872: ◆zvY2y1UzWw 2014/08/19(火) 17:05:24.48 ID:3xHL6HTto


モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」シリーズです


前回はコチラ


 

学園祭時系列二日目で投下します

873: 2014/08/19(火) 17:07:00.30 ID:3xHL6HTto
 あるビジネスホテルの一室で、日は登り切っているのにもかかわらず男は室内に籠りきり机の上でせわしなく指を動かす。
 男の義手と思われる金属色の右腕は目の前のパソコンと安っぽそうなコードで接続されている。

「やはりUSBじゃあ速度が遅いな……。

まぁもともとこの『マジックハンド』自体が世間からすればオーバーテクノロジーなのだから仕方ないと言えば仕方ないか」

 男はぶさくさと一人で文句を垂れながらも、その手は動き続ける。

 画面上にはさまざまな文字や画像が動き続け、目で追うことさえも困難である。
 しかし男にとってはその程度の高速処理は容易であり、キーボードをたたく指の動きは収まることを知らない。

「昨日の戦闘データとか調べてみたけど、もう得られそうなものはなさそうだなぁ……。

あの……えーっと、なんだっけ?

まぁ電気男でいいか」

 男、イルミナPの脳裏に浮かぶのは昨日、秋炎絢爛祭初日での出来事。
 せっかくの祭りであるというのに最後にはあの下品ガエルのせいで気分の良いままに一日を終えることができなかった。
 だがそのかわりに下品ガエルの監視をしていた電気男から情報を手に入れることはできたのだ。
----------------------------------------



それは、なんでもないようなとある日のこと。
その日、とある遺跡から謎の石が発掘されました。
時を同じくしてはるか昔に封印された邪悪なる意思が解放されてしまいました。

~中略~

「アイドルマスターシンデレラガールズ」を元ネタにしたシェアワールドです。
・ざっくり言えば『超能力使えたり人間じゃなかったりしたら』の参加型スレ。



874: 2014/08/19(火) 17:07:36.34 ID:3xHL6HTto

「しかし、あの電気男重要なことはなんも知らないとは……。

あの『仮面男』の弱みとか知ってればよかったのに」

 しかしイルミナPの独り言の通り、電気男はろくな情報は握ってはいなかった。
 エージェントの人員のことや財閥の内部の情報など様々なものを得ることはできたが、あくまでこれでも『表』の情報であった。
 イルミナPが手段を選ばなければ容易に手に入る情報でしかない。

 だからこそイルミナPは昨日の戦闘データからささやかなことでもサクライの情報を引き出そうと躍起になっているのだが。

「くっそ忌々しい……。

あの『仮面男』の余裕の表情が頭に浮かんできそうだ……」

 結果は芳しくないようである。

「せめてバックメンバーぐらいの情報は探りたかったが……まぁいいか」

 イルミナPは手を止めて、腕からUSBコードを引き抜く。
 そして両手を組んで大きく伸びをした。

「全く暇だからと言って徹夜するんじゃなかった……」

875: 2014/08/19(火) 17:08:17.90 ID:3xHL6HTto

 眼鏡を外して目頭を押さえる。
 そして右腕を瞼に押し当てた。

「あー、金属の吸熱で疲れ目に効くなー……」

 現在イルミナPは一人である。
 唯は目を離せばすぐにどこかに行ってしまう。

 それ故、昨日も彼が近場のビジネスホテルに向かう少し前に唯はいなくなっていたのだ。

「まぁいつでも連絡は取れるからいいんですけど」

 イルミナPは椅子から立ち上がり、昨晩から閉めっぱなしであったカーテンを勢いよく開ける。
 その日差しは暗い室内に慣れたイルミナPの目に勢いよく差し込んできた。

「眩しー……ってあれ?」

 目に差し込む日の光に慣れ始めたイルミナPは何となく違和感を覚える。
 その眼前の先には京華学園の校舎が見える。

 ここは京華学園の裏側に位置するホテルであり、ここら辺一帯ではそれなりに高さのある建物で視界を遮るものはないのだ。
 故に、京華学園をこの窓から視界に全体を収めることができる。

「……まぁいいか」

 イルミナPは感じた些末な違和感を無視して窓から踵を返す。
 眠気目を覚ますためにいったん部屋から外に出て、苦めの缶コーヒーでも買いに行こうと思い立ったのだ。

876: 2014/08/19(火) 17:09:14.55 ID:3xHL6HTto

 日本の食品はどれも質が高い。
 イルミナPにとってただの缶コーヒーでも侮れないものであった。

「自販機を普通に置ける国も少ないしな~」

 そんな風に『災害』以外での治安の良さを考えながらイルミナPは歩いていく。

『PiPiPiPiPi!』

 しかしその歩みを遮るように一つの電子音が鳴り響いた。
 イルミナPはポケットから携帯電話を取り出そうとしたが、手を入れたところで止める。

「こっちか」

 右腕を前に出して、左手の指で右手の手の甲を軽くなぞる。
 それだけで電子音は制止するとともに、右腕が光の文字列が一瞬走っていった。

 イルミナPは右手の人差指、中指、薬指のみを折り曲げたいわゆる『電話』の形にしてそれを耳に押し当てる。
 まるで子供の遊戯の様であったが、その行動の通り親指部からイルミナPのものではない声が響き始めた。

「はい、どちらさまで?」

『おう相変わらずカビの生えてそうな声をしてやがるなイルミナP』

 電話の先でイルミナPに軽口を叩いてくる男の声。
 その声にイルミナPはあまり機嫌が良くはなさそうに返答した。

877: 2014/08/19(火) 17:10:33.53 ID:3xHL6HTto

「わざわざポラボリウム次元通信まで使って、いったい何の用ですか『深淵(エイビス)』?」

 エイビスと呼ばれた男は、機嫌の悪そうなイルミナPの声に一切介さず話をする。

『まったくオレたちは長い付き合いだろう?そんな堅苦しい口調はナシにしようぜ』

「じゃあお言葉に甘えさせてもらうがいったい何の用だエイビス?

下らん事だったら即刻切るぞ」

『実はな……』

 先ほどまでとは打って変わり深刻そうな口調になるエイビス。



「どうしたんだ?またなんか厄介ごとでも……」




『フランスでいい女のいる風俗店見つけブチッ』

 右手のひらを開いて通信を切るイルミナP。
 当然間髪入れずに再び電子音が腕から鳴り響いた。

 仕方なしに再びその電話をイルミナPは取る。

878: 2014/08/19(火) 17:11:27.26 ID:3xHL6HTto

『いきなり切るなんてひでぇじゃねえか!お前の童Oの身を案じてせっかく誘ってやったていうのによー』

「……余計なお世話だ。そんな下世話な悪魔の囁きなんぞいらん。

まさか用事それだけじゃないだろうな?」

 イルミナPは先ほどまで作業が思うようにいかなかったことによって刻まれた眉間のしわがさらに深く刻まれる。

『それだけだ。すまんな』

「お前……。

どうやらこの積年の因縁に決着をつけるときが来たようだな」

『はっはっは。そう怒るなよ。

悪魔ジョークだ。笑えよ』

「人の童Oを弄っておいてジョークで済まそうとはいい度胸だな。

言っとくが私の童Oは超希少なヴィンテージ童Oだ。そこらへんの普通の童Oと同じように馬鹿にできると思うなよ」

『それ自分で言ってて悲しくならねぇのか?』

「……言うな。自分でも後悔してる」

879: 2014/08/19(火) 17:12:12.98 ID:3xHL6HTto

 イルミナPはベッドに腰掛けて頭を抱える。
 先ほどまでのイラついた様子から一変し、すっかり意気消沈してしまったようだ。

「まぁいいさ。本当に何の用だエイビス?

もう下らんジョークはいらんぞ」

『いいネーちゃんのいる風俗店見つけたのは事実なんだがな。

いい加減本題に移るか。

ちょうど面白そうなことがあったからそれでちょっとした賭けでもしないかってな』

「賭けだと?」

 抱えられていた頭を上げて、その隈を蓄えた目を床から正面に向けるイルミナP。
 その視線の先は、疲れ目には眩しいほどの日差しの差し込む窓へと向けられる。

『そう賭けだ。

ちょうどアンタが日本にいるってのを聞いてね。

その様子だときっと知らないだろうからニュースでも付けてみろよ。賭けの内容はそれで行くぜ』

880: 2014/08/19(火) 17:13:07.04 ID:3xHL6HTto

「悪いがまだその賭けに乗るとは言ってないんだが……。

……なんだって言うんだまったく」

 イルミナPは空いた左手をベッド横に置かれたテレビのリモコンへと伸ばす。
 そして逆方向に置かれた備え付けのテレビの電源を入れた。

 画面の中は元から国営放送にチャンネルがあっており、進行形でニュースを垂れ流す。
 キャスターがあつらえられた原稿を読み上げられるありふれた場面であった。

『現在、国内最大と言われる学園祭である秋炎絢爛祭が開かれている京華学園内にて原因不明の爆発事故が発生しております。

現場は京華学園敷地内である裏手にある学園所有の山中であり、かなり大規模な爆発で何者かのテロである可能性が高いとのことです。

各機関が調査にあたっておりますが、この事故に関する氏傷者の数はいまだ不明であり……』

 イルミナPはテレビ画面から目を話し視線を窓の外へと向ける。

「ああ、違和感の正体はこれか」

 カーテンを開けた時の違和感の正体にイルミナPはようやく気付く。
 本来この窓から見えるのは京華学園の裏山である。

881: 2014/08/19(火) 17:14:07.66 ID:3xHL6HTto

 しかし現在、その裏山はきれいに抉られており本来この場から見えるはずのない校舎が見えてしまっているのだ。

「ま、まさかお前の仕業じゃあないよなエイビス?

もし独断でこんなことをしようものなら俺は」

『ちょっと待てイルミナPよ。

あいにくあれはオレの仕業じゃない。

さすがにこんな遺恨の残る面倒事はオレも起こさねーよ』

「じゃああれはいったい誰がやったっていうんだ?」

 イルミナPは窓にもたれ掛りながらエイビスに問う。
 紛争地帯ならいざ知らず、この日本であんなことを身内がしていたともなれば計画を大きく修正せねばならなくなる危険性があった。

『あれはうちの誰かの仕業じゃない。

どっかの組織がヒーローその他諸々に喧嘩を売ったらしい。

偶然第八位(ディフ)と第四位(メダル)が仕事でそっちにいてな。

そこからの情報によると、目的は力の誇示ってのが濃厚そうだ』

「なるほど、うちじゃないなら放置でいいんだが……。要するにお前はこの偶然出てきた『祭りの余興』で遊ぶつもりと」

882: 2014/08/19(火) 17:15:01.06 ID:3xHL6HTto

 イルミナPはエイビスの言っていた『賭け』の意図をくみ取る。
 エイビスは偶然見つけた『玩具』でただ遊ぼうとしているだけだったのだ。

「というかなんで『騎士兵団』の序列持ちを二人も寄越してるんだ?

私としてはそっちの方が気になるが」

『ディフの仕事に手の空いてたメダルをお守りとして付いて行かせただけさ。

ディフは目を離すと多めに爆破するせいで、後処理が面倒になるからな』

「……納得だな。あの爆弾魔はすぐ調子に乗る。

それでいて調子に乗ってる時が一番厄介だ」

 脳裏に浮かぶは爆炎の海。
 あの男が都市ひとつで盛大な花火大会をしたのがイルミナPの記憶に新しかった。

『とにかく賭けっていうのはこの後の展開さ。

山を派手に吹き飛ばした連中は、結局どうなると思う?』

 イルミナPはどうせそんなことだろうと思っていたのでため息を吐く。
 すっかり目が日の光に慣れてしまったので、窓を開ける。

883: 2014/08/19(火) 17:16:14.90 ID:3xHL6HTto

 比較的高い建物であったので風通しがよく、室内の少し淀んだ空気が窓から流入した外気と入れ替えられていく。

「ただの力の誇示が目的の連中の末路はほとんど決まってる。

どうせヒーローに全滅させられるか、敗残兵として逃げ延びるか程度だ。

大方テロ起こした連中は、ヒーローの厄介さを知らないんだろう」

『ま、そうだろう。

それに連中は結構残念な連中だしな』

「なんだエイビス、犯人に心当たりがあるのか。

それじゃあ公平な賭けにならんだろうが」

『かっはっは。

悪いなイルミナP。だが安心しろ。

ちゃんと公平な賭けとしてその詳細は教えてやるさ』

 電話口に得意そうに語るエイビス。
 待っていたと言わんばかりのその口調に少しイルミナPは苛立つが表には出さなかった。

884: 2014/08/19(火) 17:17:41.94 ID:3xHL6HTto

『デーモンスレイヤーであるこのオレとしては魔族の知識はそれなりにある。

そしてあの山を削った兵器は、吸血鬼の玩具として昔見たことがあってな。

とはいっても威力はかなり高くなってたが』

「吸血鬼だと?」

『ああ、不氏種(ノスフェラトゥ)の種族にして、暗黒王アンセスターの子孫とも言われる魔族。

人間を糧として、幾度となく人間の世界に進行を続けてきた人間の天敵。

人間から雇われることもあった俺からすれば、何度も頃し合ったことのある馴染みの連中だよ』

「吸血鬼か。聞いたことはあるが一度も見たことはない」

『それは意外だな。

まぁ数も多いし、能力が高かったり知恵が回ったりと厄介な奴らだったね。

最近は連中ともご無沙汰だったが、ちょっとした情報くらいは知ってる。

なんでも派閥が3つに分かれているらしい』

「派閥まであるとは……魔界の連中にしては社会的ということか」

885: 2014/08/19(火) 17:18:49.95 ID:3xHL6HTto

 魔王によって秩序が生まれたとはいっても魔界はもともと力が物を言う世界である。
 社会を形成するなんて面倒なことをするより、力で支配するような単純な社会構造を好む者が多いのだ。

『自ら貴族だとのたまう連中だからな。

多くの魔族のように脳筋じゃないのさ。

ともかく人間に対しての価値観の差として『共存派』『利用派』、そして『家畜派』の3つがある。

今回の騒動の発端はおそらく家畜派だろう』

「その根拠は?」

『奴らが最も『脳筋』だから』

「なるほどな」

『もう少し詳しく言うなら、共存派はこっちに攻め入って来ることはないし、利用派は狡猾で慎重、こんな単純な作戦は多分使わない。

家畜派の仕業だと思うのが一番納得できる』

「それは確かに納得だ。

その『家畜派』とやらの戦力はどれくらいなんだ?

ヒーローたちに対抗できるほどの力はあるのか?」

886: 2014/08/19(火) 17:20:07.95 ID:3xHL6HTto

 『賭け』の対象である『家畜派』の吸血鬼たちがどれほどの戦力なのかは気になるところである。
 戦力はもっとも重要な判断材料で現状の日本のヒーローとどれだけやり合えるかが鍵となる。

『まぁあんまりお前に情報与えすぎるのはさすがになぁ……。

俺が教えられる程度と言えば、本来それぞれの派閥が拮抗していたんだが少し前に『家畜派』がヘマをやらかしたらしい。

なんでも精鋭部隊が侵攻したにもかかわらず、見下していた人間ことごとくに負けたそうだ。

それが原因で、派閥を鞍替えする吸血鬼が多く出たとかなんとか』

 エイビスの情報を聞きながら、吸血鬼たちの情勢を想像するイルミナP。 
 初めは乗り気ではなかった『賭け』にいつのまにか乗り気になっている。

「なるほど今回の襲撃はその汚名返上と言ったところか。

とはいっても戦力的に欠けた状態で挑もうなんてお前の言う『脳筋』は相当のようだ」

『ははっ、まぁあの派閥は弱くはないんだが上のお頭の足りなさは陰でいろいろ言われているらしいからな。

でどうする?

お前はこの吸血鬼の侵攻はどんなオチを迎えると思う?』

 電話の向こうのエイビスはどんな結果に『賭ける』かをイルミナPに聞いてくる。
 子供のように弾んだ声はこの吸血鬼の侵攻ですら退屈な子供に与えられた新しい玩具でしかないようだった。

887: 2014/08/19(火) 17:21:07.65 ID:3xHL6HTto

「その前に確認するが、お前は何を賭けるつもりだ?」

 イルミナPにとってもう一つ重要なことはそれである。
 自分が追うリスクを把握せずに賭けをすることなど愚か者のすることだ。

『そうだな……。

せっかくだ。『全賭け(オールベット)』とまではいかないが、来年の『騎士兵団』、つまり傭兵会社ヴァイスハオプトとしての活動を一切休業。

お前に一年くれてやる。どうせそろそろ計画を始めようと思ってたんだろ?』

「……鋭いな。誰かに語った覚えはないんだが……」

『なんとなく、そろそろだと思っただけさ。

スポンサーのチェアマン連中もしびれを切らす頃合いだしな』

 意地の悪い笑いをしながら語るエイビス。
 『第二位』として一つの組織をまとめ上げてきた男としては納得な思考と観察眼である。

「ふん……。まぁその通りだよ。

なんとなく計画のヴィジョンは見えてるさ。

さて逆に俺は何を賭ければいい?

あまりむ無茶な要求は私には飲むことができないぞ」

888: 2014/08/19(火) 17:22:31.90 ID:3xHL6HTto

『そりゃあお前の腕でとびっきりの兵器(おもちゃ)を作ってくれ。

そしてそれにふさわしい戦場(ぶたい)もだ。

闘争を思いっきりエキサイトさせるようなとびっきりイカれたやつをな』

 そして一つの組織の頭である以前に一人の戦闘屋である狂気を露わにする。

「相変わらず悪趣味だな。そう言うところは昔から好きになれない」

『言うなよ。オレの数少ない『生きがい(シュミ)』だ。

好きなもんはしょうがねえだろが』

 そんなエイビスの言い草に思わずイルミナPはため息をつく。
 300年前から変わらない電話の向こうの男にとってイルミナPもこればかりは諦めの感情しか浮かばない。

「あんたほど多趣味な『悪魔(ヒト)』がそれを言うか……。

まあいいよ。賭けに乗ってやるさ」

『おお!さすがだぜ!

で、お前はいったいに何に賭ける?』

 意気揚々と尋ねてくるエイビスに、イルミナPは淡々と答えた。

「私は―――――」

 イルミナPは窓の外、視線の先にある巨大な何かの影を捉えながら、この余興に乗ってみることにしたのだった。



 

889: 2014/08/19(火) 17:23:49.84 ID:3xHL6HTto


イルミナティ騎士兵団/傭兵会社ヴァイスハオプト

イルミナティの内部組織であり、少数精鋭の戦闘部隊。
所属人数は25人で、その内の上位十人のみ『序列』として順位が定められている。
当然トップとして第一位の兵団長が存在しているが、無口のため基本取り仕切っているのは『第二位』であるエイビス。
イルミナティの中でも特に化物集団であり、イルミナPでさえも自由に動かすことのできない集団。
インヴィディアもここに所属しているが、序列持ちではない。
普段はイルミナティとは別行動であり、一般的に傭兵会社として名が通っている。

『第二位』エイビス

深淵の悪魔。地球出身の魔族であり昔はデーモンスレイヤーとして活動していた。
多趣味であり、見た目軽薄そうな男。
イルミナティ創設メンバーの一人であり、昔イルミナPと唯を狙いことごとく返り討ちにされた経歴がある。
ただし現在ならばかつて大敗を喫した唯に追随する強さを持つ。
無口な兵団長に代わり騎士兵団をまとめている。

誰もが深淵(エイビス)に挑まねばならぬ時がある。底見えぬ深い深淵へ。
底があることに絶望を覚えるときもあれば、限りない底無しに絶望することもあるのだ。

890: 2014/08/19(火) 17:27:17.85 ID:3xHL6HTto
以上です

とりあえずイルミナティは今回に関しては静観の方向です。

あれ?モバマススレのくせにアイドルが出てないって?


……


というわけでもう一本投下します。
なお個人的にはかなりギャグ色強くしてあり、キャラ崩壊が著しいキャラがある可能性があるのでそれを微妙に感じた場合はすっ飛ばしてしまうのもいいかもしれません。



 

891: 2014/08/19(火) 17:28:13.84 ID:3xHL6HTto




サクライP「突然なんだがチナミくん、ちょっと付き合ってもらえないか?」


チナミ「本当に突然ね。突然呼び出しておいて、突然付き合えなんて突然すぎて失礼だとは思わなかったのかしら?」

サクライP「いやー全く本当にそう思うよ。だが私にも少し事情があってね。

ちょうど手が空いているのは君だったし、その上今回の用事に適任だと思ったわけさ」

チナミ「誰も行くなんて言ってないわ。私忙しいから帰る」

サクライP「ちょっと待ってくれよチナミくん、いったい何が忙しいっていうんだい?」ガシッ

チナミ「放してくれるサクライ?セクハラで訴えるわよ。

それに今日は私夕日に向かって走らなきゃいけないんです。さようなら」

サクライP「待て待て。まだ真昼間だから夕日の時間には早いし、それに吸血鬼が太陽に向かって走るのっておかしくない?

嘘だよね。それ嘘だよね」

チナミ「ばれました?じゃあ帰りますお疲れ様です」

サクライP「ストップスト-ップ!頼むからついてきてくれないか?

正直私一人で行くのは嫌なんだ。それに今回行くのは君もよく知るルナール社だ。安心だろう?」

892: 2014/08/19(火) 17:29:30.39 ID:3xHL6HTto

チナミ「その物言いの時点ですでに安心できないのだけど一応聞くだけ聞いてあげるわ。話してみてサクライ」

サクライP「一応私上司だよ……。

つまるところ今ちょっと厄介な人がルナール社にいてね。

要するに護衛ということで付いてきてくれないかな?」


チナミ「別にそれこそ私じゃなくてもいい気がするのだけれど」

サクライP「あー……それは

(全員に断られたなんて言えない)

……ともかく別に君にメリットがないわけじゃない。

この分の給料だって出るし、何より君にとっては有益な情報だって手に入る」

チナミ「情報?」



サクライP「私の『弱点』だ。気になるだろう?」



チナミ「自ら弱点をさらすなんてあらかさまに何かあるのでしょうけど……。



いいわ。興味も出てきたしその話に乗ってあげる」

893: 2014/08/19(火) 17:31:21.74 ID:3xHL6HTto

サクライP「それはよかった。

ちなみにもう拒否なんてさせないぞ」

チナミ「わかっているわよ……。

(サクライが自称するくらいなんだから何か怪しいけど、本当ならやつを出し抜く鍵になるかもしれないわね)」

サクライP(なんてことを考えているんだろうが……。

確かに私の弱点、苦手としている人物だが、きっと会えば君の弱点にもなるだろうしなぁ……)



サクライP「そんなわけでルナール社に付いたわけだ」

チナミ「地の文がないからシームレスに移動したみたいになってるわよ」

サクライP「大丈夫最悪元からルナール社にいたことにすればいいから」

チナミ「メタ的で身も蓋もない理論ね」

サクライP「とにかくたのもー」ガチャ

894: 2014/08/19(火) 17:32:26.56 ID:3xHL6HTto

チナミ「もはやツッコむ気すら失せるわ。

というかこの部屋ルナール社内の研究室よね?



一体ここに何の用があって……ってなんじゃこりゃあ!」

ギャーギャーワイワイ

チナミ「なんでこんなところに子供がたくさんいるのよ!

いつからルナール社は幼稚園になったっていうの!?」

サクライP「いや、この子たちの姿見る限り、年齢的には小学校の方が表現的には正しいだろうね」

チナミ「そういう問題じゃないでしょ!」


???「そうそう、そういう問題じゃあないでしょサクライさん」

チナミ「誰!?」

895: 2014/08/19(火) 17:33:15.19 ID:3xHL6HTto

サクライP「この様子を見る限り……やはり完成させたようだね」スタスタ

???「もちろん!報酬分は最低限あたしも働くからね」

サクライP「君のことは苦手だが、さすがの手際だよ。


ドクターネコミミ、いや……マッドサイエンティスト・シキ!」バーン

シキ「いやいつも言ってるけどこれネコミミじゃなくてウサミミだからね」



チナミ「なるほど……。

あなたがこの騒動の張本人というわけね」

シキ「にゃっはっは!そのとーり!

そして約束通り完成したよ。例の薬!」

サクライP「くっくっく……これで私の野望に一歩近づく。

腕がよく、秘密が守れる雇われの科学者など世界広しと言えど君くらいだからな。

君に頼んで正解だった」


896: 2014/08/19(火) 17:34:02.32 ID:3xHL6HTto


チナミ「サクライ……いったいその薬は何?

その薬で何をするつもりなの?」

サクライP「この薬か?これはな……」


シキ「これはざっくり言えば『若返り薬』さおねーさん!

つまりこの子供たちは研究員の実験のなれの果てってワケ!」

サクライP「…………」


チナミ「なるほどね……。

897: 2014/08/19(火) 17:34:59.93 ID:3xHL6HTto



じゃあサクライ……一体それで何をしようっていうの?

あなたの野望ってたしか『世界のすべてを手に入れ……」




サクライP「そうだ!君も知ってのの通り、私の野望は世界中の少女たちに『パパ』って呼んでもらうことだ!」

チナミ「急に何言いだしてるのこの人!?」ガビーン

サクライP「この私サクライ……恥ずかしいことに最近娘が構ってくれない。

ああクソ……私は『お父ちゃま』とか『パパ』とか『お父さん』とか『ダディ』とかもっと呼ばれたいのさ!

もっと娘と触れ合いたい……もっと娘と接したい……。

もういっそ自分の娘じゃなくても『パパ』って呼んでほしい……。


娘成分が足らないんだよチクショー!


この……内からあふれ出る父性を……抑えられないのだよ……」ガクッ

チナミ「この人はキャラ崩壊までして何言いはじめてるの!?」

898: 2014/08/19(火) 17:36:06.11 ID:3xHL6HTto

サクライP「つまりこの薬で全世界の女性を幼女にして私を『パパ』と呼ばせるこの計画」スクッ

シキ「名付けて……」




サクライP「『口リフォーマー計画』だ!」




チナミ「ロ……口リフォーマー計画……ですって……」

サクライP「さてチナミ君、君がこの計画を止めるというのなら私にもかんが……」


チナミ「ばかばかしい……帰るわ」

サクライP「え……止めないの?

まぁ止めないのならそれはそれでいいんだが……」

899: 2014/08/19(火) 17:37:04.79 ID:3xHL6HTto

チナミ(正直こんなアホな計画付き合ってられないし吸血鬼の私にはどうせあの薬は効かないでしょうから無視でいいわね。

人間全員幼児化してくれるならその方がいろいろやりやすくなる可能性もあるだろうし。

それに何よりサクライがこんなアホな人間だったってことがわかった事が一番の収穫ね)

サクライP「さぁみんな……私のことを『パパ』と呼んでくれ!

……って蹴るんじゃない!こらやめろ!」

チナミ(実験台にされた研究員たちは精神的に幼くなってるみたいだけど洗脳されてるわけじゃないみたいだしサクライの野望早くも頓挫しそうね)

ガシッ

チナミ「って誰よ私の足掴むの」

???「ちょっと待ちなさい!お願いあの男の野望を止めてチナミ!」

チナミ「誰よあなた……ってもしかして研究主任?こんなに小さくなって……」

しゅにん「わかってくれたのはありがたいけど、その憐みの視線止めて」

900: 2014/08/19(火) 17:37:50.79 ID:3xHL6HTto

しゅにん「っていうか名前までひらがなになってるし!」

チナミ「で何で止めなきゃいけないのよ。面倒事に首突っ込むのは嫌よ」

しゅにん「あの男、サクライは今正気じゃないわ」

チナミ「それは見ればわかるわよ。幼女に蹴られて恍惚の表情してるあの様子を見ればね」

ハッハッハ、コラコラヤメタマエー


 

901: 2014/08/19(火) 17:38:41.00 ID:3xHL6HTto



チナミ「……ああなったら人間おしまいね」

しゅにん「まぁ、ああなっているのにも原因があるのよ」

チナミ「原因?

なんだか元からあんなだったような気がしてきたのだけれど……」


しゅにん「実は、彼は今『ギャグ因子』の影響を受けているわ」

チナミ「何それ?」

しゅにん「さいきん発見された運命を構成する因子の一つよ。

その影響を受けるとどんなにシリアスな人でもギャグ的な行動を起こし始めるわ。

普通ならしばらくして元に戻って、運命の強制力でさも無かったかのような『なあなあ』な感じになるけど……

チナミ「けど?」


902: 2014/08/19(火) 17:39:42.48 ID:3xHL6HTto


しゅにん「きっとサクライはこのままいくと多分手遅れになるわ」


チナミ「……て、手遅れになると一体どうなるっていうのよ?」

しゅにん「良くてギャグ要因、コメディーリリーフとして一生シリアスに首を突っ込めなくなりギャグ世界に隔絶される……。

最悪の場合だとギャグにもシリアスにもなれずにその中間の存在として運命の中を永遠にさまようことになるわ」

チナミ「なにそれこわい」

しゅにん「わかったでしょう?だからサクライを手遅れになる前に止めて!」

チナミ「小さくてかわいい主任にお願いされるのはやぶさかではないけど……。


逆にこれ、サクライ始末する絶好の機会じゃない?」

しゅにん「なに物騒なこといいだしてるのこのひとー!?」

チナミ「もしかしてあのシキって娘ももしかしてサクライ始末してその利権かすめ取ろうとしてるのかしら?」

シキ「…………」ニヤリ

チナミ「あいつ今ニヤッってした!確定じゃないの!

そんなことなら私にも一枚かませなさいよ!」

903: 2014/08/19(火) 17:40:36.25 ID:3xHL6HTto

しゅにん「目先の欲にとらわれ過ぎよあなたたち!

だいたいほぼワンマン経営に近い財閥のトップであるサクライがこのままギャグ要因になって失脚したら財閥は崩壊するわ!

さすがにそれはチナミにとってもまずいでしょう!」

チナミ「……たしかに、これだけ都合のいい隠れ蓑は他にはそうそうないわね」

しゅにん「それに財閥なくなったらわたし無職になって飢え氏にしちゃうから~!

わたしのためにあのおっさんの凶行を止めてチナミ~!」ビエーン


チナミ「結局本音は自分のためじゃないの!

ええいその姿で泣きついてこないでようっとおしい……。

わかったわよ止めればいいんでしょう止めれば!」

しゅにん「ありがと~!」

チナミ「……で、サクライを元に戻すにはどうしたらいいの?」

904: 2014/08/19(火) 17:41:30.47 ID:3xHL6HTto

しゅにん「グスッ……一発気絶するくらいおもいっきり殴ってやれば、たぶん元に戻るはずよ」

チナミ「オーケイ楽でいいわ。

日頃の文句と共に顔面に叩き込んであげる!」ザッ


シキ「そうはいかせないよ!」

チナミ「邪魔しようっていうの?マッドサイエンティストのネコミミ」

しゅにん「気を付けてチナミ。

わたしたちはあの子に薬を飲まされたりあびせられたりしてこの姿にされたの」

チナミ「浴びてもダメって相当効力な薬のようね」

シキ「ていうかまだ正気保ってるんだそこの娘。

もうほとんどの子たちは精神まで幼児化してるっていうのに」


905: 2014/08/19(火) 17:42:42.17 ID:3xHL6HTto


しゅにん「このままおとなしく幼女になってたまるっかての!

せめてあなたに一矢報いるまでわね!」


シキ「えー、そんなこと言わずにおとなしく幼女を楽しめばいいのに。

人類の夢の一つである若返りなんだよー♪」

しゅにん「会社潰れて路頭に迷う方が困るわよー!

さいきん都内にマンション買ってローン残ってるんだからー!!」

チナミ「ちょっと前に聞いた嬉しそうな悲しそうな表情してたのはそれが理由ね。

独身女がマンション買うとかある意味終わってるもの……」

しゅにん「いうなー!」

シキ「とにかく!あなたはどうあがいてもあたしを止めることは不可能!

それどころかあたしに近づくことだってできないのさ!」




チナミ「……どういうこと?」

しゅにん「チ、チナミ!床を見て!」

チナミ「ハッ!こ、これはー!!

906: 2014/08/19(火) 17:43:35.97 ID:3xHL6HTto

りゅ、流水!蛇口から水を流しあふれさせることで部屋を分断するように流水を作ったのね!」

しゅにん「これじゃ吸血鬼のチナミは向こう側にいるシキに手を出すことができないわ!」

※なぜ主任が吸血鬼のことを知っているのかは空気的に流してください

シキ「たとえそれを超えられる主任がサクライを殴ったとしても今のサクライにとって幼女のパンチはただのご褒美!

逆にライフを回復させる!ましては幼女の腕力で成人男性を気絶させることはほぼ不可能!!」

しゅにん「くっ!これじゃあ……」

シキ「そう!これで詰み!

そこで二人であたしの計画をおとなしく見ているといい!にゃっはっはー!」

しゅにん「もう……どうすることもできないの……」



907: 2014/08/19(火) 17:44:25.54 ID:3xHL6HTto


チナミ「いや蛇口止めればいいだけよね」キュッ

しゅにん「…………」

シキ「…………。

ひ、卑怯者!!」

チナミ「あなたに言われたくはないわね……。

とにかく遮るものもなくなったことだし後はサクライに顔面パンチをくらわせるだけよ!」

シキ「くう……こうなったら!



特製の『若返り薬水風船』くらえー!」ポイッ!

しゅにん「なっ!避けてチナミ!」



908: 2014/08/19(火) 17:45:09.80 ID:3xHL6HTto


チナミ「ハァ……。

たぶん吸血鬼のあたしには効かないだろうけど一応弾いておくわ」パシッ



シキ「なんだってー!

水風船を割ることなくいともたやすく弾かれたー!!」

しゅにん「ナイスチナミ~!!」

チナミ「さぁこれで障害はもうないわ」

シキ「くぅう……こんなとこで……。




……なんちゃって!!」

しゅにん「!

チナミ上!」

チナミ「なっ……

(上からも水風船!まさか初めからトラップを仕掛けてあったの!?)」

バシャア!!

909: 2014/08/19(火) 17:45:51.28 ID:3xHL6HTto

シキ「はじめの水風船は囮!

本命は注意を逸らした後のトラップだったんだよね!!」

ちなみ「くっ……。

馬鹿にしないで……吸血鬼に人間用の薬なんて……」

ちなみ「って普通に効いてるし!!」

シキ「さっすがあたし!

一ノ瀬の医学薬学は世界一!」

しゅにん「そんな……ちなみまで……。

わたしのむしょくはかくていてきだ~……。

さらに、とうとうかんじまでいえなくなってしまった……。

あとはまかせたよ、ちなみ~」ガクリ


910: 2014/08/19(火) 17:46:50.35 ID:3xHL6HTto

ちなみ「こら主任しっかりしなさい!

ここで倒れたら花の独身生活が終焉を迎えるわよ!」

しゅにん「はなのどくしんから、むしょくのどくしん。

たいしてかわんないでしょ~……」

ちなみ「ええい……。

こうなったらダメもとでも!

くたばれサクライ!!」ポカポカ

サクライP「はっは、こらやめたまえ。

そんな乱暴な言葉づかいは止めて私のことは『パパ』と呼ぶといい」

ちなみ「ほんと腹立つわね!!」



シキ「もう無駄なことはやめてサクライがギャグの住人になるのを見届けるのがいいと思うよー。

研究費に使った後、残ってたら分けてあげるかもしれないしね!」

ちなみ「…………」

シキ「にゃっはっは……にゃーっはっはっは!!!」

サアミンナー!ワタシノコトヲ、オトウサントオモッテクレー


 

911: 2014/08/19(火) 17:47:40.01 ID:3xHL6HTto



ニャーッハッハッハーーー……

「なぁ、そういえばここってなんだっけ?」

「なんだか漫画の中とかにある研究所みたいだよなー」

「じゃあ研究者ごっこしようぜ!!」

「俺これとこれ混ぜてみよーっと」

「じゃあ僕はこれも混ぜてみる!」

「ところでこれ『まぜるな……なんて書いてあるんだろうな?」




シキ「ーはっはっは!にゃーーっはっは」







ドーン☆



912: 2014/08/19(火) 17:48:33.13 ID:3xHL6HTto



『先日、ルナール本社内で研究中の事故による爆発が発生した事件についてです。

今回の事故で軽傷であったのは研究員である男女数名と、その視察に来ていたサクライ氏であることが判明しています。

なお事故による氏傷者は確認されませんでした。

ルナール社社長は「今回の事故の原因を一刻も早く究明するとともに、事故防止に努めていきたい」とのコメントを残しています。


続いてのニュースは全国的に降り続く謎の幼児化雨のニュースです。

この雨を浴びた人は例外なく数時間の間幼児化してしまうことが確認されており治療法はいまだ発見されておりません。

しばらくすれば幼児化はするとの報告が上がっているのでできるだけ浴びないように傘を差し、もし浴びてしまっても慌てず完治するまで様子を見ましょう。

以上で夕方のニュースを終わります』


 

913: 2014/08/19(火) 17:50:27.11 ID:3xHL6HTto


イベント情報

謎の幼児化雨が全国的に降っています。
完治までには雨を浴びた時間だけ伸びます。
しばらくすれば雨雲も止み、問題は勝手に解決するのでこのイベントは特に期限が存在しません



以上です。
困ったときは爆発オチ。
なお、投下後にいくつかの誤字に気づいたので脳内補完お願いします

この話は出来はともかく一応ギャグ回なので今回の設定はほとんど本編側には影響しない扱いとします。
サクライP、チナミさんをお借りしました。

そして最後にキャラの扱いについて◆6osdZ663Soさんゴメンナサイorz

914: 2014/08/19(火) 18:11:59.82 ID:YmRmlKlS0
乙ですー

前半のシリアスを後半のギャグがぶっとばしていった
そ し て口リ化イベントだ!!これで勝つる!!

915: 2014/08/19(火) 19:22:00.14 ID:XzR4UQNzo
乙乙ですー

なつきち誕生日おめでとう。奈緒はいろいろ(いみしん)プレゼントしたらいいんじゃないかなw

電気の人相変わらずだなー、そしてシリアスを吹き飛ばす後半wwww



【次回に続く・・・】




引用: モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」 part10