サターニャ「えっ！？これを持って海外に行くだけで10万円！？」 : SSまにあっくす！

？？？「この荷物を持って海外に行ってある人に渡してくれるかい？」

サターニャ「へ？これを渡すだけでいいの？」

？？？「そう。そしたら遊んできてもいいから、帰ってきたら10万円あげる。」

サターニャ「それって海外旅行できて10万もらえるってことじゃない！！やるやる！！」

サターニャ(ずいぶんでかいキャリーバックね……)

サターニャ「まずは台湾……ね」

検査員「お荷物チェックしますねー」

サターニャ(そういえば何が入ってるのかしら……？)

検査員「ご協力ありがとうございまーす」

サターニャ(何はともあれ…台湾旅行…楽しみだわ…)

サターニャ「はーここが台湾ねー！！外国に行くのは初めてだから新鮮ねー」

サターニャ「そうだ！荷物！渡さないと！！」

サターニャ「えーと……地図地図……」

サターニャ「はい！！サタニキア様が持ってきてやったわよ！！」

受取人「#]％;@★¶§◯◆■」

サターニャ「何言ってるかわからないけど渡したわよ！」

サターニャ「これで自由の身ね！！」

────

そして私はまた日本に帰ってきた

サターニャ「帰ってきたわよ！！」

？？？「お疲れ様。はい10万円。」

サターニャ「やった！本当にくれるの？ありがとう！」

サターニャ(人間界にはこんな楽なバイトがあったのね～ガヴリールにも教えてあげたいくらいだわ～)

？？？「電話番号渡すからまたバイトしたくなったら電話してね！」

サターニャ「うん！おじさんありがとう！！」

サターニャ「うう……また悪魔通販でお金が無くなったわ……」

サターニャ「こうなったら……」prrrrr

サターニャ「あ、おじさん？またあのバイトやりたいんだけど！！」

サターニャ「今度はパリね……」

？？？「よろしく頼むよ」

サターニャ「任せといて！」

？？？「フフフフ…期待してるよ」

サターニャ「また一段とでかいキャリーバックね……」

警察犬「ｸﾝｶｸﾝｶ………ワン！！！」

サターニャ「ひっ！犬！？」

警察官「ちょっときみ、事務室まで来てくれるかい」

───

警察官「君のキャリーバックの裏からこんなものが見つかったんだ」ｼﾛｲｺﾅ

サターニャ「わ、私、知らないわよ！あのおじさんが運べって言っただけで！！」

警察官「言い訳しても無駄だよ。君は運び屋に利用されてたんだ。知らないなんて言ってもそんなの社会じゃ通用しないんだ。」

サターニャ「そんな……じゃあ……」

警察官「残念だけど……逮捕だよ……」

私は社会からドロップアウトしてしまった……

あんなことしなければよかった……

お金が貰えるからって……そんな甘い話なんてなかったんだね……