187: 2013/11/02(土) 15:33:25.67 ID:JI8KFxnTo


シリーズ最初から:提督「安価で艦娘を愛でる」
シリーズ:提督「安価で艦娘を愛でる」シリーズ 

最初から:提督「安価で艦娘────」白雪「愛でられてください」
前回:提督「安価で艦娘────」白雪「愛でられてください」

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艦隊これくしょん -艦これ- おねがい!鎮守府目安箱 1 (電撃コミックスNEXT)
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龍田「~~♪」スタスタ

提督「なんだ、ずいぶんご機嫌だな」

龍田「あっ、提督~。もう退院したんですか~?」

提督「ああ。流石に何回もパーティーやられたらこっちも困るから、連絡は寄越さなかったが」

龍田「本当にごめんね~? よく話を聞いていれば……」

提督「構うな。悪いのは三流のパパラッチだ」

龍田「あ~、そういえばその例の娘、私が『お仕置き』してから見てませんね~?」

提督「しばらく反省部屋に閉じ込めることにした」

龍田「……それだと温すぎません~?」

提督「……お前がやり過ぎなくらい痛め付けたからな」

龍田「~~☆」ニコッ



龍田「あ~、そうそう提督?」


龍田「↓2」

189: 2013/11/02(土) 15:39:48.27 ID:kR40XtAHo
あの一件以来おかしくなってない?

192: 2013/11/02(土) 16:01:43.67 ID:JI8KFxnTo
龍田「やっぱり、あの一件以来、何かおかしくなってない~?」

提督「あの一件……ああ……そう見えるか?」

龍田「ええ、何と言うか……雰囲気が」

提督「……流石にあれを聞いて平常心でいられる程感情が無いわけではないんでな」

龍田「……それだけかしら~?」

提督「これ以上は言えんな。特にお前が相手だとすぐにボロが出そうで怖い」

龍田「うふふ、誉め言葉と受け取っておくわ~♪」

提督「……」




提督「私としては変わったようなつもりもない。あの一件は凄まじかったが、それだけだよ」

龍田「…………」

提督「お前が私がおかしいと思うようになったのなら、きっとそれは…」


提督「……もう私が提督でいるのも潮時、ということなのかもしれんな」

龍田「……話が飛躍してません~?」

提督「いや、きちんと段階も順序も踏んでいる。その上での話だ」

龍田「……だとしても、どうして提督を辞める、などと……」

提督「……そうだな、私が本当に辞める、という事になったら話そうかな」


龍田「…………」





龍田「↓3」

195: 2013/11/02(土) 16:07:24.52 ID:2OqwxOUNo
暴動が起こるかもしれないわね~

197: 2013/11/02(土) 16:23:34.47 ID:JI8KFxnTo
龍田「暴動が起きちゃうかもしれないわね~?」

提督「情景が脳裏に浮かぶな」

龍田「というか起こすわ~」

提督「お前が火種になるってことも予測できる」


龍田「……それでも、いいの~?」

提督「良くないが……仕方あるまい」

龍田「仕方ないって……何が仕方ないの」

提督「……こちらにも色々とあるのだよ、色々と……」

龍田「逸らさないで頂戴?」

提督「……これだからお前は怖いんだ」

龍田「うふふ~♪」


提督「……いや、怖いのはお前だけじゃあ無いな。私はお前ら全員怖いよ」

龍田「……提督ってば、『嫌い』じゃなくて『怖い』なのね~?」

提督「言っておくが対女性恐怖症、とかではないぞ。勘違いはしないでもらいたい」

龍田「まぁ……だったら、こんな仕事には就かないわよね~?」

提督「……『怖い』もやや語弊があるのかな」

提督「本当に怖いのは、自分なのかもしれない」

龍田「あらぁ~」ニヤニヤ

提督「……お前が思ってるような陳腐な妄想の話、じゃあないぞ」

龍田「判ってますよ~?」

提督「……話し過ぎたな。もう言うようなことは無いぞ」

龍田「……今は黙ってても、どうせ近い将来、全部解明すると思いますけどね~?」

提督「……そうだな」フッ



提督「……その時は、私は……」

提督「……受け入れるのかなぁ。お前らを」ハァ


提督「……ではな、龍田。天龍にも宜しく伝えておいてくれ」



龍田「↓3」

198: 2013/11/02(土) 16:25:12.51 ID:WGLTiv6I0
はい~ 天龍ちゃんに提督はメイド服が好きと伝えておきますね~^^

202: 2013/11/02(土) 16:34:21.53 ID:JI8KFxnTo
龍田「はい~! 天龍ちゃんに、『提督はメイド服が好き』って伝えておきますね~♪」

提督「……龍田」

龍田「それでは、また~♪」スッタタタ…

提督「…………」



提督「……やっぱりあいつが一番怖い」

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次視点の娘
見たいシチュも併記してると、拾われるかもしれないのね、きっと

↓3

205: 2013/11/02(土) 16:37:40.26 ID:uTMKdOa2P
ヒャッハー デート

207: 2013/11/02(土) 16:48:16.16 ID:JI8KFxnTo
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隼鷹「よ、よーっす、提督ー!」バタン

提督「……隼鷹か」

隼鷹「あ、あのさ……出掛けない?」

提督「うん、いいな。やっと酒も解禁された事だ。それでは────」

隼鷹「あ、あー……酒呑みに、じゃなくて……」

提督「……うん?」

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飛鷹『きっと、提督はあなたが恋心を抱いてるってことすら気づいてないはず』

飛鷹『関係がいい呑み仲間のままでいるうちは、論外よ論外!』

飛鷹『とにかく、みんなと同じ土俵に立たなきゃ!』

飛鷹『そうね、デートか何かに誘って、その勢いで告白しちゃいなさい!』

飛鷹『くれぐれも呑まないようにね!』

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隼鷹(うー、ミスったぁ……! 誘いの口上全然考えてなかったぁ……!!)


提督「……酒以外なら、何がある。お前と私でだろ……?」


隼鷹(ええい、ままよ!)



隼鷹「↓3!」

208: 2013/11/02(土) 16:49:08.87 ID:WGLTiv6I0
みんなが見てないところで2人っきりで飲みたいの!

212: 2013/11/02(土) 17:09:30.26 ID:JI8KFxnTo
隼鷹「みんなが見てないところで二人っきりで呑みたいの!」

提督「……はぁん」

隼鷹(……あ、飛鷹に呑むな、って言われてたけど、ついノリで……ま、いっかぁ)

提督「……じゃあ、鳳翔のところじゃあなく、外に行くか」

隼鷹「えっ、今から!?」

提督「昼間から酒を呑んで何が悪い」

隼鷹「……それもそっかー」

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【どこかの通り】

提督「……ここら辺はあまり良く知らない。もし店が無かったら……」

隼鷹「いやー、探せばあるっしょー」

提督「そうだな。それに無かったら無かったで、私の部屋で酒を買って呑めばいい」

隼鷹(……あれ? そっちの方が魅力的じゃね?)

隼鷹(いやいや……本来の目的はデートだってば……)



提督「……まぁ、時間はたくさんある。のんびり行こうか」



隼鷹(……そうだった、デートならデートらしいことしなきゃ……)

隼鷹「……あたし、あの店気になんなぁー!」ユビサシ

提督「……どの店だ?」

隼鷹「ほ、ほらあそこあそこ!『↓3』って看板のお店だよ!」

213: 2013/11/02(土) 17:10:54.37 ID:WGLTiv6I0
バー如月 その下にまだまだ未熟ですが頑張りますって書いてある

216: 2013/11/02(土) 17:44:52.32 ID:JI8KFxnTo
提督「…………」

隼鷹「あ、あれ……?」

提督「お前本当にあの店が気になるのか……?」

隼鷹(しまった……! 焦って、良く見ずに適当に言っちまったぁ……!)

隼鷹「いや、あれは……あの」

提督「……おい隼鷹」

隼鷹「は、はいっ!!」

提督「色々と突っ込みたいところがあるが……まぁいい」

提督「…………このまま帰るか? 勿論、酒は無しで」


隼鷹(うわぁ……怒ってる……)

提督「…………」


隼鷹「う、う……」


隼鷹「↓3」

218: 2013/11/02(土) 17:46:57.26 ID:WGLTiv6I0
ほ、本当は、提督と2人で、デートに行きたかったんです と白状

222: 2013/11/02(土) 18:11:38.51 ID:JI8KFxnTo
隼鷹「ほ、本当は……提督と二人でデートしたかったんだよ……!」

提督「…………」

隼鷹「だからさ、あのさ、ご、ごめんな」

提督「……そうならそうと早く言えば良いものを」

隼鷹「…………」

提督「まぁ……二人きりで酒を、と聞いた時から既に予測できていた……がな」

隼鷹「あ、そ、そうなの……」


提督「……そうか、お前も私のことを……」

隼鷹「!!」

提督「……なーんでお前ら、俺なんかに惚れるんだろうな……」ボソッ…

隼鷹「……俺?」

提督「おっと……失言だ」

提督「そうだな……デートはまた誘ってくれ。私はやることができた」

隼鷹「え?」


提督「許可なくバーを開いたりしてる奴がいるのでな……」ゴゴゴゴ

隼鷹「ああ……」


提督「……だから悪いな。その代わり、事が終わったら呼びに来る。私の部屋で、呑み明かそう」


隼鷹「↓3」

223: 2013/11/02(土) 18:14:44.40 ID:McIt6P5Do
風情がないわね
でも悪くない

227: 2013/11/02(土) 18:28:35.10 ID:JI8KFxnTo
隼鷹「風情がねぇなぁ……」

隼鷹「……でも、悪くないかもな」ニヤッ

提督「……そうか」


隼鷹「……そんじゃ、待ってるぜ……早く戻って来てな」

提督「大丈夫だ。そう時間かかからんだろう」

隼鷹「……酒、忘れんなよ」

提督「大丈夫だ」



隼鷹「……じゃあな」

提督「ああ」

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隼鷹「~~♪」ルンルン

隼鷹「~~♪……~……あれっ」


隼鷹「……そういや、あたしが提督に惚れてるって……バレちゃったじゃん!!」

隼鷹「うああああー! 恥っずー!!」////


隼鷹「……いや、当初の予定は果たせた……んだろうが」


隼鷹「それでも恥ずいもんは恥ずいわー!!」ダダダダ////


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ちなみに如月は反省部屋送りになった

青葉は『仲間ができた』と嬉しそうだ

次回:提督「安価で艦娘────」白雪「愛でられてください」【完結】


引用: 提督「安価で艦娘────」白雪「愛でられてください」