110: 2011/09/30(金) 17:22:29 ID:Eth53QFYO
4話 ( ^ω^)は怪獣症候群だったようです【その4】


111: 2011/09/30(金) 21:10:28 ID:dg1wRG1c0
羅雲テレビ局

フットワークの軽さがウリ。
アサピーを初め、所属アナウンサーは一癖も二癖もあるが
それ故の型破り感が視聴者にウケている。らしい。
偏向報道・やらせ・台本、なんでもありであり、そこもウケている。らしい。
なお、よく国境を越えた生中継を行っているが、
他国への許可はしっかりとっている。らしい。

112: 2011/09/30(金) 21:12:09 ID:dg1wRG1c0
( ^Д^)「!部長!またソウ・サク国にてエネルギー反応!」

/ ,' 3「なんだと!?また末期怪獣か!?」

( ^Д^)「え、ええ!」

( ^Д^)「このエネルギー反応、末期です!」

/ ,' 3「全く、実戦部に休みはないということかのう!」

( ^Д^)】「あ、もしもし!大変です、またソウ・サクに末期怪獣が!!」

( ^Д^)】「市街地です!そこから東にある市街地に現れました!!」

( ^Д^)】「連戦ですが、気をつけて対処してください!お願いします!!」

(´・_ゝ・`)「なんだ、またか」

(´・_ゝ・`)「実戦部も研究部も忙しいな……ん?」
仮面ライダーアマゾンズ外伝 蛍火(1) (モーニングコミックス)
113: 2011/09/30(金) 21:15:51 ID:dg1wRG1c0
/ ,' 3「?デミタスさん、どうかしましたかな」

(´・_ゝ・`)「…………?」

(´・_ゝ・`)「このエネルギー反応、どこかで見たような……」

(´・_ゝ・`)

(´・_ゝ・`)「…………あ」

(;´・_ゝ・)「ああああああああああああ!!!」

(;^Д^)「おっ、おわ!なんですかデミタスさん!!」

(;´・_ゝ・)「これ!!この反応!!MSAD使用怪獣の反応じゃねぇか!!」

/ ,' 3「な、なんですと!?」

(´・_ゝ・`)「しかもあの時より反応はでかいわ安定してるわ……」

(´・_ゝ・`)「MSADの理想形に近づいてる……」

(´・_ゝ・`)「一体どうなってやがる……!?」

115: 2011/10/01(土) 00:26:19 ID:bMJaKKkU0


⌒*リ´・-・リ「……♪」

( ^ω^)「よーしいい速さだお、リリ」

( ^ω^)「この分ならあと数分だおね」

<ヽ`∀´>(こいつ、とんでもねぇ腕の持ち主ニダ……)

⌒*リ´・-・リ「ドクオさん、どうして一緒に来なかったんですかね?」

( ^ω^)「ん……まあ、な」

( ^ω^)「ブーンだけで十分かなーって、判断じゃないかお?」

⌒*リ´・-・リ「……?そうですか」

(-@∀@)「ソウ・サクのビーチ、羨ましいですねぇ」

( ^ω^)「怪獣のせいでほとんど遊べなかったけどな」

116: 2011/10/01(土) 00:27:35 ID:bMJaKKkU0
⌒*リ´・-・リ「これが終わったら、旅館に戻りましょう」

( ^ω^)「だおね、ドクオの一周年記念も兼ねてるらしいし」

( ^ω^)「盛大に祝ってやるお」

(-@∀@)「はぁ、もう一年経ったんですか」

(-@∀@)「早いもんですねぇ」

( ^ω^)「そうだおね、色々あったけど過ぎてみればまだ一年なんだおね」

( ^ω^)「……本当に、色々あった」

⌒*リ´・-・リ「目標地点です、ブーンさん」

( ^ω^)「お、暴れてる暴れてる」

(-@∀@)「行ってらっしゃい、ブーンさん!」

( ^ω^)「おおよ、……って俺海パンじゃん」

117: 2011/10/01(土) 02:24:00 ID:bMJaKKkU0


(-@∀@)『さあ、今日の舞台はソウ・サク国!!』

(-@∀@)『髪の長い末期怪獣が相手だ!』

(-@∀@)『偶然この国で休暇をとっていた実戦部と鉢合わせ!』

(-@∀@)『既に一体、怪獣を退けてきた実戦部の体はあったまっている!!』

( ^ω^)【まあ俺ビーチバレーで遊んだだけだけど】

(-@∀@)『その証拠に眩しい海パン姿!!』

( ^ω^)【よせやい】

川д川【……キヒッ】

( ^ω^)【!!】

(-@∀@)『長い髪がビルに巻きつき引っこ抜き、それを投げ飛ばす!!』

(-@∀@)『破壊と攻撃を同時に行っている!!』

118: 2011/10/01(土) 02:25:07 ID:bMJaKKkU0
( ^ω^)【へっ、やる気満々じゃねぇかお!!】

(-@∀@)『ブーン、軽くかわします!』

川д川【……イヒヒ!】

(-@∀@)『!!髪がドリルのように渦巻き、ビルを貫きながらブーンへ!!』

(-@∀@)『なんだこれ、きめえ!!』

( ^ω^)【きめえのは同感だお!!】

(-@∀@)『受け止め……なにっ!!!』

川д川【イヒヒヒヒヒヒヒィィィィィ!!!】

(;^ω^)【んぬおおおおおおおお!!??】

(-@∀@)『受け止めきれずに押されていくゥゥゥ!!!』

(;^ω^)(なんだ、何故俺がただの末期怪獣に押される……!?)

119: 2011/10/01(土) 12:14:56 ID:FEGV3Z820
(;^ω^)【こなくそっ!!】

(-@∀@)『ブーン耐えきれずにサイドへ逃げる!!』

(-@∀@)『おいおいそれでいいのか部長補佐!!』

(;^ω^)【うるせー、役職名で呼ぶんじゃねぇお!!】

川д川【ヒヒヒヒヒッ!!!ヒヒヒヒヒヒ!!!】

(;^ω^)【嫌な笑い声だおねっ!!】

(-@∀@)『服もなく身軽なのか素早い走りで怪獣へ近づく!!』

( ^ω^)【そんなっ!髪が!当たるか!!よぉ!!】

(-@∀@)『ブーンが3本のドリルをかわすかわすかわすぅ!!!』

(-@∀@)『……代わりに市街の被害がとんでもないですね』

( ^ω^)【大事の前に小事は無駄ぁ!!】

120: 2011/10/01(土) 12:16:38 ID:FEGV3Z820
川д川【ヒヒッ!!】

( ^ω^)【ほいっ!!】

( ^ω^)【ダアッ―――】

(;^ω^)【―――っお前、随分硬い髪だおね!?】

(-@∀@)『髪の束に止められた拳に髪が絡みついていく!!!』

(-@∀@)『何度でも言う!きめえ!!』

(;^ω^)【グッ!!俺の方が気持ち悪いことを覚えておけお!!】

川д川【キヒヒヒヒヒヒィィィィィ!!!】

(;^ω^)【の、のわっ!!浮いた!!??】

(-@∀@)『オーバーモンスターの巨体が宙に浮いているぅ!?』

121: 2011/10/01(土) 12:17:52 ID:FEGV3Z820
川д川【ヒヒィィィィ!!!!】

(;^ω^)【ゴハアッ!!!】

(-@∀@)『そのまま地面に叩きつけられたぁ!!!』

(-@∀@)『見てるこっちの呼吸が苦しくなる!!』

(;^ω^)【ゲホッ、ウエッホ!クソが、俺は人形じゃねぇんだ、お!?】

(-@∀@)『足払い!!』

川д川【ギヒッ!?】

( ^ω^)【すっ転ぶがいいお!!】

(-@∀@)『そして馬乗り!!海パンの男が女性怪獣に馬乗り!!』

(-@∀@)『流石にこれ苦情来るんじゃないですか!?』

123: 2011/10/01(土) 16:52:25 ID:FEGV3Z820
( ^ω^)【うるっ!せえっ!こっちも!必氏!なんだお!!】

(;^ω^)【……!!こいつっ!!】

(-@∀@)『黒い長髪がその顔面を完璧にガードしている!!』

( ^ω^)【チィッ!!ガードされてるなら……】

(#^ω^)【ぶっ壊す!!!】

(-@∀@)『攻撃の手を緩めない!!激しい殴打だ!!』

(#^ω^)【ラッ!フッ!フンッ!ンッ!ダッ!】

(-@∀@)『!?ブーン!後ろだあぁぁぁ!!』

( ^ω^)【!!グッ!】

川д川【……イヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒッ!!!】

(-@∀@)『防御する髪と攻撃する髪を分けていたあああああ!!!』

124: 2011/10/01(土) 16:54:38 ID:FEGV3Z820
(;^ω^)【……ぐっ、こんにゃろおおおおおオオオオオオオオオオ!!!】

(-@∀@)『ブーンの体をドリルのような髪が貫く!!!』

(-@∀@)『もはや叫ぶことで自分を鼓舞するしかない!!』

(-@∀@)『たまらず距離をとったブーン!!』

(-@∀@)『それほどまでにこの怪獣は強いのか!?』

(-@∀@)『髪とはここまで脅威になるものだったのか!!!』

(-@∀@)『私は髪に対する意識を改めなければならない!!』

(-@∀@)『……あれ、これヤバくないですか?』

(;^ω^)【いっづづづ……とりあえず髪の長さは一定みたいだおね……】

(;^ω^)(相手が強いだけじゃない……俺が……弱体化してる……!?)

(;^ω^)(……ドクオ、まさかお前は一時的に調子が悪いんじゃなくて……?)

127: 2011/10/01(土) 18:26:58 ID:FEGV3Z820
川д川【ヒヒッ、ヒヒヒ……】

(-@∀@)『不気味な笑みをこぼしながら髪を振り乱しています……』

(-@∀@)『ブーンが次の手を考えている間にも怪獣は街を破壊しています……!!』

(-@∀@)『我々はただ見ているだけしかできないのか!!』

(-@∀@)『怪獣と闘う資格のない者のなんと空しいことか!!』

( ^ω^)【……闘う必要がないのに闘おうとしなくてもいいんだお】

( ^ω^)【餅は餅屋ってねぇ!!】

('A`)【その通り】

('A`)【怪獣は俺達に任せるんだな!!】

(-@∀@)『!!!ど、ドクオが来たああああああああ!!!』

128: 2011/10/01(土) 18:29:24 ID:FEGV3Z820





       第伍話「二人でオーバーモンスター」

.

131: 2011/10/01(土) 21:47:28 ID:FEGV3Z820
('A`)【事の顛末は見させてもらってた】

('A`)【……俺が一撃で仕留める。仕留めて見せる】

( ^ω^)【おおよ、任せたぜ】

(-@∀@)『この二人の前に壁はないッッッ!!』

(-@∀@)『あるのは瓦礫と芽吹きだけッッッ!!!』

( ^ω^)【オラアッ!!かかってこいやあああああああ!!!】

川д川【イヒヒヒヒヒヒヒヒィィィィィ!!!!】

(-@∀@)『二本の極太髪ドリルがブーンを襲う!!!』

(-@∀@)『おっ!!っとぉ……?』

(-@∀@)『範囲外!!ギリギリ攻撃範囲外の位置にブーンが立っています!!』

132: 2011/10/01(土) 21:50:45 ID:FEGV3Z820
( ^ω^)【俺一人ならこれは無理だおね、っと!!】

(-@∀@)『髪ドリルを握り、抑え込んでいる!!』

('A`)【よーし良い子だ、そのままだぞおおおお!!】

(-@∀@)『二本の髪ドリルの間をドクオが駆け抜ける!!』

川д川【イヒッ!!ヒイイイイッ!!!】

(;^ω^)【ふ、ふふふふふふ!!】

(;^ω^)【傷を負っているとはいえ、お前を止めるぐらい、朝飯前だお……!!】

(-@∀@)『拮抗!!完全にドリルの動きは止まり、縄のようにしなる!!』

(-@∀@)『しかしブーンの掴みからは逃れられない!!』

(-@∀@)『そしてドクオが走り込むううううううう!!!』

(#'A`)【オオオオオオオラアアアアアアッッッッ!!!!】

133: 2011/10/01(土) 21:55:17 ID:FEGV3Z820



(#'A`)【ボルト・オーガナイゼーション・カインド・エンドレス ―B.O.K.E― !!!】



川д川【ヒヒイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!】




(-@∀@)『ボディへの強烈な飛び蹴りだあああああああああ!!!】


.

134: 2011/10/01(土) 21:58:52 ID:FEGV3Z820
('A`)【硬い髪は柔な体を守るため……読みは的中だ!】

(-@∀@)『そして怪獣が小さくなっていきます!』

(-@∀@)『いやあ、やはり二人揃ってこそのドクオ・ブーンなのかもしれませんねぇ!』

(-@∀@)『ではまた!アサピーでした!!』

(-@∀@)「……ふー」

⌒*リ´・-・リ「……ヘリ、ありがとうございました」

<ヽ`∀´>「いやー、ウリ的には何もせずに仕事が終わるっていう」

<ヽ`∀´>「なんとも良い日だったニダwwwwwww」

<ヽ`∀´>「おっと、告げ口厳禁で頼むニダ」

⌒*リ´・-・リ「……じゃあ、ドクオさんとブーンさんの近くに着陸して合流しますね」

<ヽ`∀´>「そういえば今日横堀乗ってないニダ?」

135: 2011/10/01(土) 22:01:34 ID:FEGV3Z820
<ヽ`∀´>「いつもならいつの間にか乗ってていつのまにか実況に加わってるのに」

(-@∀@)「そういや最近外国に行くの仕事が増えたとか聞きましたね」

<ヽ`∀´>「まああいつにもあいつの事情っていうのがあるもんニダ」

<ヽ`∀´>「ひょっとしたらあいつにも女ができたのかもしれんニダwwwwww」

(-@∀@)「ほほう、許せませんな」

<ヽ`∀´>「次会ったら写真でも見つけてやるニダwwwww」

(-@∀@)「案外携帯の待ち受けとかにしてそうですな」

<ヽ`∀´>「それはあるニダwwwwww」

⌒*リ´・-・リ(早く着かないかなー)

136: 2011/10/01(土) 22:04:52 ID:FEGV3Z820


( ^ω^)「随分帰ってくるのが早かったおね?」

('A`)「お前が苦戦してるようだったから戻ってきただけさ」

(’e’)「お~い」

( ^ω^)「なるほど助かった、あのままだと―――」

('A`)「まあ、二人の怪獣症候群患者をぱぱっと正義社に預けて」

('A`)「お前の手当てもして」

('A`)「バカンスを楽しみましょうや」

( ^ω^)「……そうだおね」

('A`)「…………」

138: 2011/10/01(土) 23:38:46 ID:FEGV3Z820


イ从゚ ー゚ノi、「ドクオさん」

⌒*リ´・-・リ「ブーンさん」

爪*'ー`)「オーバーモンスター化一周年」

【+  】ゞ^)「おめでとうございまーす!」

(゚A゚* )「まーす!」

(’e’)「おめでとぉ~」

('A`)「あ、これはこれはどうもどうも」

( ^ω^)(果たしてめでたいのか……?)

( ^ω^)「というか俺もかお?」

爪*'ー`)「大きく見たらブーンさんだって一年経ってるんですよぉ~えへへへ」

( ^ω^)(もう酔ってやがる)

139: 2011/10/01(土) 23:40:38 ID:FEGV3Z820
爪*'ー`)「んでわぁ、ここで主賓のお二人からお言葉を頂戴いたしたいと思いまするぅ」

イ从゚ ー゚ノi、「ドクオさんどうぞ!」

('A`)「あ、えー、本日は俺達のためにえーこのような場所をえー用意していただき」

('A`)「えー、本当にありがとうございます」

('A`)「これまでももちろん手を抜かず、えー頑張ってやってきたつもりなので」

('A`)「えー実戦部の皆さまにはえーこれからもえー手を抜かず頑張る俺の」

('A`)「逞しい後姿を追ってきてもらいたいと思います!」

('A`)「以上!」

【+  】ゞ^)「ありがとうございましたー」

爪*'ー`)「ぱちぱちぱちぱち~~」

140: 2011/10/01(土) 23:43:46 ID:FEGV3Z820
⌒*リ´・-・リ「では、ブーンさんお願いします」

( ^ω^)「……あー、なんというか、まあ色々あって実戦部に入りまして」

( ^ω^)「これからも人を守るという信念の元」

( ^ω^)「出来る限り頑張って、そんで―――」

( ^ω^)「―――ああ、これはいいや、まあ頑張ります」

( ^ω^)「ドクオと全力で走る予定なので、皆さまも全力で走ってみてください」

( ^ω^)「案外気持ちいいかもしれませんのでね」

( ^ω^)「以上!」

爪*'ー`)「あひがとうごじゃいましたぁ!!」

(゚A゚;)「フォックス君もうあかんでこれ」

イ从゚ ー゚ノi、「ベロンベロンですね……」

爪*'ー`)「飲まなきゃ損なんですぅ!!」

141: 2011/10/01(土) 23:51:41 ID:FEGV3Z820


( ^ω^)「……あー飲み過ぎた、頭いてぇ」

( ^ω^)

( ^ω^)

( ^ω^)「夜の海辺は気持ちいいな……」

( ^ω^)

( ^ω^)「『出来る限り頑張って、そんで―――』」

( ^ω^)

( ^ω^)「『愛した人の元に逝きます』、……なんてな」

( ^ω^)「俺には少しキザすぎるお」

142: 2011/10/02(日) 00:45:42 ID:AFC2Sn2A0
('A`)「お、いたいた」

( ^ω^)「お?なんでまたこんなとこに?」

('A`)「そりゃ俺のセリフだ」

( ^ω^)「飲みすぎたんで夜風に当たろうと思って」

('A`)「ああ、確かに。海は良いな」

( ^ω^)「だろ?」

('A`)

( ^ω^)

('A`)「……」

( ^ω^)

143: 2011/10/02(日) 00:50:04 ID:AFC2Sn2A0
('A`)「なあ、ブーン」

('A`)「少し話があるんだが」

( ^ω^)「……」

('A`)「……その、ここでするような、あまりいい話じゃないんだけど」

('A`)「…………」

( ^ω^)「……多分ドクオが話そうとしてるのは」

( ^ω^)「オーバーモンスターについて、だお?」

('A`)「…………なんだ、気づいてたのか?」

( ^ω^)「まあね、最近のドクオの様子と今日の俺の闘い」

( ^ω^)「それに加えて"いい話じゃない"」

( ^ω^)「考えてみれば簡単なことだおね」

( ^ω^)「まあ薄々気づいてたけども」

144: 2011/10/02(日) 00:55:34 ID:AFC2Sn2A0
('A`)「ならいいや、結論から述べる」

('A`)「俺達オーバーモンスターは、その力を使えば使うほど、体がボロボロになる」

( ^ω^)「……ふむ」

('A`)「俺達オーバーモンスターは、どうやら身体が巨大化する変化に」

('A`)「元の体がついていかないらしい」

('A`)「巨大化する際の体への負担はいくら鍛えてもゼロにはならない」

('A`)「だから俺達は闘い続けるといずれガタがきて」

('A`)「氏ぬ」

( ^ω^)「…………」

('A`)「ナオさん曰く、な」

145: 2011/10/02(日) 01:00:47 ID:AFC2Sn2A0
( ^ω^)「…………」

( ^ω^)「わざわざどうもだお」

( ^ω^)「次から戦闘の時は気をつけるお」

('A`)「………………それだけ?」

( ^ω^)「俺に何を求めてるんだ」

('A`)

('A`)「……ぷっ」

('∀`)「あははははははははははははは!!!」

(;^ω^)「な、なんだお急に」

('∀`)「いや、なに、俺の想像通りの返答だったからよ、ついな、悪い」

146: 2011/10/02(日) 01:06:30 ID:AFC2Sn2A0
('A`)「そうだな、俺達は正義社怪獣対策科実戦部の人間で」

('A`)「しかも末期怪獣と渡り合える唯一の人間なんだよなぁ」

( ^ω^)「そう、その俺達が闘いすぎでぶっ壊れるってんで」

( ^ω^)「助けられる人も助けられずに逃げだしたら」

( ^ω^)「あの世でペニサスとまともに顔合わせ出来ない」

('A`)「……ブーンにはペニサスさんとの約束があるんだったな」

( ^ω^)「でもドクオは違う」

( ^ω^)「のーさんがいるお」

( ^ω^)「……まだ彼氏彼女の関係ではあるけども」

( ^ω^)「お前には生きて、守らなきゃいけない人がいる」

148: 2011/10/02(日) 01:11:11 ID:AFC2Sn2A0
( ^ω^)「だからドクオは降りてもいいんだお?」

('A`)「"餅は餅屋"、餅つきは二人でやるもの、だろ?」

( ^ω^)「……ドクオ」

('A`)「それに俺ももう、尻尾巻いて逃げだすようなヘタレじゃ駄目なんだよ」

('A`)「愛する者を守るために闘うことをやめるんじゃなく」

('A`)「愛する者を守るために闘う正義のヒーローだ」

( ^ω^)「ヒュー、お熱いことで」

('A`)「そりゃお前もだろ」

( ^ω^)「おっおっ、まあその通りだおね」

('A`)「さぁて戻ろうぜ」

( ^ω^)「……フォックスに絡まれるのはもう勘弁だお」

149: 2011/10/02(日) 01:15:47 ID:AFC2Sn2A0


( ^Д^)「今回の件、どうしますか」

(´・_ゝ・`)「……研究部内だけの秘密にする」

(;^Д^)「日和ったんですか!」

(#´・_ゝ・)「ちげーよ!」

(´・_ゝ・`)「不用意に情報をバラして、不安を煽っても仕方がない」

(´・_ゝ・`)「まあとりあえずデルタには報告しておくが」

/ ,' 3「決して、薬の情報がどこかに漏れたかもしれないことを」

/ ,' 3「隠蔽しようとしているわけじゃないんですな?」

(´・_ゝ・`)「あああ当り前だバーロー」

150: 2011/10/02(日) 01:20:33 ID:AFC2Sn2A0


(-@∀@)『そして怪獣が小さくなっていきます!』

(-@∀@)『いやあ、やはり二人揃ってこそのドクオ・ブーンなのかもしれませんねぇ!』

(-@∀@)『ではまた!アサピーでした!!』




[ Д`]】「作戦完了、データ十分でス」

[ Д`]】「これより東シベリアへ戻りまス」

.

151: 2011/10/02(日) 01:25:40 ID:AFC2Sn2A0
おまけ

('(゚∀゚∩「……と、いうわけで、私の推測をまとめてみたよ!」

( ´∀`)「……完全無欠、というわけにはいかない」

( ´∀`)「ということですモナ?」

('(゚∀゚∩「そうだねぇ」

( ´∀`)「まさかこんな落とし穴があるとは思いもしませんでしたモナ」

('(゚∀゚∩「だよねぇ」

('(゚∀゚∩「体の負担を減らしてあげられるよう、何かできないか」

('(゚∀゚∩「全力で頭を使って考えていこうよ!」

( ´∀`)「……そうですね、ナオさん」

152: 2011/10/02(日) 01:30:10 ID:AFC2Sn2A0
不確定次回予告

イ从*゚ ー゚ノi、「へーいwwwwwwwお酒たんないよwwwwwwww」

爪*'ー`)y‐「おっ!!女将さん若いねぇ!!」

(゚A゚* )「ほんまやなぁ、えらい綺麗やし!」

|゚ノ ^∀^)「ありがとうございます」

爪*'ー`)y‐「そんなまたまた謙遜しちゃってぇ~!!」

(*’e’)「僕のカミさんの若いころにそっくりでお綺麗だなぁ~~!」

|゚ノ ^∀^)「うふふ、どうもぉ」

爪*'ー`)y‐「いや~俺のコレになってほしいですよ~!コレ!」

【+  】ゞ゚)「多分その方、ニューハーフですよ」

爪*'ー`)y‐「え?」

|゚ノ ^∀^)「うふ」

154: 2011/10/02(日) 01:33:24 ID:AFC2Sn2A0
以上、伍話でした
書き溜めあらかた終わったので次回からはVIPで投下予定です
多分今日の夜から投下できます
では、皆さん乙でした

159: 2011/10/10(月) 00:27:40 ID:DLPRfg.w0
非常に乙だった

( ^ω^)は怪獣症候群だったようです【その6】

引用: ( ^ω^)が怪獣症候群になったようです