1: 2013/03/18(月) 17:21:34 ID:9RfE.7DA
あらすじ

今日はみんなが学校やら仕事やらで一人であそぶよつば。
途中、神社(蝉取りした場所)によろうと考え階段を上りきり
鳥居をくぐると、そこはいつと違う光景だった。

よつば「…改装したのかー?」

 ⑩
ノ [賽銭]

よつば「よし、つぎっ!!」

2: 2013/03/18(月) 17:31:46 ID:9RfE.7DA
ガラッ

よつば「!!?」 バッ

???「…?」

[賽銭]')

???「…見かけない妖怪ね」

よつば「?よつばは人間だ」

???「そう。ここに何しに来たの?」

よつば「お金あげに来た」

3: 2013/03/18(月) 17:38:52 ID:9RfE.7DA
???「なんで?」

よつば「とーちゃんが、この箱はお金を入れる所って言ったから」

???「…まぁ、間違っては無いわ」

よつば「じゃあ入れたから帰る」

???「ん。気をつけて帰りなさい」

よつば「…」

???「…?どうしたの?」

よつば「腋どうしたんだ?やぶれたのか?」

4: 2013/03/18(月) 17:42:12 ID:9RfE.7DA
???「…こういう服装なのよ」

よつば「そっかー。…腋寒くないか?」

???「…大丈夫だからさっさと帰りなさい」

よつば「わかった。じゃあな!!」

???「はいはい。またね」

よつば「」ッタッタッタッタ

5: 2013/03/18(月) 17:47:20 ID:9RfE.7DA
???「ったく、どこの子かしら…」

よつば「大変だっ!!」

???「!!?…なによ、びっくりしたじゃない」

よつば「無くなったっ!!」

???「何か落としたの?」

よつば「ちがう!よつばのは全部ある!!」

???「じゃあ、何が無くなったのよ?」

よつば「家が無くなった!!」

???「…はぁ?」

8: 2013/03/18(月) 20:22:00 ID:9RfE.7DA
>>6 じゃあ、少し平仮名にして書いてみるよ?読みにくい人がいたら言ってね



よつば「あのなー、かいだんのしたにいえがいっぱあいあったんだけどなー、もりになってた」

???「え、あんた『外』から来たの?」

よつば「うん!!」

???「どうやって?」

よつば「さいしょはじてんしゃでこようとおもったんだがなー、とーちゃんがだめっていったからあるいてきた!」

???「…ん?」

9: 2013/03/18(月) 20:40:26 ID:9RfE.7DA
???「一人で帰れそう?」

よつば「あー、きたみちとちがうからなー」

???「無理ってこと?」

よつば「ふかのう」

???「…そう。・・・じゃあ昼過ぎたら一緒に家探してあげるから、それまでここにいなさい」

よつば「そうするしかな」 ハァ・・・

???「何で上から目線なのよ腹が立つわね」

10: 2013/03/18(月) 20:53:45 ID:9RfE.7DA
ちょっと間違えた


よつば「そうするしかないかな」 ハァ…

???「なんで上から目線なのよ腹が立つわね」

よつば「おとなはまいごをたすけるもんでしょ!?」

???「いや、私大人じゃないし」

よつば「いくつなんだー?」

???「16」

よつば「ふーかも16でもうおとなだぞ!!」

11: 2013/03/19(火) 20:24:23 ID:FG.g2JtU
???「知らないわよ…。とりあえず上がりなさい、お茶ぐらいは出すわ」

よつば「つめたいの?」

???「冷めればつめたくなるわよ」

よつば「じゃあのむ」

???「はいはい」

12: 2013/03/19(火) 20:29:37 ID:FG.g2JtU
???「はいどうぞ」

よつば「なー」

???「ん?なによ、お菓子は無いわよ?」

よつば「おまえひとりでここにすんでいるのかー?」

???「そうね、大体一人よ」

よつば「さみしくないか?よつばはひとりだとねれないぞ?」

???「寝るかどうかはさておいて、いつもうるさいのが来るからね~」

??「そのうるさいのは私の事か霊夢?」

15: 2013/03/20(水) 21:11:19 ID:wKpy8tC.
霊夢「あんた以外誰がいるのよ?」

??「いや、もしかしたら私の知らない所で誰かが来てるかもしれないだろ?」

霊夢「ほぼ毎日ここにきているのによくそんなこと言えるわね」

??「いやそんな、てれるぜ」

霊夢「褒めてないわよ」

16: 2013/03/20(水) 21:20:38 ID:wKpy8tC.
??「で、この子はなんなんだ?」

霊夢「外から来た迷子」

??「ほー」

よつば「なー」

??「ん?なんだ?」

よつば「そのほうきなんだ?」

??「これか?これは私のだが?」

よつば「かして」

??「いやだ」

よつば「こんなにいっているのにか!!」

??「いや、そんなに言ってないだろ」

17: 2013/03/20(水) 21:31:50 ID:wKpy8tC.
霊夢「いいじゃない貸してあげれば。減るものじゃないんだし」

??「えー?」

よつば「だいじょうぶだ!こわさない!!」

??「わかったよ。少しだけだぞ?」

よつば「わかった!!」

霊夢「で?今日は何しに来たの?」

??「いや、なんか面白いこと起きてないかなーと思ってきたんだぜ」

霊夢「つまり暇だから来たと」

??「私の家にいてもつまんないからなー」

18: 2013/03/20(水) 21:40:25 ID:wKpy8tC.
よつば「なー」

??「ん?なんだ?もういいのか?」

よつば「とばなくなったー」

??「は?」

霊夢「…あぁ、あなたがそれに跨いで空を飛んで来たからじゃない?」

??「お?空を飛びたいのか?」

よつば「うん!!」

??「じゃあ、お姉ちゃんと一緒に飛ぼうなー」

よつば「よつばひとりじゃとべないのか?」

19: 2013/03/20(水) 21:45:21 ID:wKpy8tC.
??「よつば?」

霊夢「たぶんその子の名前」

??「あー。そうだなよつばだけじゃ無理だ」

よつば「そっかー」

??「だが、私と一緒に乗ればよつばでも飛べるようになる!!」

よつば「ほんとか!!?」

??「あぁ本当だ」

22: 2013/03/21(木) 20:57:14 ID:nUB9XM6g
??「よし、箒から手を離すなよ?」

よつば「まかせろ!!」

霊夢「魔理沙はその子を落とさないように箒をコントロールしなさいよ」

魔理沙「分ってるぜ!!」

よつば「じゃ、いってくる」

霊夢「気をつけてねー」

魔理沙「いくぞー」

よつば「こい!」

魔理沙「せーのっ!!」

23: 2013/03/21(木) 21:07:47 ID:nUB9XM6g
よつば「おぉーー!!」

魔理沙「どうだー、空を飛んでる気分は?」

よつば「すげー!!とりになったみたいだ!!」

魔理沙「鳥かー」

よつば「はー…ききゅうなんてめじゃないなぁー」

魔理沙「ん?キキュウってなんだ?」

よつば「なに!?おまえききゅうをしらないのか!?」

魔理沙「お、おぅ…聞いたことないな…」

よつば「いいか?ききゅうってのはだな…こう」 ッパ

魔理沙「あ、馬鹿!!」

よつば「あ」

24: 2013/03/21(木) 21:12:31 ID:nUB9XM6g
よつば「あ”---!!」



トスッ

霊夢「よかったわ下にいて」

よつば「あ”----!!」

霊夢「ほら、もう大丈夫だから…」

よつば「あ”----!!」

霊夢「よしよし、怖かったねぇ」  トントン

よつば「あーーーー……」 グスッ…グスッ…

魔理沙「霊夢、わりぃ」

25: 2013/03/21(木) 21:16:25 ID:nUB9XM6g
霊夢「まぁ、この子の性格からしておとなしく空は飛ばないと思っていないから」

魔理沙「そっか・・・」

霊夢「魔理沙もそう落ち込まない。起きちゃったものはしょうがないんだから」

魔理沙「あぁ、…ごめんなよつば」

よつば「グスッ…グスッ…」

霊夢「とりあえず降りましょう?」

魔理沙「そうだな…」

26: 2013/03/21(木) 21:21:46 ID:nUB9XM6g
霊夢「で?なんで落ちたのよ?」

魔理沙「いや、聞きなれない言葉を聞いたからよつばに説明してもらおうと思ったら」

魔理沙「手で表現したかったらしく…」

霊夢「それで手を離したのね」

魔理沙「あぁ」

霊夢「で、その聞きなれない言葉って?」

魔理沙「霊夢は、キキュウって知ってるか?」

霊夢「キキュウ?なにそれ?」

27: 2013/03/21(木) 21:28:36 ID:nUB9XM6g
よつば「おまえもききゅうをしらないのか!?」

魔理沙「うわっ、立ち直った」

霊夢「でもちょっと涙目ね」

よつば「いいか?ききゅうってのはだな…」

レイマリ「うん」

よつば「まるくてな」

レイマリ「うん」

よつば「しかくくてな」

レイマリ「…うん?」

よつば「もえるんだ!!」

レイマリ「…」

魔理沙「霊夢、分るか?」

霊夢「全っ然分らない」

31: 2013/03/23(土) 00:26:52 ID:adM1FCVI
魔理沙「空飛んでいるときに言ったから空に浮かべるなんかとは思うんだが…」

霊夢「乗り物かしら?」

よつば「のりものだっ!!」

魔理沙「だそうだ」

霊夢「良く分らないわね…」

よつば「だからな…」  ガッ…ガガッ…


| |


よつば「こんなやつだ!!」

32: 2013/03/23(土) 00:34:34 ID:adM1FCVI
魔理沙「…確かに丸と四角だな」

霊夢「火はどこで燃えてるの?」

よつば「このあいだでもえてた」

魔理沙「へぇー…」

霊夢「大きさはどれくらい?」

よつば「すごいでかかった!」

霊夢「だからどれくらいよ?」

よつば「すごいじゃないな、ちょうでかかった!!」

霊夢「っはぁ…埒があかないわね…」

33: 2013/03/23(土) 00:39:41 ID:adM1FCVI
魔理沙「…早苗だったら知ってるんじないか?」

霊夢「…それだ」

よつば「さなえってだれだー?」

霊夢「違う神社の巫女よ」

魔理沙「ちょっと呼んでくるぜ」

霊夢「頼んだわ」

よつば「いってらっしゃーい!!」

34: 2013/03/23(土) 00:47:13 ID:adM1FCVI
霊夢「…さて、じゃあお昼も近いしご飯の準備でもしますか」

よつば「おー、なにつくるんだ?」

霊夢「…よつばは何か食べたいものでもある?」

よつば「ピザ!!」

霊夢「それは作れないわ(何それ)」

よつば「じゃあ、たんしお」

霊夢「たんしお…塩は分るけど、たんって何?」

よつば「…さぁ?」

35: 2013/03/23(土) 00:54:24 ID:adM1FCVI
霊夢「じゃあこれも作れない」

よつば「じゃあ・・・おにぎり」

霊夢「え、おにぎりでいいの?」

よつば「でもうめぼしはだめっ!!」

霊夢「なんでよ?」

よつば「たべたあとみんなへんなかおするから!」

霊夢「変って、どんな?」

よつば (~*~)

霊夢「…っふ!」 フフッ…

36: 2013/03/23(土) 00:57:39 ID:adM1FCVI
霊夢「…分ったわ、梅干しは(あんまり)いれない」

よつば「おう!」

霊夢「じゃあ、何をおにぎりにいれる?」

よつば「たんしお!」

霊夢「だから無理だって」

よつば「じゃあまかせる」

霊夢「はいはい」

39: 2013/03/23(土) 09:28:03 ID:adM1FCVI
よつば「」  キョロキョロ

霊夢「どうしたのよ?」

よつば「てれびがないぞ?」

霊夢「あー、テレビね…私あんまりテレビに興味ないから」

よつば「じゃあしょうがないなー」

霊夢「あんたもおにぎり作る?」

よつば「つくる!!」

40: 2013/03/23(土) 09:32:15 ID:adM1FCVI
よつば「おおきいのつくる!」

霊夢「大きくしないようにね」

よつば「まかせろ!」

・・・
・・


魔理沙「おーい、連れて来たぜ」

早苗「もー、なんなんですか?これからお昼を作ろうと思ってたのに」

41: 2013/03/23(土) 09:37:21 ID:adM1FCVI
よつば「こいつがさなえかー?」

霊夢「えぇそうよ」

早苗「あら、可愛い子ですね。こんにちは」

よつば「こんにちは!!」

早苗「名前はなんていうの?」

よつば「よつば!こいわいよつば!!」

早苗「よつばちゃんかー。よろしくねよつばちゃん」

よつば「おう!」

43: 2013/03/23(土) 13:35:26 ID:adM1FCVI
早苗「それで、私が呼ばれた理由はなんです?」

霊夢「あんたってさ、キキュウって分る?」

早苗「気球ですか?分りますよ。それが何か?」

魔理沙「それってさ、丸くて四角くて、よく燃えるのか?」

早苗「えぇ、まぁ。間違っては無いです」

よつば「なー。いったとおりだろー?」

44: 2013/03/23(土) 13:42:40 ID:adM1FCVI
魔理沙「それがどうやって空に浮かばせるんだ?」

早苗「よつばちゃん気球乗ったことあるんですか?」

よつば「おー!のったぞ!!」

早苗「いいですねぇ、私写真とかテレビでしか見たことがないので羨ましいです」

魔理沙「二人で盛り上がんなよ!」

早苗「あぁすみません。気球の原理は簡単ですよ」

霊夢「そうなの?」

45: 2013/03/23(土) 13:50:16 ID:adM1FCVI
早苗「お二人とも、前に諏訪子様が作った『非想天則』を覚えていますか?」

魔理沙「あぁ、地霊殿の熱を利用して何か大きく見せた奴だろ?」

早苗「そうです。あれは熱した空気が上に行く性質を利用したもので」

早苗「気球もそれと同様に使用しているのです」

霊夢「要するに、空気を利用して浮かばせているのね」

46: 2013/03/23(土) 13:59:06 ID:adM1FCVI
早苗「熱した空気はこの部分で留めておくことで空気があるところまでならどこまででも飛んで行けますよ」

魔理沙「じゃあこの四角い部分で火を起こしているんだな?」

早苗「いえ、この四角い部分は人が乗る籠です」

霊夢「そうなの?てっきり乗る部分はこの丸い物の上かと思ってた」

早苗「そこはたぶん下の熱で熱いですし、紐とかないと危ないですよ」

魔理沙「なるほどな。いやー早苗がいてくれて助かったぜ」

48: 2013/03/23(土) 23:51:38 ID:adM1FCVI

霊夢「これで気球については知れたわ」

早苗「…まさかこれだけのために呼ばれたんですか?」

霊夢「そうだけど?」

早苗「…帰っていいですか?」

霊夢「えぇ、もういいわありがとう」

早苗「…はぁ」

49: 2013/03/23(土) 23:58:53 ID:adM1FCVI
よつば「さなえー!」

早苗「はい?何ですか?」

よつば「これおみやげにもってけ!!」

早苗「これは?」

よつば「よつばがつくったおにぎり!」

早苗「これはまた大きいですね。ではありがたく頂きましょうか」

よつば「えんりょせずくえよ!」

霊夢(…まぁ、いいか。貴重な食料だけど…)

50: 2013/03/24(日) 00:08:18 ID:ZpvxaEwk
魔理沙「さて、じゃあそろそろ飯でも食うかぁ」

よつば「おー!」

霊夢「ちょっと待って」

魔理沙「なんだ?もうお腹ぺこぺこだぜ?」

よつば「よつばもだー」

霊夢「よつばはいいわ、手を洗ってきなさい」

よつば「おー」

霊夢「魔理沙」

魔理沙「な、なんだよ?」

霊夢「あなたにあげる食料は無い」

魔理沙「…はぁ!?」

51: 2013/03/24(日) 00:20:27 ID:ZpvxaEwk
霊夢「分ったならもう帰りなさい」

魔理沙「いやいや、分ってねぇから。なんで私の昼御飯がないんだ?」

霊夢「いい?ここは私の神社でここにある食料はすべて私のものなの。分る?」

魔理沙「とりあえず神様でもないのに神社を私のものと言うな」

霊夢「管理しているのは私なんだから関係ないわ」

魔理沙「…分った、百歩譲ってその理屈を認めよう。なら、お前の食料を私に少し恵んでもいいんじゃないか?」

霊夢「宴会でもないのになんであなたに食料を恵まなきゃいけないの?」

52: 2013/03/24(日) 00:31:07 ID:ZpvxaEwk
魔理沙「いいじゃないか少しくらい!!」

霊夢「いやよ」

魔理沙「じゃなんでよつばはいいんだ?」

霊夢「よつばは外来人だからよ」

魔理沙「は?」

霊夢「ここは博麗神社よ?外の世界と幻想郷の境界。博麗の巫女なら外から来た人には恩恵を与えなきゃ」

魔理沙「…」

霊夢「他になんか聞きたいことある?」

魔理沙「いや、もう何か…いいや」

56: 2013/03/24(日) 19:26:11 ID:ZpvxaEwk
>>54-55 確かにたんぱく質と一緒に食べれるからごちそうだね。



魔理沙「とりあえず私は帰るよ」

よつば「てーあらってきたぞー!」

霊夢「それじゃあお昼にしましょうか」

魔理沙「それじゃあ仲良く二人で食べろよ?」

よつば「まりさはたべないのかー?」

57: 2013/03/24(日) 19:31:24 ID:ZpvxaEwk
魔理沙「霊夢がな、私が食べれる程おにぎり作ってないって言ったから家帰って食べるよ」

よつば「そうかー、またなー!」

魔理沙「おう、じゃあなぁ」

霊夢「さて、私も手を洗ってきますか」

よつば「先に食べてていいか!?」

霊夢「えぇ、いいわよ」

よつば「いただきまーす!!」

58: 2013/03/24(日) 19:36:49 ID:ZpvxaEwk
~食後~

よつば「ごちそーさまでした!!」

霊夢「さて、それじゃああなたのお家を探すわけだけど…家の場所って分る?」

よつば「あっちのほう」

霊夢「うん、全然分んないってことが良く分かった」

よつば「よつばはすごいか!?」

霊夢「全然すごくない」

よつば「…あれー?」

59: 2013/03/24(日) 19:41:45 ID:ZpvxaEwk
霊夢「じゃあなんか家特定できる何か持ってない?」

よつば「めいしならあるぞ!」

霊夢「めいし?」

よつば「これ!」

霊夢「これはまた汚い字ね…ん?」

こわいよつば
○○○○-○○-○○○○
○○県○○市○○○○-○○

霊夢(住所かしら?…これなら紫に頼めば何とかなる…かな)

60: 2013/03/24(日) 19:46:56 ID:ZpvxaEwk
霊夢「ちょっとこれ借りるわよ?」

よつば「しらべるのか!?」

霊夢「えぇ、あなたはちょっと一人で遊んでなさい」

よつば「わかった!」

霊夢「神社の外からでちゃダメよ」

よつば「まかせろ!」

霊夢「さて、紫は来てくれるかしら…」

61: 2013/03/26(火) 20:58:57 ID:mouwR07.
霊夢「紫ー?」

「・・・」

霊夢「寝てるのかしら…呼び方を変えたら来てくれるかな…」

「・・・」

霊夢「いや、でも…ちょっと怖いし、なんせばばa  紫「今不意に言おうとしたわよね!?」

霊夢「あ、紫ー、探したわよー」

紫「あなたが今変なこと言おうとしたからでしょ?」

霊夢「だってすぐ来ないから」

62: 2013/03/26(火) 21:04:20 ID:mouwR07.
紫「はぁ、…まぁいいわ。で?何か用?」

霊夢「あぁ、今外の世界の子が迷ってこっちに来たみたいなのよ」

紫「で、私を使って外の世界に返せと?」

霊夢「向こうの世界なんて私知らないし」

紫「でしょうね。でも外の世界も広いから何かしら場所が特定できるものは無いかしら?」

霊夢「その子が持っていた『めいし』ってもんだけど、これで何とかなる?」

紫「どれどれ?…えぇ、大丈夫よ」

63: 2013/03/26(火) 21:11:23 ID:mouwR07.
霊夢「そう、じゃあお願いするわね」

紫「今から送ればいいのかしら?」

霊夢「まぁ、あの子も早く帰りたいだろうし、連れてくるわ」

紫「分ったわ」

紫(…こっちに迷い込むなんて、結界が緩んでるのかしら…?)

霊夢「紫ー!」

紫「何そんなに慌てて?まさかいなくなったのかしら?」

霊夢「そのまさかよ!!」

64: 2013/03/26(火) 21:17:23 ID:mouwR07.
~数分前~
よつば「…」 ←日向ぼっこ

???「あんたなにやってんの?」

よつば「…?」 ガバッ

???「うわ、いきなりおきないでよ!」

よつば「いきなりすずしくなった…クーラーもないのに」

???「あぁ、それはあたいのせいよ」

よつば「なんだ?おまえまほうでもつかえるのか?」

65: 2013/03/26(火) 21:22:13 ID:mouwR07.
???「まほう?それはまりさがつかうものでしょ?」

よつば「!?まりさはまほうつかうのか!?」

???「つかうのなんの、それであたいなんかなんかいもコテンパンにされてるし」

よつば「…うしろのなんだ?」

???「え、なんかある?」

よつば「これ」 ピトッ

???「え、これ?これはあたいのはねさ!」

67: 2013/03/26(火) 21:27:31 ID:mouwR07.
よつば「はね!?」

???「なにおどろいてんの?ようせいだからはねあるのはあたりまえじゃん」

よつば「おまえようせいなのか!?」

???「そ、そうだけど…?」

よつば「ようせいなんてはしめてみた…」

???「へぇ、いまどきようせいみないひとなんているんだぁ…そうだ!」

よつば「?」

???「あたいのようせいのともだちもしょうかいしてあげる!!」

69: 2013/03/26(火) 21:31:19 ID:mouwR07.
よつば「!?ほかにもいるのか!?」

???「いっぱいいるよ!」

よつば「みてみたい!!」

???「よし、あたいについてこい!!」

よつば「おぉー!」



霊夢「よつばー?帰るわよー?…?」

霊夢「…あれ!?」

71: 2013/03/26(火) 21:53:48 ID:mouwR07.

??「もー、チルノちゃんどこに行ったんだろー?」

???「大ちゃーん!」

大ちゃん「あ、チルノちゃんどこに行ってたの?捜したよ?」

チルノ「ごめん!じんじゃにいってた!」

大ちゃん「神社って、霊夢さんのところ?」

チルノ「いたずらしようとしたらこのこがいたから連れてきた!!」

よつば「おぉー!ようせいだ!」

72: 2013/03/26(火) 21:58:46 ID:mouwR07.
大ちゃん「(悪戯って…)チルノちゃん、この子は?」

チルノ「このこは…だれだ?」

大ちゃん「え、違う子連れて来たの!?」

チルノ「いや、このこだけど…あんた名前は?」

よつば「よつば!こいわいよつば!」

チルノ「よつばだそうだ!」

よつば「おまえのなまえはなんだ?」

チルノ「あたいかい?あたいのなまえはチルノだよ!」

大ちゃん(二人とも名前知らなかったんだ…大丈夫かな)

73: 2013/03/26(火) 22:03:15 ID:mouwR07.
チルノ「で、このようせいが、あたいのしんゆうの大ちゃんだ!!」

大ちゃん「『大妖精』だよチルノちゃん」

よつば「よろしくなだいちゃん!!」

大ちゃん「う、うん…(浸透力早いなぁ)」

チルノ「よし、じゃあつぎいこう!」

よつば「おー!」

大ちゃん「え!?どこに行くの!?」

チルノ「サニーたちのところ!!」

大ちゃん「じゃあ私も付いて行くよ!(心配だし)」

77: 2013/03/27(水) 00:18:52 ID:zjidCM2k
霊夢「ったく、どこに行ったのかしら…」

紫「子供なんだから仕方ないんじゃない?」

霊夢「ここは幻想郷よ?もし妖怪とかに見つかったら大変じゃない」

紫「私も妖怪なんだけど」

霊夢「タダで救出しないといけないのよ?」

紫「え、そこ!?」

78: 2013/03/27(水) 00:26:53 ID:zjidCM2k
???「誰も来ないわね…」

??「んー、やっぱ森の中じゃ誰も引っかからないかなぁ…」

?「あ、まって…誰かの気配がする…」

??「え!?誰誰?」

?「それは分んないけど…3つあるよ」

???「3つ?」

??「ま、誰でもいいわ!これに引っかかってくれれば私はそれで十分よ」

79: 2013/03/27(水) 00:34:30 ID:zjidCM2k
チルノ「んー…どこいったんだろう…」

大ちゃん「またどこかで悪戯しているのかなぁ?」

よつば「はー、ようせいはきにすんでるのかぁ…」

チルノ「じゃあ、そこらへんあるいてみるか」

大ちゃん「ここら辺にいたらいいんだけど…」

チルノ「たちどまってても見つからないしいこぶっ!!?」

80: 2013/03/27(水) 00:39:08 ID:zjidCM2k
大ちゃん「チルノちゃん?」

チルノ「なにかにひっかかった…」

大ちゃん「え?…これは」

よつば「くものすだなー」

??「ひっかかったわね!」

チルノ&よつば「だれだ!?」

??「私たちのしかけたわなにひっかかるなんて、チルノらしいわね!」

チルノ「あ、サニー!!よくもやってくれたな!!」

81: 2013/03/27(水) 19:43:04 ID:zjidCM2k
よつば「さにー?」

大ちゃん「あぁ、あの子の名前はサニーミルクっていうの」

よつば「ぎゅうにゅうやさんか!?」

大ちゃん「へ?妖精だけど…?」

よつば「はー、ようせいのぎゅうにゅうやさんかぁ…」

大ちゃん(なぜ牛乳屋が出てくるんだろう…)

よつば「なー」

サニー「へ?何よ…ってかだれ!?」

82: 2013/03/27(水) 19:47:17 ID:zjidCM2k
よつば「よつば、こいわいよつば!」

サニー「いや名前じゃなくてね」

チルノ「そいつはにんげんだぞ」

サニー「それは見ればわかるわ、…まぁいいわ。で、何よ?」

よつば「ぎゅうにゅうください」

サニー「…は?」

よつば「ぎゅうにゅうください!」

サニー「何か知らないけど牛乳はもってないわよ」

83: 2013/03/27(水) 19:52:29 ID:zjidCM2k
よつば「ぎゅうにゅうやさんなのにもってないのか!?」

サニー「いつ私が牛乳屋さんっていった?」

よつば「だってだいちゃんがおまえのなまえはサニーミルクっていったから」

サニー「…は!ミルクは私の名まえ!!牛乳じゃない!!」

よつば「なんだー、なまえかー」

サニー「ったく、変な解釈しないでくれる?」

よつば「ごめんなー」

85: 2013/03/27(水) 20:00:38 ID:zjidCM2k
?「結構面白かったわサニー」  クスクス

???「変な子ね…」

チルノ「あ、ルナとスター」

よつば「おぉー!!ようせいがいっぱいいる!!」

ルナ「あら、妖精見るの初めてなの?」

よつば「うん!」

スター「毎年春になるとリリーが村に行くはずなのに珍しいわね」

よつば「!?はるになるとようせいくるのか!?」

ルナ「リリーだけだけどね。今度大人の人たちにきいてみたら?」

86: 2013/03/27(水) 20:04:44 ID:zjidCM2k
よつば「かえったらとーちゃんにきいてみる!」

スター「そうしなさい」

サニー「で?チルノは何か用なの?」

チルノ「え?もうようはすんだけど?」

サニー「は?」

チルノ「よつばがようせいみたことないっていったからみせにきただけ」

サニー「そうなんだ」

87: 2013/03/27(水) 20:07:50 ID:zjidCM2k
よつば「・・・あ!」

ルナ「どうかした?」

よつば「れいむにじんじゃからでるなっていわれてたのわすれてた…」

妖精's「えっ」

大ちゃん「ち、チルノちゃんどうするの!?」

チルノ「まって大ちゃん、こんなのはどうだろう?」

大ちゃん「え、何々?」

88: 2013/03/27(水) 20:11:21 ID:zjidCM2k
~数分後・神社~

霊夢「どこにもいない…」

紫「子供の足ならそう遠くに行かないはずだけど…」

霊夢「まさか本当に妖怪に…?」

紫「もう一回回ってみましょ?」

霊夢「そうね…」

???「れいむー!」

89: 2013/03/27(水) 20:18:11 ID:zjidCM2k
霊夢「ん?あれは…チルノ?」

紫「他にもいるわね…ほとんど妖精だけど」

霊夢「あ、よつばもいる!!」

チルノ「れいむ!」  ハァ…ハァ…

霊夢「何?…まさかあんたがよつばを連れて行ったんじゃないでしょうね?」

大ちゃん(霊夢さん勘良すぎ!!)

チルノ「ちがうちがう!!あのね、きょう大ちゃんたちともりで遊んでいたらね」

サニー「妖怪がこの子をつれていくところをみたの!!」

霊夢「なんですって!?」

90: 2013/03/27(水) 20:25:20 ID:zjidCM2k
ルナ「それで、この子が助けてーって叫んでたから」

スター「私たちで助けたんです!!」

霊夢「そうだったの」

大ちゃん「そ、それでよつばちゃんが神社にいたら連れ去られたって言ったからここまで連れて来たんです」

霊夢「そう、よつば?怖くなかった?」

チルノ「たのしかった!」

霊夢「…そう。チルノ」

チルノ「な、なに?」

霊夢「わざわざありがとね」

チルノ「な、なーに。さいきょーのわたしにかかればようかいの一人や二人、あしもとにもおよばないわ」

91: 2013/03/27(水) 20:30:50 ID:zjidCM2k
霊夢「そうね、…じゃあよつば、帰るわよ」

よつば「お、かえれるのか!?」

霊夢「この人があなたのお家知っているから、この人について行きなさい」

紫「こんにちわよつばちゃん」

よつば「おまえだれだー?」

紫「私の名前は八雲紫って言うの。紫お姉さんって呼んでね」

よつば「わかった!よろしくなゆかりー!」

92: 2013/03/27(水) 20:35:37 ID:zjidCM2k
紫「…まぁいいわ。すぐ出発する?」

よつば「うん!」

紫「じゃあ行きましょう」

よつば「じゃあなれーむ!!」

霊夢「ちゃんとチルノ達にも言いなさいよ?」

よつば「じゃあなー!」

チルノ「また遊ぼうな!!」

大ちゃん「ち、チルノちゃん」

チルノ「あ」

霊夢「ほう…」

94: 2013/03/27(水) 20:41:11 ID:zjidCM2k
そして、よつばは紫の能力によって、ちゃんと元の世界に帰りました。

チルノ達はよつばと別れた後、一目散に逃げましたが、

霊夢からは逃げられなかったそうです。

96: 2013/03/27(水) 20:47:50 ID:zjidCM2k
~よつばの家~

よつば「ただいまー!」

とーちゃん「お、帰ってきた。どこまで行ってたんだ?」

よつば「じんじゃ!」

とーちゃん「神社に行ってたのか。…お昼は?」

よつば「れーむといっしょにたべた!」

とーちゃん「れーむ?」

よつば「じんじゃにいたひと!」

とーちゃん「つまり、神社の人にお昼をもらったと?」

97: 2013/03/27(水) 20:51:17 ID:zjidCM2k
よつば「うん!!」

とーちゃん「こいつはまた図々しい事を…」

よつば「おいしかった!!」

とーちゃん「そうか…今度お礼に行こうな」

よつば「うん!…あ。なー、とーちゃん」

とーちゃん「ん?なんだ?」

よつば「はるにようせいってきてるのか?」

とーちゃん「は?」



END

98: 2013/03/27(水) 20:56:37 ID:zjidCM2k
これにて【よつば編】は終わりです。

99: 2013/03/27(水) 21:00:49 ID:l3.Ooxbw

引用: 【よつばと】よつば「…どこだここ?」【東方】