1:◆L0dG93FE2w 2012/10/14(日) 20:29:50 ID:vw4Z4/J.
男「まったく、幼は…」
幼「ご、ごめん」
男「今回は俺が見つけられたから良かったけど…」
男「こんな所で迷ったら、幼一人じゃどうにもなんないだろ」
幼「見つけてもらえてラッキー…だったね?」
男「まったく…電車から降りて5秒ではぐれるとは」
幼「えへへ。申し訳ないです」
男「…俺の手、しっかり握ってろよ」
幼「う、うん」
※このSSは
幼馴染「ラッキー!」男「また?」
の、続きの話しです
幼「ご、ごめん」
男「今回は俺が見つけられたから良かったけど…」
男「こんな所で迷ったら、幼一人じゃどうにもなんないだろ」
幼「見つけてもらえてラッキー…だったね?」
男「まったく…電車から降りて5秒ではぐれるとは」
幼「えへへ。申し訳ないです」
男「…俺の手、しっかり握ってろよ」
幼「う、うん」
※このSSは
幼馴染「ラッキー!」男「また?」
の、続きの話しです
2: 2012/10/14(日) 20:30:12 ID:vw4Z4/J.
男(とっさに握っちゃったけど、なんかちょっと照れるな…)
幼(男に手、握られてる…)
幼(手を繋ぐのなんて、別に何ともないはずなのに…何か照れちゃうな)
幼「ま、まぁ日本語通じるんだからさー」
幼「迷っても、その辺歩いてる人に聞けばわかるよ、多分」
男「それでもだよ、俺が心配なんだよ」
幼「ありがとね、男」
幼(男に手、握られてる…)
幼(手を繋ぐのなんて、別に何ともないはずなのに…何か照れちゃうな)
幼「ま、まぁ日本語通じるんだからさー」
幼「迷っても、その辺歩いてる人に聞けばわかるよ、多分」
男「それでもだよ、俺が心配なんだよ」
幼「ありがとね、男」
3: 2012/10/14(日) 20:31:03 ID:vw4Z4/J.
男「しっかし、さすが大都会。人が多いなぁ」
幼「そうだねぇ。沖縄じゃ考えられないねー」
幼「男、道はわかるの?」
男「あぁ、一応ガイドブックは買ってきた」
幼「あとはスマホで何とかなるだろう」
幼「スマホ使いこなして、何か都会人みたいだよ、男」
男「ま、普段はあまり使わないんだけどなー」
男「こんな時くらいは役に立ってもらわんとなー」
男「ちょっと待っててな」
ピッピピッ
幼「そうだねぇ。沖縄じゃ考えられないねー」
幼「男、道はわかるの?」
男「あぁ、一応ガイドブックは買ってきた」
幼「あとはスマホで何とかなるだろう」
幼「スマホ使いこなして、何か都会人みたいだよ、男」
男「ま、普段はあまり使わないんだけどなー」
男「こんな時くらいは役に立ってもらわんとなー」
男「ちょっと待っててな」
ピッピピッ
4: 2012/10/14(日) 20:31:37 ID:vw4Z4/J.
幼「あ、あんな所に…」
グイッ
男「ん?、幼どうした?」
幼「あ、ごめん、手握ってたんだった」
幼「あそこに、財布っぽい物が落ちてるから、拾おうかなーと思って」
男「ん、拾って、駅員さんに届けるべきだな」
幼「うん、ちょっと行ってくる。ね?」
グイッ
男「ん?、幼どうした?」
幼「あ、ごめん、手握ってたんだった」
幼「あそこに、財布っぽい物が落ちてるから、拾おうかなーと思って」
男「ん、拾って、駅員さんに届けるべきだな」
幼「うん、ちょっと行ってくる。ね?」
5: 2012/10/14(日) 20:32:15 ID:vw4Z4/J.
男「俺、ちょっと道調べてるからさ」
幼「大丈夫だよ、ほんの数メートルだよ」
男「ん、人ごみに流されないようにしろよ?」
幼「大丈夫だよ。行ってくるね」
タタッ
幼「よっと…わぁ、可愛い財布だなぁ」
幼「革の財布かぁ…何か暖かい感じだなぁ」
幼「これって…手作りかな?」
幼「あっと駅員さん、駅員さん…」
幼「大丈夫だよ、ほんの数メートルだよ」
男「ん、人ごみに流されないようにしろよ?」
幼「大丈夫だよ。行ってくるね」
タタッ
幼「よっと…わぁ、可愛い財布だなぁ」
幼「革の財布かぁ…何か暖かい感じだなぁ」
幼「これって…手作りかな?」
幼「あっと駅員さん、駅員さん…」
6: 2012/10/14(日) 20:32:37 ID:vw4Z4/J.
幼「あのー、すみません。これ、落とし物です」
駅員「あぁ、どうもありがとう」
幼「いえいえ。それでは…」
息を切らした女「あ、あの、すんませんっ!」
ハアッハアッ
駅員「はい、なんでしょうか?」
息を切らした女「あ、あの…お、落とし物で…財布、届いてませんか?」
ハァハァ
駅員「あぁ、どうもありがとう」
幼「いえいえ。それでは…」
息を切らした女「あ、あの、すんませんっ!」
ハアッハアッ
駅員「はい、なんでしょうか?」
息を切らした女「あ、あの…お、落とし物で…財布、届いてませんか?」
ハァハァ
7: 2012/10/14(日) 20:33:02 ID:vw4Z4/J.
駅員「どんな財布でしょうか?」
息を切らした女「えっと…現金は…そんなに…入ってなくて」
ハァハァ
息を切らした女「ディズニーリゾートの年間パスポートが入ってて…」
駅員「外見は?」
息を切らした女「あ、えっと、革で出来てて、茶色いです!」
ハァハァ
駅員「ひょっとして、これかな?」
息を切らした女「あ!それ!それです!」
ハァフゥ
息を切らした女「えっと…現金は…そんなに…入ってなくて」
ハァハァ
息を切らした女「ディズニーリゾートの年間パスポートが入ってて…」
駅員「外見は?」
息を切らした女「あ、えっと、革で出来てて、茶色いです!」
ハァハァ
駅員「ひょっとして、これかな?」
息を切らした女「あ!それ!それです!」
ハァフゥ
8: 2012/10/14(日) 20:33:34 ID:vw4Z4/J.
駅員「一応中身を確認させてもらってもいいですか?」
息を切らした女「はい!どうぞどうぞ!」
ハァフゥ
幼「あの、大丈夫ですか?」
息を切らした女「あ、うん。大丈夫大丈夫」
ハァ
息を切らした女「久々にちょーっと走って、息が切れてるだけだから」
フゥ
息を切らした女「はい!どうぞどうぞ!」
ハァフゥ
幼「あの、大丈夫ですか?」
息を切らした女「あ、うん。大丈夫大丈夫」
ハァ
息を切らした女「久々にちょーっと走って、息が切れてるだけだから」
フゥ
9: 2012/10/14(日) 20:34:13 ID:vw4Z4/J.
駅員「…間違いなさそうですね。はい、どうぞ」
財布が見つかった女「良かったぁ…」
駅員「この子がたった今届けてくれたんですよ」
財布が見つかった女「あ、ありがとうございます!」
財布が見つかった女「お礼、しなきゃね!」
幼「あ、いえいえ。良かったですね見つかって」
財布が見つかった女「お礼するよ!遠慮しないで!」
財布が見つかった女「良かったぁ…」
駅員「この子がたった今届けてくれたんですよ」
財布が見つかった女「あ、ありがとうございます!」
財布が見つかった女「お礼、しなきゃね!」
幼「あ、いえいえ。良かったですね見つかって」
財布が見つかった女「お礼するよ!遠慮しないで!」
10: 2012/10/14(日) 20:34:48 ID:vw4Z4/J.
財布が見つかった女「この財布、すっごく大切な物なんだー」
幼(すっごく嬉しそう…)
幼(ん?この人…どこかで会ったっけ?)
見覚えのある女「ん?何?私の顔に何か付いてる?」
幼「あ、じっと見ちゃってごめんなさい」
幼「あの、私とどこかで会った事ありませんか?」
見覚えのある女「んん?言われて見れば…どこかで会ったような?」
見覚えのある女「うーん?どこで会ったっけ?」
幼(すっごく嬉しそう…)
幼(ん?この人…どこかで会ったっけ?)
見覚えのある女「ん?何?私の顔に何か付いてる?」
幼「あ、じっと見ちゃってごめんなさい」
幼「あの、私とどこかで会った事ありませんか?」
見覚えのある女「んん?言われて見れば…どこかで会ったような?」
見覚えのある女「うーん?どこで会ったっけ?」
11: 2012/10/14(日) 20:35:29 ID:vw4Z4/J.
幼・見覚えのある女「…」
幼「あ!思い出した!」
幼「あの、てだこ祭りの浴衣コンテストで優勝した方ですよね?」
見覚えのある女「うん?ううん?そうだけど…」
幼「あ、私、あの時、2位だった者です!」
祭りで会った女「あ!あぁ!あぁ!思い出した!」
祭りで会った女「私にリゾートホテル宿泊券をくれた人!」
幼「あ!思い出した!」
幼「あの、てだこ祭りの浴衣コンテストで優勝した方ですよね?」
見覚えのある女「うん?ううん?そうだけど…」
幼「あ、私、あの時、2位だった者です!」
祭りで会った女「あ!あぁ!あぁ!思い出した!」
祭りで会った女「私にリゾートホテル宿泊券をくれた人!」
12: 2012/10/14(日) 20:36:05 ID:vw4Z4/J.
祭りで会った女「ごめんごめん!髪下ろしてるから、わかんなかった!」
祭りで会った女「あの時はありがとね!」
幼「あ、いえいえ、こちらこそ!」
幼「あの時はありがとうございました」
ペコッ
幼「おかげさまで今日、ココにに来られました!」
祭りで会った女「あ、そうなんだ?あの時の賞品で来てるんだ?」
幼「はい、友達と二人で…」
祭りで会った女「あの時はありがとね!」
幼「あ、いえいえ、こちらこそ!」
幼「あの時はありがとうございました」
ペコッ
幼「おかげさまで今日、ココにに来られました!」
祭りで会った女「あ、そうなんだ?あの時の賞品で来てるんだ?」
幼「はい、友達と二人で…」
13: 2012/10/14(日) 20:37:06 ID:vw4Z4/J.
祭りで会った女「あ、今からランドに行く感じ?」
幼「はい、あそこで携帯いじってるのが、その…友達です」
祭りで会った女「へー。ね、あれって彼氏?彼氏?」
幼「あ、は、はい、そうですね。えへへ」
祭りで会った女「へー?へー!あ、私もね、彼氏と来てるんだ!」
祭りで会った女「あ!しまった!あいつの事、待たせてるんだった!」
祭りで会った女「行かなきゃ!それじゃ!」
祭りで会った女「拾ってくれてありがとね!」
幼「あ、はい!さようなら」
祭りで会った女「ばいばーい!」
タッタッタ
幼「はい、あそこで携帯いじってるのが、その…友達です」
祭りで会った女「へー。ね、あれって彼氏?彼氏?」
幼「あ、は、はい、そうですね。えへへ」
祭りで会った女「へー?へー!あ、私もね、彼氏と来てるんだ!」
祭りで会った女「あ!しまった!あいつの事、待たせてるんだった!」
祭りで会った女「行かなきゃ!それじゃ!」
祭りで会った女「拾ってくれてありがとね!」
幼「あ、はい!さようなら」
祭りで会った女「ばいばーい!」
タッタッタ
14: 2012/10/14(日) 20:37:40 ID:vw4Z4/J.
・
・
男「遅かったな、幼」
幼「ごめんね。財布の持ち主がすぐに見つかってね」
男「ほう。そりゃあ良かったな」
幼「それがねー、なんとてだこ祭りの時、旅行券をくれた人だったんだー」
男「はー?なんつー偶然!」
幼「ねー?結構凄い偶然だよねー?」
・
男「遅かったな、幼」
幼「ごめんね。財布の持ち主がすぐに見つかってね」
男「ほう。そりゃあ良かったな」
幼「それがねー、なんとてだこ祭りの時、旅行券をくれた人だったんだー」
男「はー?なんつー偶然!」
幼「ねー?結構凄い偶然だよねー?」
15: 2012/10/14(日) 20:38:20 ID:vw4Z4/J.
男「で、その人は?」
幼「彼氏さんを待たせてるからって、走って行っちゃった」
男「そっか。幼、また一つ良い事したな~」
幼「えへへ。財布見つけたのは偶然だけど良かったよ」
男「それじゃ、そろそろ行くかー」
幼「うんっ!」
幼「彼氏さんを待たせてるからって、走って行っちゃった」
男「そっか。幼、また一つ良い事したな~」
幼「えへへ。財布見つけたのは偶然だけど良かったよ」
男「それじゃ、そろそろ行くかー」
幼「うんっ!」
16: 2012/10/14(日) 20:38:50 ID:vw4Z4/J.
男「まずはホテルに荷物預けてこよう」
男「時間が早いからチェックインはまだ無理だけど」
男「荷物は預かってもらえるはずだからさ」
幼「はーい」
幼「それにしても、リュックにして大正解だったね」
男「おう。姉ちゃんが言ってたんだ」
男「トランクより、リュックに入る分だけの荷物にしろって」
男「身軽に動けるし、両手自由だし」
ギュッ
男「こうやって手も繋げるし、な?」
幼「…うん!」
男「時間が早いからチェックインはまだ無理だけど」
男「荷物は預かってもらえるはずだからさ」
幼「はーい」
幼「それにしても、リュックにして大正解だったね」
男「おう。姉ちゃんが言ってたんだ」
男「トランクより、リュックに入る分だけの荷物にしろって」
男「身軽に動けるし、両手自由だし」
ギュッ
男「こうやって手も繋げるし、な?」
幼「…うん!」
17: 2012/10/14(日) 20:39:28 ID:vw4Z4/J.
・
・
『ランド入口』
男「おぉ…」
幼「凄いね…」
男「おう、想像以上に夢の国だな…」
幼「私たち、場違いじゃない?」
男「そんな事ないだろうよ…多分」
男「さぁ、行くぞ!」
幼「う、うん!」
・
『ランド入口』
男「おぉ…」
幼「凄いね…」
男「おう、想像以上に夢の国だな…」
幼「私たち、場違いじゃない?」
男「そんな事ないだろうよ…多分」
男「さぁ、行くぞ!」
幼「う、うん!」
18: 2012/10/14(日) 20:39:50 ID:vw4Z4/J.
幼「何から行く?」
男「幼の好きな奴から行こう」
幼「うーん。私、どれが良いのかわからないよ?」
男「そんじゃ、適当に行くか!」
男「きっと行列出来てる奴が面白い!」
幼「うんっ!」
男「幼の好きな奴から行こう」
幼「うーん。私、どれが良いのかわからないよ?」
男「そんじゃ、適当に行くか!」
男「きっと行列出来てる奴が面白い!」
幼「うんっ!」
19: 2012/10/14(日) 20:40:23 ID:vw4Z4/J.
『120分待ち』
男「うぇー…2時間って…」
男「これがディズニーランドの洗礼か…」
幼「どうしよう、違うのにする?」
男「いやー、どっちにしろ並ばないとだろ?」
男「このまま並ぼうぜ」
幼「そうしようかー」
男「うぇー…2時間って…」
男「これがディズニーランドの洗礼か…」
幼「どうしよう、違うのにする?」
男「いやー、どっちにしろ並ばないとだろ?」
男「このまま並ぼうぜ」
幼「そうしようかー」
20: 2012/10/14(日) 20:41:12 ID:vw4Z4/J.
さっきの女「おーい!あなた達…」
幼「あ、さっきの!」
知らない男「誰?知り合い?」
さっきの女「この子だよ、さっき話してた子」
さっきの女「財布拾ってくれたの、この子なの」
しらない男「あー、それはそれは」
知らない男「あの時はありがとうざいました」
知らない男「あなたがくれたリゾートホテル宿泊券のおかげで」
知らない男「沖縄の旅が100倍楽しめました」
幼「あ、さっきの!」
知らない男「誰?知り合い?」
さっきの女「この子だよ、さっき話してた子」
さっきの女「財布拾ってくれたの、この子なの」
しらない男「あー、それはそれは」
知らない男「あの時はありがとうざいました」
知らない男「あなたがくれたリゾートホテル宿泊券のおかげで」
知らない男「沖縄の旅が100倍楽しめました」
21: 2012/10/14(日) 20:41:55 ID:vw4Z4/J.
幼「えっと…いえいえ、こちらこそですよ」
さっきの女「あ、自己紹介まだだったよね!」
さっきの女「私は千葉女、こっちは千葉男」
千葉男「よろしくー」
幼「私の名前は幼って言います」
男「男です、どうも」
千葉女「よろしくね!幼さん!」
幼「こちらこそ、千葉女さん」
さっきの女「あ、自己紹介まだだったよね!」
さっきの女「私は千葉女、こっちは千葉男」
千葉男「よろしくー」
幼「私の名前は幼って言います」
男「男です、どうも」
千葉女「よろしくね!幼さん!」
幼「こちらこそ、千葉女さん」
22: 2012/10/14(日) 20:42:19 ID:vw4Z4/J.
千葉男「で、今からこれに並ぶの?」
男「はい、人が並んでる奴なら面白いかと思って」
千葉女「ははーん、二人とも、初心者だね?」
幼「はい、初めて来ましたから」
千葉女「それじゃあ、私たちが案内してあげよう!」
千葉女「いいよね?千葉男!」
千葉男「いやだっつっても行くんだろ?良いよ」
千葉男「それに財布拾ってくれた恩も、きちっとかえさないとな」
男「はい、人が並んでる奴なら面白いかと思って」
千葉女「ははーん、二人とも、初心者だね?」
幼「はい、初めて来ましたから」
千葉女「それじゃあ、私たちが案内してあげよう!」
千葉女「いいよね?千葉男!」
千葉男「いやだっつっても行くんだろ?良いよ」
千葉男「それに財布拾ってくれた恩も、きちっとかえさないとな」
23: 2012/10/14(日) 20:43:08 ID:vw4Z4/J.
幼「そ、そんな、悪いですよ」
千葉女「まぁまぁ、あの賞品券、確か3泊4日だったでしょ?」
千葉女「今日で回り方覚えて、明日と明後日、二人で楽しめばいいじゃん!」
千葉男「お礼がしたいんだよ、こいつ」
千葉女「こいつ言うな!」
幼「わかりました、それじゃ道案内お願いします!」
幼「良いよね、男?」
男「もちろん。よろしくお願いします!」
千葉女「まぁまぁ、あの賞品券、確か3泊4日だったでしょ?」
千葉女「今日で回り方覚えて、明日と明後日、二人で楽しめばいいじゃん!」
千葉男「お礼がしたいんだよ、こいつ」
千葉女「こいつ言うな!」
幼「わかりました、それじゃ道案内お願いします!」
幼「良いよね、男?」
男「もちろん。よろしくお願いします!」
24: 2012/10/14(日) 20:43:50 ID:vw4Z4/J.
千葉女「うんうん!ダブルデートだね!」
幼「は、はいっ」
千葉女「それじゃまずねー」
千葉女「この列に並ぶの止めてー」
・
・
千葉女「わかった?」
男「こんな順番の取り方があるんですね」
千葉女「フフフ基本だよ、基本」
千葉女「さて!それじゃあ、待ってる間、一カ所行ってみようか!」
千葉男「えー、最初に観るのがアレって駄目じゃないか?」
千葉女「いいじゃん!すぐそこだよ、すぐ見れるし!」
幼「は、はいっ」
千葉女「それじゃまずねー」
千葉女「この列に並ぶの止めてー」
・
・
千葉女「わかった?」
男「こんな順番の取り方があるんですね」
千葉女「フフフ基本だよ、基本」
千葉女「さて!それじゃあ、待ってる間、一カ所行ってみようか!」
千葉男「えー、最初に観るのがアレって駄目じゃないか?」
千葉女「いいじゃん!すぐそこだよ、すぐ見れるし!」
25: 2012/10/14(日) 20:44:26 ID:vw4Z4/J.
・
・
千葉女「ね?どうだった?どうだった?」
男「あ、あの、正直に言っていいっすか?」
千葉女「うんうん!」
男「イマイチでした…」
千葉女「でしょでしょ?」
幼「え?」
・
千葉女「ね?どうだった?どうだった?」
男「あ、あの、正直に言っていいっすか?」
千葉女「うんうん!」
男「イマイチでした…」
千葉女「でしょでしょ?」
幼「え?」
26: 2012/10/14(日) 20:44:54 ID:vw4Z4/J.
千葉女「私、来る度にコレ見るんだけどさぁ」
千葉女「何回見ても、良さがわからないんだよねぇ」
千葉女「マイケルはカッコ良いんだけどさー」
男・幼「…」
千葉男「ほら、二人が引いてるだろ」
千葉男「ごめんな、二人とも」
男・幼「い、いえ」
千葉女「何回見ても、良さがわからないんだよねぇ」
千葉女「マイケルはカッコ良いんだけどさー」
男・幼「…」
千葉男「ほら、二人が引いてるだろ」
千葉男「ごめんな、二人とも」
男・幼「い、いえ」
27: 2012/10/14(日) 20:45:34 ID:vw4Z4/J.
千葉女「さぁ、最初に微妙な気分になったなら…」
千葉女「あとは上がるだけだよ!テンション上げて行こう!」
男・幼「は、はいー」
千葉女「私としては、マウンテンは全部制覇して欲しい!」
千葉女「レッツゴー!」
幼「はいー」
男「千葉女さん、テンション高いですね」
千葉男「いっつもこんな感じなんだよ、あいつ」
千葉女「あとは上がるだけだよ!テンション上げて行こう!」
男・幼「は、はいー」
千葉女「私としては、マウンテンは全部制覇して欲しい!」
千葉女「レッツゴー!」
幼「はいー」
男「千葉女さん、テンション高いですね」
千葉男「いっつもこんな感じなんだよ、あいつ」
28: 2012/10/14(日) 20:46:04 ID:vw4Z4/J.
・
・
男「す、凄かったなー」
幼「そ、そうだね…凄かったね…」
千葉女「どう?初めてのディズニーランドは?」
幼「はい!凄いですねー」
千葉女「最初に軽いがっかり感を味わった事が」
千葉女「他のアトラクションをより一層輝かせてるんだよ!」
千葉男「それはどうかと思うがな…」
・
男「す、凄かったなー」
幼「そ、そうだね…凄かったね…」
千葉女「どう?初めてのディズニーランドは?」
幼「はい!凄いですねー」
千葉女「最初に軽いがっかり感を味わった事が」
千葉女「他のアトラクションをより一層輝かせてるんだよ!」
千葉男「それはどうかと思うがな…」
29: 2012/10/14(日) 20:47:09 ID:vw4Z4/J.
千葉女「さぁ、次はこっちだよ、こっち!」
グイッ
男「ちょ、千葉女さん?」
千葉女「いいじゃん!早く行かないと!」
幼(あ…腕、組んでる…)
幼(千葉女さん、楽しそうだなぁ)
千葉男「ごめんね、幼さん」
千葉男「あいつ、今、ちょっとおかしいんだ」
幼「え?い、いえいえ、別に私は何も…」
グイッ
男「ちょ、千葉女さん?」
千葉女「いいじゃん!早く行かないと!」
幼(あ…腕、組んでる…)
幼(千葉女さん、楽しそうだなぁ)
千葉男「ごめんね、幼さん」
千葉男「あいつ、今、ちょっとおかしいんだ」
幼「え?い、いえいえ、別に私は何も…」
30: 2012/10/14(日) 20:47:57 ID:vw4Z4/J.
幼(あれ?…)
幼(何だろう、胸がモヤモヤする…)
幼(こんな気持ち、なった事ない…)
幼(いつもなら男に相談するけど…)
幼(…どうしてだろう、何か…怖い…怖い?)
千葉女「おーい!二人とも早く早く!」
千葉女「次のマウンテンに行くぞー!」
幼「は、はーい」
幼(何だろう、胸がモヤモヤする…)
幼(こんな気持ち、なった事ない…)
幼(いつもなら男に相談するけど…)
幼(…どうしてだろう、何か…怖い…怖い?)
千葉女「おーい!二人とも早く早く!」
千葉女「次のマウンテンに行くぞー!」
幼「は、はーい」
31: 2012/10/14(日) 20:48:23 ID:vw4Z4/J.
幼(…何だろう、やっぱりモヤモヤする)
幼(気持ちがざわついて…やっぱり怖い…)
千葉男「…」
千葉男「おい!ちょっとこっち来い!」
千葉女「な、何よ!」
千葉男「いいから、ちょっと来い!」
グイッ
幼(気持ちがざわついて…やっぱり怖い…)
千葉男「…」
千葉男「おい!ちょっとこっち来い!」
千葉女「な、何よ!」
千葉男「いいから、ちょっと来い!」
グイッ
32: 2012/10/14(日) 20:48:55 ID:vw4Z4/J.
男「ふぅ…やっと解放され…ん?どうした幼?」
幼「え?な、何が?」
男「何か、顔色悪いぞ?大丈夫か?」
幼「あ、うん。大丈夫だよ、男」
幼「ちょっと人ごみに酔っただけだよ、うん」
男「そうか…?きつくなったら言えよ?」
幼「ありがと、男」
幼「え?な、何が?」
男「何か、顔色悪いぞ?大丈夫か?」
幼「あ、うん。大丈夫だよ、男」
幼「ちょっと人ごみに酔っただけだよ、うん」
男「そうか…?きつくなったら言えよ?」
幼「ありがと、男」
33: 2012/10/14(日) 20:49:31 ID:vw4Z4/J.
幼(…ホッとした)
幼(でも何だったんだろう、さっきのモヤモヤ…)
男「しっかし凄いよなぁ」
幼「えっ?」
男「いや、沖縄にはこんなアトラクションとかないじゃんか?」
男「生まれて初めて乗ったけど、凄いもんだよなぁ」
幼「そ、そうだねー。ビューンってなったり、ガタンってなったりねー」
幼「どれも未知の感覚だよねー」
幼(でも何だったんだろう、さっきのモヤモヤ…)
男「しっかし凄いよなぁ」
幼「えっ?」
男「いや、沖縄にはこんなアトラクションとかないじゃんか?」
男「生まれて初めて乗ったけど、凄いもんだよなぁ」
幼「そ、そうだねー。ビューンってなったり、ガタンってなったりねー」
幼「どれも未知の感覚だよねー」
34: 2012/10/14(日) 20:49:53 ID:vw4Z4/J.
幼「…」ハァ
男「…幼、やっぱり調子悪い?」
幼「え?だ、大丈夫だよ?」
幼「全然平気だから、心配しないで?」
男「幼は無理するタイプだからなぁ」
幼「ホントに大丈夫だから!ね?」
男「…」
男「…幼、やっぱり調子悪い?」
幼「え?だ、大丈夫だよ?」
幼「全然平気だから、心配しないで?」
男「幼は無理するタイプだからなぁ」
幼「ホントに大丈夫だから!ね?」
男「…」
35: 2012/10/14(日) 20:50:24 ID:vw4Z4/J.
・
・
千葉男「待たせてごめんな、二人とも」
千葉女「…」
千葉男「ほら、言う事あるだろ?」
千葉女「う、その…はしゃいじゃって、ごめんなさい」
千葉男「まったく…はしゃぎすぎだ、お前は」
千葉女「ごめんね?」
・
千葉男「待たせてごめんな、二人とも」
千葉女「…」
千葉男「ほら、言う事あるだろ?」
千葉女「う、その…はしゃいじゃって、ごめんなさい」
千葉男「まったく…はしゃぎすぎだ、お前は」
千葉女「ごめんね?」
36: 2012/10/14(日) 20:50:45 ID:vw4Z4/J.
幼「あ、こちらこそ、すみませんっ」
幼「逆に気を遣わせてしまって…」
千葉男「いやいや、謝るのはこっちだよ」
千葉男「振り回しちゃってごめんなー」
男「や、もうここはお互い、謝るのナシにしましょうよ」
男「せっかくの夢の国なんだから」
男「楽しまないと損ですよ!」
幼「逆に気を遣わせてしまって…」
千葉男「いやいや、謝るのはこっちだよ」
千葉男「振り回しちゃってごめんなー」
男「や、もうここはお互い、謝るのナシにしましょうよ」
男「せっかくの夢の国なんだから」
男「楽しまないと損ですよ!」
37: 2012/10/14(日) 20:51:28 ID:vw4Z4/J.
千葉女「そ、そうだよね!だよねー!」
千葉男「確かにそうだけど、お前が言うな」
ポカッ
千葉女「すいませんっ!調子のってホントすんませんっ!」
幼「ふふっ。お二人お似合いですねー」
千葉女「そう?そう?そう見える?」
幼「見えますよー。凄くお似合いです」
千葉男「確かにそうだけど、お前が言うな」
ポカッ
千葉女「すいませんっ!調子のってホントすんませんっ!」
幼「ふふっ。お二人お似合いですねー」
千葉女「そう?そう?そう見える?」
幼「見えますよー。凄くお似合いです」
38: 2012/10/14(日) 20:52:03 ID:vw4Z4/J.
千葉女「えっへっへー。だってよ?千葉男?」
千葉男「…ありがとね、幼さん」
千葉女「照れてる照れてる!にへへー」
千葉男「ゴホン!まぁそんな訳でさ」
千葉女「どんな訳だー!」
千葉男「茶化すなよ!」
千葉女「サーセン!サーセン!」
千葉男「…ありがとね、幼さん」
千葉女「照れてる照れてる!にへへー」
千葉男「ゴホン!まぁそんな訳でさ」
千葉女「どんな訳だー!」
千葉男「茶化すなよ!」
千葉女「サーセン!サーセン!」
39: 2012/10/14(日) 20:52:25 ID:vw4Z4/J.
千葉男「ここからはちょっとゆっくり見て回ろうぜ?」
千葉女「アトラクション以外にも、見て回るもの、いっぱいあるからね!」
千葉男「道案内するからさ」
男「そうしましょうか」
幼「宜しくお願いしますー」
千葉女「アトラクション以外にも、見て回るもの、いっぱいあるからね!」
千葉男「道案内するからさ」
男「そうしましょうか」
幼「宜しくお願いしますー」
40: 2012/10/14(日) 20:53:19 ID:vw4Z4/J.
・
・
男「いや、本当にまったく…想像以上です」
千葉男「初めてだもんな。色々ビックリだろ?」
男「ビックリだらけですよ」
幼「まさか、ミッキーとミニーにも会えるなんてー」
千葉女「たまーに歩いてるんだよ」
幼「はー…本当に、色々あるんですねー」
・
男「いや、本当にまったく…想像以上です」
千葉男「初めてだもんな。色々ビックリだろ?」
男「ビックリだらけですよ」
幼「まさか、ミッキーとミニーにも会えるなんてー」
千葉女「たまーに歩いてるんだよ」
幼「はー…本当に、色々あるんですねー」
41: 2012/10/14(日) 20:53:46 ID:vw4Z4/J.
千葉女「ふふふー凄いでしょ?一日じゃ、絶対回りきれないよ!」
千葉男「なんでお前がドヤ顔なんだよ」
千葉女「いいじゃん別に!」
幼「ふふっ」
千葉女「えへへー楽しいね、幼さんっ」
幼「はい!とっても楽しいです!」
幼「本当に来て良かったです」
千葉男「なんでお前がドヤ顔なんだよ」
千葉女「いいじゃん別に!」
幼「ふふっ」
千葉女「えへへー楽しいね、幼さんっ」
幼「はい!とっても楽しいです!」
幼「本当に来て良かったです」
42: 2012/10/14(日) 20:54:42 ID:vw4Z4/J.
千葉女「そう言ってもらえると、旅行券あげた私も心晴れ晴れだよ!」
千葉男「その代わりに俺たちはリゾートホテルに泊まれたんだから」
千葉男「おあいこだろ」
千葉女「それはそうだけどさー」グゥ
全員「…」
幼「そ、そういえば、お昼食べてませんでしたね」
千葉女「お恥ずかしい…でもさすがにお腹空いたー」
男「楽しすぎて、時間経つの忘れてました…もう夕方なんですね」
千葉男「それじゃ、何か食べようか」
千葉女「賛成!賛成ー!」
千葉男「その代わりに俺たちはリゾートホテルに泊まれたんだから」
千葉男「おあいこだろ」
千葉女「それはそうだけどさー」グゥ
全員「…」
幼「そ、そういえば、お昼食べてませんでしたね」
千葉女「お恥ずかしい…でもさすがにお腹空いたー」
男「楽しすぎて、時間経つの忘れてました…もう夕方なんですね」
千葉男「それじゃ、何か食べようか」
千葉女「賛成!賛成ー!」
43: 2012/10/14(日) 20:55:28 ID:vw4Z4/J.
千葉女「行きたいレストランは…って聞かれても解んないよね?」
幼「はい、全然わかりませんー」
千葉男「じゃ、カレー食べに行こう!」
千葉女「えー?またカレ-?違うやつにしようよー」
千葉男「いいじゃん、カレー。な?二人はどうよ?」
幼「えーっと…」
男「俺ら、全然わかんないんでお任せします!」
千葉女「いやいや!せっかくの旅行なのに!カレーとか!一番無い選択でしょ!」
千葉男「…じゃあ、ブルーバイユーとか?」
千葉女「いいねー!今日は奮発して、そうしちゃおうよ!」
幼「はい、全然わかりませんー」
千葉男「じゃ、カレー食べに行こう!」
千葉女「えー?またカレ-?違うやつにしようよー」
千葉男「いいじゃん、カレー。な?二人はどうよ?」
幼「えーっと…」
男「俺ら、全然わかんないんでお任せします!」
千葉女「いやいや!せっかくの旅行なのに!カレーとか!一番無い選択でしょ!」
千葉男「…じゃあ、ブルーバイユーとか?」
千葉女「いいねー!今日は奮発して、そうしちゃおうよ!」
44: 2012/10/14(日) 20:56:01 ID:vw4Z4/J.
千葉女「ちょこーっとお高いけど、カレーよりは良いよね?」
男「俺らは大丈夫です!」
男「観光地のご飯が少々お高いのはわかってますから!」
千葉女「なら、レッツゴー!」
千葉男「俺ら普段は軽いやつしか食べないんだよ」
千葉男「食費削る感じだからさ」
千葉女「でもでも!今日くらいは良いよね?」
千葉男「まぁ、そうだな。今日は特別だな」
幼「じゃあ、行きましょう!私もお腹空きましたー」
男「俺らは大丈夫です!」
男「観光地のご飯が少々お高いのはわかってますから!」
千葉女「なら、レッツゴー!」
千葉男「俺ら普段は軽いやつしか食べないんだよ」
千葉男「食費削る感じだからさ」
千葉女「でもでも!今日くらいは良いよね?」
千葉男「まぁ、そうだな。今日は特別だな」
幼「じゃあ、行きましょう!私もお腹空きましたー」
45: 2012/10/14(日) 20:56:37 ID:vw4Z4/J.
・
・
『レストラン』
千葉男「席、空いてて良かったなー」
男「なにせウチには、幸運の女神様がいますからね」
男「あ、そういえば、ちょっと質問が」
千葉男「ん?何?」
男「お二人、何歳ですか?」
千葉男「二人とも17歳、高2だよ」
男「おっと、同い年だったとは!?」
・
『レストラン』
千葉男「席、空いてて良かったなー」
男「なにせウチには、幸運の女神様がいますからね」
男「あ、そういえば、ちょっと質問が」
千葉男「ん?何?」
男「お二人、何歳ですか?」
千葉男「二人とも17歳、高2だよ」
男「おっと、同い年だったとは!?」
46: 2012/10/14(日) 20:57:54 ID:vw4Z4/J.
千葉男「え?」
千葉女「え?マジで?タメなの?」
幼「えー。お二人、年上だと思ってました」
千葉男「完全に年下だと思ってた…」
千葉女「同じ17歳…どうしてこんなに差が…」
幼「え?」
千葉女「ちょっと幼さん…こっち来て」
幼「はい?」
千葉男「おい、また変な事言ったりすんなよ?」
千葉女「うっさい!」
千葉女「え?マジで?タメなの?」
幼「えー。お二人、年上だと思ってました」
千葉男「完全に年下だと思ってた…」
千葉女「同じ17歳…どうしてこんなに差が…」
幼「え?」
千葉女「ちょっと幼さん…こっち来て」
幼「はい?」
千葉男「おい、また変な事言ったりすんなよ?」
千葉女「うっさい!」
47: 2012/10/14(日) 20:58:32 ID:vw4Z4/J.
・
・
千葉女「ちょっと質問なんだけどさ」
幼「はい?」
千葉女「ね、男君とその…お付き合いして長いの?」
幼「いいえ。その、私と男は幼馴染なんですけど」
千葉女「マジで?私と千葉男も幼馴染なんだよ!」
幼「そうなんですか?」
・
千葉女「ちょっと質問なんだけどさ」
幼「はい?」
千葉女「ね、男君とその…お付き合いして長いの?」
幼「いいえ。その、私と男は幼馴染なんですけど」
千葉女「マジで?私と千葉男も幼馴染なんだよ!」
幼「そうなんですか?」
49: 2012/10/14(日) 20:59:39 ID:vw4Z4/J.
千葉女「家もすぐ隣りなんだよっ」
幼「あ、私たちもそうなんですよー」
千葉女「へー!へー!私たちって、何か似てない?」
幼「そうですねー。なんだか、昔から知ってるような…そんな感じしますねー」
千葉女「ね、突然だけど、アドレス交換しない?」
幼「はい?」
千葉女「私たち、何か縁があるなぁと思って!」
幼「あ、私たちもそうなんですよー」
千葉女「へー!へー!私たちって、何か似てない?」
幼「そうですねー。なんだか、昔から知ってるような…そんな感じしますねー」
千葉女「ね、突然だけど、アドレス交換しない?」
幼「はい?」
千葉女「私たち、何か縁があるなぁと思って!」
50: 2012/10/14(日) 21:00:16 ID:vw4Z4/J.
千葉女「それで、友達になれるんじゃないかなと思って!」
幼「あ、は、はいっ」
千葉女「それじゃ、早速っ!」
ピッ
幼「はい!」
ピッ
千葉女「…これで良しっと」
千葉女「ねぇねぇ、それでさぁ?」
幼「はい?」
幼「あ、は、はいっ」
千葉女「それじゃ、早速っ!」
ピッ
幼「はい!」
ピッ
千葉女「…これで良しっと」
千葉女「ねぇねぇ、それでさぁ?」
幼「はい?」
51: 2012/10/14(日) 21:01:07 ID:vw4Z4/J.
千葉女「さっきの質問に戻るんだけど」
千葉女「男君とお付き合いしだして長いの?」
幼「えっと、男女としての付き合いは、全然ですよ」
幼「あの…告白して、付き合い始めたのが、実は先週なんですよ」
千葉女「えー?そうなの?」
千葉女「あー、でも小さい頃からずっと一緒に居たんだよね?」
幼「はい。保育園からずっと一緒です」
千葉女「男君とお付き合いしだして長いの?」
幼「えっと、男女としての付き合いは、全然ですよ」
幼「あの…告白して、付き合い始めたのが、実は先週なんですよ」
千葉女「えー?そうなの?」
千葉女「あー、でも小さい頃からずっと一緒に居たんだよね?」
幼「はい。保育園からずっと一緒です」
52: 2012/10/14(日) 21:01:56 ID:vw4Z4/J.
千葉女「…来年受験でしょ?大学も一緒の大学に行く?」
幼「うーん、どうでしょう。まだ受験の事とか、考えてないです」
千葉女「将来の事とか、考えたりする?」
幼「えーと、まぁ、はい。それは考えたりします」
千葉女「男君のお嫁さん?」
幼「一応、はい。お嫁さん希望ですね、はい。えへへ」
千葉女「だよねだよね。やっぱりそうだよね」
幼「うーん、どうでしょう。まだ受験の事とか、考えてないです」
千葉女「将来の事とか、考えたりする?」
幼「えーと、まぁ、はい。それは考えたりします」
千葉女「男君のお嫁さん?」
幼「一応、はい。お嫁さん希望ですね、はい。えへへ」
千葉女「だよねだよね。やっぱりそうだよね」
53: 2012/10/14(日) 21:03:31 ID:vw4Z4/J.
千葉女「私もそうなんだけどさぁ」
幼「ん?」
千葉女「ちょっとね、将来について意見の相違があって」
千葉女「最近、実は喧嘩気味なんだよね」
幼「でも、お二人、もうすでに夫婦みたいな感じに見えますよ?」
千葉女「そうかな?へへへー。ありがと幼さん」
幼「ホントですからー」
幼「ん?」
千葉女「ちょっとね、将来について意見の相違があって」
千葉女「最近、実は喧嘩気味なんだよね」
幼「でも、お二人、もうすでに夫婦みたいな感じに見えますよ?」
千葉女「そうかな?へへへー。ありがと幼さん」
幼「ホントですからー」
54: 2012/10/14(日) 21:04:11 ID:vw4Z4/J.
千葉女「それと…さっきはごめんね?」
幼「え?」
千葉女「男君と腕なんか組んじゃって」
千葉女「私、ちょっとやり過ぎだったよね」
千葉女「ごめんっ」
幼「あ、あの…いいですから。大丈夫ですから」
千葉女「いーや!私にはわかるよ、幼さん!」
千葉女「あなた、優しいから、無理してるでしょ?」
幼「え?」
千葉女「男君と腕なんか組んじゃって」
千葉女「私、ちょっとやり過ぎだったよね」
千葉女「ごめんっ」
幼「あ、あの…いいですから。大丈夫ですから」
千葉女「いーや!私にはわかるよ、幼さん!」
千葉女「あなた、優しいから、無理してるでしょ?」
55: 2012/10/14(日) 21:06:05 ID:vw4Z4/J.
幼「う…無理、してる様に見えますかね?私…」
千葉女「私と男君が、腕を組んでいるのを見て、何か思ったでしょ?」
幼「それは…ちょっと、モヤモヤした気分になって…」
幼「不安で、怖い気分に…なりました」
千葉女「それを人は嫉妬って言うんだよ!」
幼「嫉妬…」
千葉女「私たちもそうだったから、ちょーっと言わせてもらうけどさ」
千葉女「私と男君が、腕を組んでいるのを見て、何か思ったでしょ?」
幼「それは…ちょっと、モヤモヤした気分になって…」
幼「不安で、怖い気分に…なりました」
千葉女「それを人は嫉妬って言うんだよ!」
幼「嫉妬…」
千葉女「私たちもそうだったから、ちょーっと言わせてもらうけどさ」
56: 2012/10/14(日) 21:07:08 ID:vw4Z4/J.
千葉女「小さい頃からずーっと一緒に居て、もう周囲から見たらさ」
千葉女「恋人同士に見えてたと思うんだ」
幼「…」
千葉女「だからそんな二人の間にさ」
千葉女「割って入ってくる人なんて居なかったんじゃないかな?」
幼「…そうかもしれません」
千葉女「二人がお互いの事、大事に思ってるの、すっごく良くわかる」
千葉女「だから、本当に好きな人の事、疑っちゃダメだよ?」
千葉女「恋人同士に見えてたと思うんだ」
幼「…」
千葉女「だからそんな二人の間にさ」
千葉女「割って入ってくる人なんて居なかったんじゃないかな?」
幼「…そうかもしれません」
千葉女「二人がお互いの事、大事に思ってるの、すっごく良くわかる」
千葉女「だから、本当に好きな人の事、疑っちゃダメだよ?」
57: 2012/10/14(日) 21:08:49 ID:vw4Z4/J.
千葉女「幼さんだけじゃなくて、男君も優しいからさ」
千葉女「私みたいなタイプの女の子が、男君の側に現れたらさ」
千葉女「グイグイ来られたら、あまり強く拒否出来ないと思うんだ」
千葉女「実際さっきもそうだったでしょ?」
千葉女「でも絶対、男君は、幼さんの事が好きだから」
幼「そうでしょうか…」
千葉女「絶対だから!見てれば解る!」
幼「は、はい…」
千葉女「私みたいなタイプの女の子が、男君の側に現れたらさ」
千葉女「グイグイ来られたら、あまり強く拒否出来ないと思うんだ」
千葉女「実際さっきもそうだったでしょ?」
千葉女「でも絶対、男君は、幼さんの事が好きだから」
幼「そうでしょうか…」
千葉女「絶対だから!見てれば解る!」
幼「は、はい…」
58: 2012/10/14(日) 21:09:20 ID:vw4Z4/J.
千葉女「それと、これを」
ゴソゴソ
ギュッ
幼「え?こ、これって…」
千葉女「あげる!今夜、同じ部屋で寝るんでしょ?」
幼「は、はい」
千葉女「…頑張って!」
ゴソゴソ
ギュッ
幼「え?こ、これって…」
千葉女「あげる!今夜、同じ部屋で寝るんでしょ?」
幼「は、はい」
千葉女「…頑張って!」
59: 2012/10/14(日) 21:09:42 ID:vw4Z4/J.
千葉女「幼さんが今思ってる事、ちゃんと男君に話して!」
千葉女「後は成り行きに身を任せてれば良いと思うよ!」
幼「はい…」
千葉女「絶対!大丈夫だから!」
千葉女「それじゃ、そろそろ席に戻ろうか!」
幼「はいっ!」
千葉女「後は成り行きに身を任せてれば良いと思うよ!」
幼「はい…」
千葉女「絶対!大丈夫だから!」
千葉女「それじゃ、そろそろ席に戻ろうか!」
幼「はいっ!」
60: 2012/10/14(日) 21:10:39 ID:vw4Z4/J.
・
・
・
千葉女「さぁ、お腹も膨れた所で!時間も丁度いい感じ!」
千葉女「最後はいよいよお待ちかねの!」
千葉男「パレードね。早めに行って場所取ろう」
千葉女「いい場所知ってるからね!付いて来て!」
幼「はいっ!」
・
・
千葉女「さぁ、お腹も膨れた所で!時間も丁度いい感じ!」
千葉女「最後はいよいよお待ちかねの!」
千葉男「パレードね。早めに行って場所取ろう」
千葉女「いい場所知ってるからね!付いて来て!」
幼「はいっ!」
61: 2012/10/14(日) 21:11:17 ID:vw4Z4/J.
・
・
千葉女「ここ!ここで待ってればよく見えるよ!」
幼「わぁ…凄い人の数…」
千葉男「びっくりするよ、きっと」
男「楽しみです」
ギュッ
男「ん?」
幼「はぐれない様に…ね?」
男「おぅ」
・
千葉女「ここ!ここで待ってればよく見えるよ!」
幼「わぁ…凄い人の数…」
千葉男「びっくりするよ、きっと」
男「楽しみです」
ギュッ
男「ん?」
幼「はぐれない様に…ね?」
男「おぅ」
62: 2012/10/14(日) 21:11:53 ID:vw4Z4/J.
・
・
『パレード』
男「すっげー…」
幼「本当に、凄い…」
千葉男「何度見ても綺麗だな、千葉女」
千葉女「そ、そうだね…」
千葉女「本当に…綺麗だね…」
・
『パレード』
男「すっげー…」
幼「本当に、凄い…」
千葉男「何度見ても綺麗だな、千葉女」
千葉女「そ、そうだね…」
千葉女「本当に…綺麗だね…」
63: 2012/10/14(日) 21:12:37 ID:vw4Z4/J.
千葉女「…あと、何回、一緒にこのパレードを見られるのかな」
千葉男「はぁ?何だそれ。何回だって見られるだろ?」
千葉女「…うぐっ」
千葉男「ん?どうした?…おい、泣いてるのか?」
幼「千葉女さん?どうかしたの?」
千葉女「な、何でもない!何でもないからっ!」
千葉男「何でもない奴が泣くかよ!」
千葉男「はぁ?何だそれ。何回だって見られるだろ?」
千葉女「…うぐっ」
千葉男「ん?どうした?…おい、泣いてるのか?」
幼「千葉女さん?どうかしたの?」
千葉女「な、何でもない!何でもないからっ!」
千葉男「何でもない奴が泣くかよ!」
64: 2012/10/14(日) 21:13:12 ID:vw4Z4/J.
千葉女「今日のパレードはひときわ綺麗だなーって!」
千葉女「感動してたんだよっ!」
千葉男「おい…嘘つくなよ、千葉女」
千葉女「わ、私は…私はっ!」
ダッ
千葉男「おいっ!」
千葉男「あー、二人とも、ごめん!俺も行くわ!」
千葉女「感動してたんだよっ!」
千葉男「おい…嘘つくなよ、千葉女」
千葉女「わ、私は…私はっ!」
ダッ
千葉男「おいっ!」
千葉男「あー、二人とも、ごめん!俺も行くわ!」
65: 2012/10/14(日) 21:14:37 ID:vw4Z4/J.
千葉男「パレード、楽しんでな!」
千葉男「縁が有ったらまた会おう!じゃな!」
幼「は、はい!千葉女さんによろしくって!」
男「また!」
幼「…行っちゃったね」
男「嵐の様な人たちだったな」
幼「うん、そうだねー」
千葉男「縁が有ったらまた会おう!じゃな!」
幼「は、はい!千葉女さんによろしくって!」
男「また!」
幼「…行っちゃったね」
男「嵐の様な人たちだったな」
幼「うん、そうだねー」
66: 2012/10/14(日) 21:15:39 ID:vw4Z4/J.
男「浴衣コンテストの時も、漫才みたいな感じだったよ」
幼「ふふっ。夫婦漫才?」
男「そうだな。夫婦漫才だったな、あれは」
幼「…大丈夫かな?」
男「大丈夫だろう」
幼「だよね」
男「だよ」
幼「ふふっ。夫婦漫才?」
男「そうだな。夫婦漫才だったな、あれは」
幼「…大丈夫かな?」
男「大丈夫だろう」
幼「だよね」
男「だよ」
67: 2012/10/14(日) 21:16:26 ID:vw4Z4/J.
幼「パレード、綺麗だね…」
男「手、離すなよ?」
幼「うん。絶対、離さないから」
男「…ずっと、傍に居ろよ」
幼「え?何?今何て言ったー?」
男「何でもない!しっかりパレード見ようぜ?」
幼「う、うん!」
男「手、離すなよ?」
幼「うん。絶対、離さないから」
男「…ずっと、傍に居ろよ」
幼「え?何?今何て言ったー?」
男「何でもない!しっかりパレード見ようぜ?」
幼「う、うん!」
68: 2012/10/14(日) 21:17:19 ID:vw4Z4/J.
・
・
『ホテルの部屋』
幼「はぁ…パレードも花火も綺麗だったねー」
男「あぁ、凄かったなー」
幼「楽しかったけど、ちょっと疲れちゃったね?」
男「そうだなー。今日は色々あったもんなー」
幼「へ、部屋の中もディズニー満載だね?」
男「そうだなー。何か楽しい部屋だな?」
幼「あ、汗かいちゃったし、私、先にシャワー浴びてくるね?」
・
『ホテルの部屋』
幼「はぁ…パレードも花火も綺麗だったねー」
男「あぁ、凄かったなー」
幼「楽しかったけど、ちょっと疲れちゃったね?」
男「そうだなー。今日は色々あったもんなー」
幼「へ、部屋の中もディズニー満載だね?」
男「そうだなー。何か楽しい部屋だな?」
幼「あ、汗かいちゃったし、私、先にシャワー浴びてくるね?」
69: 2012/10/14(日) 21:17:44 ID:vw4Z4/J.
男「あいよ、どうぞー」
幼「そ、それじゃ、ね?」
男「おー。俺は明日どこ行くか、ガイドブック見ながら考えるー」
幼「う、うん…」
幼(シャワー浴びたら、言うんだ…)
幼「そ、それじゃ、ね?」
男「おー。俺は明日どこ行くか、ガイドブック見ながら考えるー」
幼「う、うん…」
幼(シャワー浴びたら、言うんだ…)
70: 2012/10/14(日) 21:18:36 ID:vw4Z4/J.
・
・
幼「シャワー空いたよー?」
男「お、おう。それじゃ俺もさっと浴びてくるかなー」
幼「う、うん。部屋の中だけじゃなくて、お風呂もこだわってるよ」
男(風呂上りの幼…別に見慣れてるはずなのに、何か…)
男(よ、よく考えたら、今日、同じ部屋で寝るんだぜ?)
男(…)
男(…ドキドキするな、オイ)
・
幼「シャワー空いたよー?」
男「お、おう。それじゃ俺もさっと浴びてくるかなー」
幼「う、うん。部屋の中だけじゃなくて、お風呂もこだわってるよ」
男(風呂上りの幼…別に見慣れてるはずなのに、何か…)
男(よ、よく考えたら、今日、同じ部屋で寝るんだぜ?)
男(…)
男(…ドキドキするな、オイ)
71: 2012/10/14(日) 21:19:01 ID:vw4Z4/J.
・
・
男「あー、さっぱりしたー」
幼「ね、ここから見る景色も凄いよー」
男「おー。確かに凄い綺麗だなー」
男「こんなところに無料で来られて、本当にラッキーだなー」
幼「ラッキーだよねー」
男「幼がな?」
・
男「あー、さっぱりしたー」
幼「ね、ここから見る景色も凄いよー」
男「おー。確かに凄い綺麗だなー」
男「こんなところに無料で来られて、本当にラッキーだなー」
幼「ラッキーだよねー」
男「幼がな?」
72: 2012/10/14(日) 21:20:14 ID:vw4Z4/J.
幼「えへへ。そうかな?」
男「今日だって、財布拾ってからの、千葉女さんと再会とかさー」
男「奇跡的なラッキーだと思うぜ?」
幼「えへへ。言われて見ればそうかもねー」
男「あぁ、ラッキーでハッピーさー」
男・幼「…」
男「今日だって、財布拾ってからの、千葉女さんと再会とかさー」
男「奇跡的なラッキーだと思うぜ?」
幼「えへへ。言われて見ればそうかもねー」
男「あぁ、ラッキーでハッピーさー」
男・幼「…」
73: 2012/10/14(日) 21:20:58 ID:vw4Z4/J.
男「そ、それじゃ、明日も早いし、そろそろ寝るか!」
幼「それじゃ、私、こっちのベッドで寝るね?」
男「おう、俺こっちなー」
幼「それじゃ、おやすみ、男」
男「お休み、幼」
男・幼「…」
幼「それじゃ、私、こっちのベッドで寝るね?」
男「おう、俺こっちなー」
幼「それじゃ、おやすみ、男」
男「お休み、幼」
男・幼「…」
74: 2012/10/14(日) 21:21:48 ID:vw4Z4/J.
幼(い、言えない…一緒に寝ようって…)
幼(やっぱりちょっと怖い…)
男(な、何も…ないよな…)
男(ガッカリしたような、ホッとしたような…)
男(複雑な気分だぜ…)
男(俺から行くべき…か?)
男(でもなぁ…)
幼(やっぱりちょっと怖い…)
男(な、何も…ないよな…)
男(ガッカリしたような、ホッとしたような…)
男(複雑な気分だぜ…)
男(俺から行くべき…か?)
男(でもなぁ…)
75: 2012/10/14(日) 21:23:18 ID:vw4Z4/J.
・
・
30分後
幼(…眠れない)
男(あぁ、悶々として、眠れねー)
モゾモゾ
幼「…ね、男、起きてる?」
男「んー?幼、眠れないの?」
幼「う、うん」
・
30分後
幼(…眠れない)
男(あぁ、悶々として、眠れねー)
モゾモゾ
幼「…ね、男、起きてる?」
男「んー?幼、眠れないの?」
幼「う、うん」
76: 2012/10/14(日) 21:23:53 ID:vw4Z4/J.
幼(今!今、言うんだ!)
幼「あの、ね?い、一緒に寝てもいい?」
男「ん?いいぞ。じゃあ、ベッド寄せるか」
幼「あ、あのちがくて…男のベッドで、一緒に寝ても、いい?」
男「え?」
幼「ダメ…かな?」
男「い、いや、良いけど…」
幼「あの、ね?い、一緒に寝てもいい?」
男「ん?いいぞ。じゃあ、ベッド寄せるか」
幼「あ、あのちがくて…男のベッドで、一緒に寝ても、いい?」
男「え?」
幼「ダメ…かな?」
男「い、いや、良いけど…」
77: 2012/10/14(日) 21:24:18 ID:vw4Z4/J.
幼「…じゃ、じゃあそっちに移るね」
男「お、おぅ」
ゴソゴソ
幼「お邪魔しまーす…」
男「狭いところですけど、どうぞどうぞ」
男・幼「…」
男「お、おぅ」
ゴソゴソ
幼「お邪魔しまーす…」
男「狭いところですけど、どうぞどうぞ」
男・幼「…」
78: 2012/10/14(日) 21:25:14 ID:vw4Z4/J.
男(ほわーーーーっ!)
男(…背中合わせだけど)
男(幼と同じ布団で、寝るなんて、何年ぶりだ?)
男(超ドキドキする!!)
男「…ぅ」
幼「……」
男(…背中合わせだけど)
男(幼と同じ布団で、寝るなんて、何年ぶりだ?)
男(超ドキドキする!!)
男「…ぅ」
幼「……」
79: 2012/10/14(日) 21:25:39 ID:vw4Z4/J.
男「…幼、何かあった?」
幼「えっ?な、何かって?」
男「急に幼がこんな事言い出すなんてさー」
男「俺は未だかつて経験した事のない事態に」
男「…結構、うろたえてるんだぜ?」
幼「ご、ごめんね、急に」
男「謝らないでくれよ」
幼「えっ?な、何かって?」
男「急に幼がこんな事言い出すなんてさー」
男「俺は未だかつて経験した事のない事態に」
男「…結構、うろたえてるんだぜ?」
幼「ご、ごめんね、急に」
男「謝らないでくれよ」
80: 2012/10/14(日) 21:26:32 ID:vw4Z4/J.
男「あー…ひょっとして千葉女さんに何か言われたとか?」
幼「え、あ、うん。確かに千葉女さんにちょっと言われたけど…」
幼「こ、これは…私の問題だから」
男「そ、そうか…」
幼「…」
男「…」
幼「え、あ、うん。確かに千葉女さんにちょっと言われたけど…」
幼「こ、これは…私の問題だから」
男「そ、そうか…」
幼「…」
男「…」
81: 2012/10/14(日) 21:27:43 ID:vw4Z4/J.
幼「あ、あのね、男!」
男「う、うん?」
幼「男は、将来の事とか、考えてる?」
男「将来?」
幼「来年、3年生になるじゃない?」
男「あぁ、進学の事かー」
幼「あの、それよりもう少し先の事とか、さ?」
男「う、うん?」
幼「男は、将来の事とか、考えてる?」
男「将来?」
幼「来年、3年生になるじゃない?」
男「あぁ、進学の事かー」
幼「あの、それよりもう少し先の事とか、さ?」
82: 2012/10/14(日) 21:28:09 ID:vw4Z4/J.
男「先?就職の事?」
幼「…もうちょっとだけ、先」
男「…」
幼「…」
男「あ…その、え?そう言う話し?」
幼「あの、昔の約束の事だけど、どうなのかなー?って」
男「…幼、言っておくけどな」
幼「何?」
幼「…もうちょっとだけ、先」
男「…」
幼「…」
男「あ…その、え?そう言う話し?」
幼「あの、昔の約束の事だけど、どうなのかなー?って」
男「…幼、言っておくけどな」
幼「何?」
83: 2012/10/14(日) 21:29:03 ID:vw4Z4/J.
男「先週、商店の店先でも話したけどさ」
男「あれは、俺の方から、お願いしたんだぜ?」
男「幼に、俺のお嫁さんになって欲しいってさ」
男「それに俺の心は昔から変わらないよ」
男「俺、何の取り柄もないけどさ」
男「幼の事、好きだ」
男「幼の事を一番に想い続ける事だけは、世界一だって自信がある!」
幼「…」
男「あれは、俺の方から、お願いしたんだぜ?」
男「幼に、俺のお嫁さんになって欲しいってさ」
男「それに俺の心は昔から変わらないよ」
男「俺、何の取り柄もないけどさ」
男「幼の事、好きだ」
男「幼の事を一番に想い続ける事だけは、世界一だって自信がある!」
幼「…」
84: 2012/10/14(日) 21:30:34 ID:vw4Z4/J.
男「進学や就職の事はまだ全然考えてないけどさ」
男「俺が進む隣りには、幼が居てほしいって思ってる」
男「でも、それは俺のワガママだから」
男「もし、幼の方が俺に付き合うつもりが無くなったら…」
男「そう思うと、怖くもなる」
ゴソゴソ
ギュウッ
男「俺が進む隣りには、幼が居てほしいって思ってる」
男「でも、それは俺のワガママだから」
男「もし、幼の方が俺に付き合うつもりが無くなったら…」
男「そう思うと、怖くもなる」
ゴソゴソ
ギュウッ
85: 2012/10/14(日) 21:31:10 ID:vw4Z4/J.
男「お、幼?」
幼「わ、私が男以外の人を好きになるなんて、考えられないよ…」
男「そ、そうか?」
男(首筋に、幼の息が当たって、くすぐったい…)
幼「男、こっち向いて?」
男「ん」
クルッ
男「…幼、泣いてるのか?」
幼「わ、私が男以外の人を好きになるなんて、考えられないよ…」
男「そ、そうか?」
男(首筋に、幼の息が当たって、くすぐったい…)
幼「男、こっち向いて?」
男「ん」
クルッ
男「…幼、泣いてるのか?」
86: 2012/10/14(日) 21:32:04 ID:vw4Z4/J.
幼「わ、私、今日ね」
幼「千葉女さんと、男が腕組んでるの見て」
幼「モヤモヤして、不安になって、怖かった」
幼「こんな気持ち、今までなった事なかったから」
幼「すっごく怖かったんだ…」
男「…」
幼「千葉女さんに、これが嫉妬なんだよって言われたよ」
幼「千葉女さんと、男が腕組んでるの見て」
幼「モヤモヤして、不安になって、怖かった」
幼「こんな気持ち、今までなった事なかったから」
幼「すっごく怖かったんだ…」
男「…」
幼「千葉女さんに、これが嫉妬なんだよって言われたよ」
87: 2012/10/14(日) 21:33:01 ID:vw4Z4/J.
幼「私、こんな感情知らなくて」
幼「今まで、周囲にそんな人居なかったからだって」
幼「言われて気付いたよ」
幼「確かに、今まで男の隣りは私が独占してたけど」
幼「これから先も同じとは限らない…」
幼「男が誰か他の人と一緒に、遠くに行っちゃったらどうしようとか」
幼「…夕方、パレードが始まるまで、ずーっとそんな事考えてたんだー」
幼「今まで、周囲にそんな人居なかったからだって」
幼「言われて気付いたよ」
幼「確かに、今まで男の隣りは私が独占してたけど」
幼「これから先も同じとは限らない…」
幼「男が誰か他の人と一緒に、遠くに行っちゃったらどうしようとか」
幼「…夕方、パレードが始まるまで、ずーっとそんな事考えてたんだー」
89: 2012/10/14(日) 21:35:02 ID:vw4Z4/J.
幼「えへへ…私ちょっと妄想が激しいよね?」
幼「…1週間前までは、ただ一緒に居られるだけで、幸せだったのにね」
幼「もっともっと、傍に居たくなっちゃったんだー」
男「…不安にさせてごめんな、幼」
男「でも、大丈夫だから。俺には幼しか居ないから」
男「昔からずっと好きだから」
男「これからもずっと好きだから」
幼「…1週間前までは、ただ一緒に居られるだけで、幸せだったのにね」
幼「もっともっと、傍に居たくなっちゃったんだー」
男「…不安にさせてごめんな、幼」
男「でも、大丈夫だから。俺には幼しか居ないから」
男「昔からずっと好きだから」
男「これからもずっと好きだから」
90: 2012/10/14(日) 21:35:38 ID:vw4Z4/J.
幼「…うん、ありがとう男」
男「大丈夫、俺たち二人は大丈夫だ!」
男「この先、どんな事があっても!絶対っ!」
ギュッ
男「この手を、離さないぞ」
幼「うん!うんっ!」
男「大丈夫、俺たち二人は大丈夫だ!」
男「この先、どんな事があっても!絶対っ!」
ギュッ
男「この手を、離さないぞ」
幼「うん!うんっ!」
91: 2012/10/14(日) 21:37:13 ID:vw4Z4/J.
男「それじゃ、そろそろ寝るか」
ゴソゴソ
幼「えへへ…男の腕枕、小六の時以来だね」
男「そうだったかな?」
幼「そうだよ。私は覚えてるよ?」
男「夏休み、台風の時だよな。俺も覚えてるさ」
幼「だよね。えへへ」
男「…」
ギュッ
ゴソゴソ
幼「えへへ…男の腕枕、小六の時以来だね」
男「そうだったかな?」
幼「そうだよ。私は覚えてるよ?」
男「夏休み、台風の時だよな。俺も覚えてるさ」
幼「だよね。えへへ」
男「…」
ギュッ
92: 2012/10/14(日) 21:37:56 ID:vw4Z4/J.
幼「…ほっとする…凄く落ち着くよ、男の腕の中」
男「俺も、幼の体温が感じられて、落ち着くよ」
幼「…今、何考えてる?」
男「好きな人と抱き合うのって、気持ちいいんだなぁって」
幼「ふふふー。私も大体同じ事考えてたよー」
男「大体?…他にも何か考えてる?」
幼「もっと、安心させて欲しいなって、思ってる」
男「俺も、幼の体温が感じられて、落ち着くよ」
幼「…今、何考えてる?」
男「好きな人と抱き合うのって、気持ちいいんだなぁって」
幼「ふふふー。私も大体同じ事考えてたよー」
男「大体?…他にも何か考えてる?」
幼「もっと、安心させて欲しいなって、思ってる」
93: 2012/10/14(日) 21:39:15 ID:vw4Z4/J.
男「うん?」
幼「…好きだけじゃ、足りない、よ…」
男「…幼、愛してるぞ」
幼「私も、愛してるよ、男…」
男「…幼」
幼「男…いいよ?」
幼「わ、私は覚悟、出来てるよ?」
男「幼…」
幼「だ、大丈夫だから…ね?」
幼「…好きだけじゃ、足りない、よ…」
男「…幼、愛してるぞ」
幼「私も、愛してるよ、男…」
男「…幼」
幼「男…いいよ?」
幼「わ、私は覚悟、出来てるよ?」
男「幼…」
幼「だ、大丈夫だから…ね?」
94: 2012/10/14(日) 21:40:08 ID:vw4Z4/J.
男「本当に、良いのか?」
幼「…うん」
男「じゃ、じゃあ…キス、するぞ?」
幼「うん…」
チュッ…チュッ…チュッ
幼「…んぅ」
チュ
幼(んっ…唇、離れない…?)
レロッ
幼(あっ…男の、舌が…)
幼(…)
幼「…うん」
男「じゃ、じゃあ…キス、するぞ?」
幼「うん…」
チュッ…チュッ…チュッ
幼「…んぅ」
チュ
幼(んっ…唇、離れない…?)
レロッ
幼(あっ…男の、舌が…)
幼(…)
95: 2012/10/14(日) 21:40:52 ID:vw4Z4/J.
男・幼「ぷはっ…」
ハァハァ
幼「大人の、キス…だね?」
男「おぅ…」
幼「キスって、気持ちいいね…」
男「そうだな…凄いな…」
幼「…今、何考えてる?」
男「幸せだなって」
幼「私もだよ、男」
チュッ
ハァハァ
幼「大人の、キス…だね?」
男「おぅ…」
幼「キスって、気持ちいいね…」
男「そうだな…凄いな…」
幼「…今、何考えてる?」
男「幸せだなって」
幼「私もだよ、男」
チュッ
96: 2012/10/14(日) 21:41:45 ID:vw4Z4/J.
男「…幼」
幼「…うん」
ピロリロリ
幼「ん?私の携帯…」
男「メール?」
幼「そうみたい…でも、今は…ね?」
男「あぁ」
ピロリロリ
幼「…うん」
ピロリロリ
幼「ん?私の携帯…」
男「メール?」
幼「そうみたい…でも、今は…ね?」
男「あぁ」
ピロリロリ
97: 2012/10/14(日) 21:42:14 ID:vw4Z4/J.
幼「またメールだ…」
男「こんな時間に…緊急の連絡かな?見た方がいいかも」
幼「うん…ちょっと見てみる」
ピッ
幼「あ…千葉女さんからだ」
男「アドレス交換したんだ?」
幼「うん。お昼にね…ふふっ」
男「こんな時間に…緊急の連絡かな?見た方がいいかも」
幼「うん…ちょっと見てみる」
ピッ
幼「あ…千葉女さんからだ」
男「アドレス交換したんだ?」
幼「うん。お昼にね…ふふっ」
98: 2012/10/14(日) 21:42:56 ID:vw4Z4/J.
男「どうした?なんだって?」
幼「千葉男さんと上手くいったんだって」
男「そっか、良かったな」
幼「二通目のメール『真っ最中だったらゴメンねー』だって。ふふっ」
男「ぶはっ…何て事書いてんだ、あの人」
男「…まぁ、当たってたんだけどな」
幼「千葉男さんと上手くいったんだって」
男「そっか、良かったな」
幼「二通目のメール『真っ最中だったらゴメンねー』だって。ふふっ」
男「ぶはっ…何て事書いてんだ、あの人」
男「…まぁ、当たってたんだけどな」
99: 2012/10/14(日) 21:43:32 ID:vw4Z4/J.
幼「実はね、お昼にこれ…渡されたの」
男「そ、それって…コンドーぉぅ…」
男「マジで、何考えてんだ、あの人は…」
幼「ねー?」
男・幼「…」
男「ふふっ…何だか、なぁ?」
幼「えへへ、そうだねー」
男「そ、それって…コンドーぉぅ…」
男「マジで、何考えてんだ、あの人は…」
幼「ねー?」
男・幼「…」
男「ふふっ…何だか、なぁ?」
幼「えへへ、そうだねー」
100: 2012/10/14(日) 21:44:04 ID:vw4Z4/J.
男「そんな空気じゃなくなっちゃったな?」
幼「ふふっそうだねー」
幼「何か、緊張感がなくなっちゃったよー」
男「やっぱり、ちょっと無理してたんだな?」
幼「えへへ…そりゃあねー」
幼「一大決心だったんだよー」
男「無理させてごめんな」
幼「ふふっそうだねー」
幼「何か、緊張感がなくなっちゃったよー」
男「やっぱり、ちょっと無理してたんだな?」
幼「えへへ…そりゃあねー」
幼「一大決心だったんだよー」
男「無理させてごめんな」
101: 2012/10/14(日) 21:45:13 ID:vw4Z4/J.
幼「謝らないでよ、男」
男「…まぁ、俺たちには俺たちのペースがあるよ、幼」
男「焦る事とか無いよ」
男「俺はいつでも、幼の傍に居るからさ」
幼「うんっ」
男「…本当に、もう寝るかー」
幼「うん、そうだねー」
男「…まぁ、俺たちには俺たちのペースがあるよ、幼」
男「焦る事とか無いよ」
男「俺はいつでも、幼の傍に居るからさ」
幼「うんっ」
男「…本当に、もう寝るかー」
幼「うん、そうだねー」
102: 2012/10/14(日) 21:46:02 ID:vw4Z4/J.
男「取り敢えず、今日はこれで、な」
ゴソゴソ
幼「腕枕、再びー…えへへ」
男「明日も朝から一杯楽しもうな?」
幼「うんっ!」
男「それじゃ…」
幼「あ、最後に…」
男「ん?」
幼「お、お休みの、キス…ね?」
男「う、うん」
チュッ
幼「おやすみ、男…」
男「おやすみ、幼…」
ゴソゴソ
幼「腕枕、再びー…えへへ」
男「明日も朝から一杯楽しもうな?」
幼「うんっ!」
男「それじゃ…」
幼「あ、最後に…」
男「ん?」
幼「お、お休みの、キス…ね?」
男「う、うん」
チュッ
幼「おやすみ、男…」
男「おやすみ、幼…」
103: 2012/10/14(日) 21:48:27 ID:vw4Z4/J.
・
・
・
『空港』
男「いやぁ、楽しかったなぁ」
幼「そうだねー。楽しかったねー」
男「3泊4日なんて、あっという間だなー」
幼「本当にそうだねー。時の経つのを忘れちゃうよね」
・
・
『空港』
男「いやぁ、楽しかったなぁ」
幼「そうだねー。楽しかったねー」
男「3泊4日なんて、あっという間だなー」
幼「本当にそうだねー。時の経つのを忘れちゃうよね」
104: 2012/10/14(日) 21:48:59 ID:vw4Z4/J.
男「さすがは夢の国だったなー」
男「金も結構使っちゃったけど、これは仕方ないよなー」
幼「やっぱり凄かったよね。その分、サービスも凄かったけど」
男「まぁ、沖縄も観光地じゃ、観光フィーが付いてたりするもんな」
幼「それもそうだね」
男「さてと…荷物は全部宅急便で送ったから、身軽だし」
男「お互いの両親にお土産でも買って行くか?」
男「金も結構使っちゃったけど、これは仕方ないよなー」
幼「やっぱり凄かったよね。その分、サービスも凄かったけど」
男「まぁ、沖縄も観光地じゃ、観光フィーが付いてたりするもんな」
幼「それもそうだね」
男「さてと…荷物は全部宅急便で送ったから、身軽だし」
男「お互いの両親にお土産でも買って行くか?」
105: 2012/10/14(日) 21:49:28 ID:vw4Z4/J.
幼「あ、そう言えば頼まれてる物があったんだ」
男「え、大丈夫か?空港で買えるものか?」
幼「何かねー、空港限定のバウムクーヘンをお願いされたの」
男「はは、おじさんらしいな」
幼「お父さん、甘いもの大好きだからねー」
男「…そのバウムクーヘンの代金、俺が出すよ」
幼「え?何で?」
男「え、大丈夫か?空港で買えるものか?」
幼「何かねー、空港限定のバウムクーヘンをお願いされたの」
男「はは、おじさんらしいな」
幼「お父さん、甘いもの大好きだからねー」
男「…そのバウムクーヘンの代金、俺が出すよ」
幼「え?何で?」
106: 2012/10/14(日) 21:50:03 ID:vw4Z4/J.
男「いやぁ…その…おじさんとおばさんに、挨拶に行こうと思って、さ」
幼「挨拶?」
男「む、娘さんを下さいーとか、そんな感じの?」
幼「…」
男「駄目かな?」
幼「駄目じゃない。駄目じゃないよ、男」
幼「お父さん、きっと喜ぶと思うよ」
幼「挨拶?」
男「む、娘さんを下さいーとか、そんな感じの?」
幼「…」
男「駄目かな?」
幼「駄目じゃない。駄目じゃないよ、男」
幼「お父さん、きっと喜ぶと思うよ」
107: 2012/10/14(日) 21:50:50 ID:vw4Z4/J.
男「そうかな?」
幼「内緒だったけどねー」
幼「ずっと息子が欲しいって言ってたんだよー」
幼「男みたいな息子が居たらなーって」
男「そ、そうか」
幼「だから、きっと喜んでくれると思うよ」
男「おう…そうだと良いな」
幼「内緒だったけどねー」
幼「ずっと息子が欲しいって言ってたんだよー」
幼「男みたいな息子が居たらなーって」
男「そ、そうか」
幼「だから、きっと喜んでくれると思うよ」
男「おう…そうだと良いな」
108: 2012/10/14(日) 21:51:34 ID:vw4Z4/J.
幼「私も嬉しいよ、男」
男「…おう。喜んでくれてなによりだ」
幼「えへへー。まったく私って、本当に幸運だなーと思う」
幼「その幸運は男からもらってるんだと思う」
幼「これからもずっと傍に居てね?」
男「おう!それだけは他の誰にも譲れないな」
男「…おう。喜んでくれてなによりだ」
幼「えへへー。まったく私って、本当に幸運だなーと思う」
幼「その幸運は男からもらってるんだと思う」
幼「これからもずっと傍に居てね?」
男「おう!それだけは他の誰にも譲れないな」
109: 2012/10/14(日) 21:52:02 ID:vw4Z4/J.
幼「…手、繋いでいい?」
男「もちろん」
ギュッ
男「それじゃ、そろそろ行こうか」
幼「まず、バウムクーヘン売ってるお店を探さなきゃー」
幼「一応メモ持ってるんだけどね」
男「どんなバウムクーヘンなんだろうな?」
幼「なんかねー…」
ピロリロリ
男「もちろん」
ギュッ
男「それじゃ、そろそろ行こうか」
幼「まず、バウムクーヘン売ってるお店を探さなきゃー」
幼「一応メモ持ってるんだけどね」
男「どんなバウムクーヘンなんだろうな?」
幼「なんかねー…」
ピロリロリ
110: 2012/10/14(日) 21:54:53 ID:vw4Z4/J.
幼「ん?メールだ」
ピッ
幼「あ、千葉女さんからだ」
男「なんだって?」
幼「『またね!』って」
男「何か、またいつか会えそうな気がするなぁ」
幼「ふふふ。私もそう思うよー」
男「取り敢えず、バウムクーヘン買いに行くか!」
幼「うん」
ギュッ!
男「この手、離さないぞ!」
幼「うんっ!」
ひとまずおわり
ピッ
幼「あ、千葉女さんからだ」
男「なんだって?」
幼「『またね!』って」
男「何か、またいつか会えそうな気がするなぁ」
幼「ふふふ。私もそう思うよー」
男「取り敢えず、バウムクーヘン買いに行くか!」
幼「うん」
ギュッ!
男「この手、離さないぞ!」
幼「うんっ!」
ひとまずおわり
111: 2012/10/14(日) 21:58:12 ID:vw4Z4/J.
112: 2012/10/14(日) 21:59:00 ID:OwNzOSkc
乙
やっぱこれだわ
やっぱこれだわ
113: 2012/10/14(日) 22:03:33 ID:DAEelyPs
乙乙
幼なじみの人、久しぶり
次は千葉の2人編かな?
楽しみにしてるよ
幼なじみの人、久しぶり
次は千葉の2人編かな?
楽しみにしてるよ
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