲雀11「どっちが目標だ!?奴ら同じ雨ガッパを着てフードを…顔が確認出来ない!」

雲雀2「くそっ、俺たちも二手に別れるんだ!」

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鳳5『鳳1!自分達はどちらへ向かえば!?』

鳳2『鳳1!応答願います!』

雲雀13『指示を待ちます!』

小此木「くっ…焦って攪乱されるな馬鹿どもめ!混乱している場合か!」

424: 2009/12/26(土) 19:57:48.23 ID:UTtFgcK5O
鳳3『お、鳳1!こちらで園崎魅音と子供が接触しました!』

小此木「誰だ!目標だったか!?」

鳳3『そ…それが、雨具を身に付けフードを被っており…確認が困難です!』

小此木「な、何だと…!?」

鳳9『こ、こちらも同じく雨具を身につけた子供と園崎魅音が接触!』

鳳9『目標か否かの判別は不可能です!』

小此木「くそっ…罠だったのか!」

428: 2009/12/26(土) 20:07:09.18 ID:UTtFgcK5O
鳳9『車を出しました!園崎本家に向かっている模様です!』

鳳3『こちらは園崎本家とは別方向へ!』

小此木「安全な園崎本家へ向かったか…裏をかいて別方向へ逃げたか…」

小此木「やむを得ん…部隊を二手に二分しろ!」

車内-

魅音「ははっ、やったね梨花ちゃん!」

梨花「みー、銀時の作戦勝ちなのですよ」

魅音「確かにそうだよね…でもこんなに上手く行くとは思わなかったよ」

梨花「きっと子供だと思って調子に乗っていたのですよ」

魅音「フッフッフ…あたしらを相手に手を抜くなんて馬鹿だねぇ」

梨花『沙都子は…無事に逃げ切れたかしら』

430: 2009/12/26(土) 20:19:47.63 ID:UTtFgcK5O
もう一方の車内

沙都子「おーっほっほっ!私の罠に掛かっていく無様な姿は痛快でしたわね!」

沙都子「あれは詩音さんにも見せてさし上げたかったですわ!」

詩音「ええ、私も見たかったですよ」

沙都子「梨花はちゃんと逃げ切れましたでしょうか…?」

詩音「大丈夫…信じましょう、私たちは本家で敵を迎え撃つことを考えていましょう」

---

別車内-第三の車

葛西「……」

圭一「……」

銀時「……」

圭一『あの…ぎ、銀さん…何ですか、この重い空気?』

銀時『いや知らねーって…てかなにあの怖い人!?グラサン超怖いんですけど!』

435: 2009/12/26(土) 20:31:50.27 ID:UTtFgcK5O
葛西「…目的地は裏山でいいんですよね?」

銀時「え、ええそうですマダオさん」

葛西「マダオ…?」

銀時「あ」

銀時『し、しまったァァァ!マダオの意味バレたら殺されるゥゥゥゥ!!』

葛西「マダオとは…?」

圭一「お、俺も知らないですね…銀さん、マダオって何ですか?」

銀時「…ま、『マ』ジで『ダ』ンディーな『お』兄さん、略してマダオって言うんすよ」

葛西「………」

銀時『ち、沈黙がァァァ!沈黙が怖いんですけどォォォォ!』

葛西「……いい呼び名ですね、マダオ」

銀時「……え?」

444: 2009/12/26(土) 20:43:52.81 ID:UTtFgcK5O
銀時「で、ですよねー!マダオって最高ですよねー!」

圭一「マダオってそういう意味だったんですか…」

銀時「……あっ!」

圭一「ど、どうしたんですか?まさか敵が…?」

銀時「いやそんなんじゃねえけど…た、頼む!ちょっと止めてくれ!」

葛西「……?」

圭一「ぎ…銀さん、こんな時に何ですか!」

銀時「お前超重要事項だぞ!半端ねえぞマジで!」

葛西「…止めましょう」

銀時「さすがマダオ!話が分かる、圭一もこういう立派なマダオ目指せ」

圭一「すいません、何か馬鹿にされてるように聞こえるんですけど」

447: 2009/12/26(土) 20:53:59.09 ID:UTtFgcK5O
銀時「ホントごめん!すぐ!ホントにすぐ来るから!」

圭一「銀さん、一体どこに行くんだ…」

葛西「どうも何かのお店に入ったようですが……」

銀時「…………」

銀時「う、ウオオッ!半端ねぇ!ジャンプが200円でお釣りが来る!!」

銀時「やっぱ今のジャンプは高すぎなんだよなー…これ永久保存決定だな、うん」

圭一「いやあんた何やってんですかァァァァ!」

460: 2009/12/26(土) 21:10:42.54 ID:UTtFgcK5O
雛見沢-裏山

銀時「着いたか…やれやれ大分時間が掛かっちまったな」

圭一「いや、銀さんがジャンプ買ってたからですよね?」

銀時「それよか梨花たちはどうした?」

圭一「レナも…確か先に裏山に来て準備してるって言ってたけど…」

レナ「あっ、先生と圭一くん!遅いよー!」

圭一「悪い、銀さんがジャンプ買いたいっていうから…」

銀時「ば、馬鹿!」

レナ「…先生、この緊急事態に何やってるのかな?かな?」

銀時「ま、また鉈が…しかも何で今度は二刀流!?ちょっとカッコいいんだけど!」

梨花「一体…何をやってるのですか?」

魅音「さあ…」

465: 2009/12/26(土) 21:21:37.43 ID:UTtFgcK5O
雲雀13「いたぞ!」

銀時「ほらみろ!モタモタやってっから敵が追い付いちまったじゃねーかァァァァ!」

圭一「いや銀さんのせいでもありますからね!?」

魅音「梨花ちゃん、フード深くかぶって…顔隠して」ボソッ

銀時「ジャンプ買っただけなのに何その言い方!もういい、分かった!銀さん怒った!」

銀時「テメーらみんな先に行け、ここは責任取って俺が止めてやろうじゃねーか!」

圭一「ぎ、銀さん一人で!?」

葛西「私も一緒に…」

銀時「あんたはコイツら連れてもっと山奥に入っててくれ、子供の世話は任せたわ」

471: 2009/12/26(土) 21:40:32.04 ID:UTtFgcK5O
葛西「…分かりました、みんなこっちへ来るんだ」

梨花「銀時!一人じゃ無理です!一緒に…」

魅音「梨花ちゃん!先生を信じよう…」

梨花「……銀時」

雲雀13「追え!山奥に入って姿が見えなくなる前に捕らえろ!」

銀時「おっと…テメーらを通すわけにゃいかねーんだよ」

雲雀13「何だ…お前一人で俺たちを相手にするつもりか?」

雲雀4「単なる馬鹿か氏にたがってんのか…」

銀時「俺が馬鹿かどうかはともかく…テメーらは底抜けのアホだな」

雲雀4「な、何!?」

銀時「テメーらはキレイに俺の悪巧みにハマってくれたんだよ」

478: 2009/12/26(土) 21:54:41.02 ID:UTtFgcK5O
---
数日前…大石、園崎家が和議を結んだ夜

銀時「敵を騙くらかす悪いこと思い付いちまったぜ…お前ら耳貸せ」

梨花「?」

銀時「魅音、お前影分身しろ」

魅音「……は?」

レナ「か、影分身…?」

銀時「聞いた話じゃ敵は思った以上にデカい…このまま行ったらパーティーは全滅だ」

銀時「レベル99で耐性がMAXのデスタムーアにバブルスライムで戦うみてーなモンだ」

圭一「いやよく分かりませんけど」

482: 2009/12/26(土) 22:04:43.79 ID:UTtFgcK5O
銀時「相手が人数多くて強力なら手は一つだ…単純に戦力を分断しちまえばいい」

梨花「でも…どうやってですか?」

銀時「だから魅音が影分身するんだって」

詩音「影分身の意味がよく……あっ、私がお姉になればいいんですね!」

銀時「…まあそうともいうな」

圭一「先生、そうとしか言いません」

銀時「まあ敵もボチボチ俺たちの動きに気が付いてんだろ…」

魅音「確かに…気づいてないほうがおかしいね」

銀時「どーせ敵はマニアックな口リコンだろ、梨花の家の電話とかも盗聴してんだろ」

圭一「何ですかそのよく分からない決めつけ」

484: 2009/12/26(土) 22:14:45.48 ID:UTtFgcK5O
レナ「でも…うん、電話の盗聴くらいはあってもおかしくないよね」

梨花「…それで一体どうするのですか?」

銀時「綿流しの祭りの前日に俺が電話する、んでもってそれ盗聴させる」

圭一「あ、あえて電話を聞かせるんですか?」

銀時「ほら…あれだ、逆転の発想?成歩堂くんも言ってたでしょ?」

圭一「いや、誰ですかそれ」

銀時「え?お前知らないの?あー主人公変わっちゃったからね、今は王泥喜君なんだよな」

圭一「どっちも知りません、早く話し進めてください」

493: 2009/12/26(土) 22:26:56.86 ID:UTtFgcK5O
銀時「まあつまり…魅音と合流しーましょって言って相手に聞かせるだろ」

銀時「相手が魅音を見張ってる時に二人目の魅音が現れたら…な?」

レナ「確かにびっくりしちゃうね…」

銀時「少しは混乱するだろ、その隙に魅音は裏山に…詩音は園崎本家に向かってくれ」

詩音「園崎本家で敵を迎え撃つんですね?」

銀時「敵が魅音と詩音の車を二手に分かれてで追いかけたなら…戦力は半減だろ」

魅音「半減した戦力…そうか、その状態で園崎が全力で相手を叩けば!」

銀時「まーそこそこ有利には戦えんだろ」

500: 2009/12/26(土) 22:35:15.07 ID:UTtFgcK5O
レナ「でも…もう片方の敵はどうするのかな?かな?」

銀時「そいつァ俺たちで叩く…ここまで来りゃ全面戦争だ」

沙都子「それでしたら雛見沢にある裏山がよろしいですわ!あそこでしたら…」

魅音「ああ、沙都子特製のトラップがうじゃうじゃあるからね!」

銀時「よし、じゃあそれで行くかァ!」

---

銀時「…つーわけだよ、明智君」

雲雀13「あのガキ共がやけに手際良く逃げたのは事前に打ち合わせしてたからか…」

銀時「まあ今更気付いたっておせーけどな」

504: 2009/12/26(土) 22:47:20.49 ID:UTtFgcK5O
雲雀4「な、舐めやがって!テメー!」

銀時「ウラァ!」

ドゴッ

雲雀4「べきらま!」

雲雀13「ひ、雲雀4が一撃で…」

銀時「なあテメーら、俺もさっき梨花に聞いたんだが…こんな話知ってるか?」

雲雀13「な…何だ」

銀時「この山にゃ…鬼が出るんだとよ」

雲雀13「わ、我々は村の爺や婆とは違う…そんな迷信には…」

銀時「なってやろうじゃねーか」

雲雀13「な、何?」

銀時「アイツら守るためなら…鬼だろうが夜叉だろうがいくらでもなってやらァ…」

銀時「今、この時に限って…侵入者を喰らう山の鬼は…この俺だ」

雲雀13「…クッ!撃てっ、撃てー!」

ドンッ!ドンッ!

514: 2009/12/26(土) 23:00:35.83 ID:UTtFgcK5O
梨花「い、今…銃の音が聞こえましたのです!」

圭一「銀さん…やっぱり俺戻って!」

魅音「圭ちゃん!」

レナ「ダメだよ…ここで戻っちゃったらそれは先生への裏切りだよ…?」

梨花「でも…もし銀時が…」

魅音「大丈夫…銀さんは…そう簡単にやられやしないって!」

圭一『魅音…お前だって心配で震えてるじゃないかよ…!』

---

銀時「ハッ…ハッ…」

雲雀13「ま、まさか…得物や銃を持ったこれだけの人数がたった一人を相手に…」

雲雀13「コイツ…本物の鬼なのか!?」

516: 2009/12/26(土) 23:10:33.06 ID:UTtFgcK5O
銀時「安心しろ…テメーには洞爺湖は使わねえ、代わりにコイツを使う」

雲雀13「そ、それは…まさか!」

銀時「行くぜ、必殺…『跳躍的爆裂破!』(ジャンプアタック!)」

雲雀13「ぐあっ…」

銀時「テメーらァァ!ジャンプに出来んのがガードだけだと思ったら大間違いだ!」

銀時「ジャンプは実は攻撃も出来る万能素材!これ今年のセンター試験に出るからね!」

雲雀13「………」

522: 2009/12/26(土) 23:20:19.79 ID:UTtFgcK5O
鳳3『お、鳳1!雲雀13の部隊、完全に沈黙しました!』

小此木「…仕方ない、我々もそちらへ向かう」

鷹野「…思っていたよりも手こずりそうね」

---

茜「さぁあんたら!全員気合いいれなァ!園崎の力…存分に見せつけてやりな!」

園崎一同「オォ-!!」

茜「昔を思い出すねぇ!血が体を駆け巡るようだよ!」

沙都子「し、詩音さんのお母さま…少々怖い方ですのね」

詩音「はは…噂じゃ昔はもっとスゴかったらしいけど…」

524: 2009/12/26(土) 23:31:42.30 ID:UTtFgcK5O
---

梨花「銀時…遅いのです……」

圭一「………」

魅音「……銀さん」

レナ「…あ!来た、来たよっ!」

銀時「テメーら…待たせたなオイ」

梨花「銀時!無事で良かっ…」

圭一「銀さん…何で血だらけなんですか、まさか敵と戦って大怪我を!」

銀時「いや…この傷は…ここに来るまでに掛かった沙都子のトラップによるものだ」バタ

圭一「ぎ、銀さァァァん!」

魅音「そ、そう言えばトラップの場所…先生に教えてなかったね」

536: 2009/12/26(土) 23:52:49.94 ID:UTtFgcK5O
レナ「で、でも先生!あんなにたくさんいた追っ手を一人でやっつけちゃったの!?」

銀時「いや…いやいやまさか…んなわけねーだろうよ」

梨花「では…どうやってここまで来たのですか?」

銀時「いや…何かみんな男の子の日だったらしくて戦わずして勝った、みたいな?」

魅音「お…男の子の日…?け、圭ちゃん…何それ…?」

圭一「いや知らん、神に誓って知らん」

541: 2009/12/27(日) 00:03:25.00 ID:xHjl53dEO
銀時「ま…あいつらは尖兵的な雑魚だろ、後からもうちょいやべーのが来るさ」

レナ「私達も戦わなきゃ…ね!」

梨花「ボクも一緒に…」

銀時「テメーが前線に出てどうすんだ、あぶねーだろ」

梨花「でも…みんなが命懸けで戦っているときにボクは…」

圭一「梨花ちゃん…」

銀時「圭一…お前梨花に付いててやれ、いざって時はお前が助けるんだ」

圭一「…分かりました」

梨花「圭一…」

銀時「さあ…テメーら、こっから本腰入れていくぞ!」

547: 2009/12/27(日) 00:17:38.54 ID:xHjl53dEO
---

鳳3「くそっ…罠で舞台の大多数がやられたか」

レナ「おじさんたち大変だね、レナが助けてあげようか?」

鳳3「い、いたぞ!標的の仲間だ!」

鳳9「コイツ…」

レナ「動かないほうがいいよ…動いたら…大変な目に会っちゃうよ?」

鳳9「は、ハッタリだ!全員であの子供を捕らえろ!」

鳳3「ま、待て!早まるな…」

レナ「残念でした…もう遅いよ?」

鳳9「な…!うああぁぁぁ…」

レナ「今回のトラップは巨大落とし穴だよ!はう~!」

612: 2009/12/27(日) 04:32:36.87 ID:xHjl53dEO
鳳9「くそっ…ふざけやがって!」

レナ「でも…落とし穴だけじゃつまらないよね?よね?」

鳳9「え?」

レナ「レナの足元にあるこの糸を切るとね…どうなると思う?」

鳳3「オイ…上に何か…あ、あれは…」

レナ「おじさんたち元気だから…もう一回くらい攻撃してもいいよね?」

鳳3「ま…待て、頼む!話し合おう、助けてくれたら世界の半分を…」

レナ「えいっ」プチッ

ゴガッ!ゴバキッ!グサッ!

一同「マダンテェェェェ!!」

レナ「…これでレナの分のお掃除はお終いかな!かな!」

617: 2009/12/27(日) 04:40:20.54 ID:xHjl53dEO
---

魅音「銀さんばっかりにやらせるわけにはいかないねぇ…あたしも少しはやらなきゃ」

雲雀10「お前一人か…古手梨花の居場所を教えてもらおうか」

魅音「残念…あたしは仲間を売るなんてことは絶対にやらないよ」

雲雀10「なら…無理矢理にでも吐いてもらう」

魅音「さーて…おじさんに勝てるかな?」

雲雀10「フン…行くぞ!」

魅音「あ…そこ危な」

雲雀10「え?」プチッ

ゴシャッ!グシャ!ドクドク‥

雲雀10「……」チーン

魅音「…あの、状況はエフェクトの音から頑張って想像して…ね?」

620: 2009/12/27(日) 04:55:28.65 ID:xHjl53dEO
---

小此木「お前が頭か」

銀時「頭…テメッ!まさか天パって言いてえのか!?」

小此木「そんなことはどうでもいい…お前が奴らのリーダーなのかと聞いてい」

銀時「そんなことだとテメー!天パの人間の九割は髪質にコンプレックス抱いてんだぞ!」

銀時「それをそんなこととは…テメェ!氏ぬ覚悟は出来てんだろうなァァァァ!?」

小此木「………」

621: 2009/12/27(日) 05:08:08.22 ID:xHjl53dEO
小此木「…もういい、さっさとやろう」

銀時「上等だ!天パの人間が持つ、サラサラヘアーに対する恨みの全てをぶつけてやらぁ!」

銀時「二秒だ!世界一の頃し屋、桃白白様の記録塗り替えて二秒で息の根止めてやる!」

小此木「……」

小此木『何だ…このよく分からない負のオーラは?どれだけ髪にコンプレックスが…』

---

梨花「圭一、銀時たちは…無事でいますでしょうか?」

圭一「ああ…みんななら大丈夫だ、だから心配するな!」

鷹野「あら…何の心配かしら?」

圭一「!?」

梨花「た、鷹野…!」

624: 2009/12/27(日) 05:32:33.41 ID:xHjl53dEO
鷹野「ずいぶんと派手にやってくれたわ…山狗も案外無能ね」

圭一「くっ…」

鷹野「でもいいわ…古手梨花をこちらに引き渡しなさい」

圭一「だ…誰がお前なんかに!」

ドン

圭一「!」

鷹野「一度目だから威嚇ですませてあげたけど…次は本当に当てるわよ?」

圭一「くっ…」

梨花「…圭一、ボクが捕まりますのです」

圭一「ダメだ…そんなのダメだ!」

梨花「仕方がないのです…こうなってしまっては勝ち目はありません」

鷹野「フフ…素直でいいわね、じゃあこっちへいらっしゃい」

梨花『やっぱり…この世界でも……』

626: 2009/12/27(日) 05:54:53.00 ID:xHjl53dEO
圭一「ダメだ!」

梨花「け、圭一!?」

圭一「梨花ちゃんは渡さない!仲間を簡単に引き渡してたまるかよ!」

鷹野「じゃあ…氏んでもいいのね?」

圭一「…ここで何もせずに仲間を引き渡したら、絶対に後悔して氏にたくなる」

梨花「圭一…」

鷹野「バカな子ね…じゃあいいわ、お望み通りにしてあげる…」

梨花「ま、待って!私が捕まる!だから…」

ドンッ!

梨花「い……嫌ァァァァ!」

630: 2009/12/27(日) 06:18:25.60 ID:xHjl53dEO
圭一「……?」

梨花「け、圭一…?」

鷹野「な、何か飛んできたものに…弾が弾かれた?一体何が…」

梨花「こ、この木刀は……」

銀時「すいませーん!この辺に木刀投げちゃったんですけど見ませんでしたァー?」

鷹野「な…あ、あなた…!」

梨花「ぎ、銀時!」

圭一「銀さん!」

632: 2009/12/27(日) 06:35:47.05 ID:xHjl53dEO
鷹野「…弾が一発だけだと思ったら大間違いよ!」

ドンッ!ドンッ!

銀時「!」

キィン!キィン!

鷹野「…嘘でしょ?」

銀時「止めとけ…テメーの弾はもう俺たちにゃ届かねーよ」

梨花「あ…あり得るの?こんなことが…木刀で弾を受け止めるなんて…」

鷹野「こ、このォォ!」

銀時「止めろ!もうテメーに勝ちはないだろうが…!」

鷹野「これくらいで…私は諦めるわけには行かないのよ!」

銀時「くそっ!」

ブンッ!ガッ!

鷹野「あっ…」

圭一『す、すげえ…木刀投げて銃を弾き飛ばした……』

634: 2009/12/27(日) 06:44:34.26 ID:xHjl53dEO
鷹野「…ここまでなの?私も…」

銀時「何がテメーをそこまで動かす…まあイルカ先生の話から想像は付くけど」

鷹野「入江…そう、喋ったのね」

銀時『あれ?イルカ先生で意外と通じた?この人ジャンプ派?気があうな…』

魅音「先生!」

レナ「だ、大丈夫だったかな?かな?」

梨花「み、みんな!」

銀時「テメーらも無事で何よりだ…」

圭一「良かった…本当に良かった!」

636: 2009/12/27(日) 06:59:51.74 ID:xHjl53dEO
すみません、一時間後くらいにまた来ます…本当にいつも途切れて申し訳ないです…
早いうちに完結させないと…

鷹野「……なぜ」

銀時「…?」

鷹野「何故…何故私は負けたの?これほど強く願ってきたのに…私の生涯をかけてまで…」

鷹野「ここにいる誰よりも…計画をやり遂げよう力は強かったはずなのに…!」

銀時「そいつは…テメーが一人だったからだろう」

鷹野「…え?」

銀時「一生を賭けてまでこの計画を実行したテメーの努力と執念は大したモンだ」

銀時「ただ…所詮はそれだけだ」

鷹野「…あなたに私の何が!」

銀時「そんなモン分かりゃしねえよ、テメーの歩んできた人生も知らねーんだ…ただ」

銀時「親しい人間失っちまう痛みは…少しくらい俺でも分かってるつもりだけどな」

鷹野「……」

644: 2009/12/27(日) 08:46:15.62 ID:xHjl53dEO
鷹野「…お終いね」

富竹「いや、そんなことはないよ」

銀時「あっ!冨樫!」

富竹「富竹です…あ、何なら富竹フレッシュと呼んでも構いませんけど」

魅音「富竹さん…何かあったの?」

銀時『何にしても良いタイミングで出てくんなオイ、妙に腹立つんだけど?』

鷹野「どうして…あなたは『H173』で氏んだはずなのに!」

銀時・レナ・圭一・梨花・魅音「え?」

銀時『氏ぬって…え?千奈美ちゃんで?あれそんなにヤバい薬だったのォォォォ!?』

648: 2009/12/27(日) 09:11:44.98 ID:xHjl53dEO
富竹「番犬部隊が到着した…山狗はもう殲滅されているはずだよ」

富竹「園崎本家に向かった部隊の方も…壊滅状態らしいからね」

---

茜「さぁ!ここで気合い見せるんだよ!園崎の力を見せつけてやりなァ!」

大石「んっふっふ…我々も援護しますよ」

茜「おや…あんた、警察だろう?こんな所でドンパチに加わって良いのかい?」

大石「極道だろうがヤクザだろうが市民を守るのが我々の仕事ですからねぇ…」

大石「あんた達の持ってる銃に関しては今だけは見なかったことにします」

茜「フフ…気が利くじゃないか、あんたとは後で一杯やりたいね」

大石「なっはっは…奢りでしたら喜んで」

茜「おやおや…フフ」

660: 2009/12/27(日) 09:32:53.63 ID:xHjl53dEO
---

鷹野「そう…もう私に残された手はないわ…生きている意味もね」

富竹「鷹野さん…」

銀時「……」

鷹野「…私の負けよ」

銀時「無理な話なんだよ…人間が神になろうなんざな」

鷹野「……?」

銀時「神ってのは永遠と孤独に耐えられるヤツじゃなきゃなれやしねーよ」

銀時「この世にテメエと並び立つ存在なんてありゃしねえんだからな…」

梨花「銀時…」

銀時「…良かったじゃねーか、神にならなくてよ」

鷹野「……」

664: 2009/12/27(日) 09:41:18.67 ID:xHjl53dEO
銀時「人でいる限りは…誰とだって分かり合える、一緒に歩いてられる」

鷹野「…そうね」

銀時「ジーさんだって…こんな形で神になってほしいとは思ってなかったろうぜ」

鷹野「確かに私は…おじいちゃんの意志を…はき違えていたのかもしれないわ」

銀時「…フレッツ冨樫、出来るなら手回ししてコイツを守ってやってくれ」

富竹「富竹フレッシュです…分かってます、全責任を彼女に被せるのもおかしいですから」

富竹「何とか罪が軽くなるよう根回ししてみます」

銀時「…そうか、じゃあよろしく頼んだわ」

671: 2009/12/27(日) 09:57:25.25 ID:xHjl53dEO
---

沙都子「梨花!」

詩音「お姉!みんな無事でしたか!」

魅音「詩音!あんた達も無事で良かったよ!」

圭一「何にしても…俺たちが勝ったんだ!」

レナ「はう~、やったね!梨花ちゃん!」

梨花「銀時やみんなが力を合わせたのおかげなのですよ!」

銀時「……っ?」

673: 2009/12/27(日) 10:10:32.69 ID:xHjl53dEO
梨花「これからも…これからもボクはみんなで一緒にいられるのですよ!」

圭一「ああ!銀さんもいるからこれからはもっと楽しくなるぜ!」

魅音「銀さん!本当にありがとね、これからもよろしく!」

詩音「フフ…楽しくなりますね、銀さん」

沙都子「おーっほっほっ!銀時さんが私の罠をどれだけ回避出来るか楽しみですわ!」

レナ「銀時先生は何がしたいかな?かな?」

銀時「……ワリーな」

梨花「…え?」

678: 2009/12/27(日) 10:20:18.30 ID:xHjl53dEO
銀時「どうやら…もう無理みてーだわ」

魅音「ぎ、銀さん…?」

圭一「せ、先生が…消えて……!」

梨花「そ…そんな!」

梨花『は、羽入!これは一体どういうことなの!?』

羽入『時がきたのです…彼はここにいてはならないイレギュラーな存在なのです』

羽入『この物語が終わりを迎えたとき…彼もまた…』

梨花『そ、そんな…そんなのって!』

羽入『…言ったはずです、梨花の望む最も良い結末は迎えることはないだろうと』

686: 2009/12/27(日) 10:38:27.44 ID:xHjl53dEO
沙都子「ど…どうなっているんですの!私の目がおかしいのでございましょうか…」

詩音「ぎ、銀さん!これはどうなってるんですか!?」

銀時「まあ何となく…予想はしてたんだけどよ、まさかこのタイミングで来るとはな…」

銀時「俺を送り込んだのが誰かは知らねーが…ヤローも空気読めねえな」

レナ「お、送り込んだ…って?」

梨花「銀時…銀時!」

銀時「そういや…テメーらに約束してたな、俺が何者でどっから来たか話してやるって」

銀時「良い機会だ…今教えといてやる、今しかねーだろうからな」

梨花「銀時…!」

691: 2009/12/27(日) 10:56:15.28 ID:xHjl53dEO
銀時「信じるかどうかは置いとくが…俺ァどーも別世界の人間らしくてな」

銀時「来れるはずもねーところに来ちまった…まあ言うなれば迷子だな」

魅音「そ…そんな……」

銀時「正直最初は早く元の世界に帰りてーと思ってた…けど、案外ここも悪くねえ」

銀時「何だかんだでテメーらとバタバタやってんのも…まあ嫌じゃなかったしな」

梨花「なら…ならば銀時!この世界にもう少しいてほしいのです!」

梨花「こんな…こんな急な別れなんて……私はあなたに何もしていない!」

梨花「あなたは私を…この村を命懸けで救ってくれたのに!」

693: 2009/12/27(日) 11:04:51.20 ID:xHjl53dEO
銀時「馬鹿か…誰がタダ働きなんざするかよ」

梨花「え…?」

銀時「テメーらは俺が一度なくしちまったモンを…金じゃ買えねーモンをくれただろ」

圭一「俺たちが…?」

銀時「元の世界じゃ…ある戦いで人を斬ったり…仲間失ったりしてな」

銀時「気が付いたら…大切なモンは全部なくなってた」

銀時「まあ…今じゃ俺にくっついてる馬鹿が二人くれーいるんだけどよ」

銀時「テメーらも…俺の仲間になってくれたじゃねーか」

698: 2009/12/27(日) 11:14:18.61 ID:xHjl53dEO
梨花「でも私は…私は銀時にいてほしい!もっとみんなで一緒にいたいのよ!」

魅音「…そうだよ、せっかく私たち仲間になれたのに……」

銀時「泣いてんじゃねーよ…幸い俺はこの世界から消えても氏にゃしねーんだ、多分」

圭一「でも…」

詩音「急すぎますよ…まだ私たち、銀さんに伝えたいことがたくさんあるのに!」

銀時「仕方ねえな…よしテメーらァァ!最後だ、出席を取るぞォォォ!」

701: 2009/12/27(日) 11:28:26.03 ID:xHjl53dEO
魅音「しゅ、出席って…?」

銀時「あれだよ、金八先生の最終回的なヤツ…じゃあやるぞ!園崎詩音ー」

詩音「え…っと…はい」

銀時「悟史くんとやらと仲良くやれよ…あいつはテメーが信じてりゃ必ず治る」

詩音「うん…銀さん、本当にありがとう」

銀時「園崎魅音ー」

魅音「は、はい…」

銀時「園崎の説得やらなんやら…よくやってくれたな、お前はすげーよ」

魅音「ううん…銀さんがいたからこそだよ…ありがとう」

銀時「古手梨花ー!」

梨花「…はいなのです」

銀時「一緒にいてやるこた出来ねーが…まあ勘弁しろよ」

銀時「これからどんなことがあっても…魂は折らねえようにな、仲間がいんだからよ」

梨花「銀時……ありがとうなのです、本当に」

704: 2009/12/27(日) 11:46:34.90 ID:xHjl53dEO
銀時「北条沙都子ー!」

沙都子「はい…」

銀時「梨花をよく助けてやったな…頑張った」

銀時「あとお前、トラップは少し自粛しろ…あれ下手したら普通に人氏ぬからね?」

沙都子「け、検討いたしますわ……先生、ありがとうございます…」

銀時「前原圭八ー!」

圭一「……」

銀時「あ、じゃねえ…前原圭一ー!」

圭一「は…はい……」

銀時「数少ないツッコミキャラを本当によくやってくれて……」

圭一「……」

銀時「じゃねえ…園崎を説得出来たのはテメーのおかげだ…ありがとよ」

圭一「…ありがとうございました、先生」

707: 2009/12/27(日) 11:51:43.46 ID:xHjl53dEO
銀時「竜宮レナー!」

レナ「はい…」

銀時「えーレナは…レナは……な、鉈でギャグキャラを演じてくれて…」

レナ「先生、スイカ割りって好きかな?かな?」

銀時「そうそう…そうやって鉈を振り回して…じゃなかった!ごめん、今の嘘!」

銀時「……で、出番が少なかったのによく頑張った!感動した!!」

レナ「…何だか正直に喜べないけど…ありがとう、先生」

714: 2009/12/27(日) 11:58:44.81 ID:xHjl53dEO
銀時「…いよいよもう時間がねーな、もう一分もないだろ」

銀時『つーか消えるスピード遅くね?俺が空気読めねえっつたから空気読んでくれた?』

銀時「じゃあ…テメーらに俺の魂は預けたぜ」

レナ「先生……」

圭一「俺…絶対に先生は忘れないからな!」

魅音「銀さん……ありがとう」

詩音「カッコ良かったですよ…本当に」

沙都子「また…また来てくださいまし!」

梨花「銀時…私たち、きっとまた会えるわ…だって…魂が繋がっているんですもの」

銀時「ああ…じゃあな、テメーら…元気でやれよ」

---

716: 2009/12/27(日) 12:05:04.68 ID:xHjl53dEO
魅音「行っちゃったね…銀さん」

レナ「魅ぃちゃん…泣いたら銀さんに怒られちゃうよ?」

沙都子「…不思議な方でしたわね」

詩音「でも…ああいう大人って良いですね、他人のために全力を尽くせるなんて…」

梨花「銀時はああ見えて意外にお人好しなのです」

梨花『銀時…また、きっと来るのよ…?』

圭一「…あ、オイあれ見ろよ!」

魅音「あれは…」

梨花「銀時の持ってた…木刀なのです」

721: 2009/12/27(日) 12:13:15.69 ID:xHjl53dEO
---

銀時「……」

新八「…銀さん、何トイレの前で眠ってんですか」

銀時「…も、戻った!戻ったァァ!地球に生まれて良かったァァァァ!」

新八「あ…あの、銀さん?」

銀時「あ…新八、お前ちょっと来い」

新八「な、何ですか?」

銀時「ホワタァァァァァ!!」バキッ

新八「い、痛いじゃないですか!あんた何すんですかいきなり!」

銀時「うっせぇ!テメーのせいで俺がどんだけ苦労したと思ってんだ!」

銀時「疲れたし怪我しそうだったし感動したりしただろうがァァァァ!」

新八「いや意味わかんねーし!何ですかその噛み合わない三連コンボ!?」

729: 2009/12/27(日) 12:21:37.23 ID:xHjl53dEO
---

知恵「…では委員長、号令を」

魅音「きりーつ!きょうつけ-、礼!」

圭一「俺たち以外…誰も銀さんのこと覚えてないんだな」

梨花「……」

岡村「前原さん、教室の後ろに飾ってあるその木刀は何なんですか?」

富田「カッコいいですねー触ってもいいですか?」

圭一「すまん…これはダメなんだ」

魅音「うん…危ないし、これだけはさすがに気安くは持たせられないね」

岡村「そんなにすごい刀なんですか?」

レナ「高いとかそういう訳じゃないんだけどね」

沙都子「値段は…関係ないのですわ」

詩音「そうですね…これはお金じゃ絶対に買えませんから」

梨花「大事な仲間の魂が込められた…ボクたちの宝物なのですよ」

731: 2009/12/27(日) 12:23:10.93 ID:xHjl53dEO
エピローグ

新八「トイレっと…あれ、このゲームまだ返してなかったんだ」

神楽「間抜けアルな、とっと返してくるか売ってくるかすればいいアル」

新八「ゲームね…僕もこういうのに熱中したりするのかな」

神楽「安心しろヨ、お前がその道に走っても心の準備は万端アル」

新八「何その準備!?いいよ、どうせ面白くないんだから」

『…では試してみますか?』

新八・神楽「……え?」

完…?

732: 2009/12/27(日) 12:23:53.64 ID:Egabag7p0
全米が泣いた

734: 2009/12/27(日) 12:24:43.64 ID:BDQA8n7e0


楽しめた

765: 2009/12/27(日) 12:43:07.35 ID:xHjl53dEO
三年Z組ー銀八先生!

銀八「どーも皆さんお疲れさんでした、銀さんも疲れたけど」

銀八「枠が少し余ったんで多かった意見について先生が答えていきまーす」

銀八「えー最初の意見…『羽入の出番が少ない件』、『赤坂涙目』…じゃあお答えします」

銀八「正直この二人に関しちゃ色々悩んだんだけどね、出す余裕がなかったんだなコレが」

銀八「羽入は役に立ちすぎるし赤坂は…まあ銀さんと役柄が被っちゃうからね?」

銀八「まーそういう大人の事情があったわけだな、うんうん」

778: 2009/12/27(日) 12:51:58.18 ID:xHjl53dEO
銀八「はい、じゃー次のお便りはこちら」

『圭一が新八ポジション、富竹がギャグキャラに…』

銀八「はい…じゃー答えます、これ…元々は銀魂の空気全開で行く予定だったんだな」

銀八「鷹野とかとの決闘も跳び蹴り一発で終わらせる予定だったとかは内緒だけど」

銀八「いやーいつの間にかひぐらしの空気が全体の八割くらいになっててねー」

銀八「ギャグ入れるためにはどーしてもあのダメガネ的なのが必要なわけで…」

銀八「そこで、目を付けられたのが圭一くんだったわけだ…ご愁傷様だね、うん」

784: 2009/12/27(日) 13:00:13.24 ID:xHjl53dEO
銀八「次に冨樫…あ、富田さんか?まーとにかくあのフレッツの扱いですが…」

銀八「とりあえず氏なねーようにポカリに入れ替えたはいいんだけどね」

銀八「『ポカリ注射されたらどうなんの?』ってのが結構あってね、銀さんもビビったわ」

銀八「まー独断と偏見でフレッシュな気分になるだろ、みたいな?」

銀八「富田さんもおいしい役回りだしいいや、みたいな?」

銀八「まーそんなわけで、ポカリは体に良いけど注射しちゃダメだからね!」

791: 2009/12/27(日) 13:11:26.25 ID:xHjl53dEO
銀八「はい、次のお便りは…」

『レナの出番が少なかったのはー?』

銀八「はい…お答えしましょう、これは単純に銀さんのミスなんだよね、うん」

銀八「多分茜さんよか登場頻度少なかったわ…いやーミスったミスった…つーかね」

銀八「ひぐらしって登場キャラが多くて部活メンバーも全員は掘り下げられねーんだわ」

銀八「登場が多かったのは梨花と…あとは悟史くん繋がりで詩音とかそんぐらい?」

銀八「切羽詰まったから、レナは鉈持ったギャグキャラ的な感じで出すしかね…うん」

銀八「レナ好きにゃ申し訳なかったが…まあ銀さんも結構苦労してたってことで?」

798: 2009/12/27(日) 13:22:16.81 ID:xHjl53dEO
銀八「はい、じゃあ次のお便り…」

『ジャンプについて一言』

銀八「はい…じゃー答えます、正直言うとあの流れはアドリブ的な感じだったね、うん」

銀八「ホントはね?予想通りで鷹野に撃たれて持ってて良かったにするはずだったよ?」

銀八「ただねーみんなジャンプ読んでんのな、まあその点じゃ銀さん嬉しかったけど?」

銀八「予想通りの流れにするのもアレなんで…あえての攻撃みたいな?」

銀八「まーそんなわけです…関係ないけど最近のジャンプの値段は高すぎるね、うん」

810: 2009/12/27(日) 13:48:48.29 ID:xHjl53dEO
銀八「お便り多いんでまとめて返しまーす、適当とか言わないようにー」

『ひぐらしについて一言!』

銀八「…『武装集団に勝つとかお前らすげーな』」

『てっぺいが出なかったね』

銀八「鉄平かー…いたなそんなの、まああいつ出すと長くなるから」

銀八「手抜きじゃないよ?決して面倒とか思わなかったからね?」

『スレストされたけどどうよ?』

銀八「銀さんもぶっちゃけビビったね、何か悪いことしたっけ、とか思ったし?」

銀八「まーこういうのもあるんだなーみたいなノリだったね、多分」

813: 2009/12/27(日) 13:56:48.35 ID:xHjl53dEO
銀八「つーわけで、作中で説明出来なかった所とかをちょいちょい補足した訳で…」

銀八「いや…こういうのを蛇足って言うんだっけか?」

銀八「…そんなわけでこのクソ長いのを飽きずに読んでくれて銀さん嬉しいわ」

銀八「じゃー互いに良い年過ごせるようにな」

蛇足的補足-完

831: 2009/12/27(日) 14:43:16.81 ID:v9Np9Ws50

面白かった

引用: 銀時「ひぐらしのなく頃に?」