45: 2013/11/03(日) 12:14:22.34 ID:B9X3jMDDo

シリーズ:長門「ながもん荘だ!」シリーズ 

最初から:長門「ながもん荘だ!」

___________

_______

____

提督「……」コンコン

長門『ああ、入るがいい』

提督「失礼する……っっ!?」ガチャ

長門「おっと……少し散らかっているが気にするな」

提督「……『少し』か、それは」


提督「布団は敷きっぱなし、脱いだ服は脱ぎっぱなし……ゴミ箱を見るにご飯は出来合いで済ませてるとみた」

提督「……まぁ、ゴミで散らかってないだけまだマシなものの……うわ、下着だ」

長門「ば、馬鹿! 何見てる!」バシン!

提督「……見られたくなきゃしまえよ……おいおい、足の踏み場も無いじゃないか」

長門「…………気にするな」

提督「気にするわ、流石に……」


提督「とにかく、こんな部屋じゃどううようもない。片付けようか」

長門「えっ!?」


提督「手伝う……手伝うってのもおかしな話だが、まあ手伝う」


長門「あっ、あっ……」アタフタ


提督「取り敢えず俺は食器やるから、長門さんは見られたら困るもの纏めておけ」

長門「わ、判った……」
艦隊これくしょん -艦これ- おねがい!鎮守府目安箱 1 (電撃コミックスNEXT)
46: 2013/11/03(日) 12:21:26.08 ID:B9X3jMDDo
【三時間後】

______________

____________

_________

提督「…………ふぅ、このくらいかな」

長門「……おおっ、私の部屋はここまで広かったのか……!」

提督「管理人以前に自分の部屋管理できなくてどうするんだ、と……」


提督「……ったく、俺の部屋は綺麗だったのに何だこの差は」

長門「ああ、それはきっと陸奥の仕業だな」

提督「……陸奥?」

長門「私の妹だ。たまに様子を見に来てはちょっかいをかけてくるのさ」

長門「きっと戯れに掃除でもしたのだう」

提督「…………ふうん」


提督「さて、料理を作りに来たはいいが……冷蔵庫には」パカッ


提督「何もない」


長門「…………」


提督「これじゃ何も作れないな。それじゃ、俺はこれで」

長門「……」つサイフ

提督「……どうしろと」


長門「食材を買うので、一緒にお買い物に付き合ってほしい」

提督「……一人で」

長門「何を買えばいいのか判らんのだ…」


提督「…………」


提督「全く、仕方ない管理人だ」バッ

長門「やった!」



提督「スーパーまで案内頼むぞ」

長門「任せておけ!」

______________

__________

______

47: 2013/11/03(日) 12:27:56.85 ID:B9X3jMDDo
【近くのスーパー】

長門「……で、何を作るつもりだ?」

提督「台所みた限り、米ももう無かったからな……焼きそばでも作る」

長門「焼きそばか! 欲を言えばもっと豪勢な食事が良かったが」

提督「どの口が言ってるんだよ」

長門「……作ってくるだけ、有り難いよな」



提督「……ああ、それと……」

長門「何だ?」


提督「然り気無く手を繋ごうとするんじゃない」

長門「いいではないか、別に」

提督「何で繋ぎたがる」

長門「手が冷えて仕方ないからな。もう秋だし」

提督「…………」


長門「別に減るものではあるまい? それとも、握られて困ることでもあるのか?」


提督「……え、マジでそれが本心なのか」

長門「それ以外に何がある?」キョトン


提督「…………」



提督「↓2」

48: 2013/11/03(日) 12:33:44.30 ID:cKgEmpFNo
無言で握る

50: 2013/11/03(日) 12:54:40.99 ID:B9X3jMDDo
提督「…………」ギュッ

長門「……♪」


長門「……実は夢だったんだ、こういうの」

提督「夢か」

長門「こうやって、買い物するのがな」

提督「……そうかい」

長門「……暖かいな」

提督「そうだな」

____________

_________

_____

提督「…………」ジャージャー

長門「ふむ、見事な腕前」

提督「普通だ」

長門「いや、私にとっては素晴らしく映る」

提督「…………」




提督「……できたぞ」コトッ

長門「……そうか! 美味しそうだな!」


提督「……じゃあ俺はこれで」

長門「おいおい、お前も一緒に食べるのだぞ?」

提督「はぁ……?」


長門「当たり前だろうが。お前が作ったのにお前が食べずにどうするのだ」

提督「……お前の分しか作ってないが」

長門「それなら私の分を分けよう。とにかく、座れ」

提督「…………」




長門「頂きます」

提督「頂きます……」ハァ


長門「……うん、美味いな」スルスル

提督「……そりゃ良かったな」


長門「是非毎日作ってもらいたいものだ」

提督「それは勘弁だな……」

長門「ふふ、冗談だよ」


提督「…………」


提督「↓3」

53: 2013/11/03(日) 12:59:30.09 ID:yaSFO7Q9o
帰るわ

56: 2013/11/03(日) 13:12:28.27 ID:B9X3jMDDo
提督「……帰るわ」

長門「おや、怒らせてしまったかな」


提督「怒ってはないが。飯も食い終わったしな。片付けする気にゃもう起きん」

長門「そうか。今日はありがとうな」

提督「……これに懲りたらこれから片付ける習慣を────」

長門「これからもよろしく頼むなっ!」


提督「……………」バタン

___________

_________

______

【提督の部屋】


提督「………よ、っと」バサッ


提督「枕とタオル持って帰ってきて良かったなぁ……」


提督「……畳で寝るのは久々だ……まあ、今日だけの我慢だが────」



提督「お休みなさい」パチッ


____________

__________

_______

60: 2013/11/03(日) 13:22:34.75 ID:B9X3jMDDo
【day 1】

___________

_________

______

提督「…………んん」ガバッ

提督「おはよう……えっと、時間時間」キョロキョロ

提督「六時半……まだ時間はあるな」


提督「……何しようか」


↓2

61: 2013/11/03(日) 13:24:23.31 ID:nTQeqKhJo
飯作って散歩

64: 2013/11/03(日) 13:35:25.18 ID:B9X3jMDDo
提督「……昨日の買い物のついでにかった食材で、朝飯作るかね」

提督「……ハムと卵とトマト……十分だな」




提督「すっちゃかちゃかの、ほいほい、っと」


提督「……ふい、出来た」

提督「……頂きます」

____________

_______

_____


提督「ご馳走さま…時間は────ううむ」


提督「散歩にでも行くかな────」

________

_____

___


提督「…………」スタスタ


提督「……お、公園があるぞ……」


提督「……へえ、中々広いな────ここでお弁当広げてもいいのかもしれん……」



提督「……おや、誰かいるぞ……」



↓3「…………」

67: 2013/11/03(日) 13:37:14.41 ID:VvKSTdmVo
時雨

71: 2013/11/03(日) 13:53:26.70 ID:B9X3jMDDo


??「…………」

提督「……こんな朝早くから、何しにいるんだろうか……」

??「……それは僕に言っているのかい?」

提督「おっと、聞かれていたか」

??「別に何しにいるわけでもないよ。ただの散歩さ」

提督「そうか。俺と同じだな」


??「君も散歩かい?」

提督「ああ……君、親は?」

??「姉妹はいるけど両親はいないよ。物心がついた時からいなかった」

提督「……そうか」

??「……おっと、そろそろ七時を迎えるね」

提督「……本当だ。そろそろ支度をしなければ」


??「それじゃあね。また、縁が良ければ会おうじゃないか」

提督「……君、名前は?」



時雨「『時雨』さ……君は?」

提督「提督だ」


時雨「そう、提督と言うのか……じゃあ、さようなら」


提督「↓3」

73: 2013/11/03(日) 13:54:57.59 ID:IJduebAko
おう、またな

76: 2013/11/03(日) 14:03:45.19 ID:B9X3jMDDo
提督「おう、またな」

時雨「…うん」




提督「……時雨、かぁ……」



【時雨と知り合いになった】


______________

____________

________


提督「……」スタスタ

長門「んん……提督。こんな朝早くから何処に行っていたのだ……?」

提督「散歩だ」

長門「……散歩、か」


長門「そうだ、朝ご飯……」

提督「昨日の残りでも食っとけ」

長門「…………」



提督「……俺は仕事に行ってくる」

長門「仕事? 何かな?」

提督「クッキーを焼く仕事だ」

長門「……クッキー……?」

提督「ああ」


長門「まあいいが……帰りは何時ごろだ?」

提督「そうだな、帰りは─────」


1:夕方頃だよ
2:夕方まで仕事だけど、一旦お昼食べに戻ってくるよ
3:お昼までだよ

↓3

79: 2013/11/03(日) 14:04:56.98 ID:8zqsfU6Y0
2

82: 2013/11/03(日) 14:29:59.13 ID:B9X3jMDDo
提督「夕方まで仕事は続くが……昼には戻ってくるよ」

長門「……そうか」ホッ

提督「だから昼は作れんからな」

長門「……判った。提督の分も買ってくればいいのか?」

提督「おう……悪いな、そうしてくれ……今代金渡す」

長門「…………ん」チャリンチャリン



提督「それじゃ、行ってくる」


長門「気を付けて行けよー!」




長門「…………」


長門「…………」フゥ



長門「……誰かが居なくなると、改めて寂しくなるな…………」



長門「……あいつが良ければだが……猫かなにか、飼うかな……」


96: 2013/11/03(日) 18:15:27.04 ID:jl1ZW6vCo
___________

_________

______

提督「クッキーをするだけの簡単なお仕事ですわぁ」カチカチ


提督「……こんなんで稼げるのもどうかと思うがな……」


提督「まぁ、余り物のクッキーも貰えたりするし、不満はないけども……」



提督「……おっと、そういえば今日から新人さんが来るんだっけか……?」


提督「女性らしいが……可愛いといいなぁ、とか言ってな」ハハハ



ガチャッ


提督「……おっと、君が今日から配属された人だな。名前は確か……」


↓3「…………」

99: 2013/11/03(日) 18:17:25.83 ID:bxK2rB4X0
金剛

100: 2013/11/03(日) 18:26:33.91 ID:jl1ZW6vCo
金剛「金剛、デ……です。宜しくお願いしマー……しま、す」ペコー

提督「……あ、ああ……」




提督「一応マニュアル通りにしときゃいいからな。ただしてりゃいいだけだ」

金剛「了解デー……です」カタカタ



提督「…………」


提督「緊張してんのか?」

金剛「あ、イエ、そういう訳デハ……」アワアワ

提督「……落ち着け」

金剛「……ハイ」



提督「……何か違和感があるな」

金剛「…………」



提督「……↓3」

103: 2013/11/03(日) 18:30:23.74 ID:5+k/mfFH0
帰国子女?

104: 2013/11/03(日) 18:37:56.68 ID:jl1ZW6vCo
提督「もしかして、帰国子女?」

金剛「……やっぱり判りまスカ……?」

提督「まぁ、片言だったしな……」


金剛「私、英国生まれなんデス……」

金剛「……実ハ、これが初めてのworkingデ……」

金剛「『上司には徹頭徹尾従え、不快な気にさせると首を切られる』とbookで読んで……」

金剛「……もし外国育ちって知られたら、どう思われるか不安で、心配で……」


提督「…………」

金剛「あ、sorry……じゃない、ゴメンナサイ……」チラッ

提督「……何だその本…………あとで題名と出版社言って文句言ったろかな……」


金剛「あ、アノ……」


提督「↓3」


109: 2013/11/03(日) 18:57:02.15 ID:jl1ZW6vCo
提督「楽にしてくれたほうがこっちもやりやすいから、普段どうりで頼むよ」

金剛「……いいのデスか?」

提督「勿論だ、それに楽しい職場のほうがいいだろう?」

金剛「…………」

提督「……それと、俺は先輩ではあるが上司じゃないよ。極論、俺に失礼しても君はどうにもならん」

金剛「……判りまシタ、アリガトウゴザイマス……何だか肩の荷が降りた気分ネー……!」

提督「……そりゃ良かったな。そんじゃあ、さっさと仕事片付けようか」

金剛「了解デース!」

提督「……うん、元気なのはいいことだ」

__________

_______

____

【昼前】

提督「……ふぅ、やっと休憩時間だ」

金剛「流石に疲れまシタ……」


提督「俺は一度家に戻るが……君はどうするんだ?」

金剛「君、じゃなくて金剛デス。名前で呼んで下サイ」

提督「……金剛、どうするんだ?」

金剛「……えーと、提督さん、Would you do me a favor?」

提督「うっじゅ……あ、ああ、何だ?」


金剛「……それがデスね」




1:まだ日本の事がよく判らないのでteachして下サイ!

2:実ハ私、まだ住む場所を見つけてないんデスよね……一緒に探してくれまセンか?

↓3

112: 2013/11/03(日) 18:58:02.66 ID:MLwx22F60
2

118: 2013/11/03(日) 19:11:21.95 ID:jl1ZW6vCo
金剛「……一緒に住む場所を探してくだサイ!」

提督「……お前そんなんでよく就職できたな……俺この職場が怖くなってきた」

金剛「はじめは何とかなるっておもってまシタが……やっぱりそう上手くいかなクテ……」

提督「…………ふむ」


提督「そんなら、宛が無いわけでもない」

金剛「本当デスか!?」


提督「……休憩になったら着いてこい、いいか?」

金剛「no problem!」

______________

___________

______

119: 2013/11/03(日) 19:16:35.84 ID:jl1ZW6vCo
提督「……というか今までお前どうやって暮らしてたの?」

金剛「かつてhomestayしてたfriendを頼ってまシタ……」

提督「……ふうん」

______________

____________

________


提督「──────という訳なんだ」

長門「ふむ、いいだろう」


提督「……やけにすんなりだな」

長門「問題あるまい。私もお前がいない時、寂しかったからな」

提督「……いや、職場が同じだから俺がいない時は金剛もいないぞ」

長門「…………」シュン


金剛「あ、アノ……本当にいいんデスか?」

長門「勿論だとも。入居を拒む管理人が何処にいる」


提督「……まぁ、この管理人は少々アレだが……宜しくな、金剛」

長門「アレとは何だアレとは!」


金剛「…………」


金剛「」フッ


金剛「……はい、これから宜しくデース!!」



【金剛が入居しました────】



長門「────あ」

提督「どうした?」


長門「お昼買ってきてない…………」


提督「」

120: 2013/11/03(日) 19:34:51.86 ID:jl1ZW6vCo
___________

_______

_____

【午後・職場】

提督「……結局また俺が作る羽目になった。しかも三人分」

金剛「御馳走様デシタ! お礼に、私がきちんと引っ越してきたら、ご飯作りマース!」

提督「……うん、金剛は飯を作れるのか」

金剛「ハイ! 英国式カレー、美味しいデスヨ?」

提督「楽しみにしてるさ」



金剛「by the way……この職場には、私と提督さんしかいないんデスか?」

提督「いや……同期が一人と先輩が一人いる。みんな女だ」

金剛「haremデスネ」

提督「好意的に捉えたらそうなるな」

金剛「…………」


提督「今日は休みだが……先輩なら明日会えるんじゃないか」

金剛「……そういや、提督さんのholidayって何時なんですか?」

提督「不定期だ」

金剛「!?」



提督「……それはともかく」



提督「……なあ金剛」


自由会話

↓3

123: 2013/11/03(日) 19:36:44.25 ID:8zqsfU6Y0
歓迎会でもやるか

125: 2013/11/03(日) 19:44:37.28 ID:jl1ZW6vCo
提督「歓迎会でもやるか」

金剛「良いデスネ! partyは好きデス!」

金剛「帰ってすぐhomestay先のfamilyに伝えテ、荷造りして出て……」

金剛「今日の夜にでも出来そうデス!」

提督「そんなら今日やろう」

金剛「yehhh!!」


提督「……まあ、今は、それより仕事だ」

金剛「……デスネ」

____________

__________

_______


126: 2013/11/03(日) 20:12:53.39 ID:jl1ZW6vCo
__________

________

_____

提督「…………仕事は終わった」

提督「俺の家と金剛が住んでいる家は真逆だから、帰り道は一人だな」

提督「……歩ける距離に職場があるって、やっぱりいいなぁ……」トテトテ


提督「……何だか今日は気分が良い」

提督「……そうだな」


1:長門の為に何か買っていってあげよう
2:朝に行った公園にもう一度行ってみよう
3:その他何か(追記も)

↓3

129: 2013/11/03(日) 20:14:01.13 ID:j4qM5USao
1

133: 2013/11/03(日) 20:34:16.10 ID:jl1ZW6vCo
提督「……長門の為に何か買っていくかなぁ……」

提督「…………♪」

_____________

__________

_______


提督「……ただいま」

長門「うん、お帰り」

提督「……恐らく夜に歓迎会をするからそのつもりで」

長門「……やけに早いな」

提督「手持ちの荷物も、旅行用バッグに入る程度らしいな。次の休みに生活用品諸々買い揃える予定だ」

長門「……成る程、ああそういえば提督の荷物は─────」

提督「すでに届いている。さっさと設置しなくちゃなぁ……」

長門「…………」


提督「……帰るついでに料理の材料も買ってきた。あいつがカレー作ってくれるらしいからな」

長門「そうか」


提督「……ああ、あとは……これを、お前に」

長門「……これは」


提督「↓3だ」

136: 2013/11/03(日) 20:38:21.57 ID:fS3u5o7io
料理本

137: 2013/11/03(日) 20:57:11.47 ID:jl1ZW6vCo
提督「料理本だ」ニッコリ

長門「…………」

提督「それ見て勉強しろ」

長門「…………」


提督「流石にずっとお前の食事つくるのはきついぞ」

長門「……善処する」

____________

__________

_______

長門「……そういやあいつ、ここ来れるのか?」

提督「行き先を記したメモを渡しておいた。勿論英語でだが」

長門「……提督、英語できるのか!?」

提督「一般教養としてだ」

長門「……ますます尊敬する」

提督「……どうも」


コンコン


長門「……お、噂をすれば、かな……今出る」ガチャ



誰が来た?

1:金剛
2:陸奥


↓3

140: 2013/11/03(日) 20:58:38.15 ID:8zqsfU6Y0
2

142: 2013/11/03(日) 21:14:13.61 ID:jl1ZW6vCo
??「元気にしてるみたいね?」

長門「陸奥じゃないか、どうして……」

??「意味なんてないわよ……あら、そこにいるのは?」

長門「ああ、彼は……」

提督「……新しくここに住むことになった提督だ、君が長門の妹なのか?」


陸奥「ええそうよ。陸奥っていうの……まあ、名前は姉さんから聞いてるかな」


陸奥「それにしても、本当に住む人来たのね。以外だわ」

長門「まあな」エッヘン

陸奥「姉さんが誇ることでもないでしょうに……」


陸奥「……ねえ、貴方どうしてここに住む気になったの?」

提督「………えっ?」

陸奥「家賃? 場所?」

陸奥「それとも……姉さんに魅せられちゃったり?」


提督「…………そうですね」


長門「ああっ! 提督私にはため口なのに陸奥には敬語使うのか!?」

陸奥「姉さんは黙ってて……で?」


提督「……そうですね、やっぱ一番の理由は……」


提督「↓3、ですかね」

145: 2013/11/03(日) 21:17:36.97 ID:g5h/iqDGo
一目惚れですね

150: 2013/11/03(日) 21:28:54.31 ID:jl1ZW6vCo
提督「……この家の雰囲気に引き込まれた、ような……」

陸奥「……雰囲気、ねぇ?」

長門「当然だ。私がいるのだからな」

陸奥「本当に黙っててくれないかしら」


陸奥「まあ、気持ちは判らなくも無いわ……ところで」

陸奥「姉さん、ご飯作りに来たわよ……材料も買ってきたし」

長門「あ、それなのだが……」



金剛「HEY! お待たせデース! 改めて今からここに住む事になった金剛デース!!」バターン!

提督「彼女が今から作ってくれます」


陸奥「」


金剛「? その女の人は誰デスか? ナガトさんに似てる気がシマスが……」

_______________

____________

_______

151: 2013/11/03(日) 21:36:06.53 ID:jl1ZW6vCo
金剛「完成デース!」コト

提督「これが『英国式カレー』か」

金剛「yes! homestay先でも作ったのデスが、大好評デシタヨ!」

長門「……おい具材がないぞ。私はこんなのカレーとは認めん」

金剛「no problem! それは─────」

陸奥「溶け込んでるのよ。それ」

長門「……よく知ってるな」

陸奥「前にイギリスに旅行行ったことあるからね」


金剛「うー、私の説明ガ……」


提督「……長門の姉さん、結構只者じゃ無さそうだよなぁ」ボソッ




長門「まぁ、なにはともあれまた新しい仲間の入居を祝って、乾杯」

「「「乾杯!」」」チンッ



長門「……というか当たり前のようにお前がいるな!!」

陸奥「あら、いいじゃない。私だってカレー食べたいわ」

金剛「おかわり沢山ありマスヨ」



提督「…………」モグモグ


金剛「提督さん! 私のカレー、どうデスカ!?」


提督「↓3」

154: 2013/11/03(日) 21:37:20.36 ID:8zqsfU6Y0
やるじゃないか

157: 2013/11/03(日) 21:55:41.39 ID:jl1ZW6vCo


提督「やるじゃないか」

金剛「……ということハ」

提督「うん、美味い」

金剛「……そうデシタか、良かった……」ホッ


長門「……確かに美味いな」

陸奥「この調子じゃ、私が面倒見に行かなくも良さそう?」

長門「……むむ、それは困る……」

陸奥「……だって、この部屋(管理人室)片付いてたじゃない。あれ、どうせ提督さんがやったんでしょう?」

長門「…………何故それを」

陸奥「姉さんが片付けなんてするはずないもの」

長門「…………」




提督「…………ご馳走様」カタッ

金剛「三杯もお代わりしてくれまシタネ、提督サン!」


提督「……あー、さんもいらん」

金剛「…………?」

提督「提督でいいよもう。やっぱりこそばゆい」


金剛「…………てい、とく」


提督「それでいい」

金剛「……………」

金剛「…………提督」ボソッ


提督「……さぁて、まだまだ素敵なパーティーの時間は続くかな」

長門「……酒臭いぞ、既に」



自由会話

↓2 誰と

↓4 会話内容

159: 2013/11/03(日) 21:58:41.85 ID:g57kq9O9o
陸奥

161: 2013/11/03(日) 21:59:12.42 ID:0ZQUKHe+o
長門

165: 2013/11/03(日) 22:12:54.75 ID:jl1ZW6vCo
提督「……陸奥さん」

陸奥「あら? 提督さん。何かしら?」

提督「貴女のお姉さんについてですが」

陸奥「姉さんについて? やっぱり気になっちゃう?」

提督「まぁ……姉妹でこうも違うのかと」

陸奥「あはっ」



陸奥「別にどうもこうもないけれど……普通にドジなだけの人よ?」

提督「…………」

陸奥「そうそう、昔から妙に小さい子に人気があったわね」

提督「へえ……」

陸奥「……保母さんか何かになればいいと思ったけど、まさか管理人になるとはね……」


提督「……そうだ、陸奥さん」

提督「陸奥さんは、『先代の管理人』が誰か知ってますか?」

陸奥「私たちの母親よ」

提督「……母親」


陸奥「そろそろ余生を気儘に生きたい、とかでね。本当は私が管理人になるはずだったけど……私にはやりたいこともあったし」

提督「やりたいこと?」

陸奥「それはまあ、別に隠すようなことでもないけど内緒……」


陸奥「それより、その他に姉さんについて聞きたいこととかある?」


提督「…………そうですね……」


↓3

168: 2013/11/03(日) 22:20:18.84 ID:0ZQUKHe+o
彼女寂しがり屋ですよね

171: 2013/11/03(日) 22:36:26.32 ID:jl1ZW6vCo
提督「……長門の生活費は一体どこから出てるんですか?」

陸奥「ああ、それ私が送ってるのよ」

提督「……陸奥さんが?」

陸奥「まあ、姉の夢の手助けをするのも、妹の役割ってね」

陸奥「こんなしょうもない奴だけど、それでも姉さんは姉さんだしね」


提督「…………」

陸奥「……姉さんたら、いくら言っても家賃あの額から譲らないのよね……理由は知らないけれど」


提督「……しょうもない理由なんでしょうかね」

陸奥「きっとね」



長門「おい、お前らぁ……何話してるんだぁー」ヒック


提督「……うわ、悪酔いしてる」

陸奥「あら……あらあら」


金剛「うー、ビール苦いデース……」

______________

___________

_______



172: 2013/11/03(日) 22:41:58.52 ID:jl1ZW6vCo
【深夜!】

提督「……うーん……」ガバッ

陸奥「あら、起きたわね」

提督「……ああ、あのまま酔って寝たのかな?」

陸奥「そこの金剛って子、一度酔ったら凄かったわ……まあ、それはいいとして」


陸奥「私、これから九州に向かうのよね」

提督「……今から!?」

陸奥「ええ。その前に姉さんの顔が見たくて─────」

陸奥「それに、素敵な住人さん達とも会えたし、ね」

提督「……貴女、本当に何者なんですか……」

陸奥「内緒よ。ただ、それほど危険な仕事じゃあないわ。道楽みたいなものだし」

提督「…………」


陸奥「それじゃあね。姉さんに宜しく」


提督「↓3」

175: 2013/11/03(日) 22:44:34.36 ID:8zqsfU6Y0
陸奥さんってもしかして秘密組織の女捜査官とか…?

176: 2013/11/03(日) 22:57:10.38 ID:jl1ZW6vCo
提督「陸奥さんって、もしかして秘密組織の女捜査官とか……?」

陸奥「あはは、そんな映画みたいな話、あるわけ無いじゃない」


陸奥「もっと現実的よ、現実的」

提督「……そうですか」


陸奥「そうね────私がもし生きてまた戻ってこれたら、その時は話すわ」

提督「…………」


陸奥「なんてねっ! それじゃ、また!」



提督「あ、はい!」



提督「……本当に長門と血が繋がってるんだろうか、あの人は」

長門「……うーん、あいつはもう行ったのか……?」スタスタ

提督「あ、起きたのか」

長門「……何だかあることないことばっか言われて腹が立つから、私もあいつの弱点を言い触らしてやる」

提督「…………」


長門「あいつからは絶対に言うなと口止めされてるがな……あいつは『火が怖い』」

提督「火が……」

長門「あいつが小さい頃、家が火事になってな」

長門「……少し火傷をおったらしい」


長門「それだけだ」

提督「……あ、はぁ……?」


長門「今度あったら言ってやれ、きっと赤面するだろうな……あー、頭痛い……寝るか」

長門「提督、寝るなら自分の部屋で寝ろよー…………ぐぅ」


提督「…………」


提督「俺も寝よ」

177: 2013/11/03(日) 23:06:04.84 ID:jl1ZW6vCo
【day 2】

提督「…………うぁ、頭痛い」ガバッ

提督「参ったな……部屋の片付けも満足に出来てないのに……」

提督「この積み重なる段ボールの山が憎たらしい……」


提督「……なーんかやる気でないな」

提督「……会社に休みの連絡とろ……」ピポパポ


提督「……はい、もしもし……提督です。あの、大変申し訳ありませんが調子が悪いので……」

提督「……はぁ、しかしそう言われましても……『先輩』」




先輩のキャラ安価

↓3

180: 2013/11/03(日) 23:09:12.73 ID:3pm4rXkm0
隼鷹

183: 2013/11/03(日) 23:22:03.12 ID:jl1ZW6vCo
隼鷹『おう? あんたが休むたぁ珍しいねぇ。何だ、二日酔いかい?』

提督「……ご明察の通りで。あと金剛も行けません」

隼鷹『新人が? どうしてあんたが知ってんのさ』

提督「お隣さんなもので」

隼鷹『へーえ、奇縁だねぇ。いいよ、判った。あんたはともかく、新人ちゃんは適当に誤魔化しておくよ』

提督「助かる」

隼鷹『午後からは? 来れる?』

提督「行く気になったらな」

隼鷹『ははっ、判ったよ。じゃあな』ピッ


提督「……これでよし、と」

提督「いや、良くないのかなぁ……」



提督「……うーん、怠い……腹も空かんし……」


提督「……↓3、するかなぁ」

186: 2013/11/03(日) 23:25:23.97 ID:EijWKFyro
長門と会話

187: 2013/11/03(日) 23:29:54.08 ID:jl1ZW6vCo
あ、今日はここまでです

未だ手探りのままだらだらと続くこのスレ

日常的にしたいのかギャルゲ的にしたいのかどっちつかずの状態のまま先伸ばしにする


まあいいや
お疲れさまでした

次回:長門「ながもん荘だ!」【3】


引用: 【安価】長門「ながもん荘だ!」【艦これ】