/ ﾟ、。 ／「折角僕の"デカクナールＸ"があるんだから」

/ ﾟ、。 ／「小さい事件はそいつをつかって片付けようって魂胆さ」

（　＾ω＾）「当り前のように突然現れたおね」

/ ﾟ、。 ／「気にしない気にしない」

ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ「ではこれ、応募されてきた履歴書です」

ﾐｾ*ﾟーﾟ)ﾘ「方法等は問いませんのでお二人で相談なさってください」

('A`)「え、今から俺達が決めるんですか」

(　"ゞ)「ああ」

（　＾ω＾）「時期おかしくないですかお」

(　"ゞ)「この部、去年の秋に出来たし募集の時期に間に合わんかった」

(　"ゞ)「他の部から異動でも良かったんだけど、どうせなら新しい人材をと思ってね」

　　　　　　　　　 　第弐話「対怪獣準備中」

('A`)「……いきなりあんなこと言われてもなぁ」

（　＾ω＾）「まあまずは履歴書見て、そっから面接でもするかお？」

(ﾟAﾟ* )「まあそんな感じやなぁ」

（　＾ω＾）「のーさんならこういうの慣れてるお？」

(ﾟAﾟ* )「うちは結構適当にやってるけどな」

（　＾ω＾）「なるほど」

('A`)「面接とか……コミュ障の俺からすればする側に立つのも恐ろしい」

（　＾ω＾）「しっかりしろ部長」

(ﾟAﾟ* )「せや部長」

('A`)「まあそうだなぁ、前のブーン並の強さなら俺達抜きでも闘ってくれそうだなぁ」

（　＾ω＾）「だおね、じゃあまずはそういう系で判断してくかお」

(ﾟAﾟ* )「あと怪獣と対話するための関係者を集める人やな」

(ﾟAﾟ* )「今まではうちがノーソン店長と兼ねてたけど」

(ﾟAﾟ* )「そろそろ正式な人がほしいかもなー」

('A`)「だな」

（　＾ω＾）「じゃ、ぼちぼち履歴書見ていきますか」

('A`)「……これからこの人達の人生を決めるのかと思うと」

('A`)「胃が痛くなってきた」

（　＾ω＾）「どんだけだお」

('(ﾟ∀ﾟ∩「…………うーん」

(　´∀｀)「…………」

(　´∀｀)「ＭＳを治す薬、できないもんですねぇ」

('(ﾟ∀ﾟ∩「そうだねぇ」

(　´∀｀)「そもそも不満の大きさによって進行度も変わって」

(　´∀｀)「不満の爆発という曖昧なものをトリガーに怪獣になる、なんて」

(　´∀｀)「普通の薬では対処しきれないですモナ」

('(ﾟ∀ﾟ∩「そういう点から考えるとデミタスさん達の作った」

('(ﾟ∀ﾟ∩「あの薬、怪獣症候群進行薬　―ＭＳＡＤ―」

('(ﾟ∀ﾟ∩「あれは本当によくできた薬だったんだなぁ」

(　´∀｀)「ですねぇ」

('(ﾟ∀ﾟ∩「彼らのＰＣに残った薬の構造とか見ても」

('(ﾟ∀ﾟ∩「ぶっちゃけあんまり解読できないし」

('(ﾟ∀ﾟ∩「医療部は医療部で違う道を模索するしかないかなぁ」

(　´∀｀)「まあ今はカウンセリングとか精神的な方面から攻める方が」

(　´∀｀)「確実ですモナ」

('(ﾟ∀ﾟ∩「だねぇ」

(　´∀｀)「……夢の薬ですね」

(　´∀｀)「怪獣症候群特効薬　―ＭＳＳＭ―　というのは」

('A`)「ふむ……結構応募してくるもんなんだなぁ」

（　＾ω＾）「物好きが多いお」

('A`)「俺達がカッコよかったからな」

（　＾ω＾）「まあ否定はしないお」

(ﾟAﾟ* )（うちツッコんだ方がいいんかな）

('A`)「女の子も結構応募してきてんだよな」

（　＾ω＾）「なるべく女の子とるかお」

( ﾟAﾟ*)

('A`)「……ブーンに任せる」

（　＾ω＾）（尻に敷かれる未来が視える）

/ ,' 3「えー、では先月の研究部の成果を発表します」

/ ,' 3「特になし」

/ ,' 3「以上」

(　<●><●>)「……」
(*‘ω‘ *)「……」
（　＞＜）「……」

(　＾Д＾)「部長！他に何か言うことは！！」

/ ,' 3「……えー、では何故成果なしなのか、何故成果を出さなければならないか」

/ ,' 3「話しておこうか」

爪ﾟーﾟ)（部長の長話が始まル……）

/ ,' 3「まず我々の目指すものである、怪獣症候群特効薬、通称ＭＳＳＡ」

/ ,' 3「これは説得によっても戻らない末期怪獣を人へと強制的に戻す薬である」

/ ,' 3「しかし末期怪獣の少なくなった今、我が国の末期怪獣が出現した時だけ」

/ ,' 3「実験が許され、さらに各部で担当しているためデータをとる機会があまりなく」

/ ,' 3「データをとれても結果が振るわないことが多々」

/ ,' 3「ここで我々は抜けた仲間達の戦力が多大なものであったと思い知らされた」

/ ,' 3「怪獣症候群進行薬、通称ＭＳＡＤを作製したその手腕は確かなものだった」

/ ,' 3「我々がＭＳＳＡを作成しなければ東西シベリアでの」

/ ,' 3「末期怪獣の使い捨て無差別兵器としての戦争利用を止めることはできないと」

/ ,' 3「私は考えている。それ以外にも成果を上げなければならない理由があるが」

/ ,' 3「まあここで終わっておく。…………皆寝てるしな」

（　＾ω＾）「元ＯＬ」

（　＾ω＾）「元教師」

（　＾ω＾）「元占い師」

（　＾ω＾）「元自称女王」

（　＾ω＾）「……面白いな、これ」

('A`)「他人の経歴とかって結構面白いよな」

（　＾ω＾）「顔写真みて経歴見て、こいつこんな顔してこんなことしてたのか！とか」

（　＾ω＾）「趣味の悪い話だけど」

(ﾟAﾟ* )「元ニートとフリーター・ヒモで経歴欄余る人たちが何言うてんの」

（　＾ω＾）( 'A`)「そこには触れないでくれ」

/ ﾟ、。 ／「うーん」

＜＿プーﾟ)フ「スランプですか？」

/ ﾟ、。 ／「まあね」

/ ﾟ、。 ／「そろそろ子ども向けおもちゃ作るのも飽きてきちゃって」

＜＿プーﾟ)フ（あんたまだ作ってたのか）

/ ﾟ、。 ／「なんかネタない？エクスト君」

＜＿プーﾟ)フ「まあうちの部って爆発的に役に立つわけでもないですし」

＜＿プーﾟ)フ「とりあえず需要待ってみたらどうです？」

/ ﾟ、。 ／「ふぅ、草食系だねぇ君は」

＜＿プーﾟ)フ（何か腹立つな……）

（　＾ω＾）「おし、決めたお」

('A`)「どれどれ」

(ﾟAﾟ* )「ふーん……棺桶？棺桶が武器ってどういうことなんこれ？」

（　＾ω＾）「すっげえ気になるお？だから面接してみるお」

('A`)「後は剣道有段者、元秘書、人見知り、人間観察趣味、大型免許持ちなどなど」

（　＾ω＾）「こっから圧迫面接して面白そうな人とるお」

(ﾟAﾟ* )「圧迫面接て」

('A`)「正義社はブラック企業じゃないんだから」

（　＾ω＾）「でも楽しそうだお？」

('A`)「……確かに」

(ﾟAﾟ* )「こらー」

ζ(ﾟーﾟ*ζ「うーん、世界相手にしてから扱うお金が大きくなったなぁ」

从´ヮ｀从ﾄ「そうだねー、いろんな国から援助もらえるけど」

从´ヮ｀从ﾄ「その分市街破壊しちゃってるからねー」

ζ(ﾟーﾟ*ζ「うん……ニューソクが一番お金動いてて」

ζ(ﾟーﾟ*ζ「ソウ・サク、ハゼイ、そしてほとんど交流のないシベリア」

从´ヮ｀从ﾄ「シベリアはまた内乱起こってるらしいねー」

ζ(ﾟーﾟ*ζ「らしいね。そういえばあそこでオーバーモンスターの反応を確認した」

ζ(ﾟーﾟ*ζ「って噂をダイオードちゃんから聞いたなぁ」

从´ヮ｀从ﾄ「ほんと？じゃあ三人目だねー」

ﾘi､ﾟｰ ﾟｲ｀!「でもそのオーバーモンスターが正義社を」

ﾘi､ﾟｰ ﾟｲ｀!「手伝ってくれるかはわからない、でしょ？」

从´ヮ｀从ﾄ「おーテラスちゃんも休憩ー？」

ﾘi､ﾟｰ ﾟｲ｀!「肩凝るんだよねぇ、コンピュータ入力って」

ζ(ﾟーﾟ*ζ「シベリアの状態が状態だけに確認も取りに行けないって話らしいし」

ζ(ﾟーﾟ*ζ「なーんかイヤな予感バリバリ」

ﾘi､ﾟｰ ﾟｲ｀!「私もそう思う」

从´ヮ｀从ﾄ「考え過ぎだよー、ほら、プリン食べよー」

ζ(ﾟーﾟ*ζ「もー、キヌちゃんはスイーツのことばっかり……」

ﾘi､ﾟｰ ﾟｲ｀!「プリンうめえ！」ζ(ﾟーﾟ*ζ

从´ヮ｀从ﾄ「ねー」

（　＾ω＾）「えー、ではお名前を」

【＋　　】ゞﾟ)「オサムです」

（　＾ω＾）「……この、武器"棺桶"というのは……？」

【＋　　】ゞﾟ)「この棺桶を使います」

（　＾ω＾）

→【＋　　】ゞﾟ)「この」

（　＾ω＾）

（　＾ω＾）（こいつ、おもしれぇ……）

('A`)「……お名前は」

⌒*ﾘ´・-・ﾘ「……リリ、です」

('A`)「……人見知りなのに関係者召集役希望ということですが」

('A`)「……何か理由が？」

⌒*ﾘ´・-・ﾘ「……テレビで見る、のーさんの活躍を見て」

⌒*ﾘ´・-・ﾘ「こんな形でも怪獣問題に関われるんだって思って、」

⌒*ﾘ´・-・ﾘ「それで私も何かしたいって、思って……」

(ﾟAﾟ* )「採用や」

('A`)「ちょ、まだ早いって」

（　＾ω＾）「えー、ではまずお名前からどうぞ」

ｲ从ﾟ ｰﾟﾉi､「イナリです」

（　＾ω＾）「剣道有段者、ということらしいお？」

ｲ从ﾟ ｰﾟﾉi､「はい、そうです」

ｲ从ﾟ ｰﾟﾉi､「とりあえずここに来れば怪獣と闘えると聞いてきました」

（　＾ω＾）「……真剣の使用は認めないお？」

ｲ从；ﾟ ｰﾟﾉi､「えっ！」

ｲ从ﾟ ｰﾟﾉi､「……わ、わかってましたよ！」

（　＾ω＾）（この娘恐いな……）

('A`)「……えー、その、面接の前に」

爪'ー`)y‐

('A`)「タバコ、」

爪'ー`)「ん、ああ、すみません、癖でして」

('A`)「……お名前をどうぞ」

爪'ー`)「フォックスです」

爪'ー`)「説得・関係者集め・戦闘、この全てで」

爪'ー`)「水準以上の活躍を出来ると自負しています」

爪'ー`)「前向きな検討を希望します、以上」

('A`)（今回の面接は勝手に喋ってくれて楽だったな）

(　"ゞ)「ほい、お前らも監視付き一時釈放だ」

▼´・_ゝ・｀▼

(#´・_ゝ・)「フンッ！！」

(´・_ゝ・｀)「やっとお前の復讐から逃れられた……」

ﾊﾊ ﾛ -ﾛ)ﾊ「ミーはそんなにヘイトでもなかったけどねぇ」

(　"ゞ)「プライドの高いお前にはなかなかの罰だったろ？」

(´・_ゝ・｀)「ああ、本当に嫌な所を突いてくるぜ……」

(　"ゞ)「お前の腕は研究部の人達も高く買っていた」

(　"ゞ)「ＭＳＳＭ、怪獣症候群特効薬の作成に是非とも尽力してほしい」

(´・_ゝ・｀)「言われなくともそうするつもりだ」

ﾊﾊ ﾛ -ﾛ)ﾊ「もうあんなデンジャーなことはしないよ！」

(　"ゞ)「……この四人でいいの？」

('A`)「はい」

(　"ゞ)「また濃そうなメンバーだなぁ」

('A`)「怪獣を相手にするわけですから」

('A`)「普通の人間では務まらないと思いまして」

(　"ゞ)「へぇ……面白い理由だ」

（　＾ω＾）「怪獣も元は人、正義社は人を守るための会社」

（　＾ω＾）「デルタ社長のその理念はちゃんと守らせますお」

（　＾ω＾）「俺の理想でもありますから」

(　"ゞ)「うむ」

(ﾟAﾟ* )「うーん、飾り付けこんなんでいいかなぁ」

（　＾ω＾）「いい感じじゃないですかお？」

(ﾟAﾟ* )「お酒とか用意してアットホームな感じだそか」

（　＾ω＾）「ですね、無礼講ですお」

(ﾟAﾟ* )「いやー、しかし新入社員歓迎会なんて」

(ﾟAﾟ* )「なんやえらいワクワクするなぁ」

（　＾ω＾）「お祭り好きの血が騒ぎますかお？」

(ﾟAﾟ* )「そらそやで！」

（　＾ω＾）「ですよねー」

('A`)「えー、ではこちらがえー正義社怪獣対策科実戦部のオフィスとえーなっております」

('A`)「今日は、えーここで新入社員歓迎会をえー行います」

('A`)「何故ノーソンの中にあるのか、えーまあ気にしなくても大丈夫です」

('A`)「なんです、えー怪獣と闘う部ですから」

('A`)「ハイパー銭湯にでもえー入って、体を休めようとか」

('A`)「えーそんな感じです」

('A`)「―――　では、どうぞ」

('∀`)「ようこそ、俺達の実戦部へ！」


（　＾ω＾）「いらっしゃーーーーーーい！」(ﾟAﾟ* )

おまけ

爪ﾟAﾟ)「でハ、お二方」

爪ﾟAﾟ)「私たちは先に仕事へ戻りまス、監視付きですけド」

爪ﾟ∀ﾟ)「動物の耳つけて頑張ってくださイ！」

▼´・_ゝ・｀▼「ああ……ってお前ら、別に好きでビーグル耳つけてるわけじゃないぞ！」

ﾊﾊ▼ﾛ -ﾛ▼ﾊ「ちゃんとシベリアのファミリーにもコールするんだよ」

爪ﾟAﾟ)「はイ、わかってまス」

爪ﾟAﾟ)「収容所生活、もう少し頑張ってくださイ」

爪ﾟ∀ﾟ)「じゃア、耳似合ってますゼー！あハ！」

▼#´・_ゝ・▼「くそっ……くそおぉっ……！！」

不確定次回予告

ζ(ﾟーﾟ*ζ「デレ！」

从*´ヮ｀从ﾄ「キヌー！」

ﾘi*ﾟｰ ﾟｲ｀!「テラス！！」

ζ(ﾟーﾟ*ζ「我ら三人揃って！！」

从*´ヮ｀从ﾄ「スイーツ食べてー！」

ﾘi*ﾟｰ ﾟｲ｀!「美しく咲き誇る！！」


「「「経理部三輪の花！！」」」



ﾘi#ﾟｰ ﾟｲ｀!「……酔った勢いとは言え何故私はあんなことを……！！」

終わりです
次回は明日の夜です
それ以降はまだ書き溜め出来てないので創作板でのんびりやろうかなーと思ってます
皆さん乙でした

乙
メンバー増えたｗｗｗ

（　＾ω＾）は怪獣症候群だったようです【その３】