1: 2011/07/07(木) 23:45:06 ID:Q9i/u8..O
一つ、質問をしましょう。

もし今日が世界が滅びる、人類最後の日だとしたら
あなたはどうしますか?


絶望し、嘆き悲しみますか?
普段と変わらぬ姿で生き続けますか?
愛する者と最後の時間を過ごしますか?
全てを投げ捨て、私欲の限りを尽くしますか?



それとも。




今日を人類最後の一日にはさせまいと

一人、孤独な戦いを始めますか――――――?

2: 2011/07/07(木) 23:50:19 ID:Q9i/u8..O
荒廃した広い大地に、2人の男が立っていた。

( ФωФ)「それで終わりか?」

(;'A`)「ハァッ……ハァッ……!!」

畜生、化物め。
俺のラストマテリアル【スターダストリフレイン】を、こうも容易く打ち破るとは。
渾身の力を放った右手は、もう上がらないだろう。

奴の【虚無創成破】を打ち破る方法は、もうない。

どうすれば……やつを打ち砕く事が出来るんだ。

(;'A`)「畜生……!!!」

左手を振り上げる。

3: 2011/07/07(木) 23:54:48 ID:Q9i/u8..O
( ^ω^)「……んぉ?」

いつからかチュンチュンと、雀の鳴き声が聞こえていた。
こそばゆい日差しを受け、寝ぼけ眼を凝らしてみる。


朝だ。

( ^ω^)「なんか変な夢見たお……」

あれはなんだったのだろう?
世界を破滅させんと目論む魔王と対峙する勇者だとか、そんな感じだった。
しかし、えらく中途半端に夢が終わったものだが。

……と、思考する頭より、中身を求める腹に意識が行く。

とりあえず、食事を取るとするか。

フルーツグラノーラでも食べて、朝からエレガントな気分になろう。

4: 2011/07/07(木) 23:58:52 ID:Q9i/u8..O
( ^ω^)「ふぃー……」

時計を見やれば、7時半。
カーチャンが弁当を作ってくれている時間だろう。

とりあえず、下に降りよう……。

( ^ω^)

そうして、重たい足取りで階段を降りた先。

( ゚ω゚)

「……え」

J( ゚ー。)し

カーチャンが血まみれで氏んでいた。

5: 2011/07/08(金) 00:05:59 ID:p6O7YyqkO
(;゚ω゚)「なっ……なんっ……」

(;゚ω゚)「うわあああああああああああああ!!!!」


何故。何故だ。何故カーチャンが氏んでいる?何故。嘘だろ。いやでもこの赤は。目は。なんだこれ。うわ。うわあ。何故?

(;゚ω゚)「……ハッ……ハァッ!!……」

待て。落ち着け。
冷静に考えるんだ。
カーチャンと昨日最後に会ったのは夜の22時。
カーチャンは洗い物をしていた。
そこから僕は2階にあがったが、23時頃に誰かが風呂に入っている音を聞いた。
父や兄弟はいないので、間違いなくカーチャンだ。

(;^ω^)(……つまりカーチャンは間違いなく23時頃まで生きていた。そこから7時現在までの間誰かが頃したんだ。しかし玄関には鍵がかかっている。侵入された形跡もない。)

じゃあ、どうやって。
そう考え始めた時。

カーチャンの氏体の足元に、小さな紙がある事に気付いた。

6: 2011/07/08(金) 00:08:33 ID:p6O7YyqkO
「ツ  ギは オマ   エ ダ」

(;^ω^)「……」

「次はお前だ。」
これは、僕に向けられたメッセージなのだろうか?
それとも、何かを示す暗号だったりするのだろうか?


でもよくわかんないし素人がいじくり回すのもなんか気が引けたから、僕は警察に通報して状況説明してそのまま学校に行った。

7: 2011/07/08(金) 00:13:10 ID:p6O7YyqkO
( ^ω^)「ああ!すがすがしい日差しだお!!」

夏らしさを全面に出す太陽。
その熱に、アスファルトも頑張り返している。
母は氏んだがすがすがしい朝である。思わずスキップしたくなってくる、そんな気持ち良い登校路だった。


……と、そうやってテンションを上げていたら。

ξ;゚⊿゚)ξ「やば、遅刻しちゃうううう!!」

(;^ω^)「うわ、ちょ」


ゴツン、と。


ξ;゚⊿゚)ξ「いたっ!!」

(;^ω^)「ぅおぇっ!」


曲がり角で女の子と正面衝突した。

9: 2011/07/08(金) 00:16:59 ID:p6O7YyqkO
ξ゚⊿゚)ξ「ちょっと!痛いじゃない!!」

(;^ω^)「はぁ?そっちからぶつかってきたんだろうがお」

ξ゚⊿゚)ξ「うっさいわねデブ!あーもう、スカート汚れちゃったじゃない!!さよなら!!」

(;^ω^)「デブ!?あっ!!ちょ、待てやお前!!」

暴言を吐かれた上で女の子はたったと駆けていった。

まったく、母は氏ぬし女とぶつかるし
意外と今日は厄日なのかも知れない。
そんな事を考えていたら、学校についた。

10: 2011/07/08(金) 00:21:21 ID:p6O7YyqkO
一方その頃、魔界では……

( ゚д゚ )

从 ゚∀从

( ゚д゚ )

( ゚д゚ )「……シャコガイ」

从 ゚∀从「イ。イ……か」

从 ゚∀从「……」

从 ゚∀从

从 ゚∀从「ダメだ。もう浮かばないな」


从 ゚∀从「殺せ」


( ゚д゚ )

( ゚д゚ )「お前は、良き強敵(とも)であった」


長きに渡るしりとりが、ここに終止符を打った。

11: 2011/07/08(金) 00:24:11 ID:p6O7YyqkO
わいわい……がやがや……ざわ……ざわ……

( ^ω^)「ん?」

クラスについてみれば、何か騒がしかった。
どうやら、何かイベントでもあるらしい。

( ^ω^)「どうしたんだよ?」

(´・ω・`)「ああ、おはようブーン。なんかね、転校生が来るらしいよ」

( ^ω^)「転校生?」

なるほど。転校生ならばこの騒がしさもわかるだろう。
かく言う僕も、そのワードを聞いて少しテンションがあがっている。

どうだろう。
可愛い子ならいいな。

12: 2011/07/08(金) 00:25:50 ID:p6O7YyqkO
担任「転校生を紹介しまーす」

( ^ω^)「wktk」


担任「じゃあ入ってきなさい」


( ��)

( ^ω^)

( ��)

( ��)

13: 2011/07/08(金) 00:26:50 ID:p6O7YyqkO



そして3年後――――――世界は核の炎に包まれた!!!

14: 2011/07/08(金) 00:28:17 ID:p6O7YyqkO



さらに8年後――――――世界はさらなる核の炎に包まれた!!!

大地は滅び!!
生物は耐え!!
荒廃が広がるのみとなった地球!!



――――――しかし!!

16: 2011/07/08(金) 00:30:03 ID:p6O7YyqkO



――――――そうでもなかった!!!

言うほど世界滅んでないし、人とか全然氏んでなかった!!!


盛った!!!

かなり盛った!!!


実のところ、平和な日常が続いていた!!

17: 2011/07/08(金) 00:33:10 ID:p6O7YyqkO
そして、話は再びブーンが高校生だった頃にさかのぼる――――――!!!


(´・ω・`)「おはようブーン」

( ^ω^)「おはようだおショボン」

(´・ω・`)「ああ、今日はいい事がありそうな気がする」

( ^ω^)「ん?どうしたんだお?」

(´・ω・`)「ふふ、実はね」



(´・ω・`)「朝、行き道でね、綺麗な指輪を拾ったんだ」

18: 2011/07/08(金) 00:36:03 ID:p6O7YyqkO
( ^ω^)「指輪?」

(´・ω・`)「ああ、指輪。これがまた不思議な指輪でね、綺麗な赤色に光輝いているんだ」

( ^ω^)「……」

(´・ω・`)「これなんだけどね。ほら、綺麗だろう?」

そう言い、ショボンは右中指を出す。
そこには確かに、妖しく光る指輪があった。

しかし。

( ^ω^)「……ショボン」

(´・ω・`)「ん?」

(;^ω^)「……僕も今日、似たような指輪拾ったお……」

(´・ω・`)「えっ?」

19: 2011/07/08(金) 00:39:32 ID:p6O7YyqkO
( ^ω^)「まぁ質屋に入れたからいま持ってないんだけどな」

(´・ω・`)「ああ、そう」










(´・ω・`)つy=━「今まで騙していたが、実は俺は秘密結社【G7】のエージェントなんだ。お前には、氏んでもらう」

(;^ω^)「な……」

ショボンの手には、スミス&ウェッソン67型。

単式ピストルだ。

そんな、まさか……ショボン。

(;^ω^)「……ショボン!!!」

20: 2011/07/08(金) 00:42:13 ID:p6O7YyqkO
川 ゚ -゚)「やめるんだショボン!!私はお前が好きだ!!結婚しよう!!」

(´・ω・`)「なんだと!?誰だお前!!でもマジか!!わかったやめる!!結婚しよう!!籍いれよう!!」

( ^ω^)「なんとかなって良かったお」


そして学校が終わり、帰り道。


( ^ω^)「ん?」

ζ(゚ー゚*ζ


……あれは。

21: 2011/07/08(金) 00:44:30 ID:p6O7YyqkO
( ^ω^)「女の子だお」

そうだ。
女の子だ。
男の子ではない。
男の子ではないのだ。


よし、帰ろう。



ζ(゚ー゚*ζ「……明日が試合当日かあ。大丈夫かなあ……?」

23: 2011/07/08(金) 00:49:47 ID:p6O7YyqkO
( ��)「秘密にしていたが俺は火星からの使者」

( ��)「お前を連れて帰るぞ、デレ」

ζ(゚ー゚*;ζ「!!?」

( ��)「У меня есть жено!!!это сок!!」


ζ(゚ー゚*ζ「きゃああああやめて!!ロシア語はやめて!!!私はロシア語を聞くと体が気化する体質なの!!やめて!!」


「そこまでだ!!」


( ��)「!!?」

ζ(゚ー゚*ζ「!!?」

25: 2011/07/08(金) 00:52:40 ID:p6O7YyqkO
('A`)


ζ(゚ー゚*ζ「……」

( ��)

ζ(゚ー゚*ζ「お母さん」

( ��)「おばあちゃん」

ζ(゚ー゚*ζ「なんでここに……」

( ��)「なんでここに……」


('A`)「ふふ、二人よ。こんな都市伝説は知っているか?」







「――――――東京ドームの地下。そこには、最強の人類を決める為の闘いがある」

26: 2011/07/08(金) 00:57:20 ID:p6O7YyqkO
「少年の膝枕」 作詞/作曲 内藤ホライゾン



第一に、君の右手は壊れちゃったのかい?
不安と期待にエア飛行
まったく平和なもんですね

二人はまるで仮設住宅
鎌倉幕府に、こんにちは
二人はまるで仮設住宅
嗚呼さよなら僕らの青春よ

(間奏82秒)


枕が臭い


二人はまるで仮設住宅
はかない花がえげつないほど散りまくる
二人はまるで仮設住宅
めだか、めだか、めだか





( ^ω^)「……さぁ、ニコニコにうpすっか」

28: 2011/07/08(金) 01:01:02 ID:p6O7YyqkO

J( 'ー`)し「アンデッドとして生き返った」

( ^ω^)「そうか」

J( 'ー`)し「我が体が生きし人の血肉を欲しておるわ。今にも貴様に噛みつきたい」

( ^ω^)「待て。そんなもんよりうまいもんを用意してやるよ」

J( 'ー`)し「わかった」

( ^ω^)「さ、料理人の腕がなるぜぇ……!!」


久しぶりに使うか……


俺の最終武器、ティファールフライパン28cm。

29: 2011/07/08(金) 01:03:56 ID:p6O7YyqkO

( ^ω^)「まず、フライパンに油をひく」

さっと、油をフライパンに撫で回させる。

( ^ω^)「そしてニンジンさん、シイタケさん、穴の開いたレンコンさん、ザーボンさん、ドドリアさんを中火で炒める。さっと火が通ったところに、さっき作った秘伝のタレを投入する」

( ^ω^)「そして――――――」



そして――――――

30: 2011/07/08(金) 01:04:45 ID:p6O7YyqkO




そして――――――世界は核の炎に包まれた!!!

31: 2011/07/08(金) 01:07:08 ID:p6O7YyqkO




――――――ような気がした!!!




ξ゚⊿゚)ξ「子供ができちゃった」

(´・ω・`)「本当か?やったな!!」

ξ゚⊿゚)ξ「うん……」

ξ゚⊿゚)ξ「………ち」

(´・ω・`)「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

32: 2011/07/08(金) 01:10:05 ID:p6O7YyqkO

( ^ω^)「ここで一句」

( ^ω^)「し」

( ^ω^)「め」

( ^ω^)「じ」




( ФωФ)「……」

その日、ある有名な詩人が引退を決意した。

33: 2011/07/08(金) 01:10:57 ID:p6O7YyqkO
从 ゚∀从「しかしだな、お前にはまだ隠された秘密があるんだ」

( ^ω^)「えっ?」

从 ゚∀从「それはな」

34: 2011/07/08(金) 01:11:08 ID:p6O7YyqkO


































終わり。

35: 2011/07/08(金) 10:43:26 ID:VW0Em.U60
えっ

37: 2011/07/08(金) 13:03:25 ID:BzNLVkBAO
ひどいな(いい意味で)wwwww

引用: (´・ω・`)急展開のようです