海未「今回決めるのは初日の夕方と2日目の午前にやる筋力トレーニングのメニューですね」

果南「初日のはうちでざっと作ってきたよ」

ランジュ「トライアスロンね！　楽しみだわ！」

果南「Aqoursでも評判良いんだ」

千砂都「うーん、バイク85キロは中途半端じゃない？　100キロにしようよ。丸二つだよ！」

海未「それだとスイムとランとのバランスが……増やしますか」

果南「じゃあラン30スイム2で」

梢「コホン、ちょっと待ってください」

梢「50人も集まる合宿でどうやって自転車を用意するんですか？」

海未「はっ！　確かに」

果南「あ、いつもみんな自分の自転車使ってたから気にしてなかった」

ランジュ「自転車を50台用意すればいいのね？」

梢「仮に全員が私物を使うとしても駐輪スペースが足りないでしょう。合宿の目的を考えたら、バイクはなしが妥当だと思います」

千砂都「丸が……」

海未「そうですね、ではラン40キロ、スイム10キロにしましょう」

海未「では二日目午前ですね。初日が軽めなのでここはしっかりやっていきましょう」

千砂都「トレーニング機材はどれくらいあるの？」

海未「一通りあるみたいですが、数に限りがあるので自重トレーニングとローテーションしましょう。あ、果南さんが言っていた砂浜ダッシュはできそうですよ」

果南「やったぁ！」

梢「ジムに入れるのが20人程度、となると3チームに分けましょうか」

ランジュ「砂浜と体育館に分けたらいいんじゃない？」

果南「砂浜100mダッシュを50本と、アジリティ15セットかな」

ランジュ「砂浜で長距離走も効きそうね！」

梢「体育館の方はスクワット、プランク、ハイニー、クランチで行きましょうか」

千砂都「スクワット15回10セット、プランク1分5セット、ハイニー30秒15セット、クランチ30回10セットかな」

梢「それだと砂浜組を待つことになりませんか？」

ランジュ「腕立て伏せ20回10セット追加よ！」

海未「ふふ、さくさく決まっていきますね。合宿が楽しみです！」

～合宿当日～

海未「ぜぇ、はぁ……」

穂乃果「だからメニューは絵里ちゃんにお願いしようって言ったんだよ！」

果南「流石にきついねこれ」

千歌「花丸ちゃーん！！！」

栞子「穂乃果さん、ダイヤさん、恋さん、花帆さん。反省文を書いていただくので送ってもらえますか？　ランジュは反省文20枚です」

ランジュ「だって千砂都が」

栞子「反省文の枚数の0を増やしますか？」

千砂都「うへぇ」ﾊﾞﾀﾝ

かのん「ちぃちゃん0をなんだと思ってるの！？　ノリで増やしていいものじゃないよ！」

梢「あの、花帆。顔が怖いのだけれど」

花帆「ほかの学校に見栄張ってメニュー増やすなんてありえません！」


こうして合宿は悲しい結末を迎えた。
何より悲しかったのは、料理担当の彼方がトレーニングでダウンし代理でニジガクからせつ菜とランジュが担当に入ったことだったとか。

おわり

即興で書いたのは初めてです。
１で終わりのつもりだったので