1: 2024/03/04(月) 17:50:51 ID:l/Lj1yME00
前々回作でご要望があったドルケSSです。
ドルケは初挑戦です。
さやるり、こずめぐは今書いております。
少々お待ちください

2: 2024/03/04(月) 17:51:31 ID:l/Lj1yME00
練習前。部室。
まだ私たち以外に誰も来ていない部室で、私は綴理先輩の玩具にされてしまっています。
一体どうしてこうなってしまったのでしょうか。

~遡ること10分前~

ガラガラ

さやか「こんにちは。って綴理先輩だけですか?」

綴理「やっほー、さや。うん、こずは部長会議あるから先行っててちょうだいって。めぐは、よくわかんないけど先生に呼び出されてたよ~。ボクも混ざりたかった」

さやか「そうですか…」アハハ

綴理「さやも、ひとり?」

さやか「はい。花帆さんは図書室に用事があるみたいで。瑠璃乃さんも寮の部屋に忘れ物をしたらしくて一旦寮に戻ってから来るそうです」

3: 2024/03/04(月) 17:52:42 ID:l/Lj1yME00
綴理「そっか。じゃあボクたちふたりだね」

さやか「そうですね」

綴理「ねえ、さや」

さやか「はい。なんでしょう」

綴理「さやの顔って、おもちみたいだよね」

さやか「何ですか急に!?」

綴理「触っていい?」

さやか「何でですかっ?ってあ~」


―――――――――――――――――――

4: 2024/03/04(月) 17:53:35 ID:l/Lj1yME00
ということがありまして今に至ります。
まあ綴理先輩の玩具になるのも悪くはないですが。

綴理「さやのほっぺ、もちもち~」フニフニ

さやか「ちょっと//」

綴理「さや照れた」ムニムニ

さやか「照れてないです//」

綴理「さやのほっぺ、あったかい。」

さやか「もうっ//」

それにしても…
私だけ遊ばれるのも悔しいですね…

5: 2024/03/04(月) 17:54:13 ID:l/Lj1yME00
綴理「さや。」

さやか「何ですか?」

綴理「ボクのも、触ってみる?」

さやか「え?」

綴理「ボクのほっぺ、触ってみる?」

さやか「え~っと」

綴理「さやになら、いいよ?」

6: 2024/03/04(月) 17:55:00 ID:l/Lj1yME00
さやか「は、はい。では、失礼します」

綴理「ん。」

綴理先輩のほっぺ。
毎日眺めていますけど、いざ意識するととても緊張しますね。

綴理「さや、どうしたの?」

さやか「あ、いえ//では失礼します」

ツンツンッ
ムニムニ

なんですかなんですか、この感触は!
病みつきになりそうです…

7: 2024/03/04(月) 17:56:06 ID:l/Lj1yME00
綴理「もっと、触っていいよ?」

さやか「では。」

綴理「さや。気持ちいいね」

さやか「はい。」

とはいえそろそろ花帆さんや瑠璃乃さんは来るでしょう。

さやか「そろそろ誰か来そうですので、この辺りでやめませんか?」

綴理「さや。」

さやか「はい。」

綴理「またやろうね。」

さやか「はい。」

8: 2024/03/04(月) 17:57:42 ID:l/Lj1yME00
―――――――――――――――――――――――――
練習中も先ほどのことが頭から離れずに集中できません。
全体練習の日だったこともあり、部のみなさんから散々心配されましたがなんとか誤魔せていたらいいのですが。

練習終了後

さやか「………」

みなさんは帰り、部室には私ひとり。
なんだかまだ先ほどの感触が鮮明に頭に残っていますね。

綴理「さや。」

9: 2024/03/04(月) 17:58:35 ID:l/Lj1yME00
綴理先輩??
もう帰ったんじゃなかったんですか?

そう、言うより先に

綴理「待っていたんだ。さやと帰りたかったから。だめ?」

さやか「駄目なわけないじゃないですか。さあ帰りましょう」

綴理「うん。」


帰り道

綴理「ねえ。さや。」

さやか「何ですか?」

綴理「ボクね、嬉しかったんだ」

10: 2024/03/04(月) 18:03:46 ID:l/Lj1yME00
さやか「?」

綴理「ボクは、さやにいつだって隣にいてほしい」

さやか「いつだっていますよ」

綴理「そう。分かってる。さやは優しいから。でも、怖いんだ」

さやか「怖いとは?」

綴理「ボクね、時々夢を見るんだ。さやが遠くへ行ってしまう夢。そのたびにさや行かないで~って。そこで夢が終わる。目が覚めて、夢だったと思って、また眠る。」

さやか「………」

綴理「頭ではわかっている。だけど、どうしても怖くて。だからさっきさやのほっぺを触って確かにさやはここにいるんだって思って、ボク嬉しかったよ」

綴理先輩が愛おしくなってきました。いや、前から愛おしかったんですけどね。

17: 2024/03/04(月) 19:43:53 ID:l/Lj1yME00
さやか「私がどっか行くわけないじゃないですか」クスッ

さやか「あなたの隣は、私しかいませんよ。」ニコッ

綴理「さや。ありがとう。さやにそう言ってもらえて、ボクは幸せ者だ」

さやか「もう///」

綴理「さや照れた」

さやか「照れてないです~。もう、帰りますよ」

綴理「あ、さや待って~」

さやか「ふふっ。」

18: 2024/03/04(月) 19:45:13 ID:l/Lj1yME00
綴理「さや、追いついたよ」

さやか「追いつかれちゃいました」フフッ

そんなこんなでついに寮の入り口に到着してしまいました。

さやか「………」

綴理「………」

さやか「綴理先輩」

綴理「さや」

さやか「あ、綴理先輩どうぞ」

綴理「ねえ、さや。もうさやとお別れするのボク寂しい。なんだか今日はもっとさやと一緒にいたい気分なんだ」

19: 2024/03/04(月) 19:46:24 ID:l/Lj1yME00
さやか「奇遇ですね綴理先輩。私もそう思っていたところなんです」

綴理「お~一緒だ~」

さやか「そうしたらどうしましょうか」

綴理「ボクがさやの部屋に行く?」

さやか「いえ、私が綴理先輩の部屋に行きます。夕ご飯食べて少ししたら行きますね」

綴理「ん。分かった。待ってるね」

20: 2024/03/04(月) 19:47:40 ID:l/Lj1yME00
―――――――――――――――――――
夜 綴理の部屋

コンコン

綴理「さや~待ってたよ~」

さやか「お邪魔します」

綴理先輩の部屋。
朝先輩を起こすためによく入りますが、夜ともなれば久々です。

さやか「何をしましょうか?」

綴理「さや、ほっぺ触らせて?」

さやか「いきなりですか?まあいいですけど//」

綴理「わーい。さやのほっぺ、好き」フニフニ

21: 2024/03/04(月) 19:48:25 ID:l/Lj1yME00
さやか「あんまり言われると恥ずかしいんですけど////」

綴理「大丈夫。ここにはボク以外には来ないよ?」

さやか「そうですが。ですが、じゃあ私にも触らせてください」

綴理「うん、いいよ」

ムニムニムニムニ

やっぱり安心しますね。

22: 2024/03/04(月) 19:49:29 ID:l/Lj1yME00
綴理「さや。今日はありがとう。さやの本音が分かって、よかった」

さやか「いえいえこちらこそありがとうございます」フフッ

こうして綴理先輩と笑いあえる日常に感謝ですね。

綴理「さや、大好きだよ」

さやか「私も大好きです、綴理先輩」

綴理「これから何する~?」

さやか「そうですね~」

まだまだ夜は長いですね。
私を部屋に呼んだからには、今夜は寝かせませんよ、綴理先輩。
覚悟していてくださいねっ。


おしまい

23: 2024/03/04(月) 19:50:44 ID:l/Lj1yME00

24: 2024/03/04(月) 19:52:14 ID:l/Lj1yME00
飴色の歌詞っぽいお話を書きたかったのに全然違う感じになってしまいました。。

25: 2024/03/04(月) 19:53:24 ID:l/Lj1yME00
さやるり、こずめぐのリクエストを頂いております
気長にお待ちいただければ。

29: 2024/03/04(月) 22:38:32 ID:IfbnXJgcSp
乙!
良かったよ

引用: SS 綴理「さやのほっぺ、もちもちだね」さやか「//」