539:◆Z149ikYD1cLY 2014/05/14(水) 21:00:52.39 ID:SFppqjTh0
上条「試験召喚獣」一方通行「試獣召喚!!」【前編】
~~Fクラス~~
半蔵「ただいまより上条当麻の少女監禁事件の裁判を執り行う」
御坂「裁判長!!処刑するのはどうでしょう!?」
半蔵「うむ。了承しよう」
上条「早すぎるだろ!?開始2秒で終わっちゃったよ!!」
半蔵「では処刑の内容についてだが……」
アリサ「それは私達二人に任せてください!」
半蔵「いや処刑の内容は我々が」
アリサ「任せてください」
半蔵「あ、はい」
上条「お、お二人さん?何をするつもりで?」
御坂「あまりそういうのは聞かない方がいいわよ」
アリサ「うんうん。想像するだけで気絶されたらもったいないし」
上条「何!?何が始まるって言うんだよ!?」
御坂「そんなに知りたいならヒントだけ」
御坂「――人間チャーシュー」
上条「洒落にならねぇ!?」
一方通行「待て待て。落ち着け」
アリサ「……何?」
一方通行「上条はFクラスにとっても大事な戦力だ。ここで氏ぬには惜しい」
青髪「なにおう!?反逆者はここで処刑すべきやで」
一方通行「それだとAクラスを倒せなくなるぜ?」
土御門「そ、それはまずいにゃー!Aクラスのあの巨大ディスプレイで保健体育の参考資料が鑑賞できなくなる!」
一方通行「そこでお前らに提案だ。今度のテストで上条がちゃンとした点数を取れば処刑は見逃してやれ」
御坂「ちゃんとした点数を取れなかったら?」
一方通行「煮るなり焼くなり好きにしろ」
上条「お、おかしい!?そのセリフは当人が言うべきじゃないの!?」
540: 2014/05/14(水) 21:08:39.61 ID:SFppqjTh0
~~上条家~~
上条「というわけで、インデックスさん。英語を教えてください」
インデックス「別にいいけど……後ろの人達はいいの?」
御坂「」ゴゴゴ
一方通行「」ゴゴゴ
アリサ「え?なんで私勉強する側になってるの?」シュン
一方通行「オマエ今まで運と勘だけで点とってきたんだ。それに実力を加算すればBクラスレベルにはなンだろ」
アリサ「えー……」
上条「頑張ろうぜ、アリサ」
アリサ「モチロン」キリッ
541: 2014/05/14(水) 21:13:16.32 ID:SFppqjTh0
御坂「……そうそう。その感じ」
上条「お、おう……」ウトウト
一方通行「待て。今何時だ?」
インデックス「10時……だよ……お腹が……(ガクッ)」
一方通行「10時だと!?ヤバイ、アイツがもうそろそろ……!?」
番外「|壁|ョД゚)オジャマシマスヨット」
一方通行「」
番外「すいませんねー、うちのバカがお世話になったみたいで」ペコペコ
番外「……オラ、帰るぞ」
一方通行「ハイ」
上条「……なにあれ?」
御坂「あー……保護者みたいなもんじゃない?」
滝壺「あんな表情のひとははじめてみたよ」
浜面「そう?俺の近くにいるとよく見れ――滝壺さん!?何故ここに!?」
滝壺「帰ろっか、浜面」ニッコリ
浜面「はい」
542: 2014/05/14(水) 21:17:25.12 ID:SFppqjTh0
~~HR~~
数多「――つーことなんでー」
上条(どうかして許してもらえないかなぁ……流石に勉強しすぎだぞ)
上条(そうだ!なんとか、御坂とアリサを説得できれば……)
モブ『『『っ』』』ギロッ
上条(ダメだ。こいつらがめんどくさい)
上条(なんとか「出し抜きたいとでも思ってンのか?」
上条「なっ……」
一方通行「顔に出過ぎだ」
上条「そうかぁ……?まぁ、どうにか切り抜けられたらとは思うケド」
一方通行「ちったァ俺の役にも立つために勉強してくれよ」
上条「んなこと言ってもなぁ……」
一方通行「いい点数を取ればモチロンペリカを贈呈する」
上条「何から勉強する?できれば世界史がいいんだけど」
543: 2014/05/14(水) 21:21:30.31 ID:SFppqjTh0
~~~~
上条「……」カリカリカリ……
浜面「気合入ってんなぁ……」
一方通行「そりゃ、命がかかってるしな。つゥか人間チャーシューってグロ過ぎンだろ」
御坂「ふっふっふ……アイツにはこのくらい罰を与えないとダメなのよ……」
浜面「や、闇堕ちしてる!?」
青髪「かっみやーん。気分転換でもしに行かへん?」
上条「んにゃ。俺は帰って勉強しなきゃだから」
青髪「そう?頑張ってーな」
浜面「……気合入りすぎじゃね?」
一方通行(そンなにペリカが欲しいのか)
浜面「ホラホラ、上条!あんまコン詰めるをと良くないぞ?」
上条「良くないのは俺とお前の頭だ!」
浜面「言い切りやがった!?親と滝壺たちにしか言われたないのにぃ!?」
上条「俺はなぁ……本気なんだよ!!」
544: 2014/05/14(水) 21:26:20.69 ID:SFppqjTh0
~~昼休み~~
上条「……うーん」
御坂「ねぇ……アンタへのオシオキ考えたんだけど。私達二人のいうことを一つ聞く、に決まったから」
上条「わかった」カリカリカリ……
アリサ「無理しないでね?」
上条「絶対点とってみせるよ」カリカリカリ……
御坂・アリサ((そんなに言うこと聞きたくないのかなぁ……?))
545: 2014/05/14(水) 21:30:10.03 ID:SFppqjTh0
~~テスト当日~~
上条「」シャキーン
浜面「なんでアイツどこぞの根性野郎みたいなハチマキしてんだ?」
一方通行「そのまンま根性!ってことじゃねェの?」
数多「オラー席付け。テスト始めんぞ」
546: 2014/05/14(水) 21:32:14.57 ID:SFppqjTh0
~~~~
カリカリカリ……
上条「……」
上条(よし、いい感じだ。インデックスや一方通行のおかげでスラスラ解けるぞ)
上条(あ、ここ青髪ゼミでやったとこだ)
カリカリカリ……
・
・
・
数多「ハーイ、回収しろ」
数多「これで全てのテスト終了だ。おつかれさん。せいぜいはねでも伸ばしとけや」
モブ『終わったなー』
モブ『あぁ……上条の命がな』
モブ『まぁ、クラスメイトとしてPCの画像フォルダのデータは俺のPCに移動しといてやるよ』
一方通行「どォだった?」
上条「ふっふっふ……」
上条「完璧すぎるぜ。俺はもしかしたら天才だったのかもしれないな……」
御坂・アリサ「「……チッ」」
土御門(たまにだが最近二人から黒いオーラを感じるにゃー……)
上条「これはもうペリカたんまりだな、あっはっは!」
547: 2014/05/14(水) 21:33:52.41 ID:SFppqjTh0
上條当麻 0点
548: 2014/05/14(水) 21:34:27.29 ID:SFppqjTh0
~~Fクラス~~
御坂「高校生にもなって自分の名前間違うってなんなの?」
上条「……申し訳ありません」
アリサ「日頃から当麻くんってちょっと残念な人なのかなーって思ってたけど……これにはちょっとびっくりだよ」
上条「……面目ないです」
一方通行「……」ジー
上条「あ、あの……ペリカの方は……?」
一方通行「あるわけねェだろ」
上条「そうですよね、ハイ……」
御坂「とりあえず明日は休日だし……」
アリサ「オシオキ通り明日は好きにさせてもらうね?」
上条「あぅ……」
モブ(((どこがオシオキなのか……)))
567: 2014/05/17(土) 21:01:45.19 ID:vgnP6nXH0
~~???~~
上条「アハハ、待ってよぉ」
お金「うふふ、いやよぉ」
上条「待てってぇ」
お金「……」
上条「ちょ、ホント待ってくださいよ!!」
上条「オイ!!待ってつってんだろぉ!!」
上条「俺の諭吉ぃ!!」
568: 2014/05/17(土) 21:04:30.47 ID:vgnP6nXH0
~~上条部屋~~
上条「……ハッ!?」
上条「ゆ、夢か……」
上条「いや、昨日あの二人に色々買わされたから夢じゃないんだけどさ……」
prrrrrrrrrr
上条「ん?誰だ?えーと青髪から?」
上条「もしもし?」
青髪『かっみやーん!!暇かいな?どうせ暇やろ!!』
上条「お前は俺の休日をなんだと思ってるんだ……」
青髪『まぁまぁ。で、かみやん、昨日はお楽しみのようやったけど……お金大丈夫なん?』
上条「ま、まぁ確かに金欠だけど……」
青髪『やっぱりなぁ!っというわけで公園集合やで!!』
上条「ちょまっ」
プツッ
上条「……」
上条「……なんなんだ?」
569: 2014/05/17(土) 21:12:12.68 ID:vgnP6nXH0
~~公園~~
一方通行「ン?オマエも来たのか?」
上条「あぁ。珍しく浜面達がいないけど……っていうか肝心の青髪はぁ!?」
一方通行「あの野郎……まさかすっぽかしじゃ――(ガクン)」
上条「あ、あれ……なんだか眠く……(ガクン)」
571: 2014/05/17(土) 21:15:34.02 ID:vgnP6nXH0
~~???~~
上条「んあ……?」
一方通行「どこだここ?」
青髪「どこってバイトするんやないか」
上条「あぁ、そんなこと言ってたな。で、ここが控え室か」
青髪「そうそう。あと、30分後開店やから」
上条「ところで、なんのバイトなんだ?ぶっちゃけなんでもいいんだけどさ」
青髪「喫茶店やで」
一方通行「……」
上条「どうした、一方通行?」
一方通行「……オイ、喫茶店ってまさか……」
青髪「今日から新規オープンのメイド喫茶やで?」
上条・一方通行「「えぇぇぇぇえええええええええええええええええええええええええええええええッ!?」」
572: 2014/05/17(土) 21:22:47.92 ID:vgnP6nXH0
~~控え室~~
トール「……ということでバイトリーダーのトールだ」
上条「待て待て待て。なんでメイド喫茶にお前がいるんだ」
トール「なんでって……オティヌスが早とちりしてアルバイト募集の電話かけちゃったから」
上条「オティヌス?あぁ、そこで体育座りしてる娘か」
オティヌス「……私はこんなこと聞いてないぞ」
青髪「言ってないし」
オティヌス「こっ、コイツを殴らせろ!!」
一方通行「つゥかなンであっちの学校とのパイプがあンだよ……」
青髪「そりゃ青髪商会を大きくするためにな?実を言うと二人をゆうか――連れてきたのもメイド喫茶とのパイプを作るためやで?」
マスター「いやぁ、青髪くんはこの世界に足りないものをよくわかっているよ、ハッハッハ」
青髪「何いうてますん。マスターこそ、学校の近くにメイド喫茶を建てるなんてバカげたことをやれる度胸はすごいですわ」
上条「……マスター、家族は?」
マスター「」ズーン
上条(禁句か)
573: 2014/05/17(土) 21:27:54.18 ID:vgnP6nXH0
上条「で?青髪は何するんだ?」
青髪「とりあえず、今からマスターはちょっと出かけるからその間の代理店長やな」
青髪「そんで役割分担なんやけど……」
上条「ハイハイハイ!ここは俺が厨房やるべきだと思います!!」
一方通行「いいや、オマエの腕をこンなとこで発揮するのはよくねェ。俺がやるよ」
トール「いや、ここは俺がすべきだな。俺は髪長いし金髪だから接客むきじゃねぇ」
オティヌス「私は……どう逃げてもウェイトレスだな……」
青髪「当たり前や。唯一の純女子やで?」
オティヌス「今からメイド喫茶をやるというのに、その男女比率はおかしいだろ」
575: 2014/05/17(土) 21:30:03.28 ID:vgnP6nXH0
一方通行「……ジャンケンしかないな、ここは」
上条「待て、それだと俺が無条件にウェイトレスだ」
トール「なるほど、問題ないな」
上条「ダメだ!!ここはやっぱりマスターに決めてもらうべきだ!」
マスター「む?そうか、それなら――」
577: 2014/05/17(土) 21:31:11.48 ID:vgnP6nXH0
~~控え室~~
青髪「はーい、接客の練習や。左から一人ずつやってってな」
青髪「せーの」
オティヌス「お、おかえりなさいませ、ごしゅ、ごしゅじじじじじじ」
トール「プライドがものすごい邪魔してんな」
オティヌス「当たり前だろう!?なんでこの私が見ず知らずの男にご主人サマなど言わなければいかんのだ!」
上条「それが仕事ってもんだぜ、オティちゃん」←エプロン
オティヌス「コイツ……厨房に決まってから生き生きしてるな?」
青髪「じゃあ次の人頼むで」
一方通行「……いらっしゃいませ、ご主人様」
青髪「うん、オーケーや。ツンの感じがたまらんね。ハイ次」
トール「いらっしゃいませっ、ご主人様☆」キラッ
三人「「「うわぁ……」」」
青髪「ぐ、ぐれいとやでぇ!!流石トールくんや」
トール「クソ……何か大事なものを失ってる気がする」
578: 2014/05/17(土) 21:32:00.39 ID:vgnP6nXH0
~~開店~~
カランカラン……
トール「いらっしゃいませ、ご主人様☆ こちらの席へどうぞっ」
上条「なんでアイツ妙にこなれてんだ?」
オティヌス「文化祭の時色々やらされたらしいな」
客『あ、アイスコーヒーお願いします』
トール「かしこまりました」ペコ
トール「アイスコーヒー一丁」
上条「……」ジー
トール「……なんだ、その目は」
上条「いやね?人の趣味に色々言うべきじゃないし。外国だけじゃなくて日本でも最近は認められてきてるし……」
トール「何言ってんだ。早くアイスコーヒー頼む」
579: 2014/05/17(土) 21:35:08.37 ID:vgnP6nXH0
カランカラン……
オティヌス「い、いらっしゃいませ。本日は何をご注文でしょうか?」
客『えーとね。オムライスとコーヒー。ブラックね』
オティヌス「あ、えぇっと……ハイ、承りました」
オティヌス「ブラックオムライスとコーヒーを頼む」
上条「なんだ!?ブラックオムライスって。ブラックコーヒーじゃないのか!?」
青髪「ブラックオムライスはあるで?ホラ、ここ」
上条「無駄ぁ!そんなもん誰が頼むんだ!」
オティヌス「いいから早くしろ」
上条「……おう」
581: 2014/05/17(土) 21:37:28.00 ID:vgnP6nXH0
オティヌス「こちらブラックオムライスとコーヒーです」コト
客『そっちブラックにしちゃったの!?』
オティヌス「私はなんでもブラック派です」
客『え?下着も?』
オティヌス「……」
客『ちょ、無言でオムライスに唐辛子かけるのやめて!?もはや、ブラックではなくレッドだよ!?』
オティヌス「ブラックオムライス~ちょっとした愛情を添えて~でございます」
客『それっぽく言わなくていいから!』
一方通行「何やってンだ、あの痴女は……」
582: 2014/05/17(土) 21:38:12.51 ID:vgnP6nXH0
カランカラン……
一方通行「いらっしゃいま――」
番外「あっれぇ?一方通行じゃん。奇遇だねぇ」
一方通行「」
番外「メイド姿似合ってるよ?」ニヤニヤ
一方通行「ほ、本日のご注文は……ッ!?」
番外「じゃあメイドさんの愛情を」
一方通行「そンなものはありませン」
番外「じゃあ劣情でいいや」
一方通行「あるか!ンなもン!!」
583: 2014/05/17(土) 21:39:31.66 ID:vgnP6nXH0
~~~~
青髪「いんやぁ、大盛況やね。こんなに客が来てボクは嬉しいんよ」
上条「メイドの三人のうち一人しか純女子はいないけどな」
青髪「それが噂になって人気になってんやけどな」
上条「……あ。青髪。卵なくなったぞ」
青髪「そ、それってヤバイんやないか?」
上条「ぶっちゃっけヤバイ」
青髪「ちょっと買ってくるからなんとかしのいどいて!!」
上条「無茶なこというなよ!!」
青髪「頼んだで!!」
584: 2014/05/17(土) 21:40:28.36 ID:vgnP6nXH0
~~~~
上条「……ということなんだ」
一方通行「それってそォとォまずいだろ」
上条「あぁ、まずい。一方通行が口リに目覚めるぐらいヤバイ」
一方通行「ぶっ頃すぞ、オマエ」
オティヌス「普通に品切れです、と言えばいいんじゃなか?」
上条「いや、デザートって結構卵使うし……」
上条「デザートのないメイド喫茶なんて変態じゃない青髪みたいなもんだ」
一方通行「さっきからなンだその例え」
トール「つまり卵の無いメイド喫茶なんて変態じゃない青髪ほど無に等しいと?」
オティヌス「アイツには変態という個性しかないのか」
一方通行「どォする……?」
トール「ここはオティちゃんが頑張って卵を産むしか……」
オティヌス「出来るかぁ!!」
一方通行「青髪はまだか……」
トール「今、客が来るとまずいよな」
上条「今からは昼過ぎ……客は夕方までは少ないはず」
上条「しかし、今の時間は割と主婦がスーパーを席巻している。青髪の帰りは遅くなるだろう」
上条「だから今はこれしかない」
上条「御坂達に卵を持ってきてもらおう」
585: 2014/05/17(土) 21:41:02.18 ID:vgnP6nXH0
~~その頃~~
少女『ティッシュどうぞー』
青髪「め、めっちゃかわいい……!!」
613: 2014/05/18(日) 21:04:16.64 ID:IdMVyj3H0
~~控え室~~
御坂「……んで?アンタからメールが来たから卵は持ってきた」
御坂「アンタん家の卵もってことだから恥かくことは覚悟で行ってきた」
御坂「それは許せるのよ。それは」
御坂「だからってねぇ」
御坂「なんで私までメイド服着なきゃならんのよ!!」
上条「頼むよ、御坂!!今このメイド喫茶には純女子が一人しかいなんだよ!!」
御坂「よくそんなんでメイド喫茶しようと思ったわね!!ていうか純女子って何!?当たり前のように造語を使うな!!」
トール「そんなカリカリすんなよ、みこっちゃん。似合ってるぜ?」
御坂「馴れ馴れしい!」
トール「上条ちゃんもそう思わんかね?」
上条(御坂なんか怒ってるみたいだし……機嫌なおすにはやっぱり褒めちぎるしかないな!)
上条「めちゃくちゃ似合ってるぜ!」
御坂「!?」
上条「足もお腹も胸もすらっとしてて」
御坂「胸は余計よ!……でも、アンタがそこまで言うんなら手伝ってやらんこともないけど……」
上条「助かるよ!」
御坂「う、うん」
トール(ちょろいなー)
614: 2014/05/18(日) 21:12:49.88 ID:IdMVyj3H0
~~~~
御坂「いらっしゃいませー」
客『う~ん……』
御坂「どうかされましたか?」
客『もうちょっと胸が欲しいかな?』
御坂「こちら地獄への片道切符となっております。ごゆっくり」
客『へ?これってナツメあががががががが』
617: 2014/05/18(日) 21:17:14.80 ID:IdMVyj3H0
青髪「卵買ってきたで!」
上条「おせぇぞ。青髪、何してたんだ?」
青髪「ななな何もしてないで?」
一方通行「どォせ、街中でかわいい娘でも見つけたンじゃねェの?」
青髪「そんなことあらへんで?……娘ではなかった」
上条「おいコラ。寄り道してんじゃねぇか」
青髪「いやぁ、あんなかわいい子が男の娘やなんて……そそるでぇ」
オティヌス「何故、コイツは捕まってないんだ?」
トール「さぁ?今時流行りのHENTAIだからじゃねぇの?」
618: 2014/05/18(日) 21:23:48.16 ID:IdMVyj3H0
カランカラン……
御坂「いらっしゃいま――」
黒子「あらお姉さま。こんなとこにいらっしゃいましたのね。偶然ですわ」
御坂「絶対偶然じゃないぃ!!どうせあの番外個体がなんかしたんでしょ!!」
番外「面白そうだし」
一方通行「オマエはいつまでここにいる気だよ……」
黒子「さぁ、お姉さま。メイドはメイドらしくこの私にご奉仕をグヘヘヘ……」
御坂「怖いぃ!!私にはとても手に負えない!!」
黒子「では、この『メイドの愛情』をあるぶんだけ」
御坂「んなメニューないわぁ!!」
上条「その、なんというか……お前も大変なんだな……」
御坂「そう思う?なら助けてよ」
上条「じゃあメイドの愛情in地獄への片道切符でも持って行ってやれ」
御坂「りょーかい」
619: 2014/05/18(日) 21:30:20.94 ID:IdMVyj3H0
~~~~
黒子「」チーン
番外「あっひゃっひゃっひゃ!」プギャー
上条「とりあえず静かになったな……」
オティヌス「なんなんだ?お前らの学校にはあんなのしかいないのか?」
御坂「大丈夫よ。あんなんは三割ぐらいしかいないから」
オティヌス「三割もいるのか……」
カランカラン……
御坂「いらっしゃいませ」
客『デュ、デュフフフフ……』
御坂「警察よんでー」
一方通行「(オイ!何言ってンだ、お前!!)」
一方通行「すいませン、ご主人様」
客『おうふ……お持ち帰りしたい』
一方通行「上条、急げ。現行犯だ」
620: 2014/05/18(日) 21:31:20.25 ID:IdMVyj3H0
~~~~
御坂「ところでさぁ……ここのオーナーはどこいんのよ。バイトに任せっきりっておかしくない?」
青髪「まぁ、自由な人らしいし。仕事もほとんど海外やから、ほとんどはボクに任せるって言われたで」
御坂「海外、ねぇ……」
一方通行「おかえりなさいませ。ン?その制服は」
オッレルス「やぁ、二人共。頑張ってるみたいだね」
オティヌス「ぶほぉ!?なななんでお前が!?」
トール「オイ!シルビア連れてきてねぇだろうな!?」
オッレルス「一応誘ったんだが……『女をメイド喫茶に誘うってどういう神経してんだ』って言われた」
上条「なんだかその人、この店に欲しいわ。主にツッコミ担当で」
オッレルス「さて、メイドさん達。オススメをいただけるかな?」
オティヌス「メイドの愛情入りまーす」
621: 2014/05/18(日) 21:32:07.01 ID:IdMVyj3H0
~~~~
オッレルス「」チーン
オティヌス「とりあえず、これでおkだな」
上条「俺はもしかして殺人の片棒を担いでるのか……?」
御坂「人助けよ」
オティヌス「そうだな、人助けだ」
カランカラン……
マスター「みんな、ただいま」
上条「あ、マスター」
青髪「お帰りやで」
御坂「」
上条「どうした?」
御坂「……パパ?」
トール「パパ……?」
御坂「えぇ!?いつの間に帰ってきてたのよ!」
旅掛「い、いや……一週間前ぐらいだな」
上条(なんだなんだ?修羅場か?)
一方通行(さァな?とりあえずこのくたばったやつらを運ぼォぜ)
623: 2014/05/18(日) 21:34:02.72 ID:IdMVyj3H0
御坂「だいたいいつも家族に言わずに急に出張してさぁ……」グチグチ
旅掛「ハイ。ハイ……」
御坂「で?店ほったらかしてどこに行ってたの?」
旅掛「家に帰ってました……」
旅掛「そうだ!家に帰って美鈴に聞いたぞ。なんか最近男の匂いがするって!」
御坂「ん!?」
旅掛「その男の写真ももらってきたんだぞ」
旅掛「……ん?この写真……」
上条「な……なんでしょう?」
旅掛「そうか……そうだったのか……」
御坂「な、何一人で簡潔してんのよ!」
旅掛「家の……」
旅掛「家の娘を渡すかぁぁぁあああああああああああああああああああああああああ!!」
上条「ぎゃああ!?お父さん、落ち着いてぇ!?」
旅掛「お義父さんだなんて呼ばれる筋合いはないわぁぁぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
上条「警察!警察呼んでぇぇぇええええええええええええええええええええええええ!!」
青髪「かみやん、あぶなぐふぅ!?」
上条「青髪が一撃だと!?あの警察をも翻弄する青髪を!?」
トール「なんかまずそうだから助太刀すんぞ!」
オッレルス「なんだ、この変態は!?」
番外個体「百合子ちゃんは下がって!!」
――その日は結局、バイト代とほんの少しの恐怖を頂いた。
……ちなみに旅掛さんは美鈴さんが連行していった。美鈴さんが持っていたあの拷問器具は拷問器具を見慣れた俺達でも見たことのない。でも、見ただけでやばそうな感じだった。
アーメン
634: 2014/05/19(月) 20:54:02.75 ID:Ps7axNvu0
キーンコーンカーンコーン……
上条「あ、暑い……」
浜面「夏休み前だっつぅのに心が折れそうだ……」
上条「汗ベットベトなんだけど……」
青髪「女子やったら需要あるのになぁ」
初春「いえいえ。これはこれで需要ありますよ」
上条「はーい、こちら出口になってまーす」
初春「何の出口ですか?まさかこうもアナ――ッ!?」
上条「さっさと出てけ!!」
635: 2014/05/19(月) 21:00:57.37 ID:Ps7axNvu0
半蔵「ったくよぉ……汗かくし暑いし。これだから夏は嫌いなんだよ」
土御門「早く終わって欲しいにゃー……」
青髪「チッチッチ……わかってないなぁ、お二人さん」
青髪「汗をかくのはボクらだけちゃうで?」
半蔵「ま、まさか……それは……!?」
青髪「女の子も汗だくやぁ……」
土御門「つまりそれは!!」
半蔵「女の子の舐めどき!!」
青髪「夏とは女の子ペロペロ期間なんや!!」
636: 2014/05/19(月) 21:05:44.51 ID:Ps7axNvu0
上条「何あいつら騒いでんだ」
浜面「……どうすんだ、これ?午後まで生き残れるのか?」
上条「あぁ……体が蒸発しそうだ」
上条「……行くしかないな」
浜面「あぁ……」
上条・浜面「「シャワー浴びに行こう」」
637: 2014/05/19(月) 21:08:53.51 ID:Ps7axNvu0
~~補修室~~
数多「……で?言い訳は?」
上条・浜面「「コイツが悪いんです」」
数多「まったく……呆れるぞ、お前ら。ちゃんと一方通行も誘ってやれよ」
浜面「女の子と一緒にシャワー浴びるなんていけませんそんなこと」
数多「うるせぇ!お前ら二人共プール掃除の刑だぁ!!」
上条・浜面「「嫌だぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」」
638: 2014/05/19(月) 21:12:07.05 ID:Ps7axNvu0
~~Fクラス~~
アリサ「今度は何やらかしたの?」
上条「いや、浜面とシャワー浴びに行ったんだけどさ」
アリサ「当麻くん!?一方通行くんはともかく浜面は流石にダメだよ!?」
初春「流石に需要ないですよね」
上条「お前今日グイグイ来るな!?ストレス溜まってんのか!?」
アリサ「当麻くん、こっち向いて」
上条「……はい」
アリサ「当麻くんは……女の子が好きなんだよね?」
上条「当たり前だろ。それ以外に何があるんだ」
アリサ「ほっ……それならよかった」
上条「?」
アリサ「それで?その罰ってのは?」
上条「プール掃除だと」
アリサ「大変だねぇ」
上条「そうでもねぇんだな、これが」
アリサ「?」
上条「掃除する前にプール好きに使っていんだって」
アリサ「ホ、ホント!?」
上条「アリサも来る?」
アリサ「いくいく!!」
アリサ「美琴ちゃんも行くでしょ?」
御坂「え?あ、まぁ……いいけど」
浜面「一方通行もどうよ?」
一方通行「たまにはいいかもな」
上条「青髪も来るかー?」
青髪「女子は何人くるんや?」
浜面「三人だ」
青髪「おk。防水カメラを調達せなな」
上条「プール内から撮影する気か」
上条「んじゃ今度の日曜日な」
640: 2014/05/19(月) 21:15:34.97 ID:Ps7axNvu0
~~当日 プール~~
上条「よーし、全員集まったな。それじゃ着替えるか」
御坂「女子更衣室はこっちね」
アリサ「はーい」
青髪「おkや」
番外個体「らじゃー、ホレ百合子ちゃんも行くよ」
一方通行「!?」
一方通行「なンでお前がいンだよ!?ナチュラルに混ざってンじゃねェ!!それに俺はそっち側じゃねェし、さりげなく青髪も混ざってンじゃねェ!!」
上条「すげぇ。一度のセリフで三つのボケツッコミきった」
浜面「俺なら過労氏しちゃうね」
上条「お前、天然バカだもんな」
浜面「んな単語ねぇよ!?」
641: 2014/05/19(月) 21:18:45.34 ID:Ps7axNvu0
一方通行「ったく……」
青髪「じゃあ一方通行はどこで着替えるん?」
一方通行「そりゃァ男子更衣室で」
アリサ「ダ、ダメだよ!?そんなことしたら当麻くん達は捕まっちゃうよ!」
一方通行「あァもォしつこい!!俺は外で着替える!」
青髪「なん……だと……?」
上条「ダメだ、百合子ちゃん。俺達は外で着替えるからお前は男子更衣室で着替えてきなさい」
浜面「そうしなさい」
一方通行「……わかったよ……」トボトボ
642: 2014/05/19(月) 21:22:41.71 ID:Ps7axNvu0
~~~~
上条「流石に女子は着替えんの長いなー」
浜面「共学あるあるだろ、それ」
青髪「男としてここは覗きに行かへんとダメやなかろうか……」ソワソワ
上条「なんでだよ。この前停学させられたばっかだろうが」
青髪「逆に考えてみぃ?ボクらが覗きに行かへんかったら女の子達はこう思うはずやで」
青髪「『私達の体は除く価値すらないの……?』って」
上条「!?」
浜面「なるほど……一里あるな」
御坂「ないわよ、バカ」
上条「……胸が?」
御坂「あ、蚊はっけ~ん」
上条「ごっふぅ!?」
青髪「……」カシャカシャカシャカシャ
浜面(とりあえずこれには触れないでおこう)
浜面「他の二人は?」
御坂「まだ時間かかってるみたいね、なんでかしら」
浜面「胸が邪魔で水着が着にくいとかぐっふぅ!?」
643: 2014/05/19(月) 21:25:57.43 ID:Ps7axNvu0
~~~~
番外「チーっす。お?おねーたま随分気合入ってんね。ダイエットでもしたの?」
御坂「うっさい!」
上条(相変わらずのお胸で)
番外「最近また成長しちゃってさぁー、買い換えたんだよ。おねーたまは?」ニヤニヤ
御坂「も、もちろん買い換えたわよ」
上条(やめたげて!御坂のライフはもうゼロよ!?)
青髪「……」カシャカシャカシャ
浜面「もはや、青髪の顔が日本刀とかを作る職人の域に達しているな……」
番外「……青髪くん……ちょっと来て」
青髪「!?」
番外「(撮った分だけ……百合子ちゃんの写真……わかってるわね)」
青髪「(言われなくても青紙紹介ゴールド会員の番外個体ちゃんのご要望はわかってるで)」
番外「(流石)」
アリサ「みんなー、遅れてごめーん」
全員「「「!?」」」
御坂(何アレ?メロン?)
上条(うっ……うっ……御坂、強く生きろよ)
番外(Fクラスにいるとあれが毎日いんのかぁ。おねーたまにとってはトラウマレベルだね)
浜面(さっすがぁ)
青髪(データ残量もバッチリ。まだまだぁ!!)カシャカシャ
アリサ「ごめん、遅れちゃった」
上条「全然大丈夫だ」
アリサ「目線あげて」
上条「はい」
浜面「青髪!?鼻血の量がヤバイことなってんぞ!?」
青髪「それでもボクは立ち向かわなきゃあかんのやぁ!!」カシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャ
644: 2014/05/19(月) 21:27:21.89 ID:Ps7axNvu0
ギィィィイイイイイイイ……
一方通行「待たせたな」
――その時、俺達は戦慄した。
一方通行が『女物』のトランクスタイプの水着を着ていることに
ブッシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!
浜面「青髪!青髪ぃ!!」
――一人の仲間の命は儚く消え
御坂「なんで……私よりもかわいいのよ……」
――一人の少女のプライドは折れ
番外「おぅふ……」
――一人の少女は満足げだった。
668: 2014/05/21(水) 20:59:30.19 ID:utp5IE640
~~~~
青髪「……」ワッセワッセ
上条「何やってんだ?アイツ」
浜面「輸血だよ、輸血。あんだけ血ぃ吹き出してたら血も足りなくなんだろ」
上条「それもそうだな」
アリサ「ねぇ、当麻くん。泳ぎって得意かな?」
上条「そりゃまぁ人並みには泳げるけど」
上条「っていうかアリサって泳げなかったっけ?」
アリサ「運動はダンスくらいしかできないなぁ。特に泳ぎはダメダメ」
御坂「ふっふっふ……ママのジムにしょっちゅうついて行ってる私が教えてあげよう!!負けっぱなしもいやだしね!」
上条「何に負けたの?」
御坂「……」
上条「俺が悪かった。だから涙を拭いてくれ」
御坂「……うん」
アリサ「じゃあ美琴ちゃんに教えてもらおっかな?」
御坂「し、仕方ないわね!!さぁ行くわよ!」
アリサ「おぅ!」
上条「……」
浜面「なんでお前まで泣いてんだよ」
上条「い、いやな?御坂も強くなったなーって」
浜面「心も体も力もな」
上条「力はいらないんだ」
669: 2014/05/21(水) 21:03:54.57 ID:utp5IE640
prrrrr
浜面「お?滝壺から電話だ」
一方通行「待てコラ。お前今どっからケータイ出した。その水着ポケット無いだろ」
浜面「この真実は百合子ちゃんには刺激が強すぎる……」
一方通行「刺激なンざ一つもねェンだよ。あるのは衝撃と軽蔑だけなンだ」
浜面「こちら浜面、どうぞ」
滝壺『今日、Fくらすめんばーでプールであそぶっていってたよね?』
浜面「おう。前にも言ったろ?許可ももらったし」
滝壺『ようじがすんだからわたしも行っていいかな?』
浜面「おう!モチロンだ」
滝壺『それじゃすぐくるね』
プツッ
浜面「よっしゃ!」
670: 2014/05/21(水) 21:11:52.54 ID:utp5IE640
青髪「ふぅ……もうそろそろボクも泳ぎますか」
上条「……ヤル気か?」
青髪「……当然や」ニィ
上条・青髪「「いざ!勝負!!」」ザッパーン
番外「ねぇねぇ見てみて。なんかあそこで格ゲーみたいなことやってる。私も混ざってきていいかな?」
一方通行「おォ。殺さない程度にな」
番外「それじゃ結構やっていいんだね。んじゃ」スイー
一方通行「ン」
一方通行「……」
一方通行(あ、暑いぃ!?日光が肌に……ンぐァァァああああああああああああああ!?)
<ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!
671: 2014/05/21(水) 21:16:56.52 ID:utp5IE640
レッサー「あれ?皆さん、何してるんですか?」
浜面「プール掃除」
レッサー「おもいっきりエンジョイしてますけど」
浜面「この後すんだよ」
レッサー「ふ~ん……」
レッサー「それなら私も手伝いましょう!!」
上条「手伝うって……水着どうすんだよ」
レッサー「女の子たるもの常に予備の下着と勝負下着と水着は持っているものです!!」
御坂「その理屈だと私は男の子になっちゃうわね」
アリサ「私も」
番外「ミサカも」
一方通行「……」
番外「あれ?百合子ちゃんはいつでも持ち歩いてるの?」
一方通行「ンなわけあるかァ!!」
672: 2014/05/21(水) 21:20:36.22 ID:utp5IE640
レッサー「じゃじゃーん。どうですかぁ?」
青髪「どうってことないで。悟りを開いたボクにはそんな攻撃はきかへんで」
上条「もういい……もういいんだ、青髪。お前の鼻血が出ないのはもう出る血がないからだ……」
浜面「輸血を急げーっ!!」
御坂(全戦全敗……)ブクブク
アリサ「美琴ちゃーん!?沈まないで!カムバーック!!」
673: 2014/05/21(水) 21:23:28.35 ID:utp5IE640
浜面「おっそいなぁ……」
上条「どうしたんだ?」
浜面「滝壺が来るって言ってたから……あ、ちょうどきたきた」
滝壺「おーい」ノシ
御坂「……」
アリサ「誰か助けて!美琴ちゃんが!美琴ちゃんが!!」
番外「おねーさま……無念」
御坂「誰が『むねねぇ』じゃゴルァ!!」
番外「どんだけネガティブな耳してんの」
浜面「時に滝壺さん。そちらのバックは?」
滝壺「うん?おべんとうとスポーツドリンク」
浜面「流石滝壺。いいとこに気が利く」
一方通行「もォそろそろ昼だし、食うか」
674: 2014/05/21(水) 21:25:45.60 ID:utp5IE640
御坂「一応私も作って来たんだけど」
上条「お、助かる。俺達何も持ってきてなかったから」
番外「昼どうするつもりだったんだ?」
上条「突撃隣のお昼ご飯」
番外「残念。このあたりは木原一族の集合住宅」
上条「くっ……それなら脳幹先生か加群先生あたりを」
アリサ「ドッグフードかとあるメイドさんのご飯になるね」
675: 2014/05/21(水) 21:31:26.14 ID:utp5IE640
滝壺「どう?」
浜面「相変わらずの美味しさだぜ」モグモグ
上条「うまいうまい」モグモグ
御坂「それにしてもよくこんだけ弁当作れたわね。大変だったでしょ?」
滝壺「ううん。すこしむぎのがてつだってくれたから」
浜面「ブハァ!?」
一方通行「てめっ……汚ェ面で汚ェもン吹き出すな!」
浜面「す、すまん……」
浜面(まずい……これはまずい……)
浜面(麦野と言えばちゃんと作れば美味しいのに無駄にアレンジを加えてしますことで有名だ……俺の中だけで)
浜面(つまりこのオカズの中に地雷がある……)
上条(あの浜面の表情……)
青髪(麦野ちゃんのはヤバイんやな……)
一方通行(バレバレだぜ……)
滝壺「あと、これ。むぎのとくせいデザート。おとこどもにやれって。三つしかないけど」
浜面(男の人数は四人!!)
上条(つまり生き残れるのは一人だけ!)
上条「第一回!!」
浜面「男だらけの水泳大会!!」
一方通行・青髪「「イエェーッイ!!」」
御坂「急にどうしたのよ」
上条「男には絶対に負けられない戦いがあるんだ」
上条「(ルールは簡単。一位以外の奴が麦野デザート(地雷)を食べるいいな?)」
一方通行「(おkだ)」
上条「アリサ、スタートコールを頼む」
アリサ「わかったよ」
676: 2014/05/21(水) 21:33:58.20 ID:utp5IE640
上条(青髪は既に瀕氏。一方通行は泳ぐのはそんなに早くない)
上条(それなら狙うはただ一人!)
アリサ「よーい」
上条「」ゴクリ
アリサ「どん」
上条・浜面「「くたばれぇぇえええええええええええええ!」」
番外「もはや水泳ですらない!?」
上条「浜面ぁ……テメェの嫁が持ってきてんだからお前が食えよ」
浜面「やだね……バカの俺でもわかる。あのデザートは現在進行形で化学変化している。あれはヤバイ」
上条「奇遇だな。俺も久しぶりにヤバイセンサーがヤバイことになってんだよ……」
アリサ「あのー、お二人さん。もう一方通行くん達、折り返してきてるけど」
上条「チッ。休戦だ!」
浜面「了解!」
677: 2014/05/21(水) 21:36:14.91 ID:utp5IE640
バッシャーン!
バシャバシャ……
御坂「はやっ。あの二人、もう追いつこうとしてるんだけど」
上条「俺が今まで超えてきた氏線に比べりゃどうってことないんだよぉ!!」
レッサー「う~ん、面白くないですねぇ……」
レッサー「そうだ!」
レッサー「必殺、揉みしだき!!!!」
番外「どぅわ!?ちょ、胸がヤバイって!?」
青髪「止まらざるを得ない!」
浜面「それが男ってもんだ!」
上条「理性よりも欲情が強い!!」
一方通行(とにかく逃げよォ)
番外「何やんだ!!」ガン
レッサー「ぐほぉ!?」
上条「ま、まずい!一方通行がゴール寸前だ!」ガシ
浜面「させるかぁ!!」ガシ
一方通行「オイ!水着引っ張ンな!」
プチッ
上条「……プチ?」
浜面「この破けた布はなんでこざいましょう?」
一方通行「あ、上の水着がねェ」
青髪「我が人生に一変の悔いなし……!!」ブクブク……
浜面「青髪ぃ!青髪!!」
番外「百合子ちゃん!!このタオルで胸隠して!」
一方通行「いや、隠すもなにも俺は男なンだが……」
上条「バカヤロウ!そんな冗談で一を一人頃す気か!」
一方通行「なンで怒られてンのかわかンないけどとりあえずタオルはもらっとく」
アリサ「うっわ。プールが血で染まってる」
レッサー「やりすぎましたかね?」
678: 2014/05/21(水) 21:37:51.07 ID:utp5IE640
~~後日~~
数多「なぁ?なんでプールが汚れるの?」
上条「一方通行がポ口リして青髪がブシャアアしたんですよ」
数多「それであぁなるほどっていう人はいねぇよ」
浜面「つまり先生は人ではないと」
数多「よし、殴られたいならそう言えよ」
~~Fクラス~~
土御門「なんか焼けた?」
一方通行「体中がいてェ……」
半蔵「なんか痩せた?っていうか顔真っ青だぞ。貧血か?」
青髪「クソ……絶好のシャッターチャンス時にカメラを持ってないやなんて……」
692: 2014/05/24(土) 20:59:46.01 ID:99pDzMJL0
~~Fクラス~~
ミーンミーンミーン……
数多「んで、この公式を使って――」
上条「(がぁ!?暑すぎんだろ、なんでも!)」
浜面「(そもそも夏休みだっつーのになんで補修なんか受けなきゃいけないんだよ!!)」
数多「だからここをこうして」
上条「(数多先生は数多先生で木原印の冷えピタつけてるし、せこすぎんだろ!!)」
浜面「(上条、余計なこと考えずに集中しようぜ)」
上条「(……それもそうだな)」
上条・浜面「「((脱走の計画を考えよう))」」
一方通行「(なンだなンだ?脱走か?)」
土御門「(俺達もやるぜい)」
半蔵「(水臭いぞ、ちゃんと誘ってくれよ)」
御坂(コイツら……全員が読唇術でもやってんの?)
693: 2014/05/24(土) 21:05:17.95 ID:99pDzMJL0
上条「(仕方ないな。人海戦術と行くか。メンバーは?)」
青髪「(女子二人を除いた男子全員と百合子ちゃん一人や)」
上条「(わかった。一方通行、作戦任せてもいいか?)」
一方通行「(任せろ)」
一方通行「(まずは木原クンの戦力確認。木原クンは教科書を読みながらも俺らの方を向いて脱走の警戒をしている)」
一方通行「(チャンスは一瞬。木原クンが板書し始めた時だ。そこに全集中力をこめろ)」
上条「(わかった)」
数多「そしてここの公式を」
全員(((今だ!!)))
694: 2014/05/24(土) 21:08:50.77 ID:99pDzMJL0
数多「全員動くなぁ!!」
上条「なっ……」
浜面「バレてる!?」
数多「当たり前だ。お前らの考えなんてよめてんだよ」
一方通行「ぐっ……」
数多「脱走なんて褒められるものじゃない。……が。俺も悪かった。つまらない授業をしていたみたいだな」
半蔵「そうだそうだー。つまらないのはお前の顔だけにしろー」
数多「そうだな……面白い話をしよう。鳴護と御坂は耳を閉じていろ」
アリサ「?」
御坂「……」
数多「あれは……俺がまだ教員免許を取っていない時の話だ」
数多「そう、俺がカバの口をライオンに移植するという実験をした時だ」
モブ「「「ぎゃああああああああああああ!?」」」
数多「まずはカバに麻酔をうち、口を切り取った」
半蔵「もう気持ち悪い……」
土御門「おえぇ……」
モブ「カバさぁぁん!!」
数多「そしてもちろんライオンの口も切り取った」
駒場「……おろろろろ」
モブ「ライオンさぁぁん!!」
数多「そこでライオンから血しぶきが飛び散ったが、そこは俺のナイスプレーにより焼くということで止血し……なんだ、もう全員ダウンか?」
数多「10分休憩だ。モチロン教室からは出さねえがな」
696: 2014/05/24(土) 21:18:01.61 ID:99pDzMJL0
上条「なんてグロイ話するんだ……」
浜面「どういう人生を送ったらああいう体験すんだよ……」
一方通行「……あ?青髪はどォした」
上条「アイツは妄想力が常人の比じゃないからな。あそこでブッ倒れてるよ」
青髪「」チーン
アリサ「何があったの?」
御坂「なんとなく想像はつくけどね」
上条「思い出したくないから言わない」
アリサ「えぇー」
697: 2014/05/24(土) 21:21:54.80 ID:99pDzMJL0
上条「……そういえばこの前のテストで召喚獣の武器が一新するって言ってたよな?」
御坂「あぁ、例の感じミスの」
上条「ちょっと記憶にないですね」
御坂「自分の名前を間違えるほどの記憶力だものね」
一方通行「そのへンにしといてやれ。上条がマジへこみしてる」
アリサ「ホラホラ、今のうちに新しい武器見とかない?」
一方通行「それもそォだな。オイ、木原。召喚フィールドを頼む」
数多「あー……」
浜面「ん?珍しく歯切れが悪いな」
上条「なんでダメなんだ?」
数多「お前はシステムのバグとはいえ観察処分者待遇なんだから少しは気をつけてだな」
一方通行「……なンか隠してるな、この野郎」
一方通行「そォいうことなら、上条腕輪を使え。浜面、試獣召喚だ」
上条「召喚フィールド、起動!」
浜面「試獣召喚!!」
698: 2014/05/24(土) 21:33:01.86 ID:99pDzMJL0
浜面獣『シャキーン』
浜面「なんだ、これ?」
上条「ものすごく装備上がってんじゃねぇか。これは騎士って感じか?」
浜面「おぉ!いい感じじゃん!」
御坂「しかも等身大サイズね。ホントコスプレした浜面くんって感じね」
土御門「おぉ。しかもこれさわれるにゃー。デコピン!」
浜面獣『ぐぇ』
ポテ……
上条「浜面、頭落ちたぞ。ホレ」
浜面「ん。サンキュー」
上条「……」
浜面「……」
一方通行「……」
浜面「何これぇぇェええええええええええええええええ!!」
御坂「えぇ!?召喚獣の頭もげてんだけど!?」
アリサ「等身大だから余計グロイ……」
一方通行「こりゃァどォいうことだ?」
数多「あの引きこもりロン毛ヤローが言うには召喚システムの調整ミスだそうだ」
数多「で、その時にバグで召喚獣に本人の特徴や本質が反映されて妖怪という形で出てくるらしい」
上条「だからこういうことになってんだな」
青髪「それにしてもはまやんの特徴ってなんやろ」
浜面「こう、あふれる騎士道精神とか剣を振るう凛々しさとか」
一方通行「現実を見ろ」
浜面「あれだな!主君に忠誠を誓うとか」
アリサ「頭がない=バカってことじゃないの?」
浜面「き、聞こえない!そんな現実聞こえない!」
上条「俺も出してみよっと。試獣召喚」
アリサ「じゃあ私も。試獣召喚」
700: 2014/05/24(土) 21:40:00.71 ID:99pDzMJL0
一方通行「バカ、お前は今フィールド出してるから出せねェだろォが。木原、もォいいだろ」
数多「バレたしいっか。フィールド展開っと」
上条「んじゃ改めて試獣召喚」
アリサ「試獣召喚」
上条獣『……』
アリサ獣『いえーい』
一方通行「上条のはボロイ白装束でアリサのは赤い浴衣だな」
御坂「なんか対照的ね。この二人で対照的って言えば……」
浜面「運とか?」
土御門「これはきっとあれだぜい。疫病神と座敷童」
上条「あぁ、うん。そんな気がしてた。だって俺の召喚獣の目、氏んでるもん」
青髪「それにしてもアリサちゃんの召喚獣工口イなぁ。はだけ具合が完璧や」カシャカシャ
アリサ「そっ、そんなこと言わないでよ」
御坂「チッチッチ。アリサはいつもそうやって胸ばっかり主張してるからそういうことになるのよ」
御坂「私のはきっと猫娘とか可愛いのになるわよ。試獣召喚」
704: 2014/05/24(土) 21:46:06.16 ID:99pDzMJL0
御坂獣『ぬーりーかーべー』
上条「……」
御坂「……」
上条「……」
御坂「……ねぇ?なんで土下座してるの?」
上条「自主的にやらせていただいています」
御坂「そう……だったら私の憂さ晴らしの手伝いしてくれる?」
上条「……っ!?」
青髪「まぁまぁ。二人共ボクの召喚獣も見てくれや。試獣召喚」
上条(ナイスフォローだ、青髪)
青髪獣『……』
アリサ「これは……ヴァンパイアかな?」
一方通行「血と女を欲す……青髪にぴったりだろ」
青髪「おぉ……カッコエエ……」
707: 2014/05/24(土) 21:51:25.10 ID:99pDzMJL0
上条「一方通行も出してみたらどうだ?」
一方通行「そォだな、別に変なの出ないだろォし。試獣召喚」
一方通行獣『きゅう』
浜面「う、うさぎか?いや、でも魔女っぽい感じだし……」
青髪「兎怪ってやつやな。魔女が兎に化けてんねん。寂しくて氏んじゃうとかほぼ兎やけどな」
浜面「長い、一言で」
青髪「バニーガール」
一方通行「どォいう解釈をしたらそうなるンだ」
732: 2014/05/26(月) 21:05:09.93 ID:45kn9bhw0
モブ『上条達の召喚獣なんてブサイクに決まってんだよな』
モブ『俺達はきっとカッコいいのが出てくるぜ!!』
ズズズ……
モブ獣『『『うばー……』』』
一方通行「ゾンビが出たな」
上条「体も心も腐りきってるからな」
垣根「うるせぇくさっ!?何この腐肉の匂い!?」
御坂「なんで腐肉の匂いがわかるのよ」
一方通行「召喚獣のバグだと。召喚獣を出した本人の特徴が妖怪になって反映されるらしい」
食蜂「なるほどねぇ。あ、そのぬりかべ御坂さん?」
御坂「どこ見て言ってんだ」
垣根「面白そうだな。俺も出してみよっかね、試獣召喚」
食蜂「それじゃ私も。試獣召喚」
733: 2014/05/26(月) 21:11:14.34 ID:45kn9bhw0
食蜂獣『うにゅー』
アリサ「こ、子供?」
御坂「こんな可愛い召喚獣が食蜂のなわけ」
食蜂獣『むねどこにおいてきたの?』
御坂「このクソガキは完璧に食蜂のね」
青髪「こりゃ、サトリやな。いろんな伝承はあるけどワッパのサトリとしての伝承が色濃くでたんやろ」
上条「よく知ってるな」
青髪「ふっ……ボクの守備範囲を見くびったらあかんで?」
浜面「そのうちお前は数式に興奮しそうだよな」
青髪「穴はたくさんあるな!」
上条「いいから黙ってろ」
734: 2014/05/26(月) 21:15:19.51 ID:45kn9bhw0
上条「……あれ?垣根はどうした」
アリサ「あそこで膝抱えて座ってるけど」
垣根「……なんなの?冷蔵庫に手が付いてるだけの妖怪ってなんなの?」
上条「んなもんまでいんのか……」
浜面「つーか何の妖怪だこれ?」
数多「多方、九十九神系列だろうな。唐傘お化けとか提灯お化けとかの仲間だろ」
垣根「……もうちょっとマシなのなかったの?」
735: 2014/05/26(月) 21:17:37.94 ID:45kn9bhw0
浜面「……」
土御門「どうした、浜面」
浜面「……駒場が……ふたりいる」
土御門「そんなわけないにゃー、よくみて、みろ……?」
駒場「……?」
駒場獣『……?』
浜面「しょ、召喚獣か!?これ」
駒場「……頭をよく見てみろ」
浜面「でっかい釘が刺さってるぅぅぅうううううううう!」
土御門「逆に言えばそれ以外全部同じぃ!?」
駒場「……そんなにバカにするならお前も出してみろ、土御門」
土御門「試獣召喚!よっしゃ見てろ。なんか九尾とかイケメンのが出るぜい!」
浜面「ハーイ、カッパでーす。お疲れ様ー」
土御門「なんか……緑色……」orz
736: 2014/05/26(月) 21:22:37.39 ID:45kn9bhw0
わいわいがやがや
モブ『へーいパス』
モブ『オッケー』
モブ『ヘイ!パスパスパスパス!!……ナイッシュー』
浜面「オイ、お前ら!俺の召喚獣の頭でサッカーやんじゃねぇ!!」
アリサ「き、きもい……」
浜面「う……」
半蔵「ぎゃああ!?ロッカーの角に小指ぶつけたぁ!」
一方通行「早速疫病神が活動してるな」
737: 2014/05/26(月) 21:25:26.18 ID:45kn9bhw0
バタン!!
トール「うるせぇぞ!テメェら!!妖怪程度で騒ぐなんて幼稚園児くっさ!?この部屋腐肉の匂いすんだけど!」
御坂「いや、だからなんでわかんのよ」
上条「なんのようだ、トール。お前、来る高校違うだろ」
トール「自分が通う高校間違えるなんて先週の上条ちゃんじゃねぇしありえないだろ」
浜面「お前……マジか」
御坂「そういえば、先週ものすごい遅刻したわね……」
上条「い、いやあれはちょっと道を間違えただけでだな……そんなことよりもトール!何しに来たんだ!」
トール「強引に話をすり替えてんじゃねぇよ、まったく……」
上条「幸せに生きるには必要なスキルだ」
トール「この召喚獣のシステムのバグ騒動。どうやらそちらの理事長さんが隠したいそうでな。俺が連絡係に派遣されたわけだ」
上条「隠す……?」
垣根「良くも悪くもこの召喚獣システムは注目されてる。悪いとこは見せたくないんだろ、あの引きこもりは」
上条「よ、よくわかんないけど……結局トールはなんで来たんだ?」
トール「ふっふっふ。よくぞ聞いてくれた」
トール「題して!!」
トール「学校対抗肝試し大会!!」
738: 2014/05/26(月) 21:27:55.17 ID:45kn9bhw0
~~Fクラス~~
上条「例の肝試しは一週間後だってな」
一方通行「あァ。あっちの学校が仕掛けを担当するらしい。当然、会場もあっちの学校だ」
浜面「初めて行くな、あっちの学校」
アリサ「外国人ばっかりなんでしょ?英語勉強しとかなきゃなぁ……」
上条「いや、アイツら日本語ペラペラだぞ」
御坂「やっぱり外国製のお化けなのかしら」
上条「ほとんど親日家だから逆に日本っぽくしてくんじゃないかな」
一方通行「なンでそンな知ってンだ、オマエ」
上条「え?メル友とかいっぱいいるし」
アリサ「おそるべしコミュ力……」
浜面「一方通行も見習えよ」
青髪「そうせんとアイドルにはなれへんで?」
一方通行「待て。その話どこまで進ンでる」
青髪「あとちょいでメジャーデビューや」
上条「落ち着け、一方通行!」
一方通行「離せ!コイツの頭を切り開いてやるンだ!!」
740: 2014/05/26(月) 21:31:40.43 ID:45kn9bhw0
~~当日 あっちの学校~~
わいわいがやがや
上条「流石に二つの学校分。第二学年だけっつっても多いな」
一方通行「今から外国人共は仕掛けに回るから半分は減るぞ」
一方通行「ところで上条。ルールは覚えてるか?」
上条「二人一組で行くんだっけ?で、服につけたマイクに入る絶叫が一定以上になると失格だったっけ」
一方通行「そォ。そして各クラスのゴール、それぞれチェックポイントがありそこでバトルをするわけだ。ちなみにチェックポイントを超えればそのクラスはもォ素通りしていいってことになってる」
浜面「なんか一生懸命あの引きこもりとルール決めてたもんな。一方通行」
一方通行「勝負事には負けたくないンだよ」
一方通行「……まァ、勉強の息抜きだ。男女ペアで行ってせいぜい楽しめ」
浜面「お、珍しく優しいな」
一方通行「こォいうのは男女で行くのが定石だろォが」
上条「ふ~ん。本音は?」
一方通行「番外個体に一緒に行かないと本物の女にすると言われた」
上条「大変だな」
741: 2014/05/26(月) 21:33:57.70 ID:45kn9bhw0
~~F教室~~
肝 試 し
開催!!
モブ女『な、なんか出てきそうじゃない?』
モブ男『そこの角とかな……』
ミイラ『うばぁー!!』
モブ『『ぎゃあああああああああああああああああああああああああああ!!』』
青髪「一組目アウトや」
垣根「なるほど。召喚獣の物に触れない性質を利用して不意打ち食らわせてんのか」
上条「ところでこのカメラとか音量判定の機械とかでっかいモニターとかどこで調達したんだ?」
浜面「あそこに書いてあるだろ。ホラ画面の隅っこ」
青髪TV
青髪「青髪商会プレゼンツや」
764: 2014/05/28(水) 20:49:03.21 ID:+0bkYH8c0
モブ『うわぁああああああ!!』
モブ『何よ、今の!』
上条「あ、あー……あんくらいで何騒いでんだ」
青髪「むぅ……どうせなら喘いでくれたら嬉しいいんやけど」
御坂「アンタ達、どうしてそんなに冷静なのよ!?」
アリサ「あ、ありえない……」
浜面「今更この程度。ホラーゲームで慣れてるし」
一方通行「俺らは自分らの体がホラーになるときがあるからな」
青髪「あぁ……間接増えたりしとるもんね」
浜面「どうすんだ?もう四組も脱落してるけど」
一方通行「とりあえず、ここのチェックポイントぐらいは見て起きてェな」
一方通行「半蔵、駒場。出番だ」
半蔵「あいよ」
駒場「……任された」
上条「なんでアイツらなんだ?」
一方通行「純粋に驚かないからと……」
765: 2014/05/28(水) 20:53:25.02 ID:+0bkYH8c0
半蔵「ん。来るぞ。……ったく、気配ぐらい消しといてくれよ。こっちには忍びの末裔がいるっていうのによぉ……全部ネタバレしちまう」
モブ獣『うっ、うぅらめしぃやぁあああ!!』
御坂・アリサ「「きゃああああああああああ!?」」
駒場「……」
モブ「ぎゃああ!?お化けぇぇぇええええええええええええええええ!」
駒場「……」
半蔵「脅かす側が駒場にビビって逃げてったな」
駒場「……流石に泣くぞ。この俺でも」
半蔵「ってか、少しは驚いてやれよ」
駒場「……今、結構驚いてたぞ?」
半蔵「嘘つけ!お前『……』しかセリフなかっただろうが!!」
駒場「……声がでかい。音に気をつけろ」
半蔵「……うぃす」
御坂「なっ、なんであの二人ズイズイ進んでいくのよ……」
アリサ「こっこっこわいぃぃぃ!!」
上条「半蔵は氏角でも気配がわかるし、駒場は悲鳴上げないし」
浜面「そして駒場の顔でカウンターするしな」
上条「もはや召喚獣なんていらず駒場一人でやってけそうだな」
766: 2014/05/28(水) 20:58:29.10 ID:+0bkYH8c0
~~チェックポイント~~
神裂「あ、あれ?一人で来たんですか?」
五和「か、神崎さん!あれ多分人間です!」
神裂「え、えぇ!?」
駒場「……試獣召喚」
半蔵「くくくっ!試獣召喚!」
神裂「なんかすいません!試獣召喚!」
五和「試獣召喚!」
神裂「はぁっ!」
―世界史― 2-A 神裂 397点 & 五和 121点
2-F 駒場 DEAD & 2-F 半蔵 DEAD
半蔵「はやぁ!」
駒場「……ディスられて終わった」
767: 2014/05/28(水) 21:04:03.96 ID:+0bkYH8c0
~~しばらくして~~
モブ女『やった。突破したねっ』
モブ男『あぁ、とりあえずな』
一方通行「……とりあえず突破したな」
浜面「超ぎりぎりだったけどな」
上条「駒場と半蔵が行く意味はあったのか?」
半蔵「あああったと思うぜっ!?」
上条「頼むから動揺を隠してくれ」
垣根「わりと順調だな。……それにしてもホント日本製の妖怪ばっかだな」
食蜂「う~ん。コスプレにしか見えないわねぇ」
垣根「とりあえず画面みよう、な?」
食蜂「わ、私はちょっと具合悪いだけですぅ!?」
垣根「……女子達は大丈夫なのか?これ」
768: 2014/05/28(水) 21:08:53.06 ID:+0bkYH8c0
~~E教室~~
モブ女『こ、こわいぃ……』
モブ男『大丈夫さ。俺が守ってやるから』
モブ女『モブ男くん……』キラキラ
モブ「「「チッ!」」」
御坂「ものすごい舌打ちだったわね……」
上条「舌打ちって……Fクラスのみんながそんな行儀の悪いことしねぇよ。あのインテリ共がしてんだろ」
土御門「うし、俺にいかせろ。青髪商会拷問担当の土御門にな」
半蔵「待て待て。ここは青髪商会裁判長の半蔵に任せろ」
駒場「……お前らはわかってない。ここは青髪商会実行係のこの俺に任せろ」
上条「Fクラスの売りは行動力。舌打ち程度で済まさない」
一方通行「ばァか。そンなことしてなンになる」
一方通行「やるンなら全員でだ」
769: 2014/05/28(水) 21:13:03.07 ID:+0bkYH8c0
浜面「けどまぁ、今ここでやりあう必要もないし肝試しに集中しようぜ」
上条「そうだな。やるからにゃ勝たなくちゃな」
モブ女『きゃああ!?』
モブ男『なっ、なんだ!?ヌメッとしたものが……』
一方通行「……なンだ今の?」
御坂「なななんなの!?」
ヒュ――――ン
上条「こんにゃくか!こんにゃくが飛び交ってるぞ!?」
浜面「ヨーヨーとかもあるな」
一方通行「目で捉える恐怖から肌で捉える恐怖に切り替えてきやがった……クソ」
浜面「これじゃ対策できないな……」
一方通行「とりあえず失っても損失は少ないFクラスを投入してみるか」
モブ「ちょっ……なんでこっち見るんだ!?」←27点
モブ「心外だぞ!」←12点
一方通行「さっさと行ってこい」
770: 2014/05/28(水) 21:18:07.27 ID:+0bkYH8c0
~~E学級~~
モブ「ったくよぉ……なんでこんなことしなくちゃ行けないんだ」
モブ「なぁ、モブ」
モブ「なんだ、モブ」
モブ「上条達が言うにはこんにゃくとかぷるんぷるんしたものが多いらしいじゃねぇか」
モブ「あぁ」
モブ「ってことは、それをおっOいと思えば……」
モブ「てっ、天才か!?」
モブ「ふっ……やはり俺は天才のようだ」
モブ「流石だぜぇ!モブゥ!」
モブ「しっ……来るぞ」
ヒュ――――ン
モブ・モブ「「ふぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」」
一方通行「……バカかアイツら。これ全校放送どころかあっちの学校の奴らも見てるンだぞ」
上条「知らねぇよ。天才の考えることなんてな」
一方通行「あァ。天才の考えることは恐ろしいな」
771: 2014/05/28(水) 21:23:53.00 ID:+0bkYH8c0
浜面「お。他のメンバーはうまく突破したみたいだぞ」
上条「よし。だいぶ順調だな」
モブ「なんか暗くなってきたな」
モブ「気をつけろ。何か来るぞ」
モブ「立ち止まってたって何も始まんない。行こうぜ」
――パッ
建宮「……」←メイド服
モブ・モブ「「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」」
上条「おえぇぇええええええええええええええええええええええええええええええええ!!」
浜面「目がッ!目が腐る!!」
一方通行「なンて汚ェもン見せやがるンだ!?限度ってもンがあンだろ!?」
御坂「な、なんて汚い……」
上条「こ、これどうやって突破するんだ?俺は絶対行きたくないぞ!」
一方通行「……ここで出すのはもったいないが……行けるか?」
青髪「任せてや」
レッサー「ふふふん♪任せちゃってくださいよ」
モブ「「「あっおがみ!あっおがみ!」」」
モブ「「「レッサー!レッサー!」」」
青髪「レッサーちゃん。準備ええか?」
レッサー「えぇ」
レッサー「彼に本物の地獄を見せてあげましょう」
787: 2014/05/31(土) 20:59:11.00 ID:0kfQfQkk0
アリサ「だ、大丈夫なのかなぁ……?」
御坂「ダメだったらアンタも女装して行くしかないわね……」
上条「アハハ。面白い冗談言うなぁ。それは一方通行のジョブだろ?」
御坂・アリサ「「……」」
上条「こっち向いて!!目ぇそらさないで!!」
レッサー「青髪さぁん?なんでこっち向いてくれないんです?」
青髪「心頭滅却!!……この仕事を勤めれば番外個体ちゃんから百合子ちゃんの寝起き画像がもらえるんや……ここで倒れるわけにはいかんのや!」
レッサー「ふ~ん……あ、暗くなってきましたよ」
青髪「もうそろそろやな」
ゴクリ……
青髪「来るで……!!」
(パッ!)←ライトが付く音
(ダンッ!)←でかい鏡を置く音
(オロロ……)←建宮が吐く音
建宮「な、なんてもんを見せる……吐いちまったじゃないか」
青髪「恥ずがしがる事ちゃうで?人間として当然の生理反応や」
レッサー「こっち向かないでください。目が腐ります」
建宮「通りで牛深や野母崎の顔が白かったわけよな……」
青髪「……」カシャカシャ
建宮「そっちは何を撮ってるのよな!?」
青髪「青髪商会、あっちの学校支部へのお土産や」
建宮「お、覚えてろよ!」
レッサー「こんなインパクトのあるもん数十年は忘れませんけど」
青髪「とりあえずネットには残るで?」
建宮「うわぁぁぁああああああああん!!」ダダダ
788: 2014/05/31(土) 21:05:42.57 ID:0kfQfQkk0
上条「おぉ、クワガタ型悪魔を退治したぞ」
フ口リス「あの娘……なんであれ見て大丈夫なのさ?」
一方通行「もォそろそろ次のチェックポイントだ」
浜面「次ってことは……保健体育か!?」
一方通行「こりゃァ、ショーみたいなもンだな」
レッサー「準備はいいですか?試獣召喚♪」
青髪「誰にもの言うとんねん。試獣召喚や」
野母崎「建宮の仇!!試獣召喚」
牛深「俺達にあんな汚いもん見せやがって!試獣召喚!」
青髪「それそっちのせいちゃう!?」
―保健体育― 2-D 野母崎 234点 & 2-D 牛深 212点
レッサー「むむ!?Dクラスにしては点数が高い」
野母崎「青髪商会支部のあるクラスだからなっ!」
青髪「そりゃ……」
青髪「会長としては負けるわけにはいかんなぁ?」
―保健体育― 2-C レッサー 407点 2-F 青髪 593点
牛深「ば、バケモノか……!?」
レッサー「チッチッチ。天才と呼んでくださいよ」
上条「レッサーの召喚獣は……のっぺらぼうか?」
浜面「素顔がない、か……それってもしかして」
上条「あぁ、何か隠してることがあるのかもしれないな。それか何かを押さえつけて生活しているのかもしれない」
浜面「……悔しいな。頼ってもらえないってこんなに悔しいんだな」
上条「……あぁ」
垣根「のっぺらぼうっていやぁ、尻目ってのがあってだな」
垣根「なんでも人に出会うと全裸になったとか」
浜面「なぁ、上条?俺達の良心ってなんなんだろうな?」
上条「良心って踏みにじられるものだよね」
789: 2014/05/31(土) 21:10:32.05 ID:0kfQfQkk0
青髪「一瞬で終わらせたるで」
ヒュンッ!!
牛深「……」
野母崎「な、何が起きたんだ?」
一方通行「今のよく見えなかったが……ヴァンパイアの方は一瞬でケダモノに変身し攻撃して元の姿に戻っていた……」
上条「なんて攻撃速度だ……!!」
一方通行「のっぺらぼうの方は、一瞬で服を脱いで攻撃して服を着ていた」
上条「服を脱ぐ必要があったのか」
一方通行「そして青髪は出血輸血出血を一瞬で行っていた」
上条「何故だ。血は減る一方だ……」
番外「あれ?一方通行、レッサーちゃんの裸見たの?」
一方通行「い、いやこれはふかこうりょぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
上条「何故俺の動体視力はレッサーの動きを捉えられなかったんだ……あれ?視界が急に暗く」
御坂「だーれだ」
上条「……御坂さん」
アリサ「だーれだ」
上条「……アリサさん」
御坂・アリサ「」ニコッ
上条「(´・ω・`)」
浜面(何が起きたのかわからんがとりあえず関わらんでおこう)
滝壺「みんなたいへんだね」
浜面「ホントアイツらばかだからさ……」
滝壺「そうじゃなくて」
滝壺「かえりちを洗うのがタイヘンソウダナッテ……」
浜面「滝壺さん!?なんか邪悪なオーラが!!」
790: 2014/05/31(土) 21:18:12.97 ID:0kfQfQkk0
一方通行「もォそろそろヤバイかもな」
上条「?」
一方通行「青髪商会があっちにもあるっていうことは会長の工口への抵抗力もバレてンだろ」
上条「あ、そっか。でもそれが何になるんだ」
浜面「まさか、鼻血の噴出音か?」
上条「!?」
一方通行「対抗策を貼られるかも知れねェなァ」
レッサー「ん~。面白いことが起きませんね」
青髪「心頭滅却、心頭滅却」
レッサー「む?誰かいますよ?」
オリアナ「ハロハロー。坊や達」
青髪「ぐぉっふ!!」
上条「な、なんて破壊力だ!!制服だというのにダイナマイトボディはダイナマイトしちゃってる!!」
浜面「青髪のダメージは常人なら自動車が衝突されたレベルだぞ!?」
一方通行「よく耐えてるぜ、青髪……」
垣根「頑張れッ!!青髪ぃ!!!」
青髪「そ、その程度で負けるほどボクは弱くはあらへんで」
オリアナ「そう……あ、とりあえずお姉さんもお化けだしちゃおっと、試獣召喚」
オリアナ獣『いえぇい』
青髪「サキュバスか……ッ!!」
浜面「た、耐えてる!!ビルが上から落ちてきたレベルを!!」
上条「アイツならまだ戦える!!」
海原「負けないでくださーい!!」
半蔵「会長ーっ!!」
青髪「みんなの声が……聞こえるで……」
青髪「ボクはここで!!……ここで負けるわけにはいかんのや!!」
791: 2014/05/31(土) 21:24:48.23 ID:0kfQfQkk0
オリアナ「……」
オリアナ「それなら本気を出そうかな?」
レッサー「ほ、本気ですって?」
オリアナ「お姉さん……最近マイクロビキニで登校してるの」
ピラッ!!
青髪「んぐぅ……ッッッ!」
上条「アイツならもう負けやしねぇ!!」
土御門「青髪はもう悟りの境地に達している……ッ」
浜面「戦いの中で進化する系の主人公AOGAMIが負けるわけない!!」
オリアナ「ここまでとは……あっぱれね」
青髪「ふ、ふふ……そこを通してもらうで」
オリアナ「えぇ……どうぞ。私にはアナタは倒せないわ。……それよりも、アナタの相方さんの方見てやって?」
青髪「ん?」
レッサー「スカートぴらーん」
ブッシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!
青髪「ふ、不覚……」
レッサー「青髪さんにトドメを指すのは私だけで充分なんですよ……」
807: 2014/06/03(火) 20:56:44.47 ID:xS7Z/n2n0
モブ「青髪が倒れたぞ!!」
モブ「俺達も助けに行かなきゃな!!」
一方通行「オイ、ま」
モブ「「「うぉぉぉおおおおお!!マイクロビキニぃぃぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!」」」
浜面「今のでほとんどが失格したな」
上条「叫び声はアウトだって……」
一方通行「ラスボスまでチェックポイントはあと二つ。あの痴女を突破できる戦力があればいいンだが……」
垣根「なるほど。俺しかいないなっ!」
上条「鼻血ふいとけ」
御坂「ほ、本格的にどうするのよ。男子じゃあれは突破できそうにないわよ?」
一方通行「じゃァ女子だけで行かせてみよォ」
絹旗・黒夜「「ぎゃあああああああああああああああああああああ!!」」
浜面「開始5秒で終わったな」
上条「最短記録を更新したな」
番外「一方通行はさっきこういった……」
番外「女子同士なら問題ないと……」
一方通行「オ、オイ。ちょっと待て。その作戦はあまりにも……ッ!!」
番外「必殺百合子ちゃん大作戦で行ってみよう!!」
一方通行「いやいやいや!?ここで行くのは俺のプライドが許さねェぞ!?」
番外「男らしくないにゃーん?」
一方通行「むぐゥ……」
番外「ほらほら。怖がらずにさっさと行っちゃいましょー」
一方通行「……腑に落ちねェ……」
808: 2014/06/03(火) 21:04:25.66 ID:xS7Z/n2n0
番外「いんやぁ~、面白いね。肝試しってのも」
一方通行「あ?ただの子供騙しだろォが」
番外「それがいいんじゃん」
番外「っていうか、とりあえず私の袖から手を離して言おうか」
一方通行「これは……あれだ。何かしらからオマエを守る……もンだ」
番外「ハイハイ。百合子たんに守られて私めは幸栄です」
一方通行「バカにしてるだろ?」
番外「バカにはしてないけど、バカだなぁって思ってる」
上条「……あれ?結構順調?」
土御門「二人共、特別点数が低いってこともないしなんとかなりそうだぜい」
一方通行「あ?なンだこりゃァ?血か?」
番外「うへぇ……ものすごい量。ヨダレが出てきそう」
一方通行「ちゃンと氏体もあンじゃねェか」
番外「こういうの見ると蹴りたくなるよね。なんていうか高包材のぷちぷち潰す感覚で」
一方通行「好きにしろ」
番外「スターダストキィィィィックゥゥゥゥ!!」ボゴォォォ!
青髪「ぐほぉぉ!?」
番外「きったね……血ついちゃった……」
青髪「ご、ご褒美……(ガクッ)」
809: 2014/06/03(火) 21:13:43.00 ID:xS7Z/n2n0
番外「もうそろそろあの痴女だ」
一方通行「なンかもォ全体的に希望がない」
オリアナ「あれ?二人共女の子かぁ……プライベートなら全然イけちゃうけど流石に学校だしやめとこうかしらね。さぁ、道は開けたわ」
一方通行「腑に落ちない……ッ!!」
番外(あれ?ってことはプライベートであったらレO3Pだったの?……こわっ!?)
一方通行「やっとチェックポイントか」
番外「ちゃっちゃと終わらせよっかね」
オッレルス「……あ、どうも……」
フィアンマ「何してるんだ、シャキっとしろ。シャキッと」
オッレルス「これ俺がくる必要あったの?意味なくない?我らFクラスだよ?」
フィアンマ「いいから行くぞ!試獣召喚!!」
一方通行「Fクラス?試獣召喚」
番外「アンタみたいなのじゃないの?試獣召喚っと」
オッレルス「試獣召喚」
810: 2014/06/03(火) 21:20:08.48 ID:xS7Z/n2n0
―数学― 2-F フィアンマ 429点 & オッレルス 467点
上条「はっ、はぁあああ!?Fクラス!?あれが!?」
浜面「どっちもAクラスレベル。しかも片方は学年トップレベルだ!!」
垣根「あっちゃー……多方、振り分け試験に出てこなかったとかそういうことだろ。御坂とか一方通行みたいな理由がねぇとあれはありえないぞ」
一方通行「垣根を倒す予行練習にでもさせてもらおォか」
一方通行「流石に去年半分学校来てなかったからこの程度の点数しか出せねェが……我慢すっか」
番外「数学は得意教科。しかも夏休みで補充した点数、思い知れ!!」
―数学― 2-B 番外個体 321点 & 2-F 一方通行 431点
上条「バニーさんと番外個体のは……小悪魔ってとこか?」
浜面「問題は相手の召喚獣だ」
浜面「めちゃくちゃ高い点数の奴らだ。相当すごい妖怪なはず……っ!!」
土御門「一体どんな召喚獣なんだ!?」
オッレルス獣『わん』
フィアンマ獣『わん』
全員「「「噛ませ犬かぁ……」」」
上条「え?それって妖怪なの?」
811: 2014/06/03(火) 21:25:18.25 ID:xS7Z/n2n0
一方通行「ヤル気ねェのか!?」
フィアンマ「俺様が何故犬なのかは知らんがいいハンデだ。葬ってやる!」
浜面「腕輪!?違う……首輪が光ってる!?」
一方通行「来るぞ」
番外「おk。金髪くんバリアー」
オッレルス「ちょっ。それはまずいって!?」
フィアンマ「『聖なる右』……発動!!」
オッレルス「ふぬぉ!?『北欧玉座』!!」
―数学― 2-F フィアンマ 399点 & 2-F オッレルス 421点
VS
2-B 番外個体 321点 2-F 一方通行 431点
オッレルス・フィアンマ「「……」」
番外(どこのFクラスもFクラスなんだなぁ……)
一方通行「こねェンなら行くぞ」
オッレルス「こっちは私が行こう。フィアンマはそっちの女の子を頼む」
フィアンマ「命令するな。俺様がやりたいようにやる」
番外「にひひ。あんまりわんちゃん蹴飛ばすのは趣味じゃないけど、仕方ないね」
番外獣『とっらぁ!!』
フィアンマ獣『ぐほっ!?』
フィアンマ「身体能力が違いすぎる……」
番外「とらとらとらとらとらぁ!!」
812: 2014/06/03(火) 21:35:04.05 ID:xS7Z/n2n0
一方通行「……」
オッレルス「……」
一方通行・オッレルス「「腕輪、発動」」
ゴッシャァァァアアアアアアアアアアアアアアア!!!
一方通行獣『ぐふっ……!?』
オッレルス『ぐはぁっ!?』
一方通行(反射を……すり抜けやがった!?)
オッレルス(なんだ?空気を叩き込まれたのか?……クソ、せめてもうちょっと犬のサイズがあれば……)
―数学― 2-F フィアンマ 212点点 & 2-F オッレルス 347点
VS
2-B 番外個体 309点 2-F 一方通行 314点
一方通行「行けるか……!?」
番外「こっちは大丈夫っぽい」
フィアンマ「オイ!俺様の首輪から手を離せ!」
一方通行「その手はあったか」
一方通行獣『』ヒョイ
オッレルス「あ」
フィアンマ「……」
オッレルス「……」
番外「降参でいい?」
フィアンマ「し、仕方ないな」
オッレルス「こればっかりはどうもな」
シルビア「はぁい。二人共、お疲れ様」
オッレルス「この距離なら逃げきれる……!!」ダダダ
フィアンマ「肝試しで本物のスリルを楽しめるか……!!」ダダダ
シルビア「何負けてんだお前らぁぁぁあああああああああああああああああ!!」
813: 2014/06/03(火) 21:36:17.23 ID:xS7Z/n2n0
~~C教室~~
一方通行「なーンか面白くねェなァ」
番外「じゃあ怖い話をしてあげよう」
一方通行「別にいい」
番外「昔々……」
一方通行「いや、だからいいって」
番外「私が昨日一方通行宅にいった時の話……」
一方通行「昔じゃねェじゃねェか」
番外「一方通行が寝てたから写メを撮り、何を思ったか数多部屋へと侵入したのだ……」
一方通行「今アウト二つだからな。あと一個でチェンジだぞ」
番外「怖いなぁ……怖いなぁ……そう思いながらベッドの下へと手を伸ばした……」
番外「するとそこには……」
番外「『百合子写真集~2012~』があったんだ……」
一方通行「怖くねェよ!嫌悪感がするだけ!ゴキブリを見るのと同じ感覚!」
番外「そしてその品がこれだ……」
一方通行「本当の話だったのかよ!?怖い!オマエの行動力が怖い!!」
番外「え?一番怖いのはそこじゃなくてさ」
番外「青髪商会が2012年からあって、既に百合子写真集があるってことだよ」
814: 2014/06/03(火) 21:37:27.30 ID:xS7Z/n2n0
一方通行「……」
番外「顔あげなって。ホラ、あそこに可愛いゾンビがいるよ?」
一方通行「もォ、誰も信じない……」
アンジェレネ「と、とまりなさーい!!」
番外「あ?なんだこのチビ」
アニューゼ「チビとは何ですかチビとは!!せめて少し発育の遅れた娘と呼びなさい!!」
番外「で?胸の発育が遅れた娘がなんのよう?」
アニューゼ「全体的にバカにされてる!」
ルチア「あの……?私は作戦を聞いてないのですが?」
アニューゼ「私もです」
アンジェレネ「ちゅーもーく」
一方通行「なンだ?」
アンジェレネ「ルチアのスカートぴらーん!!!!」
番外「見るな」ブス
一方通行「ぐほォ!?チョキは目に突き刺すもンじゃねェだろ!?」
ルチア「な、何をするのですか!?」
アンジェレネ「もう一押し……アニューゼぴらーん!!!!!!」
番外「目を閉じろ」ブスブスブスブスブスブスブス
一方通行「ぎゃああああああああああああああああああああああああ!!目がッ!目がぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
番外「……やべ」
上条「今ので……失格だな……」
――帰ってきた一方通行の目はいつもよりも赤かった。
828: 2014/06/04(水) 20:57:50.57 ID:5WUoa3tL0
一方通行「目がァ……」
鞠亜「い、一応目薬くらいは置いとくぞ」コト
一方通行「ン……」
番外「つい手が出ちゃって。てへ」
一方通行「可愛くやれば許されると思ってンじゃねェぞ!!」
番外「おぉ?可愛いって思ったんだ?」
一方通行「黙れ」
浜面「クソ……続々と失格者が増えてきてんな。流石にまずいんじゃないか?」
一方通行「まだ、うちにはAクラス軍団もいンだろォが」
垣根「ま、一応俺は最後に投下する予定だけどな」
上条「冷蔵庫が何できんだよ」
垣根「あ?キンキンに冷やしてやんぞコラ」
上条「あ?厄災振りまくぞコラ」
垣根「……」
上条「……」
半蔵「とりあえず涙ふけよ。二人共」
829: 2014/06/04(水) 21:03:11.02 ID:5WUoa3tL0
浜面「次のメンバーはどうするんだ?もうそろそろ点数が高い奴らを投入するべきだと思うんだけど」
一方通行「削板結標ペア、行けるか?」
削板「おう、任せとけ!!」
結標「はぁ……憂鬱だわ」
一方通行「それとモブモブペア。あと、上条も行けるなら行ってこい」
上条「あ、そういえばペア決まってないんだけど」
一方通行「御坂といけ。これは命令だ」
御坂「え、えぇ!?」
アリサ「なななんで!?」
一方通行「質問は受つけねェ。さっさと行ってこい」
上条「……よくわかんないけど、行こうぜ。御坂」
御坂「よよよし。私に任せなさいぃぃぃいいい!!」
上条「落ち着けよ」
黒子「……利害が一致しましたわね」
海原「一旦『御坂さんペア争奪戦』は休戦にして、あちらに目を向けましょうか」
黒子「えぇ。血祭りにあげましょう」
831: 2014/06/04(水) 21:12:10.28 ID:5WUoa3tL0
~~C教室~~
御坂「……」
上条「そんな怖がらなくても……」
御坂「だって……こういうのあんまりやったことないし……」
上条「そうなの?じゃあ来年もやんなきゃな」
御坂「え?」
上条「面白いことは毎年やんないと勿体ないだろ?」
御坂「そ、それはそうだけどさ」
雪女『……うふふ』
御坂「っ」
上条「ホラ、よく見てごらん。胸が大きい」
御坂「お、おぉ。恐怖から殺意に変わったわ」
832: 2014/06/04(水) 21:16:24.29 ID:5WUoa3tL0
上条「そういえば削板達ってどこいったんだ?」
御坂「はぐれちゃったわね」
御坂「二人の召喚獣見たかったのになぁ」
上条「削板はどうせ松岡修造あたりだろ」
御坂「……妖怪?ただの偉人よ、それ」
上条「結標のは垣根が油取りって言ってたな」
御坂「油取り?」
上条「なんでも子供をかっさらってく対抗策もないバケモノだとか」
御坂「あぁ……」
コロ……ス……ロシマ……
御坂「え?」
ルイジ……ス……
御坂「な、何か聞こえない?」
上条「こういうのは気の持ちようだって。冷静に進んでいけば――」
(シュタタタン)←コンパス
上条「逃げよう。このコンパスには殺意が宿ってるきがする」
御坂「ひぃ!?本物の怪奇現象!?」
上条「とにかく逃げるぞ!!」
833: 2014/06/04(水) 21:16:58.65 ID:5WUoa3tL0
黒子「類人猿がぁ……コロシマス」
海原「白井さん?こっちの世界に戻ってきてくださーい」
黒子「ケタケタ……」
海原「この中に魔術師はいらっしゃいませんか!!バケモノがいます!!」
834: 2014/06/04(水) 21:23:20.94 ID:5WUoa3tL0
上条「逃げきれるか……ッ!?」
御坂「ちょっとヤバイんじゃない!?なんか黒いオーラを感じるんだけど!!」
上条「お。ちょうどいい隙間があるな……御坂、召喚獣出せるか?」
御坂「いけるけど……試獣召喚」
御坂獣『塗り壁ェ……』
上条(やんごとなき壁だ)
御坂「う~ん☆なんだか拳を使いたい気分♪」
上条「とりあえずこのか……美しい直線の後ろに隠れよう」
御坂「ふんっ!!」
上条「ぐふっ」
上条「(せ、せまいな……)」
御坂「(仕方ないでしょ。それよりも悪霊から隠れなくちゃ)」
上条「……」ゴクリ
御坂「……」ドキドキ
御坂(あれ?これって体が密着してて、コイツの手は私の胸に……)
御坂「……」
835: 2014/06/04(水) 21:25:43.13 ID:5WUoa3tL0
ケラケラケラケラ……
上条「(来たぞ。息を潜めろ)」
御坂「……」
上条「(御坂!?……気絶してる?)」
上条「行ったか。あぶねぇ……御坂の召喚獣がギリギリ生きてたおかげで助かったぜ」
上条「……」
上条「とりあえず御坂連れて教室に戻るか」
上条「よいしょっと。思ったより軽いな」
削板「お、おい。結標!?どこ行くんだ!!」
結標「削板、アンタは先行ってて。私にはやるべきことがある」ダダダ
香焼「捕まってたまるかぁぁぁぁああああああああああああああああああああああ!!!!」ダダダ
建宮「香焼!こっちだ!!」
香焼「変態が二人ぃぃぃいいいいいいいいいいいいいいいいいい!?」
上条「……」
上条「……教室に帰ろ」
859: 2014/06/07(土) 21:04:55.30 ID:wu1ru0cU0
上条「ただいまっと」
浜面「ようお帰り。災難だったな」
上条「全くだぜ。とりあえず御坂はカエル先生んとこに預けてきたよ」
浜面「出張保健室とは流石だな、あの人」
ざわざわ……
上条「どうしたんだ、みんな?」
土御門「どうやら変態ストーカーコンビがチェックポイントに到達したようだぜい」
上条「変態ストーカーコンビ?」
浜面「あぁ、お前らを追ってた妖怪を超える妖怪だ」
上条「なんだよ、それ。そんなもんがいるわけないだろ」
浜面「……」
上条「ねぇ、なんで目そらすの?」
一方通行「とりあえず、アイツらには暴れてもらおォ」
860: 2014/06/07(土) 21:09:37.19 ID:wu1ru0cU0
黒子「ふひひ……さぁ!!オネエサマをワタシマスノォ!!」
マリアン「あ?もう召喚獣出してんの?気合入ってるねぇ」
ミョルニル「ゴトゴト(そういえばペアは?)」
海原「一応ペアなのですが」
マリアン「わけのわからないことを言うんじゃあない!!こちとらベルシに会えなくてイラついてんだよぉ!試獣召喚!!」
ミョルニル「ゴトゴト(避けられてるんじゃあ……?試獣召喚)」
黒子「試獣召喚」
海原「とりあえず試獣召喚で」
―化学― 2-A マリアン 297点 & 2-A ミョルニル 230点
VS
2-B 黒子の残骸 275点 & 2-B 海原 286点
海原「ふむ。なかなかの点数ですね」
マリアン「ちょっと待てコラ。召喚獣三体もいんじゃん。おかしいだろ」
海原「いやだから一応これも人間なのですが」
マリアン「まっさかぁ!そんなわけ無いだろー」
黒子「うばぁ……」
マリアン「……」
黒子「キシシシ……」
マリアン「……ミョルニルそっちの妖怪は頼んだ」
ミョルニル「ごとごと!(親友だからって譲れないものがある!!)」
マリアン「なんだと!?やるのかこの野郎!」
ミョルニル「ゴットン(望むところ)」
マリアン「そりゃーっ!」
ミョルニル「ゴトトン!!(どりゃーっ!!)」
861: 2014/06/07(土) 21:17:19.40 ID:wu1ru0cU0
―化学― 2-A マリアン DEAD & 2-A ミョルニル DEAD
VS
2-B 黒子の残骸 275点 & 2-B 海原 286点
マリアン「……」
ミョルニル「……」
海原「え、えぇと……ツンツン頭みませんでした?」
マリアン「ツンツン頭?」
ミョルニル「ごとごと(上条さんじゃない?)」
海原「あ、はい。その人です」
マリアン「なんで知ってんの?」
ミョルニル(青髪商会会員とは言えない)
ミョルニル「ごとごと(ベ、ベルシのお気に入りの知り合いだってさ)」
マリアン「きぃーっ!あの女!!」
黒子「はぁ……はぁ……」
海原「……白井さん?」
黒子「…ネ…サマ」
海原「まずい。御坂さん中毒が限界に達してしまった!!」
マリアン「え?え?」
黒子「おねぇぇぇさまぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
862: 2014/06/07(土) 21:27:00.88 ID:wu1ru0cU0
キィィィイイイイイン……
一方通行「……音割れしやがった」
垣根「失格だな」
半蔵「でも、チェックポイントは通過したことになんだろ?あと、二つだけじゃん。らくしょーだぜ」
一方通行「いいや、こっからだ」
半蔵「?」
一方通行「まだ、あっちには召喚獣大会にでた二人。そしてAクラス代表が出てねェ」
半蔵「そ、そうだった……」
垣根「……くっくっく。どうやら俺の出番のようだな」
麦野「黙れ、腐れ冷蔵庫」
垣根「そんなことない!俺の冷蔵庫が腐ることなんてない!なぜなら高性能だから!!」
麦野「とりあえず、私とフレンダで行ってくるわ」
フレンダ「いぇーい」
浜面「お前らなら悲鳴なんて上げないから大丈夫だな」
絹旗「超気をつけてください。あそこには魔物がいます」
浜面「絹旗さーん。毛布かぶってないで出ておいでー」
麦野「魔物って……」
フレンダ「どんな魔物が出ても麦野がボッコボコのバッキバキのビッリビリのグッチョグチョにするってわけよ」
浜面(南無。お化け役の皆さん)
863: 2014/06/07(土) 21:36:51.56 ID:wu1ru0cU0
~~B教室~~
狼男役モブ「あだだだだだだ!!」
狼男獣『ごふっ』
麦野「手応えねぇなぁ」
フレンダ「召喚獣勝負でもないのにお化け役を召喚獣で倒す麦野かっくいー!!」
上条「なんだ、アイツ。ずかずか行くな、おい」
浜面「ターミネーターか、アイツは」
……フ……
フレンダ「ん?何か聞こえない?」
麦野「……?」
クランス「あ、どうも」
麦野「どうも」
フレンダ「うぃっす」
クランス「えぇっとなんか行ってこいって言われてですね……」
フレンダ「結局、むちゃぶりする奴はどこにでもいるってわけよ」
クランス「そうなんですよね。……それじゃ一応怖い話でも」
麦野「どうぞ」
クランス「……昨日の夜、私はお風呂に入っていたんです」
クランス「まぁ、とりあえず服脱いでそれをたたんだわけですよ」
クランス「そしてそれを洗濯機にぶち込んで湯船に浸かったんです」
フレンダ「あー……せっかくたたんだのにぶち込んじゃっわけ?」
クランス「そしたら外から笑い声が聞こえたんです……」
クランス「『ふひっ』って……」
クランス「怖いなぁー怖いなぁーって思って直ぐに上がったんですよ」
麦野「一瞬稲川淳二出たな」
クランス「下着とパジャマを着て、ふと洗濯機の中を覗き込んだんです。そしたら……」
フレンダ「……」ゴクリ
クランス「……下着がなくなってたんです」
フレンダ「変態の犯行ってわけよ」
クランス「そして朝の通学路で卒業したはずのワシリーサがそれを持ってスキップしてたんです……」
麦野「それお前が怖かった体験じゃない」
クランス「それはもう……鶏が何匹いても足りないぐらい鳥肌が立ちましたよ……」gkbr
864: 2014/06/07(土) 21:37:20.03 ID:wu1ru0cU0
香焼「ふおおお!!捕まってたまるか!!」
結標「まちなさーい!」
香焼「お、クランスくん。この変態いらない?」
クランス「ひぃ!?あれと同じ目をしてるぅ!?」
結標「む。獲物が一匹増えたわね」
クランス「こっちにも来たぁぁぁああああ!!」
香焼「一人だけ逃げるなよぉぉぉおお!!」
麦野「……」
フレンダ「結局……なんだったわけ?」
麦野「さぁ?変態の思考回路はわかんないわね」
865: 2014/06/07(土) 21:41:15.21 ID:wu1ru0cU0
~~チェックポイント~~
インデックス「とうとう来たんだよ」
バードウェイ「さっさと叩き潰すぞ」
フレンダ「はぁ―――――ぁ……」
バードウェイ「なんだそのため息は」
フレンダ「どっちもつるぺたで可愛そうだなぁて……」
インデックス・バードウェイ「「……チッ」」
バードウェイ「そんなこといったらそっちだっておばさんだろ?」
麦野「チッ。んだぁ、コスプレメイド野郎!!」
バードウェイ「やめろ。それを思い出させるな」
インデックス「つべこべ言わずにバトルでかたりあおうよ」
フレンダ「……何故に少年マンガ風?」
四人「「「「試獣召喚!!!!」」」」
879: 2014/06/08(日) 20:57:01.67 ID:Tl7OBse/0
―現国― 2-A バードウェイ 437点 & 2-A インデックス 433点
VS
2-A 麦野 440点 & 2-B フレンダ 198点
垣根「相手は白澤とベルゼブブってとこか」
上条「目がいっぱいある猫だな、白澤って」
浜面「ベルゼブブは悪魔って感じだな」
一方通行「対するこっちの召喚獣だが……」
アリサ「う~ん……フレンダちゃんのはフランス人形ってのはわかるんだけど麦野ちゃんのがなぁ……」
滝壺「ちがいがわからない」
半蔵「ターミネーター……かな?」
全員「「「あぁ、納得」」」
フレンダ「とりゃあ!!」
インデックス獣『ふぐぅ!?』
フレンダ「結局、点数が高くても運動神経が悪けりゃそれはただの雑魚ってわけよ!!」
インデックス「むむぅ……」
880: 2014/06/08(日) 21:08:00.21 ID:Tl7OBse/0
ドグシャァァァアアア!!!
麦野「チッ。ちょこまか逃げやがって」
バードウェイ「氏角はないからな。充分に戦える」
麦野(正直、フレンダがあの銀髪に勝てるとは思えない。だからといって助太刀できるほど余裕があるわけじゃない……)
バードウェイ「どうした、よそ見するなんて頃してくれと言ってるようなもんだぞ?」
麦野「やべっ」
バードウェイ獣『にゃにゃにゃ!!』
麦野獣『グハァ!?』
―現国― 2-A バードウェイ 437点 & 2-A インデックス 411点
VS
2-A 麦野 402点 & 2-B フレンダ 198点
麦野(やるならアイツらの戦法をパクるしかねぇか……)
バードウェイ「インデックス、私の召喚獣から離れろ」
インデックス「なんで?」
バードウェイ「まとめて葬られる可能性がある。アイツらにはこれで負けたからな」
麦野「チッ。対策済みかよ!!」
麦野獣『とらぁ!!』
バードウェイ『にゃ』ヒョイ
フレンダ「爆弾投下ぁ!」
インデックス「逃げきれない……!」
BOM!
881: 2014/06/08(日) 21:12:21.15 ID:Tl7OBse/0
麦野「!!」
麦野(これしかないか!)
麦野「フレンダ!そこらじゅうに爆弾振りまけぇ!!」
フレンダ「え?最大10個までしか出せないってわけよ」
麦野「いいから早くしろ!!」
フレンダ「は、はいぃ!!」
フレンダ獣『ほっ』ヒュン×10
バードウェイ「なんだ?自棄か」
麦野「ハハッ!!特攻上等!!フルパワで行くぞ『原子崩し』!!!」
バードウェイ「!?」
垣根「爆発で怯んだところを打ち抜いた!?」
上条「やったか!?」
バードウェイ「チッ……わざわざ腕輪を使わせるとはな……」
インデックス「ちょっとまずいかも」
―現国― 2-A バードウェイ 421点 & 2-A インデックス 402点
VS
2-A 麦野 DEAD & 2-B フレンダ DEAD
麦野「カ、カウンター……?」
フレンダ「あっちゃー……結局『原子崩し』より強いみたいね」
882: 2014/06/08(日) 21:15:43.29 ID:Tl7OBse/0
上条「あらら。負けちゃったな」
浜面「麦野が負ける相手に勝てる奴なんているのか?」
垣根「くっくっく……とうとう俺の出番のようだなぁ!!」
一方通行「うン、行ってこい」
垣根「え、ちょ、なんかドライ」
一方通行「出番だ、行ってこい」
垣根「う、うん……」
食蜂「え、いや行きたくないわよぉ?」
アリサ「大丈夫大丈夫。なんの心配もないよ!」
食蜂「唇真っ青にしてビビってるアンタに言われたくないわよ!」
青髪「う、うぅ……」
半蔵「どうした、青髪!まだ、寝てなきゃダメだろ!」
青髪「食蜂ちゃんに、これを……」
垣根「こ、これは……!!」
垣根「食蜂!これがあれば大丈夫だ!」
食蜂「ホント!?」パァァ
883: 2014/06/08(日) 21:16:42.59 ID:Tl7OBse/0
~~B教室~~
食蜂「ふがふが」
垣根「食蜂、日本語しゃべろよ」
食蜂「ふがぁ!」
垣根「あ、口のとれって?(ヒョイ)はい」
食蜂「プハァ!」
食蜂「ちょっとぉ!?なんのこれ!ギャグボールに目隠しに耳栓ってなんのプレイよぉ!!」
垣根「それで悲鳴上げることなくなるだろうし」
食蜂「悲鳴だけならギャグボールだけでいいでしょう!?」
垣根「何?そんなにギャグボールつけたいの?」
食蜂「違ぁぁぁう!!そういうことじゃない!」
人体模型『おいっす』
食蜂「~~っ!!」ダダダ
垣根「お、おい!どこ行くんだよ!!」
垣根「……まったく、アイツギャグボール付けたまんま行きやがった」
削板「あれ?垣根じゃないか」
垣根「よぉ、削板。相方は?」
削板「それが犯罪者になってしまったみたいで」
垣根「あぁ……完璧に想像できちまうわ」
削板「とりあえず俺達だけでも行くか?」
垣根「そうだな」
884: 2014/06/08(日) 21:17:24.40 ID:Tl7OBse/0
バードウェイ「珍しい組み合わせだな」
インデックス「ホストと根性さんだね」
垣根「チッチッチ……俺をただのホストもどきと思ったらいけないぜ」
垣根「俺は「「「試獣召喚」」」」オイィ!!試獣召喚だチクショウ!!」
―現国― 2-A バードウェイ 421点 & 2-A インデックス 402点
VS
2-A 垣根 467点 & 2-E 削板 97点
垣根「……削板!」
削板「おう!」
垣根「お前、勝てると思うか!」
削板「五分五分だな!」
垣根「どう計算してもその結果にはなんねぇよ!」
削板「大丈夫だ、根性で乗り切る」
インデックス「おぉ……日本男児なんだよ」
バードウェイ「違うぞ。こういう奴はバカって言うんだ」
インデックス「へぇ」
垣根「削板、なんか言い返せ!」
削板「綺麗な銀髪ですね!」
垣根「そうじゃない!!」
バードウェイ「……お前ら、その召喚獣ってふざけてんのか」
垣根「ふざけてないよ。うん」
削板「俺のは妖怪でもないけどな!!」
インデックス「テニスラケット装備と冷蔵庫かぁ……」
垣根「冷蔵庫なめんなよコラァ!!」
削板「うおぉぉ!根性ぉぉおお!!」
885: 2014/06/08(日) 21:22:35.81 ID:Tl7OBse/0
上条「なぁ、一方通行。ここ突破したとして次どうすんの?」
一方通行「浜面滝壺コンビとお前と適当なの組ませる。残りはそンぐらいしかいないしな」
一方通行「とにかく、このコンビで突破する。それが最低条件だ」
バードウェイ「ふん!」
垣根獣『ごとごと』ヒョイ
垣根「あっぶねぇ。女のパンチじゃないだろ今の」
バードウェイ「チッ」
インデックス「っとっとっと」
削板「大丈夫か?」
インデックス「う、うん」
バードウェイ「……なんだ?お前ら攻撃しないのか?」
垣根「俺は男は殴り、女は愛でて、百合子は虐めるタイプなんだよ。男して当然だぜ」
削板「女子を殴るなんてそんな根性なしではないんでな!!」
垣根「やっべぇ。俺のファンが増えたかもしれないな……」
バードウェイ・インデックス((バカの匂いがする))
900: 2014/06/09(月) 21:01:17.97 ID:z+cTGBRL0
バードウェイ「って言っても少し点数を使ってしまったからな。……腕輪を使うのは気が引けるが」
インデックス「仕方ないよっ」
削板「来るぞ……」
垣根「よぉし、削板。ここは任せた!!」
削板「えぇ!?って何翼で逃げてんだお前!」
垣根「削板……俺の頼みが聞けないほどお前って根性なしだったのか?」
削板「ここは任せろ」
インデックス「『自動書記』発動。『竜王の息吹』発動まで12秒!!」
バードウェイ「はぁ……ッ!」
バードウェイ獣『ふにゅぅ……ハッ』
ベキベキベキベキ……ッ
垣根(いっ!?なんだあの魔法陣!彼女ら魔法少女か何かか!?)
バードウェイ「激流に飲まれろ!!」
バードウェイ獣『にゃっ』グォォ
削板「ふぬぉぉおおお!!」
削板獣『とらぁ!!』ヒョイ
削板「あ、あぶねぇ……」
バードウェイ「追撃。燃え尽きろ!!」
削板「クソ、飛べ!!」
削板獣『もっと熱くなれよ!』
削板「いいから飛べよバカ!」
901: 2014/06/09(月) 21:06:57.23 ID:z+cTGBRL0
ジュウゥゥ……
―現国― 2-A バードウェイ 397点 & 2-A インデックス 402点
VS
2-A 垣根 467点 & 2-E 削板 63点
削板「かすっただけでだいぶ持ってかれた……」
バードウェイ「む。400切ったか」
バードウェイ「が、ここで終わるとでも思っているのか?」
削板「銀髪の嬢ちゃんか……ッ!?」
インデックス「かくごはいいかなっ!?」
インデックス獣『ぐぉぉおおお!!』
削板「これは流石に逃げきれないか!?」
ゴ―――ッッッ!!!
902: 2014/06/09(月) 21:16:18.69 ID:z+cTGBRL0
土御門「ど、どうなったんだにゃ!?」
滝壺「れーざーみたいなのが直撃した……」
上条「万事、休すか……?」
一方通行「おォ、よくそンな言葉知ってたな」
上条「こんぐらい小学生レベルでも知って……まさか俺のこと小学生より下と思ってたの!?」
一方通行「……」
上条「目をそらすな!」
一方通行「とにかく、だ。まだ、終わったわけじゃない」
浜面「?」
一方通行「そォら、砂煙が晴れてくるぜ」
バードウェイ「……チッ。しぶといな、流石に」
垣根「Aクラス代表を舐めたらいけねぇよ」ニィ
削板「か、垣根っ!?」
バードウェイ「上空からのクロスカウンターで狙いを逸したか。インデックス、ダメージは?」
インデックス「ちょっといいダメージ入ったかな……」
903: 2014/06/09(月) 21:21:23.06 ID:z+cTGBRL0
―現国― 2-A バードウェイ 397点 & 2-A インデックス 367点
VS
2-A 垣根 447点 & 2-E 削板 63点
インデックス「っていうかアナタさっき女の子には手はださないっていってたじゃん!!」
垣根「手は出してないでーす。翼は出したけど」
インデックス「ぐぬぬ……」
垣根「売られた喧嘩は定価よりもお高く買うのも俺の流儀なんでね。……本気で行かせてもらうぜ」
垣根獣『ごとごと』
削板獣『おっと』
ひゅ――――ん……
バードウェイ「また、飛びやがった……」
インデックス「あれ?あのテニスプレーヤーは?」
バードウェイ「あの中だ……」
インデックス「え?」
バードウェイ「あの冷蔵庫の中だ!!このままじゃ隕石みたいに落ちてくるぞ!?」
インデックス「むかいうつしかないよ」
バードウェイ「バカ野郎!あの重量とスピードで落ちてこられたら……」
垣根「カウントダウンはいらねぇか?」
バードウェイ「っ」
垣根「いっけぇ!!不法投棄クラァァァァッシュ!!」
――ッッッ!
―現国― 2-A バードウェイ 21点 & 2-A インデックス DEAD
VS
2-A 垣根 387点 & 2-E 削板 63点
垣根「こりゃあ諸刃の剣だな。気をつけよう」
削板「あとは任せろ」
垣根「ん」
バードウェイ「……」
モブ「すげぇ!B教室まで突破したぞ!」
半蔵「こりゃあ行けるかもしれないな!」
一方通行「……」
上条「浮かない顔だな」
一方通行「結標と食蜂はどこ行きやがった」
上条「あ、あぁ……」
904: 2014/06/09(月) 21:23:08.24 ID:z+cTGBRL0
~~A教室~~
垣根「ん~。流石にここまで来ると仕掛けも一変してんな」
削板「こんな奴で驚くとは根性が足りん奴だけだ」
一方通行「よし、そろそろお前ら行ってこい」
滝壺「れっつごー」
浜面「肝試しだというのにまったく躊躇いのない娘……」
アリサ「ととと当麻くん。がんばりょうにっ!!」
上条「落ち着け落ち着け」
浜面「あれが模範解答だぞ、滝壺」
滝壺「むー。(ぐちゅ)」
浜面「たたた滝壺さん!?指が、指がぁ!」
滝壺「ないす、もはんかいとう」
浜面「クソ……肝試しよりもこっちの方で叫び声を上げそうだ」
アリサ「あれが模範解答なの?」
上条「いいぞ!?しなくていいぞ!?」
土御門「これがいわゆる振りってやつだにゃー」
アリサ「よしっ(ポキッ)」
上条「ぴゃああああああああああああああ!!!」
915: 2014/06/11(水) 20:51:56.58 ID:/308rdEb0
~~A教室~~
上条「……」
アリサ「ちょ、なんでそんなズカズカ行っちゃうの?」
上条「なんでって……早くゴールしたいし」
アリサ「こここんな暗いのに!?こんなに怖いのに!?そういう考えが先に出ちゃうの!?」
上条「何?今日、テンション高いみたいだけど」
アリサ「明日心筋が筋肉痛になるぐらいにはビクビクしてるよっ」
上条「だーいじょうぶだって。何かあったら俺がいるんだしさ」
アリサ「……うん!そうだね」
浜面「……」
滝壺「……」
浜面「……なぁ、滝壺」
滝壺「……どうしたの、はまづら」
浜面「せっかく女の子なんだし、少しは怖がってあげな?さっきからお化け役の人達がめそめそしながら帰っていってるのよ?」
滝壺「わたしはうそをつけないから」
浜面「うん、そこはすごい。そこはね?臨機応変に行こうよ」
滝壺「あれ?はまづらってりんきおうへんだなんて言葉しってたんだ」
浜面「アハハ。流石、滝壺。アドバイスはすぐに受け入れるなぁ」
滝壺「わたしはうそをつけないから」
浜面「アハハ。滝壺は嘘がうまいなぁ」
滝壺「わたしはうそをつけないから」
浜面「なんでそこ頑ななの!?」
916: 2014/06/11(水) 20:58:24.86 ID:/308rdEb0
半蔵「お、おい……嘘だろ……?」
垣根「なんだ……お前ら……」
垣根「いくらなんでも強すぎるだろう!?」
―世界史― 2-A 垣根 DEAD & 2-E 削板 DEAD
VS
2-A オティヌス 467点 & 2-B トール 432点
トール「あれれ?思ったより点数削られたな。流石はAクラス代表っていったとこか」
オティヌス「ま、雑魚には変わらんがな」
垣根「……」
オティヌス(コイツ……途中に妙な行動をとったが……まぁいいか)
垣根「負けっつぅなら俺達は下がるしかねぇか」
削板「あぁ。ここにいるだけ惨めだ」
垣根「せいぜい後少しの消化試合頑張れや」ノシ
トール「なぁ、アンタ。一つ聞きたい事がある」
垣根「あん?」
トール「アンタのとこの学校で一番強いのは誰だ?」
垣根「言葉が足りてないぜ。喧嘩、根性、運ゲー、盗撮。うちの学校にはいろんなスペシャリストがいるよ」
トール「とぼけんなよ」ニヤ
トール「アンタの学校で試験召喚獣対決で一番強いのは誰かって聞いてんだ」
垣根「……」
削板「……?」
垣根「俺、かな」
トール「……」
垣根「ただ」
垣根「少なくとも、今だけはな」
トール「ふふっ」
トール「それで何よりだ」
削板「少なくともって……どういう意味だ?」
垣根「点数の差なんてすぐひっくり返る。そうだろ?」
一方通行(あの野郎……俺に宣戦布告でもしてンのか)
917: 2014/06/11(水) 21:01:39.18 ID:/308rdEb0
上条「……なんかぐるぐるおんなじとこ回ってないか?」
アリサ「……だよね。怪奇現象とかじゃなきゃいいけど」
ゴソゴソ……
上条(壁が……移動した?)
パッ!!
上条(電気が……消えた……?)
上条「アリサ。聞こえたら返事しろ」
上条(大声で呼べば失格になっちまう……クソ)
ザザ……
上条「!」
上条「アリサ、無事――」
パッ!!
上条「おぇぇぇ……」
浜面「人の顔みて吐くのは流石にどうかと思うの」
上条「俺の今の気分は最悪だ。花を探してたらゴキブリが見つかった気分なんだぞ……」
浜面「俺だって人魚探してたらウニが見つかってビックリしてんだよ」
浜面「とにかく。今の状況を確認しないことには始まらねぇぞ?」
上条「わかってるよ」
上条「恐らく奴らはアリサと滝壺を組ませて、アリサを失格にさせることで最後のAクラス滝壺をつぶしに来てるんだろうよ」
浜面「ゲッスイこと考えるなぁ」
上条「それにしてもよぉ……」
浜面「あぁ、許せねぇことが一つあるな」
上条「流石に切れちゃいそうだぜ」
上条・浜面「「俺達を安全パイだなんて思ってるなんてな」」
918: 2014/06/11(水) 21:06:45.78 ID:/308rdEb0
半蔵「おかえりんこ」
垣根「ただいまん……言わせんなオイ」
一方通行「なンだ、随分帰ってくるのが遅かったじゃねェか」
垣根「まぁまぁ。超絶イケメン王子、垣根帝督の帰還が楽しみだってのはわかってるけどさ」
一方通行「うっせェボケ」ゲシ
垣根「ごっふぅ!?」
駒場「……垣根のエンデュミオンが……」
垣根「こっ、このっ、程度で倒れるほど俺は弱くないぜ……」
一方通行「で?何してきたンだ」
垣根「ん~?置き土産ってとこかな」
919: 2014/06/11(水) 21:08:17.23 ID:/308rdEb0
滝壺「だいじょうぶ?」
アリサ「だだだいじょばないよ……!!流石に血がでる系はアウトだよぉ……」
滝壺「よしよし」ナデナデ
アリサ「ご、ごめんね?せっかくの討伐チャンスだったのに」
滝壺「なにが?」
アリサ「いや、だからあのオティヌスとか言う人を倒すチャンスだったから……」
滝壺「もんだいないよ、あの二人がやってくれる」
滝壺「さいごはやっぱりひーろーに頑張ってもらわないとね」
920: 2014/06/11(水) 21:11:22.64 ID:/308rdEb0
ウート「やっべぇ、アイツら来るぞ!」
トール「オーケー。望むとこだぜ」
オティヌス「さぁ、フィールドを」
エリザード「いや、それがだな。何故か家庭科のフィールドしか出ないんだよ」
オティヌス「……は?」
エリザード「故障なんだろうけど、今は家庭科でいくしかないみたいだな」
オティヌス「あの金髪……っ」
トール「にひひ。全力で戦えるのなら俺は全然オーケー。むしろウェルカム」
トール「そうだろ?上条ちゃん」
上条「あぁ、そうだな」
上条「俺らを甘く見てたこと後悔させてやるぜ」
オティヌス「家庭科では点数が高いんだったな。気をつけろよ、トール」
トール「保証はできんね。全力でやるだけだし」
浜面(……会話に入れさせてもらえない……っ!!)
921: 2014/06/11(水) 21:17:04.82 ID:/308rdEb0
四人「「「「試獣召喚!!!!」」」」
―家庭科― オティヌス 497点 & トール 478点
VS
上条 532点 & 浜面 65点
上条「雷獣と魔女コンビか」
トール「ご明察。今からうだうだいうのもめんどくさいし……もうやっちゃっていいか?」
ゴッパァァァアアアア!!!
上条「武器はその爪か……」
トール「牙もあるんだぜ?」
上条獣『っ』グルン!
上条「あっぶねぇな……」
トール「おっしいなぁ……」
オティヌス「私は一応Aクラスの代表なんだが……」
浜面「わかってるよ!俺が場違いなことぐらいわかってるよ、チクショウ!!」
浜面「だから出し惜しみせず、頑張っちゃうぜ!!」
浜面「この前の試験召喚獣大会で獲得した腕輪……」
浜面「『二重召喚』<<ダブル>>!!」
浜面獣1『へーい』
浜面獣2『いぇーい』
オティヌス「なるほど、そうくるわけか」
オティヌス「全力でいっても問題なさそうだ」
浜面「先生!!問題しかないです!」
932: 2014/06/12(木) 21:01:12.47 ID:Jbz6u5Js0
一方通行「面白い勝負になってンじゃねェか」
番外「どうかねぇ?勝率はだいぶ低そうだけど?」
一方通行「ンなこたァいつものことだ。それよりも今一番大事なことがあンだろ」
番外「?」
一方通行「浜面がどこまでやれるかだよ」
番外「浜面くん?」
一方通行「ぶっちぎりで低い点数。余波で消し飛ばされるレベルだが……」
一方通行「どこまでやってくれンのかね」
半蔵「ちっちっち。浜面ならやってくれるはずだぜ?」
駒場「……柔な男じゃないことは確かだ」
初春「柔じゃない?それはどこの部位の話でしょうか!」
駒場「……来るな。俺をお前の面白空間に入れようとするな」
半蔵「だからといって俺に矛先向けるのやめような?」
933: 2014/06/12(木) 21:09:56.20 ID:Jbz6u5Js0
上条(雷獣、か。スピードか早いが……)
上条「相変わらず隙だらけだな、トール!!」
上条獣『ふぅ!』
トール獣『んぐっ!?』グルン!
トール「あっぶねぇ。遅い、遅いぜ上条ちゃーん!!」
上条「流石にカウンターは当たんねぇな……」
トール「ほいほいほい!!」
上条「フィールドを走り始めた?……かく乱か!?」
上条「違う……浜面!危ない!」
浜面「あ?うぉぉおお!?なんか来てるし!!飛べ!2体共!!」
浜面獣1『せいっ』
浜面獣2『やぁっ』
オティヌス「甘いっ!!」
オティヌス獣『……はぁっ!!』ヒュン
ガッキィィィイイン!!
上条獣『ふぅぅぅ……』シュゥゥ
オティヌス「それが噂の右手か……随分と早く出してきたな」
上条「言ったろ?出し惜しみはしねぇよ。そもそも俺の手札なんて少ないんだしな」
土御門「まだ、全員ノーダメージだにゃー……」
垣根「トールはスピードとパワーで押す典型的な喧嘩スタイルだけど、あの可愛い娘ちゃんは槍を投げて浜面を近づかせないようにしてるな。どういうわけだか槍は戻ってくるし」
駒場「……ほら、コイツで妥協しろ」
半蔵「女ウケもいいはずだ」
初春「おkです」グッ
垣根「桃鉄のボンビーみたいに来た……」
934: 2014/06/12(木) 21:13:16.62 ID:Jbz6u5Js0
オティヌス「……いい加減槍を離してくれないか」
上条「とりあえずこれでお前は封じられたな」ニヤリ
オティヌス「それなら『全力』で潰すぞ……?」
上条「そっちがその気なら」
オティヌス「腕輪発動『グングニル』!!」
べきべきべきべきべきべき……っ!!
上条「ぅ……ぐぁ……っ!?」
上条(右手が……ちぎれる……ッ!?)
オティヌス「別に右手を消してるわけじゃない。『消す』なんて創造性の私にはできないことだ」
オティヌス「なら視点を変えるだけ」
オティヌス「お前の右手のある位置に空間を創造すればいいだろう?」
上条獣『……っ』ギチギチ
オティヌス獣『……』
上条「『竜王の顎』……発動!!」
グォォォオオオオオオオオオオオ!!!
べきべきべきべきべき……っ!!
浜面(なんだありゃあ……?とにかく爆風で殺されそうなのをどうにかしないと……)
浜面「ここは胸が痛いがトールを盾にさせてもらうぜ!!」
トール「ばっ……おまっ、羽交い絞めはやめろっ!!」
上条・オティヌス「「うぉぉおおおおおおおお!!」」
ゴ――ッ!!!
935: 2014/06/12(木) 21:24:42.11 ID:Jbz6u5Js0
―家庭科― オティヌス 437点 & トール 367点
VS
上条点 461点 & 浜面 65点
トール「いてぇぇぇぇえええ!?むしろ熱いぃぃぃいいいい!!!」バタバタ
浜面「……なんて攻撃だったんだ……」
トール「~~っ!!」バタバタ
浜面「……」
浜面「今だっ!!」
トール「今だじゃねぇよ、この鬼畜!!俺の体の痛みを分かりやがれ!!」
浜面獣1、2『せいっ』
トール獣『ぐふっ』
浜面「上に投げテーの……」
浜面「鉄パイプ二輪刺し!!」
トール「嘘!?そんなことやっちゃったらしんじゃ――」
……どちゅ☆
936: 2014/06/12(木) 21:30:01.51 ID:Jbz6u5Js0
上条(やべぇ……体がいてぇ。相頃しきれなかったか……)
オティヌス「流石といったとこか?このダメージは想定外だ」
上条「……だがしかーし俺の優勢だな、オティちゃん」
オティヌス「オイ、その呼び方はやめろといっつも言ってるだろ……ッ!!」
上条「なんといっても!!オティちゃんの槍が壊れたことにはどうしようもないだろう!?」
オティヌス「ぐ……っ」
上条「アッーハッハッハッハッハァ!!」
上条「……降伏は無駄だぜ、オティちゃん。せいぜい無様に暴れまわるんだなぁ!!」
垣根「なんだなんだ。急に上条がゲスくなったぞ」
半蔵「どうせまた精神振り切れてんだろ?」
土御門「かみやんが悪役にしか見えないぜい」
一方通行「あっちの娘がかわいそうになってきたな」
上条「さぁさぁさぁさぁ!!」
オティヌス「……」スタスタ
上条「え?ちょっと何すんあだだだだだだぁ!?」
オティヌス「……なんかこう、ムカつく」ギチギチ
上条「ば、ばぅ!?すっ、すいません!自分調子くれてましたぁ!だからヘッドロックはやめぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
浜面「何お前ご褒美くらってんだゴラァ!!」
トール「」チーン
上条「せんっ、先生!!校内暴力です!!」
エレザード「体育の実技だ。問題ない」
上条「んなわけねぇだろぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
ピピピッ
浜面「……あ」
上条&浜面ペア 失格
938: 2014/06/12(木) 21:35:19.31 ID:Jbz6u5Js0
~~キャンプファイアー~~
上条「よー……」
一方通行「お?生きてたのか?」
上条「頑丈なだけが取り柄だからな……それより決着はどうなったんだ?」
一方通行「トールはまた保健室搬送。滝壺アリサペアはアリサの絶叫により失格」
上条「じゃあ負けたのかー……」
一方通行「誰がそンなこと言った」
上条「え?」
一方通行「結標と食蜂がまだいたンだよ。二人共腐ってもAクラスだし、オティヌスも満身創痍だったしで圧勝だったぞ」
上条「へ、へぇ。俺の知らないとこでそんなことが」
一方通行「そォいやお前今までどこ言ってたンだ?」
上条「男子どもから逃げてたんだよ。『あんな可愛い娘と密着しやがって』って」
一方通行「あっそォ」
939: 2014/06/12(木) 21:39:43.88 ID:Jbz6u5Js0
トール「やっほい、上条ちゃん」
上条「あん?……なんだ、トールか」
オティヌス「……」ムッスー
トール「ほら、オティちゃん。何か言いたいことがあんだろ?」
オティヌス「さっきは、その……なんというか……」
上条「?」
オティヌス「やりすぎたな……と思う」
ウート「……デレたな」ヒソヒソ
フェンリル「デレたな」ヒソヒソ
マリアン「とりあえず写真とっとこう」カシャ
オティヌス「お前ら何してんだっ!!」
トール「何って……オティちゃんの青春の1ページを埋めようとね?」ニヤニヤ
オティヌス「お前も共犯か……ッ!?」
トール「いやいや、俺はオティちゃんの幸せを願ってるだけだぜ?」
オティヌス「こっ、こんな世界なくなってしまえばいいんだっ!!」
ウート「お?愛しの彼に会えなくなるぜ?」
オティヌス「……」
オティヌス「別にいいだろう」
トール「聞いたかお前ら。この一瞬の間を。これが全てだ!!」
940: 2014/06/12(木) 21:43:41.33 ID:Jbz6u5Js0
浜面「なんか今日静かだったなお前」
青髪「そりゃあ今日は正々堂々あっちの高校の生徒を撮れるんやで?」
青髪「喋ってる暇も無く撮影しとったんや。これは売れるでぇ……」
浜面「おぉ……アリサの座敷童、レッサーののっぺらぼう……番外個体の小悪魔。どれもいいな!!」
青髪「ふふん。工口いい写真でいっぱいやで!」
加群「……」
加群「……お前ら何してるんだ……」
浜面「こ、これはですねぇ!?」
青髪「渡さへんで!この秘蔵コレクションは!!」
加群「……」チラッ
加群「少しは見逃してやるがこの写真は没収だ」
加群「以降はこんなことがないように」
浜面「……あの人、貧Oだけ選んでとってったな」
青髪「趣味丸出しやなぁ」
956: 2014/06/14(土) 22:01:31.88 ID:obIRdCDH0
~~Bクラス~~
絹旗「あのー……私達なんで超集められたんですか?」
フレンダ「結局、あの代表さんが呼んだったってわけよ」
海原「まったく、放課後は御坂さんのスト……警護で忙しいのに」
黒子「同感ですわ。お姉さまと一緒に帰るつもりでしたのに……」
黒夜「その御坂って言ったか?ツンツン頭とウキウキで帰ってたぞ?」
黒子「ちょっと所要が」ガタ
海原「世界の汚物を取り除かなくては」ガタ
絹旗「まぁまぁ、超どうでもいいことで目の色変えないでくださいよ」
海原「そういえばこの前面白そうなB級映画が」
絹旗「ちょっと超所要が」ガタ
黒夜「それはまた今度でいいだろォが……」
957: 2014/06/14(土) 22:08:12.84 ID:obIRdCDH0
がらららっ!!
ぱふっ
番外「ぶへぇ!?誰!?ドアに黒板消し仕込んだの!!」
フレンダ「~~っ」バタバタ
番外「アンタ後で屋上」
フレンダ「……」
番外「さて、今日集まってもらったのは他でもない。一方通行のことでだ」
全員「「「それじゃ」」」
番外「ちょちょちょい!!少しぐらいは話聞いてくれたっていいじゃん!?」
海原「今から僕忙しいんですよ」
黒子「お仕事がありますので」
黒夜「とりあえず私はこの二人通報するので忙しいし……」
絹旗「私は超浜面呼んで映画見に行きます」
フレンダ「私は……特に何もないってわけよ」
番外「まぁまぁ、座りなよ」
絹旗「超仕方ないですねぇ」
海原「少しぐらいなら」
番外「ま、さっきもいったとおり一方通行のことなんだ」
958: 2014/06/14(土) 22:19:09.66 ID:obIRdCDH0
番外「……」
絹旗「……」
黒夜「……」
番外「一方通行の部屋に……工口本があった」
海原「なっ……あの人に性欲なんてものがあったんですか!?」
番外「しかも口リものじゃない。普通の工口本だった」
絹旗「先生。超普通の工口本を知りません」
番外「こっちがノーマル工口本でこっちのがアブノーマル工口本だ」パサッ
絹旗「ぶほぉ!?」
黒夜「何持って来てンだオマエ!?」
番外「参考までに青髪くんから買ってきた」
フレンダ「それにしても一方通行が工口本を持ってるだなんて……驚きってわけよ」
絹旗「でもまぁ、超一応、仮にも男子高校生なわけですし」
番外「頭ではわかってんだけどさぁ……」ガシガシ
黒夜「海原的にはどうなンだ。一般的な男子高校生として」
フレンダ「これが一般的ならほとんどの男子高校生は警察のお世話になってるってわけよ」
海原「あはは……お力になれず申し訳ない」
絹旗「それなら超一般的な男子高校生を呼べばいい話では?」
黒子「いい案ですの」
絹旗「超ちょっと待ってください。今から呼びます」ピポパポ
黒夜「超待つのかちょっと待つのかはっきりしろよ……」
959: 2014/06/14(土) 22:23:45.18 ID:obIRdCDH0
半蔵「はぁ……っはぁ……っ」
番外「何?走ってきたの?」
半蔵「げほっ。絹旗ちゃんが急げっていうからさ……」
絹旗「にぃ」V
黒夜「で、なンでコイツなンだ?上条とか浜面とかもいンだろ」
絹旗「上条さんは超モテモテで一般的からは離れ、浜面は一般的な顔面から超かけ離れてますからね」
絹旗「それに比べて半蔵さんは顔、変態度と超一般的です」
半蔵「で?俺はなんで呼ばれたの?」
番外「半蔵くん」
半蔵「はい?」
番外「君は……工口本を持っているかね?」
半蔵「もちろんです」
番外「くっ……!では、そらは男子なら全員だと?」
半蔵「そのとおりです。っていうか今更こんな質問されてもな」
絹旗「うわぁ……超どうなんですか、人として。工口本があるかって聞かれたら普通超うろたえるでしょう」
半蔵「俺は自分が変態であることを恥じずに生きていきたいんだ」
黒夜「ドヤ顔やめろ。殴り飛ばすぞ」ボコ
半蔵「ぐぉ……殴った後に言うなよ……」
960: 2014/06/14(土) 22:30:35.33 ID:obIRdCDH0
海原「もういっそ本人に聞いてみては?」
フレンダ「結局、それが一番ってわけよ」
番外「……そうだね。女なら当たって砕けだよね!」
海原「一方通行……安らかに眠れ……っ!」
絹旗「さてと、超お悩み相談も終わったことですし、B級映画でも見に行きましょうかね」
海原「それでは今日は解散ということで」
番外「みんなありがとねー」ヒラヒラ
絹旗「……今だから超言いますけど、番外個体は結局どういう答えが欲しかったんでしょう?」
黒夜「さァね。恋する乙女の気持ちなンてわかンねェよ」
絹旗「お?黒夜が一番わかると思ってたんですけどねぇ、超ニヤニヤ」
黒夜「よォし、戦争だ」
961: 2014/06/14(土) 22:42:54.89 ID:obIRdCDH0
~~木原数多家~~
番外「おじゃましまーす、……酒くさっ!?」
一方通行「木原ブラザーズが結集しやがっててな。今、脳幹と戯れてたとこだ」
番外「おぉ、わんわんもふもふせんせーい」ギュー
脳幹(こういうことがあるから犬の姿はやめられない)ギュー
番外「あ、でさでさ。単刀直入に聞くけどこの工口本何?」
一方通行「あン?なンだそりゃァ。『女教師の性活実録』?」
ガタガタン!!
数多「お、おぉ。番外個体。よく来たな」
加群「オオオレンジジュースがあるぞ」
乱数「なんだその本。卑猥なもんは没収だ」
番外「あ」ペシッ
数多「良い子は一方通行の部屋でにゃんにゃんしてなさい。俺らは飲み明かす」
数多「(まったく……ちゃんと隠しとけっつたろ?)」ヒソヒソ
加群「(でも、これ脳幹の)」ヒソヒソ
乱数「(あの犬っころ。ヘマしやがって……唯一に見つかったらヤバイからってこっちに隠してんのによぉ)」ヒソヒソ
番外「……」シラー
一方通行「どォした?」
番外「あ、うん。ちょっと用事あるから先部屋行ってて」
一方通行「お、おォ」
番外「脳幹先生」
脳幹「わん」
番外「人語で喋れますよね?」
脳幹「……わんわん」
番外「喋れますよね?」
脳幹「はい」
番外「昔からこういうじゃないですか」
番外「女は当たって砕けって」
脳幹「言わない!そんなこと言わない!!」
番外「……一方通行の部屋に何してくれてんじゃコラーっ!!!」
一方通行「工口本の隠し場所変えとこ……」
962: 2014/06/14(土) 22:44:13.73 ID:obIRdCDH0
投下終了です!このすぐ後にバカテスト投下して、10分後くらいに次レス立てます。少し時間がかかるかもです
次回投下は明日の9時頃!!よかったらどうぞ
次回投下は明日の9時頃!!よかったらどうぞ
963: 2014/06/14(土) 22:44:46.24 ID:obIRdCDH0
―数学―
Q次の式を因数分解せよ。
y^2-12y+36
一方通行の答え
『(y-6)^2』
担任の反応
『君は問題を解くコツを知っているようですね。その調子で励んでください』
上条当麻の答え
『y(^^)y』
担任の反応
『(#^^)ビキビキ』
服部半蔵の答え
『勝手に人のものを分解する。つまり壊すのはよくないと思います』
担任の反応
『壊れているのはあなたの頭です』
964: 2014/06/14(土) 22:49:38.16 ID:ThNK7SSN0
乙
あんまり夜更かししないようにね
あんまり夜更かししないようにね
965: 2014/06/14(土) 22:52:32.61 ID:3seR3/MDO
上条さんの答えに笑った
にしても小萌てんてーをまさかインスパイアさんの担任にしてくれるなんてありがたい
にしても小萌てんてーをまさかインスパイアさんの担任にしてくれるなんてありがたい
968: 2014/06/14(土) 23:02:14.60 ID:obIRdCDH0
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります