1: 2022/05/30(月) 11:35:58 ID:RRJtmvzpa.net
人々「なんだここは」「ここから出してくれ!!」

俺「同じクラスのヤツらだ…クラスのヤツら全員がここに連れてこられたのか…」

???「ようこそ。君たちはデスゲームのメンバーに選ばれた。」

仮面で顔を隠した男がモニターに映し出される

俺「クソッ!お前がゲームマスターか!」

ゲームマスター「その通り。私のことは『アニマ』と呼んでくれ。ちなみに逃げたり抵抗するとお前たちの頭が爆発することになるからよろしく」
ふらいんぐうぃっち(13) (週刊少年マガジンコミックス)
3: 2022/05/30(月) 11:37:48 ID:RRJtmvzpa.net
まず最初のゲーム
デスマッチ
リングの上で1vs1で戦う
戦闘不能になった方が負け
戦闘前にルーレットで使う武器を1つだけ決める


ゲームマスター「あとリングは1つしかないから、くじで順番を決めて戦ってくれ。同じ番号を引いた人同士で戦え」

俺「リング1つしか無いのかよ。全員のバトルが終わるまでに何日かかるんだろ」

ゲームマスター「ちなみに負けたヤツは頭に埋め込まれた爆弾が爆発するからよろしく」

俺「クソッ!」

4: 2022/05/30(月) 11:40:19 ID:RRJtmvzpa.net
俺はくじを引いた

俺「なになに…?1番!?1回戦目か」

遠藤「よう俺、私も1回戦目だ。相手はお前のようだな」

俺「えっ遠藤!?見かけなかったから捕まってないのかと思ったが…いたのか!」

遠藤「ああ悪いな…影が薄いんだ私は」

俺「それにしてもお前と戦うことになるとはな…」

5: 2022/05/30(月) 11:42:09 ID:RRJtmvzpa.net
遠藤「負けた方は本当に氏ぬことになる…だが戦うしかない…!」

俺「くっ!仲間と頃し合いだなんて…」

遠藤「残念だ…それじゃ武器ルーレットを回すぞ」

テッテッテッテッ
トンファー

遠藤「私の武器はトンファーだ。お前もルーレットを回せ」

俺「いい武器こい!!」

テッテッテッテッ

7: 2022/05/30(月) 11:44:38 ID:RRJtmvzpa.net
テッテッテッテッ
トンファー

俺「遠藤と被った!」

遠藤「構えろ、俺」

俺(遠藤は格闘技のプロ…空手の有段者だ…油断ならねえ…)

8: 2022/05/30(月) 11:45:23 ID:RRJtmvzpa.net
1回戦目スタート


遠藤「ほっほっ!!」ブンブン

俺「くっ!こいつ!!トンファーを高速で回転させている!!」

遠藤「ほっほっ!!」ブンブンブンブンブンブン

俺「なんて速さだ!」

9: 2022/05/30(月) 11:46:11 ID:RRJtmvzpa.net
遠藤「ほっほっほっほっ」ブンブンブンブンブンブンブンブンブンブンブンブン

ワイ「ん?だがずっと同じ位置でトンファーをグルグル回すだけで何もしてこない…」

遠藤「クソッ!トンファーってどうやって使えばいいんだ!!」ブンブンブン

ワイ「!!…そうか!」

12: 2022/05/30(月) 11:49:07 ID:RRJtmvzpa.net
俺「遠藤は戦いのプロ…だが武器を使った戦いの経験がないのか!」

遠藤「あっあっあっ」ブンブンブンブンブンブン

スポッ

トンファーが遠藤の手から抜け飛んでいく

遠藤「まずい!」

俺「もらった!」パシッ

遠藤のトンファーをキャッチした俺はトンファー二刀流モードになった

俺「いくら格闘技のプロといっても丸腰で武器持ちには勝てまい!」

遠藤「くっ…やめっ…」

俺「終わりだぁぁあ!!」シュバッ

遠藤「ぐがぁ!!!」グチャァ

腹にトンファー二刀流による打撃をモロに食らう遠藤

遠藤「ぐっ…かはっ……!」気絶

遠藤は地に伏した

13: 2022/05/30(月) 11:50:24 ID:RRJtmvzpa.net
カンカンカン!

遠藤戦闘不能により試合終了のゴングがなる

俺「ハァ…ハァ…勝った…」

遠藤「ん…………ハッ!!……俺は…負けたのか…」

ピッピッピッピッ

遠藤の頭から音が鳴り響く

爆弾が起動したようだ

遠藤「あぁ…俺はここまでか…」

俺「遠藤…すまない」

遠藤「いいんだ…」

15: 2022/05/30(月) 11:51:04 ID:RRJtmvzpa.net
俺「お前の命を無駄にしない…そのために次のゲームも勝ち抜いてみせる!」

遠藤「いや…次のゲームは無い…」

俺「え?」

16: 2022/05/30(月) 11:51:49 ID:RRJtmvzpa.net
遠藤「なぜならゲームマスターは私だからだ…」

俺「は?」

遠藤「ゲームマスター『アニマ』の正体は私だ」

俺「何言ってんだよ!え?本当なのか?」

遠藤「本当だ」

17: 2022/05/30(月) 11:52:27 ID:RRJtmvzpa.net
俺「ちょっと待て。ならなんでゲームマスターであるお前がゲームに参加してるんだよ」

遠藤「よくあるだろ。黒幕も実はゲームに参加してるやつ。あれだよ」

俺「そうか~…」

遠藤「私は氏を間近で見ることで生を実感出来る…そのためにこのデスゲームを作った」

19: 2022/05/30(月) 11:53:20 ID:RRJtmvzpa.net
遠藤「そしてもっと間近で氏を見るために自らゲームに参加した。だが1回戦で負けるとは…最後まで生き残って正体を明かす流れを想定していたのに…」

俺「…」

遠藤「俺、お前のような強敵に当たったのが運の尽きだな…」

ピッピッピッピッ

爆弾の音が速くなる

遠藤「時間か…ゲームマスター氏亡でデスゲームはお開きだ!じゃあな!!!」パァンッッッッ

遠藤の頭が弾け飛ぶ

20: 2022/05/30(月) 11:54:21 ID:RRJtmvzpa.net
人々「うおおお!」「部屋から出られるぞ!!」「私たちは助かったんだぁぁあ!!」

こうして氏者1名を出した凄惨なゲームの幕が閉じられた

俺「氏と隣合わせの状況だった今回の件で俺は命の大切さを学んだ。氏の恐怖に怯えず過ごせる毎日に感謝して…精一杯生きていこう!」

~完~

22: 2022/05/30(月) 11:54:50 ID:egM22Masp.net
なんで自分に爆弾入れてんねん

23: 2022/05/30(月) 11:55:00 ID:c8Jw4TpW0.net
脳内でギャグ漫画日和の絵柄になった

引用: 俺「うっ、この部屋は?デスゲームか」???「クククッ」