('A`)「おはよう」

/ ﾟ、。 ／「おはよう」

（　＾ω＾）「おはよう」

/ ﾟ、。 ／「今日の朝ご飯、カツ丼で良い？」

（　＾ω＾）「なんで朝からそんな重いもん食うんだお」

/ ﾟ、。 ／「僕は朝の方が頭働くからね」

（　＾ω＾）「自分の都合を他人に押し付けるなお」

('A`)「待て」

/ ﾟ、。 ／「？」

（　＾ω＾）「？」

('A`)「なんかめちゃくちゃ馴染んでるけど」

('A`)「めちゃくちゃ漫才とかやってるけど」

('A`)「突っ込むよ？」

（　＾ω＾）「お前、誰だお？」

('A`)「んーーーー！！惜しい！俺が突っ込みたいのはそこじゃない！！」

/ ﾟ、。 ／「鈴木ダイオード、正義社怪獣対策科技術部部長です、よろしく」

（　＾ω＾）「あ、お前僕っ娘かお」

('A`)「なんでここにいるねーん！！」

（　＾ω＾）「エセ関西弁は嫌われるってのを覚えておけお」

　　　　　　　　　第伍話「怪獣症候群末期患者」

/ ﾟ、。 ／「ジュクノ（野宿の業界用語）してたら国の犬に職質されちゃってさ」

/ ﾟ、。 ／「ポツポツとジュクノポイントを転々としてたんだけど」

/ ﾟ、。 ／「いい加減面倒になって鍵をこじ開けさせてもらった」

('A`)「通りで家の鍵が壊れてたわけだ……」

（　＾ω＾）（正義社の人間が周りに居すぎだ）

（　＾ω＾）（これじゃあ強制収容されるのも時間の問題じゃないかお……？）

/ ﾟ、。 ／「まあまあ、とりあえずカツ丼食おうよ」

('A`)「材料もその選択肢もねーよ」

(=ﾟωﾟ)ﾉ『怪獣に立ち向かってみてどうだった？』

o川*ﾟーﾟ)o『はぁい、すごく怖かったでぇす』

o川*ﾟーﾟ)o『でも、お姉ちゃんをどうにかしないとって気持ちの方が強くてぇ』

o川*ﾟーﾟ)o『むがむちゅーでしたぁ☆ｳﾌﾌ☆』

从'ー'从「このインタビュー、もう大女優を意識してるね～」

*(‘‘)*「末恐ろしいですね」

o川*ﾟ -ﾟ)o「今頃あめぞう辺りで私のスレが立ってるはず」

o川*ﾟーﾟ)o「ちょっと自作自演すっかな」

（　＾ω＾）「君にはキングオブモンスターチルドレン　―キンチル―　の称号をくれてやるお」

o川*ﾟ -ﾟ)o「ドブに落とすぞピザ」

（　＾ω＾）「ピピピピザちゃうわ」

/ ﾟ、。 ／「ほうら、みんな、いいもの見せてあげるよ～」

/ ﾟ、。 ／「おっきくなれ～」

（　＾ω＾）「おい俺のポケモンにライト当てるなお」

从'ー'从「無職のお友達が増えたの～？」

/ ﾟ、。 ／「僕は無職ではない」

('A`)「無職を否定しきれないのが悲しい……」

（　＾ω＾）「というかガチの無職って俺だけじゃんね」

*(‘‘)*「正義社に入ったらどうです、お兄さん？」

o川*ﾟーﾟ)o「そこの正義の巨人をたぶらかしてコネ狙っちゃいなよぉ」

/ ﾟ、。 ／「枕営業かい？ん？」

（　＾ω＾）（いやぁ、流石に懐に突っ込むのはあぶねーお）

/ ﾟ、。 ／「枕なんだろ？え？」

（　＾ω＾）「うるせぇお、黙れ三次元タイプ腐女子」

/ ﾟ、。 ／「失敬な、僕は常に三次元を二次元に変換して妄想している」

('A`)「余計に性質が悪い」

（　＾ω＾）「しかしお前ら」

（　＾ω＾）「夏休みはもう終わりのはずだお？」

从'ー'从「黙れ年中夏休み」

*(‘‘)*「もうお昼ですよ」

o川*ﾟーﾟ)o「学校も終わったのぉ」

（　＾ω＾）「なるほど……」

('A`)（ブーン、いつの間にスルースキルを見につけたんだ）

（　＾ω＾）「モンチルの相手してもしょうがないお」

('A`)「確かに、スルーしないと駄目だもんな」

('A`)「えっ、なんで俺の心読んでんの」

(　<●><●>)「今日のお昼です」

(,,ﾟДﾟ)「……生姜焼ききた！これで勝つる！」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「あたし昨日も生姜焼きだったんだよな」

(・∀ ・)「じゃあ俺が貰う」

ﾉﾊ#ﾟ⊿ﾟ)「うるせええええ！！あたしのもんじゃいいいいいい！」

(*‘ω‘ *)「うるさいっぽ！」

l从･∀･ﾉ!ﾘ人「今日の晩御飯はなんなのじゃ～？」

（　＞＜）「わかんないです！」

（｀･ω･´）「はっはっは、妹者ちゃんは食いしん坊だなぁ」

（｀･ω･´）「おじさんのフランクフルトも」

(,ﾟДﾟ )

（｀･ω･´）「はっはっは！ギコ君は怖いなぁ！」

(,,ﾟДﾟ)「で、俺らはいつまでここにいればいいんだ？」

（｀･ω･´）「まだ怪獣化してない私と妹者ちゃんその他はまだしも」

（｀･ω･´）「彼らは既に怪獣化後だ」

(・∀ ・)「そーそー。そろそろメガストア読みてーんだよ」

(　<●><●>)「わかんないです！」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「キャラ違うぞ」

(　<●><●>)「社長曰く、『再発症の危険性があるためしばらくの間監視下に置く』」

(　<●><●>)「『その間も彼らの調査は進める』」

(　<●><●>)「『再発症して手に負えなくなった場合』」

(　<●><●>)「『処分』」

(　<●><●>)「らしいです」

ﾉﾊ；ﾟ⊿ﾟ)「おおおおおおおーーーーーーい！！！」

(；ﾟДﾟ)「おいおいおい！めちゃくちゃ聞き逃せない言葉が出てきたぞ！！！」

l从･∀･ﾉ!ﾘ人「妹者氏んじゃうのだー」

(；・∀ ・)「聞き分けの良すぎるガキだな……」

(*‘ω‘ *)「まあそういうことだから耐えるっぽ！」

（｀･ω･´）「家庭内別居歴十数年の私にしてみれば耐えるのは余裕だな」

（｀･ω･´）「はっはっは」

（　＞＜）（かわいそうなんです……）

(・∀ ・)「"正義"以外には容赦ないところだぜ……」

(*‘ω‘ *)「ご飯の時間終わりっぽ！」

ﾉﾊ；ﾟ⊿ﾟ)「えﾞっ、まだ全部食べてないのにいいいいいい！！」

（　＞＜）「部屋に戻るんです！！」

(ﾟAﾟ* )「いらっしゃーい」

('A`)「おいすのーちゃん」

（　＾ω＾）「おいすー」

(ﾟAﾟ* )「あら二人ともー、毎日ありがとうねー」

（　＾ω＾）「スーパー銭湯つけたのは正解だお」

('A`)「スーパーだからなぁ」

(ﾟAﾟ* )「スーパーやしなぁ」

(ﾟAﾟ* )「そうそう、うち今度３階建てにしようと思ってんねん」

('A`)「ほー、しかしそれもうコンビニじゃないね」

（　＾ω＾）「スーパー銭湯がついた時点でコンビニじゃねぇお」

/ ﾟ、。 ／「ほほう面白いコンビニだね」

(ﾟAﾟ* )「いらっしゃいませー」

/ ﾟ、。 ／「あなたがのーさんか」

(ﾟAﾟ* )「？あら、あんたこの前見たなぁ」

/ ﾟ、。 ／「いやね、僕は正義社の者なんだけど」

/ ﾟ、。 ／「経理の人が『なんでコンビニ一個でこんなに補償せにゃならんのだ！』」

/ ﾟ、。 ／「ってブチギレてるのを聞いて」

/ ﾟ、。 ／「一体どんな人が金を毟り取ったのか興味があったんだ」

(ﾟAﾟ* )「あらー、経理の人には申し訳ないなぁ」

/ ﾟ、。 ／「いやいいんだ、うちは金だけはあるらしいから」

(ﾟAﾟ* )「スーパー銭湯に億単位のお金もろたからなぁ」

（　＾ω＾）( 'A`)（マジかよ！！！！！！）

/ ﾟ、。 ／「あと君はドクオ君と仲がいいらしいね」

/ ﾟ、。 ／「これから彼に協力して怪獣を倒すことになったんで」

/ ﾟ、。 ／「これからも顔を合わすことは多いだろう」

/ ﾟ、。 ／「鈴木ダイオードだ、よろしく」

(ﾟAﾟ* )「はぁい、のー言うねん、よろしくなー」

（　＾ω＾）（てっきり痴情のもつれリア充爆発コースかと思ったが）

（　＾ω＾）（のーさんは天然で純粋な人だお）

（　＾ω＾）（というか……）

（　＾ω＾）

（　＾ω＾）（……アスペ？）

('A`)「何か今失礼なこと考えなかったか」

(ﾟAﾟ；)「ひゃあ！揺れてる！また怪獣やぁ！」

（　＾ω＾）「うーむ、ここに来ると襲撃率高い気がするお」

('A`)「じゃ、行ってくるわ」

(ﾟAﾟ* )「気ぃつけてな！」

（-@∀@）『えー、はい、怪獣が出現しました』

（-@∀@）『……こんにちは、現場のアサピーです』

（-@∀@）『先日突然引っ込みましたが』

（-@∀@）『別に暴力団と関係を持っていたわけではないので』

（-@∀@）『ご安心ください……』



(ﾟAﾟ* )「なんや、アサピーえらい元気ないなぁ」

（　＾ω＾）（一体この前何があったんだお）

（-@∀@）『今日の怪獣はまるでハリネズミのようなトゲが体中から生えています』

（-@∀@）『怖いですねぇ』

('A`)【おいそのやる気のない解説やめろよ】

（-@∀@）『勘弁してください』



/ ﾟ、。 ／「んー、あんま凶暴そうじゃないしデカクナールＸは要らないかな」

（　＾ω＾）「いや、あいつフェミニストだから戦闘要員もう一人はいるお」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ【……】

（-@∀@）『しかし大人しいですね』

（-@∀@）『出現して以来少しも動いてないようです』

('A`)【……？よくわからんが、戦う気がないならそのまま小さくなってほしいが】

ξﾟ⊿ﾟ)ξ【！！！！】

(；'A`)【ふげっ！！！】

（-@∀@）『！！おっと！！』

（-@∀@）『激しいタックルです！！』

（-@∀@）『慌てて逃げるようにビルが地面に沈み込んでいきます！！』

(；'A`)【な、なんだぁ、コイツっ！！】

（-@∀@）『恐ろしいスピードです！！体のトゲがモンキラを貫かなかっただけマシでしょう！！！』

（　＾ω＾）「多分アサピーは会社から余計なことは言うなって言われたんだろうけど」

（　＾ω＾）「もう魂に火がついちゃった感じだお」

(ﾟAﾟ* )「男の子やねぇ」

/ ﾟ、。 ／「この怪獣、様子がおかしいな」

（　＾ω＾）「？」

/ ﾟ、。 ／「意志を全く感じられないのに、衝動的に攻撃してきた」

(ﾟAﾟ* )「つまり……どういうことやの？」

/ ﾟ、。 ／「わからない」

/ ﾟ、。 ／「まるで、そう、感情がない」

('A`)【やってくれんじゃ】
ξﾟ⊿ﾟ)ξ【ぬんっ！！】

(；'A`)【いっでえええええええええええ！！】

（-@∀@）『あああーーーーっと！！！』

（-@∀@）『怪獣の伸びたトゲがモンキラの腕を貫く！！！！！』

（-@∀@）『……これちょっと規制入れた方が良くない？お子様も見てるんですけど』

（-@∀@）『あ、はい、ありのままを伝える、はい』

（-@∀@）『しばしば痛々しいシーンが続きますがチャンネルはそのまま！！』

(；'A`)【左腕が動かん……】

/ ﾟ、。 ／「やっぱブーン君、出番だ」

（；＾ω＾）「お、俺かお！？」

/ ﾟ、。 ／「この場で事情を理解して戦えそうなのは君しかいない」

（　＾ω＾）「妙に納得したお」

/ ﾟ、。 ／「では行ってこい！！」

(ﾟAﾟ* )「えっ、なになになんなんってデカ！」

（　＾ω＾）（まさか巨大化するハメになるとは思わなかったお）

（-@∀@）『！！！またまた巨人が現れたぞおおおおおお！？』

（-@∀@）『この男は一体何者なんだ！？？？』

（　＾ω＾）【……怪獣を殲滅する者　―モンスターバスター―　……とでも】

（　＾ω＾）【名乗っておこうかお？】

（-@∀@）『厨二だあああああああああああああああああああああああああああ！！！！』

（-@∀@）『わ、わたくし、な、なみだ、涙が止まりません！！！』

（-@∀@）『もう会社なんか知らん！！モンバス頑張れ！！！痺れさせてくれ！！！』

('A`)【いや実況解説しろよ】

(//‰ ﾟ)『ただイま入ッた情報によリますと

(//‰ ﾟ)『エネルギーの異様な高さから彼女ハ、怪獣は』

(//‰ ﾟ)『怪獣症候群末期患者、のヨウです』

( 'A`)（　＾ω＾）（-@∀@）【【『末期患者……？』】】

(//‰ ﾟ)『最早人間としテの感情は失ワれ』

(//‰ ﾟ)『見境ナく破壊衝動を満たス』

（-@∀@）『そ、それは……！！』



/ ﾟ、。 ／「２年前に美布を壊滅させた怪獣とそっくりな特徴だな」

(ﾟAﾟ* )「うちも聞いたことあるなぁ」

/ ﾟ、。 ／「今まで末期患者が現れなかったのが不思議なくらいだ」

('A`)【つまり、ガチバトルか】

（　＾ω＾）【いい加減腹括ってレッツ脱フェミ】

('A`)【……気が向いたらな】

ξﾟ⊿ﾟ)ξ【ちぇいっ！】

(；'A`)【ウィット！！！】

（　＾ω＾）【でいっ！！】

ξﾟ⊿ﾟ)ξ【！】

（　＾ω＾）【フンフンフンドッ！！！】

ξﾟ⊿ﾟ)ξ【！、！！！、！！】

（-@∀@）『……』

(//‰ ﾟ)『アサピーさんガ感涙デ何も喋レないよウです』

(//‰ ﾟ)『恐ろシいほどの手数ノパンチをモンバスが繰り出シて』

(//‰ ﾟ)『そレを怪獣が何とかカワしていマす』

('A`)【ぶ、ブーン、お前強かったんだな……】

（　＾ω＾）【ヒモやってるとき暇だったから英国流カラテ練習してたんだお】

('A`)【職探せよ】

ξﾟ⊿ﾟ)ξ【ガアッ！】

（-@∀@）『腹に攻撃がヒット！！』

（　＾ω＾）【っしゃあ！！】



/ ﾟ、。 ／「無職のくせにやるじゃん」

(ﾟAﾟ* )「うちもびっくりしてるわぁ」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ【デヤデヤデヤデヤデヤデヤァッ！！！】

（　＾ω＾）【トゥイトゥイトゥイトゥイトゥイ！！】

(；'A`)【あ、あぶあぶあぶ危ないっ！！】

（-@∀@）『モンキラお役目御免か！？』

(；'A`)【うっせー！俺のポテンシャル自体は一般人並なんだよ！！】

（　＾ω＾）ﾆﾔｯ

ξﾟ⊿ﾟ)ξそ

（　＾ω＾）【だらっシャアああああああああ！！！】

ξﾟ⊿ﾟ)ξ【フッ！！！】

ξﾟ⊿ﾟ)ξ【！！】

（-@∀@）『フェイントからの足払いで怪獣のバランスが崩れたぁ！！！』

（　＾ω＾）【ドクオ！今だお！】

('A`)【え？なにそのキラーパス】

（-@∀@）『モンバスが怪獣のトゲを掴んでいます！！』

('∀`)【モンスターキラーなだけにキラーパスｗｗｗｗｗｗｗ】

（　＾ω＾）【ぬぅん！！】

ξﾟ⊿ﾟ)ξ【！！！】

('∀`)【あ】

（-@∀@）『モンバスの放り投げた怪獣が、トゲが』

（-@∀@）『モンキラを襲うーーーーー！！！』

(#'A`)【　アイアン・ヘッド・エボリューション　―Ａ.Ｈ.Ｅ―　！！！】



（-@∀@）『通称アヘ顔！！！！！』



ξ ⊿ )ξ【ぬべらッッッッッッ！！！】



（-@∀@）『ただの頭突きだあああああああああああ！！！』




('A`)【ふ……小学中学高校と坊主頭だった俺に勝てるはずがない……】

('A`)「ぶっちゃけブーンだけで良かったんじゃね？」

（　＾ω＾）「とどめはドクオの火力がないと無理だおね」

/ ﾟ、。 ／「ブーン君がそんなに強いとは思わなかった」

('A`)「先に言えよブーン」

(ﾟAﾟ* )「ほんまやでー」

（　＾ω＾）「うーん、しかしまああそこまで上手くいくとは」

（　＾ω＾）（あそこまで俺が強いはずはないお……？）

（　＾ω＾）（病気が進行して基礎体力が向上してる……とか？）

(　"ゞ)「お疲れさん、今回も無事にあの女性を収容できた」

('A`)「あ、どうも」

(　"ゞ)「はい今日の分」

(　"ゞ)「あの青年にも渡しといてね」

('A`)「あ、はい」

(　"ゞ)「末期怪獣が現れるとはね……君の頭突き一撃で倒せたのは運が良かった」

(　"ゞ)「それとも……オーバーモンスター、君の力がそれほどのものだったのか」

('A`)「……どうなんでしょうか」

('A`)「女性だったっていうのもありますけど」

('A`)「正直攻撃方法がヤバすぎでしたし」

('A`)「あれ以上の末期怪獣が現れたら多分俺、駄目ですね」

(；"ゞ)「……そこをなんとか頼むよ」

('A`)「頑張ってみます」

(　"ゞ)「うむ……」

(　"ゞ)「ダイオードちゃん」

/ ﾟ、。 ／「はい？」

(　"ゞ)「あの今日デカくなってた青年、どうだ？」

/ ﾟ、。 ／「ブーン君ですか？」

(　"ゞ)「ああ」

/ ﾟ、。 ／「そうですね、まあ顔面偏差値は平均以下ですけど肉付きは悪く」

(；"ゞ)「ごめん、私の訊き方が悪かった」

(　"ゞ)「正義社に協力してくれそうか？」

/ ﾟ、。 ／「おーっとヘッドハンティングですね」

/ ﾟ、。 ／「まあ悪くないと思いま」

/ ﾟ、。 ／「……ん？そう言えば目が赤かったような」

(　"ゞ)「なに、本当か」

(　"ゞ)「テレビ見る限りでは細目すぎてわからなかったが」

/ ﾟ、。 ／「僕も最初はそう思ったんですけど」

/ ﾟ、。 ／「話してるうちにあれ？こいつ半目じゃね？って」

(　"ゞ)「……そうか、まあそれは置いといて」

(　"ゞ)「君はドクオ君を補佐するよりもブーン君を補佐した方がよさそうだな」

/ ﾟ、。 ／「僕もそう思います」

(　"ゞ)「ふむ、ではこれからも頑張ってくれ」

(´・_ゝ・｀)「……赤い目」

(　"ゞ)「デミタス、盗み聞きとは感心しないな」

(´・_ゝ・｀)「まあそういうな、俺とお前の仲だ」

(　"ゞ)「……やはり怪獣症候群の兆候か？」

(´・_ゝ・｀)「一人そういう例がいた」

(´・_ゝ・｀)「２年前に美布を壊滅に追い込んだＭＳ末期患者だ」

(　"ゞ)「！！」

(　"ゞ)「そういえば……そう、だったな」

(´・_ゝ・｀)「あの男が怪獣に、ましてや末期怪獣に成ると」

(´・_ゝ・｀)「考えられる中で最強の怪獣になる」

(´・_ゝ・｀)「早めに捕らえた方がいいと思うが？」

(　"ゞ)「……２年前とは違い、今はＭＳ末期からの怪獣化を乗り越えたドクオ君」

(　"ゞ)「オーバーモンスターがいる」

(　"ゞ)「もしブーン君が怪獣になったときは」

(　"ゞ)「その時はドクオ君が」
(´・_ゝ・｀)「出来ると思うか？」

(　"ゞ)「！」

(´・_ゝ・｀)「奴は元ニート、さらに引きこもりだったんだろう？」

(´・_ゝ・｀)「精神的な打たれ弱さは折り紙つきだ」

(　"ゞ)「だが彼はドクオ君の友人だ」

(　"ゞ)「下手に動くと彼が怪獣と戦わなくなってしまうかもしれない」

(´・_ゝ・｀)「しかし下手に動かないと大事になるかもしれない」

(´・_ゝ・｀)「そうだろ？」

(　"ゞ)「……」

(´・_ゝ・｀)「まあこれらは全て、憶測の話だ」

(´・_ゝ・｀)「どうするかはお前に任せる」

(´・_ゝ・｀)「ただ俺はあいつをここに収容した方がいいと思うと言っておこう」

(　"ゞ)「……明日ドクオ君に訊いてみよう」

(　"ゞ)「彼をここに連れてこれるかどうか」

(　"ゞ)「その後は研究部部長のお前に任せる」

(´・_ゝ・｀)「あいよ」

(´・_ゝ・｀)「じゃあな、また俺は研究に没頭することにするよ」

(　"ゞ)「……」

ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ「いつになく真面目ですね、社長」

(　"ゞ)「ああ」

ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ（……真面目なデルタ社長なんて、これは重大だなぁ）

（　ФωФ）「異常なーし」

（　ФωФ）「最近は職質する必要もなくて平和である」

（　ФωФ）「まあ怪獣が現れてるのに犯罪犯そうなんて」

（　ФωФ）「そんな不届きものがいないのも当然である」

（　ФωФ）「……それにしても」

（　ФωФ）「暇である」

（　ФωФ）「我輩、せっかく警察官になったのに……」

（　ФωФ）

（　ФωФ）「……ん？何故我輩の耳が尖っているのである……？」

おまけ

ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ「えー、では右の方からお名前をどうぞ」

(　<●><●>)「ワカッテマスです」

（　＞＜）「ビロードなんです！」

(*'ω' *)「ちんぽっぽですっぽ！」

(　"ゞ)（うわー、なんかすごい濃いやつらが来たなー）

ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ「では志望動機をどうぞ」

(　<●><●>)「はい、小学校の時に怪獣に上靴隠されて……」

（　＞＜）「中学校の時に怪獣に弁当ひっくり返されて……」

(*'ω' *)「大学受験の時に怪獣にカンニングされて……」

(；"ゞ)（もう、こんなの正義社としては採用するしかないじゃないかぁ）

ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ「社長、目を覚ましてください」

もう怪獣になるやつばっかりやんけ
どうやったら解決すんだこれ

（　＾ω＾）が怪獣症候群になったようです【その５】