510: 2014/11/02(日) 19:53:59.29 ID:7drI/x7V0

【Fate】イリヤ「暇だからキリツグを追いかけて日本に行く」【前編】

イリヤ「えっと…よくわからないけど、金ピカさんもサーヴァントなの?」

ギル「金ピカではない。我は英雄王ギルガメッシュという名がある」

イリヤ「じゃあ、ギルガメッシュって呼べばいいの?」

ギル「まぁそれで構わん。我の名を呼ぶ事を許す。貴様が察する通り、我もサーヴァントだ」

イリヤ「そうなんだ、じゃライダーと同じだね」

ギル「フン、我が征服王と同じだと言うか。我をその辺にいる王と一緒にするな」

イリヤ「違うの?」

ギル「我は王の中の王、英雄王だ。奴とは王としての格が違う」

イリヤ「んー…難しくてよくわからない」

ギル「まぁいい、今日はもう帰るぞ」

イリヤ「帰るって…ギルガメッシュのおうちに?」

ギル「我の…というよりは時臣の家だがな。なんなら貴様をライダーのマスターの所に送ってやってもいいのだぞ?」

イリヤ「(時臣さんって、あの時匿ってもらった人だよね。凛ちゃん心配してるかな…)」

イリヤ「(でも、ウェイバーとライダーも急にいなくなったら心配するよね…どうしよう)」

Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ イリヤスフィール・フォン・アインツベルン Prisma☆Klangfest Ver. 1/7スケール ABS&PVC製 塗装済み完成品フィギュア
1:我様の家に行く
2:ウェイバー達の所に帰る


選択安価 安価下3

513: 2014/11/02(日) 19:55:20.80 ID:Duhu6/wKO
1

517: 2014/11/02(日) 20:14:38.07 ID:7drI/x7V0
イリヤ「時臣って、遠坂さんの事?」

ギル「そうだが。なんだ、知り合いか?」

イリヤ「うん、少しの間だけど匿ってもらった事があるの。凛ちゃんとも一緒に遊んだよ」

ギル「時臣が貴様を匿った、か…なるほどな」

イリヤ「ギルガメッシュは時臣さんのサーヴァントなの?」

ギル「形式上は、だがな。あいつは面白みに欠ける」

イリヤ「ギルガメッシュは時臣さんの事が嫌いなの?」

ギル「奴は我を興じさせるには程遠い、つまらん男だ。表では奴のサーヴァントとして振舞ってやっているが、我はあの雑種の指図等受けるつもりはない」

イリヤ「二人は仲良くないんだね…」

ギル「小娘には分からん事だ。帰るぞ」





時臣「王よ、よくぞお戻りに…その娘は?」

ギル「気まぐれで拾っただけだ。しばらくこの家に置いておくが、我の客人だ。妙な事はするなよ?」

時臣「はっ」



イリヤ「ぺこぺこしてたね…ギルガメッシュって偉いんだね」

ギル「我が誰よりも偉いのは当然の事だ。だがあの雑種は何かあればご機嫌取りに頭を下げるだけ…だからつまらんのだ」

イリヤ「ギルガメッシュは、時臣さんがペコペコしてるのが嫌なの?」

ギル「奴が生意気な態度を取ろうものならすぐに頃す」

イリヤ「うーん、じゃあどうすればいいのかな?」

ギル「簡単な事だ、我を興じさせればよい」スッ

イリヤ「あれ、どこかに行っちゃうの?」

ギル「我は夜の散歩に出かける。小娘はもう寝ておけ」スゥ


イリヤ「…消えちゃった」

イリヤ「ギルガメッシュがどこかに行っちゃったし…どうしようかな?」



1:夜ふかしはだめだよね、今日はもう寝よう
2:凛ちゃんを探してみよう
3:時臣さんとお話してみようかな


選択安価 安価下2

519: 2014/11/02(日) 20:18:10.59 ID:TYmAk8Sx0
2

522: 2014/11/02(日) 20:31:26.82 ID:7drI/x7V0
イリヤ「そうだ、凛ちゃんを探してみよう。きっと心配しているよね」トテテテ

ガチャ

イリヤ「凛ちゃー…あれ、いない?」

イリヤ「凛ちゃーん、遊びに来たよー」

シーン…

イリヤ「…お風呂かな?」

ガチャ

イリヤ「いない…」

ガチャ

イリヤ「ここにもいない」

ガチャ

ガチャ

ガチャ

イリヤ「うーん、どこに行ったんだろう?」


綺礼「ふむ…どうかしたかね?」

526: 2014/11/02(日) 21:26:17.70 ID:7drI/x7V0
イリヤ「あれ、貴方は…?」

綺礼「私はここに通っているしがない神父だ。我が師…時臣殿とは師弟関係にある。君は時臣の客人かね?」

イリヤ「私はギルガメッシュに案内されてここに来たの。貴方は時臣さんと知り合いなのね」

綺礼「…まぁ、その通りだ。英雄王の客人とあらばここにいるのも不思議ではない」スッ

イリヤ「」ビクッ

キレイ、イルカイ?

綺礼「………我が師がお呼びなので、私はこれで失礼しよう。夜ふかしはいかんぞ」ガチャ



イリヤ「………」

イリヤ「(あの人…よくわからないけど、怖かった)」


5日目 終了

セーブ…しない

529: 2014/11/02(日) 21:31:55.23 ID:7drI/x7V0
-タイガー道場-


大河「あー飲みすぎた…昨日は飲みすぎた」

ランサー「だから飲みすぎだって言ったろ…ったく」

大河「とりあえず再び時臣宅にお住まいだねぇ。今回は英雄王編って所かな?」

小次郎「所で、セーブ…しない とあるが、これはどういう事かな?」

大河「んー…内緒」

小次郎「………深くはツッこむまい。それでこれからはどうすればよいのだ?」

大河「神父にはくれぐれも注意しましょー。それだけ!」

小次郎「やはり神父がいる以上安心は出来んか。所で時臣生存ルートは用意されているのか?」

大河「んー…難易度高いねぇ。時臣生存ルート用意しようにも苦労したんだよ?神父を思いとどまらせるとか無理だし、英雄王懐柔しようにもねぇ」

小次郎「…用意はしてあるのだな?」

大河「さぁねー。そこに関してはノーコメントという事で」

小次郎「…まぁいい。では6日目スタートだ。不穏な気配こそするが詰んでいない限りは大丈夫だろう」

530: 2014/11/02(日) 21:35:11.87 ID:7drI/x7V0
イリヤ「……ん…」

イリヤ「ふぁーあ…もう朝かぁ」ムニャムニャ

イリヤ「…今日はどうしようかな」



1:我様の所に行く
2:時臣の所に行く
3:今日は一人で出かけよう


選択安価 安価下2

532: 2014/11/02(日) 21:35:42.06 ID:j2Cjfw57O
1

534: 2014/11/02(日) 22:07:21.47 ID:7drI/x7V0
イリヤ「あ、ギルガメッシュだ!」タタタ

ギル「小娘か。我に何の用だ?」

イリヤ「小娘じゃないもん、私にはイリヤっていう名前があるのよ」

ギル「我にとっては小娘と変わらん」

イリヤ「むー…」

ギル「用がないなら我は行くぞ」

イリヤ「あ、私も連れて行って!」

ギル「我に付き従うか。それもよかろう…だが邪魔はするなよ」

イリヤ「はーい」


ギル「ここは…ダメだな。我の好みではない」

イリヤ「ねぇ、ギルガメッシュ、何をしているの?」

ギル「街の店を見て回っている。気に入った店は片っ端から手に入れる」

イリヤ「ギルガメッシュってお店買えるの?」

ギル「我ならば造作もない事だ」

イリヤ「すごーい!」

ギル「フッ、それよりも次の店を回るぞ」

ギル「ふむ…ここは寿司屋か」

イリヤ「私、知ってるよ。日本にはおすしっていう食べ物があるってキリツグが言ってたの!」

ギル「ふむ…我が食事として相応しいか否か、見極めてやろう」ガラッ


イリヤ「美味しかったねー」

ギル「悪くはなかったな。財には至らんがまぁまぁの味ではあった」

イリヤ「ギルガメッシュは金色のお皿ばっかりとってたね」

ギル「当然だ。我は王の中の王なのだからな。次の店に行くぞ」


ギルガメッシュとお店巡りをした。


イリヤ「今日は楽しかったね」

ギル「それなりの収穫はあったな。そろそろ帰るぞ」

イリヤ「うん。…ねぇギルガメッシュ」

ギル「なんだ?」

イリヤ「また、一緒にお出かけしてくれる?」

ギル「我について来るというなら好きにすればいい」

イリヤ「本当?やった!」

ギル「全く、人懐っこい小娘だ」





-教会-


綺礼「………っ!!」

綺礼「父上………」

綺礼「………」

535: 2014/11/02(日) 22:12:25.70 ID:7drI/x7V0
イリヤ「今日の晩御飯も美味しかったなぁ」

イリヤ「…寝る時間までに少し時間があるけど、どうしようかな」



1:時臣とお話する
2:綺礼とお話する
3:我様とお話する
4:今日は早めに寝よう


選択安価 安価下2

537: 2014/11/02(日) 22:13:33.10 ID:6TWHtjXNO
1

540: 2014/11/02(日) 22:25:48.58 ID:7drI/x7V0
イリヤ「こんばんわ」

時臣「む、イリヤか。どうかしたかね?」

イリヤ「凛ちゃんが見つからないけど、どこに行ったのか知らない?」

時臣「そうか、凛と君はお友達になっていたのか…残念だが、凛達は別の場所に避難させているからここにはいないよ」

イリヤ「えー、じゃあ凛ちゃんここにいないの!?」

時臣「今私達はある事をしていてね。それに巻き込まれたら危険だから避難させているんだ」

イリヤ「ぶー…じゃあなんで時臣さんは避難しないの?」

時臣「私は遠坂の代表として戦いに勝利しなければならない。だから私が逃げる訳にはいかないよ」

イリヤ「それって、聖杯戦争の事?」

時臣「…知っていたのか。英雄王から聞いたのかな?」

イリヤ「うん、ギルガメッシュは時臣さんと仲が悪いみたいだけど」

時臣「下手に王の機嫌を損ねれば勝てる戦いにも勝てなくなる。だからこそ出来るだけ王を尊重して振舞ってはいるのだがね…」

イリヤ「なんかね、ぺこぺこしてるのが気に入らないみたいだったよ」

時臣「なに、これは子供には難しい問題だ…今日はもう寝なさい」

イリヤ「はーい」




綺礼「………」




6日目 終了

セーブ…しない

542: 2014/11/02(日) 22:33:17.22 ID:7drI/x7V0
-タイガー道場-


大河「何やら神父が不穏な動きを見せております」

ライダー「あからさまに不穏ですね。何か起こしますよと言わんばかりに」

大河「まぁうん…今は何も言わないから頑張ってね」

ライダー「ちょっと待ってください、私の出番はこれで終わりですか?」

大河「しょうがないじゃーん、6日目はこれで終わりだから交代しかないでしょ」

ライダー「納得いきません…」

大河「では7日目いってみようか。希望を持って進んでみよー」

545: 2014/11/02(日) 22:41:58.48 ID:7drI/x7V0
イリヤ「ふぁー…ん…朝ね」

イリヤ「今日はどうしようかしら?」



1:我様の所に行く
2:時臣の所に行く




選択安価 安価下2

547: 2014/11/02(日) 22:45:01.48 ID:yflNUC1wo
1

550: 2014/11/02(日) 23:04:02.80 ID:7drI/x7V0
イリヤ「あ、ギルガメッシュだー!」トテテテ

ギル「小娘か。今日は街に出るつもりはないぞ」

イリヤ「じゃあ家で一緒に遊びましょう?」

ギル「フッ、いいだろう。では我を興じさせてみよ」

イリヤ「今日はこのお部屋にあったトランプを持ってきたの。色んな遊び方があるみたい」

ギル「ほぅ…」



ギルガメッシュと一緒に遊んだ。




イリヤ「楽しかったねー」

ギル「それなりの遊戯にはなったな」

イリヤ「ねぇ、ギルガメッシュは私と一緒にいて楽しい?」

ギル「そうだな…少なくとも時臣よりはマシだと言ってやろう」

イリヤ「つまり、楽しいって事?」

ギル「そういう事にしておいてやろう」

イリヤ「本当?じゃあまた遊んでくれる?」

ギル「いいだろう。我と戯れる事を許すぞ」

イリヤ「やった!」

ギル「………悪くはないな」





その後、時臣さんと綺礼さんが帰って来たと思ったらすぐに出かけてしまった。

ギルガメッシュは屋敷にいるけど…どうしようかな



1:我様とお話する
2:今日は早めに寝よう


選択安価 安価下2

552: 2014/11/02(日) 23:05:08.33 ID:Ekg9m/6mo

553: 2014/11/02(日) 23:10:03.81 ID:7drI/x7V0
イリヤ「あ、ギルガメッシュだ」

ギル「小娘か。我と戯れにでも来たのか?」

イリヤ「うん、一人だと暇だもん」

ギル「いいだろう。なら戯れに興じるとしよう」


ギルガメッシュと一緒に遊んだ。


イリヤ「…ねぇ、ギルガメッシュ」

ギル「なんだ、小娘」

イリヤ「………やっぱりなんでもない」

ギル「ふむ…まぁいい。我は少し出かける。今日はもう寝ろ」

イリヤ「はーい」





イリヤ「上の方で時臣さんと綺礼さんがお話してるみたい…」



1:会話の様子を見てみる
2:邪魔しちゃ悪いから、今日はもう寝よう

選択安価 安価下2

555: 2014/11/02(日) 23:10:35.01 ID:FEey5/azo

557: 2014/11/02(日) 23:31:06.93 ID:7drI/x7V0
イリヤ「ちょっと会話の様子を見てみようかな」トテテテ


時臣「今回の聖杯戦争が終わった後も、君には兄弟子として、凛の指導に当たってほしいのだ」スッ

綺礼「………」

時臣「まぁ、簡略ではあるが…遺言状のようなものだ。万が一、という事もある」

時臣「凛に遠坂の家督を譲る旨の署名と、成人するまでの後継人として、君を使命しておいた」

綺礼「お任せを。ご息女の事は、責任を持って見届けさせていただきます」

時臣「ありがとう、綺礼」スッ

綺礼「これは…?」

時臣「君個人に対して、私からの贈り物だ。開けてみたまえ」

綺礼「これは…」

時臣「アソッド剣だ。君が遠坂の魔導を収め、、見習いの過程を終えた事を証明する品だ」

綺礼「いたらぬこの身に、重ね重ねの御口受を。感謝の言葉もありません、我が師よ」

時臣「君にこそ感謝だ、言峰綺礼。これで私は最後の戦いに臨む事ができる」



イリヤ「(時臣さん、綺礼さんの事を本当に信用してるんだね…)」




時臣「…もうこんな時間か。飛行機の時間に間に合うといいのだが」

綺礼「いえ、心配いりません…我が師よ」


ザシュッ



イリヤ「!?」


時臣「ぁ…が………!?」

綺礼「もとより飛行機の予約等、しておりませんので」



ドシャッ




イリヤ「ひっ…あ…いやむぐぅ!?」

アサシン「………」

イリヤ「んー!!んー!!!」ジタバタ

アサシン「………」シュッ

イリヤ「むぐ…ん…」ドサッ




それから、私は二度と目を覚ます事はなかった。

最期に、お父さんが私をかばった気がする…よくわからないけど、そんな気がした。



DEADEND  時臣氏亡フラグ=イリヤ氏亡フラグ

559: 2014/11/02(日) 23:39:06.44 ID:7drI/x7V0
-タイガー道場-



大河「いやーあっはっは!察してた人も多いけど案の定だったわねー」

キャスター「うふふ…あの時点ではもう氏は決まっていた。どうあがいても逃れられぬ運命ね」

大河「ちょっと、詰んでるとか明言しちゃだめよー」

キャスター「あら、ごめんなさいね。…所で今回の氏因は?」

大河「我様と時臣を懐柔しきれない→時間切れで神父覚醒→時臣氏亡→イリヤ氏亡 OK?」

キャスター「………」

大河「要するに、我様の所に行くなら全力で我様懐柔しつつ時臣の信頼得て、トッキー生存フラグ建てないとそのままイリヤちゃんの氏に繋がるって事よ」

キャスター「それでセーブ…しない とか出ていたのね」

大河「そゆことー。ちなみにこの辺りはお話した回数とか選択肢でフラグ管理してるから7日目以外は順不同よ」

キャスター「ちなみに寄り道したりする余裕は?」

大河「そんなのないない。必要以上にどちらかとお話しすぎたり少しでも時間を無駄にした時点でフラグが足りなくてDEADは確定するわよ」

キャスター「なんという鬼畜…なんという邪悪」

大河「でも大海魔のやり取りもういっかいやるのも面倒だし大海魔イベントの直後位からやり直してあげる」

キャスター「では、私の番はまだしばらくお預けと…」

大河「そゆことー。それじゃあ今度は生存出来るように頑張ってねー」

560: 2014/11/02(日) 23:41:13.11 ID:7drI/x7V0
イリヤ「はっ!?」

イリヤ「何か見てはいけないものを見た気がする…」

ギル「まぁ、あの醜い化物を見たのだ。仕方あるまい…今日はもう帰るぞ」

イリヤ「帰るって…ギルガメッシュのおうちに?」

ギル「我の…というよりは時臣の家だがな。なんなら貴様をライダーのマスターの所に送ってやってもいいのだぞ?」

イリヤ「(時臣さんって、あの時匿ってもらった人だよね。凛ちゃん心配してるかな…)」

イリヤ「(でも、ウェイバーとライダーも急にいなくなったら心配するよね…どうしよう)」


1:我様の家に行く
2:ウェイバー達の所に帰る


選択安価 安価下3

563: 2014/11/02(日) 23:41:59.46 ID:GOl4Wwme0
1

565: 2014/11/02(日) 23:43:25.25 ID:7drI/x7V0
イリヤ「時臣って、遠坂さんの事?」

ギル「そうだが。なんだ、知り合いか?」

イリヤ「うん、少しの間だけど匿ってもらった事があるの。凛ちゃんとも一緒に遊んだよ」

ギル「時臣が貴様を匿った、か…なるほどな」

イリヤ「ギルガメッシュは時臣さんのサーヴァントなの?」

ギル「形式上は、だがな。あいつは面白みに欠ける」

イリヤ「ギルガメッシュは時臣さんの事が嫌いなの?」

ギル「奴は我を興じさせるには程遠い、つまらん男だ。表では奴のサーヴァントとして振舞ってやっているが、我はあの雑種の指図等受けるつもりはない」

イリヤ「二人は仲良くないんだね…」

ギル「小娘には分からん事だ。帰るぞ」





時臣「王よ、よくぞお戻りに…その娘は?」

ギル「気まぐれで拾っただけだ。しばらくこの家に置いておくが、我の客人だ。妙な事はするなよ?」

時臣「はっ」



イリヤ「ぺこぺこしてたね…ギルガメッシュって偉いんだね」

ギル「我が誰よりも偉いのは当然の事だ。だがあの雑種は何かあればご機嫌取りに頭を下げるだけ…だからつまらんのだ」

イリヤ「ギルガメッシュは、時臣さんがペコペコしてるのが嫌なの?」

ギル「奴が生意気な態度を取ろうものならすぐに頃す」

イリヤ「うーん、じゃあどうすればいいのかな?」

ギル「簡単な事だ、我を興じさせればよい」スッ

イリヤ「あれ、どこかに行っちゃうの?」

ギル「我は夜の散歩に出かける。小娘はもう寝ておけ」スゥ


イリヤ「…消えちゃった」

イリヤ「ギルガメッシュがどこかに行っちゃったし…どうしようかな?」



1:夜ふかしはだめだよね、今日はもう寝よう
2:時臣さんとお話してみようかな


選択安価 安価下2

567: 2014/11/02(日) 23:44:17.02 ID:P9gkPSt/0
2

569: 2014/11/02(日) 23:45:37.43 ID:7drI/x7V0
イリヤ「こんばんわ」

時臣「む、イリヤか。どうかしたかね?」

イリヤ「凛ちゃんが見つからないけど、どこに行ったのか知らない?」

時臣「そうか、凛と君はお友達になっていたのか…残念だが、凛達は別の場所に避難させているからここにはいないよ」

イリヤ「えー、じゃあ凛ちゃんここにいないの!?」

時臣「今私達はある事をしていてね。それに巻き込まれたら危険だから避難させているんだ」

イリヤ「ぶー…じゃあなんで時臣さんは避難しないの?」

時臣「私は遠坂の代表として戦いに勝利しなければならない。だから私が逃げる訳にはいかないよ」

イリヤ「それって、聖杯戦争の事?」

時臣「…知っていたのか。英雄王から聞いたのかな?」

イリヤ「うん、ギルガメッシュは時臣さんと仲が悪いみたいだけど」

時臣「下手に王の機嫌を損ねれば勝てる戦いにも勝てなくなる。だからこそ出来るだけ王を尊重して振舞ってはいるのだがね…」

イリヤ「なんかね、ぺこぺこしてるのが気に入らないみたいだったよ」

時臣「なに、これは子供には難しい問題だ…今日はもう寝なさい」

イリヤ「はーい」




5日目 終了

セーブ完了


570: 2014/11/02(日) 23:50:54.44 ID:7drI/x7V0
-タイガー道場-

大河「はーいまたあったわね」

小次郎「まさかまた私がここに立つとはな…」

大河「しょうがないでしょー巻き戻ったんだから」

小次郎「で、今回は大丈夫なのだろうな?」

大河「それは皆次第よー。ちなみに既に見た部分は使いまわすけど勘弁してねー」

小次郎「まぁ、仕方あるまい」

大河「ちなみにケイネス先生生存ルートは…諦めてください5日目の時点ではもう無理です。ケイネス先生は犠牲となったのだ…」

小次郎「もっと早くからケイネスと接触していた場合ケイネス生存ルートもあったのか?」

大河「さぁ?展開次第では>>1も考えてくれたんじゃないかしら」

小次郎「キャスター&龍之介生存ルートは?」

大河「あの二人は接触=氏亡フラグだから無理」

小次郎「ふむ…なるほどな」

大河「今EDの線として有効なのはウェイバー君ルートか我様ルート…もしかして第三勢力が現れるかも!?」

小次郎「それこそ安価次第、だろう?」

大河「そゆことー。個人的には推したいルートもあるけど、露骨にオススメするのは我慢しまーす」

小次郎「それでよい」

大河「とゆー訳で6日目いってみましょー」

571: 2014/11/02(日) 23:51:42.83 ID:7drI/x7V0
イリヤ「……ん…」

イリヤ「ふぁーあ…もう朝かぁ」ムニャムニャ

イリヤ「…今日はどうしようかな」



1:我様の所に行く
2:時臣の所に行く



選択安価 安価下2

573: 2014/11/02(日) 23:54:31.01 ID:MvqmUZ9Vo

575: 2014/11/03(月) 00:21:39.90 ID:CoG4ZLoK0
イリヤ「おはよう時臣さん」

時臣「おはよう、イリヤ。朝早くから起きるなんて偉いね」

イリヤ「当然よ、私はアインツベルンの娘だもの」ドヤァ

時臣「アインツベルン…その話、少し詳しく聞かせてもらってもいいかな?」

イリヤ「え?いいけど…」



時臣とお話をした。



時臣「(まさかこの娘がアインツベルンのマスターの娘だとは…不思議な縁もあったものだ)」

イリヤ「どうしたの?」

時臣「いや、なんでもないよ。それより君はお母さんやお父さんに会いたいかい?」

イリヤ「うん、私はその為に日本に来たのよ。早く会いたいけど…どこにいるかわからないの」

時臣「そうか。…もし聖杯戦争が終わった後でよければ、私が君の両親を探してあげよう」

イリヤ「本当!?」

時臣「もちろんさ」

イリヤ「絶対よ、約束だからね!」

時臣「(最も、聖杯戦争でアインツベルンのマスターを頃した場合…私は彼女に恨まれるだろう)」

時臣「(だがそれは仕方のない事だ。これはそういう戦いなのだから)」

時臣「(もし聖杯戦争が終わった時に彼女の両親が氏んで私が生きていた場合は…彼女を私が保護しよう)」

時臣「そろそろ夕食の時間だ。行こうか」

イリヤ「はーい」





イリヤ「時臣さん、いい人だね…」

イリヤ「寝るまでに時間があるし、どうしようかな」


1:我様の所に行く
2:時臣の所に行く

選択安価 安価下2

577: 2014/11/03(月) 00:23:32.15 ID:KGc0W4OyO

580: 2014/11/03(月) 00:33:17.40 ID:CoG4ZLoK0
イリヤ「こんばんわ」

時臣「おや、イリヤか。どうしたのかな?」

イリヤ「何をしているの?」

時臣「なに、宝石魔術の鍛錬だよ。見物するかい?」

イリヤ「うん!」

時臣「そうか。では、見ていなさい」シュウウウウ…

イリヤ「わぁ…綺麗」

時臣「これは宝石魔術の中でも初歩の初歩に過ぎない。少し応用させればこんな事もできる」シュウウウ…

イリヤ「わぁ…すごい」

時臣「これは、イリヤにあげよう。大事にとっておきたまえ」

イリヤ「時臣さん…ありがとう!」

時臣「今日はもう遅い。早く寝なさい」

イリヤ「はーい」



6日目 終了

セーブ…しない

583: 2014/11/03(月) 00:39:23.63 ID:CoG4ZLoK0
-タイガー道場-


大河「はぁー、お茶が美味しい」

ライダー「再び出番が回って来たと思ったらもう終わりですか」

大河「だって氏亡フラグ建てようがないのだもの、しょうがないじゃない」

ライダー「ぐっ…納得がいかない。所でまたセーブ…しないとか出ていますが?」

大河「考えるのではありません、察するのです」

ライダー「はぁ…まぁいいでしょう。重要なのは7日目でしたね」

大河「えぇ、ここまで来ちゃったから説明しちゃうけど、5・6日目で我様と時臣のコミュを一定に至るまで築き上げないと7日目含めてもたりないのよ」

大河「ちなみに7日目のコミュで両名のコミュがようやく足りるのだけど…ここ、5・6日目とは別でフラグあるから注意ね」

ライダー「つまり、回数はなんとか足りてもその時のフラグを見逃すと…」

大河「DEAD確定ね」

ライダー「理不尽ですね…まぁ原作も大概ですが」

大河「それじゃあ7日目いってみよー」

584: 2014/11/03(月) 00:40:27.22 ID:CoG4ZLoK0
イリヤ「ふぁー…ん…朝ね」

イリヤ「今日はどうしようかしら?」



1:我様の所に行く
2:時臣の所に行く




選択安価 安価下2

586: 2014/11/03(月) 00:42:03.85 ID:jH03/875O

598: 2014/11/03(月) 00:57:58.74 ID:CoG4ZLoK0
時臣「さて、それじゃあ行こうか」

綺礼「我が師よ、こちらへ」

イリヤ「あれ、二人ともどこに行くの?」

時臣「妻と娘に会いに行こうと思ってね…イリヤも一緒に来るかい?」

イリヤ「凛ちゃんに会いにいくの?私もいく!」

時臣「そうか。なら一緒に行こう」





凛「お父様!それと一緒にいるのは…イリヤちゃん!?」

イリヤ「凛ちゃーん、遊びに来たよー!!」

凛「無事だったのね………もう、私がどれだけ心配したと思っているのよ!?」

イリヤ「り、凛ちゃん?」

凛「あれから、イリヤちゃんを探してまた街に出て、子供を攫ってる人から皆を助け出して…そこにイリヤちゃんがいなくて………」

凛「それで、そのままこっちに来る事になっちゃって………私が…どれだけ…」グスッ

凛「うわぁあああああああああん、無事でよかったよおおおおおおおおおお!」

イリヤ「凛ちゃん…心配してくれてありがとう」

時臣「凛、感動の再会を果たした所すまないが…少し話がある。イリヤは車の中で待っていなさい」

イリヤ「うん、分かった」





イリヤ「………」

綺礼「どうかしたかね?」

イリヤ「貴方は、時臣さんのお知り合いなの?」

綺礼「時臣殿は我が師だ。私達は師弟関係にある」

イリヤ「そうなんだ」

綺礼「………」

綺礼「君は、愉悦をどう捉える?」

イリヤ「ゆえつ?なにそれ」

綺礼「…いや、知らないのならばいい」

イリヤ「?」

綺礼「所で、君は衛宮切嗣に会いたいそうだな」

イリヤ「そうだけど…キリツグを知ってるの?」

綺礼「あぁ、知っているとも。なんなら会わせてやってもいいぞ?」

イリヤ「………」


1:本当!?じゃあお願い、キリツグに会わせて
2:ううん、今はいい

選択安価 安価下2

600: 2014/11/03(月) 00:59:53.87 ID:6SDCgBhOo
無意味だろうけど2

603: 2014/11/03(月) 01:18:56.00 ID:CoG4ZLoK0
イリヤ「ううん、今はいい」

綺礼「……ほう」

時臣「待たせたね、二人共。…それじゃあ行こうか」

綺礼「…わかりました」

綺礼「………」

イリヤ「(あの人…なんだか怖い。嫌な予感がする)」





時臣「さて、私はこれから別の用事で出かけてくる。すまないが君を連れて行く事は出来ない…良い子にしてお留守番出来るね?」

イリヤ「うん…ねぇ、時臣さん」

時臣「どうかしたかな?」

イリヤ「あの綺礼っていう人…時臣さんの弟子って本当なの?」

時臣「あぁ、本当だよ。綺礼から聞いたのかい?」

イリヤ「うん………」

時臣「そうか。綺礼は私が最も信頼出来る弟子だ、彼にはよく助けられている」

イリヤ「………あのね、時臣さん。綺礼さんの事を悪くいうわけじゃないんだけどね…」

イリヤ「…あの人には、気をつけた方がいいかもしれない」

時臣「…それは、どういう意味かな?」

イリヤ「よくわからないけど…あの人から嫌な感じがするの。気を付けないと取り返しのつかない事になるかも」

イリヤ「と、とにかく!いくら信頼してても無警戒なのはダメだと思うの!」

時臣「……ふむ、なるほど」

時臣「私は彼を信頼しているが…君の忠告も聞いておこう」

時臣「では、行ってくる」



イリヤ「…行っちゃった」ヘナ…

イリヤ「…これからどうしようかな」


1:我様の所にいく
2:今日は早めに寝よう

選択安価 安価下2

605: 2014/11/03(月) 01:20:18.56 ID:+QNkHdgyo

607: 2014/11/03(月) 01:24:06.19 ID:CoG4ZLoK0
イリヤ「あ、ギルガメッシュだー!」トテテテ

ギル「小娘か。今日は街に出るつもりはないぞ」

イリヤ「じゃあ家で一緒に遊びましょう?」

ギル「フッ、いいだろう。では我を興じさせてみよ」

イリヤ「今日はこのお部屋にあったトランプを持ってきたの。色んな遊び方があるみたい」

ギル「ほぅ…」



ギルガメッシュと一緒に遊んだ。




イリヤ「楽しかったねー」

ギル「それなりの遊戯にはなったな」

イリヤ「うん。あ、そうだ!」

ギル「なんだ?」

イリヤ「また、一緒に遊んでくれる?」

ギル「我を興じさせるのならば好きにすればいい」

イリヤ「本当?やった!」

ギル「全く、人懐っこい小娘だ」



イリヤ「…ねぇ、ギルガメッシュ」

ギル「なんだ、小娘」

イリヤ「………やっぱりなんでもない」

ギル「ふむ…まぁいい。我は少し出かける。今日はもう寝ろ」

イリヤ「はーい」





イリヤ「上の方で時臣さんと綺礼さんがお話してるみたい…」



1:会話の様子を見てみる
2:邪魔しちゃ悪いから、今日はもう寝よう

選択安価 安価下2

609: 2014/11/03(月) 01:27:25.10 ID:xePbr4pEo

610: 2014/11/03(月) 01:32:57.41 ID:CoG4ZLoK0
イリヤ「邪魔しちゃ悪いから、今日はもう寝ましょう」



スゥ…スゥ…




綺礼「………」

ギル「その小娘をどうするつもりだ?」

綺礼「なに、父親に会わせるだけだ。…最も、会わせて終わりではないがな」

ギル「…ほう」

綺礼「私の描く初めての脚本だ。しかと見届けるがいい」

ギル「………いいだろう」




それから、私は二度と目を覚ます事はなかった。

最期に、お父さんが私をかばった気がする…よくわからないけど、そんな気がした。



DEADEND  我様にもかまってあげて

612: 2014/11/03(月) 01:36:46.15 ID:CoG4ZLoK0
-タイガー道場-


大河「いやー残念でしたねぇ。7日目の順序は合ってたんだけどいかんせん、我様放置してたらねぇ?」

キャスター「まぁ、6日目の最初からでまた既読済みのイベントを見る羽目になるけど…頑張りなさい」

大河「とりあえず氏因は我様放置はNO!でもトッキーも諭してあげて!」

キャスター「所で元々キリツグに会いに行くはずだったわよね?どうしてトッキーを助ける事になっているの?」

大河「安価が導いた結果よ」

キャスター「そう、まぁいいわ。6日目からスタートよ」

大河「あっ、私のセリフ!」

614: 2014/11/03(月) 01:39:11.30 ID:CoG4ZLoK0
イリヤ「はっ!?」

イリヤ「よくわからないけど時臣さんが暗殺される夢を見た気がする」

イリヤ「………なんでだっけ?」



イリヤ「今日はどうしようかなぁ」


1:我様の所に行く
2:時臣の所に行く



選択安価 安価下2

616: 2014/11/03(月) 01:42:06.03 ID:CG5QlyKhO
1
一回ずつかな?

617: 2014/11/03(月) 01:44:18.20 ID:CoG4ZLoK0
イリヤ「あ、ギルガメッシュだ!」タタタ

ギル「小娘か。我に何の用だ?」

イリヤ「小娘じゃないもん、私にはイリヤっていう名前があるのよ」

ギル「我にとっては小娘と変わらん」

イリヤ「むー…」

ギル「用がないなら我は行くぞ」

イリヤ「あ、私も連れて行って!」

ギル「我に付き従うか。それもよかろう…だが邪魔はするなよ」

イリヤ「はーい」


ギル「ここは…ダメだな。我の好みではない」

イリヤ「ねぇ、ギルガメッシュ、何をしているの?」

ギル「街の店を見て回っている。気に入った店は片っ端から手に入れる」

イリヤ「ギルガメッシュってお店買えるの?」

ギル「我ならば造作もない事だ」

イリヤ「すごーい!」

ギル「フッ、それよりも次の店を回るぞ」

ギル「ふむ…ここは寿司屋か」

イリヤ「私、知ってるよ。日本にはおすしっていう食べ物があるってキリツグが言ってたの!」

ギル「ふむ…我が食事として相応しいか否か、見極めてやろう」ガラッ


イリヤ「美味しかったねー」

ギル「悪くはなかったな。財には至らんがまぁまぁの味ではあった」

イリヤ「ギルガメッシュは金色のお皿ばっかりとってたね」

ギル「当然だ。我は王の中の王なのだからな。次の店に行くぞ」


ギルガメッシュとお店巡りをした。


イリヤ「今日は楽しかったね」

ギル「それなりの収穫はあったな。そろそろ帰るぞ」

イリヤ「うん。…ねぇギルガメッシュ」

ギル「なんだ?」

イリヤ「また、一緒にお出かけしてくれる?」

ギル「我について来るというなら好きにすればいい」

イリヤ「本当?やった!」

ギル「全く、人懐っこい小娘だ」





-教会-


綺礼「………っ!!」

綺礼「父上………」

綺礼「………」

618: 2014/11/03(月) 01:45:07.46 ID:CoG4ZLoK0










イリヤ「今日の晩御飯も美味しかったなぁ」

イリヤ「…寝る時間までに少し時間があるけど、どうしようかな」



1:時臣とお話する
2:我様とお話する



選択安価 安価下2





イリヤ「今日の晩御飯も美味しかったなぁ」

イリヤ「…寝る時間までに少し時間があるけど、どうしようかな」



1:時臣とお話する
2:我様とお話する



選択安価 安価下2

620: 2014/11/03(月) 01:46:35.78 ID:N2yOnVnw0
1

625: 2014/11/03(月) 01:49:05.18 ID:CoG4ZLoK0
イリヤ「おはよう時臣さん」

時臣「おはよう、イリヤ。朝早くから起きるなんて偉いね」

イリヤ「当然よ、私はアインツベルンの娘だもの」ドヤァ

時臣「アインツベルン…その話、少し詳しく聞かせてもらってもいいかな?」

イリヤ「え?いいけど…」



時臣とお話をした。



時臣「(まさかこの娘がアインツベルンのマスターの娘だとは…不思議な縁もあったものだ)」

イリヤ「どうしたの?」

時臣「いや、なんでもないよ。それより君はお母さんやお父さんに会いたいかい?」

イリヤ「うん、私はその為に日本に来たのよ。早く会いたいけど…どこにいるかわからないの」

時臣「そうか。…もし聖杯戦争が終わった後でよければ、私が君の両親を探してあげよう」

イリヤ「本当!?」

時臣「もちろんさ」

イリヤ「絶対よ、約束だからね!」

時臣「(最も、聖杯戦争でアインツベルンのマスターを頃した場合…私は彼女に恨まれるだろう)」

時臣「(だがそれは仕方のない事だ。これはそういう戦いなのだから)」

時臣「(もし聖杯戦争が終わった時に彼女の両親が氏んで私が生きていた場合は…彼女を私が保護しよう)」

時臣「もう夜も遅い。今日は寝なさい」

イリヤ「はーい」



6日目 終了
セーブ完了

626: 2014/11/03(月) 01:52:44.41 ID:CoG4ZLoK0
ミス 訂正



イリヤ「こんばんわ」

時臣「おや、イリヤか。どうかしたのかな?」

イリヤ「暇だからお話に来たの。だめ?」

時臣「いや、構わないよ。座り給え」

イリヤ「はーい」

時臣「…ふむ、行儀のいい座り方だね。誰かに教わったのかな?」

イリヤ「当然よ、私はアインツベルンの娘だもの」ドヤァ

時臣「アインツベルン…その話、少し詳しく聞かせてもらってもいいかな?」

イリヤ「え?いいけど…」



時臣とお話をした。



時臣「(まさかこの娘がアインツベルンのマスターの娘だとは…不思議な縁もあったものだ)」

イリヤ「どうしたの?」

時臣「いや、なんでもないよ。それより君はお母さんやお父さんに会いたいかい?」

イリヤ「うん、私はその為に日本に来たのよ。早く会いたいけど…どこにいるかわからないの」

時臣「そうか。…もし聖杯戦争が終わった後でよければ、私が君の両親を探してあげよう」

イリヤ「本当!?」

時臣「もちろんさ」

イリヤ「絶対よ、約束だからね!」

時臣「(最も、聖杯戦争でアインツベルンのマスターを頃した場合…私は彼女に恨まれるだろう)」

時臣「(だがそれは仕方のない事だ。これはそういう戦いなのだから)」

時臣「(もし聖杯戦争が終わった時に彼女の両親が氏んで私が生きていた場合は…彼女を私が保護しよう)」

時臣「もう夜も遅い。今日は寝なさい」

イリヤ「はーい」



6日目 終了
セーブ完了


627: 2014/11/03(月) 01:56:48.20 ID:CoG4ZLoK0
-タイガー道場-



ライダー「手抜き乙」

大河「ぐぬぬ…コピペに頼った結果がこれか」

ライダー「手抜きをせずに一から書き直してもいいんですよ?」

大河「そんなの時間かかるじゃない!短縮出来る所は短縮しなきゃ」

ライダー「ですが短縮しようとするあまり直すべき部分を直さないのはどうかと思いますが」

大河「ぐぎぎぎ…い、いいもんね!このコピペするだけの作業からもきっともうすぐ開放されるもんね!」

ライダー「そうなればよいですね。…で、今回はセーブ完了と出ていますが詰みではないのですね?」

大河「まぁ言いたくはないけどその通りねー。皆察してるでしょうけど」

ライダー「ちなみに、もうライダールートには後戻り出来ないのだろうかと言われていますが?」

大河「あぁ、まだルート確定した訳じゃないし平気平気。後にまたルート分岐する選択肢出るって」

ライダー「そうですか…まぁ、いいでしょう」

大河「という訳で7日目にいってみよー!」

628: 2014/11/03(月) 01:57:59.36 ID:CoG4ZLoK0
イリヤ「ふぁー…ん…朝ね」

イリヤ「今日はどうしようかしら?」



1:我様の所に行く
2:時臣の所に行く




選択安価 安価下2

630: 2014/11/03(月) 01:59:23.57 ID:jH03/875O

633: 2014/11/03(月) 02:01:04.81 ID:CoG4ZLoK0
イリヤ「あ、ギルガメッシュだー!」トテテテ

ギル「小娘か。今日は街に出るつもりはないぞ」

イリヤ「じゃあ家で一緒に遊びましょう?」

ギル「フッ、いいだろう。では我を興じさせてみよ」

イリヤ「今日はこのお部屋にあったトランプを持ってきたの。色んな遊び方があるみたい」

ギル「ほぅ…」



ギルガメッシュと一緒に遊んだ。




イリヤ「楽しかったねー」

ギル「それなりの遊戯にはなったな」

イリヤ「ねぇ、ギルガメッシュは私と一緒にいて楽しい?」

ギル「そうだな…少なくとも時臣よりはマシだと言ってやろう」

イリヤ「つまり、楽しいって事?」

ギル「そういう事にしておいてやろう」

イリヤ「本当?じゃあまた遊んでくれる?」

ギル「いいだろう。我と戯れる事を許すぞ」

イリヤ「やった!」

ギル「………悪くはないな」





その後、時臣さんと綺礼さんが帰って来たと思ったらすぐに出かけてしまった。

ギルガメッシュは屋敷にいるけど…どうしようかな



1:我様とお話する
2:今日は早めに寝よう


選択安価 安価下2

635: 2014/11/03(月) 02:03:16.52 ID:NokKAba5o
1

636: 2014/11/03(月) 02:07:09.73 ID:CoG4ZLoK0
イリヤ「あ、ギルガメッシュだ」

ギル「小娘か。我と戯れにでも来たのか?」

イリヤ「うん、一人だと暇だもん」

ギル「いいだろう。なら戯れに興じるとしよう」


ギルガメッシュと一緒に遊んだ。


イリヤ「…ねぇ、ギルガメッシュ」

ギル「なんだ、小娘」

イリヤ「………やっぱりなんでもない」

ギル「ふむ…まぁいい。我は少し出かける。今日はもう寝ろ」

イリヤ「はーい」



イリヤ「上の方で時臣さんと綺礼さんがお話してるみたい…」

637: 2014/11/03(月) 02:08:09.74 ID:CoG4ZLoK0
イリヤ「ちょっと会話の様子を見てみようかな」トテテテ


時臣「今回の聖杯戦争が終わった後も、君には兄弟子として、凛の指導に当たってほしいのだ」スッ

綺礼「………」

時臣「まぁ、簡略ではあるが…遺言状のようなものだ。万が一、という事もある」

時臣「凛に遠坂の家督を譲る旨の署名と、成人するまでの後継人として、君を使命しておいた」

綺礼「お任せを。ご息女の事は、責任を持って見届けさせていただきます」

時臣「ありがとう、綺礼」スッ

綺礼「これは…?」

時臣「君個人に対して、私からの贈り物だ。開けてみたまえ」

綺礼「これは…」

時臣「アソッド剣だ。君が遠坂の魔導を収め、、見習いの過程を終えた事を証明する品だ」

綺礼「いたらぬこの身に、重ね重ねの御口受を。感謝の言葉もありません、我が師よ」

時臣「君にこそ感謝だ、言峰綺礼。これで私は最後の戦いに臨む事ができる」



イリヤ「(時臣さん、綺礼さんの事を本当に信用してるんだね…)」




時臣「…もうこんな時間か。飛行機の時間に間に合うといいのだが」

綺礼「いえ、心配いりません…我が師よ」


ザシュッ



イリヤ「!?」


時臣「ぁ…が………!?」

綺礼「もとより飛行機の予約等、しておりませんので」



ドシャッ




イリヤ「ひっ…あ…いやむぐぅ!?」

アサシン「………」

イリヤ「んー!!んー!!!」ジタバタ

アサシン「………」シュッ

イリヤ「むぐ…ん…」ドサッ




それから、私は二度と目を覚ます事はなかった。

最期に、お父さんが私をかばった気がする…よくわからないけど、そんな気がした。



DEADEND  7日目の順序は間違えないように

640: 2014/11/03(月) 02:11:30.20 ID:CoG4ZLoK0
-タイガー道場-



大河「えっ」

キャスター「えっ」

大河「………そこで間違えるって、コマ?」

キャスター「ありえない…ありえないわ」

大河「だって…7日目にトッキーに忠告出来るのは朝だけなのよ?」

大河「それなのに我様先に行ったら…誰がトッキーに…」

キャスター「まぁ、凡ミスでしょうと信じましょう」

大河「今回の氏亡フラグは順番ミス!それ以外にはなぁい!!」

キャスター「次のイリヤちゃんはきっとうまくやってくれるでしょう」

大河「おいやめろ」

大河「…はぁ、いい加減グダってくるわよこの繰り返し。5~7日目はもう飽きたっつーの」

キャスター「では、グダグダ言っている司会は放っておいて7日目からやり直しましょうか」

大河「あたしのセリフー」

642: 2014/11/03(月) 02:13:32.69 ID:CoG4ZLoK0
イリヤ「ふぁー…ん…朝ね」



時臣「さて、それじゃあ行こうか」

綺礼「我が師よ、こちらへ」

イリヤ「あれ、二人ともどこに行くの?」

時臣「妻と娘に会いに行こうと思ってね…イリヤも一緒に来るかい?」

イリヤ「凛ちゃんに会いにいくの?私もいく!」

時臣「そうか。なら一緒に行こう」





凛「お父様!それと一緒にいるのは…イリヤちゃん!?」

イリヤ「凛ちゃーん、遊びに来たよー!!」

凛「無事だったのね………もう、私がどれだけ心配したと思っているのよ!?」

イリヤ「り、凛ちゃん?」

凛「あれから、イリヤちゃんを探してまた街に出て、子供を攫ってる人から皆を助け出して…そこにイリヤちゃんがいなくて………」

凛「それで、そのままこっちに来る事になっちゃって………私が…どれだけ…」グスッ

凛「うわぁあああああああああん、無事でよかったよおおおおおおおおおお!」

イリヤ「凛ちゃん…心配してくれてありがとう」

時臣「凛、感動の再会を果たした所すまないが…少し話がある。イリヤは車の中で待っていなさい」

イリヤ「うん、分かった」





イリヤ「………」

綺礼「どうかしたかね?」

イリヤ「貴方は、時臣さんのお知り合いなの?」

綺礼「時臣殿は我が師だ。私達は師弟関係にある」

イリヤ「そうなんだ」

綺礼「………」

綺礼「君は、愉悦をどう捉える?」

イリヤ「ゆえつ?なにそれ」

綺礼「…いや、知らないのならばいい」

イリヤ「?」

綺礼「所で、君は衛宮切嗣に会いたいそうだな」

イリヤ「そうだけど…キリツグを知ってるの?」

綺礼「あぁ、知っているとも。なんなら会わせてやってもいいぞ?」

イリヤ「………」


1:本当!?じゃあお願い、キリツグに会わせて
2:ううん、今はいい

選択安価 安価下2

644: 2014/11/03(月) 02:14:32.20 ID:OJLD8sLH0

647: 2014/11/03(月) 02:18:14.17 ID:CoG4ZLoK0
イリヤ「ううん、今はいい」

綺礼「……ほう」

時臣「待たせたね、二人共。…それじゃあ行こうか」

綺礼「…わかりました」

綺礼「………」

イリヤ「(あの人…なんだか怖い。嫌な予感がする)」





時臣「さて、私はこれから別の用事で出かけてくる。すまないが君を連れて行く事は出来ない…良い子にしてお留守番出来るね?」

イリヤ「うん…ねぇ、時臣さん」

時臣「どうかしたかな?」

イリヤ「あの綺礼っていう人…時臣さんの弟子って本当なの?」

時臣「あぁ、本当だよ。綺礼から聞いたのかい?」

イリヤ「うん………」

時臣「そうか。綺礼は私が最も信頼出来る弟子だ、彼にはよく助けられている」

イリヤ「………あのね、時臣さん。綺礼さんの事を悪くいうわけじゃないんだけどね…」

イリヤ「…あの人には、気をつけた方がいいかもしれない」

時臣「…それは、どういう意味かな?」

イリヤ「よくわからないけど…あの人から嫌な感じがするの。気を付けないと取り返しのつかない事になるかも」

イリヤ「と、とにかく!いくら信頼してても無警戒なのはダメだと思うの!」

時臣「……ふむ、なるほど」

時臣「私は彼を信頼しているが…君の忠告も聞いておこう」

時臣「では、行ってくる」



イリヤ「…行っちゃった」ヘナ…

イリヤ「…これからどうしようかな」


1:我様の所にいく
2:今日は早めに寝よう

選択安価 安価下2

649: 2014/11/03(月) 02:19:17.51 ID:IB5t456V0

651: 2014/11/03(月) 02:21:44.19 ID:CoG4ZLoK0
イリヤ「あ、ギルガメッシュだー!」トテテテ

ギル「小娘か。今日は街に出るつもりはないぞ」

イリヤ「じゃあ家で一緒に遊びましょう?」

ギル「フッ、いいだろう。では我を興じさせてみよ」

イリヤ「今日はこのお部屋にあったトランプを持ってきたの。色んな遊び方があるみたい」

ギル「ほぅ…」



ギルガメッシュと一緒に遊んだ。




イリヤ「楽しかったねー」

ギル「それなりの遊戯にはなったな」

イリヤ「ねぇ、ギルガメッシュは私と一緒にいて楽しい?」

ギル「そうだな…少なくとも時臣よりはマシだと言ってやろう」

イリヤ「つまり、楽しいって事?」

ギル「そういう事にしておいてやろう」

イリヤ「本当?じゃあまた遊んでくれる?」

ギル「いいだろう。我と戯れる事を許すぞ」

イリヤ「やった!」

ギル「………悪くはないな」

653: 2014/11/03(月) 02:27:16.50 ID:CoG4ZLoK0
イリヤ「…ねぇ、ギルガメッシュ」

ギル「なんだ?」

イリヤ「ギルガメッシュは、もし時臣さんが氏んじゃったらどうするの?」

ギル「ふん、あのような雑種が氏んだ所でなんとも思わん」

イリヤ「そっか………」

ギル「何か言いたそうだな。言ってみるがいい」

イリヤ「あのね、時臣さんには凛ちゃんっていう子供がいるの」

イリヤ「凛ちゃんは時臣さんが氏んじゃったら、凄く悲しむと思うの…私も、キリツグが氏んじゃったら多分凄く悲しいから」

イリヤ「だからね、もし時臣さんに危機が訪れた時は…ギルガメッシュが守ってあげてほしいの」

ギル「………フン、まぁ考えてやらん事はない。約束はしないがな」






イリヤ「………時臣さんと綺礼さんがお話しているみたい」


1:会話の様子を見てみる
2:邪魔しちゃ悪いから、今日はもう寝よう

選択安価 安価下2

656: 2014/11/03(月) 02:28:29.14 ID:jH03/875O

658: 2014/11/03(月) 02:32:14.33 ID:CoG4ZLoK0
イリヤ「邪魔しちゃ悪いから、今日はもう寝よう」




………




アサシン「………」

スッ


イリヤ「むぐぅ!?」

アサシン「………」

イリヤ「んー!!んー!!!」ジタバタ

アサシン「………」シュッ

イリヤ「むぐ…ん…」ドサッ




それから、私は二度と目を覚ます事はなかった。

最期に、お父さんが私をかばった気がする…よくわからないけど、そんな気がした。



DEADEND  アッサシーン

661: 2014/11/03(月) 02:33:54.83 ID:jH03/875O
条件揃ったと思ったのに寝てちゃ駄目なのな

662: 2014/11/03(月) 02:35:14.28 ID:0TGmXMDhO
>>661
気持ちは分かるけどやっぱ行動しなきゃな

663: 2014/11/03(月) 02:36:25.48 ID:CoG4ZLoK0
-タイガー道場-


大河「…あのさ、絶対わざとBAD取ってる人いるよね」

キャスター「ですね」

大河「とりあえず一つ言っておくけどね。わざと全部BAD選んでBADEND全部確認しようとしてるなら無駄よ」

大河「何故なら、>>1は一つ一つのBAD選択肢毎に違うBAD・DEADを作るやる気もとい技量がないからである!!」

キャスター「今本音が一瞬聞こえたのですが」

大河「という訳で既に見たようなBAD系統とかは思いっきり手抜くからね。文句は受け付けないわよ」

キャスター「では、直前の所からやり直しましょうか。もうさすがに面倒くさいです」

大河「あーい、そんじゃ直前の選択肢の部分からスタートねー」

664: 2014/11/03(月) 02:39:23.35 ID:CoG4ZLoK0
イリヤ「………時臣さんと綺礼さんがお話しているみたい」


イリヤ「ちょっと会話の様子を見てみようかな…」コソコソ



時臣「今回の聖杯戦争が終わった後も、君には兄弟子として、凛の指導に当たってほしいのだ」スッ

綺礼「………」

時臣「まぁ、簡略ではあるが…遺言状のようなものだ。万が一、という事もある」

時臣「凛に遠坂の家督を譲る旨の署名と、成人するまでの後継人として、君を使命しておいた」

綺礼「お任せを。ご息女の事は、責任を持って見届けさせていただきます」

時臣「ありがとう、綺礼」スッ

綺礼「これは…?」

時臣「君個人に対して、私からの贈り物だ。開けてみたまえ」

綺礼「これは…」

時臣「アソッド剣だ。君が遠坂の魔導を収め、、見習いの過程を終えた事を証明する品だ」

綺礼「いたらぬこの身に、重ね重ねの御口受を。感謝の言葉もありません、我が師よ」

時臣「君にこそ感謝だ、言峰綺礼。これで私は最後の戦いに臨む事ができる」



イリヤ「(時臣さん、綺礼さんの事を本当に信用してるんだね…)」




時臣「…もうこんな時間か。飛行機の時間に間に合うといいのだが」

綺礼「いえ、心配いりません…我が師よ」





ガキィン

669: 2014/11/03(月) 02:52:18.33 ID:CoG4ZLoK0
綺礼「っ…!?」

時臣「!!」

時臣「………これはどういうつもりかな、綺礼」

綺礼「チッ………英雄王」

ギル「お前が何をするか位予想はついていたさ、綺礼」

綺礼「貴様は時臣をつまらぬ男だと言っていた…そのような男が氏んだ所でなんとも思わぬのなら、庇う理由等ないはずだ」

ギル「勘違いするな、綺礼。我はそこの小娘の小さな願いに義理立てしてやっただけだ」キィイイン…


ヒュンヒュンヒュン



イリヤ「うわぁ!?」


ザクザクザク


アサシン「が……ぁ……っ!!」

ドサッ


イリヤ「え…これって…サーヴァント?」

時臣「イリヤ!?どうしてここに」

ギル「何をしている時臣、早くそこの小娘の安全を確保してやれ」

時臣「ぎ、御意!」ダッ



綺礼「………」

ギル「さて、師を頃すはずが一気にピンチに陥ってしまったなぁ」

綺礼「………チッ」バッ

時臣「待て、綺礼!」

ギル「放っておけ。深追いした所でアサシンに闇討ちされるだけだ」


676: 2014/11/03(月) 03:19:05.41 ID:CoG4ZLoK0
時臣「………」

イリヤ「ギルガメッシュ………ありがとう」

ギル「フン、場所を変えるぞ。ここでは落ち着いて話も出来ん」スッ


キィイイイン…


ギル「我の乗り物に搭乗する事を許可する。早く乗れ」

イリヤ「う、うん」







時臣「…王よ、先程は助けていただき、ありがとうございます」

ギル「…感謝するならそこの小娘に感謝する事だな」

時臣「そうですね。…イリヤちゃん、君には感謝してもしきれないよ。この恩は必ず返すと約束しよう」

イリヤ「ううん、いいの」

時臣「君は優しい心の持ち主だね。その心、出来れば無くさないでおくれ」

イリヤ「うん」

時臣「…しかし未だに信じられない。私の一番弟子である綺礼が…まさか私を殺そうとしたなんて」

ギル「貴様の目が節穴だったという事だ。警戒こそしていたようだが、もし全く無警戒だとしたら我は黙って静観していただろうな」

時臣「面目もありません…」

イリヤ「ねぇ、サーヴァントとマスターなら二人共仲よくしなきゃだめなのよ」

時臣「イリヤ…」

ギル「ほう、我に説法を解くか?」

イリヤ「んっとね、私はおとなの事情とかはよくわからないけどね…仲が悪かったら勝てる戦いも勝てないと思うの」

イリヤ「それに、仲良しになったら一緒にいて楽しいと思うの。…だめ?」

ギル「…フン、この男が変わらぬ限りは仲よく等するつもりは毛頭ない」

イリヤ「じゃあ、時臣さんが変わったら仲よくしてくれるの?」

ギル「こいつが我を興じさせるならば、考えてやらん事はない。出来るとは思えんがな」

イリヤ「本当?じゃあ約束ね!ゆーびきーりげーんまーんうそついたらはーりせんぼんのーます!ゆーびきった!」

ギル「………フッ」

時臣「(王が屈託の無い笑顔を…これがイリヤのカリスマなのか)」

ギル「さて、このまま屋敷に戻った所でアサシンが潜んでいる事は目に見えている」

時臣「しかし、今から新たな拠点を用意しようにも…」

ギル「目星はついているさ…今向かっている」

678: 2014/11/03(月) 03:38:15.69 ID:CoG4ZLoK0
ウェイバー「」

ライダー「誰かと思えば金ピカではないか、一体どういう風の吹き回しだ」

ギル「話は後だ、入るぞ」

ウェイバー「ちょっと待て!いきなりやってきたかと思えば入るぞって、どういう事か説明しろよ!」

ギル「フン、貴様ら雑種が必氏に探していたお姫様を連れてきてやったのだ。むしろ感謝するんだな」

ウェイバー「お姫様って…え?」




イリヤ「ウェイバー!!」バッ

ウェイバー「うわっぷ!い、イリヤ!?どうしてアーチャーと一緒に?」

ライダー「ほほぉ、そういう事か。こりゃあ金ピカに感謝せんといかんな」

ギル「その辺りも含めて詳しく話す。まずは中へ案内しろ」

ウェイバー「あ、あぁ…わかった」

時臣「お邪魔するよ」

681: 2014/11/03(月) 04:09:57.40 ID:CoG4ZLoK0
ウェイバー「………」

ギル「以上が、我が小娘を保護してからの事の成り行きだ」

時臣「彼女には私も命を救われたよ。本当に感謝している」

ウェイバー「大体の事は分かったよ。ボク達がいない間に危険な目にあっていたイリヤを助けて保護してくれた事も感謝している」

ウェイバー「けど…けど………」



ウェイバー「何で無事だったら無事で連絡のひとつや二つよこしやがらないのさ!?どれだけ心配したと思っているんですかこの馬鹿!!」バン

イリヤ「ご…ごめんなさい」シュン

ウェイバー「本当に馬鹿だよ…大馬鹿だ………本当に…心配して、ずっと探していたんだぞ」

ウェイバー「本当に………無事で…よかった。無事で…」ギュッ

イリヤ「ウェイバー………ごめんね」

ライダー「言っとくが坊主は本当に心配していたんだぞ?余の忠告も聞かずに徹夜で探し回って…もう2日も寝てないのだからな」

ギル「ふむ…雑種にしては見所があるではないか」

ライダー「ほう、お主もそう思うか」

時臣「(僕が見た所は魔術回路もお粗末な物…どう見ても3流もいい所なレベルだが、私の見る目がないのだろうか)」

ギル「それより貴様らがキャスターを倒してからの話を聞かせろ。実に我を興じさせてくれそうだ」

ライダー「そうさな、では余の口から語ろうではないか」

ウェイバー「ライダー!?」

ライダー「あれはあの大海魔を倒した直後の事だ…」

684: 2014/11/03(月) 04:25:58.75 ID:CoG4ZLoK0

--
---


ウェイバー「はぁ…なんとかなった」ヘナ

ランサー「セイバーの対城宝具…予想以上だな」

アイリ「ふぅ…よかった」

ウェイバー「(そういえばセイバーのマスターって、イリヤに似ているな。まさかとは思うけど…)」

ウェイバー「そういえば、セイバーのマスター…えっと、アイリさん?」

アイリ「えぇ、私はアイリだけど…切嗣から聞いたの?」

ウェイバー「そうだけど…アイリさんは子供っている…んですか?」

ランサー「!」

アイリ「えぇ、確かにいるけど…それがどうかしたのかしら?」

ウェイバー「じゃあ、最近その子供が家出したりとかは…してないですか?」

アイリ「いえ、それはないと思うわ。だってあの娘はアインツベルンで私達の帰りを待っているはずだから…」

ウェイバー「(ってことは、単に似ていただけって事か…あれ、でも待てよ)」

ウェイバー「(アインツベルンって、確か錬金術の…イリヤが錬金術で作られたホムンクルスと人間のハーフという事は…まさか)」

ライダー「おーい坊主よ、今戻ったぞ」ガラガラガラ

ウェイバー「ライダー…お前だけやけに元気だな」

ライダー「そりゃあ早く帰って対戦プレイをしたいからのぅ。あの娘も待っている事だしな」ガシッ

ウェイバー「ちょっと待てよライダー!まだ話が…」

ライダー「ではなセイバーのマスター、ランサー、セイバー!また会おうではないか」ガラガラガラ


ウェイバー「なんでこうなるのさああああああああああ!?」

685: 2014/11/03(月) 04:40:11.29 ID:CoG4ZLoK0
ライダー「………」

ウェイバー「ど、どうしたんだよライダー」

ライダー「妙だな…あまりにも静かすぎる」

ウェイバー「どういう事だよ、いった…っ!?」

ウェイバー「じいさん!ばあさん!!」ダッ

祖父「ぅ…ぐ…ウェイバー、か」

ウェイバー「大丈夫か、今救急車呼ぶから待ってて!!」

祖母「…ぅ……」

ライダー「まさか…いかん、娘が危ない!」






ウェイバー「どうなっているんだよ…帰ったらじいさんとばあさんが倒れてて………イリヤがいなくなっているなんて」

ライダー「…どうやら、余がキャスターの奴と戦っている最中に誰かが侵入したようだな」

ウェイバー「誰かが侵入って…キャスターも氏んでアーチャーやバーサーカー、ランサーもあの場にいた」

ウェイバー「皆キャスターを止める為に………待てよ」

ウェイバー「まさか、よりにもよってアサシンが!?」

ライダー「見事にやられたのぅ…こいつは余の責任だ」

ウェイバー「イリヤ……」

ライダー「ゲーム機も中途半端に開放しておるなぁ…金ぴかなコントローラも散乱して…っておい、坊主!」

ウェイバー「イリヤを探してくる!!」

ライダー「待たんか坊主!!」




---
--

687: 2014/11/03(月) 04:50:38.69 ID:CoG4ZLoK0
ライダー「とまぁ、そこからこの坊主はあっちこっち探し回っていたぞ。途中坊主の師が無残にも殺されていたのを発見したりしたがな」

ギル「それで我の元で保護されている事も知らずに休まず探し続けていたと…はっはっは!おかしな話だ」

ライダー「だが金ぴか、貴様も保護したのであれば早く言ってくれればよかったのだがな」

ギル「我がそこまでする義理はない」

ウェイバー「お前って、本当に性格悪い…よ……な…」フラッ

イリヤ「う、ウェイバー!?大丈夫!?」

ライダー「はぁ、だから無理をするなと言ったのだ。すまんが余は坊主をベッドに運んでくる。少し待っておれ」

イリヤ「待って、私も一緒に行く!」トテテテ






ギル「さて、我は宝物庫にある極上のベッドで眠るとしよう。時臣、貴様は床や椅子の上で寝ているがよい」

時臣「えっ」





今日は色々とあって疲れちゃった。

でも、時臣さんも助かったし、ウェイバーともまた会えたから嬉しいな。

………

やっぱりキリツグとも早く会いたいなぁ。


一人で寝るのは寂しいし、今日はウェイバーと一緒に寝よう。



7日目 終了
セーブ完了

688: 2014/11/03(月) 05:08:58.69 ID:CoG4ZLoK0
-タイガー道場-

大河「フゥーハハハ!ようやく7日目が終了したぞ助手よ」

キャスター「誰が助手よ誰が」

大河「私達タイガージェット研究所は機関からの追跡を逃れ続け、ようやく希望を掴もうとしている。感想はいかがかな?」

キャスター「とりあえずそのノリやめなさい」

大河「はーい。とりあえずトッキー生存フラグ立てちゃおう大作戦編も終わって一件落着した事だし、よかったよかった」

キャスター「で、何で我様は直接切嗣の元に送らなかったの?」

大河「そんな事したら話が終わっちゃ…多分ウェイバー君達に彼なりに気を使ってあげたのよ」

キャスター「どこのツンデレよ、それ」

大河「とりあえず今の状況を確認するとこんな感じね」



セイバー陣営:イリヤの事には気付かず
ギル陣営:イリヤの味方。英雄王がなかよし。トッキー生存。現在ライダー宅にお泊り中
ランサー陣営:全滅
ライダー陣営:イリヤの味方。イリヤの命の恩人。実家のような安心感
バーサーカー陣営:雁夜が凛ちゃんのお友達を助ける為に令呪使った為バーサーカーががが
キャスター陣営:全滅
アサシン陣営:今の所ラスボス

アインツベルン セラとリズが誤魔化す為に残ったらしいが、詳細不明




キャスター「こうして見ると今の明確な敵ってアサシン陣営のみなのね。バーサーカー陣営は色々拗れてるけど」

大河「そうなのよねぇ。ただまぁこのまま終わる訳でもないし必ず立ちふさがって来るでしょうねぇ」

大河「そして何より、イリヤに気付いていないセイバー陣営がどう動くか。これも重要になってくるんですよねぇ」

キャスター「とにかく、今後も目が離せなさそうね」

大河「それじゃあ8日目…と行きたいけどもう時間が時間だし寝るわねー」バサッ

キャスター「…まぁ、ここまで起きていた事事態驚きなのだけれど追求はしないわ」

キャスター「という訳で皆さん、良い夢を。次の更新は…多分24時過ぎ位になるんじゃないかしら」

キャスター「もし奇跡が起きたら朝に更新するかもしれないけど、>>1は朝に弱いから期待はしないでちょうだい」

大河「ウェイバーEDも…我様EDも…どっちも捨てがたい…ムニャムニャ」

690: 2014/11/03(月) 05:12:28.49 ID:jsCql+oE0

696: 2014/11/03(月) 09:53:28.90 ID:CoG4ZLoK0
ウェイバー「………ん…ぐぅ…」モゾモゾ…

ギュッ

ウェイバー「………ん?」パチッ

イリヤ「すぅ…すぅ…」

ウェイバー「」



ウェイバー「うわぁあああああああ!?」バッガタッゴトンッドシャッ



ライダー「なんだ坊主、朝から騒がしい」スゥ

ウェイバー「ライダー!?い、いや!なんでもない。なんでもないんだ、うん!」



ギル「騒がしい奴め。雑種の分際で我の眠りを妨げた事、その身を持って後悔するがいい」

ライダー「なんだ、娘と同じ布団で寝て抱いた事がそんなにも恥ずかしいか?」

ウェイバー「誤解を招く言い方をするなぁあああああああ!!」

ギル「はっはっはっは!まさか貴様がそっち系の趣味だったとはな。我が存分に笑ってやろう」

ウェイバー「ちがあああああああああああああう!!」

イリヤ「んぅ…あれ、皆おはよー」

697: 2014/11/03(月) 09:56:40.91 ID:CoG4ZLoK0
ライダー「しかし坊主、貴様が料理を作れるとは思わなかったぞ」

ウェイバー「あのな、ボクだって料理位するに決まってるだろ」

ギル「ふむ…だめだな。我の舌を満足させるには何もかもが雑だ」

ウェイバー「さすがに一流シェフが作る料理みたいなのを普通の大学生が作れると思ったら大間違いだからな」

ライダー「ふむ、一流シェフにも負けない料理を作れる英霊がいれば、是非余の配下に加えたいものだ」

時臣「どれどれ…ヴっ!!」バキボキ

イリヤ「…なんだか凄い音が鳴ったけど大丈夫?」

時臣「どうやら、床で寝た結果身体が寝違えてしまったようだ…体のあちこちが言うことを聞かないよ」

ウェイバー「言ってくれれば、布団位出してやったのに」

ライダー「しかし坊主が先に倒れこむように寝てしまったのだろう?」

ウェイバー「そりゃそうだけどさ…そういえば二人はこれからどうするつもりだ?」

時臣「そうだね…仮にも敵同士である以上、ずっとここにいる訳にもいかない。新しい拠点が見つかり次第そちらに身を移すよ」

ライダー「なら、それまでの間は休戦という事だな」

ギル「いいだろう。休戦を許すぞ」

イリヤ「じゃあ、それまで皆で一緒にいられるね」

ウェイバー「………それで、今日はどうする?」

ギル「我は時臣に新たな拠点を用意させる。貴様らはどうするのだ?」

ライダー「ならばこの間買って来たゲームを使って皆で対戦プレイをしないか?早くやりたくて仕方なんだ」

ウェイバー「ぼくは今日一日山に篭る。ライダーも一緒に来てくれ」

ライダー「山、とな。一体どうしたというのだ」

ウェイバー「いいから」

ライダー「ふむ…仕方ないのぅ」

時臣「イリヤは、どうするのかな?」

イリヤ「私は………」



1:ウェイバー達と一緒に行動する
2:我様と一緒に行動する
3:一人でゲームをして過ごす

選択安価 安価下2

699: 2014/11/03(月) 10:01:55.35 ID:J7O22JlKO
1

700: 2014/11/03(月) 10:15:40.69 ID:CoG4ZLoK0
イリヤ「私もウェイバーとライダーと一緒に山に行こうかな」

ウェイバー「いいのか?山っていっても本当に何もないぞ」

イリヤ「いいの。私、山を登るの初めてだから楽しみなの」

ライダー「まぁ、登山する事には変わりないんだ。連れて行ってもいいだろう」

時臣「では、これから一日は別行動だね」






イリヤ「わぁー、見てみてウェイバー、川がある!」

ウェイバー「山なんだから、川があるのは普通だぞ」

イリヤ「ねぇねぇ、早く上の方にも行ってみようよ!」トテテテ

ウェイバー「あ、こら。走ると危ないし途中でバテて登れなくなるぞ!」

イリヤ「ウェイバーおっそーい!」トテテテ




イリヤ「もうだめ…一歩も動けない」

ウェイバー「だから言ったのに…ほら、掴まれ」スッ

イリヤ「ごめんね…」

ウェイバー「よいしょっと。次からはちゃんと人の言うことを聞くんだぞ」

イリヤ「はーい」

701: 2014/11/03(月) 11:02:57.31 ID:CoG4ZLoK0
ウェイバー「よし、この辺りだな…」ゴソゴソ

イリヤ「ここでお昼御飯にするのね。なんだかピクニックみたい」

ウェイバー「そうだな…まぁピクニックとも言えるか…よっと」バッ

イリヤ「それ、なぁに?」

ウェイバー「寝袋だよ。これに身を包んで寝るんだ。イリヤの分もあるぞ」

イリヤ「本当!?」

ウェイバー「眠くなったらこれを着用するんだぞ。それじゃあお弁当食べようか」

イリヤ「はーい」



ライダー「娘のやつ、随分はしゃいでおるな」

ウェイバー「元気があっていいじゃないか」ゴソゴソ

ライダー「で、お前さんは今日一日山に篭ると言っておったが…珍しいじゃないか」

ウェイバー「…お前、本当は僕が消費するはずだった分の魔力も、自分の貯蔵魔力でまかなっていただろ」

ライダー「なんだ、気付いておったのか。そうならそうと早く言ってくれんと」

ウェイバー「………」






イリヤ「わぁー…おっきい川だね」

イリヤ「もっと奥の方に何かあるかな?」



1:せっかくだから奥の方に行ってみよう
2:この付近で遊んでいよう

選択安価 安価下2

703: 2014/11/03(月) 11:04:29.16 ID:wdrHRUvmO
1

706: 2014/11/03(月) 11:36:48.88 ID:TPsZeNS90
イリヤ「せっかくだし、奥の方にも行ってみましょう」


イリヤ「あ、木の実が落ちてる!」トテテテ

イリヤ「なんの木の実だろう?あ、こっちにも落ちてる!」




イリヤ「どうしよう・・・迷っちゃった」

イリヤ「帰り道分からない・・・どうしよう」

イリヤ「ウェイバー!ライダー!どこー!?」

イリヤ「ウェイバー!ライ・・・きゃあ!?」ガラッ




遭難した。その事実がイリヤを焦らせるには充分すぎた。

足下を見ずにウェイバー達を探していた結果、崖に気付かず足を踏み外し


崖の下に、小さな赤い花が咲いた。

DEADEND 一人で山奥に行ってはいけません

720: 2014/11/03(月) 16:05:24.42 ID:TPsZeNS90
-タイガー道場-


大河「イベント満喫してて放置しちゃったけどタイガー道場の時間だよー!」

セイバーライオン「がう、がうがう!」

大河「いやー久々に聖杯戦争関係なく氏んじゃったわね」

セイバーライオン「がうがう!」

大河「そうねー、一人で山奥に行くなんて遭難する未来しか見えないわよねー」
セイバーライオン「がうがう!がうがう!」

大河「あらあら、この子ったらお腹がすいてるのかな?じゃあご飯をあげちゃう」ポイッ

ランサー「えっ」

セイバーライオン「がうー!」バッ

ランサー「ちょ、まっ・・・ぎゃああああ!!」

アーチャー「ランサーが氏んだ!」

ライダー「この人でなし!」

大河「はい、今回の氏因は?」

セイバーライオン「がうがう」ムシャムシャ

大河「はい、よくできましたー。正解は一人であまり離れると危ないよでした」

セイバーライオン「がうー♪」

大河「という訳で保護者の傍を離れないようにしましょー」

セイバーライオン「がう!」

大河「それじゃあ直前からやり直してみよー」

721: 2014/11/03(月) 16:34:08.76 ID:TPsZeNS90
イリヤ「わぁー・・・おっきい川」

イリヤ「もっと奥の方には何かあるかな?」

イリヤ「(でも、あんまりウェイバーとライダーから離れたら危ないよね)」

イリヤ「もう少しこの辺りで遊んでいよう」





イリヤ「あ、お魚さんだ!」トテテテ

イリヤ「泳いでるお魚さん、初めて見た・・・綺麗だなぁ」

魚「・・・」スィー

イリヤ「あ、待って!」トテテテ

ズルッ

イリヤ「あっ・・・!」



足を踏み外した。川に落ちちゃう。

私は川に落ちて、そのまま流されて・・・




ガシッ


ライダー「全く、川で遊ぶのは構わんが気を付けろ。余が近くにいたからまだいいが、そのまま落ちていたら流されて氏んでいたのだぞ」

イリヤ「うん・・・ごめんなさい」

ライダー「はしゃぐ気持ちは分かる。だが、命あってのものだねだ。危険な事はするなよ。お前さんに何かあったら坊主が悲しむ」

イリヤ「・・・うん」

ライダー「分かればよし。満足するまで遊んだら坊主の所に行ってやれ。話したい事があるそうだ」スゥ


そう言ってライダーは消えちゃった。

ウェイバーが話したい事って、何だろう?

723: 2014/11/03(月) 17:34:41.34 ID:CoG4ZLoK0
イリヤ「ただいまー」トテテテ

ウェイバー「おかえり…と言っても家じゃないけど。楽しかったか?」

イリヤ「うん、とっても楽しかった。ウェイバーも一緒に来ればいいのに」

ウェイバー「俺は魔力の回復に専念しないといけないから、今日はここで何もしないぞ」

イリヤ「ぶー」

ウェイバー「………なぁ、イリヤ。これは真剣な話だからしっかり聞いてくれ」

イリヤ「…うん」

ウェイバー「イリヤは、行く宛がないって言ってたけど…両親はいるのか?」

イリヤ「うん、いるよ。大事な用事があるからって日本に行っちゃったの」

ウェイバー「…イリヤは、元々日本にいたのか?それとも日本以外の…それこそ、アインツベルンみたいな遠い所から来たのか?」

イリヤ「そうなの。本当はキリツグとお母様を追って日本に来たけど、肝心の居場所まで分からなくて…」

ウェイバー「それで途方に暮れて行く宛がなかったって事か…」

ウェイバー「………なぁイリヤ、もしお父さんやお母さんに会えるとしたら、会いたいか?」

イリヤ「…うん、会いたい」

ウェイバー「………そうか」

イリヤ「でも、どうしたの?いきなりそんな事聞くなんて」

ウェイバー「…実は、イリヤに似ている人…アイリって人に会った。まだ確定した訳じゃないけど、多分イリヤのお母さん…だと思う」

イリヤ「お母様と会ったの!?」

ウェイバー「あぁ、会った。セイバーのマスターになっていたよ」

イリヤ「じ、じゃあキリツグは?キリツグもいたの!?」

ウェイバー「そのキリツグって人はわからない。けど、多分その人もアイリさんと同じ場所にいると思う」

イリヤ「お母様…キリツグ…ほんとに…ほんとに見つかったんだ」

ウェイバー「イリヤ…お前は、お母さんとキリツグに会いたいか?」



イリヤ「………私は…」



1:会いたい…お母様とキリツグに会いたい!
2:会いたいけど…今はまだいいの


選択安価 安価下2 ※続きは深夜に


725: 2014/11/03(月) 17:37:28.17 ID:thWJluZCO
地雷くさいがいっかいぐらい1で

731: 2014/11/04(火) 00:21:14.23 ID:IzODrPwb0
イリヤ「会いたい…お母様とキリツグに会いたい!」

イリヤ「キリツグとまた一緒に胡桃の芽を数えて遊びたい…お母様と一緒に寝たい…」

ウェイバー「………分かった」

ウェイバー「聞いただろライダー、明日の夜にセイバーのマスターの所にイリヤを連れて行く」

ライダー「よく言った!家族と引き合わせてやりたいのは余も同じ…だが明日まで待つ必要はないぞ」

ライダー「今日の夜だ。今日の夜には遙かなる蹂躙制覇で出発し、セイバーのマスターがいる城に向かう」

ウェイバー「ライダー、早く会わせてやりたいのは分かるけど万が一という事もある。ある程度の魔力を回復させておかないといざという時何も出来ませんってなったら目も当てられないからな」

ライダー「分かっておる。余とてそこまで無謀ではないのだからな」

ウェイバー「…という訳だ。今日の夜にはお母さんの所に行くぞ」

イリヤ「うん……うん!!」




ライダー「よぉし、ある程度だが魔力は戻った!早速セイバーのマスターの所に向かおうではないか!!」ズガガガ

イリヤ「おー!」

ウェイバー「あのな、何で殴り込みに行くようなノリなんだよ。あくまでイリヤをお母さんかもしれない人に会わせるだけだぞ」

ライダー「なに、心配はいらんさ坊主。セイバーは娘を親に引き合わせに来ただけの者を攻撃するような輩ではあるまい」

ウェイバー「だといいけどさ…」

ライダー「A A A A La La La La La ie!!」

736: 2014/11/04(火) 01:11:37.87 ID:IzODrPwb0
-その頃、アインツベルン-


舞弥「…っ……ぅ…」




セイバー「ぐっ…!!」ガキィン

バーサーカー「■■■■■ーーーー!!」

アイリ「セイバー!」

セイバー「アイリスフィール!ここは危険です、切嗣が戻るにはまだ時間がかかる…早く安全な所へ!」

バーサーカー「■■■■■ーーーー!!」ブォンッ

セイバー「っぁ…!!」



アインツベルン城ではセイバーとバーサーカーの戦いが行われていた。

しかし、戦いと言っても一方的な展開。バーサーカーがセイバーを圧倒し、セイバーはろくに反撃も出来ないまま体力を削られていた。


セイバー「(アイリを執拗に狙うとは…卑怯な!)」


バーサーカーはセイバーが攻勢に出ようとした瞬間にアイリを狙う。当然、アイリを見頃しにする事等出来ない。

結果、セイバーは一方的に守りを強いられてバーサーカーに蹂躙されている。

舞弥も重傷を負っており、とても戦闘を行う事は出来ない。


バーサーカー「■■■■■ーーー!!」


長引くほどにジリ貧、その結果どうなるか等考えるまでもない。


セイバー「ぐぁあああああああああ!!」ドォン


アイリ「セイバー!」ダッ


アイリがセイバーに駆け寄ろうとする。

しかし、その瞬間に彼女の前に一つの影が現れる。



アイリ「っ………!!」

影は素早くアイリの意識を奪い、担ぐ。そして影はアイリを抱えてその場から消え去るようにいなくなった…




セイバー「ぐ…アイ…リ………」

迫るバーサーカー。セイバーはもう立つ事も出来ない。



バーサーカー「■■■■■ーーー!!」

バーサーカーが剣を振り上げ、そして………






ライダー「A A A A La La La La La ie!!」ドゴォン

セイバー「ライダー!?」

743: 2014/11/04(火) 09:48:13.54 ID:IzODrPwb0
ライダー「セイバー、何やら立て込んでおるようだな。加勢は必要か?」

セイバー「ぐ…かたじけない。だが、アイリスフィールが………アサシンの手に」

ウェイバー「アサシンだって!?それじゃああそこにいるバーサーカーは…」

セイバー「恐らく…アサシンど組んでいるのでしょう」

ライダー「ふむ…面倒な事になったな」

イリヤ「そんな………お母様が」

セイバー「? 今、聞き覚えのある声がした気が…」

ウェイバー「イリヤだ。アインツベルンのサーヴァントなら見覚えはないか?」

イリヤ「あ…お母様の騎士さん」

セイバー「貴女は…イリヤスフィール!?何故ここに」

ライダー「その娘にとって坊主は命の恩人だ。とりあえずまずはこの状況をなんとかせんといかんのぅ」



バーサーカー「■■■………」

バーサーカー「!!」

ウェイバー「バーサーカーがこっちに気付いたぞ!」

ライダー「ふん、しっかりと掴まっておれ!!」

バーサーカー「■■■■■ーーー!!」ダッ



ガキィン


ライダー「ぐぅ…なんという力よ!狂化していなければ語り合う事も出来ただろうに」

バーサーカー「■■■■■ーーーー!!」

ライダー「はぁっ!」キィン

バーサーカー「■■■…!」

ウェイバー「くそ、早く治療しないといけない人だっているのに何なんだよバーサーカーのやつ」

ライダー「坊主、あまり身を乗り出すな」



アサシン「………」




ライダー「この状況、かなりまずいぞ」

744: 2014/11/04(火) 10:13:20.42 ID:IzODrPwb0
バーサーカー「■■■■■ーーーーーーーーー!!」

ライダー「ぬぅ…せぇい!」ガキィン

アサシン「………」ヒュッ

ライダー「はっ!」キィンキィンキィン

ウェイバー「くそ、なんでアサシンとアーサーカーが一緒に戦っているんだよ!」

ライダー「そんな事は知らん!しっかり掴まっておらんと氏ぬぞ!」ズガガガ

イリヤ「わ、わわわっ!」

バーサーカー「■■■■■ーーー!!」

ライダー「ええい、面倒な。王の軍勢で薙ぎ払いたい所だが…いかんせん、魔力が足りん」

ライダー「余達だけならまだ退く事が出来たが…瀕氏のセイバーとセイバーの倒れているセイバーの仲間を放っておく訳にはいかん」

ウェイバー「でも、このままだとまずいぞ!何か手はないのかよ!?」

ライダー「無い!!」







綺礼「アイリスフィールは手に入れ、時間は稼いだか…」

雁夜「なぁ、あいつを攫う事に令呪を使った意味はあるのか?」

綺礼「私にはある。…手を出したまえ」スッ

雁夜「?」スッ

キィイイン…

雁夜「これは!?」

綺礼「私に協力する限り、お前は令呪を惜しむ事なく使ってもいい」

雁夜「………そうか」

綺礼「それより、時間稼ぎももう十分だろう。頃してしまえるのなら頃してしまっても構わんが、頃合を見て退け」スッ

雁夜「あぁ、分かった」




雁夜「………」

雁夜「バーサーカーの視界に映った娘…間違い無い」

雁夜「………バーサーカー、令呪を持って命ずる」

746: 2014/11/04(火) 10:26:08.78 ID:IzODrPwb0
バーサーカー「■■■■■■ーーーーーー!!」

ウェイバー「な、なんだ!?バーサーカーの様子が…」

イリヤ「ひ、ひっ…!」ガタガタ

バーサーカー「■■■■■ーーーー!!」バッ

ライダー「ぬぅんっ!!」ガキィン

ウェイバー「宝具を投げた!?」

バーサーカー「■■■ーーー!!」ブンッ

ライダー「ええい、手当たり次第に宝具に変えたと思ったら投げて来るとは」バキィンガキィン

バーサーカー「■■■■■ーー!!」グググ…

ウェイバー「馬鹿でかい木を持ち上げてる!?」

ライダー「あれも宝具にして投げつけるつもりか…あれを粉砕するのは少々骨が折れる」

バーサーカー「■■■■■ーーーーー!!」ブンッ

ライダー「ぬぅううん…はっ!!」バキィン


ライダーが宝具と化した木を粉砕する。

衝撃こそ乗り物越しに伝わってきたが、ライダーが木を粉砕してくれたおかげでこちらにダメージはない。

しかし、それは狂戦士の罠だった。


ウェイバー「バーサーカーが…消え…っ!?」

気がついたらウェイバー自身の真後ろにバーサーカーが立っていた。

バーサーカーとライダーの間にはそれなりの距離があった。

それをバーサーカーはどうやったのかは知らないが、木を投げつけた一瞬の間にここまで移動したのだ。



バーサーカー「■■■!」スッ

イリヤ「ひっあ…やだ!」ガシッ

ライダー「しまった!」

ウェイバー「イリヤ!くそ、イリヤを離せ!!」バッ

バーサーカー「■■■」バキッ

ウェイバー「が…っぁ…!!」ドシャッ

ライダー「坊主!!」

バーサーカー「■■■…」シュバッ


イリヤ「やだ、助けて!!ウェイバー!ライダー!!」

イリヤ「助けて、お母様!! キリツ…ぐ…」ポスッ

バーサーカー「■■■」シュッ


ウェイバー「イリヤ…イリ……ヤ……」




アサシン「………」スッ






ライダー「………完全にやられたな」

747: 2014/11/04(火) 10:43:19.32 ID:IzODrPwb0
ウェイバー「………くそっ!」ダンッ

ライダー「………」

ウェイバー「なんで…なんでこうなるんだよ」

ウェイバー「ボクはただ、イリヤを母親の元に連れていってやりたかっただけなのに」

ウェイバー「こんなんじゃ…イリヤが可哀想すぎるだろ」

ウェイバー「ボクが…ボクが役立たずだったから。ボクなんかがマスターだったから、ライダーも力を発揮出来ずこんな事に」

ライダー「坊主、それ以上はやめておけ。そもそも貴様が余のマスターでなかったらあの娘はキャスターとそのマスターに殺されていただろうに」

ライダー「今回の事は余にも責任がある。…悔やむのはまだいいが、なんでも一人で背負おうとするな」

ウェイバー「ライダー…」

ライダー「それよりもセイバーよ、何があったのか説明してもらえんか?」

セイバー「えぇ…ですがその前に、彼女を」

舞弥「」

セイバー「まだ息はありますが、このまま放置していれば恐らく助からない。私はまだ魔力で回復を行える。だから彼女の治療を頼む」

ウェイバー「セイバー…あぁわかったよ。治療でもなんでもしてやる。その代わりイリヤを助けるのに協力しろよ」

セイバー「ありがとう。私もマダムのご子息の救助には全力を注ぐ。…だが、少し…寝かせてほしい」ガクッ

ライダー「セイバーの奴、既に限界だったのだろうな。…坊主、二人を乗せて運ぶぞ」

ウェイバー「…うん」

ライダー「………」

ウェイバー「こっちは準備完了だ」

ライダー「よし、ならば一刻も早く戻って…っ!!」




パァン



キィン



ライダー「………狙撃か」

ウェイバー「なっ…狙撃て、まさか!?」












切嗣「………」


748: 2014/11/04(火) 10:53:06.02 ID:IzODrPwb0
ウェイバー「遠距離からの狙撃…どう考えてもアサシンかバーサーカーのマスターだ」

ライダー「そのようだな。姿を見せてこない以上、こちらから仕掛ける事も出来ん」

ウェイバー「だとしたら、ここに留まっていると狙い撃ちにされる。ライダー、早く!」

ライダー「おう、狙撃の餌食にならんように身をかがめておけ!!」ズガガガガ




切嗣「(ライダーが急速移動を開始…このままでは引き離されて見失ってしまう)」

切嗣「タイムアルター…トリプルアクセル!」ギュンッ




ライダー「ふむ…恐らく奴はあれでは諦めんじゃろう」ズガガガ

ライダー「このまま帰れば、恐らく奴は家まで着いて来るだろうな」

ライダー「そうなれば当然、いつ襲ってくるかわからないアサシンとバーサーカー、そしてそのマスターに怯える事態に至ってしまうだろうな」

ウェイバー「じゃあどうするんだよ!?どうやってあいつを…うわっ!」ゴスッ

ライダー「身をかがめていろと言っただろう!…はっ!」キィン

ウェイバー「また狙撃!一体どこから…」

ライダー「飛んで来た方向があまり変わっておらんな…恐らく、奴は遠距離から狙撃を行っているのだろう」

ライダー「心配するな坊主、余に考えがある」

749: 2014/11/04(火) 11:02:15.46 ID:IzODrPwb0
ギル「ここが新しい拠点か…我の拠点としては薄汚いがまぁ許してやろう」

時臣「では、そろそろライダー達の元に帰って、新しい拠点に移る旨を伝えておきましょう」

ギル「………」

時臣「王?」

ギル「どうやら、その必要はなさそうだな」




ライダー「A A A A La La La La La ie!!」ズガガガガ

ギル「相変わらず騒がしい奴だ。何の用だ…と言いたい所だがどうやらその様子から察するに何かあったのだろうな」

ライダー「察しが早くて助かる。今はアサシンかバーサーカーのマスターに追われていてな、なんとかここまで来たのだ」

ギル「マスター如きに何を逃げる必要がある?その程度の雑種なら容易く葬れるだろう」

ライダー「いくらサーヴァントじゃないにしても、遠くから狙撃してくる上に位置がつかめんとあっては追うには坊主達が危険すぎる」

ギル「………所で貴様、小娘はどうした」

ウェイバー「………イリヤは、バーサーカーに攫われた」

ギル「何っ!?」







切嗣「(………アーチャーとそのマスターまで現れたか)」

切嗣「(舞弥がいれば別だが、一人で深追いは禁物か…仕方ない)」スッ

切嗣「………僕は、諦めない。例え一人になっても」

750: 2014/11/04(火) 11:08:52.58 ID:IzODrPwb0
-タイガー道場-


大河「おっはよー!いやー昨日はいつもより早く寝落ちしちゃったよ。疲れが溜まってたのかな?」

セイバーライオン「がう、がうがう!」

大河「そうねー、出来ればタイガー道場までこぎつけてからおやすみしたかったけど…気付いたら机に倒れこむように寝ていたのよねー」

セイバーライオン「がうがう!」

大河「さて、今回はまぁお母様に会いに行ったらまさかのバーサーカー&アサシンvsセイバーが繰り広げられていたという急展開!」

大河「どうやらバーサーカーのマスターである雁夜君とアサシンのマスターの綺礼君が手を組んでいるみたいねー」

大河「そしてアイリとイリヤちゃんは攫われ、セイバーとその仲間を保護し、切嗣に狙われとライダー陣営大忙し。いやー大変ねー」

セイバーライオン「がう、がう!」

大河「とりあえずここで一旦セーブしちゃうわねー。氏んだ時あの選択肢からやり直すの面倒なのよねー」

大河「それにここまで来ると原作時系列とか多分参考にならないのでしょうねー。完全に別物展開だもん」

大河「でもそれが安価の醍醐味。幸せを掴むのも絶望に堕ちるのも安価次第!」

大河「という訳で、8.5日目スタートしてみよー!」

751: 2014/11/04(火) 11:51:28.82 ID:IzODrPwb0
イリヤ「………ん…ぅ…」

イリヤ「あれ、ここは………」ジャラ

イリヤ「え…?」

イリヤ「な、なんで?何で私、こんな…」ジャラジャラ

イリヤ「そうだ…確か私、黒い騎士さんに………」


コツ…コツ…




イリヤ「(だ…誰か来る!?ど、どうしよう)」



1:寝たふりをしてやり過ごそう
2:そのまま待機


選択安価 安価下2

753: 2014/11/04(火) 11:58:58.04 ID:yZ1LfPXZO
2

754: 2014/11/04(火) 12:13:32.02 ID:efmqNaKF0
雁夜「やぁ、目が覚めたんだね」

イリヤ「お・・・おじさん・・・誰?」

雁夜「あはは、さすがにあの時少し見ただけじゃ覚えてないか」

雁夜「僕は雁夜、雁夜おじさんとでも呼んでくれ」

イリヤ「雁夜・・・おじさん?」

雁夜「あぁ、今は危ないから外には連れ出せないけど安心してね」

雁夜「僕のサーヴァントがこの戦いを終わらせて、必ず君を凜ちゃんの所に連れ帰ってあげるから」

雁夜「僕が聖杯を手に入れて、桜ちゃんも、イリヤちゃんも救って・・・皆でまた笑い合おう」

雁夜「また来るよ。これ、買ってきたお弁当だからこれを食べて元気だしてね」コトッ



そう言って、雁夜おじさんは行ってしまった。

755: 2014/11/04(火) 12:33:52.83 ID:efmqNaKF0
綺礼「雁夜か・・・どうかしたかね?」

雁夜「あんたに確認しておきたい事がある。あんたに最後まで協力すれば、本当に聖杯を譲ってくれるんだな?」

綺礼「あぁ、約束しよう。君が裏切らない限りはな」

雁夜「もう1つ確認させろ。イリヤちゃんに足枷を付けた理由はなんだ?」

綺礼「あれに勝手に出歩かれたら私が困る。君も彼女が危険な目にはあって欲しくないだろう?」

雁夜「・・・」

綺礼「私からも1つ確認させてもらおう。君があの後消費した2つの令呪・・・何に使ったのかね?」

雁夜「1つは撤退、もう1つは不足の事態への対応だ」

綺礼「・・・なるほど、まぁいいだろう。そろそろ休むといい、バーサーカーに大分魔力を持っていかれているはずだ」

雁夜「そうさせてもらう」

756: 2014/11/04(火) 13:14:11.97 ID:efmqNaKF0
雁夜「・・・やぁ、また来たよ」

イリヤ「・・・・・・」

雁夜「今日は暇潰しにと思ってゲームを持って来たんだ。よかったら一緒にやるかい?」

イリヤ「・・・いい」

雁夜「そっか・・・じゃあ、何かしてほしい事はあるかい?」



1:お母様に会わせて
2:ここから出して

選択安価 安価下2

758: 2014/11/04(火) 13:16:06.59 ID:b+u4sJOw0
1

760: 2014/11/04(火) 14:10:07.12 ID:IzODrPwb0
イリヤ「…お母様に会わせて。黒い騎士さんと一緒にいたがいこつのお面の人に攫われるのを見たの」

雁夜「…そうか。お母さんに会いたいんだね」

雁夜「…少し待っていてくれ」




そう言って、雁夜おじさんは出て行った。







雁夜「綺礼、話がある」

綺礼「雁夜か。どうかしたのかね?」

雁夜「イリヤをアイリスフィールに会わせてやってくれ。それくらいならいいだろう」

綺礼「何故そんな事をする?」

雁夜「子供を親に会わせてやるのに理由がいるのか?」

綺礼「…そうだな、そこに理由を求めるのは無粋だったか。いいだろう、アサシンの監視は付けるが会わせてやれ」

雁夜「…分かった」

雁夜「(子を親に会わせてやるだけでもアサシンの監視付きか…本当にこの男を信用してもいいのか?)」

764: 2014/11/04(火) 14:52:17.01 ID:IzODrPwb0
雁夜「お待たせ、イリヤちゃん。お母さんに会わせてあげるよ」

イリヤ「本当!?」

雁夜「あぁ、少し待っててね」ガチャン

雁夜「さぁこっちだ、おじさんにしっかり着いて来るんだよ」





イリヤ「あっ…お母様!!」

アイリ「イリヤ…イリヤなの!?」

イリヤ「お母様ー!!」ダキッ

アイリ「イリヤ…!!」ギュッ

イリヤ「ずっと…ずっと会いたかった」

アイリ「イリヤ…どうしてここにいるの?」

イリヤ「お母様とキリツグを追いかけてここまで来たの。…寂しかった」

アイリ「そう…辛かったのね」

イリヤ「………うん」

雁夜「………」

アイリ「…貴方がイリヤを連れてきたの?」

雁夜「俺はイリヤちゃんを保護しただけだ。危害を加えるつもりはない」

アイリ「…貴方にお願いがあるの。聞いてもらってもいいかしら?」

イリヤ「?」

雁夜「…俺に出来る範囲なら」

765: 2014/11/04(火) 15:10:32.78 ID:IzODrPwb0
アイリ「私はもう長くないわ。聖杯戦争が終わる頃には、私はもう生きていない」

アイリ「だから、イリヤには生きて幸せになって欲しい。私の分まで」

イリヤ「お母様…何を言っているの?」

アイリ「イリヤ…大丈夫。きっと切嗣が迎えに来て、私の分まで貴女を幸せにしてくれるわ」

イリヤ「お母様は幸せになれないの?」

アイリ「私は十分に幸せよ。これ以上ない位…それに、私はもう十分に生きた。切嗣が人としての幸せを全て与えてくれたから」

アイリ「人形として生まれた私に、切嗣は全てを与えてくれたから」

アイリ「だから、イリヤを無事ここから…アイリ「私はもう長くないわ。聖杯戦争が終わる頃には、私はもう生きていない」

アイリ「だから、イリヤには生きて幸せになって欲しい。私の分まで」

イリヤ「お母様…何を言っているの?」

アイリ「イリヤ…大丈夫。きっと切嗣が迎えに来て、私の分まで貴女を幸せにしてくれるわ」

イリヤ「お母様は幸せになれないの?」

アイリ「私は十分に幸せよ。これ以上ない位…それに、私はもう十分に生きた。切嗣が人としての幸せを全て与えてくれたから」

アイリ「人形として生まれた私に、切嗣は全てを与えてくれたから」

アイリ「だから、イリヤを無事ここから…綺礼から逃がして」

雁夜「………あんたはそれでいいのか?」

アイリ「えぇ、ここから逃げれたとしても…私はそう遠くない内に私ではなくなるわ」

イリヤ「お母様…やだよ。私、お母様とも一緒にいたい」

アイリ「イリヤ…」






綺礼「感動の親子の対面はいかがだったかな?」

768: 2014/11/04(火) 15:49:19.25 ID:IzODrPwb0
アイリ「っ!!」

雁夜「…言峰か」

綺礼「盛り上がっている所悪いが、この女には聞かなければならない事がある。娘には元の場所に戻ってもらおうか」

綺礼「雁夜、私に協力する限りは聖杯を譲る。しかし裏切った場合は…分かっているな?」

雁夜「…っ」

綺礼「聖杯を手に入れる事が出来なければ、間桐桜を助ける事は出来ない」

綺礼「どちらを選ぶべきかなど、わかりきっているはずだ」

雁夜「(聖杯を手に入れないと桜ちゃんは救えない…それはわかっている)」

雁夜「(凛ちゃんと桜ちゃん、そして葵さん…また4人で笑い合える日が来れるようにこうして頑張ってきた)」

雁夜「(それを無駄にする訳にはいかない…けど、この娘は………)」

雁夜「(イリヤちゃんも…凛ちゃんの大切な友達だ。この娘も一緒に救ってあげないと…凛ちゃんは本当の笑顔に戻れない)」

雁夜「(でもそうしたら桜ちゃんが………どうすればいいんだ、俺は)」

イリヤ「雁夜おじさん………」




1:おじさん、助けて!!
2:私は、大丈夫だから…
3:大丈夫だよ、きっと桜ちゃんも…助けられるから


選択安価 安価下2

770: 2014/11/04(火) 15:50:56.40 ID:5419IUoMo

772: 2014/11/04(火) 16:14:38.95 ID:IzODrPwb0
イリヤ「大丈夫だよ、きっと桜ちゃんも…助けられるから」

雁夜「………っ!!」

綺礼「ほう…事情も知らぬただの娘が、よくそのような事を言えたものだな」

イリヤ「助けられるもん。…ウェイバーやライダー、ギルガメッシュが絶対に助けてくれる」

イリヤ「ウェイバー達が私を助けてくれたように、きっと桜ちゃんも助けられるって信じてる」

綺礼「………」

アイリ「(イリヤ…少し見ない間に、こんなにたくましく成長しているなんて)」

雁夜「………なぁイリヤちゃん、一ついいかな?」

イリヤ「うん」

雁夜「ここから無事逃げ出せて、君が言うウェイバー君達と合流出来たら…間桐っていう家にとらわれている桜ちゃんを救ってくれるかい?」

雁夜「あの娘は臓硯の食い物にされて今も苦しんでる…桜ちゃんが救えるなら、僕はどうなってもいい。その覚悟で聖杯戦争に臨んでいる」

雁夜「おじさんからのお願い…聞いてくれるかい?」

イリヤ「………うん」

雁夜「そうか………よかった」スッ

バーサーカー「………」スゥ

雁夜「バーサーカー、令呪を持って命じる」

雁夜「イリヤを何があっても最後まで守り抜け」

雁夜「重ねて命じる、イリヤを無事ここから連れ出してライダーのマスターの元に送り届けろ」

バーサーカー「■■■■■ーーーーー!!」

イリヤ「えっ、待って!お母様がまだ!!」

アイリ「いって、イリヤ!貴女だけでも生きてここを出るの!!」

イリヤ「お母様、お母様ーーー!!」

アイリ「イリヤ…お母さんは貴女の事を、ずっと愛しているわ」

774: 2014/11/04(火) 16:19:06.03 ID:IzODrPwb0
綺礼「…それが答えか、間桐雁夜」

雁夜「あぁ、これが俺の答えだ」

綺礼「なら、交渉は決裂だ…アサシンよ、令呪を持って命ずる」

綺礼「イリヤとバーサーカーを殺せ」

綺礼「重ねて命ずる…バーサーカーを逃がさずに殺せ」

綺礼「更に重ねて命ずる…バーサーカーを抹殺せよ」


アイリ「令呪を3回も…?そんな事をしたら、貴方はマスターの資格を失うわ」

綺礼「それは令呪を使い切った場合の話だ」

雁夜「けど、令呪は3画しか与えられない…それは皆同じはずだ」

綺礼「あぁ、特例でもない限りはマスターに与えられる令呪は3画だ。特例がない限りは…な」スッ

アイリ「嘘…令呪が、数え切れない程に!?」

綺礼「私はお前とは違い、惜しむ事なく令呪を使える。バーサーカーを頃す命令に3つの令呪を費やした…アサシンといえども令呪の力を得てはバーサーカーを仕留めるのも至難ではあるまい」

雁夜「てめぇ…!!」

綺礼「さて、話はこの辺りで終わりにしよう。貴様になら聖杯を与えてやってもいいと思っていたのだがな…」シャキン

782: 2014/11/04(火) 18:48:51.60 ID:IzODrPwb0
バーサーカー「■■■■■■ーーーーー!!」

イリヤ「待って、まだお母様が残ってるの!!」

ヒュンッヒュンッ

バーサーカー「■■!!」キンキンキンキンキン

イリヤ「うわぅっ!?」



アサシン「………」

バーサーカー「■■■■■ーーー!!」グッ


(雁夜「イリヤを何があっても、最後まで守り抜け)


バーサーカー「………」クルッ


アサシン「………」シュバッ

バーサーカー「■■■!!」ヒュンッ

アサシン「………」ヒュッ

バーサーカー「■■…」バッ

イリヤ「(バーサーカー…私を守る為に、全力を出してくれてる)」

イリヤ「(私の為に…おじさんが………)」

イリヤ「(………お母様)」

アサシン「………!」シュバッ

バーサーカー「■■■■■ーーーーーー!!」キィン

アサシン「………」スゥ

イリヤ「(どうしよう、このままだとバーサーカーが)」

イリヤ「(あっちにいけば広場に出れる…けど、出来るだけ戦闘を回避するにはこのまま脇道を進んだ方がいいのかも)」



1:広場に出よう
2:脇道を進もう

選択安価 安価下2

784: 2014/11/04(火) 18:50:23.26 ID:u868JW3NO
1

793: 2014/11/04(火) 20:09:07.70 ID:IzODrPwb0
イリヤ「バーサーカー、あっちに!」

バーサーカー「!」バッ


バーサーカー「………」

イリヤ「(広場には出れたけど…大丈夫かな?)」



アサシン「………」ユラッ

バーサーカー「■■■■■ー!!」ヒュンッ

アサシン「!!」ガキィン

バーサーカー「■■■■■ーーー!!」ブォンッ

アサシン「か…ぁ…!!」ザシュッ

イリヤ「っ!!」ビチャッ

アサシンs「………」ゾロゾロ

イリヤ「お、お面がいっぱいいる…」

バーサーカー「………」ガシッ

バーサーカー「■■■■■ーーーー!!」バッ

アサシンs「………!!」シュババッ

バーサーカー「■■■■■ーーー!!」キィンキィンキィン

イリヤ「(バーサーカー、投げられたナイフみたいなのを棒で弾いてる…凄い)」

バーサーカー「■■■■■ーーー!!」ザシュッ

アサシン「っ!!」

アサシン「………」グググ…ビュン

バーサーカー「!!」ザシュッ

アサシンs「………」シュババッ

バーサーカー「………っ!!」ザシュッザシュッザシュッ

イリヤ「ば、バーサーカー!?」

バーサーカー「■■…■■■■■ーーー!!」ブォンッ

アサシン「ぎ…!!」ザンッ

バーサーカー「■■■■ーーー!!」ザクッ

ヒュッ

バーサーカー「!」キィン

アサシン×2「………」バッ

バーサーカー「■■!」ザシュッガキィン

イリヤ「(ど、どうしよう…バーサーカーが押されてる)」

バーサーカー「■■■■ーーーー!!}バッ



アサシン「…逃げられはしない。我々からは決して」スッ

796: 2014/11/04(火) 20:25:33.07 ID:IzODrPwb0
バーサーカー「■■■…■…」ザッ…ザッ…

イリヤ「ば、バーサーカー…大丈夫?」

バーサーカー「…■■」

イリヤ「(バーサーカー…こんなに傷ついても、私の事を守ってくれてる)」

イリヤ「………バーサーカーは強いね」

バーサーカー「………」

ヒュッ

バーサーカー「!!」キィン



アサシン「………」スッ

イリヤ「うそ、もう追いついてきたの!?」

アサシンs「………」スッ

イリヤ「か、囲まれてる…」

バーサーカー「………!!」ガクッ

イリヤ「ば、バーサーカー!大丈夫!?」

バーサーカー「■■■………!!」ググ…

アサシンs「………」ヒュバッ

バーサーカー「■■!!」バッ

イリヤ「ば、バーサー…」

ザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッザクッ

バーサーカー「……………!!」

イリヤ「バーサーカー!!」

バーサーカー「…………■■」ググ…

イリヤ「もうやめて…バーサーカーが氏んじゃうよ…お願いだから」

バーサーカー「■■■■■ーーーーー!!」ダッ

アサシンs「!?」

バーサーカー「■■■!!」ブォン

アサシン「!!」ザンッ

バーサーカー「■■!!」ビュオンッ

アサシン「っ!!」ザンッ

バーサーカー「■■■■■ーーーーー!!」

797: 2014/11/04(火) 20:51:53.85 ID:IzODrPwb0
バーサーカー「■■…■…」ザッ………ザッ…………ガクッ

イリヤ「バーサーカー……!!」

バーサーカー「■……■…」

イリヤ「やだよ…氏んじゃやだ!お願い氏なないで!!」

バーサーカー「■■………」

バーサーカー「………!」




ウェイバー「いた、イリヤ!!」ダッ

セイバー「イリヤ様と、そこにいるのは…バーサーカー!?」

ライダー「しかも重傷と来ている…何かあったのか」



イリヤ「あ…ウェイバー!ライダー!お願い、バーサーカーが…」

バーサーカー「………■■」ポンッポンッ

イリヤ「バーサーカー……?」グスッ

バーサーカー「………■■■」スゥ…

イリヤ「やだ、消えちゃやだ!バーサーカー…お願いだから…お願いだから………」

バーサーカー「……………」チラッ

セイバー「バーサーカー…」

バーサーカー「………■■」サラサラサラ…

セイバー「………そのポーズは…!」

バーサーカー「………」

スゥ……

イリヤ「……バーサーカー…」

ウェイバー「イリヤ…何があったのか、教えてくれるか?」

イリヤ「………バーサーカーが助けてくれたの」

ウェイバー「バーサーカーが!?理性もないのに何で…」

ライダー「………それだけ、娘さんへの想いが強かったのかもしれんな」

ウェイバー「そんな事が…」

セイバー「………バーサーカーが最期に見せたポーズ、あれはブリテンでいう誓いのポーズでした」

セイバー「恐らく、彼の真名は…円卓の騎士の誰かだったのかもしれない」

ウェイバー「………」

ライダー「坊主、娘を連れて一度戻るぞ」

セイバー「…私は乗り込むぞ。この先にアイリスフィールがいるかもしれないのに、ここで撤退する訳にはいかない」

ライダー「バーサーカーがやられた位だ。一人で乗り込んでも恐らく返り討ちに合うぞ」

セイバー「ですが…!」

ライダー「戦況をわきまえずに突っ込んでも無駄氏にするだけだぞ、セイバー」

セイバー「………っ」





ライダー「一度戻って金ぴかと合流し、それから再突入するが…その頃には恐らくもぬけの殻かもしれんな」

799: 2014/11/04(火) 21:07:50.13 ID:IzODrPwb0
それから、ギルガメッシュが合流してお母様がいた場所に向かったけど…

そこには雁夜おじさんとお母様の遺体があるだけだった。



イリヤ「う…ぐすっ………お母様ぁ…………」

セイバー「アイリスフィール………っ!!」グッ…

ウェイバー「親子の対面が…こんな別れなんて」グッ

ギル「…チッ、綺礼の奴め…ちょこざいな」

時臣「だが、これで残るサーヴァントはセイバー、アーチャー、ライダー、アサシンの4人だけだ」

時臣「我々が手を組んで綺礼とアサシンを倒せば、彼女を狙う脅威はいなくなる」

ライダー「となると後は、行方不明となったアサシンのマスターを倒せばとりあえずの平和は訪れる、か」

ウェイバー「………」

イリヤ「ぐす…ひっく……」

ウェイバー「………」ギリッ

ライダー「奴らの手がかりはもう残されておらんようじゃのう。…奴らの元拠点であった以上、あまり長居する訳にもいかん。帰るぞ」

ウェイバー「…待ってくれ」

ライダー「ん?どうした坊主」

ウェイバー「責めて…責めてイリヤの母さんの遺体を持ち帰らせてくれ。お墓を建ててあげたい」

セイバー「…そうですね、その方が彼女もきっと笑ってくれるでしょう」







「…っ…はぁ……はぁ……」

「イリヤ…様……一体、どこに…」

802: 2014/11/04(火) 21:22:25.28 ID:IzODrPwb0
それから、私達はウェイバーの家に帰宅した。

時臣さん達は明後日には新しい拠点に身を移すみたいだから、今日と明日お泊りしたらしばらくお別れになっちゃう。



………今日は寝る前に誰と過ごそうかな



1:ウェイバーと過ごす
2:ギルガメッシュと過ごす
3:ライダーと過ごす
4:時臣と過ごす
5:セイバーと過ごす

選択安価 安価下2

804: 2014/11/04(火) 21:23:33.70 ID:b+u4sJOw0
2

811: 2014/11/04(火) 22:22:06.96 ID:IzODrPwb0
イリヤ「………」

ギル「フン、偉く落ち込んでいるな」

イリヤ「あ、ギルガメッシュ……」

ギル「…母親が氏んで悲しいか?」

イリヤ「…うん」

ギル「ふん、くだらぬ」

イリヤ「くだらなくないもん…お母様は…くだらなくないもん」

ギル「貴様の母親をくだらぬと言ったのではない。氏んだ者の事で何時までも落ち込んでいる事がくだらぬと言ったのだ」

ギル「貴様が落ち込んでいるのを天国の母親が見ればさぞ悲しむだろうな」

イリヤ「………」

ギル「だから貴様は笑え。ほれ、笑顔になる丸薬だ…食え」

イリヤ「んぐ…なにこれ苦い」

ギル「吐き出すなよ、貴様の為にもなるからちゃんと飲み込め」

イリヤ「んぐ…ぅぇ…」ゴクン

ギル「…ちゃんと飲み込んだな」

イリヤ「苦いだけで全然美味しくないよ、これ」

ギル「だろうな。その昔4000年もの時を生きたとされる龍の涙から作られた長寿の丸薬だ」

イリヤ「んと…どういう事?」

ギル「喜べ、短命の運命にあった貴様は長生き出来るのだぞ」

イリヤ「………?」

ギル「どうした、喜ばないのか?」

イリヤ「長生きとか言われても、よくわかんない」

ギル「………そうか」

イリヤ「でも、ギルガメッシュが私を励まそうとしてくれてるのはわかったよ」

ギル「…フッ、ならば向こうに行くぞ。娯楽を楽しめば少しは笑えよう」


ライダー「がっはっは!これで余の3連勝だな」

セイバー「ぐっ…手ごわい」

時臣「さすが征服王、アーサー王にも勝つとはね」(この中で一番弱い人)

ウェイバー「あ、イリヤにギルガメッシュじゃないか。二人もゲームしに来たのか?」

ギル「我の力を示そうと思ってな」

ライダー「ほう、なら余と貴様でどちらが頂点に立つかを競おうではないか」

ギル「ばかもん!まずはこの娘とだ」



その後、皆でゲームをして過ごした。

お母様が氏んでしまった悲しみはぬぐいきれないけど、それでも皆のおかげで楽しめた気がする。


ジェネシックエメラルドテイガーバスタァアアア!!

セイバー「ライダーに投げられた!」

ウェイバー「この人でなし!」

8日目 終了
セーブ完了

818: 2014/11/04(火) 23:01:29.22 ID:IzODrPwb0
-タイガー道場-


大河「はーい、皆お待ちかねタイガー道場だよー!!」

聖杯君「気付けばスレも4/5が埋まってるねー。早いねー」

大河「そうねぇ、正直スレが埋まる前に終わるかわからないけど、終わらなかったら次スレ建てればいいだけだし特にコメント自重する必要ないわよ」

大河「あ、でも>>980超えたら次スレURL貼るまでコメントは自粛してね、ごめんね」

聖杯君「ちなみに見た所クライマックス直前に見えるけど、実際の所どうなのかな?」

大河「そうねぇ、まだ蟲爺もいるしアサシンもいるのよねー。しかも何やら不穏な輩が乱入してきそうな予感」

聖杯君「じゃあ遠慮なく次スレも建てられるね。安心だよ」

大河「さて、我様は2日後には去ってしまう。恐らくやり残した事をやるとすれば明日しかないでしょう」

大河「その点も踏まえて、明日は悔いのないように行動しましょう」

聖杯君「後で絶望に塗りつぶされてもしらないからね」

大河「では9日目スタート!」

820: 2014/11/04(火) 23:21:38.47 ID:IzODrPwb0
イリヤ「………んぅ…?」


ライダー「ぐおおおおお…ぐおおおおお…」

セイバー「すぅ…すぅ…」

時臣「うぐぐ……凛…お父さんは認めないぞ……!」ムニャムニャ


イリヤ「………そっか、今日は皆で過ごす最後の日だっけ」

イリヤ「明日になったら、ギルガメッシュはどこかに行っちゃうんだよね…」

イリヤ「そういえば…」チラッ


舞弥「すぅ…すぅ…」

イリヤ「ちゃんと寝てるね…よかった」




イリヤ「朝だし、今日は平和だと思うけど…どうしようかな?」



1:外に出てみよう
2:リビングの方に行ってみようかな

選択安価 安価下2

822: 2014/11/04(火) 23:23:09.76 ID:W1+tNt5vO

825: 2014/11/04(火) 23:39:24.65 ID:IzODrPwb0
イリヤ「リビングの方に行ってみよう」トテテテ



時臣「…ふぅ」コトッ

イリヤ「時臣おはよー!」

時臣「おはようイリヤ、早起きだね(さんが付かなくなったなぁ)」

イリヤ「何飲んでるの?」

時臣「持参した紅茶だよ。遠坂家の家訓として、朝の優雅な一時は欠かせないからね」

イリヤ「そうなんだ。ギルガメッシュは?」

時臣「王は朝の散歩に出ているよ。ウェイバー君も外にいるみたいだね」

時臣「そろそろ朝食を作らないといけない時間だね。今日の朝食は何がいいかな?」

イリヤ「んっとね…卵焼き!」

時臣「卵焼きか…………」

イリヤ「どうかしたの?」

時臣「いや、なんでもない。卵焼きを希望するなら作ってみせるさ」

イリヤ「本当!? 楽しみにしてるね!」

826: 2014/11/05(水) 00:50:16.39 ID:Rls1lVQt0
シュウウウウ…


ウェイバー「」

ギル「………」

ライダー「ふむ………」

セイバー「これは…なんだ?」

時臣「………すまない、卵焼きを作ろうとしたのだが…失敗してしまってね」

ウェイバー「なんで卵焼きを作るだけで台所が炎上しやがるんですか!?」

時臣「魔術で卵を焼こうとしたら引火してしまったんだ…すまない」

ウェイバー「普通にガスコンロ使えばいいじゃないか…あぁ、じいさんとばあさんになんて言えばいいんだ」

セイバー「だが、こんな見た目でも朝食は朝食。ありがたくいただこう」

ギル「我は炭等食わぬ」

セイバー「ブリテンの料理に比べれば日本の食事は…」パクッ

セイバー「」シュウウウウ…

ライダー「見ろ、セイバーが真っ白になったぞ!」

ウェイバー「口から白い煙が出てるし、なんか魂が抜けたような表情になってるし痙攣してるし!ちょっとセイバーを洗面所に連れていってくる!」ガタッ

イリヤ「……どうしたらこうなるの?」

ギル「あれが音痴というやつなのだろうな」

830: 2014/11/05(水) 01:03:26.23 ID:Rls1lVQt0
イリヤ「結局朝食はウェイバーが作り直してくれた。時臣さんは反省してキッチンの弁償をするって言ってたから大丈夫なのかな?」



イリヤ「そういえば、お母様が作ってくれたお守り…持ってきていたっけ」ゴソゴソ

イリヤ「………」



(アイリ「イリヤ、誕生日おめでとう」スッ

イリヤ「わぁー、綺麗な石だね。ありがとう!」

アイリ「うふふ、どういたしまして。良い事を教えてあげるわ、イリヤ」

イリヤ「?」

アイリ「この石はね、大切な人を守ってくれるお守りなのよ」

イリヤ「そうなんだ、すごいね!」

アイリ「ママはね、イリヤの事がすごく大切よ。だからこうしてこのお守りをあげてるの」

アイリ「だから…もしイリヤが絶対に離れたくない大切な人が出来たら、このお守りを渡してあげて」

イリヤ「じゃあ、キリツグにあげるの!」

アイリ「あらあら、イリヤは良い子ねー」)



イリヤ「(結局、持ったままだったなぁ…大切な人、か)」

イリヤ「(大切な人にこのお守りを渡したら、ずっと一緒にいれるのかな?)」





イリヤ「朝食の後はどうしようかな」




1:ウェイバーと話す
2:我様と話す
3:ライダーと話す
4:時臣と話す

選択安価 安価下2

832: 2014/11/05(水) 01:05:16.79 ID:WxVQddeHO
4

834: 2014/11/05(水) 01:25:12.27 ID:Rls1lVQt0
時臣「」ズーン…

イリヤ「時臣、落ち込んでると幸せが逃げちゃうよ」

時臣「あぁ、イリヤか。美味しい卵焼きを作ってあげれなくてすまなかったよ」

イリヤ「ううん、いいの。それよりお話しよう?」

時臣「そうだね、それじゃあ何を話そうか…」

イリヤ「んっとね………」



時臣さんとお話をした。

少し仲よくなれた気がした。



時臣「おっと、もうこんな時間か。そろそろ新しい工房の構築を完成させにいかないといけないな」スッ

イリヤ「あれ、もう行っちゃうの?」

時臣「夕方には戻ってくるよ。良い子にして待っていなさい」

イリヤ「はーい」



時臣さんは新しい工房を完成させるって行って出かけちゃった。

工房ってよくわからないけど完成するといいね




イリヤ「…お昼まで少しだけ時間があるし、どうしようかな」

1:ウェイバーと話す
2:我様と話す
3:ライダーと話す
4:セイバーと話す


選択安価 安価下2

836: 2014/11/05(水) 01:30:04.75 ID:tVGChdNPo

838: 2014/11/05(水) 01:45:55.90 ID:Rls1lVQt0
ウェイバー「………」ペラッ

イリヤ「ウェイバー、何読んでるの?」

ウェイバー「ん…ってうわぁ!?イリヤ、いつからそこに!?」ガタッ

イリヤ「さっき来たばかりだけど…」

ウェイバー「そ、そうか」

イリヤ「それより何読んでたの?隠さないでよー」

ウェイバー「ま、待てって!これは別に…」

イリヤ「隠さないで見せてよー!」

ウェイバー「うぎぎ…うわぁ!?」ズルッガタンッ

イリヤ「ふぇっぷ…んーと、ホムンクルスの構造原理?これって、私達の事が書いてあるの?」

ウェイバー「…多分な。これで何か手がかりが掴めればと思ったんだけど読めば読む程分からなくなって…こんなのどうしろっていうんだよ」バタッ

イリヤ「うーん、この本全然わかんない」

ウェイバー「当たり前だろ。ボクだってわからない事が多いんだから」

イリヤ「でも、ウェイバーはこんな難しい本を読んで何をするの?」

ウェイバー「………ホムンクルスって寿命が短いだろ?」

ウェイバー「だからこういう本に寿命を伸ばすヒントが無いか探していたんだ」

イリヤ「ウェイバー…」

ウェイバー「それより、お話に来たのか?それとも遊びに来たのか?今なら付き合ってやるぞ」

イリヤ「んっとね…」


ウェイバーと一緒に遊んだ。





舞弥「………」

舞弥「………ここ…は?」

839: 2014/11/05(水) 02:06:09.08 ID:2mjGMe7go
これ切嗣なんとかしないとやばくないか?

840: 2014/11/05(水) 02:40:11.26 ID:LH1F8pnfO
わーイリヤが攫われてるぞー

847: 2014/11/05(水) 10:56:53.82 ID:yd6BesMg0
舞弥「(ここは・・・見たことの無い部屋だ)」

舞弥「(身体の手当てがされている・・・マダムか切嗣がやってくれたのだろうか?)」

舞弥「(確かは私はアサシンとバーサーカーに・・・はっ!)」

舞弥「マダ・・・ぐぅ!」ズキッ

舞弥「(少し身体を動かそうとしただけでこの激痛・・・マダムがバーサーカー達の手に渡っているのだとしたら、一刻も早く動かなければ)」ググ

ガチャ

舞弥「(誰かが来たか。一体誰が・・・)」

イリヤ「あ、舞弥が目を覚ました!」

舞弥「・・・・・・イリヤ様!?ご息女が何故ここに・・・貴女はアインツベルンにいたはず」

イリヤ「みんなー、舞弥が目を覚ましたー!!」トテテテ



舞弥「(どういう事だ?切嗣が連れて来たとも思えないし・・・)」

ギル「目を覚ましたか、雑種」スゥ

舞弥「貴様は!・・・ぐぁっ」

ギル「そう噛みつくな雑種。今は娘に免じて休戦してやっているのだからな」

舞弥「・・・どういう事だ?」

ギル「言葉通りの意味だ」


ライダー「ほぉ、無事目を覚ましたようで何より」

時臣「かなりの重傷だったからもうしばらく意識は戻らないと思っていたが、まさかこんなにも早く目覚めるとはね」

セイバー「とにかく、ご無事で何よりです」

舞弥「!!!??」

849: 2014/11/05(水) 12:00:49.65 ID:ec8BJUsZ0
ウェイバー「という訳で、今はここにいる皆が協力者だ」

舞弥「………なるほど、とても信じられる話ではありませんがセイバーもいる事です。今は信じましょう」

ライダー「所でお前さん、セイバーのマスターの協力者なら切嗣という者を知らんか?この娘は切嗣に会いたい一心でここまで来たのだ。知っているなら話が早いんだが」

舞弥「(どうする?取ろうと思えば切嗣と連絡を取る事は出来る。しかし連絡すれば恐らく、彼等に切嗣の居場所がばれてしまう)」

舞弥「…私は普段別行動で、無線で切嗣と連絡をとっていた。無線機も壊れている以上、こちらから連絡する手段はない」

ウェイバー「で、電話とかは出来ないのか?」

舞弥「彼は使い捨ての携帯以外は使わない。だから連絡をとろうと思ってもこちらから連絡をする事は出来ない」

セイバー「そうなのですか?」

舞弥「そうです」

時臣「そうか…大きな進展になると思ったのだが、そう簡単にはいかないようだね」

舞弥「それより、何時の間にかご息女が冬木にいらしてここまで聖杯戦争に関与していた事が驚きです」

ギル「本人にはそのつもりはないのだろうがな。将来大物になるかもしれんぞ?」

ウェイバー「………」

ライダー「まぁなんにせよ、こうして娘の身内が見つかったのだ。今はそれでよしとしようではないか」

舞弥「………あの、貴方達はマダムを…アイリスフィールがどこにいるかご存知ですか?」

852: 2014/11/05(水) 12:22:38.62 ID:suDrn/hr0
ウェイバー「………」

時臣「………」

イリヤ「………」

セイバー「アイリスフィールは…言峰綺礼に殺されました」

舞弥「……っ!」

時臣「私達が来るのがもう少し早ければ結果は違ったのかもしれないのだがね…すまない」

舞弥「いえ、恐らくマダムも…遅かれ早かれこうなる事は覚悟していたでしょう」

セイバー「………」

ウェイバー「そういえば気になっていたんだけどさ」

セイバー「?」

ウェイバー「もしかして、セイバーのマスターってイリヤの母さんじゃなかったのか?」

セイバー「…その通りです」

ライダー「もしやとは思ったが、やはりそうであったか。マスターが氏んだらサーヴァントは現界が困難になる。それこそ新たな魔力源があれば別だがな」

ウェイバー「って事は、セイバーの本当のマスターは…」

時臣「衛宮切嗣…か」

イリヤ「!」

ウェイバー「…イリヤはキリツグに会いに日本にやってきた。それをこの人は知っているのか?」

セイバー「恐らく、知らないでしょう。連れて来れば戦いの枷になる、だから置いてきた。衛宮切嗣はそういう男だ」

ライダー「更には行方は分からない、か。困ったもんだ」

ギル「だが、聖杯戦争に参加している以上奴が我と接触するのも時間の問題だ。最も、言峰綺礼の奴に殺されていれば話は別だがな」

ウェイバー「そうだ、アサシンとそのマスターがまだ…!」

時臣「落ち着きたまえ。どちらも行方が分からない以上、無闇に探し出そうとすれば恐らくやられるだろう。居場所が掴めるまでは焦らず探せばいい」

ライダー「そういえばセイバーよ、お前さんのマスターとは会話はせんのか?」

セイバー「いえ、あの男とは一度も会話を交わしていません。…あの男と私の道は相容れぬものですから」

時臣「ふむ、では今日の所はそれぞれが自由行動という事でいいかな?」

イリヤ「あ、待って!」

セイバー「イリヤスフィール?」

イリヤ「あの、皆にお願いがあるの…」

854: 2014/11/05(水) 12:34:44.62 ID:suDrn/hr0
ウェイバー「お願い?」

イリヤ「バーサーカーのマスターの雁夜おじさんと約束したの。まとうっていう家に捕まってる桜ちゃんを助けてあげるって」

時臣「間桐…」

ギル「ほう…」

イリヤ「だから、皆でまとうに捕まってる桜ちゃんを助けてあげたいの。…だめ?」

ライダー「なるほどな、苦しむ者を思ってのマスターとの約束か」

ウェイバー「はぁ…そういう事は早く言えっつーの」

セイバー「そういう事なら、すぐにでも行きましょう」

時臣「すまないが、断らせてもらうよ」

一同「!?」


858: 2014/11/05(水) 13:27:05.48 ID:suDrn/hr0
ライダー「なんだ、連れない奴だのぅ」

ウェイバー「それって、元々は敵同士だからそこまでしてやる義理はないって事かよ」

時臣「まず、前提の部分から話させてもらうが…間桐に桜を養子に出したのは、この私だ」

セイバー「…差支えがないのであれば、事情を話してもらってもよろしいか?」

時臣「構わないよ。魔術の秘伝は子一人にしか受け継がせる事は普通許されない」

時臣「しかし幸か不幸か、遠坂家に生まれた二人の娘には、どちらも優れた魔術の素養があった」

時臣「当然、どちらに遠坂の魔術を継がせるかを選ぶ必要がある。選ばれた側は遠坂の魔術を継いで魔術師となれるが」

時臣「選ばれなかった方は魔術とは一切関わりのない凡俗として生きるしかなくなる」

時臣「自らの子の才能を摘み取らなければならない事程、不幸な事はない」

時臣「だからこそ間桐から来た養子の申し出は天啓に等しかった」

時臣「二人の娘は遠坂と間桐、それぞれの魔術の継承者となれたのだからこれ程うれしい事はないよ」

時臣「そして、何を思ったのか間桐雁夜は桜が苦しんでいると言っていたが」

時臣「魔術の継承に試練は付き物だ。桜が越えなければならない壁を、彼は桜がただ苦しんでいると勘違いしているだけだ」

時臣「私は、桜が試練を乗り越えて立派な間桐の継承者になると信じている。だから間桐から桜を連れ出すという行為に賛成はしない」

時臣「ここまでで、何か言いたい事はあるかね?」

舞弥「…筋は通っていますね」

時臣「魔術の家系に生まれた者の運命は複雑なものだ…理解してくれたかな?」

イリヤ「…わかんない」

イリヤ「魔術の家系に生まれたら、魔術師になれないと不幸なの?」

861: 2014/11/05(水) 13:40:09.94 ID:ec8BJUsZ0
時臣「魔術の素養があるのに凡俗として生きなければならない事がどれだけ不幸か、理解できていないようだね」

イリヤ「わかんないよ。魔術が使えたらどうなるの?」

イリヤ「魔術が使えたら、皆が笑顔になれるの?」

イリヤ「魔術が使えたら…お父様やお母様と一緒に、何時までも仲良く暮らせるの?」

イリヤ「桜ちゃんが苦しんでるのに、時臣さんは…助けてあげないの?」

時臣「何度も言うが、それは桜が越えるべき試練…」

イリヤ「試練ってなによ!」

イリヤ「魔術が使えなくても、幸せになれるもん…何でそんなに魔術師にこだわるの?」

イリヤ「普通の子供として生きる事が、そんなにだめなの?」

セイバー「…イリヤスフィール」

ライダー「ま、子供は理屈では考えないものだ。頭の固い奴らとは違ってな」

時臣「…悪いが、これは遠坂と間桐の問題だ。第3者に口出しをされる筋合いはない」

ギル「フン、だから貴様はつまらんのだ、雑種」

ギル「貴様はそこで一生理屈を振りまいてごねていろ。我は我の考えで動く」スッ

ギル「イリヤ…貴様に免じて王自らが動いてやる。感謝する事だな」

時臣「お、王!?」

862: 2014/11/05(水) 13:49:03.42 ID:ec8BJUsZ0
ウェイバー「確かに遠坂と間桐の問題にボク達が口を出す筋合いはないかもしれない」

ウェイバー「ならボク達はイリヤの約束を果たす為に動く。口を出す筋合いはないだろ」

ライダー「坊主、お前も言うようになったではないか。余のマスターとして鼻が高いぞ」

イリヤ「ウェイバー…ライダー…ギルガメッシュ………ありがとう」

セイバー「イリヤスフィールの護衛は、私が行いましょう」

舞弥「私も…ぐっ」

ライダー「貴様のその傷ではまともに動けんだろう。ここは大人しく待っておれ」

舞弥「………」

ギル「さて、四面楚歌となった訳だが…どうする、時臣?」

時臣「………」

時臣「…仕方ない。だが私はついていくだけだ。桜が魔道の道を進む事を好しとしているなら私は間桐に着く」

ギル「その時は好きにすればいいさ」

ライダー「では行こう!余が先陣を切り進もうではないか」

ウェイバー「今昼だぞ!?」

ライダー「なに、思い立ったが吉日というではないか」

時臣「………人払いの結界位は敷いておくよ」

863: 2014/11/05(水) 14:23:40.63 ID:ec8BJUsZ0
臓硯「雁夜の奴がやられおったか…フフフ、奴は間桐の魔術師の中でも最弱。無様に氏ぬとは間桐の面汚しよ」



ライダー「蹂躙せよぉおおお!!」

ギル「散れ、雑種」ヒュンヒュンヒュン

セイバー「エクスカリウェイバー「それはだめだぁあああああああ!!」



臓硯「グアアアアア!!」





時臣「」

ギル「フン、呆気ないものよ」

ライダー「しかしなんだ…まるで漫画で読んだ展開だったな。剣の達人大和だったか」

セイバー「ですが、この攻撃で臓硯は恐らく氏んだ。後は桜を救出するだけです」

ウェイバー「とりあえず、片っ端から探していこう。見つけたらすぐに皆を呼ぶように」

イリヤ「はーい」トテテテ




ライダー「………」

ライダー「本当に、奴は氏んだのかのぅ」

866: 2014/11/05(水) 14:41:44.50 ID:ec8BJUsZ0
イリヤ「うーん、どこにいるんだろう…あれ?」



イリヤ「ここ、なんだろ…下の方に続いてる」

イリヤ「もしかして、桜ちゃんがこの先にいるのかな?」



1:先に進んで扉を開けてみよう
2:ウェイバー達を呼ぼう

選択安価 安価下2

868: 2014/11/05(水) 14:42:56.98 ID:7MSJ/jYhO
2じゃなきゃイリヤ虫プレイが見れるんですかね

2

872: 2014/11/05(水) 16:27:28.30 ID:ec8BJUsZ0
ウェイバー「くそ、ここにもいない…」

ギル「さっさと探せ。我は何時までも待っている程寛容ではないぞ」

ウェイバー「(ならお前も探せよ…って言ったら大変な事になるんだろうなぁ)」

イリヤ「ウェイバー、ギルガメッシュー!下の方に続いてる扉見つけたよー!」

ウェイバー「地下への扉?もしかして…でかしたぞイリヤ!」

ギル「ほう、では早速向かうぞ。案内しろ」





セイバー「ここが地下室の扉か」

ウェイバー「あ、開けるぞ…」ギィ



ウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャ


イリヤ「ひっ…!」

ウェイバー「ひっ…うぐ、おえぇ」

セイバー「なんだこれは…!!」

ギル「蟲に埋め尽くされているな…入ろう等とは絶対に思わん

ライダー「…なぁ時臣よ、これが貴様の言う魔術の修練か」

時臣「………間桐の魔術の修練がどのようなものか、私は知らない」

セイバー「…あれは!」



桜「………」

874: 2014/11/05(水) 17:03:36.34 ID:yd6BesMg0
時臣「さ、桜・・・桜!!」

セイバー「待て、飛び込んでも蟲の餌食になるだけだ!」

時臣「っ!」

イリヤ「じ、じゃあどうすれば・・・」

ウェイバー「ライダー!お前ならあの中から桜を助けられるだろ」

ライダー「余に任せろ!」ズガカガガ



ライダー「助け出したのはいいが・・・大分酷い状態だな」

ウェイバー「身体中が蟲に侵食されてる・・・なんだよこれ」

セイバー「時臣、これでも桜の為だと言い張るつもりか?」

時臣「・・・・・・っ」

ギル「そんな事は本人に聞けばいいだけの事だ」スッ

ドスッ

桜「ぁ・・・が・・・!!」

時臣「桜!?王よ、一体何を」

ギル「騒ぐな。我自らが魔力で蟲を除去してやっているのだ。大人しく見ていろ」

桜「ひぎああああああああ!!」ガクガク

時臣「・・・・・・・・・っ!!」

879: 2014/11/05(水) 17:46:16.53 ID:Rls1lVQt0
ギル「………終わったぞ」

時臣「桜!!」バッ

桜「…………ぅ………とお、さか…さん?」

時臣「桜………君は間桐に来て良かったと思うかい?」

桜「………なんで、とおさかさんが…そんな事…聞くの?」

時臣「(遠坂さん、か。それもそうか)」

時臣「確かに、私と桜はもう赤の他人かもしれない。けど、もし君の父親が目の前にいたら…そう思って話してくれ」

桜「でも…早く蟲蔵に戻らないとお爺さまに叱られちゃう」

時臣「桜……!!」

時臣「お爺さん関係なく、正直な…自分の気持ちで答えてくれ。君は間桐に来てよかったと…間桐の魔術を継ぎたいと思うかい?」

桜「………」

桜「もし…嫌だって、魔術なんか習いたくないって言ったら…どうするの?」

時臣「その時は私が君を引き取る。二度と間桐とは関わらせない」

時臣「桜は…魔術を教わりたいと思うかい?」

桜「………魔術なんて、教わりたくない」

桜「間桐に来てよかったなんて…これっぽっちも思わない」

桜「私はただ…普通の人として暮らしたい」

時臣「そうか…………すまなかった」ギュッ

時臣「ごめんな………桜の気持ちも分かってやれない………ダメなお父さんで…ごめんな……」

時臣「これからは…また、凛と葵と…皆で平和に…暮らそうな」



イリヤ「時臣さん…泣いてる」

ギル「奴も人の親としての心は残っていたという事か」





桜「…………うん」ガクッ

時臣「桜?桜!?」

ギル「心配いらん、気を失っただけだ」

ライダー「まぁ何はともあれ一件落着だな。帰ったら宴だ!」

896: 2014/11/05(水) 20:21:24.10 ID:yd6BesMg0
-テイガー道場-

大河「はーい、中継地点にタイガー道場!って、なんじゃこりゃあ!?」

科学者「お前はここの主か。気にするな、少し事象干渉から避難しているだけだ」

投げキャラ「ココノ・・・科学者、ここはどこだ?」

科学者「ここはとある世界の舞台裏だな。奴の干渉も受けない安全地帯と言った所だ」

大河「あのー、貴重な舞台裏なんだけど、進行させてくれる?」

科学者「進行なら代わりにテイ・・・こいつがやってくれるから安心しろ」

投げキャラ「了解した」

大河「了解したじゃなーい!はぁ、まぁいいわ。相方に困ってたし」

ランサー「おっと、よそ者にでかい顔はさせねぇぜ」

投げキャラ「受けてたとう」

大河「さて、無事桜ちゃんを救出して一件落着・・・と言いたい所ですが、着々とフラグが積み重なっております」

ギガンティックテイガードライバー!ガジェットフィンガー!

大河「ちなみに桜ちゃんの心臓に爺は入ってません。ついでに蟲蔵は放置。意味は分かるね」

ギガンティックテイガードライバー!ガジェットフィンガー!

大河「そしてラスボス神父に行方の知れない切嗣、不穏な第三勢力の影!果たしてイリヤちゃんは無事切嗣に会えるのか!?」

キングオブテイガー!!アストラルフィニーッシュ


大河「それでは続きは深夜に!また1が突然の寝落ちする可能性があるけど、勘弁ねー」

投げキャラ「片付いたぞ。・・・む、もう終わったのか」

アーチャー「ランサーが氏んだ!」

猫「このヒトデニャス!」

909: 2014/11/05(水) 23:51:35.92 ID:Rls1lVQt0
-タイガー道場-


大河「うがー、タイガー道場だぞー!」

大河「いやー謎の押しかけ人もなんとかねz…無事帰還してもらった事だし、元の道場に戻るわねー。イレギュラー退散!」

ライダー「しかしランサーは無様でしたね」

ギル「まさかwwwwあのようなwwwぶふぉwwww投げられてwwwふwww投げられwwwふぉおwwwwwww投げられてwww氏ぬwwwwなんてwwwwwあーっはっははwwww」

ランサー「うるせぇ!あんな初見頃し対応出来るか!」

キャスター「汚い、さすが5次ギル汚い」

アーチャー「そんな事より、もうすぐスレが埋まりかねないのだが?」

大河「あぁ、へーきへーき。>>950行ったら次スレ建てるしまだ余裕でしょ」

アーチャー「…それで次スレ建てて誘導する前に埋まらないといいがな」

大河「そんな事ないない。それじゃあ9.5日目いってみよー!」

911: 2014/11/06(木) 00:48:20.10 ID:qswSDV520
ライダー「しかし無事桜の件も解決してよかったではないか」

時臣「桜には取り返しの付かない事をしてしまったよ。責めてこれからは、家族の中で暖かい時間を過ごさせてあげるつもりだ」

イリヤ「(よかったね、雁夜おじさん…桜ちゃんは無事助かったよ)」

ウェイバー「後は、イリヤのお父さん…切嗣と無事会えれば全て解決だな」

ギル「言っておくが、セイバーの本当のマスターとの対面を果たした後は休戦も終わりだ」

ライダー「分かっておる。むしろ協力してくれて感謝しとる位だ」

セイバー「アサシンの陣営の動きが気になるが、ここまで協力関係を築けた事が奇跡に等しい。再び敵同士になった時は容赦するつもりはない」

ライダー「ふむ、我々3人の王の中で誰が覇者となるか…ますます楽しみだ」




皆楽しそうに話している。でも、もうすぐ皆戦う事になっちゃう。

元々そういう戦いだから仕方ないと思っても、やっぱり少し寂しい。


ドォン





イリヤ「………?」

ライダー「………」

ウェイバー「ライダー、どうした?」

セイバー「今のは………」

時臣「まさかとは思うが…」

ギル「ふん、どうやら我の庭を荒らすふとどき者がいるようだな」


皆は気づいてるみたいだけど、私には全然わからない。

一体なんだろう?



1:音がした方に向かってみる
2:まっすぐ家に帰る
3:その場に留まる


選択安価 安価下2

913: 2014/11/06(木) 00:50:08.43 ID:E4fbds3FO

914: 2014/11/06(木) 01:07:12.01 ID:qswSDV520
イリヤ「なんだろう今の…行ってくる!」タッタッタッ

ウェイバー「あ、おいイリヤ!」



イリヤ「はぁ…はぁ…」

イリヤ「(道路のあっちこっちが壊されてる…なんだろう、これ)」

ドォン

ドォン

イリヤ「(すごい音…この近くで誰かが戦っているのかな?」



ドゴォン



イリヤ「うわっ!?」

ガシャン


ホムンクルス「」ピクッピクッ

イリヤ「これって…まさか、お爺さまの?」

イリヤ「向こうで誰かが戦ってる…なんでだろう、すぐに行かなくちゃいけない気がする」タッタッタッ


ガガガガガガガガガ………



「………」ヒュッ

コロコロ…



イリヤ「はっ…はっ…あ、キリt」



脇道に入っていく人影がちらっと見えた。

なんとなくキリツグかなって思って思わず声が出た。

けど、その瞬間強い光に包まれて…





ドカァン





DEADEND 頃し屋の戦いに介入してはいけない

916: 2014/11/06(木) 01:11:38.67 ID:qswSDV520
-タイガー道場-


大河「はいはーい、久しぶりな気がするけどDEADを通ってのタイガー道場だぞー!」

大河「残念ながら今は皆出かけちゃってるから、私が一人で道場を仕切っちゃうぞー」

大河「さて、今回の氏因だけど…好奇心で動くのは氏亡フラグ!これ常識ね」

大河「戦いに巻き込まれて氏ぬのってよくあるわよねー。本家でも主人公は戦いに巻き込まれて氏にかけてるし」

大河「じゃあどうすればいいかって?なるべく戦いに巻き込まれないようにするしかないじゃない」

大河「さて、今回ちらっと出て来た謎のホムンクルス…一体何が起きているのか」

大河「それは皆さんで確かめてください!という訳で直前からやり直してみよー」

917: 2014/11/06(木) 01:13:50.91 ID:qswSDV520
イリヤ「はっ!?」

ウェイバー「どうした、イリヤ?」

イリヤ「好奇心で動いたら氏ぬ気がする…」

ウェイバー「?」


ドォン





イリヤ「………?」

ライダー「………」

ウェイバー「ライダー、どうした?」

セイバー「今のは………」

時臣「まさかとは思うが…」

ギル「ふん、どうやら我の庭を荒らすふとどき者がいるようだな」


皆は気づいてるみたいだけど、私には全然わからない。

一体なんだろう?



1:まっすぐ家に帰る
2:その場に留まる


選択安価 安価下2

919: 2014/11/06(木) 01:14:50.41 ID:l5pYE9M40

925: 2014/11/06(木) 01:30:10.08 ID:qswSDV520
イリヤ「…ねぇ、今のなんだろう」

ウェイバー「わからない。けど戦闘が起きているのだとしたら」

ライダー「ふむ、余が様子を見てくるかのぅ」

イリヤ「ま、待って!よくわからないけど今は動かない方がいい気がするの!!」

時臣「ふむ、だけど何かよからぬ事が起きているのだとすればセカンドオーナーとしては見過ごす訳にはいかない…どうするか」

ギル「………どうやらその必要はなさそうだぞ」

イリヤ「え?それってどういう…」

ウェイバー「…何か来る!!」


ドォン


セイバー「なっ…敵襲!?」



ホムンクルス「………最優先捕獲対象、発見。ターゲット、変更」ギギギ

セイバー「あれはまさか、アインツベルンの!?」

ライダー「知っているのか、セイバー」

セイバー「えぇ、少し見た程度ですが…。あれはアインツベルンが所持しているホムンクルス。恐らく戦闘用でしょう」


ホムンクルス「対象周辺の生命体の除去…開始」グググ…

ライダー「どれ、アインツベルンとやらの兵がどれほどのものか…余が測ってやろう」シャキン

ホムンクルス「…頃す」ギュンッ

ライダー「ぬおっ!?」ガキィン


ギチチ…


ライダー「こやつ…見た目に反してなんつー怪力よ」

ホムンクルス「処理対象、損傷なし 追撃に移行する」シュンッ

ライダー「ぬおおおおお!!」ドガァッ

ウェイバー「ライダー!!」


ホムンクルス「処理対象、損傷軽微…追撃に移行する」

セイバー「待て!!」ヒュンッ

ガキィン

ホムンクルス「別の対象、接近。識別開始…頃す」シャキンッバッ


ホムンクルス「ぐっ………このホムンクルス、サーヴァントにも負けない力を持っている」

926: 2014/11/06(木) 01:31:46.59 ID:tI/J/e/w0
ホムンクルスが自演してるぞ

948: 2014/11/07(金) 07:44:46.50 ID:8ZuE8yc10
ホムンクルス「…と、次の瞬間貴方は言う」ガキィン

セイバー「ぐっ………このホムンクルス、サーヴァントにも負けない力を持っている…はっ!?」

ウェイバー「ふざけてる場合か!」

ライダー「すまない、セイバー」キィン


ホムンクルス「殲滅対象、危険度A…戦闘を続行」


ライダー「しかしあやつ、生身で余やセイバーと互角の力とは…あっぱれだ」

セイバー「関心している場合ではないぞライダー。油断すればやられるのは私達の方かもしれないぞ」

ライダー「分かっておる!」


ガキィン キィン キィン



ウェイバー「あいつ、一体何者なんだ…サーヴァントと殴り会えるなんて」

ギル「なに、すぐに終わるさ…見ていろ」




セイバー「はぁっ!」ヒュッ

ホムンクルス「っ!!」バキィン

ホムンクルス「…武器破損、戦闘続行による最優先捕獲対象の捕獲は困難と判断。情報の提供を優先するべきと判断した為、一時撤退」ヒュンッ


ライダー「…行ったか」

時臣「まさかサーヴァントと力で対抗出来る存在がいるとはね…恐れ入ったよ」

セイバー「あれはアインツベルンのホムンクルス。錬金術で作り出した戦闘特化のホムンクルスでしょう」

ウェイバー「けど、何でそんなのがここに…」

イリヤ「…お爺さまが私を連れ戻しに来たのかも」

ウェイバー「イリヤ?」

ライダー「何やら複雑な事情のようだな。セイバー、何か知っているか?」

セイバー「…アインツベルンの詳しい事情はわかりません。しかし、彼女がアインツベルンに内緒で日本に来ていたのだとすれば、連れ戻すのも頷けます」

時臣「そうなるとこうしている間にも追っ手が来ないとは限らない。一度戻って今後の話し合いをしなければ」

950: 2014/11/07(金) 08:08:11.79 ID:Js8uF7OTO
なんつー力技w

951: 2014/11/07(金) 09:22:08.99 ID:8ZuE8yc10
-冬木市民会館-



アサシン「報告致します。衛宮切嗣の捕捉に成功しました」

綺礼「そうか。では詳細を話せ」

アサシン「はっ。衛宮切嗣はアインツベルンのホムンクルスと戦闘を行っておりました。また、その内の一体がライダー・セイバー・アーチャーの陣営を発見した途端、攻撃目標をそちらに変更致しました」

アサシン「結果、ホムンクルスはサーヴァントに撃退。衛宮切嗣は再び失踪しましたが、現時点での位置は掴めております」

綺礼「アインツベルンのホムンクルス………」

「どうやら、天はまだお前を見放してはおらんようじゃのお…言峰綺礼」

綺礼「!!」バッ

「そう殺気を放つな。せっかく力を貸してやろうとこうして足を運んでやったというのに」

綺礼「何をしにここに来た…間桐臓硯」

臓硯「言ったじゃろう、力を貸しに来たと」

綺礼「どういう風の吹き回しかは知らんが、貴様のような化物を信用すると思っているのか?」

臓硯「信用等いらぬ。儂の目的はあくまで聖杯…その為ならば、今最も聖杯に近い男に手を貸してやるのが一番の近道と判断しただけよ」

綺礼「(アイリスフィールの体内から取り出した聖杯の器に気付いているか…)」

綺礼「あくまで聖杯が目的か…だが、私が手を組まなかった場合はどうするつもりだ?」

臓硯「それはあるまいて。儂はこう見えても鼻が利く。言峰綺礼、おぬしからは儂と同類の匂いがするぞ。腐肉の旨味に釣られて這い寄ってきた蛆虫の匂いがな」

臓硯「綺礼よ、貴様のその本性を満たすものを味わいたくはないか?」

綺礼「私の本性を満たすもの…それを貴様が用意出来るとでも?」

臓硯「あぁ、出来るとも。じゃがそれは聖杯を手に入れた後じゃ。貴様が手を組まないというのであれば儂は大人しく退散するとしようかのう」

綺礼「………」

臓硯「儂と手を組むというのであれば、儂からは間桐の蟲をアサシンの援護に回してやろう。雁夜の奴の操る蟲とは比べ物にならん凶暴さよ」

綺礼「…いいだろう。ただし私の邪魔だけはするな」

臓硯「あぁ、好きにするがいい」






セーブ完了 後編に続く

960: 2014/11/07(金) 11:24:03.97 ID:qPprG03n0
おまけの埋めネタ

ケイネス先生に保護された場合のDEAD


ケイネス「結界24層、魔力炉3基、猟犬がわりの悪霊ry」

ケイネス「お互い存分に秘術を尽くしての競いあいが出来るというものだ」

イリヤ「よくわからないけどすごいね!」

ケイネス「私は優秀な魔術師だからね。これくらい造作もない事だよ」

ケイネス「ソラウも見ていたまえ、先程の発言はすぐに撤回させてみせようじゃないか」

ソラウ「あら、楽しみにしているわ」


イリヤ「(ちょっとお手洗いに行って来ようかな)」トテテテ





切嗣「・・・」ピポパポピポパ



ピー



ドカァン



イリヤ「え?」



突然建物が爆破されて、私は崩れゆく瓦礫と共に落下していき・・・

そのまま、跡形もなく砕け散って瓦礫の下敷きになった。


DEADend 爆破テロには勝てなかったよ・・・

961: 2014/11/07(金) 11:27:10.88 ID:HMbMBMQyo
うん、だろうね、そうなると思ってたよHAHAHAHA!

963: 2014/11/07(金) 11:53:22.30 ID:qPprG03n0
おまけの埋めネタ2

既に潰えたランサールート




イリヤ「なんとか冬木市に着いたわ!早くキリツグを探さなくちゃ」

イリヤ「とりあえず町を歩いてみようかな」




ランサー「(我が主の命でサーヴァントを挑発しているが・・・一向に応じる気配がないな)」

ランサー「(このまま収穫無しで帰還する訳にもいかない。どうしたものか・・・ん?)」

イリヤ「あの、キリツグっていう人を知りませんか?」

男「いや、そんな人は知らないな」



ランサー「(人探しか・・・迷子の可能性があるな)」

964: 2014/11/07(金) 12:06:08.11 ID:qPprG03n0
ランサー「(だが、今は主の命でサーヴァントを探している身。すまないが力にはなれない・・・気付かれる前にこの場を去るべきか)」

イリヤ「あの・・・」

ランサー「ん?」

イリヤ「人を探しているんです。キリツグって人を知りませんか?」

ランサー「すまない、キリツグという人物には私も心当たりがない。悪いが他を当たってくれ」

イリヤ「そうですか・・・」シュン





ランサー「(・・・何故だろうか。放っておいてはいけない気がする)」






イリヤ「あの、すみません。キリツグっていう人を知りませんか?」

魔術師「キリツグ・・・まさかエミヤキリツグの事か?」

イリヤ「知ってるの!?あの、私のお父さんなんです!」

魔術師「魔術師頃しの娘か・・・あぁ、私は切嗣を知ってるぞ。ついてきたまえ」

965: 2014/11/07(金) 12:17:07.13 ID:qPprG03n0
イリヤ「わぁ・・・凄い」

魔術師「簡易的な工房だが、私の拠点だよ」

イリヤ「この水槽、なんだろう」

魔術師「あぁ、それはね・・・貴重な実験材料である君を保管しておく為の入れ物だよ」スッ

イリヤ「え?」

魔術師「恨みはないが、運が悪かったと思って諦めたまえ」ヒュッ


キィン



魔術師「っ!?」

イリヤ「ふぇ?」

ランサー「全く、知らない人に着いていったらいけないと親から教わらなかったのか?」

魔術師「貴様・・・邪魔をするな!」ボウッ

ランサー「ふっ!」キィンキィン

魔術師「何!?」

ランサー「はぁっ!」ドスッ

魔術師「ぐああ!」ドサッ





イリヤ「(わぁ・・・かっこいい)」

ランサー「大丈夫か?」

イリヤ「う、うん・・・ありがとう」

ランサー「これに懲りたら、知らない人に着いていかない事だ」

イリヤ「あ、待って!」

ランサー「どうした?」

イリヤ「あの・・・お名前だけでも、教えてくれませんか?」

ランサー「そうだな・・・ランサーとだけ名乗っておこう」

969: 2014/11/07(金) 13:56:55.71 ID:fcZxDP8u0
ランサー「(すっかり遅くなってしまったな・・・あの後殺気を再び放ってみたが挑んで来る猛者は一人もいなかった)」

ランサー「(主もご立腹だが・・・ん?)」ピタッ

ケイネス「どうさたランサー?早く敵サーヴァントを見つけたまえ。それともようやく見つけたかね?」

ランサー「いえ、サーヴァントかどうかは分かりませんが妙な気配がしたので」

ケイネス「ならとっとと確認してこい。ソラウに私の良い所を見せなければ示しが付かんのだ」

ランサー「はっ」






イリヤ「い、いや・・・」ガタガタ

キャスター「怖がる必要はありませんよ。貴女はこれからジャンヌに捧げる最高の供物になるのですから」スッ

イリヤ「だ、誰か・・・誰か助けてええええ!!」



ランサー「そこまでにしてもらおうか」スッ

キャスター「・・・なんですか貴方は?」

ランサー「私はランサーのサーヴァントだ。貴様は見た所キャスターのサーヴァントとお見受けするが・・・幼子に手をかけるとはとんだ下劣な輩め」

イリヤ「あ・・・さっきの槍の人」

ランサー「全く、また会うとはな・・・怪我はないか?」

970: 2014/11/07(金) 14:22:58.60 ID:8ZuE8yc10
イリヤ「う、うん」

キャスター「どこの誰かは知りませんが、私は聖処O復活の為に最高の供物を用意する必要があるのです。そこの子供はジャンヌに捧げる最高の供物にふさわしい…それを妨げるのであれば、誰であろうと容赦はしませんよ」

キャスター「いでよ、海魔達!!」ドバババッ

イリヤ「な、なにあれ!?」

ランサー「それが貴様の宝具か…お嬢ちゃん、私にしっかり掴まって離れないように」

イリヤ「え…あ、うん。わかった」ギュッ

ランサー「では行くぞ、キャスター!!」バッ

キャスター「愚かな…海魔に喰われて絶望しながらあの世に送ってさしあげましょう」スッ

海魔「「「ギシャー!!」」」

ランサー「はっ!」ドスッ

海魔「ギィ!!」

ランサー「ふっ!!」ドスッ

海魔「ヒギィ!!」

ランサー「せいっ!!」ズバッ

海魔「プギャ!!」

イリヤ「(すごい…ランサーってこんなに強いんだ)」

キャスター「数匹海魔を倒した所で、新しい海魔はどんどん出てきますよ。果たしてどこまで持ちこたえる事が出来ますかな?」ウジャウジャ

ランサー「チッ、キリがないか…主よ」

ケイネス「よかろう…宝具の開帳を許可する」

イリヤ「あれ?今どこからか誰かの声が聞こえたような…」

ランサー「承知した」ジャキン

キャスター「赤い槍?そんなもので何が出来る!!」

ランサー「こうするのさ!」シュバッ

海魔「ギァオ!」

海魔「ブルァ!!」

海魔「ヌワーッ!!」

キャスター「なっ!?」

ランサー「もらった、ゲイシャルグ!!」ザンッ


キャスター「………っ!!」



ドシャァッ

イリヤ「すごい…お化けが一斉に消えた!」

ランサー「ゲイシャルグは突いたものの魔力を無効化する…これで貴様の宝具を付けば…ま、こんな所だ」

キャスター「おのれええええ!!おのれおのれおのれおのれおのれええええええええええええええええ!!」

ランサー「終わりだ、キャスター!!」

キャスター「ぐぬぬぬぬ…ふん!!」ボフンッ

ランサー「!!」

イリヤ「うわっ!?」

シュウウウウ…

ランサー「………逃げられたか」

972: 2014/11/07(金) 14:57:55.88 ID:8ZuE8yc10
ランサー「だがまぁ、それよりも…こんな時間に出歩いていると、さっきみたいな怖い人に襲われるぞ?」

イリヤ「ご、ごめんなさい…」

ランサー「家は分かるか?」

イリヤ「ううん、わかんない」

ランサー「わからない?」

イリヤ「キリツグを探して日本まで来たけど、肝心のキリツグがどこにいるのかわかんないの…」

ランサー「…やれやれ、探している人物の場所も分からずにさまよっていた訳か。夜も遅いから宿に泊まるという考えは浮かばなかったのか?」

イリヤ「お金も盗まれちゃって、宿にも泊まれないの」

ランサー「………」

ランサー「(主よ、少しいいでしょうか)」

ケイネス「(何かね?)」

ランサー「(先程の戦闘で行き場のない少女を見つけた。私の方で保護してもよろしいでしょうか?)」

ケイネス「(…構わん。ただし面倒はお前が見ろ)」

ランサー「(ありがとうございます)」

ランサー「なら私の所に泊まるといい。野宿よりはマシだろう」

イリヤ「…いいの?」

ランサー「主からの許可も出た。それにこんな所で一人彷徨っている女性を放っておける訳がない」

イリヤ「ランサー…ありがとう」

ランサー「礼は主に言ってくれ。…そういえば名前を聞いていなかったな」

イリヤ「イリヤよ。イリヤスフィール・フォン・アインツベルン。よろしくね、ランサー」

973: 2014/11/07(金) 15:27:56.88 ID:8ZuE8yc10
ケイネス「で、それが保護した少女とやらか」

イリヤ「イリヤよ。イリヤスフィール・フォン・アインツベルン」

ソラウ「よろしくね、イリヤちゃん」

ケイネス「アインツベルンの令嬢か…うちのランサーが世話になったね。私は忙しい身なので君の面倒は全てランサーに任せる。工房があるから勝手に出歩いたりはしないように」

イリヤ「はーい」








イリヤ「ベッドがある…もふもふだ」

イリヤ「(ランサー「大丈夫か?」)」

イリヤ「(全く、また会うとはな・・・怪我はないか?」)

イリヤ「(ランサー…かっこよかったな。えへへ)」


ジリリリリリ


イリヤ「な、なに!?どうしたの!?」ガバッ


ランサー「イリヤ殿、緊急事態だ」

イリヤ「ランサー、どうしたの!?」

ランサー「襲撃だ。恐らくはサーヴァントとそのマスター…危険だから我が主の所に避難していなさい」

イリヤ「ま、待って!ランサーはどこにいくの?」

ランサー「俺は下の階で敵を迎撃する。私が戦っている間に早く主の所へ」


イリヤ「ランサー…」



1:うん、分かった。気を付けてねランサー
2:私も一緒に行く!


選択安価 安価下2

975: 2014/11/07(金) 15:32:15.66 ID:zblisOcZO
これ、一緒に行ったら爆発じゃね…
安価は1

976: 2014/11/07(金) 15:44:46.50 ID:8ZuE8yc10
イリヤ「うん、分かった。気を付けてねランサー」

ランサー「あぁ、行ってくる」バッ








ケイネス「結界24層、魔力炉3基、猟犬代わりの悪霊、魍魎数十体、無数のトラップ、廊下の一部は異界化させている空間もある。フロア一つ借り切った完璧な工房だ」

ケイネス「ソラウ…先程の発言、撤回させてもらうよ」

ソラウ「えぇ、期待しているわ」




イリヤ「ケイネスさーん」トテテテ

ケイネス「ん?先程のアインツベルンのご令嬢か…大方、ランサーの奴にこちらに避難するように言われたのだろう」

イリヤ「うん、そうだけど…」

ケイネス「心配はいらないさ。私の作った魔術工房は完璧だ…何人たりともここまで辿り着く事は出来ない」

ケイネス「だから自分の部屋で大人しく待っていたまえ。となりの部屋までのトラップは特別にオフにしてある」

ケイネス「それとも…私の魔術工房が信用出来ないのかね?」

イリヤ「で、でも…」

ソラウ「彼もこう言っている事だし、大人しく部屋で待っていたらどうかしら?」

イリヤ「………分かった」








切嗣「・・・」ピポパポピポパ



ピー



ドカァン



イリヤ「え?」



突然建物が爆破されて、私は崩れゆく瓦礫と共に落下していき・・・

そのまま、跡形もなく砕け散って瓦礫の下敷きになった。


DEADend このルートはあくまでランサールートです


977: 2014/11/07(金) 15:48:48.39 ID:8ZuE8yc10
-タイガー道場-

大河「デデーン、イリヤ、アウトー!!」

大河「という訳でオマケ編のタイガー道場!埋めネタのランサールートはいかがだったかな?」

大河「そう、このルートはあくまでランサールートなの。だからケイネス先生は便りになりません」

大河「という訳でやり直し…と言いたい所だけどスレが埋まるまでにランサールートが完結する自信がないのよね…ソードマスターでいいなら別だけど」

大河「という訳で、オマケのランサールートは一旦ここまで!もし続き書くとしたら2スレ目の本編完結後に書くかもしれないから、その時に頑張ってねー」

アーチャー「終わったなら今度こそHTML化依頼を忘れずにな」

大河「え、いやよめんど…埋めネタ思いついた時に書きたいもの」

アーチャー「………」

982: 2014/11/07(金) 20:20:00.16 ID:fcZxDP8u0
おまけの埋めネタ3

ランサー、氏す





ランサー「では、行って来る。これから向かう戦いは危険なものになる・・・大人しく待っていられるか?」

イリヤ「ランサー・・・お願い、絶対に氏なないで」

ランサー「あぁ、安心しろ。生きて必ず帰ってくる。だから涙を流さないで欲しい」

イリヤ「でも・・・」

ランサー「大丈夫だ。・・・我が主の誇りにかけて誓おう」

ケイネス「ランサー、そろそろ行くぞ」

ランサー「はっ」

ランサー「フィオナ騎士団の一人、ディルムッド・オディナ・・・参る!!」

イリヤ「ランサー・・・絶対に、絶対に帰って来てね!帰って来ないと許さないから!!」

983: 2014/11/07(金) 20:31:17.67 ID:fcZxDP8u0
ギル「フン、まさか我と聖杯を争う戦いに残る者が貴様だとはな・・・雑種」

ランサー「ギルガメッシュ・・・最後に残るのが貴様だとは予想していた。この戦い・・・我が主の誇りにかけて、勝たせてもらう」

ケイネス「私の魔術礼装、じっくり味わってくれたまえ」

ギル「雑種が王に偉そうな口を叩くな!!」ヒュンヒュン



ランサー「はぁっ!」キンキンキン

ケイネス「無駄だよ、私の水銀はその程度では突破出来ん」

ギル「我の財を弾くか・・・なら量を3倍に増やしてやろう」ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン

ランサー「なっ・・・!」キンキンキン

ケイネス「む、無駄だよ、私の水銀のry」

ギル更に倍だ」ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン

ランサー「ぐっ・・・!!」キンキンキンキンキンキンキンキンキンザシュッ

ケイネス「ら、ランサー!なんとか突破口を探し出せ!(水銀に引きこもりながら)」

ランサー「しかし主よ、この弾幕では・・・!!」

ギル「どうした、さっきまでの威勢はどうした?」

ランサー「ぐぁっ・・・!!」ザシュッ

ギル「ほれ、片腕が使えなくなったぞ?どうする?」

ケイネス「こうなったら・・・令呪を持って命ずる。ランサーよ、弾幕を突破してギルガメッシュを討ち取れ!!」

ランサー「!!」

984: 2014/11/07(金) 20:36:21.92 ID:fcZxDP8u0
ランサー「(主よ・・・まさか特攻しろと!?しかし、これしか突破口がないのも事実)」

ランサー「うおおおおおおお!!」

ギル「愚かな・・・消え失せろ!!」ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン

ランサー「うおおおおおおお!!」ザシュッグサッドスッザシュッグサッドスッ

ランサー「もらったぁ!」

ジャラララガキィン

ランサー「なっ・・・!?」

ギル「惜しかったなぁ・・・この鎖からは神であろうと逃れられん」

ランサー「ぐっ・・・!!」

ケイネス「ランサー!(水銀に引きこもりながら)」

ギル「散るがいい、雑種」

987: 2014/11/07(金) 20:40:55.03 ID:fcZxDP8u0
イリヤ「心配で追ってきたけど・・・ランサー無事かなぁ」



ランサー「ぐあああああああああ!!」



イリヤ「こ、この声・・・ランサー!!」ダッ




ランサー「がっ・・・はっ」

ギル「呆気ない最後だったなぁ・・・所詮この程度か」


イリヤ「ランサー!!」ダッ

ランサー「い・・・イリヤ・・・殿」

イリヤ「ランサー・・・やだよ、氏んじゃやだ!」

ランサー「申し訳ありません・・・最後の約束・・・果たせそうにない」

イリヤ「やだやだやだ、消えないで!!」


ランサー「どうか・・・ご無事で」




イリヤ「ランサーぁああああああ!!」
954: 2014/11/07(金) 09:40:10.80 ID:8ZuE8yc10
-タイガー道場-

大河「おぼろろろろろろろろ」

ランサー「うわっ汚ねぇ!何やってんだてめぇは!!」

大河「だってしょうがないじゃない…昨日は飲みすぎて21時には帰るはずが路上で寝たり最寄駅で降りてまた電車乗ったり改札口前で寝たり路上で寝たり警察のお世話になったりして帰宅が0時過ぎだったりと大変だったのよ」

アーチャー「だから飲み過ぎるなとあれほど言ったのだ」

大河「それで帰宅してからはだるくて頭痛くてそのまま寝ちゃって…」

アーチャー「分かった、分かったから。それで更新出来なかったと言いたいのも分かったから早く進行するぞ」

大河「ごめん、代わりに進行して…」

アーチャー「全く、仕方ない…」

アーチャー「さて、イリヤが暇を持て余して切嗣に会う為に日本に来て奮闘するだけのSSだったはずがとんだ大冒険になってしまった訳だが…まさか2スレ目に突入するとは思わなかったぞ」

アーチャー「さすがに物語も後編に突入しているから3スレ目はないだろうとは思うが、是非後編も見てほしい」

アーチャー「ちなみに、この物語には道中BAD・DEADを除いたENDとしてはバッドENDとノーマルEND、グッドエンド、そしてトゥルーエンドが用意してある」

アーチャー「また、グッドエンド・トゥルーエンドには現時点では2通り用意してある。どちらに辿り着くかは皆の安価次第だ」

アーチャー「とは言ったものの、イリヤが辿り着く結末がグッド・トゥルーであるかどうかも安価にかかっている訳だが」

アーチャー「そして次スレはこちらだ。間違えないようにな」


大河「さーて、次スレも用意した事だし後は何もやることないわよねー。という訳で、残りは埋めなりなんなりしちゃってねー!」

アーチャー「待て藤ねぇ、後始末はしっかりしろ!藤ねぇええええええええ!!」

955: 2014/11/07(金) 09:43:43.11 ID:T5l2Fuqmo
建て乙
50レス埋めるのはちょっと厳しい

956: 2014/11/07(金) 09:52:08.44 ID:h86x/TtTO


どうせなら凛ちゃんの冒険でもする?

1000: 2014/11/08(土) 00:25:58.50 ID:th7EU/7UO
1000ならトゥルーエンド

引用: イリヤ「暇だからキリツグを追いかけて日本に行く」