1: 2008/10/16(木) 22:09:51.10 ID:ijF07eON0
勇者「あぁ~だりぃ~魔王討伐とか超だりぃ~」
戦士「勇者殿そのような事公言する物ではないですぞ」
僧侶「そうですよ!明るい未来のため頑張りましょう!」
勇者「ヘイヘイ頑張りますよ~」

魔法使い「・・・。」

魔法使い「・・・。」カタカタ



魔王「あ、メールだ、何々・・・」
魔法使い【勇者やる気皆無、世界絶望的('A`)】
魔王「・・・はぁ、どうしたらいいんだろう」

2: 2008/10/16(木) 22:15:46.11 ID:ijF07eON0
魔王「何とか勇者にやる気を出させたいんだけど、どうしたいいと思う?」

魔物「とりあえず・・・何かエサをちらつかせてみてはどうでしょう?」

魔王「え?エサ?」

魔物「討伐すると奴の好きな物が貰えると言うデマを流すのです」

魔王「おぉ~頭いいね~」カタカタ



魔法使い「・・・。」
【魔王 勇者に討伐すると大好きな物が貰えるって嘘を流してみて!】


魔法使い「・・・困った。」

3: 2008/10/16(木) 22:22:19.51 ID:ijF07eON0
魔法使い(勇者の好きな物は・・・?)


勇者「もう面倒だから帰ろうぜ~」
戦士「勇者殿!そなたは世界の希望ですぞ!そのような事言わないで頂きたい!」
勇者「えぇ~メンドくせぇ~な~」
僧侶「勇者様、世界のために頑張りましょうよ!」
勇者「そうだな~世界のためじゃなく君のために頑張ろうかな!ヒャハハハww」


魔法使い(何となくわかった・・・。)

4: 2008/10/16(木) 22:29:53.79 ID:ijF07eON0
魔法使い「勇者、少し話がしたい」
勇者「あん?なんだよ?」
魔法使い「こちらへ来てほしい」
勇者「あぁ?今忙しいから後にしてくれ!」


魔法使い「っ・・・。」

魔法使い(少し怖かった)

9: 2008/10/16(木) 22:36:18.18 ID:ijF07eON0
勇者「よ~し僧侶ちゃんのために討伐頑張るぞ~!、とヒャハハハww」
僧侶「も~勇者様ったらぁ~」
戦士「勇者殿・・・。」


魔法使い「・・・。」カコカコ


魔王「お、返事か、えぇ~っと・・・」
【魔法使い 不純な動機だがやる気になった様子(-ω- )】

魔王「魔法使いなんて言ったんだろう・・・。」

10: 2008/10/16(木) 22:41:58.10 ID:ijF07eON0
魔王「勇者もやっとやる気を出してくれたみたい」

魔物「ほほぅそうでございますか」

魔王「昔だったらさ『世界は必ず私が救ってみせる!』みたいな暑苦しいのが定番だったのに」

魔物「最近の者はたるんでいる奴らばかりですね」

魔王「文明の発展と共に退化していく物もあるんだね~・・・」

魔物「哀しいものです」

12: 2008/10/16(木) 22:47:39.64 ID:ijF07eON0
魔王「さてと、やっとこさ仕事だっ」コキコキ

魔物「では近くの村を襲撃してきます」

魔王「あぁ、ちょっと待って今回はちょっと違う感じで行こう」

魔物「どのような?」

魔王「ちょっと待ってて」カタカタカタ

13: 2008/10/16(木) 22:53:13.73 ID:ijF07eON0

魔法使い(ん?魔王から・・・?)
【魔王:今どの辺?まだあの村に入ってないよね?】

魔法使い(何故こんな事を尋ねてくるやら?)カコカコカコ



魔王「お、きたきた」
【魔法使い:まだ城周辺をウロウロ(゚Д゚≡゚Д゚) 村には行ってない(´∀`)】

魔王「よしよし、おーいちょっとー!」

魔物「は、何でございましょうか?」

14: 2008/10/16(木) 22:56:36.50 ID:ijF07eON0
魔王「ちょっとさ、あそこの村の住人になりすましてさ
   勇者たち着たらさりげなくコレ勇者に渡してきて!」

魔物「は、はぁ、容易い事ですが・・・よろしいのですか?」

魔王「いいのいいの!このままじゃ体が訛っちゃうからね」

魔物「はぁ・・・かしこまりました。」

魔王「頼んだよ~」

15: 2008/10/16(木) 23:01:23.69 ID:ijF07eON0
勇者「城の周りなんて大して何もねーな~」
僧侶「そうですねぇ~でも仕方ないですよ~」
勇者「雑魚なんて狩っててもつまんねーし」
戦士(くっ、勇者殿はほとんど戦闘に参加してなかったではないか・・・っ!)
勇者「お~ぃ戦士~なんだよ一人だけボロボロじゃねーか、汚ねーな」
戦士「くっ!」


魔法使い「・・・。(戦士哀れ・・・。)」

16: 2008/10/16(木) 23:08:47.25 ID:ijF07eON0
勇者「でもボロボロの方が戦士っぽいぜ!ヒャハハハwwww」
僧侶「戦士さん大丈夫ですか?今回復を・・・」
戦士「ぬぅ・・・かたじけない・・・」

勇者「お~いそんな奴ほっといてさ、ここの村行こうぜ~」
僧侶「は、ハーイただいま~」
戦士「・・・。」

魔法使い「・・・コレ」スッ
戦士「ん?薬草か、すまないな」
魔法使い「別に・・・。」




魔法使い「ッ!!?」
戦士「ん?今のは?」

魔法使い「な、何でもない!」タタタ
戦士「?」

18: 2008/10/16(木) 23:13:51.87 ID:ijF07eON0
魔法使い(常時マナーモードにしておくべきだった・・・。)
【魔王:村に着いたら池の近くに居るの人から物を受け取ってな!】

魔法使い(何故このような事を・・・?まぁ、わ、か、り、ま、し、た(^ω^)っと)カコカコ


魔法使い(一体何があるのだろうか・・・。)

20: 2008/10/16(木) 23:23:19.30 ID:ijF07eON0
魔物(上空)「お!勇者が村に近づいて来てるぞー!」
魔物(村人)「わかった!お前はもう行っていいぞ!では皆さんいつもの感じでお願いしますねー!」

村人一同「はーい!」

魔物「はぁ・・・いくら魔王様の命とは言えやはり気が重い」
村人「どうした?暗ーい顔しちゃって~」
魔物「いやぁ、今回のシナリオはちょっと気が向かなくて」
村人「俺らも驚いたよ~いつもと全然違うんだもん、こんなんでいいの?」
魔物「魔王様も考えです、何かあるはずだと思うのですが」
村人「おっとヤベェ、もうそこまで来てるじゃないか、んじゃ!」

23: 2008/10/16(木) 23:28:23.80 ID:ijF07eON0
勇者「んだよ、何にもねぇしけた村だな~」
僧侶「のほほんとしてていいと思いますよ~」
勇者「お、おぅ俺もちょうどそう思ってたとこ、いい所だよなwww」
戦士(もう何も知らん)


僧侶「こんにちは~」
村人A「やぁいらっしゃい、ここは○○村だよ!」


魔法使い「・・・(忠実w)」

24: 2008/10/16(木) 23:37:26.84 ID:ijF07eON0
勇者「はぁ~あ、もう疲れたから宿に泊まるかぁ~あ」
僧侶「歩きましたからね~」
勇者「戦士!オメェ疲れてるだろう?」
戦士「もちろん」
勇者「じゃぁその辺で寝れば?ヒャハハハハwww」
戦士「ぐぬぅ・・・!」

勇者「じゃぁ俺たち宿に行ってからよ!いこうぜ僧侶ちゃん」
僧侶「え?でも・・・」
勇者「良いんだよ!ほら行こうぜ!ヒャハハハwww」


戦士「行ってしまわれた」
魔法使い「・・・。」キョロキョロ

戦士「どうされた?」
魔法使い「池・・・」テテテ


戦士「行ってしまわれた・・・orz」

25: 2008/10/16(木) 23:44:14.01 ID:ijF07eON0
魔法使い「貴方が使い?」
村人(魔物)「そうですが・・・奴は?」
魔法使い「宿。物は私が貰っておく、貴方は早く帰って休んで。」
村人(魔物)「お気遣いありがとうございます。ではコレを・・・」
魔法使い「コレは!?コレを渡すの?」
村人(魔物)「ハイ。それを渡してください。」
魔法使い「魔王は何を考えているのか・・・」
魔物「私にはわかりません・・・ではよろしくお願いしますね」バササ


魔法使い(何故コレを・・・)

27: 2008/10/16(木) 23:53:08.26 ID:ijF07eON0

魔王「どうやら物が渡ったみたいだね~」
【魔法使い:何故今コレを勇者に渡すのか、理由が聞きたい(・ω・´)】

魔物「届けてまいりました」

魔王「お、同タイミング、お疲れさーん」


魔物「魔王様何故アレを今奴に渡すのですか?」
魔王「言ったじゃんこのままじゃ体が訛っちゃうからって」
魔物「し、しかしそれでは」
魔王「良いったらいいの!もう下がって!」
魔物「はぁ・・・失礼します」

魔王「さぁ~て・・・これから面白くなるかな~」カタカタ




凄まじい眠気がちょっとマジで寝たいぜ・・・

31: 2008/10/17(金) 00:02:50.25 ID:6gTq8KSJ0
ヴーヴー
魔法使い「ッ!!?(バイブレーションはいつまで経っても慣れない)」
【魔王:理由は自分の身体が訛っちゃうからだよ、まぁとにかくよろしく~】

魔法使い(だからと言ってこれはやりすぎ・・・。
     考えても仕方が無いとりあえず宿へ・・・。)


戦士「む!おーい魔法使い殿!」
魔法使い「ッ!?」

戦士「ここに居られましたか」
魔法使い「何?」
戦士「いや、一人で行かれてしまったので心配になったので探しに・・・」
魔法使い「そ・・・。」
戦士「っ!(何故皆私にこんなに冷たいのだ・・・orz)」

37: 2008/10/17(金) 00:14:42.24 ID:6gTq8KSJ0
魔法使い「宿へ」
戦士「あ、あぁ・・・。」


勇者「それでさ~俺がバシッとやってやったわけよ!」
僧侶「そうなんですか~凄いですね~」


戦士「隣の部屋は賑やかであるな・・・」
魔法使い「貴方は早く寝て傷を癒すべき」
戦士「ぐっ、むぅ・・・ではそうさせてもらおう」

魔法使い(まぁコレは勇者に渡せばいいか・・・)


勇者「俺がやらなかったらやばかったね~」
僧侶「勇者様凄ーい!」



72: 2008/10/17(金) 20:09:40.23 ID:lbrMUeD+0
魔法使い「・・・もう朝・・・戦士のせいで寝不足・・・」

戦士「ぐごごがぁごおぉおぉ・・・Zzz」

魔法使い「この際ここで・・・」



勇者「もうあいつらなんて置いて行っちまおうぜ」
僧侶「そ、そんなダメですよ」
勇者「いいよいいよ行こうぜ~」

魔法使い(ん!先に行かれては不味い)


魔法使い「ちょっと待って」
勇者「ぬをぉ!!?」

73: 2008/10/17(金) 20:15:53.90 ID:lbrMUeD+0
勇者「いきなり現れて驚かせんじゃねぇ~ょ」
魔法使い「貴方に渡す物がある」
勇者「あぁ?なんだよ」

魔法使い「コレを・・・」
僧侶「なんですか?コレ?」
魔法使い「よくはわからない、村人に渡してくれと頼まれた、受け取って」
勇者「何か変な物だな」

76: 2008/10/17(金) 20:24:11.01 ID:lbrMUeD+0
勇者「よく見ると凄い色してんな~」
僧侶「わぁ~綺麗ですね~」
魔法使い「・・・。」

勇者「日にかざして見たらスゲェんじゃねぇの?こうやって、ぬお!?」
僧侶「エ!?エ!?なんですか!?どうなってるんですか!?」

魔法使い(早速天にかかげるとは流石勇者・・・)


━光が勇者たちを包み勇者達は姿を消した・・・




戦士「んごぉおぁあ~・・・Zzz」

79: 2008/10/17(金) 20:32:27.04 ID:lbrMUeD+0
魔物「魔王様奴らは早速アレを使ったようです」
魔王「おぉ!そうかそうか!じゃぁもうすぐだね~」

魔物「あそこへ向かわせて一体どうするんですか?」
魔王「いつも通りだよーでもすぐにココに来るように仕向けたけどねー」

魔物「奴らはもうココへ来るのですか!!?」
魔王「そうそう、最近全然体動かしてないからさ
   このままだと訛っちゃうじゃん、だから相手してもらおうとねー」
魔物「それでは奴らが氏んでしまいますよ!」
魔王「だからあそこへ向かわせてからココに来るようにしたんじゃん」
魔物「あぁ・・・なるほど」

80: 2008/10/17(金) 20:39:19.52 ID:lbrMUeD+0
魔物「あそこへ行ってからここへ来て、その後戦うおつもりですよね?」
魔王「んもちろんさぁ」

魔物「殺さないように戦うんですか?それとも頃してしまうんですか?」
魔王「もちろん殺さないように戦うつもりだよ」
魔物「殺さないで戦ってその後どうするのです?」
魔王「えぇ~あぁ~・・・んーっと」
魔物「色々と面倒事が起こると思いますが・・・」

魔王「どうしたらいいんだろう」
魔物「わかりません」

魔王「まぁ何とかなるっしょ、イヤ何とかするよ」
魔物「心配です」

81: 2008/10/17(金) 20:47:31.92 ID:lbrMUeD+0
魔法使い(こんなに早くここへ来るとは思わなかった・・・)

勇者「あぁ~ビックリした~いきなり目の前真白だもんな~」
僧侶「本当に驚きました、あれ?ここは村の宿ではないですね?」
勇者「そうだなーここ何処だろ~?」
僧侶「何だか不思議な感じがします~」

勇者「おい魔法使い!ここ何処だよ何か知らねぇのかよ」
魔法使い「わからない・・・。」
僧侶「あ!あそこ建物がありますよ!何かわかるかもしれないです、行ってみましょう!」
勇者「そうだな~行ってみるか~」

83: 2008/10/17(金) 20:56:02.43 ID:lbrMUeD+0
僧侶「ここ一体何処なんですかね~」
勇者「えぇ~そうだな~・・・わかんないな~」

僧侶「魔物が全くいないですね~」
勇者「そういえばそうだね~」

僧侶「妖精とか出てきそうな雰囲気ですね」
勇者「妖精か~出てきたら面白いだろうなw」

僧侶「あそこで何かわかると良いですね」
勇者「あぁそうだね」

僧侶「わ、この花凄い綺麗ですね!」
勇者「あ、あぁそうだね」

僧侶「わ、この木綺麗な実がなってますね!」
勇者(もうウゼェよ・・・)


魔法使い「・・・。」

84: 2008/10/17(金) 21:06:19.95 ID:lbrMUeD+0
僧侶「やっとたどり着きましたね!」
勇者「そうだね~(ハァ色々と疲れた)」

勇者「デカイ門だな~よし入ろうか~」


僧侶「わ!何ですかここ!?」
勇者「何だここ、それに何だこいつらは!?尻尾も生えてるし耳がなげぇ!」

魔法使い(あぁ・・・懐かしい)


僧侶「とりあえず声を掛けてみます!あの~」

異世界人「ここは△△村よ、あなたたち何処から来たの?」


魔法使い(忠実ww)

87: 2008/10/17(金) 21:15:16.93 ID:lbrMUeD+0
勇者「あぁ~来たのはいいけど、何処に行きゃぁいいんだぁ~?」
僧侶「困りましたね、どこへ行きましょうか」
魔法使い「・・・。(こういう時は戦士がビシッと言う筈・・・戦士は何を・・・)」


魔法使い(っ!!!?戦士が居ない!!?)


勇者・僧侶「困ったな~」

89: 2008/10/17(金) 21:24:48.42 ID:lbrMUeD+0
魔法使い(戦士がいないなら私が・・・)


魔法使い「あそこの建物へ入ってみては?」
勇者「何だよ急に」
魔法使い「何かがわかるような気がする」
勇者「あぁ?何言ってるんだよお前」
僧侶「まぁここに居ても仕方ないですから行ってみましょう?」
勇者「おぉ、そんじゃ行ってみようか」

魔法使い(こういうのは疲れる・・・戦士は今何を・・・)




戦士「いじめないで!僕悪いスライムじゃn・・・ムニャムニャ」

91: 2008/10/17(金) 21:30:10.79 ID:lbrMUeD+0
魔王「今頃村について女王とあってる頃かな?」
魔物「いきなり女王の所へ奴らを送って女王は驚かれないでしょうか?」
魔王「大丈夫大丈夫、連絡はとっくにしてあるから」
魔物「ハァ、そうですか」
魔王「早く来ないかな~体ほぐしておこうかな」




勇者「しっかし、幻想的っつーか何つーか、変なとこだよな~」
僧侶「そうですね、本当に不思議な所です」

魔法使い「・・・。(いつ見ても美しい世界)」

92: 2008/10/17(金) 21:35:28.91 ID:lbrMUeD+0
勇者「よ~し着いたぞ」
僧侶「建物の外観も凄く綺麗で、それでいて不思議な感じで、夢を見てるような気がします」
魔法使い「綺麗・・・。」

勇者「さっさと行こうぜ~」ツカツカツカ



一同「うわぁ・・・」


僧侶「凄く綺麗、本当に綺麗!」
勇者「ホント何だここ」
魔法使い「・・・。(あぁ戦士にも見せてあげたかった)」

95: 2008/10/17(金) 21:39:35.90 ID:lbrMUeD+0
謎の声「旅人よどうぞ奥の部屋へ来て下さい・・・」


勇者「へぇ!?何だ今の声!?何々!?」
僧侶「え?今のは一体?」
魔法使い「奥の部屋・・・。」


勇者「ぁ、あぁ行くべ」
僧侶「この先に一体何があるんですかね?」





戦士「むぅ・・・随分と寝てしまっていたようだ・・・」

98: 2008/10/17(金) 21:47:24.47 ID:lbrMUeD+0
戦士「魔法使い殿はもう外へ行かれたようだな」

戦士「しっかりと睡眠も取れたし体調もバッチリだ、みんな外に居るのか?」ガチャ

戦士「おや?居ないな?」

戦士「すまない、勇者殿たちは何処へ行かれたか知らぬか?」
村人A「やぁいらっしゃい、ここは○○村だよ!」


戦士「・・・。いやそうではなくて」
村人A「やぁいらっしゃい、ここは○○村だよ!」

99: 2008/10/17(金) 21:53:48.85 ID:lbrMUeD+0
戦士「困ったな・・・。あぁすまないそこ行くご婦人」
村人B「いやぁ~最近物騒な世の中になったね~あたしはこの先不安だよ」

戦士「そうですな、少し尋ねたい事があるのだがよろしいかな?」
村人B「いやぁ~最近物騒な世の中になったね~あたしはこの先不安だよ」


戦士「・・・。」


戦士「あぁ、そこの少年!」
子ども「ひがしのはやしにはへんなこやがあるんだ!」

戦士「おぉそうなのか、聞きたいことがあるのだが」
子ども「ひがしのはやしにはへんなこやがあるんだ!」



戦士「(´・ω・`)」

100: 2008/10/17(金) 21:58:43.70 ID:lbrMUeD+0
戦士「勇者殿たちは何処へ行ったのか・・・東の林・・・行ってみるか」

村人(ありゃ勇者一行の戦士?ちょっとアイツに連絡してみるか)






魔物「ん?」
【村人:勇者は旅立ったのに村に戦士が居るんだけど・・・】

魔物「魔王様ー!!!」

魔王「わ!どうしたの!?」
魔物「戦士が勇者達に置いていかれたようです!!」

魔王「エェ!!?ちょっとソレ本当!?」
魔物「ハイ、嘘、偽り、全くございません」

魔王「あぁ~参ったな~」

105: 2008/10/17(金) 22:12:12.37 ID:lbrMUeD+0
魔王「まぁ・・・来るべき時が来るまで何もせず放って置こうか」

魔物「は、はぁ・・・少し可哀想な気がしますが」

魔王「大丈夫だって、きっとw」

魔物「かしこまりました、失礼します。」



魔物「返事返事っと」カコカコ



村人「おぉ~返事か」
【魔物:とりあえず放っておいてください】

村人「おいおいちょっと可哀想過ぎやしないかい?まぁ仕方ないか」



戦士「ヒガシ・・・・・・ヒガシ・・・・・・ヒガシヘ・・・・」フラフラ

109: 2008/10/17(金) 22:19:08.43 ID:lbrMUeD+0
勇者「この部屋・・・だよな?」
僧侶「きっとそうだと思います。」


謎の声「さぁどうぞ中へ」


勇者「ヲホォゥ!?」ビクンッ!
僧侶「キャアァァッ!!」

魔法使い「・・・。(wwwwwwwwwwwwww)」



勇者「あぁ・・・び、びっくりしたぜ」
僧侶「私もです(勇者様の驚きように)」
魔法使い「・・・。(あの驚きようは異常)」

114: 2008/10/17(金) 22:26:52.80 ID:lbrMUeD+0
勇者「気を取り直して入るぞ・・・」ガチャ

勇者・僧侶「うわぁ・・・更に凄い・・・」
魔法使い「・・・。(また物が増えてる)」

僧侶「あ、あそこに人が」

???「良くぞいらっしゃいました、さぁどうぞ私の近くへ」

僧侶「あ!あの声と同じ!と言う事はあの声の主は貴方ですか?」
勇者「アンタは一体何者なんだ?」

女王「ハイ声の主は私です。私はこの世界の女王でございます。」


勇者(何て綺麗な人なんだ、たまんねぇ)

117: 2008/10/17(金) 22:34:03.91 ID:lbrMUeD+0
女王「貴方が・・・勇者様ですね?」
勇者「ハ、ハイ!自分が勇者です!」


女王「そして、僧侶さんと魔法使いさんでよろしいですね?」
僧侶「あ、はい」
魔法使い「・・・。」コクリ


女王(魔法使い久しぶり~☆)ヒラヒラ
魔法使い「・・・。」イラッ
女王(おぉ~怖っwww)


女王「んん、では、話に戻りますね」

122: 2008/10/17(金) 22:42:32.85 ID:lbrMUeD+0
女王「聞きたいことが色々とあるでしょうね、私にはわかりますよ
    まず、ここはあなた達のいた世界とは全く別の世界です」
勇者「あぁ~やっぱり」

僧侶「じゃぁなんd」
女王「なんで自分たちがここへ来たのか・・・ですね?
    あなた達がここへ来た理由は一つです」
僧侶「なんですか?」


女王「それは『運命』です(決まった・・・!)」

魔法使い「・・・。」

124: 2008/10/17(金) 22:50:11.98 ID:lbrMUeD+0
女王「あなた達が生まれた時からここへ来る事は決まっていたのです」

勇者・僧侶「そ、そうなんですか」ゴクリ

女王(ふふふww驚愕してるwww)

魔法使い「・・・。」イライラ


女王「来る事も決まってれば、する事も決まっています、そう『運命』によって」
僧侶「い、一体私たちは何をするのですか?」
女王「それはこちらでお話しましょう、ちょっと!」


異世界人「ハッ、何でしょうか」
女王「この方達をあの部屋へ」
異世界人「かしこまりました。どうぞこちらへ」


女王「魔法使いさん、あなたは少しお待ちを・・・」
魔法使い「・・・。」コクリ

127: 2008/10/17(金) 22:55:34.72 ID:lbrMUeD+0
女王「もう行った?」ボソボソ
魔法使い「行った」ボソ


女王「も~魔法使い~久しぶり~www」ガバッ
魔法使い「とても不快、色々と痛い」

女王「あぁゴメンネ~色々と装飾品つけてるからwww」
魔法使い「冠の先が一番痛かった」

女王「いやぁ~驚いたよ~いきなり来ちゃうんだもん」
魔法使い「自分としても予想外」
女王「いきなり魔王からメールが着てさ
    【勇者たち送り込むからよろしく~】だもん本当に驚いたよ~」

129: 2008/10/17(金) 23:01:43.22 ID:lbrMUeD+0
女王「しかも【いつもの様にしたらこっちに送って】だって」
魔法使い「え?そうなっているの?」

女王「あれ?魔法使い知らなかったの?んまぁいいやそういう事なのよ」
魔法使い「ここに来るのも早過ぎるし、まして魔王の所へ行くなんて」

女王「まぁ良いんじゃないの?魔王がうまーくやってくれるんでしょ、きっと」
魔法使い「今アレやった所で全然効果が無いと思われる」
女王「私もそう思うけど、魔王が待ちきれないんでしょ」

131: 2008/10/17(金) 23:06:16.76 ID:lbrMUeD+0
女王「そう言えば普通は4人で来るはずなのに、一人足りないよね?」

魔法使い「・・・戦士は○○村に忘れてきた」

女王「ちょwwwwwひどいwwwww
    え?何で?何でなの?嫌われてるの?嫌いなの?www」

魔法使い「けして嫌いとかそういうのではない、詳しく話すと・・・」




女王「あぁ~なるほどね~まぁ何と言うか~可哀想wwww」
魔法使い「ここへ呼ぶ事は可能?」
女王「ん~ちょっと難しいな~出来なくもないけど~・・・だるいwww」

132: 2008/10/17(金) 23:16:29.02 ID:lbrMUeD+0
魔法使い「可能ならしてほしい」
女王「まぁまぁいいじゃん、それよりさ今何してるかこれで覗いてみようよwwwwww」
魔法使い「んむぅ・・・。」

女王「よーしこいこい・・・よーし、お!見えてきた、どれどれ~」


【戦士「ヒガシノハヤシノヘンナコヤ・・・ヒガシノハヤシノヘンナコヤ・・・」ズルズル】


女王「ちょwwwwwwwこれはひどいwwwww」
魔法使い「・・・。」


【戦士「ヒガシノヘンナコヤヒガシノヘンナコヤ・・・」
 魔獣「ガオー!」
 戦士「邪魔をするなぁーー!!!!」ズバババ
 魔獣「グオー!(めっちゃ強ぇぇ)」
 戦士「ヒガシノヘンナコヤヒガシノヘンナコヤ・・・」トボトボ】


女王「見ちゃいけないものを見たような気がする」
魔法使い「同感」

136: 2008/10/17(金) 23:32:29.25 ID:lbrMUeD+0
魔法使い「アレはある種の極み」
女王「ま、まぁ行きましょうか、二人とも待ってると思うから」

魔法使い「・・・。」コクリ


―テクテク

女王「とりあえずコレ渡しておくね、いつか何処かで戦士さんに会ったら使って」
魔法使い「わかった」
女王「アレを見る限り必要無さそうな気がするけど~よろしくねぇ~」ギュ
魔法使い「痛い」



女王「さーて着いた、じゃぁいつもの感じでパパッとやっちゃいますか~」
魔法使い「お願いする。」

137: 2008/10/17(金) 23:39:05.11 ID:lbrMUeD+0
―ガチャ

女王「お待たせ致しました」

勇者「あぁ~やっと来た」
女王「お待たせして申し訳ございません」

僧侶「ここの部屋で一体何をするんですか?」
女王「ふふふ、それはですね」


女王「あなた達に生まれ変わっていただきます」

勇者「え?生まれ変わる?・・・よくわからないな~」
僧侶「生まれ変わるって、私たち氏ぬんですか?」

女王「いえいえ、新たな自分に生まれ変わっていただくのです」

140: 2008/10/17(金) 23:46:12.31 ID:lbrMUeD+0
女王「新たな自分に生まれ変わるとは、今までより数段強くなった自分になると言う事です」

勇者「え!マジッスか!それスゲェwwww」
僧侶「本当にそんな事が可能なんですか?」

女王「ハイ、もちろんです、このツボに入っている秘薬を使えば可能なのです
    新たな自分に生まれ変わりどうか魔王を討伐してください!」

勇者「おぉwこんなに美しい人に頼まれたんじゃ~断れないな~任せてくださいよ」
女王「ありがとうございます!(こいつウザイな~)」


女王「ではさっそく・・・」

141: 2008/10/17(金) 23:54:24.51 ID:lbrMUeD+0
女王(覚悟の分だけ強くなるんだけど・・・この勇者に効果あんのかな~?)

―キラキラキラキラ

僧侶「ぁ!何だか凄く力が溢れてきてます!わわ!凄い!」
勇者「ん?え?あぁ・・・何か凄い強くなった気がするよ!」
魔法使い「・・・。(この薬桃の臭い強すぎ)」

女王(僧侶がこの時点でここまで覚悟出来ていたとは意外ね、驚くほど強くなってる・・・勇者は案の定か)

女王「いかがですか?生まれ変わった自分は?」
僧侶「ハイ!これなら魔王にも負ける気がしませんよ!」
勇者「何か凄く良いですね」
魔法使い「良好」

142: 2008/10/18(土) 00:01:44.93 ID:VheVahA90
女王「皆さん良さそうですね、ではこちらの魔方陣へ」

僧侶「この魔方陣は?」
女王「魔王のいる所へ通ずる魔方陣です」
勇者「エェ!?魔王の所へ!?」

僧侶「大丈夫です!今のこの状態ならきっと負けませんよ!」
勇者「あ、あぁ・・・そうだな」

魔法使い(明らかに勇者はパワーアップしてない・・・)


女王「そうだ、お二人は少しここでお待ちください。勇者様こちらへ来ていただけますか?」
勇者「え?あぁ~ハイ。(なんだ?告白でもされんのか?ヒャハハwww)」

147: 2008/10/18(土) 00:12:04.69 ID:VheVahA90
女王「少し失礼しますね」さわっ
勇者(おぉぉ!!?ヤバイ何されんの?何されんの?www)

女王(勇者の魂はしっかりあるのに周りに邪魔な者がたくさんあるのか・・・でも取り除けないな~)

女王「ありがとうございました、どうかどうか魔王を討伐してくださいね」
勇者「任せてくださいよ!大船に乗ったつもりでいてください!www」




僧侶「今の私たちならきっと魔王を討伐できますよね!」
魔法使い「恐らく・・・。」
僧侶「絶対に出来ますよね!ね!ね!」
魔法使い「恐らく・・・。」
僧侶「戦士さんもそう思いますよね!」

シーン・・・



僧侶「あぁぁぁーーーー!!!!!」

148: 2008/10/18(土) 00:18:56.05 ID:VheVahA90
僧侶「大変です!!戦士さんがいません!!」
魔法使い「これは大変(やっと気づいた・・・)」

女王「お待たせいたしました~」
勇者「お~うお待たせ~」


僧侶「大変です勇者様!!!戦士さんがいません!!!!」
勇者「え!?あ、本当だ・・・」

女王(今頃気づいたのかーい♪ハハハハ)

僧侶「一体何処で逸れてしまったんですかね?どうしましょう・・・」
勇者「え~っと何処だっけな~わかんね~や」
僧侶「あぁ一体どうしたらいいんでしょうか・・・」

勇者「アイツの事は忘れよう」

149: 2008/10/18(土) 00:25:43.66 ID:VheVahA90
一同「え!?」

勇者「探している時間は勿体無い、俺たちには世界を救うという使命があるんだ」

僧侶「でも勇者様・・・」

勇者「今は一秒でも惜しい、いち早く魔王のもとへ行き討伐する事が最優先だ」

僧侶「わ、わかりました・・・。」

魔法使い「・・・。」

勇者「皆も辛いと思うけど俺も辛いんだ・・・
    (アイツウザかったからな、素晴らしい言い訳だぜwww)」

女王・魔法使い(こいつもう駄目だ)

150: 2008/10/18(土) 00:31:19.91 ID:VheVahA90
女王「では・・・こちらの魔方陣の上に」

女王「それでは皆さんどうか魔王を討伐してください!」
勇者・僧侶「お任せください!」

魔法使い「・・・。」ヒラヒラ

女王「それではよろしくお願いします!」


―シュンシュンシュン



女王「ねぇ?見た見た?魔法使い最後に手振ってたよwwwww」
異世界人「ハイしっかりと見ました!」
女王「たまにああいう事するからめちゃめちゃ可愛いんだよね~wwwww」
異世界人「そういうの凄いわかりますw」


女王「脳内フォルダにしっかりと保存しておこう。
    あ、そうだ魔王にメールしなきゃね~」カコカコカコ

153: 2008/10/18(土) 00:46:06.87 ID:VheVahA90

魔王「おぉ~女王からのメールだ~」
【女王:とりあえずいつもの通りにしておいたけど勇者はアレだった
     まぁする事したし言われたとおりそっちに送ったからよろしく~(^ω^ )】

魔王「あぁ~アレだったか~まぁでも少しは楽しめるかな?」

魔物「どうやら奴はパワーアップしなかったようですね」
魔王「一応したみたいだけど~・・・ダメかな~?」

魔王「まぁこっちに送られてくるみたいだし、場所作ろうか!」
魔物「え?場所を作る?」
魔王「戦う場所だよ~ここはあんまり汚したくないからね~」

魔王「皆!場所作るから手伝だって!!」
魔物たち「ガッテンだーい!」

魔王「何かワクワクしてきたな~」





━ちょっと小休憩してきます、適当に感想いただけると凄いウレシイです

165: 2008/10/18(土) 01:12:17.10 ID:VheVahA90
魔王「よーしじゃぁA班はこれを作って~B班はこれね~C班はこれを~以上!では各自サボらないように!」
A班・B班・C班「了解でーす!」

魔王「フフフンフ~ン♪」
魔物「魔王様物凄く上機嫌ですね」

魔王「いやぁ~だってさ久々に戦闘できるし、それにこういうのって何か文化祭みたいで良いじゃん♪」
魔物「戦闘は良くわかりますが、文化祭と言うのはわからないですね・・・」
魔王「皆であーだこーだ言いながらワイワイガヤガヤ準備するのが良いって事!」
魔物「は、はぁ」


魔王「普段はあんまり話さない人同士でもこれをキッカケに仲良くなったりさ
    ちょっと気になるあの娘と共同作業とか・・・いやぁ~たまらんね~♪」
魔物「何だかよくわかりません」





━感想ありがとうございます

167: 2008/10/18(土) 01:19:10.00 ID:VheVahA90
魔王「そうだな~例えばあんな感じ」
魔物「え?」



魔物(♂)「オイ、それ重いだろ俺が持ってやるよ」
魔物(♀)「え、へ、平気だよ~」
魔物(♂)「良いから貸せって!手が痛くなったりしたら困るからな」
魔物(♀)「あ、ありがとう・・・////」



魔王「どう?いいでしょ?」
魔物「よくわかりません」

169: 2008/10/18(土) 01:25:12.20 ID:VheVahA90
魔王「まぁいいや、ちゃちゃっとやっちゃおーう」
魔物「ハイ」


―カンカントントン

魔物A「オーイ、釘取ってくれよ~」
魔物B「これか?ホレ気をつけろよ~」
魔物A「おぉ~さんきゅ~」



魔物C「ねぇこれってさ、こうでいいの?」
魔物D「ん~こっちが~こうなればいいんじゃない?」
魔物C「あ、なったなったOKOK」




魔物E「行くぞ!大リーグボール45号ぉ!」
魔物F「うっしゃぁ来いやぁ!」
魔王「おーいサボるな~ちゃんとやれ~」
魔物E・F「サーセンwwwww」

172: 2008/10/18(土) 01:32:38.89 ID:VheVahA90
魔王「あり?ガムテープ切れちゃった・・・」
魔物「あ、こっちは接着剤が切れてしまいました」


魔王「仕方ない、買出し行ってくるか~何か他にいるもんある~?」

魔物C「赤のマジック~」
魔物B「ホッチキスの芯!」
魔物A「買出しついでにドライバーあったら取ってきてよー」
魔物E「俺コーラ!」
魔物F「じゃぁ俺ファンタグレープ!」


魔王「何か変なの混じってるな~・・・」



魔王「って!何で魔王直々に買出し行かなアカンねん!」



一同「アハハハハハ」

174: 2008/10/18(土) 01:40:31.91 ID:VheVahA90
魔王「よーし大体完成したね~」
魔物「中々良い物が出来ましたね」

魔王「皆ーどうもねー!後は勇者きたら適当によろしく~」

一同「オオォォォーー!!!」


魔王「さーて後どれぐらいで来るのかな~?」
魔物「そういえば奴らはどの辺に到着する予定なのですか?」

魔王「えぇ~っと・・・どーこだっけな~?」
魔物「場所によっては大群に囲まれてしまう事になりますが・・・」

魔王「ちょっとわからないや、囲まれないような所に来ることを祈ろう」
魔物「はぁ・・・」

176: 2008/10/18(土) 01:48:07.79 ID:VheVahA90
魔王「ちょっと女王にメールで聞いてみるよ」カコカコ




女王「ん?どうしたんだろう?」
【魔王:勇者達はどの辺に着くように飛ばしたの?】

女王「ん~適当に設定しちゃったよ~調べてみよう・・・」カチカチ


女王「あ、こりゃ不味いかも・・・」





魔物「どうですか?」
魔王「ちょっと待って、えーっと・・・」
【女王:不味い所に設定したっぽい(^^;)皆が良く集まってる所らへん・・・】



魔王「良く皆が集まってる所らへんだって・・・」
魔物「オワタ\(^o^)/」

177: 2008/10/18(土) 01:52:46.22 ID:VheVahA90
魔王「とりあえず魔法使いにメールだ!」カタカタカタ


ヴー
魔法使い(ッ!!!?・・・一体何?)
【魔王:ワープの先は皆が良く集まるところらしいんだ、着いたらすぐに臨戦態勢に入ってね!】


魔法使い(女王は何も考えず設定したに違いない・・・)カコカコ



魔王「返事早いな~」
【魔法使い:人生オワタ\(^o^)/】


魔王「ごめんね・・・ちょっと何とかしてみるよ」

179: 2008/10/18(土) 01:58:49.01 ID:VheVahA90
―シュンシュンシュン


勇者「随分と長い間ワープしていたような気がするぜ~
僧侶「ここが魔王のいる所・・・なのですね?」
魔法使い「恐らくそう、いつでも戦闘できるように注意して」

僧侶「わ、わかりました、生まれ変わったとは言え少し怖いですね」
勇者「大丈夫だよ、どうせそんな大群で襲ってくるわけじゃあるまいし~」
魔法使い「あそこ・・・その大群がお出まし・・・。」


僧侶「す・・・凄い数ですね・・・でも負けませんよ」
勇者「あばばばばばば・・・に、にげ、逃げよう!や、や、やられちまう!」
魔法使い「どうやら退路は断たれた模様」


僧侶「・・・囲まれてしまいましたね」


魔物軍団「グオオォォォーーーー!!!!!」

180: 2008/10/18(土) 02:07:57.01 ID:VheVahA90
魔王「あぁ~・・・この雄叫びはやっちゃたみたいだね~・・・」
魔物「思いっきり大群に囲まれてしまったようですね・・・」
魔王「一応手はうってあるんだけど~平気かな?」
魔物「どうでしょうか・・・間に合えばよいのですが・・・」
魔王「祈るしかないね・・・」
魔物「はい。」



魔物軍団「グアオオォォォーーーー!!!!」
魔法使い「来る!」


―ドドドドドド


僧侶「ど、どうすれば良いですかね!?」
勇者「あびゃびゃびゃびゃびゃ・・・・」
魔法使い「・・・。」キョロキョロ

魔法使い「あそこは魔物の層が薄い、あそこを破り他を足止めし、一旦引くべき」
僧侶「わ、わかりました!」
勇者「くぁwせdrftgyふじこlp;」

181: 2008/10/18(土) 02:18:37.01 ID:VheVahA90
―ドドドドドドドドドド

僧侶「とりあえず私達の素早さを上げます!」
魔法使い「足止めをする準備を開始する・・・」
勇者「助けてー!カーチャーン!かぁーちゃーん!!」



僧侶「防御も完璧にしときました!」
魔法使い「足止めをする少し伏せて・・・」
僧侶「は、ハイ!」


━魔法使いが眼を閉じ天に手をかざすと100をゆうに超えた巨大な火の玉が魔物の大群を襲った

魔物軍団「グギャァァァォーーー!」

魔法使い「これで足止めはしっかり出来るはず」
僧侶「す、凄いこれが魔法使いさんの魔法・・・」
魔法使い「まずは逃げることが最優先あそこの敵を蹴散らして逃げる」
僧侶「わかりました!でぇぇぇぃ!」


━僧侶は巨大な竜巻を呼び寄せた!


魔物軍団「ギャオォォー!!」
勇者「ンギャァァァーーー!!!」

183: 2008/10/18(土) 02:27:33.09 ID:VheVahA90
魔法使い「道は開けた!一気に駆け抜ける!」
僧侶「了解です!」
勇者「わうあうわう・・・」

―ダッタッタッタッタ

僧侶「この数一体どれぐらいいるんでしょうか・・・」
魔法使い「恐らく50万はいるはず」
僧侶「あぁ・・・聞くんじゃなかった・・・」




魔王「何とかやれてるみたいだね~」
魔物「やはり魔法使いさんがおりますからね~」
魔王「魔法使いは凄いからな~手助けは無用だったかな?」
魔物「おや?どうやら不味い状況になってますよ?」
魔王「え?」




魔法使い「もう少し離れた所で体制を立てなおす」
僧侶「何とか切り抜けられそうですかね?」

勇者「あわわわわ、、ワァァ!!」ドテッ


僧侶「勇者様!!」
魔法使い「勇者!」

185: 2008/10/18(土) 02:37:19.20 ID:VheVahA90
勇者「うぅあぁぁ・・・」

魔獣A「クカカカカ、この俺様の前で転ぶとはな・・・運のない野郎だ!」

勇者「あぁぁぁぁぁこここ殺さないでぇぇぇぇ」

僧侶「勇者様!」
魔獣B「おーっと行かしはしないゼェ~」


魔法使い「勇者!」
魔獣C「悪いね~魔法使いさ~ん行かせらんないのよ~」

186: 2008/10/18(土) 02:38:30.37 ID:VheVahA90
魔獣A「ククク!さぁ!とっとと・・・くたばりやがれぇぇ!!」グワッ

勇者「あぁぁぁぁぁやばいヤバイもうだめだもう駄目だモウダメダァァーーー!!!」


僧侶「勇者様ーーーーーー!!!!」
魔法使い「勇者ー!!!」




ガキン!!



勇者「・・・・あれ?」
魔獣A「な、何もんだテメェは!」








戦士「私の名は戦士だ!」

190: 2008/10/18(土) 02:47:42.86 ID:VheVahA90
勇者・僧侶・魔法使い「戦士!!!!!」

戦士「勇者殿ご無事ですか!お待たせして申し訳ない!だがもう安心して頂きたい!」

魔獣A「こいつ何をごちゃごちゃと!」
戦士「おっと今は戦闘中だったのだな・・・お喋りは後だ!一気に片付けるぞ!」

僧侶「了解です!」
魔法使い「了解」

戦士「んぅぅぅぅぬおぉぉあぁぁぁ!!!!」ザシュ!
魔獣A「ガハッ!なんて野郎だ・・・」ドサッ

戦士「ぬおぉぉぉぉ!!!」ドカドカドカ
僧侶「ハァァァァ!!」バババ
魔法使い「・・・っ!」ドカンドカン
勇者「す、スゲェ・・・」

魔物軍団「ギギャャャーーー!」

192: 2008/10/18(土) 02:55:36.39 ID:VheVahA90
戦士「ハァ・・・ハァ・・・しかしこの数圧倒的に不利・・・」
僧侶「凄いアレが戦士さんの力・・・」
魔法使い(そうだ、女王からもらった物を振り掛けてみよう)

―キラキラキラ

魔法使い(あぁ・・・桃臭い)
戦士「ぬぅ!?何だこの湧き上がって来る力は!?まるで己の限界を超えたような力だ!」
魔法使い「す、凄い・・・想像を絶するパワーアップ・・・」


僧侶「魔法使いさん!これなら退かなくても行けますよ!」
魔法使い「しかし、体力を消耗する」
戦士「一太刀で終らせて見せよう」

僧侶・魔法使い「!?」

193: 2008/10/18(土) 03:05:08.92 ID:VheVahA90
戦士「我が名は戦士!この戦い終焉を刻む我が一太刀受けてみよ!」


僧侶(あの時私はとても綺麗な光を見ました、そうまるで稲妻のように荒々しくも美しい光を)





魔法使い「流石にこれは言い過ぎだしやり過ぎ・・・」
戦士「大陸の半分以上を消し飛ばした事を・・・本当にすまないと思っている」
僧侶「ま、まぁ魔物の大群もやっつけた事だし良いじゃないですか~」

魔法使い「良いけどやり過ぎ・・・」
戦士「ごめんなさい」


勇者「あばばばばばばば・・・・」

199: 2008/10/18(土) 03:15:03.27 ID:VheVahA90
僧侶「ふぅ・・・ちょっと一息入れましょうか」
戦士「そうだな」
魔法使い「ちょっと疲れた・・・。」
勇者「あ、あ、ああぁ・・・」



僧侶「そう言えば今までどうしてたんです?そしてどうやってここへ来たんですか?」
戦士「ん、私はずっとそなたらを探していたのだ・・・
    宿屋で目が覚めた時にはそなたらの姿はもう無く、色々と聞き込みをし色々な所を探していたのだ」

僧侶「あ、じゃぁあの異世界に行く前にはぐれてしまってたんですね・・・」
戦士「異世界?そのような所へ行っていたのか、どうりで見つからないはずだ・・・」
僧侶「ごめんなさい」
戦士「まぁもう良い事だ」


魔法使い(宿で亡き者にしようとした事を・・・本当にすまないと思っている)

200: 2008/10/18(土) 03:25:58.93 ID:VheVahA90
戦士「村の少年から得た情報を基に村のヒガシにある林を散策していると、情報通りに変な小屋があってな」
魔法使い(あぁ・・・あの時呟いていた言葉はこれなのかな)

戦士「その小屋は何か変だったのだ、何かはわからないが何かが変だったのだ
    中に入ると地下へ通ずる階段があり、そこを下ると洞窟があったのだ」
僧侶「何か壮大ですね~」


戦士「どれぐらい彷徨ったかわからないが、異常に広い空間を歩いていると私を呼ぶ声が急に聞こえたのだ
    その声のほうへ歩いていくと白い光に包まれ気がついたらここへ着ていたと」

203: 2008/10/18(土) 03:33:37.72 ID:VheVahA90
魔王「何とか間に合って良かったね~」
魔物「そうですね」
魔王「でも大陸の半分以上を消し飛ばすのは反則でしょ」
魔物「確かに・・・」

魔王「ま、女王にお礼一応入れておくか~」カタカタ



女王「お、どれどれ~?」
【魔王:何とかなったよ~助かった、どうもサンキューでした】


女王「間に合ったんだ~良かった~」
異世界人「戦士さんのワープ間に合ったんですね」
女王「いやぁ~久々に骨の折れる仕事をしたわ~」
異世界人「お疲れ様でした、ささどうぞこちらでくつろぎ下さい」

206: 2008/10/18(土) 03:40:56.42 ID:VheVahA90
戦士「色々と不可解な事が沢山あったが、また皆に会えたのだ!私は嬉しいぞ!」
僧侶「そうですね!また4人ですね!」
魔法使い「良かった」

勇者「あぁ・・・あのさ、その戦士さっきはありがとう」
戦士「おぉ、勇者殿!いやいや当然の事をしたまででございますよ!」

僧侶「あ、勇者様やっと喋ってくれましたね!」
勇者「ん?え?あ・・・ま、まぁね」


魔法使い「もう平気なの?」
勇者「あ、うん。」

207: 2008/10/18(土) 03:45:47.89 ID:VheVahA90
勇者「まぁそのごめん」
僧侶「え?何がです?」

勇者「いや、まぁ、その、色々と」
戦士「何を言っておられるか」
魔法使い「特に気にすることは無い」

勇者「ん・・・」




魔法使い「・・・。」テテテ
戦士「どちらへ?」
魔法使い「ちょっとそこまで」

209: 2008/10/18(土) 03:52:10.74 ID:VheVahA90
魔法使い(魔王にメールを・・・)カコカコ



魔王「魔法使いからのメッセージ~っと」
【魔法使い:これから一体どうするつもり(?_?)】

魔王「んーそろそろ行くかな~」
魔物「行かれるのですね」
魔王「どうしよう、どれ着ていこうかな?」
魔物「すぐに脱いでしまわれるなら、どれも変わらないかと・・・」
魔王「そだね~」




ヴー
魔法使い「ん・・・。」
【魔王:そろそろ行くから準備しておいて~】


魔法使い(魔王が来る・・・。)

211: 2008/10/18(土) 04:00:35.43 ID:VheVahA90
魔王「さて、じゃぁあの広場へ行くかなっと」
魔物「お気をつけて」
魔王「あ、その前に皆を呼ばなきゃ・・・んんっ!」



━聞こえるか勇者一行よ!━

僧侶「え!?何これ!?」
戦士「ぬ?何処から聞こえてくるのだ?」
勇者「お?おぉ?」
魔法使い「・・・。(魔王か)」


━お前たちをこの私直々に葬ってくれる!━

僧侶「遂に・・・ですね」
戦士「あぁ遂にだな」
勇者「怖いな~」
魔法使い「・・・。」

212: 2008/10/18(土) 04:03:53.47 ID:VheVahA90
━特別な場所を用意した!招待してやろう!━

僧侶「え?キャァ!」
戦士「ぬぉ!?」
勇者「わわわわ!」
魔法使い「とととっ」


―ヒューーン




僧侶「ここは?」
戦士「何だか妙な所だ・・・」
勇者「魔王がいるのかな」
魔法使い「・・・(これは手作り?)」

214: 2008/10/18(土) 04:10:00.01 ID:VheVahA90
魔王「ようこそ勇者御一行、私が魔王です」

僧侶「・・・あれが」
戦士「魔王か・・・」
勇者「魔王」
魔法使い「・・・(スポットライトなんかつけちゃって)」


魔王「どうです?ここの内装は?率直な感想をどうぞ・・・」

僧侶「どちらかと言えば変!」
戦士「正直なしだな」
勇者「まぁ・・・ハハハ」
魔法使い「可笑しい」


魔王「頑張ったのに(´・ω・`)」

217: 2008/10/18(土) 04:14:33.37 ID:VheVahA90
魔王「さっそくですが私と戦ってください」

―一同武器を構える

魔王「おっと、その前に回復をしてやろう、さぁ全力でかかってくるが良い!」
戦士「かたじけない」
魔王「あ、いやいや、そんなお礼なんて」


僧侶「・・・(実は良い人?)」
勇者「・・・(本当に魔王?)」
魔法使い「・・・(相変わらずカッコつかないな~)」

220: 2008/10/18(土) 04:19:45.25 ID:VheVahA90
魔王「では、気を取り直して・・・ゆくぞ!」

戦士「ヌォォォォォァア!!」

ガキン!!

魔王「いや~凄いね~流石大陸を半分以上消し飛ばした人だ」
戦士「な、何!?」

僧侶「戦士さん下がってください!テェァァァ!」

魔王「わわわ!凄い竜巻!あぁ!!せっかく作った物たちが!」

僧侶「え?そ、そんな・・・?」


魔王「いやぁ~強いね~じゃぁもっと楽しもうか」

222: 2008/10/18(土) 04:23:56.98 ID:VheVahA90
僧侶「そんな・・・全然効いてないなんて」
戦士「流石は魔王!」

魔王「いや、全然効いてない訳でもないけどね」

魔法使い「・・・(言わなきゃ良いのに)」


魔王「さーて、次はこっちからいくよ~」ビュン!

僧侶「え?キャァ!」
戦士「僧侶殿!」

魔王「よそ見してて良いのかな~?」ブン!
戦士「はっ!」

――ガキン!!ギギギ・・・


魔王「おぉ~やるぅ~」

223: 2008/10/18(土) 04:27:27.88 ID:VheVahA90
魔王「よ~し力比べだ~」ググググッ
戦士「ぬ、ぐごぉぉぉぉぉ!!!!」

戦士(何て力だ!耐えるのが精一杯だ!)


―ドカン!


魔法使い「私を忘れないで」
魔王「イタタタ、あ~魔法使い~もう!」





勇者「と、とてもじゃないけど俺には無理だ!」

226: 2008/10/18(土) 04:33:58.56 ID:VheVahA90
魔王「あぁ~やっぱり戦闘って楽しいな~皆強くて助かったよ~」

僧侶「ハァハァ・・・こっちは全力なのに」
戦士「あの余裕とは、流石魔王」
魔法使い「個々に戦っては勝ち目は無い力を合わせるべき」

戦士「しかし、どうやって?」
魔法使い「貴方が前線で戦う、私と僧侶は援護をする」
僧侶「勇者様は?」
魔法使い「はっきり言って戦力にはならない、今はコレしかない」

勇者「っ・・・。」


戦士「仕方あるまい!では、それでいこう!」

魔王「作戦タイム終った~?」

227: 2008/10/18(土) 04:39:38.54 ID:VheVahA90
戦士「ではゆくぞ!」
魔王「おいでおいで~」

僧侶「勇者様・・・」
勇者「・・・。」


戦士「ぬおおりぁぁぁ!!!!」
魔法使い「ブツブツブツ・・・」


魔王「おぉ!さっきより勢いが増してるね!」
戦士「その減らず口黙らせてくれよう!」

魔法使い「ふっ!」
―巨大な火の玉が魔王を襲う!

魔王「わ!わわわわ!」
戦士「ふん!むん!ぬぅん!」

230: 2008/10/18(土) 04:42:37.90 ID:VheVahA90
僧侶「ハァァ!」
―光の矢が魔王を射抜く!

魔王「うわ!」


魔法使い「っ!」
―大きな氷の塊が魔王を襲う!


魔王「うわ!わたたた!」
戦士「そこだぁ!」

―ズバババッ!

魔王「ぐあぁぁ~~!!」

232: 2008/10/18(土) 04:47:52.88 ID:VheVahA90
戦士「完璧な手応え、どうだ!魔王よ!」


魔王「全然ダメ、ダメ過ぎ、ホントもう興がそがれちゃうよ」

僧侶「え?」

魔王「もういいや、結構遊んだよね、もうフルパワーで行っくよ~」


僧侶・戦士「!!!!?」

234: 2008/10/18(土) 04:53:07.56 ID:VheVahA90
魔法使い(あ~もう終わりか~)

魔王「久々のフルパワーだ!ガアァァァァアァッ!!」

僧侶「こ、これは・・・そんな!」
戦士「肌でヒシヒシと伝わってくる・・・コレが魔王の本気!」
勇者「あ、あぁぁぁぁぁ!」

魔王「悪いけどもう終わりにするよ、勇者がずっとそんなんじゃこっちもイライラするんでね」

勇者「くっ!」

235: 2008/10/18(土) 04:57:34.15 ID:VheVahA90
魔法使い(殺さないでよ!)
魔王(平気平気)


戦士「く・・・ウオォォオオォォ!!」ブン!

魔王「ハイざんね~ん」
戦士「ヌオォオォォォ!!」ガキン!

魔王「はぁ・・・やっぱり本気出しちゃうと全然だね、はいドーン!」
戦士「グオォォォォ!!ガハッ・・・」
魔王「ハイ戦士さんしゅうりょ~う」

237: 2008/10/18(土) 05:01:40.36 ID:VheVahA90
魔王「お次は魔法使いさーん♪」
魔法使い「・・・。」イラッ

魔王「まぁまぁそんなイラつかないでよ~っと!」バコ!
魔法使い「くっ!くふぅ・・・」
魔王「ハイ、魔法使いさんもしゅうりょ~う」


勇者「あ、あぁぁぁぁ!!」
僧侶「今手当てを!」


魔王「ハイ、ざんね~ん、回復はさせませーン」ガシッ!
僧侶「キャァ!は、離して!」

魔王「それは出来ないな~」

241: 2008/10/18(土) 05:08:30.64 ID:VheVahA90
魔王「勇者よ、お前は仲間が苦しんでいるのに何をしている!」

勇者「ひぃ!」

魔王「ハァ・・・こりゃダメだね」
僧侶「離しなさい!」
魔王「いて、いててて、ちょ、ちょっとタンマ」


魔王「僧侶さん少し我慢しててね」ボソボソ
僧侶「え?」

魔王「何も出来ない貴様など勇者でも何にでもないわ!」
勇者「くぅ・・・!」
魔王「確かお前は言ったなこの娘のために世界を救うと」
勇者「!!?」
魔王「ならば今、この娘を救ってみせよ!」

243: 2008/10/18(土) 05:13:09.26 ID:VheVahA90
魔王(これでダメなら、もう完璧アウトだな~)

勇者「・・・。」
僧侶「ゆ、勇者様・・・」


勇者「・・・ウルァァ!!」ブン!
魔王「おぉっと!」

勇者「僧侶を!僧侶を放せ!」
僧侶「勇者様!」
魔王(あぁ~や~っと勇者っぽくなったね~)

245: 2008/10/18(土) 05:16:56.26 ID:VheVahA90
魔王「クククク・・・それは出来んな」
勇者「コノヤロぉ!!」

魔王「おっと危ない!」

魔王「僧侶さんちょっと付き合ってもらうよ」ゴニョゴニョ
僧侶「え?」

魔王「フッフッフ!この娘が返してほしければ改めて我が城に来るのだな!」
勇者「な、何!待て!逃げるな!」
僧侶「勇者様!!」
魔王「お城で待ってるよ~ぅ」ピュン!


勇者「僧侶ぉーーー!!!」

246: 2008/10/18(土) 05:21:38.01 ID:VheVahA90
勇者「クソ・・・俺は・・・俺はいったいどうしたら良いんだ」

魔法使い(魔王も妙な事するな~)
魔法使い「う、くく・・・ぅ」

勇者「大丈夫か!」
魔法使い「何とか平気・・・私より戦士の方を」
勇者「あ、あぁ!」

勇者「戦士!しっかりしろ!大丈夫か!?」
戦士「ん・・・ぬぅぅ」

247: 2008/10/18(土) 05:25:10.56 ID:VheVahA90
勇者「戦士、大丈夫か?」
戦士「何とか・・・」

魔法使い「魔王は?」
勇者「僧侶を連れて消えてしまった・・・」

戦士「何と!僧侶殿が連れさらわれてしまったと!」
勇者「クソっ!俺は、何にも出来なかった」
魔法使い「ここにいても仕方ない、一旦退く」
勇者「あ、あぁ」

248: 2008/10/18(土) 05:29:27.01 ID:VheVahA90
戦士「ん?この光は前にも?」


謎の声「聞こえますか皆様?私です」
勇者「この声は!女王様!」

女王「この光へ飛び込み一度私達の世界へ!」
勇者「わかりました、さ、二人とも俺につかまって」
戦士「かたじけない」
魔法使い「ありがとう」

250: 2008/10/18(土) 05:33:39.26 ID:VheVahA90
勇者「どうやら着いたみたいだ」
戦士「何だここは!不思議な所だ・・・」
魔法使い「ここが、異世界」
戦士「あぁなるほど」



女王「大丈夫ですか!?さ!早くこちらで手当てを」

勇者「ありがとうございます!」




戦士「Zzz・・・」
魔法使い「Zzz・・・」
勇者「二人とも無事みたいだな」

251: 2008/10/18(土) 05:38:05.26 ID:VheVahA90
女王(顔つきが以前とまるで別人のように変わったわね・・・)

女王「勇者様少し失礼します」スッ
勇者「?」


女王(あぁ周りの邪魔な物がほとんど無くなって、勇者の魂がドンドン溢れ出て来ている
    これで本物の勇者になれるようね)



女王「魔王との戦いでの出来事は全て把握しております」
勇者「どうしても僧侶を救いたいんです!あいつは大切な仲間だ!」
女王(あ~ら言う事まで全く変わってるのね~)

勇者「お願いします!力が、力が欲しいんです!」

253: 2008/10/18(土) 05:43:39.96 ID:VheVahA90
女王「容易い事です、この秘薬を使えばよいのです」
勇者「え?でもこれ前にも使って効果なかったじゃないですか」

女王「大丈夫です、以前のあなたと今のあなたでは圧倒的に違うので効果がありますよ」
勇者「本当ですか?」
女王「本当ですよ、では・・・」


―キラキラキラ


勇者「ウオォォォ!凄い!物凄く力が溢れてくる!これが・・・凄い」
女王「よかったですね」

257: 2008/10/18(土) 06:00:30.43 ID:VheVahA90
魔王「ふぇ~ぃただいま~っと」
魔物「あぁ、お帰りなさいませって魔王様!その方は!」
魔王「ん?あぁ僧侶さんだよ、訳あって連れてきた」
僧侶「ど、どうも、はじめまして」
魔物「あ、はじめまして」

魔王「ごめんね僧侶さん苦しい体勢をずっとさせてて」
僧侶「あ、いや、大丈夫ですよ、そんなに苦しく無かったですから」
魔王「うん、ごめんね、ちょっとその辺でくつろいでてよ」
僧侶「は、はぁ」

258: 2008/10/18(土) 06:03:12.39 ID:VheVahA90
魔王「あぁ~久々にフルパワー出したから疲れたよ~」
魔物「お疲れ様でした、こちらをどうぞ」
魔王「お!ありがと~僧侶さんにも出してあげてよ」

魔物「どうぞ、僧侶さん」
僧侶「あ、ありがとうございます」

僧侶「・・・」
魔王「大丈夫だって毒とかそういうのは入ってないからさ!」
僧侶「あ、ハイ、ごめんなさい、いただきます」

260: 2008/10/18(土) 06:06:19.25 ID:VheVahA90
魔王「いやぁ~やっぱし疲れたときにはコレだよね~美味しい」
僧侶「・・・」
魔王「あれ?お口に合わなかったかな?」
僧侶「あ、いやそういうんじゃなくて・・・その・・・」

魔王「どうしたの?聞きたいことでもあるの?」
僧侶「ハイ」
魔王「遠慮しないで何でも聞いてよ、答えられる範囲で答えるからさ」
僧侶「は、はぁ、ではお聞きします」
魔王「どうぞ」

262: 2008/10/18(土) 06:10:04.75 ID:VheVahA90
僧侶「どうして私を殺さないんですか?」
魔王「ん~・・・頃す必要がないからかな?」
僧侶「え?な、何でですか?」
魔王「いや~特に理由も無く人を頃すのとか嫌いなんだよね」

僧侶「え、だって私たちはあなたの事を殺そうと・・・」
魔王「あぁ~だってそれは仕方ないことだよ、そういう使命を持ってるんだからね」
僧侶「だからと言って殺されかけたのに危害を加えた人間を生かしておくなんて」

魔王「あぁ~平気平気私は氏なないからね」
僧侶「!!?」

263: 2008/10/18(土) 06:14:32.73 ID:VheVahA90
魔王「多分古い文献とかそういうの読んでるよね?」
僧侶「ハイ、よく読んでいましたが」

魔王「過去に何度も魔王が蘇り、それを勇者が討伐するってのがあったと思うんだけど
    あの過去の魔王も全部私だからね」
僧侶「エエェェェ!?」
魔王「私は氏なないんだ、文献に殺されたとかそういう感じで書いてあったとしても、完全には殺されてないんだ」
僧侶「じゃぁ・・・魔王さんって相当な歳ですよね」
魔王「アッハッハハハ!それは聞いちゃいけないよ」

265: 2008/10/18(土) 06:19:14.37 ID:VheVahA90
魔王「振るかえると色んな勇者がいたね~」
僧侶「は、はぁ」
魔王「でも今回のような勇者は初めてだよ」
僧侶「そうなんですか」
魔王「ホントあんなんでも勇者だからね!困っちゃうよ!」


魔王「勇者ってどうやってなるか知ってる?」
僧侶「え?いや・・・全然わかりません」
魔王「実はね~生まれた時に決まるんだよ~」
僧侶「えぇ!層なんですか!?」

269: 2008/10/18(土) 06:24:14.40 ID:VheVahA90
魔王「勇者の魂ってのがあって、それが生まれる時に身体に入り込むんだ」
僧侶「は、はぁ」
魔王「その魂の行方を女王に捜してもらって、見つけたらちょっと色々いじって
    あの僧侶さんの居た城下町に住ませるんだ、そして生まれて大きくなったら勇者として旅立つ」
僧侶「そんな風になってるんですね、って女王様とは繋がりがあるんですか!?」

魔王「あるよ~だって私もあの世界の住人だし」
僧侶「エエェェ!?」

271: 2008/10/18(土) 06:27:34.52 ID:VheVahA90
僧侶「え!?だって!?その!?えェ!?」
魔王「あぁ、まぁ落ち着いてよ」


僧侶「だって女王様は『どうか魔王を討伐してください』って言ってましたよ」
魔王「うん、それでなんら問題ないよ」
僧侶「だって同じ異世界人なんですよね?どうして?」

魔王「コレにはちょーっと事情がありましてねぇ~」
僧侶「はぁ、どのような?」

274: 2008/10/18(土) 06:32:48.14 ID:VheVahA90
魔王「僧侶さん世界地図って頭に浮かぶよね?」
僧侶「ハイ、浮かびますよ」
魔王「実はその世界地図って本当の世界地図じゃないんだよ」
僧侶「エェ!!?」

魔王「地図の端に行ったら普通反対の端に行くものだよね?」
僧侶「ハイそうですけど」
魔王「僧侶さんの頭の中の世界地図は本当の世界の一部分でしかないんだ、本当の世界は途方も無く広いんだよ」
僧侶「何だか頭が着いていけそうにないです・・・」

277: 2008/10/18(土) 06:38:41.18 ID:VheVahA90
魔王「あーつまり、僧侶さんの頭の中の世界地図の端からはまだまだ世界が広がっていると」
僧侶「何となくわかりました」
魔王「んで、異世界人って言ってるけど、本当の世界で言えば同じ世界の人間なのよ
    逆に言えばこっちの方が本当の世界から見たら異世界になるんだけどね~」
僧侶「え?何故ですか?」
魔王「僧侶さんの知ってる世界ってのは、本当の世界から隔離された世界なの」
僧侶「隔離?一体何故!?」

279: 2008/10/18(土) 06:45:47.76 ID:VheVahA90
魔王「これはね~想像の限界を超えたはるか昔の話になるんだけどね~
    この隔離された世界の場所は、本当の世界から見て物凄く物騒な場所だったの
    それでこの場所の者たちを外へ出しては争いごとが絶えなくなるって考えて、安易だけど隔離しちゃったのよ」
僧侶「どんな風に隔離したんですか?」
魔王「まぁ何と言うか魔法陣的な感じで囲っちゃって~みたいな
    特殊な魔法陣だから魔法陣が見えることもないし
    魔法陣の壁にぶつかっても対角線上の魔法陣の壁にワープするようになってると
    そういう事をして隔離したのよ」
僧侶「ハァ・・・(もう頭が着いていかない)」

281: 2008/10/18(土) 06:50:54.17 ID:VheVahA90
魔王「それでね、ここからが重要な話で」
僧侶「ハイ!」

魔王「隔離したけどもしかしたら外に出てくるかもしれないって事で
    私を含めたまぁ今で言う魔物とか魔獣とか色々な生物で攻め入って
    隔離した場所の生物を根絶やしにしようとしたわけ」
僧侶「え?隔離してるのに出入りできるんですか?」
魔王「まぁ昔はね」


魔王「それでとにかくあまり気乗りはしなかったけどあらゆる生物を頃していったんだけど
    そこで現れちゃったのよ~勇ましい人が今で言う勇者ね」
僧侶「え!そんな前から存在していたのですか!?」

283: 2008/10/18(土) 06:59:47.19 ID:VheVahA90
魔王「初代勇者はさ、本当に凄かったよ~隔離された世界の人々の希望だったね本当に」

魔王「その勇者と対峙した時にまぁもちろん戦ったんだけどさ本当に凄い徳を持ってる人だった」
僧侶「はあ・・・」
魔王「結局戦って自分が勝ったんだけどさ、最後に勇者に恐ろしい呪いをかけられちゃったのよ」
僧侶「え?呪い?」
魔王「この世界で自分は氏ねない、この世界から出られない
    そして次から次へと生まれてくる勇者の魂を持った物と戦い続けなきゃいけない、と」

286: 2008/10/18(土) 07:07:15.13 ID:VheVahA90
魔王「この呪いのせいでこうやって魔王として存在して勇者と戦い続けてるわけ
    最初のうちは新たな勇者が生まれても頃していたんだけど、そうしたらこの隔離世界が破滅寸前まで行っちゃってww
    だから氏ねないけど、戦って殺されるようにしてるんだ~」
僧侶「そうだったんですか・・・」

魔王「自分が殺されることによって世界に光が差すのよ、とても綺麗なね
    だから殺されて殺されて殺されまくってると」

魔王「実はね勇者一行の旅って全部自分たちが陰ながらサポートしてるんだよ?知ってた?」
僧侶「えぇぇ!!?そうなんですか!?」

288: 2008/10/18(土) 07:13:33.73 ID:VheVahA90
魔王「あの魔法使いっているでしょ」
僧侶「ハイ・・・もしかして?」
魔王「そのもしかしてで、自分と同じ異世界人」
僧侶「なるほど・・・」

魔王「実は魔法使いも自分と一緒で同じような呪いにかかってるのよ」
僧侶「もしかして想像を超えた年数生きてるって事ですか?」
魔王「そうなるね、彼女の場合は、この世界で氏ねなくなってるだけなんださ
    実は皆が頃してる魔物と魔獣も皆同じで氏ねないのよ」
僧侶「えぇ~そうだったんですか!?」

魔王「魔王と言うか自分が勇者にやられたら世界に魔物っていなくなるでしょ?」
僧侶「ハイ、アレは一体どうして?」
魔王「アレはね~誰も知らないし見つけられない島に自分も含め身を潜めてるのよ
    で、ある程度の時が経ったら再び現れると」

290: 2008/10/18(土) 07:23:20.36 ID:VheVahA90
僧侶「なんだか・・・魔王さんかわいそうです」
魔王「仕方ないよ~呪いの解き方がわからないからさ~
    だから呪いにしたがって勇者と戦い続けてるさ」

魔王「でも最近は色々とサポートして強い勇者と戦えるから楽しいよ!
    後、今度はこういうシナリオで勇者を強くしていこうとか、シナリオを考えるのも楽しいよ!」
僧侶「そうなんですか・・・」
魔王「今回はすぐに自分と戦わせたけどそういうシナリオも面白いね!w」


僧侶「そういえばどうしてこんな話を私に?」
魔王「何となく話しておこうとと思ったからだよ」
僧侶「そうですか・・・」




魔王「お、魔法使いからだ」
僧侶「なんです?それ?」
魔王「連絡をとりあう機械だよ」
僧侶「へぇ~」

292: 2008/10/18(土) 07:26:40.79 ID:VheVahA90
【魔法使い:勇者パワーアップ(`・ω・´) そちらへまた行く模様┗(^o^ )┓三】

魔王「勇者がパワーアップしてこっちに来るって!」
僧侶「え!?勇者様が!」

魔王「おーい!ちょっとー!」
魔物「何でございましょうか?」
魔王「勇者がまた来るみたい、皆に伝えて!」
魔物「は、かしこまりました。」

293: 2008/10/18(土) 07:32:41.83 ID:VheVahA90
僧侶「勇者様・・・」
魔王「こんな話聞いておいて私とは戦いにくいだろうけど
    やっぱりあっち側につくよね?」
僧侶「そうですね・・・」





勇者「いくぞ皆!僧侶を救うために!」
戦士「ハイ!勇者殿!(勇者殿、やはり貴方は本物の勇者ですな)」
魔法使い「了解(やはり勇者はこうでないと)」


勇者「魔王は必ずこの手で討伐してみせる!待っていろ!僧侶も必ず助け出してみせる!」

295: 2008/10/18(土) 07:39:40.72 ID:VheVahA90
―バタン!

勇者「出て来い!魔王!今度は前のようにはいかんぞ!」




魔王「お、どうやらもう来たみたいだ、よっこいしょっと」
僧侶「魔王さん!また戦って殺されに行くんですか・・・?」
魔王「いやぁ~今回はちょっと違うかな~?」
僧侶「?」


魔王「このまま自分が勇者にやられても世界に綺麗な光は差さないんだよね」
僧侶「どういう事ですか?」
魔王「今の勇者は世界を練り歩いてないからね、勇者の存在が知れ渡ってないんだ
    こんな状況で殺されてもなーんにもならないのよ」
僧侶「ではどうするのですか?」
魔王「まぁ面白いことするから見ててよ」

296: 2008/10/18(土) 07:44:01.60 ID:VheVahA90
―ダッタッタッタ、バタン!

勇者「見つけたぞ魔王!さぁ!僧侶を返してもらおうか!」


魔王「ぉ~結構早かったね~」
僧侶「勇者様!」
魔王「上手い具合にあっち側に行ってもらって良い?」ボソボソ
僧侶「え?あ、ハイ。」

―ダッ!

僧侶「勇者様!」
勇者「僧侶!良かった、無事で本当に良かった・・・!」
戦士「僧侶殿無事で何よりです」


魔法使い(いったい何をするつもり?)(口パク)

300: 2008/10/18(土) 07:49:01.11 ID:VheVahA90
魔王(まぁ面白いから見ててみ)


勇者「さぁ魔王よ、お前の命もここまでだ!」
戦士「貴公の武に負けぬ力を身につけたのだ!負けはしない!」
僧侶「・・・(魔王さん)」
魔法使い「・・・(僧侶にあの話をしたんだ・・・。)」



魔王「悪いね~今この状態ではやられる訳にはいかないんだ~」
勇者「何を言っている!」

魔王「ハイ、ごめんなさいよ~・・・ブツブツブツ」

302: 2008/10/18(土) 07:52:36.67 ID:VheVahA90
魔王「んんむぅぅ!!」ピカッ!


勇者「うっ・・・か、身体の力が無くなっていく!」
戦士「い、今まで漲っていた力が・・・!」
僧侶「あ、体が弱体化していってる・・・」
魔法使い「・・・(なるほどそういう事か)」


魔王「悪いね皆さん今まで得た力を全て0に戻させてもらいましたよ」

勇者「くっくそ!卑怯な!」

303: 2008/10/18(土) 07:57:04.71 ID:VheVahA90
魔王「卑怯でもなんでもないですよ、ちょっと身体の自由も奪っておきますね」

勇者「ぐあぁぁ!!」
戦士「むぅぅぅ!!」
僧侶「ん・・・!」
魔法使い「・・・(痛くないと思ったら思ったより痛い)」


魔王「では・・・皆さんありがとうございました、また会いましょう」

勇者「どういう事だ!うわあぁぁぁぁぁ!!」
━━勇者は光の彼方へと消え去った

戦士「ゆ、勇者殿ぉ!!ぬわぁぁぁぁ!!」
━━戦士は光の彼方へと消え去った

305: 2008/10/18(土) 08:01:01.48 ID:VheVahA90
僧侶「魔王さん!これは一体何をしているの!?」

魔王「えぇーっと、みんなの記憶の一部分をちょっと削ってあの城下町へ帰ってもらってるだけですよ」
僧侶「記憶の一部分って?」
魔王「私に関する記憶やら戦いの記憶です」

魔法使い「魔王、僧侶に全部話したの?」
魔王「あー・・・うん。」
魔法使い「そう、こうする理由がはっきりとわかった」

307: 2008/10/18(土) 08:04:26.52 ID:VheVahA90
魔王「じゃぁ僧侶さんあなたも」
僧侶「・・・」

魔王「記憶を消したらまた私を討伐するたびに出るでしょうね」
僧侶「・・・」

魔王「その時は私も最初から全力で行きますからね、その時はよろしく」
僧侶「・・・」

魔王「またすぐに会えますよ」
僧侶「ずるいですよ」
魔王「え?」
僧侶「そうやって自分だけ色んな物背負って生きていて、ずるいです!」

308: 2008/10/18(土) 08:08:42.73 ID:VheVahA90
魔王「仕方ないですよ、呪いに掛けられてしまったんですから」
僧侶「・・・今度会うまでに、その呪いをとく方法を身につけてます!」
魔王「あまり・・・期待しないで待ってますよ」
僧侶「・・・・。」


魔王「それでは僧侶さん、色々とありがとうございました!」

僧侶「わたしも!ありがとうございました!」
━━僧侶は光の彼方へと消え去った


魔王「ふぅ・・・これで終りましたね・・・いやリセットされただけか」



魔法使い「体が痛い」
魔王「あぁ!ごめんなさいすぐにときます!」

309: 2008/10/18(土) 08:12:52.28 ID:VheVahA90
魔王「それじゃぁまた一行に参加して、いつもの宜しくね」
魔法使い「一向に構わない、でもいいの?」
魔王「いいんですよ、こういうのは慣れてます」

魔法使い「何故あの僧侶に話しをしたの?」
魔王「本当にただの気まぐれです、そう気まぐれ」
魔法使い「そう」

魔法使い「ではあの城下町へ行って勇者の旅に同行してくる」

魔王「よろしくね」

魔物「お気をつけて!」

魔法使い「・・・。」ヒラヒラ
―シュン!

311: 2008/10/18(土) 08:19:29.78 ID:VheVahA90





王「勇者よ!必ずや魔王を討伐してきてくれ!」

勇者「お任せください!世界は必ず私が救ってみせます!」

王「旅に同行してくれる仲間が城下町におるのじゃ、共に協力しあい頑張ってくれ!」

勇者「仲間がいるのですか・・・ありがたいですね、では行ってまいります!」

王「頼んだぞ!」

313: 2008/10/18(土) 08:24:18.09 ID:VheVahA90
勇者「さて、どの人が同行してくれる仲間なのかな・・・?」

??「もし、そなたが勇者殿か?」
勇者「ハイ、私が勇者ですが、どなたですか?」

戦士「私の名は戦士!このたびに同行させてもらう者です!」
勇者「おぉ!!ありがとうございます!これからどうぞ宜しくお願いします!」




??「あの~?もしかして勇者様ですか?」
勇者「ハイ、私が勇者ですが」

僧侶「あぁ良かった~私僧侶です、一緒に旅に行く者です!」
勇者「おぉ!そうなんですか!これからよろしくお願いします!」
僧侶「あぁこちらこそ」

314: 2008/10/18(土) 08:27:02.83 ID:VheVahA90
??「・・・。」
勇者「どうされました?」

魔法使い「魔法使い、一緒に旅に出る」
勇者「あぁ!私は勇者です!これからよろしくお願いしますね!」
魔法使い「よろしく」


勇者「さぁ皆さんこれから共にがんばっていきましょう!」
戦士・僧侶「オー!!!!」
魔法使い「・・・ぉー。」

316: 2008/10/18(土) 08:30:37.04 ID:VheVahA90
魔物「どうやら新たな一行が旅に出た模様です」

魔王「そうですか~早く来ないかな~?」
魔物「魔法使いさんも難なく合流できたようです」
魔王「そうですか・・・良かった。



魔王「アレ?早速魔法使いさんからメールですね」
魔王「えーっと何々?」


【魔法使い:勇者が松岡修三の様 暑苦しい('A`)】


魔王「・・・・。」
魔物「・・・・。」




魔王「どうしたらいいんだろう」




                                        ~fin~

317: 2008/10/18(土) 08:32:13.62 ID:VheVahA90
これでおしまいッス
何か無理くり感が否めないですけど
これでお終いという事で・・・

あぁ俺寝ないでよく頑張った
感想とか暴言とか色々とあったら是非書いてください!

それではどうもありがとうございました!

321: 2008/10/18(土) 08:33:04.11 ID:qxP9vRW00
おつでしたーーーーー!たのしかった!

322: 2008/10/18(土) 08:33:57.69 ID:jomjyLPpO

引用: 魔王「どうしたらいいんだろう」