1: 2009/01/01(木) 13:18:40.02 ID:egB7Wpuh0
翠「な、なな、なんでJUMがチビからでっかくなってるんですかー!?」
JUM「知らん。朝起きたらこうなってたんだ。」
翠「で、でも昨日JUMにはなんともなかったですよ!?」
JUM「そうだな、体に痛みとか特にそういう異常は見られなかったかしな。」
JUM「知らん。朝起きたらこうなってたんだ。」
翠「で、でも昨日JUMにはなんともなかったですよ!?」
JUM「そうだな、体に痛みとか特にそういう異常は見られなかったかしな。」
2: 2009/01/01(木) 13:21:41.83 ID:egB7Wpuh0
JUM「それに…180以上あるんじゃないのか?腕も太いし………髪も、伸びてる。」
翠「(…そういえばよく見るとなかなかイイ男ですう。)
JUM「はー、まいったな。これじゃ外にも出れないじゃないか。」
翠「ですう……。え?」
JUM「いや、だから外にいけないじゃん。……あれ?なんで俺急に外に行けなくなるなんて
思ったんだ??」
翠「………」
翠「(…そういえばよく見るとなかなかイイ男ですう。)
JUM「はー、まいったな。これじゃ外にも出れないじゃないか。」
翠「ですう……。え?」
JUM「いや、だから外にいけないじゃん。……あれ?なんで俺急に外に行けなくなるなんて
思ったんだ??」
翠「………」
3: 2009/01/01(木) 13:24:38.99 ID:egB7Wpuh0
真紅「で、一体何がどーなったらこうなってしまったの?」
翠「翠星石にも理解不能ですう。チビ人間がデカ人間になった、ただそれだけですう。」
JUM「ずいぶんあっさり言うよなお前。デカクなっただけならまだしも顔立ちとか随分変わったぞ。
なんか僕が大学生になった感じだ。体もなぜかがっちりしているし」
翠「とりあえずはいいーんじゃないんですか?引きこもりには丁度いい効果です♪」
JUM「引きこもりって言うな!!…それによくないよ。柏葉や、みつさんに絶対怪しまれるよコレ。
お前らなんとかできない??」
真紅「……今ホーリエに調べさせてるけど、どこにも異常はないそうよ。」
JUM「え?…うわ!勝手に服の中に入るなよ。」
ホーリエ「チカ!チカ!」
翠「翠星石にも理解不能ですう。チビ人間がデカ人間になった、ただそれだけですう。」
JUM「ずいぶんあっさり言うよなお前。デカクなっただけならまだしも顔立ちとか随分変わったぞ。
なんか僕が大学生になった感じだ。体もなぜかがっちりしているし」
翠「とりあえずはいいーんじゃないんですか?引きこもりには丁度いい効果です♪」
JUM「引きこもりって言うな!!…それによくないよ。柏葉や、みつさんに絶対怪しまれるよコレ。
お前らなんとかできない??」
真紅「……今ホーリエに調べさせてるけど、どこにも異常はないそうよ。」
JUM「え?…うわ!勝手に服の中に入るなよ。」
ホーリエ「チカ!チカ!」
5: 2009/01/01(木) 13:28:11.20 ID:egB7Wpuh0
真紅「そう、やっぱりどこにも異常はなくってよ?」
JUM「……不安だな。」
翠「まあいいじゃねーですか。背も高くなって前より少しは頼りがいになったですう。」
真紅「たしかに媒介としては体は常に健康の方がいいのだわ。JUMしばらくはその体系を維持しなさい。」
JUM「あのな……お前ら俺をなんだと思ってるんだ。」
JUM「……不安だな。」
翠「まあいいじゃねーですか。背も高くなって前より少しは頼りがいになったですう。」
真紅「たしかに媒介としては体は常に健康の方がいいのだわ。JUMしばらくはその体系を維持しなさい。」
JUM「あのな……お前ら俺をなんだと思ってるんだ。」
7: 2009/01/01(木) 13:33:14.68 ID:egB7Wpuh0
雛「おっきいJUMのぼりーなのー!」
JUM「いてえ!いてえ!髪引っ張るなって!!」
雛「えへへー今のJUMはかっこいいーの!」
JUM「そうか…??」
翠「チビイチゴはともかく翠星石からみても充分イケルですう。」
JUM「何の話だ。」
翠「(うー…せっかくJUMがかっこ良くなったのに余計からみづらくなったですう。)」
JUM「ホラ、雛苺。オレは背が随分と高くなってるんだ。落ちたら危ないぞ。」
ひょい
雛苺「あ、ありがとなの…///_
翠「な、なに赤くなってんですか!!」
JUM「いてえ!いてえ!髪引っ張るなって!!」
雛「えへへー今のJUMはかっこいいーの!」
JUM「そうか…??」
翠「チビイチゴはともかく翠星石からみても充分イケルですう。」
JUM「何の話だ。」
翠「(うー…せっかくJUMがかっこ良くなったのに余計からみづらくなったですう。)」
JUM「ホラ、雛苺。オレは背が随分と高くなってるんだ。落ちたら危ないぞ。」
ひょい
雛苺「あ、ありがとなの…///_
翠「な、なに赤くなってんですか!!」
8: 2009/01/01(木) 13:41:24.18 ID:egB7Wpuh0
>>6
え?そうだっけ?
真紅「それにしても随分変わったわね。」
翠「そりゃああれだけ外見が変わっちまうんですから。」
真紅「そうじゃなくて『内面的にも』よ。」
翠「え?」
真紅「この一週間JUMの生活は以前のときよりもかなり落ち着いているのだわ。」
翠「…た、確かに翠星石がJUMをからかっても前みたく怒鳴らなくなってるですう。」
真紅「私がいいたいのはそこよ。」
え?そうだっけ?
真紅「それにしても随分変わったわね。」
翠「そりゃああれだけ外見が変わっちまうんですから。」
真紅「そうじゃなくて『内面的にも』よ。」
翠「え?」
真紅「この一週間JUMの生活は以前のときよりもかなり落ち着いているのだわ。」
翠「…た、確かに翠星石がJUMをからかっても前みたく怒鳴らなくなってるですう。」
真紅「私がいいたいのはそこよ。」
9: 2009/01/01(木) 13:46:52.12 ID:egB7Wpuh0
翠「どういうことです?」
真紅「JUMは肉体的にも精神的にも成長しているってことよ。」
翠「そ、それはつまり……」
真紅「ええ正真正銘JUMは『年を取ってるのだわ』性格が変わるのは当然ね。」
翠「……成長…ですか。」
真紅「JUMは肉体的にも精神的にも成長しているってことよ。」
翠「そ、それはつまり……」
真紅「ええ正真正銘JUMは『年を取ってるのだわ』性格が変わるのは当然ね。」
翠「……成長…ですか。」
13: 2009/01/01(木) 14:32:11.24 ID:ce2YOvVd0
さらに一週間後
JUM「はー…結局俺の体はこのままか…」
雛「すきありなのー!
よじよじ
JUM「いてて…「姉さん」も今日合宿だしな。お前らお昼どうする??」
翠「じゃあ翠星石がお昼ご飯作るですう。」
JUM「そうか、じゃあ頼むよ。(ニコ」
翠「ま、任せろ…ですう」
真紅「……」
JUM「はー…結局俺の体はこのままか…」
雛「すきありなのー!
よじよじ
JUM「いてて…「姉さん」も今日合宿だしな。お前らお昼どうする??」
翠「じゃあ翠星石がお昼ご飯作るですう。」
JUM「そうか、じゃあ頼むよ。(ニコ」
翠「ま、任せろ…ですう」
真紅「……」
14: 2009/01/01(木) 14:38:40.47 ID:ce2YOvVd0
翠「♪~」
真紅「今日はやけにご機嫌がいいわね。」
翠「え?そりゃあだって……モジモジ。」
真紅「………(考え過ぎよね。まさかとは思うけど……)
真紅「(JUMは成長しているのだわ。前よりも素直で…暖かくて……やさしくて……)
翠「真紅??」
真紅「な、なんでもないのだわ。さ、早く寝ましょう。」
ガチャ
JUM「ふー良い湯だったな。あれ?二人とももう九時過ぎたってのに珍しいな。
翠「別にー、たまには眠れないときもあるですう♪」
真紅「……」
真紅「今日はやけにご機嫌がいいわね。」
翠「え?そりゃあだって……モジモジ。」
真紅「………(考え過ぎよね。まさかとは思うけど……)
真紅「(JUMは成長しているのだわ。前よりも素直で…暖かくて……やさしくて……)
翠「真紅??」
真紅「な、なんでもないのだわ。さ、早く寝ましょう。」
ガチャ
JUM「ふー良い湯だったな。あれ?二人とももう九時過ぎたってのに珍しいな。
翠「別にー、たまには眠れないときもあるですう♪」
真紅「……」
15: 2009/01/01(木) 14:43:58.70 ID:ce2YOvVd0
そんなある日…
翠「まーったく、世話の焼けるやつですう。ガタイがいいのに風邪を引くなんて」
JUM「ウルサイナー、しょうがないだろ。」
翠「ほら、お粥ですよ。」
フーフー
JUM「ああ、ありがとう。」
翠「熱いですから気をつけるですよ?」
JUM「ああ」
真紅「(JUM……少し老けたのだわ。)」
翠「まーったく、世話の焼けるやつですう。ガタイがいいのに風邪を引くなんて」
JUM「ウルサイナー、しょうがないだろ。」
翠「ほら、お粥ですよ。」
フーフー
JUM「ああ、ありがとう。」
翠「熱いですから気をつけるですよ?」
JUM「ああ」
真紅「(JUM……少し老けたのだわ。)」
18: 2009/01/01(木) 14:51:04.17 ID:ce2YOvVd0
その日の夜
真紅「ちょっと翠星石。」
翠「な、なんですか真紅?」
真紅「頼みがあるの…今からJUMの夢の中に行きたいの。」
翠「へ?それまたどうしてです??」
真紅「その前に…あなたこの三日間でJUMがさらに成長したのがわかる??」
翠「そうなんですか??」
真紅「……人間の年齢で言うと20代前半ね。」
翠「ちょ、ちょっと待つですよ真紅。それが一体……」
真紅「ちょっと翠星石。」
翠「な、なんですか真紅?」
真紅「頼みがあるの…今からJUMの夢の中に行きたいの。」
翠「へ?それまたどうしてです??」
真紅「その前に…あなたこの三日間でJUMがさらに成長したのがわかる??」
翠「そうなんですか??」
真紅「……人間の年齢で言うと20代前半ね。」
翠「ちょ、ちょっと待つですよ真紅。それが一体……」
19: 2009/01/01(木) 14:58:03.42 ID:ce2YOvVd0
真紅「あなたはこのままでいいの??」
翠「……」
真紅「確かにJUMは外見も中身もよくなったのだわ。だけど、その分本人の気づかない所にリスクが働いているの。」
翠「……」
真紅「私にも何故こういったコトが起きているのか見当もつかないのだわ。」
翠「………」
真紅「けどもしこのまま続けば……」
翠「わかってるですう!!」
翠「……」
真紅「確かにJUMは外見も中身もよくなったのだわ。だけど、その分本人の気づかない所にリスクが働いているの。」
翠「……」
真紅「私にも何故こういったコトが起きているのか見当もつかないのだわ。」
翠「………」
真紅「けどもしこのまま続けば……」
翠「わかってるですう!!」
21: 2009/01/01(木) 15:03:04.00 ID:ce2YOvVd0
翠「…でも翠星石はそれでも良かったんですう。JUMと前より素直になれたのが嬉しかったんですう。」
真紅「ならどうして…」
翠「時々感じるんですう……JUMの体に何かとてつもないことが起きているのを……」
真紅「……」
翠「それでもJUMに心配かけたく無かったんですう。それに、急に別人のようになったJUMを前だとなおさら…」
真紅「……」
翠「わかってるです、JUMは真紅のマスターでもあり翠星石のマスターでもあります。
JUMの行いには私たちも応える事だって必要なんですう。」
真紅「……そう、じゃあ覚悟は良いのね?」
翠「………スイドリーム。」
真紅「ならどうして…」
翠「時々感じるんですう……JUMの体に何かとてつもないことが起きているのを……」
真紅「……」
翠「それでもJUMに心配かけたく無かったんですう。それに、急に別人のようになったJUMを前だとなおさら…」
真紅「……」
翠「わかってるです、JUMは真紅のマスターでもあり翠星石のマスターでもあります。
JUMの行いには私たちも応える事だって必要なんですう。」
真紅「……そう、じゃあ覚悟は良いのね?」
翠「………スイドリーム。」
23: 2009/01/01(木) 15:12:07.64 ID:ce2YOvVd0
真紅「なかなか綺麗な場所ね。」
翠「前と違って清々しい場所ですう。ホントに成長しているですね。」
空間全体にパソコンだけが規律よく整頓されている。
画面はデスクトップのまま固定されており、全て新品の状態だった。
二人は変わらぬ事のない風景を歩いて行く。
JUMの姿はどこにもない。
真紅「……見つけたわ。」
翠「?」
真紅がとあるパソコンに目をやる。
1つだけ画面が何かのファイルをダウンロードしている画面に変わっている。
翠「前と違って清々しい場所ですう。ホントに成長しているですね。」
空間全体にパソコンだけが規律よく整頓されている。
画面はデスクトップのまま固定されており、全て新品の状態だった。
二人は変わらぬ事のない風景を歩いて行く。
JUMの姿はどこにもない。
真紅「……見つけたわ。」
翠「?」
真紅がとあるパソコンに目をやる。
1つだけ画面が何かのファイルをダウンロードしている画面に変わっている。
26: 2009/01/01(木) 15:18:07.70 ID:ce2YOvVd0
画面の中にはダウンロードの保存状態が表示されている。
数字は28パーセントのところで止まっているがダウロード中をあらわすバーの着彩が
常に右へスクロールしている。
真紅「やっぱり…JUMの身体を促進させている何かがあるのだわ。」
翠「で、でもここには何もないですよ。」
真紅「世界樹を見てみましょう」
翠「………」
数字は28パーセントのところで止まっているがダウロード中をあらわすバーの着彩が
常に右へスクロールしている。
真紅「やっぱり…JUMの身体を促進させている何かがあるのだわ。」
翠「で、でもここには何もないですよ。」
真紅「世界樹を見てみましょう」
翠「………」
29: 2009/01/01(木) 15:20:46.42 ID:ce2YOvVd0
少し歩き回った所で世界樹が見つかった。
相変わらず根っこの方には少し雑草が絡まっていたが弱々しくも真紅達の身長と同じくらい
伸びていた。
手入れをする必要も庭師の鋏を使う必要もない。
というより『使えない。』
今のJUMに何かする事でとんでもない事になりそうだからだ。
相変わらず根っこの方には少し雑草が絡まっていたが弱々しくも真紅達の身長と同じくらい
伸びていた。
手入れをする必要も庭師の鋏を使う必要もない。
というより『使えない。』
今のJUMに何かする事でとんでもない事になりそうだからだ。
31: 2009/01/01(木) 15:25:53.30 ID:ce2YOvVd0
真紅「……行きましょう。」
翠「え?で、でも…」
真紅「私たち人形はね…人間と違うの。世界には『絶対に』あり得ない事がどこかで出現してしまうものなの。」
翠「翠星石達には?」
真紅「もちろんあるわ。けど限界があるの。私たちが人形でJUMが人間であることが……」
翠「……」
真紅「行きましょう。もう長く入られないわ。」
翠「はい…ですう。」
翠星石は先行く真紅を追う前にチラリとJUMの世界樹を見た。
明らかに先ほど見たよりも伸び、そして周りの雑草がほとんど枯れているに気づいたが
すぐに見るのをやめた。
翠「え?で、でも…」
真紅「私たち人形はね…人間と違うの。世界には『絶対に』あり得ない事がどこかで出現してしまうものなの。」
翠「翠星石達には?」
真紅「もちろんあるわ。けど限界があるの。私たちが人形でJUMが人間であることが……」
翠「……」
真紅「行きましょう。もう長く入られないわ。」
翠「はい…ですう。」
翠星石は先行く真紅を追う前にチラリとJUMの世界樹を見た。
明らかに先ほど見たよりも伸び、そして周りの雑草がほとんど枯れているに気づいたが
すぐに見るのをやめた。
35: 2009/01/01(木) 15:31:19.47 ID:ce2YOvVd0
JUM「…明らかに私の体には何か異変があるな。老化抑制が減ってるのか??」
雛「JUMのおひげー!」
翠「こらー!何やってるですか!!チビイチゴ!!JUMがまた風邪をこじらせたのに!!」
JUM「まあまあ、雛苺にも相手にしてやらないと。」
真紅「あまり無理はしないでね。」
JUM「わかってるよ。……真紅も翠星石もいつまでも心配性だな。」
真紅「な…!バカ言わないで頂戴。」
JUM「ははは…」
翠「(…JUM。)」
雛「JUMのおひげー!」
翠「こらー!何やってるですか!!チビイチゴ!!JUMがまた風邪をこじらせたのに!!」
JUM「まあまあ、雛苺にも相手にしてやらないと。」
真紅「あまり無理はしないでね。」
JUM「わかってるよ。……真紅も翠星石もいつまでも心配性だな。」
真紅「な…!バカ言わないで頂戴。」
JUM「ははは…」
翠「(…JUM。)」
38: 2009/01/01(木) 15:37:09.68 ID:ce2YOvVd0
その日の夜
JUM「なあ真紅」
真紅「どうしたの?」
JUM「私はこのまま成長を続けるのか??」
真紅「………ええ。」
JUM「……そうか。だが不思議なもんだな。」
真紅「え?」
JUM「実際には私が成長してから一ヶ月も経っていないのに、
お前達と何十年も一緒にいた感覚なんだよ。」
真紅「………私もよ。」
JUM「そうか、嬉しいよ。」
ギュ……
真紅「………」
JUM「お前達のように…人形から見れば、生まれてからの時間も…
『今いる生活から思い返すと遠い昔の事か…』
JUM「なあ真紅」
真紅「どうしたの?」
JUM「私はこのまま成長を続けるのか??」
真紅「………ええ。」
JUM「……そうか。だが不思議なもんだな。」
真紅「え?」
JUM「実際には私が成長してから一ヶ月も経っていないのに、
お前達と何十年も一緒にいた感覚なんだよ。」
真紅「………私もよ。」
JUM「そうか、嬉しいよ。」
ギュ……
真紅「………」
JUM「お前達のように…人形から見れば、生まれてからの時間も…
『今いる生活から思い返すと遠い昔の事か…』
40: 2009/01/01(木) 15:40:42.80 ID:ce2YOvVd0
JUM「姉さんにも随分迷惑かけたな。」
真紅「そうね、昔の貴方は素直じゃないし威張ってばっかなのだわ。」
JUM「ふふ、『懐かしいな。』今はどうだい??」
真紅「いちいち言わなければならないの?」
JUM「まあいいじゃないか。」
真紅「そういう所は変わってないのね。………今のJUMは、とても暖かいのだわ。」
真紅「そうね、昔の貴方は素直じゃないし威張ってばっかなのだわ。」
JUM「ふふ、『懐かしいな。』今はどうだい??」
真紅「いちいち言わなければならないの?」
JUM「まあいいじゃないか。」
真紅「そういう所は変わってないのね。………今のJUMは、とても暖かいのだわ。」
41: 2009/01/01(木) 15:45:45.98 ID:ce2YOvVd0
そっちのがさきなのね
JUM「………あー、もう少しこのままでいいかな?」
真紅「…いいわよ。……だって私は……薔薇乙女第五ドール真紅…あなたの幸せな、お人形。」
JUM「……」
さらに一週間後
JUMの体・精神は70代後半になっていた。
普通に歩けるのだが……
JUM「………あー、もう少しこのままでいいかな?」
真紅「…いいわよ。……だって私は……薔薇乙女第五ドール真紅…あなたの幸せな、お人形。」
JUM「……」
さらに一週間後
JUMの体・精神は70代後半になっていた。
普通に歩けるのだが……
43: 2009/01/01(木) 15:51:59.90 ID:ce2YOvVd0
翠「JUMー、スコーンが焼けたですよ。」
JUM「…ああ、今行くよ。」
雛「JUM-雛がお手てつないであげるのよー」
JUM「おお、ありがとな……」
のり「はい、JUMくん。」
JUM「ありがとうな、姉さん。………真紅もクッキーの腕が上がったようだな。」
真紅「ふふ、そういわれると嬉しいのだわ。」
JUM「…ああ、今行くよ。」
雛「JUM-雛がお手てつないであげるのよー」
JUM「おお、ありがとな……」
のり「はい、JUMくん。」
JUM「ありがとうな、姉さん。………真紅もクッキーの腕が上がったようだな。」
真紅「ふふ、そういわれると嬉しいのだわ。」
44: 2009/01/01(木) 15:55:02.67 ID:ce2YOvVd0
そして
さらに三日が経った時……
朝起きるとき自分たちの大好きなマスターは……ずっと眠ったままだった。
さらに三日が経った時……
朝起きるとき自分たちの大好きなマスターは……ずっと眠ったままだった。
45: 2009/01/01(木) 15:57:08.72 ID:ce2YOvVd0
ここはどこだろう……??
ここはどこだろう……??
ああ、僕は眠ったのか……??
ああ、ぼくは眠ったのか……??
???「今キミに会えたのは奇跡に等しいよ。」
JUM「誰だアンタ?………!!」
???「………」
ここはどこだろう……??
ああ、僕は眠ったのか……??
ああ、ぼくは眠ったのか……??
???「今キミに会えたのは奇跡に等しいよ。」
JUM「誰だアンタ?………!!」
???「………」
47: 2009/01/01(木) 16:00:54.95 ID:ce2YOvVd0
JUM「お前!!…あんたのせいで何で真紅達が戦わなくちゃならないんだ!!?」
???「…その質問の前にここがどこだかわかるかい??」
JUM「は?……真っ白、確か『九秒前のシロ』ってところだろ。」
???「ご名答、君の魂を運良くここで見つける事が出来た。」
JUM「状況がさっぱりだな……つーか俺の質問は??」
???「まあまあソレよりもまず何故ここが九秒前のシロだなんて言うかわかるかい??」
JUM「……」
???「…その質問の前にここがどこだかわかるかい??」
JUM「は?……真っ白、確か『九秒前のシロ』ってところだろ。」
???「ご名答、君の魂を運良くここで見つける事が出来た。」
JUM「状況がさっぱりだな……つーか俺の質問は??」
???「まあまあソレよりもまず何故ここが九秒前のシロだなんて言うかわかるかい??」
JUM「……」
49: 2009/01/01(木) 16:07:27.22 ID:ce2YOvVd0
???「人間の肉体が完全に氏に…それから魂が氏ぬまでに9秒……
その間の時間がキッカリ9秒だからこの空間の名前がついたんだ。」
???「世界には氏んだ魂がどこに行くのか?なんていう説がたくさんある。
氏ぬ時に魂はわずかな時間でセカイに溶け込み自分が自分でなくなる……」
JUM「………」
???「まあ簡単に言えば君という『個』が失う前に君を見つける事が出来たって話だ。
JUM「終わりか?じゃあこっちの質問に応えてもらう。
……あんたローゼンだろ。」
ローゼン「…いかにも。」
その間の時間がキッカリ9秒だからこの空間の名前がついたんだ。」
???「世界には氏んだ魂がどこに行くのか?なんていう説がたくさんある。
氏ぬ時に魂はわずかな時間でセカイに溶け込み自分が自分でなくなる……」
JUM「………」
???「まあ簡単に言えば君という『個』が失う前に君を見つける事が出来たって話だ。
JUM「終わりか?じゃあこっちの質問に応えてもらう。
……あんたローゼンだろ。」
ローゼン「…いかにも。」
50: 2009/01/01(木) 16:13:21.66 ID:ce2YOvVd0
JUM「あんたの目指す究極の少女……一体何がしたいんだ?」
ローゼン「言葉の通りさ。僕は究極の少女を求めている。」
JUM「なんで頃し合いをさせる?アリスになる方法は他にないのか??」
ローゼン「ほか……というよりも何でもアリ。」
JUM「なに?」
ローゼン「僕はあえてアリスゲームというのを実行させた。
JUM「あえてだと?」
ローゼン「そうだ。」
ローゼン「言葉の通りさ。僕は究極の少女を求めている。」
JUM「なんで頃し合いをさせる?アリスになる方法は他にないのか??」
ローゼン「ほか……というよりも何でもアリ。」
JUM「なに?」
ローゼン「僕はあえてアリスゲームというのを実行させた。
JUM「あえてだと?」
ローゼン「そうだ。」
53: 2009/01/01(木) 16:17:39.54 ID:ce2YOvVd0
ローゼン「また質問だが…君は『究極』というのは「ナニ」をさしているのだと思う??」
JUM「それは……いろんなモノよりも常に一番上ってことだろ?」
ローゼン「まあだいたいはそんな感じで当てはまるよね。
もっと簡単に言えば強い、とか綺麗、さらには人気があとかね。」
JUM「……」
ローゼン「でもね、究極なんてのはどこにだってあるんだ。」
JUM「……」
ローゼン「誰かがソレを好きになれば…それはいつしか究極に繋がるんだ。」
JUM「それは……いろんなモノよりも常に一番上ってことだろ?」
ローゼン「まあだいたいはそんな感じで当てはまるよね。
もっと簡単に言えば強い、とか綺麗、さらには人気があとかね。」
JUM「……」
ローゼン「でもね、究極なんてのはどこにだってあるんだ。」
JUM「……」
ローゼン「誰かがソレを好きになれば…それはいつしか究極に繋がるんだ。」
54: 2009/01/01(木) 16:27:37.06 ID:ce2YOvVd0
ローゼン「そして究極は色々な意味に使われる……。
もし究極の人間がいたら……運動も出来る、勉強、人間性、顔。
なんだってありだ。」
ローゼン「けどそれは他人から見た究極だ。…自分から自分自身に必要な究極とは違ってね。」
JUM「………」
ローゼン「誰からも愛されない…じゃなく『誰も愛する必要なんかない。自分には悲しむ必要がない。』
悲しい気分を『すぐに』忘れたい時こんな感じだろうね。」
JUM「………」
ローゼン「僕が目指すのはね…「究極の少女」という心を皆に覚えて欲しいからだ。
僕が人形師だからそういう願いでもあるけれど…皆僕の大切な娘でもある。」
ローゼン「だが彼女達は人形という存在と概念が常にある。そして人間とともに生活する。
人間と人形……この両者の枠を超えた時「究極の少女」という心が両者の心に焼き付くと思うんだ。」
JUM「……」
ローゼン「君は真紅達が好きかい?」
JUM「…ああ、…好きだよ……!いつも憎ったらしいけど……すぐ、落ち込むし何考えてるかわかんないけど…
今ならはっきり言える!僕はあいつらと過ごす時間……真紅達が好きだ!!」
ローゼン「………ありがとうJUM。究極の少女はこれから「完成していく」。
誰かを愛し、愛される心を失わない限りね。」
もし究極の人間がいたら……運動も出来る、勉強、人間性、顔。
なんだってありだ。」
ローゼン「けどそれは他人から見た究極だ。…自分から自分自身に必要な究極とは違ってね。」
JUM「………」
ローゼン「誰からも愛されない…じゃなく『誰も愛する必要なんかない。自分には悲しむ必要がない。』
悲しい気分を『すぐに』忘れたい時こんな感じだろうね。」
JUM「………」
ローゼン「僕が目指すのはね…「究極の少女」という心を皆に覚えて欲しいからだ。
僕が人形師だからそういう願いでもあるけれど…皆僕の大切な娘でもある。」
ローゼン「だが彼女達は人形という存在と概念が常にある。そして人間とともに生活する。
人間と人形……この両者の枠を超えた時「究極の少女」という心が両者の心に焼き付くと思うんだ。」
JUM「……」
ローゼン「君は真紅達が好きかい?」
JUM「…ああ、…好きだよ……!いつも憎ったらしいけど……すぐ、落ち込むし何考えてるかわかんないけど…
今ならはっきり言える!僕はあいつらと過ごす時間……真紅達が好きだ!!」
ローゼン「………ありがとうJUM。究極の少女はこれから「完成していく」。
誰かを愛し、愛される心を失わない限りね。」
55: 2009/01/01(木) 16:29:44.08 ID:ce2YOvVd0
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JUM「ふわ~~良く寝た。」
??「!!?」
JUM「…真紅か。今な、すげー夢見てたんだ。なんてったって…r」
真紅「JUM!!」
ヒシ
JUM「あ、おいおい!!何だよ急に抱きつくなんて…」
・
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JUM「ふわ~~良く寝た。」
??「!!?」
JUM「…真紅か。今な、すげー夢見てたんだ。なんてったって…r」
真紅「JUM!!」
ヒシ
JUM「あ、おいおい!!何だよ急に抱きつくなんて…」
57: 2009/01/01(木) 16:35:13.85 ID:ce2YOvVd0
JUM「……」
真紅「JUM!JUM!!よかった…よかったのだわ……」
ガチャ
翠「……どうしたんですk?JJJJJJUMが生き返ってるですう!!あわわわわわわわ」
JUM「オイ翠星石……オマエもこっちに来いよ。雛苺もほら!」
雛「うわーい!JUMが生き返ったのー!!」
JUM「ぎゅ…」
真紅「……///」
翠「ほ、ほんとにJUMなんですね??ポロポロ」
JUM「あー、泣くなって……」
真紅「JUM!JUM!!よかった…よかったのだわ……」
ガチャ
翠「……どうしたんですk?JJJJJJUMが生き返ってるですう!!あわわわわわわわ」
JUM「オイ翠星石……オマエもこっちに来いよ。雛苺もほら!」
雛「うわーい!JUMが生き返ったのー!!」
JUM「ぎゅ…」
真紅「……///」
翠「ほ、ほんとにJUMなんですね??ポロポロ」
JUM「あー、泣くなって……」
58: 2009/01/01(木) 16:39:35.83 ID:ce2YOvVd0
JUM「……(三人を抱いたままべットの上で壁に寄りかかってる)」
翠「雛苺は?」
真紅「眠ってるのだわ…」
雛「スースー」
翠「結局なんでJUMは成長したんですか?今はちょっと最初に成長した時みたいになってますけど」
真紅「それは私も気になるのだわ。」
JUM「…なんだろーな。まさか俺が三人と契約してるからそれで老化しちゃったとか??」
真紅「……」
翠「……」
JUM「………」
翠「雛苺は?」
真紅「眠ってるのだわ…」
雛「スースー」
翠「結局なんでJUMは成長したんですか?今はちょっと最初に成長した時みたいになってますけど」
真紅「それは私も気になるのだわ。」
JUM「…なんだろーな。まさか俺が三人と契約してるからそれで老化しちゃったとか??」
真紅「……」
翠「……」
JUM「………」
60: 2009/01/01(木) 16:43:02.34 ID:ce2YOvVd0
JUM「でもだからって無理に契約を解く必要はないぞ。」
真紅「……」
翠「ど、どうしてですか?」
JUM「お前達が好きだからだ。」
二人「……!///」
JUM「…だから、これからも一緒にいてくれるか??」
真紅「あ、当たり前よ!貴方は私の優秀な下僕なのだわ。」
JUM「お、『優秀』にランクアップか。」
真紅「……」
翠「ど、どうしてですか?」
JUM「お前達が好きだからだ。」
二人「……!///」
JUM「…だから、これからも一緒にいてくれるか??」
真紅「あ、当たり前よ!貴方は私の優秀な下僕なのだわ。」
JUM「お、『優秀』にランクアップか。」
61: 2009/01/01(木) 16:47:01.58 ID:ce2YOvVd0
翠「ぬ、ぬけがけは許さねーですよ!JUMはこれからも翠星石は必要ですう///」
真紅「あら、負けないわよ?」
翠「妹だからって容赦はしねーですう。」
JUM「あーあーまた始まったよ……」
ぎゅ……
翠「だって……
真紅「私たちは……
あ な た の 幸 せ な … お 人 形……。
おわり
真紅「あら、負けないわよ?」
翠「妹だからって容赦はしねーですう。」
JUM「あーあーまた始まったよ……」
ぎゅ……
翠「だって……
真紅「私たちは……
あ な た の 幸 せ な … お 人 形……。
おわり
62: 2009/01/01(木) 16:48:20.63 ID:KTGVF0uK0
乙
67: 2009/01/01(木) 16:50:35.91 ID:ce2YOvVd0
これで終わりです
保守、読んでくれた人ありがとう。
わからないとことか文章が下手なとこあるかもしれないけど…
保守、読んでくれた人ありがとう。
わからないとことか文章が下手なとこあるかもしれないけど…
引用: 翠星石「で、ででデカ人間!?」
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