1:◆ANRdHn0Tts   2013/10/31(木) 21:15:45.18 ID:LOfeaUajo
提督「…………」

白雪「特型駆逐艦を舐めないで下さいませ。きっと司令官を満足させてみせますよ」

提督「いや、舐めてないが……」


提督「白雪……お前、そう全面に出てくるタイプだったっけか?」

白雪「これは『戦争』ですから。うかうかしてると負けてしまいますものね」

提督「……終わらせるつもりもないがな」




白雪「……どうして司令官は、身をお固めにならないんですか?」

提督「そうだな、機会が来れば話すかな────」


シリーズ最初から:提督「安価で艦娘を愛でる」
シリーズ:提督「安価で艦娘を愛でる」シリーズ 

最初から:提督「安価で艦娘を愛でる」比叡「お姉様は譲りません!」
前回:提督「安価で艦娘を愛でる」比叡「お姉様は譲りません!」【8】
艦隊これくしょん -艦これ- おねがい!鎮守府目安箱 1 (電撃コミックスNEXT)

18: 2013/11/01(金) 16:08:16.11 ID:PWqAyT24o
登場艦娘のおさらい!

・瑞鳳
祥鳳型航空母艦二番艦。
提督に格納庫をまさぐられたいと思っている乙女。
瑞鶴とは提督を巡って対立したこともあるが、今では立派な友人である。

・瑞鶴
翔鶴型航空母艦二番艦。
瑞鳳とは提督を巡って対立したこともあった。
しかし、様々な運命の悪戯もあって(主に一航戦のせい)、今では友人として提督を競っている。
翔鶴を姉にもつ。

・加賀
加賀型航空母艦一番艦。
五航戦に恨みがあるのかは知らんが瑞鶴をずっこけさせた。


・榛名
金剛型戦艦三番艦。
何を血迷ったか提督に夜這いをかけた。
その結果反省部屋に閉じ込められる羽目になったが、それを脱出。
最終的には翔鶴に諭され、正気に戻った。

・翔鶴
翔鶴型航空母艦一番艦。
正妻戦争には当初参加しないつもりでいたもの、瑞鶴の後押しもあって参戦を決意する。
その性格もあってか、提督からの信頼は厚い。

19: 2013/11/01(金) 16:17:58.55 ID:PWqAyT24o
・長門
長門型戦艦一番艦。
提督に恩返しと称し、鉄砲鍋を振る舞った。
結果見事にあたり、提督に氏の狭間をさ迷わせることとなる。
反省、というか絶望するが、提督の言葉で立ち直り、鳳翔に料理を教えてもらった。
今ではその鳳翔を凌ぐ料理上手になり、提督復活パーティーの際作った料理は赤城にも好評だった。

・陸奥
長門型戦艦二番艦。
提督と火遊びしたいと思っている。
料理の腕は長門とどっこいだった(今ではぶっちぎりで下)。
しかし乙女度はこちらの方が上だと思う。

・鳳翔
鳳翔型軽空母艦一番艦。
鎮守府内で【居酒屋 鳳翔】を経営している。
最古参の艦娘のうちの一隻であり、提督とは昔からの付き合い。
現状、正妻戦争からは一歩引いているが……

・赤城
赤城型空母艦一番艦。
大食らい。
フグごときではビクともしなさそうな胃袋を持っている(本人談)。

20: 2013/11/01(金) 16:22:12.70 ID:PWqAyT24o
・隼鷹
飛鷹型航空母艦二番艦。
大酒呑み。
提督とはよく呑みに行く仲らしい。
鳳翔との会話の中で、自分が提督の事を異性として好きだと改めて確認。
恐らくこれからはただヒャッハーするだけではなさそう。

・飛鷹
飛鷹型航空母艦一番艦。
隼鷹の姉。
提督のことは信頼及び尊敬の対象。
少なからず好意も持っているが、彼女が戦争に参加するかどうかは安価次第。

・朝潮
朝潮型駆逐艦一番艦。
とても生真面目。
提督にワカメ酒を呑ませたいと思っている。

83: 2013/11/01(金) 20:05:01.34 ID:PWqAyT24o
______________

___________

_______

那珂「那珂ちゃんはみんなのアイドルだから、誰かと付き合うなんて言語道断!」

提督「……お前はそれを言いにわざわざ見舞いに来たのか?」ボロッ

那珂「一応確認の為ね! 提督が何か勘違いしてたらいけないし……」

提督「……いや、アイドルならそれが普通だろう」

那珂「むー……」


那珂「……で、でも……那珂ちゃん、提督のためならアイドルやめても……」

提督「お前からアイドル引いたら何が残る」

那珂「ああっ!? 提督ひどい!!」

提督「静かにしてくれ、傷口に響く」

那珂「うー、扱いがぞんざいだよー……」

提督「……いや、静かにしてないと……」

妖精さん「オラァ!!」ガターン!

那珂「!?」ビクッ

提督「……言わんこっちゃない」




提督「……で、用は済んだか?」

那珂「全然!? 大事なこと伝えるの忘れてた!!」


那珂「↓3」

85: 2013/11/01(金) 20:08:04.86 ID:bJze16zSo
名探偵那珂ちゃんが犯人探しをしてあげます

90: 2013/11/01(金) 20:16:23.31 ID:PWqAyT24o
那珂「名探偵那珂ちゃんが犯人探しをしてあげます!」

提督「いや、もう犯人は知ってる」

那珂「えっ」

提督「そもそも龍田、見舞いに来てる。きちんと誤解も解いたし、謝罪も聞いた」

那珂「…………」

提督「そんでもって、俺も許した──と言うか、事の顛末を話した。きっと私といれ代わりで青葉が送られることだろう」

那珂「…………」

提督「……で、話はそれだけか?」

那珂「ううううう…………」

那珂「ま、まだ話が……」


妖精さん「面会時間は終わりだオラァ!!」バタン

__________

_______

____

那珂「うう……やっぱり那珂ちゃん、不遇だよ……」

那珂「でも、これを乗り越えてこそ明るい未来が待ってるはず!」



那珂「よーし、↓3しちゃうよー!」

93: 2013/11/01(金) 20:18:23.39 ID:C+ypQ8Edo
青葉の身代わりで解体

102: 2013/11/01(金) 20:38:49.03 ID:gncKvcRQo

那珂「……」

那珂「あれ!?」

那珂「何で私!?」


那珂「……ちょ、アイドルは解体されない設定じゃ……」

那珂「…………」


那珂「……しょうがない、腹を括るしかないかぁ……」

那珂「青葉ちゃんにも悪いもんね……」



那珂「………さらば、鎮守府……」



那珂「さらば、提督!」





「那珂ちゃんのことは、永遠に忘れないでね!!」







提督「……いや、青葉はしばらく反省部屋に送り込むだけのつもりだったが……あいつ何勝手に……」





那珂【再起不能(リタイア)】

105: 2013/11/01(金) 20:41:51.84 ID:gncKvcRQo
那珂ちゃんはみんなの心の中に生き続けるのです
那珂だけに



うん? 外が騒がしいな、見てこよう




次の視点

↓4

74: 2013/11/01(金) 19:54:05.44 ID:sfqc7iTdo
スク水五十鈴改二

116: 2013/11/01(金) 21:12:56.00 ID:gncKvcRQo
__________

_______

____

五十鈴「提督? 来てあげたわよ!」バタン

提督「……五十鈴か……」ガタッ

五十鈴「…………え、ええ」


提督「……その姿は何だ」

五十鈴「……何かしら? べ、別に五十鈴が何来てようと関係ないじゃない!」

提督「……それもそうだな」

五十鈴(あっれー、何だか反応が薄い……?)

五十鈴(せっかく意を決してこれ(スク水)着てきたってのに……)////

五十鈴(……いいえ、全く興味がない、わけでもないはず!)


提督「……どんな格好しようと勝手だが……風邪はひくなよ」



五十鈴「↓3」

119: 2013/11/01(金) 21:15:48.31 ID:LkmVEnXmo
提督、マッサージしてさしあげますよ♪

123: 2013/11/01(金) 22:03:29.40 ID:PWqAyT24o
五十鈴「提督、五十鈴がマッサージしてあげるわ」////ムニュ

提督「…………」

五十鈴「こ、凝ってるところはない? 遠慮しないでいいのよ?」////

提督「……おい五十鈴」

五十鈴「ほら、どう? 気持ちいい?」ムギュムギュ

提督「五十鈴っ!!」

五十鈴「!」ビクッ


提督「……止めてくれ、お願いだから」

五十鈴「……そん」

提督「お願いだ、止めてくれ……頼む」

五十鈴「……どうして……」

提督「この通りだ。だから……」



五十鈴「↓3」

126: 2013/11/01(金) 22:05:49.41 ID:pjf/c2S/o
テーレッテードッキリ大成功

127: 2013/11/01(金) 22:11:52.82 ID:PWqAyT24o
五十鈴「……テーレッテレー」

提督「…………」

五十鈴「ど、ドッキリ大成功ー」ニパー

提督「…………」

五十鈴「ドッキリだったのよ! これは!」

提督「…………」

五十鈴「だ、だから司令官……」

提督「…………」

五十鈴「……お、怒ってる……?」

提督「…………」

五十鈴「…………」ガクガク



提督「……はぁ、もう戻ってくれ……」

五十鈴「は、はい……」ブルブル


提督「…………」ハァ


─────────────────

──────────────

─────────

五十鈴「────それにしても」

五十鈴「やっぱり、あの怯えかたは異常よね」

五十鈴「五十鈴が嫌われてるだけなのかしら……」


五十鈴「それとも…………」

____________

_________

______

129: 2013/11/01(金) 22:13:35.75 ID:PWqAyT24o
きっと提督の心を開かせたら長編終わるんだろうなぁ

ぶっちゃけ鳳翔さんが全部知ってる雰囲気だからそれで全部片が付きそうなんだよなぁ



まあいいや

次視点

↓3(五十鈴連チャンでも可)

132: 2013/11/01(金) 22:15:43.96 ID:dQkPgR6C0
扶桑姉様

134: 2013/11/01(金) 22:42:47.41 ID:PWqAyT24o
________
_____
___

山城「……扶桑お姉様」

扶桑「なあに? 山城」

山城「……本当に、やるのですか? それ……」

扶桑「ええ。こうでもしないと……勝ち目はないわ」

山城「……私は、扶桑お姉様の恋路を真剣に応援したい、とは言いましたが……」

山城「お姉様にそこまでさせなくては手が届かないのであれば、諦めてくださいと言わざるを得ません……」

扶桑「駄目よ山城。恋は戦争、下手な躊躇は命取りよ……」



山城「……とは言うものの、やはり↓3するのはやりすぎでは……」

137: 2013/11/01(金) 22:49:42.94 ID:gPjGeBzqo
夜這い

142: 2013/11/01(金) 22:59:22.51 ID:PWqAyT24o
扶桑「既成事実を作らなくては……」

山城「何がお姉様をそこまで駆り立てるのでしょう……」

扶桑「……不幸な私でも、提督と結ばれたい」

扶桑「他の娘に敵わないと心のどこかで分かっていながら、認めたくない」


扶桑「ただの悪足掻きよ。付き合わせてごめんね、山城」

山城「……何を仰いますお姉様……」

山城「お姉様は結ばれますよ。絶対」

扶桑「……ありがとう、山城……じゃあ、行ってくるわね」




提督「ほーぅ、どこへだ」

扶桑「」

山城「」



提督「話は全て聞かせてもらったぞ……何か弁論はないかな?」



扶桑「↓4」

146: 2013/11/01(金) 23:09:06.47 ID:pmtTypwno
……お覚悟!

164: 2013/11/02(土) 14:03:49.76 ID:JI8KFxnTo
扶桑「……お覚悟!」ガバッ

提督「っっ……!!」



山城「お姉様……」

扶桑「…山城……」

山城「扶桑お姉様……ご武運を!」タッタッタッ



扶桑「……ごめんね、ありがとう、山城……」

提督「開き直ったか、扶桑……」

扶桑「…………」

提督「そこまでして反省部屋に入りたいか?」ドドドド

扶桑「ひ、ひっ!」ビクッ


扶桑(だ、駄目! ここで退いたら、千載一遇のチャンスが……!)



扶桑(……でも、これで……既成事実をつくって、提督と結ばれて……私はそれでいいのかしら……)

扶桑(……提督…………山城……)



提督「……扶桑、私から離れてくれ」

扶桑「…………」

提督「提督の命令だ。逆らってくれるなよ……」


扶桑「↓2」

166: 2013/11/02(土) 14:14:35.55 ID:RiJmx5NRo
提督は私が不幸のままでもいいんですか!

167: 2013/11/02(土) 14:29:23.57 ID:JI8KFxnTo
扶桑「提督は私が不幸のままでもいいんですか!!」

提督「…………」

扶桑「もう私は、私は……こうするしか……!」

提督「…………」



提督「……扶桑」

扶桑「……何ですか!」

提督「すまない」

扶桑「…………えっ」


提督「……私はお前の幸せより、自分の事を優先する人間だ」

扶桑「…………!!」

提督「私だってお前を幸せにしてやりたい。が、お前と結ばれる訳にもいかんのだ」

扶桑「……提督、は……どうして」

提督「どうして、か……」



提督「…………とにかく、退け」

扶桑「嫌です!」

提督「退くんだ」

扶桑「絶対に、退かない……!」


提督「……よくもまぁ、こんなゲス相手に執着出来るものだな」

扶桑「…………」

提督「……私はお前らを思って拒絶している、どうか判ってくれ」

扶桑「……どうして……」

提督「またどうしてか。答えられんな」

扶桑「……提督」

提督「…………スキあり」グイッ

扶桑「……えっ、えっ……ああっ!」バターン



提督「……こんな力業、本当はしたくなかったが……」

扶桑「…………ううっ…」

提督「……悪いな扶桑」バッ…


扶桑「あっ……待って! いかないで!」

提督「」スタスタ…



扶桑「↓2!」

169: 2013/11/02(土) 14:32:11.61 ID:1gzoEH2Po
ガチ泣き

170: 2013/11/02(土) 14:47:40.75 ID:JI8KFxnTo
扶桑「………て、提督……」グスッ

扶桑「ううううっ……ううっ」ヘナヘナ

扶桑「うああああっ……ああっ……!」


扶桑「ああああああ……!!」


提督「…………」

提督「…………」



山城「扶桑お姉様!? どうなされたのですか!?」ダダダダ

扶桑「やま、しろぉ……!」ギュッ

山城「ふふふ扶桑お姉様!? ……泣いて、おられるのですか」


山城「……提督」

提督「…………」


山城「……お姉様を泣かせたのは、貴方ですね?」

提督「……そうだな」

山城「……何があったのでしょう。納得のいく説明をお願いします」

提督「……扶桑を、拒絶した」

山城「…………そうですか」

提督「…………」




山城「↓2」

172: 2013/11/02(土) 14:52:33.98 ID:O71JM7nv0
この恨み晴らさでおくべきか

176: 2013/11/02(土) 15:13:42.04 ID:JI8KFxnTo
山城「……恐らく、今回の件はお姉様が悪いのでしょうが……」

山城「後でちゃんと謝ってくださいね。提督も断り方が酷いですよ」

提督「……自覚していたさ。だが、あの位やらないと話を聞いてもらえそうに無かったからな」

山城「…………」


山城「お姉様は、貴方のことが大好きです」

提督「知ってる」

山城「……提督は、お姉様のことは────」

提督「大事に思っている、好きか嫌いかなら、好きの部類に入るだろうな」

山城「……なら、受け入れて────」

提督「それがそうも言ってられん」

山城「何でですか! 確かに今回は方法が悪かったのでしょうが、きちんと話し合えば────」

提督「……考えを改める気も無い。扶桑には悪いがな」

山城「─────見損ないましたよ」

提督「存分に見損なえ」

山城「……何が提督をそうさせたのでしょう」

提督「……さあて、な」


山城「……行きましょう、お姉様……」

扶桑「で、でも……」チラッ

山城「行くんです、さぁ」ズイズイ

扶桑「あっ、あっ…………」


提督「……扶桑、すまなかった」

提督「……山城もな」

山城「…………」


提督「……本当に、すまない」

提督「…………畜生」ドン!

_____________

__________

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扶桑「ねぇ、山城……」

山城「はい、お姉様」

扶桑「……あの人、提督────」

扶桑「ずっと、声が震えてたわ」

山城「…………」

扶桑「あの人、本当は─────」

山城「……ええ」

扶桑「何があの人をああさせたのでしょう……」
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179: 2013/11/02(土) 15:16:57.36 ID:JI8KFxnTo
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那珂「……ぷはぁっ! 那珂ちゃん、ふっかーつ!」

提督「…………」

那珂「いやー、提督が直々に那珂ちゃんを助けるなんて、やっと見直した?」

提督「……お前がいないと、鎮守府が静かで敵わん」

那珂「……えへっへ、そういうことにしといてあげるー!」


提督「……まあ、いろいろ言ってすまなかったな……ここにはお前が必要だ。二度と解体、だなんて思うなよ」

那珂「勿論! 那珂ちゃん、これからもっともっと活躍しちゃうから!」

提督「……いい返事だ」

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180: 2013/11/02(土) 15:18:35.59 ID:JI8KFxnTo
正直提督さんの過去は明かされたらきっと拍子抜けしちゃうと思うのね


ヒントらしき物を言うとすると、この長編さいわゆる【過去編】の位置付けなのね



次の視点いくよ

↓3

181: 2013/11/02(土) 15:19:32.54 ID:WGLTiv6I0
那珂ちゃん救済きたか 那珂ちゃんはウザイって理由だけでただいじめられるだけってのはなんか筋違いだからな 普通に那珂ちゃん好きな人だっているわけだし

次回:提督「安価で艦娘────」白雪「愛でられてください」【2】


引用: 提督「安価で艦娘────」白雪「愛でられてください」