1: 2008/03/08(土) 19:57:39.17 ID:XKzxb10H0

38: 2008/03/08(土) 23:14:59.41 ID:m+ALhl8hO
レナ「わぁ! 出店がたくさんあるよ~」

魅音「あれぇ、おじさん今年も来てくれたんだね!」

詩音「へぇ・・・・去年にも増して今年は盛況みたいですね」

レナ「魅ぃちゃん、梨花ちゃんは?」

魅音「ここで合流する予定なんだけど・・・・」

詩音「あら、いましたよ。梨花ちゃま~」

梨花「みぃ、こんばんわなのですよ」

レナ「・・・・はぅ・・・」

魅音「へー、似合ってるね」

詩音「梨花ちゃまは本物の巫女さんですからね。袴が似合って
   当然です。ね、レナさ・・・・ん?」

レナ「・・・か、・・・・かぁいぃよぉ・・・・」

レナ「梨花ちゃんかぁいぃよかぁいぃよ~~!!
   おっもちかえりぃ~~!!」
ひぐらしのなく頃に-我-
50: 2008/03/08(土) 23:22:53.44 ID:m+ALhl8hO
梨花「みぃ・・・・・レナ・・・いたいのです・・・」

詩音「ほらほらレナさん、梨花ちゃま嫌がってますよ」

レナ「はぅ! ダメだよ詩ぃちゃん! 梨花ちゃんは
   レナがお持ち帰りするんだからね~!!」

梨花「・・・みぃー」

魅音「あははっ、まぁこうなる事はわかってたんだし」

富竹「やあ皆、元気そうだね」

鷹野「相変わらず騒がしいわねぇ、くすくす」

魅音「富竹さんに鷹野さんじゃないですか。こんばんわ」

鷹野「こんばんは、楽しそうねぇ」

詩音「私達は騒がしいのが取り柄みたいなものですから」

富竹「あははは、皆お祭の注目の的になっているよ」

梨花「み、みぃ・・・・もうお嫁にいけないのですよ」

レナ「はぅ~梨花ちゃあん・・・・」

53: 2008/03/08(土) 23:30:02.52 ID:m+ALhl8hO
レナ「富竹さんに鷹野さんだ! こんばんわ~」

富竹「こんばんはレナちゃん。なんだかご機嫌だね?」

レナ「だって梨花ちゃんが・・・・はぅ」

梨花「みぃ」

鷹野「あらぁ、梨花ちゃん袴がとても似合っているわねぇ」

梨花「ありがとうなのですよ。にぱーっ」

魅音「さあ、無駄話はそこまで!! そろそろ始めるよー!!」

レナ「うん!」

詩音「お姉、今更泣き付いてきても加減しませんよ?」

梨花「ボクが優勝をいただきなのです」

富竹「えぇっと・・・・何か始めるのかい?」

梨花「今日の部活はお祭りが会場なのです」

鷹野「うふふ、楽しそうで羨ましいわぁ」

魅音「よーし、まずはアレだ! タコ焼き早食い対決~!!」

57: 2008/03/08(土) 23:35:10.50 ID:m+ALhl8hO
レナ「魅ぃちゃん、レナが頂くよ!」

魅音「くっくっくっ・・・・甘いよレナぁ」

詩音「あら? 甘いのはお姉じゃありません?」

梨花「ボクは美味しい所を独り占めなのです。にぱーっ」

富竹「あははは、楽しそうだね」

鷹野「そうねぇ、お祭りが更に華やかになったみたい」

富竹「・・・本当ならあの場に沙都子ちゃんもいたんだろうね」

鷹野「・・・・えぇ」

富竹「じゃあ行こうか、鷹野さん」

鷹野「うふふ・・・・お願いね、ジロウさん」

魅音「うぎゃーーっ!!」

レナ「・・・はぅ・・・・負けちゃったよ」

詩音「お二人共、まだまだ修行が足りませんよ」

梨花「みぃ、漁夫の利で2位なのです」

62: 2008/03/08(土) 23:40:39.15 ID:m+ALhl8hO
詩音「梨花ちゃま、そろそろ時間じゃありません?」

梨花「はいなのです、ちゃんと見ててくださいね」

レナ「うん、行こう魅ぃちゃん」

魅音「・・・・ごめん、先に行ってて」

レナ「魅ぃちゃん?」

詩音「・・・行きましょう、レナさん」

レナ「えっ・・う、うん」

魅音「・・・・・・・・」

魅音「・・・・さっきからなんですか?」

大石「ありゃ? 気付かれてたんですか。んっふっふ」

68: 2008/03/08(土) 23:45:42.19 ID:m+ALhl8hO
魅音「さっきからなんのつもりかわかりませんけど、」

大石「園崎魅音さん、お祭り楽しんでますぅ?」

魅音「大石さんが来なければ、このまま梨花ちゃんの
   演舞を見て綿を流して、それで終わる筈だったんですけどね」

大石「なっはっはっは! そんなに邪険にしないで
   くださいよぅ。んっふっふっふっ~」

魅音「何か用ですか?」

大石「大した用じゃあ、・・・ありませんよ」

魅音「・・・・・・・・」

大石「オヤシロ様の祟り、今年は起こらなければいいですねぇ」

魅音「そうですね」

69: 2008/03/08(土) 23:51:30.76 ID:m+ALhl8hO
大石「・・・・尻尾は掴みましたよ」

魅音「何の話です?」

大石「さあ、なんでしょうねぇ?」

魅音「大石さんの言っている意味がわかりません」

大石「わからくていいですよぅ。ただ、今年のオヤシロ様の祟り、
   やめといた方がいいかもしれませんねぇ。んっふっふっふ」

魅音「・・・・はぁ、もう行きますね」

大石「んっふっふっふ、お祭りを楽しんでくださいねぇ」

熊谷「お、大石さん、挑発にしては直球過ぎやしません?」

大石「そうですか? あれくらいでいいと思います、が。
   事件を未然に防ぐのも警察の役目ですからねぇ
   んっふっふっふ~」

76: 2008/03/09(日) 00:32:46.15 ID:W/dNMcViO
ごめっ親戚のお客さん来て離れ離れで書いてて遅くなった
そろそろお開きになるから一気に頑張る

84: 2008/03/09(日) 00:50:38.47 ID:W/dNMcViO
魅音「ごめーん、お待たせ」

詩音「遅いですお姉! ほら、もうすぐ始まりますよ」

レナ「わあ・・・梨花ちゃんだぁ」

梨花「ん・・・・ッッ!!」

魅音「がんばれ・・・!」

梨花「・・・・んしょ」

詩音「梨花ちゃま・・・・」

レナ「はぅ・・・ここからじゃよく見えないよ・・・・」

梨花「・・・ぅ・・・しょ・・!!」

87: 2008/03/09(日) 00:57:35.95 ID:W/dNMcViO
レナ「梨花ちゃん、お疲れ様ぁ!」

梨花「みぃ、ちゃんと見ていてくれましたですか?」

魅音「バッチリだよ! 梨花ちゃんの頑張りが
   伝わってきた! お疲れ様」

詩音「梨花ちゃま、とてもお上手でした。また来年も
   見に来たいと思います。いいですね、お姉?」

梨花「是非お願いしますです。来年も、頑張りますですよ」

魅音「・・・来年は沙都子も一緒に、皆で来ようね」

レナ「・・・・・」

梨花「はいなのです。沙都子には明日ボクがお祭りの
   お話をしてあげます。きっとお祭りに行けなかった事を
   悔しがって、ぷんぷんで、かんかんになりますですよ」

レナ「ぷんぷんで・・・かんかんの沙都子ちゃん・・・・
   は、はぅ~・・・・かぁいぃよぉ・・・・」

詩音「れ、レナさん、ヨダレ出てますよ?!」

89: 2008/03/09(日) 01:03:31.01 ID:W/dNMcViO
魅音「じゃあ、私はお祭りの後片付けがあるから」

梨花「ボクもお付き合いがあるので、ここでさよならなのです」

レナ「そうなんだ・・・二人共、また明日ね!」

魅音「うん、また明日ね。ばいばーい」

梨花「また明日、なのです」

詩音「り、梨花ちゃま! あのっ・・・・」

梨花「詩ぃ、ボクはちゃんとわかってますですよ」

魅音「詩音ー、言ったでしょ? 梨花ちゃんも私達の友達なんだって」

詩音「梨花ちゃま・・・ごめんなさい!」

梨花「みぃ、素直な詩ぃはとても珍しいのです。それにボクは
   全然怒っていないのですよ。詩ぃにはとても良い経験に
   なりましたのです。詩ぃ、ボクは詩ぃを信じているのです」

詩音「・・・・ありがとう、梨花ちゃま」

91: 2008/03/09(日) 01:06:20.57 ID:W/dNMcViO
魅音「じゃあねー明日遅刻しちゃダメだよー」

レナ「うん、魅ぃちゃんも遅刻しちゃダメだよー」

詩音「梨花ちゃま、ちゃんと歯を磨いてから寝てくださいね」

梨花「みぃ、ボクの台詞を詩ぃに奪われてしまいましたです・・・・」

魅音「行こう、梨花ちゃん」

梨花「はいなのです。では、また明日ですよ」

詩音「・・・・ふぅ」

レナ「じゃあ行こっか、詩ぃちゃん」

詩音「そうですね」

レナ「・・・・・・・・」

95: 2008/03/09(日) 01:11:12.82 ID:W/dNMcViO
レナ「・・・・・・・・」

詩音「・・・・・・・・」

レナ「・・・・・・・・」

詩音「・・・・・・・・」

レナ「・・・・・・・・」

詩音「・・・・私はこっちなんで」

レナ「魅ぃちゃんの家に帰るんだ」

詩音「えぇ、この後町会の皆さんとの交流会があるんですよ」

レナ「ふーん」

詩音「では、また明日会いましょうね」

レナ「さよなら」

詩音「・・・レナさん?」

レナ「なぁに? 詩ぃちゃん」

詩音「な、なんでもないです・・・・」

レナ「そっか。じゃあね、詩ぃちゃん」

102: 2008/03/09(日) 01:16:57.97 ID:W/dNMcViO
梨花「ふあぁ・・・・・」

「あんれま、梨花ちゃま。お寝むですかい」

「梨花ちゃまはお帰りください。後は私達がやりますから」

魅音「そうしなよ、梨花ちゃん」

梨花「では、お言葉に甘えたいと思いますですよ。
   おやすみなさいなのです。にぱーっ」

魅音「じゃあねー」

梨花「・・・・・・・・」

梨花「・・・・また何も出来ずにこの日を迎えてしまった」

梨花「・・・結局、また同じ結末を受け入れるしかないのね・・・」

梨花「・・・・・・・・」

梨花「・・・わかってるわよ。期待なんて・・・・」

梨花「圭一がいない世界・・・・これ程つまらない世界は久しぶりね・・」

梨花「・・・・・・・・」

梨花「・・・うるさいなぁ」

109: 2008/03/09(日) 01:23:54.35 ID:W/dNMcViO
魅音「おはよーレナ」

レナ「おはよう魅ぃちゃん、詩ぃちゃんも」

詩音「お姉を起こすのに苦労しましたよ・・・」

魅音「あ、あははは・・・おじさん、昨日の疲れが
   まだ残ってるんだよね。ごめんごめん」

レナ「お片付け、大変だったのかな?」

魅音「手伝ってくれた人もいるから、そんなには疲れてないよ」

レナ「詩ぃちゃんはどうして手伝わなかったのかな? かな?」

詩音「えっ? わ、私ですか?」

レナ「うん。どうしてかな? ・・・かな?」

詩音「私は・・・・」

魅音「詩音は面倒臭がりなんだよ。手伝えって言ったのに
   疲れるのは嫌です、お姉にお任せします。だってさー
   ほんと勝手なんだからさー」

詩音「わ、私はアウトローですからね」

レナ「ふーん」

112: 2008/03/09(日) 01:29:09.91 ID:W/dNMcViO
魅音「おっはよー梨花ちゃん」

梨花「おはようなのです」

レナ「うふふ、皆お祭りのお話で盛り上がってるみたいだね」

梨花「まだお祭りの余韻が抜けていない人もいますですよ。にぱーっ」

詩音「昨日は盛大に盛り上がりましたからね。早く沙都子に
   この話をしてあげたいですね。もちろん、学校が
   終わったら皆さん診療所に行きますよね?」

魅音「そりゃもちろん! くっくっくっ・・・・
   沙都子の妬んだ顔が思い浮かぶねぇ・・・・」

梨花「もちろん、ボクも行きますですよ」

詩音「レナさんはどうします?」

レナ「レナは・・・・・」

レナ「>>116」

123: 2008/03/09(日) 01:35:42.89 ID:W/dNMcViO
レナ「安価にたよんなw」

詩音「・・・は?」

レナ「安価にたよんなw」

魅音「れ、レナ・・・?」

レナ「あ、安価にたよんなw」

梨花「レナ? 頭でもうちましたですか?」

レナ「あ、あんかに・・・たよ・・・んな・・」

詩音「・・・重傷みたいですね」

梨花「みぃ、レナを撫で撫でしてあげますのです」

魅音「あ、あははは! こ、ここでボケるなんて
   お、おおおじさんも予想つかなかったわー!
   あ、あはははははははっ」

詩音「レナさん、ふざけないでください」

レナ「ご、ごめんなさい・・・」

梨花「なでなで、なのですよ」

127: 2008/03/09(日) 01:43:58.80 ID:W/dNMcViO
智恵「皆さん、おはようございます。昨日はお祭りでした。
   疲れている人もいるかと思いますが、授業は
   真面目に受けましょうね」

「「はーーい」」

智恵「それと雑誌の記者の方やテレビ関係の方が
   お祭りについて何か聞いてくるかもしれません。
   あまり軽はずみな事は言わない様に、お願いします」

智恵「ではホームルームを始めます。委員長、号令」

魅音「きりーつ」

131: 2008/03/09(日) 01:49:40.28 ID:W/dNMcViO
レナ「じゃじゃーん! 今日はオムライスなんだよー」

梨花「とっても美味しそうなのです」

魅音「ふっふっふ・・・・レナ、今日はおじさんだって
   負けてないんだよぉ? ふっふっふ」

レナ「あははっ、見せて見せてー」

魅音「じゃーん」

梨花「こちらも、負けず劣らず美味しそうなのです」

詩音「昨日お祭りの打ち上げが本家で開かれたんです」

魅音「その残り物を詰めてみたんだ。結構豪華でしょ?」

レナ「うんっ! とっても美味しそう・・・・」

梨花「おなかがぐーぐー、なのです」

詩音「じゃあ食べましょう。たくさんありますから、
   遠慮無くつつちゃってください」

魅音「いっただきまーっす」

智恵「園崎詩音さーん、お客様がみえてますよ」

133: 2008/03/09(日) 01:55:53.53 ID:W/dNMcViO
詩音「私、ですか?」

智恵「はい。昇降口でお待ちになられてますよ」

魅音「詩音にお客さんなんて珍しいね。葛西さんかな?」

詩音「・・・・さあ?」

梨花「早く帰って来ないと詩ぃのお弁当が
   なくなってしまうのですよ」

詩音「梨花ちゃまー、それは許しませんよー」

梨花「みぃー♪」

魅音「早く行っといでよ。ほんとに全部
   食べちゃうかもよぉ?」

詩音「あら、お姉にそんな度胸があるとは思えませんけど」

梨花「魅ぃは詩ぃに頭が上がらないのです。にぱーっ」

魅音「り、梨花ちゃーん・・・」

レナ「待たせてるんだよね? 早く
   行った方がいいと思うな」

詩音「はーい、お姉? 私を出し抜こうなんて
   考えないでくださいねー」

136: 2008/03/09(日) 02:00:51.02 ID:W/dNMcViO
大石「どぉもぉ、ご無沙汰しております」

詩音「わざわざ学校までご苦労様ですね」

大石「なっはっはっは、今日はちょっと
   違うお話をと思いましてねぇ」

詩音「早く終わらせてくださいね。私お腹が減ってるんで」

大石「えぇ、直ぐに終わりますよぉ。では、
   車でお話しましょうか。んっふっふっふ」

詩音「で、話ってなんです? もしかして、」

大石「残念ですがそちらの話ではありません。
   まあ関係した話にはなるんですが」

詩音「では何です?」

大石「・・・実はね、昨日のお祭りの夜・・・・
   富竹さんと鷹野さんがお亡くなりになりました」

詩音「・・・えっ・・・・?」

139: 2008/03/09(日) 02:07:48.35 ID:W/dNMcViO
魅音「詩音ー、遅かったね」

詩音「えぇ、ちょっと長引いてしまいましたね」

梨花「ちゃんと詩ぃの分は残してありますですよ?
   魅ぃを撫で撫でしてあげてほしいのです」

魅音「い、いいよそんなの」

詩音「・・・・お姉」

魅音「ん? なにー?」

詩音「・・・・やっぱりいいです」

魅音「変なの・・・じゃあ私が質問ね」

詩音「・・・はい」

魅音「お客さんって、だれ?」

詩音「・・・・・・・・」

梨花「詩ぃ?」

詩音「・・・・・大石さんですよ」

魅音「大石さん? どうして大石さんが詩音に・・・」

梨花「・・・・・・・・」

141: 2008/03/09(日) 02:12:50.57 ID:W/dNMcViO
詩音「・・・お姉は知らないんですか?」

魅音「へっ? 知らないって・・何を?」

詩音「富竹さんと鷹野さん、昨日のお祭りの   夜に亡くなったそうです・・・・」

魅音「と、富竹さんと鷹野さんがし、むぐっ」

詩音(お姉のおバカ! 声が大き過ぎます!!)

魅音「ご、ごめん。でもどうしてあの二人が・・・」

詩音「・・・・本当にお姉は知らないんですね?」

魅音「ど、どうして私が知らきゃいけないの?!」

詩音「・・・・・オヤシロの祟り、違いますか?」

魅音「し、詩音・・・!」

詩音「きっと富竹さんと鷹野さんはオヤシロの祟りに
   あったんです。お姉なら・・・わかるんじゃないですか?」

145: 2008/03/09(日) 02:18:35.64 ID:W/dNMcViO
魅音「だから! どうして私が、」

詩音「本当に知らないんですね?」

魅音「・・・・どうしちゃったのよ・・詩音・・・?」

梨花「詩ぃ、魅ぃは知らないと言っていますです」

詩音「・・・・・・・・」

梨花「詩ぃは魅ぃを信じるのではないのですか?」

詩音「・・・そうでしたね」

魅音「ねぇ詩音、私は何も知らないよ? 私は・・・」

詩音「・・・・すみません、お姉。私が悪かったです」

魅音「詩音・・・!」

梨花「詩ぃ、どうして魅ぃに・・・・」

詩音「すみません・・・気の迷いみたいなものです。
   気にしないでください・・・・」

魅音「詩音、ありがとう・・・・」

147: 2008/03/09(日) 02:23:02.45 ID:W/dNMcViO
レナ「・・・? どうかしたのかな・・?」

詩音「・・・・・・・・」

魅音「・・・・なんでもないよ」

レナ「・・・ふーん」

梨花「レナには関係の無い話なのです。あまり
   気にしないでほしいのですよ。にぱーっ」

レナ「・・・うん」

詩音「ごめんなさい、レナさん」

レナ「いいよ、レナには関係の無い話なんだよね?」

魅音「・・・・ごめん」

レナ「あははっ、気にしないで。別にレナは
   気にしてないから大丈夫だよ。だよ」

詩音「・・・・・・・・」

魅音「・・・・・・・・」

梨花「・・・・・・・・」

レナ「・・・・・・・・」

151: 2008/03/09(日) 02:27:02.44 ID:W/dNMcViO
智恵「では皆さん、気をつけて下校してくださいね。
   委員長、号令」

魅音「きりーつ、気をつけ、礼」

「「さよーならー」」

レナ「・・・皆、行くんだよね?」

魅音「えっ?」

梨花「沙都子のお見舞いなのです」

魅音「あっ・・・ごめん。行く、行くよ」

詩音「行きましょう。早く沙都子に会いたいです」

レナ「そっか、魅ぃちゃんと詩ぃちゃんは沙都子に
   まだ会ってなかったんだったよね」

詩音「・・・はい」

152: 2008/03/09(日) 02:33:27.13 ID:W/dNMcViO
沙都子「あら・・・皆さんお揃いですわね」

詩音「沙都子!」

沙都子「詩音さん? い、いたいですわぁ・・・」

魅音「よかった・・・・意識が戻ったみたいだね」

梨花「きっともうすぐ退院出来ますですよ」

沙都子「・・・・そうだといいですわね」

詩音「沙都子、何か欲しい物はありませんか?」

沙都子「欲しい物、ですの?」

詩音「そうです。なんでも言ってください。
   私に出来る事ならなんだって、」

沙都子「詩音さん」

詩音「はい」

沙都子「・・・・私、謝りたいんですの」

詩音「誰にです?」

沙都子「・・・・圭一さんに」

レナ「・・・・・・・・」

155: 2008/03/09(日) 02:38:21.87 ID:W/dNMcViO
詩音「け、圭ちゃんにですか?」

沙都子「・・・・あれから何日も経ちましたわ。でも、
    私はまだ圭一さんに謝っていませんの・・・・」

詩音「沙都子、謝るも何も圭ちゃんは・・・」

沙都子「・・・わかってますわ。圭一さんはもういない・・・・
    だって圭一さんは私が・・・・私が・・・ころ・・し・・・た・・」

詩音「沙都子! 無理しないでください!!」

沙都子「・・・・お願いしますわ、詩音さん。圭一さんに
    会わせてくださいまし。会って直接、謝りたいんですの」

詩音「沙都子・・・? だから圭ちゃんはもう・・・・」

梨花(詩ぃ、恐らく沙都子は圭一の遺体に
   会わせてほしいと言っているのです)

159: 2008/03/09(日) 02:43:13.32 ID:W/dNMcViO
詩音「り、梨花ちゃま?! それは・・・・」

沙都子「詩音さん、お願いしますわ。圭一さんに
    会わせてくださいまし・・・・お願いだから・・・」

詩音「沙都子・・・・・」

沙都子「私のやった事は既に取り返しがつきませんわ・・・
    ちゃんと自分の罪を受け入れたいんですの。警察に
    自首するつもりですわ。でも・・・その前に私は、」

詩音「沙都子・・・・ごめんね・・・ごめんね・・・・」

沙都子「し、詩音さん? どうして詩音さんが謝りますの?」

詩音「私が・・・もっと早く圭ちゃんを・・・・!!」

沙都子「詩音・・・さん・・?」


レナ「・・・・・そろそろいいんじゃないかな、魅ぃちゃん」

163: 2008/03/09(日) 02:49:12.90 ID:W/dNMcViO
魅音「えっ? わ、私?」

レナ「レナね、もう嫌なの。こんなに可哀想な沙都子ちゃんを
   見ているなんて・・・・レナには耐えられないよ・・・」

魅音「れ、レナ・・? どうしちゃ、」

レナ「もういいよ。レナは知ってるんだから」

魅音「知ってるって・・・・何を?」

レナ「・・・・魅ぃちゃん、まだとぼけるんだね」

魅音「れ、レナ? そんなに怖い顔しないでよ・・・・」

レナ「レナが怖い・・・? レナが・・?」

レナ「あはははははははははっ!!!!!!!」

レナ「怖いの魅ぃちゃんだよぉ!! あははっ、怖い怖い!!」

梨花「レナ、どうしたのですか?」

レナ「あはははははははははっ!!!!!!!」

レナ「すごーい、すごいよ魅ぃちゃん! 名演技だね!!」

169: 2008/03/09(日) 02:53:50.15 ID:W/dNMcViO
レナ「将来は女優さんかな? 名女優になれると思うな!」

魅音「れ、レナ・・?」

レナ「すごいよ魅ぃちゃん! こんなに演技が上手なんて、
   レナ知らなかったよー!! すごいすごーい!!」

詩音「・・・・・レナさん」

レナ「ねぇ、魅ぃちゃん。沙都子ちゃんの姿を見て、
   魅ぃちゃんはどう思ったのかな?? かな??」

魅音「どうって・・・・沙都子は・・・・」

レナ「あはははははははははっ!!!!!!!」

レナ「可哀想、可哀想だよねー!! 圭一くんに
   謝りたいのに謝れないなんて!! あははははっ!!!!」

魅音「レナ! レナがさっきから何を言ってるのか、
   私には全然わかんないよ!! レナ!!」

172: 2008/03/09(日) 02:59:07.25 ID:W/dNMcViO
レナ「危なかったぁ、もう少しでレナも騙される
   所だったんだよー? はぅ~」

沙都子「・・・レナさん? 一体、どうなさいましたの?」

レナ「そうだよね、沙都子ちゃんはまだ知らなかったんだよね」

梨花「レナ! もうやめるのです!」

魅音「レナまで・・・一体どうしちゃったの・・・・」

レナ「魅ぃちゃん、私は知ってるんだよ? 圭ちゃんを、」

詩音「いい加減にしろッッッ!!!!!!!」

沙都子「し、詩音さん?」

詩音「あんた達、ここが何処だかわかってます?
   病院ですよ? 目の前に病人がいるんですよ?
   もう少し常識ってやつを考えてください・・・!!」

レナ「・・・・詩ぃちゃん、どうして?」

詩音「レナさんは黙っててください」

175: 2008/03/09(日) 03:04:18.27 ID:W/dNMcViO
詩音「沙都子、圭ちゃんに謝るのは
   もう少し後にしましょう」

沙都子「ど、どうしてですの?! 私は早く・・・
    早く圭一さんに謝らないと・・・!!」

詩音「・・・ごめんなさい、沙都子。きっと圭ちゃんは
   元気な姿の沙都子を見たい筈です。だから、
   沙都子が元気になってからでも遅くはありませんよ」

沙都子「でも・・・・」

詩音「あら、こんなに元気の無い沙都子を見たら、
   きっと圭ちゃん心配しますと思いますよぉ?」

沙都子「そ、それは嫌ですわぁ!」

詩音「じゃあ、もう少し待ちましょうね。圭ちゃんも
   沙都子が元気になるまで、きっと待っててくれますから」

沙都子「・・・・・詩音さんが・・・そこまでおっしゃるなら」

178: 2008/03/09(日) 03:09:44.92 ID:W/dNMcViO
詩音「沙都子、良い子にしてるんですよ」

沙都子「・・・・はい」

梨花「沙都子、ボク達は明日も来ますです。
   だから、今日はもう帰ろうと思いますのです」

沙都子「・・・明日も来てくれますの?」

梨花「みぃ、当然なのですよ。にぱーっ」

沙都子「・・・梨花・・ありがとうございますわ」

詩音「じゃあ帰りましょう。またね、沙都子」

魅音「・・・・また明日ね、沙都子」

梨花「ボクは入江に用があるので、先に帰って
   もらっても構わないのです」

詩音「わかりました。行きましょう」

184: 2008/03/09(日) 03:15:01.04 ID:W/dNMcViO
詩音「・・・・・・・・」

魅音「・・・・・・・・」

レナ「・・・・・・・・」

魅音「・・・・あ、あのね」

レナ「・・・・・なぁに?」

魅音「レナが何を考えているのか・・・・大体の
   見当はついてるよ。でも・・・それは絶対に違うから」

レナ「ふーん、魅ぃちゃんって詐欺師の才能も
   あるんじゃないのかな? かな?」

魅音「レナ・・・・」

詩音「・・・・お姉、レナさんは私に任せてください」

魅音「で、でも!!」

詩音「早く行ってください!! お姉がいると、
   逆に話がややこしくなるんですから!!」

魅音「・・・詩音・・・・・まで・・・」

詩音「お姉、私はお姉の味方です。だから、レナさんは
   私に任せて。そして、私を信じてください」

186: 2008/03/09(日) 03:20:58.47 ID:W/dNMcViO
魅音「詩音・・・・うん・・・信じる・・
   だから・・・・レナをお願い・・・!!」

詩音「うふふ、お姉、私を誰だと思ってるんです?
   園崎詩音、ですよ? ・・・大丈夫、私を信じて」

魅音「・・・・ごめん・・・!!」

レナ「あーあ、魅ぃちゃん行っちゃったね」

詩音「そうですね、行っちゃいました」

レナ「レナ、何かおかしい事言ったのかな・・・・」

詩音「さあ? それよりレナさん、お話があります」

レナ「・・・・・・なに?」

詩音「ここで立ち話ってのアレですし・・・・
   秘密の場所にレナさんを御招待しちゃいます」

レナ「わあぁ! 秘密ってなんだろ? かぁいぃの??」

詩音「はい、とってもかぁいい物がたくさんあります」

レナ「わぁーい! レナ、詩ぃちゃんだーいすきっ!!」

190: 2008/03/09(日) 03:26:31.50 ID:W/dNMcViO
梨花「入江、聞いていましたですか?」

入江「えぇ・・・・レナさんは・・・」

梨花「・・・・もう手遅れなのかもしれないのです」

入江「なんて事だ・・私があの時、レナさんを保護していれば
   こんな事にはならなかったのかもしれないのに・・・!!」

梨花「入江、もういいのです。レナはもう・・・」

入江「もしレナさんが一線を越えそうになった場合は・・・・」

梨花「・・・ボクがやりますです。ボクに任せてほしいのですよ」

入江「ですが梨花さん、あなたとレナさんでは
   体格差はおろか、」

梨花「それでも! それでもボクに・・・・・
   これはレナを救えなかったボクの責任なのです・・・」

入江「梨花さん・・・・」

195: 2008/03/09(日) 03:30:15.51 ID:W/dNMcViO
梨花「それに、レナの保護には山狗を使う
   わけにはいかないのではありませんか?」

入江「・・・・そうですね」

梨花「レナはボクに任せてくださいなのです。
   きっとボクに出来る事はありますですから」

入江「こんなにも自分の無力さを呪いたい
   気持ちは初めてですよ・・・!!」

梨花「・・・・入江、話があるのではありませんか?」

入江「え、えぇ・・・・実は・・・・」

198: 2008/03/09(日) 03:36:35.93 ID:W/dNMcViO
梨花「富竹と鷹野が、ですか」

入江「はい。恐らく富竹さんは雛見沢症候群の末期症状、
   自分の首をかきむしり自頃しました。鷹野さんは
   山中で焼氏体となり発見されました・・・・」

梨花「・・・・・・・・」

入江「・・・おかしいんですよ! 富竹さんは予防接種を
   受けている筈なんです!! なのに彼の氏因は・・・!!」

梨花「入江、これは起きてしまった事実なのです」

入江「はい・・・そして鷹野さんの怪氏・・・・
   やはり彼等は私のせいで・・・・」

梨花「それでは、こうして今、入江が
   生きているのは何故でしょうか?」

入江「・・・・まだ私は気付かれていないのかもしれません」

梨花「・・・・そうとしか考えられないのですよ」

201: 2008/03/09(日) 03:40:24.88 ID:W/dNMcViO
入江「恐らく彼等は私が存在に気付いている事実を
   まだ知らない筈・・・・それならまだ打つ手はあります!」

梨花「具体的には何があるのですか?」

入江「そ、それは・・・・」

梨花「入江、富竹と鷹野を頃した犯人はもうわかって
   いるのです。でも、ボク達に出来る事は何も・・・・」

入江「すみません・・・・私が無力なばかりに・・・・・」

梨花「それはボクだって同じなのです。何が出来るのか、
   何をすればいいのかボクにはわからない・・・・
   それがどんなに罪深い事なのか・・・・・・」

入江「梨花さん・・・・・私は・・・」

203: 2008/03/09(日) 03:45:47.70 ID:W/dNMcViO
梨花「入江、無謀な真似はやめてほしあのです」

入江「ですが・・・!!」

梨花「入江まで氏んでしまったら、誰が沙都子を
   救うのですか? 誰が?」

入江「・・・・・・・・」

梨花「・・・・もう時間が無い・・・
   私にも・・入江にも・・・・・」

入江「り、梨花さん? それはどういった意味で・・・?」

梨花「絶望、なのですよ」

入江「・・・・・・・・」

梨花「入江、ボク達に残された時間は少ないと
   考えてほしいのです。だから、沙都子だけでも・・・」

入江「・・・わかってます。梨花さんの言っている意味は
   よくわかりませんが、沙都子ちゃんは私が絶対に
   救ってみせますよ。何があろうと・・・・」

207: 2008/03/09(日) 03:48:57.73 ID:W/dNMcViO
休憩がてらこれだけは言わせてくれ
お前ら俺を頃し過ぎ

214: 2008/03/09(日) 04:12:55.23 ID:W/dNMcViO
魅音「・・・・・レナ・・・詩音・・・」

魅音「詩音は昨日家に帰って来なかったみたいだけど・・・・」

魅音「・・・・やっぱり来ないよね」

魅音「はぁ・・・・私はどうすれば・・・」

魅音「もう行こう・・・・」

レナ「魅ぃちゃ~~ん待ってよ~~~」

魅音「れ、レナ・・・・」

レナ「はぁっ・・・はぁ・・ごめんね、遅くなって」

魅音「い、いいよ。そんなに待ってないから・・・」

レナ「ねぇ、魅ぃちゃん」

魅音「な、なに?」

レナ「・・・・昨日はごめんね」

魅音「レナ・・・」

レナ「一晩考えてみてわかったの・・・・レナが間違ってた。
   魅ぃちゃんを疑うなんて・・・・どうかしてた・・」

218: 2008/03/09(日) 04:17:14.25 ID:W/dNMcViO
魅音「わかってくれたの・・・?」

レナ「うん。詩ぃちゃんに怒られちゃった・・・・
   レナさんがお姉を疑う筈ない! お姉の親友である
   竜宮レナが、親友の園崎魅音を疑う筈ない! って」

魅音「詩音・・・・えへへ・・あのおバカは・・・」

レナ「だから・・・・ごめんね」

魅音「もういいの。今、レナは私を信じてくれてる。
   それだけで私は満足だよ。これ以上は何も望まない」

レナ「魅ぃちゃん・・・・ありがとう・・・・・」

魅音「もういいよ! それより詩音はどうしてるの?」

レナ「・・・・詩ぃちゃん?」

220: 2008/03/09(日) 04:23:16.66 ID:W/dNMcViO
魅音「れ、レナ? どうしたの・・・?」

レナ「詩ぃちゃんね、昨日レナの家に泊まったの」

魅音「へぇ、そうなんだ」

レナ「うん、詩ぃちゃんにお礼がしたかったの。だから
   レナスペシャルをご馳走したんだよ。だよ」

魅音「あははは、そりゃあ良かったねぇ! きっと
   詩音はお腹を膨らませてたに違いないよ!」

レナ「詩ぃちゃん、美味しそうに食べてくれてたよ。
   えへへ、嬉しかったんだよ」

魅音「詩音はお嬢様だから舌が肥えてるからね。
   それを満足させるなんて、さっすがレナだね!」

レナ「あはははっ、ありがとう、魅ぃちゃん」

魅音「それで、どうして詩音は一緒じゃないの?」

レナ「・・・・」

224: 2008/03/09(日) 04:28:05.85 ID:W/dNMcViO
レナ「朝早くにお迎えが来て家に帰っちゃったの」

魅音「そっか・・・私が電話したから、お母さん心配したのかな・・・」

レナ「着替えを取りに行きたいから電話を貸してって」

魅音「詩音は潔癖だねぇ・・・二日くらい同じ服で
   過ごしても気にならないと思うけどなぁ」

レナ「み、魅ぃちゃん・・・・それはレナも嫌だよ・・・」

魅音「あ、あははは・・・やっぱり?」

レナ「・・・・ありがとう、魅ぃちゃん」

魅音「えっ?」

レナ「うふふ、なんでもないよー」

228: 2008/03/09(日) 04:34:12.58 ID:W/dNMcViO
梨花「おはようなのです」

レナ「梨花ちゃ~ん、おっはよー」

魅音「おはよ、梨花ちゃん」

梨花「みぃ、レナの機嫌が治ったみたいなのです」

レナ「あ、あははっ・・・昨日は驚かせてごめんね」

梨花「・・・・そうなのです。とても驚いたのですよ。
   びっくり仰天。わーわー、なのです。にぱーっ」

レナ「は・・・はぅ~~今日も梨花ちゃんかぁいぃよ~~」

魅音「あー、はいはい。後でお持ち帰りしていいから
   今は爽やかな朝を満喫させてねー」

レナ「り、りりりり梨花ちゃん?! み、みみみみ魅ぃちゃんから
   お持ち帰りの許可がでたんだよ!! だよ!!」

梨花「みぃ・・・きっとボクは、もうレナ無しでは生きて
   いけない体にされてしまうのです・・・・」

229: 2008/03/09(日) 04:39:10.08 ID:W/dNMcViO
智恵「はーい皆さん、席についてくださーい」

魅音「げっ! 先生来ちゃったよ・・・・」

梨花「詩ぃは遅刻確定なのですよ」

魅音「ったく・・・なーにやってんだか」

梨花「きっとバケツを両手に持たされて、廊下に
   立たされるに違いないのです」

レナ「はぅ・・・ちょっとかぁいぃかも・・・・」

魅音「あははは、今日のレナは妄想全快だね」

レナ「バケツを持った詩ぃちゃんに・・・・魅ぃちゃんが
   ちょっかいを出して・・・・はぅ~☆」

梨花「みぃー♪」

魅音「こりゃ重傷だわ・・・・」

智恵「ではホームルームを始めます。委員長、号令」

231: 2008/03/09(日) 04:45:54.64 ID:W/dNMcViO
梨花「そして、お昼休みになりましたのです」

魅音「り、梨花ちゃん?」

レナ「えへへ、今日のお弁当は昨日のレナスペシャルの
   残り物を詰めてきたんだよー!! じゃーん」

魅音「ありゃ!? 昨日に続いて今日も豪華だねぇ」

梨花「とっても贅沢なのですよ。にぱーっ」

レナ「どうぞ召し上がれ!」

魅音「うん、美味い!」

梨花「ほっぺたがとろとろに溶けてしまいそうなのです」

レナ「そ、そんなに美味しいのかな? はぅ・・・」

魅音「詩音のバカはこれを私に内緒で食べてたなんて・・・
   こりゃ罰ゲームより酷なお仕置が必要だねぇ・・・くっくっくっ」

詩音「バカで悪かったですねー」

魅音「し、詩音?! あんたいつから?!?!」

詩音「はろろーん」

235: 2008/03/09(日) 04:51:55.96 ID:W/dNMcViO
梨花「詩ぃ、こんにちわなのですよ」

詩音「はーい、ヒロインが遅れて申し訳ありませんね」

魅音「あんたは廊下に立ってな!」

詩音「なんですかお姉? それがレナさんの誤解を解いた
   私に対する口の聞き方ですかぁ? なってませんね」

魅音「・・うっ・・・すみません詩音様・・・・」

詩音「よろしい」

レナ「詩ぃちゃん、昨日はありがとう」

詩音「礼には及びません。当然の事をしたまでですから」

魅音「・・・・ねぇ詩音、まさかレナに余計な事を
   吹き込んだりしてないよね・・・?」

詩音「余計な事? お姉が大事にしてる圭ちゃんのし、」

魅音「わーっ!! わーっわーっ!! 」

レナ「なんだろ? 魅ぃちゃんは何を持ってるんだろ? はぅ・・・」

238: 2008/03/09(日) 04:57:36.56 ID:W/dNMcViO
梨花「とっても賑やかなお昼休みになりましたです」

魅音「お、おじさんは楽しくなーい・・・・」

詩音「んふふ、私に勝とうなんて思わない事です」

レナ「そういえば、今日も沙都子ちゃんの所に行くんだよね?」

梨花「はいなのです。沙都子と約束をしましたですから」

魅音「私は行くよ。皆も行くでしょ?」

レナ「もちろん! レナも行くよ!」

詩音「すみません、実はバイトが・・・」

魅音「えーっ、沙都子のお見舞いよりバイト優先なわけぇ?」

詩音「お姉と違って、私は極力自炊ですからね」

レナ「しょうがないよ魅ぃちゃん」

魅音「じゃあ明日ね。明日は絶対行く事!
   これは部長としての命令だから」

詩音「はいはい、わかってますって」

240: 2008/03/09(日) 05:04:27.31 ID:W/dNMcViO
智恵「それでは皆さん、気をつけて下校してくださいね。
   委員長、号令」

魅音「きりーつ、気をつけ、礼」

「「さよーならー」」

魅音「よし! 早速診療所に行こう」

梨花「みぃー」

詩音「では皆さん、私はこれで」

レナ「じゃあねー詩ぃちゃーん」

魅音「ちぇっ、詩音のやつケチだよねぇ」

レナ「あははっ、ほら、行こっ?」

梨花「なんだか今日はとても楽しい一日だったのです」

レナ「そうだね。久しぶりに楽しいと思えた一日だったよ」

魅音「詩音がいなきゃもっと楽しかったんだけどねー」

レナ「そうかな? 詩ぃちゃんがいた方がレナは好きだよ。
   だって魅ぃちゃん、とってもかぁいくなるんだよ? だよ?」

梨花「ボクもレナに賛成なのです。にぱーっ」

242: 2008/03/09(日) 05:09:19.27 ID:W/dNMcViO
入江「沙都子ちゃん、具合はどうです?」

沙都子「だいぶ楽になりましたわ。監督のおかげでしてよ」

入江「いえいえ、ご主人様として当然の義務を
   果たしたまでに過ぎませんよ~!!」

沙都子「・・・・頭が痛くなってきましたわ・・・」

入江「沙都子ちゃん、何か良い事でもありましたか?」

沙都子「・・・? どうしてそんな事を聞きますの?」

入江「いえ、沙都子ちゃんの容体が以前より格段に
   安定していますので。更にそのスピードさえも。
   まるで昔とは比べ物になりませんよ」

沙都子「・・・・きっと圭一さんのおかげですわ」

244: 2008/03/09(日) 05:14:27.43 ID:W/dNMcViO
入江「前原さんの、ですか?」

沙都子「えぇ・・・・だって私は、早く元気になって
    圭一さんに謝らなくてはなりませんの・・・・」

入江「沙都子ちゃん・・・」

沙都子「圭一さんは待ってくださっていますわ・・・
    私が遅れるわけにはいきませんもの・・・・」

入江「・・・・沙都子ちゃん、その話で、」

「入江先生、北条沙都子さんのお友達が来られましたが」

入江「え、ああ、はい。通してもらって構いませんよ」

沙都子「監督? 何を言おうとしましたの?」

入江「なんでもありませんよ。早く元気になれるといいですね」

沙都子「えぇ、梨花達にあまり心配をかけたくありませんわ。
   それに圭一さんのためにも・・・・」

入江「・・・・・・・・」

245: 2008/03/09(日) 05:19:26.98 ID:W/dNMcViO
魅音「さーとこっ」

沙都子「あら皆さん、今日も来てくださり
    ましたのね。ありがとうございますわ」

梨花「みぃ、ボク達は暇人なのです」

沙都子「おーっほっほっほ! 違いありませんわぁ」

レナ「沙都子ちゃん、なんだか元気そうだね!」

沙都子「えぇ、おかげさまで体調はバッチリとは
    いかずとも、だいぶ調子は戻ってきましたの」

魅音「よかったね、梨花ちゃん」

梨花「はいなのです。また沙都子と一緒に
   お買い物に行く日を楽しみにしているのですよ」

沙都子「・・お・・・かい・・も・・・の・・?」

梨花「沙都子?」

沙都子「な、なんでもありませんわ・・・・」

248: 2008/03/09(日) 05:23:55.55 ID:W/dNMcViO
魅音「いやぁ、しっかし見違えたね!」

沙都子「何がですの?」

魅音「たった数日で回復出来るなんてさすがだよ沙都子!
   不氏身の部員がいるなんて部長としては鼻が高くなるねぇ!」

沙都子「おーっほっほっほ! 当然ですわぁ!
    私ならもう大丈夫ですのよ?」

梨花「沙都子、無理はよくありませんです」

レナ「そうだよ沙都子ちゃん。まだ安静にしてなきゃ」

沙都子「こんなの平気でしてよ。早く元気にならないと、
    圭一さんに笑われてしまいますもの」

レナ「・・・? 圭一くん・・?」

沙都子「えぇ、圭一さんが私を待っていますの」

梨花「沙都子・・・・・」

レナ「・・・・けぇいちくん・・・」

250: 2008/03/09(日) 05:29:33.20 ID:W/dNMcViO
梨花「沙都子、圭一は、」

魅音「梨花ちゃん・・・・今はダメだよ」

梨花「・・・・・・・・・でも・・・」

魅音「今はダメだよ。・・・・今は、ね」

レナ「沙都子ちゃん、さっきから何を言っているの?」

魅音「ッッ?!?! レナ!!」

沙都子「何をって・・・・早く元気になって
    圭一さんに会いに行くんですのよ?」

レナ「・・・・ふーん」

沙都子「レナさん? どうなさいましたの?」

レナ「・・・・・べつに」

梨花「沙都子、そろそろボク達は帰りますです」

沙都子「あらぁ、もう少しゆっくりしても
    いいんですのよ? 私はもう、」

魅音「ごめん沙都子、帰るよ」

沙都子「えっ? そ、そうですの・・・」

252: 2008/03/09(日) 05:37:15.91 ID:W/dNMcViO
梨花「二人共、先に帰っててくださいです。
   ボクは入江にお話があるのです」

魅音「うん、わかった。行こう、レナ」

レナ「じゃあね、梨花ちゃん」

梨花「はい。また明日、なのですよ」

レナ「あっ、そうだ梨花ちゃん」

梨花「なんですか?」

レナ「・・・・梨花ちゃんは監督と何のお話を
   しているのかな? ・・・・かな・・?」

梨花「みぃ? 沙都子のお話なのですよ」

レナ「そうなんだ。監督に沙都子ちゃんを
   よろしくって伝えておいてほしいな!」

梨花「はい、伝えておきますです」

レナ「うんっ! じゃあね、梨花ちゃん」

梨花「また明日、なのですよ」

魅音「レナ? 梨花ちゃんと何を話てたの?」

レナ「なんでもないよ」

255: 2008/03/09(日) 05:43:15.29 ID:W/dNMcViO
入江「レナさんが、ですか?」

梨花「はいなのです。昨日とはまるで別人の様に
   見えてしまいましたのですよ」

入江「・・・・・不可解な点がありますね」

梨花「はい・・・ボクも信じたくはありませんが・・・・」

入江「注意はしておいてください。彼女がどんな
   突発的な行動を起こすのか、誰にもわかりませんから」

梨花「わかりましたです。入江、沙都子はどうなのですか?」

入江「・・・・はっきり申し上げれば、実はとても
   危険な状態なのかもしれません・・・・・」

梨花「みぃ、沙都子が何を考えているのか、ボクには
   わからないのです。沙都子は一体・・・・」

入江「一種の暗示、かと思われます。それもかなり強い」

257: 2008/03/09(日) 05:48:51.18 ID:W/dNMcViO
梨花「沙都子は圭一に会いに行くと言っていましたのです。
   でも、そんな事は不可能なのです・・・・だって圭一はもう・・・」

入江「これは止めなかった私にも責任はあります。恐らく
   原因は皆さんが沙都子にかけた言葉にあるんでしょうね」

梨花「・・・・・・・・・・」

入江「まったく専門外の話になるので確証はありませんが、
   沙都子ちゃんは前原さんが待っていると言いましたよね?」

梨花「・・・・・・はい」

入江「沙都子ちゃんの中では、前原さんはまだ
   生きているのかもしれません。そう錯覚している」

梨花「で、でも沙都子は圭一を自分の手でこ・・・・ッ・・」

259: 2008/03/09(日) 05:53:58.20 ID:W/dNMcViO
入江「そうですね。前原さんに謝りたい、その言葉から
   沙都子ちゃんには自分のやった罪の意識は有るのだと伺えます」

梨花「では・・・・どうして沙都子は?」

入江「・・・・すみません、私にはわかりません」

梨花「・・・・・・・入江・・・・」

入江「ですが沙都子ちゃんの精神は、間違いなく
   不安定な状態に有る事は間違いないんです。
   表面上は落ち着いた様に見えますが、あくまで
   それは表面上だけ。中身は別になります」

梨花「・・・・ボクには難しい話はわからないのです」

入江「すみません。とにかく、今の沙都子ちゃんを
   放っておく訳にはいきません。それはわかりますね?」

梨花「はい・・・・」

261: 2008/03/09(日) 06:08:21.15 ID:W/dNMcViO
梨花「入江、沙都子をお願いしますです」

入江「えぇ、安心してください。沙都子ちゃんは
   きっと大丈夫です。なんとかしてみせます」

梨花「・・・・・・・・・」

入江「梨花さん?」

梨花「・・・入江、今から言うボクの
   言葉を信じてくれますですか?」

入江「・・・・はい。なんでしょうか」

梨花「入江は、もうすぐ氏んでしまうのです」

入江「・・えっ? あ、あははは・・・・
   梨花さん、これは何の冗談です?」

梨花「・・・・・この世界の入江なら・・・わかる筈・・・・」

入江「り、梨花さん? それは一体・・・・」

梨花「・・・・・・・・」

入江「・・・わかりました。ですがこの話を今しては
   いけません。まだ診療所にはスタッフが残っています」

268: 2008/03/09(日) 06:18:14.53 ID:W/dNMcViO
詩音「おかえりなさい、お姉」

魅音「あれ? どうして詩音がここに?」

詩音「ちょっとお姉の顔が見たくなりまして。嫌ですか?」

魅音「い、嫌じゃないよ! でもどうしたのさ?
   急に家に来るなんて・・・・ちょっと驚いたよ」

詩音「あははっ、びっくりさせようと思ってましたからね」

魅音「なによそれー」

詩音「怒らないでくださいよ。お姉は私が
   いると迷惑ですか? 違いますよねー」

魅音「はぁ・・・・もういいよ、わかった。
   婆っちゃは何て言ってるの?」

詩音「もちろん、断る理由は無いそうです」

魅音「そっか。あ、レナに電話しなきゃ。
   詩音もいるから4人分だね」

271: 2008/03/09(日) 06:25:17.04 ID:W/dNMcViO
魅音「もしもし、園崎です。竜宮さんの・・なんだぁ、レナか」

魅音「うん、わざわざありがとね」

魅音「実はさ、詩音もいるんだよ。私知らなくてさー
   ごめんね、もう一人分多く作ってもらえるかな?」

魅音「うん、うん・・・あははは、違うよー」

魅音「詩音ったら急に現れる神出鬼没なやつでさー
   正直私も困る時だってあるんだよ? あははは」

魅音「うん、わかった。婆っちゃも喜ぶと思うよ」

魅音「うん、うん・・・・うん・・・うん・・・・」

魅音「・・・・レナ? どうしたの・・?」

魅音「・・・・えっ? し、知らないよ? 本当だよ・・・!」

魅音「ねぇ、信じてよレナ! 私は何も知らないの!」

魅音「レナ! お願いだから・・・・信じてよ・・・私は何も・・しら」

273: 2008/03/09(日) 06:27:40.13 ID:W/dNMcViO




昭和58 6月

鹿骨市雛見沢村にて大規模なガス災害が発生(以下中略)



大石「んっふっふっふっ~
   どぉでしたかぁ? いよいよ
   物語も終盤戦ですねぇ」

大石「では、よいお年を。んっふっふっ」


280: 2008/03/09(日) 06:39:57.24 ID:W/dNMcViO
梨花「今日のNG大賞は入江なのです」

入江「わ、私がですか?!」

沙都子「あら、本物の監督なら私を沙都子なんて
   呼び捨てにはいしたしませんわぁ!」

入江「沙都子・・・・沙都子ですか・・・ん~いいですねぇ
   ご主人様としてメイドの呼び名にちゃん付けも
   いいですが・・・こっちもなかなか・・・・んふ~☆」

沙都子「なんだか寒気がしてきましたわ・・・・」

魅音「やーいやーいへんたーい」

入江「その程度の挑発にこの入江京介が乗るとで、」

レナ「あはははははははははっ!!!!!!」

レナ「変態さんは怖いよねー怖いよねー」

梨花「では、また会いましょうです」

沙都子「今日中には完結させてみせますわよ!」

347: 2008/03/09(日) 13:53:14.56 ID:W/dNMcViO
熊谷「お、大石さん!」

大石「なんですか熊ちゃん。そんなに慌てちゃって」

熊谷「園崎家の隠蔽氏体らしきものが見つかったそうっす!!」

大石「んっふっふっ~これはこれは。天下の園崎家も
   これでチェックメイトってわけですねぇ」

熊谷「・・・これを見てください」

大石「んふっふっふ、どれどれ」

大石「・・・・・・・・」

大石「・・・・・これ、本当なんですか?」

熊谷「はい。書いてある通り、身元確認も取れてます」

大石「あちゃあ・・・・・」

大石「これは・・・・・竜宮さんに大変な事を
   してしまったみたいですねぇ」

熊谷「どうします? いくら捜査と言い張っても
   大石さんの行動を知れば上は納得しないっすよ・・・」

大石「退職金が全て飛んでしまうやもしれません・・・・
   なっはっはっはっは・・・・・」

352: 2008/03/09(日) 13:58:48.21 ID:W/dNMcViO
熊谷「笑い事じゃ済まないかもしれませんね・・・・・」

大石「さぁて・・・どうしますやら・・・・・」

熊谷「竜宮礼奈に事実を知らせますか?」

大石「彼女には大変悪い事をしてしまいました・・・・
   許してくれ筈がありませんねぇ。んっふっふっふ」

熊谷「どうします?」

大石「車を回してください。まずは園崎詩音さんに
   接触しましょう。彼女が一番の協力者でしたから」

熊谷「はいっす!!」

大石「はぁ・・・・これは大変な事になって
   しまうやもしれませんねぇ・・・・・・」


549: 2008/03/09(日) 16:47:19.10 ID:W/dNMcViO
>>352の続き

熊谷「大石さん駄目っす。園崎詩音の足取りが
   取れないみたいっすよ・・・」

大石「ありゃりゃ。心当たりは・・・・
   ありませんよねぇ」

熊谷「同じく竜宮礼奈め足取りが掴めません。どうやら
   二人共夕べは自宅に帰ってないみたいっす」

大石「予感、だけで済めばいいんですが・・・・」

熊谷「こうなると、もうお手上げっすね」

大石「地道に情報収集といきましょうかねぇ」

熊谷「学校にも登校していないようですし・・・・
   どうします?」

大石「ならば彼女達の共通の友人を訪ねれば
   いいんですよぅ。んっふっふっふ」

熊谷「園崎魅音に古手梨花ですね」

554: 2008/03/09(日) 16:56:18.92 ID:W/dNMcViO
梨花「・・・・・みぃ・・・・」

智恵「今日はお休みが多いようですね皆さんも体調管理には
   気をつけてくださいね。委員長は・・・・今日の日直さん、号令をお願いします」

「きりーつ、気をつけ、礼」

梨花「・・・・みんなは・・・どこにいってしまったのですか・・・・」

567: 2008/03/09(日) 17:33:49.87 ID:W/dNMcViO
詩音「お姉、いい加減起きてください」

レナ「魅ぃちゃん、もう朝だよ。起きて」

魅音「・・・・ん・ぅ・・し・・おん・・・・」

詩音「おはようございます、お姉」

レナ「レナもいるんだよ。だよ」

魅音「・・・れ・・・・な・・・」

詩音「うーん・・・ちょっと強過ぎちゃいましたね」

レナ「そうかな? 魅ぃちゃんにはこれくらいで
   丁度いいと思うな。ねっ、魅ぃちゃん」

魅音「・・・・ここは・・・?」

詩音「あらぁ、まだ気付きません? お姉の大好きな
   拷問部屋ですよ。気分はどうです?」

魅音「・・・さ・・い・・・てぇ・・・・だね・・・」

レナ「あはははっ、魅ぃちゃんは寝起きが悪いみたいだね」

700: 2008/03/09(日) 22:36:32.30 ID:W/dNMcViO
魅音「・・・ど・・う・・・して・・・・」

詩音「どうして? だから何度も言わせないでくださいよ」

レナ「魅ぃちゃん、圭一くんを返して」

魅音「だから・・・!! 私は知らないって・・・・
   何度も言ったじゃない・・・・!」

詩音「だから何度も言わせないでください。
   お姉は自分の立場がわかってるんですか?」

レナ「いくら魅ぃちゃんでも逃げられないよ。
   だって両手足を縛られてるんだもん」

魅音「逃げるつもなんてない・・・!!」

詩音「勇ましいですねぇお姉。まぁ、私達もお姉に
   危害を加えたいわけではありません。お姉が
   正直に、全てを話してくれれば直ぐに解放してあげますから」

711: 2008/03/09(日) 22:42:39.16 ID:W/dNMcViO
魅音「答えは変わらないよ・・・・私は何も知らない。
   そんな事知りたくもないのに・・・・!!」

レナ「強情な魅ぃちゃん・・・レナは嫌いだよ」

詩音「まーだ電撃が足りないんですかぁ? さっきは
   加減して威力を抑えてあげましたけど・・・・」

魅音「知らない! 何度も言わせないで!!」

レナ「魅ぃちゃん。レナね、ずっと魅ぃちゃんを
   信じてたんだよ? 魅ぃちゃんは友達だから、
   レナの一番の親友だから・・・・なのに・・・ッッ!!」

魅音「待ってよレナ! どうして私を疑うの?!
   私もレナが親友だって・・・・レナを信じてるのに・・・」

レナ「・・・・大石さんに教えてもらったの」

魅音「お、大石? どうしてあんな奴の言葉なんか・・・」

716: 2008/03/09(日) 22:47:15.43 ID:W/dNMcViO
レナ「元々は詩ぃちゃんのおかげなんだけどね」

魅音「詩音・・・・どうして・・・」

詩音「聞いちゃったんです。それも偶然にね。
   園崎組である遺体が処理されたって」

魅音「・・えっ? そ、それは私も初耳だよ!」

詩音「またまたぁ! お姉ったらとぼけちゃってー」

レナ「あはははははっ!! 知らないフリは
   よくない事だって、レナは言ったよ?ぉ」

魅音「し、知らない! 本当に知らないの!!」

詩音「・・・・誰の遺体かはわかりませんが、
   それは時間の問題です。きっと
   大石さんが見つけてくれますからね」

レナ「あはははっ! 残念だったね、魅ぃちゃん」

723: 2008/03/09(日) 22:54:36.58 ID:W/dNMcViO
魅音「・・・・どうして大石なんかに!!」

詩音「たまたま利害関係が一致しただけですよ。私は
   圭ちゃんを見つけたい。大石はオヤシロ様の祟りの
   真相を知りたい。お互いが利用しあってる関係ですね」

魅音「でも・・・オヤシロ様の祟りの真相が・・・・
   どうして私に関係しているの? 私は祟りとは・・・・」

詩音「悟史くん」

魅音「えっ? し、詩音?」

詩音「悟史くんを消したのはお姉・・・・いえ、
   園崎家なんでしょう? 園崎家が悟史くんを
   鬼隠しした。あってますよね?」

魅音「ち、違う! 悟史と園崎家は何も関係無いよ・・・!!」

詩音「私は爪を剥しました。私が迷惑をかけた
 葛西、おじさん、そして悟史くんのケジメのために」

728: 2008/03/09(日) 23:00:33.68 ID:W/dNMcViO
詩音「なのに・・・・私はケジメをつけた筈なのに・・・!」

魅音「詩音! 前に話したでしょう?! 婆っちゃは
   悟史と詩音を・・・許すって言ったんだよ・・・・」

詩音「では聞きますが、どうして悟史くんは
   鬼隠しにあったんでしょうね?」

魅音「・・・・知らないよ」

詩音「お姉、これ以上私を怒らせないでください・・・・」

魅音「詩音・・・・・」

詩音「鬼婆ならともかく・・・私だってお姉をこんな目には・・・・」

魅音「・・・・えっ?」

レナ「・・・? 魅ぃちゃん?」

魅音「・・・・・ば、婆っちゃは・・・?」

詩音「え? 鬼婆ですか?」

魅音「そうだよ! 婆っちゃはどうしたの?!」

詩音「・・・・・ふふっ」

739: 2008/03/09(日) 23:05:30.75 ID:W/dNMcViO
魅音「し、詩音!? あんたまさか?!?!」

レナ「大丈夫だよ、魅ぃちゃん。お婆ちゃんなら寝てるから」

魅音「ね、寝てるって・・・?」

レナ「心配しなくても大丈夫。レナが止めたから」

詩音「まったく・・・・せっかくいい所だったのに
   レナさんが止めちゃうんですよー」

レナ「ダメだよ詩ぃちゃん、お婆ちゃんは可哀想だもん」

詩音「別に私は頃したって構わないんですけどねー」

魅音「・・・や、やめて詩音! 婆っちゃはダメぇ!!」

詩音「・・・・そんなに鬼婆が大事なんですか?」

レナ「大丈夫だよ、魅ぃちゃん。ちゃんと正直に
   話してくれれば何もしないから。何も・・・あははっ」

魅音「・・・・・レナぁ・・・・」

752: 2008/03/09(日) 23:14:54.16 ID:W/dNMcViO
レナ「だからね、正直に話してほしいの。魅ぃちゃんが
   話してくれれば、皆助かるんだよ? だよ?」

魅音「・・・・・れ・・・なぁ・・・ぅぁ・・・」

詩音「あははっ!! 鬼の目にも涙ですか! お姉も
   人間みたいに涙を流せたんですねぇ」

魅音「・・・しらないの・・・・ほんとに・・・しらないの・・・」

レナ「魅ぃちゃん・・・・」

詩音「ここまで強情だと・・・・私でも我慢出来なく
   なってきましたよ・・・・!!」

魅音「し、しんじてよ・・・・! わたし・・・・しらないの・・・」

詩音「信じろってお姉に言われても・・・・ねぇレナさん」

レナ「・・・・・・・・」

761: 2008/03/09(日) 23:21:29.22 ID:W/dNMcViO
詩音「それに、私は最初からお姉なんか信じてませんよ?」

魅音「・・・・えっ・・?」

詩音「ぷっ・・・あははははっ! なんですー
   その変な顔はー? お、お姉もそんな顔が
   出来たんですねー! ぷくくくっ」

魅音「そんな・・・・だって詩音は! 詩音は
   私を信じるって言ったよ! 言った・・・・のに・・・」

詩音「あちゃーお姉重傷みたいですね。まさか
   本気で信じてたなんて。ちょっぴり幻滅です」

レナ「あはははっ! レナは最初から信じてなかったけどね!」

詩音「え? それって酷くありませんか?」

レナ「あはははははははっ!! 冗談だよー詩ぃちゃん」

詩音「レナさんもなかなかの演技でしたよー?」

771: 2008/03/09(日) 23:29:47.45 ID:W/dNMcViO
魅音「・・・まってよ・いや・・・そんなの・・・・
   そんなのって・・・いやだ・・・・いやだよ・・・!」

詩音「子供みたいに嫌々言ってれば、私が許すとでも思ってるんですか?」

魅音「・・・ぅぅ・・・っぁ・・しおん・・・ん・・!!」

詩音「まさかここまでとは・・・・さすが園崎家時期
   当主様です。簡単にはゲロってくれませんね」

レナ「どうしよっか?」

詩音「そうですね・・・・幸い、ここにはこの場面に
   とても適した道具がたくさんありますからね・・・・」

魅音「・・・・しおん・・れなぁ・・・やめてよ・・いやぁ・・・」

レナ「大丈夫だよ、魅ぃちゃん。直ぐに終わるから頑張ってね」

詩音「やっぱり最初は爪剥ぎの刑ですよねぇ・・・・
   くっくっくっ・・・・・」

魅音「・・・いやぁ・・いやぁ・・!」

781: 2008/03/09(日) 23:37:21.79 ID:W/dNMcViO
レナ「魅ぃちゃん?」

魅音「・・・・・・・・・」

レナ「魅ぃちゃん・・・・」

詩音「ありゃ? もうお寝むの時間ですかー?
   まだでちゅよねー? まだ始まったばっかりでちゅよー?
   くっはっはっはっあっはっはっは!!!!!!」

魅音「・・・・いたいよ・・・いたいよ・・しおん・・・・」

詩音「なんです? 全然聞こえませんよ」

魅音「・・・もういや・・・・たすけ・・て・・よ・・・おねがい・・・・」

詩音「だから言ってるじゃないです。正直に話せば
   解放しますって。こんな拷問、お姉も嫌でしょう?」

魅音「いやぁ・・! もういやぁ・・・・やめて・・・
   やめて・・・やめて・・・・・!! しおん・・・・」

レナ「し、詩ぃちゃん! 詩ぃちゃん・・・・・」

詩音「なんですか? まさか今頃になって
   怖じ気づいちゃいました?」

791: 2008/03/09(日) 23:42:36.64 ID:W/dNMcViO
レナ「・・・・・・・・・」

魅音「・・・れな・・・・れなぁ・・・!」

詩音「なんですかレナさん? 言いたい事があるなら
   ちゃんと言ってもらえます?」

魅音「・・・・れな・・・たすけて・・たすけてよ・・・
   れなぁ・・・たすけて・・・・おねがい・・だから・・・」

レナ「詩ぃちゃん」

詩音「・・・・はい」

レナ「ダメだよ、こんなんじゃ」

詩音「はい?」

レナ「全然ダメ」

魅音「・・・れ・・な・・・・?」

レナ「このくらいじゃ魅ぃちゃんは口を割る筈ないよぉ。
   レナはね、魅ぃちゃんがとっても強い子だって
   知ってるの! だからね・・・・はぅ~☆」

詩音「・・・・くっくっ」

レナ・詩音「「あははははははははははっ!!!!!!!」」

810: 2008/03/09(日) 23:47:57.00 ID:W/dNMcViO
詩音「なんですかーレナさんもそう思ってたんですかぁ!」

レナ「うんっ! こんなのは全然生温いと思うんだよ。だよ」

詩音「ですよねー」

レナ・詩音「あはははははははははははっ!!!!!!!」

魅音「・・・いや・・いや・・・いや・・・
   もういや・・・いやぁ・・・いやぁ・・・・!!」

レナ「ダメだよ、魅ぃちゃん」

詩音「お姉が正直に話すまでやめませんよ?」

魅音「・・・・しらないの・・・! しらないの・・・!」

レナ「圭一くんの痛みはこのくらいじゃなかった」

詩音「悟史くんの痛みもこの程度じゃなかった」

レナ「魅ぃちゃんにも教えてあげるね。圭一くんの痛みを」

魅音「・・・・い、いやああああああああああああ!!!!!!!!!」

824: 2008/03/09(日) 23:54:16.13 ID:W/dNMcViO
詩音「お姉ー起きてくださーいもうすぐ
   日が昇っちゃいますよー? お姉ー」

レナ「はぅ・・・学校遅刻しちゃうよ・・・・」

魅音「・・・・・・・・ぁ・・ぁ・・・」

詩音「情け無いですね。もう終わりですか?」

レナ「詩ぃちゃん、ダメだよ。これは拷問なんだから。
   正直に話してくれるまで魅ぃちゃんには優しくしないと」

詩音「・・・・はぁ、本当にお姉は世話が掛かりますね」

レナ「ほら、魅ぃちゃん。肩を貸すよ。
   ゆっくりでいいからね?」

魅音「・・・・ぁ・・・ぅぁ・・・・」

レナ「大丈夫? どこか痛くないかな?」

魅音「・・・・だい・・じょう・・ぶ・・だから・・・」

レナ「無理しちゃダメだよ・・・?」

魅音「・・・・うん・・・ありがと・・・・れな・・・」

835: 2008/03/10(月) 00:00:25.82 ID:1+zzv9l4O
詩音「すっかり日が昇っちゃいましたね」

レナ「・・・・うん、先生怒ってるかな? ・・かな?」

詩音「さあ? 学校はどうします?」

レナ「レナは行くよ。きっと梨花ちゃん、
   一人で寂しい思いをしてると思うから」

詩音「私は休みます。どちらか一人が残らないと
   お姉が逃げだしちゃうかもしれません」

レナ「うん、じゃあレナは行くね」

詩音「梨花ちゃまをよろしくお願いしますね」

レナ「大丈夫だよ。梨花ちゃんはレナが
   お持ち帰りしちゃうからね~☆」

詩音「お持ち帰りって・・・・何をするんです?」

レナ「し、ししし詩ぃちゃん?! も、ももももしかして
    お、おおお持ち帰りされたいのかな?! かなぁ?!」

詩音「え、遠慮しておきます」

844: 2008/03/10(月) 00:05:13.89 ID:1+zzv9l4O
梨花「・・・・・・・・・」

岡村「き、今日は委員長達が休みでつまんないなー」

富田「で、でも皆さんがいなくでも僕達が、」

梨花「・・・・・・・・・」

岡村「あっ」

富田「・・・・行っちゃった」

梨花「・・・・・・・・・」

梨花「こんな世界はもう嫌よ・・・・こんな・・・・・」

梨花「・・・・・・・・・」

梨花「次もこんな世界だったらどうするの?」

梨花「・・・・・・・・・」

梨花「そうね。そうだといいわね・・・」

梨花「・・・・・・・・」

梨花「圭一・・・・彼がいない世界はこんなにも・・・・」

レナ「梨っ花ちゃ~ん」

852: 2008/03/10(月) 00:08:57.23 ID:1+zzv9l4O
梨花「・・・・レナですか」

レナ「ごめーん、寝坊しちゃったよ・・・・はぅ」

梨花「レナが寝坊するなんて、これが初めて
   じゃありませんですか?」

レナ「うん・・・目覚ましが鳴らなくて・・・・」

梨花「・・・・レナ」

レナ「なぁに、梨花ちゃん」

梨花「昨日の夜、レナはどこにいましたですか?」

レナ「昨日の夜? えっとね・・・・詩ぃちゃん」

梨花「詩ぃですか?」

レナ「うん、詩ぃちゃんの家に泊まってたんだよ。だよ」

梨花「そうなのですか」

857: 2008/03/10(月) 00:13:59.64 ID:1+zzv9l4O
智恵「り、竜宮さんじゃないですか!」

レナ「こんにちわ・・・智恵先生」

智恵「竜宮さん! 夕べは家に帰っていないそうですね」

レナ「ご、ごめんなさい!」

智恵「一体何をしていたんですか?」

梨花「レナは詩ぃの家にお泊まりしていたそうなのです」

智恵「本当ですか?」

レナ「はい・・・・ごめんなさい・・・」

智恵「次らは、ちゃんとお父さんに連絡をしてくださいね。
   酷く取り乱されていましたよ?」

レナ「・・・・・ごめんなさい・・・」

智恵「家には帰ったんですよね?」

レナ「え、えへへ、実はまだ・・・・」

智恵「・・・・職員室の電話を使ってください」

859: 2008/03/10(月) 00:17:51.89 ID:1+zzv9l4O
レナ「梨花ちゃん、ちょっと行ってくるね」

梨花「レナ、たくさんごめんなさいしないと
   いけませんですよ?」

レナ「うん」

梨花「きっと、とても心配したに違いないのです。
   レナも圭一みたいに、急にいなくなってしまった
   んではないかと心配しているのです。わかっていますですか?」

レナ「う、うん・・・・ごめんね、梨花ちゃん」

梨花「ボクは許しますですよ。あとは、お父さんに
   許してもらえば全て解決なのです。にぱーっ」

レナ「そうだね・・・・じゃあ行ってくるよ」

梨花「はいなのです」

梨花「・・・・・・・・・レナ・・・・」

智恵「古手さーん」

860: 2008/03/10(月) 00:19:42.42 ID:1+zzv9l4O
梨花「みぃ? なんですか、智恵」

智恵「古手さんにお客様です。昇降口で
   お待ち頂いてますから、
   早く行ってあげてください」

梨花「ボクにですか?」

智恵「はい。待たせてはいけませんよ」

梨花「わかりましたです。行ってくるのですよ」


864: 2008/03/10(月) 00:24:16.05 ID:1+zzv9l4O
大石「どぉもぉ、古手梨花さん」

梨花「大石でしたか。こんにちわ、なのです」

大石「んっふっふっふ。こんにちわ~」

熊谷「・・・・じゃあ、自分は行くっす」

大石「お願いしますよぅ」

梨花「大石? ボクに何の用なのですか?」

大石「いえいえ、大した用じゃありませんよぅ。
   ちょっと聞きたい事がありましてねぇ」

梨花「みぃ?」

大石「竜宮レナさんと園崎詩音さん、今日はお休みですよね?」

梨花「はいなのです」

大石「お二人が何処にいるのか・・・・知りませんよねぇ?」

梨花「ボクは何も知らないのですよ」

大石「んっふっふっふ。何処か心当たりは
   ありませんかねぇ・・・・」

梨花「ボクには何もわからないのです」

868: 2008/03/10(月) 00:28:50.62 ID:1+zzv9l4O
大石「そうですか・・・・わかりました。
   貴重なお時間を割いてもらい
   誠にありがとうございました」

梨花「大石、どうしてレナと詩ぃを?」

大石「どうしてでしょうねぇ? んっふっふっふっ~」

梨花「・・・・・今日は魅ぃもお休みなのです」

大石「ほぅーそれは本当ですかなぁ?」

梨花「ボクが大石に嘘をつく理由がないのですよ」

大石「なっはっはっは! いやぁ、貴重な情報をありがとうございます」

梨花「お礼を言われる筋合いはないのです。にぱーっ」

873: 2008/03/10(月) 00:32:56.43 ID:1+zzv9l4O
大石「では、私はこれで失礼します。よいお年を~」

梨花「大石もよいお年を~なのですよ」

梨花「・・・・・・・・・」

梨花「なによ? 何か言いたそうな顔をしてるわね」

梨花「・・・・・・・・・・」

梨花「いいのよ。もしかしたら、大石が守ってくれる
   かもしれないでしょう? 言って損は無いわよ」

梨花「・・・・・・・・・・」

梨花「そうね。もし手遅れなのだとしたら・・・・
   ダメね。もう少し早く大石が・・・・・・」

梨花「・・・・・・・・・・」

梨花「わかってるわよ。私はもう・・・この雛見沢に
   未練は無いわ。こんな雛見沢には、ね・・・・」

876: 2008/03/10(月) 00:36:58.24 ID:1+zzv9l4O
レナ「はぅ~・・・・・・」

梨花「どうしましたですか?」

レナ「智恵先生に・・・・あはは・・・」

梨花「みぃ、今回はレナが悪いのですよ。
   ちゃんと反省していますですか?」

レナ「し、してるよぉ! だって・・・レナが悪かったんだから」

梨花「ちゃんと反省しているレナには、撫で撫で
   してあげるのですよ。にぱーっ」

レナ「は、はぅ~! 梨花ちゃんの撫で撫で・・・・
   お、おおおもっおもっおっもちかえりぃ~~!!」

梨花「みぃ・・・・やはりレナはレナなのです・・・」

883: 2008/03/10(月) 00:43:24.74 ID:1+zzv9l4O
魅音「・・・・んっ」

詩音「まったく、やっとお目覚めですか」

魅音「・・・しおん? えっと・・・・あっ・・・」

詩音「どうしました?」

魅音「夢じゃなかったんだね・・・・・」

詩音「・・・・そうですね。これは現実です」

魅音「そう・・・・だよね・・・あ・・あはは・・あはははっ」

詩音「お、お姉? どうしました?」

魅音「・・・・夢だったら・・・よかったのに・・・!」

詩音「お姉・・・・」

魅音「・・・ぜんぶ・・ゆめで・・ぅぅ・・・ゆめなら・・・
   れなも・・・・しおんも・・・ひくっ・・ぅぁ・・
   ・・・・・・・・けぇちゃんも・・・・!」

詩音「お姉・・・・」

魅音「・・・みんないるのに・・・めが・・・さめたら・・
   みんないるのに・・・! ぅぁっ・・・ゆめなら・・・
   ・・・・けぇちゃん・・・・けぇちゃん・・・・!!」

888: 2008/03/10(月) 00:48:54.11 ID:1+zzv9l4O
詩音「・・・・ごめんなさい・・・」

魅音「・・・しおんっ?」

詩音「私だって・・・・本当はこんな事・・・・
   本当はしたくなかった・・・!!」

魅音「・・・ぐすっ・・しおんは・・・やさしいね・・・・」

詩音「おバカッ! どうして・・・・私はあんな事を
   したんですよ・・・なのに・・・・どうして・・・」

魅音「・・・なかないで・・・しおんはなかないでよ・・・・
   わたしまで・・・・なきたく・・・・ぅぅっ・・・
   ・・・・・・・うわぁああぁぁん!!」

詩音「お姉・・・!!」

魅音「・・・うあっ・・・・しおん・・・・しおんっ・・・・
   ・・・・・ごめんね・・・なかないで・・・・」

詩音「・・・バカ・・! お姉なんか・・・!
   お姉なんか・・・!! ・・・ぅぁ・・・・」

895: 2008/03/10(月) 00:55:01.42 ID:1+zzv9l4O
詩音「・・・・どうして・・・私は・・」

魅音「しおん・・・?」

詩音「・・なんでよ・・・なんで私は・・・・
   お姉を疑ったりしたの・・・! なんで・・・・
   どうして・・・・! おねぇ・・・おねぇ・・・・!!」

魅音「・・・なかないで・・・しおんはつよいこだから・・」

詩音「ぐっ・・・・ひくっ・・・おねぇ・・・・!」

魅音「・・・・しおんはやさしいね」

詩音「・・・・私は優しくなんか・・・ない・・・!」

魅音「・・・・どうしてないてるの・・・?」

詩音「・・・ぅっ・・・おねぇ・・・おねぇ・・・!
   ・・ばかっ・・・ばかばかばかっ・・・・!!」

魅音「・・・しおん・・・・・ごめんね・・・・・」

ピンポンポーン ピンポンピンポンポーン

899: 2008/03/10(月) 01:00:58.49 ID:1+zzv9l4O
大石「んっふっふっふっ~。どぉもぉ」

詩音「お、大石さんですか。わざわざ本家まで
   来るなんて珍しいですね」

大石「おんやぁ? どうしましたぁ? 目が真っ赤に
    なってますよぅ? んっふっふっふ」

詩音「あ、あはは、ちょっと・・・・まぁ」

大石「んぅ? まぁいいです。それより、お時間を
   頂けませんかねぇ? お話がありまして」

詩音「えぇ、構いません」

大石「んっふっふっふ。では車にどぉぞぉ」

詩音「・・・・はい」

901: 2008/03/10(月) 01:07:18.75 ID:1+zzv9l4O
大石「実は・・・・詩音さんに謝らなければなりません」

詩音「はい?」

大石「アレですよ、アレ」

詩音「アレ・・・・ああ、アレですね。もしかして
   遺体が見つかったんですか?!」

大石「えぇ、バッチリ見つけちゃいました」

詩音「よかった・・・・これで沙都子は・・・・」

詩音(お姉をこれ以上傷付けずに済む・・・!)

大石「見つかったには見つかったんですがね・・・・」

詩音「な、なんですかその嫌なフリは・・・・」

大石「実は・・・・見つかった遺体ね、アレ前原さん
   じゃなかったんですよ。そういう事です」

詩音「・・・・・・・・・えっ・・・?」

大石「・・・・前原さんじゃありませんでした。事実です」

詩音「・・・そ・・・ん・・・な・・・・」

910: 2008/03/10(月) 01:14:06.64 ID:1+zzv9l4O
大石「完全に的外れだったんですよ。私達の推理は」

詩音「・・・・うそですよ・・・」

大石「事実です。なんなら、検氏した人間に聞きますぅ?」

詩音「・・・・だれなんですか・・・その遺体は・・・!」

大石「間宮リナ、興野宮在住の女です」

詩音「・・・・・・・・・・・」

大石「前原さんの遺体を理由に園崎家に
   踏み込むつもりが・・・・台無しです。なっはっは・・・」

詩音「・・・・じゃあ・・・・私は・・・・・・」

大石「実はね、間宮リナを殺害したって言う輩が
   自首してきちゃったんです。これでこの事件は
   捜査終了、全て解決しました、って筋書きですよぉ」

詩音「・・・・私は・・・うそだ・・・私は・・・」

919: 2008/03/10(月) 01:19:44.19 ID:1+zzv9l4O
大石「詩音さん? どうしましたぁ?」

詩音「・・・・わたし・・・わたし・・・!!
   ・・・・おねぇに・・・ああっ・・・!!」

大石「し、詩音さん?」

詩音「うあああぁあぁあぁぁぁああぁああぁっ!!!!!」

大石「だ、大丈夫ですか?! 詩音さん?!」

詩音「あああぁああぁぁあぁあぁ・・・・・・・
   ・・・・おねぇ・・・おねぇに・・・あやまる・・・」

大石「一体どうしたんですか? ・・・・詩音さん?」

詩音「・・・いかなきゃ・・・おねぇ・・・・いかなきゃ・・・・
   ・・・・おねぇに・・・・あやまらなきゃ・・・ぁぁっ・・・」

大石「・・・・まあ、何があったのかわかりませんが・・・
   すみません。私にも責任があるみたいですねぇ・・・・」

大石「それで詩音さん、竜宮さんが何処にいるか知りません?」

926: 2008/03/10(月) 01:26:19.80 ID:1+zzv9l4O
梨花「レナ? どうしましたですか?」

レナ「えっ? ご、ごめんね。聞いてなかった・・・・」

梨花「今日のレナはとても疲れているのです」

レナ「そ、そうかな? レナはわかんないや・・・」

梨花「レナ、何か悩みがあるのではありませんか?」

レナ「り、梨花ちゃん?」

梨花「ボクには話せない内容ですか・・・?」

レナ「・・・・無いよ。悩みなんて、レナには無いよ」

梨花「みぃ・・・・そうなのですか」

レナ「梨花ちゃんはどうしてレナに悩みが
   あるって思ったのかな? かな?」

梨花「女の勘、ではダメですか?」

レナ「・・・・・・・・・・」

梨花「ツッコミが無いと寂しいのですよ・・・・」

レナ「あっ、ご、ごめんね梨花ちゃん!」

928: 2008/03/10(月) 01:29:58.70 ID:1+zzv9l4O
智恵「竜宮さん、少しお時間をよろしいですか?」

レナ「えっ? はい、いいですよー」

智恵「では職員室に行きましょうか」

レナ「はーい」

梨花「きっとレナは、カンカンに怒った智恵に
   また怒られてしまうのですよ。にぱーっ」

レナ「はぅ・・・もうヤだよ・・・・」

梨花「ファイト、お~なのです」

レナ「お~・・・・」

931: 2008/03/10(月) 01:35:38.71 ID:1+zzv9l4O
レナ「失礼します」

智恵「そこに座ってください」

レナ「はい。どんなお話ですか?」

智恵「入江先生、あとはよろしくお願いします」

入江「ありがとうございます、智恵先生」

レナ「えっ? か、監督がどうしてレナに・・・・」

入江「レナさんにお話がありまして」

レナ「今日も診療所に行こうと思ってるんですけど・・・・
   その時ではダメなんですか?」

入江「・・・・はい。診療所では少し話辛い内容なので」

レナ「・・・・レナにどんな話があるんですか」

入江「前原さんの事です」

レナ「・・・・ッッ!?!?」

933: 2008/03/10(月) 01:41:06.38 ID:1+zzv9l4O
レナ「どうして今更その話を?」

入江「・・・・少し気になる事がありまして」

レナ「気になる事? それ、レナも気になるなぁ」

入江「えっ? れ、レナさんには関係していませんよ」

レナ「じゃあ誰に関係しているのかな? ・・・かな・・?」

入江「レナさん・・・・・」

レナ「言えないんですか?」

入江「い、いえ、決してその様わけでは・・・・」

レナ「じゃあレナが当てましょうか?」

入江「・・・・レナさんが?」

レナ「沙都子ちゃん」

入江「・・・・レナさん・・・・・」

レナ「正解ですか? それとも・・・・」

入江「残念でしたね。不正解です」

レナ「・・・・本当に?」

936: 2008/03/10(月) 01:46:36.75 ID:1+zzv9l4O
入江「えぇ、本当です」

レナ「・・・・監督は沙都子ちゃんを警察に
   連れて行くつもりじゃないんですか?」

入江「レナさん、私がそんな事をする人間に見えますか?」

レナ「・・・・・・・・・・」

入江「もしそう見えるのでしたら、教室に戻って
   授業を受けてください。時間を割いてもらい
   申し訳ありませんでした」

レナ「・・・・・どうして今更圭一くんの話を?」

入江「気になる事があるんです。この答えでは不服ですか?」

レナ「・・・・監督は沙都子ちゃんを売ったりしないよね・・・・・」

入江「はい、絶対にしません。誓います、だから、」

レナ「どうして沙都子ちゃんが警察のお世話になる
   事をしたと知っているんですか!?!?」

940: 2008/03/10(月) 01:51:48.51 ID:1+zzv9l4O
入江「梨花さんに聞きました」

レナ「それは本当ですか?! 嘘じゃないんですか?!」

入江「嘘ではありませんよ。本当です」

レナ「証拠はあるんですか!? 証拠は!?!?」

入江「梨花さん自身に聞くの一番早いと思われます」

レナ「じ、じゃあ! じゃあ・・・・」

入江「レナさん、落ち着いてください」

レナ「・・・・レナは落ち着いています」

入江「あはは、そうでしたね。では本題に入っても
   問題有りませんね? いいですか?」

レナ「・・・・わかりました」

入江「ありがとうございます。実はレナさんに 当時の様子を
   詳しく聞きたくなりまして、ここへ来たんです」

レナ「様子、ですか?」

944: 2008/03/10(月) 01:58:51.35 ID:1+zzv9l4O
入江「はい。出来るだけ具体的に、現場の様子を
   教えてほしいんです。辛い事を思い出す事に
   なりますが、どうかお願いします」

レナ「・・・・・あの時は」

レナ「大きな悲鳴が聞こえてきました。その悲鳴の主は
   間違いなく圭一くんです。きっとまた沙都子ちゃんの
   トラップにやられたんだと思い、レナは圭一くんの
   様子が気になったのでそちらへ向かいました」

入江「はい。それで?」

レナ「圭一くんの悲鳴が聞こえてきた所辺りに
   沙都子ちゃんがいました。沙都子ちゃんは
   その場に立ち尽くしてボーッと立っている状態だったと
   記憶しています。それでレナが声をかけました」

入江「ふむ」

946: 2008/03/10(月) 02:05:29.39 ID:1+zzv9l4O
レナ「沙都子ちゃんは酷く驚いて、なんだか落ち着かない
   様子でした。最初は不思議に思ったんですけど、
   倒れている圭一くんを見つけて確信しました。
   きっと圭一くんが想像以上にトラップのダメージを
   受けてしまって驚いていたんだと思います」

入江「それで?」

レナ「圭一くんの意識を確認してみたんですが、レナが
   いた頃には既に意識を失っていました。沙都子ちゃんは
   それにも驚いていたんだと思います。挙動が変でした」

入江「はい、その後は?」

レナ「その後はいきなり現れた詩ぃちゃんと会話して、
   智恵先生に報告へ行き、先生と一緒に現場へ戻りました」

入江「そしてそこに前原さんはいなかった、ですか」

レナ「はい」

949: 2008/03/10(月) 02:10:19.19 ID:1+zzv9l4O
入江「わかりました。それからの出来事は
   大体を梨花さんから伺っているので結構です」

レナ「・・・何か力になれましたか?」

入江「正直、私には信じられません」

レナ「沙都子ちゃんが・・・圭一くんを・・・した事ですか?」

入江「いえ、そこではなく、前原さんの氏因です」

レナ「・・・?」

入江「前原さんの氏亡を誰か確認しましたか?」

レナ「そ、それは・・・・」

入江「気が動転していた沙都子ちゃんが前原さんが
   氏亡したと誤認してしまった可能性があります」

レナ「それって・・・・じゃあ圭一くんは・・・!」

入江「あくまで可能性の話です。ですがそう仮定すると
   おかしな点がいくつか浮かび挙がります」

953: 2008/03/10(月) 02:17:19.52 ID:1+zzv9l4O
入江「詩音さんは沙都子ちゃんと一緒に、圭一くんを
   トラップ用の落とし穴に隠したと言っていたそうですね」

レナ「でもなかった・・・・圭一くんはそこに
   いた筈なのに・・・どうして・・・・」

入江「仮に前原さんが氏亡ではなく、昏睡状態に
   陥っていたと仮定しましょう。きっと前原さんは
   意識が戻った後に、落とし穴から脱出した可能性が有ります」

レナ「・・・・・・・・・・」

入江「ですが脱出した前原さんは何処に行ってしまったのか?」

レナ「・・・・もし監督が行っている事が事実だとしたら・・・・
   レナには圭一くんの行動が理解出来ません。だって、
   普通は家に帰りませんか? だから・・・・この話は絶対にありえ、」

入江「普通ではなかった、どうです?」

958: 2008/03/10(月) 02:24:19.11 ID:1+zzv9l4O
レナ「・・・・どういう事ですか?」

入江「これも推測です。まったく根拠は有りません。
   もしも前原さんがなんらかの理由で精神状態が
   普通ではなくなってしまっていたら?」

レナ「・・・・意味がわかりません。例えそうだとしても、
   家に帰るのが最善だと誰もが考える筈です。あとは・・・」

入江「私の診療所ですね。怪我をしてしまい、それを
   治療してもらうために診療所を訪ねる」

レナ「でも、違うんですよね? 圭一くんは
   診療所には行かなかった」

入江「えぇ、それは私が証明します」

レナ「ほら、話がおかしいじゃないですか。実は
   圭一くんは生きてる・・・・そんなの・・・」

入江「可能性は0ではありません」

レナ「あれから何日も経ったんです。圭一くんはもう・・・・」

961: 2008/03/10(月) 02:32:15.77 ID:1+zzv9l4O
入江「そうですね。ですが、可能性は0ではない」

レナ「・・・・圭一くん・・・・・」

入江「こんな話をしてもきりが無いと、それはわかっています。
   ですが信じてみる価値はあるのではありませんか?」

レナ「・・・・・信じる・・・・」


入江「そうです。信じる事は、誰にだって出来る事ですから」

レナ「・・・・どうしてレナにこんな話を?」

入江「信じてくださいと無理に強要はしませんよ。
   ですが、信じてみる事は決して悪い事ではない」

レナ「・・・・・・・・・」

入江「お友達を、信じてあげてください」

レナ「・・・・もう・・・遅いよ・・・・」

入江「いくら遅くなろうとも、信じる事はいつだって
   出来るんです。レナさんにもわかる筈ですよ」

968: 2008/03/10(月) 02:38:54.94 ID:1+zzv9l4O
レナ「例えそうだとしても・・・・もう無理なんです・・・!」

入江「どうしてそう思うんです?」

レナ「だってレナは! レナは・・・・酷い事をした・・・
   とってもとっても・・・・酷い事をした・・・」

入江「・・・・・・・・・」

レナ「・・・・もう遅いんです・・・レナには・・・・
   罪を償う資格すら無いんです・・・・・!!」

梨花「自分が許せませんですか?」

レナ「・・・・り・・か・・・ちゃん・・?」

梨花「レナはとても強い子なのです。レナは・・・・
   レナは少し肩肘を張り過ぎているのかもしれません」

レナ「・・・・レナが・・・?」

梨花「レナはレナなのです。どんなレナも、レナに
   変わりないのです。ボクは、どんなレナも好きになれますですよ」

975: 2008/03/10(月) 02:44:55.22 ID:1+zzv9l4O
レナ「どうして・・・レナは酷い事したんだよ・・・レナは・・」

梨花「それでも、ボクは構いませんのです」

レナ「・・・・どうして?」

梨花「レナ、ですから」

レナ「・・・・えっ?」

梨花「レナだから、ボクは好きでいられるのですよ」

レナ「梨花ちゃん・・・・」

梨花「きっと、皆も同じだと思いますです。それに、
   レナもそうではないのですか?」

レナ「・・・・!!」

梨花「ボクは・・・・ボク達はレナを信じていますです」

レナ「・・・ごめんね梨花ちゃん・・・・レナ、嬉しいの・・・
   嬉しいのに・・・なのに・・・・わからないの・・・・」

梨花「いいのですよ。今わからなくても、
   きっとわかる日が来るのだと、
   ボクは信じていますですから」

レナ「梨花ちゃん・・・!」

981: 2008/03/10(月) 02:51:31.00 ID:1+zzv9l4O
入江「レナさん、私は羨ましく思います。あなたには
   こんなにも素晴らしいお友達がいるではありませんか」

レナ「・・・・はい・・・」

入江「私ももう少し若ければ・・・きっとレナさん達と
   青春を謳歌しているかもしれませんよ~☆」

レナ「あははっ、監督とならきっと良いお友達に
   なれたと思うな。思うな! あはははっ」

梨花「みぃーやっとレナが笑ってくれたのです」

レナ「ごめんね梨花ちゃん・・・・レナは・・・」

梨花「謝る必要は無いのです。笑おう、なのですよ。にぱーっ」

レナ「うんっ! まだレナの答えは出ないけど・・・・
   梨花ちゃんと監督の言葉を大事にするね」

入江「いいですねいいですねぇ、青春・・・・はぁ・・・・」

梨花「みぃ、入江を撫で撫でしてあげますです」

983: 2008/03/10(月) 02:54:32.71 ID:1+zzv9l4O
梨花「・・・・なによ」

梨花「・・・・・・・・・・」

梨花「あんたも冷血ね。私にはそんな事は出来ないわ」

梨花「・・・・・・・・」

梨花「目の前で泣いている子供を叱ってやるのも、
   たまには悪くはないわね。くすくすくす」

梨花「・・・・・・・・・・・・」

梨花「・・・・うるさいなぁ。わかってるわよ」

梨花「・・・・・・・・・・」

梨花「期待なんて・・・・そんなの最初から・・・」

988: 2008/03/10(月) 03:00:28.16 ID:1+zzv9l4O
大石「おんやぁ? 入江の先生じゃないですかぁ」

入江「大石さんじゃないですか。こんにちは」

大石「こんにちわぁ。先生が来てるって事は、
   学校で何かあったんですか?」

入江「いえ、届けなければならない書類がありまして」

大石「んっふっふっふ、そうですか。ご苦労様ですぅ」

入江「この報告だと・・・・大石さんも学校に?」

大石「えぇ、ちょっと野暮用が出来ちゃいましてね」

入江「そうですか。では、私はこれで」

大石「んっふっふっふ。お仕事頑張ってくださいねぇ」

大石「・・・・・・・・ふぅむ」

992: 2008/03/10(月) 03:08:16.54 ID:1+zzv9l4O
梨花「ただいま、なのですよ」

智恵「梨花さん、何処に行っていたんですか?」

梨花「ちょっとした人助けなのです。にぱーっ」

レナ「先生、梨花ちゃんはレナを助けてくれたんです。
   だから・・・・その・・・」

智恵「・・・・いいでしょう。今回は見逃します。
   その変わりと言ってはなんですが」

梨花「嫌な予感がしますです。にぱーっ」

智恵「校庭にある菜園の整備をお願いしますね」

レナ「わわっ! 変なの頼まれちゃったんだよ。だよ・・・」

梨花「レナも道連れにしてやるのです」

レナ「れ、レナは遠慮したいかな!」

智恵「上級生として、常日頃下級生の見本と
   なれる様、頑張ってください。竜宮さん」

レナ「はぅ・・・・」

997: 2008/03/10(月) 03:10:51.71 ID:1+zzv9l4O



昭和58 6月

鹿骨市雛見沢村にて大規模なガス災害が発生(以下中略)


大石「んっふっふっふ。丁度キリが良いので
   ここら辺りでお開きにしようじゃありませんかぁ」

大石「なっはっはっは! 大丈夫ですよ。
   スレは自分で立てますからねぇ。
   んっふっふっふ」

大石「では、よいお年を」

998: 2008/03/10(月) 03:10:55.12 ID:6x2rFvYqO
そゆことなら埋めようじゃないか!
>>1000ならみんな幸せ

沙都子「おーっほっほっほ! 無様ですわね、圭一さん!!」【罠殺し編3】

引用: 大石「んふぅ、圭一さんの捜索にご協力ください」