1: 2017/04/01(土) 21:00:28.515 ID:Hz8CzAF00.net
男は SRマジシャン♀ を手に入れた!
SRマジ子2「初めまして! これからよろしくね、男!」
男「あーっ、今日はなんかいけると思ってガチャ回したのに」
男「もうSRマジ子は上限解放済みだから、食わせても意味ないし」
男「これ以上出ても、いらないんだよなぁ」
男「なぁマジ子。悪いんだけど、こいつ解体しておいて」
Nマジ子「は、はい……」
3: 2017/04/01(土) 21:02:16.689 ID:Hz8CzAF00.net
-解体場-
SRマジ子2「あの、ここって」
Nマジ子「……」
SRマジ子2「まさか私……」
Nマジ子「……本当にごめんなさい。男さんの命令だから」
SRマジ子2「ひっ」
ドスッ グシャ
SRマジシャン♀ を解体した!
500 の資源を手に入れた!
SRマジ子2「あの、ここって」
Nマジ子「……」
SRマジ子2「まさか私……」
Nマジ子「……本当にごめんなさい。男さんの命令だから」
SRマジ子2「ひっ」
ドスッ グシャ
SRマジシャン♀ を解体した!
500 の資源を手に入れた!
4: 2017/04/01(土) 21:04:43.074 ID:Hz8CzAF00.net
-拠点-
男「よし、じゃあ今日も討伐行くか。マジ子ー! 行くぞー!」
Nマジ子「は、はい! 今行きます!」
-迷いの森-
男「いた、あそこだ! マジ子!」
Nマジ子「……ファイアーボール!!」
シュン シュン シュン
ボッ ボッ ボッ
魔物「ぐぎゃぁぁぁぁっ!」
魔物 をやっつけた!
100 の資源を手に入れた!
男「よし、じゃあ今日も討伐行くか。マジ子ー! 行くぞー!」
Nマジ子「は、はい! 今行きます!」
-迷いの森-
男「いた、あそこだ! マジ子!」
Nマジ子「……ファイアーボール!!」
シュン シュン シュン
ボッ ボッ ボッ
魔物「ぐぎゃぁぁぁぁっ!」
魔物 をやっつけた!
100 の資源を手に入れた!
5: 2017/04/01(土) 21:06:27.698 ID:Hz8CzAF00.net
メラメラメラ
男「お、おいバカ! 範囲広すぎ! 森が燃えるッ!」
Nマジ子「ご、ごめんなさい~ッ!」
Nマジ子「ア、アイスボルト! アイスボルト! アイスボルト!」
シュゥゥゥゥ
Nマジ子「はぁ、やっと火が消えました……」
男「危ねぇ……ここら一帯、焼け野原になるところだったぞ」
Nマジ子「うぅ、ごめんなさい……」
男「相変わらずドジ子だなぁ……でもまあ、よくやったぞ、マジ子」ナデナデ
Nマジ子「……えへへ」
6: 2017/04/01(土) 21:08:28.000 ID:Hz8CzAF00.net
男「怪我はないか?」
Nマジ子「は、はい! へーきです!」
男「そっかそっか。それなら結果オーライってやつだ」
男「さってと。資源もだいぶ溜まったし、今日はもう帰るか」
Nマジ子「は、はい!」
Nマジ子「は、はい! へーきです!」
男「そっかそっか。それなら結果オーライってやつだ」
男「さってと。資源もだいぶ溜まったし、今日はもう帰るか」
Nマジ子「は、はい!」
7: 2017/04/01(土) 21:09:44.692 ID:Hz8CzAF00.net
-拠点 食堂-
男「はぁ。おなかすいたー、マジ子ごはんー」
Nマジ子「はーい、今すぐ作りますね。ハンバーグでいいですか?」
男「やったー! マジ子の作るハンバーグ!」
Nマジ子「ふふっ、男さんったら小さい子みたい」
男「だって本当にうまいんだから、これくらい喜んだっていいだろー」
Nマジ子「えへへ、そう言ってもらえると本当に嬉しいです」
Nマジ子「それじゃあ、少し待っててくださいね」
男「おう!」
男「はぁ。おなかすいたー、マジ子ごはんー」
Nマジ子「はーい、今すぐ作りますね。ハンバーグでいいですか?」
男「やったー! マジ子の作るハンバーグ!」
Nマジ子「ふふっ、男さんったら小さい子みたい」
男「だって本当にうまいんだから、これくらい喜んだっていいだろー」
Nマジ子「えへへ、そう言ってもらえると本当に嬉しいです」
Nマジ子「それじゃあ、少し待っててくださいね」
男「おう!」
8: 2017/04/01(土) 21:11:04.185 ID:Hz8CzAF00.net
Nマジ子「お待たせしました、男さん!」
ドンッ
男「お、おい、マジ子。これは?」
Nマジ子「えっ、ハンバーグですけど……」
男「いや、それはわかる。俺が聞きたいのは、この量! 何グラム使ったんだ材料!」
Nマジ子「えっと、3000グラムですけど……」
ドンッ
男「お、おい、マジ子。これは?」
Nマジ子「えっ、ハンバーグですけど……」
男「いや、それはわかる。俺が聞きたいのは、この量! 何グラム使ったんだ材料!」
Nマジ子「えっと、3000グラムですけど……」
9: 2017/04/01(土) 21:12:04.767 ID:Hz8CzAF00.net
男「0が一個多いわ! こんなに食えるか!」
Nマジ子「ご、ごめんなさい……」
男「はぁ……まぁ、いいや。お前も手伝えな」
Nマジ子「は、はい」
男「それじゃあ」
男・Nマジ子「いただきます」
Nマジ子「ご、ごめんなさい……」
男「はぁ……まぁ、いいや。お前も手伝えな」
Nマジ子「は、はい」
男「それじゃあ」
男・Nマジ子「いただきます」
10: 2017/04/01(土) 21:13:07.341 ID:Hz8CzAF00.net
男「げふっ……もう食えん」
Nマジ子「ふふっ、お粗末さまでした」
男「う、うまかった、確かにうまかったけど」
男「4分の3以上はお前が食ったな?」
Nマジ子「えっ? そ、そうですかね?」
男「その割に全然余裕そうだし、そんな細い体のどこに……」
男「ああ、なるほどなるほど」ニヤニヤ
Nマジ子「うぅ……あまりじろじろ見ないでください」カァァ
Nマジ子「ふふっ、お粗末さまでした」
男「う、うまかった、確かにうまかったけど」
男「4分の3以上はお前が食ったな?」
Nマジ子「えっ? そ、そうですかね?」
男「その割に全然余裕そうだし、そんな細い体のどこに……」
男「ああ、なるほどなるほど」ニヤニヤ
Nマジ子「うぅ……あまりじろじろ見ないでください」カァァ
11: 2017/04/01(土) 21:14:06.498 ID:Hz8CzAF00.net
男「でも、ほんとにうまかったぞ。ありがとな」ナデナデ
Nマジ子「……えへへ」
Nマジ子「じゃあ片付けちゃいますね」
男「おう、頼む」
男「そーいやさ。マジ子と初めて出会ってから、結構経つよな」
Nマジ子「そうですね……、一年くらいでしょうか」
Nマジ子「……えへへ」
Nマジ子「じゃあ片付けちゃいますね」
男「おう、頼む」
男「そーいやさ。マジ子と初めて出会ってから、結構経つよな」
Nマジ子「そうですね……、一年くらいでしょうか」
12: 2017/04/01(土) 21:15:03.399 ID:Hz8CzAF00.net
男「あー、そんなもんか」
Nマジ子「どうしました?」
男「まぁ、そのなんだ……」
Nマジ子「男さん?」
男「えっと……こ、これからもよろしくな」
Nマジ子「えっ、あ、はい! ドジばっかりなわたしですが……」
Nマジ子「こちらこそ、よろしくお願いします!」
Nマジ子「どうしました?」
男「まぁ、そのなんだ……」
Nマジ子「男さん?」
男「えっと……こ、これからもよろしくな」
Nマジ子「えっ、あ、はい! ドジばっかりなわたしですが……」
Nマジ子「こちらこそ、よろしくお願いします!」
13: 2017/04/01(土) 21:18:30.970 ID:Hz8CzAF00.net
-拠点 待機室-
SRマジ子「ねぇねぇ、N。それで最近、男とは進展があったの?」
Nマジ子「ぶふっ、SRちゃん何言ってるの? ……し、進展って?」
SRマジ子「しらばっくれちゃって、このこのー」
Rマジ子「Nはドジだけど良い子。そして一番の古株。男にずっと尽くしてるのも知ってる」
SRマジ子「アタシらとしては、応援したいわけよ」
Nマジ子「そんな事言われても……」
Nマジ子「わたしはただ、男さんのそばに居られたらそれで……」
SRマジ子「はぁ、だめだこりゃ」
SRマジ子「ねぇねぇ、N。それで最近、男とは進展があったの?」
Nマジ子「ぶふっ、SRちゃん何言ってるの? ……し、進展って?」
SRマジ子「しらばっくれちゃって、このこのー」
Rマジ子「Nはドジだけど良い子。そして一番の古株。男にずっと尽くしてるのも知ってる」
SRマジ子「アタシらとしては、応援したいわけよ」
Nマジ子「そんな事言われても……」
Nマジ子「わたしはただ、男さんのそばに居られたらそれで……」
SRマジ子「はぁ、だめだこりゃ」
14: 2017/04/01(土) 21:21:26.066 ID:Hz8CzAF00.net
Rマジ子「押しが足りない。だけど、そんな謙虚なところもNの良いところ」
Nマジ子「Rちゃん……」
Rマジ子「でも、おっOいは謙虚じゃない」タプタプ
Nマジ子「~~~ッ!」カァァ
SRマジ子「まぁともかく、時間はたっぷりあるんだし」
SRマジ子「ゆっくり愛を育んでいきましょ」
Nマジ子「あ、愛だなんて……」
Rマジ子「何かあったら相談のる」
Nマジ子「えっと、あ、ありがとうね、二人とも」
Nマジ子「Rちゃん……」
Rマジ子「でも、おっOいは謙虚じゃない」タプタプ
Nマジ子「~~~ッ!」カァァ
SRマジ子「まぁともかく、時間はたっぷりあるんだし」
SRマジ子「ゆっくり愛を育んでいきましょ」
Nマジ子「あ、愛だなんて……」
Rマジ子「何かあったら相談のる」
Nマジ子「えっと、あ、ありがとうね、二人とも」
15: 2017/04/01(土) 21:24:28.388 ID:Hz8CzAF00.net
-数日後 拠点-
男「うおおおおおッ!」
男「今日はガチャから出るSSRマジ子の確率が二倍だと……」
男「これは引くしかない! ここで引かなきゃ男が廃る!」
男「マジ子! ありったけのコインをここに!」
Nマジ子「えっと、本当に……ぜ、全部使うんですか?」
男「今使わずにいつ使うんだ! 絶対に当ててみせるぜ!」
Nマジ子(SSR自体が出る確率は変わらなかったはずだけど……)
Nマジ子(大丈夫かな)
男「うおおおおおッ!」
男「今日はガチャから出るSSRマジ子の確率が二倍だと……」
男「これは引くしかない! ここで引かなきゃ男が廃る!」
男「マジ子! ありったけのコインをここに!」
Nマジ子「えっと、本当に……ぜ、全部使うんですか?」
男「今使わずにいつ使うんだ! 絶対に当ててみせるぜ!」
Nマジ子(SSR自体が出る確率は変わらなかったはずだけど……)
Nマジ子(大丈夫かな)
16: 2017/04/01(土) 21:27:31.377 ID:Hz8CzAF00.net
男「……玉砕」チーン
Nマジ子「お、男さん……元気だして」
男「ははっ、知ってた。知ってたよ、この結末」
男「そうだ、俺にはマジ子がいる。それでいいんだ」
Nマジ子「お、男さん……」カァァ
Nマジ子「ってあれ、ここに一枚コインが落ちて……」
男「ああ、まだ残ってたのか。ダメ元で最後に一回引くか」
チャリーン パァァァァッ
男「ん?」
Nマジ子「えっ?」
パンパカパーン
男は SSRマジシャン♀ を手に入れた!!
Nマジ子「お、男さん……元気だして」
男「ははっ、知ってた。知ってたよ、この結末」
男「そうだ、俺にはマジ子がいる。それでいいんだ」
Nマジ子「お、男さん……」カァァ
Nマジ子「ってあれ、ここに一枚コインが落ちて……」
男「ああ、まだ残ってたのか。ダメ元で最後に一回引くか」
チャリーン パァァァァッ
男「ん?」
Nマジ子「えっ?」
パンパカパーン
男は SSRマジシャン♀ を手に入れた!!
17: 2017/04/01(土) 21:30:26.398 ID:Hz8CzAF00.net
SSRマジ子「……」ピカァァ
男「ちょ、えええええええっ!」
Nマジ子「す、すごいオーラ……」
男「いよっしゃあああああ! SSRゲットォォォ!!」
Nマジ子「お、おめでとうございます! 男さん!」
男「いやいや、マジ子のおかげだ。ほんっとうにありがとな!」
Nマジ子「そ、そんな……わたしはただ……」
男「ちょ、えええええええっ!」
Nマジ子「す、すごいオーラ……」
男「いよっしゃあああああ! SSRゲットォォォ!!」
Nマジ子「お、おめでとうございます! 男さん!」
男「いやいや、マジ子のおかげだ。ほんっとうにありがとな!」
Nマジ子「そ、そんな……わたしはただ……」
18: 2017/04/01(土) 21:33:30.624 ID:Hz8CzAF00.net
SSRマジ子「あの……お取り込み中、申し訳ないのですが」
男「あ、ごめんごめん。嬉しくてつい」
SSRマジ子「えっと、お初にお目にかかります、男さま」
SSRマジ子「不束者ではございますが、これからよろしくお願いしますね」ニコッ
男「お、おう。よろしく!」
Nマジ子「えっとわたし、Nっていいます。よ、よろしくお願いします!」
SSRマジ子「……はい、よろしくお願いしますね」ニコッ
Nマジ子(なんかすごくキラキラしてて綺麗な人だなぁ)
男「あ、ごめんごめん。嬉しくてつい」
SSRマジ子「えっと、お初にお目にかかります、男さま」
SSRマジ子「不束者ではございますが、これからよろしくお願いしますね」ニコッ
男「お、おう。よろしく!」
Nマジ子「えっとわたし、Nっていいます。よ、よろしくお願いします!」
SSRマジ子「……はい、よろしくお願いしますね」ニコッ
Nマジ子(なんかすごくキラキラしてて綺麗な人だなぁ)
19: 2017/04/01(土) 21:36:16.927 ID:Hz8CzAF00.net
-数日後 拠点-
男「よし、じゃあ討伐行くぞー。SSR! 付いてこい!」
SSRマジ子「はい! ただいま参ります!」
Nマジ子「あ、あの男さん……わたしは?」
男「お前は、拠点で留守番を頼む」
Nマジ子「は、はい……わかりました」
SSRマジ子「……くすっ」
Nマジ子「……?」
男「よし、じゃあ討伐行くぞー。SSR! 付いてこい!」
SSRマジ子「はい! ただいま参ります!」
Nマジ子「あ、あの男さん……わたしは?」
男「お前は、拠点で留守番を頼む」
Nマジ子「は、はい……わかりました」
SSRマジ子「……くすっ」
Nマジ子「……?」
20: 2017/04/01(土) 21:39:51.281 ID:Hz8CzAF00.net
Nマジ子(SSRさんが仲間になってからというもの)
Nマジ子(わたしは拠点で留守番をすることが多くなりました)
Nマジ子(そのこと自体は別に気にしていません。拠点で出来ることも沢山あります)
Nマジ子(男さんと一緒にいられないのは寂しいけれど、それも仕方ありません)
Nマジ子(ですが……)
SSRマジ子「あらNさん、今日も探索かしら」
Nマジ子「あ、はい。少しでもコインを集めておこうと思いまして」
SSRマジ子「ふふっ、いい心がけですね。能力で劣る貴女には適任です」
Nマジ子「あはは、そうですね……」
Nマジ子(わたしは拠点で留守番をすることが多くなりました)
Nマジ子(そのこと自体は別に気にしていません。拠点で出来ることも沢山あります)
Nマジ子(男さんと一緒にいられないのは寂しいけれど、それも仕方ありません)
Nマジ子(ですが……)
SSRマジ子「あらNさん、今日も探索かしら」
Nマジ子「あ、はい。少しでもコインを集めておこうと思いまして」
SSRマジ子「ふふっ、いい心がけですね。能力で劣る貴女には適任です」
Nマジ子「あはは、そうですね……」
21: 2017/04/01(土) 21:42:38.593 ID:Hz8CzAF00.net
男「おーい、SSR! そろそろ討伐に出発するぞー!」
SSRマジ子「ふふっ、男さまが、私を、呼んでいますので失礼します」
Nマジ子「あ、はい」
SSRマジ子「……そうだ。貴女が集めたコイン、私が男さまに届けてあげますね」
Nマジ子「え、あ……」
SSRマジ子「男さま、お待たせしました。これを受け取って下さい」
男「おお、結構な量のコインだな。どうしたんだこれ?」
SSRマジ子「私が集めておきました」
男「マジかよ! ほんと助かる。ありがとな、SSR」
SSRマジ子「いえいえ、当然のことをしたまでです」
SSRマジ子「……」チラッ
Nマジ子「……」
SSRマジ子「……くすっ」
SSRマジ子「ふふっ、男さまが、私を、呼んでいますので失礼します」
Nマジ子「あ、はい」
SSRマジ子「……そうだ。貴女が集めたコイン、私が男さまに届けてあげますね」
Nマジ子「え、あ……」
SSRマジ子「男さま、お待たせしました。これを受け取って下さい」
男「おお、結構な量のコインだな。どうしたんだこれ?」
SSRマジ子「私が集めておきました」
男「マジかよ! ほんと助かる。ありがとな、SSR」
SSRマジ子「いえいえ、当然のことをしたまでです」
SSRマジ子「……」チラッ
Nマジ子「……」
SSRマジ子「……くすっ」
23: 2017/04/01(土) 21:45:37.091 ID:Hz8CzAF00.net
-数日後 待機室-
SRマジ子「もうっ! アイツほんっとに、なんなのよ!」
Nマジ子「お、落ち着いて、SRちゃん」
Rマジ子「性悪糞女」
Nマジ子「Rちゃんもそんなこと言っちゃ……」
SRマジ子「だってあいつ。アタシらのこと、上から目線どころか」
SRマジ子「まるでゴミを見るような目で見てくるのよ!」
SRマジ子「それに、ずーっと男にベタベタして! そこはNの場所だっての!」
Nマジ子「べ、別にわたしの場所でもないから……」
Rマジ子「泥棒猫うざい」
SRマジ子「もうっ! アイツほんっとに、なんなのよ!」
Nマジ子「お、落ち着いて、SRちゃん」
Rマジ子「性悪糞女」
Nマジ子「Rちゃんもそんなこと言っちゃ……」
SRマジ子「だってあいつ。アタシらのこと、上から目線どころか」
SRマジ子「まるでゴミを見るような目で見てくるのよ!」
SRマジ子「それに、ずーっと男にベタベタして! そこはNの場所だっての!」
Nマジ子「べ、別にわたしの場所でもないから……」
Rマジ子「泥棒猫うざい」
24: 2017/04/01(土) 21:48:31.053 ID:Hz8CzAF00.net
SRマジ子「ねえ、N。ほんとに良いの? このままで」
Nマジ子「男さんが今、それで助かっているのなら、わたしからは何も……」
SRマジ子「はぁ、そんなこと言ってたらね、本当に男を取られちゃうわよ!」
Rマジ子「行動起こすしかない」
Nマジ子「や、やめよう、そういうの。二人にも迷惑かけたくないし……」
Nマジ子「それにわたし、男さんが困る姿は見たくないから……」
Rマジ子「N……マジ天使。嫁にしたい」
SRマジ子「はぁ、Nがそこまで言うなら……わかったわ」
SRマジ子「でも、本当にきつくなったら、いつでも言うのよ?」
Nマジ子「ありがとうね、二人とも」
Nマジ子「男さんが今、それで助かっているのなら、わたしからは何も……」
SRマジ子「はぁ、そんなこと言ってたらね、本当に男を取られちゃうわよ!」
Rマジ子「行動起こすしかない」
Nマジ子「や、やめよう、そういうの。二人にも迷惑かけたくないし……」
Nマジ子「それにわたし、男さんが困る姿は見たくないから……」
Rマジ子「N……マジ天使。嫁にしたい」
SRマジ子「はぁ、Nがそこまで言うなら……わかったわ」
SRマジ子「でも、本当にきつくなったら、いつでも言うのよ?」
Nマジ子「ありがとうね、二人とも」
26: 2017/04/01(土) 21:51:37.986 ID:Hz8CzAF00.net
-数日後 拠点 食堂-
Nマジ子「ふふっ、そろそろ男さんが討伐から帰ってくるかな」
Nマジ子「疲れてるだろうし、とびきり美味しいハンバーグ作ってあげなきゃ」
男「ただいまー。はぁ、お腹すいたー」
Nマジ子「おかえりなさい、男さん。えっと、これ作っ――」
SSRマジ子「男さま。お約束どおり、私とあちらで食事をしましょう?」
男「えっ、あぁ……」
SSRマジ子「今日は高級フレンチを用意しましたの」
SSRマジ子「さっ、先にあちらで待っててくださいね」グイッ
男「お、おう……」
Nマジ子「ふふっ、そろそろ男さんが討伐から帰ってくるかな」
Nマジ子「疲れてるだろうし、とびきり美味しいハンバーグ作ってあげなきゃ」
男「ただいまー。はぁ、お腹すいたー」
Nマジ子「おかえりなさい、男さん。えっと、これ作っ――」
SSRマジ子「男さま。お約束どおり、私とあちらで食事をしましょう?」
男「えっ、あぁ……」
SSRマジ子「今日は高級フレンチを用意しましたの」
SSRマジ子「さっ、先にあちらで待っててくださいね」グイッ
男「お、おう……」
27: 2017/04/01(土) 21:54:37.630 ID:Hz8CzAF00.net
SSRマジ子「あら、Nさんいましたの。……それは?」
Nマジ子「これは、その……ハンバーグを作ったので」
SSRマジ子「そうですか、そうですかぁ」
Nマジ子「もし良かったら、男さんに……」
SSRマジ子「ありがとうございます、男さまもきっと喜ぶわ」ニコッ
Nマジ子「あっ、はい! ではこれ……お願いしますね」スッ
SSRマジ子「……はい」
スルッ ぐちゃ
Nマジ子「あっ……」
SSRマジ子「あぁ私としたことが。手を滑らせてしまいました」
Nマジ子「これは、その……ハンバーグを作ったので」
SSRマジ子「そうですか、そうですかぁ」
Nマジ子「もし良かったら、男さんに……」
SSRマジ子「ありがとうございます、男さまもきっと喜ぶわ」ニコッ
Nマジ子「あっ、はい! ではこれ……お願いしますね」スッ
SSRマジ子「……はい」
スルッ ぐちゃ
Nマジ子「あっ……」
SSRマジ子「あぁ私としたことが。手を滑らせてしまいました」
28: 2017/04/01(土) 21:57:17.678 ID:Hz8CzAF00.net
Nマジ子「……」
SSRマジ子「あらあら、これではもう食べられませんね」
Nマジ子「……」
SSRマジ子「ごめんなさいね、Nさん」
Nマジ子「……い、いえ。落としてしまったものは仕方ないですから」
SSRマジ子「それでは、男さまが待っていますので、私はこれで」
Nマジ子「……あ、はい」
Nマジ子「……片付け、ないと」
SSRマジ子「あらあら、これではもう食べられませんね」
Nマジ子「……」
SSRマジ子「ごめんなさいね、Nさん」
Nマジ子「……い、いえ。落としてしまったものは仕方ないですから」
SSRマジ子「それでは、男さまが待っていますので、私はこれで」
Nマジ子「……あ、はい」
Nマジ子「……片付け、ないと」
30: 2017/04/01(土) 22:00:34.772 ID:Hz8CzAF00.net
SRマジ子「ちょっと、N! これどうしたのよ!?」
Rマジ子「大惨事」
Nマジ子「えっ、あ、これは……その……」
Nマジ子「ちょっと転んじゃって」
SRマジ子「転んだって……大丈夫? 怪我してない?」
Nマジ子「うん、大丈夫」
Rマジ子「Nは色んな物を落としてきた」
Rマジ子「でも食べ物を落としたことは一度もない」
Rマジ子「不自然」
Nマジ子「や、やだなぁRちゃん。た、たまたまだよ」
SRマジ子「……あいつにやられたの?」
Rマジ子「大惨事」
Nマジ子「えっ、あ、これは……その……」
Nマジ子「ちょっと転んじゃって」
SRマジ子「転んだって……大丈夫? 怪我してない?」
Nマジ子「うん、大丈夫」
Rマジ子「Nは色んな物を落としてきた」
Rマジ子「でも食べ物を落としたことは一度もない」
Rマジ子「不自然」
Nマジ子「や、やだなぁRちゃん。た、たまたまだよ」
SRマジ子「……あいつにやられたの?」
31: 2017/04/01(土) 22:03:11.812 ID:Hz8CzAF00.net
Nマジ子「えっ、な、なんのこと?」
Rマジ子「さっき、性悪糞女があっち歩いてくの見た」
Nマジ子「ち、違うの! これは、わたしが勝手に転んだだけで……」
SRマジ子「バカね。どんだけアンタと付き合い長いと思ってるのよ」
Rマジ子「Nは嘘が下手っぴ」
Nマジ子「う、嘘なんかじゃ……」
SRマジ子「大丈夫、あんたはここで掃除してなさい」
SRマジ子「アタシたちが、ガツンと言ってきてあげるから」
Rマジ子「任せて」
Nマジ子「あ、ちょっと二人とも!」
Nマジ子「って、行っちゃった……」
Rマジ子「さっき、性悪糞女があっち歩いてくの見た」
Nマジ子「ち、違うの! これは、わたしが勝手に転んだだけで……」
SRマジ子「バカね。どんだけアンタと付き合い長いと思ってるのよ」
Rマジ子「Nは嘘が下手っぴ」
Nマジ子「う、嘘なんかじゃ……」
SRマジ子「大丈夫、あんたはここで掃除してなさい」
SRマジ子「アタシたちが、ガツンと言ってきてあげるから」
Rマジ子「任せて」
Nマジ子「あ、ちょっと二人とも!」
Nマジ子「って、行っちゃった……」
32: 2017/04/01(土) 22:06:13.152 ID:Hz8CzAF00.net
Nマジ子(この食堂での一件以来、討伐だけではなく)
Nマジ子(今までわたしがしていた、男さんの生活のお世話なども)
Nマジ子(SSRさんがほとんど担当することになった)
Nマジ子(もうここ数日、男さんとは、お話すらしていない)
Nマジ子(男さんのことを考えると、胸が苦しくなって)
Nマジ子(夜もあまり眠れていない)
Nマジ子(……でも、男さんが幸せでいるのなら)
Nマジ子(わたしはそれだけで……嬉しい)
-待機室-
Nマジ子「お、おはようー」
Nマジ子「あれ、SRちゃん? Rちゃん?」
Nマジ子(いつもはこの時間ここにいるのに)
Nマジ子(どこ行ったんだろう)
Nマジ子(今までわたしがしていた、男さんの生活のお世話なども)
Nマジ子(SSRさんがほとんど担当することになった)
Nマジ子(もうここ数日、男さんとは、お話すらしていない)
Nマジ子(男さんのことを考えると、胸が苦しくなって)
Nマジ子(夜もあまり眠れていない)
Nマジ子(……でも、男さんが幸せでいるのなら)
Nマジ子(わたしはそれだけで……嬉しい)
-待機室-
Nマジ子「お、おはようー」
Nマジ子「あれ、SRちゃん? Rちゃん?」
Nマジ子(いつもはこの時間ここにいるのに)
Nマジ子(どこ行ったんだろう)
34: 2017/04/01(土) 22:09:09.253 ID:Hz8CzAF00.net
-拠点 食堂-
Nマジ子「ここにもいない……」
Nマジ子「拠点は全部探したし、二人ともどこに行ったんだろう」
Nマジ子「まさか……森?」
-迷いの森-
Nマジ子「SRちゃーん! Rちゃーん!」
Nマジ子「やっぱり森になんて来るはずないよね……」
Nマジ子「ん、あれは……SSRさん?」
Nマジ子「ここにもいない……」
Nマジ子「拠点は全部探したし、二人ともどこに行ったんだろう」
Nマジ子「まさか……森?」
-迷いの森-
Nマジ子「SRちゃーん! Rちゃーん!」
Nマジ子「やっぱり森になんて来るはずないよね……」
Nマジ子「ん、あれは……SSRさん?」
35: 2017/04/01(土) 22:12:16.694 ID:Hz8CzAF00.net
SSRマジ子「あら、Nさんじゃありませんか。貴女、拠点で待機中では?」
Nマジ子「えっと、ちょっと人を探していて……」
SSRマジ子「いけませんね。男さまの命令に逆らうなんて」
Nマジ子「ご、ごめんなさい……」
SSRマジ子「私に謝られても困ります。この件、男さまに報告させてもらいますね」
Nマジ子「わかりました……」
Nマジ子「そ、それより、SRちゃんとRちゃんを見ませんでしたか?」
SSRマジ子「……ああ、あの二人ですか」
Nマジ子「し、知ってるんですか!?」
Nマジ子「えっと、ちょっと人を探していて……」
SSRマジ子「いけませんね。男さまの命令に逆らうなんて」
Nマジ子「ご、ごめんなさい……」
SSRマジ子「私に謝られても困ります。この件、男さまに報告させてもらいますね」
Nマジ子「わかりました……」
Nマジ子「そ、それより、SRちゃんとRちゃんを見ませんでしたか?」
SSRマジ子「……ああ、あの二人ですか」
Nマジ子「し、知ってるんですか!?」
36: 2017/04/01(土) 22:15:16.567 ID:Hz8CzAF00.net
SSRマジ子「ええ、知っていますよ」
Nマジ子「ど、どこに?」
SSRマジ子「ふふっ、あの二人なら……ここです」
Nマジ子「えっ? ここって……」
SSRマジ子「いつぞやの晩、あろうことか私に突っかかってきましてね」
SSRマジ子「よくわからない事を、延々と繰り返していましたから」
SSRマジ子「そうそう、お肉を食べさせるとか、なんとか」
Nマジ子(……あの時のことだ)
SSRマジ子「ですからお望み通り、私が強化素材としてお二人を……」
SSRマジ子「食べてしまいました」ニッ
Nマジ子「ど、どこに?」
SSRマジ子「ふふっ、あの二人なら……ここです」
Nマジ子「えっ? ここって……」
SSRマジ子「いつぞやの晩、あろうことか私に突っかかってきましてね」
SSRマジ子「よくわからない事を、延々と繰り返していましたから」
SSRマジ子「そうそう、お肉を食べさせるとか、なんとか」
Nマジ子(……あの時のことだ)
SSRマジ子「ですからお望み通り、私が強化素材としてお二人を……」
SSRマジ子「食べてしまいました」ニッ
38: 2017/04/01(土) 22:18:47.263 ID:Hz8CzAF00.net
Nマジ子「そ、そんな……」
SSRマジ子「まぁ戦力にもならず、正直、邪魔でしかなかった彼女らですが」
SSRマジ子「私の中で微々たる経験値になっただけでも」
SSRマジ子「利用価値はあったというものでしょう」
Nマジ子「SRちゃんとRちゃんが……」
SSRマジ子「どうせ貴女だって、彼女らのこと」
SSRマジ子「目の上のたんこぶのように、お思いだったでしょう?」
Nマジ子「……そんなこと、ありません」
SSRマジ子「ふふっ、どうだか」
Nマジ子「これは……男さんがそう命令したんですか?」
SSRマジ子「まぁ戦力にもならず、正直、邪魔でしかなかった彼女らですが」
SSRマジ子「私の中で微々たる経験値になっただけでも」
SSRマジ子「利用価値はあったというものでしょう」
Nマジ子「SRちゃんとRちゃんが……」
SSRマジ子「どうせ貴女だって、彼女らのこと」
SSRマジ子「目の上のたんこぶのように、お思いだったでしょう?」
Nマジ子「……そんなこと、ありません」
SSRマジ子「ふふっ、どうだか」
Nマジ子「これは……男さんがそう命令したんですか?」
39: 2017/04/01(土) 22:21:42.541 ID:Hz8CzAF00.net
SSRマジ子「いいえ、私は何度も進言したんですが」
SSRマジ子「あの男は頑なに、それを拒みましてね」
SSRマジ子「私に全てを集約すれば、もっと早く計画を実行できたのに」
SSRマジ子「愚かな人間です」
Nマジ子「……えっ」
SSRマジ子「ですが……このバカげた茶番も、もう終わり」
SSRマジ子「時は、きました」
Nマジ子「あ、あなた、何を言って……」
SSRマジ子「今や、あの男は、私に全幅の信頼を寄せている」
SSRマジ子「寝首をかくのは、たやすいでしょう」
Nマジ子「なっ!?」
SSRマジ子「あの男は頑なに、それを拒みましてね」
SSRマジ子「私に全てを集約すれば、もっと早く計画を実行できたのに」
SSRマジ子「愚かな人間です」
Nマジ子「……えっ」
SSRマジ子「ですが……このバカげた茶番も、もう終わり」
SSRマジ子「時は、きました」
Nマジ子「あ、あなた、何を言って……」
SSRマジ子「今や、あの男は、私に全幅の信頼を寄せている」
SSRマジ子「寝首をかくのは、たやすいでしょう」
Nマジ子「なっ!?」
40: 2017/04/01(土) 22:24:26.868 ID:Hz8CzAF00.net
SSRマジ子「そうして、この拠点を乗っ取り、ここを足場として」
SSRマジ子「ゆくゆくは世界を……私の手中に収めるのです」
Nマジ子「あ、あなたは……、一体何者なんですか?」
SSRマジ子「ふふっ、私ですか?」
Nマジ子「……」
SSRマジ子「そうですね、今まで様々な世界を渡り歩いてきましたが」
SSRマジ子「とある世界では、『魔王』と呼ばれたこともありました」
Nマジ子「ま、魔王……」
SSRマジ子「……少し口が滑りすぎてしまいましたね」
SSRマジ子「ですがまあ、これから氏ぬ貴女に何を言っても」
SSRマジ子「関係のないことです」
チャキッ
Nマジ子「……ひっ」
SSRマジ子「ゆくゆくは世界を……私の手中に収めるのです」
Nマジ子「あ、あなたは……、一体何者なんですか?」
SSRマジ子「ふふっ、私ですか?」
Nマジ子「……」
SSRマジ子「そうですね、今まで様々な世界を渡り歩いてきましたが」
SSRマジ子「とある世界では、『魔王』と呼ばれたこともありました」
Nマジ子「ま、魔王……」
SSRマジ子「……少し口が滑りすぎてしまいましたね」
SSRマジ子「ですがまあ、これから氏ぬ貴女に何を言っても」
SSRマジ子「関係のないことです」
チャキッ
Nマジ子「……ひっ」
41: 2017/04/01(土) 22:27:30.649 ID:Hz8CzAF00.net
SSRマジ子「これでようやく、ここでの下準備も完了です」
SSRマジ子「……最後に貴女を、食べること、でね」
Nマジ子「……ッ」
SSRマジ子「貴女は幸福ですよ」
SSRマジ子「私の血となり肉となって、永遠に生きられるのですから」
Nマジ子「や、やめて、こないで……」
SSRマジ子「ふふっ、その恐怖に怯える顔。……ゾクゾクします」
Nマジ子「いや、いやぁ……」
SSRマジ子「恨むなら、あのグズでノロマな馬鹿男を恨みなさい!」
Nマジ子「……ッ!!」
SSRマジ子「あははっ、氏ねぇ!」ブンッ
ドスッ
SSRマジ子「……最後に貴女を、食べること、でね」
Nマジ子「……ッ」
SSRマジ子「貴女は幸福ですよ」
SSRマジ子「私の血となり肉となって、永遠に生きられるのですから」
Nマジ子「や、やめて、こないで……」
SSRマジ子「ふふっ、その恐怖に怯える顔。……ゾクゾクします」
Nマジ子「いや、いやぁ……」
SSRマジ子「恨むなら、あのグズでノロマな馬鹿男を恨みなさい!」
Nマジ子「……ッ!!」
SSRマジ子「あははっ、氏ねぇ!」ブンッ
ドスッ
42: 2017/04/01(土) 22:30:42.685 ID:Hz8CzAF00.net
キィン
SSRマジ子「なっ!?」
Nマジ子「……」
SSRマジ子「どうして!? なぜ効かないの!?」ブンッブンッブンッ
ドスッ ドスッ ドスッ
キィン キィン キィン
Nマジ子「……男さんがわたしを守ってくれたんです」
SSRマジ子「は? 貴女、一体何を言って……」
Nマジ子「わたしにはどうやら……保護機能がかけられていたようです」
SSRマジ子「……保護機能、ですって?」
Nマジ子「保護機能をかけられた者は」
Nマジ子「いかなる場合でも、強化に使用することができません」
SSRマジ子「な、なによ、それ……」
43: 2017/04/01(土) 22:33:32.390 ID:Hz8CzAF00.net
SSRマジ子「ふふっ、強化が受け付けられないのなら」
SSRマジ子「力尽くで貴女を頃して――」ブンッ
パシッ
Nマジ子「……」
SSRマジ子「なっ!? 私の攻撃を素手で!? だったら――」ブンッブンッブンッ
パシッ パシッ パシッ
Nマジ子「……無駄、です」
SSRマジ子「あ、ありえない。このSSRの私が……」ブンッブンッブンッ
パシッ パシッ パシッ
SSRマジ子「最低ランクの貴女なんかに劣っているだなんて……」
SSRマジ子「ありえないッ!!」
SSRマジ子「力尽くで貴女を頃して――」ブンッ
パシッ
Nマジ子「……」
SSRマジ子「なっ!? 私の攻撃を素手で!? だったら――」ブンッブンッブンッ
パシッ パシッ パシッ
Nマジ子「……無駄、です」
SSRマジ子「あ、ありえない。このSSRの私が……」ブンッブンッブンッ
パシッ パシッ パシッ
SSRマジ子「最低ランクの貴女なんかに劣っているだなんて……」
SSRマジ子「ありえないッ!!」
44: 2017/04/01(土) 22:36:30.923 ID:Hz8CzAF00.net
Nマジ子「……あなた、召喚されて何日目ですか?」
SSRマジ子「えっ?」
Nマジ子「最終上限突破、レベルカンスト」
SSRマジ子「は?」
Nマジ子「ステータス強化MAX。全身最高装備、強化MAX。スキルALLレベルMAX」
SSRマジ子「ちょ、ちょっと」
Nマジ子「男さんがわたしのために、全てをつぎ込んでくれたんです」
SSRマジ子「な、何を言って……」
Nマジ子「そんなわたしを」
Nマジ子「たかだかポテンシャルが高いだけの、よちよち赤ちゃんが」
Nマジ子「……頃すと?」
グシャ
SSRマジ子「いぎゃぁあぁぁ! う、腕がぁ! 腕がぁぁぁ!!」
SSRマジ子「えっ?」
Nマジ子「最終上限突破、レベルカンスト」
SSRマジ子「は?」
Nマジ子「ステータス強化MAX。全身最高装備、強化MAX。スキルALLレベルMAX」
SSRマジ子「ちょ、ちょっと」
Nマジ子「男さんがわたしのために、全てをつぎ込んでくれたんです」
SSRマジ子「な、何を言って……」
Nマジ子「そんなわたしを」
Nマジ子「たかだかポテンシャルが高いだけの、よちよち赤ちゃんが」
Nマジ子「……頃すと?」
グシャ
SSRマジ子「いぎゃぁあぁぁ! う、腕がぁ! 腕がぁぁぁ!!」
45: 2017/04/01(土) 22:40:36.555 ID:Hz8CzAF00.net
Nマジ子「わたしのことは、なんて言ってもいい」ジリッ
SSRマジ子「ひっ!」
Nマジ子「どれだけ酷いことされても、それがわたしに向けられていたのなら」
Nマジ子「いくらでも、我慢することができます」ジリッ
SSRマジ子「く、来るなぁ!」
Nマジ子「ですが」
Nマジ子「男さんを悪く言うことだけは……」
Nマジ子「絶対に許さない」ギロッ
SSRマジ子「来るなぁぁぁっ!!」
Nマジ子「サヨウナラ」
ドスッ グシャ
SSRマジ子「ひっ!」
Nマジ子「どれだけ酷いことされても、それがわたしに向けられていたのなら」
Nマジ子「いくらでも、我慢することができます」ジリッ
SSRマジ子「く、来るなぁ!」
Nマジ子「ですが」
Nマジ子「男さんを悪く言うことだけは……」
Nマジ子「絶対に許さない」ギロッ
SSRマジ子「来るなぁぁぁっ!!」
Nマジ子「サヨウナラ」
ドスッ グシャ
46: 2017/04/01(土) 22:43:26.007 ID:Hz8CzAF00.net
ポツ ポツ ポツ
ザァァァァァ
Nマジ子「……わたし」
Nマジ子「男さんの大切な人を……手にかけてしまった」
Nマジ子「わたしにはもう……男さんのそばにいる資格なんて、ない」
Nマジ子「こんなことになるなら、もっと早く……」
Nマジ子「もっと早く、あの人の陰謀に気づいていれば……」
Nマジ子「ごめんね……ぐすっ、SRちゃん、Rちゃん……」
Nマジ子「ほんとにごめんね……」
Nマジ子「ごめんね……」
47: 2017/04/01(土) 22:47:12.581 ID:Hz8CzAF00.net
ガサッ
Nマジ子「!?」
男「……マジ子、か?」
Nマジ子「男……さん?」
男「どうしてこんな所に……お前は拠点待機だったはずだが」
Nマジ子「あの、えっと……」
男「まぁいいや。それよりもSSRを見なかったか? 一緒に討伐中だったんだけど」
Nマジ子「SSRさんは……」
男「ん?」
Nマジ子「SSRさんは……わたしが、頃しました」
男「……は?」
48: 2017/04/01(土) 22:50:33.682 ID:Hz8CzAF00.net
男「ははっ、な、何言ってるんだマジ子。お前が冗談だなんて珍しいな」
Nマジ子「……」
男「じょ、冗談だろ?」
Nマジ子「……本当です」
男「どうして、そんなこと……」
Nマジ子(SRちゃんもRちゃんも氏んでしまったのに……)
Nマジ子(わたしだけ男さんのそばにいるだなんて、絶対できない)
Nマジ子(わたしはもう、男さんのそばにいちゃいけない)
Nマジ子(だったら……)
Nマジ子「今まで本当にありがとうございました」ペコッ
男「えっ?」
Nマジ子「さよなら、男さん」タタタッ
男「お、おい! マジ子!!」
Nマジ子「……」
男「じょ、冗談だろ?」
Nマジ子「……本当です」
男「どうして、そんなこと……」
Nマジ子(SRちゃんもRちゃんも氏んでしまったのに……)
Nマジ子(わたしだけ男さんのそばにいるだなんて、絶対できない)
Nマジ子(わたしはもう、男さんのそばにいちゃいけない)
Nマジ子(だったら……)
Nマジ子「今まで本当にありがとうございました」ペコッ
男「えっ?」
Nマジ子「さよなら、男さん」タタタッ
男「お、おい! マジ子!!」
50: 2017/04/01(土) 22:53:38.582 ID:Hz8CzAF00.net
-迷いの森 奥地-
タッタッタッ
Nマジ子「あっ」
バタンッ ズサァ
Nマジ子「痛い」
Nマジ子(でもみんなは……もっともっと痛かったんだ)
ゴロンッ
Nマジ子「……ここまで来たら、もういいよね」
Nマジ子「SRちゃん、Rちゃん」
Nマジ子「口下手でうまく馴染めなかったわたしに、声をかけてくれて」
Nマジ子「ずっとずっと仲良くしてくれて」
Nマジ子「困ったときは、相談に乗ってくれて」
Nマジ子「二人と過ごした時間、とても楽しかったよ」
Nマジ子「ほんとに本当にありがとうね」
タッタッタッ
Nマジ子「あっ」
バタンッ ズサァ
Nマジ子「痛い」
Nマジ子(でもみんなは……もっともっと痛かったんだ)
ゴロンッ
Nマジ子「……ここまで来たら、もういいよね」
Nマジ子「SRちゃん、Rちゃん」
Nマジ子「口下手でうまく馴染めなかったわたしに、声をかけてくれて」
Nマジ子「ずっとずっと仲良くしてくれて」
Nマジ子「困ったときは、相談に乗ってくれて」
Nマジ子「二人と過ごした時間、とても楽しかったよ」
Nマジ子「ほんとに本当にありがとうね」
51: 2017/04/01(土) 22:56:38.733 ID:Hz8CzAF00.net
Nマジ子「そして……男さん」
Nマジ子「恩を仇で返すようなことをして、本当にごめんなさい」
Nマジ子「出会ってからずっと、わたしをここまで育ててくれて」
Nマジ子「最初の頃は、ドジで何もできなかったのに」
Nマジ子「ずっと付きっきりで色々なことを教えてくれて」
Nマジ子「いくら感謝しても、しきれません」
Nマジ子「わたしは……男さんのお世話をすることができて」
Nマジ子「わたしの作ったゴハンを、いつも美味しい美味しいって食べてくれて」
Nマジ子「何かうまくいった時は、優しく頭を撫でてくれて」
Nマジ子「わたしはずっと。ずっとずっと、幸せでした」
Nマジ子「恩を仇で返すようなことをして、本当にごめんなさい」
Nマジ子「出会ってからずっと、わたしをここまで育ててくれて」
Nマジ子「最初の頃は、ドジで何もできなかったのに」
Nマジ子「ずっと付きっきりで色々なことを教えてくれて」
Nマジ子「いくら感謝しても、しきれません」
Nマジ子「わたしは……男さんのお世話をすることができて」
Nマジ子「わたしの作ったゴハンを、いつも美味しい美味しいって食べてくれて」
Nマジ子「何かうまくいった時は、優しく頭を撫でてくれて」
Nマジ子「わたしはずっと。ずっとずっと、幸せでした」
52: 2017/04/01(土) 23:00:35.247 ID:Hz8CzAF00.net
Nマジ子「全ての責任を取って、わたしは……いなくなることにします」
Nマジ子「先に旅立つことを、お許しください」
チャキッ
Nマジ子「……」
Nマジ子「ああでも……」
Nマジ子「最後に……わたしの作ったハンバーグ」
Nマジ子「もう一回だけ……ぐすっ、食べてほしかったなぁ……」
Nマジ子「……」
Nマジ子「さようなら、男さん」
Nマジ子「あなたのことが……大好きでした」
ドスッ
Nマジ子「先に旅立つことを、お許しください」
チャキッ
Nマジ子「……」
Nマジ子「ああでも……」
Nマジ子「最後に……わたしの作ったハンバーグ」
Nマジ子「もう一回だけ……ぐすっ、食べてほしかったなぁ……」
Nマジ子「……」
Nマジ子「さようなら、男さん」
Nマジ子「あなたのことが……大好きでした」
ドスッ
53: 2017/04/01(土) 23:03:31.810 ID:Hz8CzAF00.net
ポタッ ポタッ ポタッ
Nマジ子「……えっ?」
男「……なに勝手なことしてんだ」
Nマジ子「お、男……さん? って、腕から血が、血が出て!」
男「そんなこと、どうでもいいッ!!」
Nマジ子「……ッ」
男「……誰がこんなことをしろって、言った?」
Nマジ子「……」
男「誰がお前を傷つけていいって、言った?」
Nマジ子「……」
男「お前をな、傷つけるやつは……たとえお前だろうと許さねぇ」
54: 2017/04/01(土) 23:06:35.783 ID:Hz8CzAF00.net
Nマジ子「あのっ……ごめっ、ごめんなさい……」
Nマジ子「ぐすっ、ごめんなさい、男さん……」
男「……わかればいいんだ」ギュッ
Nマジ子「ぐすっ……ひっく……」
男「間に合ってよかった」ナデナデ
――
男「落ち着いたか?」
Nマジ子「あの……もう少しだけ、このまま――」ギュッ
男「い、いってぇぇ!」
Nマジ子「あ、ごめんなさいごめんなさい! すぐに手当てを!」
男「いたたた、これじゃ格好つかねぇな」
Nマジ子「そ、そんなこと……男さんは、その……いつも格好いいです」
Nマジ子「ぐすっ、ごめんなさい、男さん……」
男「……わかればいいんだ」ギュッ
Nマジ子「ぐすっ……ひっく……」
男「間に合ってよかった」ナデナデ
――
男「落ち着いたか?」
Nマジ子「あの……もう少しだけ、このまま――」ギュッ
男「い、いってぇぇ!」
Nマジ子「あ、ごめんなさいごめんなさい! すぐに手当てを!」
男「いたたた、これじゃ格好つかねぇな」
Nマジ子「そ、そんなこと……男さんは、その……いつも格好いいです」
55: 2017/04/01(土) 23:09:35.562 ID:Hz8CzAF00.net
Nマジ子「それにしても、どうしてここが?」
男「こんな天気で走りゃ、足跡見ればすぐわかんだろ」
Nマジ子「あっ……」
男「どんだけ強くなっても、やっぱマジ子はドジ子だな」
Nマジ子「……うぅ」
Nマジ子「でもわたしは……SSRさんを」
男「ああ、それについては、こいつらから全て聞いたよ」
SRマジ子「間に合ってよかったわ」
Rマジ子「ぶいっ」
Nマジ子「SRちゃん、Rちゃん! ど、どうして!?」
男「こんな天気で走りゃ、足跡見ればすぐわかんだろ」
Nマジ子「あっ……」
男「どんだけ強くなっても、やっぱマジ子はドジ子だな」
Nマジ子「……うぅ」
Nマジ子「でもわたしは……SSRさんを」
男「ああ、それについては、こいつらから全て聞いたよ」
SRマジ子「間に合ってよかったわ」
Rマジ子「ぶいっ」
Nマジ子「SRちゃん、Rちゃん! ど、どうして!?」
57: 2017/04/01(土) 23:12:14.339 ID:Hz8CzAF00.net
男「前にこいつらから、SSRについて相談を受けていてな」
男「SSRのこと、どうにかしようと裏でいろいろ動いていたんだ」
SRマジ子「ごめんね、N。黙ってて」
Nマジ子「じゃ、じゃあ、二人がSSRさんに食べられたってのは」
男「ああ、それは……前、大量に出たSRとRの一部だ」
Nマジ子「そ、そうだったんだ……」
Nマジ子「よかったぁ、ぐすっ、ほんとによかったぁ……」
Rマジ子「N、いいこいいこ」ナデナデ
男「本当はこの森で、SSRを捕らえる計画だったんだが」
男「まさか、お前と先に出会ってしまうとは思わなかったよ」
男「SSRのこと、どうにかしようと裏でいろいろ動いていたんだ」
SRマジ子「ごめんね、N。黙ってて」
Nマジ子「じゃ、じゃあ、二人がSSRさんに食べられたってのは」
男「ああ、それは……前、大量に出たSRとRの一部だ」
Nマジ子「そ、そうだったんだ……」
Nマジ子「よかったぁ、ぐすっ、ほんとによかったぁ……」
Rマジ子「N、いいこいいこ」ナデナデ
男「本当はこの森で、SSRを捕らえる計画だったんだが」
男「まさか、お前と先に出会ってしまうとは思わなかったよ」
59: 2017/04/01(土) 23:15:37.938 ID:Hz8CzAF00.net
Nマジ子「でもわたし、男さんの許可も取らずに勝手にSSRさんを……」
男「いいんだよ、それは。お前が無事でいてくれたら、それでいい」
Nマジ子「男さん……」
男「それとな……その、お前に渡したいものがあるんだ」
Nマジ子「渡したいもの?」
男「これを作る材料が、SSR限定クエじゃないとなかなか手に入らなくてな」
男「思った以上に時間がかかってしまった」
Nマジ子「じゃあ、最近SSRさんと討伐に行っていたのって……」
男「ああ、これを作るためだ」
Nマジ子「えっと、開けてみてもいいですか?」
男「ああ」
Nマジ子「これは……指輪?」
男「いいんだよ、それは。お前が無事でいてくれたら、それでいい」
Nマジ子「男さん……」
男「それとな……その、お前に渡したいものがあるんだ」
Nマジ子「渡したいもの?」
男「これを作る材料が、SSR限定クエじゃないとなかなか手に入らなくてな」
男「思った以上に時間がかかってしまった」
Nマジ子「じゃあ、最近SSRさんと討伐に行っていたのって……」
男「ああ、これを作るためだ」
Nマジ子「えっと、開けてみてもいいですか?」
男「ああ」
Nマジ子「これは……指輪?」
60: 2017/04/01(土) 23:18:23.686 ID:Hz8CzAF00.net
男「マジ子……俺と一緒になってくれないか」
Nマジ子「えっ」
男「俺、ガチャのことになるとすぐ見境なくなっちゃうし」
男「いつもバカばっかやってるけど」
男「お前がそばに居てくれるなら、どんな困難でも乗り越えられる気がするんだ」
Nマジ子「あのっ、えっと……」
男「だめか?」
Nマジ子「い、いえっ……そのっ、ぐすっ……」
男「おいおい、泣くことないだろ」
Nマジ子「だって嬉しくて……こんなっ! そう夢っ、これはきっと夢ですっ!」
男「夢じゃねーって、ほらつねってやる」プニッ
Nマジ子「い、いたひでしゅ」
男「な? 夢じゃないだろ」
Nマジ子「えっ」
男「俺、ガチャのことになるとすぐ見境なくなっちゃうし」
男「いつもバカばっかやってるけど」
男「お前がそばに居てくれるなら、どんな困難でも乗り越えられる気がするんだ」
Nマジ子「あのっ、えっと……」
男「だめか?」
Nマジ子「い、いえっ……そのっ、ぐすっ……」
男「おいおい、泣くことないだろ」
Nマジ子「だって嬉しくて……こんなっ! そう夢っ、これはきっと夢ですっ!」
男「夢じゃねーって、ほらつねってやる」プニッ
Nマジ子「い、いたひでしゅ」
男「な? 夢じゃないだろ」
61: 2017/04/01(土) 23:21:25.393 ID:Hz8CzAF00.net
男「それじゃあ、その……返事、もらっていいか?」
Nマジ子「は、はい」
Nマジ子「えっと、ドジで泣き虫で不束者のわたしですが……」
Nマジ子「よ、よろしくお願いします!」
ピカァァァ
Nマジ子「えっ、なに!? わたしの体が光って――」
男「な、なんだぁ?」
Nマジシャン♀ は SSRマジシャン♀ に進化した!
SSRマジ子「えっ、えっ? どうしてわたしSSRに……」
SSRマジ子「男さん、この指輪って……」
男「い、いや。指輪にそんな効力はないぞ」
SSRマジ子「じゃあ、どうして……」
Nマジ子「は、はい」
Nマジ子「えっと、ドジで泣き虫で不束者のわたしですが……」
Nマジ子「よ、よろしくお願いします!」
ピカァァァ
Nマジ子「えっ、なに!? わたしの体が光って――」
男「な、なんだぁ?」
Nマジシャン♀ は SSRマジシャン♀ に進化した!
SSRマジ子「えっ、えっ? どうしてわたしSSRに……」
SSRマジ子「男さん、この指輪って……」
男「い、いや。指輪にそんな効力はないぞ」
SSRマジ子「じゃあ、どうして……」
62: 2017/04/01(土) 23:24:20.363 ID:Hz8CzAF00.net
男「まさかお前……SSRを解体したんじゃなくて、食ったのか?」
SSRマジ子「えっ? あ、はい。あの人の中には……その」
SSRマジ子「SRちゃんとRちゃんが……眠っていると思ってましたから」
SSRマジ子「せめてと思って……」
男「ははっ、まさに結果オーライってやつだったか」
SSRマジ子「えっ? えっ?」
SRマジ子「アタシたちの計画では、SSRを捕らえた後……」
SRマジ子「Nに食べてもらおうと思ってたのよ」
Rマジ子「優しさと強さを備えた、すーぱーマジ子誕生」
Rマジ子「露出度も大幅アップ」
SSRマジ子「うぅ、なんか、すーすーします……」
SSRマジ子「えっ? あ、はい。あの人の中には……その」
SSRマジ子「SRちゃんとRちゃんが……眠っていると思ってましたから」
SSRマジ子「せめてと思って……」
男「ははっ、まさに結果オーライってやつだったか」
SSRマジ子「えっ? えっ?」
SRマジ子「アタシたちの計画では、SSRを捕らえた後……」
SRマジ子「Nに食べてもらおうと思ってたのよ」
Rマジ子「優しさと強さを備えた、すーぱーマジ子誕生」
Rマジ子「露出度も大幅アップ」
SSRマジ子「うぅ、なんか、すーすーします……」
63: 2017/04/01(土) 23:27:57.856 ID:Hz8CzAF00.net
SRマジ子「まぁとにかく、おめでとっ! お二人さん!」
Rマジ子「おめでた」
SSRマジ子「お、おおおおめでたじゃ、まだないからっ!」
SRマジ子「まだ?」ニヤニヤ
SSRマジ子「あうううぅ……」カァァ
Rマジ子「男」クイクイ
男「ん?」
Rマジ子「これでN……違った、SSRのわがままおっOい、好き放題」
男「ちょっ! お前なに言って!?」
SSRマジ子「わ、わたしは……指輪を貰わなくても、男さんにだったら……」モジモジ
男「え?」
SRマジ子「ん?」
Rマジ子「お?」
SSRマジ子「~~~~ッ」カァァ
Rマジ子「あ、でも片方は私のだから。半分こね、男」
Rマジ子「おめでた」
SSRマジ子「お、おおおおめでたじゃ、まだないからっ!」
SRマジ子「まだ?」ニヤニヤ
SSRマジ子「あうううぅ……」カァァ
Rマジ子「男」クイクイ
男「ん?」
Rマジ子「これでN……違った、SSRのわがままおっOい、好き放題」
男「ちょっ! お前なに言って!?」
SSRマジ子「わ、わたしは……指輪を貰わなくても、男さんにだったら……」モジモジ
男「え?」
SRマジ子「ん?」
Rマジ子「お?」
SSRマジ子「~~~~ッ」カァァ
Rマジ子「あ、でも片方は私のだから。半分こね、男」
65: 2017/04/01(土) 23:30:48.271 ID:Hz8CzAF00.net
SRマジ子「あー、そういえばー!」
SSRマジ子「どうしたの?」
SRマジ子「アタシたちー、まだ後片付けがあったんだったー」
Rマジ子「おー、いかないとー」
SSRマジ子「えっ、じゃあわたしも手伝いに……」
SRマジ子「いいからいいから、こっちはアタシたちに任せて」
Rマジ子「任せる」
SSRマジ子「えっ、あ、うん」
――
SSRマジ子「二人とも行っちゃった……ってあれ?」
SSRマジ子「手に力が入らない……」
男「だ、大丈夫か?」スッ
SSRマジ子「……ちゅっ」
男「ま、まままままマジ子!?」
SSRマジ子「えへへ、キス、しちゃいました」
SSRマジ子「どうしたの?」
SRマジ子「アタシたちー、まだ後片付けがあったんだったー」
Rマジ子「おー、いかないとー」
SSRマジ子「えっ、じゃあわたしも手伝いに……」
SRマジ子「いいからいいから、こっちはアタシたちに任せて」
Rマジ子「任せる」
SSRマジ子「えっ、あ、うん」
――
SSRマジ子「二人とも行っちゃった……ってあれ?」
SSRマジ子「手に力が入らない……」
男「だ、大丈夫か?」スッ
SSRマジ子「……ちゅっ」
男「ま、まままままマジ子!?」
SSRマジ子「えへへ、キス、しちゃいました」
66: 2017/04/01(土) 23:33:47.919 ID:Hz8CzAF00.net
男「お、お前なぁ。わざわざ、そんな演技しなくても……」
SSRマジ子「ち、違うんです! 力が入らないのは本当で……」
男「あー、それたぶん、レベルが1に戻ったからだな」
SSRマジ子「えっ、そ、そうなんですか?」
SSRマジ子「それじゃあわたし、男さんの役に……」
男「なに言ってんだ」
男「これから、みっちり付きっきりで育ててやるから、覚悟しとけよ」
SSRマジ子「あっ……えへへ、よろしくお願いしますっ!」
ぎゅっ
SSRマジ子「お、男さん?」
男「おほん。じゃあ改めて……」
男「マジ子、好きだぞ」
SSRマジ子「……わたしも、わたしも男さんのことっ」
SSRマジ子「大好きですっ!」ニコッ
SSRマジ子「ち、違うんです! 力が入らないのは本当で……」
男「あー、それたぶん、レベルが1に戻ったからだな」
SSRマジ子「えっ、そ、そうなんですか?」
SSRマジ子「それじゃあわたし、男さんの役に……」
男「なに言ってんだ」
男「これから、みっちり付きっきりで育ててやるから、覚悟しとけよ」
SSRマジ子「あっ……えへへ、よろしくお願いしますっ!」
ぎゅっ
SSRマジ子「お、男さん?」
男「おほん。じゃあ改めて……」
男「マジ子、好きだぞ」
SSRマジ子「……わたしも、わたしも男さんのことっ」
SSRマジ子「大好きですっ!」ニコッ
67: 2017/04/01(土) 23:37:06.275 ID:Hz8CzAF00.net
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男「っていう流れでいくから、妹よ。三千円貸してくれないか」
妹「妄想乙」
おわり
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制作・著作 MGK
制作・著作 MGK
68: 2017/04/01(土) 23:37:24.123 ID:f07SHXtV0.net
ワロタ
69: 2017/04/01(土) 23:38:44.207 ID:2P6lXaQP0.net
終わり方がひでえwww
72: 2017/04/01(土) 23:45:21.635 ID:Hz8CzAF00.net
読んでくれてありがとうございました
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