74: 2012/10/22(月) 20:09:36.22 ID:1vvC86Ls0




前回:P「夜の事務所に春香を閉じ込めてみよう」


 
P「次は……響にするか」

小鳥「あの子は今日は一人で収録ですよね」

P「ええ。でもいったん事務所に帰ってくるはずなんで……うん、そろそろですね」
第21話 まるで花が咲くように

76: 2012/10/22(月) 20:12:55.37 ID:1vvC86Ls0
響「(--ふぅ、今日はずいぶん撮影が長引いちゃったぞ)」

響「(そうだ、プロデューサーに晩御飯食べに連れてってもらおう!今日は自分頑張ったからな!へへ、そうと決まれば……)」

ガチャ

響「はいさーい、自分のおかえりだぞ!」

しーん……

響「……あれ?プロデューサーは?ぴよ子もいないのかー?おーいだれかぁー」

79: 2012/10/22(月) 20:19:21.72 ID:1vvC86Ls0
--バツンッ!

響「ひゃあっ!!?」

響「えっ……嘘、停電か?」パチパチ

響「ちょ、ちょっと待ってよぉ!おーいだれかぁ!!電気つけてよぉー!何にも見えないさー!」


80: 2012/10/22(月) 20:21:22.29 ID:1vvC86Ls0
-別室-

P「我々はモニターで見ているわけですが」

小鳥「響ちゃんはどうなりますかね」

P「ああ見えてさびしがり屋ですからね。意外とすぐに泣き出すかも……」




響「うう~、真っ暗で何にも見えないぞ……あいた!?」ガツッ

響「いてて……ねぇほんとにだれもいないの~?返事してよぉプロデューサ~……うぅ」

88: 2012/10/22(月) 20:27:30.20 ID:1vvC86Ls0
響「そうだ、プロデューサーに連絡しようっ……!」

prrrrr……

-別室-

P「おっと?俺に電話をかけてきましたね」

小鳥「どうするんです?」

P「ふむ。ここはあえて……」ピッ

響『あっ、プロデューサー!?いまどこにいるの!?事務所が停電になっちゃったんだ!』


101: 2012/10/22(月) 20:47:58.18 ID:1vvC86Ls0
P「本当か響!?実はさっき小鳥さんと買い出しに出たばっかりでな……すぐに戻るから待っててくれよ!」

響『う、うん。わかったさ……待ってるからね?早く帰ってきてね?』

P「ああ、もちろんだ」ピッ

小鳥「いいんですかそんなこと言って?」

P「わずかに希望をもたせた方が絶望はおおきくなるんですよ」

小鳥「(こいつ……デキる……!)」

103: 2012/10/22(月) 20:51:34.81 ID:1vvC86Ls0
なんかLv低いからちょっとずつの投稿になるが許してぴょん

響「(ふぅ、プロデューサーが来てくれるならもう安心だぞ……!)」

響「にしても、ぴよ子まで一緒に事務所を空けるなんてダメだぞまったく……ん」ブルブル

響「(うぅ、こんな時におしOこに行きたくなっちゃったぞ……トイレトイレ)」

ガチャガチャ

響「……え?」


108: 2012/10/22(月) 20:56:23.61 ID:1vvC86Ls0
響「え、ちょっと、ウソ……なんで開かないのさ!?さっき入ってきたのに!!」ガチャガチャガチャ

--ガタッ

響「ひっ……!?」バッ

響「な、なに……誰かいるの……!?いるなら返事してよ!」

響「……うぅっ、ぴよ子でもいいから早く帰ってきてよぉ……」

109: 2012/10/22(月) 20:57:18.38 ID:fXFx4HDj0
ピヨどんだけ信用されてないんだ

111: 2012/10/22(月) 20:58:30.16 ID:1vvC86Ls0
-別室-

小鳥「ふふふ、物音も私の仕掛けたギミックですよ」

P「ふむ、三十路近くなると魔法が使えるようになるのか……」

小鳥「何か?」

P「いえ何も……おや?響が震え始めましたね」

114: 2012/10/22(月) 21:01:38.92 ID:1vvC86Ls0
響「……」ガタガタブルブル

響「(ど、どうしよう……おしOこしたいのにドア開かないし、変な物音はするし……)」

響「だ、大丈夫さ。自分は完璧だからお化けなんか怖くn」

ガタガタッ ドサッ!

響「うひっ!!?」

響「……うぐうぅぅ……」ブルブル」

117: 2012/10/22(月) 21:04:31.10 ID:1vvC86Ls0
-別室-

小鳥「意外と響きちゃんも頑張りますねぇ。どうします?ここら辺でネタバラしに……」

P「そうですね……じゃあ小鳥さんはここで待っててください。俺が行ってきます」



響「(……だ、ダメだ、緊張も手伝っておしOこが……!)」

響「プロデューサー早く来てよぉ……!!」ガタガタ

118: 2012/10/22(月) 21:07:20.16 ID:1vvC86Ls0
--コツ……

響「!!」ガバッ

響「(ぷ、プロデューサー!?)」

コツ…… コツ……

響「……!?あ、足音がこっちにくる……プロデューサーだよね……!?」

コツ…… トン……

119: 2012/10/22(月) 21:10:28.04 ID:1vvC86Ls0
響「(……事務所の前で、止まった。ちょっと見に行こう……)」

響「……プロデューサー?暗いからよく見えな--」

ヌッ

響「(えっ、影がドアの窓に--)」



ガチャン!!ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ!!!!!!!

響「--っ!!?」

122: 2012/10/22(月) 21:14:11.95 ID:1vvC86Ls0
ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ

響「ひっ!や、やだっ!!!」ドサッ

ドン!!ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン!!!!!!!!!!!

響「あっ……あ……ぅっあ」ジワ……シャアアアァァァ

響「うっ……ひっ……」ビチョビチョ

129: 2012/10/22(月) 21:18:26.94 ID:1vvC86Ls0
響「うぁ……っうえええええぇぇぇん……!うわああぁぁぁっはぁぁあああぁぁぁぁ……!」

ガチャ

P「なぁーんちゃって!またせたな響、実はドッキr」
響「うあああああああああん!!!ああああああああああぁぁぁああああああああぁあぁあぁっぁああああん!!」ビチョビチョ

P「……これは」


133: 2012/10/22(月) 21:22:27.24 ID:1vvC86Ls0
響「っぅ……!?」

P「あーその……すまん響。やりすぎた」

響「……!!うああああぁぁん!うわあああああああぁぁっぁああああん!!」

P「(こ、これは本気でやばい。本気で泣いてる)」

響「ぷろでゅうさぁあーー!!あああああぁぁあぁん!!!」

P「よしよし、もう大丈夫だよ。ごめんな、怖かったな。もう大丈夫」

137: 2012/10/22(月) 21:26:07.54 ID:1vvC86Ls0
-別室-

小鳥「……こ、これは予想以上にすごいものを撮れてしまったわ」

ガチャ

P「た、ただいまもどりました……」

響「ふっぅ……ぐずっ、ひっぐ……」

小鳥「(これはアカン)」

P「響、本当に悪かった……ちょっとした企画のつもりだったんだ」

響「ぜっだいゆるざだいっっ!!!!」

P小鳥「ですよね……」

141: 2012/10/22(月) 21:27:52.44 ID:SBfBKsj70
めっちゃかわいい

142: 2012/10/22(月) 21:30:16.65 ID:1vvC86Ls0
響「……あんな汚いことまでしちゃって……もう自分アイドルなんてできないぞ」

P「(内心ガッツポーズ決めたなんて言えません)」

P「ほんとにすまんかった響!ど、どうしたら許してくれる……?」

響「……あんなに怖い思いしたら、自分もう一人で寝られないぞ」

P「えっと……それはつまり?」

147: 2012/10/22(月) 21:35:03.00 ID:1vvC86Ls0
響「プ、プロデューサーは責任を取るべきだぞ!!罰としてこれから一か月、自分の家に泊まれ!」

P「ええ!?それはさすがに仕事上まずいんじゃ……」

小鳥「あなたが言い返せる立場じゃないでしょう。最後の演出はプロデューサーさんが勝手に始めたんですから」


149: 2012/10/22(月) 21:37:06.07 ID:1vvC86Ls0
響「自分がどれだけ怖かったと思ってるのさ!ううぅぅっ……!」

P「わ、わかったからもう泣かないでくれ!これから響の家で寝泊まりするから!」

響「絶対だからな!……じゃあ、今日のことは許してあげる」

P「(ぬぐ……まぁイイ映像が撮れたから仕方あるまい)」

153: 2012/10/22(月) 21:40:45.60 ID:1vvC86Ls0
小鳥「じゃあ、私は後片付けを……」

響「それとぴよ子」

小鳥「!は、はいっ!?」

響「カメラのデータは全部消すこと。じゃないとぴよ子秘蔵の薄い」
小鳥「いいいいいいいえっすマム!証拠はすべて抹消いたします!」

P「(な、なにいいいぃぃ!?せっかくの失禁ひびきんを……!)」

小鳥「(私だって背に腹は代えられないんですよ!)」

159: 2012/10/22(月) 21:43:42.32 ID:1vvC86Ls0
P「ふぅ……仕方ない。じゃあ響、帰ろうk……どうしたんだモジモジして」

響「あ、あの……」

P「?」

響「実はさっきも……漏らしちゃったせいで、ぱ、パンツが……」

P「!!では俺が拭いておごbっ!」

響「ばか!!変態!!プロデューサーなんか知らない!!」

おわり


160: 2012/10/22(月) 21:44:22.77 ID:VIpx1/3s0

お次はなんだ?

162: 2012/10/22(月) 21:45:20.25 ID:RywOxIqH0
面妖ちゃんがいいな!

次回


引用: P「夜の事務所にアイドルを閉じ込めてみよう」