663: 2012/12/09(日) 16:01:20.07 ID:QAlU2K0k0
シリーズ:モバP「冬の過ごし方」
前回:【モバマス】柳瀬美由紀「冬の過ごし方」
最初から:【モバマス】愛梨「冬の過ごし方」
黒川千秋いくでー
いい?
いい?
667: 2012/12/09(日) 16:05:11.36 ID:QAlU2K0k0
千秋「Pさん、準備は出来た?」
P「とりあえずこんくらい着込んでみたけど大丈夫かな?」
千秋「アナタは冬の北海道は舐めているのかしら?」
P「そうか?でも、ほらカイロも持ってるぞ」シャカシャカ
千秋「そんな時間制限付きの防寒具なんてはっきりいって意味が無いわ、Pさん、一回コート脱いでください」
P「えぇ~…めんどくさ」
千秋「いいから脱ぎなさい!」
P「分かりました!今すぐに脱ぎます!」ヌギヌギ
千秋「こんな薄着でどこに行くつもりなのよ全く…ヒートテックの上にもう一枚シャツを着なさい、あとこのブラウスも羽織って」
P「あんまり着込むと動きづらくて嫌なんだけど」
千秋「寒さで体の震えが止まらないよりはマシでしょう?」
P「とりあえずこんくらい着込んでみたけど大丈夫かな?」
千秋「アナタは冬の北海道は舐めているのかしら?」
P「そうか?でも、ほらカイロも持ってるぞ」シャカシャカ
千秋「そんな時間制限付きの防寒具なんてはっきりいって意味が無いわ、Pさん、一回コート脱いでください」
P「えぇ~…めんどくさ」
千秋「いいから脱ぎなさい!」
P「分かりました!今すぐに脱ぎます!」ヌギヌギ
千秋「こんな薄着でどこに行くつもりなのよ全く…ヒートテックの上にもう一枚シャツを着なさい、あとこのブラウスも羽織って」
P「あんまり着込むと動きづらくて嫌なんだけど」
千秋「寒さで体の震えが止まらないよりはマシでしょう?」
668: 2012/12/09(日) 16:10:44.63 ID:QAlU2K0k0
P「そもそもこんな雪の中を出かけるのが間違いなんじゃあ」
千秋「ア・ナ・タが仕事とはいえせっかく来たんだから冬の函館を満喫したいと言い出したのでしょう?」ギュウウウ
P「ぐえええええ!ごめん千秋!わがままばっかり言ってごめんなさい!」
千秋「…よしっ、マフラーも結んだしこれなら今日の天気でも寒くないはずよ」
P「あとは手袋すれば完璧だな…あれ?どこ置いたっけ?」
千秋「…手袋はしなくてもいいわ」
P「何でだよ?手が寒いじゃん」
千秋「わ、私より年上の男性なんだからそれくらい察しなさい!空気が読めないんだから!」
P「……そうだな、確かに手袋は要らないな」ギュッ
千秋「女性のほうからこんなことを言わせるなんてアナタは相変わらずいけずだわ」ギュッ
P「千秋も相変わらず手厳しいなぁ」
千秋「ア・ナ・タが仕事とはいえせっかく来たんだから冬の函館を満喫したいと言い出したのでしょう?」ギュウウウ
P「ぐえええええ!ごめん千秋!わがままばっかり言ってごめんなさい!」
千秋「…よしっ、マフラーも結んだしこれなら今日の天気でも寒くないはずよ」
P「あとは手袋すれば完璧だな…あれ?どこ置いたっけ?」
千秋「…手袋はしなくてもいいわ」
P「何でだよ?手が寒いじゃん」
千秋「わ、私より年上の男性なんだからそれくらい察しなさい!空気が読めないんだから!」
P「……そうだな、確かに手袋は要らないな」ギュッ
千秋「女性のほうからこんなことを言わせるなんてアナタは相変わらずいけずだわ」ギュッ
P「千秋も相変わらず手厳しいなぁ」
671: 2012/12/09(日) 16:15:47.89 ID:QAlU2K0k0
千秋「…アナタが鈍感すぎるのがいけないんでしょう?事務所にアナタに好意を寄せる娘たちがどれだけ居るか」
P「好意を寄せるっていってもあくまでプロデューサーとしてだろう?あんな可愛いアイドル達に俺みたいな地味で冴えない男が好かれるわけ無いって」
千秋「もういいわ、早く外に出ましょう。Pさんは何か食べたいものとかあるのかしら?」
P「美味しいもの」
千秋「そんなアバウトな要求を出されても困るのだけれど?それに冬の北海道の料理に不味いものなんて無いわ」
P「だから千秋のお勧めでいいから何か美味いもの食いにいこう」
千秋「…アナタはそういう人だものね、それにそういう人だと分かった上でお付き合いしてる私も同罪だわ」
P「そこまで言われるようなことしてるのかなぁ俺!?」
千秋「冗談よ、いいから行きましょう遅くなるとまた冷え込んでくるんだから」
P「好意を寄せるっていってもあくまでプロデューサーとしてだろう?あんな可愛いアイドル達に俺みたいな地味で冴えない男が好かれるわけ無いって」
千秋「もういいわ、早く外に出ましょう。Pさんは何か食べたいものとかあるのかしら?」
P「美味しいもの」
千秋「そんなアバウトな要求を出されても困るのだけれど?それに冬の北海道の料理に不味いものなんて無いわ」
P「だから千秋のお勧めでいいから何か美味いもの食いにいこう」
千秋「…アナタはそういう人だものね、それにそういう人だと分かった上でお付き合いしてる私も同罪だわ」
P「そこまで言われるようなことしてるのかなぁ俺!?」
千秋「冗談よ、いいから行きましょう遅くなるとまた冷え込んでくるんだから」
674: 2012/12/09(日) 16:21:03.85 ID:QAlU2K0k0
P「ああー美味しかった!いくら丼とほっけの塩焼き最高だなぁ!やっぱり北海道といえば海産物だよな!」
千秋「他にもいろいろとあるわ、味噌ラーメン、石狩鍋、ジンギスカン、スープカレー…とても一日で満喫しようなんて無理よ」
P「話聞いてるだけで腹が減ってくるけど流石に限界だわ、ウプッもう胃袋にスペースが無い」
千秋「大丈夫なの?無理してまであんなに食べるからよ」
P「せっかくだから美味しいものたくさん食べたいんだよ、普段はTV局の弁当ばっかだし」
千秋「アナタは仕事の時とプライバシーとのギャップがありすぎるわ。仕事のときはあんなに頼りになるのに、自分のことになると本当に適当なんだもの」
P「そりゃ仕事の時はアイドル達の将来がかかってるんだから、自然と気合が入るものさ」
千秋「…もう少し自分の体のことも気に掛けなさい、アナタにもしものことがあったらと思うとこっちが気が気じゃないんだから」
P「年末年始特番の収録で今みたいに忙しいのは年1、2回有るか無いかだからさ。師走くらいバタバタ走り回らないと」
千秋「私の目にはいつもあっちこっちをヒーヒー言いながら駆けずり回ってるように見えるけど?」
P「それはほらあれだ、俺の仕事が遅いから不恰好に見えるだけだよ」
千秋「そういうことにしておいてあげるわ…Pさん、あのバスに乗るわよ」
P「でもあれってホテルと逆方向なんじゃあ」
千秋「いいからほら、黙ってついて来なさい」
千秋「他にもいろいろとあるわ、味噌ラーメン、石狩鍋、ジンギスカン、スープカレー…とても一日で満喫しようなんて無理よ」
P「話聞いてるだけで腹が減ってくるけど流石に限界だわ、ウプッもう胃袋にスペースが無い」
千秋「大丈夫なの?無理してまであんなに食べるからよ」
P「せっかくだから美味しいものたくさん食べたいんだよ、普段はTV局の弁当ばっかだし」
千秋「アナタは仕事の時とプライバシーとのギャップがありすぎるわ。仕事のときはあんなに頼りになるのに、自分のことになると本当に適当なんだもの」
P「そりゃ仕事の時はアイドル達の将来がかかってるんだから、自然と気合が入るものさ」
千秋「…もう少し自分の体のことも気に掛けなさい、アナタにもしものことがあったらと思うとこっちが気が気じゃないんだから」
P「年末年始特番の収録で今みたいに忙しいのは年1、2回有るか無いかだからさ。師走くらいバタバタ走り回らないと」
千秋「私の目にはいつもあっちこっちをヒーヒー言いながら駆けずり回ってるように見えるけど?」
P「それはほらあれだ、俺の仕事が遅いから不恰好に見えるだけだよ」
千秋「そういうことにしておいてあげるわ…Pさん、あのバスに乗るわよ」
P「でもあれってホテルと逆方向なんじゃあ」
千秋「いいからほら、黙ってついて来なさい」
677: 2012/12/09(日) 16:25:26.26 ID:QAlU2K0k0
P「…すげー夜景だな、ここが日本だってことを忘れちまいそうだよ」
千秋「夜景スポットはやっぱりここが1番ね、函館山もいいけれどあそこは観光客が多すぎるもの」
P「こんなに綺麗に夜景が見えるのに誰も居ないんだな」
千秋「ここは地元の人ですらあまり知らない場所だもの、誰も居なくて当然よ」
P「こんなにいい場所なのに俺達二人だけで楽しむのも少しもったいないな」
千秋「…ねぇ、Pさん」
P「どした?」
千秋「私がこうしてアナタを独り占めしていることは…いけないことではないのかしら?」
P「いきなり何言い出してんだよ、そりゃ俺と千秋はアイドルとプロデューサーだからこういう関係は確かに好ましくないけれども」
千秋「そういうことじゃない…アナタだって本当は気づいているんでしょう?アイドルの中にプロデューサとして以上の好意を寄せている子が居ることくらい」
P「…気づいて無いといえば嘘になるよ」
千秋「夜景スポットはやっぱりここが1番ね、函館山もいいけれどあそこは観光客が多すぎるもの」
P「こんなに綺麗に夜景が見えるのに誰も居ないんだな」
千秋「ここは地元の人ですらあまり知らない場所だもの、誰も居なくて当然よ」
P「こんなにいい場所なのに俺達二人だけで楽しむのも少しもったいないな」
千秋「…ねぇ、Pさん」
P「どした?」
千秋「私がこうしてアナタを独り占めしていることは…いけないことではないのかしら?」
P「いきなり何言い出してんだよ、そりゃ俺と千秋はアイドルとプロデューサーだからこういう関係は確かに好ましくないけれども」
千秋「そういうことじゃない…アナタだって本当は気づいているんでしょう?アイドルの中にプロデューサとして以上の好意を寄せている子が居ることくらい」
P「…気づいて無いといえば嘘になるよ」
678: 2012/12/09(日) 16:26:50.04 ID:CG4S8XXK0
わかるわ
679: 2012/12/09(日) 16:29:20.32 ID:QAlU2K0k0
千秋「私以外にもアナタを慕う子はたくさん居るというのに…私は自分の気持ちを抑え切れなくて、アナタの告白した、そして運よくアナタは私の気持ちを受け入れてくれた」
千秋「でも!他の子はみんな我慢してるのに!アナタを好きだってことを我慢してたのに!私が自分の勝手な我侭で…それを全部無駄にしてしまった…!」
千秋「こんなことが許されるのかしら…?アナタと恋人になれて浮かれてる自分が情けなくて、ずるくて大嫌い…!でもそれでもアナタと繋がっていたいの!」
千秋「こんな自分を知るくらいなら…アナタに憧れて遠くから眺めているだけで我慢していればよかったのに…!グスッ…こんなことをアナタに話してもどうにもならないのに」
P「千秋、顔上げろ」
千秋「いや”!アナタにこんな泣きはらした顔見られだくないの!」
P「いいから、ほれ」クイッ
千秋「…うぅーグスッ」
P「あぁーもう涙と鼻水でぐちゃぐちゃじゃないか、顔拭くからじっとしてろよ」
千秋「どうしてアナタはそんなに優しいのよ…?私アナタの彼女として最低なこと言ったのよ…アナタの想いを裏切るようなことばかりを」
P「たとえ他のどんなアイドルから想いを打ち明けられたとしても、俺はそれに応えるつもりは無いよ」
P「身に余ることだと思うが、アイドル達から好意を寄せられているのはなんとなく気づいてた…でもその中から俺は千秋を選んだ」
P「千秋が他のアイドルを裏切ったっていうんなら、それは俺も同じだよ。プロデューサーのくせにアイドルに手出してんだから最低もいいとこだ」
P「さっき千秋も言ってたろ?俺らは同罪なんだよ、言わば共犯者だ。だから一人であんま背負い込むな」
P「もし辛いことや苦しいことがあるのなら全部俺のせいにすればいい、それで千秋が笑顔になるなら俺は満足だよ」
千秋「でも!他の子はみんな我慢してるのに!アナタを好きだってことを我慢してたのに!私が自分の勝手な我侭で…それを全部無駄にしてしまった…!」
千秋「こんなことが許されるのかしら…?アナタと恋人になれて浮かれてる自分が情けなくて、ずるくて大嫌い…!でもそれでもアナタと繋がっていたいの!」
千秋「こんな自分を知るくらいなら…アナタに憧れて遠くから眺めているだけで我慢していればよかったのに…!グスッ…こんなことをアナタに話してもどうにもならないのに」
P「千秋、顔上げろ」
千秋「いや”!アナタにこんな泣きはらした顔見られだくないの!」
P「いいから、ほれ」クイッ
千秋「…うぅーグスッ」
P「あぁーもう涙と鼻水でぐちゃぐちゃじゃないか、顔拭くからじっとしてろよ」
千秋「どうしてアナタはそんなに優しいのよ…?私アナタの彼女として最低なこと言ったのよ…アナタの想いを裏切るようなことばかりを」
P「たとえ他のどんなアイドルから想いを打ち明けられたとしても、俺はそれに応えるつもりは無いよ」
P「身に余ることだと思うが、アイドル達から好意を寄せられているのはなんとなく気づいてた…でもその中から俺は千秋を選んだ」
P「千秋が他のアイドルを裏切ったっていうんなら、それは俺も同じだよ。プロデューサーのくせにアイドルに手出してんだから最低もいいとこだ」
P「さっき千秋も言ってたろ?俺らは同罪なんだよ、言わば共犯者だ。だから一人であんま背負い込むな」
P「もし辛いことや苦しいことがあるのなら全部俺のせいにすればいい、それで千秋が笑顔になるなら俺は満足だよ」
681: 2012/12/09(日) 16:35:25.89 ID:QAlU2K0k0
千秋「…アナタは馬鹿ね、本当に救えないわ」ポスッ
P「馬鹿じゃなきゃアイドルのプロデューサーなんてやってないさ、こんなブラックな仕事がこの世界に存在するなんて思わなかったよ」ギュッ
千秋「私とアナタが共犯者だと言うのなら…ずっと傍で私のことを見ていて…でないと…罪の重さに耐え切れないと思うから」
P「何があっても俺は千秋の傍に居るよ、色んなものを裏切ったけどこれだけは必ず守り通してみせる」
千秋「言葉なんて曖昧なものは嫌いだわ…私の唇に誓いを立てて」
P「……これでいいか?」
千秋「まだ足りないわ…もっとアナタの想いを私に頂戴」
終わり
P「馬鹿じゃなきゃアイドルのプロデューサーなんてやってないさ、こんなブラックな仕事がこの世界に存在するなんて思わなかったよ」ギュッ
千秋「私とアナタが共犯者だと言うのなら…ずっと傍で私のことを見ていて…でないと…罪の重さに耐え切れないと思うから」
P「何があっても俺は千秋の傍に居るよ、色んなものを裏切ったけどこれだけは必ず守り通してみせる」
千秋「言葉なんて曖昧なものは嫌いだわ…私の唇に誓いを立てて」
P「……これでいいか?」
千秋「まだ足りないわ…もっとアナタの想いを私に頂戴」
終わり
682: 2012/12/09(日) 16:37:19.29 ID:QAlU2K0k0
おまけ
千秋「ま、待たせてごめんなさい」
P「お、前に見たかわいいパジャマ」
千秋「パジャマくらいかわいいのを着ててもいいでしょう!?私のキャラに合わないってことくらい自分でも分かってるわよ!」
P「んなことないって、似合ってるし可愛いよ。ま、それにだ」ニジニジ
千秋「Pさん…?なんだか目が据わっているようですけど」アトズサリ
P「何を着てようが脱がせば一緒だしな」
千秋「あ、ちょっ…!おねがい、せめて電気は…消して…いやぁもう!この…変態…!」
本当に終わり
千秋「ま、待たせてごめんなさい」
P「お、前に見たかわいいパジャマ」
千秋「パジャマくらいかわいいのを着ててもいいでしょう!?私のキャラに合わないってことくらい自分でも分かってるわよ!」
P「んなことないって、似合ってるし可愛いよ。ま、それにだ」ニジニジ
千秋「Pさん…?なんだか目が据わっているようですけど」アトズサリ
P「何を着てようが脱がせば一緒だしな」
千秋「あ、ちょっ…!おねがい、せめて電気は…消して…いやぁもう!この…変態…!」
本当に終わり
683: 2012/12/09(日) 16:42:17.94 ID:CG4S8XXK0
一体ナニをするんですかね乙
684: 2012/12/09(日) 16:43:38.01 ID:DP8EBK0q0
>>683
そらもうナニよ
乙
そらもうナニよ
乙
次回:【モバマス】蘭子「極寒の凍てつく世界」
引用: モバP「冬の過ごし方」
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