1: 2009/02/26(木) 22:37:41.50 ID:Iy2ik92Q0
ピッコロ「ぬ・・うう!!」

ラディッツ「今度はこちらが手本を見せてやろう。ダブルサンデー!!!」
カッ
ピッコロ「ぬぐわああぁぁーーー!!!!」


ラディッツ「フン、口ほどにも無い奴だ。・・さて、カカロットに会いに行くか・・・・」

3: 2009/02/26(木) 22:39:32.82 ID:Iy2ik92Q0
悟空「!!?」

クリリン「どうした悟空?」

悟空「ピ・・・ピッコロ・・?」

亀仙人「ピッコロがどうしたんじゃ?」

悟空「・・!!ク、クリリン、爺ちゃん!離れろ!!とてつもなく強い気が近づいてくる!!!」

クリリン「ええっ!?」

亀仙人「ま、まさかピッコロか?」

悟空「い、いや・・・こいつは・・!」

4: 2009/02/26(木) 22:41:28.39 ID:Iy2ik92Q0
ラディッツ「・・・」

悟空「・・!(こ・・こいつは・・!?)」

クリリン「誰だ・・?こいつ・・ヘンテコリンな格好して・・・」

ラディッツ「・・ヘンテコリンだと・・・?カスが生意気な口を・・・」
ビシッ

クリリン「へうっ」
ドサッ

悟空「ク、クリリン!!おめぇ、よくも!!!」

亀仙人「しっかりせんかクリ・・・氏んでる・・・」

ラディッツ「くっくっく・・・脆い奴らだ・・・」

7: 2009/02/26(木) 22:44:17.19 ID:Iy2ik92Q0
悟空「おめぇ!!よくもクリリンをーーーっ!!!」

ラディッツ「この戦闘力・・やはりお前がカカロットか・・・。久しぶりだな、カカロットよ」

亀仙人「カカロット・・?ご、悟空の事か?」

悟空「!?」

ラディッツ「その通り。貴様は自分がこの地球で生まれたのだと思っているそうだが、実はそうではない。」

悟空「な・・なんだと・・!?」

ラディッツ「教えてやる。貴様は惑星ベジータで生まれたサイヤ人、本名はカカロットだ」

悟空「カカロット・・・?オ、オラが・・?」

ラディッツ「そして、この俺は貴様の兄、ラディッツだ」

悟空「に・・・兄ちゃん・・・だと?」

9: 2009/02/26(木) 22:46:34.13 ID:Iy2ik92Q0
悟空「・・くっ!おめぇが兄ちゃんだろうがなんだろうが知った事か!!!クリリンを頃したおめぇをオラは許さねぇーー!!!」

ピピピピ・・・
ラディッツ「ほう・・カカロットよ、挑んでくる気か?」

亀仙人「よ、よせ悟空!!こやつの力は未曾有じゃ!!」

悟空「うわあああーー!!かーーーめーーー!!!はーーーめーー!!!!」

ラディッツ「む・・!?戦闘力1000・・!?」

11: 2009/02/26(木) 22:48:09.32 ID:Iy2ik92Q0
悟空「波ーーー!!!!」
ラディッツ「サタデークラァァッシュ!!!!」

ズドゴーーーーンッ!!
亀仙人「ほうっ」(消滅)


グゴゴゴゴゴ・・・・



ブルマ「な、なに!?今の地震!??」
ヤムチャ「あの光・・・カメハウスの方向じゃないか!?」

天津飯「行くぞ!!なにかあったのかもしれん!!!」

17: 2009/02/26(木) 22:51:16.21 ID:Iy2ik92Q0
ラディッツ「・・げほっ・・げほっ・・驚いたぞ、落ちこぼれの貴様がこんな技を使うとは・・」

悟空「ぎ・・ぎぎ・・・腕が・・!」

ラディッツ「だが・・力不足だったな。貴様は片腕を失った、もはや勝機はあるまい」

悟空「あ・・諦めるか!!」

ラディッツ「・・フン、サイヤ人としての誇りは少しは残っていたようだな・・・」

悟空「かー・・・めー・・・」

ラディッツ「貴様を仲間の元へ連れて行こうと思ったが・・その状態ではな・・・」

悟空「はー・・・っ・・めー・・・・」

ラディッツ「せめてもの情けだ。俺が葬ってやろう」

25: 2009/02/26(木) 22:54:18.65 ID:Iy2ik92Q0
悟空「波」
ラディッツ「ダブルサンデーーー!!!」
カッ

悟空「うぐわああああーーー・・・・!」
(※悟飯は既に吹っ飛びました)

ラディッツ「・・・ちっ、なんの為に俺はここに来たのだ・・・。一応、ベジータ達に連絡を・・・ん?」
ピピピピ・・・

ラディッツ「小さな戦闘力がこっちに向かってきている・・・暇潰しにもならんな」

27: 2009/02/26(木) 22:56:48.21 ID:Iy2ik92Q0
ヤムチャ「み、見ろ!!カメハウスが!!!」

天津飯「け・・消し飛んでいるだと!?」

ブルマ「み、見て!!誰かいる!!」

ラディッツ「・・・」

ヤムチャ「なんだアイツ・・」

天津飯「待て、この状況から見るに奴がやったんだろう」

ブルマ「で、でも孫君は!?クリリン君は!?」

餃子「」
ヤムチャ「まさか・・・あいつに!?」

28: 2009/02/26(木) 22:58:58.17 ID:Iy2ik92Q0
ラディッツ「・・・フン」
キュイイィィ・・・

ブルマ「なに?手が光っ・・」

ズドッゴオオオオオウ・・・

パラパラ・・

ラディッツ「この星で高い戦闘力を持つ者はもういない・・全く、楽な仕事だな・・・泣けてくるぜ」

30: 2009/02/26(木) 23:01:31.93 ID:Iy2ik92Q0
ピピピピピ・・・

ラディッツ「聞こえるか?ナッパ、こちらラディッツだ」

ナッパ「おう、ラディッツ。カカロットはいたのか?」

ラディッツ「いたが、完全に腐りきっていた。使えんと判断したから始末した」

ナッパ「そうか」

ラディッツ「俺はどうすればいい?」

ナッパ「どうする・・?ベジータ・・・」

ラディッツ「・・・」

ベジータ「ラディッツ、俺達ももうすぐでこの星の制圧が終わる。お前はその星の人間を全て始末したら惑星フリーザに戻って来い。俺達も一度戻る」

ラディッツ「了解だ」

32: 2009/02/26(木) 23:05:08.58 ID:Iy2ik92Q0
ラディッツ「こんなアリコロ共を始末するにはやはり夜が一番楽か・・。まだ時間があるな・・・夜まで寝て・・ん?」

ラディッツ「なんだ・・?あの天まで昇る塔は・・・?」

ラディッツ「行ってみるか・・・」



カリン「!!ヤ、ヤバイ!あやつ、こっちに気づきおったぞ!!」

ヤジロベー「なななな、なんだてってーー!?にに、逃げなきゃ!!」

カリン「待てヤジロベー!!奴はこの星の人間全員を始末するつもりじゃ!!どこへ行こうと逃げられはせん!!」

ヤジロベー「じゃじゃ、どど、どうすんだよ!!」

カリン「イチかバチかの賭けじゃが・・・方法はこれしかない・・・」

ヤジロベー「!こ、これは・・・」

33: 2009/02/26(木) 23:09:24.28 ID:Iy2ik92Q0
シュタッ

ラディッツ「おい!!!誰かいないのか!!!!」

カリン「そんな大きい声を出さんとも聞こえとるわ」

ラディッツ「貴様がここの主か・・ここはなんだ?」

カリン「ここはカリン塔。ワシの住家じゃよ」

ラディッツ「それと、後ろで隠れている奴!貴様は!?」

ヤジロベー「(げえ!!バ、バレてた!!なな、なんで!?)・・い、いやその・・僕はただの居候です」

ラディッツ「・・フン、期待して損した・・・」
キュイイィィ・・・

カリン「!まま、待て待て!!お主、見た所はるばる遠くからやってきたようじゃの!」

ラディッツ「それがどうした・・?」

カリン「長旅で喉も渇いておるじゃろ?ここの水は神の水と呼ばれる神聖な水じゃ。飲んでおいて損はないぞ?」
スッ・・

ラディッツ「神の水だと・・?」

35: 2009/02/26(木) 23:13:25.62 ID:Iy2ik92Q0
ヤジロベー「(飲め!飲んでくだばっちまえ!!)」

ラディッツ「・・フン、よこせ」
ガシッ

カリン「!」

ラディッツ「ごくっ・・ごくっ・・・」

ラディッツ「・・!!!ぐほっ!!?ぐぐ・・・ぐ!!こ・・・これは・・!??」

ヤジロベー「やったやった!ひっかかった!!バーカバーカ!!!」

ラディッツ「きき・・・貴様ら・・・!ハメやがった・・・な・・!??」

カリン「喜ぶのはまだ早いぞヤジロベー!!これからじゃ!!」

ヤジロベー「!あ、そそ・・そうだった!」

ラディッツ「ぬぐぐうががああ・・・!!!ぐおあ・・!!!!」

カリン「こやつはあの悟空の兄じゃ、もしかしたら・・最悪の展開も予想できる・・・」

ヤジロベー「ひいい・・・あ!!こ、こいつ尻尾がある!!!」

カリン「今の内に切ってしまえ!!ヤジロベー!!わしらが出来る事はコヤツが氏ぬのを祈る事と大猿の脅威をなくすだけじゃ!!!」

38: 2009/02/26(木) 23:16:46.07 ID:Iy2ik92Q0
ザンッ

ラディッツ「うぐおあ!!!ごああああ!!!!」
ヤジロベー「え」
ゲシッ  ボキッ

ドサッ

カリン「ヤ、ヤジロベー!!!」

ヤジロベー「・・・・」

カリン「氏・・・氏んでる・・・」

ラディッツ「うがああああーーーー!!ぐおあああーー!!!!」

ポポ「カリン」

カリン「ポポ氏!!」

ポポ「孫悟空も、神様も仲間も氏んだ。戦えるのポポだけ。」

カリン「し・・しかしこやつの戦闘力は・・・」

ポポ「ポポ、戦士。最後まで諦めない」

44: 2009/02/26(木) 23:19:35.37 ID:Iy2ik92Q0
ポポ「カリン、仙豆よこせ」

カリン「はいっ」

ポポ「ポポ、出来る限り抵抗する。」

カリン「ポポ氏・・私もお供させていただきます・・!」

ラディッツ「ぐあああーーーーー!!!!」
カリン「え」
ドギャッ ボキボキッ

ポポ「あ」

ドサッ

ポポ「カリン・・・」

カリン「・・・」

ポポ「氏んでる」

49: 2009/02/26(木) 23:25:34.12 ID:Iy2ik92Q0
次の日

ラディッツ「うぐ・・ぐっ・・はぁ・・・はぁ・・・!!」

ポポ「・・・」

ラディッツ「ぐ・・げほっ・・・はぁ・・はぁ・・・貴様・・は・・」

ポポ「ミスターポポ、お前の相手する。神様の仇」

ラディッツ「・・なんだと・・・?なにやら妙な水で俺を苦しませたようだがな・・・」

ポポ「覚悟」シャッ

ラディッツ「横」

バキッ
ポポ「ぅぶ」
メキッ

ドサッ

ラディッツ「・・はぁ・・はぁ・・・雑魚めが・・・」

ラディッツ「・・あの白いじじいめ・・なにを飲ませやがった・・・ん?」

ラディッツ「!お、俺の尻尾が・・!!おのれ・・!!!」
ピピピピ・・・


50: 2009/02/26(木) 23:28:35.90 ID:Iy2ik92Q0
ラディッツ「!」

ナッパ「ラディッツ!いい加減に応答しろ!!!」

ラディッツ「もしもし」

ナッパ「なんで出やがらねえんだ!!!昨日からずっと呼んでんだぞ!!」

ラディッツ「す、すまん・・調子が悪くてな・・・」

ナッパ「俺達はもう惑星フリーザについたんだぞ!!お前の方はどうなんだ!?」

ラディッツ「思いの他、数が多くてな。始末にはもうすぐかかりそうだ」

ナッパ「なんだとぉ~!?お前って奴はホントに役に立たない奴だぜ!!!」

ラディッツ「・・く・・!・・す、すまない・・」

ベジータ「よせ、ナッパ」

ナッパ「ベジータ・・・」

ラディッツ「(ベジータがナッパを止めた・・?)」

53: 2009/02/26(木) 23:32:11.72 ID:Iy2ik92Q0
ベジータ「ラディッツ、ベジータだ。その星の人間共の始末は後でいい」

ラディッツ「え・・・?」

ベジータ「急いでこっちに戻って来い。星を売る仕事より優先してやる事ができた」

ラディッツ「し・・しかし星の制圧はフリーザ様の命令で・・・」

ベジータ「いいからさっさと戻ってこい!!俺を怒らせたいか!!!」

ラディッツ「!!!わ、わかった。今から地球を発つ・・・」

55: 2009/02/26(木) 23:35:51.78 ID:Iy2ik92Q0
大気圏

ラディッツ「・・・フリーザ様に与えられた任務より優先する事があるだと・・?」

ラディッツ「ベジータ・・フリーザ様を怒らせたらどうなるか知っているだろうに・・・」



惑星フリーザ

ナッパ「ベジータよぉ・・本当にラディッツをナメック星に連れて行くのかよ?」

ベジータ「なんだナッパ、俺の言う事に不服があるのか?」

ナッパ「い、いや・・そんなんじゃねえけどよ。あんな弱虫の役立たず連れて行ったってよ・・・」

ベジータ「盾・・・または身代わりぐらいにはなるだろう」

ナッパ「!そ、そうか・・・そうだよな!さすがベジータだぜ!」

59: 2009/02/26(木) 23:40:10.84 ID:Iy2ik92Q0
ベジータ「(最も、俺にとっては貴様も同類だがな・・・)」

ナッパ「へへへ・・・ドラゴンボールか・・・」

ベジータ「下らん伝説かと思っていたが、あのフリーザが動くとなると話は別だ。万が一あいつが不老不氏を手に入れたら・・・」

ナッパ「ああ・・・サイヤ人の天下も望めねぇ・・・。不老不氏は俺達がいただくべきだ!」

ベジータ「今は少しでも戦力が必要だ。カカロットの事は残念だったが・・・仕方あるまい」

63: 2009/02/26(木) 23:43:59.74 ID:Iy2ik92Q0
ラディッツの宇宙ポッド

ラディッツ「こちらラディッツ、まもなく惑星フリーザに到着する」

「了解、ベジータ様とナッパさんが到着次第トレーニングルームへ来るようにと」

ラディッツ「・・・了解だ」

ラディッツ「ち・・・俺だってサイヤ人なのに・・・何故あの二人にこき使われなければならない・・!・・・クソッ・・・クソッ・・」

コンピューター「まもなく惑星フリーザへ突入します」

ラディッツ「カカロットを始末したのは不味かったな・・・あいつがいれば俺への負担も少しは減っただろうに・・・」

67: 2009/02/26(木) 23:48:34.62 ID:Iy2ik92Q0
惑星フリーザ トレーニングルーム

ラディッツ「ベジータ、ナッパ、すまない・・待たせた」

ナッパ「遅いんだよ、ったく・・・」

ベジータ「ラディッツ、ご苦労・・・。カカロットの件は残念だったがな・・・」

ラディッツ「あれは出来損ないだった・・・生かしておいたとしても何の役にも立たん」

ナッパ「まぁ、お前に負けるぐらいじゃなぁ・・へっへっへ・・・栽培マンの方がよっぽど使えるぜ」

ラディッツ「(ちっ・・・!!侮辱しやがって・・!!!)」

69: 2009/02/26(木) 23:54:34.15 ID:Iy2ik92Q0
ベジータ「ナッパ、いい加減にしろ」

ナッパ「っと・・すまねえ」

ベジータ「ラディッツ、これから我々3人でナメック星へ向かうぞ」

ラディッツ「ナメック星?・・何故、そんな所に?」

ナッパ「余計な事聞くんじゃねえよバカが!ベジータが決めた事だ、黙って従え」

ラディッツ「・・・ああ」

ベジータ「俺達は誇り高きサイヤ人だ。いつまでもフリーザなんかの下にいるつもりはない・・・この機会を逃せば俺達は永遠に飼い犬だ」

ラディッツ「機会・・?ま、まさかベジータ・・フリーザ様に謀反を・・!?」

ナッパ「バカ野郎!!なにがフリーザ「様」だ!!てめぇはサイヤ人の誇りも失っちまったのか!!!」

ナッパがラディッツの胸倉を掴む

ラディッツ「うぐ・・・!しょ・・・正気か・・!?」

ベジータ「ラディッツ・・・お前は一生フリーザの下で這い蹲って生きていくつもりなのか・・?」

ナッパ「おい、弱虫ラディッツ!!!おめぇはサイヤ人だろうが!!!」

ラディッツ「うぐぐ・・・っ」

71: 2009/02/27(金) 00:00:07.42 ID:kZIRjzxy0
ベジータ「フリーザが漏らしていた言葉だが・・・お前の父親は惑星ベジータがなくなる寸前、一人でフリーザに立ち向かって行ったそうだ」

ナッパ「それがサイヤ人の生き様だろうが!!!お前がこんなザマじゃ氏んだ親父もあの世で泣いてるってモンだぜ!!!」

ラディッツ「ぐ・・」
苦しさのあまりラディッツがナッパの腕を掴む

ナッパ「あ?答えろよラディッツ!!!」
ラディッツ「・・・・!!!」
メシッ

ナッパ「ぐあっ!?」
ベジータ「!」

予想しなかった痛みにナッパが手を離す

ラディッツ「げほっ・・げほ・・」

74: 2009/02/27(金) 00:05:02.56 ID:kZIRjzxy0
ナッパ「て・・・てめぇラディッツ・・・!!!てめぇ如きが俺に・・!!」

ナッパが怒りを露にラディッツの元へ歩みだす

ラディッツ「!」

ベジータ「よせ!ナッパ!!」

ナッパ「ベ、ベジータ!?」
ラディッツ「!?」

ナッパもラディッツも予想外だった。まさかベジータが仲裁に入るなど

ベジータ「ここで無駄な体力を使ってどうする!!ナメック星にはフリーザ以外にザーボン、ドドリアがいやがるんだぞ!!」

ナッパ「そ・・そうか・・・す、すまねえベジータ・・・」

ラディッツ「・・・・」

ベジータ「こうなったらラディッツ、お前が決めろ。俺達と一緒に来てフリーザを倒すのか、フリーザの下で這い蹲って一生生きていくのかを」

ナッパ「・・・ケッ」

76: 2009/02/27(金) 00:11:39.31 ID:kZIRjzxy0
ラディッツ「(サイヤ人の誇りか・・・親父は一人でフリーザに立ち向かい・・・カカロットは片腕になっても諦めず俺に立ち向かった・・・)」

ナッパ「(どうせビビッてこねぇに決まってやがるぜ・・・)」

ベジータ「(・・今、確かにナッパはラディッツの反撃にダメージを食らっていた・・・思っていたより使えるのかもしれん・・・)」

ラディッツ「・・わかった、俺も行こう。いや、連れて行ってくれ」

ナッパ「あ!?」
意外な言葉に間抜けな声を出すナッパ

ベジータ「そうか、それでいいんだな。」

ラディッツ「ああ」

ベジータ「ナッパ、文句はあるまい?」

ナッパ「あ・・・ああ・・・」

ベジータ「よし、では直ぐに出発するぞ。戦闘服の予備、それに栽培マンの種も用意しておけ」

ラディッツ「了解だ」

ベジータ「(ラディッツ・・寿命が延びたな・・。お前がもし断れば・・・俺がお前を片付けていたのだからな・・!)」

80: 2009/02/27(金) 00:17:51.69 ID:kZIRjzxy0
宇宙船ドッグ

ベジータ「いいか、ナメック星についたらすぐにフリーザ達と合流し、状況を確認する」

ナッパ「でもよぉ、ベジータ・・フリーザの野郎、俺達がナメック星に来たのを怪しむんじゃねえか?」

ラディッツ「・・それは俺も思っていた。」

ベジータ「奴には既に怪しまれていたさ。俺達サイヤ人が大人しく飼いならせる犬ではない事がな」

ナッパ「じゃあ、ナメック星についた瞬間、俺達はフリーザ達に敵として見られるって事か・・・」

ラディッツ「・・ゴクリ」

82: 2009/02/27(金) 00:22:39.72 ID:kZIRjzxy0
ベジータ「怖気づいたのかナッパ?」

ナッパ「い、いやそうじゃねえけどよ!」

ラディッツ「そういえば聞いてなかったが・・・どうやってフリーザを倒すんだ?」

ベジータ「・・・それは後で説明する。・・要注意なのはザーボンとドドリアだ。キュイぐらいはお前達二人でなんとかなるだろう」

ナッパ「キュイか・・あの野郎、いつかぶん殴ってやろうかと思っていたぜ・・・」

ラディッツ「(キュイ・・一時期はベジータと同等の強さだったと聞く・・・)」

ベジータ「ラディッツ、キュイはフリーザの下でダラダラとやっている腑抜けだ。勝機はある・・自身を持て」

ラディッツ「・・・ああ!」

88: 2009/02/27(金) 00:27:05.92 ID:kZIRjzxy0
こうしてベジータ一行はナメック星へと出撃した



ナメック星

ナメック星人「・・く・・持っていけ・・どうせ貴様らには願いなど叶えられんのだからな・・・」

フリーザ「ほっほっほ・・ありがたく頂戴しますよ・・・」

ドドリア「フリーザ様!」

フリーザ「どうしました、ドドリアさん?」

ドドリア「ベジータ、ナッパ、ラディッツがこの星に向かって出撃したと連絡が・・・」

ザーボン「あの3人が?なにをしに・・・」

フリーザ「当然、このドラゴンボールでしょうね・・。ベジータは私達からこれを奪って自分達だけ願いを叶えようとしているのでしょう・・・」

ドドリア「バカ野郎どもが・・・フリーザ様に楯突くってんなら俺が始末してやるぜ・・・」

92: 2009/02/27(金) 00:32:10.47 ID:kZIRjzxy0
フリーザ「いえ、わざわざドドリアさんが出向く事もないでしょう・・・キュイ!」

キュイ「はっ!フリーザ様!ここに!!」

フリーザ「話はわかっていますね?ベジータ達がこの星に到着次第始末なさい」

キュイ「は!お任せ下さい!!」

フリーザ「相手はサイヤ人です・・。念の為、部下数人を連れて行きなさい」

キュイ「は!!ありがとうございます!!必ずベジータどもを討ち果たしてごらんにいれます!!」
深く礼をし、キュイ達はベジータ達の到着地点へ向かって飛んでいった

ザーボン「キュイで大丈夫でしょうか・・・ナッパ、ラディッツはともかく、ベジータが相手では・・・」

フリーザ「ほっほっほ、仮にキュイが倒されたとしてもこちらには貴方方がいるのです。なんの心配もないでしょう」

97: 2009/02/27(金) 00:35:36.62 ID:kZIRjzxy0
ナメック星 大気圏

ピピピピピ・・・

ベジータ「・・!」
ベジータのスカウターがキュイ達の反応を捕らえる

「まもなくナメック星へ着陸します」

ナッパの声「ベジータ!!」

ベジータ「・・わかっている。恐らくキュイ達だな・・・」

ラディッツの声「俺達の着陸地点で待ち伏せするつもりか・・・?」

ベジータ「フリーザめ・・せっかちな野郎だぜ・・」


「到着まで10秒」

99: 2009/02/27(金) 00:39:26.48 ID:kZIRjzxy0
ナメック星

キュイ「!あれだ!!」

キュイがナメック星に突入してくる宇宙ポッド3基を視認する

キュイ「へっへっへ・・ベジータ、そろそろライバル同士の戦いに決着つけようじゃねえか」

ズズーーーーッン!!!

3基のポッドが大地へめり込む

プシュー・・・・

そして3人のサイヤ人が姿を現した

ベジータ「わざわざお出迎えとはな、結構な事だぜ」

ナッパ「(キュイと雑魚数人か・・・)」

ラディッツ「(・・・サイヤ人の誇り・・・ここで見せる・・・!)」

105: 2009/02/27(金) 00:43:36.52 ID:kZIRjzxy0
キュイ「バカな奴だなベジータ!」

ベジータ「・・・何がだ?」

キュイ「こっちは既にわかってんだぜ?フリーザ様を出し抜いてドラゴンボールを手に入れようって事をよ!」

ラディッツ「(ドラゴンボール・・・?)」

ベジータ「なんの事かな?俺達はただフリーザ様の任務の手伝いをしようと来ただけだが・・・?」

ナッパ「そうだぜキュイ、なんの証拠もねえのに決め付けるんじゃねえよ」

キュイ「証拠だと・・・?証拠ならあるさ・・・」

ベジータ「!」

キュイ「お前らはサイヤ人だ!!それだけで十分なんだよーーー!!!!」

キュイ達が一斉にエネルギー弾を放った!

108: 2009/02/27(金) 00:47:22.15 ID:kZIRjzxy0
ドゴゴゴゴゴゴ・・・・!!!

ピピピピ・・!!!
キュイ「ち・・3人とも反応がありやがる・・!運良く避けやがったな!!」

ラディッツ「・・・!」

ラディッツは驚いていた。以前の自分なら避け切れなかったであろうキュイのエネルギー弾をいとも簡単に避けれたのだ

キュイ「ベジータは俺がやる!!お前らはザコ二人をやれ!!!」
部下「おう!!」

キュイが部下に号令をかける

ベジータ「ナッパ!ラディッツ!!!」

ナッパ「なんだベジータ!?」
ラディッツ「!?」

ベジータ「キュイはお前達が倒せ!ザコは俺が片付ける!!」

120: 2009/02/27(金) 00:52:18.59 ID:kZIRjzxy0
ラディッツ「(俺が・・・キュイを・・!?)」

ナッパ「へっへ・・任せろベジータ!!おい、弱虫ラディッツ!!行くぞ!!」

ナッパが意気揚々とキュイに突撃する ラディッツもナッパの後を追った

ベジータ「(キュイぐらいには勝てないとドドリアやザーボンと善戦出来ん・・ここが鍵だな・・!)」

キュイ「な、なんだてめぇら!?」
突然向かってきた二人に驚くキュイ

ナッパ「へっへ、キュイ!てめぇは前から気に食わなかったんだよ!!」
ラディッツ「そういう事だ」

キュイ「へ!ベジータの腰巾着が生意気な事言うんじゃねえよ!!てめえらゴミを片付けてからベジータの相手をしてやるぜ!!!」

ナッパ「言ってくれるぜ!!フリーザの飼い犬が!!!」

ラディッツ「サイヤ人を舐めた代償は受けてもらうぞ!!」

134: 2009/02/27(金) 00:57:36.75 ID:kZIRjzxy0
キュイ「はああ・・!!うががががががーーー!!!!」

ナッパ「!」
ラディッツ「くっ!」

キュイがガムシャラにエネルギー弾を放つ
ズドドドドドドドドッ!!!!

ナッパ「ぐぬおおおお・・っ!!」
ナッパはこれを全て防御で耐えた

キュイ「! ち・・・こいつは無駄にタフだったっけ・・!」
ナッパ「デラックスボンバーーー!!!!」

ナッパがすぐさま反撃のデラックスボンバーを放つ
キュイ「うおっと!!!お前の攻撃は見え見えなんだよ!!!」

キュイは難なく回避
ナッパ「バカが!!上を見て見やがれ!!」

キュイ「上?」
キュイは思わず上を見る

しかし誰もいない


突然後ろから声が聞こえた

ラディッツ「サタデーークラァァァッシュッ!!!!」

141: 2009/02/27(金) 01:01:08.97 ID:kZIRjzxy0
ズドッグオオオオーーーンッ!!!

キュイ「うごあああああぁっ!!!!」
キュイはモロにラディッツのサタデークラッシュを受ける

ナッパ「どおおぉりゅああああーーー!!!」
体勢を崩したキュイにナッパが脳天にダメ押しの一撃

ドギャッ!

ドッゴオーーーーンッ!!!

キュイは無残に大地に叩きつけられた


ベジータ「ほう・・・あいつら・・中々のものだな・・・」

ベジータは既にザコを片付けて観戦している

149: 2009/02/27(金) 01:05:02.19 ID:kZIRjzxy0
ナッパ「へへ・・・ざまぁみやがれ・・!!!」

ラディッツ「(やった・・俺が・・キュイを!あのキュイを・・!!!)」

強敵と思っていたキュイを倒し、二人に一瞬隙が出来た

キュイ「うごあああああーーー!!!!」
その瞬間キュイは飛び上がり、ラディッツ目掛けて右手に溜めたエネルギー弾を放とうとする!

ラディッツ「!!!」
ナッパ「ラディッ」

キュイ「氏ねえええーーーー!!!!!」

しかし

キュイ「!!!」

ボンッ

キュイが突然破裂した

ラディッツ「!?」
ナッパ「ベ、ベジータ・・!」

ベジータ「汚ねぇ花火だぜ・・・バカどもが!!敵は消し炭にするまで生きていると思え!!!」

153: 2009/02/27(金) 01:08:08.52 ID:kZIRjzxy0
ナッパ「す、すまねえベジータ・・・」
ラディッツ「すまん・・」

ベジータ「(お前達にここで氏なれたら俺が本懐を遂げられなくなるんだ・・!少し強くなったぐらいで気を抜きやがって・・!)」

ベジータ「・・まあ、あのキュイを倒した事は誉めてやる。だが、次はザーボンやドドリアの化物が相手だ。一瞬も油断は見せられないんだぞ」

ナッパ「あ・・・ああ、わかってるぜ」

ラディッツ「了解した・・・」

166: 2009/02/27(金) 01:13:41.34 ID:kZIRjzxy0
ベジータ「さて・・・・」

ベジータがスカウターの無線を使う

ベジータ「こちらベジータ・・応答願う」

ナッパ「!?」
ラディッツ「!?」

ピピピピ・・・

フリーザの声「おやおや、ベジータさん。何やら騒がしかったですが・・・?」
ベジータ「(フリーザ!)・・はっ、キュイがフリーザ様の部下を連れて突然我々に襲い掛かってきたのです・・・」

フリーザの声「キュイが・・?どうしてでしょうか?」
ベジータ「・・・わかりません。こちらも氏ぬわけには参りませんので、キュイは倒してしまいました」

フリーザの声「そうですか・・・お疲れでしょう。私達は星の中央の村にいます。すぐに出向きなさい」
ベジータ「はっ・・!」
プッ

ナッパ「ベ、ベジータ・・・」
ベジータ「・・行くぞ、後は運に任せるしかない」

170: 2009/02/27(金) 01:18:14.93 ID:kZIRjzxy0
ナメック星 中央の村

ザーボン「フリーザ様、ベジータ達が・・・」

フリーザ「そうですか・・通しなさい」

ドドリア「(わざわざ氏にに来るとは・・バカな奴らだぜ・・・)」

程なくして3人が現れる

ベジータ「遅くなって申し訳ありません」

フリーザ「ほっほっほ、顔をあげなさい。貴方はサイヤ人の王子なのですから・・・」

ベジータ「は・・・」

フリーザ「キュイの暴走は・・こちらも予想できない事でした・・無事でなによりです」

ナッパ「はっ(ケッ、とぼけやがって・・・)」

177: 2009/02/27(金) 01:23:30.39 ID:kZIRjzxy0
ラディッツ「(ドドリアとザーボンが両脇に抱えてある玉・・・あれがドラゴンボールか・・・)」

フリーザ「ところでベジータさん・・先ほど、惑星フリーザからおかしな通信がありましてね」
ベジータ「通信?」

フリーザ「ええ・・なんでも貴方方3人が私のドラゴンボールを狙ってこの星に来たのだと・・・」
ナッパ「・・・」
ラディッツ「・・・・」
3人はフリーザに得体の知れない圧力を感じた

ベジータ「・・滅相もございません。我々はドラゴンボール回収の手伝いに来ただけです」
フリーザ「そうですか・・・なら、いいでしょう・・・」

フリーザ「ザーボンさん、私は宇宙船に戻ります。3人の事は頼みましたよ」
ザーボン「はっ・・お任せ下さい・・・」


ベジータ「(しめたぞ!フリーザがいなくなった・・・!ナッパ、タイミングを誤るなよ!)」
ナッパ「(・・ああ・・・)」

ナッパは小さく頷いた

184: 2009/02/27(金) 01:30:28.08 ID:kZIRjzxy0
ザーボン「さて・・ベジータ・・ナッパ、ラディッツ・・お前達3人の処分だが・・・」
ザーボンが両脇にかかえているドラゴンボールを下ろす

ベジータ「処分?」

ドドリア「てめぇらサイヤ人はいつ噛み付くかわからねぇ危険な犬だ。ここでてめぇらは始末する」

ザーボン「それが我々に与えられたフリーザ様のご命令だ」
ザーボンがベジータの前に近づく

ベジータ「・・・ふっ」
ベジータが突然笑う

ドドリア「・・あ?」
ザーボン「?」

ベジータ「可笑しいんだよ・・そんな危険な犬に無防備で近づくアンタ達がな!!!ナッパ!!!」
ナッパ「おう!!!!」

クンッ  ズオオオウウッ!!!

ドドリア「うおおっ!?」
ザーボン「しまっ・・!!」
ベジータの合図と共にナッパがジャイアントストームを放った!!

191: 2009/02/27(金) 01:35:59.08 ID:kZIRjzxy0
ナッパを中心に大地に衝撃波が走る!

ザーボン、ドドリアにダメージはないが、大きく吹き飛ばされる

ベジータ「ナッパ!!ラディッツ!!!」

ベジータとラディッツがザーボンの置いたドラゴンボールを拾う

ザーボン「!!くっ!!」

ドドリア「なにやってんだザーボン!!!!」

ベジータ「逃げるぞ!!二つ手に入れば上出来だ!!!!」
ラディッツ「おう!!」

ザーボン「逃がすかーー!!!」
体勢を立て直したザーボンがラディッツに手を伸ばす  

ラディッツ「!」

しかし


ナッパ「ごあああああーーーー!!!」カパッ

ズドオオオンッ!!!
ザーボン「ぐおああっ!?」

ナッパの放ったブレイクキャノンがザーボンを阻止する

201: 2009/02/27(金) 01:39:16.37 ID:kZIRjzxy0
ラディッツ「ナッパ!!急げ!!!」

ナッパ「うるせえ!!命令すんな!!!」

ラディッツ、ナッパもベジータの後を急いで追う

ザーボン「あ・・・あのヤローーーー!!!」
ザーボンもすぐさま3人のサイヤ人を追った

ドドリア「おい、お前!これを持ってろ!!!」
部下「は、はっ!!」

ドドリアが両脇に抱えたドラゴンボールを部下に渡し、ドドリアもすぐザーボンを追った

204: 2009/02/27(金) 01:43:04.50 ID:kZIRjzxy0
ベジータ「ナッパ!!ザーボンとドドリアは来たか!?」

ナッパ「ああ!!がっちり食いついてきやがったぜ!!!!」

ラディッツ「だが向こうのスピードが上だ!!!すぐに追いつかれるぞ!!」

ベジータ「氏ぬ気で飛ばせ!!!なんとしてもあの湖に突入するんだ!!!!」


ザーボン「待て貴様らーーー!!!ボールを返せーー!!!!」
ザーボンは最大速でベジータ達を追跡する

ドドリア「ザーボン!!こんな事フリーザ様に知れたらどうなるかわかってんのか!!!!」

ザーボン「当たり前だ!!!絶対に逃がさん!!!!」

210: 2009/02/27(金) 01:47:46.11 ID:kZIRjzxy0
ザーボンとドドリアがベジータ達を視認した

ナッパ「追いついてきやがったぞ!!」

ベジータ「よし!!このまま真下の湖に突っ込むぞ!!!」

ラディッツ「頼むぞ・・!上手く行ってくれ!!!」

3人は湖へ急降下する

ザーボン「!?な、なんだ!?」

ドドリア「湖に潜りやがったぞ!!」

ザーボン「バカめ!!こっちにはスカウターがあるのだ!それに、あれだけ飛ばして長く潜ってなどいられん!!」

ピピピピピ・・・

ドドリア「!?」
ザーボン「!??」

ドドリアとザーボンはスカウターの異常な反応に気づく

ドドリア「なんだこりゃ!?反応が一つや二つじゃねえぞ!!」
ザーボン「気をつけろ!!散開しながら出てくるぞ!!!」

218: 2009/02/27(金) 01:50:09.32 ID:kZIRjzxy0
異常な反応の正体はすぐにわかった

栽培マン「クケーーーッ!!!」

ザーボン「さ・・栽培マンだと!!?」

湖から大量の栽培マンが飛び出してきたのであった

ピピピピピピピピピピ
ドドリア「ええーーい!!うるせえーー!!!」

ドドリアはスカウターの電源を切る

ザーボン「バカ!!切るな!!!ベジータ達がわからなくなる!!」
ドドリア「あっ・・」


224: 2009/02/27(金) 01:53:35.55 ID:kZIRjzxy0
ピピピピピピピピピピ

耳障りな音がザーボンの精神を刺激する
ザーボン「く・・!黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ・・・!!!」

ドドリア「めんどくせええーーーー!!!うおおおおおーーー!!!!」
ドドリアが栽培マン郡に向かって強力エネルギー弾を発射する

栽培マン「!!!」

一撃で塵と化す栽培マン達

ドドリア「ベジータ達はどこだーー!??」
ザーボン「・・・おのれ・・!スカウターの範囲外に逃れたか・・!!」

232: 2009/02/27(金) 01:59:41.33 ID:kZIRjzxy0
ドドリア「くっそおおおーーー!!サイヤ人如きが俺様を謀るとはーー!!!」
ザーボン「ドドリア、お前は向こうへ行け。私は反対側を回る」

ドドリア「おう!この星は大して広くねぇ!!さっさと見つけるぞ!!!」
ザーボン「無論だ、このままでは私の命はない!!!」






ベジータ「・・どうやら、逃げ切れたようだな・・・」

ナッパ「はぁ・・寿命が縮んだぜ・・・・」

ラディッツ「栽培マンを沢山持ってきて正解だったな・・・」

ベジータ「よし、ここからは歩いて行くぞ。飛ぶより発見される確立は低いからな」

ナッパ「次はどこに向かうんだ?」

ベジータ「ザーボンとドドリアは俺達を探すのに躍起になっている。フリーザの宇宙船に侵入するのは今がチャンスだ」

ラディッツ「・・・しかし宇宙船にはフリーザが・・・」

ベジータ「・・大丈夫だ、俺に考えがある」

239: 2009/02/27(金) 02:02:53.71 ID:kZIRjzxy0
その頃・・ 

ザーボン「おのれ・・ベジータ・・!!貴様だけは必ず私の手で・・!!!」

ザーボンが焦りと苛立ちの中、ベジータ達を捜索している途中・・

ドゴッ

背中に衝撃が走った
ザーボン「ぬぐおおっ!!!!」

ドザァンッ!

ザーボンはそのまま地面に叩きつけられた

ザーボン「ぬ・・ぐぐ・・!!!何者だ!」

ザーボンの前に突如現れたのはナメック星人だった

ネイル「貴様達か・・この星の平和を乱すのは・・!」

251: 2009/02/27(金) 02:07:50.79 ID:kZIRjzxy0
ザーボン「貴様・・・ナメック星人!」

ネイル「この星を貴様達の好きにはさせん!!」

ザーボン「ふ、私に不意打ちを喰らわせたくらいでいい気になるな!!」

ネイル「はあああああ・・・!!!!」
ネイルが気を溜め始める

ザーボン「・・・・!???」
ピピピピピピピピピ・・・

スカウターの数字を見てザーボンが青ざめる

ザーボン「な・・貴様・・・ナメック星人なの
ザーボンが台詞をいい終える前にネイルが拳を放つ

ザーボン「ごあはああっ!!」
派手に吹っ飛ぶザーボン

ネイル「貴様達の身勝手な行動で犠牲になったナメック星人の怒りを思い知るがいい」

259: 2009/02/27(金) 02:11:23.59 ID:kZIRjzxy0
ザーボン「ぐ・・・ごはっ・・!!」

ネイル「・・・」
ネイルは無言でザーボンに歩み寄る

ザーボン「ふ・・ふはははは!!いい気になるな!!これが私の本当の姿だと思うな!!新の姿を今見せて・・」
ネイル「黙れ」

ピッ
ザーボン「!!!!!」

ザーボンは変身する間も無く、ネイルの手によって跡形も無く吹っ飛ばされた

ズドオオオオンッ!!


ネイル「・・・後、何匹だ・・・?」

281: 2009/02/27(金) 02:18:58.64 ID:kZIRjzxy0
ドドリア「!?」

突然、ザーボンからの無線が途絶えた

ドドリア「ザ・・ザーボン!?おい!!ザーボン!!!!」

ザーー・・・・・

ドドリア「ち・・ちっくしょおおおおお!!!」
ドドリアは八つ当たりとばかりに大地にエネルギー弾をぶつける

ズゴオオオオンッ!!!

ドドリア「うおおおおおおおーーー!!!!」
ドドドドドドドドドッッ

さらに近くの山、森、湖に向かってエネルギー弾を撃ちまくる


ナッパ「気づかれたか!?」

ベジータ「いや・・あのバカの事だ。居場所がわからなくて手当たり次第なんだろう」

ラディッツ「どうするベジータ、あのままじゃドラゴンボールを隠してる場所にまで攻撃が行くかもしれないぞ」

ベジータ「・・・仕方ない・・俺達3人でやるしかない・・・幸い、奴は無駄なエネルギーを消費してくれているせいで少しは弱っているハズだ」

ナッパ「ドドリアはサイヤ人をよく馬鹿にしてくれてたからな。ここらでお礼参りと行こうぜ」

307: 2009/02/27(金) 02:26:23.52 ID:kZIRjzxy0
ドドリア「はぁ・・はぁ・・っといけねぇ・・もしここにドラゴンボールがあったら大目玉だ・・・」

ベジータ「全く同感だぜ、ドドリアさんよ」

ドドリア「!?ベ、ベジータ!!!見つけたぜ!!」

ベジータ「バカが、出てきてやったんだ。」

ナッパ「ドドリア、消耗してるてめぇなら俺達にだって勝機はあるぜ・・」

ラディッツ「・・・・」

ドドリア「舐めやがって!!!サイヤ人如きがこの俺に何が出来る!?やれるモンならやってみやがれ!!!」

ラディッツ「ダブルサンデー!!」
ラディッツが先に放つ

ドドリア「遅いんだよ!!ボケが!!!」
難なく回避したドドリアは避けると同時にラディッツに頭突きを喰らわせる

ラディッツ「ぐあっ!!」

317: 2009/02/27(金) 02:31:02.32 ID:kZIRjzxy0
ナッパ「デラックスボンバー!!!!」

ドドリア「!!」
背後に隙が出来たのをナッパは見逃さなかった。 すぐさま憎しみのこもったデラックスボンバーをドドリアに当てる

ドグオオオンッ
ドドリア「ぐおおぅっ・・!!!へ、き、きかねぇぜ!!」

ナッパ「(ち・・!ドドリア・・認めたくねぇが・・・タフな野郎だぜ!)」

ドドリア「丁度いいハンデじゃねえか!!!消耗しててもお前らは俺に苦戦してんだからよ!!全くお笑いぐさ
ラディッツ「サタデーークラァァァッシュ!!!!」

ラディッツ渾身のサタデークラッシュがドドリアの頭部に命中する
ドドリア「ぐおああああ!!!!」

さすがのドドリアもこの一撃は効いたようだ

335: 2009/02/27(金) 02:35:46.33 ID:kZIRjzxy0
ラディッツ「!当たった!!」

ドドリア「ぐおおおーー!!!ラディッツてめええーーー!!!!」クパッ

激昂したドドリアが口を開くと広範囲のエネルギー弾を発射した!!

ラディッツ「!!(避けられ・・!)」

ラディッツは氏を覚悟した

ナッパ「ぬぐおおおおーーー!!!」
突如、ナッパがラディッツの前に出て、ドドリアの攻撃を代わりに受ける

ラディッツ「ナッパ!!!」

ナッパ「へ・・へへ・・驚いたかドドリア・・耐えてやったぜ・・!!」
ドドリア「・・・!てめぇ~・・・・!!!」

ドドリアはここである事に気づく

ドドリア「ベジータ!?ベジータはどこに行きやがった!!!」

356: 2009/02/27(金) 02:42:42.80 ID:kZIRjzxy0
ドドリア「おい!!!ベジータはどこだ!!!」

ドドリアはスカウターを起動するが、先程のラディッツのサタデークラッシュにより故障してしまっている

ナッパ「へ・・へへ・・どここだろうな・・・」
ラディッツ「ふ・・ふふ・・!」

ドドリアは気づいた

ドドリア「!!!てめぇ~らぁ~!!さては囮か!!!!」

ナッパ「!」
ラディッツ「・・!」

ドドリア「ベジータはフリーザ様の宇宙船に向かってやがるんだなー!!!?そうはさせねぇー!!!」

ドドリアはフリーザの宇宙船の方向へ向かう為に横を向いた


ベジータ「よぉ、ドドリアさん」
ドドリア「ベジッ」
ドドリアが振り向いた時、ベジータはフルチャージのギャリック砲を放つ直前だった

ベジーた「ギャリック砲ーーー!!!!!!」
ズゴオオオオオオオッ!!!

消耗していたとは言え、流石のドドリアも零距離からのフルチャージギャリック砲には耐えられず、身体に大きな穴が開いた

363: 2009/02/27(金) 02:45:08.34 ID:kZIRjzxy0
ベジータ「はぁ・・はぁ・・・」

ナッパ「ぜぇ・・ぜぇ・・」

ラディッツ「・・・」

ベジータ「よし・・・、これで厄介なのが一人減った・・・」

ナッパ「うぐぐ・・・」
ラディッツ「ナッパ、大丈夫か!?」

ナッパ「う・・うるせぇ・・大丈夫だ・・・」

ベジータ「耐えろナッパ。確かフリーザの宇宙船にメディカルマシーンがあったハズだ」


389: 2009/02/27(金) 02:50:55.63 ID:kZIRjzxy0
その頃・・ 

フリーザの宇宙船前

フリーザ「これはこれは・・・お強い事で・・・」
部下「うぐぐ・・・」

宇宙船の周りには瀕氏状態のフリーザの部下達が転がっている

ネイル「フリーザ・・貴様がこの星に災いを持ち込んだ張本人か・・!」
フリーザ「持ち込んだとは失礼な・・私はただこのドラゴンボールを揃えたいだけなのですよ」

ネイル「それは我々ナメックの宝だ。・・・返してもらうぞ」
フリーザ「ほっほっほ・・」

ネイル「なにがおかしい・・?」
フリーザ「いえね・・我々は既にドラゴンボールを6つまで揃えていたのですよ」

ネイル「・・・」
フリーザ「後一つが中々見つからなくて少しイライラしていまして・・・」

ネイル「俺には関係のない話だ」

フリーザ「それで・・私のバカな部下が盗賊にボールを二つ奪われてしまいましてね・・・」

ネイル「・・・」

フリーザ「もう・・私、頭がカンカンなんですよ・・・ほほほ・・・」

395: 2009/02/27(金) 02:54:25.32 ID:kZIRjzxy0
ネイル「話はそれだけか?」

フリーザ「ええ・・ですから・・私は手加減する気ではいますけど・・・もしかしたら・・頃してしまうかもしれません・・・」
ネイル「!!」
邪悪な気がネイルを覆う

ネイル「(こいつは・・!思った以上の・・・!!)」

フリーザ「さて・・ここで戦ってもいいのですが・・私も宇宙船は失いたくありませんから、少し離れた場所で戦いましょうか」

ネイル「・・・・いいだろう」

フリーザ「ほほほ・・どうも・・・ではいきましょうか・・・」


406: 2009/02/27(金) 02:58:50.51 ID:kZIRjzxy0


ベジータ「・・ん?」

ナッパ「・・どうした、ベジータ?」

ラディッツ「・・あ・・・」

ベジータ「フリーザの宇宙船からフリーザの反応がない・・・」

ナッパ「マ、マジか?」

ラディッツ「ザーボンはどうしたんだ?」

ベジータ「わからんが・・これはチャンスかもしれな

その時、山の向こうで巨大な爆発が起こった

ズドゴゴゴゴオオオオオオゥ・・・!!!!

ナッパ「な、なんだ!?」
ラディッツ「何者かが戦っているのか!?」

ベジータ「お前達、急ぐぞ!!恐らくあれはフリーザと誰かが戦っている!!宇宙船に侵入するチャンスは今しかない!!!」

415: 2009/02/27(金) 03:03:10.61 ID:kZIRjzxy0
フリーザの宇宙船前

ベジータ「これは・・・」

そこらに転がっているフリーザの部下を見てベジータは二度驚いた

ナッパ「い、一体誰が・・・」

ベジータ「そんな事はどうでもいい!ラディッツ!お前はナッパをメディカルマシーンへつれていけ!」

ラディッツ「わ、わかった!」
ナッパ「・・うぐ・・・・」

ラディッツはナッパを背負い、医務室へと向かっていく

ベジータ「・・・さて、通信だ・・・連絡先はクウラの宇宙船・・・」

421: 2009/02/27(金) 03:06:53.17 ID:kZIRjzxy0
クウラの宇宙船

クウラ「・・通信だと?」

部下「はっ!フリーザ様の部下と名乗るものからです!」

クウラ「繋げ・・・」




草原

ネイル「はぁっ・・!はぁ・・!!」

フリーザ「ほっほっほ、意外と頑張りますねぇ・・・部下にほしいぐらいですよ・・・」

ネイル「(この俺がまるで赤子扱いだ・・・ここまでか・・・)」
ザッ・・

地に膝をつくネイル

フリーザ「いえいえ、貴方は大変よく頑張りましたよ。ただ、相手が悪かっただけの事です・・・」

427: 2009/02/27(金) 03:11:01.64 ID:kZIRjzxy0
フリーザ「さて・・貴方を消す前に・・一つ教えて頂きたい事がありまして・・・」

ネイル「?」

フリーザ「先程・・ナメックの住民の方からボールを受け渡された時・・妙な事を口走ったんですよ・・・」
ネイル「・・・!」

フリーザ「貴様達にはどうせ願いは叶えられない・・と・・・これはどういう意味でしょうかねぇ?」
ネイル「・・・悪しき心を持つ者には叶えられない願いと言う事だ」

フリーザ「本当にそうでしょうか?」
ネイルの顔を覗き込む

ネイル「ドラゴンボールはナメックの宝・・・それ以外には知らん!」
フリーザ「そうですか・・では・・・あそこの家に住んでる方ならご存知でしょうかね?」

ネイル「・・・!」

フリーザが指を刺した先には、最長老の家が在った

433: 2009/02/27(金) 03:16:22.11 ID:kZIRjzxy0
クウラの宇宙船

クウラ「ドラゴンボール・・?それは本当なのか?」

ベジータの声「はっ・・フリーザ様はドラゴンボールを使い不老不氏になり、邪魔者である貴方を始末すると・・・」

クウラ「フリーザめ・・・甘やかしすぎたか・・・この兄に対してそんな事を考えていたとは・・・!」

ベジータの声「宇宙一の力の覇者は長兄のクウラ様のみです。我々ではフリーザを止める事は出来ません。どうかお力を・・」

クウラ「・・わかった、すぐにナメック星へと向かう。」

ベジータの声「ありがとうございます・・では失礼いたします・・・」

ブツッ

部下「通信、切れました」

クウラ「フリーザめ・・・兄に逆らう事がどういう事かを教えてやらねばならんな・・・」

510: 2009/02/27(金) 06:59:32.33 ID:kZIRjzxy0

ベジータ「くっくっく・・よし、これでいいぞ・・兄弟同士で無意味な戦いを繰り広げるがいい・・・・!」

ラディッツ「ベジータ」

ベジータ「ラディッツ、メディカルマシーンは使えたのか?」

ラディッツ「ああ、後数分で終わる・・それと、フリーザの私室にドラゴンボールが4つあった」

ベジータ「そうか!よし、すぐ持ち出していけるように外に出しておけ」

ラディッツ「ああ・・なぁ、ベジータ。そろそろドラゴンボールがなんなのか教えてくれないか?」

ベジータ「・・・ち、いいだろう。教えてやる・・ドラゴンボールというのはだな・・・」

513: 2009/02/27(金) 07:06:18.24 ID:kZIRjzxy0
草原

ネイル「・・・」
フリーザ「おや・・今少し表情が歪みましたね・・・あそこにヒントがあるのですね?」

フリーザがネイルに背中を見せる

ネイル「!はーーーーー!!!!」
ズボウッ

ネイルは全力のエネルギー弾をフリーザに見舞った

フリーザ「ほっほっほっほ・・・」

ネイル「!!」
煙幕からフリーザの笑い声が聞こえる

フリーザ「やはり42000ではこの程度でしょうねぇ・・・」
ピッ

ネイル「!!!」


ドゴオオオンッ

514: 2009/02/27(金) 07:14:56.41 ID:kZIRjzxy0
通信制御室

ラディッツ「全て揃えるとどんな願いでも叶えられる・・?」

ベジータ「その通りだ、フリーザの野郎はドラゴンボールで不老不氏を得るつもりだ。そんな事になってしまってはもう奴を倒す事は出来ない」

ラディッツ「そんな事が・・・」

ベジータ「今の俺達が奴を倒す方法は奴より先に俺達が不老不氏になるしかない・・・。」

ラディッツ「そうだったのか・・・」

ベジータ「黙っていてすまなかったな。とりあえずボールを全て奪いこの星からさっさと脱出するのがこれからの目的だ」

ラディッツ「(不老不氏・・・俺が不老不氏になればコイツらより上にもなれる可能性がある・・・)」

ベジータ「(最も・・・この星を脱出するのはこの俺一人だがな・・!)」

516: 2009/02/27(金) 07:20:17.40 ID:kZIRjzxy0
ベジータ「そういうわけだ、さっさと準備をしてくれ」

ラディッツ「ああ・・わかった」

ベジータ「ナッパもそろそろ終わる頃だろう。お前達は先に隠し場所に行っていろ。くれぐれも飛ぶなよ」

ラディッツ「了解だ(俺達が不老不氏になるだと・・?それでは俺はいつまで立ってもコイツらの下から抜け出せない・・・不老不氏になるのは俺一人でいい・・・サイヤ人は俺一人でいいんだ・・・)」

ベジータ「(ナッパ。、ラディッツ、お前達はよく働いてくれたよ・・・)」

517: 2009/02/27(金) 07:24:33.47 ID:kZIRjzxy0
最長老の家

フリーザ「こんにちわ、お邪魔しますよ」

最長老「・・何用かな。」

フリーザ「おや・・そのイスの上にあるのはドラゴンボールですね?これは好都合です」

最長老「無駄だ、例えお主達が全てを揃えようと願いは永遠に叶えられん」

フリーザ「やはり、何か条件のようなものがあるのですね・・?それを教えて頂きましょうか・・・さもないと・・頃しますよ?」

最長老「頃すなら頃すがいい・・しかしドラゴンボールは私が作った物・・。私が氏ねばドラゴンボールはただの石に戻る」

フリーザ「な・・・なんですって?」

最長老「・・最も、お主に殺されずとも私はもう少しで寿命を迎えるがな・・・」

519: 2009/02/27(金) 07:29:38.66 ID:kZIRjzxy0
医務室

メディカルマシーンの治療を終え、ナッパが出てくる

ナッパ「ふう・・楽になったぜ・・・」

ラディッツ「ナッパ、フリーザが手に入れたドラゴンボールを持って先に隠れ家へ行くぞ」

ナッパ「・・おいラディッツ、てめぇなに俺に命令してやがんだ?」

ラディッツ「・・!これはベジータの命令だ・・・」

ナッパ「ドドリアの時、てめぇを助けたのはコマが消えると困るからだ。足手まといにならねぇようにちゃんとやりやがれ」

ラディッツ「・・・すまん」

ピピピピ・・・

突然、ベジータから通信が入る
ラディッツ「!通信?」

ナッパ「どうしたベジータ?」

521: 2009/02/27(金) 07:32:59.96 ID:kZIRjzxy0
ベジータの声「急いでここから脱出するぞ!!」

ラディッツ「ああ、わかっている」

ナッパ「フリーザの野郎が戻ってきたのか!?」

ベジータの声「違う、この星にギニュー特戦隊が向かってきている!!今奴らとハチ合わせば全てはパーだ!!さっさと脱出するぞ!!」

ラディッツ「ギ・・ギニュー特戦隊!?」

ナッパ「マ・・・マジかよ!?こりゃやべぇ!!ラディッツ!!!さっさと脱出するぞ!!!」

ラディッツ「わ、わかった!!」

二人は残りのボールを担ぎ、急いで出口に向かう

523: 2009/02/27(金) 07:38:53.95 ID:kZIRjzxy0
最長老の家

フリーザ「・・・む・・?この反応はギニュー特戦隊・・?召集した覚えはないが・・・」

最長老「・・おお・・・この星に大きな災難が迫っている・・!」

フリーザ「災難・・?」

最長老「ナメックはもはや終わりだ・・・」

フリーザ「・・・とりあえず、そのボールは頂いていきますよ」
超能力でボールを引き寄せる

フリーザ「(何か嫌な予感がしますね・・とりあえず宇宙船に戻るとしますか・・・)」

524: 2009/02/27(金) 07:44:53.79 ID:kZIRjzxy0
ベジータ達は既に宇宙船を離れ、低空飛行で隠れ家へと向かう

ベジータ「(恐らくギニュー特戦隊がここに向かって来るという事はクウラの事をフリーザに伝えるためか・・・)」

ナッパ「ギニュー特戦隊が来るって事は・・・フリーザもかなり頭に来てるようだな・・・」

ラディッツ「そのようだな、早いところドラゴンボールを揃えてこの星を脱出しよう」

ベジータ「(最後の一個・・もしフリーザの野郎が持ってやがったら奪取は難しくなる・・・。覚悟を決めるしかないようだな・・・)」

527: 2009/02/27(金) 07:50:51.74 ID:kZIRjzxy0
ベジータ達がフリーザの宇宙船を脱出したのと同時にギニュー特戦隊もナメック星へと到着する

ギニュー「お前達!急ぐぞ!!フリーザ様の元へ!!」

ジース「隊長、遠くにベジータ達の反応がありますが・・・」

ギニュー「あんな奴らなど放っておけ!!行くぞ!!!」

ギニュー特戦隊達は全速力でフリーザの元へ向かう



ギニューが到着する前にフリーザがスカウターの無線を使う

フリーザ「ギニュー隊長、どうしました?」

ギニュー「フリーザ様!!一大事でございます!!」

フリーザ「なんです・・・?」

ギニュー「は!!実は・・・・」

529: 2009/02/27(金) 07:55:29.45 ID:kZIRjzxy0
フリーザ「な・・なんですって!?兄、クウラがドラゴンボールを奪いに・・・?」

ギニュー「は!!どこから情報が漏れたのかは知れませんが、クウラ様はまもなくこの星へ到着します!!」

フリーザ「おのれ・・ここまで来て、兄に不老不氏になる機会を奪われるわけにはいけません・・!ギニュー隊長、私は宇宙船へ向かいます。一度落ち合いましょう」

ギニュー「了解しました!!」

フリーザ「災難とはこの事か・・!おのれ・・クウラ・・・こればかりは絶対に譲れん・・!」


532: 2009/02/27(金) 08:00:58.56 ID:kZIRjzxy0
隠れ家

ベジータ「さて、これからの行動だが・・・。もうすぐクウラの宇宙船がこの星に到着する」

ラディッツ「・・・ゴクリ」

ベジータ「恐らく、フリーザとクウラは戦闘になるだろう。俺達は奴らが争ってる間に残り一つのドラゴンボールを探し出し、さっさとこの星から脱出する」

ナッパ「最後のドラゴンボールがどこにあるかだな・・・」

ラディッツ「惑星フリーザ程ではないが、この星は広い。散り散りになって探すのか?」

ベジータ「その通りだ、お互いの状況は無線で知らせあう。奴らも戦闘が始まっては俺達の無線を傍受してる余裕などないだろうしな」

533: 2009/02/27(金) 08:07:05.92 ID:kZIRjzxy0
ナッパ「へっへっへ・・もう少しで願いが叶うんだ、やってやるぜ・・・」

ラディッツ「(これは・・ドラゴンボールを奪う機会か・・・)」

ベジータ「(さて・・・こいつらには頑張ってもらわないとな・・・)」



フリーザの宇宙船

フリーザ「・・・おのれベジータ!私の留守中にボールを奪うとは・・・!」

ギニュー「ベジータ達の反応は既に捕らえております。始末しに行きましょうか?」

フリーザ「いえ・・後一つのドラゴンボールは私が持っているのです。向こうから寄ってくるでしょう・・・」


534: 2009/02/27(金) 08:13:20.71 ID:kZIRjzxy0
そして数時間後・・
ついにクウラの宇宙船がナメック星の大気圏に突入した

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・

ピピピピ・・
ギニュー「フリーザ様!クウラ様から通信です!」
フリーザ「繋ぎなさい」

ピッ
クウラ「・・久しぶりだな、フリーザ」

フリーザ「兄上・・何用でしょうか?」

クウラ「とぼけるな、お前がドラゴンボールで不老不氏を得て、この俺を倒そうとしている事は既にわかっているのだ」

フリーザ「倒す?・・兄上、それは誤解です。何者か知れませんがデタラメな情報に惑わされないで下さい。」

クウラ「デタラメかどうかはお前の顔を見ればすぐわかる・・・」

フリーザ「・・・兄上、私は貴方と争いたくはありません・・どうかお引取りを・・・」

クウラ「切れ」
プッ

ジース「あ・・つ、通信途絶えました!」

フリーザ「問答無用というわけですか・・・」

536: 2009/02/27(金) 08:17:42.24 ID:kZIRjzxy0
フリーザ「争いは避けられませんか・・いいでしょう、兄とはここで決着をつける運命です」

ギニュー「我々は最期までお供いたします!!フリーザ様!!」

リクーム「この命に代えても、フリーザ様をお守りして見せます!!」

ジース「我等が従うのはフリーザ様のみです!!」

フリーザ「ほっほっほ・・頼もしい限りです・・・。ギニュー隊長、貴方のボディチェンジが勝利の鍵です。頼みましたよ」

ギニュー「は!!お任せ下さい!!」

540: 2009/02/27(金) 08:22:50.17 ID:kZIRjzxy0
隠れ家

ナッパ「ベジータ!クウラの宇宙船が着陸したぜ!!」

ベジータ「よし、戦闘が始まり次第散るぞ。覚悟を決めておけ!」

ラディッツ「・・・」

ナッパ「おいラディッツ、なに黙ってやがんだ?震えてんのか!?」

ラディッツ「・・そ、そのような事はない・・!」

ベジータ「ラディッツ・・・我々サイヤ人はここで終わる人種で無い事を忘れるな」

ラディッツ「わ、わかっている!」

546: 2009/02/27(金) 08:27:47.45 ID:kZIRjzxy0
ピピピピピピ・・・!!
ベジータ「戦闘が始まったな。では、行くぞ」

ナッパ「おう!」

ラディッツ「了解だ」

3人のサイヤ人はそれぞれの方向へと散って行った

ラディッツ「(・・・なんとしてもベジータ達より先にボールを見つけ、この星から離脱せねば・・!)」

ラディッツは己の勘を頼りに突き進んだ


隠れ家を出発して数分後、ラディッツはある建物を見つけた

最長老の家である

ラディッツ「あの高台にある建物・・・臭いな・・・」

直感的にラディッツは最長老宅へ向かった

551: 2009/02/27(金) 08:32:19.04 ID:kZIRjzxy0
最長老宅

最長老「・・げほっ・・げほっ」

ラディッツ「ナメック星人・・!まだ生き残りがいたのか」

最長老「お主は・・サイヤ人か・・・ここにドラゴンボールはない・・」

ラディッツ「なに・・?では何処に行ったのだ?」

最長老「既にフリーザが持っていった・・」

ラディッツ「なんだと・・!?くそ、最悪だ・・・・」

最長老「お主達もドラゴンボールを集めているようだが・・・それもすぐに無意味な事になる・・・」

ラディッツ「無意味だと?」

最長老「私はもうすぐで氏ぬ・・。私が氏ねばドラゴンボールは石に戻るのだから・・・」

ラディッツ「なに・・、それは本当か?」

最長老「それは時間が経てば嫌でもわかる・・・」

552: 2009/02/27(金) 08:38:39.55 ID:kZIRjzxy0
ラディッツ「ち・・これでは俺の目標が・・・!」

最長老「・・お主はドラゴンボールを使ってなにをしようと考えているのだ・・・?」

ラディッツ「決まっている!永遠の命を手に入れ、フリーザやベジータを倒し、最強のサイヤ人として生きる為だ!」

最長老「サイヤ人・・・か・・・少なくとも・・フリーザよりはマシな存在なのかもしれんな・・・」

最長老の声が弱弱しくなる

ラディッツ「おい・・!貴様、まさか・・・」

最長老「いよいよ寿命が来たようだ・・・。ナメックの平和は長くは続かなかったか・・・」

ラディッツ「待て!!まだ逝くな!!」

最長老「・・・・」
最長老は無言でラディッツの頭に手を乗せる

ラディッツ「な!?」

最長老「これは賭けだ・・フリーザ一族を生かしておけば・・・全宇宙の平和の妨げになる・・・」

555: 2009/02/27(金) 08:41:32.63 ID:kZIRjzxy0
最長老「私の直感を信じ・・・お主に力を与えよう・・・」
ズオオオォッ
ラディッツ「!!!!」

ラディッツの身体から何かが注ぎ込まれる

最長老「・・・・・」

ラディッツ「・・こ・・・この身体から漲るパワーは・・!?」

最長老は既に事切れている

ラディッツ「ふ・・ふはははは!!素晴らしいパワーだ!!このパワーならベジータを超えられる!!!」


559: 2009/02/27(金) 08:49:28.87 ID:kZIRjzxy0
自分でも想像つかないパワーの増幅にラディッツは舞い上がる

ラディッツ「ははははは!!!ははははは・・・!!」

ラディッツ「・・・このナメック星人の言うとおりならば、ドラゴンボールは既に石になっているハズ・・・」

ラディッツ「流石に今の俺にフリーザとクウラを同時に相手をする程のパワーはないだろう・・・。今はとにかくこの星を脱出する事が優先だ・・!」

ラディッツは隠れ家へと向って出発した

ラディッツ「はははは!!!速い!!速いぞ!!!うわははははははーー!!!」


隠れ家

ベジータ「・・な!?ド、ドラゴンボールが石に・・・!?」

念の為、出発直前に持ってきたドラゴンボールの一つが突如石になり、驚いたベジータは隠れ家に戻っていた

ベジータ「バカな・・!?何故・・?これでは俺の目的が・・・!!」

561: 2009/02/27(金) 08:53:50.43 ID:kZIRjzxy0
ベジータ「く・・くそったれ・・・こうなってはこの星を脱出する他・・・」

ピピピピピピピ・・・
ベジータ「!」

ベジータのスカウターが巨大な戦闘力を捕らえた

ベジータ「な、なんだこの戦闘力数は・・!ギニュー特戦隊が来たのか!?」

ベジータが身構える。しかし、目の前に現れたのは意外な事にラディッツであった

ラディッツ「・・・」

ベジータ「ラディッツ・・!?」

ラディッツ「ドラゴンボール・・やはり石になっていたか・・・」

ベジータ「!?ラディッツ!まさか貴様がやったのか!!」

562: 2009/02/27(金) 08:57:57.60 ID:kZIRjzxy0
ラディッツ「俺のせいではない・・・不可抗力だった」

ベジータ「く・・何があった?その戦闘力数・・!」
ベジータの額に汗が垂れる

ラディッツ「・・・ふ」
ラディッツは思わず笑みをこぼす

ベジータ「ラディッツ貴様・・!まさかこの状況で俺を倒すつもりか?」

ラディッツ「そうだ、今まで散々コキ使ってくれたお礼をな・・・」

ベジータ「馬鹿な事を!さっさとこの星から離脱しなければ俺達だって危険なんだぞ!!」

ラディッツ「確かにそうだが、お前を倒す時間くらいはあるハズだ」

ベジータ「・・ち、調子に乗りやがって・・!」

566: 2009/02/27(金) 09:04:31.90 ID:kZIRjzxy0
ラディッツ「それに、強いサイヤ人は一人でいい」

ベジータ「そのサイヤ人が貴様だと言うのか!?」

ラディッツ「その通りだ」

ベジータ「俺も甘く見られたモンだぜ・・・いいだろうラディッツ!俺も本気でてめぇを倒す!!うおおおおお!!」

ベジータが気を爆発させる

ラディッツ「スカウターで測れる戦闘力などたかが知れているな・・!はああああああ!!!」
ラディッツも気を開放する

ピピピピピピ・・・・・
ベジータ「戦闘力・・・50000・・・60000・・・70000・・・!!・・馬鹿な!!」

ピーーッ ボンッ
ベジータ「!」

ベジータのスカウターが故障した

ラディッツ「ひひひ・・」

571: 2009/02/27(金) 09:08:34.57 ID:kZIRjzxy0
ベジータ「ギャリック砲ーーー!!!!」
ラディッツ「!」

ベジータがギャリック砲を近距離から発射
この距離から回避する事は実質不可能・・・だが

ラディッツ「うおおおおおお!!!」
バチイッ!!

ベジータ「!!」

ラディッツは片手でギャリック砲を弾き飛ばす

ドゴオオオオンッ!!

弾かれたギャリック砲は山に直撃し、山が消し飛んだ

ラディッツ「どうしたベジータ、その程度か!!」
ベジータ「な・・・」

715: 2009/02/27(金) 20:40:33.32 ID:kZIRjzxy0
ラディッツ「そらあああーーー!!!」
ベジータ「!!」

ラディッツの恨みの篭った一撃がベジータに向かっていく

ベジータ「ぐあああっ・・!!!」
とっさにガードするベジータだが、とても防ぎきれるダメージではなく遠くまで吹っ飛ばされる

ラディッツ「はははは!どうしたベジータ!!」
ラディッツはベジータに追撃を行おうとする・・がその時

ピピピピ・・
ラディッツ「む?ベジータから高エネルギー・・!?」

ベジータ「はぁ・・・はぁ・・ラディッツ・・・!!!」
ベジータの右手にはパワーボールが浮かんでいる

ラディッツ「!!しまった・・!!」
ベジータ「後悔しやがれぇぇ!!!」

ベジータはパワーボールを天に向かって放つ

ベジータ「弾けて、混ざれ!!!!」

721: 2009/02/27(金) 20:43:52.84 ID:kZIRjzxy0
カッ

ベジータ「うおああああああ・・・!!!!」
ベジータが徐々に大猿へと変身していく

ラディッツ「ちぃっ・・!」

ベジータ「ぐはははは!!!ラディッツ!!こうなってはもう手がつけられんぞ!!!!」




その頃

ナッパ「なんだありゃあ・・まさかパワーボール・・? !!うおがあああああ・・・!!!」

724: 2009/02/27(金) 20:47:31.08 ID:kZIRjzxy0
ベジータ「残念だったな!!貴様がいつ尻尾を失くしたのかは知らんが!これで形成は逆転だ!!」
ラディッツ「・・ぬうぅ・・・」

ベジータ「落ちこぼれの貴様がサイヤ人の王であるこの俺様に敵うわけがなかろうがーーー!!!」
ベジータは口から巨大なエネルギー砲を放つ

ラディッツ「ぬ!!」
あまりの広範囲の為、ラディッツは防御せざるをえなかった

ベジータ「消し飛びやがれええぇえーーー!!!」

ドッグオオオオオオンッッ

728: 2009/02/27(金) 20:51:06.29 ID:kZIRjzxy0
ラディッツ「うお・・・!おお・・・あ・・!!!!」

ゴゴゴゴゴゴ・・・

ベジータ「・・・」

煙幕が晴れると、ラディッツが無様に転がっていた

ベジータ「ははは・・・ははははは!!!思い知ったか、ラディッツ!!身の程を知らない馬鹿め!!はーっはっはっはっはっは!!!!」

ベジータは星中に響くような大声で笑った

ベジータ「はーっはっはっは!!!!!」

ラディッツ「なんてな・・」

ラディッツが何事もなかったかのように起き上がる

ベジータ「は・・・」

ラディッツ「馬鹿笑いしおって・・・」

735: 2009/02/27(金) 20:55:52.20 ID:kZIRjzxy0
ベジータ「バ・・バカな・・!!!」

ラディッツ「愚か者め!!今の俺にそんな攻撃が通用するか!!!」
キィィィィ・・・

ラディッツが両手にエネルギーを集中させる

ベジータ「そ・・そんな馬鹿な・・・!サイヤ人の王の俺が・・・!!!」

ラディッツ「所詮貴様は王の器ではなかったという事だ!!夢はあの世で見続けていろ!!」

ベジータ「夢だ・・・これは・・・悪い夢だあああーーー!!!」

ベジータが再び口からエネルギー砲を発射する。先程よりも大きい

ラディッツ「ダブル・サンデーーーー!!!」

ゴウッ

ベジータ「!」

ラディッツのダブルサンデーはベジータの巨大エネルギー弾を貫き、そのままベジータの顔に向かって行った

ベジータ「・・!!うおわああああああ!!!!」

ドゴオオオオオオン・・!!!

740: 2009/02/27(金) 21:00:13.11 ID:kZIRjzxy0
ベジータはパワーアップしたラディッツの前に跡形も無く消し飛ばされた

ラディッツ「あのベジータを倒した・・!むふふ・・素晴らしいパワーだ!!」

ラディッツ「サイヤ人最強はこのラディッツだ!!この快進撃、もはや誰にも止められん!!うわはははははーーー!!!」

ラディッツの笑いに呼応したかのように突如星に大地震が起こる

ラディッツ「!!?・・ち、どうやらこの星にこれ以上いるのは危険なようだ・・・!!」


745: 2009/02/27(金) 21:06:20.84 ID:kZIRjzxy0
クウラ「フリーザ・・貴様・・!!血迷った事を!!」

フリーザ「はぁ・・はぁ・・ただでは氏なない・・・」

二人の真下には底の見えない大きな穴が開いている

クウラ「こんな事をしては、貴様が集めたドラゴンボールごと吹き飛ぶだろうが!!!」

フリーザ「アンタに不老不氏を渡すぐらいなら・・・!!星ごと散った方がマシだ・・!!!」

クウラ「馬鹿な奴め!!!俺にドラゴンボールを渡せば貴様ぐらいは生かしておいてやってもよかったものを!!!」

フリーザ「アンタなんかに生かされるくらいなら・・・氏んだ方がマシだ」

クウラ「フリーザ・・貴様は・・・本当に馬鹿な弟だよ!!!」

クウラの指先にエネルギーが集まる


751: 2009/02/27(金) 21:14:19.48 ID:kZIRjzxy0
フリーザ「・・デスボール・・・」
フリーザが小さくつぶやくとクウラと同じく指先にエネルギーが集まる

クウラ「最後の最後まで足掻くか・・・」

フリーザのデスボールが出来上がる前にクウラのスーパーノヴァは完成していた

パワーえお抑えているとは言え、その大きさはデスボールを遥かに凌駕していた

クウラ「消えてなくなれ!!!フリーザ!!」

クウラがフリーザにスーパーノヴァを放った

フリーザ「ほほ・・・これが私の結末ですか・・・なんと・・・情けない・・・」

755: 2009/02/27(金) 21:22:01.15 ID:kZIRjzxy0
その時

ナッパ「うがああああああーーーー!!!!!」
ドウッ!!

大猿化したナッパ突如現れ、巨大エネルギー弾を発射した

ドゴオンッ!!

クウラ「なにっ!?あの大猿は・・サイヤ人か!?」

ナッパの放った巨大エネルギー弾はクウラのスーパーノヴァに当たり、軌道を大幅にずらした

ナッパ「ぐおおおおおーー!!!」

ナッパはそのままフリーザ、クウラに目掛けて突っ込んでくる

フリーザ「サイヤ人に命を救われたとは・・・これ以上の屈辱はない・・・しかし、チャンスをくれた事には正直に感謝しよう」

クウラ「!」
フリーザ「きえええええいい!!!」

ナッパに気を取られたクウラの一瞬の隙が出来たのをフリーザは見逃さなかった
最期の力を振り絞った渾身のデスボールを再び大穴へ放り投げた

クウラ「よせえええええーーーー!!!!」
ナッパ「グオオオオオオオ!!!」
フリーザ「ニヤッ・・・」

次の瞬間、ナメック星は光になった

762: 2009/02/27(金) 21:27:41.51 ID:kZIRjzxy0
宇宙空間

クウラ「・・・・」

星の爆発に近距離から巻き込まれたクウラであったが、その身体に傷は殆どついていなかった

クウラ「おのれ・・・フリーザ・・・!!フリーザァァァァ・・・・!!!!!」

怒りをぶつけようにもうつける物が無い

クウラはこのまま惑星フリーザに戻るしかなかった

764: 2009/02/27(金) 21:29:56.07 ID:kZIRjzxy0
ラディッツの宇宙ポッド

ラディッツ「・・間一髪だったようだな・・・。あの爆発では・・ナッパも氏んだだろう・・・」

ラディッツ「これで本当にサイヤ人はこの俺一人になった・・!!」

ラディッツ「・・・うははははは!!!天下だ!俺の天下だ!!!」

ラディッツの宇宙ポッドはそのまま地球へと向かって行った・・・

772: 2009/02/27(金) 21:36:43.73 ID:kZIRjzxy0
ラディッツが地球に再来して数ヶ月

ラディッツの手により地球の人口は半分になっていた

力に溺れたラディッツは本能の赴くまま気ままな生活を送っていた

そんなある日の事・・

774: 2009/02/27(金) 21:39:03.96 ID:kZIRjzxy0
ピピピピ・・・

ラディッツ「む・・・?」
ラディッツのスカウターが天空から何かを捕らえた

ラディッツ「・・!そ、そんなバカな・・!?」

天空に見覚えのあるシルエットが浮かぶ

ラディッツ「あれは・・フリーザの宇宙船・・!?い、いやクウラか・・!?」



クウラの宇宙船

「クウラ様、まもなく到着します」

クウラ「ここが地球か・・・悪くない星だな・・・」

777: 2009/02/27(金) 21:41:45.19 ID:kZIRjzxy0
フリーザ亡き後、惑星フリーザの名は惑星クウラに変えられ、クウラは惑星の王に君臨していた

ラディッツ「な・・・なんという事だ・・!まさか奴が地球に来るとは・・!!!」

ラディッツ「奴らは最新のスカウターを持っている・・!既に俺は発見されているか・・・!!!」

ラディッツは急いでカリン塔へ向かった

779: 2009/02/27(金) 21:46:20.57 ID:kZIRjzxy0
カリン塔

ラディッツ「・・確かまだあったハズだ・・・不思議な豆が・・・」

地球に再来した翌日、ラディッツは仙豆の存在に気づいた

ラディッツ「・・・く、俺は最強のサイヤ人だ・・!!クウラ程度に怖気づくモノか!!!」

ラディッツが己を励ます

ピピピピ・・
ラディッツ「!?」

突如、スカウターが反応する

ラディッツ「なんだ・・?巨大なパワーがクウラ達の方へ・・・?」

782: 2009/02/27(金) 21:49:31.66 ID:kZIRjzxy0
荒野

クウラ「何者だ、貴様は?」

トランクス「お前達を倒しに来た・・・」

クウラ「・・この俺を誰か知っていて言ってるのか・・?」

トランクス「知っているさ・・・フリーザだろう」

クウラ「・・・なに?フリーザは既に氏んだ」

トランクス「・・なに?」

793: 2009/02/27(金) 21:53:49.26 ID:kZIRjzxy0
クウラ「身の程知らずの馬鹿がここにもいる・・・。後悔しても遅いぞ」

クウラが気を開放する

トランクス「・・!?こ・・こいつは・・・!!はああああっ!」
突如、トランクスが金色に輝いた

クウラ「!?こいつは・・?」



カリン塔

ラディッツ「な、なんだこの凄まじいパワー反応は・・!?」

突然現れた謎のパワー反応にラディッツは驚く

ラディッツ「ち・・、なにがなんだかわからん・・!」

ラディッツは荒野へと向かっていった

803: 2009/02/27(金) 21:59:19.89 ID:kZIRjzxy0
クウラ「黄金に輝く戦士・・・貴様、伝説と言われたスーパーサイヤ人か・・?」

トランクス「!知っていたのか・・」

クウラ「フリーザはそんな伝説は下らんと信じていなかったがな・・そうか・・・これがスーパーサイヤ人か」

トランクス「うおおおおーー!!!」

トランクスが剣を構え、クウラに突っ込んでいく

クウラ「伝説のスーパーサイヤ人が相手ならこちらも本気を見せなければ失礼だろうな・・はああああっ!!」

クウラも真の姿を現す


809: 2009/02/27(金) 22:02:16.42 ID:kZIRjzxy0
ラディッツ「またパワー反応が上がった・・!!!・・こ、これは・・・どうすればいいのだ・・!!!」

巨大な戦闘力のぶつかり合いに戸惑いながらもラディッツは目的地へと向かっていく



トランクス「はあああーーー!!!」
トランクスが剣をクウラの脳天目掛けて振り落とす

クウラ「フン」

ガキンッ
トランクス「な!?」

クウラは小指で剣を受け止める

クウラ「・・おや?これが伝説の戦士の力なのかな・・・?」

816: 2009/02/27(金) 22:05:26.58 ID:kZIRjzxy0
トランクス「ちぃっ!!」
トランクスは一旦距離を取った

クウラ「サイヤ人ともあろう者がこんな武器に頼るとはな・・・情けない」
バギッ

トランクス「!」

クウラが剣を圧し折る
クウラ「どれ・・・今度は俺の剣捌きを受けてもらおうか・・・」

クウラの手からエネルギー刃が発生する

クウラ「サウザーブレード・・・!」

トランクス「!!」

825: 2009/02/27(金) 22:09:52.85 ID:kZIRjzxy0
クウラの両手から放たれるエネルギー刃

トランクス「くっ!!・・ちぃっ!!」

トランクスは回避するのがやっとだ

クウラ「ほう、スピードは中々のモノだな・・!!」

クウラが攻撃の手を止める

トランクス「!?」

クウラ「今度はお前の本気の一撃を俺に見舞ってみろ・・・」

トランクス「く・・バカにしやがって!!!後悔しろ・・!!!」

トランクスが両手にエネルギーを集中させる

832: 2009/02/27(金) 22:14:13.51 ID:kZIRjzxy0
ラディッツもようやく戦場に到着する

ラディッツ「あ・・・あれはクウラか!?・・それとクウラに挑んでいるあの金髪の男は・・・!?」


トランクス「はあああああ・・!!」

クウラ「・・・」

トランクス「バーニング・アターーーック!!!!」

トランクスの最強技、バーニング・アタックがクウラに襲い掛かった

ラディッツ「!す、すさまじいエネルギー弾だ!!あいつ一体・・・!!!」


クウラ「フンッ」
バシュッ

トランクス「え・・・」

クウラはトランクスのバーニング・アタックを片手でかき消した

837: 2009/02/27(金) 22:18:38.45 ID:kZIRjzxy0
ラディッツ「・・・!!!!」

トランクス「バ・・バカな・・!!」

クウラ「最高の必殺技がこの程度とはな・・・ガッカリさせてくれる・・・」

トランクス「・・・・」
トランクスは戦意を喪失した

クウラ「伝説のスーパーサイヤ人とやらもこの程度か・・・・もう貴様に用はないな・・・消えろ」

トランクス「・・母さん・・・ごめん・・・」

ドスッ

クウラの手刀がトランクスを貫いた

ラディッツ「く・・!ま、まずい・・・!!!」

ラディッツは急いでこの場から離れた



クウラ「さて・・ゴミ掃除を始めるか・・・」

847: 2009/02/27(金) 22:27:15.45 ID:kZIRjzxy0
ラディッツ「今の俺ではクウラには勝てん・・・!!!」

ラディッツ「夜だ・・夜まで奴らから姿を隠すのだ・・!」

ラディッツは再来後に生えた尻尾を見る

ラディッツ「これしかない・・!これしか・・・!!!」

ラディッツは焦りのあまり、自分がベジータと同じ愚行をおかそうとしている事に気づいていなかった

854: 2009/02/27(金) 22:37:13.06 ID:kZIRjzxy0
そして夜

クウラの宇宙船

クウラ「・・首尾はどうだ」

部下「は、地球人は各地に散った兵達の手により、ほぼ全滅しました。」

クウラ「・・・あの小僧と戦っていた時、別の戦闘力を感じたが・・・気のせいだったかな・・・?」

部下「は・・?」

ビーッ ビーッ
突如、警報は鳴り響く

クウラ「どうした?」

部下「この宇宙船に近づく者がいます。今、モニターに映します」

ザザザ・・

そこにはラディッツの姿があった

クウラ「・・なんだアレは?・・我々の惑星の戦闘服を着ているようだが・・」

857: 2009/02/27(金) 22:40:18.01 ID:kZIRjzxy0
ラディッツ「・・・俺は最強のサイヤ人だ!!!」

ラディッツが月を見る

ラディッツ「うおおおおおお・・・!!!!」
ビキビキビキ・・

部下「ク、クウラ様!あれは!?」

クウラ「大猿化・・だと?サイヤ人にまだ生き残りがいたのか・・?」


ラディッツ「ぐおおおおおーーー!!!」

860: 2009/02/27(金) 22:42:40.58 ID:kZIRjzxy0
完全に大猿化したラディッツは間髪入れずに宇宙船へ向けて巨大エネルギー弾を発射する

ズッゴオオオオォォ!!!

クウラ「!」

部下「う、うわああああああああ!!!」

ドゴオオオオオオンッ!!!

宇宙船は跡形も無く吹き飛んだ

ラディッツ「グフッ・・・グフッ・・!!!グハハハハハ!!!!」

868: 2009/02/27(金) 22:47:42.37 ID:kZIRjzxy0
ラディッツ「グハハハハハ!!俺は最強のサイヤ人だああぁぁぁぁ!!!!」
ドウッ!  ドウッ!  ドウッ!

さらにラディッツは宇宙船があった場所にエネルギー弾をぶち込む

ラディッツ「ぐはははははは!!!」

ピッ

ラディッツ「!」

という音と共に煙幕の中からビームが飛んでくる

ラディッツ「ごあ・・・!!」

ビームはラディッツの肩を貫通した

ズシイイィィンッ

ラディッツは思わず倒れる

869: 2009/02/27(金) 22:51:30.68 ID:kZIRjzxy0
煙幕の中から姿を現したのはやはりクウラであった

クウラ「・・・フン、ただ埃を巻き上げるだけの技か・・・」

ラディッツ「・・!!!」

クウラにダメージは全くない

ラディッツ「お・・・おのれ・・!」
ラディッツはゆっくりと起き上がる

クウラ「・・・お前、ナメック星での生き残りか?確かあの時もお前のような大猿が出て来たな・・・」

ラディッツ「グフッ・・グフッ・・俺をナッパなんかと同じにするなぁ!!」

ラディッツの両手にエネルギーが集中する。ダブル・サンデーだ

クウラ「・・・フン」

クウラはただ立ち尽くしている

872: 2009/02/27(金) 22:55:38.70 ID:kZIRjzxy0
ラディッツ「サイヤ人は大猿になると戦闘力が爆発的に上がるのだ!!!このダブル・サンデーを喰らえ!!!」

ラディッツが怒りのダブル・サンデーを発射

クウラ「・・・」

ドゴオオオオンッ!!!

ラディッツ「やった!!まともに喰らいやがった!!!」

ラディッツ「ぐはははは・・・!!!はーっはっはっは!!!!」

ピッ

ラディッツ「!!!」

という音と共に再び煙幕からビームが飛び出してきた

ラディッツ「ぐああああっ!!!」

ラディッツの反対側の肩を貫かれた

クウラ「馬鹿笑いしおって・・・」

879: 2009/02/27(金) 23:00:45.51 ID:kZIRjzxy0

ラディッツ「うぐ・・・う・・!!!」

クウラ「どうやら本気を出してその程度だったようだな・・・」

ラディッツ「(氏・・氏ぬのか!?この俺が・・・!!サイヤ人最強であるこの俺が・・!!!!)」

クウラ「貴様など息の根を止める価値もないが・・・俺の宇宙船を破壊した罰は受けてもらおう」

クウラがラディッツに歩み寄る

ラディッツ「(嫌だ・・!やっと掴んだ栄光だっていうのに・・・!!!こんな所で・・!!!!嫌だ・・!!!)」

クウラ「・・・」

ラディッツ「うわああああああーーーー!!!!!」

クウラ「!?」

ラディッツが突然叫び声を上げる

ラディッツ「そんなのイヤだあああーーーーー!!!!!!!」

886: 2009/02/27(金) 23:03:18.39 ID:kZIRjzxy0
その時

ズボウッ

クウラ「なにっ!?」

ラディッツ「!?」

ラディッツの身体が黄金の輝きに包まれる

シュウ・・シュウ・・シュウ・・・

ラディッツ「こ・・これは!!?」

クウラ「まさか・・・スーパーサイヤ人か!?」

ラディッツ「(スーパーサイヤ人・・!?あの・・・伝説の!?・・この俺が!?)」

ラディッツの身体に力が漲ってくる

895: 2009/02/27(金) 23:07:13.26 ID:kZIRjzxy0
ラディッツ「(す・・凄まじいパワーの流れを感じる・・!!!!)」

ラディッツが起き上がる

クウラ「・・・!」

ラディッツ「フフ・・ハハハハ!!!グハハハハ!!!やはり俺は最強のサイヤ人だ!!!」

ラディッツが気をフルパワー全開にする

ドギョオッ!!!

クウラ「これは・・!!」

ラディッツ「クウラァ!!!貴様のお陰で俺はスーパーサイヤ人になれた!!!お礼を受け取ってくれや!!!」

ラディッツが左手に全エネルギーを集中させる

巨大なエネルギー球が出来上がった・・  サタデー・クラッシュだ

903: 2009/02/27(金) 23:11:13.14 ID:kZIRjzxy0
ラディッツ「うぐはははははは!!!!!クウラぁ!!貴様ら一族には随分、頭を抱えさせられたがなぁ!!!」

クウラ「・・!!」

ラディッツ「これで終わりだ!!!貴様を始末し、真の最強サイヤ人として君臨してくれる!!!」

全力サタデー・クラッシュのエネルギーが完全に溜まった

ラディッツ「氏ねえええーー!!クウラァァァァーー!!!サタデーーー・クラァァァッシュ!!!!」

ズゴウッ!!

巨大なエネルギーの塊がクウラに襲い掛かった


913: 2009/02/27(金) 23:13:33.00 ID:kZIRjzxy0
クウラ「氏ぬのは・・・貴様だぁーー!!!」

クウラがスーパーノヴァを放つ

ラディッツ「ぐあはははは!!!無駄無駄ぁ!!!」

グゴゴゴゴゴ・・!!

スーパーノヴァがサタデー・クラッシュを飲み込んだ


ラディッツ「え」

スーパーノヴァはそのままラディッツに


カッ

ドッゴオオオオオオンッ!!!!

922: 2009/02/27(金) 23:17:10.09 ID:kZIRjzxy0
パラパラパラ・・・

クウラ「・・・フン!とんだ期待外れだ・・・」

ラディッツは塵一つ残さず消滅した


クウラ「ち・・・宇宙船をまた失うとは・・俺は乗り物運が悪いのか・・・?」




その後、クウラは一年とかからずに全銀河を制圧し、宇宙の支配者となった

ラディッツは頑張ってもラディッツだったのであった




926: 2009/02/27(金) 23:18:03.53 ID:TE1s3taQO
あっけねぇwwwww


929: 2009/02/27(金) 23:18:19.50 ID:KxFIKELX0
結局かよwwww

943: 2009/02/27(金) 23:21:19.33 ID:kZIRjzxy0
みんなありがとう。保守してくれた人達にも感謝のダブル・サンデー

966: 2009/02/27(金) 23:30:00.81 ID:kZIRjzxy0
ラディッツはもっと評価されてもいいキャラだよな

引用: ラディッツ「フン、下らん。ただ埃を巻き上げるだけの技か・・・」