京子｢結衣も何笑ってんのさ｣ｼﾗｯ

結衣｢えっ、京子…？お、おまえ急にどうしたんだ｣

京子｢ああほんと気分悪いわ｣

綾乃「としのう…きょうこ…ぐすっ」ｺﾞﾒﾝﾅｻｲ ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ

京子「……」

結衣｢お前がいきなりあんな態度とるから綾乃泣いてたじゃないかよ｣

京子「いいもん」

結衣「お前さ、なんで今日に限ってそんなに機嫌悪いんだ？」

京子「べつに悪くないもん」

結衣「ちゃんと綾乃に謝った方が…」

京子「謝らないもん」

結衣「いい加減にしろ！

京子「はぁ」

結衣「普段は面白そうにしてるくせに、お前のそういった突発的な言動が綾乃をどれだけ傷つけたと思ってるんだ…」

京子「結衣…」ﾌｩ

結衣「なんだ」

京子「勘違いしてない？」

結衣「えっ…」

京子「私がこのまま綾乃をほっておくと思ってるの？」

結衣「謝りに行く気になったのか」

京子「いや」

結衣「ごめん。まじでお前の言ってることが理解できない」

京子「結衣だったら分かってくれると思ったのに」

結衣「何がだよ」

京子「京子ちゃんの考えてること」

結衣「綾乃に謝りに行くわけでもないんだろ？想像もつかない」

京子「勝った」

結衣「意味わかんねーよ」

京子「そんじゃそういうことでっ」ﾀｯﾀｯﾀｯ

結衣「ど、どこ行くんだよ？」

京子「決まってるだろ～～～」

ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ

綾乃「……ぐすんっ…ぐすっ」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

綾乃「なんでこんなに辛いのよ……馬鹿なのは私じゃないの…」

綾乃「いつもいつも……歳納京子だって私のために我慢して笑顔をつくってくれていたのね……ぐすっ」


「あーーやのーーーーーー」


綾乃「ふぇっ…としのう…きょうこ？」ﾎﾟﾛ

京子「綾乃～～～～～～～～～」ﾀｯﾀｯﾀｯ


綾乃(とっ…歳納京子が私のほうに走ってくる……どどどどっ、どうしよっ)

綾乃(とりあえずさっきのことを謝らないと…えっと…えっと)

綾乃(えっとぉ……ああなんでこんなときに言葉が出て来ないのよっ)

綾乃(これが最後のチャンスかもしれないのよっ)ｳﾙｳﾙ

京子「綾乃～～～～～～～～～～～～～」ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ

綾乃「ととと、歳納京子、ああ、あんたね！じゃなくて…ささ、さっきは本当ごめんっていうか…歳納京子に嫌な思いをさせてしまって……」ﾎﾞｿﾎﾞｿ

京子「綾乃～～～～～～～～～～～～～」ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ

綾乃「ごめんなさい！もうあんなダジャレは二度と言わないわ！！だから……」

京子「綾乃～～～～～～～～～～～～～」ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ

綾乃「私のことを嫌いになったり……ぐすっ」ｳﾙｳﾙ


結衣「なんだ結局謝りに行くのかよ」


京子「綾乃～～～～～～～～～～」ﾄｳｯ！


京子「」ｷﾞｭｯ

綾乃「ふぇっ///」

京子「綾乃っ！捕まえたっ」ﾑｷﾞｭ

綾乃「とと、歳納京子…ここここ、これは///」

京子「なんか綾乃が可愛すぎちゃってさ～」ｴﾍﾍ

綾乃「そそ、そんな何よいきなり……怒ってるんじゃなかったの……ぐすっ」

京子「私ね、綾乃のダジャレとってもとっても大好きだよ！」ﾆｺﾆｺ

綾乃「だからやめてよ…そんな……ぐすっ」

綾乃(本当に…本当にっ…よかったわ)ｳﾙｳﾙ

京子｢もう本当に綾乃ったら可愛いんだから～～｣ﾖｼﾖｼ ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

綾乃「だからやめてってば歳納京子///」

綾乃(嬉しい…ありがと///)

京子｢今日は綾乃とたくさん話したいから、一緒に帰ろっ｣

綾乃「///」ｺｸﾘ

京子「あっ、そういえばさっきね、綾乃のダジャレについて考えてたんだけどさっ」


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結衣「」

結衣「…」

結衣「……」

結衣「えええええっ」


結衣「あいつ最後まで謝ってねーし、はぁ？おかしいだろ！」




おしまい

最後よくわからんけど綾乃ちゃんはチョロイなー
乙

>>44次はもう一捻り頑張る