529: 2017/01/30(月) 06:17:02.71 ID:GIduIbpS0


最初:提督「安価で艦娘に甘えよう」
前回:提督「安価で艦娘に甘えよう」【12】

<番外編16:頃す服>


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――――――
―――


提督「……童Oを頃す服…それ前も流行ってなかったっけ?」

漣「いやーあれとは別のやつですヨ、ほらこうゆうの」ツイツイ

提督「…ああこういう…え、なんかこれそういうんじゃなくないか…?」

漣「やっぱご主人様もそう思います? 違いますよねこれ、これじゃ単に男を悩頃する服ですよ」

提督「……つーかこういうのってさぁ、中に別のやつ着てその上に着るもんなんじゃないの」

漣「さぁ~…そこまでは漣も」

提督「そうか」

漣「……てゆうか、思ったより反応薄いですねご主人様……」

提督「だって俺こういうのそんな好きじゃない……下品じゃん」

漣「あ~ね」

提督「第一俺童Oじゃないし」

漣「あ~……」

提督「つーかよ……あーいや、こんなんで興奮しちゃうからこそ童Oってことかぁ…?」

漣「ディスっていくぅ」

提督「だって…いやお前に語ってもアレか……」

漣「なんですか、さっきから言いよどんで」

提督「いや……」

漣「はよ」

提督「……いや、最初っから露出多かったらいざ脱がせようっつーときにギャップっていうかこう、感動が少ないじゃんって話……」

漣「うわ……」

提督「そーやってさぁ自分から聞き出しといてドン引くのやめてもらえませんかねぇ!?」

漣「うわちょっと…そうゆうの無理っていうか…近寄らんといてもらえます?」ススス

提督「てぇんめぇコラ」
艦隊これくしょん -艦これ- おねがい!鎮守府目安箱 1 (電撃コミックスNEXT)
530: 2017/01/30(月) 06:17:50.60 ID:GIduIbpS0
がちゃり。

加賀「…どうしたの、いったい」

漣「加賀さ~ん、このおじさんがセクハラなんです」

加賀「最低。 実家に帰らせていただきます」

提督「ちょっと待ってそれ本気で悲しい」

加賀「…で?」

提督「ん~なんか今ツイッターで童…見たほうが早いか、見せてあげて」

漣「童Oを頃す服とかってゆーのがですね、今なんか流行ってて~って話してたんですよ」ツイツイ

加賀「…それ前も流行ってなかったかしら」

漣「…ご主人様と全く同じこと言うんですね」

加賀「え…そう」

提督「…なんで嬉しそうなんだよ」

加賀「……」///

漣「ちょっとー自然にノロケないでもらえますでしょーかー」

提督「のろけ…えぇ……」

漣「あーヤダヤダ、あーもー漣も彼氏欲しーなーまったくもー」

提督「作りゃいいじゃん」

漣「できたら苦労してませんー!」

提督「そんじゃあ俺の知り合いでも紹介するかぁ?」

漣「えぇ……ご主人様の知り合いとか頭おかしな人しかいなさそう……」

提督「はーーー!? しっつれいだなぁお前!」

漣「えーじゃあ実際のトコどうなんですか」

提督「いやまぁ確かに変人ばっかだけど」

漣「変人なんじゃないですかーヤダー!!」

提督「いやぁでも真面目な話、ふっつーのつまらんやつよりかはよっぽど面白いと思うぞ?」

漣「そーかもしんないですけどやっぱヤダ!」

提督「わがままさんめ」

漣「はぁ~…漣も恋愛したいな~できるかな~」

加賀「私でもできたのだからあなたにもできるわ」

漣「……そーゆう反応に困ること言うのやめてもらえませんかね……」

加賀「?」

提督「俺だってできたんだから大丈夫だって」

漣「うわぁ、すごい説得力!」

提督「てめぇ……」

533: 2017/02/02(木) 06:02:11.86 ID:jQK0mWSa0


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――――――
―――


こんこん。

如月「失礼します。 如月です、輸送船団護衛任務の報告書を持ってきました」

提督「どうぞ」

がちゃり。

提督「お疲れ」

如月「…!」

   「どうしたの…!? 具合悪いの? ベッドになんて入って……」トタトタ

提督「あぁいや、ちょっと寒くて」

如月「風邪?」

提督「いやぁ違う違う、風邪じゃない。 単純に寒すぎてもう、足冷えてしょうがないからこの状態で仕事してるだけ」

如月「ならいいけど……」

提督「エアコンはつけてんだけどあったかい空気みんな上のほう行っちゃうもんだからさ……」

如月「そういうことね…あ、はいこれ。 確認お願いね」ピラッ

提督「あぁはい、はい…確かに受け取りました。 ……いやしかし、お前らも寒かろうそれ、ていうかもうそもそも今日寒すぎないかこれ」

如月「確かに今日はいつも以上に冷えるわね……」

提督「ちゃんとあったかい格好しろよー」

如月「……」スススススス

提督「……ん? あぁすまん、うん、もう行っていいぞ」

如月「……」

提督「……?」

如月「……」ニコッ

提督「…………あぁ、そういう……」バサッ

   「ほい」ボスボス

如月「うふふ、お邪魔しまぁす♪」モゾモゾ

534: 2017/02/02(木) 06:03:22.20 ID:jQK0mWSa0
提督「まったく…冷たっ!! どんだけ体冷えてんだお前!!」

如月「んー…あなたの体であたためて?」

提督「あほ」

如月「んもう、つれないわねぇ」

提督「~ったく……」

如月「……」

提督「……」ペラッ

如月「……」モゾ…

提督「……」

如月「……これ」

提督「ん、ん?」

如月「こうやってあなたを背もたれにして抱えられるの…三日月ちゃんにはよくやってあげてるみたいだけど」

提督「あー、確かにあの子にはちょくちょくやってるかも」

如月「……」

提督「?」

如月「……」

提督「……?」

如月「…やっぱり、男の人の胸板ってがっしりしてるのね」

提督「が…? んー、そんながっしりってほど鍛えてないけどなぁ」

如月「鍛えてるとかじゃなくても、やっぱり男の人と女の人だと違うと思うわ」

提督「そーかね」

如月「ええ」

提督「……」

如月「……」モゾ…

提督「……」ノシッ

如月「っ」

提督「…あ、悪い、無意識に体重預けてしまった」スッ

如月「え、あ、あ、別にいいわよ、のしかかられてても……」

提督「そうか」ノシッ

如月「っ、ええ」

提督「…~♪」ペラッ

如月「……」///

535: 2017/02/02(木) 06:04:13.98 ID:jQK0mWSa0
提督「……」

如月「…これ、次の演習の資料?」

提督「これ?」ピラッ

如月「そう」

提督「次じゃない。 もうちょっと先、えーと…来月、うん来月だなこれは」

如月「…対空射撃訓練…?」

提督「そう、制空権を敵に奪われたという状況を想定して、そこから生き延びるための演習」

如月「…過酷そうね」

提督「案外そうでもない。 俺はそれをできるようにするための装備を用意したし、それができるように指導してきたつもりだ」

如月「……やっぱりあなたって」

提督「ん?」

如月「お仕事してるときのほうが格好良いわよね」

提督「……えーとそれは…褒め言葉と、受け取っていいのかな」

如月「えっ、普通に褒めたつもりだけど……」

提督「そっか、んー……そうかぁ」

如月「……?」

提督「…しかしまぁ大事なことだからな、こういうのは真剣に考えないといけない」ピラピラ

如月「…………そう、ね。 航空機への対処は大事よね」

提督「……そうだな」

如月「……」

提督「はぁ……かったりぃなぁこんなんよぉ」

如月「えー、真剣に考えなきゃいけないんじゃないの?」クスクス

提督「そうだけど面倒くさいの、もー如月代わりにやってくれ」

如月「無ー理♡」

提督「えーーー」

如月「ふふ」

提督「……まあ、俺が言いだしっぺなんで俺のほうで詳細は詰めなきゃならんのは当たり前なんだがね」

如月「……」

提督「でも面倒くせぇもんは面倒くせぇ」

如月「…重ね重ねになっちゃうけど。 私に力になれることがあったら何でも言って、ね?」

提督「おう。 そんときはよろしく頼む」

如月「……夜のお世話でもいいわよ♡」

提督「ブッ飛ばすぞ」

如月「やぁん、ごめんなさーい♪」

536: 2017/02/02(木) 06:10:21.77 ID:jQK0mWSa0
なんか違う・・・(哀しみ)
なんか、こう、みなさんの中の如月ちゃん像と食い違ってても文句おっしゃらないでください・・・私の中では扱いが難しすぎるんです、この子は・・・


では、久々に(ホント久々だな!)次の安価。↓×2です

538: 2017/02/02(木) 07:03:02.52 ID:JA+ROfge0
初霜

545: 2017/04/20(木) 06:03:36.70 ID:651cu4/b0


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―――


提督「……」

初霜「はい…書類、お持ちしました」ボスン

提督「………」

初霜「……提督?」

提督「……あぁ、ありがとう」

初霜「……大丈夫ですか?」

提督「つらい」

初霜「み、みなさん出払っちゃってますものね……」

提督「こんな時に限って書類いっぱいだもんな」

初霜「ほんとう……」

提督「……はぁ~~~~~~~~~~~」

初霜「…な、何かお手伝い、できることありますか?」

提督「え? あ~……全部やって、代わりに」

初霜「それは無理ですよぉ……」

提督「え゛~~~~~~」グデェ

初霜「お気持ちはよく分かりますけど、全部提督に確認していただかないといけないものですから」

提督「そうなんだけどもさぁ……あ~あ七面倒臭ぇ」

初霜「面倒臭くてもやらなきゃダメなことです、ほら頑張って」

提督「ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛」

546: 2017/04/20(木) 06:05:09.73 ID:651cu4/b0
初霜「我が侭言わないで」

提督「……」ジッ

初霜「…?」

提督「代わりにやって」

初霜「だから私では出来ないんですってばぁ」

提督「……全く気分が乗らん」

初霜「もー、いい子ですからちゃんとやってください」

提督「いい子じゃねぇし」

初霜「本当の子供みたいなこと言わないでください!」

提督「なぁんだよどうせ幼稚な脳みそだっつうの、あーめんどくせえチクショウ」ガサガサ

初霜「まったく……お茶、淹れますか?」

提督「……お茶よりコーヒー、の気分」

初霜「はい、コーヒーですね」

提督「頭回らんからブラック砂糖無しでお願い」

初霜「はい」カチャカチャ

提督「……フゥー……」ガサリ

初霜「……」ゴリゴリゴリゴリ

提督「……」ペラッ

初霜「……」サラサラサラ コン コン

提督「……チッ、あいつまぁた…この書式はダメだっつってんだろがあんにゃろ」シャッシャッ

初霜「……」コポコポコポコポ

提督「……」カリカリカリッ

初霜「……」

提督「……」ピラッ ピラッ

初霜「……」コポコポコポコポ

提督「……あー……はぁ…」ガサガサ

初霜「……」カチャリ

   「はい、出来ましたよ」コトリ

提督「…ん、ありがとう」ペラッ

547: 2017/04/20(木) 06:10:09.92 ID:651cu4/b0
初霜「……」

提督「……? ……! ……」ペラッ

初霜(なんだかんだ言って、いざ取り掛かるときちんと集中できるのよね、この人)

提督「……」ガラッ

初霜「?」

提督「……初霜、その棚にある先月のファイル取ってもらえる? 先月ね」

初霜「先月分ですか? ……これで、合ってますか?」スッ

提督「合ってる。 ありがとう」スッ

初霜「……」

提督「……」ズズーッ

初霜「……」ナデナデ

提督「! ……」

初霜「……」ナデナデ

提督「……」

初霜「……」ナデナデ

提督「……コーヒー美味いよ」ズズッ

初霜「ふふっ」ナデナデ

提督「……」ペラッ カリカリカリ

初霜「…やっぱりいい子じゃないですか」ナデナデ

提督「っ…ガキに言われたい台詞じゃあないなぁそれ」

初霜「あら、ふふ…ごめんなさい?」ナデナデ

548: 2017/04/20(木) 06:20:20.93 ID:651cu4/b0
艦これのほうではなんでか個性の薄いキャラ付けがなされてる初霜ですが、なんというかおかあさん力の強い子ですね。
ママとか母とかではなくて「おかあさん」。より正確には「友達ん家のおかあさん」みたいな立ち位置が似合いそうな感じでしょうか。
「初霜」は実物のエピソードが随分濃いので、もうちょっとパワフルな性格でもよかったんじゃと思わなくもないですが。
今後の台詞ではカッコいい一面も見せてくれると個人的には嬉しいですね。

引き続き次の安価、↓×2です。なにか希望のシチュエーションがあればそれも書いていただいて結構です。

549: 2017/04/20(木) 06:37:51.57 ID:pZagkTGv0
伊14

564: 2017/11/20(月) 09:34:09.34 ID:7yMB4p4O0


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――――――
―――


利根「……なーにをやっとるんじゃお主は」

提督「……つかれた」

利根「は~…人が報告書の提出に来たら、横になっておるんじゃからなぁ~」

提督「…会議、あったからな、勘弁してくれ」

利根「せっかくこぉんな美少女が会いに来てやっておるというのに……」

提督「……あの、今ちょっとマジで疲れてるから……」

利根「は~~つまらん反応じゃの~! ……ほれ、ここに置いておくぞ」バサッ

提督「はいよ……」

利根「……」

提督「……」

利根「はぁ……」スタスタ

ぎぃっ。

利根「時化た面しておるのう、向こうでまた何か言われたか」ナデナデ

提督「……」

利根「愚痴ぐらいなら聞いてやるぞー」ナデナデ

提督「……」

利根「…これっ、返事くらいせんか」ペチッ

提督「いっ……あー……ごめん」

利根「ふん。 なんじゃ、お主のことじゃからな、どうせ飛行機おたくとか臆病者とか言われたのじゃろ」ツンツン

提督「……お前俺のことそういうふうに思ってんの?」

利根「ん? んん? 馬鹿言え、お主が『言われそうなこと』じゃ。 我輩がそう思っておるわけではないわ」

提督「ほんとかなぁ~……」ジッ

利根「ほ、本当じゃ! 失礼な!」ペシペシ

提督「はいはい」

利根「むぅ……」

565: 2017/11/20(月) 09:35:30.10 ID:7yMB4p4O0
提督「…いや別に、何かこう直接的に言われたわけじゃないよ」

利根「なんじゃ、そうだっ…何か引っかかる言い方じゃな」

提督「…………」

利根「……言いたくないのなら言わんでいいがな、それでもちぃっとは吐き出したほうが楽じゃぞ」ナデナデ

提督「……~~~~……んんー……」

利根「逡巡するくらいなら言わんか。 なぁに安心せい、人生の先輩として! この我輩がしかと受け止めてしんぜよう」ナデナデ

提督「んぐふっ…ふ、先輩ぃ?」

利根「は、鼻で笑いおったなお主! そうじゃぞ、お主より我輩のほうが実質的にはお姉さんなのじゃぞ」

提督「お姉さん、ねぇ」

利根「そうじゃ。 だからお主はいちいち小難しいことなど考えんで思ったことをそのま~んま言っておればよいのじゃ」ナデナデ

提督「へぇ」

利根「感謝するのじゃぞ、こぉんな美少女に甘えるなどそうそう味わえない贅沢なのじゃからな」キャルルン

提督「…………」ジィッ

利根「なんじゃ」

提督「……本当に美少女だからムカつくんだよなぁ」

利根「むか…………ふっ、ふんっ、そうじゃ、美少女なのじゃ。 もっと褒めるがよい」

提督「……別にね、本当にそんな大したこと言われたわけじゃないんだよ」

利根「おい」

提督「まぁ要約すると『訓練熱心なわりには戦果が少ないですねぇ』みたいな、そんな感じのことをな」

利根「人の話を…あーまぁよいわ。 なるほどのう、巫山戯た話じゃな」

提督「うん、アレだよ。 数字しか見てないってやつだ」

利根「むぅ…確かにのう、戦果自体は、うちの所属のは練度や装備のわりにはそれほど挙げておらんな」

提督「特に撃沈トン数とかな。 そんで、敵に情けなどかけられても困りますぅ~だってよ」

利根「……それは…実際の戦い方を見ておれば決して出ぬ言葉じゃろう……」

提督「だから見てないんだってば、向こうは。 ていうかもう、見ようとしてないんだろうなぁたぶん」

利根「……はぁ……」

提督「そいつがなぁ、水雷屋あがりなんだよアレ。 純粋培養のさぁ」

利根「~~! ……なるほど得心がいった」ウンウン

提督「そう、それで余計に言って来るんだよ。 んでまぁうちのメンツもなぁ、ほら、前には出さねぇからさ……」

利根「それで文句言われておるわけか……」

提督「文句ってか小言! あんなん小言だわ」

利根「は~……難しいのう」

提督「まぁ俺は大人ですから? 『そうですよ~あなたたちが肉薄できるようにいちいちお膳立てしてるんですよ~』とは言わなかったが」

利根「はっ、言い返さんで正解じゃそんなもん」

提督「だから我慢したよ」

利根「うむうむ、えらいぞ~」ナデナデ

提督「やった~」

566: 2017/11/20(月) 09:38:53.32 ID:7yMB4p4O0
利根「……ああそうじゃ、話は変わるんじゃがな」

提督「おう」

利根「深海の連中の、最近の動きがのう」

提督「ん」

利根「……最近きな臭くなってきておる、あの辺」

提督「あぁなんか、活発化し始めてるとかなんとか。 会議でも出たよ、その話」

利根「……レイテ、なんじゃな」

提督「……」チラッ

利根「……」

提督「……あー…そういやぁ、そうだなぁ、あのへんなぁ」

利根「……良い思い出が無いのう」

提督「……」

利根「……」

提督「……まぁ……やることはいつも通りだよ。 ミッドウェイのときもそうだったし、レイテだろうが、沖縄だろうが……」

利根「……いつも通り、か」

提督「そう。 航空戦力潰して、潜水艦沈めまくって輸送路確保して、そしたら後は水雷屋の方々にぜーんぶお任せして、そんでうちはおしまい」

利根「相変わらず脇役に徹するんじゃのう」

提督「美味しいとこみぃんなくれてやんのさ、お偉方に」

利根「そういうとこが嫌われるんじゃ、お主は」

提督「はっはっは」

利根「なにがはっはっは、じゃ!」

こんこん。

提督「はいー」

??「筑摩です、あの……」

利根「!」

提督「利根いるよー」

??「あ、失礼します」

567: 2017/11/20(月) 09:41:16.02 ID:7yMB4p4O0
がちゃり。

筑摩「…利根姉さん、なかなか帰ってこないから見に来ましたよ」

利根「すまんのー、提督のやつが甘えたでのう……」ペチペチ

提督「は?」

利根「……」ベーッ

提督「貴様」

筑摩「……」チラッ

提督「……はぁ……」

筑摩「あー…お疲れさまです」

提督「筑摩、このクソガキをちゃんと躾けておいてくれ」

利根「く、くそがk……!? お姉さんじゃ!! 吾輩はお姉さんじゃぞ失礼な!!」

筑摩「うふふ…はい、了解です」

利根「ちくまァーーッ!?」

筑摩「ふふ、利根姉さん、提督を甘やかすのもいいですけれど、早くお部屋に戻ってきてくださいね?」

利根「わ、分かっておるわ! すぐ戻るから先に行って待っておれ! まったく!」プンスカ

筑摩「それじゃあ、羊羹切って待ってますからね」

利根「羊羹!? わーい!!」

筑摩「うふふ…それでは、失礼いたします」

ぱたん。

利根「ふーうならばさっさと帰らんとな、筑摩のやつを待たせてはいかんからな」

提督「……お前もなぁ……」

利根「あっ、先に言っておくがお主にはやらんからな、羊羹」

提督「ちっげーよ! お前と一緒にすんな!」

利根「どーいう意味じゃそれは」

提督「はぁ……筑摩が絡むと途端にこれだもんなぁ……」

利根「子供っぽくなる、と?」

提督「……自覚あんのかよ……」

利根「ん~? お主と同じじゃ」

提督「あ?」

利根「吾輩はお姉さんじゃが、かといって四六時中お姉さんでは疲れてしまうからな」

   「ではまたの、提督」ギッ

がちゃ、ばたん。

提督「…………時々あいつが分からん……」

568: 2017/11/20(月) 09:46:34.63 ID:7yMB4p4O0
あ~~~~~~お久しぶりです。極めて難産でした今回は。


573: 2017/11/26(日) 08:46:14.18 ID:51ANhTjO0
おはようございます。

霞ちゃんさまのお話はわりとさっさと書けそうですが、その前にちょっと番外編を挟みたくなったので本筋投下は間が空くと思います。
で、その番外編なんですが、今現在思い浮かんでいる流れだとどうもキャラの心理描写がかなり多くなりそうでして
ところがここで使っている台詞のみの台本形式は心理描写をめちゃくちゃしづらいという欠点がありまして(どーにも冗長になります)
そこで試験的にいわゆる「地の文」を併用してみようと考えております。 私の文章書きの練習も兼ねて・・・

正直言いますとこんなこといちいち書かんでもいいだろうと思うんですが、どうもSSって地の文有りの場合はそれをあらかじめ告げているものが多いんですね。
もしかしたら地の文を受け付けられない方というのがいらっしゃるのかな? と思いまして、ですから念のため私も告げておきます。




引用: 提督「安価で艦娘に甘えよう」