天海春香「アシスタントの天海春香です」

馬場このみ「同じくアシスタントの馬場このみです」

亜利沙「本日は、この3人でお送りしたいと思います」

亜利沙「それでは、最初のニュースです」

亜利沙「松田亜利沙、特等席でプロレス観戦」

亜利沙「アイドル松田亜利沙が、目と鼻の先でプロレスを観戦しました」

亜利沙「技を繰り出すのはアイドル福田のり子、かけられるのは担当プロデューサー」

亜利沙「新技を見た福田のり子のリクエストで実現したとのことです」

亜利沙「なお、成功率は50％だった模様です」

春香「プロデューサーさん、大丈夫だったんですか？」

亜利沙「丈夫ですね、としか。結構危ない落ち方もあったと思いますが、マットの上でしたし、ピンピンされてましたよ」

このみ「そういう意味の50％なんですね……新技を半分成功させる、のり子ちゃんもすごいけど」

春香「たしかにそうですね」

亜利沙「以前、わたくしも実際に受けたこともあるのですが、今回は間近で撮影できて幸せでした……続いてのニュースです。天海さん」

春香「はい」

春香「天海春香、スライム」

春香「アイドル天海春香がスライム衣装に身を包んだことが明らかになりました」

春香「プルンとした質感が斬新で、評判は上々とのことです」

春香「ただ、同時期にスライム衣装に選ばれたアイドル周防桃子に」

春香「話題を奪われた模様です」

このみ「そうなんですか？　どちらも変わらないくらい反応あった気がしますが」

春香「私もよくわからないんですけど、桃子ちゃんは、メタルスライムがどうとか……」

亜利沙「一部ファンの皆さんの間で盛り上がったようですね。正確には、メタル桃子だけど。です」

このみ「……今の話を聞いてもよくわからないけど、そういうネット上の遊びなんですか？」

亜利沙「そうですね。親しみを持って、遊ばれてる感じだと思います」

春香「私も心当たりありますね。カブトムシがどうとか」

亜利沙「続いてのニュースです。馬場さん」

このみ「はい」

このみ「馬場このみ、えかき歌」

このみ「アイドル馬場このみが、アイドルロコの誕生日に」

このみ「えかき歌に挑戦したことが明らかになりました」

このみ「それまでの3人がロコの輪郭と髪の毛のみを担当したため」

このみ「馬場このみは最後の一節に、表情と身体を詰め込んだ模様です」

春香「えっ、身体もですか！？」

このみ「そうですよ。そうでないと、ロコちゃんから『アメージング』って感想もらえないですよ」

亜利沙「あっっっっっっと、いう～ま～に～……みたいな感じですかね」

このみ「はい、その通りです。頑張りました」

春香「すごいですね」

亜利沙「ちなみに、あの日以降、紙粘土作品が増えまして……あちらにズラッと並んでいるのが全てロコさんの作品です」

このみ「本当、毎年ものすごいですよね。今までのはどこに仕舞ってるんですか？」

亜利沙「持ち帰ってる物、倉庫に置かれてる物、映像や画像に残して処分した物……いろいろあるようですね。あと、野々原茜さんが引き取って、勝手に売ろうとした物も」

春香「な、なるほど」

亜利沙「まぁ、秋月律子さんに止められてましたが……続いてのニュースです」

亜利沙「星井美希、不憫枠扱いに苦言」

亜利沙「アイドル星井美希が不憫イメージの脱却を図っていることが明らかになりました」

亜利沙「しかし過去の生放送で、おにぎりケーキの悲劇に巻き込まれたり」

亜利沙「草味のお菓子を食べたり、早口言葉を英語変換されたりと」

亜利沙「疑いようがない事実である、とのことです」

春香「おにぎりケーキの件、改めて謝罪します。誠に申し訳ありませんでした。おいしくいただいたので勘弁してください」

このみ「本当？」

春香「はい、ちゃんと私と美希と亜美と真美の4人で食べました」

亜利沙「スタッフに任せなかったのは素晴らしいと思います」

このみ「……まぁ、一緒に食べなければ、具材はおいしそうでしたからね」

亜利沙「続いてのニュースです」

亜利沙「北上麗花、iphone壊れる」

亜利沙「アイドル北上麗花のiphoneが壊れたことが明らかになりました」

亜利沙「突然のことだったということで、10thライブで撮りまくった」

亜利沙「大量の写真も復旧できず、天に召された模様です」

亜利沙「なお、写真自体はみんなからの提供もあって、逆に満足できたとのことです」

春香「急に壊れたら本当に困りますね。私は遠距離通勤なので、連絡手段がなくなると本当に」

亜利沙「2個持ちオススメですよ。1個は月額が不要なwi-fi環境のみで使える安価なもので、普段は電源offで鞄の奥に潜ませています」

このみ「リスク管理ね、すごいじゃない」

春香「なるほど。検討します」

亜利沙「まあ、今回の北上麗花さんのような壊れ方をしたら、サブ機があっても関係ないので……1週間は落ち込むと思います」

このみ「そうですか」

亜利沙「続いてのニュースです」

亜利沙「ハッチポッチ2、開催決定」

亜利沙「皆様、大変長らくお待たせしました」

亜利沙「伝説のハッチポッチが帰ってきます」

亜利沙「詳細はこれからですが、劇場メンバー全員が非常に楽しみにしている、とのことです」

亜利沙「特に松田亜利沙は、今度こそ、と意気込んでいる模様です」

春香「前回、出演できなかったんですよね」

亜利沙「765プロのスタイルは、最高の準備で最高のパフォーマンス……レッスンの期間にも他の仕事が立て込むと、本番も出られないですからね」

このみ「それだけに、この前の10thはMS組全員出演できて、本当に良かったです」

亜利沙「本当にそうですね。わたくしも危なかったですが、何とか間に合いました」

春香「本当に良かったですね。あと、亜利沙ちゃんが控え室の写真にも写っていて、それも見られて嬉しかったです」

亜利沙「控え室だと、普段は撮影する側ですからね。今回はちょっとカメラを置いたところを、横山奈緒さんに取り押さえられまして」

このみ「ふふっ、言い方あるでしょ。それに、亜利沙ちゃんの写真がなかなかアップされないのは……」

亜利沙「わたくしのことはおいておいて、ハッチポッチ2ですよ。今回こそは当日会場にいたいです！　レッスンできずに出演できなくても、その場で観たいです！」

このみ「そこは何とか出られるようにお願いしましょうよ」

亜利沙「もちろん、それがベストですが、贅沢は言いません。どうか、どうか、よろしくお願いします！　あのガシャポンから次の歌唱メンバーが出てくる演出、わたくしの中で一番好きなので！」

春香「ふふふ……私も楽しみにしています。いろんな曲に参加したいですし。あと、『World Changer』はオリメン5人全員で歌いたいです」

このみ「オリメンで言うと私は『ドリームトラベラー』や『Bigバルーン◎』を……まぁ、何でも楽しみです」

亜利沙「ああ、観たいのが多すぎます……観客席の方が幸せかもしれません」

春香「そ、そうですか」

亜利沙「以上でニュースを終わります。ここまでのお相手は、キャスターの松田亜利沙と」

春香「アシスタントの天海春香と」

このみ「同じくアシスタントの馬場このみでした」

亜利沙「それでは皆様、また会う日まで。ご機嫌よう」ﾍﾟｺｯ

…………
ﾊｲ、ｵﾂｶﾚｻﾏﾃﾞｼﾀ

亜利沙春香このみ「お疲れ様でした」

亜利沙「お二人ともありがとうございますぅ！」

春香「こちらこそ。久しぶりだったから嬉しかったよ」

亜利沙「ふおおぉ、そう言って貰えるとは、感激です！　今回はハッチポッチのこともあるので、是非とも来ていただきたくて、お忙しいとは思いましたが、無理矢理呼ばせていただきました！」

春香「あはは……私で良かったのかな？」

亜利沙「もちろんです！　765プロの代表ですから！　ダメ元でオファーして良かったです！」

このみ「うふふ、良かったじゃない」

亜利沙「このみさんも、MS組の代表として呼ばせていただきましたので、実現して良かったです！」

このみ「え？　それこそ私で良かったの？　未来ちゃんは？」

亜利沙「最年長ですし、相応しいですよ！　あと、未来ちゃんはちょっと不安なところがありますので。ありさも他人のことは言えませんが、特にAS組が絡むとブレーキが……」

このみ「……わかるわ」

春香「ふふふ、番組のことをよく考えて、すごいね」

亜利沙「100回越える冠番組なんて、今後あるかもわからないですから。大切に、頑張ります」


横山奈緒「みんな、お疲れさん！」

亜利沙「奈緒ちゃん、ありがとうございますぅ！」

奈緒「よし、亜利沙を取り押さえるで！　確保！」

亜利沙「えっ、え？」

奈緒「さあ、大人しく写真に撮られるんや。春香、このみさん、亜利沙の両側に来てな」

亜利沙「ひょええっ、ありさが真ん中ですかぁ！　天国です！」

このみ「おおげさね」

春香「ふふふ」

奈緒「はい、チーズ……撮ったで」

亜利沙「ありがとうございます！　ありがとうございます！」

春香「どんな感じ？……あっ、もしかして」

このみ「……やっぱりね」

奈緒「亜利沙ー」

亜利沙「はい！　なんでしょうか？」

奈緒「またアイドル的にアウトな顔になっとるで」

亜利沙「ああ、ごめんなさい！　ごめんなさい！　でも仕方ないんですっ！」

春香「亜利沙ちゃんの控え室の写真が、あまりアップされない理由って、これ？」

このみ「うん。ある意味NGなのよね」

おわり

ハッチポッチ2楽しみすぎます。いろいろ忙しいでしょうけど、全員出演してくれたら嬉しいです。

アシスタントリクエスト常時募集中。

完結報告してきます。