～お昼～

～ゴールデン街・バー「カマいたち」～

P「いたっちゃん、正月なのに店開けてて大丈夫なの？」ｶﾗﾝ…

いたっちゃん「アラ、そういうピー君こそ、わざわざこんな場末のオカマバーなんかに顔出してるじゃないの」

P「逃げてきたんだよ…有給だってのに呼び出されて酔っ払いの介護だの壁の修理だの…」ﾊｧ…

いたっちゃん「まぁ、たまには息ヌキもいいけどねぇ、ヤキモチ妬かれないくらいにしときなさいよ？オンナノコは怖い生き物なんだから」

P「だからほどほどで帰るつもりだよ…ってかコレ烏龍茶だし」ｸﾞﾋﾞｯ

いたっちゃん「どうせそんな事だろうと思ってアルコールは避けといたのよン」

P「気が利くこって……」

ぷちかれ「ﾋﾟｰｼｬ」ﾎﾞｺｯ

P「げ、見つかった」

いたっちゃん「そろそろお帰んなさいってコトね、ほら、お餅焼いといたから、もぐらちゃん達にわけてやんなさい」

ぷちかれ「ｵﾓﾁｬ! ﾎﾟｰｲ♪」

P「あ～あ、帰ったらまた日常かぁ…」

※Pの有給、終わる。

※未成年も入店可能なオカマバー、カマいたち。

基本年中無休。

何故かアイドルが出入りしてもスキャンダルにならないのはいたっちゃんがとんでもなくあらゆる意味で強いからだとか。

番組DがPに教えたお店のひとつである。

～～～

～そんな日の朝～

ぷちかれE「ｶﾞﾗﾗﾗﾗ」ｺﾞﾎﾟﾎﾟ

P「お、うがいか、偉いな」

ぷちかれE(ｴﾗｲ)

～P帰社～

P「流石にあの酔っ払いどもは居ないか…少しは羽根を伸ばしますかね」

ぷちかれE「ｶﾞﾗﾗﾗﾗ!」ﾄｺﾄｺ

P「お前はもしかしてアレからずっとうがいしてたのか？」

※可愛いところもあるE。

～夜～

～ガード下・イルの屋台～

イヴ『イルお爺ちゃんがおでんに挑戦してみたんですよぉ～♪』

P「と聞いたから食べに来てみたが…これはまた」

番組D「ふむん、トマトにじゃがいも、ウインナー…とするとこの巾着はチーズ入りかな」

イル「ほほ、御名答じゃ」

P「こりゃポトフだよ爺さん」

番組D「おでんとしちゃ確かに違うけど、温まるしボクは好きだねぇコレ」

P「まぁ、確かに……トマト鍋とかもあるくらいッスしね…ぷちかれとか好きそうだなこれ…今度連れてくるよ」

イル「来る者拒まずじゃ、ぷちかれちゃんはアレで金払いがええしの」

P「がめついサンタだなアンタも…」

～～～

～翌日の昼～

ぷちかれ「ﾎﾟﾃ」ｸﾝｸﾝ

ぷちかれ「ｲｲﾆｵｲ」ﾄﾃﾁﾃ

美紗希「ふんふんふふふーん♪」ｸﾞﾂｸﾞﾂ

ぷちかれ「ｿﾚ!」

美紗希「うわぁ！…びっくりしたぁ、なんだぷちかれちゃんかぁ」

ぷちかれ「ﾊﾗﾍﾙ ﾆｵｲ」

美紗希「あ、なら丁度良かったかもぉ♪」

～～

ぷちかれ「ｺﾆｬｸﾆｬ ｻﾄｲﾓ」ｼﾞｭﾙﾘ

美紗希「熱いから気をつけて…ってそっか、ぷちかれちゃんは熱いの大丈夫かぁ」ﾖｿｲﾖｿｲ

P「おー、やってるな、煮食」

美紗希「Pさんごめぇん、先にぷちかれちゃんに味見して貰おうかなってぇ」

ぷちかれ「ｲﾓ♪」ﾓｷｭﾓｷｭ

P「はは、構わんさ、コイツの顔を見りゃ期待値も高まるし、元々俺が無理言ったのが原因だしな」

響子『ええっ、お昼のお弁当足りなくなっちゃったんですか！？』

P『ああ、イル爺さんがまた身ぐるみ剥がされてて仕方なく分けたんだよ』

P「クリスマスじゃなくて良かったなあの爺さんも…」ﾊｧ…

P（にしても屋台を出した矢先にコレってもうそういう星の下に生まれたとしか思えないな…）

ぷちかれ「ｵｲｼｲﾖ ﾋﾟｰｼｬ」ﾓｷｭﾓｷｭ

P「あー、俺も勿論いただくが……後で爺さんにも包んでやってくれないか美紗希」

美紗希「りょーかぁい♪ふふっ、Pさんって何だかんだ顔が広いよねぇ」

P「そりゃま業界人だしな、コレでもよ」

久美子「何だか調子に乗ってるトコ申し訳ないですけど」

P「ん？」

久美子「聞いたわよ、こないだ調子に乗って腰やったって」

P「げっ…」

美紗希「腰？どういう事ぉ？」

久美子「このバカデューサーってば自分の歳考えないから…」

～回想～

P「俺としたことが無茶をしすぎた…あててて」

ユミラウネ「ﾊｯﾊﾟｦｱｹﾞﾖｰ」ﾌﾟﾁｯ

P「薬草が腰に沁みるぜ…」

加蓮「一体何しでかしたの、菜々ちゃんみたいな事になってるけど」

聖來「あー…アイドル時代のダンスをせがんだらその…バク宙で腰をね」

加蓮「だいぶハードな壊し方…」

P「誰にも言うなよ…？あででで…」

加蓮「もしもし久美子さん？Pさんが腰ヤッたから帰りの皆の送迎…うん、うん、はーい」

P「お前なあ…」

加蓮「いいからしっかりな・お・す！」ﾊﾟｼｰﾝ

P「ほぎゃあ！！！」

～～～

～仮眠室～

P「とにかく今日こそは静養するぞ…アイドルも出払ったし…俺が体壊すと加蓮の体にも影響出ちまうんだから…」

～～～

～その事務所の階下～

はすみに「ｺﾞｰｺﾞｰﾚﾂｺﾞｰ♪」

ふぁいともか「ｺﾞｰﾌｧｲ ﾌｧｲｵｰ♪」

はやっち「ﾊｴｯﾁ!ﾉﾋﾞｯﾁ!ｽﾄﾚｯﾁ!」

みかんの木（小）「ﾆｮｯｷﾆｮｷ」

ぷちみお「ﾎｴｰ」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

ぷちかれ「ｵｲｼｲﾖ…」ｼﾞｭﾙﾘ

加蓮「Pさんもしもし？事務所の床からみかんの木生えた」ｽﾏﾎﾂｳﾜ

P『何て？』

※休む間も 与えてくれない 春の日よ

P 心の俳句

おわれ。

愛があるから辛くても。

お目汚し、失礼をば。