367: 2013/03/22(金) 16:50:24.39 ID:tgVGUB3B0
・大変お待たせいたしました。投稿を再開します。
P「ラクーンシティで映画撮影ですか?」第一章M@DNESS【中編】
368: 2013/03/22(金) 17:15:20.71 ID:tgVGUB3B0
アップルインホテル 2F 202号室

伊織「・・・暇ね」カチカチ

やよい「みんなニュース番組か砂嵐だね・・・」

伊織「かれこれ20分以上経つわ。貴音と響は何してんのよ・・・」

やよい「・・・大丈夫かな、貴音さんと響さん」

伊織「まあ、貴音がいるから大丈夫でしょ」



テレビ『住民の皆さんは自宅にいる場合は戸締まりを十分に確認し、
    外出中の方は最寄りの避難所か警察署へ避難してください。
    つねに冷静な判断と行動を心がけてください』
アイドルマスター ワンフォーオール 765プロFight!!(1) (ファミ通Books)
369: 2013/03/22(金) 17:33:07.50 ID:tgVGUB3B0
伊織「はぁ、なんだか喉渇いてきちゃったわ。プロデュー・・・ってあいつはいないのよね。
   まったく、こんなことならせめてあいつか新堂も一緒に連れてくるべきだったわ」

やよい「飲み物ならさっきもらったお水があるけど・・・」

伊織「それは今飲んじゃダメよ。・・・仕方ないわ、何かジュースでも買ってくるわ」

やよい「伊織ちゃん、今外に出たら危ないよ・・・」

伊織「一階の自販機コーナーに行くだけよ。すぐに戻るからやよいは部屋で待ってなさい」

やよい「でも・・・そうだ!私も伊織ちゃんと一緒に行きます!」

伊織「えっと、気持ちはとっても嬉しいけど、もしやよいに何かあったら・・・」

やよい「でも、そしたら伊織ちゃんが・・・」シュン

伊織「うっ・・・」タジ・・


行動安価
1. やよいを連れていく
2. 一人で行く

>>373

373: 2013/03/22(金) 17:51:59.75 ID:jETD1rLKo
2

374: 2013/03/22(金) 18:24:47.88 ID:tgVGUB3B0
伊織「・・・大丈夫、自分の身の安全ぐらい守れるわ。
   パパッと買ってここに戻ってくるからやよいはここで待ってなさい」

やよい「うぅ・・・本当にすぐ戻ってきてくれる?」

伊織「私がやよいとの約束を破るわけないでしょ?」

やよい「・・・わかった、伊織ちゃん、絶対ここに戻ってきてねっ!」

伊織「ふふっ、ジュース買いに行くだけなのに、大げさね。ちゃんとここに戻ってくるわよ」ガチャッ

伊織「やよい、私か貴音と響が戻ってくるまで絶対ドアを開けちゃダメよ?」

やよい「わかった・・・いってらっしゃい伊織ちゃん!」

伊織「にひひっ行ってくるわ、やよい」バタンッ





やよい「・・・絶対戻ってきてね、伊織ちゃん・・・」

376: 2013/03/22(金) 19:47:48.11 ID:tgVGUB3B0
・ここで、やよいと伊織のデータを載せておきます。


伊織 体力10/10 状態 正常
装備 なし かがみタックル 歩数1のみ攻撃1転倒効果
持ち物 うさちゃん人形

やよい 体力8/8 状態 正常
装備 なし 突き飛ばし 歩数1のみ攻撃1転倒効果
持ち物 十円玉


・うさちゃん人形
いつでもどこでも、伊織と一緒にいる大切な人形。
(伊織の体力が0になると、伊織の体力を2まで戻す。そのかわり壊れて効果はなくなる)

・十円玉
高槻家の食卓をささえる、やよいにとっては生命線の銅貨。コイントスすることで、やよいの運命も
救う・・・かもしれない。
(無限に使えるアイテム。行動安価でトスして、コンマ偶数が出れば緑ハーブ、
 奇数ならハンドガンの弾(15発)が一つ手に入ります。戦闘時は、偶数なら自分の体力が二倍に、
 奇数なら自分の武器の威力が三倍になります。なお、戦闘が終わると効果はなくなります。
 行動安価でトスできるのは二回まで、戦闘では一回までです)

378: 2013/03/22(金) 20:03:25.01 ID:tgVGUB3B0
2F 廊下

伊織「(さすがにやよいを連れてくるのは気が引けるわ・・・やよいにもしものことが
    あったら、考えるだけでぞっとするわ)」



カシャーーーン! Nooooooooooo!!

伊織「!?」

伊織「ちょっと、出て来て早々何なのよ・・・!?」

シーーーーーン

伊織「これ、戻ったほうがいいかしら・・・?」


行動安価
1. 引き返す
2. しばらく立ち止まって様子見
3. 一階に降りる

>>381

381: 2013/03/22(金) 20:08:11.52 ID:T4xpPwYAO
2、とりあえず様子見

386: 2013/03/22(金) 20:57:03.40 ID:tgVGUB3B0
伊織「(ガラスの割れる音にさっきの悲鳴・・・間違いなく良くないことが起きてる。
    武器もない以上、下手に動くのは危険ね・・・)」

伊織はその場に立ち止まり、しばらく周りの様子を見ることにした。


ヒタン・・・ヒタン・・・


伊織「(何、この音?まるで裸足で床を歩いているような・・・?)」


そのとき、伊織の前方の廊下の曲がり角から『それ』は現れた。

伊織「・・・ッ!?」

赤い、何か。
やがて伊織の視覚がそれの形状を認識したとき、伊織はとっさに叫びそうになった口を手で押さえた。
それは人間に近い姿であった。
しかし、身体中の皮膚は剥げて、むき出しの赤色の筋肉で覆われている。
手には鋭利な長い鈎爪が生え、姿勢を地ベタすれすれまで低くし歩く様は猛獣のよう。
そして、何より目を引くのはその頭。
歯を剥き、時節細長い舌をテラテラ光らせている。
目は頭蓋骨を突き破るほど膨張した脳に隠れていた。
まるで人体模型が動き出したような姿。
後に「リッカー」と呼ばれることになる、正真正銘の化け物の姿である。

387: 2013/03/22(金) 21:10:56.34 ID:tgVGUB3B0
リッカー「シャアァァァァァ・・・!」ヒタ、ヒタ

伊織「(何よアレ・・・何なのよ!?)」

リッカーはそのまま壁に登りはじめ、天井に張り付くと、周りをキョロキョロし始めた。

伊織「(こっちには気づいてないのかしら・・・?なら、今が逃げるチャンス・・・?)」


ーLIVE SELECTIONー

1. そのまま様子を見る
2. ゆっくりと後ずさって逃げる

>>393まで多数決

393: 2013/03/22(金) 21:18:33.80 ID:TblbCjaKo
1

395: 2013/03/22(金) 21:19:56.08 ID:tgVGUB3B0
・風呂に入ってきます。しばらくお待ちください。
・十円玉があまりにもチートすぎるので、コンマ2、9で失敗(何も起こらない)とします。
・安価しだいでこのあと残酷表現が入ります。ご注意ください。

396: 2013/03/22(金) 21:22:15.67 ID:tgVGUB3B0
・訂正 コンマ0、2、9は失敗

402: 2013/03/22(金) 22:41:08.70 ID:tgVGUB3B0
・一時セーブしました。ちなみに一時セーブは>>52にある通りに一度しか使えません。

伊織「(あの化け物・・・おそらく目が見えてないわね。私のほうを向いたのに無反応だし・・・。
    ここは化け物がどこか遠くにいくまで待つのが吉ね)」

リッカー「ハァァァァァ・・・」ヒタ、ヒタ

伊織の目論見通り、リッカーは伊織に気づかず反対方向へと歩いていった。




ガチャンッ
客1「うぃーっす、WAWAWA忘れ物~っと」

伊織「!?」

リッカー「くっ!」ピタッ


伊織のすぐ隣のドアが開かなければ。

404: 2013/03/22(金) 22:53:15.14 ID:tgVGUB3B0
客1「のうわっ!?な、何だよ女の子か・・・」

伊織「あ、あぁ・・・」

伊織の顔から急速に血の気がなくなっていく。
呼吸も荒くなっていく。
なぜなら、リッカーは獲物に気づいてしまったから。


リッカー「シャアァァアァァァァァ!!」タタタタタッ!

リッカーは伊織と客に向かって、猛スピードで走り始めた。

客1「ひぃ!?なんだアレ!?」

伊織「・・・あっ!」

我にかえった伊織は客の部屋に入れてもらおうと駆け寄った。

客1「化け物だぁ!」バタンッ! カチャ

伊織「え!?ちょっと!私も入れなさいよ!!」ドンドン!

あろうことか先に逃げられ、鍵をかけられてしまった。

407: 2013/03/22(金) 23:03:05.22 ID:tgVGUB3B0
リッカー「シィィィィィィィィ!!」

リッカーはもうすぐ近くまで迫っていた。

伊織「(に、逃げなきゃ殺されるっ!)」タタタッ

伊織は弾かれたように走り出した。
しかし、リッカーは伊織の発する音を感知していた。

リッカー「シッ!」ぴたんっ!

リッカーは伊織のすぐ後ろに着地すると

リッカー「ヒュッ」ビローン

伊織「きゃあっ!?」シュルルッ ドタッ!

異様に長い舌で伊織の左足を捕らえた。
伊織はたまらず転倒してしまう。

410: 2013/03/22(金) 23:34:54.18 ID:tgVGUB3B0
伊織「いやぁっ!離してッ!」ぐいぐい

いくら引き剥がそうとしても、巻き付いた舌はびくともしない。
そして・・・

リッカー「シャアァァァァァァァッ!」ビュンッ!
伊織「やぁぁぁぁぁ!」

リッカーはカエルのごとき跳躍をして、伊織にのしかかった。

伊織「やだぁ、来ないでよぉ!」ブンッ
伊織はリッカーを振り落とそうと手を振り回すが・・・

リッカー「はぐっ」がきっ
伊織「あっ・・・」

バキッボリバリャメキョッ
伊織「ぃぎっあァァぁあぁぁぁァァァいだい”ぃいだいいだアァァァァっっ!」

ぶちっ
伊織「あ”っ」
リッカーは器用にも伊織の右手をくわえると、骨ごと噛み砕き、引きちぎった。

リッカー「くちゃクチャハフッホッフ」
伊織「わだじのっわだしのうでがぁぁぁぁっ!?いあぁぁあ"ぁぁぁぁぁぁ!!」ぶしゅぅぅぅぅぅっ!!

伊織の食いちぎられた部分から、止めどなく血が辺り一面を真っ赤に染めていく。

伊織「助けてェェェェェェ!誰かぁっ!!」

誰も来ない。来るはずもない。リッカーの凄惨な狩り場に武器も持たず飛び込んだ
ところで、自分も餌にされかねないとわかっているからだ。

411: 2013/03/22(金) 23:54:52.41 ID:tgVGUB3B0
伊織「いやあぁ、氏にたくないっ氏にたくない!」ズリズリ

リッカーが腕に夢中になっている隙に伊織は這い擦りながら、リッカーから逃れようとした。

リッカー「シャアッ!」ズバッ
伊織「あぎぃィっ!!」デ口リ

しかし、逃げようとしたのを感知したのか、リッカーは伊織の腹を切った。
中から赤黒い、ピンク色の消化器官が流れ出た。

伊織「あぐっうっ、ごほっ、ごボッ、~~~~ッッ!!ッ!」ビシャッ ビクッビクッ
リッカー「シィィィィィィ・・・!」ヒュウワ・・・

伊織の口から大量の血液が吐き出される。
目はもう霞んできている。
激痛が絶え間なく襲い来るが、血が呼吸器官に入ったせいか叫ぶことすらできない。
リッカーはとどめを刺そうと右手を降りかぶった。

伊織「(いや、だ、しにたくっない、、たす、けて、しんど、ぷろでゅ、さー、りつこっ、)」

リッカー「シュッ!」ぶぅん!

伊織「や、ょ            ドズッ!!

412: 2013/03/23(土) 00:08:09.15 ID:VZVmKtAg0
数分後 202号室

やよい「ふわあーあ、あれ、私いつの間に眠っちゃってたんだろ?」

やよい「なんだか嫌な夢見ちゃったな・・・伊織ちゃんが遠くに行っちゃって戻って来ない夢なんて・・・」


コンコン!


やよい「あっ!いけない!もしかして伊織ちゃん、待たせちゃったかな?
    それとも貴音さんと響さんかな?」タタッ





ガチャッ








それとも・・・?

414: 2013/03/23(土) 00:13:54.72 ID:VZVmKtAg0



シャアァァァァァァァァァッ・・・ヒタッ、ヒタッ・・・





You dead





CONTINUEしますか?

YES
NO

(YESの場合いおりん生還ルートに、NOの場合はそのまま続きます)

安価下5レスで決定

416: 2013/03/23(土) 00:15:50.29 ID:g2L7xlG4o
いえす

420: 2013/03/23(土) 00:35:34.78 ID:VZVmKtAg0
・では、>>387からスタート。この後もライセレありますので油断しないように。

伊織「(あいつ、目は見えないみたいだけど、いつこっちに来るかわかんないわよね・・・)」

伊織はそろりそろりと後ろに歩き始めた。

リッカー「シィィィィィ・・・」ヒタ、ヒタ・・・

リッカーは気づかずそのまま伊織とは反対方向へ歩き始めた。

伊織「(背中を向けた!今のうちに・・・!)」スタ、スタ

歩くスピードを速めていく伊織。リッカーとの差は大きく開いていった。

そのとき。

ガチャリッ
客1「うぃーっす、WAWAWA忘れ物~っと」

伊織「!?」

リッカー「くっ!」ピタッ

伊織から十四、五メートル離れた扉が突如開き、客が出てきた。

421: 2013/03/23(土) 00:52:40.22 ID:VZVmKtAg0
客1「ん?何やってんの君?そんなとこでムーンウォークしてちゃ危ないぞ?」

伊織「バカ!後ろ!(小声)」パッ、パッ

伊織は引きつった顔で客の後ろ側を指さした。

リッカー「シャァァァァァァァァッ!」

なぜなら、リッカーが猛スピードで客にめがけて走ってくるからだ。

客1「え、何だ・・・のぅあっ!?何だあいつ!?」

リッカー「シャアアアアアアッ!」タタタタタタッ!

客はようやくリッカーの存在に気づいた。

客1「うわあっ化け物」リッカー「シィィィッ!」バッ

ガタンッ!ガチャン!

客は急いで部屋の中へ逃げようとしたが、リッカーはジャンプして客に飛びかかり、
そのままもつれるようにして部屋に入っていった。

伊織「・・・ごめんなさい」ダダッ!

伊織はきびすを返すと、自分の部屋へと走っていった。
しばらくして、客の断末魔がかすかに聞こえた。

422: 2013/03/23(土) 01:01:00.27 ID:VZVmKtAg0
・まだまだ続けようかと思いましたが、眠気がひどいのでここまでにします。
・ライセレ時の一時セーブについてですが、これもコンマにしようと思います。
・一時セーブはコンマ7、2、9、1以外が出たら失敗とします。
・次回の投稿は3月23日午後五時頃予定です。

426: 2013/03/23(土) 01:23:16.44 ID:VZVmKtAg0
・ふと、思いついた小ネタを投下します。本編とは関係ありません。
 場面はレオン裏編のヘリが墜落した直後。



レオン「なんてことだ、まさか適当に撃ったMP5がたまたま操縦士に当たるなんて・・・
    なんかすごいの見ちゃったな」

バラララララ・・・イカ

レオン「また、ヘリだ・・・(次はどんなアレな感じで墜落するんだ?)」ワクワク

バシュッガシューン、バキンッ にょわー☆ ドカーン!
バララララララ・・・

レオン「いってしまった・・・(墜落はしなかったけど、何か落としてったな。
    やたらデカかったけど、なんだろ?)」

警察署 射名丸発生廊下
ガラランッ!
レオン「あっ、瓦礫が・・・ドアに。なんだかいよいよ嫌な予感が」

ドス、ドス

レオン「(何かくる・・・!)」スチャカッ





量産型タイラント「にゃっほーい!きらりだよ☆」

427: 2013/03/23(土) 01:42:14.95 ID:VZVmKtAg0
レオン「(お、女の子だと・・・っ!?いや、それにしちゃデカすぎる!)」

タイきラりント「きらりんのきゅんきゅんぱわー(腕力)で(署内を)スッキリさせちゃうよー!」

レオン「(こいつはやばい・・・なんかわからんけど、俺の第六感的なものがそう告げているっ・・・!)」

たいらんと☆「おにーさんも、はぴはぴすぅ☆?」

レオン「(とりあえず撃ってみよ)」パンッ!パンッ!

タイラント「にょわー!」ぴしぴし

レオン「(今一効いてなさそうだな・・・)」

たいらんと☆「にょわー☆」ブンッ!

レオン「あうぅん」ボカッ!






なんかゾンビわっさわさな工場

クレア「ちょっと、そんなとこでとまらな、のわーっ!?」
杏「歩くのしんどい・・・」ぐでー

おわれ

430: 2013/03/23(土) 01:53:30.55 ID:VZVmKtAg0
・ついやってしまった。後悔はしてない。






レオン「さっきの三つのコックひねる部屋の壁から急に出てきたのはビビったな・・・」スタスタ


タイラント「にょわー!」バコーン!

レオン「えいだぁぁぁぁぁっ!?」

確実におわれ

433: 2013/03/23(土) 17:28:21.29 ID:VZVmKtAg0
2F 202号室

やよい「何だか今日はいろんなことが起きすぎて疲れちゃったな・・・」うとうと


コンコン!

やよい「はわっ!?」びくっ!

やよい「びっくりした・・・伊織ちゃんかな?」カチャッ

伊織「やよいっ!」バタンッ! ガバッ!

やよい「ふわっ!?伊織ちゃんどうしたの?」ボスンッ

伊織「ハァッ、はぁっ、今さっき、廊下に、化け物が・・・」ガクガク

やよい「(すごい身体が震えてる・・・伊織ちゃんは一体何を見たんだろ)」


やよいに抱きつき、恐怖から解放された安堵から震える伊織。
伊織はふと埋めた顔をあげて・・・

ヒタヒタッ
伊織「ひっ!?」

戦慄した。
やよいの真後ろにある窓に、リッカーが張り付いていた。

434: 2013/03/23(土) 17:48:01.59 ID:VZVmKtAg0
やよい「伊織ちゃん?」
伊織「やよい静かに!動いちゃダメ!(小声)」

しばらくすると、リッカーは隣の部屋の窓へ伝っていった・・・。


カシャーーーーーン!
ギャアアァァァァァァ!

やよい「今のって悲鳴・・・?」
伊織「(あの化け物が窓からも侵入してくる以上、このままこの部屋に居続けるのは危険ね。
    かといって今部屋に出るとさっきの化け物と鉢合わせするかもしれない・・・)」

ーLIVE SELECTIONー
1. 部屋のどこかに隠れる
2. 部屋から出る

>>440まで多数決

436: 2013/03/23(土) 17:51:20.66 ID:/HWu7cb0O
2か?

セーブしたいけど……うむ…
ええい!ままよ!このままで!

440: 2013/03/23(土) 18:31:36.01 ID:VZVmKtAg0
伊織「(ええいままよ!このままここに居たって何の問題の解決にもならないわ!)」

伊織「やよい、荷物を持ってきて!このホテルから出るわよ!」

やよい「えっでも、外は危ないよ!」

伊織「このホテルの中も十分危険よ!貴音と響にはケータイで連絡をとりましょ!」ガチャッ!

やよい「あっ伊織ちゃん待って!」タタタッ

バタン! ガシャアーーーーン!!

伊織・やよい「「!?」」

やよいと伊織が部屋から出た直後、中から窓が割れる音が聞こえた。

伊織「間一髪だったわね・・・やよい、物音は立てないように気を付けて。
   あいつらは音に敏感だから(小声)」

やよい「うん、わかった・・・(小声)」

伊織とやよいはホテルを脱出すべく、歩きだした。

455: 2013/03/24(日) 17:42:38.48 ID:h8GYf70v0
アップルイン前通り 路地裏

響「なんとか撒けたな・・・正直もうダメかと思ったぞ・・・」

貴音「表通りは完全に塞がれていますね・・・このままではホテルに戻れません」

響「そんな!貴音、一体どうすれば・・・」


ウー!ピウピウピウピウ!
キキッ! キキィッ! バタッバタン! バタタン!

響「あっパトカーだ!しかも三台・・・」

貴音「おそらくスタジアムの鎮圧から警察署に戻る途中だったのでしょう」


アップルイン表通り

警官1「たまたまここをかかってみりゃ、ワンサカ溢れてんじゃねぇか・・・」

警官2「いったいどうなっちまったんだこの街はよ!?」

クリムゾンs「オォォォォォ!」ダダッ!

警官3「くるぞ!撃て!」


ドンッドンドンッ!ドンッ!ドンッ!バゴンッッ!バゴンッ!


路地裏

響「やったっ!いいぞやっつけろー!」

貴音「(警官は全部で八人。うち二人はしょっとがん所有ですか。ただのぞんびならともかく、
    相手は極めて攻撃性と体力の高い二次感染体です。苦戦は必至でしょうね・・・)」

457: 2013/03/24(日) 18:06:39.65 ID:h8GYf70v0
ドンドンドドンッ!ダァンッ!

クリムゾン1「ヴォアッ」ドサリ ムクッ

警官1「おいおい奴さんタフすぎんだろ!?」バァンッ!

警官2「全然効いてないぞ!?」ドンッ!

クリムゾン「ヴォォォ!」ガバッ!

警官3「うわあっ!や、やめろー!しにたくなー」グシュゥッ!

警官4「ヒ、ヒラオカ!ってうわやめろはなせっ」ガシュッガシュリッ


路地裏

響「ああ!?警察の人が襲われたぞ!」

貴音「(数では二人勝っていたとしても、やはり実戦慣れしていなければこうなりますか。
    警官は・・・ああ、またやられて4人になりました。対してぞんびはまだ5体)」

響「このままじゃ全滅しちゃうぞ・・・助けたいけど、自分じゃ足手まといだし・・・」

貴音「(助太刀したほうが、よろしいでしょうか・・・)」


行動安価
1. 響から銃と弾薬を借りて助けにいく
2. そのままことの成り行きを見届ける

>>452まで

463: 2013/03/24(日) 18:22:42.05 ID:MKqwPAyjo
さすがに戦いに不慣れな連れがいるから2


か!?

464: 2013/03/24(日) 18:48:02.36 ID:h8GYf70v0
響「貴音、どうにかならないか?」おろおろ

貴音「・・・真に無念ですが、さすがにわたくしもあの数ではどうしようもありません」

響「そんな・・・」

貴音「ここは、彼らを信じて見守りましょう」


表通り

警官1「おらっ!」バムッ!

クリムゾン1「アウッ」ドサッ ひくひく

警官2「ランディとジョンソンの敵だクソッタレ!」バァン!ガシャッ

クリムゾン2「ボアぁ」(頭がパーン)

クリムゾン3「ガウッ」ガジュリ
警官5「ぐうっ!ぬあー!!」ドンッドンッ

クリ3「グフゥ」ずるりドサッ

警官5「ハアッ、ハア、がふっ」ドサリッ

警官1「ジャック!くそっロス、今何人残ってる?」

警官2(ロス)「俺とあんたとジェイムズだけだ!」バァンッ!

クリ4「ウォヴッ」ドジャッ(真っ二つ)

警官7(ジェイムズ)「あっ弾が切れた!誰かマガジンを!ぎゃっ」ゲシュッ

クリ5「ヴウゥゥゥゥ」ムシリッブチッ

警官1「なんてこった!とうとう俺とお前二人か!」

ロス「畜生!」ガシャッ

クリ4「ヴー・・・カハァ」ズリッズリッ

警官1「ロスっ!下だ!」

クリ4「ガフッ!」ガリッ!
ロス「ぐああっ!こいつまだ・・・」

465: 2013/03/24(日) 19:05:35.78 ID:h8GYf70v0
クリ5「カァァッ」ザシュッ

ロス「うぐあっ目がぁ!」ヨロッ


ドサリッ ガシュッミシッブシャッ

警官1「ロスぅ!」(落ちてるショットガンを拾う)

警官1「ふざけんなこの野郎!」バァンッ!ガシャッバァンッ!ガシャッ

クリ5「」ドシュウ!
クリ4「」バシャン!

ロス「」ひくひく

警官1「はっ、はっ、ははは・・・結局生き残ったの俺だけかよ・・・畜生」

クリ6「くわっ」ゆらり

警官1「ん?」


バムッ


クリ6「オウゥ」ドサッ

警官1「なっ・・・」


貴音「・・・助けるにしては、遅すぎましたね」(SAAを片手で構えて)

466: 2013/03/24(日) 19:36:03.65 ID:h8GYf70v0
警官1「助けてくれたことに礼は言うが、君たちは一体・・・?」

貴音「わたくしは四条貴音と申します。こちらは我那覇 響、友人です。
   友人とともに夜食を買いに行く途中でした。ちなみにこの銃はわたくしがここで買ったものです」

警官1「なるほど・・・色々問いたいことはあるが、名前からして日本人だろう?
    旅行に来たのか?」

貴音「はい。あっぷるいんほてるにてしばらく宿泊をしています。ところで、けがはありませんか?」

警官1「スタジアムでこいつらみたいなやつに腕を咬まれた。だけどかすり傷だ、心配ない」

貴音「・・・そうですか」

476: 2013/03/24(日) 21:34:37.27 ID:h8GYf70v0
警官1「そういや名乗ってなかったな。俺はユージン・コスナー。R.P.D.の平巡査だ」

響「(なんて言ってるのかわからないから、自分空気だぞ)」

貴音「こすなぁ殿。わたくしたちはほてるに戻ります。そこに友人が二人待たせておりますので・・・」

コスナー「ああ、待て待て。女の子二人がこんな化け物がうろつく夜道を歩くのは危険だ。俺が・・・うっ」

直後、コスナーはぐらりと傾き、膝をついた。

響「あっどうしたんだ!?(日本語)」

貴音「こすなぁ殿、いかがなさいましたか?」

コスナー「だ、大丈夫だ。少し目眩がしただけだ」

そういって苦笑いするコスナーの顔には汗がにじみ出ていた。

コスナー「さて、こいつらは無線で応援と救急車を呼んで何とかしよう・・・。
     車に乗ってくれ。ホテルまで送ってこう」

貴音「・・・すみません。どうやら落とし物をしてしまったみたいで、
   ここの近くに落ちているはずなので探してもよいでしょうか?」

コスナー「落とし物?俺も探してあげ、たいところだがさっきから目眩に、吐き気が、ひどい。
     悪いが、さきに車に、行っている。絶対にそばから離れるなよ」

484: 2013/03/25(月) 16:42:02.31 ID:rgFxDljm0
響「あの人、顔色悪かったな・・・心配だぞ。ところで、貴音・・・」

貴音「ふむ、えすあいじぃ228ですか・・・多少血で汚れてはいますが使えそうですね。
   こちらのぶろうにんぐ2丁は伊織とやよいに渡しましょうか・・・。
   こちらの汚れたほうはわたくしが使うことにしましょう・・・あとは」カチャッカチャリ、チャキッ

響「貴音何してるんだよ!?」

貴音「響、静かに。あの警官に気づかれてしまいます・・・おっと、これはべねりM3しょっとがん。
   使いたいところですが銃身が曲がってしまっていますね」

響「いくら何でも、それは・・・」

貴音「・・・響。これはわたくしたち全員がこの街から日本へ、765プロの皆の元へ
   無事生きて帰るために少々借りていくだけです」

響「生きて、帰るために・・・」

貴音「そう。彼奴らの無限の飢餓の一時しのぎになり、且つ同類に成り果てるくらいならば、
   たとえこのような物盗りのような真似でも致し方のないことです・・・」

響「・・・確かにそうしなきゃこの状況から生きて帰れないのはわかるよ・・・でも貴音」

486: 2013/03/25(月) 17:13:57.06 ID:rgFxDljm0
響「いつもの貴音なら、氏んじゃった人の物を拾うなんてしないぞ」

貴音「・・・今は非常事態ですから」

響「そもそもどうしてそんなに銃に詳しいんだ?」

貴音「っ!それは・・・」

響「そういえばさっき拳銃でゾンビの頭にあてたよね。前に雪歩から聞いたことあるけど、素人が
  拳銃で的を当てようとして、たとえ目の前に置かれても当てるのは難しいって言ってたぞ。
  貴音は一体どこで撃ち方を覚えたの?」

貴音「・・・それは、いえません」

響「・・・言いたくないならいいよ。でも、自分正直に言わせて貰うと貴音が貴音じゃなく見えて
  不気味っていうか、怖いぞ・・・」

貴音「えっ・・・」

響「貴音にはよくわからないことが多いから、よけいに・・・」

491: 2013/03/25(月) 17:37:42.95 ID:rgFxDljm0
響「(自分、さっきからひどいことばかり言ってるぞ・・・やめなきゃだめだってわかってるけど・・・)」

貴音「・・・そうですね。仲間に隠し事など、あってはならないことです・・・。
   響がわたくしに恐れを抱くのもわかります・・・」

響「貴音・・・」

貴音「響、わたくしは・・・」


ブロロオオンッ!

ひびたか「「!?」」


貴音を遮るようにして突如エンジンの駆動音が鳴り響く。
そして、パトカーの運転席のウィンドウが開いた。

コスナー「おとし、ものは、みつけ、たか?」ゼェ、ゼェ

響「ひっ、目と口から血が出てるぞ!?」

貴音「(やはり感染していましたかッ・・・!こうなるともはや自我は無きに等しい)」

コスナー「さあ、のる、なさい・・・はら、へって、しかたない・・・」ガコッ


ブォォォォォンッ!!

492: 2013/03/25(月) 17:53:31.35 ID:rgFxDljm0
パトカーはエンジンを唸らせながら、急発進した。
かつての同僚の亡骸をひきながら。


響「ひえぇっ!」
貴音「(こちらにくる!)」


ーLIVE SELECTIONー

1. 響を押し倒しながら横へ飛ぶ
2. 響の手を引き、パトカーの進路方向から逸れるように走る

>>500まで多数決

494: 2013/03/25(月) 17:57:27.74 ID:TV38CWF1O
コレはヒントないからわからないな……
セーブ!

2

501: 2013/03/25(月) 18:42:15.46 ID:rgFxDljm0
・セーブに失敗しました。

貴音「響!走りますよ!」グイッ ダダッ

響「うわっと!?」タタッ

ブオオン!ガシャン、ゴシャッギキキキキィィーーー!

貴音と響は車の進路から外れるように、歩道へと走っていった。
そしてパトカーは周囲のパトカーにぶつかると、血がべったりと付着したせいか、
スリップして、先ほど貴音と響がいた場所をドリフトしながら通過した。
真横に飛んでいたら間違いなく引かれていただろう。

そしてパトカーはそのまま直進していき、やがて横転したバスの前方に勢いよくぶつかった。
しかし、それでもパトカーは進もうとアクセルが全開になっていた。
やがてバスが少しずつズレ始め、車1台がようやく通れる隙間が開くと、
パトカーは直進運動を続け、やがて近くのビルに激突して派手に爆発した。


貴音「・・・ふぅ。しかし危ないところでした。後少しであの車にひかれてしまうところでした・・・
   響、どこかけがは?」

響「平気だぞ・・・ありがと貴音、また助けてもらっちゃったな・・・」

貴音「響が無事であれば良いです。わたくしは響を守れたら・・・」

502: 2013/03/25(月) 18:59:20.40 ID:rgFxDljm0
響「・・・貴音、さっきはごめんな。ひどいこと言っちゃって・・・」

貴音「いえ、元よりわたくしが今まで『とっぷしーくれっと』で押し通していたからこそ、
   いずれはこの諍いが起こるであろうと思っておりました。
   そして、その時はすべてを話そうかとも思っていました」

貴音「しかし、今はまだその覚悟が出来ておりません。
   世間からすれば到底ありえない話でもありますから・・・」

響「・・・わかったぞ。いつか、話せるときがきたら、ね」

貴音「はい、もちろん。・・・ちょうど向こうへ行く道も出来ましたし、戻りましょう」

響「食料も手に入れたしな!よーし、いくぞー!」


・「SIG228」と「ブローニングHP」×2を手に入れました。

506: 2013/03/25(月) 22:17:06.09 ID:rgFxDljm0
・SIG P228
SIG SAUER社のモダンオートシリーズの一つで、P226をコンパクト化したモデル。
9mmパラベラムを使用し、R.P.D.の制式装備の一つとして配備されている。
性能
SIG P228 装弾数0/13 攻撃4 射程7 連発2 リロード1

・FN ブローニング ハイパワー(HP)
FN社製造の9mmパラベラムを使用する、高い信頼性と実用性をもつハンドガン。
R.P.D.の制式装備として多く使われている。
性能(二丁分)
FN B HP 装弾数0/13 攻撃4 射程7 連発2 リロード1

508: 2013/03/25(月) 23:29:23.08 ID:rgFxDljm0
・調べもの(アウトブレイク関係)があるため、今日はここまでにします。
・次回は3月26日午後四時頃開始予定です。


唐突に始まる小ネタ

豆腐「なんやねんおのれら!?」
ハンク「小腹がすいたな」ジリ・・・
貴音「面妖な・・・果たして食べられるのでしょうか」ジゅるリ・・・
律っカー「シャアアァァァァ(リッチャンハカワイイデスヨ)」ジリ・・・
雪歩・ウェスカー「アイドルマスターの資格?笑わせるなですぅ」(スコップを高速で豆腐に突き刺す)
豆腐「なんのことやねん!?ぬわー!」(一口サイズに)
タイラント「にょわー!」(鍋でキャッチ)
貴音「湯豆腐とは乙なものですね」
ハンク「タレはGーウィルスとポン酢があるが」
雪歩・ウェスカー「ベロニカありますけど使う人いますか?」
豆腐「会話がおかしすぎるやろ!頭Tウィルスにやられとるんとちゃうか!?」
律っカー「シャー(リッチャンノベロハナガイデスヨ)」
タイラント「みんなお鍋ではぴはぴ☆」
豆腐「ちょ、やめんか、つつくなや、あっ」



You dead
豆腐「ほな、さいなら~・・・なんかすごい釈然としない氏に方やわ」

・特にオチはない。元ネタは皆様のスレです。

512: 2013/03/26(火) 17:18:01.05 ID:EDXElqTC0
アップルインホテル 2F ロビー

伊織とやよいがリッカーに鉢合わせしないよう、慎重に二階のロビーまで来ると、
そこには異変に気づいた宿泊客と従業員が集まっていた。

客2「一体何が起こってるんだ!?あの化け物は一体なんだ!?」

従業員「それは、わたくしどももさっぱり・・・」

客3「そんなことはどうでもいい。警察はこないのか?さっさとここから出たいんだが・・・」

従業員「それは今、うちの職員が連絡を入れております。警備員が脱出路を確保していますので
    もうしばらくお待ちください」

客2「待てだと!?あんなわけのわからん化け物と一緒にか!?私と娘をあの野郎の餌にする気か!?」

従業員に怒号を浴びせる小太りな男性客。その隣では娘とおぼしき女の子が父親の服の裾を握っている。
周りからも非難の声が聞こえる。

客3「待てと言ってもかれこれ五分以上はたっているぞ。そろそろここも危険じゃないのか?」

客4「早くここから出して!一刻も早く国に帰りたいのよ!」

客5「そうだ!俺たちを頃す気か!」

ダセコノヤロー! ザワザワザワ

従業員「あ、う、皆さん落ち着いて・・・」

515: 2013/03/26(火) 18:05:04.50 ID:EDXElqTC0
伊織「・・・バカみたい。あの従業員けなして今の状況変わるとでも思ってんのかしら」

やよい「悪口はいけないと思います・・・」

伊織「その通りよ、やよい。今はここからどうやって脱出するかよ・・・」

そのとき、従業員の後ろの手すりに長い爪を持った手がかかり、リッカーが姿を表した。

リッカー「シャアァァァァァ!」ヒュルッ
従業員「ひぇっ、あっ」シュルル グラッ

うわあぁぁぁーーーー! ドシャリ

リッカーの延ばした舌が従業員の首に巻き付き、その拍子にバランスを崩して一階へと落ちていった。

客4「きゃあぁぁぁぁ!」
客5「化け物だ、逃げろ!」
ウワアアアアアア!

客たちは悲鳴をあげながらちりぢりに逃げ始めた。

伊織「バカっ、そんな騒いだら」

ヒタヒタヒタ
リッカー「シィィィ!」
リッカー「シャアァァオ!」

伊織たちの背後から続々とリッカーが迫りくる。

伊織「ああもう言わんこっちゃないじゃない!」

やよい「いっぱい来ました!こ、怖いよ・・・」

客3「こっちだ!非常階段がある!」

客の一人が「EXIT」の文字が掲げられたドアを開けた。

516: 2013/03/26(火) 18:14:25.70 ID:EDXElqTC0
リッカー「シェァァァッ!」ガバッ!
客3「なっあっ、ぎゃばっ!」ぐしゃり

ドアの向こうから、待ちかまえていたリッカーが客に飛びかかり、首筋を切り裂いた。

伊織「くっ、どうしたらいいのよ!」


行動安価

>>519が決定

519: 2013/03/26(火) 18:23:26.51 ID:BZwGB8fDO
慌てず静かに、他の客が囮になるように逃げる

522: 2013/03/26(火) 18:44:26.91 ID:EDXElqTC0
伊織「(今あの化け物たちは騒いでる他の客の方へ向かってる。
    少なくとも、今だけ私とやよいは気づかれてはいない)」

伊織はやよいの手をそっと取ると、なるべく静かについてくるように言った。
伊織とやよいはリッカーのいない壁際に歩み寄る。

伊織「(あそこに一階に降ろす梯子があるけど、あいつらが下から来る以上使うのは危険過ぎるし、
    さっき来た道もあいつらが群がってる。と、なるとあの非常口・・・でも)」

客2「ルチア!こっちだ!転ぶんじゃないぞ!」

先ほど怒鳴り散らしていた客が娘の手を引きながら、非常口へ入っていった。

伊織「(・・・安全確認の手間が省けたわ。悪いけど囮になってもらうわよ、クレーマー親父)」

伊織はやよいの手をしっかりと握り、こっそりと非常口へと入り、ドアを閉めた。

やよい「伊織ちゃん、ドア閉めちゃっていいの?まだお客さんが残ってるのに・・・」

伊織「・・・大丈夫よ、きっと他の非常口から脱出するわ」

伊織は他の宿泊客を囮にしたこと、そしてやよいに嘘をついたことの罪悪感を抱きながら
階段を降りていった。

524: 2013/03/26(火) 19:12:43.97 ID:EDXElqTC0
外 アップルインホテル裏路地

カチャッキィィィ

伊織は非常口のドアを少し開け、周りを見渡し、誰もいないことを確認すると外へ出た。
同時に建物から何かが爆発したような、くぐもった音を発すると窓ガラスがパンと割れた。
窓からは炎が吹き出していた。

伊織「火事まで起きてたのね・・・いいタイミングで脱出出来たわ」

やよい「・・・そうだ伊織ちゃん!貴音さんと響さんに連絡しないと!」

伊織「そうね。とりあえず響のとこにかけてみましょうか」

二人は裏路地から表の通りへと出た。

アップルイン前通り

ホテルの前には消防車やパトカーなどの緊急車両が数台止まっていた。
やよいは、消防士二人がホテルの中へ入っていくのを見た。

やよい「(消防士さん、どうか中に残ってる人を助けてあげてください)」

伊織「きぃーっ!どうしてつながんないのよ!電源切ってるって・・・何してんのよ響は!」

響「ここにいるぞ!」

伊織「なっ、響!」

やよい「響さん!」

528: 2013/03/26(火) 20:33:13.48 ID:EDXElqTC0
響の元へ駆け寄る二人。

響「二人とも大丈夫か?戻ってきたら火事になってて心配したぞ・・・」

伊織「ぜんぜん大丈夫じゃないわよ!中で変な化け物に襲われるし!」

響「こっちも大変だったぞ・・・ゾンビみたいな奴に襲われてさ・・・。
  貴音がいなかったらと思うとぞっとするぞ」

やよい「響さんが無事でよかったです!ところで貴音さんは?」

響「ああ、貴音ならあそこで・・・」

響が指さした先には、グレーのワゴン車が止まっていた。
そのそばから、見覚えのある人物がこちらに近づいてきた。

ダニエル「おお君たち!無事だったかい!」

やよいおり「(Mr.)ダニエル(さん)!」

529: 2013/03/26(火) 21:02:04.71 ID:EDXElqTC0
ダニエル「よかった、このホテルが火事になったと聞いて気が気じゃなかったよ・・・」

伊織「Mr.ダニエル、私たちこれからどうしたらいいのかしら?」

ダニエル「こんな騒ぎになった以上、君たちをこんな危険な街に居させるわけにはいかない。
     そこの消防士の話じゃどうやら州軍も動き出したそうだ・・・」

伊織「州軍って、アメリカ軍が動いてるの!?」

そのとき、上空をヘリがローター音を響かせながら飛び去った。

ダニエル「今から君たちを車に乗せてこの街を脱出する。外で待機している州軍に保護されるから
     多少日本へ帰るのは遅れるかもしれないが、ここに居るよりはマシだ」

伊織「そう・・・わかったわ」

ダニエル「さ、早く行こう。先に貴音が乗って君たちを待っている」

伊織、やよい、響は「R.C.M.P.」のロゴマークが張られたスライドドアを開けて車に乗り込んだ。

貴音「お待ちしておりました。伊織、やよい、ご無事で何よりです」

伊織「アンタも響も怪我がなくて何よりだわ」

やよい「うっうー!缶詰がいっぱいですー!う?はわわ、てっぽうが出てきました!?」

響「自分も持ってるぞ」チャキッ

530: 2013/03/26(火) 21:19:30.40 ID:EDXElqTC0
伊織「ちょっと響!やよいにそんなもの向けないで!危ないでしょうが!」

響「あう、ごめん・・・」シュン

伊織「これ本物でしょ。どこで手に入れたのよ?」

貴音「少々長くなりますが、わたくしたちのこれまでの経緯も交えてはなしましょう。
   あと、これの使い方も」チャッ

伊織「いいわ。こっちの方も色々話さなきゃならないことがあるし」

ダニエル「みんなシートベルトを締めて!」

ワゴン車はエンジン音とともに車体を震わせ、発進した。
しばらくして、ホテルからパッと明かりが強まった気がしてやよいはホテルの方を振り返った。



消防士「今の爆発音はなんだ!?おい、レン!チャーリー!中はどうなっている!?」


無線に怒鳴る消防士。
ホテルの一角、ボイラー室では大爆発が起きていた。

531: 2013/03/26(火) 22:13:46.50 ID:EDXElqTC0
カチカチカチッ カチカチカチカタッ チッチッ カタカタカタカタカチッ

SAVE DATE
1. 第一章「終末、始まりM@S」
2. no date
3. no date

・これで第一章を終了します。
・次回からは二組に別れての行動となります。
・ちなみに今日の投稿もここまでにします。
・次回は3月28日午後四時頃開始予定です。


クリムゾンPヘッド「ヴゥゥ~~~(ちなみにwikiはいつでも書いて下さって結構です)」
小鳥「うふふ、ぐへへ(Pレオン、レオンP総受け、どっちもいけるわね・・・人外モノもいいわ)」

レオン「こいつら腐ってやがるッ・・・!」

532: 2013/03/26(火) 22:22:10.09 ID:ASmGGWyAO
ダニエルに氏亡フラグが

まぁわかってたけどね

533: 2013/03/26(火) 22:24:27.13 ID:HwCtvGKDO
明日はお休みか楽しみなだけに残念だが仕方ないな乙

Pヘッドは頭のP撃ってもアルファベットが変わるだけだから弱点は禁玉なのだろうか

537: 2013/03/27(水) 15:32:41.19 ID:ZGJJLJ9+o
伊織、自分のやったこときっちり自覚してるから、あとから大変じゃないかねえ


引用: P「ラクーンシティで映画撮影ですか?」