1: 2008/06/20(金) 17:25:09.42 ID:EZnrHXxd0
水銀燈「また今日もアリスゲームってことで真紅のところに行かなくちゃいけないわぁ・・・」

水銀燈「・・・・この前も仲良くしようと思っていったのについ意地悪なこといって真紅たちにいじめられちゃったし・・・」

184: 2008/09/19(金) 21:41:49.21 ID:QW3wQ5Ge0
水銀燈「はぁ・・・今日も食べ物にありつけなかったわぁ・・・」

水銀燈「ヤクルト飲みたいわぁ・・・」

水銀燈「そうだ!またあのバイトをすればいいのよぉ、さっそく行動よぉ」

185: 2008/09/19(金) 21:46:26.39 ID:QW3wQ5Ge0
翠星石「あ、あれは水銀燈ですぅ!あそこの建物に入っていくですぅ」

翠星石「・・・ち・・ん・・・こ?」

翠星石「看板が高すぎてよく読めねーですぅ」

186: 2008/09/19(金) 21:49:43.46 ID:QW3wQ5Ge0
翠星石「ひょっとしたら、ここが水銀燈の棲家かもしれねーですぅ」

翠星石「こっそり後をつけてやるですぅ。ヒヒヒヒヒヒ」

ウィィィーーン

翠星石「ひぃぃ!・・・な、なんだ自動ドアですか」

翠星石「・・・水銀燈のくせにいい所に住んでやがるですぅ・・・」

188: 2008/09/19(金) 21:56:40.23 ID:QW3wQ5Ge0
ジャラジャラジャラジャラ ガチャガチャガチャガチャ

翠星石「チンチンジャラジャラうるせぇーですぅーーーーーーーーーーー」

翠星石「人間が大勢椅子に座ってるですぅ。とても隠れ家には見えねーですぅ・・・」

189: 2008/09/19(金) 22:00:49.46 ID:QW3wQ5Ge0
翠星石「・・・みんな目の前のTVを睨みつけてるですぅ」

翠星石「よく見たらTVの中を玉が転がってるですぅ」

翠星石「あんな近くでTVを見てたら目が悪くなるですぅ。のりが言ってたですぅ」

190: 2008/09/19(金) 22:04:14.13 ID:QW3wQ5Ge0
翠星石「・・・水銀燈は何しにこの建物に入ったですか?とても棲家には見えねーですぅ」

翠星石「とりあえず水銀燈を探してみるですぅ・・・」

191: 2008/09/19(金) 22:08:09.07 ID:QW3wQ5Ge0
翠星石「それにしてもここの人間共はみんな目が血走ってるですぅ」

翠星石「こりゃ病気や頭のおかしい連中の隔離病棟ですぅ・・・」

翠星石「水銀燈はこの場所でいったい何を・・・」


192: 2008/09/19(金) 22:11:16.19 ID:QW3wQ5Ge0
水銀燈「ふふふ・・・今日は玉がいっぱい落ちてて助かるわぁ」

水銀燈「おっと、人間には見つからないようにしなくちゃねぇ」

水銀燈「これだけあれば今日はヤクルトとお弁当が食べられるかもぉ・・・うふふぅ」

193: 2008/09/19(金) 22:15:12.60 ID:QW3wQ5Ge0
翠星石「・・・水銀燈が隅っこでゴソゴソやってるですぅ」

翠星石「何か、銀球みたいなものを手にもってるですぅ」

翠星石「水銀燈と銀球・・・」

195: 2008/09/19(金) 22:19:21.67 ID:QW3wQ5Ge0
水銀燈「今日は216玉持ってきたわぁ。さぁ買い取って頂戴」

※※※「やぁ水銀燈。今日もせいがでるね」

水銀燈「それにしても、あなたぁいつもここにいるわねぇ・・・他人事ながらこんな所にいたら耳がおかしくなっちゃわなぁい?」

196: 2008/09/19(金) 22:23:23.76 ID:QW3wQ5Ge0
翠星石「水銀燈が誰かと話をしてるですぅ・・・。あ!あれは!?」

197: 2008/09/19(金) 22:26:47.91 ID:QW3wQ5Ge0
翠星石「そ、蒼星石!?人間共と混じってTVの前に座ってやがるですぅ・・・」

翠星石「・・・!?あの銀球とお金を交換してやがるですぅ!?」

翠星石「これは姉として一言いってやらなきゃいけねぇですぅ!

199: 2008/09/19(金) 22:31:20.12 ID:QW3wQ5Ge0
蒼星石「216玉だから216円だね」

水銀燈「ちょっとぉ・・・もっといい値段で買ってくれてもいいんじゃなぁい?」

蒼星石「いやなら別に買わなくてもいいんだよ。僕以外に売れる相手がいるのならね。ふふふ・・・」

水銀燈「・・・わかったわよぉ。それにしてもアナタも変わり者ねぇ、こんな玉とお金を交換するなんてぇ・・・」

200: 2008/09/19(金) 22:34:00.29 ID:QW3wQ5Ge0
翠星石「蒼星石!」

水銀燈&蒼星石「す、翠星石!?」

201: 2008/09/19(金) 22:37:08.13 ID:QW3wQ5Ge0
翠星石「こんなところで何をやぁ~~~ってやがるですか!」

翠星石「おまけに水銀燈と仲良k・・・いや、水銀燈と話をしてるですか!」

203: 2008/09/19(金) 22:42:21.87 ID:QW3wQ5Ge0
蒼星石「・・・僕はマスターに付き添ってここにいるんだ。ここでは水銀燈とギブアンドテイクの関係なんだよ」

翠星石「ぎ、ぎぶあんど???・・・・」

水銀燈「そうよぉ、ここでは蒼星石と休戦・・・もとい持ちつ持たれつの関係ねぇ」

204: 2008/09/19(金) 22:42:50.29 ID:QW3wQ5Ge0
支援感謝!

205: 2008/09/19(金) 22:47:53.97 ID:QW3wQ5Ge0
蒼星石「僕の目の前にある機械はパチOコといってね、中央のTVで数字を揃えるゲームなんだ。」

蒼星石「このTVの数字を揃えるにはその玉が必要でね、それを水銀燈に集めてもらってたんだ」

翠星石「・・・数字を揃えるとどうなるですぅ?」

206: 2008/09/19(金) 22:51:51.78 ID:QW3wQ5Ge0
蒼星石「玉がいっぱいでてくるんだ」

翠星石「玉が?それで?」

蒼星石「その玉を換k・・・いや玉がいっぱいあってうれしいなぁ~って・・・あはは」


207: 2008/09/19(金) 22:55:49.66 ID:QW3wQ5Ge0
翠星石(我が妹ながらよくわからねぇ~やつですぅ・・・)

蒼星石(ふぅ、危ない・・・。換金できると分かったら水銀燈から安く買い叩けなくなっちゃうよ・・・)

水銀燈(・・・もっと玉を集めなくちゃご飯が食べられないわねぇ)

208: 2008/09/19(金) 22:59:51.48 ID:QW3wQ5Ge0
翠星石「よくわからねぇ~から翠星石にもやらせるですぅ!」

翠星石「周りの人間を見たら玉の使い方は大体分かったですぅ」

翠星石「蒼星石!お姉ちゃんに玉をよこすですぅ」

蒼星石「あっ・・・」

209: 2008/09/19(金) 23:03:23.05 ID:QW3wQ5Ge0
翠星石「この丸いものを回せばいいですね!」

蒼星石「すっ翠星石、回しすぎだよ!玉が全部右に流れてるよ!中央の穴に玉を入れないと」

210: 2008/09/19(金) 23:05:34.33 ID:QW3wQ5Ge0
翠星石「わ、分かってるですぅ・・・あっTVの絵が動き出したですぅ」

ガシャガシャガシャ カブキモードトツニュウ!

蒼星石「!?」


211: 2008/09/19(金) 23:09:13.65 ID:QW3wQ5Ge0
翠星石「TVについてる飾りが動いたですぅ」

蒼星石「す、翠星石 もういいでしょ?そんなに面白いものじゃないよ・・・」

翠星石「結構おもしろいですぅ」

212: 2008/09/19(金) 23:15:54.45 ID:QW3wQ5Ge0
蒼星石「そ、それよりも翠星石も玉を集めてきてよ。お礼にくんくん人形をプレゼントするからさあ」

翠星石「本当ですか!」

蒼星石「うん、それよりも早くしないと水銀燈が全部持ってきちゃうよ」

翠星石「こうしちゃいられねぇですぅ!」

タタタタタタタタッ


214: 2008/09/19(金) 23:20:57.68 ID:QW3wQ5Ge0
蒼星石(ふぅ・・・確かこの表示は潜伏だったよな)

カチャカチャ

蒼星石(翠星石も行ったし、さぁ~出すぞぉ♪)

215: 2008/09/19(金) 23:26:06.90 ID:QW3wQ5Ge0
翠星石「そこら中に玉が落ちてるですぅ♪こりゃ蒼星石も大喜びですぅ」

水銀燈「ちょっとぉ・・・新参の分際で私の仕事を取る気ぃ?」

翠星石「うるせぇですぅ。同じ銀色だからって調子にのんなですぅ!」

水銀燈「・・・・・・・・・」

216: 2008/09/19(金) 23:29:18.62 ID:QW3wQ5Ge0
元治「ふんふんふ~~~ん♪」

翠星石&水銀燈「!?」

217: 2008/09/19(金) 23:31:49.42 ID:QW3wQ5Ge0
翠星石「おじじもパチOコやってやがるですぅ・・・」

水銀燈「随分たくさん玉を持ってるわねぇ・・・」

ギャラクシーモードトツニュウ!

元治「きたぁあああああ♪」

218: 2008/09/19(金) 23:33:59.40 ID:QW3wQ5Ge0
翠星石「随分浮かれてやがるですぅ・・・」

水銀燈「ちょっとやそっとじゃ周りの気配に気づきそうもないわねぇ・・・」

翠星石&水銀燈「・・・」

219: 2008/09/19(金) 23:38:55.13 ID:QW3wQ5Ge0
ヨアーケヲカナデヨー

元治「うひひ、今日は豊作じゃのう♪・・・あ、あれ?まだこれだけだったかのう?」

220: 2008/09/19(金) 23:41:44.59 ID:QW3wQ5Ge0
オリャオリャオリャオリャ ドカーン モヒトツオマケニ ドカーン

蒼星石「やっぱり慶次はいいなあ。コブラは糞過ぎだよ」

222: 2008/09/19(金) 23:44:48.32 ID:QW3wQ5Ge0
翠星石「蒼星石ー!玉を持ってきたですぅ!」

水銀燈「今回の量はすごいわよぉ」

蒼星石「二人とも早かっt・・・・ってぇ箱ぉ!?」

223: 2008/09/19(金) 23:49:18.55 ID:QW3wQ5Ge0
蒼星石「ふ、二人とも人の玉を取っちゃいけないんだよ!」

翠星石「大丈夫ですぅハイマーに数の区別がつくわけねぇですぅ」

水銀燈「1612玉あるわよぉ」

224: 2008/09/19(金) 23:52:01.67 ID:QW3wQ5Ge0
蒼星石(ハイマー・・・マスターのことか・・・)

翠星石「早く、くんくん人形をよこすですぅ!」

水銀燈(今日はすき屋でメガ牛よぉ・・・♪)

225: 2008/09/19(金) 23:56:37.26 ID:QW3wQ5Ge0
翠星石&水銀燈「早くするですぅのよぉ」

蒼星石「・・・」

蒼星石「まだいけるんじゃない?」

翠星石&水銀燈「!?」

226: 2008/09/20(土) 00:01:17.17 ID:SOg9R+9x0
蒼星石「もっとたくさん玉があれば大きいくんくん人形やご馳走があげれるんだけどなあ~」

翠星石&水銀燈「・・・」

翠星石(我が妹ながら恐ろしいやつですぅ・・・)

水銀燈(ヤクルト一ダース一気飲みできるかしらぁ・・・)

227: 2008/09/20(土) 00:04:48.46 ID:SOg9R+9x0
エンジェソーング

元治「うひひ、笑いがとまらんのぅ・・・どれ、何箱いったかのぅ・・・」

ガラーン

元治「・・・」

元治「かぁぁああああじゅぅうううううきぃいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」

228: 2008/09/20(土) 00:09:34.67 ID:SOg9R+9x0
数時間後・・・

蒼星石&翠星石&水銀燈「カンパーーーイ!」

229: 2008/09/20(土) 00:14:17.31 ID:SOg9R+9x0
蒼星石「いやあ、今日は二人のおかげで儲k・・・た、楽しめたよ」

翠星石「くんくん人形の他に焼肉まで奢ってもらってよかったですか?」

水銀燈「うっ・・・うっ・・・焼肉おいしいわぁ・・・」

翠星石「・・・泣きながら食うなですぅ・・・」

230: 2008/09/20(土) 00:18:45.68 ID:SOg9R+9x0
蒼星石「焼肉ぐらいお安い誤用さ。また次もお願いするよ」

ハフハフ モグモグ

水銀燈「うっ・・・うっ・・・焼肉おいしいわぁ・・・」

翠星石「そ、そうですか・・・蒼星石がそう言うなら遠慮なくいただくですぅ」

翠星石(水銀燈はいったいどんな食生活を送っているですぅ・・・?)

231: 2008/09/20(土) 00:22:12.53 ID:SOg9R+9x0
蒼星石「マスターが黄色い救急車で運ばれちゃったから今日はオールで楽しもうよ!」

ハフハフ ガツガツ モグモク ングング゙

水銀燈「うっ・・・うっ・・・焼肉おいしいわぁ・・・」

翠星石(あの後おじじは店員に取り押さえられて車で運ばれていったですぅ・・・)

232: 2008/09/20(土) 00:27:36.73 ID:SOg9R+9x0
病院にて・・・・

元治「かぁぁああああじゅぅうううううきぃいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」

めぐ「うるせぇ!!隣で騒ぐんじゃねぇえええ!!!!!!!」

ドガァッッ!!!!!!!!

元治「ぅぼぁあっ!」
 
 
 
ハフハフ ガツガツ モグモク ングング゙  ペチャペチャ ジュルルルルゥウウウウ

水銀燈「うっ・・・うっ・・・焼肉おいしいわぁ・・・」


                       おしまい

235: 2008/09/20(土) 09:34:29.33 ID:SOg9R+9x0
水銀燈「おいしかったわぁ・・・」

翠星石「満足ですぅ・・・やっぱりJOJO苑は最高でぇすねぇ」

蒼星石(JOJO苑で満足とか・・・碌な物を食べてないんだなぁ・・・)

236: 2008/09/20(土) 09:37:46.85 ID:SOg9R+9x0
翠星石「それじゃ翠星石はそろそろ帰るですぅ。今日はご馳走さまですぅ」

蒼星石「気をつけてねー」

水銀燈(お肉をタッパーに詰めてもって帰りたいわぁ)

237: 2008/09/20(土) 09:41:40.49 ID:SOg9R+9x0
蒼星石「さて水銀燈、ちょっといいかな?」

水銀燈(ポケットに入れようかしらぁ・・・)

蒼星石「水銀燈?」

238: 2008/09/20(土) 09:44:54.55 ID:SOg9R+9x0
蒼星石「水銀燈!」

水銀燈「!? ご、ごめんなさぁい・・・お口に含んでいくだけで我慢するわぁ・・・」

蒼星石「・・・・そんなことしなくても僕が折り詰めを頼んであげるよ・・・」

水銀燈「!? うっうっ・・・姉思いの妹を持って幸せだわぁ・・・」

蒼星石「・・・・・・」

239: 2008/09/20(土) 09:47:17.24 ID:SOg9R+9x0
蒼星石「そんなことよりもちょっと話があるんだけどいいかな?」

水銀燈「ヤクルトもお願いしていいかしらぁ・・・」

蒼星石「・・・いいよ・・・で、話というのはね・・・」

240: 2008/09/20(土) 09:51:52.30 ID:SOg9R+9x0
蒼星石「割のいいアルバイトがあるんだけどやってみない?」

水銀燈「この珍味と焼肉のタレも一緒につけてほしいわぁ」

店員「・・・かしこまりました。」

蒼星石「聞いてよぉおお!」

241: 2008/09/20(土) 09:55:37.56 ID:SOg9R+9x0
 
 
 
 
 
水銀燈「で、結果から話すとぉそのバイトを引き受けたのよぉ・・・まさかこんなことになるなんてぇ・・・」

242: 2008/09/20(土) 10:00:58.68 ID:SOg9R+9x0
水銀燈「今私はフルーツジュース工場で働いているわぁ・・・」

水銀燈「これは蒼星石から紹介されたアルバイトじゃなくて隠れ家件生活の糧としてねぇ・・・」

243: 2008/09/20(土) 10:07:13.37 ID:SOg9R+9x0
水銀燈「そう・・・あの忌々しい蒼星石の口車に乗ったばかりにぃこんな境遇に・・・」

水銀燈「あ、そろそろ返事がくるころかしらぁ・・・」

ノートパソコンを取り出す水銀燈

カチャカチャ

244: 2008/09/20(土) 10:10:20.39 ID:SOg9R+9x0
画面上にチャットが映し出される。そこに文字が表示されていく

RED「御機嫌よう、SILVER」

水銀燈「こんばんわ、REDっとぉ」

カチャカチャ

245: 2008/09/20(土) 10:13:56.71 ID:SOg9R+9x0
RED「この間送った薬の結果はどうかしら?いい結果がでていればいいのだけれど・・・」

SILVER「ごめんなさいねぇ・・・効果はなかったみたいなのぉ・・・」

RED「・・・そう、残念だわ」

SILVER「気を落とさないでぇ・・・あなたの好意には大変感謝してるのよぉ」

246: 2008/09/20(土) 10:19:38.75 ID:SOg9R+9x0
RED「・・・やはり直にあって検査するのが一番いいのだわ」

SILVER「ごめんなさぁい・・・今は身動きが取れない状態なのぉ・・・」

RED「もし動ける状態になったら遠慮なく言ってほしいのだわ」

水銀燈「ありがとぉRED・・・」

カチャカチャ

247: 2008/09/20(土) 10:26:02.13 ID:SOg9R+9x0
ノートパソコンを畳む水銀燈

水銀燈「ふぅ・・・新薬臨床試験なんてアルバイト引き受けなきゃよかったわぁ・・・」

水銀燈「その薬のせいで私は得体の知れない病気を発症するしぃ・・・お尋ね者のオマケ付きよぉ・・・」

248: 2008/09/20(土) 10:27:53.13 ID:SOg9R+9x0
数時間離籍します。保守はしなくていいです。落ちようがないもんねw

249: 2008/09/20(土) 17:56:48.20 ID:SOg9R+9x0
水銀燈「さぁて、そろそろフルーツジュース工場のアルバイトにいかなきゃあ・・・」

水銀燈「最近水ばかりだから甘いものが飲みたいわぁ・・・」



水銀燈「まだ誰もきてないわぁ・・・あっ!ジュースぅ・・・」

水銀燈「ちょっとだけなら分からないわよねぇ・・・ラベルの辺までぇ・・・ラベルの辺までぇ・・・」

ゴキュゴキュゴキュ

251: 2008/09/20(土) 18:03:00.35 ID:SOg9R+9x0
水銀燈「・・・少し飲みすぎちゃったかしらぁ。ちょっと戻すわぁ」

ペッペッペッ

水銀燈「・・・」

水銀燈「どうしよう・・・もう涎がでないわぁ・・・」

水銀燈「・・・よく考えたら水で増やしておけばいいんじゃなぁい」

水銀燈「貴重な水分を無駄にしたわぁ」

252: 2008/09/20(土) 18:05:58.32 ID:SOg9R+9x0
>>250
㌧です。
初めてのSSなんでチラ裏代わりのこのスレを使わせてもらってます^^;

253: 2008/09/20(土) 18:14:31.45 ID:SOg9R+9x0
■■■■■■数週間後の柴崎家■■■■■■

元治「病院食はろくなもんじゃなかったのぅ・・・」

元治「うちの冷蔵庫の中には何がはいっとるかな~・・・なんじゃフルーツジュースしかないのか・・・」

元治「・・・ちょっと泡立ってるような気がするが、いっとくかのぅ」

ゴキュゴキュゴキュ

元治「ぷはー!マズい!もう一p・・・おぶぅぁあっっ!」

254: 2008/09/20(土) 18:20:44.99 ID:SOg9R+9x0
蒼星石「マスター!?」

元治「・・・・・・・・・・・・・」

蒼星石「原因はこのジュースか?・・・」

蒼星石「ペロ・・・・・・これは!僕が水銀燈に投与した翠星菌・・・!」

蒼星石「ふふふ・・・今までまったく足取りが掴めなかったけど致命的なミスをしたようだね水銀燈」

蒼星石「今の君は危険な存在なんだ。躊躇なく屠らせてもらうよ・・・あはは」

元治「・・・・・・・・・・・・・」

255: 2008/09/20(土) 18:27:41.90 ID:SOg9R+9x0
水銀燈「はぁ・・・今日もアルバイトがおわったわぁ」

水銀燈「お給料も入ったことだし奮発してシャケ弁にしようかしらぁ♪」

水銀燈「毎日、もやしの塩炒めじゃ力が入らないしねぇ。たまにはいいわよねぇ」

水銀燈「シャケ弁♪シャケ弁♪シャケ弁♪」


256: 2008/09/20(土) 18:32:50.44 ID:SOg9R+9x0
水銀燈「うふふ♪シャケ弁にカップ味噌汁もつけちゃったわぁ♪」

水銀燈「水は・・・っと近くの公園で汲んでこなきゃあねぇ」

水銀燈「楽しみだわぁ♪」

ガチャン

弁当を自宅に置いて公園に向かう水銀燈

※※※「・・・・・」

257: 2008/09/20(土) 18:38:01.91 ID:SOg9R+9x0
水銀燈「シャケ弁♪シャケ弁♪シャケ弁♪」

ガチャ

水銀燈「あらぁ・・・鍵が開いてるぅ・・・?」

グァフグァフ カタカタ カツカツカツ 

水銀燈「!?」

水銀燈「あなたぁ・・・いったぁいそこで何をやっているのぉ・・・!」

258: 2008/09/20(土) 18:42:22.63 ID:SOg9R+9x0
※※※「おいしいの~おいしいの~」

グァフグァフ カタカタ カツカツカツ 

水銀燈「ちょっとぉ・・・そこで何やってんのって聞いてんのよぉ!!!」

※※※「うにゅ~今はシャケ弁よりも自分の身を案じたほうがいいの~お尋ね者の水銀燈!」

水銀燈「!?」

259: 2008/09/20(土) 18:49:29.82 ID:SOg9R+9x0
水銀燈「あ、あなたは・・・雛苺!偶然ここに来たって訳じゃないわよねぇ・・・」

雛苺「うぃー。正解なの~ 蒼星石からうにゅ~30個で派遣されてきたの~」

水銀燈「蒼星石から・・・」

雛苺「おとなしく雛と一緒についてきてほしいの~ さもなくば・・・」

水銀燈「・・・雛苺 あなたに言いたいことがみっつあるわぁ・・・」

260: 2008/09/20(土) 18:55:10.96 ID:SOg9R+9x0
水銀燈「ひとつは・・・その手に持った箸を下におきなさぁい」

水銀燈「ふたつめは・・・口に含んだ昆布巻きをだしなさぁい」

水銀燈「みっつめは・・・そのシャケの皮を私にしゃぶらせなさぁい!!!」

雛苺「・・・・・・」

261: 2008/09/20(土) 19:06:27.71 ID:SOg9R+9x0
雛苺「もう・・・会話するのも馬鹿馬鹿しいの~ 苺わだち!」

水銀燈(くっ・・・なんとかシャケの皮を奪取しなきゃあ・・・)

雛苺「何を狙っているかバレバレなの!」

パクッ

水銀燈「・・・・・・・・・・・・・・」

水銀燈「雛苺ぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」





262: 2008/09/20(土) 19:07:13.38 ID:SOg9R+9x0
ちょっと飯いてきます ノシ

264: 2008/09/20(土) 20:32:11.19 ID:SOg9R+9x0
そして・・・雛苺はジャンクになった・・・

265: 2008/09/20(土) 20:35:35.67 ID:SOg9R+9x0
水銀燈「なんなのぉこれぇ・・・」

水銀燈「気が付いたら雛苺がジャンクに・・・私は一体何を・・・」

水銀燈が激昂した瞬間、水銀燈は自我を失っていた。そして目の前にはジャンクとなった雛苺が横たわっていた・・・

266: 2008/09/20(土) 20:38:44.49 ID:SOg9R+9x0
雛苺「うっ・・・うっ・・・・・」

水銀燈「雛苺ぉ!一体何があったのぉ!?」

雛苺「ひ・・・雛は・・・」

水銀燈「・・・?」

雛苺「雛は・・・不人気じゃないのぉおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

水銀燈「!?」

267: 2008/09/20(土) 20:42:43.88 ID:SOg9R+9x0
雛苺は窓を破って去っていった・・・・

水銀燈「もうこの場所には留まれないわねぇ・・・」

水銀燈「REDと会う瞬間がやってきたってことかしらぁ・・・」

268: 2008/09/20(土) 20:50:32.57 ID:SOg9R+9x0
・・・・・・・・・・・・

水銀燈「まさかあなたがREDだったなんてねぇ・・・」

真紅「あら?今は手段を選べないんではなくって?」

チャット仲間の協力者であったREDは実は真紅であった。

真紅「あなたに投与された薬・・・もといウィルスは翠星菌というのだわ」

水銀燈「ウィルス!?」

269: 2008/09/20(土) 20:56:18.69 ID:SOg9R+9x0
真紅「そう・・・蒼星石はローゼンメイデン人気NO1、2の翠星石とす・・・水銀燈の要素を併せ持った最強の萌えウィルスを作り出そうとしたのだわ・・・」

真紅「そのウィルスを持ったのもは事実上人気NO1のローゼンメイデンとなれる・・・」

真紅「それが蒼星石の目的なのだわ・・・」

水銀燈「・・・」

270: 2008/09/20(土) 21:04:54.17 ID:SOg9R+9x0
■■■■■■柴崎家■■■■■■

雛苺「雛にもウィルスを投与して欲しいの~~~~~~!!!」

蒼星石(人気NO1&2の要素を持った水銀燈に不人気の雛苺じゃやっぱり役不足だったか・・・)

雛苺「雛は・・・雛は・・・下から数えたほうが早い順位じゃないのぉおおおおおおおおおおお!!!」

蒼星石(不人気の雛にウィルスを投与したところで水銀燈以上の脅威になることはないだろう・・・)

蒼星石「分かったよ雛苺・・・このウィルスで君は水銀燈に匹敵する力を得ることができるよ」

雛苺「本当!?ありがとうなの~~~~~」

271: 2008/09/20(土) 21:20:45.64 ID:SOg9R+9x0
水銀燈「それで翠星菌を排除するにはどうしたらいいのぉ?」

真紅「!?あなたはむざむざ人気NO1の座を捨てるというの?」

水銀燈「翠星菌に頼らなくったって私の人気は一番だものぉ・・・それにそんなの実力じゃないじゃなぁい!」

真紅「・・・翠星菌を排除する手立てはないのだわ。でも発症を抑えることはできる!」

水銀燈「それは・・・?」

真紅「感情をコントロールするのだわ。あなたの力でウィルスを押さえ込むのだわ!」

272: 2008/09/20(土) 21:32:55.02 ID:SOg9R+9x0
ドグワァァアアーーーン

水銀燈&真紅「な、何?」

雛苺「雛が・・・雛こそが・・・・人気NO1のローゼンメイデンなのぉおおおおおお!」

真紅「あ、あれは雛苺!?さては蒼星石にウィルスを投与されたのね!」

水銀燈「ここは私にまかせなさぁい!」

真紅「水銀燈!忘れないで!感情・・・意思こそが力を制御するのだわ!」

273: 2008/09/20(土) 21:42:15.02 ID:SOg9R+9x0
雛苺「苺すぃどりーむわだちですのぉおおおおおおおおおおお!!!」

水銀燈「くっ・・・、ツンデレビーーーーーーーーーーーーーーーム!ですぅ」

二人の激しい戦いの軌跡が大空の星となって瞬いていく

274: 2008/09/20(土) 21:49:20.15 ID:SOg9R+9x0
蒼星石「もう僕たちじゃ手を出せない次元のレベルだね・・・」

真紅「・・・一体何の用かしら?」

蒼星石「そう邪険にしないでよ。君が水銀燈と接触したのだって自分が人気NO1に返り咲こうとしてたのは分かってるんだから」

真紅「・・・」

真紅「それでも・・・何も知らない雛苺のような不人気を利用する真似はしないのだわ!」

蒼星石「ふふふ・・・まぁ今はこの戦いを見守ろうじゃないか」

275: 2008/09/20(土) 21:53:43.61 ID:SOg9R+9x0
水銀燈「ツンデレビーーーーーーーーーーーーーーーム!ですぅ」

ズガガァッ

雛苺「っうぁああー」

水銀燈「ひ、雛苺!?」


落下していく雛苺を受け止める水銀燈

276: 2008/09/20(土) 22:01:26.78 ID:SOg9R+9x0
雛苺「戦いのけりはついたのぉ・・・水銀燈が勝ったの・・・でも雛は水銀燈に刃を向けてしまったから・・・」

雛苺「水銀燈と仲直りすることはできないの・・・。だから頃して欲しいの・・・・」

水銀燈「氏ぬことなんてないのよぉ。もう戦いは終わったのよぉ・・・」

277: 2008/09/20(土) 22:08:46.83 ID:SOg9R+9x0
雛苺「もうどうしようもないの・・・。こうまで水銀燈と戦ってきた雛は金糸雀のところへ行くしかないの・・・」

雛苺「だったら潔く水銀燈の手で雛を・・・   って甘いよのぉおおお、水銀燈w」

ドスッ

水銀燈「うっ・・・まったくぅ不人気ってのはぁ・・・・」

雛苺「しぶといの! 金糸雀・・・水銀燈を手向けにしてあげるの。そしたら・・・・・はずれた?なんで。」

278: 2008/09/20(土) 22:20:44.90 ID:SOg9R+9x0
水銀燈「・・・こ、これがNO1の力・・・水銀燈の力なのよぉおおおお!!!」

真紅「ひ、光が広がっていくのだわ・・・」

蒼星石「・・・大きな星がついたり消えたりしている…大きい…彗星かな?いや、違う。違うな。」

蒼星石「彗星はバアーッと動くもんな・・・暑っ苦しいな・・・ここ、出られないのかな・・・おーい、出してくださいよ。ねぇ・・・」
 
 
 
 
 
 

279: 2008/09/20(土) 22:24:03.58 ID:SOg9R+9x0
■■■■そして数ヵ月後・・・■■■■

280: 2008/09/20(土) 22:33:52.48 ID:SOg9R+9x0
雛苺「うぅ~そこに人がいるのぉ?」

エンジュ「どうしたのかな?」

雛苺「目が見えなくて方角がわからないの~・・・JUMのおうちはどこぉ?」

エンジュ「ここからもう少し先だけど、私と一緒に行った方がよさそうだね」

雛苺「うゆ・・・でも悪いのぉ・・・・」

エンジュ「でも目が見えないみたいだし・・・ちょっと準備してくるから待ってて」

281: 2008/09/20(土) 22:43:31.96 ID:SOg9R+9x0
薔薇水晶「・・・こんにちは・・・」

雛苺「うゆ、もう一人いたの?こんにちは、私雛苺。あなたは?」

薔薇水晶「・・・薔薇・・水晶・・・」

雛苺「薔薇水晶・・・綺麗な名前なのぉ」

雛苺「雛ね、友達と喧嘩しちゃって・・・今は一人ぼっちなの・・・。友達になってくれないかな?」

282: 2008/09/20(土) 22:54:30.08 ID:SOg9R+9x0
薔薇水晶「・・・いい・・よ・・・」

薔薇水晶「でも・・その友達は・・・きっと・・仲直り・・したがってる」

薔薇水晶「・・だから・・・一緒に・謝りに・・・行きましょう」

雛苺「・・・うっ・・・うっ・・・うわぁぁあああん・・・・・」

エンジュ「っとと、どうしたんだい一体?・・・まあここは寒いし一端私の家に行こう」

雛苺「・・・うっ・・・うっ・・・」

薔薇水晶「・・・泣か・・ないで・・・」
 
やさしく雛苺の頭を撫でる薔薇水晶・・・そしてそれを上空から見守る黒い影
 
 
 
 

水銀燈「まったくぅ探す身にもなって欲しいわぁ・・・まぁでも近いうちに会えそうねぇ」

そう呟くと黒い天使は満足げな顔で飛んでいく・・・その顔に微笑を湛えながら

283: 2008/09/21(日) 03:50:35.36 ID:1MXIr0nj0
続きが楽しみ

285: 2008/09/21(日) 21:03:13.63 ID:bjEAmvOS0
>>283
すいません>>282でおしまいなんですよ・・・

286: 2008/09/21(日) 21:05:05.50 ID:brpHFJnOO
なんて鬱エンド

引用: 水銀燈「・・・また真紅にいじめられるわぁ・・・」