1: 2011/12/07(水) 00:40:18.62 ID:9C9qpOy30
TAS「今回は魔法少女まどか☆マギカをノーマルエンドで…」

TAS「つまり、アニメと同じエンディングでクリアしようと思います」

  =START=

 ニア NewGame ピコン!
    CONTINUE


まどか『うぇひひ、ゲームを始めるよ!』
第1話 みんなでなら魔法少女になれる気がしたの
2: 2011/12/07(水) 00:42:59.65 ID:9C9qpOy30
まどか「はぁっ…はぁっ…」タッタッタッ


TAS『まず主人公が息を切らせて走っているところからですね』

TAS『一本道をひたすら直進して階段昇ってドアを開けるだけです』


まどか「えいっ! えいっ! えいっ!」ゴロンゴロン


TAS『最後の階段はローリング(前転)した方が2秒ほど早く昇れます』

3: 2011/12/07(水) 00:44:43.92 ID:9C9qpOy30
まどか「よい…しょっ」アタマイタイヨゥ

ガチャリ、ギィィ・・・

まどか「……」ダッ

QB「」


TAS『キュゥべえに話しかけるとムービーが始まり自動で話が進みます』Aボタンット

TAS『1周目はスキップできないので、この間はのんびりとポテチでも』バリバリ

7: 2011/12/07(水) 00:49:43.72 ID:9C9qpOy30
工エエェェ('Д`)ェェエエ工~

 ほむら「……!」ドガッシャーン

まどか「あぁっ! ひどい…」

QB「仕方ないよ、彼女一人では荷が重すぎた」

 ほむら「きゃあっ!」ドゴーン

まどか「そんな、あんまりだよ! こんなのってないよ…!」

QB「諦めたらそれまでだ……。けど、君なら運命を変えられる」

まどか「えっ…?」


TAS『』ムシャムシャ

12: 2011/12/07(水) 00:52:35.82 ID:9C9qpOy30
QB「さけようのない滅びも嘆きも全て君が覆せばいい」

QB「そのための力が君には備わってるんだから」

まどか「ほんとなの…?」

まどか「あたしなんかでもほんとに何かできる?」

まどか「こんな結末を変えられるの?」

QB「もちろんさ。だから僕と契約して魔法少女になってよ」

カワシタヤ…


TAS『ここでOP入るんですが、OPは飛ばせるのでSTARTでスキップします』

TAS『このゲームは決定ボタンじゃスキップできませんよ?』

16: 2011/12/07(水) 00:58:07.02 ID:9C9qpOy30
まどか「……」ハッ

ガバッ・・・

まどか「…夢オチ? ▽」


TAS『クローゼットまで移動してAボタン』ピコ

TAS『残念ながら着替えシーンは扉の影で見えません』


まどか「よし、ばっちり! ▽」

18: 2011/12/07(水) 01:01:04.93 ID:9C9qpOy30
まどか(台所へ行ってパパに挨拶しよう ▽)

まどか「」ダッ!

――――

まどか「パパ、おはよう」

パパ「おはよう、まどか」

まどか「ママは?」

パパ「たつやが起こしに行ってる。手伝ってあげて ▽」

まどか「」ダッ!

22: 2011/12/07(水) 01:05:38.42 ID:9C9qpOy30
――――

バタンッ

たつや「ままー、おきてー」

まどか「ていっ!」カーテンアケル

まどか「起きろー!」フトンハギトル

ママ「ぎゃああああああ! ▽」ジタバタ

――――
――


まどか「いってきまーす! ▽」タタッ

27: 2011/12/07(水) 01:13:43.33 ID:9C9qpOy30
まどか(さやかちゃんたちとの待ち合わせ場所に行こう)

まどか(待ち合わせ場所は家を出てまっすぐ右だよ)

まどか「」ダッ


TAS『ようやくまともに操作するパートに入るんですが…』

TAS『1章はプロローグ扱いでほとんど移動しかないです』


まどか「」タッタッタッ…

31: 2011/12/07(水) 01:24:05.91 ID:9C9qpOy30
まどか「おはよう」ゼェハァ…

仁美「おはようございます」

さやか「まどか、遅いよー ▽」


TAS『ギリギリの距離で話しかけるくらいしかやることがない件』パクモグ

――――
――

33: 2011/12/07(水) 01:26:57.86 ID:9C9qpOy30
学校――。

ガラッ

女生徒「おはよー」

まどか「おはよう」

まどか(もうすぐホームルームが始まる…。席に座って待ってよう ▽)


TAS『自分の席まではジグザグに走るのが一番早いです』

TAS『慣れてないと引っかかったりするので注意』

35: 2011/12/07(水) 01:30:06.20 ID:9C9qpOy30
先生「おはようございます、みなさん」

先生「ホームルームを始めますので席についてくださいね ▽」

ざわざわ・・・

先生「今日は皆さんに大事な話があります!」ドン

先生「目玉焼きとは、固焼きですか? それとも半熟ですか?」

先生「はい、中沢君!」


TAS『私は固焼き派ですねー』

37: 2011/12/07(水) 01:34:38.18 ID:9C9qpOy30
中沢「え! えっと…、どっちでもいいんじゃないかな…」

先生「その通り! どっちでもよろしい!」

まどか(!?)

    反論する
 ニア 黙ってる ピコン

先生「たかが卵の焼き加減なんかで女の魅力が決まると思ったら大間違いです」バキィッ


TAS『反論するのも面白いんですが、反論すると時間がかかるので黙っていましょう』

41: 2011/12/07(水) 01:38:58.66 ID:9C9qpOy30
先生「あとそれから、今日は転校生を紹介します」

さやか「そっちが後回しかよ!?」

先生「じゃあ暁美さん、いらっしゃい」

ガラッ

ほむら「……」カツカツ

まどか(え…! あの子……。夢の中であったような… ▽)

先生「はい、自己紹介いってみよう!」

42: 2011/12/07(水) 01:44:09.66 ID:9C9qpOy30
――――
――

ほむら「ごめんなさい、緊張しすぎたみたいでちょっと気分が…」

ほむら「保健室に行かせてもらえるかしら?」ガタッ

ほむら「……」カツカツ

ほむら「鹿目まどかさん。あなたがこのクラスの保健係よね?」

ほむら「連れてってもらえる? 保健室…」

    はい
 ニア いいえ

まどか「ごめんね、暁美さん。わたし今からやらなきゃいけないことがあるんだ」

ほむら「!?」

46: 2011/12/07(水) 01:51:58.61 ID:9C9qpOy30
まどか「さやかちゃんが代わりに連れてってくれるって」

さやか「えっ!?」

まどか「お願い、さやかちゃん。…ダメかな?」

さやか「いいけど…。転校生…暁美さんだっけ。ついてきて」

ほむら「わ、わかったわ…」


TAS『ほむらちゃんの話に付き合うと時間がかかるのでさやかちゃんに任せてしまいましょう』

TAS『断ると[さやか→ほむら]の好感度が上がりますが、割とどうでもいい』

48: 2011/12/07(水) 01:57:28.38 ID:9C9qpOy30
放課後――。

さやか「ねぇ、まどか。帰りにCD屋よってもいい?」

    はい
 ニア いいえ

まどか「ごめん。今日は用事があるんだ」

さやか「そっかぁ、じゃあねまどか」バイバイ

まどか「また明日」バイバイ

まどか(さぁ家に帰ろう ▽)

51: 2011/12/07(水) 02:01:50.25 ID:9C9qpOy30
TAS『さて、さやかちゃんの誘いを断ってどこへ行くのかといえば』

TAS『CD屋だったりします(笑)』


CD屋前――。

QB((まどか…、助けてまどか…!))

まどか(あれ? 今、頭の中に声が…)

まどか「あっちの方かな? ▽」ダッ


TAS『さやかちゃんの誘いを断るとCD屋に入らなくても話が進みます』

TAS『断るデメリットは[さやか→まどか]の好感度が下がる程度なので問題ありません』

52: 2011/12/07(水) 02:04:44.39 ID:9C9qpOy30
まどか「」タッタッ、ピタッ

QB「たす、けて…」ハァハァ

まどか「わたしを呼んだのはあなたなの?」ダキカカエ

がしゃーん!

まどか「…!」ビクッ

ほむら「……」カツカツ

まどか「暁美、さん…?」

53: 2011/12/07(水) 02:07:48.49 ID:9C9qpOy30
ほむら「そいつから離れて」

まどか「だ、ダメだよ…、この子にひどいことしないで!」

ほむら「……」

まどか「……ひぅ」

プシュー!

ほむら「何!?」

さやか「まどか! こっち!!」グイ

まどか「さやかちゃん!?」ダッ

56: 2011/12/07(水) 02:14:01.78 ID:9C9qpOy30
タッタッタッ・・・

まどか「さやかちゃん、どうしてここに…!」

さやか「CD屋の前でまどかが変なとこに入ってくの見えたから追いかけてきたの」

さやか「てか、何それ? ぬいぐるみじゃないよね?」

まどか「わかんない…、わかんないけど…。この子助けなきゃ!」


TAS『ここからアニメ通りの展開に戻ります』

57: 2011/12/07(水) 02:18:35.94 ID:9C9qpOy30
さやか「冗談だよね!? あたし、悪い夢でも見てるんだよね!?」


マミ「危なかったわね、でももう大丈夫」


まどか「わたし、呼ばれたんです。頭の中に直接この子の声が…」


マミ「自己紹介しないとね、けどその前に…一仕事片付けちゃっていいかしら」


TAS『めんどくさいんで割愛気味に…。アニメ通りなんで、ごめんなさい』

TAS『マミさんの変身シーンはどちらにしろスキップするんで』

58: 2011/12/07(水) 02:21:37.96 ID:9C9qpOy30
マミ「……」パァァ

QB「う…ぅん」

まどか「あ、傷が……」スゴイ

QB「ふぅ、助かったよマミ」

マミ「お礼はこの子たちに。私は通りかかっただけだから」

QB「どうもありがとう、僕の名前はキュゥべえ」

59: 2011/12/07(水) 02:24:51.21 ID:9C9qpOy30
まどか「あなたがわたしを呼んだの?」

QB「そうだよ、鹿目まどか。そして、美樹さやか」

さやか「なんで、あたしたちの名前を!?」

QB「僕、君たちにお願いがあってきたんだ」

まどか「ぉ、お願い…?」


TAS『はい、べぇやんの決め台詞がきますよ?』

60: 2011/12/07(水) 02:30:43.64 ID:9C9qpOy30
QB「僕と契約して、魔法少女になって欲しいんだ ▽」


TAS『と、べぇやんの決め台詞が入ったところで一章が終わります』

TAS『一章でできることは、移動で落ちているアイテムを拾う…』

TAS『選択肢で好感度の若干の上がり下がりぐらいで』

TAS『あとは放課後の行動でCD屋に向かうかどうかだけですね』

75: 2011/12/07(水) 03:24:35.37 ID:9C9qpOy30
マミ「初めまして、私は巴マミ」

マミ「あなたたちと同じ見滝原中の3年生よ。そして…」

マミ「キュゥべえと契約した魔法少女よ」

――――

ピピピピピピ・・・ぱちっ

まどか「あれ…? また夢オチ?」

76: 2011/12/07(水) 03:30:22.26 ID:9C9qpOy30
QB「おはよう、まどか」モゾ

まどか「うわあっ!?」

まどか(夢だけど、夢じゃなかった…!)

――――
――


まどか「いってきまーす」バタン

QB(まどかの右肩なう)

78: 2011/12/07(水) 03:36:06.25 ID:9C9qpOy30
TAS『さて、二章(二日目)始まりました』

TAS『昨日と同じで待ち合わせ場所までの移動なんで直進のみですね』

TAS『ぶっちゃけ手持ち無沙汰です』


まどか「さやかちゃん、仁美ちゃんおはよう!」

さやか「おう、おは……!?」

さやか「なんでいるのそれぇ!?」ヒソヒソ

QB「僕のことかな? 僕のことはさやかとまどか以外には見えていないから大丈夫だよ ▽」

79: 2011/12/07(水) 03:40:09.57 ID:9C9qpOy30
まどか((それと、声に出さなくても会話できるらしいよ))

さやか((テレパシー!?))

まどか((やり方はLボタンで話しかける相手を選んで決定だよ))

さやか((Lボタン?? ▽))


TAS『この機能、クリア自体にはほとんど必要なかったりします』

TAS『個別ルートへ行く場合の好感度上げなんかで使いますね』

82: 2011/12/07(水) 03:45:10.08 ID:9C9qpOy30
学校(屋上)――。

さやか「ねぇ、まどか。願い事考えた?」

    はい
 ニア いいえ

まどか「ううん。さやかちゃんは?」

さやか「あたしも全然。命懸けてまで叶えたい願いかって言われるとねぇ…」

QB「意外だなぁ、大抵の子は二つ返事なんだけど」


TAS『最初の契約タイミング。華麗にスルーです』

83: 2011/12/07(水) 03:50:34.14 ID:9C9qpOy30
さやか「きっと、あたしらが馬鹿なんだよ」

さやか「幸せ馬鹿ってやつ?」

まどか「あはは、なにそれ?」

さやか「んー…、なんであたしらなのかなぁって」

さやか「命に代えても叶えたい願いがある人って、世の中いくらでもいると思うのよ」

まどか「さやかちゃん…」

84: 2011/12/07(水) 03:56:10.67 ID:9C9qpOy30
ほむら「ちょっといいかしら…」

さやか「! あんた…」

さやか「何の用だよ、昨日の続きでもやろうっての?」

ほむら「そのつもりはないわ。もう手遅れだし」

ほむら「それより、あなた」

まどか「へ? わたし? ▽」

86: 2011/12/07(水) 04:00:03.54 ID:9C9qpOy30
ほむら「くれぐれも早まった真似はしないことね」

ほむら「こいつの甘言に耳を貸して後悔することがないように」

ほむら「私の忠告が無駄にならないことを祈ってるわ」プイ

まどか「待って、暁美さん」

ほむら「…! ほむらでいいわ」

まどか「ほむらちゃんは、その……どんな願いで魔法少女になったの?」

ほむら「……っ!」タッ

さやか「行っちゃった… ▽」

90: 2011/12/07(水) 04:07:09.92 ID:9C9qpOy30
放課後――。

さやか「あー、ごめん仁美。あたしら用があるから先帰るね」

仁美「まあ…、今夜も二人で禁断の愛を…?」

まどか「へ!?」

さやか「違うっつーの!! ▽」

91: 2011/12/07(水) 04:10:50.65 ID:9C9qpOy30
まどか(マミさんとの待ち合わせ場所は学校近くのハンバーガー屋さんだよ ▽)

まどか「」ダッ

さやか「」エッ!?ソッチイクノ?


TAS『早くマミさんに会いに行きたい気持ちを押さえ、バーガー屋とは逆方向へ』

TAS『マミさんの魔女の探し方講座をすっ飛ばして、先に魔女のいる廃ビルへ向かいます』

94: 2011/12/07(水) 04:20:13.04 ID:9C9qpOy30
廃ビル――。

まどか「あ、屋上に人が…」

さやか「なんかやばくない…? 今にも飛び降りそうっていうか…」

女の人「」トン…

さやか「飛んだあああ?!」

マミ「はっ!!」シュルル、パシッ

まどか「ま、マミさん!? ▽」

96: 2011/12/07(水) 04:26:07.63 ID:9C9qpOy30
女の人「」ドサッ

さやか「マミさん、その人は…」

マミ「大丈夫、気を失ってるだけよ」

マミ「それよりあなたたち、私のことほったらかしにしてどうしてこんな所にいるのかしら?」

まどか「あー、それはー、えっとー」

 ニア 道に迷っちゃって
    さやかちゃんが急に走り出して
    急にビルから飛び降りたくなって

まどか「うぇひひ、道に迷っちゃって… ▽」

98: 2011/12/07(水) 04:34:07.31 ID:9C9qpOy30
マミ「そうなの…? なら仕方ないかしら… ▽」


TAS『ないと思います。マミさんちょろすぎ』

TAS『ちなみに、今の選択肢で他のを選ぶと』

TAS『まどかかさやかに魔女の口づけがついてすごくめんどくさいことになります』


マミ「それにしても偶然って怖いわね。魔女はビルの中よ、追い詰めましょう!」

まどか・さやか「はいっ! ▽」

100: 2011/12/07(水) 04:37:25.54 ID:9C9qpOy30
マミ「邪魔な使い魔は私が倒すからあなたたちは私の前に出ないようにしてね ▽」


TAS『はい、ようやくまともな操作パートが巡ってきました』

TAS『まどかを主人公に選んだ場合、使い魔から逃げることしか出来ません』

TAS『部屋の移動はまどかが行うのでドアまでダッシュしたいところですが』

TAS『マミさんの前に出ようとするとマミさんに怒られます。なので』


まどか「」ダッ、ガチャ

マミ「え、鹿目さん!?」ドコイクノ!?

103: 2011/12/07(水) 04:41:28.47 ID:9C9qpOy30
TAS『後ろのドアを開けて戻りましょう』

TAS『きた道を戻るので結界の外へ出るのかといえば、魔女を倒すまで結界からは出られません』

TAS『きた道を戻るとランダムで別の部屋へ移動するのですが…』


マミ「あの一番奥の扉が魔女のいる部屋に続いているわ! ▽」


TAS『運がいいことに最深部ですね、乱数乙』

105: 2011/12/07(水) 04:46:10.58 ID:9C9qpOy30
バタン!

マミ「出たわ…、あれが魔女よ!」

まどか「あんなのと戦うんですか…?」

マミ「大丈夫、負けたりなんかしないわ ▽」

 VS ゲルトルート

107: 2011/12/07(水) 04:48:06.75 ID:9C9qpOy30
TAS『最初の魔女戦ですが、まどか主人公だとやっぱり見てるだけです』

TAS『だからってほんとに見てるだけだと暇なので、まどかを操作してマミさんと魔女の間へ』


まどか「」ダッ

マミ「!? 鹿目さん、危ないわ! 早く離れて!」


TAS『敵とマミさんの間に入ると、マミさんは敵を攻撃できません』

108: 2011/12/07(水) 04:54:11.03 ID:9C9qpOy30
魔女「」グオォォォ

マミ「きゃあああっ」


TAS『マミさんが捕まったので、魔女に突進しましょう』

TAS『さやかちゃんは大親友なのでまどかが行くところにはどこでもついてきてくれます』

TAS『言い忘れてましたが、さやかちゃんはバットを持ってるんで敵に近づくと攻撃します』


まどか「」ススス

魔女「」ジョウチャンアブナイデ

109: 2011/12/07(水) 04:58:47.40 ID:9C9qpOy30
さやか「まどか、危なーい!」ブゥン!

ガッ! 1 DAMAGE


TAS『ムービー入ります』


シュルルル・・・

さやか「外れ弾から、魔法!?」

まどか「すごい、魔女を絡めとったよ!」

マミ「未来の後輩に、かっこ悪いところ見せられないもの!」

111: 2011/12/07(水) 05:02:59.37 ID:9C9qpOy30
マミ「ティロ・フィナーレ!」

ドオォォン!

QB「やったね、マミ」

さやか「勝っちゃった…」


 包帯(2)
 グリーフシード(1) を手に入れました ▽

112: 2011/12/07(水) 05:08:35.62 ID:9C9qpOy30
TAS『さっきの魔女のクリア条件はマミさんが魔女の蔦に捕まった後、魔女にダメージを与えることで』

TAS『普通に待ってると、マミさんが反撃するのでなかなか蔦に捕まりません』

TAS『なので、邪魔をして速攻で捕まってもらい、マミさんがマスケットを撃つ前に』

TAS『さやかちゃんにぶん殴ってもらって、これで条件を満たしたことになります』

TAS『ってか、外れ弾も何も一発もマスケット銃、発射してませんでしたね』

TAS『あ、包帯はただの回復アイテムです』

113: 2011/12/07(水) 05:10:46.08 ID:9C9qpOy30
女の人「…? ここは…」

女の人「!! あ…、私どうしてあんなこと…!」

マミ「大丈夫です、ちょっと悪い夢を見てただけですよ」


さやか「一件落着かな」

まどか「うん」

114: 2011/12/07(水) 05:15:48.81 ID:9C9qpOy30
まどか「マミさんってすごくかっこよくて素敵だね」

さやか「ん。そうだね、すげーかっこいい」

まどか(叶えたい願いとか、わたしには難しすぎてすぐには決められないけど…)

まどか(こんなわたしでも誰かの役に立てるとしたら)

まどか(それはとっても嬉しいなって思ってしまうのでした ▽)


TAS『ここまでが二章の前半です』

118: 2011/12/07(水) 05:31:28.90 ID:9C9qpOy30
――――――――

マミ「ティロ・フィナーレ!」ドォン!

使い魔「」ギャアァァァ

まどか「やった!」

さやか「マミさんかっこいい!」

マミ「もう、見世物じゃないのよ? 危機感もちゃんと持ってね」

さやか「イエース、わかってますって! ▽」

120: 2011/12/07(水) 05:35:39.02 ID:9C9qpOy30
マミ「二人は何か願いは見つかった?」

さやか「いやぁ…それがまだ…」

まどか「わたしも…」

まどか「そうだ! マミさんはどんな願い事をしたんですか?」

マミ「私は…、あれは数年前になるわ ▽」

――――
――

121: 2011/12/07(水) 05:39:21.60 ID:9C9qpOy30
マミ「私の場合、考える余裕さえなかったってだけ」

さやか「そんなことが…」

マミ「だからね、選択の余地があるあなたたちにはきちんと決めて欲しいの」

マミ「私にできなかった事だからこそね ▽」ニコ


TAS『マミさんマジ天使!』

123: 2011/12/07(水) 05:47:42.09 ID:9C9qpOy30
夜――。

まどか「やっぱり簡単なことじゃないんだよね」

QB「僕の立場で急かすわけにはいかないしね。ルール違反だし」

まどか「ただ、なりたいってだけじゃだめなのかな」

まどか「マミさんみたいに強くてかっこよくて素敵な人になれたら」

まどか「それだけで十分幸せなんだけどな ▽」

125: 2011/12/07(水) 05:53:30.89 ID:9C9qpOy30
QB「君が魔法少女になれば、マミよりずっと強くなれるよ」

まどか「えぇ!?」

QB「もちろん、どんな願いで契約するかにもよるけどね」

 ニア おやすみ
    契約するよ!

まどか「あはは、嘘でしょもう。おやすみー ▽」ZZzz


TAS『2回目の契約タイミングもスルー』

TAS『別に契約したからってゲームオーバーになるわけじゃないですよ』

TAS『今、契約しようとするとたくさんのお菓子かとにかく魔法少女になりたいのどちらかです』

127: 2011/12/07(水) 06:07:20.61 ID:9C9qpOy30
学校、放課後――。

まどか「さやかちゃん、帰ろう」

さやか「うん。仁美は?」

まどか「今日もお稽古だって、お嬢様は大変だねぇ」

さやか「仁美を見てるとつくづく小市民の生まれでよかったと思うよ ▽」

129: 2011/12/07(水) 06:14:12.38 ID:9C9qpOy30
さやか「あー、けど、今日は恭介のお見舞いに行きたいんだよね…」

 ニア うん、別にいいよ
    えー…
    久しぶりに上条君に会いたいな

まどか「うん、別にいいよ」

さやか「いつも付きあわせちゃってごめんね、まどか」

まどか「いいのいいの、気にしないで ▽」

130: 2011/12/07(水) 06:19:09.56 ID:9C9qpOy30
まどか(病院は学校の北西だよ)

まどか「」ダッ

まどか「」カクン、ゴスッ

さやか「いたた…」カベブツカッテルヨ


TAS『病院までは曲がり角が多い! これは角ブーストするしかねぇ!』ヒャッハー

133: 2011/12/07(水) 06:27:29.68 ID:9C9qpOy30
――――

さやか「よっ、お待たせ!」

まどか「早かったね。上条君には会えなかったの?」

さやか「都合悪いんだってさー、せっかくきてやったのにぃ」

さやか「はぁ…、んじゃ帰ろっかー」

まどか「うん」

134: 2011/12/07(水) 06:32:34.30 ID:9C9qpOy30
さやか「まったく、失礼しちゃうよねー」テクテク

まどか「あれ? …ねぇ、さやかちゃん」ピタ

さやか「んあ?」

まどか「なんだろ、あれ……」

QB「…!」ピョン

まどか「向こうの壁がさっき光ったような気が…」

QB「これは…グリーフシードだ! それも孵化しかかってる!」

さやか「!!」

136: 2011/12/07(水) 06:38:26.30 ID:9C9qpOy30
まどか「なんで、こんな所に!?」

QB「魔力の侵食が始まってる。結界が出来上がる前にここから逃げよう」

さやか「だ、駄目だよ!」

さやか「魔女が病院に取り付いたらやばいって、マミさんが言ってた…!」キガスル


TAS『待ち合わせシカトしたからゲーム中じゃ言えてなかったり』

137: 2011/12/07(水) 06:43:29.66 ID:9C9qpOy30
さやか「あたし、ここでこいつを見張ってる!」

さやか「まどかはマミさんを呼んできて!」

まどか「え…?」

QB「無茶だよ、さやか。結界に閉じ込められたら君は出られなくなる!」

さやか「でも放っておいたら逃げられちゃうんでしょ!? ▽」

140: 2011/12/07(水) 06:54:58.43 ID:9C9qpOy30
まどか(どうしよう…)

    マミさんを呼びに行く
 ニア わたしが残る!

まどか「わたしが残るよ、さやかちゃん!」

さやか「まどか!?」

まどか「さやかちゃんの方が脚速いでしょ? その方がいいよ」

さやか「けど… ▽」

141: 2011/12/07(水) 06:56:45.53 ID:9C9qpOy30
まどか「ほら、急いで!」

QB「僕もここに残るよ」

QB「結界に閉じ込められても、テレパシーで僕とまどかの位置を教えられる」

さやか「あーもう! わかった、超特急で呼んでくるから!」ダッ

まどか「頼んだよ! ▽」


TAS『このゲーム、最速を目指すってのはどれだけ人と会話しないかってことに直結します』

143: 2011/12/07(水) 07:00:01.62 ID:9C9qpOy30
TAS『さやかちゃんに呼びに言ってもらうことで』

TAS『ほむらちゃんのくだりとマミさんの弱音を聞かなくて済むのでその分早くなります』

TAS『ちなみにさやかの好感度が上がり、ほむらの好感度が下がります』


QB「うーん、思ったより結界が出来上がるのが早かったね」トリコマレタ

まどか「魔女ももうすぐ生まれそう…? なんとか遅らせられないかな?」

QB「方法がない事もないよ ▽」


TAS『ミニゲーム()が始まります』

145: 2011/12/07(水) 07:05:11.67 ID:9C9qpOy30
QB「グリーフシードにひびが入ってきたらそこを僕の尻尾でこするんだ」

QB「スティックで尻尾の位置を移動、決定ボタンを押しながら移動でこすれるよ」

QB「ひびが入ってないところをこすると孵化が早まるから気をつけてね!」

まどか「わかったよ、キュゥべえ」グイ

まどか「」シュンシュン、ゴシゴシゴシ

QB「は、速い!?」シッポモゲルゥ


TAS『ここで失敗すると魔女に喰われてゲームオーバーです』

148: 2011/12/07(水) 07:10:26.20 ID:9C9qpOy30
QB「速い上に正確だ! これならマミがくるまで大丈夫そうだね」シッポヒリヒリ

マミ((キュゥべえ、状況は?))

QB((大丈夫、まどかのおかげですぐに孵化する様子はないよ))

QB((急がなくていいから卵を刺激しないようになるべく静かにきてくれるかい?))

マミ((オッケー、分かったわ))

QB「まどか、マミがくるまでもうひと踏ん張りだ」

まどか「うん! ▽」

151: 2011/12/07(水) 07:14:41.27 ID:9C9qpOy30
まどか「」シュッシュッ、キュキュッ

QB「」アbbbb


TAS『2回目のミニゲームはマミさんの生存フラグがかかってます』

TAS『2回目だからって難しくなるわけでもないので簡単です』


QB「ふぅ、これ以上はもう無理だね。孵化する前にマミが来る事を期待しよう」ゴフッ

まどか「そっか ▽」シュッシュッ

153: 2011/12/07(水) 07:21:00.75 ID:9C9qpOy30
パキパキパキ・・・

まどか「あぁっ…、グリーフシードが…」

QB「孵化が始まった…、魔女が出てくる!」

まどか「マミさん…、早くきて…!」

パァン!

まどか「!!」

マミ「お待たせ。どうやら間に合ったようね ▽」

155: 2011/12/07(水) 07:22:48.64 ID:9C9qpOy30
マミ「お出ましのところ悪いんだけど…」バッ

マミ「一気に片付けてやるわ!!」パシッ

魔女「?」ギュゥゥ

マミ「ティロ・フィナーレ!」ドォン!

さやか「やった!」

魔女「」プルプル

魔女「」ズルッ…

157: 2011/12/07(水) 07:28:42.44 ID:9C9qpOy30
魔女「」グワァァアッ

まどか「魔女の中から…!」

マミ「――え?」

魔女「」バクッ

マミ「」プラーン

さやか「…ッ! ▽」

160: 2011/12/07(水) 07:34:44.25 ID:9C9qpOy30
魔女「ハムッハフハフ、ハフッ!!」バリボリ

まどか「ま、まみさ…」

さやか「そんな…、マミさんが…嘘でしょ?」

QB「まどか、さやか。願い事を決めるんだ」

魔女「ニタァ」クルッ

QB「今すぐ契約を! 早く! ▽」

162: 2011/12/07(水) 07:36:52.76 ID:9C9qpOy30
ほむら「その必要はないわ」ザッ

まどか「! ほむらちゃん!」

ほむら「私が、倒す…!」

魔女「ガァッ」ヒュン

ほむら「……」

さやか「ほむら、危ない!」

164: 2011/12/07(水) 07:40:02.04 ID:9C9qpOy30
魔女「」パクッ…

ボゥン!

魔女「!?」

ほむら「……」ファサッ

ドォン!ドン!ドオォン!

ほむら「目に焼き付けておきなさい。魔法少女になるってこういうことよ」


 包帯(1)
 巴マミのリボン(1)
 グリーフシード(1) を手に入れた ▽

166: 2011/12/07(水) 07:44:08.69 ID:9C9qpOy30
TAS『2回目のミニゲーム、クリアしたんでマミさんは氏にました』

TAS『失敗してたら魔女の中から出てきた恵方巻きにまどかが襲われそうなところを』

TAS『マミさんが助けにきて二人とも生存できてました』

TAS『途中で言ったように、人と会話しない方がクリアは早くなるんでね…』

TAS『登場人物が減れば、必然的に会話量は減るんで…マミさんごめんなさい』

TAS『マミさんのリボンは装備すると防御力が上がりますが、時間の無駄なんで装備しません』

170: 2011/12/07(水) 07:50:12.60 ID:9C9qpOy30
ほむら「グリーフシード…渡しなさい」パシッ

さやか「なっ…! 返せよっ、それはマミさんのものだ!」ガシッ

ほむら「そうよ、これは魔法少女のためのものよ」

ほむら「あなたに触る資格なんてない」ベシッ

さやか「…っ ▽」

171: 2011/12/07(水) 07:55:29.63 ID:9C9qpOy30
さやか「うっ…くっ…」

まどか「……」

さやか「うわああああああああああッ!!」

まどか(わたしたちはなにも解ってなかったんだ…)

まどか(奇跡を望む意味も…、その代償も―― ▽)


TAS『二章、後半終了です』

217: 2011/12/07(水) 13:24:42.70 ID:9C9qpOy30
ゲームジャンルはメタルギアとかバイオみたいなの想像して書いてる
思い切り寝過ごした

219: 2011/12/07(水) 13:30:01.86 ID:9C9qpOy30
――――――――

ママ「まどか、早く食べないと遅刻するぞ」

まどか「……うん」

まどか「…」パク、モグ…ポロポロ

ママ「!?」

パパ「ま、不味かったかな…?」

まどか「ううん…違うの。おいしいの…」

まどか「生きてるとパパのご飯がこんなに美味しい…」

221: 2011/12/07(水) 13:36:04.32 ID:9C9qpOy30
まどか「行ってきます…」ションボリ

まどか「」ダッ!


TAS『落ち込んでても待ち合わせ場所まで全力ダッシュですよ、当然です』


まどか「おはよう…」ゼェハァ

さやか「おはよ、まどか…」ダイジョブ?

仁美「お二人とも元気が無いようですがどうかされたんですの…? ▽」

222: 2011/12/07(水) 13:43:57.88 ID:9C9qpOy30
学校(屋上)――。

さやか「ねぇ、まどかはさ…。今でも魔法少女になりたいと思ってる?」

まどか「……」

さやか「…んなわけないか。仕方ないよ」

さやか「マミさんがいなくなってこの街どうなっちゃうのかな……」

QB「他の魔法少女がすぐにでも魔女狩りに来ると思うよ。グリーフシード目当てに」

さやか「あの転校生みたいにか… ▽」

223: 2011/12/07(水) 13:56:24.71 ID:9C9qpOy30
まどか「わたし、魔法少女になりたいと思ってた…」

まどか「マミさんの戦う姿がすごくかっこよくて素敵で」

まどか「わたしもあんな風になれたらって。でも…」ポロ

まどか「やっぱり無理っ。あんな氏に方、怖いよ……嫌だよ……」ポロポロ

QB「そうか、わかった。僕も無理強いは出来ないからね」

QB「僕の契約を必要としてる子を探しに行くとするよ」

QB「まどか、さやか。短い間だったけど、楽しかったよ ▽」タッ

227: 2011/12/07(水) 14:06:26.40 ID:9C9qpOy30
放課後――。

まどか(さやかちゃんは上条君のお見舞い…、仁美ちゃんはお稽古…)

まどか(まっすぐ家に帰ろう… ▽)

まどか「」ダッ


TAS『このまままっすぐ校門に向かうとほむらちゃんに捕まってお話を聞かされます』

TAS『でも、できればカットしたい…というわけで』


ほむら「」マドカマダカナー

231: 2011/12/07(水) 14:12:36.28 ID:9C9qpOy30
まどか「えいっ」ススス

ほむら「!?」

まどか「きゃぁっ、きゃぁっ」ザッ、ザッ


TAS『ローリングから反転、バックステップ2~3回で壁抜けが出来ます』

TAS『どう考えてもほむらちゃんの視界の範囲内ですが、挙動不審(?)な動きに声をかけられません』

TAS『校門の出入り口の部分のみなんでしょうね、イベントのフラグが』

236: 2011/12/07(水) 14:21:18.19 ID:9C9qpOy30
まどか(思い出した…、消しゴムなくなっちゃったんだ)

まどか(商店街に買いに行かないと ▽)

まどか「」ダッ


TAS『校門前イベントがカットできたんで、次は仁美のいる大通りまで行きましょう』


仁美「」フラフラ

まどか「あれ? 仁美ちゃん…? ▽」ピタッ

238: 2011/12/07(水) 14:31:19.77 ID:9C9qpOy30
TAS『仁美ちゃんを発見したら、声をかけず逆走。横道へ入ります』


まどか「」ダッ

まどか(消しゴム買わないと…)

まどか「」ゴッ!イタイ


TAS『角ブーストォッ!』カチャカチャ

242: 2011/12/07(水) 14:40:09.52 ID:9C9qpOy30
TAS『あっという間に廃工場に着きました』


まどか「あれ…? なんだか変なところへ来ちゃった」ピタッ

仁美「」フラフラ

まどか「あれ? 仁美ちゃんだ。…こんなところでどうしたんだろう? ▽」


TAS『最短最速できたはずなのに仁美ちゃんはすでに工場内です』

TAS『この俺が遅い!? スロウリィ!?』ガッデム!

TAS『これだから平地でローリングやバックステップが走るより遅いゲームは…』

246: 2011/12/07(水) 14:52:03.23 ID:9C9qpOy30
TAS『さて、ここまできましたが仁美ちゃんを追いかけるでもなく、Uターンして帰ります』


まどか「」クルリ

ほむら「まどか…? どうしてあなたがこんなところにいるの?」

まどか「ほむら、ちゃん? ほむらちゃんこそどうして…」

ほむら「あなたには関係ないわ。早く帰りなさい」

まどか「う、うん… ▽」

249: 2011/12/07(水) 15:01:45.61 ID:9C9qpOy30
まどか「ほむらちゃんはどうしてこんなところに…」

ほむら「あなたには関係ないわ。早く帰りなさい」

まどか「う、うん…」

まどか「ほむらちゃんはどうしてこんなところに…」

ほむら「あなたには関係ないわ。早く帰りなさい」

まどか「う、うん… ▽」


TAS『あと3回…合計5回話しかけましょう』

252: 2011/12/07(水) 15:10:08.97 ID:9C9qpOy30
まどか「ほむらちゃんはどうしてこんなところに…」

ほむら「あなたには関係ないわ。早く帰りなさい」

まどか「う、うん… ▽」


TAS『今日やることはこれで全てなので帰ります』


まどか「バイバイ、ほむらちゃん」ダッ

ほむら「まどかへの対応で時間を浪費してしまったわ…急がないと」

ほむら「!! 結界が…、消えた? ▽」

257: 2011/12/07(水) 15:18:28.26 ID:9C9qpOy30
まどか「ただいまー」

――――

まどか「おやすみなさーい」

――――

まどか「おはよう」

まどか「いってきまーす」バタン

まどか「」ダッ

262: 2011/12/07(水) 15:27:50.86 ID:9C9qpOy30
まどか「さやかちゃん、おはよう」

さやか「あ…、おはようまどか…」

まどか「あれ? 仁美ちゃんは…? まだきてないの?」

さやか「うん…、珍しいよね…」

まどか「そうだね…、これ以上待ってると遅刻しちゃうし先行っちゃおうか ▽」


TAS『……。仁美ファンの皆様、ごめんなさい』

266: 2011/12/07(水) 15:34:31.00 ID:9C9qpOy30
学校(教室)――。

ガラッ

まどか「おはよう、みんなー…ってあれ?」

さやか「……」

まどか「な、何これ…? 誰がやったの? こんなのってないよ、あんまりだよ!」

まどか「仁美ちゃんの机に花瓶を置くなんて縁起でもない…」

女生徒「鹿目さん、まだ聞いてないの…?」

まどか「え? 何の話……?」

先生「皆さん。お静かに ▽」ガラッ

269: 2011/12/07(水) 15:40:43.95 ID:9C9qpOy30
先生「今から大事な話があるので体育館の方へ移動します。列になってください」

ぞろぞろ・・・

まどか(大事な話…? 体育館へ移動って何か事件でもあったのかな…)

――――
――

校長「えー…、2年生の志筑仁美さんが――」

まどか「…そんな!? ▽」


TAS『仁美ちゃんが氏ぬとイベント入るけど、さやかちゃんの口数も少なくなるから』

TAS『生存ルートより3秒ほど早いです』

274: 2011/12/07(水) 15:46:22.60 ID:9C9qpOy30
放課後――。

まどか(一日がすごく短かく感じる…)

まどか(仁美ちゃんが自殺なんて、そんなの嘘だよ…!)

さやか「まどか…、あたし先帰るよ…」バイバイ

まどか「あ、さやかちゃん… ▽」

277: 2011/12/07(水) 15:51:25.10 ID:9C9qpOy30
まどか(さやかちゃん、もしかして仁美ちゃんのこと何か知ってるんじゃないかな…)

まどか(追いかけて話を聞いてみよう ▽)

まどか「」ダッ


TAS『親友としての直感? さやかちゃんを追いかけましょう』


まどか「」タタタッ

さやか「」マドカ?

280: 2011/12/07(水) 15:57:49.27 ID:9C9qpOy30
まどか「」タタタッ

さやか「あれ?」イッチャウノ?


TAS『そのまま追い越して帰りましょう』


ほむら「」マドカ、マダカナー


TAS『昨日、無視したのでほむらちゃんが今日も校門前で待ってます』

TAS『バグですね。当然今日もスルーで』

281: 2011/12/07(水) 16:04:10.82 ID:9C9qpOy30
まどか「えいっ」ススス

ほむら「また!?」

まどか「きゃぁっ、きゃぁっ」ザッ、ザッ


TAS『明日以降はほむらちゃんに待ち伏せされなくなるのでご安心を』

TAS『昨日買い忘れた消しゴムを買いに商店街に向かいましょう』

282: 2011/12/07(水) 16:09:14.03 ID:9C9qpOy30
まどか「なんだろう、あそこ…? ▽」


TAS『昨日、廃工場に向かうのに使った道が歪んでいます。使い魔の結界ですね』

TAS『本来、放課後にさやかちゃんに話しかけないと結界は現れないんですが』

TAS『昨日今日と待ち伏せしているほむらちゃんとの会話を回避していると、結界が現れます』


まどか「少しだけ覗いてみようかな… ▽」

283: 2011/12/07(水) 16:14:41.30 ID:9C9qpOy30
使い魔「」イヒヒヒヒヒ

まどか「きゃっ、これって…!」

使い魔「」ヒャヒャヒャ…

まどか「こ、こないで…!」

さやか「てえええい!!」

使い魔「」ギャアァァァ

まどか「さやかちゃん!? その格好は…! ▽」

286: 2011/12/07(水) 16:18:58.20 ID:9C9qpOy30
まどか「さやかちゃん、魔法少女になったんだ…」

さやか「うん…。言いたいこととかあるだろうけど、その前に…」

さやか「残りの使い魔倒しちゃうから、ちょっとだけ待っててね! ▽」


TAS『数少ない戦闘パート…、フィールド内の使い魔5匹全てを倒すとイベントが進みます』

TAS『待ってたら勝手にさやかちゃんが全滅させてくれるんですが、あえて使い魔に特攻かましましょうか』

290: 2011/12/07(水) 16:26:32.41 ID:9C9qpOy30
まどか「」ダッ

さやか「ちょっ、まどか!? 危ないから下がっててよ!」ダッ


TAS『さやかちゃんは大親友なのですぐに追いかけてきてまどかを助けようとしてくれます』

TAS『すぐに使い魔に囲まれるので壁に向かってローリング』


まどか「えいっ」ゴンッ

さやか「ま、まどか!?」ナニヤッテ…

292: 2011/12/07(水) 16:32:22.20 ID:9C9qpOy30
TAS『で、バックステップと』


まどか「きゃっ」ザッ

ヒュン!

さやか「!?」


TAS『まどかが宙に浮きます。さやかちゃんからはパンツ見放題ですね、羨ましい』

294: 2011/12/07(水) 16:38:17.55 ID:9C9qpOy30
TAS『この状態だと、さやかからはまどかが自分と使い魔との間にいるように見えているのか』

TAS『攻撃しなくなります』


使い魔「」ギィギィ

さやか「まどか…、危ないから早く下がって! うわぁっ! うわぁっ!」ビシッビシッ

まどか「えー…」


TAS『当然、浮いてるまどかには攻撃は当たらないんですが』

297: 2011/12/07(水) 16:42:49.98 ID:9C9qpOy30
TAS『さやかちゃんの足元に表示されている2本のゲージ…』

TAS『上が体力で、下が魔力ゲージです』

TAS『さやかちゃんは残り体力が少なくなると魔力を消費して体力を回復します』


さやか「うわぁっ! うわぁっ! このー! よくもやっ、うわぁっ! うわぁっ!」ビシッビシッ

まどか「さやかちゃん、負けないで!」

299: 2011/12/07(水) 16:49:37.31 ID:9C9qpOy30
TAS『しかし放っておくと、魔力より先に体力が尽きるのでアイテムを使います』


まどか「さやかちゃん、これを…!」

まどかは 包帯 を使った。

さやか「ぅ、ありがとう、まどか! うわぁっ! うわぁっ!」ビシッビシッ


TAS『これで魔力が先に尽きます』

TAS『ちなみに今みたいにダメージを食らう直前で使えば3フレーム削れます』

301: 2011/12/07(水) 16:57:28.14 ID:9C9qpOy30
さやか:魔力ゲージ0

さやか「いやああああああああ!!」バタン

まどか「さやかちゃあああん!!」

魔女「」ズモモモモ

まどか「ひっ…! ま、魔女!? さやかちゃん、起きて! 起きてよ!」


TAS『あーぁ…』

304: 2011/12/07(水) 17:04:00.13 ID:9C9qpOy30
杏子「おい、何やってんだ!」ダレ?

まどか「杏子ちゃん!」ダレ?

杏子「逃げるぞ」サヤカセオウ

まどか「う、うん…! ▽」


TAS『ナチュラルに杏子が出てきて、まどかも名前呼んでますけどこれが初対面』

TAS『こんなところで全力で負けにくるのは想定されてなかったんでしょうね』

TAS『というか、バグ使わないと負けられません。さやかちゃんも使い魔に負けるほど弱くないので』

307: 2011/12/07(水) 17:08:49.86 ID:9C9qpOy30
――――
――

杏子「さやかは目を覚まさないのか…?」

まどか「うん…。ねぇさやかちゃん、どうしちゃったの!? 目を覚ましてよ…」

ほむら「それは無理な話よ、鹿目まどか」

まどか「ほむらちゃん!」

ほむら「彼女のソウルジェムはグリーフシードに変化した後、魔女を産んで消滅したわ」

杏子「なん、だと…!? ▽」テカ、ダレダ

309: 2011/12/07(水) 17:14:05.97 ID:9C9qpOy30
まどか「嘘…だよね……?」

ほむら「事実よ。この宝石が濁り黒く染まる時、私たちはグリーフシードとなり…」

ほむら「魔女として生まれ変わるの」

まどか「そんな…どうして!? だってさやかちゃんは…」

まどか「魔女から人を守りたいって…、正義の味方になりたいって」

まどか「それで魔法少女になったんだよ!? なのに… ▽」


TAS『そんな話いつしたんだよ。話する前に魔女化したぞ』

310: 2011/12/07(水) 17:18:13.39 ID:9C9qpOy30
ほむら「その祈りに見合うだけの呪いを背負い込んだまでよ」

ほむら「誰かを救った分だけ、これからは誰かを呪いながらあの子は生きていくの」

杏子「てめえ、何様のつもりだ! こいつは…さやかの……!」ドン!

ほむら「今度こそ理解できたわね。あなたが憧れていたものの正体がどんなものか」

ほむら「わざわざ氏体を持ってきた以上、扱いには気をつけて」

ほむら「迂闊な場所に放置すると後々厄介なことになるわ ▽」

311: 2011/12/07(水) 17:23:28.02 ID:9C9qpOy30
杏子「お前、それでも人間かよ!」

ほむら「もちろん違うわ」

ほむら「あなたもね」ファサッ

杏子「…っ! くそ……ッ!」

まどか「…… ▽」

さやか「」

312: 2011/12/07(水) 17:25:34.45 ID:9C9qpOy30
まどか(さやかちゃんの身体は杏子ちゃんに任せて家に帰ろう…)

まどか「」ダッ

杏子「」マジカヨ…

――――

まどか「ただいまー…、きゃっ」ガチャ、ザッ

まどか「いってきまーす」バタン


TAS『家に帰ったらすぐにまた出かけます。バックステップで2フレーム削れます』

313: 2011/12/07(水) 17:28:22.19 ID:9C9qpOy30
TAS『角ブーストを交えながら公園まで目覚めた心で走りましょう』


まどか「」ダッ、ゴスッ

――――

公園――。

まどか「」ゼェハァ…

QB「」ダイジョウブカイ?

315: 2011/12/07(水) 17:34:46.87 ID:9C9qpOy30
まどか「キュゥべえ…、前に話してたわたしがすごい魔法少女になれるって話、本当なの?」

QB「すごいなんていうのは控え目な表現だ。おそらく世界で最強の魔法少女なるだろう」

QB「望めば万能の神にだってなれるかもしれないよ?」

まどか「じゃぁ…、キュゥべえに出来ないことでもわたしならできるのかな…」

QB「?」

318: 2011/12/07(水) 17:41:54.11 ID:9C9qpOy30
まどか「わたしがキュゥべえと契約したら、さやかちゃんを元の人間に戻せるのかな」

QB「造作もないだろうね。君にとってそれは魂を差し出すに足るものなのかい?」

まどか「うん…、わたし」

 ニア 契約する
    やっぱり怖い

まどか「契約するよ、キュゥべえ」

QB「君の願いを聞かせてくれ」

320: 2011/12/07(水) 17:46:02.32 ID:9C9qpOy30
まどか「私の願い…それは」

    たくさんのお菓子
    さやかちゃんを人間に戻して
    マミさんを生き返らせて
 ニア 直接入力する


TAS『すべての…まじょを…、けしさりたい…っと』ポチ


まどか「全ての魔女を、生まれる前に消し去りたい!」

QB「!?」

323: 2011/12/07(水) 17:49:18.12 ID:9C9qpOy30
まどか「全ての宇宙、過去と未来の全ての魔女をこの手で……!」カッ

QB「そんな祈りが叶うとしたら…、それは時間干渉なんてレベルじゃない…」

QB「因果律そのものに対する反逆だ!! 君は本当に神なるつもりなのか!?」

まどか「今日まで魔女と戦ってきたみんなを、希望を信じた魔法少女を、私は泣かせたくない」パァァ

まどか「最後まで笑顔でいて欲しい…だから」


TAS『ムービー入ります』イライラ

326: 2011/12/07(水) 17:52:53.24 ID:9C9qpOy30
まどか「それを邪魔するルールなんて、壊してみせる、変えてみせる」

まどか「これが私の祈り…、私の願い!」

まどか「さあ! 叶えてよ、キュゥべえ!!」 ゴオォッ!

――――
――


マミ「鹿目さんそれがどんなに恐ろしい願いかわかっているの?」

まどか「たぶん… ▽」

327: 2011/12/07(水) 17:54:41.05 ID:9C9qpOy30
マミ「未来と過去と、全ての時間で、あなたは永遠に戦い続けることになるのよ」

マミ「そうなればきっと、あなたはあなたという個体を保てなくなる」

マミ「氏ぬなんて生易しいものじゃない…」

マミ「未来永劫に終わりなく、魔女を滅ぼす概念として、この宇宙に固定されてしまうわ」

まどか「いいんです。そのつもりです」

まどか「「希望を抱くのが間違いだなんて言われたら」

まどか「私そんなのは違うって、何度でもそう言い返せます。きっといつまでも言い張れます」

マミ「……わかったわ」

マミ「あなたは希望を叶えるんじゃない」

マミ「あなた自身が希望になるのよ。私達、全ての希望に ▽」スゥ…

331: 2011/12/07(水) 17:58:30.24 ID:9C9qpOy30
TAS『後は全部ムービーなので、この時点が実質のクリアタイムになりますね』

TAS『最後の一足飛びの神になる契約については、本来1週目ではできません』

TAS『1周目はさやかが魔女化した後、キュゥべえから人類の歴史を見せてもらう必要があり』

TAS『その後の契約タイミングはワルプルギス襲来後の』

TAS『ほむらちゃんが魔女化しそうになるアニメと同じタイミングまで待たなければいけません』

TAS『ですが、杏子ちゃんに会う前にさやかちゃんが魔女化したのでバグで2週目以降に出る直接入力が出現』

TAS『また、魔法少女の真実を知っていたので、あのタイミングで願いを叶えることが可能になりました』

332: 2011/12/07(水) 18:02:09.46 ID:9C9qpOy30
TAS『さらに言えば、契約しようとしてもほむらが現れてキュゥべえを撃ち頃すパターンもありますが』

TAS『校門前イベントを回避したため好感度が低すぎて助けにはきてくれませんでした』

TAS『と、解説をしている間にまどかが自分のソウルジェム叩き割りましたね』


QB「鹿目まどか、これで君の人生は始まりも終わりもなくなった」

QB「この世界に生きた証も、その記憶も、もう何処にも残されていない」

QB「君という存在は、一つ上の領域にシフトして、ただの概念に成り果ててしまった」

335: 2011/12/07(水) 18:05:46.68 ID:9C9qpOy30
QB「もう誰も君を認識できないし、君もまた、誰にも干渉できない」

QB「君はこの宇宙の一員では、なくなった」

ほむら「何よそれ…」

ほむら「これがまどかの望んだ結末だって言うの?」

ほむら「こんな終わり方で、まどかは報われるの!?冗談じゃないわ!!」

ほむら「これじゃ、氏ぬよりも…もっとひどい…ひどい…」グスッ

336: 2011/12/07(水) 18:08:11.67 ID:9C9qpOy30
まどか「ううん、これでいいんだよ」パァァ

ほむら「まどか…」

まどか「今のわたしにはね、過去と未来…かつてありえた宇宙」

まどか「ありえるかもしれない宇宙、みんな見えるの」

まどか「だからね、全部わかったよ」

まどか「ほむらちゃんがわたしのために頑張ってくれたこと、なにもかも」

ほむら「……!」ポロポロ

338: 2011/12/07(水) 18:11:21.06 ID:9C9qpOy30
まどか「何度も泣いて、傷だらけになりながら…それでもわたしのために」

まどか「ずっと気づけなくてごめん…ごめんね、ほむらちゃん」

まどか「今のわたしになったから、本当のあなたを知ることができた」

まどか「わたしには、こんなにも大切な友達がいてくれたんだって。だから嬉しいよ」

まどか「ほむらちゃん、ありがとう。あなたはわたしの、最高の友達だったんだね」


TAS『いやぁー、いい話でしたねー』ネ?

340: 2011/12/07(水) 18:16:19.27 ID:9C9qpOy30
――――
――

ほむら(たとえ、魔女が生まれなくなった世界でも、それで人の世の呪いが消え失せるわけではない)

ほむら(世界の歪みは形を変えて、今も闇の底から人々を狙っている)

ほむら(悲しみと憎しみばかりを繰り返す、救いようのない世界だけれど)

ほむら(だとしてもここは、かつてあの子が守ろうとした場所なんだ)

ほむら(それを、覚えてる…決して、忘れたりしない)

ほむら(だから私は、戦い続ける)

341: 2011/12/07(水) 18:17:48.23 ID:9C9qpOy30
Don't forget.
忘れないでください。

Always, Somewhere,
いつもどこか、

someone is fighting for you.
誰かがあなたを求めて戦っています。

--As long as you remember her,
――彼女を覚えている限り、

you are not alone.
一人ではありません。

344: 2011/12/07(水) 18:20:44.89 ID:9C9qpOy30
TAS『最後までご愛読ありがとうございました』

TAS『もし、またの機会がありましたらどうかよろしくお願いします。それでは…』

――――
――


 =主人公:暁美ほむらの選択が可能になりました=

 =主人公:巴マミの選択が可能になりました=

 =主人公:美樹さやかの選択が可能になりました=

 =主人公:佐倉杏子の選択が可能になりました=

          -OSHIMAI-

345: 2011/12/07(水) 18:21:26.03 ID:AzKIy9Un0
よしここからが本番だな

 支 援

347: 2011/12/07(水) 18:25:39.21 ID:DJDx1qwtO
乙でした
荒れてる中最後まで書いたことが立派だと思います
また書いてね

432: 2011/12/07(水) 21:36:09.93 ID:9C9qpOy30
風呂なら俺が代わりに入った。お前は続きを書くんだ

487: 2011/12/07(水) 23:34:28.93 ID:9C9qpOy30
誰でもいい
さやほむEND後にマミ主人公の最速ハッピーエンドの構想を練っておくんだ

引用: TAS「魔法少女まどか☆マギカを主人公まどかで最速ノーマルエンド」