謎の料理押し

陸奥「松茸の土瓶蒸しでも作る？」

提督「うん、そうだな……」

長門「食べられるのか？」

提督「うん。最近ろくな物口にできてないからな。頼むよ」

陸奥「それじゃ、待っててね……すぐ持ってくるから」

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陸奥「お待たせ……はい」ｶﾁｬ

提督「……好い匂いだ。松茸の香りだな」

陸奥「そりゃあ、松茸作ったんですもの」


陸奥「とにかく、食べてみて」


提督「……いただこう」ﾊﾟｸｯ…


提督「…………」ﾓｸﾞﾓｸﾞ……




ここでむっちゃんの料理スキルコンマ判定


50以上でむっちゃん家事万能
49以下で似た者姉妹

あくまで大雑把なので細かな判定もあるます

↓３！ 頼むで！

ほいっとな

あっ（察し）

oh…

メシマズ鎮守府とか地獄やんけ

まずいだけで松茸に危険性はないからまあ、多少はね？

提督「…………」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

陸奥「……どう？」

提督「いや、まあ……うん、なんと言うか…………」ｸﾞｸﾞｸﾞ


提督「……すまん」ｶﾁｬ

陸奥「えっ？」

提督「……や、やはりまだ身体が拒否反応を起こしそうだ。まだ早いのかな」

陸奥「あら……そ、そう……ごめんね」

提督「……いや、大丈夫だが……」ﾓｸﾞﾓｸﾞ


提督「…………」ｸﾞｸﾞｸﾞｸﾞ


提督「……長門、水」

長門「ん？ ああ、わかった……」ﾎﾟﾝｯ


提督「…………」ｺﾞｸｯｺﾞｸｯｺﾞｸｯ…


提督「……心は伝わったぞ、陸奥……」

陸奥「……うん」

長門「……なあ今どんな」

陸奥「うるっさい！」ﾄﾞｰﾝ


妖精さん「病室では静かにしろや！！」ﾄﾞﾄﾞｰﾝ!




提督「…………一週間くらい延びそうかね」

陸奥「？」

提督「いや、こちらの話だ……」



陸奥「……そういえば」

提督「何だ？」


陸奥「↓３」

体拭くわよ

陸奥「身体、拭くわよ」

長門「……それも私が」

陸奥「たまには私にやらせてよ。あなた毎日やってるじゃない」

長門「……むー」ﾎﾟｲ

陸奥「ありがと。さて、提督？」


提督「ん、ああ。頼む」ﾖｲｼｮｯﾄ

陸奥「あれ、身体起こしていいの？」

提督「少しくらいなら構いはしないだろう」

陸奥「……そう」ｺﾞｼｺﾞｼ


陸奥「……やっぱり汗凄いわね」

提督「……下着が変えられないから少し嫌だな」

長門「だから、下着も私が変えるのに……」

提督「」ｷﾞﾛｯ


陸奥「……まあ、それはいいけれど」


陸奥(……身体、おっきいわね…………)


陸奥(がっしりして……固い……軍人さんだからやっぱり鍛えてるのかなぁ……)ﾌﾟﾆｯ


提督「……陸奥、身体拭くのはどうした」

陸奥「…………！！」ﾊｯ


長門「そうだぞ陸奥。やる気がないなら私に交代しろ」



陸奥「↓３」

なんと運５の陸奥さんはふらついた提督に押し倒された！！

提督「……陸奥？」

陸奥「あ、あは……」



提督「……っと、と……おおぅ」ｶﾞﾀｯ

陸奥「えっ、提督……？」

提督「目眩が……うっ」ｸﾞﾗｯ

陸奥「大丈夫！？ ていと……」ｸﾞｯ

提督「…………！」ｶﾞﾀｰﾝ!






長門「…………！！」



陸奥「…………」/////

提督「……なんだ……む、陸奥」ｶﾞｯｼｰﾝ



提督「……悪気は無い……無いんだうん。不慮の事故……すぐ退く」ﾊﾟｯ…



陸奥「↓３」

だ、大丈夫。　別に悪い気はしませんでしたし（ど、どうしよう、心臓ドキドキしてまともに顔見れない！）

陸奥「……だ、大丈夫……別に悪い気はしませんでしたし……」ﾌﾟｲｯ

提督「そうか……すまなかったな」ｽｯ


陸奥「え、ええ……じゃあ、私は」ｶﾞﾗｶﾞﾗ

提督「……もう行くのか」

陸奥「ええ。早く良くなってね、じゃあ」ﾊﾞﾀﾝ



提督「…………やはり嫌だったかな。あれは」

長門「……本当にそう思ってるのか？」

提督「…………」

長門「少なくとも私はああされたいぞ」

提督「お前と陸奥は違う」

長門「……そうとも言いきれないがな」

提督「…………」


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陸奥「─────────！！」ﾀｯﾀｯﾀｯ


陸奥(……どうしよう、逃げちゃった……)

陸奥(……あんなことされるなんて……)////


陸奥(ま、まだ心臓がドキドキしてる……)////



陸奥(……暫くお見舞いにはいけそうに無いわね……前で普通を装える自信がないわ……)////



陸奥(…………)//////



陸奥(……でも、提督、なにか誤解してなきゃいいけど…………)


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長門「……提督、水はいるか？」

提督「大丈夫だ、一人で取れる」ｽｲｯ

長門「…………」


長門「──それじゃ、身体を拭く…………」

提督「それもさっき自分でやった」

長門「…………」ｼｭﾝ


提督「……私は、お前がいてくれるだけでいいんだ」

長門「……だがしかし」

提督「どんな世話より、ずっとそれが嬉しい」

長門「…………」


提督「……妖精さんによると、そろそろ立っても構わないらしい。足のリハビリも早くやらんとな」

長門「……」


長門「↓３」

抱きつく

あなたに、何か報いたいのです。何でもいいからお役に立ちたいのです

長門「……貴方に、なにか報いたいのだ」

提督「…………」

長門「何でもいい。何か提督の役に立ちたい」

提督「……だから、私はお前がいるだけで」

長門「詭弁だな。それは暗に私には何もするなと言っているようなものだろう？」

提督「……そんなことは無いが」

長門「確かに、間違いを犯すやもしれん。だがしかし」

長門「……それでも、貴方の為に何かをしたいと思うのだ……」


長門「……それが例え自己満足であっても、だ」

提督「…………」



提督「……なら、お前に頼みがある」

長門「………何でも言ってくれ」


提督「……私が退院したら、パーティーを開こう」

提督「……その時の料理を、作ってくれ」

長門「…………」

提督「お前の料理を、もう一度食いたい」


提督「流石にフグは出すなよ───とは、笑えないかな、すまない」


提督「どうだ、請け負ってくれないか」



長門「↓３」

BIG７の力・・・侮るなよ！

長門「BIG７の力、侮るなよ……！」

提督「……うん、好い返事だ。期待してるぞ」

長門「……だから、早く治して、戻ってきてくれ……」

長門「……いや、練習の時間も欲しいか？ ならば出来るだけ……」

長門「いやいや、それでは本末転倒じゃあないか……うう」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ


提督「……そう気負わずともいい。私は、お前はやればできると信頼してる」

長門「……」

提督「……確信してる。と言い換えてもいいな」


長門「……その期待に、必ずや応えてみせる」

提督「うん。頑張れ」ｽｯ


長門「……ああ！」ｷﾞｭｯ

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最高に素敵なパーティーになるといいよね！


次回：提督「安価で艦娘を愛でる」比叡「お姉様は譲りません！」【７】