553: 2011/07/14(木) 21:33:21.76 ID:s6S8ZHk+0

554: 2011/07/14(木) 21:34:57.49 ID:s6S8ZHk+0
いつものファミレス

麦野「いきなり呼び出してごめんなさいね」

上条「いきなりどうしたんだ?」

一方「オマエが呼び出すなンて珍しいな…」

垣根「浜面がまだ来てないぞ」

麦野「浜面は呼んでないからいいの」

一方「なンかあったのか?」

垣根「まさか別れたのか!?」

麦野「浜面とはラブラブよ」

一方・垣根・上条「…」

垣根「…そんなこと言うために俺達を呼び出したのか?」

麦野「そんな訳ないでしょ」キュィィィィン

垣根「…」

一方「だから何があったンだ?」

麦野「実は最近浜面が変なの…」

上条「変?」

垣根「あいつはいつも変だろ」

一方「テメェはもっと変だけどな」

麦野「話を続けてもいい?」

上条「どうぞ」

麦野「最近デートに誘ってもあんまり一緒に行ってくれないの」

一方「気のせいだろ」

麦野「ずっと行ってくれてないの」

一方「たまたまだろ」

麦野「1か月もよ、おかしくない!?」

一方「分かったから落ち着け」

上条「確かに合コンに行ったりしてるけどデートはしっかりしてるんだったな」

垣根「じゃあラブラブじゃねーじゃん」

麦野「デートしてる時はラブラブなのよ」
とある魔術の禁書目録 4巻 (デジタル版ガンガンコミックス)
555: 2011/07/14(木) 21:37:13.84 ID:s6S8ZHk+0
垣根「何この話!?惚気なのか真剣な悩みなのかはっきりしろよ!」

麦野「真剣に悩んでるのがわからないのかな?」キュィィィィィン

垣根「すいません…」

上条「俺達は何をすればいいんだ?」

麦野「浜面の事を調査してほしいの」

一方「わかった」

麦野「あと浜面がもっと私の事を好きになってほしい」

一方・垣根・上条「…」

垣根「なんか…まあいいか…」

一方「浜面がお前の事を好きになるかどォかは知らねェが調査はしてやるよ」

麦野「じゃあどうやったらいいと思う?」

垣根「服脱ぎゃ…」

ドシュゥゥゥゥン

麦野「何か言ったかな?」ニッコリ

垣根「何にも言ってませーん」

一方「ファミレスで撃つンじゃねェよ」

上条「垣根が100%悪いけどな」

一方「どっちもゆっくり考えていけばいいだろ」

垣根「なにさりげなく両方引きうけてんだよ!!」

上条「別に問題ねーだろ」

麦野「悪いわね」

一方「女子会のメンバーには相談しないのか?」

麦野「いろいろあるのよ」

上条「滝壺がいるからな…」

麦野「だからお願いね」

一方「あァ…」

垣根「面倒臭い事引き受けたな…」

上条「お前より面倒臭くねーよ」

垣根「俺に味方はいねーのか!?」

556: 2011/07/14(木) 21:40:07.86 ID:s6S8ZHk+0
上条「浜面を調査するって具体的にどうすればいいんだ?」

麦野「浜面が普段どんな人と会ってるのか調べて」

一方「それぐらいなら簡単だな」

上条「そのあとは?」

麦野「浜面が普段会ってる女性を徹底的に調べてほしい」

垣根「とてつもなく面倒臭い事頼んできたぞ」

一方「わかった」

垣根「マジか!!」

一方「文句あンのか?ガシッ

垣根「わかったから…首絞めないで…」

一方「わかったならいいンだよ」

垣根「ただの脅迫じゃねーか…」

上条「とりあえず今日はこれぐらいでいいだろ」

一方「そォだな」

垣根「長くなりそうだな…」

麦野「よろしくね」

上条「今回は浜面がいないから垣根に頑張ってもらわないとな」

垣根「今回頑張れば正規メンバーになれるのか?」

一方「頑張り次第だな」

垣根「今回こそ正規メンバーになってやるぜ!」

一方「面倒くせェから大声出すな」

垣根「…」

上条「じゃあいったん解散!」

557: 2011/07/14(木) 21:44:35.91 ID:s6S8ZHk+0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

次の日

上条「遅かったな」

浜面「いきなり呼び出して何言ってんだよ」

垣根「俺達は間に合ってんだよ」

一方「テメェもギリギリだったじゃねェか」

浜面「今日はなんだ?」

上条「何が?」

浜面「突然呼び出すときはなんかあるだろ」

一方「今日は何もねェよ」

上条「ただ集まって話しましょうってだけだ」

浜面「そうか…」

垣根「それよりアクセラレータは神裂とどうなんだ」

一方「たまにラストオーダーを見に来てる」

上条「小学校に入った事は知ってるのか?」

一方「あァ…昨日もラストオーダーに勉強を教えてたな…」

浜面「お前と神裂って似た者同士だな」

垣根「俺も恋人ほしーなー」

浜面「垣根もいい人見つかると思うぞ」

垣根「なんだろう…すごくムカつく」

浜面「おかしいだろ!」

一方「テメェは御坂はどォなんだ?」

上条「最近よく一緒に出掛けてる」

垣根「へー」ニヤニヤ

上条「なんかゲコ太の珍しいキーホルダーを探してるって言ってたな」

浜面「お前はそう思ってるのか」

上条「御坂がそう言ってたんだからそうだろ」

垣根「とりあえず一回爆発しろ」

558: 2011/07/14(木) 21:47:57.65 ID:s6S8ZHk+0
垣根「浜面は最近どうだ?」

浜面「何が?」

垣根「麦野とだよ」

浜面「別にいつもと同じだよ」

一方「デートとかはしねェのか?」

浜面「最近忙しいからあんまり行ってないな…」

垣根「浜面ってそんなに忙しかったか?」

一方「毎日暇な奴が何言ってンだ」

垣根「毎日じゃねーよ!週5日だ!!」

上条「ほとんど暇じゃねーか!!」

浜面「俺だっていろいろあるんだよ」

一方「合コンか…」

浜面「最近は行ってねーよ」

上条「昔行ってたのは認めるんだな」

一方「じゃァなんで忙しいンだ?」

浜面「アイテムとかお前らとの集会とか…」

垣根「とりあえず先週どんなふうに過ごしたかこの紙に書け」ピラッ

浜面「なんで偉そうなんだよ!」カキカキ

垣根「なんでそこにキレるんだよ…」

『日曜日…アイテムの集会に参加

 月曜日…滝壺と飯を食った

 火曜日…絹旗と映画鑑賞

 水曜日…麦野とデート

 木曜日…上条達と集会

 金曜日…アイテムの集会に参加

 土曜日…上条達と集会』

浜面「こんな感じかな…」

上条「何だこれ?」

浜面「先週の俺の生活だけど」

垣根「俺達と会ってる日以外はずっと女といたのか…」

一方「さすがダメ面だな」

浜面「誰がダメ面だ!!」

垣根「お前に決まってんだろ!!」

571: 2011/07/15(金) 21:41:24.12 ID:5aKMeBpW0
一方「オマエ麦野に悪ィと思わねェのか?」

浜面「頻繁にデートに行けないのは悪いと思うけどアイテムの集会であってるからな」

一方「そういう意味じゃねェよ」

上条「麦野以外とは何も無いよな?」

浜面「当たり前だろ!何言ってんだよ!?」

上条「無いならいいんだけど…」

垣根「絶対に間違いをおこすなよ」

浜面「おこす訳ねーだろ…」

垣根「おこしたら麦野が…」ニヤニヤ

浜面「何?」

垣根「麦野にシミにされ……」ニヤニヤ

一方「なんでもねェよ」

上条「頑張れよ浜面」

浜面「なんでそんなに俺の事を心配すんだよ!?何かあったのか!?」

一方「何もねェよ」

垣根「実はあったんだけどね」ニヤニヤ

浜面「何か言ったか?」

一方「言ってねェよ」

一方「コーヒーとってくる」スタスタ

浜面「お前が行くなんて珍しいな」

一方「垣根、お前も手伝ってくれ?」

垣根「?」スタスタ

浜面「どうしたんだ?」

上条「さあ?」

572: 2011/07/15(金) 21:44:09.90 ID:5aKMeBpW0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~

トイレ

一方「何言ってンだ?」

垣根「面白くしようと思ってさ」ニヤニヤ

一方「テメェはなめてンのか!!」バキッ!!

垣根「痛っ!!」

一方「まじめにやれよ」ガシッ

垣根「わかったわかった…」ニヤニヤ

一方「そんなバカなことやってる暇があったらもっと情報引き出せ!」メキメキ!!

垣根「分かったから…苦しい」

一方「分かったら次からはふざけるンじゃねェぞ」パッ

垣根「はい…」

~~~~~~~~~~~~~~~~~

浜面「戻ってきた」

一方「悪かったな」スタスタ

垣根「全員分の飲み物だ」スタスタ

浜面「何かお前等気持ち悪いな…」

上条「なんで親切にしてやってんのに気持ち悪がられるんだよ」

一方「親切にされるのが嫌なら雑に扱った方がいいのか?」

浜面「それは嫌だ」

一方「だったら気持ち悪ィとか言うんじゃねェよ」

垣根「お前も素直じゃないよな」

浜面「お前もな」

浜面「そろそろ時間だな」チラッ

垣根「用事か?」

浜面「ああ」

上条「じゃあ今日はこれぐらいにしとくか」

一方「そォだな」

浜面「これから絹旗と映画見に行く事になってるから…」

垣根・上条・一方「…」

浜面「言っとくけど向こうが誘ってきたし、俺に下心は無いぞ」

一方「とりあえず間違いだけはおこすンじゃねェぞ」

浜面「どんだけ信用されてないんだよ…」

573: 2011/07/15(金) 21:46:04.30 ID:5aKMeBpW0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

数時間後

麦野「どうだった?」

一方「今のところあいつと頻繁にあってるのは滝壺と絹旗だ」

麦野「そう…」

垣根「泣きたかったら俺の胸で泣いてもいいぞ」

麦野「何言ってるの?」キュィィィィィィン

垣根「ふざけたこと言ってごめんなさい…」

上条「どうするんだ?あの二人の事も調べた方がいいのか?」

麦野「別にいいわ」

上条「そりゃそうだよな」

垣根「ちなみに浜面は下心は無いって言ってたぞ」

上条「絹旗にはだけどな」

麦野「滝壺とは何処までいったって言ってた?」

一方「特に何も無いらしィぞ」

垣根「浜面が言ってた事だから全部信用できないぞ」

上条「他に情報もないから信じるしかないけどな」

麦野「そうね…」

一方「正確な情報がほしいならあいつを呼ぶか?」

垣根「あいつか…報酬は何を渡すんだ?」

一方「後で考えればいいだろ」ピッ

上条「…」

574: 2011/07/15(金) 21:48:28.37 ID:5aKMeBpW0
麦野「あいつって?」

垣根「簡単にいえばシOタコン変態野郎だ」

結標「誰がシOタコン変態野郎?」ヒュン

垣根「お前だよ」

結標「何度も言ってるけど私は小さい男の子が好きなだけよ」

麦野「それがシOタコンでしょ」

結標「あら、麦野さんは小さな男の子の良さがわからないのね」

麦野「知りたいとも思わないわ…」

上条「何この会話…」

一方「麦野とこいつが会うのは初めてだったな…」

麦野「あんたはガキの小さい×××を自分のに突っ込まれたいわけ?」

一方「場所と時間帯を考えて発言しろ」

垣根「昼のファミレスだぞ!!!」

結標「逆にあなたはデカ××を突っ込まれたいの?」

垣根「だから言葉を選べ!!」

麦野「ガキの×××よりマシだと思うけど」

上条「何この会話…」

垣根「誰か止めろよ」

一方「無理だな…」

結標「あなたはあの小さくて幼さの残る×××の良さが分からないの?」

垣根「分かりたくもないね」

一方「なンで昼間のファミレスでこんな事を議論しなくちゃならねェンだよ…」

麦野「あんな小さい×××じゃかんじないっつーの」

一方「そんな事聞きたくねェンだよ…」

垣根「こいつらもう嫌だ…」

結標「…あなたとこのまま話しても答えはでないでしょうね」

麦野「そうね」

垣根「答えなんて出さなくてもいいんだよ」

一方「まともな答えなんて出ねェしな…」

結標「ところで何の用?」

575: 2011/07/15(金) 21:51:51.88 ID:5aKMeBpW0
垣根「いきなりだな…」

一方「浜面の情報を知ってるだけ教えてくれ」

結標「報酬は?」

一方「垣根で」

垣根「ふざけんなァァァ!!」

結標「わかったわ」ヒュン

垣根「なんだ?」ゴクッ

結標「あなたがくれた薬じゃない」ニッコリ

垣根「…」

上条「仕方のない犠牲だな」

垣根「お前等絶対俺を生贄にするつもりだっただろ!」

一方「さァな」

垣根「アクセラレータァァ!!」

一方「シOタコン、いいから話せ」

結標「私の調べでは今のところは何も無いわ」

麦野「未来は分からないってこと?」

結標「男女だもの何が起こるかなんてわからないわ」

上条「可能性はどのくらいなんだ?」

結標「私から見ると90%ぐらいかしら」

一方「確実に何かあるじゃねェか」

結標「早めになにかしらしておかないと危険ね」

一方「そォだな」

結標「じゃあまた何か知りたい事があったら呼んで」ヒュン

垣根「…」ヒュン

上条「無事帰ってこれる事を祈ってるからな」

一方「垣根には聞こえてねェけどな」

586: 2011/07/17(日) 21:46:52.18 ID:tE2z/3Ah0
更新開始します

587: 2011/07/17(日) 21:50:21.62 ID:tE2z/3Ah0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~

次の日

垣根「…」

上条「どうした?」

垣根「昨日の事忘れたんじゃねーだろ?」

上条「ゴメン」

上条「じゃあ話し合うか」

垣根「…」

麦野「あのシOタコンが言うには近いうちに浜面が何かしでかすって言ってたけどどう思う?」

一方「どォせなにかやらかすだろ」

上条「やらなかったら浜面じゃないしな」

垣根「お前等の浜面のイメージって…」

上条「浜面をどうするんだ?」

麦野「ボッコボコにして動けなくするのわ?」

一方「一番確実だな…」

垣根「いろんな意味で思考がぶっとんでんな…」

上条「じゃあそれで決定で………」

垣根「ダメに決まってんだろ!!」

一方「じゃァどォすんだ?ずっと監視しとくのか?」

垣根「それは面倒臭いな…」

上条「いちいち止めに入ればバレる可能性もあがるしな」

一方「じゃァどォすンだ?」

上条「とりあえず放置でいいだろ」

588: 2011/07/17(日) 21:52:06.37 ID:tE2z/3Ah0
麦野「放置してもし何かあったらどうするの?」

一方「知るか」

上条「明日浜面に会うからその時にもう一回聞いてみいればいいだろ」

垣根「それでホントにやばいんだったら対策を考えればいいしな」

麦野「…分かったわ…」

上条「じゃあまた明日」

-~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~-

次の日

一方「遅ェな…」

上条「あいつが呼び出したくせに…」

垣根「そういえばこの前の紙覚えてるか?」

一方「浜面が書いたやつか?」

垣根「ああ、あの紙の水曜日になんて書いてあったか覚えてるか?」

上条「麦野とデートだったっけ?」

垣根「そうだ、麦野は最近デートに誘ってもらえないって言ってた。なのに水曜日にデートに行っていた…」

一方「何が言いてェンだ?」

垣根「おかしくねーか?デートに誘ってもらえてないって麦野が相談してるのにデートしてるって」

上条「確かに…」

一方「そォ言われればそォだな」

垣根「そこで俺はこんな仮説をたてた」

上条「いいから話せよ」

垣根「そう急かすなよ」ニヤニヤ

一方「さっさとしろ」

垣根「…」

垣根「浜面は麦野にプレゼントをあげようとしてんじゃねーか?」

一方「ついに頭がおかしくなったのか?」

垣根「最後まで聞いてくれ」

589: 2011/07/17(日) 21:53:48.01 ID:tE2z/3Ah0
垣根「俺は滝壺達に頼んで選んでもらってるんじゃないかと思うんだ」

上条「プレゼントを?」

垣根「その通りだ」

垣根「水曜日に麦野とデートしたのは麦野がほしい物をリサーチするためだったんじゃねーか」

上条「そうすればなんとなくつじつまが合うな」

一方「なンとなくだけどな」

上条「でもありそうだな」

垣根「だろ!」

浜面「遅くなったな」スタスタ

垣根「別にいいよ」ニコニコ

上条「どうだった?」ニコニコ

一方「…」

浜面「なんで全員笑顔なんだ?」

上条「何かあったのか」

浜面「実は困った事があってな…」

垣根「きっとプレゼントが決まらねーから俺達に手伝ってほしいんだな」ヒソヒソ

上条「浜面…案外いい奴だな」ヒソヒソ

一方「まだわかンねェぞ」

浜面「何ヒソヒソ話してんだ?」

一方「いいから話せ」

590: 2011/07/17(日) 21:56:14.77 ID:tE2z/3Ah0
浜面「実は絹旗といろいろあったんだ…」

垣根「え?」

上条「プレゼントで揉めたのか?」

浜面「いや…実は…」

-~~~~~~~~~~~~~~~-

絹旗「浜面、超早くしてください」

浜面「分かってるよ」スタスタ

浜面「今日は何を見に行くんだ?」

絹旗「超C級ホラーです」

浜面「ホラーね…」

絹旗「浜面、超早くしないと始まっちゃいます」

浜面「分かったよ」

浜面「ええと…この席だな」ストン

絹旗「始まりますよ」

ギャァァァァァ ドーン ガァァァァァ

浜面「思ったより良くできてるよな」

絹旗「…」

浜面「絹旗?」

ガチャ キャァァァァァ

絹旗「キャァァァァァ!」ガシッ

浜面「おい!抱きつくな!」

絹旗「ち…超怖すぎです…こんなの超S級ホラーです」ガクガク

浜面「分かった!分かったから離せ」

キャァァァァァァ

絹旗「キャァァァァァァ!」ギュッ

浜面「だから離せェェェ!!」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

591: 2011/07/17(日) 21:58:24.43 ID:tE2z/3Ah0
浜面「という訳だ」

上条「そのあとは?」

浜面「揉み合ってるうちにキスしちまったんだ…」

上条「何処に?」

浜面「ほほに…」

垣根「何やってんだよ!!」

一方「全くだ」

浜面「あと…」

垣根「まだあるの!?」

浜面「実は…」

一方「どォせ滝壺ともキスしちまったンだろ」

浜面「…」

垣根「もうおこっちゃってたよ…」

垣根「お前は本当にバカだな」

浜面「反省してます…」

一方「オマエの想像とは全く違ったな」

垣根「ホントだよ!なにがプレゼントだ!!」

浜面「お前等が勝手に想像してただけだろ!」

垣根「なんで全く麦野とデート言って無かったくせに水曜日にいきなり行ったんだ!!」

浜面「なんとなくだよ!!」

垣根「…浜面が最低だって良くわかった」

上条「もともと最低だからな」

592: 2011/07/17(日) 21:59:25.01 ID:tE2z/3Ah0
今日の更新はここまでです

明日も更新できないので明後日の夜に更新します。見てください

631: 2011/07/19(火) 21:53:11.50 ID:6K/RZ35j0
浜面「お願いだ!助けてくれ!」ドゲザッ

上条「少し前を思い出すな…」

垣根「ドラゴンボール7個集めて願いかなえろ」

浜面「ドラゴンボールなんてねーだろ!!」

一方「必氏に探せ」

垣根「もしくはキュゥべえと契約して願いをかなえてもらえ」

浜面「少女じゃねーよ!!」

上条「魔法少年でいいだろ」

浜面「真面目に考えてくれよ!」

上条「じゃあ参考資料ぐらいなら貸すよ」

浜面「上条…お前案がいいい奴だな」

上条「これ見て勉強しろ」スッ

浜面「ああ」パシッ

アニメのDVD『School Days』

浜面「…なんでこのチョイス?」

上条「オマエの今の状態にそっくりじゃん」

浜面「ふざけんなァァァァ!!」

一方「最低3回は見ろよ」

浜面「ふざけるのもいい加減にしてくれ…」

上条「もう手遅れだろ」

一方「あたって砕けろ」

浜面「ホントに体が砕けるから!!」

632: 2011/07/19(火) 21:53:58.28 ID:6K/RZ35j0
上条「もはや不可能だろ」

垣根「ドラゴンボールかキュゥべえしかないだろ」

浜面「だったらキュゥべえ呼んでこいよ!!」

上条「ボクと契約して、魔法少女になってよ!(裏声)」

垣根「キュウベえが来てくれたぞ」ニヤニヤ

浜面「バカにしてんじゃねーぞ!!」

一方「もォ俺たちじゃ何も出来ねェよ…」

垣根「あれだけの事をしたんだからな」

上条「謝るしかないだろ」

浜面「麦野は大丈夫か?」

垣根「大丈夫だ目も手も足も肺も二つあるから一つ無くなっても大丈夫だ」

浜面「どれも失いたくねーよ…」

一方「じゃァ滝壺には目だな」

上条「絹旗には足で」

垣根「麦野はその他のすべてでいいだろ」

浜面「どれも俺のだ!!誰にもわたさねーぞ!!」

垣根「だったらドラゴンボールを集めてこい」

浜面「ドラゴンレーダーを持ってこいよ!!」

上条「ほらよ」ポイッ

浜面「ただの方位磁石じゃねーか!!」

633: 2011/07/19(火) 21:56:51.25 ID:6K/RZ35j0
垣根「だってどう足掻いたって絶望だろ」

浜面「最後まで足掻いてやるよ!!」

一方「どうやってもシミか爆発だな」

上条「そうだな」

浜面「絶対嫌だ!!」

垣根「浜面…いい加減あきらめたらどうだ?」

浜面「シミも爆発もしない!!」

一方「あれだけのことしといて何言ってンだ」

上条「さっさと爆発しろよ」

浜面「お願いだから真剣に考えてくれよ…」

上条「麦野は置いといて滝壺と絹旗ならなんとかなるかもな」

垣根「まあ…あの二人ならなんとかなるだろ」

一方「それでも大変だと思うけどな」

浜面「どうすればいいと思う?」

一方「キスした事を謝れ」

上条「そうだな、まず謝ってそれから話し合うべきだな」

垣根「もちろん土下座だぞ」

浜面「分かってる…」

一方「じゃァ明日絹旗に来てもらうか」

上条「俺達は見てるだけだから浜面が自分で解決しろよ」

浜面「分かった…じゃあまた明日」

垣根「まだ終わってないぞ」

上条「ここからは説教タイムだ」

634: 2011/07/19(火) 21:57:28.35 ID:6K/RZ35j0
上条「浜面がなんでこんなに最低か俺達が勝手に考えてみたんだ」

浜面「ホントに勝手だな」

垣根「お前は最近調子にのってると思うんだ」

一方「それは俺も同意だな」

垣根「彼女が出来てからお前はマジで調子にのってると思う」

浜面「そうか?」

上条「なんか俺には彼女がいますよオーラがでてるよな」

浜面「どんなオーラだよ!!」

垣根「実際お前ってそんなにかっこよくないからな」

上条「逆ナン勝負の時も最下位だったしな」

浜面「…」

一方「そンなに落ち込むな」

垣根「だから調子にのらないように努力しろよ」

浜面「具体的にどうすればいいんだよ」

垣根「それはわからない」

浜面「おい!」

垣根「こういうときはキュウベえを呼ぶか」

上条「ボクと契約して、魔法少女になってよ!(裏声)」

浜面「黙れ!!」

上条「結構楽しいのに」

浜面「もうキュウベえはいいだろ!!」

垣根「俺は面白いけどな」

一方「俺も嫌いじゃねェな」

浜面「お前も何言ってんだ!!」

635: 2011/07/19(火) 21:59:55.58 ID:6K/RZ35j0
垣根「とりあえず麦野だけを愛してればいいんだよ」

一方「キモイな…」

垣根「キモイとか思っても口にしないようにしてくれ」

浜面「麦野以外はどう思えばいいんだ?」

上条「恐ろしく最低の質問だな」

浜面「なかなか言ってくるな…」

垣根「麦野以外は見えなくてもいいんだよ」

一方「さらにキモイ発言だな」

垣根「だから思っても言うな!」

上条「無理なんて言うなよ」

浜面「頑張ってみるよ」

垣根「無理だったらシミになるだけだな」

一方「恋人なンだし頑張ってみろよ」

垣根「狂うような恋をしてみろ」

一方「キモイな」

垣根「いい加減にしろよ」

一方「キモイものをキモイって言って何が悪い」

浜面「今のはキモかった」

上条「後はその優柔不断な性格を何とかするべきだな」

浜面「どうすればいいんだ?」

一方「自分で考えろ」

垣根「スパルタだな…」

650: 2011/07/20(水) 21:42:12.77 ID:z/fpTh1V0
垣根「とりあえず自分の意志を貫くようすればいいだろ」

上条「すぐには出来ないと思うからゆっくり頑張れ」

浜面「ああ…」

上条「じゃあまた明日同じ時間にここ集合な」

一方「あァ…」

上条「じゃあ解散」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

次の日

浜面「絹旗はいつ来るんだ?」

垣根「俺に聞くな」

一方「三下が呼び出したンだ、三下に聞け」

上条「そろそろ来るんじゃねーか?」

絹旗「超遅くなりましたね」

垣根「来たぞ」

浜面「ああ」

絹旗「みなさんお揃いで超どうしたんですか?」

一方「浜面が話があるそうだ」

絹旗「浜面ですか…」

浜面「なんで残念そうなんだ!?」

垣根「だって浜面だからな」

一方「あァ…」

浜面「答えになってねーよ!!」

651: 2011/07/20(水) 21:43:32.87 ID:z/fpTh1V0
絹旗「それで超何の話ですか?」

浜面「あの…この前の映画の時の…」

絹旗「まだ気にしてるんですか…超キモイです」

浜面「なんで!?」

一方「なんでじゃねェよ」

浜面「絹旗は気にしてないのか?」

絹旗「それは…気にしてない訳ではないですけど…」ゴニョゴニョ

浜面「ん?」

絹旗「もういいです!超キモイです!」

浜面「だからなんでキモイって言われなくちゃいけねーんだよ!!」

垣根「じゃあお詫びのキスでも…」

絹旗「超何言ってるんですか!!そんなの超おかしいです」アタフタ

浜面「アタフタする絹旗かわいいな…」

上条「だからそれを直せって言ってんだよ!!」バキッ!!

浜面「分かったから殴るな!」

一方「テメェは一回麦野にボッコボコにされた方がいいな」

垣根「麦野にバラせばボッコボコだろ」

浜面「お願いだからやめてください!」ドゲザッ

絹旗「私は超放置ですか」

垣根「それはすいませんでした」ペコッ

652: 2011/07/20(水) 21:48:05.28 ID:z/fpTh1V0
絹旗「とりあえずあの時の事はお互い超忘れましょう。あれは超事故です」

浜面「そうだな」

垣根「そうだなじゃねーよ!謝れよ!」

浜面「すいませんでした」

上条「じゃあ明後日に滝壺だな」

垣根「しっかり準備しとけよ」

浜面「なんの?」

一方「心の準備に決まってンだろ」

上条「じゃあまた明後日にな」

~~~~~~~~~~~~~~~~~

次の日

麦野「浜面はどうだった?」

上条「まあ…普通だったな」

垣根「いつもの浜面だったよ」

垣根(嘘は言ってねーからな)

麦野「浜面の事はどうする事になったの?」

一方「オマエの好きなようにしてくれてかまわねェよ」

垣根「麦野に任せるのか?」

一方「問題でもあるのかァ?」

垣根「いや…シミになっちまうぞ」

麦野「どういう意味?」ニッコリ

垣根「冗談でーす」

653: 2011/07/20(水) 21:48:56.81 ID:z/fpTh1V0
条「麦野がボッコボコにしたいならしてもいいぞ」

麦野「別にボッコボコにする気はないけど…」

垣根「案外優しいんだな」

一方「まァ…自分の彼氏だからな」

上条「じゃあどうするんだ?」

麦野「とりあえず監視しといて」

上条「わかった」

垣根「麦野に言わなくていいのか?」ヒソヒソ

一方「今言っても無駄に刺激するだけだろォが」ヒソヒソ

一方「とりあえず、滝壺の件を処理してからどォするか考える」ヒソヒソ

垣根「わかった」ヒソヒソ

麦野「じゃあみんなで監視できる場所を探しましょうか」

垣根「は?」

麦野「だから監視するためにいい場所を探しましょうか」

垣根「…どうする?」ヒソヒソ

上条「さあ…」ヒソヒソ

一方「テメェはいつもどォり生活してろ、浜面に怪しまれたら困る」

麦野「じゃあ誰が監視するの?」

一方「俺達3人で監視しとく」

麦野「じゃあ1時間ごとに浜面がどんなことしてるかメールで送ってくれない」

一方「…あァ?」

麦野「私だって知る権利はあるでしょ」

一方「わかった…送ればいいンだろ」

垣根「マジかよ…」

麦野「じゃああなた達に任せてもいいのね」

上条「任せとけ!」

麦野「じゃあまた今度」スタスタ

654: 2011/07/20(水) 21:49:27.29 ID:z/fpTh1V0
垣根「何無責任なこと言ってんだよ」

一方「あれ以外にいい解決策があったのか?」

上条「それより何処で監視するんだ?」

垣根「向かいのマンションの一室が昔の隠れ家だったからそこが使えるだろ」

一方「オマエにしては珍しく気がきくな」

垣根「学園都市第2位をなめるなよ」

上条「第1位に言っても意味ないだろ」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

マンション

上条「浜面の部屋がよく見えるな」

垣根「いい場所だろ」

一方「こンな狭ェ部屋に何日もいるのか…」

垣根「男臭いけど我慢しろよ」

一方「テメェがベランダで寝れば少しは楽になるだろォな」

垣根「断る」

上条「メールは誰がするんだ?」

一方「毎回交代でいいだろ」

垣根「じゃあ俺が最初に送る」ピピピ

一方「果てしなく動きがねェな…」

上条「暇な日の人間なんてあんなもんだろ」

655: 2011/07/20(水) 21:50:21.26 ID:z/fpTh1V0
今日の更新はここまでです。

明日も午後9時から更新予定です。見てください。

662: 2011/07/21(木) 21:39:48.83 ID:pbX1bxg40
垣根「飽きてきたな」

一方「まだ10分もやってねェぞ」

垣根「ただ浜面が漫画読んでるのを見て何が面白いんだ」

上条「監視なんてこんなもんだろ」

垣根「退屈だ…」

一方「俺だって退屈なんンだよ…」

上条「浜面が電話してるぞ」

一方「誰に電話してンだ?」

垣根「デリヘルじゃねーのか?」

一方「テメェはバカか」

上条「でももしそうだとしたら麦野になんて言えばいいんだ?」

一方「正直に言えばいいだろ」

垣根「もしホントにデリヘルなら面白くなりそうだな」

一方「テメェはマジでバカ野郎だな」

上条「まあ絶対ありえないけどな」

垣根「どうせスキルアウト仲間だろ」

一方「アイツって案外地味な日常過ごしてンだな」

垣根「どんな日常を送ってると思ってたんだ?」

一方「常に女といると思ってた…」

垣根「ものすごい偏見だな…」

663: 2011/07/21(木) 21:41:17.77 ID:pbX1bxg40
~~~~~~~~~~~~~~

浜面の家

浜面「滝壺が来るって言ってたけど…」

浜面「あいつ等がいない間に謝ったほうがいいのか?」

浜面「どうだろう…明日には会うんだしな…」

浜面「いや…早い方がいいのか?」

浜面「そ…そうだな!なるべく早く謝ったほうがいいに決まってる!!」

浜面「上条達に連絡した方がいいのかな…」

浜面「いや…これは俺の問題なんだ!俺が解決しないと」

浜面「格好良く謝ってやるぜ!!」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

マンション

上条「ずいぶん盛り上がってるな」

垣根「やっぱりデリヘルなんじゃねーか?」

一方「デリヘルはもォいい」

上条「部屋を掃除し始めたぞ」

一方「誰か来るのか?」

垣根「だからデリヘ………」

一方「もォいい!!」

664: 2011/07/21(木) 21:42:03.08 ID:pbX1bxg40
上条「あれ?滝壺?」

垣根「どうした?」

上条「滝壺が浜面の家に来てるんだ」

一方「どォなってンだ?」

垣根「俺達が知るかよ」

上条「とりあえず垣根は浜面の家に接近して確認してきてくれ」

垣根「ああ」バッサバッサ

一方「相変わらずバカ面だな」ジャラジャラ

上条「石?」

一方「何かあったら投げ付ければいいだろ」

上条「じゃあ俺は…」

垣根『聞こえるか?』

上条「垣根?」

垣根『トランシーバーを置いていっただろ、それで通信してる』

上条「浜面の様子はどうだ?」

垣根『今のところ何もないがいつ何があってもおかしくないな』

上条「そのまま監視を続けてくれ」

垣根『了解』

一方「こっちの準備は出来たぞ」ジャラジャラ

上条「浜面が間違いを起こさない事を祈るだけだな」

665: 2011/07/21(木) 21:45:00.44 ID:pbX1bxg40
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

浜面の家

浜面「えーと…何の用?」

滝壺「用が無かったら来ちゃダメ?」

浜面「いや…別にいいけどさ」

浜面「そういえば上条から聞いてる?」

滝壺「明日の事なら聞いてる」

浜面「そのことなんだけどさ…」

滝壺「なに?」

浜面「この前の事覚えてるか?」

滝壺「キスの事?」

浜面「案外ストレートに言ってくるんだな…」

浜面「えーと…その事について謝りたいんだけど」

滝壺「?」

浜面「俺には麦野っていう彼女がいるから…その…えーと…」

滝壺「なら麦野に謝るべきなんじゃないの?」

浜面「確かにそうだな」

浜面「とりあえず滝壺にも謝っとく、ゴメン」

滝壺「別に気にしてないしいいよ」

浜面「悪いな…」

667: 2011/07/21(木) 21:46:37.25 ID:pbX1bxg40
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

一方「何話してンだ?」

上条「俺に聞かれても分かんねーよ」

垣根『浜面が謝ってるみたいだぞ』

一方「キスの事か?」

垣根『そうみたいだな』

上条「ついにダメ面からも卒業か…」

一方「まだわかンねェだろ」

垣根『あれ?何か話がそれてきてるぞ』

一方「滝壺が仕掛け始めたな…」

上条「頑張れ浜面!その誘惑を抜ければ…」

垣根『ここからが本当の勝負だな』

一方「ダメだったら俺達が止めればいいだけだろ」

垣根『派手に止めるか…楽しみだ』ニヤリ

一方「あァ…」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

浜面(なんでだろう…嫌な予感がする…)

滝壺「はまづらは麦野の事好き?」

浜面「まあ…好きだな」

滝壺「じゃあ私と絹旗は?」

浜面「嫌いじゃないけど…」

滝壺「けど?」

浜面「なんていうか…えーと…」

滝壺「何?」ズイッ

浜面(近い…)

668: 2011/07/21(木) 21:47:33.64 ID:pbX1bxg40
浜面(顔近い…やばい…)

滝壺「?」

浜面「…」

浜面(このまま押し倒してしまえば…)

シュゥゥゥゥン パリーン!

浜面「グッハァァァ!!」メキッ!!

滝壺「はまづら?大丈夫?」

浜面「大丈夫…だと思う」

シュゥゥゥゥン

浜面「グッハァァァァ!!」メキャッ!!

浜面「何だ!?」ヒョイ

浜面「石?」

シュゥゥゥゥゥン

浜面「またァァァァ!!」ドゴッ!!

滝壺「はまづら…」

浜面「おさまったみたいだな…」

滝壺「さっきの答えは?」ズイッ

浜面「近づいてくる必要はあるのか?」

滝壺「この方が迫力があるから」ズイッ!

浜面(やっぱり押し倒そうかな…)

浜面(いや…それこそゴミ面になっちまう)

浜面(でも…でも…我慢できん!!)

シュゥゥゥゥゥゥン

浜面「なんでだァァァ!!」ドガァァァ!!

684: 2011/07/22(金) 21:24:28.73 ID:2/GDBg1h0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

垣根『目標…完全に沈黙しました』

一方「もォいいのか?」

垣根『はい』

一方「なンでそンな話し方なンだ?」

垣根『雰囲気出したかったんだ』

一方「くっだらねェな」

垣根『まあいいじゃん』

上条「浜面が目覚めたら、また攻撃開始な」

一方「わかってる」

垣根『すぐ起きると思うぞ』

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

滝壺「はまづら?」ユサユサ

滝壺「気絶してる…」

滝壺「はまづら」ユッサユッサ

浜面「ん…?」

滝壺「目が覚めた?」

浜面「俺は…どうなったんだ?」

滝壺「石が頭に当たった」

浜面「そうか…」

浜面(滝壺に膝枕されてる…なんかいいな…)

滝壺「大丈夫?」

浜面「あ…ああ…多分大丈夫」

685: 2011/07/22(金) 21:27:24.11 ID:2/GDBg1h0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

垣根『目標再起動、パターン黄、浜面です」

一方「ふざけてンじゃねェぞ」

上条「なんでパターン黄?」

垣根『金髪だからな』

上条「総員、第一種戦闘配置」

垣根『アクセラレータ、発進!!』

一方「ノリノリじゃねェか…」

上条「でも楽しいだろ」

一方「まァな」

垣根『俺が見せたアニメDVDのおかげだけどな』

一方「黙ってろ」

上条「ちゃんと頭狙えよ」

一方「分かってる」シュンッ!!

垣根『見事に頭に命中したな』

一方「当たり前だろォが」シュンッ!!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

浜面「グハァァァァ!!」メキッ!!

滝壺「はまづら、こっち」

浜面「ああ」スタスタ

滝壺「なんで石が?」

浜面「俺に恨みでもあるのか?」

滝壺「心当たりはある?」

浜面「ありすぎて困るな…」

686: 2011/07/22(金) 21:30:55.63 ID:2/GDBg1h0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

一方「逃げたか」チッ

上条「どうするつもりだ?」

垣根『ここからは俺の出番だな』

垣根『掛け声よろしく』

一方「総員、第一種戦闘配置(棒読み)」

上条「ダークマター、発進!!」

一方「他の部屋の人に迷惑かけるなよ」

垣根『分かってる』バッサバッサ

上条「浜面にバレない様にやれよ」

垣根『…わかった』

一方「派手にやり過ぎるとバレるから注意しろよ」

垣根『チッ…ド派手にぶっ壊そうと思ってたのに』

一方「バレないようにド派手にやるンだな」

垣根『わかったよ』

垣根『行くぜェェ!!』バッサバッサ

上条「大丈夫か?」

一方「さァな…」

上条「アクセラレータはもう投げないのか?」

一方「下手に投げて滝壺にあたるといけねェからな」

上条「優しいな…」

一方「俺も甘ェだけだよ…」

上条「?」

687: 2011/07/22(金) 21:37:16.46 ID:2/GDBg1h0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ドガガガガガッ!!

浜面「なんでビーム!?」タタタッ

滝壺「いいから逃げないと」タタタッ

浜面「ただでさえ半壊状態の家が…」タタタッ

滝壺「壁に穴があいてるだけだから大丈夫」タタタッ

浜面「何処が!?」タタタッ

ドガガガガガ!!

浜面「もはや壁としての機能は失われつつあるな…」

滝壺「屋根があれば大丈夫」

浜面「励ましになってない様な気がする…」

シーン

浜面「…おさまったのか?」

滝壺「そうみたい…」

浜面「何だったんだ?」

滝壺「分からない…けど」

浜面「けど?」

滝壺「知り合いかもしれない…」

浜面「知り合い?」

688: 2011/07/22(金) 21:40:58.92 ID:2/GDBg1h0
滝壺「身近な人じゃない?」

浜面「その時点で犯人はだいたい特定できたな…」

滝壺「私も特定できたような気がする…」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

上条「おつかれ」

垣根「バレたかもな」バッサバッサ

一方「何平然と言ってンだ」ガシッ

垣根「いや…滝壺にバレたかもって事」

一方「アイツの事を忘れてたな…」

垣根「あまり俺達が動かない方がいいかもな」

上条「これからどうするんだ?」

垣根「スニーキング作戦で行くか」

一方「そォだな」

上条「誰が?」

垣根「お前の右手があれば滝壺の能力に引っかからないだろ」

上条「俺が行くのか…」

垣根「エアガンだ」スッ

一方「こっちから指示出すからトランシーバーも持ってけよ」

上条「全部持った」

上条「じゃあ行ってくる」

一方「見つかるんじゃねェぞ」

上条「掛け声よろしく」

一方「総員、第一種戦闘配置(棒読み)」

垣根「イマジンブレイカー、発進!!」

垣根「その棒読みなんとかならない?」

一方「言ってやってるだけでもありがたいと思え」

697: 2011/07/23(土) 21:22:26.72 ID:dlptO7bJ0
上条『浜面のマンションの前まで来たぞ』

垣根「とりあえずそのまま中に入ってくれ」

一方「誰にも見られるンじゃねェぞ」

上条『ああ』コソコソ

一方「楽しそうだな」

垣根「俺達もやるか?スニーキング?」

一方「目立ち過ぎるだろォが」

垣根「女装したらどうだ?」

一方「余計目立つだろォが」

上条『浜面の部屋の前に着いたぞ』

垣根「じゃあ静かに侵入しろ」

上条『了解』ガチャ

一方「鍵は開いてンだな」

垣根「俺がついでに撃ち抜いといたんだ」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

浜面「痛っ…」

滝壺「大丈夫?」

浜面「全部頭に命中したからな…」

上条「浜面がいたぞ」コソコソ

一方『バレねェよォに後ろに回り込め』

上条「了解」コソコソ

浜面「滝壺…誰が犯人だと思う?」

698: 2011/07/23(土) 21:24:59.11 ID:dlptO7bJ0
滝壺「多分垣根かアクセ………」

浜面「だよな…あいつかアクセラレータしかいないよな…」

上条「バレてるぞ」

垣根『仕方ねぇ…二人とも口封じで…』

一方『何バカみてェな事言ってンだ』バキッ!!

垣根『グアッ…』ドサッ

一方『とりあえず様子を見とけ』

滝壺「今何時?」

浜面「時計は…何処だ?」

滝壺「これ?」

浜面「…綺麗にど真ん中が撃ち抜かれてるな…」

浜面「携帯で見るか」ピッ

浜面「3時だ」

滝壺「そう、じゃあそろそろ帰るね」

浜面「仕事か」

滝壺「そんな感じ」スタスタ

浜面「結局押し倒せなかったな…」

上条「隙あり!!」ドガッ!!

浜面「痛っ…」ドサッ

上条「目標…完全に沈黙」

一方『了解だ』

垣根『これからそっちに向かう』

上条「了解」

699: 2011/07/23(土) 21:26:28.42 ID:dlptO7bJ0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

浜面「う…うん…?」

一方「邪魔してるぞ」

浜面「そうか…じゃなくてなんでここにいるんだ!?」

垣根「細かい事は気にすんな」モグモグ

浜面「人ん家の食い物食ってんじゃねーよ!!」

上条「小腹がすいてな」ジュージュー

浜面「お前は何やってんだァァァ!!」

上条「腹減ったからチャーハン作ってる、お前も食うか?」

浜面「全部俺の家の食い物じゃねーか!!」

一方「とりあえず出来るまで待ってろ」

浜面「…」

上条「出来たぞ」

垣根「じゃあ食いながら話すか」モグモグ

浜面「ずいぶん食い散らかしてあるな…」

一方「安心しろ、全部垣根だ」

浜面「何を安心するんだよ!!」

垣根「それよりなんで滝壺がお前の家に来てたんだ?」

浜面「やっぱりお前等が犯人か…」

浜面「そういえば、なんで滝壺の事を知ってるんだ?」

垣根「たまたま通りかかったらたまたま滝壺がいて、たまたま浜面の家が見えるマンションに入ったらたまたまこいつ等がいたんだ」

浜面「お前俺の事なめてる!?」

700: 2011/07/23(土) 21:28:50.56 ID:dlptO7bJ0
一方「細けェ事は気にすンじゃねェよ」

浜面「全然細かい事じゃねーよ…」

垣根「いいからなんで滝壺がここに来てたんだ?」

浜面「突然電話があったんだよ」

垣根「あれか…」

浜面「お前等何処から見てたの!?」

上条「だからたまたま見えたんだよ」

浜面「ふざけんな!!」

一方「で、滝壺が来た後は何しゃべってたンだ?」

浜面「この前の事を謝ろうと思って…」

垣根「失敗したわけか…」

浜面「失敗はしてねーよ!!」

一方「変な事は考えてたけどな」

浜面「それは…」

上条「それだからお前は浜面なんだよ」

浜面「浜面をダメの代名詞みたいに使うんじゃねーよ!!」

垣根「浜面と書いてダメって読むんだろ」

浜面「読むかァァァ!!」

一方「じゃァダメ面は何て読むンだ?」

浜面「ボケをかぶせるんじゃねーよ!!」

701: 2011/07/23(土) 21:32:03.00 ID:dlptO7bJ0
垣根「ダメの最上級だろ」

浜面「いい加減にしろよ!!」

上条「まあ明日は滝壺と会うんだから今日の事も謝っとけよ」

浜面「ここ最近謝ってばっかだな」

上条「浜面だからな」

垣根「滝壺の後は麦野だな」

浜面「…そうだな」

一方「なンで残念そうなンだよ…」

浜面「だってラスボスじゃん」

上条「自分の彼女ラスボス呼ばわりとか無いな…」

垣根「さすがダメ野郎だな」

浜面「お前等も大概ダメ野郎じゃねーか!!」

一方「全員似た者同士だな」

上条「最低なダメ野郎だけどジャンルはバラバラだからな」

浜面「ダメなジャンルってなんだよ」

一方「ダメが4人集まればなンとかなるだろ」

垣根「まあ俺が一番まともなダメだけどな」

上条「ダメにまともも何もねーだろ」

一方「そォだな」

浜面「ダメが集まってもダメにしかならねー気がするけど…」

垣根「細かい事は……」

浜面「気にすんな、だろ」

709: 2011/07/24(日) 21:40:15.71 ID:/e7GuwmX0
一方「どっちにしろ明日滝壺に謝るンだろ」

浜面「まあそうだけど…」

一方「じゃァ俺達でどォするか考えるしかねェだろ」

垣根「俺達に任せろ」

浜面「不安だらけだな…」

上条「だったらぶっつけ本番で頑張れよ」

垣根「絹旗の時はそうだったじゃねーか」

浜面「じゃあミーティングする意味ある!?」

垣根「まあ別にいいじゃん」

浜面「何が!?」

一方「とりあえず滝壺の誘惑に負けるんじゃねェぞ」

浜面「最悪俺の頭を殴ってくれ」

垣根「金槌で殴っていいか?」

浜面「素手で頼む」

上条「これで撃ってやるよ」パンッ

浜面「痛っ!!撃つんじゃねーよ!!」

上条「悪い悪い」ニヤニヤ

一方「じゃァチャーハン食うか」モグモグ

浜面「食って無かったのか…」

垣根「俺はもう食ってるけどな」モグモグ

上条「浜面も食ったら?」

浜面「ああ…」モグモグ

710: 2011/07/24(日) 21:41:39.10 ID:/e7GuwmX0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

次の日

いつものファミレス

浜面「結局チャーハン食った後まともなミーティングしてねーじゃん」

垣根「お前が惑わされなきゃ大丈夫だ」

一方「ダメだったら殴ってやるよ」

上条「俺は撃つよ」

垣根「何も無くても殴ってやるよ」

浜面「垣根以外ありがとう」

滝壺「はまづら」スタスタ

一方「遅かったな」

滝壺「仕事が長引いたの」

浜面「昨日も話したんだけど…」

浜面「ごめんなさい」ドゲザッ

滝壺「?」

浜面「俺やっぱり麦野の彼女なんだよ」

浜面「昨日滝壺は謝らなくていいって言ったけど、やっぱり俺の気持ちがおさまらないんだ」

一方「よく言った、さすが浜面だ」

滝壺「はまづら…別にいいよ」

浜面「滝壺…」

滝壺「はまづら…」

浜面「滝壺…(かわいいな)」

一方「…」バキッ!!

上条「…」パンッ!!

垣根「…」ドゴッ!!

浜面「別に三人同時にやってくれなんて言ってねーよ…」

711: 2011/07/24(日) 21:42:24.54 ID:/e7GuwmX0
一方「正気に戻れたンだ、文句言うンじゃねェよ」

垣根「必要ならもう一回殴ってやってもいいぞ」

浜面「断る」

上条「とりあえず許してもらえてよかったな」

浜面「ああ」

浜面「こんなことで呼び出して悪かったな」

滝壺「別にいいよ」

滝壺「じゃあね」スタスタ

浜面「…終わったな」

一方「麦野が残ってンぞ」

浜面「…」

垣根「どんだけ嫌なんだよ」

浜面「マジで腕の一本ぐらい持っていかれそうだな…」

一方「いい医者なら紹介してやる」

垣根「それで問題解決だな」

上条「じゃあ解散」

浜面「待て待て待てェェ!!」

上条「何?」

浜面「こんな解決法でいい訳ねーだろ!!」

712: 2011/07/24(日) 21:43:23.61 ID:/e7GuwmX0
条「もういいじゃん、面倒臭いし」

浜面「ふざけんな!!」

垣根「何でもかんでもふざけんなでつっこむのはよくないと思うぞ」

浜面「テメェにダメだしされたくねーよ!!」

上条「真面目に考えるか…」

一方「仕方ねェな」

垣根「今回だけだぞ」

浜面「お前等…」

垣根「普通に謝ったらどうなると思ってるんだ?」

浜面「それは…」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

浜面の妄想

浜面「ゴメーン、滝壺と絹旗にキスしちゃった」ヘラヘラ

麦野「はーまづらあ」キュィィィィィン

浜面「待て!話せばわか………」

麦野「浜面ァァ!!」ドガッシャァァァァァン

浜面「ギャァァァァァァ!!」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

浜面「……ってなると思う」

一方「なンで最初にヘラヘラしてンだよ」

垣根「だからダメなんだよ」

浜面「ヘラヘラは冗談だ」

713: 2011/07/24(日) 21:44:34.89 ID:/e7GuwmX0
一方「真面目にやれよ」

垣根「空気読めない奴だな」

上条「KYだな」

浜面「お前等の方がよっぽどKYだっただろ!!」

垣根「すいませんでしたをもっと強調したらどうだ?」

浜面「どういう事?」

垣根「麦野…………………すいませんでした!!」

一方「ためてるだけじゃねェか」

上条「それにそれだけで麦野が許してくれる訳ねーよな」

垣根「確かに…」

上条「じゃあゆっくりやっていくのはどうだ?」

浜面「?」

上条「俺達3人の誰かが麦野に話してそのあとで浜面が話したらどうだ?」

浜面「どれくらい間をあけるんだ?」

垣根「浜面は1週間ぐらい経った後に言えばいいだろ」

上条「どうなんだ?」

浜面「俺に聞くんじゃねーよ」

垣根「アクセラレータはどうなると思う」

一方「俺は…………」

722: 2011/07/25(月) 21:25:43.11 ID:vNxjwJ0E0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

一方通行の妄想

垣根「麦野、浜面が滝壺と絹旗とキスしたらしいぞ」

麦野「それホント?」

垣根「俺が嘘つくと思うか?」

麦野「思ってる」

垣根「…」

麦野「いちいち傷つくな、面倒臭い」

垣根「はい…」

麦野「それより浜面としっかり話さないと」ニッコリ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

浜面の家

浜面「ワンピース超おもしれー」

麦野「はーまづらあ」ドガァァァン

浜面「何!?」

麦野「滝壺と絹旗とキスしたって本当?」

浜面「それは…」

麦野「本当なの?」

麦野「本当なのね」ニッコリ

浜面「はい…」

麦野「浜面ァァァ!!」ドゴォォォォン

浜面「ギャァァァァァァ!!」

723: 2011/07/25(月) 21:26:25.68 ID:vNxjwJ0E0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~

一方「………になると思う」

垣根「最初の俺と麦野の絡みはいらねーだろ!!」

浜面「なんで俺ワンピース読んでるの!?」

一方「なンでそこに食い付いてくるんだよ…」

上条「ありえなくないな…」

浜面「ホントになりそうで怖い…」

垣根「つーかこんな話し合いしても無駄じゃねーか?」

浜面「今さらふりだしに戻るなよ」

一方「麦野に会うのはまだ決まってねェンだ、ゆっくり考えていけばいいだろ」

上条「じゃあまた今度集まろうぜ」

浜面「今度集まる時はちゃんと考えといてくれよ」

一方「他人まかせにすンな」

浜面「了解…」

浜面「じゃあまたな」スタスタ

上条「決まったらメールするからな」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

数時間後

麦野「みんなもう集まってたの?」

一方「俺達は暇なンだ、気にすンな」

麦野「別に気にしてない」

724: 2011/07/25(月) 21:27:43.42 ID:vNxjwJ0E0
垣根「ちゃんとメールしてただろ」

麦野「ちゃんと1時間ごとに送ってくれてありがとう」

垣根「ちゃんとお礼言えるんだな…」

麦野「どういう意味?」キュィィィィン

垣根「すいまっせーん」

上条「特に怪しい事は無かっただろ?」

麦野「まだ1日しか経ってないからわからないわね」

一方「何偉そうに言ってンだ、自分は何もしてねェだろ」

上条「アクセラレータ、思った事をすぐ口に出すと損するぞ」

一方「そォだな…」

垣根「もうしゃべっちゃったけどね」

麦野「全くよ」キュィィィィン

一方「悪ィ悪ィ」

垣根「案外素直だな」

一方「一回黙れ」ガシッ

垣根「…ゴメン…だから離して…」

上条「シミにならねーだけマシだろ」

麦野「本題に入っていい?」

垣根「ああ、忘れてた」

上条「完全にボケ合戦になってたな」

麦野「なんかやっぱり浜面がなんかやらかしてるような気がするの」

一方・上条・垣根「…」

垣根「お…俺もそんな気がしてたんだよ」

麦野「そうよね」

上条「あいつバカだろ!!」ヒソヒソ

一方「元からだ」ヒソヒソ

上条「普通あんなこと言うか?」ヒソヒソ

一方「アイツは普通じゃねェンだ」ヒソヒソ

725: 2011/07/25(月) 21:28:40.94 ID:vNxjwJ0E0
上条「それで俺達はどうしたらいいんだ?」

麦野「それもついでに調べてほしいの」

一方「もしホントにやらかしてたらどォすンだ?」

麦野「私にもわからないかな…」

上条「浜面の事大好きだからな」

麦野「べ…別にそんなんじゃない」///

一方「なんで今さら恥ずかしがンだ…」

垣根「今まであんなに浜面大好きって言ってたくせに」

麦野「なんか恥ずかしいじゃない」

垣根「俺もなんか恥ずかしい」

一方「穴があるから埋めてやるよ」ガシッ

垣根「すいません…ごめんなさい…」

上条「じゃあ調べとくから」

麦野「ありがとう」

麦野「じゃあよろしく」スタスタ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

次の日

上条「重大発表がある」

浜面「?」

垣根「浜面…」プルプル

浜面「もう笑ってる奴がいるんだけど」

一方「今は気にすンな」

726: 2011/07/25(月) 21:29:19.53 ID:vNxjwJ0E0
上条「俺達実は麦野に頼まれてお前を調べてたんだ」

浜面「何時から?」

上条「ちょっと前から」

一方「滝壺が家に来た事を知ってたのもそのせいだ」

浜面「麦野に話したのか?」

垣根「話してねーよ」

浜面「…」

上条「滝壺と絹旗の事も話してない」

浜面「なんでそこまでしてくれるんだ?」

垣根「お前をSchoolDaysの誠と同じようにしたくないだけだ」

浜面「俺ってそんなに最低か?」

一方「あァ…なかなかのもンだな」

浜面「案外傷つくな…」

垣根「だけど麦野が気付き始めてるんだ」

浜面「何を?」

垣根「お前が何かやらかした事を」

上条「正確にはお前がキスした事だな」

浜面「マジ?」

垣根「嘘だと思うなら麦野に聞いてこい」

浜面「無理に決まってんだろ」

上条「だから麦野が本格的に気付く前にさっさと謝ろうぜ」

浜面「それだ出来たら苦労してねーよ」

一方「誰のせいでこォなったと思ってンだ」ガシッ

浜面「俺の…俺のせいです…」

741: 2011/07/26(火) 21:22:51.84 ID:9bbWV3uo0
上条「どうするんだ?」

浜面「どうしよう…」

一方「もォ右腕渡せよ」

上条「もしくは左腕だな」

浜面「嫌に決まってんだろ!!」

垣根「正直に謝れよ」

浜面「そうだな…」

浜面「つーか垣根がまともな事言ってる!?」

垣根「俺だってまともな事は言うよ」

一方「10年に一度だろ」

上条「次は10年後か…」

垣根「バカにすんじゃねーよ」

上条「だってバカじゃん」

浜面「やっぱり普通に謝ったほうがいいのかな?」

一方「もォどォでもいい…」

浜面「いや…しっかり考えてくれよ」

上条「大事なのは浜面がどれだけ反省してるかだろ」

一方「それが一番大事だしな」

浜面「そうだな…俺真っ向から勝負する!!」

垣根「右腕のスペアを準備しとかないとな」

一方「しっかりしたスペアにしろよ」

浜面「不吉な話してんじゃねーよ!!」

742: 2011/07/26(火) 21:24:22.18 ID:9bbWV3uo0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

次の日

浜面「…」

一方「緊張してンのか?」

浜面「なんて言ったって麦野だからな」

上条「深呼吸したらどうだ?」

浜面「…」スーハースーハー

垣根「落ち着いたか?」

浜面「まあ…」

垣根「麦野が来るまでまだ時間あるし練習しとくか?」

浜面「ああ」

上条「じゃあ俺が麦野役やるよ」

一方「あァ…」

垣根「じゃあスタート!!」

浜面「麦野…ゴメン!」

一方「いや…軽いだろ」

垣根「せめてごめんなさいだろ」

浜面「そうだな…」

浜面「麦野…ごめんなさい!!」

上条「何が?」

浜面「俺滝壺と絹旗とキスしちまったんだ」

上条「はーまづらあ?」

743: 2011/07/26(火) 21:26:47.11 ID:9bbWV3uo0
一方「まァ落ち着けよ」

垣根「言い訳しろよ」

浜面「言い訳って悪い意味だろ」

垣根「いいから」

浜面「あれは気の迷いだったんだ!!今はお前の事好きだし」

上条「お…俺は別にそんな趣味無いんだからね」///

浜面「テメェに言ったわけじゃねーんだよ!!」

浜面「あと恥ずかしがるな!!気持ち悪い!!」

垣根「浜面はこれ見て頬を赤らめたりしないのか?」ニヤニヤ

浜面「赤らめるわけねーだろ!!」

上条「浜面…」ポッ

浜面「気持ち悪いからやめろ!!」

一方「浜面…」ギロッ

浜面「もはや睨まれてるし!!」

麦野「みんなお揃いでどうしたの?」

浜面・上条・一方・垣根「…」

垣根「浜面…はやく言え!!」ドゴッ!!

浜面「威力考えろ!!普通に痛い!!」

一方「いいから早くしろ!!」バシッ!!

浜面「だから威力!!」

麦野「何のよう?」

浜面「麦野…ごめんなさい!!」ドゲザッ

麦野「何が?」

浜面「滝壺と絹旗とキスしたんだ」

麦野「浜面?」ニッコリ

一方「まず落ち着けよ…」

744: 2011/07/26(火) 21:28:29.60 ID:9bbWV3uo0
浜面「ゴメン!悪気は無かったんだ!!」

麦野「ふーん…」

浜面「あれ?怒ってる?」ヒソヒソ

垣根「この反応は初だな」ヒソヒソ

一方「いいから続けろ」ヒソヒソ

浜面「えーと…麦野さん、怒ってる?」

麦野「怒ってないと思う?」

浜面「ですよね……」

上条「麦野は浜面をどうしたい?」

浜面「え!?」

一方「罰は受けるべきだろ」

麦野「じゃあ私の家で一週間生活して」

浜面「べ…別にいいけど」

垣根「思ったより優しいな」

上条「いや…24時間麦野と一緒だぞ」

垣根「…しんどいな」

麦野「どういう意味」キュィィィィィィン

上条・垣根「ごめんなさい」

一方「じゃァそれで浜面を許すのか」

麦野「別にいいわよ」

垣根「頑張れ」

浜面「人事だと思って…」

麦野「行くわよ」ガシッ

浜面「…」ズルズル

745: 2011/07/26(火) 21:32:37.27 ID:9bbWV3uo0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

数日後

上条「どうだ?」

浜面「なんて言うんだろ…大変だ…」

垣根「怒られた?」

浜面「きっちり2時間コースで怒られた…」

一方「ボコられたのか?」

浜面「毎日きっちり3時間コースでボコられた…」

上条「昔懐かしの拷問具で?」

浜面「ああ…」

一方「自業自得だろ」

上条「まあ麦野から報酬ももらえたしよかったな」

一方「そォだな」

垣根「浜面のおかげだな」

浜面「俺だけ不幸!?」

上条「だからお前のは自業自得だろ」

垣根「普通だったらうれしいもんだろ、彼女と二人暮らしって」

浜面「この生活が楽しい奴はドMだよ!!」

上条「あと数日じゃねーか」

一方「そのまま麦野の部屋で暮らせばいいだろ」

垣根「家も壊れかけだしな」

浜面「ほとんどお前等のせいじゃねーか!!」

ピピピピピピ

上条「なんか鳴ってるぞ」

浜面「外出時間が決まってるんだ…」

浜面「またボコられるのか…」

上条「今度会えるときにメールするからな」

垣根「ああ…」

垣根「テンション低いな」

浜面「つっこむ気力もない…」

上条「じゃあ解散!!」


麦野編  ハッピーエンド

746: 2011/07/26(火) 21:35:16.26 ID:9bbWV3uo0
麦野編は終わりです。

この『浜面「助けてくれ」一方・上条「…」』ですが、次回の削板軍覇編でラストにしたいと思います。

長い間読んで下さってありがとうございました。もしもまだ読んでくれるのならラストの話も読んでくれるとうれしいです。

削板軍覇編は明日の午後9時から更新していきたいと思います。見てください。

747: 2011/07/26(火) 21:37:23.21 ID:rooFgUNJo
おつ!

次で終わってしまうのか
悲しいのう

【禁書目録】浜面「助けてくれ」一方・上条「…」【7】

引用: 浜面「助けてくれ」一方・上条「…」 2