1: 2012/03/30(金) 21:12:21.91 ID:qxgVA8r30

ルル「……」キィンッ

軍人A「な、何だ……?」



―――――――――――
『軍人A』

<恋数>  ♡♡
<本命> ブリ女A
<浮気> ブリ女B
―――――――――――


ルル「何だこれは……」キィィン


2: 2012/03/30(金) 21:13:04.31 ID:qxgVA8r30

ルル(一体何がどうなっている!?俺のギアスは絶対遵守の命令を下すギアスの筈!)

ルル(契約の段階でプロセスに何らかのミスが生じたのか?これではまるで浮気を見抜くギアスじゃないか)


軍人A「ふん、何かするのかと思えば。だが所詮は学生、銃を前にしては何も出来まい―――…撃て」サッ

兵士「「イエス、マイロード」」ザッ

ルル(―――くっ、この場は一先ず……)


ルル「待て!ブリタニアの兵士たちよ!」


5: 2012/03/30(金) 21:13:50.61 ID:qxgVA8r30

ルル「おい、貴様」

軍人A「私のことか?貴族を貴様呼ばわりとは……余程惨い殺され方をしたいとみえる」

ルル「いいや。この場から逃げるつもりだ」

軍人A「何?……フハハッ、そんなことが出来ると本気で思っているのか!?恐怖でおかしくなってしまったらしいな!」

ルル「違うな。間違っているぞブリタニアの軍人よ」

ルル「お前は必ず私を見逃す。何故なら」




ルル「―――私が貴様の恥ずかしい秘密を知っているからだ」

軍人A「は?」

6: 2012/03/30(金) 21:14:57.75 ID:qxgVA8r30

ルル「部下たちの前でこれを公表したらどうなるか……おそらく部下たちは明日から残らず貴様の陰口を叩くようになるだろうな」

ルル「そうなれば貴族としての名声も地に落ちる。そうなりたくなければ、私を全力で見逃せ」

ルル(く、少々苦しいがこのまま乗り切るしかない……)

軍人A「フン、面白い。少しは貴族というものを心得ているらしいな小僧。それに免じて聞くだけは聞いてやろう」


ルル「では耳を貸せ」チョイチョイ



ルル「ブリタニア軍人よ。貴様は浮気をしているな?」ヒソヒソ

軍人A「!?」

7: 2012/03/30(金) 21:15:27.53 ID:qxgVA8r30

ルル「ついでに言ってしまうと、相手はブリ女Bという女だろう?」


軍人A「きっ、貴様ァ!何故そのことを―――!」ジャキッ

ルル「おっと、銃を向けるな。恐怖でうっかり口が滑ってしまうかもしれん」

軍人A「……ッ!!」

ルル「もし撃ったとしても、即氏でもしない限り怨嗟に乗せてお前の秘密を暴露してやるぞ」

軍人A「ぬああああっ……」

ルル「フフフ……」

10: 2012/03/30(金) 21:17:02.08 ID:qxgVA8r30

軍人A「―――わ、分かった」

兵士A「上官殿、奴と一体何の話をしていられたのですか?」


軍人A「この場は撤退せよ!学生一人とり逃したところで問題は無い!全力で奴を見逃すんだ!」

兵士A「は?」

軍人A「これは上官命令だ!逆らう者は今ここで銃殺刑に処す!」

兵士「「イ、イエスマイロード!!」」ダダッ



ルル「……」

13: 2012/03/30(金) 21:20:19.76 ID:qxgVA8r30


ルル「フフ……」


ルル「クハハハハッ!!ちょろい、ちょろいぞブリタニア軍!」

ルル「―――やれる。この力があればブリタニアなど敵ではない!」

ルル「契約とは多少違うが問題は無い。さっきのテ口リスト共を使って腐ったブリタニアを潰すんだ」

ルル「何故なら俺にはそれができる。そのための力がある」


ルル「俺の名はルルーシュ・ヴィ・ブリタニア。世界を壊し、世界を創造する男だ」


ルル「世界は変わる。―――変えられる」

17: 2012/03/30(金) 21:26:57.58 ID:qxgVA8r30

-ルルーシュ自宅-



ルル(……)ドキドキ



ルル「お、落ち着け。俺は何を考えている……ナナリーにギアスを使うなど」

ルル「これはブリタニアを潰すための力なんだ。だから―――…」


コンコン


ナナリー「はい、どうぞ。お兄様ですか?」

ルル「やあナナリー、ただいま」キィンッ!!


18: 2012/03/30(金) 21:33:10.21 ID:qxgVA8r30


ルル「しまったァ!!」キィィン

ナナリー「きゃっ!?」

ルル(お、俺としたことが……結局ナナリーにギアスを使ってしまった)

ルル(しかし―――、これは)




―――――――――――
『ナナリー・ヴィ・ブリタニア』

<恋数>  ♡
<本命> ルルーシュ
<備考> お兄様大好き。一途なブラコン妹
―――――――――――


ルル「むふ……むふふふふ」

ナナリー「お、お兄様?」


20: 2012/03/30(金) 21:33:57.03 ID:qxgVA8r30

-アッシュフォード学園-



スザク「今日からアッシュフォード学園でお世話になります。枢木スザクです」

ルル「スザク!?」


26: 2012/03/30(金) 21:44:20.32 ID:qxgVA8r30

リヴァル「お、おいルルーシュ?どうした?」

ルル「え。あ……いや、すまない。何でもないよ」



<ネー、アレイレブンヨネ…

<コワーイ



ルル(む……この場で声をかけるのはまずいか)キィンッ

27: 2012/03/30(金) 21:47:31.31 ID:qxgVA8r30

―――――――――――

『枢木スザク』

<恋数> 0

<備考> 恋とかいらない。それより早く氏にたい

―――――――――――

ルル「……へえ」




ルル「!?」


ルル「はやまるなスザァァク!!一体お前に何があったんだ!?」ガタッ

スザク「え、ええ?何だい突然?」

ルル「人に言えない悩みなら俺が聞こう!俺達友だちじゃないか!な!?」バシバシ

スザク「ル、ルルーシュ少し落ち着いて!みんな見てるから!」

33: 2012/03/30(金) 22:02:30.61 ID:qxgVA8r30


――――――――――――――
―――――――――――




ルル「すまないスザク。転入早々変な騒ぎを起こしてしまって……」

スザク「いいんだよ、気にしないで。でもどうしたんだい?いきなりあんなことをするなんて、君らしくないな」


ルル「いや、お前この間処刑されそうになっていただろう?無事な姿を見たら少々テンションが上がってしまってな」

スザク「ああそうか。はは、僕のためにあんなに喜んでくれるなんて嬉しいな」

ルル「と、当然だろう、友達じゃないか。ハハハハハ……」


ルル(危なかった……)

34: 2012/03/30(金) 22:05:13.63 ID:qxgVA8r30

-ルルーシュ自宅-


プシュー

咲世子「只今戻りましたルルーシュ様」

ナナリー「ただいま、お兄様!」


ルル「ああ。おかえりナナリー、咲世子さん」

ルル「今日は二人にプレゼントがあるんだ」

ナナリー「まあ、何かしら?」


ルル「」チョイチョイ


スザク「やあ、久しぶりだねナナリー」ギュ

ナナリー「え、この手……!?」

ナナリー「よかった、無事だったんですねスザクさん!」パァッ


ルル(む……?)キィン

35: 2012/03/30(金) 22:05:41.47 ID:qxgVA8r30


ルル「……!?」




―――――――――――

『ナナリー・ヴィ・ブリタニア』

<恋数>  ♡♡
<本命> スザク
<浮気> ルルーシュ

―――――――――――




ルル「スザァァァク!!」

38: 2012/03/30(金) 22:13:55.92 ID:qxgVA8r30

スザク「ど、どうしたんだいルルーシュ!?いきなり大声を出して」

ルル「どうしたもこうしたもあるか!ナナリーが―――…」キィンッ


―――――――――――

『枢木スザク』

<恋数>  ♡
<本命> ナナリー
<備考> やっぱり僕は生きなきゃいけない!

―――――――――――

ルル「ほわぁっ!?」


ルル「このスケコマシが!間男が!口リコンの変態がァァ!」

スザク「えええええ!?」ガーン

46: 2012/03/30(金) 22:51:49.49 ID:qxgVA8r30

ルル「ギアスがパワーアップした」



―――――――――――

『ニーナ・アインシュタイン』

<恋数>  ♡
<本命> ユーフェミア様
<自慰> 316回/h

―――――――――――



ルル「あまりニ○ナばかりするなよ、オXXー」ポン

ニーナ「!?」コスコスコス

48: 2012/03/30(金) 22:56:31.56 ID:qxgVA8r30

リヴァル「おーいルルーシュ!」

ルル「寄るな。お前の回数など見たくもない」


ルル「……え?」


―――――――――――

『リヴァル・カルデモンド』

<恋数>  ♡
<本命> ルルーシュ
<自慰> 999回/h

―――――――――――


リヴァル「おーいルルーシュ!」コスコスコス

ルル「寄るなァァァ――――――!!」

58: 2012/03/30(金) 23:21:31.96 ID:qxgVA8r30

-男子トイレ-


ルル「ハァ、ハァ……クソ、ひどい目に遭った」

ルル「っ、ぷぁ」バシャバシャ



ルル「―――ふう、ようやく一息つけるな。やれやれ」

59: 2012/03/30(金) 23:23:12.18 ID:qxgVA8r30

ルル「……」フゥ

ルル「王の力は俺を孤独にする……か。確かにな」


ルル「現に今日、一人の友を永遠に眠らせ―――…いや、失くしてしまった」

ルル「恐ろしい力だ。だがたとえ修羅の道であろうとも、俺はこの力を使いこなし、絶対にブリタニアを滅ぼさねばならない」

ルル「戦場で浮気をネタに敵を脅す仮面の男に、黒の騎士団は愛想を尽かして消滅してしまった」


ルル「だが一人だろうとやってやる。きっとやってやるぞ……!」フフフ


C.C.「選ぶ人材を間違えたか……」


64: 2012/03/30(金) 23:41:12.76 ID:qxgVA8r30

ルル「でもこれからどうしよう……」

C.C.「知るか」

ルル「最近気づいたんだが、正直この力は戦いにはあまり向いていない」

C.C.「今更過ぎるな」

ルル「黙れ魔女!元はと言えばお前が訳の分からん能力を寄越すからだろうがッ!」

C.C.「知るか。能力発現時のエラーまでは責任取れん」

ルル「フン、こんな能力……唯一出来ることが浮気調査だと?何が王の力だ、笑わせる」

65: 2012/03/30(金) 23:46:19.83 ID:qxgVA8r30

C.C.「随分と言いたい放題だが、お前も最近までその能力で楽しんでいただろう?」

ルル「何の話か分からんな」


C.C.「好みのタイプの女子生徒を毎日舐め回すように見ていたじゃないか」


ルル「―――な、なぜそのことを知っている!?」


C.C.「流石は童Oボウヤだ。回数と彼女たちの肢体を見ながらどんな妄想をしていたのやら」

ルル「待て!誤解だ!話せばわかる!」

C.C.「曲がりなりにも王の力をそんなことに使うとは、とんだ変態だな」

ルル「ぐああああ……!!」

70: 2012/03/31(土) 00:01:26.89 ID:4x5ky5qQ0

C.C.(何か段々楽しくなってきたぞ)


C.C.「どうした?これだけ罵られて何も言い返せないのか?」

C.C.「無理もないか。お前がどうしようもない変態なのは事実だからな」

ルル「うぐぐ……」

C.C.「何だその潤んだ目は。まだ罵倒され足りないのか?」


C.C.「……いや、もしやとは思うがお前――――」ゲシッ

ルル「」ビクンッ



C.C.「…ほう」

ルル「……」

C.C.「ルルーシュお前、マゾなのか」ニヤァ


C.C.「ふふ、まさか真正の変態だったとはな」

89: 2012/03/31(土) 01:33:43.66 ID:GE327ZVJ0
カレン「ルルーシュ、ちょっといい?」

ルルーシュ「何だ?」

カレン「例の事なんだけど」

キュイイイン

ルルーシュ(!?)

ルルーシュ(ギアス!?)

ルルーシュ(ぐぁっ!目が!)

カレン「!」

カレン「だ、大丈夫っ?ルルーシュ!しっかりして!」

ルルーシュ「あ、ああ…大丈夫だ」

ルルーシュ「少し目が痛んだだけ…」

ルルーシュ「!」


カレン→ルルーシュ


ルルーシュ「」

90: 2012/03/31(土) 01:40:09.50 ID:GE327ZVJ0
ルルーシュ(カレンの頭の上に文字が浮かんでる…?)

ルルーシュ(俺の名前?あの矢印はなんだ?)

カレン「る、ルルーシュ?」

ルルーシュ(これもギアスなのか?)

ルルーシュ(一体これに何の意味が…)

カレン「ルルーシュ!」

ルルーシュ「っ!」

ルルーシュ「す、すまない、少し考えことを…」

カレン「本当に大丈夫?病院に行ったほうが…」

ルルーシュ「い、いや平気だ」

ルルーシュ「それより、CCを呼んできてもらえるか」

ルルーシュ「少し確認することができた」

カレン「? まあ、いいけど…」

91: 2012/03/31(土) 01:50:04.99 ID:GE327ZVJ0
CC「どうした?カレンの慌てようからタダ事でなさそうだったが」

ルルーシュ「…新たなギアスを得た」

CC「どういうことだ?」

ルルーシュ「…わからない」

ルルーシュ「左目が痛み、顔をあげるとカレンの頭の上に文字が見えた」

ルルーシュ「あの感覚はギアスとしか言いようがない」

CC「絶対遵守のギアスは?」

ルルーシュ「無くなってはなさそうだ」

CC「…」

ルルーシュ「お前、何か分からないか?」

94: 2012/03/31(土) 01:55:39.29 ID:GE327ZVJ0
CC「わたしにも分からないな…」

ルルーシュ「…そうか」

CC「一体何が見えたんだ?」

ルルーシュ「矢印と俺の名前だ」

CC「何だそれは…」

ルルーシュ「矢印が俺の名前を指していた」

ルルーシュ「これにどんな意味が…」

CC「ふむ…よく分からないなら試してみるか」

CC「そうだな…扇を呼んでこよう」

CC「少し待っていろ」

95: 2012/03/31(土) 01:59:45.41 ID:GE327ZVJ0
扇「何の用だ?ゼロ」

ルルーシュ「大したことではないんだが…」

→ヴィレッタ

ルルーシュ(矢印にヴィレッタの名)

ルルーシュ(…)

ルルーシュ「いや、何でもない」

ルルーシュ「すまない、特に用は無かった」

扇「?」

96: 2012/03/31(土) 02:03:00.99 ID:GE327ZVJ0
CC「どうだった?」

ルルーシュ「ヴィレッタを矢印が指していた」

CC「…なるほど」

CC「くくっ面白い力じゃないか」

ルルーシュ「…結論づけるには早急だ」

CC「そうだな」

CC「ならば…千葉でも試してみようじゃないか」

CC「これではっきりするだろう」

CC「くくっ」

97: 2012/03/31(土) 02:08:33.93 ID:GE327ZVJ0
CC「で、結果は?」

ルルーシュ「…」

ルルーシュ「藤堂の名だった」

CC「どうやら、予想は正しかったようだな」

ルルーシュ「…」

CC「ずいぶん、素晴らしい力だな」

ルルーシュ「…」

CC「くくく、カレンを呼んでこようか」

ルルーシュ「!」

ルルーシュ「ふ、ふざけるな!」

CC「心配していたからな」

CC「なんともないことを教えてあげなければ」

ルルーシュ「…」

CC「少し待っていろ」

99: 2012/03/31(土) 02:13:02.60 ID:GE327ZVJ0
カレン「本当になんともないの?ルルーシュ」

ルルーシュ「あ、ああ…大丈夫だ」

ルルーシュ「その…少し疲れがたまっていただけのようだ…」

カレン「そう、良かった…」ホッ

ルルーシュ「心配かけてすまないかったな…」チラッ

→ルルーシュ

カレン「いや、そんないいのよ!ルルーシュがなんともないならそれでっ」

ルルーシュ「そ、そうか…」

カレン「ええ…」


カレン「ねえ、ルルーシュ」

ルルーシュ「な、なんだ…?」

カレン「いや…」

カレン「やっぱり、何か変よ」

カレン「今日のあなた」

103: 2012/03/31(土) 02:17:33.20 ID:GE327ZVJ0
ルルーシュ「そ、そんなことはない!」

ルルーシュ「いつも通り、何も問題な…」チラ

→ルルーシュ

ルルーシュ「…い…ああ…」

カレン「?」

カレン「やっぱり変」

CC「教えてやろうか?」

ルルーシュ「!」

カレン「教えるって何を?」

CC「ルルーシュが変な理由だよ、くく」

ルルーシュ「CC!」

104: 2012/03/31(土) 02:23:14.42 ID:GE327ZVJ0
カレン「ルルーシュに何があったの?」

CC「どうやらルルーシュにはな…」

ルルーシュ「よせ!CCっ!」

CC「お前の好きな人の名が見えているらしいぞ」

カレン「」

カレン「はあっ!?」

カレン「何を馬鹿な事を…」

ルルーシュ「…」

CC「扇と千葉で試したんだがな」

CC「この鈍感なガキが見事、2人の想い人の名を言い当てた」

カレン「えっ?えっ、ええっ?」

CC「どうやら本当に見えているらしい」

カレン「」

108: 2012/03/31(土) 02:30:13.32 ID:GE327ZVJ0
ルルーシュ「CC!!」

カレン「…ルルーシュ…?」

ルルーシュ「ち、違うぞカレン!」

ルルーシュ「俺に見えてるのは名前だけだ」

カレン「…名前が見えてはいるのね」

ルルーシュ「!」

ルルーシュ「だ、だが!」

ルルーシュ「その名前が…好きな人の名前かどうかは…」

CC「扇はヴィレッタ、千葉は藤堂」

CC「他になんだと言うんだ」

ルルーシュ「このっ…!」

109: 2012/03/31(土) 02:31:22.18 ID:GE327ZVJ0
カレン「…わたしのも見えているのかしら?」

ルルーシュ「いや、見えてない!何も見えない!」

CC「さっきは見えてると言ってたじゃないか」

CC「見えてるからこそカレン、お前への態度がぎこちなかったんだよ」

カレン「」

ルルーシュ「CC!!!」

112: 2012/03/31(土) 02:38:31.81 ID:GE327ZVJ0
CC「で、カレンには誰の名前が見えるんだ?」

ルルーシュ「!」

カレン「!」

CC「見えてるんだろう?こいつの好きな男の名が」

ルルーシュ「そ、それは…その、カレンの許可なく言ってしまっていいことでは…」

CC「と言ってるが、どうだカレン?」

CC「あのルルーシュが動揺するほどの名前なんだ」

CC「本当に自分の好きな男の名が見えてるのか…」

CC「お前も気になるだろ?」

カレン「!」

CC「違う男の名前が見えていたら」

CC「それはそれで困るんじゃないのか?」

カレン「!!」




113: 2012/03/31(土) 02:43:50.47 ID:GE327ZVJ0
ルルーシュ「CC!何を言ってるんだ!」

CC「さあ?」

CC「特に意味はないさ」

CC「なあ?カレン」

カレン「…」

カレン「…言って」

ルルーシュ「!」

カレン「見えてる名前を言って」

ルルーシュ「しかし…」

カレン「いいから!言いなさないよ!」

ルルーシュ「な、なぜ怒る」

116: 2012/03/31(土) 02:46:06.43 ID:GE327ZVJ0
CC「それほど乙女には大事なことなんだよ」

CC「好きな人を誤解されるのはな」

CC「本当の好きな人の前

カレン「CCは黙ってて!」

CC「怖い怖い、くく」

カレン「それより!」

カレン「早く言ってみなさいよ!」

ルルーシュ「…恨むぞ、CC…!」

CC「くっくっくっ」

117: 2012/03/31(土) 02:52:00.93 ID:GE327ZVJ0
ルルーシュ(どうする?)

ルルーシュ(正直に俺の名前を言うか?)

ルルーシュ(だが、それは…あまりにも俺自身が…)

ルルーシュ(それともウソをつくか…?)

ルルーシュ(適当に誰か、リヴァルでも玉城でも…)

ルルーシュ(いや、それじゃダメだ)

ルルーシュ(油を注ぐだけな気がする)

ルルーシュ(なら!人前で愛してることを教えても恥ずかしくないような相手を…!)

ルルーシュ(考えろ…俺だったらどうだ)

ルルーシュ(俺の場合は…)

ルルーシュ(!)

ルルーシュ(そうか、わかったぞ)

ルルーシュ(はは、簡単じゃないか)

ルルーシュ(これなら!この場を乗り切れる!)

121: 2012/03/31(土) 02:57:07.73 ID:GE327ZVJ0
ルルーシュ「分かったよ、カレン」

ルルーシュ「言うよ」

ルルーシュ「最後の確認だ」

ルルーシュ「本当に良いんだな?」

カレン「ええ、お願い」

ルルーシュ「…」

カレン「…」ドキドキドキ

ルルーシュ「お前に見えてる名前…」

カレン「…」ドキドキドキドキ

ルルーシュ「…それは…!」

カレン「…!」ドキドキドキドキドキドキ



CC「…ちなみにわたしはさっきルルーシュから聞いているからな」

CC「ウソをつけばすぐにわかる」

ルルーシュ「」

124: 2012/03/31(土) 03:02:07.03 ID:GE327ZVJ0
ルルーシュ(この悪魔が!)

CC「カレンの兄の名前かゼロとでも言おうとしたんだろうが」

CC「真実を告げなければ意味がない」

CC「カレンに対して失礼だろ?」

カレン「…ルルーシュ」

カレン「お願い」

ルルーシュ「…」

ルルーシュ「…」

ルルーシュ(逃げ場がない…)

ルルーシュ「…」

ルルーシュ「…わかった、本当の事を言おう」

カレン「!」

125: 2012/03/31(土) 03:04:04.06 ID:GE327ZVJ0
ルルーシュ「君に見えてる名前は…」

カレン「…」ドキドキドキドキ

CC「…」ニヤニヤニヤニヤ

ルルーシュ(クソッ)

ルルーシュ「お」

カレン「お?」

ルルーシュ「…お、俺の名前だ」

カレン「」

129: 2012/03/31(土) 03:12:17.35 ID:GE327ZVJ0
CC「っぷ、くくっ」

CC「まさかルルーシュだとはな!」

CC「驚きだな、カレン!」

CC「それにしてもよく自分で言えたな!」

CC「お前、俺のこと好きだろ?」

CC「そう言っているようなものじゃないか!」

CC「なんという自意識過剰!」

CC「くくくっクスっ」

CC「やはりお前にはナルシストの気があったか!」

ルルーシュ(クソッ!クソッ!この女!)

カレン「」

132: 2012/03/31(土) 03:20:24.00 ID:GE327ZVJ0
CC「どうした?カレン」

CC「口を開けてボーッとして」

CC「では、答え合わせといこうじゃないか」

カレン「!」

ルルーシュ「!」

CC「お前の好きな男はルルーシュで合っていたのか?」

カレン「そ、それは…!」

CC「なんだ違うのか」

CC「残念だったなナルシスト」

CC「本当に可哀想なやつだな、くくっぷっ」

ルルーシュ(この女はッ!)

135: 2012/03/31(土) 03:26:43.24 ID:GE327ZVJ0
カレン「!」

カレン「違うわ!」

カレン「ルルーシュは可哀想な人なんかじゃない!」

CC「ほう?」

CC「では聞かせてもらおうか」

CC「お前の好きな男の名を!」

カレン「っ!」


この後はCCにカレンが虐められてルルーシュが止めるんだけど、鏡見ればルルーシュの好きな人がルルーシュには見えるんじゃね?
ってなって鏡の前に立たせると、どうやら見えたらしい反応を示してしまい
反応からしてナナリーではなさそうだ
とカレンとCCに攻められあたふたするルルーシュだが、見えた名前は1つじゃなくて…

って展開まで考えたから寝る

164: 2012/03/31(土) 09:24:32.51 ID:4x5ky5qQ0
全力で保守

168: 2012/03/31(土) 10:33:52.13 ID:GE327ZVJ0
カレン「…」

CC「さあ!言ってみろ!」

CC「お前は誰が好きなのかを!」

ルルーシュ「カレン…」

ルルーシュ「…CCの言うことなんて聞く必要ないぞ」

カレン「ルルーシュ…」

カレン「…」

CC(バカなやつだ、ここで優しくしたら…くく)

カレン「いえ、聞いてほしいわ」

ルルーシュ「!」

カレン「わたしは…」ドキドキ

ルルーシュ「…」

171: 2012/03/31(土) 10:37:48.47 ID:GE327ZVJ0
カレン「…」ドキドキ

カレン「あなたが好きよ、ルルーシュ」

ルルーシュ「そ、そうか…」

カレン「ええ…」

ルルーシュ「…」

カレン「…」



CC「い、いや、えっ」

CC「な、なんか言ってあげろよっ」

CC「そうか、だけじゃいくらなんでも…」

CC「お、おい、ルルーシュ…?」

173: 2012/03/31(土) 10:41:17.04 ID:GE327ZVJ0
ルルーシュ「…」

カレン「…いいの」

カレン「伝えることが出来ただけでも」

カレン「本当はこの想いは氏んでも伝えるつもりなんてなかったのだから」

CC「だ、だが、さすがのわたしでもこれは…」

CC「…おい!ルルーシュ!」

CC「何かあるだろ!?一言くらい!」

カレン「…」

ルルーシュ「…」

176: 2012/03/31(土) 10:45:58.24 ID:GE327ZVJ0
ルルーシュ「ありがとう、カレン」

カレン「…」

ルルーシュ「…だが、俺は」

ルルーシュ「俺はもう人を愛することはない」

ルルーシュ「そんな暇などない」

ルルーシュ「俺の全てはブリタニアを倒すことだ」

ルルーシュ「だから…」

カレン「…いいの」

カレン「分かっていたわ」

カレン「それでこそ、わたしの好きなルルーシュよ」


CC(空気が重い)

CC(カレンとルルーシュをからかうつもりが…)

CC(カレン、そんな泣きそうな顔するな)

CC(バカにできないじゃないか…)

180: 2012/03/31(土) 10:51:51.69 ID:GE327ZVJ0
CC(何か、面白くできる何かないかっ?)

CC(…)

CC(…思いつかん)

カレン「…CCのは見えないの?」

ルルーシュ「あ、ああ、CCには効かないらしいな…」

カレン「…そっか…」

ルルーシュ「…」

CC(くそ、何か!何かあるはずだ…」

CC(…」

CC「!」

181: 2012/03/31(土) 10:53:10.84 ID:GE327ZVJ0
CC「ルルーシュよ…」

CC「お前には好きなやつがいないということでいいのか?」

ルルーシュ「?」

ルルーシュ「ああ…」

CC「それはお前の本心か?」

ルルーシュ「…何が言いたい」

CC「…鏡でお前の」

ルルーシュ「!」

カレン「!」

CC「…」

183: 2012/03/31(土) 10:55:55.90 ID:GE327ZVJ0
CC「…お前自身が気づいてないだけで本当は…」

ルルーシュ「…カレン」

カレン「は、はいっ」

ルルーシュ「鏡を持ってきてくれ」

カレン「けど…」

ルルーシュ「…」

カレン「分かったわ」

カレン「少し待ってて…」

CC(…)

185: 2012/03/31(土) 10:59:28.61 ID:GE327ZVJ0
ルルーシュ「…では」

カレン「…」ドキドキドキドキ

CC「…」ドキドキ

ルルーシュ「…」チラ

ルルーシュ「なっ!?」

ルルーシュ「そ、そんな…」

カレン「この反応…」

CC「どうやら見えたらしいな」

ルルーシュ「なぜだっ…」

カレン「…?」

CC「よほど意外な人物か?」

ルルーシュ「…」

193: 2012/03/31(土) 11:03:59.68 ID:GE327ZVJ0
CC「…正直、お前のことだから」

CC「ナナリーだと思ったんだが」

CC「ナナリーではなさそうだな」

ルルーシュ「い、いや」

ルルーシュ「ナナリーだけじゃな

カレン「!」

CC「!?」

ルルーシュ「ち、違う!今のはその…」

カレン「ナナリーともう1人?」

ルルーシュ「っ」

CC「あの動揺の仕方だ」

CC「1人とは限らんぞ」

ルルーシュ「!」ビクッ

CC「…当たりのようだな」

カレン「ルルーシュ…」

196: 2012/03/31(土) 11:07:40.70 ID:GE327ZVJ0
CC「まったく、皇族ってのは気が多くて敵わんな」

カレン「ルルーシュ…」

CC「さあ、誰が見えたんだ?」

ルルーシュ「…」

カレン「…」

CC「おいおい、カレンは正直に言ったんだ」

CC「お前が黙るのは卑怯じゃないか?」

CC「早く話して楽になれ」

CC「くくっ」

カレン「…」

ルルーシュ「…」

199: 2012/03/31(土) 11:11:41.22 ID:GE327ZVJ0
ルルーシュ「…」

CC「言うつもりは無し、か」

CC「カレン、お前だって知りたいだろ?」

CC「あのルルーシュの好きな女を」

カレン「それは…」

CC「お前が望めば、きっと教えてくれるぞ」

カレン「…」

ルルーシュ「…」

CC「…ちっ」

201: 2012/03/31(土) 11:14:29.09 ID:GE327ZVJ0
CC「じゃあ、そうだな…」

CC「何人の名前が見えた?」

ルルーシュ「っ!」

CC「それぐらいならいいだろ?」ニヤニヤ

カレン「…」ドキドキ

ルルーシュ「4人」

ルルーシュ「4人だ…」

CC「それはナナリーも…?」

ルルーシュ「ナナリーを含めて4人だ」

カレン「…多っ…」

ルルーシュ「!」

205: 2012/03/31(土) 11:17:54.36 ID:GE327ZVJ0
カレン「…4人って」

カレン「しかも内1人が実の妹…」

カレン「…」ジーッ

ルルーシュ「か、カレン…」

ルルーシュ「これは、その…」

CC「血は争えんな」

CC「ぷっーくすくす」

カレン「…」ジーッ

ルルーシュ「だ、だから…そのなんだ…」

209: 2012/03/31(土) 11:21:56.67 ID:GE327ZVJ0
カレン「それで?あと3人は誰なの?」

ルルーシュ「だ、だからそれはだな」

ルルーシュ「…」

カレン「ほら、言いなさいよ」

ルルーシュ「か、カレン…」

ルルーシュ「くっ…」


CC「よし、じゃあヒントをくれ」

CC「私たちで当てようじゃないか」ニヤニヤ

ルルーシュ「何をっ…」

カレン「…そうね、面白そうだわ」

ルルーシュ「カレンまでっ…!」

213: 2012/03/31(土) 11:24:59.97 ID:GE327ZVJ0
CC「ではまず、そうだな…」

CC「…カレン、何か良い質問はないか?」

カレン「そうね…」

カレン「うーん」

ルルーシュ「俺はまだ良いとは」

CC「そうだ!」



CC「3人とも女か?」

ルルーシュ「!?」

カレン「!?」

219: 2012/03/31(土) 11:29:30.34 ID:GE327ZVJ0
ルルーシュ「な、なんだその質問は!」

カレン「なぜ動揺…」

ルルーシュ「!」

ルルーシュ「違う!それは質問の意図が…っ!」

CC「まあ黒の騎士団や、お前の兄弟には美形もいるしな」

CC「シンクーにシュナイゼル、それと枢木スザクも怪しいな…」

CC「ちょうど3人じゃないか!」

カレン「ルルーシュっ!」

ルルーシュ「だから違う!

ルルーシュ「女の名前が見えた!本当だっ!」

225: 2012/03/31(土) 11:36:55.56 ID:GE327ZVJ0
CC「恥ずかしがるな、ルルーシュ」

CC「好きになってしまっては仕方のないことだ」

ルルーシュ「だから、違うとっ!」

カレン「そういえば、昔ニーナも言ってたわ」

カレン「ルルーシュとスザクの仲が良すぎて怪しいって」

カレン「そのときは深く考えなかったけど…」

CC「ほう、見てる人は見てるもんだな」

CC「ぷっ」

ルルーシュ「CCッ!」

228: 2012/03/31(土) 11:40:46.08 ID:GE327ZVJ0
ルルーシュ「だから!3人とも女だ!」

ルルーシュ「男じゃない!」

CC「何だ質問に答えてくれるのか」

CC「楽しめそうだな」

ルルーシュ「!」

ルルーシュ「くっ」

CC「良かったなカレン、女だそうだ」

CC「まだ望みはあるぞ」ニヤニヤ

カレン「え、ええっそうね…うん」カアアア

CC「それじゃあ次は…」

カレン「…わたしも知ってる人?」

ルルーシュ「!」

230: 2012/03/31(土) 11:46:42.47 ID:GE327ZVJ0
ルルーシュ「…知っている」

カレン「3人とも?」

ルルーシュ「ああ、知っている」

カレン「そう…」

CC「ふむ…」

CC「年齢は?」

CC「ナナリーが入ってるあたり、シスコンで口リコンという可能性も…」

ルルーシュ「なっ!?」

カレン「ええっ!?」

カレン「それはマズいわよ!」

カレン「ルルーシュ!」

CC「私たちが知っていて口リとなると…」

ルルーシュ「待て待て!なぜ口リコンで話が進む!」

233: 2012/03/31(土) 11:56:55.03 ID:GE327ZVJ0
CC「となると…」

CC「やはり1番幼い天子は固いだろうな」

カレン「」

CC「次はカグヤか?」

カレン「うっ….ありえる」

CC「最後の1人は…」

カレン「アーニャかも…」

CC「なるほど…」

カレン「シスコンで口リコンって…」

カレン「最悪…」

ルルーシュ「俺は何も言ってないだろ!」

ルルーシュ「年は俺と同じか、近い」

ルルーシュ「勝手に口リコンにするな!」

カレン「…シスコンは否定しないんだ」

CC(年が同じか、近い…か…)

236: 2012/03/31(土) 11:59:57.13 ID:GE327ZVJ0
カレン「CCどうしたの?」

CC「あ、ああ、いやなんでもない」

カレン「?」

CC「それよりもまたお前の可能性が高くなったな」

CC「良かったな、カレン」

カレン「…」カアアア

ルルーシュ「…」

CC「そうだな…次は…」

カレン「ブリタニアの人?」

238: 2012/03/31(土) 12:02:37.53 ID:GE327ZVJ0
ルルーシュ「2人はブリタニア人だ」

ルルーシュ「1人は…」チラ

カレン「…えっ?」

CC「ほほう」ニヤニヤ

ルルーシュ「ブリタニア人と日本人のハーフだ」

カレン「えっえっ、いや」

カレン「そんなウソでしょ…?」

ルルーシュ「…」

ルルーシュ「本当だ」

カレン「」

242: 2012/03/31(土) 12:10:27.17 ID:GE327ZVJ0
カレン「で、でも、まさかそんな」

CC「ハーフなんてわたしには1人しか思い浮かばんな」

CC「自信をもって聞いてみろ」ニヤニヤ

カレン「…」

カレン「1人はわたし…なの?」

ルルーシュ「…」コク

カレン「そんな…こんなことって…!」

ルルーシュ「すまない自分でも驚いているんだ」

ルルーシュ「もちろん君のことは嫌いじゃなかったが…」

ルルーシュ「…」

カレン「」

245: 2012/03/31(土) 12:14:40.79 ID:GE327ZVJ0
CC「どうだカレン、今の気持ちは?」

カレン「もちろん嬉しいわ」

カレン「すごく嬉しい」

カレン「ありがとう、ルルーシュ」

ルルーシュ「カレン…」ドキドキ



カレン「けど、4人も居たんじゃあ…」

ルルーシュ「ぐっ」

CC「なかなか手厳しいな、くっくっくっ」

CC「では気をとりなおして残り2人だな」

CC「年が近いブリタニア人となると」

カレン「まあ、1人はおそらく…」

249: 2012/03/31(土) 12:19:28.54 ID:GE327ZVJ0
CC「まあ、あいつだろうな」

カレン「…」

ルルーシュ「…そうだ、シャーリーだ」

ルルーシュ「…シャーリー…」

ルルーシュ「…すまない、シャーリー…」

ルルーシュ「…俺のせいで…!!」

ルルーシュ「くそっ!」

カレン(わたしのときと態度が違いすぎる)

CC(これには触れられんな…)

250: 2012/03/31(土) 12:22:28.05 ID:GE327ZVJ0
CC「よ、よし!最後の1人といこうか!」

カレン「え、ええ!そうね!」

ルルーシュ「…」

カレン「年が近いブリタニア人…」

カレン「会長かしら?」

CC「ふむ、ありえなくはないな」

CC「あいつの家には世話になってるし」

CC「あの性格もお前の好みだろ?」

CC「知らんけど」

ルルーシュ「…違う」

ルルーシュ「会長じゃなかった」

255: 2012/03/31(土) 12:28:26.00 ID:GE327ZVJ0
カレン「じゃあニーナ?」

カレン「さすがにないか」

CC「まあ、ないだろ」

ルルーシュ「違う」

カレン「っとなると…」チラッ

CC「学園の人間じゃなさそうだな」

カレン(いくつなのかしら)

ルルーシュ「ああ、学園はあまり関係ない」

カレン「うーん」

256: 2012/03/31(土) 12:31:57.18 ID:GE327ZVJ0
CC「めんどくさいな」

CC「ここまできたんだ言ってしまえ」

ルルーシュ「…」

ルルーシュ「そうだな、もう言うのはかまわない…」

ルルーシュ「だが、さっきから気になってたんだが」

CC「?」

カレン「?」

ルルーシュ「CCお前、俺の好きな人気になりすぎじゃないか?」

CC「!」

カレン「!!」

263: 2012/03/31(土) 12:36:19.61 ID:GE327ZVJ0
CC「そ、そんなこと…!」

カレン「たしかに!」

カレン「グイグイ聞いてたわ!」

ルルーシュ「その…カレンが気になるのは…まあ…分かる、が…」

ルルーシュ「CC、お前はあまり関係ないだろ…?」

CC「い、いや…」

カレン「CC!まさか!」

265: 2012/03/31(土) 12:43:04.25 ID:GE327ZVJ0
CC「ち、違う!何を考えてる!」

CC「そ、そんなことは、決して!」

カレン「なにが違うの?」

カレン「わたしたちは何も言ってないけど…」ニヤニヤ

CC「」

ルルーシュ「…」

カレン「ねえ、CC?」

カレン「教えてよ、CC」

CC「このっ…!」

269: 2012/03/31(土) 12:49:37.72 ID:GE327ZVJ0
カレン「CCはどうして気になってたの?」

カレン「あんなに食いつていたんだもの」

カレン「理由があるはずよね?」

CC「…いつもの仕返しのつもりか?」

カレン「そんなことないわよ」ニヤニヤ

カレン「で、どうなの?」

CC「そ、それは…」

ルルーシュ「…」

272: 2012/03/31(土) 12:55:28.84 ID:GE327ZVJ0
CC「わたしのことはいいじゃないか!」

CC「カレン!本当に聞きたいのはルルーシュの好きな人だろ!」

CC「わたしは別にただ面白いってだけで…」

カレン「…」

ルルーシュ…」

ルルーシュ「CC」

CC「」ビクッ

ルルーシュ「俺は分かってるぞ」

ルルーシュ「大丈夫だ」

CC「」

274: 2012/03/31(土) 13:05:00.40 ID:GE327ZVJ0
カレン「ルルーシュ…」

CC「…」

CC「言ってみろ」



ルルーシュ「お前が俺の共犯者だからだろ…?」

ルルーシュ「契約を結んだ相手だ」

ルルーシュ「そんな俺の気が多いから心配に

CC「まあ、そんなところだ」

CC「正解だルルーシュ」

CC「良かったな」

カレン「…ちっ」

CC「それで?最後の1人は誰なんだ?」

276: 2012/03/31(土) 13:07:29.72 ID:GE327ZVJ0
ルルーシュ「…」

CC「…」

カレン「…」

ルルーシュ「…ユーフェミアだ」

CC「…なるほど」

カレン「…」

ルルーシュ「…そういうことだ」

CC「まあ、妥当な4人だったな」

カレン(ナナリー、シャーリー、ユーフェミア、わたし…)

カレン「!」

CC「…ん?」

278: 2012/03/31(土) 13:09:31.78 ID:GE327ZVJ0
CC「4人のうち2人は…」

CC「そして1人は…実の妹…」

カレン「!!」

CC「となると、実質1人に…?」

カレン「!!!」

ルルーシュ「!?」

284: 2012/03/31(土) 13:14:53.38 ID:GE327ZVJ0
カレン「そそそそそんな!」

CC「おめでとう、カレン」

CC「お前なら、2人もナナリーも納得するだろ」

カレン「そうかな…えへ」

ルルーシュ「その、たしかに2人は…」

ルルーシュ「ナナリーも妹だが!」

ルルーシュ「だが、それとこれとは!」

カレン「…わたしじゃダメなの?」

ルルーシュ「!」

CC「」ニヤニヤ

287: 2012/03/31(土) 13:20:23.89 ID:GE327ZVJ0
ルルーシュ「ダメというわけでは…!」

カレン「…そうよね」

カレン「シャーリーは可愛いもんね」

カレン「ユーフェミアだって、2人だけの思い出だってあるだろうし」

カレン「ルルーシュにとってナナリーは…」

ルルーシュ「何を言ってるんだ、カレン!」

カレン「わたしみたいな、がさつでテ口リストな女なんて…」

ルルーシュ「そ、そんなことは!」

ルルーシュ「ブリタニアの戦いにはカレン、君がいるといないではまったく…!」

カレン「…そう」

カレン「戦いには必要なのね」

ルルーシュ「」

291: 2012/03/31(土) 13:26:15.60 ID:GE327ZVJ0
カレン「いいの、わかってる」

カレン「自分の立場をわきまえるわ」

カレン「わたしはゼロの右腕…」

カレン「それで十分よ!」

カレン「…うっ」ウルウル

ルルーシュ「だから!そんなことは…!」

カレン「ごめんなさい!」ダッ

ルルーシュ「待て!カレン!」

ルルーシュ「あぁ…」

292: 2012/03/31(土) 13:29:33.83 ID:GE327ZVJ0
CC「あーあ、泣かせた」

CC「可哀想に…お前を想ってくれているというのに」

CC「お前なんかを慕ってくれてるんだ、大切に扱えよ、くく」

ルルーシュ「CCッ!」

ルルーシュ「お前が変に煽るからだろっ!」

ルルーシュ「どういうつもりだっ!」

295: 2012/03/31(土) 13:34:45.16 ID:GE327ZVJ0
CC「どういうつもりもなにも」

CC「なあ?」ニヤニヤ

ルルーシュ「なぜお前は余計なことばかりっ…!」

CC「それより、カレンを追わなくていいのか?」

CC「このままじゃ、我が軍最強の戦力どころか」

CC「数少ない友人をなくすことになるぞ」

ルルーシュ「!」

ルルーシュ「くそっ!」ダッ

ルルーシュ「カレン!」

CC「おいおい、マスクを忘れてるぞ!」

CC「少し落ち着け」

298: 2012/03/31(土) 13:40:13.94 ID:GE327ZVJ0
ルルーシュ「…すまない」

ルルーシュ「カレンにはあとで謝るとして…」

ルルーシュ「それで?どういうつもりだったんだ?」

CC「…」

CC「お前が…1番最初にカレンの名を出して」

CC「それと…」

CC「お前が…わたしの事をまったく女として見てないことがわかって」

CC「少し妬いたのかもしれんな」



おわり。

300: 2012/03/31(土) 13:41:06.87 ID:MT4R9VqHO
ええのう…
乙であった

302: 2012/03/31(土) 13:41:54.90 ID:qG73p2sw0
ここからだろおおおおおおおおお

305: 2012/03/31(土) 13:47:08.33 ID:GE327ZVJ0
あとは任せた!

引用: ルルーシュ「浮気を見抜くギアスだと?」