1: 24/02/17(土) 23:17:41 ID:llWr

北上麗花「香ばしくて、意外とおいしいですよ♪」

P「……ありがとう」

麗花「さあさあ、食べちゃってください」

P「……確認だけど、これ、味見した?」
ミニッチュ アイドルマスター ミリオンライブ! 北上麗花 ビッグ 缶バッジ
2: 24/02/17(土) 23:18:27 ID:llWr

麗花「もちろんですよ。そうじゃないと、意外とおいしいなんて、言わないですよ」

P「それはそうだけど……」

麗花「あっ、もちろん、煮干しによって少し味が変わるので、プロデューサーさんの食べる分は味見してないことになりますね」

P「その誤差はまあ、うん、大丈夫」

麗花「良かったです。では、騙されたと思ってポリポリっと、いっちゃってください」

P「……ちなみに、他の人にもあげた?」

3: 24/02/17(土) 23:18:58 ID:llWr

麗花「茜ちゃんにあげましたよ」

P「茜はこれ、食べたの?」

麗花「はい! とてもいい感想を言ってくれました」

P「マジか……なんて?」

麗花「別々に食べた方がおいしい、って」

P「いや、どこがいい感想なんだ」

4: 24/02/17(土) 23:19:34 ID:llWr

麗花「だって、チョコって、とてもおいしいですよね?」

P「そうだな」

麗花「煮干しも、とてもおいしいですよね?」

P「そうだな」

麗花「それでこれが、まずくないってことは、つまり普通ってことですよね!」

P「そうはならないだろ……」

5: 24/02/17(土) 23:20:07 ID:llWr

麗花「……食べてくれないんですか?」

P「いや、いただくけど、ちょっと勇気が出なくて」

麗花「大丈夫ですよ。想像通りの味ですから」

P「だからなんだけど」

麗花「前にあげた、煮干し味のチョコくらいおいしいですから」

P「あれは錬金術だったよな」

6: 24/02/17(土) 23:21:16 ID:llWr

麗花「仕方ないですね。こうなったらこれです! ぱんぱかぱ~ん!」

P「……50円玉?」

麗花「あなたはだんだんチョコでコーティングされた煮干しを食べたくなーる」

P「催眠術の相場は5円玉だろ?」

麗花「きっと10倍の威力がありますよ」

P「そういうことじゃない気が……うん、でもわかった、食べるよ」

7: 24/02/17(土) 23:22:16 ID:llWr

麗花「本当ですか? 後悔しませんか?」

P「するかもしれないけどな……いただきます」

麗花「どうですか? 甘くて、しょっぱくて、パサパサねっとりしてて、舌に残る感じですよね?」

P「……うん、その通り」

麗花「普通ですよね?」

P「それは違う」

8: 24/02/17(土) 23:22:48 ID:llWr

麗花「あーあ、残念」

P「というか、普通が良かったら、板チョコか何か買えばいいんじゃないか?」

麗花「手作りだから良いんじゃないですか。愛情たっぷりですよ」

P「……ありがとな」

麗花「それじゃあ、第2弾、持ってきますね」

P「……へ?」

9: 24/02/17(土) 23:23:27 ID:llWr

麗花「冷やす時間とか、チョコの量を変えて、いろいろ作ったので、食べてくださいね」

P「……煮干しチョコを?」

麗花「違いますよ」

P「良かった」

麗花「チョコでコーティングされた煮干しです。煮干し味のチョコじゃないですよ」

P「あ、うん……」

10: 24/02/17(土) 23:24:21 ID:llWr

……

P「うぷ。いくつも食べるものじゃないな……量が少なくて助かったけど……」

P「誰か普通のチョコくれないかな……」

高坂海美「プロデューサー!」

P「ちょっと待って」

海美「バレンタインチョコだよ! 手作り!」

P「待ってくれ、このタイミングの海美はちょっとした博打だから」

11: 24/02/17(土) 23:24:56 ID:llWr

海美「何言ってるの? 見てよ、ほらほら」

P「いやちょっ……え? 何? すごくおいしそう」

海美「でしょでしょ? けっこう上手くいってるでしょ?」

P「……そういえば、これ味見した?」

海美「もちろん♪」

P「よし、じゃあ、いただきます」

12: 24/02/17(土) 23:25:17 ID:llWr

海美「味は個性的な感じ?かな☆」

P「え?」パクッ

おわり

13: 24/02/17(土) 23:25:43 ID:llWr
担当は大人しくて少し物足りなかったですが、麗花さん筆頭に今年も楽しめました。
トンチキホワイトデーも楽しみです。

完結報告してきます。

引用: 北上麗花「煮干しをチョコでコーティングしてみました!」