487: ◆q2aLTbrFLA 2014/11/26(水) 18:24:52.44 ID:i831WBQA0


モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」シリーズです


前回はコチラ




では、自分も負けじと投下しますー。

同じく学園祭二日目です。

488: 2014/11/26(水) 18:26:28.96 ID:i831WBQA0
秋炎絢爛祭二日目。

学園の裏山が吸血鬼によって吹き飛ばされ、それと同時にカースが大量発生が起こり、ヒーローたちが対処に追われている。

学園祭を楽しんでいた人々は多少混乱しつつも、GDFなどの指示に従って避難して行った。

校舎内も避難が進み、静かになった廊下を歩く一つの影があった。
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それは、なんでもないようなとある日のこと。
その日、とある遺跡から謎の石が発掘されました。
時を同じくしてはるか昔に封印された邪悪なる意思が解放されてしまいました。

~中略~

「アイドルマスターシンデレラガールズ」を元ネタにしたシェアワールドです。
・ざっくり言えば『超能力使えたり人間じゃなかったりしたら』の参加型スレ。



489: 2014/11/26(水) 18:27:16.12 ID:i831WBQA0
────でこぽぉおおん!

??「ひゃう!」

遠くから聞こえてきた声に可愛く身を竦める影───今井加奈は校舎内を彷徨っていた。

加奈「さっきの日記ってこういう意味だったんだ・・・、びっくりしたなぁ」

そうぼやきつつ覗き込んだメモ帳には[遠くから変な声が!] と書き込まれている。

────次の行には[起しちゃった?」という文章も書き込まれていたが、それを気にする者は今はいなかった。

加奈「書き変わった事だから不安だったけど、これなら大丈夫かな」

彼女は未来で自分の身に起こる出来事を文章で知ることができた。

しかし、未来がわかっても具体的な事はわからない事が多く、却って困惑することもあった。

それでも加奈にとっては普通でしかなかった自分に唯一できた「自慢」だった。

(もうちょっと自分に自信を持つべきだとかいろいろ言いたいが、それは今語るべきことではない)

490: 2014/11/26(水) 18:28:01.06 ID:i831WBQA0
さて、今述べた通り今井加奈は未来が分かること以外は普通の女の子である。

このような事態が起こった時は、普通なら他の人に習い避難するのが当前だろう。

しかし、彼女は避難せずに、いつカースが出てくるかわからない校舎内をフラフラと彷徨っていた。

なぜだろうか?

??「…ふわぁ」

その疑問に答えるかのように、加奈の背中から可愛らしい欠伸が聞こえる。

加奈「あっ、ごめん!起しちゃった?」

背中から聞こえた声にあわてた様子で声をかける加奈。

??「…うぅん…くぅ…」

背中からの声は呼びかけられても意に介すことなく、軽く身じろぎした後再び眠りについたようだった。

加奈「良かったぁ、無理に起こしちゃかわいそうだもんね」

独り言をつぶやくと、自分のメモ帳に視線を落とす。

加奈「…私の日記なら見つけられると思ったけど、やっぱり甘かったかなぁ」

加奈「でも、頑張る!お姉ちゃんだもん!かなかなファイファイ、おーっ!」

カースに襲われ、誰もいない校舎を当てもなく彷徨うというこの現状。

その原因となった少女────こずえは加奈の背中でただ静かに眠り続けていた。

491: 2014/11/26(水) 18:28:47.61 ID:i831WBQA0
時は少しさかのぼる。

人々の避難が始まった時、はじめは今井加奈も他の人と同じように避難しようとしていた。

加奈の学校では「カースが発生した時は自分の教室に戻る」との決まりだったので、それに従って自分の教室に向かっていた。

下に降りるための階段付近で加奈は一旦立ち止まると「加奈メモ日記」を確認する。

「うん、大丈夫そうだね」

加奈の能力はカースの発生も予知できないほど微弱な物だったが、それでも道中の安全を確認するのには十分役に立った。

今現在危機が迫ってないことに内心ホッとしつつ加奈は階段を下ろうとした。

492: 2014/11/26(水) 18:30:00.56 ID:i831WBQA0


カリカリカリッ


「加奈メモ日記」が書き変わったことを知らせる音が頭の中で響く。

階段を下りつつ加奈がメモ帳を覗き込むと、[女の子が眠ってる。お父さんお母さんは?]という一文が追加されいることに気がつく。

今の状況に気付かず寝てしまっている子がいると読み取った加奈は女の子を見逃さないようにあたりに気を配る。

加奈(こんな時に寝てるなんて大丈夫かな?見つけたらちゃんと起こしてあげないと)

そう思いつつ階段の踊り場についた時、加奈はその女の子を発見した。

493: 2014/11/26(水) 18:31:00.93 ID:i831WBQA0
────美術部の作品だろうか?階段の踊り場に巨大なクリームソーダのオブジェが展示されていた。

どのような意図を持って制作され、踊り場に展示されたのかなど、気になる点はいくつかあったが今の加奈はそれを気にかける事はなかった。

クリームソーダのちょうどアイスに当たる部分。おそらく綿で作られたのであろうその部分に一人の女の子が眠っていたからだ。

加奈(あ、この子が日記の子なんだね。こんなところで寝てるなんて風邪をひいちゃうよ)

日記に書かれたとおりに眠っている女の子を見つけ、起してあげようと近づいていく。

近づいて良く見てみると、ふんわりとした綿の中で眠っている少女はその綿に負けず劣らずふんわりとしているように見えた。

綿と同化するかのような白い髪は所々に丸くなっており、肌も日に焼けた様子はなくとても白い。

まるで妖精の化身かのようなどこか浮世離れした雰囲気を醸し出していた。

加奈「ほら、起きて?こんなところで寝ていると風邪ひいちゃうよ」

加奈はその幻想的な雰囲気に当てられつつも、その子を起こそうと軽く揺さぶる。

494: 2014/11/26(水) 18:31:47.89 ID:i831WBQA0
??「…ふわぁ」

非常に眠たそうな声を上げながらその女の子は目を覚ましたようだった。

白い肌とよく似合う緑色の目を眠たげに開き、女の子は軽く身じろぎをする。

??「…ここ、どこぉ?」

加奈「え?ここは学校だけど…。それより、あなたのお名前は?お父さんやお母さんはどうしたの?」

??「…ふえぇ、…こずえはねぇー、…こずえっていうんだよぉー…」

加奈「えーと、こずえちゃんって言うんだ。文化祭には遊びに来たの?あ、私は今井加奈。よろしくね!」

こずえ「…かなー?」

加奈「そうそう、加奈お姉ちゃんです!」

そんな会話をしながらも今井加奈は少し困っていた。

いつから眠っていたのかわからないが、この女の子、こずえは誰がどう見ても迷子だ。

今は自覚していないかもしれないが、親とはぐれたことに気付いたら不安に陥る事だろう。

495: 2014/11/26(水) 18:32:31.87 ID:i831WBQA0
今井加奈の脳裏にある光景がよみがえる。

『憤怒の街』

あの街ではいろんなことが起きた。…こずえと同じ年頃の子供が親を求めて泣き叫ぶ姿も大勢見てしまった。

…そのままカースに潰されてしまった姿も見たことがあった。

『憤怒の街』での出来事は今でも加奈の心に深く染みついていた。

こずえの親を見つけてあげられるのなら見つけてあげたい。

そう思い、こずえに両親について聞き出そうとした瞬間、



カリカリカリッ



頭の中で「加奈メモ日記」が書き変わる音が響いた。

496: 2014/11/26(水) 18:33:11.56 ID:i831WBQA0
加奈「あ、こずえちゃん。ちょっとごめんね」

そうこずえに断りつつ、加奈は自分のメモ帳に目を向ける。

[どうしよう!上からも下からもカースが来てるみたい!]

[早く下に逃げ…、ダメ!もう登ってきてる!]

[上からも!どうしよう!]

497: 2014/11/26(水) 18:34:07.55 ID:i831WBQA0


『ドコヘイクンダァァァァァァ?』

『ケラセロヨオオオオ!ナグラセロヨオオオオ!』

その文の意味を理解したと同時に、上と下からカースの叫び声が聞こえてくる。

慌てて加奈が下を覗き込むと人型のカースが一体、階段を上っているのが見て取れた。

おそらく上も同じようになっていることだろう。

加奈(ど、どうしよう!逃げられない!こずえちゃんもいるのに!)

こずえの方を見ると、再び眠りにつこうとしているようだった。

加奈(と、とにかく隠れなきゃ!)

眠りかけているこずえを急いでクリームソーダのコップから持ち上げる。

そのままこずえをオブジェの裏側に隠し、それに続いてに加奈自身も隠れたのだった。

お世辞にもうまく隠れたと言えない状態だ、表から見たら丸見えなのかもしれない。

加奈(もしかしたら私たちに気付かないかもしれない)

こずえを力強く抱きしめ、そんな一縷の希望にすがりつく事しか今の加奈にはできなかった。

その心は恐怖に満ち、くりくりとした目からは涙があふれ出していた。

498: 2014/11/26(水) 18:35:00.06 ID:i831WBQA0
『オトナシクデテコイヨォ』

すでに踊り場にいるのだろう、カースの声が近くから聞こえてくる。

少しでも音をたてないように、ガタガタと震える体を抑えつけながら加奈はカースが通り過ぎていくことを祈っていた。

加奈(お願い!お願い!お願い!)

ズン、ズン、ズン

…一秒がやけに長く感じられる。

下からのカースはクリームソーダのオブジェの目の前を通りすぎ、そのまま上へ向かおうとしているように思えた。

加奈(助かった…?)

胸をなでおろそうとした瞬間、再び頭の中で日記が書き変わる音が響く。


[見つかった]

手からこぼれおちたメモ帳には、そう書き込まれていた。

499: 2014/11/26(水) 18:36:15.84 ID:i831WBQA0
気がつくと、目の前のオブジェが弾き飛ばされていた。

『ミィィィツケタ』

クリームソーダのオブジェを殴り飛ばしたカースは怯える加奈の目の前で楽しそうに呟いた。

加奈(あ…、あ…)

目の前のカースはゆっくりと拳を振りかぶる。

加奈(せ、せめてこずえちゃんだけでも)

この状況にも関わらず静かに眠り続けているこずえを、加奈は守るように抱き寄せる。

『サア、アソボウカァ?』

どうすることもできない。

こずえだけでも助かってほしいが、普通の女の子である加奈の抵抗などカースには全くの無意味だろう。

加奈(こずえちゃん、守れなくてごめんね)

眠るこずえに謝りつつ、加奈は全てを諦めかけた。

『タノシモウジャナイカァァァァァ』

500: 2014/11/26(水) 18:37:27.98 ID:i831WBQA0
加奈(なんで)

しかし、人間と言うものはそう簡単に全てを諦めることはできない。

自分の状況に当たり散らしたり、こうすればよかったのにという後悔がどうしても出てくる。

こずえと関わらなければ良かったと思うものもいるだろう。

では、今井加奈もそのタイプなのだろうか?

加奈(なんで自分の力はこんなにも弱いのだろう)

違う。

加奈(アイドルヒーローのように強い力だったら、目の前のカースを倒せるような力だったら!)

加奈(こずえちゃんを、私を、助けられるのに!)

加奈(なんでこんなに私は弱いの!私の力は弱いの!)

加奈(いやだ!いやだ!いやだ!)

加奈(こんなのはいやだ!)

そう、彼女はこのような時、何もできない無力な自分に対して『怒り』を向ける人間だったのだ。

501: 2014/11/26(水) 18:38:00.88 ID:i831WBQA0



ザリザリザリザリッ

────身体中に、音が響き渡る。



502: 2014/11/26(水) 18:38:41.75 ID:i831WBQA0
パシッ

踊り場に軽い音が響いた。

カースは確かに加奈を狙って殴りつけたはずだった。

その必殺の拳が加奈の体に届こうとした瞬間。

こずえを抱き締めていた加奈の右腕が動き、カースの拳を払いのけていた。

加奈(え?)

何が起こったのか加奈自身もわからなかった。

なにしろ、加奈の体が勝手に動いてしまったのだから。

更に、掠めるだけで彼女の骨が折れそうなカースの拳に触れたのに、彼女の腕は無事だった。

加奈(私、どうやって?)

何故、どうして、様々な疑問が加奈の頭を駆け巡る。

何が起こっているのか全くわからない加奈。

混乱だらけのその顔は無邪気な笑みが張り付いている。

503: 2014/11/26(水) 18:39:26.70 ID:i831WBQA0
カースが再び自分を殴りつけてくる。

ザリザリッ

その音が身体に響くと同時に、勝手に加奈の体は動き笑顔のままカースの拳を払いのけていった。

『テイコウスンナヨォォォ』

カースは苛立ったかのように拳を繰り出すが、その勢いが強すぎたのか加奈に払いのけられると無様に足を滑らせ、踊り場の壁に突き刺さってしまった。

加奈(っ今だ!)

我に返った加奈はこずえを抱えたまま立ち上がり、落としてしまっていたメモ帳を拾い上げると急いで階段を下りて行った。

落としてしまっていたメモ帳には新しく文字が書き込まれていた

[カースが大きく振りかぶって殴りかかってきた]

[→勢いを利用して右手で払いのける]

[また殴りかかってくる、同じ殴り方みたい]

[→同じように払いのける]

その文に目を通すだけの余裕は、今の加奈にはなかった。

504: 2014/11/26(水) 18:41:01.24 ID:i831WBQA0


加奈「はあ、はあ、はあ」

階段を駆け降りた後、加奈はこずえを抱えたまま全力で走り続けた。

後ろを振り向き、無事逃げ切った事を確認すると立ち止まる。

加奈「た、助かった~」

と、こずえを抱いたまま廊下に置かれていた椅子に座りこむ。

少し落ち着くと加奈の頭には先ほど起きたことが思い浮かんだ。

加奈(なんだったんだろう?勝手に体が動いて、カースを払いのけて)

加奈(日記に何か書いてないかな?)

そう考えた加奈は自身のメモ帳に目を向ける。

そして、先ほどの文章を発見すると頭に可愛らしくハテナマークを浮かべた。

加奈(最近こんな風にハテナマークを浮かべることが多い気がするなぁ)

メモ帳を確認した加奈は遠くを見つめながらそう思った。

妖精のような少女が膝の上で眠り、何かを悟ったかのように遠くを見つめるその情景は、ある種の美を感じさせた。

505: 2014/11/26(水) 18:42:05.96 ID:i831WBQA0
加奈(一体、なんなんだろ?私の日記じゃないけど「あの日記」とも違う感じだよね)

加奈(うーん、読んだ限りだと未来の出来事に対してどう対処するかが書いてあるって感じなのかな?)

加奈(さっきもここに書かれたとおりに私の体は動いたんだろうし)

その後も頭を捻らしたがどうやってこの日記が書かれたのかは加奈にはわからなかった。

加奈(でも、なんだかすごいな)

未来に対して旨く対応できる日記

加奈(この日記をうまく使えれば、私だって)

加奈の顔に再び無邪気な笑顔が張り付こうとする。

加奈(もっと、強くなれる。もっと)

506: 2014/11/26(水) 18:42:38.22 ID:i831WBQA0


こずえ「…だめー」

その考えをこずえが止める。

加奈の顔から無邪気な笑顔が消え、慌てた様子でこずえに向き直る。

加奈「あ、起きたんだね。大丈夫?怪我とかしてない?」

こずえ「…かなー。…だめ、だよー?」

加奈「え?あ、うん」

加奈(あれ?何を考えてたんだっけ?)

少しだけ呆けた頭でこずえの問いかけに答える。先ほどまでの考えは、加奈の頭から消え去っていた。

その代わりに頭に浮かんできたのはこずえの事についてだった。

こずえ「かなー…。…それはぁ…あぶないんだよー?…」

加奈(そういえば、こずえちゃんも親とはぐれて不安になってるよね)

こずえ「…こずえー…、しってるのー…だめぇ、なのー…」

加奈(こんな状況だもん、こずえちゃんの両親も心配してるに違いないよ!)

こずえ「…?、…かなー?…ねてるのー?…」

加奈(人探しなら私の日記が役に立つかも!)

507: 2014/11/26(水) 18:43:22.33 ID:i831WBQA0


何度も言うが、今井加奈と言う女の子は未来が少しだけわかる普通の女の子だ。

しかし、彼女は年下に対してはお姉ちゃんとして振舞おうとする気概があった。

更に責任感が強く、自分の身に起きたことは一人で背負いこんでしまうことも多かった。

消えた裏山、カースの発生、困っている年下の女の子(加奈視点)、良くわからない日記。

数多くの出来事に遭遇し、その混乱からは完全に抜け出せてなかった加奈は限界近くまでテンパっていた。

508: 2014/11/26(水) 18:43:48.88 ID:i831WBQA0




だから加奈は…弾けた…。




509: 2014/11/26(水) 18:44:38.29 ID:i831WBQA0
加奈「うん!わかった!」

座っていた椅子から勢いよく立ちあがる。

その際、こずえを落とさないようにする気遣いは忘れない。

加奈「こずえちゃん!」

こずえ「…ふぇー?…なにー?」

加奈「こずえちゃんのお父さんとお母さんは、お姉ちゃんが必ず見つけてあげるからね!」

こずえ「…そうなのぉ?…ふわぁ」

その言葉に安心したのか(加奈視点)こずえはまた眠りについたようだった。

眠ったこずえを起こさないようにおんぶしながら、加奈は気合の声を上げる。

加奈「私ならできる!お姉ちゃんだもん!かなかなファイファイ、おーっ!」

「親とはぐれた」などとこずえは一度も言っていなかったが、加奈はそれに気付くことなく静まり返った廊下を意気揚々と歩きだす。

次の瞬間「加奈メモ日記」が書き変わり、近くから聞こえてきた悲鳴と銃声に驚いた加奈は涙目でその場を逃げ出すのだった。

510: 2014/11/26(水) 18:45:36.46 ID:i831WBQA0
情報
・今井加奈とこずえが校舎内を彷徨っています。どの棟かの指定はありません。
・現在、今井加奈は暴走お姉ちゃんモードになっており、困っている年下を無差別に助けようとします。
・暴走しているせいか若干アホの子になっちゃってます。年上の人なら落ち着かせる事が出来るかもしれません。
・今井加奈が新しい能力に目覚めました。

511: 2014/11/26(水) 18:46:22.12 ID:i831WBQA0
今井加奈

詳細説明

未来がわかるようになった女の子。

何かあるとすぐにメモをとる癖があり、どんな時もメモ帳を持ち歩いている。

メモ帳は気分によって使い分けたりする。メモ帳が変わっても、能力に影響はない。

責任感が強いが、慌てやすい性格。

年下などにはお姉ちゃんとして振舞おうとするが気負いすぎて失敗することが多い。

いわゆる普通の女の子だが、彼女に買い物を頼むと何故かそばつゆが紛れ込んでしまうらしい。


無邪気な日記(イノセント・ダイアリー)

「負の感情日記」が「加奈メモ日記」に対して影響し誕生した日記。

加奈の能力への無力さに対する強い「負の感情」が要因となり発動した。

使用するには加奈自身か、「加奈メモ日記」に対する「負の感情」が必要となる。

加奈に襲いかかる未来の出来事がメモ帳に記され、それに対応する行動が次の行に矢印つきで記される。

書かれた行動は、加奈が読まなかったとしても自動的に実行される。

(例 カースが右手で殴りかかってきた→向かってくる右手を払い受け流す)

未来の加奈の主観による文章が表示されるため、加奈の認識を超える出来事や加奈よりも強い力に対しては対応を間違える可能性がある。

今のところカースだとうまく対応できる程度の力がある。魔法なども対応可能。

日記が書かれる時、身体中に「ザリザリザリッ」と言う音が響く。

特徴として、能力発動中は加奈がとても無邪気な笑顔を浮かべる。

512: 2014/11/26(水) 18:47:36.65 ID:i831WBQA0
禁句 → 一緒に避難した方が親を見つけやすいんじゃね?

暴走お姉ちゃんモードの加奈ちゃんはそれに気付いてません。どうしてこうなった!

落ち着かない限りはこずえちゃんを起こさないようにしつつも構内を爆走してます。

彼女たちの運命やいかに!(ダレカタスケテー)

こずえちゃん、小日向美穂、新田美波をお借りしました。

513: 2014/11/26(水) 20:07:50.01 ID:Km20WXHV0
乙ですー
こずえちゃんとお姉ちゃん加奈ちゃんかわいい
…暴走お姉ちゃん自体は微笑ましいがイノセントスマイルの不釣合いさが若干不気味だよぉ(歓喜)
こずえ曰く危ない能力らしいがはてさて



【次回に続く・・・】




引用: モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part11