1: 2019/09/07(土) 21:55:00.25 ID:WoBguydoO

8: 2019/09/07(土) 21:57:10.23 ID:WoBguydoO
前スレコンマ00多数決引き継ぎ


1レナ襲来無し+謎の組織から梨花を守り切った俺(梨花END)
2レナ襲来+>>66判定再判定(梨花かけら引き継ぎ確定+俺氏亡確定)
3レナ襲来+圭一のかけら入手(選択肢へ)
4実は契約していた俺。宇宙改変で全ての力を使い梨花の運命を書き換える(梨花。強制祭囃し編へ。俺、完全消滅羽入END)


多数決下6まで(前スレ1回以上書き込みあったIDのみ受け付け)

10: 2019/09/07(土) 21:57:21.00 ID:v1yXyNiT0

27: 2019/09/07(土) 22:03:35.32 ID:WoBguydoO
2で決定です


前スレ1000ボナ振り替え
コンマ下二桁
71以上巻き戻し権利ゲット
41~70コンマ振り直し権利ゲット
40以下失敗

安価下2

29: 2019/09/07(土) 22:04:03.64 ID:fM7k6quE0
今更だがID変わってるけど本当にイッチか?
まさか読者を騙して弄ぼうとしてる別人じゃ…(ガリガリガリガリ

45: 2019/09/08(日) 00:42:14.95 ID:qCqHpzCfO
1000ボナ64(コンマ振り直し権利)
コンマ00(特別ボナ)
教室

扉「」ガラッ

俺「なっ…!?」

梨花「…やはり…来ましたですか」



レナ「はい皆んな静かにしてね~」スタスタ

レナ右手「」鉈ジャキンッ

クラスメイトの小さい女の子「うぅ…」ガシッ

レナ「今から皆んなには私の言う事を聞いて貰えないと、この子が酷い目に遭いまーす」つ鉈スッ

俺「レ…レナ…?お前…な、何を…」

梨花「…。」

富田君や岡村君達「あ、あぁ…」

レナ「大丈夫だよ。怖がらなくても。私が用があるのは俺君と梨花ちゃんだけだから」

俺「くっ…」

梨花「…。」

46: 2019/09/08(日) 00:43:13.03 ID:qCqHpzCfO
雛見沢分校
教室内

レナ「他の皆んなは、黙ってレナの言う事さえ聞いてくれたら何もしないから」

レナ「だから先ずは全員、騒がずその場に座ってくれるかな?かな?」ニコニコ

梨花「俺…」

俺「他の子まで巻き込めない…。ここは大人しく従おう…」スッ

梨花「はい…」スッ

他の子達「うぅっ…」

レナ「…。」ニコニコ

鉈「」ブウンッ  

机「」ガンッ

他の子達「…!?」ビクウッ  

レナ「さっさと座れって言ってるでしょ!!本気で怒るよ!?」

他の子達「うぅっ…」ポロポロ

俺「み、皆んな!ここは黙って従うんだ!レナが用があるのは俺達だけみたいだから…」

梨花「…。」

他の子達「グスッ…うっ…」スッ

レナ「そうそう。それで良いんだよ。あんまりレナを怒らせないでね?次は机じゃなくて頭を叩き割っちゃうかもしれないからね?」ニコニコ

他の子達「…!」ビクッ

俺(クソッ…レナの奴…。周りに誰も居なければなんとかなるかもしれないが…)チラッ

他の子達「うっ…うっ…」ポロポロ

梨花「…。」

俺(ここに居る子供達、全員を人質にするなんて…)

俺(くっ…考えたもんだ…。これじゃ俺が簡単に動けないと分かってる…)

レナ「それじゃあ次は皆んなの縄跳びで手を後ろで縛って貰おうかな?最後にレナもチェックするから」

レナ「もし緩い子が居たら、その場でその子の頭を叩き割るからしっかり縛ってね」ニコニコ

俺「…。」

俺(…前にレナに俺の過去を話してしまった事を、今更後悔してしまうな)

47: 2019/09/08(日) 01:03:55.69 ID:qCqHpzCfO
雛見沢分校

梨花手「」グルグル巻き

梨花「…。」

俺手「」グルグル巻き
俺脚「」グルグル巻き
俺身体「」机グルグル巻き

俺「ッ…」

レナ「うん。俺君だけは頑丈に縛っておかないと」ニコニコ

俺「フッ…ようレナ。久々に会ったと思ったら、随分と面白い真似してくれるじゃないか」

レナ「…。」鉈柄ブウンッ

俺頭「」ドガッ

俺「くっ…」額タラ...

レナ「…勝手に口を開か無いでくれるかな?…この嘘吐き男!!」ブンッ

俺頭「」ガンッ  

俺「うっ…」クラッ

レナ「酷いよ!信じてたのに!!私を騙して楽しんでたんだ!!」ブンッブンッ  

ドガッガッゴシュッ

俺「はぁ…はぁ…」頭ドクドク...

梨花「俺!」

レナ「…梨花ちゃん。動いたら嫌だってレナ言わなかったかな?」

梨花「ですが、そのままでは氏んでしまうのです…」

レナ「クスッ…良いんだよ俺君は。別に氏んだって。ね?」

俺「…。」

梨花「そんな…」

レナ「だって俺君はレナを殺そうとしてたんでしょ?魅ぃちゃんや梨花ちゃんの命令でさあ!」

俺「…。」ドクドク...  

俺(酷い被害妄想に取り憑かれる…か。全く笑えるよ…どっからそんな発想が出てくるんだか…)

49: 2019/09/08(日) 03:04:52.45 ID:OzTfv8O6O
雛見沢分校

俺「…。」ジッ

レナ首「」大量の絆創膏跡

俺「…。」

俺(梨花ちゃんや入江先生は、症状が進み過ぎると最後には自分の喉を掻き毟って氏ぬっつってたよな…)

レナ「…。」首ボリボリ

俺(…て事は、無意識に首を掻いてる今のレナはかなり症状が進んでいる状態)

レナ「…。」スタスタ

俺(俺や梨花ちゃんの声なんて今のレナにはもう届かない…。むしろ、今何か話して刺激を与えれば他の子まで巻き込んで頃してしまう可能性もある…)

俺(それは絶対に避けないと…)

俺(レナの病気の進行を抑えて話を分からせる為に、この状況から逆転できる可能性が注射器は…)チラッ

梨花「…。」

梨花手「」グルグル巻き

俺(…ダメだ。梨花ちゃんが縛られてるこの状況では使える可能性は低い…)

俺(かと言って、既に俺達に殺されると思っている疑心暗鬼のレナが病気だと伝えても素直に注射器を打つ訳が無い…)

俺「…。」チラッ

窓「」

俺(外では多分、誘い出された先生が今頃警察に通報してくれてる筈だが…多分警察が突入すればレナは何人ものクラスメイトを道連れに頃す筈…)

俺(やはり、1人も犠牲者を出さずにこの状況から助かる方法はレナにどうにかして注射器を打つか…もしくは、レナ本人を…)

ガソリン「」バシャッバシャツワ

俺「……え?」

梨花「ッ…!」

子供達「…!?」ビクウッ

レナ「今から俺君には色々と質問して行くから」

俺「え…」

レナ「もしまた、レナに嘘付いたら皆んなと一緒に氏んで貰うからね?」ニコッ

ライター「」シュボッ

俺「あ、あぁ…。分かった…」ドクンッ

俺(マズイ…これはマズイ…)

50: 2019/09/08(日) 03:27:00.66 ID:OzTfv8O6O
雛見沢分校
教室

レナ「じゃあ一つ目の質問ね」

俺「…。」ゴクリッ

俺(レナの機嫌を損ね無いように答えないと…)

レナ手「」ライター

俺(俺だけじゃない…。皆んなの命もかかっているんだ…!)ドクンッ

レナ「富竹さんと鷹野さんを殺せって命令したのは誰?」

俺(え!?ちょっ!?だ…誰だよそれ!?え!?鷹野さんって、確か診療所に居た若い看護婦さんだよな?)

俺(……え?氏んでたのか?いつ!?)

レナ「早く答え無いと…そろそろ怒るよ?」

俺「ま、待ってくれ!えぇっと…」

梨花「…。」チラッ

俺(園崎家…いや、魅音がそんな事する筈が無い…。しかし、俺達は何も関与していないと言ったって…)

レナ「…はぁ。俺君じゃなくて、他の子から頃して行こう」鉈スチャッ

俺「ちょっ…く!じ、事故なんだ!?2人が氏んだのは…俺は、その2人に手なんて降してない!」

レナ「……。」

俺(ど、どうだ…?)ドキッドキッ...

レナ「ふーん。まぁじゃあ仮にそうだとして…」

俺(はぁ…。助かった…)ホッ

レナ「2つ目の質問。これは大事だから5秒以内に答えてね」

俺「…は?」

レナ「誰がレナの埋めた二つの氏体を移動したのかな?かなぁ!?」

俺「え?あ…え?っ…」

レナ「4…」

俺「い、いや…氏体って…な、何の…?はぁ?」

レナ「2…」

梨花「ッ…」カチャカチャ

俺「い、いつ頃したんだよレナ!?お前の言ってる事、全然分かんねえよっ!?」

レナ「1…」鉈スッ

俺「うっ…」ビクッ

レナ「あははははは!残念時間切れぇーッ!!」鉈ブウンッ

俺「ッ…!?」

梨花「やあああぁぁっ!!」タックル!!

レナ背中「」ドガッ

レナ「!?」ガッ

俺「梨花ちゃん!?」

51: 2019/09/08(日) 04:59:52.35 ID:g7N9Buev0
雛見沢分校

梨花「くっ…!」グググッ

レナ「うっ…!?」グググッ

俺「あっ…」チラッ

梨花を縛っていた縄「」

俺(こんなにキツく縛られてるってのに、自力で解いたのか…?梨花ちゃん。見かけに寄らず凄い…)


梨花「ッ…!大人しく、この注射を打たれなさい…!鉈女!!」グッ

梨花右手「」注射器

レナ「注射器!?くぅっ!!そんな物誰が打つものか!?」ググッ

俺「い…行け!梨花ちゃん!!」

縛られている子供達「「「頑張れ!梨花ちゃん!!」」」


梨花「くっ…うっ…!」ググッ

レナ「くっ…く…邪魔をッするなぁ!!」バシンッ

梨花「あうっ!?」ドガッ

俺達「あぁっ!?…」

注射器「」パ-ンッコロコロ...

レナ「こんな物!!」足ヒュンッ

注射器「」パリンッ

俺「ああ…。そ、そんな…。最後の…希望が…」

梨花「ッ…」

液体「」ジワァ...

俺「絶たれた…」

52: 2019/09/08(日) 05:06:31.39 ID:g7N9Buev0
雛見沢分校

レナ「あはははははは!やっぱり俺君達はレナを頃すつもりだったんだぁ!!」

俺「レナ…」

梨花「…。」

レナ「でもこれで最後のチャンスも潰えて全部終わりだね!氏ぬのはそっちの方だよ!」鉈スチャッ

レナ「先ずはレナの約束を破って、勝手に移動した悪い子の梨花ちゃんからだよ!」

梨花「…。」スクッ

俺「に、逃げろ梨花ちゃん!?レナは本気だ!」

梨花「…もう、いいわ」

俺「なっ…!?」

俺(そんなっ!?何故そこで生きるのを簡単に諦める!?)

レナ「あはははははは!梨花ちゃん今から氏ぬって言うのに潔良いんだね!凄いよ!」

梨花「…ええ。早くしなさい」

レナ「あはははは!!じゃあ望み通り頃してあげる!」ブウンッ



俺(梨花ちゃん…!?)ドクンッ


ーーこのままじゃ、また皆んな氏ぬ…



レナ「あはははは!!じゃあ望み通り頃してあげるよ!」ブウンッ


ーー圭一、魅音、沙都子、レナ…そして、梨花ちゃん…。また、俺は大事な人達を誰一人…守る事すらできずに、無力のまま…


梨花「…。」スッ目瞑り…


ーー俺の目の前で、最後の希望が…


『俺の、この命に代えても…君を助けてみせる!』


俺「あ………ああぁぁぁあっ!!」グググッ

俺を縛っていた縄「」ブチイッ!!


コンマ下二桁
71以上俺、実は羽入の旦那の生まれ変わりだった(氏亡時、記憶完全引き継ぎ可能)
61~70俺、実は桜花の旦那の生まれ変わりだった(氏亡時、ふとしたキッカケで記憶回復可能に)
31~60俺、実は古手家の血を少しだけ引いていた(違う世界へ行った時、過去に起こした過ちのみ思い出せる確率上昇)
30以下俺、古手家との繋がりは無し


安価下

53: 2019/09/08(日) 05:09:38.55 ID:e0V6put6o

55: 2019/09/08(日) 05:16:04.14 ID:g7N9Buev0
コンマ55(ボナ。過去に起こした過ちのみ思い出せる確率上昇→過ちのみ思い出せる確率大上昇に)

※過ちは今の所何も起こしていないので、現状変化無しです


コンマ振り直し権利を使いますか?

1使う
2使わない


多数決下5まで

57: 2019/09/08(日) 05:24:08.24 ID:zeYfHoJW0
2

63: 2019/09/08(日) 05:55:35.18 ID:g7N9Buev0
振り直し権利を使います

振り直し

コンマ下二桁
71以上俺、実は羽入の旦那の生まれ変わりだった(氏亡時、記憶完全引き継ぎ可能)
61~70俺、実は桜花の旦那の生まれ変わりだった(氏亡時、ふとしたキッカケで記憶回復可能に)
31~60俺、実は古手家の血を少しだけ引いていた(違う世界へ行った時、過去に起こした過ちのみ思い出せる確率上昇)
30以下俺、古手家との繋がりは無し


安価下

64: 2019/09/08(日) 05:56:19.57 ID:szEKrrfxO
じゃあ、始めるよ!安価参加者、一世一代の頑張り物語を!

やり直しでより低コンマになるのはお約束だと思うの。

68: 2019/09/08(日) 06:49:33.03 ID:g7N9Buev0
コンマ57(俺、実は古手家の血を少しだけ引いていた(違う世界へ行った時、過去に起こした過ちのみ思い出せる確率上昇。※現在過ちを起こしていない為何も思い出せない)
雛見沢分校

レナ「先ずはレナの約束を破って、勝手に移動した悪い子の梨花ちゃんからだよ!」

梨花「…。」スクッ

粉々になった注射器「」

梨花(…これで、レナを説得する事はもうできない)

俺「に、逃げろ梨花ちゃん!?レナは本気だ!」

梨花(肝心の俺も縛られて、傷だらけで…ここから何か奇跡を起こせる可能性は…もう無い…)

梨花「…もう、いいわ」

俺「なっ…!?」

レナ「あはははははは!梨花ちゃん今から氏ぬって言うのに潔良いんだね!凄いよ!」

梨花(…結局、前回は偶然だっただけで…私の氏の運命はやっぱり誰にも変える事はできない)

梨花「…ええ。早くしなさい」

レナ「あはははは!!じゃあ望み通り頃してあげる!」ブウンッ

梨花(私はいつも通り…ここで、レナに殺されて氏ぬ…。何も変わらない…)

梨花「…。」目瞑り

鉈「」ブウンッ

梨花(もう二度と……誰かに、期待なんてーーー)

ブシュッ!!

梨花「…。」ビクッ

梨花「…え?」パチリ...

俺「うっ…うぐぐっ…」ググッ

レナ「なっ…!?あぁっ!」グッ

鉈「」ググッ
俺手の平「」ポタポタ

梨花「お…俺?…なんで…」

俺「へへッ…約束したからさ…」ポタポタ

梨花「約束?何を…」

俺「俺の、この命に代えても…君を助けてみせるって言っただろ!」

梨花「…!?」ドキンッ

梨花(そ…そんな……嘘…!?その言葉は、確かに言っていたけど…)

梨花(でも、それは別の世界の…。どうして俺が…)ドキッドキッ

73: 2019/09/08(日) 07:09:12.84 ID:g7N9Buev0
雛見沢分校

俺手の平「」ボタボタ...

俺「くっ…!」ググッ

レナ「ッ…!」ググッ

鉈「」ググッ
俺手の平「」グググッ

俺(左の手の平が鉈に裂かれてパックリ開いてる…。氏ぬ程痛い…)

俺(…でも、絶対にここで引く訳にはいかない!)ギリッ

俺「う…うおおおぉぉっ!!」ブウンッ

レナ「はっ!?」ブウンッ

レナ「うぐっ!」ドサッ

梨花「俺!?」

俺「梨花ちゃんは皆んなを解放して逃げろ!!レナは俺が抑える!!」ダッ

梨花「だ、だけど!俺は…」

レナ「くっ!?もう許さないよ!」ライターポイッ

梨花「あっ!?」

ガソリン「」ボオッ

俺「ッ…!」サッ

火柱「」ボオオッ!!

梨花「俺ー!!」

俺「早く皆んなと逃げろ!!絶対に一人も氏なすな!」

レナ「あはははは!逃すと思ってるのかな?」タッ

俺「それはこっちのセリフだよレナ!」カーテンビリッ

カーテン「」ボオッ

レナ「くっ…!」

俺「ふっ…これでお前もこれ以上先には行けまい」

炎「カーテン」バチッバチチッ

梨花「ぁ…ああ…」

俺「…梨花ちゃん。頼んだぞ」ニコッ

梨花「…。」ウルッ

梨花「くっ…!」ポロポロ...

タッタッタッ

炎「」ボオオオォッ

俺(そうだ梨花ちゃん…。君が氏ぬ事は無い。君の事は絶対に俺が守りきってやる)チラッ

レナ「…俺君、もしかして私と一緒にここで氏ぬ気なのかな?かなぁ?」ユラ...

俺「あぁ。残念だが、そうなりそうだな」俺左手ボタボタ

121: 2019/09/08(日) 12:13:10.54 ID:g7N9Buev0
炎に包まれた教室内

炎「」ボオオオ..

窓ガラス「」パリ-ンッ

レナ「俺君と氏ぬなんてゴメンだよ。私は直ぐに俺君を頃して、外に脱出する」

レナ「そして先ずは梨花ちゃんを頃すよ」

俺「…絶対にそうはさせねえよ。レナ」右手スッ

悟史のバット「」ガシッ

レナ「あははははは!もしかしてそんな片手だけでレナに勝てるつもりなのかな?俺君は!?最後まで笑わしてくれるね!」

俺「余計なお世話だよ。あいにく…弓術、剣術、槍術、銃の扱い、爆弾の扱いの5つには長けてるんだ」

俺「バットも剣術と変わらない…。例え使えるのが片手だけでも、レナを倒してみせる!」スッ

レナ「ならやって見せてよ!!」ダッ

ガアンッ

俺「くっ…!」パッ

レナ「ほらほらほら!!」ブウンッブウンッブウンッ

ガアンッガアンッ

俺(くっ…片手な分と、ぶつかった衝撃の痛みの所為で全然力が入らない…。鍔迫り合いはなるべく避けて、レナの攻撃を見切って避けないと…)サッ

鉈「」ブウンッ

俺前髪「」チッ 

俺(チッ…だけど、さすがレナだ。キレの良い鉈捌きをしてくる…一撃でも受けたら終わりだ)

レナ「あははははは!流石に素早いね!でもいつまで避けられるかなぁ!?」クルッ

俺「むっ…!?」タッ

レナ「でやぁっ!!」ブウンッ

俺肩「」ブシュッ

俺「つっ…!」サッ

レナ「貰った!!」ブウンッ

俺蹴り「」ブオッ

レナ腹「」ボゴオッ

レナ「うっ…!?」ザザアッ

俺「はぁ…はぁ…」ドクドク...

レナ「かはっ……くっ…はぁ…はぁ…」ヨロッ...

137: 2019/09/08(日) 12:45:20.15 ID:g7N9Buev0
炎に包まれた教室内

柱「」パチパチ...グラッ...

ズシ-ン...

俺「はぁ…はぁ…」ドクドク...

レナ「はぁ……はぁ…。あと一歩って所には決して入れて貰えない。なかなかしぶといね。面白いよ」

レナ「まるであの時の部活の再現みたい」

俺「…部活…か」


ーー数日前

俺『レナぁっ!』ドシュッ

レナ『俺君!』ドシュッ

俺『ははははは!』タッタッタッ

レナ『あはははは!』タッタッタッ



俺「ッ……」グッ



校庭

雛見沢分校「」ボオオオオッ

子供達「ヒック....アアアア...」ポロポロ

大石「人質はこれで全員ですか!?」

梨花「未だ俺がレナと一緒に教室の中に居るのですよ!」ガシッ

大石「ええっ!?」

梨花「お願い!助け出して!!」ギュッ

大石「くっ…」

雛見沢分校「」ボオオオオッ

大石「ッ…」

熊谷「無理です!消防の到着を待たないと、火の勢いが強過ぎてこれ以上は、もう…」

教室の窓ガラス「」パリ-ンッ

大石「俺さん…」

梨花「そんな…俺…」ペタンッ...

梨花「グスッ…うぅっ…どうしてよ…。どうしてアンタは…」ポロポロ


俺『俺の、この命に代えても…君を助けてみせるって言っただろ!』

梨花(あんな奇跡…。この百年で初めてだったのに…)

梨花「どうして…」ポロポロ...

145: 2019/09/08(日) 13:23:20.87 ID:g7N9Buev0
炎に包まれた教室内

俺「確かに、これが部活なら…あの時の決着ならどれだけ良かったか……」グッ

レナ「あはははは。何が違うのかなぁ?」スタスタ

俺「だけどお前はもう…圭一と魅音を頃した!!」

レナ「…レナを裏切ったあの2人が悪いんだよ」

俺「違う!あの2人は、最後の最後までお前を心配してくれていたんだ!」

レナ「嘘だっ!!」



数日前の通学路

俺『しかし圭一がレナの心配とは昨日は驚いたなぁ』スタスタ

圭一『なんつーかさ…最近よく夢に見るんだよな…』スタスタ

俺『夢?』

圭一『あぁ…。オレはお前がレナや魅音に殺されたって、どうしようもなく疑心暗鬼になっちまって…結局、オレは心配してくれてる魅音やレナの声すら届かなくなって頃しちまうんだ』

俺『俺が殺されるって…俺は生きてるぞ?』

圭一『ああ、本当何なんだろうな…。そんな事ある筈無いのにな…』

圭一『でも、もしかしたら今のレナもあの夢のオレみたいになっちまってるのかって思ってさ…』

俺『誰の声も届かなくなるって奴か…』

圭一『あぁ…いや、単なる夢だよな。悪い、忘れてくれ』

俺『あ、あぁ…』

圭一『でもどうしてあんな意味分からない電話を突然して来たんだろ彼奴…。本当心配だなぁ』

146: 2019/09/08(日) 13:30:21.06 ID:g7N9Buev0
炎に包まれた教室内

窓「」パリ-ン...

俺「…。」

レナ「…つまんないお話。信じると思うの?そんな話」

俺「だよな…。もう、声が届かないのは知ってる」

俺「お前はもう、あの2人を頃して、俺達の部活メンバー。竜宮レナじゃなくなってしまった」

レナ「はぁ?竜宮レナは私でしょ?」

俺「いや、お前は鬼だ…。鬼に身体を完全に乗っ取られてしまったんだ…」

俺「…でないと、俺の知ってるあの優しいレナが病気なんかで仲間を疑って、頃す訳が無いんだ!!」ポロッ

レナ「レナに変な幻想抱かないでくれるかな…?レナはレナだよ。今からレナを殺そうとしてた奴を皆んな頃してやるんだ!あーはっはっはっ!」

俺「可哀想にな…。直ぐにお前の身体から鬼を振り払ってやるから待ってろ…」ドクドク

レナ「可哀想なのは俺君の方だよ。そんなに立つのもボロボロになってもレナに苦しめられてじわじわ殺されなきゃならないんだから」

俺「今一度、俺はこの世に現界せし異形を払う...」スッ

俺「対魔師としての使命を果たす!!」チャキッ

レナ「…そんな満身創痍の状態でレナに勝てると思ってるのかな?」

俺「ああ…。勝てるさ」

レナ「…。」

俺「俺が好きだったあの時のレナにならきっと勝てないだろうが、今の鬼に支配されてしまったレナは俺の敵じゃない…」

レナ「ああああぁぁ!!うるさいうるさいうるさい!」ダッ

俺「おおおぉぉっ!!」ビュンッ

レナ「氏ねぇっ!!氏んでしまえっ!!」ブウンッ

鉈「」ブウンッ
俺背中「」ザシュッ

レナ(背中っ!?なっ…!?速い。一気に間合いを詰めて懐にーー)

俺「……さよなら。レナ」ブウンッ

レナ胸「」金属バットメキャッ

レナ「あっ……がっ…!?」ビュオッ

レナ頭「」ガァンッ

黒板「」ドオンッ

レナ「ぁ…」ズルッ

レナ「」ドクドク...

俺「…。」

151: 2019/09/08(日) 13:51:22.29 ID:g7N9Buev0
炎に包まれた教室内

レナ「」ドクドク...

俺「…。」

俺「…はぁ」ドサッ

俺「ゴフッ…」ブシャッ

俺「はぁ…はぁ…」

俺(血を流し過ぎた…。もう…動けない…)

火に包まれた柱「」パキパキ...

レナ「」ドクドク...

俺「ごめんな。レナ…。俺、何にも気付いてあげられなくて…」ズルッ...

俺「こんな事になる前に…。俺が気付いてやれたら、もっと違う結末にもなれた筈なのに…」

俺「俺がまた…気付けなかった所為だよ…」

レナ「」ドクドク..

俺「心配するなよ…。一人で逝かせない…俺も直ぐにそっち行ってやるから…」ズルズル

電気「」ガシャ-ンッ
煙「」モクモク...

俺「ケホッ…ケホッ…」

俺(結局…。俺は何かを残せたのかな…?)

俺「はぁ…はぁ…何も分からないまま…1人生き残って…。意味はあったのかな…」

ペタン...

俺(なん…だ…?)

『…貴方のお陰で、梨花は…無事に生き残れたのですよ』

俺「そう…か…。俺…何かを…ケホッ」ブシャッ

俺「…。」スッ 

俺「なぁ…。俺…これで良かったんだよな…?まーー」

火の粉「」チッバチチッ

教室「」ドガ---ンッ

154: 2019/09/08(日) 14:12:43.83 ID:g7N9Buev0

バス停

バス「」プップウ-

梨花「……。」

『梨花…もう帰りましょう。残念ですが、今回も現れなかったのですよ…』

梨花「じゃあ…次のバスまで…」

『梨花…』

梨花「…。」グッ

梨花「分かってるわよ!彼奴が来るのは…私の運が相当良くないと現れないってのは…」

梨花「でも、あんな奇跡を見せつけられたら期待せずにはいられないじゃない!」

『あう~…。期待すればする程、裏切られた時辛いのですよ…』

『そうじゃなくても彼が来ると言う事は、その…あう………』

梨花「来ないなら来ないでも良い…。つまらないけれど…」

梨花「一人でも運命に抗ってやるわ…。最後まで諦めなければ、未来は変えられると言う事は教えて貰えたのだから…」

梨花「…。」

梨花(でも…私は待ってる。いつか必ず、貴方はもう一度この村に帰って来る筈だって…)

梨花「だって…約束したもの…」

梨花「私の事を守ってくれるって…」

159: 2019/09/08(日) 15:29:51.66 ID:g7N9Buev0
俺、失血氏END


1最初からやる
2この編をやり直す
3次の編に進む


多数決下5まで

163: 2019/09/08(日) 15:31:44.64 ID:MC/Hl9ZpO
レナのかけら欲しい
2

196: 2019/09/08(日) 17:38:15.49 ID:g7N9Buev0
この編をやり直します(分岐から)
興宮

俺(ド田舎で、交通の便も悪い爺ちゃんの家に最後に来たのは、俺が物心着く前だったから全く覚えて無いんだよな…)

俺(基本的に親族の集まりには毎回爺ちゃんの方に村から出て来て貰ってたし…)

???「はぁっ…はぁっ…はぁっ…」タッタッタッ

俺「しっかしこの地図、見にくいなぁ…」地図ジッ

???「はぁっ…はぁっ…あっ!」タッタッ

俺「ん?…えっ!?」

ドガッ

俺「いっ…つつつ…」ドサッ

???「つっ…このクソガキが!何処見て歩いてんだ!」

俺「……。」イラッ

俺(…なんだこのピンク髪の大人の女。そっちがぶつかって来た癖にムカつくな)

「そっちに行ったぞ!!」

ピンク髪の大人「はっ!?」スクッ

俺(…なんだこの人?追われてんのか?)


路地裏

ゴミ箱の裏「」ピンク髪の大人の女サッ

ピンク髪の大人「おいクソガキ。私の場所バラしたら頃すからな…」

俺「…。」



チンピラ風の大人達「この辺りに来た筈だ!逃すな!」タッタッタッ

俺(うわぁ…。やっぱり、いかにもっぽそうな人達がゾロゾロ来た…)

俺(こんな田舎にもあるんだなぁ…)

スーツ姿の大人「お、あー君。さっきこの辺りでピンク髪のショートヘアの女性を見なかったかな?」

俺「え?あー…」チラッ


ゴミ箱の裏
ピンク髪の大人「…!」ビクンッ


1そこのゴミ箱の裏に隠れています
2向こうに走って行きました
3ああぁぁぁ!煩い!!首が…首が痒いんだよおっ!!


多数決下3まで

197: 2019/09/08(日) 17:39:17.39 ID:RwaicLnCo
1

212: 2019/09/08(日) 18:04:02.72 ID:g7N9Buev0
興宮

俺「そこのゴミ箱の裏に隠れています」

俺(フン。ざまあみろ)

スーツ姿の男「うん!?そこか捕まえろ!」

ピンク髪の女「ちょっ…!ヒッ!?」ビクッ

チンピラ風の男達「「コンノクソアマ!!ヨクモクミノカネモチニゲシヤガッテ!!ドゴヘカクシタ!!ハケ!!」」

ドガッバキッボコッ

俺(うーわ…まぁそれっぽい連中とは思ってたが、女の顔が原型留めてねえ…こわ…)

スーツ姿の男「事務所まで連れて行け」

チンピラ風の男「へい。アニキ。おら!こい!」髪ガシツワ

俺(……殺されるんだろうなあの女…ん?)

ピンク髪の女「…。」ブツブツ...

俺「…?」

ピンク髪の女「ノロッテヤル...ノロッテヤル...ノロッテヤル...ノロッテヤル...」ブツブツ

俺「うっ…」ドキンッ

俺(こわっ…今の俺に向けて言ってたよな…。無茶苦茶寒気したわ…)

スーツ姿の男「いやあ、助かったよ君」スタスタ

俺「あ…はぁ…」

スーツ姿の男「ちょっと見苦しい物見せちゃったな。これ、協力してくれた御礼と言っちゃなんだが、好きな物でも食べてくれ」スッ

俺「…え?」

2万円「」スッ

俺(ゆ、諭吉2枚も!?)

スーツ姿の男「それじゃ、もう会う事は無いと思うが」スタスタ

俺「はぁ…」

俺手「2万円」

俺「…。」


1そこのエンジェルモートってファミレスで使って行くか
2ヒャッホー!よく分からないがお小遣いゲット!
3ここに置いて行こう…


多数決下5まで

214: 2019/09/08(日) 18:05:26.13 ID:Bz4JQLfGO
1

236: 2019/09/08(日) 18:35:06.44 ID:g7N9Buev0
エンジェルモート

俺(ファミレスかぁ。それにしては結構賑わってる感じが…)スタスタ

扉「」カランカラン

詩音達「エンジェルモートにようこそ~」

俺「…ん?」ジロッ

詩音「1名様?ですか」

詩音エンジェルモートコスプレ「」
胸「」ボインッ

俺「ぶはっ!///」

詩音「…えっ?お客様?」

俺「あ…い、いえ…1名です…///」

詩音「ではお席にご案内します」

俺(メイド喫茶かよ!?てかメイド服よりえ、エッちぃ…///)

詩音尻「」プリッ

俺「…///」

詩音「ではご注文が決まりましたら、そちらのボタンでお呼び下さい」ニコッ

俺「あ…はい…///」

俺(やべー…こんな店初めて来た…)ドキッドキッドキッ

俺(てか…もしかして、こんな店で一人で食べてるの俺だけなんじゃ…)チラッ



亀田「かぁ~。癒される~!///」パクッ

スイーツ「」

俺「…。」

俺(…と思ったら、こんな店に全然似合わない野球部っぽい男も居た)

俺「へぇ。しかしここはスイーツが美味い店なのか」

メニュー「」パッ

俺(俺もスイーツ頼んでみるか)


1野球部、俺も興味ある(野球っぽい坊主に話しかけてみる)
2ここのスイーツ美味しいし、店員も衣装も可愛いですね(メイドに話しかけてみる)
3爺ちゃん待ってるだろうし、さっさと食べて帰ろう…ん?


多数決下5まで

243: 2019/09/08(日) 18:36:55.88 ID:fZJaUkMT0

253: 2019/09/08(日) 18:52:46.04 ID:g7N9Buev0
エンジェルモート

スイーツ「」

俺「あ…」パクッ

俺「ここのスイーツ美味しいし、店員も衣装も可愛いですね」

詩音「そうですか?うふふ、ありがとうございます」

俺(この店員さん。店員さんの中でも特に可愛いなぁ…//)

詩音「もし気に入ったらまた来て下さいね~」

俺「は、はぁ…」

店主「詩音ちゃん。そろそろ良いよ」

詩音「あ、はい。それではごゆっくりして行って下さいね」ニコッ

俺「あ…はい…///」 

俺(詩音って言うのか…可愛かったなぁ…)スッ

スイーツ「」

俺(本当に美味いし、もう少し食べて行こう)パクッ



1時間後
エンジェルモート前

「ありがとうございました~」

扉「」カランカラン...

俺「ふー食べた食べた」スタスタ

俺「うん?」チラッ

倒れたバイク3台「」

俺(なんだ?バイクが3台全て倒れてら?)

俺(…まぁ俺には関係無いな。よしっ、腹一杯になったし雛見沢に行こう)スタスタ


詩音の好感度が2に上がった

297: 2019/09/08(日) 22:43:41.36 ID:6BQm25N/O
雛見沢分校
昼休み

圭一「でさあ、親父の仕事の手伝いでオフクロまで東京に行く事になってさぁ」

俺「じゃあ今日から暫くは家に圭一が一人だけなのか」

俺(あれから2ヶ月後、予定通り雛見沢に越して来た俺はレナ、圭一、魅音、沙都子ちゃん、梨花ちゃんが所属する部活に最初は無理無理だったが入れられて…)

俺(しかし、なんだかんだと皆んな面白い連中ばかりで仲良く過ごしていた)

圭一「そうそう…はぁ…」

レナ「はぅ~。圭一君のご両親って大変なんだねぇ~…」

圭一「そうじゃねえよ!飯だよ飯~!親が居ない間、どうすりゃ良いんだよ~!?」

魅音「それなら圭ちゃんも作れば良いじゃん」

圭一「いやいや、男が台所に立つとか有り得ないだろ!?」

梨花「みぃ。俺はどうなのです?」

俺「いや、普通にやってる」

俺(と言うか二人暮らしだからやらざるを得ないんだが…)

圭一「何いぃっ!?お前やってんのかよ!?」

魅音「あはは。圭ちゃんの考え方が前時代的なんだよ」

圭一「うぐっ…!」

沙都子「圭一さんも俺さんみたいに覚悟を決めて自炊なされば良いではございませんか」

圭一「うっ…それは…」

俺「レナが時間あったら行ってやったら?」

レナ「レナ、今日ちょっと冷蔵庫の中身少なくなって来たから買い物に行かなきゃいけなくて…魅ぃちゃんは?」

魅音「あー…私も今日は家の事で忙しいんだよねぇ…」

俺「フッ…沙都子ちゃんの言う通り、もうやるしか無いんじゃないか?」

圭一「クソー!!だったら漢の料理、作ってやるぜ!」

沙都子「家を燃やしそうで心配でございますわね…」

梨花「みぃ…」

俺(俺は帰ったらどうするかな…今日は爺ちゃんが飯担当だから、特に圭一みたいに気にしなくても良いし…)


1帰ったら圭一の晩飯の様子を見に行ってやるか
2帰ったら買い物にでも行くかな
3俺はエンジェルモートへ行こう!


多数決下5まで

298: 2019/09/08(日) 22:44:50.10 ID:b4Aiy2Qzo
2

306: 2019/09/09(月) 00:43:51.06 ID:6EgxdgOaO
放課後
興宮
スーパー

俺「ふぅ…」

俺(結構買ったなぁ。なかなか重い…)ドサッ

スーパーの大袋「」ドサッ

俺「はぁ…こっから家までが遠いんだよなぁ…」

「あ、俺くーん!」タッタッタッ

俺「ん?おぉ、レナじゃないか」クルッ

レナ「奇遇だね。俺君もお買い物?」

俺「そうそう。ちょっと家の冷蔵庫が寂しくなって来たからな」

俺「レナも…って昼間買い物に行くって言ってたか」

レナ「うん。今から帰りかな?だったら一緒に帰ろ?」

俺「ああ」

俺(話し相手が居れば、帰りの道も短く感じるかな)



帰り道

レナ「俺君、1回の買い物で結構買うんだね」スタスタ

俺「ああ…まぁ興宮のスーパーまで遠くてめんどくさいしな」スタスタ

レナ「うふふ。そうなんだ。今夜はカレーかな?かなぁ?」

俺「いや、今日は爺ちゃん当番の日だから違うかな」

レナ「あっ、そうだった。俺君、お爺さんと二人暮らししてたんだよね…」

俺「ん?ああ…」スタスタ

レナ「…。」ニコニコ

レナ「俺君、雛見沢にはもう慣れて来た?」

俺「まぁ大分な。結構レナが案内してくれたし…俺はこの村に越して来て最初に出会ったのがレナで良かったと思ってるよ」

レナ「はぅ…。そ、そうかなぁ…?///」

俺「ああ。出会った場所が場所だったから、実は最初は変な子だって思ってたんだけど…」

レナ「えー…俺君酷い」

俺「でも俺、こう見えてレナには一番感謝してるんだぞ?」

レナ「え?」

俺「だって越して来たばかりの俺の事を一番気にかけてくれてるのはレナだし、なんだかんだで俺に色々教えてくれるのもレナだしな」

レナ「あはは…褒め過ぎじゃないかな?かなぁ?///」

レナ「レナだって普段勉強教えて貰ってるし、宝探しにも付き合って貰ってるからおあいこだよ」ニコニコ

俺「そうか?なら良いんだが…」

レナ「これからも、もし分からない事があったらレナに遠慮無く聞いてね?」ニコッ

俺「ん…」


1悟史について
2レナの家庭について
3ダムのバラバラ事件について
4レナの事をもっと知りたい
5今は特に聞きたい事は無いよ

多数決下5まで

レナの好感度が5に上がった

307: 2019/09/09(月) 00:46:38.88 ID:OMNwpANt0
4

313: 2019/09/09(月) 10:46:23.11 ID:IUO0Tv920
帰り道

俺「俺は、レナの事がもっと知りたい」スタスタ

レナ「えっ…?」

俺(…いつか言おうと思っていたが、この際だし言ってしまうか)

レナ「はぅ~!?そ、そ、そ…それって…///」ボッ

俺「…。」

俺「だってさ。レナって、俺達の前でかなり頑張ってキャラ演じてるだろ?」

レナ「…!」

レナ「…何の事かな?かなぁ?」

俺「皆んなは気付いてないかもしれないけど、俺は何となく分かるんだよ。そう言うの…」

レナ「…。」

俺「でも勘違いしないで欲しいんだが、それが嫌だって訳じゃ無い。寧ろレナは俺や皆んなに気を遣って優しくて…よく頑張っていると思う」

俺「だから俺は…いつか本当のレナの事を知りたい」

レナ「…。」

俺「あ…ごめん。突然変な事言って…でも、俺は本当にレナともっと仲良くなりたいなって思ってるんだよ」

レナ「…じゃあレナがレナと全然違うキャラでも、俺君は引かない?」

俺「何を…引くものかよ。逆にもっと好きになるかもな」

レナ「あ…///」

俺「あ、いや…その。今の好きはそのそう言う意味じゃなくてだな…///」

レナ「ふふっ。分かってるよ」ニコッ

レナ「んー…じゃあまた今度二人きりの時、お話しよう。私も、俺君の事もっと知りたいな」

俺「あ…」

レナ「??」

俺(今、レナが自分の事を私って…)

俺「…。」

俺「…フッ。そうだな。じゃあまた今度時間がある時にいっぱい話そう」

レナ「うん。約束だよ?だよ?」ニコニコ



レナの好感度が6に上がった

318: 2019/09/09(月) 11:28:33.13 ID:IUO0Tv920
数日後…
市立興宮小学校

俺「実戦って聞いてきたが…今日の部活会場はここか…」



亀田「どりゃあ!!」ブンッ

野球ボール「」ビュオッ

子供「わぁっ!?」ブウンッ

審判「ストライッ!バッターアウッ!チェンジ!」



俺「野球してるけど…もしかして…」

魅音「そう!今日はここ!雛見沢ファイターズの助っ人として部活を行う!」

俺「いや、助っ人って…」

レナ「監督は診療所の入江先生がやってるんだよ?だよ?」

入江「よく来てくれました。実は体調不良の子や怪我人が続出してしまい、控えの選手が居なくなってしまったので最終回の攻撃は皆さんにお任せしようと思っているのです」

俺「そんな無茶苦茶な…」

魅音「今沙都子が圭ちゃんを呼び出してる。その間にトップバッターは俺に任せるから頼んだよ!」

俺「マジ…?」

梨花「俺、野球経験はありますですか?」

俺「全然無い…。大丈夫なのか俺で…」

沙都子「心配要りませんわ」

魅音「お、沙都子。圭ちゃん呼び出してくれた?」

沙都子「ええ。もう大急ぎでやってきますでしょうね」

レナ「どんな呼び方したんだろ?だろ?」

沙都子「それは秘密でございます」

魅音「??まぁ来るなら良いか」

319: 2019/09/09(月) 11:30:19.00 ID:IUO0Tv920
市立興宮小学校

俺「ふぅ…。こうなったらやるしか無いか…」つバットブウンッ

亀田「へへっ。ここへ来て打者全換えかよ。最終回を抑えたら相手はガバガバの守備だ。貰ったな」パシッパアンッ

俺(しかしあのピッチャー良い球投げるなぁ…。俺に打てるのか…?)

梨花「あの男は亀田と言って全国で話題になるレベルの野球少年なのですよ~。にぱ~☆」

俺「」フラ

俺「いやいや、にぱ~☆じゃないし!?ガチ勢とか無理じゃねえか!?」

沙都子「おーほっほっ!心配要りませんわ。俺さんは最低限塁にさえ出て頂けたらわたくしが必ず返してあげますから」

俺「ええ…」

沙都子「むきー!疑ってますわね!?」

梨花「沙都子は運動神経抜群なのですよ~」

俺「全国で話題のレベルの野球少年を運動神経だけで打ち崩せる気はしないが…」

レナ「俺君~!頑張ってね~!」

魅音「ファイトだよー!」

俺(…やるしか無いか。どちらかと言うと俺よりもレナが打席に立った方が確率は高そうだがやるしか無い!)ザッ

亀田「へっ。素人がオレの球をそう簡単に打てるかよ!」ビュオッ

俺(速っ!?)

ズバ-ンッストライッ

俺「むむう…」グッ

亀田「へっ。楽に三振だぜ」

沙都子「俺さーん!球を良く見るんですわ!」

俺(と言われてもなぁ…こうなりゃやぶれかぶれだ!)グッ

亀田「どりゃあっ!」ビュオッ

俺「くっ!うおおおぉっ!」ブウンッ


コンマ下二桁
96以上強烈なピッチャー返しで亀田をKOした(俺、バットを持つとパワーアップ。魅音、圭一、沙都子、詩音の好感度が5に上昇。レナの好感度が7に上昇)
86~95まさかのホームランで決めてやった(入江の好感度が4に上昇。魅音、圭一、沙都子、詩音の好感度が5に上昇)
71~85ヒットで出た(入江の好感度が3に上昇。沙都子の好感度が4に上昇)
16~70ボテボテのゴロだった…
15以下空振りだったが、バットがすっぽ抜けて亀田をKOした(魅音の好感度が5に上昇、詩音の好感度が4に上昇)


安価下

320: 2019/09/09(月) 11:31:19.37 ID:ldNPXmCKO
身体能力上昇があればなー

325: 2019/09/09(月) 12:17:37.93 ID:IUO0Tv920
コンマ37
市立興宮小学校

バット「」カンッ  

俺(おおおお、奇跡!当たった!!)

ボール「」ボテッボテッ

亀田「…。」スッ

ボール「」ガシッポイッ

一塁手「」パアンッアウトッ 

俺「??」

沙都子「何やってるんですの俺さん!?走らないと!?」タッタッタッ

俺「…え?走るのって、ヒットかホームラン出た時だけじゃないの?//」

沙都子「」フラッ

魅音「あちゃー…ルールすら知らなかったか…」

レナ「あはは…」

圭一「うおおお!!敵は何処だ!?暴漢は!?沙都子は無事か!?」つゴルフクラブ

全員「…?」

俺(あいつ…ゴルフクラブで野球する気か…?もしかして強打者かのか…?)

圭一「あれ…?」



亀田「そりゃあ!」ビュオッ

圭一「だはあっ!」ブウンッドサッ

ストライッバッタ-アウッ

圭一「はぁ…」スタスタ

沙都子「やれやれ…相変わらず我が部の男子は情けないでございますわねえ」スタスタ

圭一「返す言葉もねぇ…」トボトボ



ベンチ

俺「あーあ…あと一人だよ。どうすんのこれ…」

梨花「心配無いのですよ。沙都子が打ちますから」

俺「いやあ、沙都子が運動神経良いからって...」

カキ-ンッ

俺「…ん?」チラッ

ボ-ル「」ヒュ-ンッ

バックネット裏「」ストッ

圭一「ほ、ホームラン…?」

俺「」

梨花「みぃ。やっぱり沙都子は凄いのですよ~」

340: 2019/09/09(月) 14:09:11.80 ID:IUO0Tv920
グラウンド

バーベキュー「」ジュ-

沙都子「うふふふふ」

梨花「みぃー!」

子供達「「あはははは」」キャッキャッ



ベンチ

俺「はぁ…」ズ-ン...

圭一「まさか野球だったとは…」ズ-ン...

俺(皆んなはグラウンドで楽しそうにバーベキューしてるが、足引っ張っただけで何も活躍できなかった俺達はどうにも参加しづらい…)

入江「楽しそうですね。あんなにはしゃいで…」

俺「ん?あぁ…貴方は…」

入江「僕はこの村の診療所で医師として働かせて貰っている入江です」

入江「この雛見沢ファイターズの監督も兼業でやらせて頂いているんですよ」

俺「医者…?あ、俺達は…」

入江「知ってます。この村に最近越してきた俺さんと前原さんですよね?」

圭一「え?」

入江「小さな村ですからね。誰が引っ越して来たとかは直ぐに噂になり、職業柄耳に入るんですよ」

俺「はぁ…」

俺(なんか野球の監督してる割に優しそうな医者だな)

入江「皆んなは僕のことを監督って呼んでます。お2人もそう呼んで下さると嬉しいです」

圭一「あ、はい…」

入江「沙都子ちゃんの笑顔を見てると、なんだか心が洗われる気がしません?」


沙都子「運動した後のお肉は美味しいですわねぇ」ニコニコ


俺「へ?沙都子ちゃん?」

圭一「沙都子のことを気に入ってるみたいですね」

入江「ええ、大好きです! 彼女がもっと大きくなったら、求婚しようと思ってます」

俺「」クラッ

圭一「ちょっ!?しょ、正気ですか!?」

入江「あれ?…ひょっとして前原さんも沙都子ちゃんのこと狙っています?それは困りますねえ!私はもう何年も前から狙ってるんですから!」

圭一「えっ?…冗談でしょう?…」

俺(優しいどころかやっぱりヤバイ医者だった…)

348: 2019/09/09(月) 18:49:21.28 ID:IUO0Tv920
グラウンド
ベンチ

入江「沙都子ちゃんのお兄さんの悟史くんも、以前雛見沢ファイターズで活躍してたんですよ」

俺「沙都子ちゃんの…?あぁ、確か一年前にウチの学校に居たとか言う…」

入江「もっと活躍して欲しかったんですが、転校してしまいましてね…」

圭一「転校…?」

入江「不幸なことがあったんです…。色々と…」

入江「もう3年になります。ちょうど今頃の時期でしたっけ…沙都子ちゃんのご両親が事故に遭われまして…」

俺「…。」

入江「あの子を養子に迎えようと、本気で思ったことがあります」

入江「ただ私は未婚でして、子育ての経験がありません。 残念ながら夢で終わりそうです」


沙都子「うふふふふ」キャッキャッ


入江「あの子には、いつまでも笑っていてほしいんです…」

俺「あ…」

俺(この先生、口リコンだけど根は優しい人なのかも…)

圭一「仮に、沙都子を養子にできたらどうします?」

入江「そうですねえ…そりゃあーームグッ!」

入江口「」ムギュッ

詩音「はろろーん」スタスタ

349: 2019/09/09(月) 18:50:11.73 ID:IUO0Tv920
グラウンド
ベンチ

俺「あ…」

圭一「えーと…魅音はあっこにいるし、詩音か!?」

詩音「正解で~す」ニコッ  

俺「詩音かぁ。驚かすなよ」

俺(俺がこっちに引っ越して来てから魅音にエンジェルモートで見かけたと言う話をしたら、双子の妹がいると言う話が出た)

俺(最初は魅音の嘘かと思っていたが、本当に実在していて…それがこの園崎詩音である)

俺(詩音曰く見分け方は、可愛くてプリッとした方が詩で男勝りでガサツな方が魅音らしい)

俺(…つまり外見は瓜二つなので、実際に話してみないと分からないと言う事だ)

入江「ぶはっ…詩音さん。これはこれは…来てくれていたんですね」

詩音「ええ、偶には顔を出さないと思って」

俺「偶には?」

詩音「はい。私、この雛見沢ファイターズのマネージャーを務めさせて貰ってるんですよ」

俺&圭一「ええっ!?」

詩音「と言っても、今はもう全然来ない幽霊マネージャーなんですけど」ニコッ

入江「また昔みたいに来てくれませんかねえ…」

詩音「うふふ。考えておきます」

詩音「では久々にマネージャーとしての仕事をしましょうか。圭ちゃん、俺さんこっちに来て後片付け手伝ってくれます?」

圭一「えー!?オレ達がぁ?チェッ…まぁこのままだと何の活躍もしてないから別に良いけどよう…」ザッ

俺「…。」


1俺も圭一と詩音と共に後片付けに参加する
2実は今日は家事で忙しい事を告げて早目に帰る


多数決下5まで

入江の好感度が4に上がった

350: 2019/09/09(月) 18:51:06.94 ID:RuNjDnB4O
1

355: 2019/09/09(月) 19:28:07.48 ID:IUO0Tv920
市立興宮小学校

水道「」ジャ-

圭一「はぁ…しかし俺達歳上の男子があっさり打ち取られて、沙都子がサヨナラホームランとはなぁ」バシャバシャ

俺「沙都子の運動神経は俺達とは違うんだな…」バシャバシャ

詩音「悟史くんとは大違いです。きっと、運動神経は妹に全部取られちゃったんですね」サッサッ

俺「あれ?詩音は悟史の兄と知り合いなのか?」

詩音「お二人こそ、知ってるんですか?」

俺「え?ああ、まぁ…」

圭一「会った事はないけど…確か、両親が亡くなった後、転校したんだよなあ?」

詩音「…。」

俺(あれ?なんか…)

詩音「転校?…誰が?…誰がそんなことを言ったんですか!?」ズイッ

俺「ちょっ…!?」ドキンッ

俺(な、なんだ…?キレてる…?)

圭一「いや…誰って…。何だよお前、急に…」

詩音「…!」ハッ

詩音「あ…すみません…。でも2人とも。よく知りもしないで、悟史くんのこと”転校”とか言わないで下さい」

俺「え、あ…」

詩音「本当に、お願いします…」 

圭一「わ、分かった…」

俺「ごめん…」

詩音「では後は私がやっておきますので、お二人共ありがとうございました」ニコッ  

俺「あ、ああ…」スタスタ

圭一「魅音とレナも待ってるだろうし行くか…」スタスタ

詩音「…。」水道ジャ-



グラウンド

圭一「なぁ、なんだったんだ?さっきのアイツ…」スタスタ

俺「さぁ…俺に聞かれても…」スタスタ

俺「でもなんか悟史が転校したって言葉に過敏に反応してたよな…」  

圭一「あぁ…」

俺「俺達越して来たばかりなのに、急にそんな事言われてもなぁ…」

圭一「…でもあいつ、何か一瞬。人でも頃しそうな目してなかったか?」

俺「頃しそうなって…。はは…そんなまさか…」スタスタ

圭一「いや、オレの気の所為なら良いんだけどよ…」スタスタ


詩音の好感度が4に上がった
圭一の好感度が5に上がった
俺の???レベルが上がった
圭一の???レベルが更に上がった

363: 2019/09/09(月) 21:48:35.65 ID:U6iF/ivTO
帰り道

魅音「圭ちゃんも俺も、今日は残念だったねえ」

俺「いきなり実戦で全国レベルと対戦とか頭おかしいよ…」

レナ「でも2人とも頑張ってたと思うよ」

俺「そうかぁ…?」

圭一「つーか頑張ったも何も、オレの打席ちゃんと見てたかレナ?オレなんて三振だったんだぞ?」

レナ「はぅ!?え、えっとえっと…」

魅音「圭ちゃんはゴルフクラブ持って、皆んなの笑いを誘うのを頑張ったんだよね」

圭一「アレは沙都子に騙されたんだよ…」

魅音「あはははは。そういや2人とも、バーベキューしてる時見なかったけど、詩音と一緒に何してたの?」

俺「え?あぁ、ちょっと何もできなかったし野球の後片付けをな…」

魅音「へえ、後片付けしてたんだ。偉い偉い」

圭一「なんだよ急に…」

魅音「いやあ、圭ちゃん達が詩音と何話してたのかなって?」

圭一「何って…」

レナ「俺君。レナも気になるかな?かな?」

俺「え?あー…」チラッ

圭一「…。」コクッ

圭一「悟史の事だよ」

魅音&レナ「…。」ピクッ

俺(あ…あれ?まただ…また、悟史の名前を出したらこの反応…)

圭一「ウチのクラスに去年まで沙都子の兄貴の悟史っていただろ?そいつってどうなったんだって」

魅音&レナ「…。」

俺(ヤバイ…圭一は鈍感だから気付いてないが、絶対地雷踏んだ俺達…)

俺(どうする…)


1いや、ここは怖がらずに俺からも強く聞いてみよう
2…あ、わ、悪い。俺買い物して帰らないといけないんだったわ!じゃあな!(察して逃げる


多数決下5まで

365: 2019/09/09(月) 21:50:02.68 ID:Sm6x+zJzo
1

372: 2019/09/10(火) 01:51:44.25 ID:gz/UpwG40
帰り道

俺(…いや、ここは怖がらずに俺からも強く聞いてみよう)グッ

俺「俺もずっと気になってたんだ。悟史って結局どうなったんだ?」

レナ「…あれ?言わなかったかな?転校しちゃったんだよ」

俺(遂にレナが食い付いた…!あ、あれ?でも詩音とは答えが…)

圭一「家出じゃないのかよ?本当は家出していなくなったんだろ!?」

魅音「あ…」

俺「あ、いや…別に責めてる訳じゃないんだ…ただ2人とも何か知ってるなら俺達にも教えてくれよ?俺達だけ仲間外れにされてるみたいで…」

圭一「ああ…」

魅音「別に隠そうとかそう言う訳じゃ無いんだ…。ただ…」

レナ「ある日から家に帰って来ないの…」

圭一「何処へ行ったんだよ?…」

レナ「…知らない」

俺(あれ…?レナの様子が…)

魅音「ある日を境に、悟史は帰って来なかった。村中皆んなで探したし、警察も…方々を捜してくれたよ…」

魅音「それでも見つからなくて、家出じゃないか?って話になってさ…」

俺(やっぱり家出…)

魅音「警察の人が調べたらさ。悟史ってコツコツとバイトしてお金とか貯めてたんだけど、居なくなった日にそれを全部下ろしたのが分かったんだよ」

魅音「んで、名古屋駅でよく似た人を目撃されたとかで…」

圭一「じゃあやっぱ家出…」

レナ「私はそんなの嘘だと思う。悟史君は家出なんかじゃない」

魅音「あ…」チラッ

俺「え?家出じゃないなら…」

魅音「やめなよレナ…」

レナ「だってこれは、オヤシロ様の…祟りだもん!」

俺「オヤシロ様の祟り…?」


俺の???レベルが更に上がりました

373: 2019/09/10(火) 02:17:20.99 ID:4E5xjVqQO
帰り道

レナ「…悟史君は消える前、私に教えてくれた。誰かに見晴られてる。後をつけられてる」

レナ「家の中までついてくる。寝る時、枕元に立って見下ろしてるって…教えてくれた」

俺(…興味翻意でつついた俺だが、まさかレナの口からこんな恐ろしい祟りの話が出てくるとは思って居なかった)

圭一「…。」ゴクリッ

魅音「レナ…!」キッ

俺(魅音はこれ以上レナに話すのをやめさせようとしてるが、圭一は既にレナの話に聞き入ってる…。そして俺も…)

レナ「それは間違い無く、オヤシロ様の祟りの前兆。きっと悟史君は心の何処かに雛見沢を捨てて逃げ出そうと思う気持ちがあったんだと思う」

レナ「それをオヤシロ様は許さなかった…」

俺&圭一「…。」ドクンッ  

魅音「だから辞めなって…」

レナ「オヤシロ様は、雛見沢の守り神様。雛見沢を捨てて逃げ出そうとする人を許さない」

レナ「私はそれを謝った。でも悟史君は謝らなかった。だから!オヤシロ様の祟りに遭ってしまった!」

俺(オヤシロ様の祟りを話すレナの様子がおかしい…。今のレナは普段とはまるで別人だ…。無茶苦茶怖い…)ドクンッドクンッ

レナ「警察が家出だっけ決めつけたって!私は絶対に信じない!!」

レナ「そんなの!祟りだと認めたく無い人達が勝手に決めただけの嘘っぱち!!」

俺「お、おい。レナ…?」ドクンッドクンッドクンッ

俺(流石に様子がおかし過ぎる…。いったいレナは…)

レナ「オヤシロ様の祟りは、信じようと信じまいとーー!!」

魅音「ッ…!」ギリッ

パチインッ

レナ帽子「」パサッ

レナほほ「」ヒリヒリ...  

レナ「…。」スッ

魅音「いい加減にしろって言ってるでしょ!!」

圭一「ぁ…」

俺「魅音…」

俺(流石に魅音が止めた…。正直、それで正解だったと思う…)

俺(俺は前にレナをもっと知りたいと言ったが、俺はレナの事を何も分かって居なかった…)

俺(本当のレナは…正直、今の俺には手に負えない…)

レナ「…。」


レナの好感度が4に下がった

374: 2019/09/10(火) 02:36:35.41 ID:4E5xjVqQO
帰り道

レナ「じゃあレナは先に帰ってるね…。また明日」スタスタ

魅音「うん。また明日…」

俺「…。」

俺(…さっきのレナはいったい何だったのか。既にあの恐ろしさは消えていた)

レナ「…。」スタスタ

魅音「ごめんね。驚かしちゃってさ…」

圭一「あ、あぁ…いや…」

俺「無理に聞き出した俺達の方が悪かったよな…」

圭一「うん…」

魅音「悟史の話は、別に隠してたわけじゃあないんだよ。あまり触れない方がいい話だからさ…」

魅音「オヤシロさまの祟りの話、聞いたことある?」

俺「??」

圭一「あ…ほら…。毎年綿流しの祭りの晩に、1人氏んで1人行方不明になるって言う…」

俺「いや、初耳だな…」

魅音「あー、やっぱ俺は未だ越して来たばかりで知らなかったみたいだけど圭ちゃんは知ってたか…」

俺(この村、そんな言い伝えがあったのかよ…。静かで良い村だと思ってたが結構怖いんだな…)

俺(梨花ちゃんはそんな村に俺を…)

俺(いったい何の為に…)


梨花の好感度が5に下がった

375: 2019/09/10(火) 02:45:37.13 ID:4E5xjVqQO
帰り道

魅音「悟史の氏んだ親ってのがさ、ダムの誘致派でね…」

圭一「えっ?雛見沢の人って、村中でダムに反対してたんじゃないのか?」

魅音「いろいろ事情があってね…。ダム計画に反対する人ばかりでもなかったんだけどさあ…」

魅音「悟史の親ってのが、誘致派のリーダー格だったんだ。国はダム工事に伴って多額の補償金を用意してたからね…」

魅音「そのお金が欲しくて、ダム計画に賛成してた人たちも結構いたんだよ」

魅音「…運悪く、その両親がオヤシロさまを祀るお祭の日に事故氏しちゃったんだよね」

魅音「で、”オヤシロさまの祟り”に遭ったんじゃないかってことになっちゃったわけ…」

圭一「それで悟史が家出したのまで”オヤシロさまの祟り”ってことにされちまったわけか…」

俺「沙都子ちゃんの周りは全員オヤシロ様の祟りの犠牲者なのか…」

魅音「そう。沙都子にとっては、両親の事故も悟史の家出も、そして”オヤシロさまの祟り”なんて話も、愉快な話じゃないわけよ…」

魅音「だからさ、私達は沙都子の家族の話には触れないことにしてる」

魅音「悟史の話を仮に聞かれても、『転校した』ってごまかすことにしてるんだ」

俺「なるほどな…。だから転校した…か」

魅音「そう言う事だから、2人もこれからは気をつけて貰って良いかな?」

圭一「ああ分かった…。今日は悪かったな…」

俺「ごめん。魅音…その…」

魅音「ううん。黙ってた私達も悪いからさ。おあいこだよ」

俺「ああ…」

魅音「じゃ、そろそろ私も帰るわ。んじゃね」スタスタ

圭一「おう。またな」

俺「じゃあな」

圭一「明日から悟史の話題はもうやめるか…」

俺「そうだな…。これ以上すれば、部活メンバーの仲に亀裂が生まれかねん…」

圭一「ああ…」


ーーしかし、俺達がそう約束した翌日から沙都子は学校を休むのだった…


魅音の好感度が5に上がった

376: 2019/09/10(火) 03:17:17.06 ID:4E5xjVqQO
雛見沢分校
俺机

俺「はぁ…」グデッ

俺(あれから2日…。沙都子ちゃんは2日連続で学校を休んだ…)

梨花『沙都子は体調不良なのです…』

俺(…と一緒に住んでいるらしい梨花ちゃんは言っていたが、あんなに豪快にホームランを打っていた沙都子ちゃんが体調不良なんかになるのだろうか)

俺(寧ろ最近は俺の方が何故か身体が重くて、体調もイマイチ良くない…)

俺(俺も風邪…かなぁ…)

レナ「…。」ジッ

窓の外「」

俺(…あれからレナとは一緒に2人で宝探しには行って無い。2人で話す事も減ったような気もする)

俺(理由は簡単で、あのレナを見て俺が怖いと感じたからだ…。もっと仲良くなりたいとあれだけ大口叩いておきながら、このザマ)

俺(我ながら臆病な奴だと思う…)

魅音「そんで詩音がさぁ~」

圭一「へぇ~」

俺(いつも通りなのは、圭一と魅音だけ…。梨花ちゃんも沙都子ちゃんが学校に来て居ないからか元気が無い…)

梨花「…。」ボ-ッ

俺(部活でもいつもの沙都子の甲高い笑い声が無いのと、梨花ちゃんも恐らく沙都子ちゃんの看病だろうで不参加が続き…)

俺(俺達4人は現在微妙な仲なので盛り上がらない…。空気を読んで沙都子ちゃんが帰って来るまで部活は無しとなっている状態だ)

俺(…悟史の話題を出したあの日から、何となく絶対に壊れる事の無いと思っていた皆んなの絆がバラバラになって行ってるような気がする)

俺(簡単に崩れる程脆いとは…案外俺達結束力…)

俺(いや、それは無い。沙都子ちゃんさえ戻って来たら、ちゃんと部活も再開していつもの俺達に戻る筈だ)フルフル

377: 2019/09/10(火) 03:24:53.53 ID:4E5xjVqQO
雛見沢分校
俺机

俺(…ん?)グデッ

富田君と岡村君「前原さ~ん」

俺(あれは富田君と岡村君…。圭一の子分達か…)

圭一「ん?どうした2人とも?」

富田君「外で遊んでたらボールが屋根の上に乗っちゃって…」

岡村君「僕達じゃ身長が届かないので取ってくれませんか?…」

圭一「え~?」

魅音「あはは。行っといでよ圭ちゃん。2人とも圭ちゃんの仲良しさんなんでしょ」

圭一「チェッ。仕方ねえなぁ…」ガタッ

富田君「流石前原さん!」

岡村君「頼りになります!」

圭一「まぁ2人には日頃よく協力して貰ってるしな」

俺(圭一が子分達のボールを取りに行くのか…)

俺(なら俺は…)


1最近何故か身体が怠いので、なるべく睡眠時間を取るべく昼寝しておく
2圭一に俺が行くよと言い、代わりにボールを取りに行ってやる
3圭一に俺も手伝うよと言い、一緒にボールを取りに行く
4梨花ちゃんに沙都子ちゃんの事を詳しく聞いてみる


多数決下5まで

379: 2019/09/10(火) 05:20:28.71 ID:V1Wb4Xkmo
4

382: 2019/09/10(火) 06:26:32.75 ID:4E5xjVqQO
雛見沢分校

俺「梨花ちゃん。聞きたい事があるんだが、ちょっと良いか?」スタスタ

梨花「俺?僕に何かご用ですか」

俺「ちょっと沙都子ちゃんの事で聞きたい事があるんだが…」

梨花「沙都子のですか?…僕で答えられる範囲でなら良いですけど…」

俺「沙都子ちゃんは確か、体調不良…なんだったよな?」

梨花「はいです。きっとお家でぐーぐーなのですよ」

俺「…梨花ちゃんは沙都子ちゃんと暮らしてるんだよな?」

梨花「そうですけど…それがどうかしましたですか?」

俺「きっとお家でぐーぐーって…今は一緒に家にいないのか?」

梨花「そうなのですよ。実は沙都子は野球のあった次の日から、実家のお掃除に帰っているのです」

俺「実家の掃除?」

梨花「はい。沙都子は月に何度か、実家のお掃除に帰っているのですよ」

俺「なんで?今って、北条家は誰も居ないんじゃ…」

梨花「だからなのですよ」

俺「??」

梨花「沙都子の兄の悟史がいつ家に帰って来ても良いように、沙都子は悟史が居なくなってしまってからは毎月家の掃除を行なっているのです」

俺「なるほど…」

俺(また、悟史だ…。俺はこの名前が出る度に、何か不安になる…)

俺(皆んながバラバラになって行くような気がする…)

383: 2019/09/10(火) 06:27:26.52 ID:4E5xjVqQO
雛見沢分校

俺「でも、掃除へ帰ったのは分かったが…」

梨花「みぃ?」

俺「じゃあ今までも、こんな風にその間学校を休んでたのか?」

梨花「…いいえ」フルフル

俺「えっ!?」

梨花「今までは掃除に日を跨いでも、学校を休む事は一度もありませんでした…」

俺「…それ、本当か?」

梨花「…。」コクッ

俺「…。」

梨花「だからきっと今は、沙都子は掃除のし過ぎで埃を被って体調不良になっているだけなのですよ」

俺「…他の可能性は?」

梨花「心配要らないのですよ。きっと直ぐに沙都子は登校してくるですよ」ニコッ 

俺「ん…」

俺(梨花ちゃんはこう言ってるが…掃除で日を跨いで学校をサボってるのは初だと言っていたな…)

俺(…もし本当は体調不良なんかじゃなく、別の理由か何かで家を出られなくなってるとしたら?)

俺(沙都子ちゃんが家から出られなくなる理由…。確か監督は3年前に北条家の親が亡くなってから、2人はどこに引き取られたってーー)

俺服の裾「」ギュッ

梨花「…。」キュッ

俺「え?り、梨花ちゃん…?」

384: 2019/09/10(火) 06:30:34.30 ID:4E5xjVqQO
雛見沢分校

梨花「俺…。それ以上余計な事は詮索しないで欲しいのです…」

俺「え?あ…」

俺(今あれこれと可能性を色々考えてたのがバレてたのか…?)

梨花「…。」

俺「でも俺は沙都子ちゃんの事を考えて…だから余計な事とは…」

梨花「違うのです…」

俺「違うって、何が…?」

梨花「もう、どうしようも無いのですから…やめて欲しいのです…」

俺「えっ…?」

俺(…なんだ今?梨花ちゃん、どうしようも無いって言ったのか?)

俺「梨花ちゃん…?もしかして、本当は何か知ってるのか?」

梨花「何でも無いのです。僕はちょっとおトイレに言って来るので俺とのお話はこれで終わりなのです」スタスタ

俺「あ…梨花ちゃん?」

扉「」ガラッ

俺(逃げられた…。なんだよ…どうしようもないって、どう言う事だよ…)

俺(これ以上下手に嗅ぎ回るなって…梨花ちゃん。俺には何もできないって事か…?)グッ



俺(???レベル3)
コンマ下二桁
61以上一旦冷静になった(選択肢へ)
60以下梨花ちゃんの言葉にイライラした俺は、放課後もう一度梨花ちゃんを乱暴に問い質した(俺、自制不可。梨花のかけらヒビ割れ。梨花の好感度4に低下。レナ好感度3に低下)

安価下

385: 2019/09/10(火) 06:34:06.75 ID:D/r2G0Juo
どうなる

395: 2019/09/10(火) 10:06:33.53 ID:gz/UpwG40
コンマ75
雛見沢分校

俺「…!」ハッ

俺(何、梨花ちゃん相手にイライラしてるんだ俺…?)

俺「またこれか…」

俺(…最近、何か考えると直ぐ暴力的な考えに直結してしまったり、ちょっとした事でイライラしてしまう)

俺(はぁ…嫌な癖付いちまったな…)

俺(仲間に対して俺まで暴力的になってたら、ますます皆んなとの絆が壊れる所だったぜ…)

俺(でも梨花ちゃん。もうどうしようも無いのですって言ってたよな…)

俺(あれってどう言う事なんだろう…)

俺(…だけど、俺にはこれ以上沙都子の事は詮索しないで欲しいって頼んでた)

俺(未だ何も起きてないんだし、下手に何か考え無い方が良いのかな…)

俺(そもそも考え方が暴力的になってる今の俺が考えたって、ロクな事にはならないだろうし…)

俺(でもなぁ…)

俺「…。」


1やはり俺は沙都子の事が心配だ…。梨花ちゃんには悪いが、事態を重く考えて俺の推測をレナや圭一達に披露してみよう(梨花好感度4に低下)
2いや、こんな時に変な推測をして周りまで心配にさせるもんじゃない。梨花ちゃんもやめてくれって言ってたし、とりあえず考えるのはやめて結果を待とう


多数決下5まで

396: 2019/09/10(火) 10:07:48.36 ID:WY7s5+uS0
2

411: 2019/09/10(火) 11:50:47.37 ID:gz/UpwG40
雛見沢分校

俺(いや、こんな時に変な推測をして周りまで心配にさせるもんじゃない…)

俺(梨花ちゃんもやめてくれって言ってたし、とりあえず考えるのはやめて結果を待とう…)

俺(…そもそも…俺でさえ既にこう感じてるんだ)チラッ

レナ「…。」ジッ

窓の外「」

魅音「ふあぁ…眠いなぁ」

俺(付き合いの長いレナや魅音なら既に知ってるんじゃないか…?)

俺(2人とも、悟史の事と同じで…俺や圭一に余計な心配掛けたく無いからまた口には出さないだけで…)

俺(前回の悟史の時の例がある…。多分、2人に聞いても教えてくれないだろうな…)

俺「…。」

俺(でも梨花ちゃんはこれ以上俺に嗅ぎ回って欲しくない言ってたし…)

俺(とりあえず結果が出るまで待っておこう…)



放課後

俺(案の定…魅音とレナは俺と圭一を置いて2人で先に帰ってしまった)

俺「沙都子ちゃんの家に?」スタスタ

圭一「ああ…実は今日の昼休み、大石とか言う嫌な警察が沙都子を訪ねて来たんだ」スタスタ

俺「何で警察が?」

圭一「わかんねぇ…」

俺「わかんねぇって…」

圭一「でも、富田君達が沙都子の叔父が帰って来たって教えてくれたんだ。それをちょっと確認しにさ…」

俺「どうして叔父が帰って来るとマズイんだよ?」

圭一「それも分かんねえ…。ただそれが沙都子の欠席と何か繋がってるらしいんだ。だから見に行くんだ」

俺(…しかし、梨花ちゃんに沙都子の詮索はやめて欲しいと言われてるしな)

俺(流石に3日も連続で休めば、これ以上は梨花ちゃんも俺に何も言えないだろうが…)


1案内してくれ(梨花の好感度4に低下。沙都子の好感度3に上昇)
2もう一日だけ様子を見てみよう…それでも来なかったら、明日行ってみよう


多数決下3まで

414: 2019/09/10(火) 11:56:11.72 ID:pUdYRSHeO
1だぞ攻めろ

419: 2019/09/10(火) 12:23:22.98 ID:gz/UpwG40
北条家前

俺(結局俺は、梨花ちゃんの忠告を破って圭一に案内して貰う事にした…)

圭一「ここの筈なんだが…」スタスタ

北条家「」

俺(俺達はずっと心配していたが、その心配を他所に入江監督の車で送って貰っていた沙都子ちゃんとあっさりと会う事ができた…)

俺(しかし…)

沙都子「よいしょっと…」

大量の瓶ビールを入れた袋「」ガシャンッ

圭一「沙都子。お前こんな重い物を一人で…」

俺「まさか叔父が買って来いって言ったのか?」

沙都子「…心配要りませんわ。わたくしは大丈夫ですから」

俺(その割に、目に生気が感じられ無い…)

沙都子「圭一さんと俺さんが心配して、ウチまでわざわざ来てくれたのは嬉しいですがわたくしは本当に大丈夫ですので…」

圭一「沙都子…」

窓「」ガラッ

俺「…ん?」

鉄平「あぁん?沙都子ぉ!やかんかけっぱなしで出よったんな!このだらず!」

俺(アレが、叔父か…?言葉遣いも悪いし、いかにも悪そうな顔してやがる…)

沙都子「ごめんなさい…。直ぐに買いに行けって行ったから…」

鉄平「ボケがぁ!!」ポイッ

灰皿「」ビュオンッ

俺「…!?」

圭一「あっ…!」

沙都子「うっ…」

沙都子足「」バンッ

422: 2019/09/10(火) 12:39:38.39 ID:gz/UpwG40
北条家前

入江「…。」ザッ

沙都子「…。」ビクビク...
 
鉄平「あいやあ、入江の先生じゃないですかぁ」

入江「沙都子ちゃんに偶然お会いしたもので…」ギロッ

鉄平「そうですかぁ。うはははは」

俺(下品な笑いをしやがる…)グッ

中からの声「おーい鉄っちゃーん」

鉄平「なんね椿。あんたまたリーチかいな」

窓「」ガシャンッ

圭一「なんだ彼奴…沙都子にこんな重い物を一人で買い物に行かせて、自分は麻雀してたってのか!?」グッ

沙都子「心配要りません圭一さん。わたくしは大丈夫ですから…」サッ

俺「いや、待て沙都子ちゃん。その腕の傷はいったいいつ…?」

腕「痣」

沙都子「あ、あぁこれは…ちょっと階段から転げてしまって…」

圭一「階段から…?」

俺「いや違う…。よく見たら沙都子ちゃんの身体中、至る所痣だらけだ…」

圭一「あ…」

沙都子両腕「痣」
沙都子脚「痣」

圭一「まさか…あ、あの野郎…」ギリッ

沙都子「違うんですの。これは…」

俺「…。」

沙都子目「生気の無い目」
大量の瓶ビールが入った袋「」
投げられた灰皿「」
散らばった煙草「」
沙都子の痣だらけの身体「」

俺(そうか。梨花ちゃんは沙都子のこんな弱った姿を、俺に見て欲しくなかったから…)グッ


俺(???レベル3+沙都子好感度3)
コンマ下二桁
61以上俺よりも先に圭一がキレてくれたので俺は未だなんとか冷静を保てた(圭一???レベル更に上昇)
60以下俺、遂にプッツンと来た(梨花のかけら消失、俺???レベル更に上昇)

安価下

423: 2019/09/10(火) 12:40:28.86 ID:kbUITneSO

428: 2019/09/10(火) 13:05:01.25 ID:gz/UpwG40
コンマ86
北条家前

俺(あの野郎…絶対にーー)ギリッ
 
圭一「おいちょっと待て!」ブチッ

俺「圭一…!?」ハッ

入江「前原さん気持ちはわかります。ですが、今は耐えて下さい!」ガシッ 

圭一「だけど!」

入江「今ここで前原さんが乗り込んで行ったって何の解決にもなりません。だからどうか…」ググッ

圭一「ぐっ…うっ!!」ギリッ

沙都子「…。」

沙都子「…ありがとうございますですわ、圭一さん。 今圭一さんが本当のにーにーみたいに見えました」

圭一「にーにー…?」

沙都子「私の本当のにーにーはいなくなってしまったけど、今は圭一さんというにーにーがいてくれる。だから、私は大丈夫ですわ」ポロポロ

圭一「沙都子…」

俺「…。」

圭一「オレは悟史のようにはならない」

沙都子「ぁ…」ビクッ

圭一「オレは絶対に逃げないから!」

沙都子「…。」ポロポロ

家の中「鉄平「沙都子ぉー!!何やっとるかぁ!?はよ帰って晩飯の支度しい!!」」

圭一「ぐっ…」

沙都子「スンッ…大丈夫ですからわたくしは…」ゴシゴシ

大量の瓶ビールが入った袋「」ガサッ

沙都子「今日は来ていただいてありがとうございました…。梨花や皆さんにも宜しくお伝えしておいて下さい…」

沙都子「では…」スタスタ

扉「」ガラッ

圭一「沙都子…」

俺「…。」


圭一の???レベルがかなり上がりました

430: 2019/09/10(火) 13:16:34.80 ID:gz/UpwG40
入江の車

俺「監督。悟史は何処に行っちゃったんですか?」

入江「家出した…。としか言えません…」

圭一「家出するなら、なんで沙都子も連れて行かなかったんだ…?」

入江「置いて行かれた沙都子ちゃんも、同じ考えに至ったんでしょうね。『自分は兄のお荷物だから捨てられた…』」

俺「沙都子ちゃん…虐待に遭っているのは少ししか見ていない俺達からでも見て分かったくらいなんですが、児童相談所とかで解決できないんですか…?」

入江「…児童福祉法で、児童の安全を確保するために緊急措置として、親子を分離させるという方法があるそうなんですが、
沙都子ちゃんがそれを望んでいません」

俺「ど、どうして!?」

入江「彼女は叔父のいじめに耐えることが試練だと考えているようです。誰にも頼らずに自分の力だけで試練を乗り越えたい…」

入江「そういう力を身につけなければ、悟史くんは帰って来ないと…」

圭一「それじゃあ沙都子は?」

入江「虐待を認めません」

俺「本人が認めないなんて…そんなの…」

入江「虐待が公然の物となれば、沙都子ちゃんの身柄を強制的に保護できます。しかし、それは沙都子ちゃんにとって”負け”を意味します…だから彼女は虐待を認めないんです」

入江「強くなって悟史くんの帰りを待つのが、沙都子ちゃんの生きる理由なんですよ…」

入江「沙都子ちゃんの価値観と同じ目線に立って考えてあげてくれませんか…?」

俺「でもそれじゃあ彼奴はいつまでたっても…」

入江「…。」

圭一「…オレは、本当に沙都子が危ないと感じたら、迷わず通報します」

俺「圭一…」

圭一「その結果、沙都子がオレを恨むことになろうと!」グッ

入江「どうして、あなたはそこまで…?」

432: 2019/09/10(火) 13:53:38.82 ID:gz/UpwG40
翌朝
通学路

俺(昨日は圭一が先にキレてくれて助かったのかな…。正直、圭一がキレて無ければ間違いなく俺がキレていたと思う…)

俺(…しかし、その圭一は今朝体調が悪いのか待ち合わせに現れなかった)

俺(俺は久しぶりにレナと二人きりで歩いている…)

俺「…。」スタスタ

レナ「…。」スタスタ

俺(あれだけ仲の良かったレナとも、今はもう…かなり距離を感じる…)

俺(俺達部活メンバーは少し前まではあれだけ仲が良かったのに…皆んなバラバラになって行って…)

俺(いったい何処で間違えたんだろう…何処で運命の歯車はおかしくなってしまったんだろう…)

俺「…。」スタスタ

俺「昨日…さ…」

レナ「…え?うん?どうしたの?」

俺「圭一と一緒に沙都子ちゃんの家に行って来たんだよ…」

レナ「あ…うん…」スッ

俺「叔父が帰って来てて…虐待を受けていたような痕跡が沢山見られた…」

レナ「そっか…」

俺「レナ、実は知ってたんだろ…?」

レナ「レナはなんとなく察していたくらいで…」

レナ「実際には昨日、魅ぃちゃんから教えて貰うまでは…そうじゃないと良いなって思ってたんだけど…」

俺「そうか…やっぱり魅音も…。園崎家次期当主の耳には既に届いてたのか…」

レナ「…。」

俺「…監督は沙都子ちゃん自身が虐待を認めないからどうにもならないって言ってたんだが、本当にどうにかならないのかよ!?」

レナ「…。」

俺「レナ…?」

レナ「あの男が…消えれば…」ボソッ

俺「…!?」ビクッ
 
俺(それは俺も一瞬考えたが…。それはいくら何でもお前…)

俺「俺はもっと方法考えてみるよ…ごめん。変な事聞いて…」

レナ「…ううん」

俺(聞く相手を間違えたな…)

俺(とりあえず梨花ちゃんにも沙都子ちゃんが虐待を受けてた事、報告しておこう…)

445: 2019/09/10(火) 17:32:31.93 ID:gz/UpwG40
雛見沢分校
廊下

蛇口「」ジャ-ッ

俺「…。」顔バシャバシャッ

俺(八方塞がりだ…)

俺(探せば沙都子を助け出すもっと良い方法だってある筈なのに、考えれば考える程…)

俺(俺もレナと同じ結論に辿り着く…)グッ

俺(なんでだよ…。ちょっと前までは追い詰められれば、追い詰められる程…その状況を打開しようともっと頭回ってた筈なのに…)

圭一「悪い…。寝坊しちまった…」スタスタ

俺「ん?圭一か…いや、元気なら別に良いよ…」

圭一「…昨日沙都子ん家行って来た事、もう皆んなには話したのか?」

俺「いや、未だレナにだけだ」フルフル

圭一「そっか…」スタスタ

扉「」ガラッ

俺(一応知恵先生にも見て来た事を報告しておくか…)スタスタ



教室内

レナ「あっ、圭一君おはよう…朝寝坊かな?」

圭一「ああ、悪いな…」

魅音「こんな時間に登校して来るなんて圭ちゃん不良だね」

圭一「フッ…自分でも起きてびっくりしたよ」

圭一「…。」チラッ

沙都子席「」

圭一「沙都子は…」

梨花「沙都子は今日も風邪なのです…。学校が終わったら、皆んなでお見舞いに行く予定なのですよ~」

圭一「…。」ギリッ

圭一「…何言ってんだよ、梨花ちゃん」

梨花「みぃ…?」

圭一「皆んなだって、沙都子が風邪じゃないことは知ってるんだろ?二度とそういう白々しい事言うな!!!」ギロッ

梨花「…!」ビクッ

下級生達「…。」シ-ン

俺「よせよ圭一…。今そんな事で梨花ちゃんを責めたって何の解決にもならない…」ガシッ

魅音「誰から聞いたの?…」

圭一「昨日俺と一緒に見てきた…」

レナ「圭一君だけじゃないよ…。皆んな辛いよ…」

圭一「くっ…」スタスタ

梨花「……。」ビクビク

俺「ごめん梨花ちゃん。俺…約束破って昨日圭一と一緒に北条家まで行ったんだ…それで…」

梨花「いえ…僕の方こそ…」

俺「ごめん…」

梨花「もういいです…」

俺(遂に梨花ちゃんとも気まずくなってしまった…)

梨花「…。」

梨花の好感度が4に下がった

448: 2019/09/10(火) 18:05:39.18 ID:gz/UpwG40
雛見沢分校
教室

俺(圭一は魅音に漫画を借りると行って、そんな約束していないのに二人で帰って行った…)

俺(多分、沙都子を助け出す為にあいつは村の御三家の中でも一番力を持っている【園崎】の力を借りる気なんだろう…)

俺(大方、オヤシロ様の祟りって事で非合法的な手段で消してくれとでも頼むんだろうな…。俺は…)

俺「身体中痣だらけで、目には生気も無くて…叔父の虐待は想像以上だったんだ…」

俺「これ以上放っておくと、沙都子ちゃんが壊れてしまうと思う…」

レナ「どうする気なの…?」

梨花「…。」

俺「…。」



1先生に相談するしかない…
2選べない(※俺の???レベルが最低レベル。梨花の好感度が7以上必要、圭一、沙都子、魅音or詩音の好感度が5以上必要)


俺「…耐え抜くって言う沙都子の意思には反するが、知恵先生にも話して、児童相談所に掛けて貰う」

俺「…多分、もうそれしか方法は無いよ」

梨花「…。」

梨花「…もう、無駄な事なのですよ」

俺「ッ…!」ギリッ

俺「無駄かどうかはやってみないと分からないだろ!?どうして君はいつもいつもーー」

梨花「……。」

俺肩「」グッ

俺「あっ…。レナ…」

レナ「俺君…。私達が言い争ってる場合じゃないよ…」フルフル

俺「あ、ああ…。ごめん…。俺まで感情的になってしまって…」

梨花「僕は…俺がそれが一番良い方法だと思ったのなら、そうするのが良いと思うのですよ…」

俺「…。」

俺「分かった…行ってくる…」スタスタ

レナ「私も…」スタスタ

梨花「…。」


ーー俺は、先生に沙都子が叔父から沙都子が酷い虐待を受けている事を事細かに報告した
知恵先生は俺の話を信じて、直ぐに児童相談所へ通報してくれた

帰り道

レナ「後は、沙都子ちゃんがちゃんと保護されるか待つだけだね…」スタスタ

俺「ああ…」スタスタ

俺(これで今の俺に打てる手は全て打った…後は、祈るしかない…)

451: 2019/09/10(火) 18:31:58.39 ID:gz/UpwG40
翌日
通学路

俺「圭一。昨日、魅音の所行って来たんだろ?どうだった…?」

圭一「ダメだった…。園崎家は頃しなんてやらないって…オヤシロ様の祟りには関わっていないって…」スタスタ

レナ「そりゃあそうだよ…。オヤシロ様の祟りにあう人は園崎家じゃなくてオヤシロ様が決める事だもん」

俺「レナ。その話はもういいって…。オヤシロ様が本当に居る事は分かったから…」スタスタ

レナ「…。」スタスタ

俺「昨日、俺達はやっぱり先生に相談して児童相談所に掛け合って貰う事にしたんだ」

圭一「通報したのか…」

俺「ああ…だからちゃんと保護されてれば、もしかすると今日辺りから沙都子ちゃんは学校に来るかもしれない」

圭一「本当か?それ…」

俺「ああ」コクッ



玄関口

レナ「あっ!沙都子ちゃんの靴、あるよ!」

俺「なっ…!?マジかよ!?って事は…」

圭一「沙都子ー!沙都子ぉー!」ダッ

魅音「あっ!ちょっ…圭ちゃん未だ靴履き替えてないって!」

扉「」ガラッ

圭一「沙都子!?」

沙都子「あら圭一さん。朝から騒がしいでございますわね」

圭一「良かった…。オレ、お前の事…どんだけ心配したか…」ギュウッ

俺(学校に来てる…。良かった…。ちゃんと保護されたんだな…)

レナ「沙都子ちゃん。身体の具合とかは…」

沙都子「皆さま大袈裟に騒ぎ過ぎですわ。わたくしは只の風邪でおやすみしていただけなのに」

レナ「…風邪?」

沙都子「保護士呼んだのはどなたですの?」

俺「あ…俺だけど…」

沙都子「まったく、とんだ騒ぎでしたのよ!急に押しかけられて、私も叔父様もとんだ迷惑でしたのよ!」

魅音「叔父さんは、どうなったの?」

沙都子「多少誤解があったことを認めて、二人で『ごめんなさい』をしましたわ!」

俺「…!?」

457: 2019/09/10(火) 19:02:54.60 ID:gz/UpwG40
雛見沢分校
廊下

梨花「…沙都子は保護士になんでもないと言って追い返してしまいました」

俺「えっ…?じゃあ、アイツ…保護…されてないのか?」

圭一「どう言う事なんだよそれ…。梨花ちゃん、そろそろオレ達にも分かるようにに説明してくれよ

梨花「沙都子が虐待を受けている通報は…実はこれで3回目なのです…」

俺「3回目!?」

俺(梨花ちゃんの口から俺達に伝えられたのは、意外な事実だった)

俺(沙都子の母は再婚していて、亡くなった沙都子の父は彼女の本当の父ではなかった)

俺(この時から、すでに沙都子は家族と良好な関係ではなかった)

俺(沙都子は義父を陥れるため、嘘の虐待話を作り、自ら”虐待SOS”に電話したが保護士にバレてしまった…)

圭一「…で、今回も嘘だと思われてるってことか?」

梨花「それはわかりませんが、少なくとも緊急保護はされなかったんだと思います…」

圭一「なんだよそれ…つまり沙都子は嘘をつくかもしれないから、様子を見てるってことかよ!?」

俺「そんな…児童相談所に投げられたら、そんなの…完全に終わりじゃねえか…」ガクリ...

梨花「だから言ったのです…。僕は無駄だと…」

俺「…。」

圭一「沙都子…」チラッ

教室の中「沙都子「勉強がかなり遅れてしまったから、頑張らないといけませんわねー」」

圭一「…。」グッ

俺「…。」

俺(もう、俺達にはどうする事もできない…)

俺(今はその、絶望から来る虚無感だけが俺を支配していた…)

458: 2019/09/10(火) 23:03:33.24 ID:+tXnDHKNO
昼休み
雛見沢分校

俺(沙都子にはせめて、皆んなが笑って輝いていたあの頃の…)

俺(沙都子にとっていつも通りの日常を過ごさせてやろうと俺達は気遣っていたが…)

俺(皆んなで昼食を食べている時に、それは…突然起きた…)

沙都子「いやあぁっ~!!」ドガッ

圭一「さ…沙都子…?お前、頭撫でられるの好きだったんじゃ…?」

俺(……圭一が、そっと沙都子の頭を撫でた瞬間、沙都子は圭一を突き飛ばし、かなりの拒絶反応を示した)

沙都子「うっ…おっ…おえぇぇっ…」ゲボゲボゲボ

俺「あっ…」

圭一「沙都子…だ、大丈夫…か?…」スッ

沙都子「いやぁぁぁぁっ!!」ブンッ

圭一「くっ…」ドンッ

沙都子「ああぁぁぁっ!!」ブンッブンッ

弁当「」ヒュンッ
筆箱「」ヒュンッ

レナ「うっ…」サッ

魅音「や、やめなよ沙都子…どうしたの?…」

俺(な、なんだ…これは…。いったい、何が起きて…)

沙都子「はぁ…はぁ…はぁ…」

シ-ン...

俺(何が起きたのか分からず、皆んながその場に固まった…)

沙都子「あ…ご…ごめんなさいごめんなさい…」ブルブル

圭一「い、いや…そっちこそ大丈夫か…?」

沙都子「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい…」ポロポロ

圭一「沙都子…お前…何が、あったんだ…?」

沙都子「だからだから!!知らないです!!私知らないです!!」ポロポロ

沙都子「違うから違うから!もう嫌です!許して下さい!もう打たないで下さい!」ポロポロ

俺「……。」グッ

俺(あの皆んなのムードメーカーだった沙都子の姿はもう…何処にも無かった…)

沙都子「にーにー!!にーにー!!助けてよぅ…あぁぁぁぁっ」ポロポロ

俺「クソッ…」

俺(この完全に壊れてしまった姿の沙都子を見て、俺達は…間に合わなかった…)

俺(沙都子の笑顔を守りきれなかったんだ…と言う事を改めて思い知らされた)

464: 2019/09/11(水) 00:29:31.68 ID:uG2nTQbCO
雛見沢分校

圭一「大丈夫だ!オレはお前の味方だって…!!」

沙都子「やだやだやだやだやだ…もうやだ…うあああああ…にーにー…」ポロポロ  

俺「くっ…」

俺(ガタガタと震えて泣く沙都子はもう見てられない…。誰か…もう止めてくれ…。助けられなかった俺達を許してくれ…)

レナ「ごめん圭一君…ちょっと下がってて」ドンッ

圭一「うっ…」グイッ

俺「レナ…」

レナ「大丈夫だよ沙都子ちゃん…もう怖い事なんか無いよ…!」

レナ「ホラ、安心して…何があったか話して…」

沙都子「やだやだやだやだやだ…にーにー!!にーにー!!」ポロポロ

圭一「どう…なってんだよ!ちゃんと保護されて、昨日で全部終わったんじゃなかったのかよ…!」

圭一「今日から…元の生活に…戻って行くんじゃ無かったのかよ!?なぁ…俺!?」グイッ

俺「駄目だったんだ…。もう何もかも…間に合わなかったんだ…」胸倉グイッ

圭一「な、何言ってんだよ!?お前まで…!魅音教えてくれよどうすりゃ良かったんだよ!?」

魅音「うっ…っ…」ポロポロ

圭一「なぁ!!梨花ちゃん!?」

梨花「……。」ギリッ

ガシャアアアアン!!

文房具箱「」ドサッ

レナ「…。」

俺(レナ…)

圭一「レナ…どうした…」

レナ「ごめん圭一君…ちょっと黙ってて…」

圭一「今のは何だよ!?どうしたんだよ!?沙都子から何か聞いたのか?何を聞いたんだよ!」

レナ「うっさいなあ!!黙ってろって言ってんでしょ!!?」

圭一「…!」ビクッ

465: 2019/09/11(水) 00:46:59.43 ID:uG2nTQbCO
雛見沢分校

レナ「うう…沙都子ちゃん…」ギュウッ

沙都子「やだやだやだやだやだ…もうやだやだやだやだ…」ガタガタ

レナ「許して…何もできなかった私達を…許して…」ポロポロ

俺「…。」

魅音「うっ……」ポロポロ

俺(バラバラだったら部活メンバーの心が、皮肉な事に今は一つになっている…)

俺(しかしそれは、あの頃のように笑って一つになっている訳じゃ無い…悲しみで一つになってるんだ…)

沙都子「にーにー…にーにー…」ポロポロ...

俺(沙都子は壊れていた…)

レナ「ごめん…ごめんね…」ポロポロ...

魅音「うっ…くっ…私達が…無力だから……」ポロポロ...

俺(レナと魅音は、自分の無力に打ちひしがれていた…)

圭一「ちく…しょう…。ちくしょう…なんで…オレ…クソ…クソォッ…」ポロポロ...

俺(圭一は何もしてやれなかった自分を呪っている感じだった…)

梨花「……。」グッ

俺(沙都子と一番仲の良かった梨花ちゃんは…最早、悲しみを通り越して…絶望している感じだった…

俺(そして、俺は…)


1俺は…皆んなをこんな風にメチャクチャにしたあの男に、祟りを与える事にした
2俺もただ…皆んなと同じく自分の無力さに打ちひしがれて、泣く事しかできなかった…
3選べない(俺の???レベルが最低レベル)


多数決下5まで

466: 2019/09/11(水) 00:48:26.57 ID:oy5PYtY30
2

473: 2019/09/11(水) 06:11:05.85 ID:unp2bWgq0
雛見沢分校

知恵「何事ですこれは!?」

扉「」ガラッ

沙都子「!!」ピクッ

沙都子「おーほほほ。何でもありませわ。ちょっとレナさんと喧嘩をしてしまっただけでございます」

俺「…!」

俺(今まで恐怖に怯えて、助けを請うていた沙都子は先生が来た途端に、また何も悟られまいと作り笑顔を見せて自分の戦いを始める…)

知恵「はぁ…北条さんは職員室へ来るように」

沙都子「では皆様、ちょっと叱られに行って参ります」ニコッ

扉「」ガラッ

俺(もう…見てられなかった…。胸が締め付けられるだけだった…)

俺(でも、大事な部活メンバーだなんだと全員が想っていながら…)

魅音「私達が…無力だから…」ポロポロ

レナ「うっ…うっ…」ポロポロ

梨花「……。」ブルブル...

俺(誰も…何も沙都子の力になってやれない…。そして俺もそれは一緒だ…)

俺「クソッ…クソォッ…」ポロポロ

俺(俺もまた…。皆んなと同じく、自分の無力さに打ちひしがれて、ただ泣く事しかできなかった… )

俺(…しかし、そんな中で一人だけ皆んなと違う反応をしていた男が居た)

圭一「……。」

圭一「」ドサッ
 
俺「…え?」ポロッ

魅音「圭ちゃん…?」

圭一「」

俺(圭一が突然、気を失った…)



数分後

俺「圭一…圭一…しっかりしろ…」ユサユサ

魅音「圭ちゃん。冗談やめてよ…。起きてよ…」

圭一「ん…?」パチリッ

レナ「あ…」

梨花「圭一…」

圭一「…。」

魅音「圭ちゃん大丈夫?うなされてたみたいだけど…」

レナ「頭とか打ってない…?」

圭一「…五月蝿い。黄色い声で騒ぐな」

魅音&レナ「!?」ビクッ
 
俺「け…圭一…?どうしたんだよ…?」

俺(今、まるで別人になってしまったかのような、冷たい感情、冷たいセリフを…)

梨花「…。」

レナ「圭一…君?前原圭一君…だよね…?」

圭一「……。」スタスタ

俺(俺と同じ事を感じたらしいレナが質問するが、圭一は何も答えずにそそくさと廊下へ行ってしまった…)

474: 2019/09/11(水) 08:20:02.66 ID:unp2bWgq0
古手神社

祭り用鉄骨「」スコンッ

俺「はぁ…」

俺(あの後…圭一は体調が悪いと言って先に帰り、梨花ちゃんは奉納演舞の振り付けの練習…)

俺(俺と魅音とレナは明後日に開かれる祭りの準備の手伝いに来ていた)

俺「梨花ちゃん…。こんな気持ちのまま練習なんて辛いだろうな…」

詩音「お疲れ様です。はいお茶」つ旦

俺「ん…?魅音か…サンキュー」スッ

詩音「残念、詩音で~す」

俺「え…?あ、ああ悪い。詩音も祭りの準備に来てたのか…」

詩音「はい」ニコッ
 
俺「…いや、よく考えたら今の魅音にそんな他人を気遣う程の余裕がある訳無いよな」

詩音「それ、どう言う意味です?そう言えば今日は、お姉もレナさんも俺さんも元気がありませんよね?圭ちゃんも居ないですし…」

俺「当然だよ…。昼間、皆んな沙都子の事で…いや、自分の無力さに泣かされたからな…」

詩音「…いったい何があったんですか?」

俺「…。」



数分後

詩音「そんな事が…」

俺「沙都子の叔父一人がこの村に帰って来ただけで、俺達皆んなもうボロボロだ…」

俺「皆んな最高の仲間だって思っていてても…いざと言う時は何もできない…何も、してやれない…」

詩音「俺さん…」

俺「所詮、子供は子供なんだよ…」

詩音「…。」

479: 2019/09/11(水) 08:54:04.13 ID:unp2bWgq0
古手神社

俺「皆んなで野球したあの日までは、皆んな笑顔で…今みたいに全員の気持ちがバラバラになる事なんて無かったんだ…」

俺「…なのに、あの日からあの男がこの村に帰って来た所為で全てがおかしくなった」グッ

俺「皆んな、昔みたいに心から笑えなくなった…」

詩音「その気持ちは分かりますけど…」

俺「どうして今頃帰って来るんだ…どうしてあんな奴が沙都子の叔父なんだ…どうして俺達がこんな目にあわなきゃならないんだ…」ググツワ

詩音「あ…ちょ、ちょっと俺さん…!?どうしたんですか…?」

俺「…。」

俺「…どうして俺達にこんな災厄が急に降りかかって不幸にならなきゃいけないのか…俺…考えたんだ」

詩音「えっ…?」

俺「一つだけ、心当たりがあったんだ…」

詩音「心当たり?それって…」

俺「…。」

俺「実は俺、2ヶ月前に初めて詩音に会ったあの日…。ヤクザか何かに追われてた女を連中の前に突き出したんだ…」

詩音「その女の人は…」

俺「分からない…。日中に女性が顔をボコボコにされて原型無くなるくらい殴られる事をやってたみたいだし、多分殺されたんじゃ無いか…?」

詩音「…。」

俺「その時に俺、連中に突き出した女に言われたんだ…」

詩音「何て…」

俺「呪ってやる呪ってやる呪ってやる呪ってやるって…何度も呟かれて…」

詩音「…。」ゾクッ

480: 2019/09/11(水) 08:54:50.77 ID:unp2bWgq0
古手神社

詩音「でもそんな呪いなんて…今時…」

俺「…違う。俺はその後、本当に呪いを受けてもおかしくない事をしたんだよ!」

詩音「え…?」

俺「俺は、その女を突き出した連中から謝礼金を貰って、エンジェルモートでそのお金を使ってしまったんだ…」

詩音「…。」

俺「一人の女を頃して、自分が良い思いをした。だから俺は本当に呪われてしまった…」

俺「呪われた俺が幸せになる事なんて許されなかった…」

俺「だから沙都子の叔父のクソ男がこの村に帰って来て、皆んなが不幸になった」

俺「きっと俺が皆んなを不幸にしたんだ…。俺が関わったから、皆んなそれに巻き込まれたんだ…」

詩音「俺さん…」

俺「あのクソ男をこの村に呼び寄せてしまったのは俺なんだ…。だからきっと今年のオヤシロ様の祟りを受けるのも俺ーー」

詩音「…。」グッ


コンマ下二桁
61以上俺、更に疑心暗鬼になった(俺???レベル更に上昇。梨花のかけらひび割れ。俺生存率上昇。レナ判定へ)
60以下俺、詩音に叩かれて我に帰った


安価下

481: 2019/09/11(水) 09:02:44.25 ID:L5VN2uRZ0

483: 2019/09/11(水) 09:30:16.41 ID:unp2bWgq0
コンマ25
古手神社

パアンッ

俺「ぁ…」ほほヒリヒリ...

詩音「…。」

詩音右手「」スッ

詩音「しっかりして下さい!俺さんまでそんな弱音を吐いてどうするんですか!?」

俺「…。」

詩音「あ…ごめんなさい…」

俺「…いや、こっちこそごめん。…ちょっと神経質になり過ぎてた」

詩音「そうですよ。それに、今年は俺さんよりもオヤシロ様の祟りに遭うべき相応しい人物が居るじゃないですか」

俺「え?それっ…て…?」

詩音「…。」

詩音「…悟史の叔父です」

俺「いや…それは確かに彼奴が祟りに遭ってくれたら、そりゃあ嬉しいが…」

詩音「…ここだけの話ですが」

俺「ああ…」

詩音「もし、裏でオヤシロ様の祟りを起こしているのが園崎家なら今年は沙都子の叔父が一番の候補に上がる筈ですよ」

俺「…。」

俺(…でも魅音は圭一の願いを断った筈。…ならいったい誰があのクソ男を消してくれるって言うんだよ)

485: 2019/09/11(水) 09:57:19.36 ID:unp2bWgq0
綿流しの祭り前日の晩

レナ「何だろうね魅ぃちゃん…。こんな夜遅くに…」

俺「さぁな…。でもどうして圭一は抜きなんだろうか…」

梨花「みぃ…」

俺(夜遅くに、俺とレナと梨花ちゃんは突然園崎家に集まって欲しいと魅音に頼まれ3人で向かっている)

俺(ここに沙都子が居ないのは理解できるが、どうして圭一までが魅音に呼ばれないのかが俺達には理解できない…)

俺「まぁ、行けば分かるか…」



園崎家

魅音「皆んな、こんな夜遅くにごめんね」

レナ「いいよ別に。それで、私達に頼みって?」

魅音「…。」

梨花「どうして圭一を省いて僕達だけなのですか?」

俺「…魅音?」

魅音「…。」

魅音「…明日の祭りさ…沙都子も誘ってみるけど多分無理だろうって事で、ウチら5人で回る予定だったけど」

魅音「…多分明日、圭ちゃんは参加しない」

レナ「え?どうしてかな?」

俺「昨日も体調崩して先に帰ってたよな。もしかして未だ体調悪いのか?」

魅音「ううん…。そうじゃなくて…詩音が圭ちゃんからの電話取ってさ…」

俺「??」

魅音「圭ちゃん…。詩音を私だと勘違いして、その時間に沙都子を祭りに連れ出してあげて欲しいって言って来たんだ…」

梨花「…!」

レナ「…じゃあ圭一君はどうするの?」

俺(なんだ…?皆んなの様子が…俺には全く読めないんだが…)

486: 2019/09/11(水) 10:20:33.06 ID:unp2bWgq0
園崎家

魅音「圭ちゃんはその時間…用事があって、別の事をするみたい…」

俺「分かんないんだが、別の事ってなんだよ…」

魅音「だから…その…」

俺「なんだよ…」



詩音『そうですよ。それに、今年は俺さんよりもオヤシロ様の祟りに遭うべき相応しい人物が居るじゃないですか』

俺『え?それっ…て…?』

詩音『…。』

詩音『…悟史の叔父です』

俺(でも裏で糸を引いてる筈の園崎家が断ったなら、いったい誰が殺るんだよ…)



俺「…!」ハッ

俺「ま、まさか…!?圭一が、沙都子の叔父にオヤシロ様の祟りを起こす気なのか…?」

レナ「…。」

梨花「…。」

魅音「未だ圭ちゃんが殺るって決まった訳じゃないよ…。ただ、詩音が言うには去年悟史が失踪した時と今の圭ちゃんはかなり類似してるらしい…」

俺「悟史の時と…」

魅音「…そう。だからもし圭ちゃんが沙都子の叔父を殺ったら、圭ちゃんも失踪してしまうかもしれない」

レナ「でも、去年の沙都子ちゃんの叔母の時は悟史君じゃなくて別の犯人が自供して捕まったんだよね…?」

魅音「だから分かんないんだよ私にも…。だだ、状況が似てるなら今年はきっと沙都子の叔父が殺されて、圭ちゃんが失踪してしまう可能性がある…」

梨花「みぃ…。圭一まで居なくなってしまうのですか…」

レナ「また悟史君の時と同じ事を繰り返すなんてレナは嫌だよ…。兄代わりの圭一君にまで何かあったら、きっともう沙都子ちゃんだって耐えられ無いよ…」

俺「…。」

488: 2019/09/11(水) 10:40:21.50 ID:unp2bWgq0
園崎家

魅音「分かってる…。だから、圭ちゃんには万が一何かあっても失踪なんてさせない…」

魅音「圭ちゃんが沙都子の叔父に手を出したら園崎家も手を貸すつもり…。婆っちゃだって納得してくれた」

魅音「詩音も沙都子の叔父がその時間に家に居たようにアリバイを作ってくれるって言ってる」

魅音「だからレナと梨花ちゃんと俺の3人にも、祭りの日は圭ちゃんも一緒に祭りに参加してたって事にして、話を合わせて欲しいんだ」

俺&レナ&梨花「…。」

魅音「そうすれば圭ちゃんのアリバイだって作れるし、きっとそうする事で圭ちゃんもあの夜は何もしていない」

魅音「本当に祭りに参加してたっていつか思えるようになって、楽になると思う」

俺「…。」

俺「…でも、これって…俺達にも圭一の殺人に加担しろって事…だよな?」

魅音「…うん。そうなる可能性もある」

俺「可能性って…」

レナ「…。」

梨花「…。」

魅音「でも沙都子の叔父が消えて、圭ちゃんも失踪しなかったら、また前みたいな楽しかった頃に戻れるんだよ!?」

俺「…。」

魅音「もう私達があの頃の幸せだった頃に戻るにはこの手しか無いんだよ」

レナ「うん。分かった…。レナも話を合わせるの、協力する…」

魅音「レナ…」

レナ「また幸せな日々に戻りたいんだ。私も…」

梨花「僕も協力しますですよ」

魅音「梨花ちゃん…」

梨花「きっと、今のバラバラな状態よりかは良くなる筈なのです」

魅音「ありがとう二人とも。あとは…俺…」

俺「…。」

俺(本当に、そんな方法であの頃は戻ってくるのか…?)

俺(犯罪を隠蔽して…本当に沙都子に、圭一に…皆んなに笑顔は戻るのか…?)

俺「…。」


1いや、犯罪だろうが何だろうが!とりあえずあのクソ男を始末してくれるなら…と俺も喜んで協力する事にした
2こんな解決策しか取れないこの村に…仲間に…そして自分自身に、全てに吐き気がしていた…


多数決下5まで

489: 2019/09/11(水) 10:41:22.31 ID:d1FIoeoQO
1

498: 2019/09/11(水) 11:15:11.62 ID:unp2bWgq0
園崎家

俺「分かった…協力する…」

魅音「俺…。皆んな、ありがとう…」

レナ「大丈夫。私達が力を合わせれば、きっと幸せな日々はまた直ぐに帰って来るよ」

梨花「ファイト。オーなのです」ニコッ

俺「…ああ。頑張ろうな」

俺「…。」

魅音「それじゃあ圭ちゃんが祭りに来てた時の設定だけどーーー」

俺「…。」ゴクッ

俺(俺は…実は反対だった…。犯罪を犯した人間は、ちゃんと法で裁かれるべきだ…)

俺(部活の人間は特別とかなんて存在しない…。俺達は皆んな、法の下で生きてるんだから…)



魅音「それで圭ちゃんは射的が得意だから、射的でレナの為に大きいぬいぐるみを取ってくれた事にして」

レナ「うん分かった」コクッ



俺(でも、皆んなが協力しようとしてるこんな状況で断れるか普通…?)



魅音「圭ちゃんと梨花ちゃんは境内で出会って話してたの。良い?」

梨花「圭一には僕の演舞をしっかり見ていてくれた設定にして欲しいのですよ」

魅音「うん。分かった」



俺(…できる訳が無い。断れば、きっと俺だけ異質な目で見られてしまう筈)

俺「あ…」

魅音「ん?どうしたの俺?」

俺「あ、あぁ…いや、何でも無い…。続けてくれ」

魅音「うん。それでね。俺にはーーー」



俺(俺は今、この村を取り巻くしがらみの…答えに辿り着いてしまったような気がする…)

俺(園崎家が偉い訳じゃない…。今だってそうだ…。魅音が提案して、皆んなが頷いて…でも俺は、周りの目が気になり断れない…)

俺(…既に三年目で罰は受けたのに、未だに村八分扱いを受けている北条家だってそうだ)

俺(皆んな、残された北条家に罪は既に無いと分かっている筈なのに…周りに異質な目で見られるのが怖くて頷く事しかできない…)

俺(俺はこんな解決策しか取れないこの村に…仲間に…そして自分自身に…全てに吐き気がしていた… )

500: 2019/09/11(水) 12:06:27.60 ID:unp2bWgq0
俺家
洗面所

俺「はぁ…はぁ…はぁ…」

俺(10時間後には祭りの集まりが…)

俺(魅音も、レナも、梨花ちゃんも…村の仲間を守る為なら、犯罪すら厭わない連中だ…)

俺「うっ…おええぇぇっ!?」ゲボゲボッ

俺「はぁ…はぁ…はぁ…」

俺(…確かに俺達からしたら、俺達の幸せを奪った憎い奴でも…殺人だぞ!?)

俺「ええぇっ…はぁ…はぁ…」

俺(人一人の人生を奪って、村ぐるみでそれを隠蔽してしまおうなんて、この村は狂ってる…)

俺(…やっぱり、自分達の気に入らない奴等は頃しても構わないって…村ぐるみで連続怪氏事件に関わってるんじゃないか!)

俺「クソっ!信じてたのに…皆んな、無実だって信じてたのに…」ポロポロ

俺(裏切られた…。いや、ずっと騙されていた…)

俺(魅音もレナも圭一も梨花ちゃんも詩音も皆んな、狂ってるんだ…)グッ

俺「はぁ…はぁ…」

俺(このまま明日の祭りの日を迎えると、自動的に俺も皆んなと同じ人種になる…。なってしまう…)

俺「嫌だ…。俺は、俺だ…」ポロポロ

俺「そんな風に自分の魂を売ってまで、この村の意思なんかに従いたくなんかない…」

俺「はぁ…はぁ…」

俺(ならどうする…?俺はどうすれば、助かるんだ…!?)



1俺は警察に元仲間達を売った(梨花のかけら消失)
2…俺は荷物を纏めて、雛見沢を出る事にした
3選べない(※レナの好感度が6以上)


多数決下5まで

501: 2019/09/11(水) 12:07:19.03 ID:zOHF78aqo
2

507: 2019/09/11(水) 13:06:32.36 ID:unp2bWgq0
他の町

俺(俺は、殺人に加担したく無いと言う一心で皆んなには秘密で綿流しの祭りの当日…1人、始発で村から逃げ出した…)

俺(その後は序でに数日程、宿泊先を転々として時間を潰していた)

???「そのビジネスホテルならそこの交差点を右手に曲がったら見えると思います」スタスタ

俺「ん…わざわざ送って頂いてありがとうございます。全国大会、応援してるので頑張って下さいね」スタスタ

???「あ…はい。ありがとうございます。精一杯頑張りますね」ニコッ

???「みぽり~ん!?今の男の子誰?」ダッダッダッ

???「あ、沙織さん」

???「え!?もしかしてみぽりんのこれ!?」小指

???「そんな人いたの!?やだも~!」

???「ち、違いますよ。雛見沢と言う村からわざわざ私達の応援に来てくれたらしくて…」

???「雛見沢~?どこそれ~?」

???「そう言えばどこなんでしょう?」



ビジネスホテル

俺「ふぅ…」

荷物「」ドサッ

俺「この町の大会一つ見たら、そろそろ村に戻るかな…」

テレビ「」プチッ

俺「しかしやっぱり都会は凄いなぁ…。俺と歳も変わらない女の子達が戦車を嗜みとして動かすんだから…」

俺「我が部もここと比べるとまだまだだな…。精進しないと…」

俺(あの狂った村から、殺人に加担したくないのと心のリフレッシュも兼ねて予定より長めに旅行してたが、本当にリフレッシュになったな…)

俺(…村から逃げ出した当初は俺さえ助かれば良いや…と思ってたけど、今になって考えたらやっぱり皆んなにも世話になったんだし助けてやりたい)

俺「でもどうして俺、あの村に居た時はあんなに疑心暗鬼になってたんだろ…?不思議だなぁ…」ピッ

ニュースキャスター「こちらは4日前に鬼ヶ淵沼から有毒ガスが発生した雛見沢村前です」

俺「……ん?鬼ヶ淵沼?4日前に有毒ガス…?」

俺「……あれ?」

ニュースキャスター「村への入り口は未だに自衛隊により封鎖されていて、中へ入る事はできません」

俺「…え?…えっ、ぇっ…」

509: 2019/09/11(水) 13:27:12.65 ID:unp2bWgq0
ビジネスホテル

俺「入り口が封鎖されてるって…嘘…だろ?…」

俺「てか、沼から有毒ガスが発生って…村の皆んなはどうなったんだ…?」ドクンッ

ニュースキャスター「えー。政府の発表ですと、ガス発生時に村に住んでいた約2000人の村民は全滅ーー」

俺「ぜ、全滅!?」

俺「圭一も魅音もレナも梨花ちゃんも沙都子も…爺ちゃんも…皆んな氏んだ…のか?」

俺「そ…そんな…。馬鹿な……は?…」

俺「」ドサッ

俺「…え?4日前って…祭りのあった2日後には…」

俺「…。」

俺「なんで…そんな…」

俺「…分からない。とにかく大会をノンビリ見ている場合じゃない。直ぐに戻ろう!」




数日後
興宮
病院

俺(…あの後雛見沢村へ戻った俺は村には帰れなかったが、元雛見沢村出身だと言う事で、唯一の生き残りと会う事になった)

俺「え?」

圭一「…。」ボ-ッ

俺「け…圭一!圭一じゃないか!?」

圭一「あ……あぁ…」

圭一「お…おまえ…。お前なんで…」

俺「あ、いや…。たまたま旅行に行ってたんだ…」

圭一「良かった…。うぅ…良かった…」ポロポロ

俺「いったい何があったんだ…?教えてくれるか…?」

圭一「オレが…願うと皆んな氏ぬんだよ…」

俺「皆んな、氏ぬ…?」

517: 2019/09/11(水) 14:11:32.96 ID:unp2bWgq0
病院

圭一「居ない筈の場所に人が居て、氏んだ筈の人が生きてるんだ…」

俺「どう言う事だ…?」

圭一「オレがもう一人居て……」

俺「…俺は氏んだ…いや、失踪した筈だってか。俺は生きてるぞ。むしろ今は雛見沢に居た頃よりもピンピンしてる」

圭一「あの村は…おかしいんだ…」

俺「それには俺も同意するが…俺もあの村に居た頃は何か頭が変な感じだった気はしてた…自分が自分じゃないような…」

圭一「…。」

俺「…沙都子の叔父はやったのか?」

圭一「…。」ビクッ 

俺(…やったんだな)

圭一「分からない…オレにはもう何も…」

俺「圭一…」

圭一「ただ、オレが念じれば何もかも氏ぬんだ…」

俺「…。」

圭一「雛見沢の氏だって…俺が念じたから…」ポロポロ

俺(そんな馬鹿な事が…とは言えないな…。俺もあの村なら何が起きても不思議で無いと思える…)

俺(あの村はそんな村だ…)

圭一「皆んな、氏んじゃったんだ…。皆んな…梨花ちゃんなんて、腹を抉られて…」

俺「えっ…」

圭一「次はお…オレかな…ひひ…うっ!?」

俺「…!圭一も、もういい!もう今日は語らなくて良いから!」スッ

ナースコール「」ピッ

圭一「氏んで、戻りたい…あの頃に…。オレを氏なせてくれ…」

俺「圭一…」

519: 2019/09/11(水) 14:22:18.36 ID:unp2bWgq0
大洗町

メモ帳「」ペラッ

俺「…。」

俺(…結局、あの後何度も病院を訪れたが圭一の言ってた事は終始意味が分からないまま…)

俺(圭一は自分の望み通りそのまま5ヶ月後に、急性心不全で突然逝ってしまった)

俺「自分が念じればその通り氏ぬ…か。皮肉なもんだな…」

俺(圭一の最後の言葉は「足音が、また一つ余計に…」だったそうだ…)

メモ帳「」ペラッ

俺(…それも俺にはいったい何の事か分からない)

俺(いや、もし俺が圭一の代わりに沙都子の叔父を頃していたら、俺にも意味が分かったんだろうか?)

俺「…。」

俺(結局、俺には何一つ分からないまま…。あの時村から逃げ出した俺だけが村人の中で生き延びてしまった…)

俺(あの時、あのタイミングで俺が村を離れたのは英断だったが皆んなは氏んでしまったんだ…)

俺(俺が残れば、圭一が言っていた事の真相も分かり、俺は皆んなを…)

俺「無理だな…」

俺(…俺が残った所で、既にあの時点で何かが変わったとは思えない)

俺(梨花ちゃんが腹を抉られて氏んでいたり、強い毒性のガスが発生した筈なのに、沢で気絶していたらしい圭一が生き残っていたり…未だに行方不明の沙都子…)

メモ帳「」ペラッ

俺(本当に雛見沢大災害は起きたのか等疑問は残るままだが…)

俺「やっぱり俺は運が良かったんだ…。だからもうあの村の事は忘れよう…」

俺「これ以上いつまでもあの村の事を考えていたら、圭一みたいにいつか俺までおかしくなってくる気がする…」

俺「はぁ…」

メモ帳「俺が調べた雛見沢大災害について…」ストッ

俺「よし、全部忘れてみぽりんの応援を全力でしよう!」



その後…俺は雛見沢村に住んでいた時の事については固く口を閉ざし、それが功を奏したのか無事に結婚して子供も生まれ
そこそこ幸せに長生きしたのだった

520: 2019/09/11(水) 14:27:46.34 ID:unp2bWgq0
俺、真実から目を伏せて生存END


1最初からやる
2この編をやり直す
3別の作品やる


15時半から多数決
それまで質問あれば

540: 2019/09/11(水) 15:31:41.75 ID:unp2bWgq0
時間になったので


1最初からやる
2この編をやり直す
3別の作品やる(ガンダム種、まどか、バイオ4)


多数決下6まで(単発無し)

542: 2019/09/11(水) 15:31:50.86 ID:Tiacp8JDO
1

553: 2019/09/11(水) 15:36:53.60 ID:unp2bWgq0
最初からやり直します(全リセット)
俺家

俺「んしょっ…と」ドスンッ

俺「ふぅ…。ようやく荷物整理も一段落ついたな」

階段「」ストッストッ

俺「爺ちゃん。俺、時間余ったしちょっと村の中散策してくるよ」

爺さん「構わんが暗くなる前に帰るんだぞ」

俺「分かってるって」スタスタ

扉「」ガラッ




雛見沢村

ひぐらし「」カナカナカナカナ

俺(俺はちょっと訳があって、祖父に引き取られる事になり)

俺(今日からこの静かな村…雛見沢村で住む事になった)

俺「しっかし、なんつーか…本当に何も無い所だな…」スタスタ

俺(俺は前までは都会に住んでいた事も有り、今は見渡せば常に視界には緑が拡がる光景に戸惑いを感じている…)

爺さん「こんばんわ」ペコリ

俺「あ…こんばんわ」ペコリ

俺(村に住む人口約2000人。ただ、ここに来るまで俺が見てきた村に住む人は全て老人…)

俺(都会に住んでた頃と違って、挨拶もする気の良さそうな人ばかりなのは流石だと思うが…)

俺(俺は明日からこの村にある分校に通う事になってるけど…まさか、分校に通う生徒が俺一人なんて事は無いよな?…)

俺(…と、若干不安を感じつつあるんだが)スタスタ

俺「ただこの村は見ての通り空気は美味いと感じる事はできるし、こう言う所に住むのも案外悪くないのかもな」

俺「お…?あれは…」


村を一人で散策していた俺の眼前には…
1まさかのゴミ山があった
21軒だけこの村に似つかわしく無い家があった
3神社の鳥居があった


多数決下3まで

554: 2019/09/11(水) 15:38:08.97 ID:Ok4SC7o9O
3

560: 2019/09/11(水) 15:42:01.36 ID:unp2bWgq0
ゴミ山

俺「あ、あれ?なんだここ!?うわっ!ゴミの山だ…」

カラス「」カア-ッカア-ッ

俺「なんかカラスがよく鳴いてるなぁと思ったら…」

俺「綺麗な村だって思ってたけど、どうしてこんな所にゴミの山なんかあるんだ?」

俺「不法投棄…?にしては数が多過ぎるような…」

俺(うーん…。爺ちゃんなら何か知ってるのかなぁ…帰って聞いてみるかな)

俺「…?」

人影「」スッ...

俺「ん?アレは…」


同じ判定なので20%低下
コンマ下二桁
11以上竜宮レナとの出会いだった(俺、レナ発症時はキーキャラになる因果に)
10以下こんな所に人かと思ったが、見間違いで誰も居なかった…(俺、???レベル上昇)


安価下

561: 2019/09/11(水) 15:43:42.49 ID:Tiacp8JDO

564: 2019/09/11(水) 15:45:45.75 ID:unp2bWgq0
コンマ49
ゴミの山

レナ「ん?」クルッ

俺「へ?」

俺(こんな所に…俺と同じくらいの女の子?)

レナ「あ…はじめまして」ニコッ

俺「へ?あ、あぁ。は、はじめまして…」

レナ「この村の人かなぁ?かなぁ?」

俺「え?そうだけど…どうして?」

レナ「ううん。学校でも見かけた事無かったから、違うのかなって」

俺「ああ…実は今日引っ越して来たばかりで…」

レナ「そうなんだ!じゃあ明日から学校来るのかな?かな?」ペカ-

俺「うん。その予定だけど…」

俺(なんなんだこの子…?かなかなかなかな変わってるな)

レナ「じゃあ明日また会う事になりそうだね。私は竜宮レナ。レナって呼んでね」ニコッ

俺「レナ…?俺は俺だ」

レナ「俺君だね。宜しく」ニコッ

俺「宜しく」


ーーそれが、俺と竜宮レナとの出会いだった

これから先…俺は何度も何度もそこで彼女と初めて出会う事になるとは、この時は思っても居なかった…



レナ「じゃあそろそろ宝探しも終わろうかな?」スクッ

俺「宝探し?」

レナ「うん。ここはレナのお宝発掘現場なんだよ。だよ?」ニコニコ

俺「…ゴミ山じゃなくて?」

レナ「えぇ~!酷いよぅ~…。ここにはかぁいい物がいっぱい眠ってるんだよ!?」

俺「かぁいい物がこの中に…」

ゴミ山「」

レナ「うん!」

俺「…。」


1不思議ちゃんだが、何故か結構タイプの子だった
2普通に変な子だな…と思った
3…レナって変わった名前だなと疑問を感じた
4埋まってるのは本当にかぁいい物だけかな?なーんて


多数決下3まで

565: 2019/09/11(水) 15:46:21.93 ID:2Jv389yJO
2

569: 2019/09/11(水) 15:53:33.80 ID:unp2bWgq0
一緒なのでカット
通学路

俺(うーむ…。転校生みたいな扱いってなんか緊張するなぁ…)スタスタ

俺(どんな奴等がいるんだろうか…)スタスタ

レナ「あっ、俺くーん。こっちこっち。おはよう」ニコッ

俺「ああ。おはよう…じゃなくて、あれ?レナ。早いな…俺結構早く出たつもりだったんだが…」

レナ「うん。初めての待ち合わせから俺君を待たせる訳にはいかないなぁって思っちゃって」

俺「ああ、そうなんだ…」

俺(変な子だけど、優しいのかな?…)

レナ「もう少ししたら圭一君も来ると思うから、ちょっと待ってよう」

俺「ああ」

レナ「まだかなぁ。かなぁ~?」

俺「俺達が早いだけで、その圭一って奴が時間通りに来るならまだこないだろ」

レナ「うん。そうだね」

俺「いや、そうだねって…」

レナ「でも俺君を紹介したいし、早く来て欲しいなぁ~」

俺(やっぱ呑気な奴だな…)

俺(圭一が来るまでレナに何か聞いてみるかな?)


1レナの名前って珍しいよな?
2レナはどうしてここに越してくる事になったんだ?
3…いや、特に何も知る必要無いや
4その他


多数決下3まで

570: 2019/09/11(水) 15:56:45.09 ID:FcgsvC7VO
4
村の名所が知りたい

571: 2019/09/11(水) 16:06:11.14 ID:qbtsKwdRo
4
雛見沢症候群って知ってる?

自由安価で俺が知るはずのない話を入れたらどうなるのかね

572: 2019/09/11(水) 16:07:02.98 ID:zeGNA5A9o
4昔会ったことない?

573: 2019/09/11(水) 16:12:38.45 ID:EHf5OXmO0
4
雛見沢症候群って知ってる?

575: 2019/09/11(水) 16:39:34.17 ID:cKH2JVwTO
神様視点が過ぎる。こんなところで自由安価なんて選んでたら1の進みが遅くなって1000が遠のくぞ

576: 2019/09/11(水) 17:16:47.01 ID:zeGNA5A9o
ごめん

577: 2019/09/11(水) 17:17:30.09 ID:v7yswTigO
TRPGでメタプレイするがごとき無粋
普通に迷惑だろ

584: 2019/09/11(水) 18:33:06.68 ID:unp2bWgq0
通学路

俺「雛見沢症候群って知ってる?」

レナ「ほぇ?雛見沢…しょうこうぐん?聞いた事無いけど…何かな?かなぁ?」

俺「いや、聞いた事無いなら良いんだ」

レナ「あ、でも私じゃなくて私の友達の魅ぃちゃんなら知ってるかも」

俺「魅ぃ…ちゃん?」

レナ「うん。この後待ち合わせしてる予定の子だよ。だよ?」

レナ「レナは知らないけど、その女の子ならずっとこの村に住んでるから知ってるかもしれないよ?」

俺(レナは本当に知らなさそうだな)

俺「わかった。ありがとう。その子にも聞いてみるよ」

レナ「うん。分かると良いね」ニコッ

俺「ああ」

俺「…。」


コンマ下二桁
86以上俺、実は東京の野村から送り込まれた人間だった(最終目標が梨花の殺害+村の住民皆頃しに変更)
41~85単に風の噂で来る前にそんな単語を耳にしただけだった(何も無し)
40以下俺が興味半分で聞いて回っているのを山狗に話を聞かれていた(俺、綿流しの祭りの日にフリーのカメラマンと一緒に…(永続))


安価下

585: 2019/09/11(水) 18:33:52.44 ID:zOHF78aqo

602: 2019/09/11(水) 19:19:18.73 ID:unp2bWgq0
コンマ44(圭一好感度+1のみ)
通学路

圭一「悪いレナ。お待たせ~…ってうおお!?お前誰だ!?」タッタダタッ

俺「あ、えっと…」クルッ

圭一「レナが男連れてるだと!?そ、そんな馬鹿な!?」

レナ「あはは。違うよ圭一君。彼は俺君。昨日こっちに引っ越して来て、今日から私達と同じ学校に通う事になる転校生だよ?」

圭一「転校生~?あー、なんだ驚いたぜ。でもなんでレナが?」

レナ「昨日宝探ししてたら偶然会ってお友達になったんだよ。ねっ?」

俺「あ、ああ…。うん…」

圭一「なんか彼は未だ友達と思ってなさそうだぞ…」

レナ「ええっ!?そんな事無いよ~ね?俺君?私達もうお友達だよね?」ニコッ

俺「う、うんうん。友達、友達…多分」

レナ「はぅ~!そこは友達って言う所だよ~!」

俺「ははは」

圭一「うーん…イマイチしっくり来ないが、まぁレナの友達って事は悪い奴じゃ無さそうだな。オレは前原圭一。宜しくな!」スッ

俺「圭一は雛見沢症候群って知ってるか?」

圭一「ん?なんだそりゃ?」

レナ「あはははは。レナが知らないのに圭一君が知る訳無いよ」

俺「うん?」

レナ「だって圭一君も先月引っ越して来たんだよ?」

俺「え?あぁ、そうだったのか…」

圭一「そうそう。で、その雛見沢なんちゃらは何なんだ?」スタスタ

俺「いや、実は俺も風の噂でそんな言葉を耳にしただけでさ」

圭一「ええ?なんだよそれ~」

俺「いや、でも所詮噂は噂だったか。今のところ誰も知らなさそうだし…」

圭一「何か名前的にこの村の病気みたいだし、あんまそう言うの。無闇やたらに口にしない方がいいぜ」

俺「え?」

圭一「ずっとこの村に住んでる人達、そんな病気があるなんて言われたら多分良い気しないだろうしさ」

俺「あ、あぁ。そうだよな…悪い…。もう控えるよ…)

俺(そりゃそうだよな…。会って間もない奴に自分のずっと住んでた土地に、風の噂なんかで変な病気あるなんて聞かれたらムッとするよな…)

俺(レナは優しいのか、その辺触れてこなかったが…。流石にデリカシー無さ過ぎた…もうやめよう…)


圭一の好感度が3に上がった


603: 2019/09/11(水) 19:28:05.89 ID:unp2bWgq0
分岐まで早送り
教室

魅音「じゃっ、1枚カードを抜くよ~」スッ

裏側のカード「」

圭一&レナ&沙都子&梨花「…。」ジッ

俺「な、なんで皆んなそんな裏側のカードを見つめて…まさか…」

圭一「そのまさかだ」

沙都子「そのトランプの折り目や切れ方とかでわたくし達には全てのカードが分かるのですわ」

俺「え?」

沙都子「会則第2条。勝つ為には凡ゆる努力をする事ですわ」

圭一「オレも最初はこれで嵌められたけど、今ならある程度のカードは分かる」

レナ「いくつかのカードは特徴だから直ぐに俺君も覚えられるよー」

俺「…なるほどな。公平とか言って油断させといて、密かに経験者有利のルールで挑んで来るとは」

魅音「あれ?怖くなっちゃった?」ニヤニヤ

俺「いや、何でも有りのルールって事だな!受けて立つ!」サッ

圭一「おおっ!男らしいぜ!頑張れよ!」

沙都子「頑張るのは男性方お2人ですけどね」

俺(うーん…1位取ったら誰に何を命令するか…)


同じ判定の為20%減少
コンマ下二桁
99実は特殊能力持ち俺、余裕で1位だった(梨花の好感度がMAXに)
61以上勘だけでゴリ押した結果何故かビリは免れ、いつも通り圭一がビリに(部活メンバーの好感度が2上昇。梨花のみ4に上昇。俺、勘が良くなるようになる。ルート分岐への選択肢追加)
31~60ビリにはなったが、カンニングをして一矢は報いた(冷静さはある俺、部活メンバーの好感度が1上昇。圭一、魅音のみ2上昇)
30以下普通に皆んなとは実力が違い過ぎてビリに(部活メンバーの好感度が1上昇。俺、???+1)


安価下

604: 2019/09/11(水) 19:28:53.55 ID:Tiacp8JDO
あ?

606: 2019/09/11(水) 19:32:26.94 ID:unp2bWgq0
コンマ55(ボナ。沙都子の好感度も2上昇)
教室
数分後

沙都子「そ、そんな馬鹿な…ですわ…」スッ

俺「悪いな。カードが無くなったから1位で上がりだ」パサッ

魅音「えー嘘~!?最後にどうしちゃった訳?」

俺「俺、眼は良いんだよな」

魅音「眼?」

俺「あそこのガラスから角度を変えて見れば、レナの手札が全て薄っすら見えてたんだ」

魅音「ええぇ!?」

沙都子「か、カンニングですわ!?」

俺「後はレナが圭一から俺のペアになるカードを引いてくれるかが問題だったが、運良くストレートでレナが引いてくれてたからな」

俺「ちなみにババは圭一の表情的に圭一が持ったままだったんだろう」ドヤアッ

圭一「なっ...!?凄いじゃねえか俺!」

梨花「覚醒したのですよ」

レナ「有言実行できたね。おめでとう」

魅音「まぁ新入部員としてはこれくらいはやってくれなくちゃ面白く無いしねぇ~」

俺「見直したか?」ドヤアッ

魅音「まぁ罰ゲームを受けるのは変わらないんだけど」ニヤニヤ

俺「あっ…」

俺(そうだった…何やらされるんだ…)



圭一の好感度が5に上がった
レナの好感度が2に上がった
魅音の好感度が4に上がった
沙都子の好感度が4に上がった
梨花の好感度が3に上がった

608: 2019/09/11(水) 19:33:14.82 ID:unp2bWgq0
雛見沢学校前

レナ「それじゃまたね皆んな」

圭一「おう。またな~」

魅音「気を付けてね~」

レナ「はぅ~!」タッタッタッ

俺「レナはあんなに急いで何処に向かったんだ?」顔中落書き

魅音「宝探しだよ」

俺「あぁ、昨日みたいにゴミの山で…部活が終わって未だそんな事する元気があるとは…」

圭一「しっかしあいつも毎日毎日飽きねえなぁ」

圭一「俺も今日はこのまま帰るのか?」

俺「え?」

圭一「だったらオレ達と一緒に帰ろうぜ?」

魅音「うん。何か分からない事とかあったら教えたげるよ」

俺(うーん…)


1圭一&魅音と一緒にそのまま帰る
2俺もレナを手伝いにゴミの山に行ってみる
3あえて探検も兼ねて逆方向の神社側から帰る


多数決下3まで

610: 2019/09/11(水) 19:34:57.63 ID:oy5PYtY30
3

623: 2019/09/11(水) 21:59:35.64 ID:uXVNuj1hO
雛見沢分校前

俺「ごめん圭一、魅音。その申し出は有り難いけど俺今日はちょっと向こうの方探検してみるよ」

圭一「え?一人でか?」

魅音「今週の土日だったらあたしらが案内してあげるよ?」

俺「いや、いいよいいよ」

魅音「そんな遠慮する事ないのに」

圭一「そうだぜ。もう俺はオレ達の仲間なんだしな」

俺「ありがとう。でも俺、見ての通りちょっと気になったら直ぐに行動に出ちゃうタイプだしさ…」

圭一「あー…確かに今朝も…」

魅音「今朝?何それ圭ちゃん?」

圭一「…あ、いや何でも無い」フルフル 

俺「また何か分からない事あったら改めて聞くよ」スタスタ

圭一「おう。じゃあまた明日な~」フリフリ

魅音「遅刻しちゃやだよ~」フリフリ

圭一「流石に登校2日目でそんな事しないだろ」

魅音「でも圭ちゃんはしたよね~」ククッ  

圭一「うぐっ…!?」



古手神社前

俺(圭一と魅音、部活の時でも思ったが仲良しだよなぁ)スタスタ

俺(実は既に裏で付き合ってるとか…)

俺「いや、流石に無いか」フルフル

俺「ここは村の唯一の神社か…よし」

階段「」ストッストッ 

俺「ちょっと境内を見に行ってみよう」


コンマ下二桁
41以上沙都子と梨花に出会った
40以下診療所で働いてると言う鷹野と出会った(俺、雛見沢症候群について聞いてしまい鬼隠しされる可能性大)


安価下

624: 2019/09/11(水) 22:00:00.17 ID:IsAbZFq4o
h

629: 2019/09/12(木) 00:10:22.13 ID:abS08neyO
コンマ17
古手神社

俺「あ…」

鷹野「あら、こんにちわ」

俺「どうも…」ペコリッ

俺(こんな綺麗な女の人も村には居たんだな…)

鷹野「初めて見る顔ね」

俺「え?あ…はい。昨日引っ越して来たばかりですので…」

鷹野「あらそうだったの。通りで分からなかった筈だわ」

俺「…分からなかった?」

鷹野「うふふ。怖がる事はないわ。こんな小さな村では殆どが顔馴染みだもの。誰が新しく引っ越して来たとかは直ぐに分かるわ」

俺「ああ、そう言う事だったんですか。すみません。変に疑って…」

鷹野「ふふ。良いのよ。私はこの村の診療所で働いている鷹野三四」

俺「この村の診療所で…あ、俺は俺です」

鷹野「俺君ね。宜しく。うふふ」ニコッ

俺(診療所で働いてるって事は、もしかして雛見沢症候群の事も何か…)

鷹野「でもふふっ。貴方も良い時期に引っ越して来たわね」

俺「はい?…」

鷹野「もう直ぐここで、年一回の綿流しのお祭りが開かれるのは知っているかしら?」

俺「あ、いえ…。そっか、もう直ここで祭りがあるんだ。良い時期に引っ越して来たかも」

鷹野「でもね。この村には祭りの日にはもっと面白い事もあるのよ」

俺「面白い事…ですか…?」

鷹野「ええ。毎年この村にはこの時期オヤシロ様の祟りが起きるのよ」

俺「…オヤシロ様の、祟り?」

俺(何だそれ?祟りなんてそんな事、爺ちゃんも皆んなも全然話してくれなかったぞ…?)


ーーそうして俺は、鷹野と言う人からオヤシロ様の祟りと連続怪氏事件について詳しく聞いた

鷹野「今年は誰が氏んで、誰が消えるのかしらね」クスクス

俺「…。」ゴクリッ

631: 2019/09/12(木) 00:24:08.07 ID:abS08neyO
古手神社

鷹野「俺君、だったかしら?貴方はどう?オヤシロ様の祟り…本当にあると信じる?」

俺「俺は…」

俺「……分かりません」

鷹野「あら。そうなの?」クスクス

俺「…。」

俺「…でも」

鷹野「うん?」

俺「もしかしたら…雛見沢症候群って言葉が、何か関係してるのかと…」

鷹野「…!?」ピクッ

俺「診療所で働いてらっしゃるなら、雛見沢症候群って単語…いや、病状…?は聞いた事とかはありませんか?」

鷹野「…。」

鷹野「…いいえ。初耳ね」

俺「嘘ですよね…?俺がこの単語を発した瞬間と今、一瞬間がありました…」

鷹野「…。」

鷹野「うふふ。よく見てるわね坊や…その病気の名前は何処から聞いたのかしら?」

俺「それは…風の噂ですけど…」

鷹野「ふーん…」

俺「でも雛見沢症候群と言う病気…。毎年起きるオヤシロ様の祟り…。雛見沢連続殺人事件…これらは何か繋がりがあると思いません?」

鷹野「…。」

鷹野「俺君。貴方、よく勘が良いとは言われない?」

俺「え?まぁ……」

鷹野「私、勘の良い子供って嫌いなのよねぇ」

俺「…どう言う事ですか?」

鷹野「うふふ。ならもう一つ、私からも良い事を教えてあげるわ」

俺「良い事…ですか?」

鷹野「こう言う祟りとかがある曰く付きの村で生き残りたかったらねえ…」

鷹野「あまり滅多な事を誰にでもベラベラと話す物じゃないわよ。坊や?」ニコッ

俺「……え?」ゾクゾクゾクッ


コンマ下二桁
86以上ちょうど梨花と沙都子が現れた(俺、???レベルかなり上昇)
85以下俺、一人で村を探検中に誤って沼に脚を踏み入れて氏亡


安価下

632: 2019/09/12(木) 00:24:52.47 ID:5sSBR3k/0
はい

637: 2019/09/12(木) 00:36:12.23 ID:abS08neyO
コンマ47
古手神社

バチイッ!!

俺「………え?」フラッ

俺「」ドサリッ

鷹野「うふふ。あまり勘が良過ぎると、この村ではこう言う目に遭っちゃうのよ。一つ勉強になったわね」

俺「」

鷹野「もっとも、貴方にはこれ以上勉強は必要無いでしょうけど」ニコニコ

俺「」



ーー俺は鷹野さんと話していた筈なのに…突然、誰かに真後ろからスタンガンか何かで撃たれた…
俺は…結局何も分からないまま気絶し、二度と雛見沢症候群について考える事は無かった…


そう、だって俺は…


翌日
鬼ヶ淵沼

沼の真ん中「」

俺「」プカアッ...



水氏体で上がったからだ…



鷹野と序盤で出会うと高確率で鬼隠しされてしまう因果が付きました

638: 2019/09/12(木) 00:38:42.47 ID:abS08neyO
俺、転校初日に闇に葬られるEND


1最初からやる
2この編をやり直す
3次の編へ進む
4別の作品やる(ガンダム種、まどか、バイオ4)


多数決下5まで

641: 2019/09/12(木) 00:39:27.65 ID:H0PHnVCQO
1

642: 2019/09/12(木) 00:40:15.50 ID:Amudmp4g0
神視点はやめようという教訓になったし最初のコンマ地点通過してるからやり直すなら悪くないな

645: 2019/09/12(木) 00:42:21.60 ID:abS08neyO
最初からやり直します(全リセット)
俺家

俺「んしょっ…と」ドスンッ

俺「ふぅ…。ようやく荷物整理も一段落ついたな」

階段「」ストッストッ

俺「爺ちゃん。俺、時間余ったしちょっと村の中散策してくるよ」

爺さん「構わんが暗くなる前に帰るんだぞ」

俺「分かってるって」スタスタ

扉「」ガラッ




雛見沢村

ひぐらし「」カナカナカナカナ

俺(俺はちょっと訳があって、祖父に引き取られる事になり)

俺(今日からこの静かな村…雛見沢村で住む事になった)

俺「しっかし、なんつーか…本当に何も無い所だな…」スタスタ

俺(俺は前までは都会に住んでいた事も有り、今は見渡せば常に視界には緑が拡がる光景に戸惑いを感じている…)

爺さん「こんばんわ」ペコリ

俺「あ…こんばんわ」ペコリ

俺(村に住む人口約2000人。ただ、ここに来るまで俺が見てきた村に住む人は全て老人…)

俺(都会に住んでた頃と違って、挨拶もする気の良さそうな人ばかりなのは流石だと思うが…)

俺(俺は明日からこの村にある分校に通う事になってるけど…まさか、分校に通う生徒が俺一人なんて事は無いよな?…)

俺(…と、若干不安を感じつつあるんだが)スタスタ

俺「ただこの村は見ての通り空気は美味いと感じる事はできるし、こう言う所に住むのも案外悪くないのかもな」

俺「お…?あれは…」


村を一人で散策していた俺の眼前には…
1まさかのゴミ山があった
21軒だけこの村に似つかわしく無い家があった
3神社の鳥居があった


多数決下3まで

646: 2019/09/12(木) 00:43:19.18 ID:GcrYRjG00
1

650: 2019/09/12(木) 00:45:01.37 ID:abS08neyO
ゴミ山

俺「あ、あれ?なんだここ!?うわっ!ゴミの山だ…」

カラス「」カア-ッカア-ッ

俺「なんかカラスがよく鳴いてるなぁと思ったら…」

俺「綺麗な村だって思ってたけど、どうしてこんな所にゴミの山なんかあるんだ?」

俺「不法投棄…?にしては数が多過ぎるような…」

俺(うーん…。爺ちゃんなら何か知ってるのかなぁ…帰って聞いてみるかな)

俺「…?」

人影「」スッ...

俺「ん?アレは…」


同じ判定なので20%低下
コンマ下二桁
11以上竜宮レナとの出会いだった(俺、レナ発症時はキーキャラになる因果に)
10以下こんな所に人かと思ったが、見間違いで誰も居なかった…(俺、???レベル上昇)


安価下

651: 2019/09/12(木) 00:45:30.07 ID:+86PWl850

658: 2019/09/12(木) 00:56:51.88 ID:abS08neyO
コンマ07
ゴミの山

人影「」フッ

俺「……ん?」

シ-ン...

俺(なんだ?今一瞬、こんな所で人影が見えたような気がしたが…)

ペタンッ

俺「…うん?足音?」クルッ

シ-ン...

俺「やっぱ誰も居ない…よな…?」ドクンッ

俺「…はは。もしかして、昔ここで殺された人間の幽霊とかだったり?」

俺「…。」ドクンッドクンッ

俺「いや…そんな訳ある筈無いよな…」ドクンッドクンッドクンッ

カナカナカナカナカナ...

俺「…はぁ。なんか怖くなって来た。やっぱ散策なんかするんじゃなかったな」

俺「明日から学校なんだし、今日はもう暗くなる前にさっさと帰ろう…」タッタッタッ
  

ペタン...


俺の???レベルが上がった

663: 2019/09/12(木) 03:29:07.26 ID:bWvdm0CVO
雛見沢分校

知恵「今日からこのクラスの一員となる俺君です。皆んな仲良くしてあげて下さいね」

俺「俺です。宜しくお願いします…」ペコリ

俺(うわぁ…結構緊張するなぁ…)

俺(というか分校なだけあって、低学年の子ばかりか。俺と同い年くらいは3人しか居ないんだな…)




俺(とりあえず席に着いたけど…授業って先生が各机に回るんだ…)

俺(と言う事は俺達は俺達で教え合うのか?)

圭一「よう。俺だったか?」

俺「え?あ、ああ…」

圭一「オレは前原圭一。同学年みたいだし、同じ男だし仲良くしような」

俺「ああ。宜しく」

レナ「私は竜宮レナ。レナも俺君や圭一君と同い年なんだ。仲良くしてね」ニコッ

魅音「私は3人より1つ上の園崎魅音。このクラスじゃ委員長をしてるんだ。まぁ何か分からない事があったら私に聞いてよ」

俺「ああ。ありがとう」

圭一「学業の方は寧ろ1学年下のオレに聞いてるくらいだけどな」ニヤニヤ

魅音「そ、それは別に良いじゃん!学校がこんな状態だから遅れとかあるんだしさ…///」

レナ「でも圭一君教えるの上手だからスピード上がったよね」ニコッ

俺「…。」

俺(皆んな明るそうだな…これからちゃんとやっていけるだろうか…)ドキッドキッドキッ

664: 2019/09/12(木) 05:17:29.71 ID:i/H1BDMx0
雛見沢分校
昼休み

俺(昼休み…弁当の時間か)

俺(皆んな仲の良い友達と食べるんだな…。さて、俺はどうするか…)

レナ「俺君も良かったら私達と一緒に食べよ?」ニコッ

俺「え?あ…でも、良いのか?…」

圭一「勿論だぜ!飯は皆んなで食った方が美味いしな!」

魅音「その代わり私らと一緒に食べたらおかずが減るよ?」ニヤニヤ

俺「へ?」




沙都子「俺さんの卵焼き…いただきですわ!」ヒョイッ

俺「え?あ…ちょっ…!」

沙都子「まぁ美味ですわ。これはお母様が?」

俺「いや、俺が作ったんだけど…」

レナ「ええ?俺君って料理できるんだぁ~!」

圭一「えっ!?ま、マジかよ!?」

魅音「圭ちゃんとはえらい違いだね~」

圭一「うぐっ!?」

梨花「僕も俺の手料理食べてみたいのです。おかずの交換をしたいのですよ~」

俺「あ、ああ。俺ので良かったら何でも…」

梨花「にぱ~☆」

レナ「えーいいないいな。レナも交換してほしいなぁ」

魅音「おじさんの煮物とも交換しよう」

沙都子「わたくしは交換なんて甘い真似はしませんわ。お昼ご飯は弱肉強食。ボーっとしていたら無くなるんですのよ」

俺(…初日から騒がしい。だけど、結構心地良い)

俺(皆んな良い奴なのかな…)


圭一、レナ、魅音、梨花、沙都子の好感度が1に上がった

665: 2019/09/12(木) 06:32:00.24 ID:i/H1BDMx0
放課後
雛見沢分校

俺「それじゃ皆んな。また…」

圭一「ああ、またな」

魅音「また明日ね~」

レナ「またね~」

梨花「また明日なのです」

沙都子「美味なお弁当、また明日も楽しみにしておりますわ。おーほっほっ」

扉「」ガラッ


雛見沢分校前

俺「はぁ…なんとか1日目が終わったか…。まぁ皆んな良い人そうだし、やっていけそうだな」

俺「…でもあの5人、残って何やるんだろ?」

俺「分からんな…」

俺「てか圭一可愛い子に囲まれてハーレムだったな…。羨ましい…と思う反面、よく恥ずかしくも無くあの輪に溶け込めるな…」

俺「…。」

俺「とりあえずまだ時間あるし、今日は逆方面も探索して帰ろ」スタスタ


古手神社前

古手神社「」

俺「なんだここ?古手…神社…?

俺「あれ?古手ってあの梨花ちゃんって子の苗字だよな?あの子、この神社の子だったのか…?」

階段「」

俺「ちょっと見ていこう」ストッストッストッ


コンマ下二桁
86以上寺には巫女服を着て角が生えた変な女の子があうあう言っていた
41~85誰とも出会わず
40以下鷹野と出会った(俺、???レベル更に上昇)


安価下

666: 2019/09/12(木) 06:33:59.07 ID:+86PWl850
返上

671: 2019/09/12(木) 07:43:59.97 ID:i/H1BDMx0
コンマ07
古手神社

俺「あ…」

鷹野「あら、こんにちわ」

俺「どうも…」ペコリッ

俺(こんな綺麗な女の人も村には居たんだな…)

鷹野「初めて見る顔ね」

俺「え?あ…はい。昨日引っ越して来たばかりですので…」

鷹野「あらそうだったの。通りで分からなかった筈だわ」

俺「…分からなかった?」

鷹野「うふふ。怖がる事はないわ。こんな小さな村では殆どが顔馴染みだもの。誰が新しく引っ越して来たとかは直ぐに分かるわ」

俺「ああ、そう言う事だったんですか。すみません。変に疑って…」

鷹野「ふふ。良いのよ。私はこの村の診療所で働いている鷹野三四」

俺「この村の診療所で…あ、俺は俺です」

鷹野「俺君ね。宜しく。うふふ」ニコッ

俺(この人綺麗だけど…なんかちょっと不気味な感じもするな…)

鷹野「でもふふっ。貴方も良い時期に引っ越して来たわね」

俺「はい?…」

鷹野「もう直ぐここで、年一回の綿流しのお祭りが開かれるのは知っているかしら?」

俺「あ、いえ…。そっか、もう直ここで祭りがあるんだ。良い時期に引っ越して来たかも」

鷹野「でもね。この村には祭りの日にはもっと面白い事もあるのよ」

俺「はい?面白い事…ですか…?」

鷹野「ええ。毎年この村にはこの時期オヤシロ様の祟りが起きるのよ」

俺「…オヤシロ様の、祟り?」

俺(何だそれ?祟りなんてそんな事、爺ちゃんも皆んなも全然話してくれなかったぞ…?)


ーーそうして俺は、鷹野と言う人からオヤシロ様の祟りと連続怪氏事件について詳しく聞いた


鷹野「今年は誰が氏んで、誰が消えるのかしらね」クスクス

俺「…。」ゴクリッ


俺の???レベルが更に上がった
鷹野の好感度が3に上がった

680: 2019/09/12(木) 16:29:34.81 ID:i/H1BDMx0
古手神社

俺「…鷹野さんはどうしてここに居たのですか?」

鷹野「同じカメラ仲間を待っていたのよ」スッ 

カメラ「」

鷹野「でもなかなか来ないから、こっちから向かう事にするわね」スタスタ

俺「はぁ…」

鷹野「オヤシロ様の祟りについて、もっと知りたくなったら診療所へ来てね。私が調べている事ならいつでも聞かせてあげるわ」

俺「あ…はい…」

鷹野「うふふ。じゃあまた今度ね」スタスタ

俺「…。」

俺「オヤシロ様の祟り……」

俺(…誰も教えてくれないなら、ちょっと自分で調べてみるか)


ペタン...


俺「はっ!?」バッ


シ-ン...

俺(また足音が聞こえたような気がしたが…何も居ない。気の所為か…)


690: 2019/09/12(木) 22:00:43.29 ID:vHpjTWoxO
翌日
雛見沢分校

廊下「」カランカラン

魅音「起立。礼~」

俺「…。」ペコリッ

俺(…昨日、家に帰って鷹野さんが言ってたオヤシロ様の祟りについて爺ちゃんに聞いてみたがそんな物迷信だと言って頑なに口を開かなかった)

俺(仕方無く家にある過去の物から調べようとしたが、怒られた…)

俺(…オヤシロ様の祟りはそんなに触れてはいけない禁忌なんだろうか?逆にそこまで隠されると気になってしまうんだが)

俺(かと言って、未だクラスの皆んなにそんな事簡単に聞けるような仲でも無いしな…)

俺(俺も圭一みたいに、レナや委員長と登校できるくらい仲良くなれば気軽に聞けるんだが…)

俺(やはり自分で密かに調べるしか無いみたいだな)

「ーーくん。俺君」

俺「え?あ…レナ?」

レナ「どうしたのかな?かな?何か考え込んでたように見えたけど…」

俺「あ…何でも無い。ちょっとぼうっとしてただけだ…。つか、何?」

圭一「大した用事でも無いんだけどこの後、時間あるか?って思ってな」

俺「え?」

魅音「大した事無いと油断してたら、痛い目見るけどね」ニヤニヤ

俺「…。」

俺「ごめん。ちょっと今日はこの後、ちょっと用事があるんだ」

レナ「はぅ~…残念…」

圭一「じゃあ明日は?」

俺「うーん…まぁ明日だったら大丈夫かも…?」

魅音「じゃあ明日、必ず空けといてね」

俺「ん?ああ」

魅音「…必ず、約束守ってよ?」ギロッ

レナ「楽しみにしてるからね?」ギロッ

圭一「明日、絶対だぞ?」

俺「…!?」ビクッ

俺(な、なんだこいつら…!?急に…)ドクンッ

俺「わ、分かった!そ…それじゃっ!」タッタッタッ 

扉「」ガラッ

俺(なんなんだあいつら…なんか一瞬…)ドクンッドクンッ

俺(いや…き、気の所為だよな…)タッタッタッ

697: 2019/09/12(木) 23:46:34.79 ID:rqQYFkXDO
ゴミの山

カラス「」カア-カア-カア-カア-

俺「…。」

俺(家では調べられないけど、このゴミの山ならこの村について書かれた昔の雑誌とか何かも捨てられてるだろ)

俺「…ここは幽霊の足音が聞こえるから、あまり足を運びたく無かったんだが仕方無い」ストッ

ゴミ「」ツルッ

俺「うっ…」ドキッ

俺「ふう…。足場が悪いから、気を付けないとな…」ザッ



数十分後

古い週刊誌「」

俺「…。」ペラッ  
 
俺「あっ…!」

タイトル「雛見沢ダム作業員 リンチ氏」

俺「えっと…犯人たちは被害者を、鉈やツルハシでメッタ打ちにして惨頃し…さらに斧で遺体を頭部、両腕、両足、胴体の6つに分割…」

俺「…。」ブルッ

俺「た、鷹野さんの言う通りだ…。本当に、あったんだ…」ドクンッ
  
「犯人の内1人は、未だ逃走中ーー」

俺「!?」ドクンッドクンッ

俺「う、嘘だろ…じゃあ未だこの村にいるかもしれないのか!?」

俺「はぁ…はぁ…」

週刊誌「」ペラッ

俺「オヤシロ様の祟り…雛見沢連続怪氏事件…。なら、二つの繋がりは…」

俺背後「」ペタンッ…

俺「ッ!?」ドキイッ

俺「あっ…」クルッ


コンマ下二桁
71以上いつもの幽霊の足音だった(翌日部活に参加)
36~70レナがやって来ていた
35以下鉈を持ったレナと圭一がやって来た(俺???レベルかなり上昇)

安価下

698: 2019/09/12(木) 23:47:04.46 ID:HF3YYGMao

701: 2019/09/13(金) 00:11:01.48 ID:5z1o8JIQO
コンマ46
ゴミの山

レナ「う~ん…」スタスタ


ゴミの影

俺(あ、あれは…レナか?…何で、こんな所に…)ジッ



レナ「…。」キョロキョロ


俺(こんな場所で、何かを探してるのか…?)

俺(あ…!確か昨日…)


鷹野『しかも一年目の犠牲者の建設現場の監督は未だ腕が1本見つかって居ないのよ』

鷹野『いったい犯人は何処に隠したのかしら?』クスクス



俺「まさか…こ、ここに隠した…のか?…」

俺「確かに隠すにはうって付けの場所だが…」ゴクリッ

俺「……。」ドクンッドクンッドクンッ 


レナ「うーん…」キョロキョロ


俺(や、ヤバイ…!ここに居る事がバレたら、俺まで…)ゾクゾクゾクッ

俺(レナに見つかって無い今の内に逃げださないと…)スッ

俺足場「」ツルッ

俺「ッ…!?」ドサッ

レナ「うん?」クルッ

俺「あ…」

レナ「あ、俺君。み~つけた」ニコニコ

俺(ぁ…ああ…。こ、ここに居た事を…見つかって、しまった…)ドクンッドクンツ

704: 2019/09/13(金) 00:37:59.10 ID:5z1o8JIQO
ゴミの山

カナカナカナカナ...

レナ「俺君。用事があるって言ってたけど、どうしてここに居たのかな?かなあ?」ニコニコ

俺「え、えっと…」

レナ「あ、もしかして宝探しがしたかったのかな?」

俺「宝探し…?」

レナ「そうだよ。ここにはお宝がいっぱい埋まってるんだよ」

俺「あ…」

俺(バラバラにされた建設現場の監督の…未だ見つかっていない腕…)ゴクリッ

レナ「あはははは。宝探しするならレナも誘ってくれたら良かったのに」

俺「ッ…」

レナ「レナも俺君と宝探ししたかったなぁ~」ニコニコ

俺「う…」ガチガチ...

俺(だ、駄目だ…に、逃げられ無い…)ブルブル

レナ「ん?」ジッ

俺「あ…」

古い週刊誌「雛見沢ダム作業員 リンチ氏」

レナ「…。」

俺(み、見られ…た…)ガクガク…

レナ「…ふーん」

俺「あ…あ…ぅ…」ブルブル

レナ「…。」

俺「ッ…!」


1この村で聞こえる幽霊の足音はなんなんだ!?
2連続怪氏事件の犯人は誰だ!?
3た…頼む…。殺さないでくれ……
4用事は引っ越して来たばかりだったから、村を探索したかっただけなんだ(誤魔化して逃げる


多数決下5まで

705: 2019/09/13(金) 00:39:00.32 ID:JTXsC2I90
3

710: 2019/09/13(金) 00:59:46.85 ID:5z1o8JIQO
ゴミの山

カナカナカナカナ...

レナ「…。」

俺「う…ぁ…あぁ…」ガチガチガチ...

古い週刊誌「雛見沢連続怪氏事件」
  
俺(も…もう駄目だ…。俺は…こ、ここで口封じに…)ドクンッドクンッドクンッ

俺「う…うぅっ…」ボロッ

レナ「あっ…」

俺「た…頼む…。こ…殺さないでくれ…」ポロポロ

レナ「…。」

俺「うっ…うぐっ…お願いだ…。氏にたく…無い…」ポロポロ

レナ「…。」ニコッ

俺「あ…」ポロポロ

俺(終わっ…たーー)

ギュウッ

俺「……え?…あ…」ポロポロ

レナ「大丈夫だよ。誰も俺君を頃したりしない」ギュウッ

俺「スンッ…うぐっ…」

レナ「怖がらないで。私を信じて…」ギュウッ

俺「うっ…ぐっ…」ポロポロ


俺(???レベル3)
コンマ下二桁
61以上レナだけは味方だと思った(レナ好感度5に上昇)
21~60レナが持って来ていた鉈を見た俺は驚き、レナを突き飛ばして逃走した(俺???レベルかなり上昇)
20以下レナが持って来ていた鉈を見た俺は激昂し…(俺???レベル最大に上昇。俺、レナ惨劇のかけら入手。梨花、俺を敵視)


安価下2

712: 2019/09/13(金) 01:00:42.98 ID:Db/08ItQ0
生けるかな
ちゃんとビビれば分かってくれるかも
俺君が分かってくれなさそうだが

722: 2019/09/13(金) 04:31:09.80 ID:w2COuOG20
コンマ98
ゴミの山

レナ「私は俺君の味方。大丈夫だから…」ギュウッ

俺「スンッ……うん…」ポロポロ 

レナ「ふふっ」ニコッ

俺(俺は、連続怪氏事件にレナは何も関わっていないと信じる事にした…)





レナ「怖がらせてごめんね…。皆んな、その事件について隠すつもりなんて無かったんだ…」

俺「…。」

レナ「でも、そんな事件があったって知ったら俺君がこの村を嫌いになってしまっちゃうんじゃないかって考えて…」

俺「フッ…そっか。そうだったんだ…」

レナ「本当にごめんね…」

俺「いや、俺の方こそごめん…。何か早とちりして…殺されるなんか考えて…」

レナ「私も、その気持ちは分かるから…」

俺「…え?」

レナ「…ううん。何でも無い」フルフル

俺「??」

レナ「でもオヤシロ様は決して俺君を頃したりしないよ?」

俺「オヤシロ様って…」

レナ「この村の守り神。皆んなを守ってくれてるの」ニコッ

俺「実在した…のか…?」

レナ「うん。居るよ」ニコッ

俺「……。」

俺「もし、俺がオヤシロ様に殺されそうになった時は、レナは…」ブルッ

レナ「大丈夫。私は俺君の味方だから…。その時は一緒に殺さないで下さいって謝ってあげるから」

俺「…うん」コクッ

俺(オヤシロ様については半信半疑だが、レナの事は信じよう…)


レナの好感度が5に上がった

723: 2019/09/13(金) 04:45:12.84 ID:w2COuOG20
翌日
俺家

レナ「俺君。準備できたかな?かなぁ?」

俺「今できた。ごめん待たせて…」

レナ「気にしないで。ほら、圭一君が待ってるし行こっ」ニコッ

俺「分かった」コクッ



ーーレナはかなり気が利く奴で、俺が未だクラスに溶け込まず…寧ろ逆に怯えていた事に気を遣い、率先して引っ張ってくれた

朝は家まで迎えに来てくれて…


圭一「よう。おはようレナ。ん?俺も一緒か」

レナ「俺君も今日からレナ達と一緒に登校するんだよね?するんだよね?」

俺「あ、ああ。宜しく…」

圭一「おう。こっちこそ宜しくな。行こうぜ」



魅音「俺~?今日の放課後、約束した通りちゃんと開いてるよね~?」ニヤ~

俺「あ、ああ…大丈夫…」

レナ「魅ぃちゃん。俺君驚いてるよ」

魅音「ありゃ?なっはっはっ、こりゃ失敬。驚かすつもりは無かったんだけどさぁ」

圭一「魅音は何も真面目にできないからなぁ。勉強とか」ニヤニヤ

魅音「ちょっ!?圭ちゃんそれどう言う事よ~!?///」タッタッタッ

圭一「やーいやーい!」タッタッタッ

俺「フッ…」

レナ「ね?2人とも面白いでしょ?」スタスタ

俺「ああ…」スタスタ


圭一や魅音とも、怯えずに一緒に登校できるように取り計らってくれて…

724: 2019/09/13(金) 05:28:08.13 ID:w2COuOG20
放課後
雛見沢分校

俺「れ、レナ…。レナは俺の味方、なんだよな…?」

レナ「ごめんね俺君…。こればっかりは譲れないんだ…」ニコッ

俺「はっ!?」スッ

トランプ「」パサッ

レナ「あーがり!」 

沙都子「これでビリは俺さんに決定ですわ~!」

俺「」

梨花「俺、かぁいそかぁいそなのです~」ナデナデ

魅音「じゃあお待ちかねの罰ゲームはーー」



ーーレナのお陰で、俺は放課後に部活で楽しく遊べるようになり… 


帰り道

魅音「いやぁ、似合ってるねぇ」ニヤニヤ

圭一「…今日は心底ビリにならなくて助かったと思うぜ」

俺エンジェルモート衣装「」

レナ「はぅ~!!俺君かぁいいよ~!おっもち帰りぃ~!」ドドドドド

俺「ぐぬぬ…何故いつも勝てない…」

沙都子「おーホッホッホッ!新入部員がわたくし達に勝とうと思うなんて、3億5千光年早くってよ」チッチッ

梨花「沙都子ったら光年は距離の事なのですよ~」ニコニコ

俺「明日こそ!明日こそは!」


すっかり恐怖からは覚め、この村に居る事が楽しくなって来て…

725: 2019/09/13(金) 05:30:17.77 ID:w2COuOG20
帰り道

レナ「俺君。明日暇かな?かなぁ?」

俺「え?なんで?」

レナ「時間があるなら、レナが興宮の方を案内してあげようかなあって」ニコニコ

俺「興宮?」

レナ「俺君。レナと一緒で2人暮らしだから色々大変だと思うし、色々知ってたら便利でしょ?」

俺「え…あ、じゃあレナが良いなら…」

レナ「じゃあ約束だよ?だよ?」スッ

俺「ゆ、指切りか…///」スッ

ギュッ

レナ「嘘ついたら針飲んでね」ニコニコ

俺「つ、付かないよ…。レナには、絶対…」

レナ「え…?///嬉しいな。嬉しいな///」グッ

俺「そ、そろそろ指離そうか…///」



何処までも優しいレナの事を、1人の女の子として意識しだした頃だった

 
図書館

ポスター「今年もやるよ!!雛見沢綿流し祭り!6月19日」

俺(明日は例の綿流しのお祭りか。皆んなと楽しく回れたら良いな)

鷹野「あら俺君。こんな場所で奇遇ね。うふふ」スタスタ

俺「鷹野さん…」


ーー俺の悪夢は未だ、続いていた…

727: 2019/09/13(金) 06:01:21.73 ID:w2COuOG20
図書館

鷹野「俺君もこんな所に来るようになったのねぇ」クスクス

俺「あ、いえ…。レナが近くのスーパーで女の子の必需品を買いたいから、ここで待っててくれって…」

鷹野「あら、デートだったの。しかもあのレナちゃんと…。俺君はああ言う子が好みだったのかしら?」

俺「あ、いや…別に…その、デートとかそんなんじゃ…///」

鷹野「うふふ。ちゃんと青春してるのを見ると羨ましくなるわ」

俺「いやぁ…ははは…///」

鷹野「ところで雛見沢の連続怪氏事件については調べたかしら?」

俺「あ…はい…。最初は正直、鷹野さんの話半信半疑でしたけど、自分なりに事件について追ってみたら本当にあったんだと…」

俺「でもやっぱり色んな事故が偶然重なっただけみたいですし、ダム戦争だって終わったし…もうあんまりあれこれ考えても仕方が無いかなって結論を出してーー」

鷹野「今年も起こるわよ。オヤシロ様の祟り」クスクス...

俺「………え?」


図書館


鷹野「綿流しの晩に、村の仇敵が殺されると言う連続怪氏事件…通称オヤシロ様の祟り」

鷹野「この4年間で雛見沢の利に反する者達が毎年消されて行った」

俺「…。」

鷹野「そして今年の綿流しの祭りの日も間近に迫っている…」

鷹野「今年の5年目の祟りはきっと素敵な事が起きるでしょうね」クスクス

俺「…ダム戦争は終わったんですよね?未だ祟りに合う人がいるんですか?」

鷹野「あら?祟りに合うべき人がいるかどうか問題では無いのよ?」

俺「え?」

鷹野「この連続怪氏事件は祟りを起こす事自体が原因なんだから」

俺「祟りを起こす事自体が原因…?それって…」





図書館前

俺「……。」ジッ

本「」

レナ「俺君。お待たせ~」タッタッタッ

俺「あ、レナ…」スッ

俺バッグ内「」ポイッ

レナ「うん?序でに図書館から何か借りたのかな?かな?」

俺「あ、ああまぁ…。そんな所だ…」

レナ「俺君が借りた本。何かな?何かな?」

俺「…つまらないオカルト本だよ。レナに見せても仕方ないさ」

レナ「はぅ~…そうなんだ…」

俺(…そうだ。全て偶然なんだ。5年目の祟りは絶対に起きない)

俺バッグ内「鷹野三四のスクラップ帳」

740: 2019/09/13(金) 12:59:42.26 ID:w2COuOG20
雛見沢
神社

俺(今日は年一回の雛見沢の綿流し祭りがある)

俺(綿流しとは魅音曰く、痛んで使えなくなった布団や広袖とかに感謝しながら沢に流す行事らしい)

俺(そして梨花ちゃんが実行委員で、巫女役を務める) スタスタ

レナ「はぅ~!今年も賑わってるね~」キョロキョロ

魅音「圭ちゃんと俺は綿流しのお祭りは初めてだったよね。今日こそ普段の我が部の実力を出す時だよ」

圭一「沙都子と梨花ちゃんは何処だ?」

沙都子「皆様方お待ち致しましてよ」スタスタ

梨花「こんにちはです」

俺「梨花ちゃん。流石に巫女姿似合ってるな」

梨花「ありがとうなのですよ俺」ニコッ

レナ「巫女装束梨花ちゃんかぁいいよぅ!お持ち帰りぃ~!」ドドドドドッ

梨花「みぃ~!?」ガシッ

魅音「こらー!この祭りの主役を連れ去るなー!」

俺「今日か…」


鷹野『今年も起こるわよ。オヤシロ様の祟り』



俺「…。」グッ

圭一「ん?どうした?」

俺「あ、いや。何でも無い」フルフル

圭一「??」

魅音「んじゃ早速行くよー!」

全員「「おーっ!」」

俺(ダム戦争はとうに終わったんだ。起こる物かよ…)



綿飴屋「」

全員「「量多過ぎ…」」ハグハグッ

たこ焼き屋「」

全員「「あちっあちちっ!」」フ-フ-

かき氷屋

全員「「今度は冷えるーっ!!」」キ-ンッ

俺(こんなに楽しいんだ。犯人なんて、もう何処にも…)

741: 2019/09/13(金) 13:15:22.78 ID:w2COuOG20
古手神社

圭一「ふぃー食べた食べたぁ」腹パンパン

俺「そうだな…流石にもうこれ以上は…」ゲップ

魅音「そろそろ陽も落ちて来たし、もう直ぐだね。梨花ちゃんの奉納演舞」

魅音「凄い人の量で溢れるから早目に行って席確保しといた方が良いかも」

俺「そんなに皆んな見に来るのか」

沙都子「当然でございますわ。この村ではほぼ全員が今日の梨花の演舞を楽しみにしていましてよ」

梨花「みぃ。ちょっと緊張しますのですよ…///」

俺(梨花ちゃんはそんなに村の皆んなから好かれてるんだな。いや、オヤシロ様の生まれ変わりとして村中から拝められてるに近いのかな…?)

俺(オヤシロ様か…)

レナ「はぅ~!あれかぁいいなぁ!///」

俺「ん?」

射的屋「大きな熊の人形「」 」

俺「射的か」

魅音「んー…ありゃあ無理だね」

沙都子「どうしてですの?」

魅音「大きさや置かれてる位置的に店の看板みたいなもんだよ。かなりの実力が無いと取れないよ」

圭一「へえ。面白そうだな」

梨花「僕がやってみるのですよ~」カチャッ

銃「」パ-ンッ  

大きな熊のぬいぐるみ「」ポコッ

梨花「みぃ?」

沙都子「あら、当たったのに、ビクともしませんわね」

魅音「だから無理なんだって」

レナ「えぇ~レナあのかぁいいの欲しい~!」

俺(レナが欲しがってる…。よし、ここで俺がレナの前でカッコ良い所見せれば…)グッ

俺「おじさん1回」

レナ「あ、俺君やるんだ」

俺「ああ。あれくらいなら…」カチャッ


コンマ下二桁
71以上射的には自信のあった俺、見事ゲットしてレナに熊のぬいぐるみをプレゼントしてやった(魅音、圭一、沙都子、梨花の好感度が3に上昇。レナの好感度が7に上昇。俺、専用武器追加)
70以下流石に取れなかった…が圭一が見事獲得してレナに渡していた(レナの好感度が4に減少)


安価下

742: 2019/09/13(金) 13:15:54.06 ID:gAphCaXYO
やぁ!

747: 2019/09/13(金) 13:31:57.83 ID:w2COuOG20
コンマ06
古手神社

大きな熊のぬいぐるみ「」ヒュ-ンッ

レナ「はぅ~残念…」

俺「」チ-ン

魅音「あははははは!と言うか当たっても無かったね!いやあ、すっごい!笑いの才能あるよ!」ゲラゲラ

沙都子「俺さん面白過ぎですわ~!」ゲラゲラ

俺「」

梨花「俺、かぁいそかぁいそなのですよ~」ナデナデ

圭一「よし、ならオレに任せろ!」

俺「…いや、やめた方が良いぞ。これ相当難しいわ」

圭一「へへっ。難しければ難しい程面白いってもんだ」カチャッ




圭一「ほらよ」スッ

大きな熊のぬいぐるみ「」

レナ「はぅ~ありがとう圭一君!///」

俺「…。」

魅音「へぇ、まさか圭ちゃんに射的の才能があったなんてね」

沙都子「人は見かけによらないとは、まさしくこの事ですわね」

梨花「凄いのですよ圭一~パチパチパチ~」

俺(圭一は皆んなから人気があって羨ましいな…)

圭一「ははは、まぁまぐれに近いけど無事に取れて良かったぜ」

レナ「一生大事ににするね圭一君///」スリスリ

俺(れ、レナが…女の顔してる…)ガ-ン...

圭一「ま、まぁ一生じゃなくても良いとは思うが…ははは、なんかそんなに照れるな…///」

俺「…。」



レナの好感度が4に下がった

749: 2019/09/13(金) 13:39:15.03 ID:w2COuOG20
雛見沢
神社

太鼓「」ドンッ

梨花「…。」シャッシャッ

綿「」ザッ

俺「へえ。いつもの梨花ちゃんとは全然違うんだな」

沙都子「おーほっほっ。梨花は本気になればなんでも熟せますのよ!」

俺(つまりいつもの梨花ちゃんは猫被りで、本来の梨花ちゃんじゃないと…梨花ちゃんらしいな)

俺(と言うか猫被りじゃなく、狸の梨花ちゃんの方が正しいかも)

富竹「…。」カシャッカシャッ

俺(…それにしても最前列のガタイの良い男の人、写真バシャバシャ撮り過ぎだろ)

俺(フラッシュさせ過ぎで流石に迷惑だぞ…)

魅音「おーいたいた」スタスタ

圭一「おいおい2人とも何処行ってたんだ?」スタスタ

俺「いや、もう梨花ちゃんの演舞が始まりそうだったからさ」

沙都子「先に場所の確保をしておいたのですわ」

レナ「そうなんだぁ。ありがとう俺君」

俺「あぁ、別に…」フイッ

レナ「??」

俺(…本当は圭一とレナがイチャイチャしてるのをあれ以上見ていたく無かったから、その場から逃げただけなんだが)

レナ「はぅ~。それにしても梨花ちゃんの巫女姿かぁいいよぅ。お持ち帰りしたい~!」クネクネ

魅音「いやいや、今梨花ちゃんをお持ち帰りしたら主役が居なくなるよ…」

俺「…。」チラッ

レナの脇「大きな熊のぬいぐるみ」

俺(いやいや…。気にしない気にしない…)フルフル




数十分後

魅音「お疲れ様梨花ちゃん」

レナ「かぁいかったよぅ~」

沙都子「よく頑張りましたわ」

梨花「みー!ありがとなのですよ」

梨花「俺、圭一。僕の姿はどうでしたか?」

圭一「最高だったぜ梨花ちゃん!」

俺「ああ、神秘的だった。また来年も見れたら良いな…」

梨花「それは良かったのです。来年もまた頑張るのですよ」ニパ-

750: 2019/09/13(金) 14:04:35.84 ID:w2COuOG20
雛見沢


職員「はいどうぞ」スッ

綿「」

俺「どうも…」

魅音「圭ちゃんと俺は初めてだったよね。これをこう言う風に川に流して感謝するの」パンッ

綿「」ユラ-ッ

圭一「なるほどなぁ」スッ

綿「」ユラ-ッ

圭一「こうか?ありがとうございますって」パンッ

魅音「そうそう。別に口に出す必要は無いけど」

魅音「さっ、俺もやってみなよ」

俺「ああ」スタスタ

俺(綿流し…か…)スッ

俺が流した綿「」ユラ-ッ

俺「…。」ジッ

俺(最近は幽霊の足音…いや、恐らくオヤシロ様の足音だろうな…)

俺(あの不気味な足音が聞こえてくる事も無くなった…)

俺(でも未だ、連続怪氏事件は未解決のままだったり…最初に一瞬見えた魅音やレナの豹変も分からないまま…)

俺「…。」

俺(村に馴染んで来たように思って来ていても、結局は俺が真実から目を伏せている状態に過ぎない…)

俺(俺は…)

レナ「俺君?」ヒョコッ

俺「お、おわあ!?レナ!?///」ドキッ!

俺(か、顔が近いっ…///)ドキッドキッドキッ

レナ「綿流しちゃんと終わった?」

俺「あ、ああ…」

レナ「じゃあ皆んな待ってるし行こっ」スッ 

レナ手「」

俺「そ、そうだな…」ギュッ

俺(…いや、目を伏せたままで良いんだ。これ以上この村の悪い事は探るべきではない)

俺(俺にはレナと言う最大の味方が付いてるんだし、それで良いじゃないか…)スタスタ

751: 2019/09/13(金) 14:05:48.29 ID:w2COuOG20
雛見沢


魅音「皆んな綿流しちゃんと終わったぁ?」

圭一「おう!」

梨花「はいです」

沙都子「ええ。問題ありませんわ」

レナ「うん!」スタスタ

俺「ああ」

魅音「じゃあこの後は…」

俺「…。」ピクッ

俺(うっ…なんか昼間食べて飲んでし過ぎたのか、ションベンしたくなって来たな…) ブルッ

レナ「俺君?」

俺「あ…えと…」

俺(レナ…は流石に異性だし誘うのはおかしいな…)

圭一「うん?」

俺「…。」


1いや、一人で行こう…
2一人は迷いそうなので圭一を連れションに連れて行く


多数決下5まで

753: 2019/09/13(金) 14:06:45.31 ID:oDAlt8Kj0
1

761: 2019/09/13(金) 18:13:46.93 ID:w2COuOG20
雛見沢
川の側

俺「ごめん皆んな。俺ちょっとトイレ行ってくるよ」

魅音「ほー大便?小便?」

俺「小の方だから直ぐに戻って来るよ」

沙都子「と言うか魅音さんはしたないですわ…」

梨花「お手洗いは入り口の近くにあるのですよ~」

俺「分かった」

圭一「と言うか一人で大丈夫か?」

レナ「迷わない?レナも一緒に行こうか?」

俺「いいよ。一人で大丈夫だから…レナは皆んなと一緒に居てくれて」

レナ「うん…」

俺「それじゃあちょっと行ってくる」タッタッタッ



数分後
川の側

俺「…。」スタスタ

俺「……って言ってたのに逸れた」キョロキョロ

俺「さっきまで皆んなこの辺りに居た筈だが…」

俺「ちょっと移動したのかな?ここ綿流しする人が多くて邪魔になりそうだし…」キョロキョロ

俺「…ん?あ、鷹野さん。こんばんわ」スタスタ

鷹野「あら俺君じゃない。こんばんわ。よく会うわね」

俺「ええ。鷹野さんも来ていたんですね」

鷹野「そりゃあ今日は特別な日だもの。来るに決まっているわ」クスクス

俺「あっ、そうですね。確かに、年一回のお祭りだしこんな楽しい行事は参加するに決まってますね」

鷹野「ふふっ。違うわよ俺君…」

俺「…え?」

鷹野「特別な日…と言うのは、今夜オヤシロ様の祟りが起きる日だと言ったの」クスクス

俺「っ…!」

765: 2019/09/13(金) 19:29:22.15 ID:w2COuOG20
川の側

鷹野「俺君は一人で来たの?」

俺「あ、いえ…レナや皆んなと来てたんですが、逸れてしまって…この辺りに居た筈なんですが見てませんか?」

鷹野「そう。残念だけど見てないわね」

俺「そうですか…。鷹野さんの方は一人ですか?」

鷹野「いいえ。待ち合わせしてるのよ。ここで」スッ

俺「待ち合わせ…?あ…」

カメラ「」

俺「カメラ…?そう言えばさっきも…」

鷹野「ジロウさん。遅かったわね」クスッ

富竹「いやぁ。ごめんごめん。思ったよりお手洗いが混んでいてさぁ」スタスタ

俺(…あ、さっきの最前列でカメラのフラッシュバシャバシャさせてた迷惑な人)

富竹「ん?この子は?君の知り合いかい?」

鷹野「ええ。最近この村に越して来た俺君よ」クスッ

俺「あ…どうも」ペコリッ 

富竹「そうか。通りで初めて見かけた子な訳だ。僕は富竹。フリーのカメラマンをやってるんだ。宜しく」

俺「鷹野さんとは…」

鷹野「うふふ。まぁ俺君とレナちゃんみたいな関係かしら?」

富竹「ん…?それって…いやあ、照れるな…なっはっはっ///」

俺「…。」

俺(…つまり只の片想いか)

富竹「しかし珍しいね。君が僕よりも先に、引っ越して来たばかりの子と仲良くなるなんて」

俺「そうなんですか…?」

富竹「ああ、そう言う子とは大抵僕が先に知り合っている場合が多いんだよ」

鷹野「うふふ。まぁ俺君とは戦友みたいなものだからね」クスクス

俺「ははは…」

俺(…俺は別に戦友とは思って無いんだけど)

富竹「ほお、戦友か。なかなか格好良いじゃないか。なら僕はちょっと席を外しといた方が良いかな」スタスタ

766: 2019/09/13(金) 19:35:33.28 ID:w2COuOG20
川の側

鷹野「俺君。昨日私が渡したスクラップ帳には目を通してくれた?」

俺「あ、いえ…。すみません…。忙しくて未だ…」

鷹野「あらそうなの」クスクス

俺「また時間がある時にでも…」

鷹野「ええ。早目に目を通していてね」

俺「え?それはどうしtーー」


圭一「ん?おーい俺!こっちだ!」フリフリ

俺「あ、圭一…」クルッ



鷹野「あら、お友達が見つかって良かったわね」

俺「あ、はい…。じゃあ俺、行きますんで…」

鷹野「ちなみにくれぐれもあのスクラップ帳の事は、私と俺君だけの内緒よ?」

俺「……え?」

鷹野「だってそうでしょう?」

鷹野「私がオヤシロ様の祟りの真相を暴こうとしている事が連中にバレてしまったら、私…狂信者達に殺されちゃうかもしれないでしょ?」クスクス

俺「…!?」ドキッ

鷹野「それじゃあまたね。俺君」クスクス

俺「はい…。また…」スタスタ

俺「…。」ドキッドキッドキッ


圭一「なぁ、あの女の人。知り合いか?」

俺「あ、いや…まぁ…」

圭一「??」

俺(そんな殺されるとか…幾ら何でも大袈裟過ぎるに決まってるよ…)

俺(…オヤシロ様の祟りは、今年は絶対に起こらない)グッ




俺(結局、俺はその日無事に皆んなと合流し解散した)

俺(そして、次の朝を迎える事ができた…)

俺(つまり、オヤシロ様の祟りには俺は遭わなかったのである…)


ーーだが、その裏で本当に今年も祟りが起きていた事を後になって知る事になった…

771: 2019/09/14(土) 00:22:58.91 ID:Kaww5sxNO
翌日
雛見沢分校
放課後

俺「スリーカードだ!」パッ

魅音「惜しかったねえ。おじさんはフラッシュだよ」パッ

俺「」チ-ン

沙都子「魅音さんと勝負は危険でございますわ」

梨花「俺、かあいそかあいそなのです」

俺「くっ…次だ次!」

扉「」ガラッ

圭一「ん?」

知恵「俺君。お客様がいらっしゃってますよ」

俺「うん?俺ですか?」ガタッ

レナ「誰かな?かなぁ?」

俺「さぁ…」スタスタ

俺(鷹野さんがスクラップ帳取りに来たのかな?やべ…結局読んでないままだ…)

俺(まぁいっか。5年目のオヤシロ様の祟りは起きなかったんだし返しても)スタスタ



玄関口

大石「ふぅ…」パタパタ

俺(…あれ?誰だこのおじさん?)

俺「あの…」

大石「あぁ、どうもどうも。初めまして。貴方が俺さんですか?」

俺「はい」

大石「私はこう言う者です」スッ
 
警察手帳「」

俺「へ?警察…?」

大石「私の車は冷房が効いています。詳しい事はそちらで話しませんか?」

俺「はぁ…」

俺(なんで警察が?俺、何もやましい事なんて…)

772: 2019/09/14(土) 00:37:05.06 ID:Kaww5sxNO
大石車内

俺「警察の方が俺に用事って…?」

大石「実は2~3、聞きたい事があってですねえ」

俺「はぁ…」

大石「先ずはですね。このお方の事はご存知ですか?」スッ

写真「富竹」

俺「え?あ、はい。昨日の夜、綿流しの祭りの時に知人の連れで会いました。確か名前は…富竹…ジロウだったと思いますけど?」

大石「そうですか。では此方の方は?」

写真「鷹野」

俺「あ、その人はその富竹と言う人を紹介してくれた鷹野三四と言う知り合いです」

大石「そうですか。ありがとうございます」ゴソゴソ

俺「その2人がどうかしたんですか?」

大石「実はですね。富竹ジロウさんなんですが…昨夜の晩、お亡くなりになりました」

俺「……。」

俺「……はい!?ど、どう言う事ですか?」

大石「第1発見は、祭りの警備を終えて帰宅途中のウチのワゴンでした」スッ

メモ帳「」ペラッ

大石「時刻は24時5分前。場所は…町へ出る道路が、ちょうど舗装道路に変わるところでした」

大石「街灯が殆ど無い道です。その暗闇の中で路肩に倒れてる富竹さんを発見しましてね」

大石「地面いっぱいに、血と汚物が広がっていました」

俺「うっ…」

大石「検視の結果、自分の爪で喉を…」

俺「爪…?」

大石「富竹さんは何を思ったか、自分の爪でガリガリガリガリ…」

ライター「」シュボッ

大石「そして、傷付けてはいけない大切な血管にまで爪が届き…」

ライター「」フッ

大石「…薬物を疑いましたが、そう言う類の物は検出できませんでした」 スッ

俺「…。」スッ

富竹が首を真っ赤に染めて氏んでいる写真「」

俺(うわ…グロ…)

774: 2019/09/14(土) 03:16:24.91 ID:Kaww5sxNO
大石車内

大石「ですが富竹さんの身体には幾つもの外傷が発見されましてねぇ…」

俺「幾つもの外傷…?誰かが富竹さんに乱暴したんですか?」

大石「ええ…。それも複数犯の可能性があるんですよ」

俺(……犯人は…複数犯?)

俺「鷹野さんの方は…?富竹さんと一緒に居た筈ですけど…」

大石「そっちは現在行方不明です。事件に巻き込まれた可能性が極めて高い」

俺「…。」

俺「……え?もしかして警察は…俺を疑っているんですか?」

大石「いえ、そうではありません。ただ、事件が起きる直前まで、貴方がお二人と話していたと言う目撃証言がありましてねえ」

俺「それは、確かに話してましたけど…。まさかこんな…」

大石「私は俺さんを犯人だとは思っていませんよ。むしろこの事件の捜査に協力して頂きたいのです」

俺「え?…」

大石「…綿流しの日に殺された。俺さんにはそれが、どう言う意味があるのか解りますよね?」

俺「1人氏んで…1人消える……あっ!!」ハッ!

俺「ま、まさか…!オヤシロ様の…祟り…?」

大石「そう、そのまさかですよ」

俺「ッ…!?」ドキンッ


鷹野『今年も起こるわよ。オヤシロ様の祟り』クスクス...


俺「そんな…」グッ

俺(それじゃあ5年目も、あの人が言ってた通り…。起きてしまったのかよ…)

776: 2019/09/14(土) 04:13:51.91 ID:dOHRUdJH0
帰り道

俺(このままでは富竹さんはオヤシロ様の祟りに触れた事で氏んだ事になる…)

俺(…でも、鷹野さんは連続怪氏事件の犯人はオヤシロ様を崇拝するこの村の狂信者達の仕業じゃないかと言っていた)

俺(それも…園崎家や古手家とかの御三家と呼ばれる一族を筆頭に…)

俺(もしそうなら園崎家と言えば魅音…。古手家と言えば梨花ちゃん…。この2人が密に関わっているのは確かだ…)

俺「…。」スタスタ

俺「…いやいや、何を考えているんだ俺は。2人は仲間じゃないか」フルフル

俺「仲間を疑うなんて…そんな事…」

俺(だからこれは本当にオヤシロ様の祟りか偶然であって欲しい…と願うが、状況証拠が揃いすぎていてやはり人が起こした可能性が一番高い…)

俺(俺には分からない…)

俺(人か祟りか偶然か…。真実はいったい…)


鷹野『俺君ならオヤシロ様の真実に辿りつけるかもしれないわね』スッ

鷹野三四のスクラップ帳「」


俺「…!」

俺「そうだ…あのスクラップ帳を見れば、真実が…」

「俺く~ん!」タッタッタッ

俺「え?あ…レナ…」

レナ「はぁ…はぁ…ふぅ…」

俺「ど、どうしたんだよ。そんなに走って…俺、ちょっと用事ができたから先に帰るって言ったじゃないか」

レナ「それでも、今日は俺君と帰りたくて」ニコニコ

俺「レナ…?」

レナ「駄目だったかな?かなぁ…?」

俺「あ…いや、別にそんな事は無いけど…///」

レナ「はぅ。良かったぁ//」

俺「…。」ジッ

俺(いったいどう言うつもりなんだろ。レナ…)ドキッドキッ

レナ「そういえば俺君、さっきのお客さんは誰だったの?」

俺「え?あー…まぁちょっと…」

レナ「ひょっしてレナには言えないお客さんかな?かなぁ…?」

俺「あ、ち、違うよ!鷹野さんだよ鷹野さん」

レナ「あ、診療所の?」

俺「あ、ああ。ちょっと借りてた物があって…」

レナ「ふーん…」

俺「え?な、なんだよ…?」

レナ「…。」

レナ「…ううん。何でもないよ?何か困った事があったら相談してね。レナは俺君の味方だからね」ニコッ

俺「あ、ああ。ありがとう…」

俺(どうして俺…レナにも嘘つかなきゃいけないんだろう…)

777: 2019/09/14(土) 04:38:06.91 ID:dOHRUdJH0
俺部屋

俺「富竹さんは喉を掻き毟って氏んだ…鷹野さんは行方不明…」

鷹野三四のスクラップ帳「」

俺「くっ…!」



鷹野『私がオヤシロ様の祟りの真相を暴こうとしている事が連中にバレてしまったら、私…狂信者達に殺されちゃうかもしれないでしょ?』クスクス


俺「鷹野さんはオヤシロ様の祟りの真実に近付き過ぎて追われているのか…」

俺「それともオヤシロ様の禁忌に触れたからオヤシロ様の祟りにあったのか…」

俺(どちらにせよ、このスクラップ帳に連続怪氏事件の真実が書いている…)

俺(…しかしこれを読めば俺も鷹野さんと同じ目にあうんじゃないか?)

俺(読むべきか…。それとも、捨てるべきか…)

電話「」プルルルル...

俺「なんだ?電話…?はい…。あ、大石さん?」

俺「…エッ!?た、鷹野さんが…岐阜の山中で焼氏体で!?」ドクンッ

俺(そんな…なんて事するんだ…)

俺「わ、分かりました…。俺も何か分かればまた連絡します…はい…」

電話「」ガチャッ

俺「…。」ドクンッドクンッドクンッドクンッ

俺(た…鷹野さんが連中に捕まって殺された…。だけど、鷹野さんは氏ぬ前にこのスクラップ帳を俺に託している…)

俺(多分、鷹野さんがこのスクラップ帳を持っていなかった事は連中に知られている…)

俺「という事は…まさか!!つ、次は俺…か…?」ドクンッドクンッドクンッ

俺(だが、どうする…?もしこれを読めば次に狙われるのは、俺で間違いなくなる筈…)ドクンッドクンッ

俺「…。」ジッ

鷹野三四のスクラップ帳「」


1いや、こうなれば殺される前にこっちから攻勢にでるしかない…!俺が鷹野さんの代わりにオヤシロ様の真実に辿り着いてやる!(スクラップ帳を読む)
2駄目だ…。怖い…。怖い…氏にたくない…(恐怖心が優って、俺はスクラップ帳を開けなかった)


多数決下5まで

781: 2019/09/14(土) 06:09:32.30 ID:4HE7NnVKO
2

785: 2019/09/14(土) 07:43:13.49 ID:dOHRUdJH0
俺部屋

俺「うっ…くっ…!!」

鷹野三四のスクラップ帳「」バンッ

俺「はぁっ…はぁっ…はぁっ…」ドクンッドクンッ

俺「駄目だ…。怖い…。怖い…氏にたくない…」ドクンッドクンッドクンッ

俺「うっ…うぅ……」ブルブル...

俺(怖い…。怖い…)

窓「視線」

俺「!?」ビクッ

俺「ッ!」

窓「」ガラッ

カーテン「」シャッ

俺「はぁ…はぁ…はぁ…」

ペタンッ 

俺「はっ!?」クルッ

俺(ま…またオヤシロ様の足音が聞こえるように…)

俺(まさか、オヤシロ様は禁忌を破る可能性を持った俺も…!)ドクンッ

俺「あ、あああぁぁっ!!」

鷹野三四のスクラップ帳「」ビリイッ

俺「ああぁぁぁっ!」ポイッ

ゴミ箱「」ガサッ

俺「うぅっ!!」サツ

布団「」バサッ

俺「はぁ…はぁ…はぁ…」ガチガチ...

俺(ど…どっから監視されてるのか分からない…。殺される…。し、氏にたくない…。もう嫌だ…)

俺(こっから出るのが怖い…。暫く学校も休もう…)



俺の???レベルがかなり上がった

786: 2019/09/14(土) 08:12:51.90 ID:dOHRUdJH0
翌朝
俺家前

レナ「はぅ…俺君。体調悪いんだ?」

俺「ああ…ごめん…」

レナ「じゃあ今日は診療所に行くのかな?」

俺「う、うん…」

レナ「レナも、付いて行っても良いかな…?」

俺「ど、どうしてだよ…?そんな事くらい一人で行けるよ…」

レナ「…。」

レナ「…俺君。何か、悩みがあるんじゃないかな?」

俺「えっ…?」ドキッ!

レナ「俺君、昨日の部活の時、先生に呼ばれて職員室に行ったって言ったよね…?」

俺「あ、ああ…」

レナ「レナは知ってるよ…。俺君は職員室になんか行かなかった…」

レナ「校門のところの車の中で、話をしてたよね?…」

俺(見られてた…?レナに?なんで!?)ドクンッ

レナ「知らないオジさんと…」

俺「ぁ…」ドクンッドクンゥ

レナ「誰?あのオジさん」

俺「そ、それは…」

レナ「大丈夫だよ俺君。レナは俺君の味方だから」ニコッ

俺「う…」

俺(信じたい…。レナだけは、信じたいけど…)


レナ『一生大事ににするね圭一君///』スリスリ

圭一『ま、まぁ一生じゃなくても良いとは思うが…ははは、なんかそんなに感謝されると照れるな…///』


俺「っ…」グッ

レナ「レナに嘘はやめて欲しいな俺君」

俺「…知らないおじさんだよ。レナや皆んなとは何も関係無い」

レナ「…。」



俺(???レベル4)
コンマ下二桁
81以上レナ「嘘…だよね…?」(レナ好感度5に上昇)
80以下レナ「嘘だっ!!!」(レナ好感度1に減少)


安価下

787: 2019/09/14(土) 08:13:55.50 ID:ZqByRLizO
私を信じて

790: 2019/09/14(土) 08:32:24.86 ID:dOHRUdJH0
コンマ50
俺家前

レナ「嘘だっ!!!」

俺「!?!?」ビクウッ

俺(な、なんだよ……。今の…)ドクンッドクンッ

俺(レナは…俺の唯一の味方じゃ…)ドクンッドクンッ

レナ「…。」スタスタ

俺「うっ…!?」

レナ「じゃあ約束だからね?明日、病院のレシート見せて貰うから」

俺「あ…あ…」

レナ「約束破ったら、罰ゲームだからね?」ニコニコ

レナ「じゃあレナ行くね。お大事に」スタスタ

俺「……。」

俺(…間違い無い。レナも…俺を狙っている側の敵だ)グッ

俺(いや、レナだけじゃない。多分この村に住む全員が…俺を狙ってる…)

俺「…。」

俺「…クソッ。簡単に殺されてたまるかよ」タッタッタッ

791: 2019/09/14(土) 09:08:28.08 ID:dOHRUdJH0
入江診療所
診察室

入江「村の皆んなから狙われている…?」

俺「…はい。実は俺、ここで働いていた鷹野さんって人からオヤシロ様の真実について書かれたスクラップ帳を渡されてたんです」

入江「確かに鷹野さんはこちらで働いていましたが、君にそんな物を…」

俺「そのスクラップ帳を狙って、村ぐるみで俺を殺そうとして来てるんです!」

入江「…。」

俺「仲間だと思ってた奴等も実は俺を監視する為に一緒に居ただけで…」

俺「オヤシロ様の真相を暴く鍵を持った俺は…村中から監視されてるみたいなんです…」

入江「なるほど…。ちなみにそのスクラップ帳は…?」

俺「怖くなって読まずに捨てました…でも許してくれないんです!」

入江「…。」

俺「はぁ…はぁ…」

入江「分かりました。貴方の話を信じましょう」

俺「あ…」

入江「ちょっと失礼して紅茶を淹れます。診療所も終わりの時間ですからね」

俺「信じて…くれるんですか?…」

入江「はい勿論です。この話、もう少し詳しくお聞かせ下さい」

俺「あ、ありがとうございます!」

扉「」ス-

俺(助かった…。流石に鷹野さんが働いてた現場は俺達の味方だったんだな…)

俺「……。」

俺(……いや、待てよ)スッ

扉「」スッ

俺「…。」ジッ



廊下

診療所スタッフA「紅茶ですね。用意します」

入江「イソミタールかラボナールを混入。味はミルクと砂糖で誤魔化して下さい」

診療所スタッフA「急激な眠気に不信感を爆発させて、錯乱する場合もありますが…?」

入江「その場合は取り押さえましょう。男性スタッフは何人残ってますか?」

診療所スタッフB「山狗が一人と私達を含めて3人です」



診察室

俺「…。」ギリッ

俺(駄目だ…。この村では何処へ行っても袋小路だ…)

俺(それに山狗ってなんなんだよ…?狂信者共の精鋭か何かか?)

俺(とにかくここに居たら殺される…。早く逃げないと…)チラッ

窓「」

792: 2019/09/14(土) 09:28:25.21 ID:dOHRUdJH0
ゴミの山

俺「はぁ…はぁ…」

俺「何か…武器…武器…」ガサガサ

俺「あ…」

何かの作業員A「いたぞ!」ダッ

俺「…!?」

何かの作業員B「確保しろ!」ダッ

俺「あああああぁっ!!」ブウンッ

木刀「」ビュオンッ

何かの作業員A「ぐあっ!」ドガッ

俺「はぁっ!はぁっ!はぁっ!」タッタッタッ

何かの作業員B「あ、待て!!」




帰り道

俺「はぁ…はぁ…。あ、朝から…ど、どうなってんだよ…この村…」スタスタ

俺(だけど、捕まる訳にはいかない…捕まったら俺も鷹野さんのようにオヤシロ様の祟りにあって焼氏体に…)ゴクリッ

ブウウゥンッ

俺(ん?なんだこの音…背後?…)

白いワゴン車「」ブウウウンッ

俺「うわっ!?」サッ

田圃内「」ドボンッ

俺「な…なんだ…」ムクリッ

白いワゴン車の運転手「チッ…」キキイッ

白いワゴン車「」ブオオオンッ

俺「う、うわあぁぁぁぁっ!!」田圃内タッタッタッ



俺部屋

俺「はぁ…はぁ…はぁ…」

俺右手「」包丁

俺(外は敵だらけ…。追い詰められたのか…)

俺「なんで俺がこんな目に…俺は真実について知らねえっつの…」

俺首「」ボリボリ

俺「クソッ…なんだよこんな時に首が痒いな…」バリバリ..


1…最後まで諦めない。俺に近付く奴は皆んな逆に頃してやる!俺は祟りには負けない!絶対に生き残るんだ!!
2悪い夢なら早く覚めてくれ…(睡眠薬を飲んで眠る)
3な、なんだ…!?この首の傷口から生えてる触手は…!?


多数決下5まで

793: 2019/09/14(土) 09:30:31.04 ID:ZqByRLizO
1

811: 2019/09/14(土) 15:39:18.95 ID:dOHRUdJH0
俺部屋

俺首「」ガリッ

俺「痛っ…ん?」

俺手「血」ベチャッ

俺「…!」ゾクッ

俺「ふ…くく…ははははは。昨日魅音から貰った弁当のおかずに毒を盛られてたか…」

俺「俺を富竹さんと同じ方法で頃すつもりで…」

俺「ッ…!」ブウンッ

床「」包丁ドスッ

俺「…最後まで諦めない。俺に近付く奴は皆んな逆に頃してやる!!」

俺「俺は祟りなんかには負けない!絶対に生き残るんだ!!」

俺(…先ず俺の目的を再確認しよう)

俺(先ずはこの村からの脱出を最優先…。邪魔する奴は殲滅…)

俺(誰であろうと…)グッ

俺首「」カリカリ

俺「くっ…駄目だ!掻くな!はぁ…はぁ…」スッ

俺(精神力で抑えるんだ…)

ペタンッ

俺「オヤシロ様もイチイチ俺に着いて来るな!!頃すぞ!?」

シ-ン...

俺「はぁ…はぁ…」

俺(よし…足音も聞こえなくなった…)

俺(後は、行動に起こすだけ…。と言っても、今は未だ外には俺を捕まえようとしてる連中が外をウロウロしてる…)

俺(夜中だ…。興宮まで行ったら最終の電車に乗って、この村から離れる)

俺(万が一の為の武器は木刀と包丁を3本…)

俺(心許ないがこれしかない…。後は夜になるまで、首を掻きたい衝動を抑えるだけ…)

俺「はぁ…はぁ…」タラッ...

汗「」ピチョンッ



夜中

俺「はぁ…はぁ…」スッ

扉「」ガチャッ

俺(誰も…居ないか…?)


レナ(真好感度8)魅音、圭一(真好感度5)
コンマ下二桁
91以上村からの脱出に成功した
81~90途中で謎の特殊部隊に見つかった
51~80レナが心配してやって来ていた(コンマ判定)
50以下レナ、魅音、圭一が俺を頃しにやって来た(皆頃しEND、皆頃しのかけら入手)

安価下

812: 2019/09/14(土) 15:39:53.83 ID:AMRlTKkj0
さてどうなる?

815: 2019/09/14(土) 16:03:55.70 ID:dOHRUdJH0
コンマ83
雛見沢

謎の特殊部隊A「いたぞーっ!!」タッタッタッ

俺「くっ!未だ張られてたのか!」タッタッタッ

謎の特殊部隊B「確保しろー!!」タッタッタッ

白いワゴン車「」ブウウウンッ

俺「はぁっ…はぁっ…はぁっ…」タッタッタッ 

俺(頃すか…?いや、無理だ…幾らなんでも数が多過ぎる…)タッタッタッ

俺「ッ…!」タッタッタッ

田圃内「」バシャバシャッ

俺(こいつら何かの特殊部隊は命令されてやっているだけ…。親玉だ。こいつらを操っている親玉を仕留めないと…)タッタッタッ



ゴミの山
ワゴン車内

俺「はぁ…はぁ…はぁ…」

俺「ちょうど隠れるにはうって付けのワゴン車があって助かった…」

俺「しかし興宮からは更に離されてしまったな…」

俺「はぁ…はぁ…」

俺(駄目だ…。あの部隊の統制が乱れ無いと、村を脱出できない…)

俺(多分あの部隊を操っているのは、園崎家次期当主の魅音か…若しくはオヤシロ様の生まれ変わりだと崇拝されている梨花ちゃん…)

俺「……。」

俺「くっ…くくっ…。まさか仲間だと思ってた奴等が完全に俺を殺そうとしてくるとはな…」

俺「…許さない」グッ

俺「お前ら狂信者共が崇拝してるオヤシロ様の生まれ変わり…俺がぶっ潰してやる」

俺「こんな村の古い風習毎全て、破壊してやる…!」

俺(先ずはこの付近をうろちょろしてる謎の特殊部隊の目を盗んで、梨花ちゃんのいる古手神社まで行かないと…)


コンマ下二桁
26以上上手く抜け出して梨花と沙都子を殺害した(梨花、俺を敵視)
25以下抜け出す隙が無く、いつの間にか眠ってしまっていた


安価下

816: 2019/09/14(土) 16:05:02.66 ID:JU+oat36o
ありゃ

825: 2019/09/14(土) 16:55:51.07 ID:dOHRUdJH0
コンマ66(俺、生存率少し上昇)
古手神社前

俺「はぁ…はぁ…」フラフラ...

俺(なんとか、辿り着いた…。後は梨花ちゃんを…)

梨花「俺、こんな夜更けにどうしたのですか?」

俺「なっ…!?梨花ちゃん…!?」

梨花「お熱は下がったですか?皆んな心配していたのですよ~。にぱ~」

俺「ッ…」

俺(本当に梨花ちゃんは…俺を狙ってたのか?…)

梨花「みぃ。俺が怖い顔しているのですよ~」

俺(…いや、よく考えろ俺!梨花ちゃんがこんな深夜に、家じゃなくてこんな場所に居る事がおかしい!)

俺(騙されるな!コイツが俺を殺そうとしている親玉なんだ!)

俺「梨花ちゃん…。何故俺を殺そうとするんだ…」スッ

包丁「」シャキンッ

梨花「…。」

俺「俺がオヤシロ様の真相を暴こうとしたからなのか!?それとも、何か別の理由があるのか!?」

俺「頼む!教えてくれ!!」

梨花「…。」

俺「…。」ゴクリッ

梨花「クスッ...」

俺「…!?」ドキンッ

梨花「クスクスクスクス…」

俺(やっぱり…こいつ…!!)グッ

梨花「貴方が疑問に思っている事を、全て答えてやっても良い」

俺「…!」

梨花「だけどその前に、貴方が私の話を信じるようにこの注射器を打たせて欲しい」スッ

注射器「」

俺「なっ…!?」ビクッ

梨花「そう怯えなくても良いわ。これは治療用の物」

梨花「富竹を頃した物とは正反対の物なのよ」クスクス

俺「!!」

俺(こいつ…既に富竹さんが殺された事を知ってて…。いや、何かの薬物で殺された事まであっさりと認めた!)

俺(やはり間違いない…。コイツが俺を…いや、狂信者達を使って富竹さんや鷹野さんを頃したんだ!)グッ

827: 2019/09/14(土) 17:20:41.56 ID:dOHRUdJH0
古手神社前

梨花「貴方はちょっと病気になってしまっただけ」

俺「は…?」

梨花「この注射を打てば楽になれるの。本当よ?」

俺「…。」ブチッ

俺「嘘だ!!お前のやり方はお見通しだ!確かにその注射を打てば楽になれるさ!」

梨花「…。」

俺「富竹さんのように氏んで、楽になっ!!」

梨花「…。」

俺「だけど俺は騙されない!仲間が居なくても、最後の最後まで抗ってやる!!」

俺「祟りなんて訳の分からない理由なんかで殺されてたまるか!絶対に生き残ってやる!!」

梨花「……そう」ザッ

注射器「」

俺(くっ…力付くで打って来る気か?だが、それよりもこっちが先に…)スッ

包丁「」サッ

梨花「じゃあ貴方の好きにすれば良いわ。その包丁で私を頃したければ、好きに殺せば良い」

俺「なっ…!?」

梨花「所詮、井の中の蛙には外の世界は分からない」

俺(こいつは…何を……。いや、時間稼ぎをするつもりか?そうはさせるか!!)スッ

梨花「…私も昔は狂って行く世界をどうにかしようと思っていたけど、もう疲れてしまった」

俺「…!」スッ

梨花「…今回は運良く誰も発症しなかったから…運が良いと思ったら、初めて現れた貴方が私を頃しに来る事になるとは予想していなかっなわね」

梨花「次の雛見沢…いえ、これからの雛見沢では運悪く貴方が来ない事を祈っているわ」クスッ

俺「う。うああぁぁぁぁっ!!」ブウンッ


ザシュッ!!


梨花が俺を敵視するようになりました

831: 2019/09/14(土) 17:40:57.69 ID:dOHRUdJH0
古手神社

俺「はぁ…はぁ…はぁ…」

梨花だったもの「」ドクドク...

俺「はぁ…はぁ…」

俺(これであの特殊部隊に命令する者は居なくなった…)

俺(……後は時間さえ経てば、勝手に包囲網は瓦解する筈)

俺(さっきのワゴン車まで戻って時間を…)

沙都子「梨花~?何処ですの~?」スタスタ

俺「…!」

沙都子「もうとっくの昔に晩御飯の用意ができてございましてよ~」スタスタ

俺「…。」ゴクリッ

沙都子「ん?あら俺さん…?どうしてここ……に?」

梨花だったもの「」ドクドク...

沙都子「い…いやあぁぁぁぁっ!!」ドサッ

俺(マズイ!これ以上叫ばれたら特殊部隊にここに来ている事がバレる…!)ガシッ

沙都子口「」ガッ

沙都子「ん…んー……!!」ポロポロ

俺「ごめん…。ごめん…氏にたく無いんだ…氏にたく無いんだよ…」ポロポロ

包丁「」キランッ

沙都子「…!」ガタガタ

俺「ごめん…許してくれ…」ポロポロ

ザシュッ!!



ゴミの山
ワゴン車内

俺「……。」ボ-ッ

俺(俺より小さい少女を2人も…頃してしまった…)

首「」ボリボリ!

俺(俺が狙われてたんだから…これで良かったんだよな…)

俺「なのに…どうして涙が止まらないんだよ…」ボロポロ

俺「グスッ…うぅ……」

俺「あのスクラップ帳を手にするまで、平和だったのに…どうしてこんな…」

俺の首「」血だらけ

俺「……。」


コンマ下二桁
91以上俺、特殊部隊を頃しながら一人黒幕に辿り着く(???のかけら入手)
61~90俺、沙都子まで頃してしまった罪の意識に耐え切れず寝てる間に首を掻き切ってしまう
60以下俺、時間が来て外に出た途端特殊部隊に追われて射殺される


安価下

832: 2019/09/14(土) 17:41:44.19 ID:2UsFTXIl0
勝った

836: 2019/09/14(土) 18:01:35.57 ID:dOHRUdJH0
コンマ19
森の中

俺「はぁっ…はぁっ…」タッタッタッ

俺「く、クソッ!」ザッ

特殊部隊A「そっちだ!」

特殊部隊B「逃すな!追え!」

特殊部隊C「発砲の許可は降りている!」


俺「はぁっ…はぁっ…はぁっ…」タッタッタッ

俺(くっ…なんだよコレ…。包囲網はぐちゃぐちゃになるんじゃやかったのかよ…)

俺(寧ろ昨夜より包囲網が強固に…そして、今度は銃なんか持ち出して来やがる…)

俺左腕「」ドクドク...

俺(ここ本当に日本だよな…?どうして俺を無力化する為だけに、こんな武装を…)

俺(しかもなんだこの臭い匂い…硫黄のような…。しかも幾ら何でも村が静か過ぎる…)

俺(いったい何がどうなってーー)

ダァンッ

俺「えっ…?」バスッ

俺「あっ…!?がはっ…」ドサリッ

俺(う、嘘だろ!?銃で腕や脚じゃなく…胸を…撃た…れた…?)

俺胸「」ドクドク...

俺「あ…あぁ…」

俺(なんで…。こんな………?)

俺「あぁ……」ポロポロ

俺(分からない分からない分からない…!)

俺(俺のやった事は……まさか…全て…早とちりだった…の…か……?)

梨花だったもの「」
沙都子だったもの「」

俺(まさか…これが、2人を頃した罰…だっての…か?)

スタスタ

俺「え?…」ドクドク...

???「……。」クスクスクス

俺「あ…」

???「……。」クスクスクス

俺「あぁ…」

俺(俺…は……。とんでも…ない…誤解…を……)

俺「」ドサッ


カナカナカナカナカナ...

837: 2019/09/14(土) 18:16:16.39 ID:dOHRUdJH0
俺、射殺END
手に入れた物:梨花からの敵意


1最初からやる
2次の編へ行く


多数決下5まで

841: 2019/09/14(土) 18:20:46.99 ID:Rpj3Kclo0
2

849: 2019/09/14(土) 18:32:41.35 ID:dOHRUdJH0
俺家

俺「んしょっ…と」ドスンッ

俺「ふぅ…。ようやく荷物整理も一段落ついたな」

階段「」ストッストッ

俺「爺ちゃん。俺、時間余ったしちょっと村の中散策してくるよ」

爺さん「構わんが暗くなる前に帰るんだぞ」

俺「分かってるって」スタスタ

扉「」ガラッ




雛見沢村

ひぐらし「」カナカナカナカナ

俺(俺はちょっと訳があって、祖父に引き取られる事になり)

俺(今日からこの静かな村…雛見沢村で住む事になった)




俺部屋

俺(そしてあっと言う間にこっちに引っ越して来てから早1週間が経った)

俺(現在俺は…)


コンマ下二桁
71以上何故か梨花ちゃんに反対されていたが、圭一の強い推しで部活にはなんとか入れて貰った(圭一&魅音好感度4、レナ&沙都子好感度2、梨花好感度1スタート。カルタ大会スタート)
70以下圭一や魅音との仲はそれなりに良いが、何故か梨花ちゃんに嫌われているらしく部活には入れて貰っていない(圭一&魅音好感度3、レナ&沙都子好感度1、梨花好感度0スタート。俺???レベル3スタート)


安価下

850: 2019/09/14(土) 18:33:02.40 ID:jJB7LqC/O
いけ

873: 2019/09/14(土) 19:04:27.16 ID:dOHRUdJH0
コンマ40(俺???レベル3に上昇)
俺部屋

俺(同じ歳の圭一やクラス委員長の魅音との仲はそれなりに良いが…)

俺(…何故か低学年の梨花ちゃんに嫌われているらしく、部活には入れて貰っていない)

俺(部活と言うのは、まぁ言うなれば放課後に仲間と楽しくゲームする集まりで…)

俺(部員の全会一致で入れるらしいのだが、圭一によると梨花ちゃんだけが反対している状態で、未だ俺は入れないらしい)

俺(…ちなみに俺には梨花ちゃんに嫌われるような事をした覚えは無い)

俺(と言うか寧ろ、ちゃんと話した事すら無いような…なんで嫌われてるんだろ?…)

俺「あ、もしかして引っ越して来てから神社にお参りに行って無いからとかか…?」

俺「この村の人達って、オヤシロ様と言う守り神への信仰が凄いらしいからなぁ…」

俺(まぁそんなこんなで、魅音によると今日は隣町のゲーム屋で大会があり、そこで部活するらしいが…)

俺(当然俺と梨花ちゃんが鉢合わせになると気まずいので、俺は参加も応援もせずに家でゴロゴロしている状態である)

俺「しかし、たまの休日だしなぁ…。このまま無意味に時間を浪費しても良い物なんだろうか…」


1古手神社にお参りに行く
2ゴミの山で連続怪氏事件について調べる
3いや、休日なんだし家で昼寝しておくか


多数決下5まで

874: 2019/09/14(土) 19:05:15.77 ID:+ZiXf8dUO
1

887: 2019/09/14(土) 19:22:15.95 ID:dOHRUdJH0
古手神社

俺「ふぅ…あっちぃ…」

自転車「」ガシャンッ

ミンミンミンミンミ-

俺「はぁ…。蝉が鳴くの早過ぎだろ…」

俺「さてと、前に来た時はちょっとできなかったしな」

俺「今日こそちゃんとできたら良いが…」

階段「」ストッストッストッ

俺(それにしてもこの階段が長い…)

俺「はぁ…ふぅ…」ストッストッ

俺(…奮発して500円くらいお賽銭してたら良いのかな?)


コンマ下二桁
91以上お賽銭したら巫女服を着て角が生えた変な女の子に感謝された(???好感度+5)
51~90誰とも出会わず賽銭だけして帰った(???の伝達により、梨花好感度1に上昇)
50以下鷹野と富竹と出会った(スクラップ帳入手)


安価下

888: 2019/09/14(土) 19:23:13.34 ID:JRwokYB/0

907: 2019/09/14(土) 20:01:41.65 ID:dOHRUdJH0
古手神社

鷹野「あら、こんにちはぁ」

俺「あ…鷹野さん。どうも、ご無沙汰です」

鷹野「俺君。ここでよく会うわねえ」クスクス

俺「え、ええ…。先週以来ですね」

鷹野「もしかしたら私達、赤い糸ででも結ばれているのかしら?」クスクス

俺「ははは…」

富竹「ええっ!?それはちょっと困るかなぁ」

俺「あ…えっと?」

鷹野「彼がこの前言っていたカメラ仲間のジロウさんよ」

富竹「やあ僕は富竹。フリーのカメラマンさ」

俺「あ…どうも。俺です」

俺(美女と野獣みたいだ…)

富竹「しかし珍しいね。君が僕よりも先に、引っ越して来たばかりの子と仲良くなるなんて」

俺「え?そうなんですか…?」

富竹「ああ、そう言う子とは大抵僕が先に知り合っている場合が多いんだよ」

鷹野「うふふ。まぁ俺君とは戦友みたいなものだから…ねぇ?」クスクス

俺「いや…あの…その…」

俺(…つか俺はこれっぽっちも戦友とは思って無いんだけど)

鷹野「だってそうでしょ?俺君もここにオヤシロ様の秘密を探りに来たんでしょう?」

俺「あ……」

俺「…。」

鷹野「??」

俺「…いえ、はい」

鷹野「うふふ…」

俺(…同じクラスの小学生の女の子と仲良くなりたくて来たなんて言えない)

912: 2019/09/14(土) 20:29:29.85 ID:dOHRUdJH0
古手神社

富竹「なっはっはっ。戦友とはなかなか格好良い仲なんだね。じゃあ部外者の僕は話を聞かないように向こう行ってようかな」スタスタ  

俺「…。」

鷹野「俺君。雛見沢の連続怪氏事件については調べたかしら?」

俺「あ…はい…。最初は正直、鷹野さんの話半信半疑でしたけど…」

俺「自分なりに事件について追ってみたら本当にあったんだと…」

俺「でもやっぱり色んな事故が偶然重なっただけみたいですし、ダム戦争だって終わったし…」

俺「もうあんまりあれこれ考えても仕方が無いかなって結論を出してーー」

鷹野「今年も起こるわよ。オヤシロ様の祟り」クスクス...

俺「………え?」

鷹野「俺君は興味無いかしら?祟りの正体について」

俺「祟りの正体…?」ゴクリッ

鷹野「昔この雛見沢は鬼ヶ淵沼と呼ばれ、村人達はオヤシロ様をそれは厚く信仰していた」

鷹野「だけど、明治以降の近代化の中で信仰は次第にふうかしオヤシロ様を信じる人はとても少なくなってしまった」

俺「はぁ…」

俺(よく分からんな…)

鷹野「でもね、それを許せない人達が居るのよ。古来からの伝統そのままにオヤシロ様を熱烈に崇拝する狂信者と言う存在がね」ゾゾッ

俺「…!」ゾクッ



古手神社前

俺(結局…当初の予定だった賽銭はできなかったが、逆に何か渡されてしまった…)スッ

俺「…。」


俺『実は俺…誰にも言って無いんですけど、この村に来てから聞こえる時があるんです…』

鷹野『聞こえる…?』

俺『オヤシロ様の、足音…みたいな物が…』

鷹野『私は俺君の話、信じるわ』スッ



俺「はぁ…こんな話しに来た訳じゃないんだけどな…」

俺「まぁいいや…帰ろう…」ポイッ

俺自転車の籠の中「鷹野三四のスクラップ帳」

鷹野三四のスクラップ帳を手に入れた
鷹野の好感度が5に上がった
富竹の好感度が2に上がった

921: 2019/09/14(土) 21:19:05.11 ID:dOHRUdJH0
俺の家

俺「今日のカルタ大会。どうなったのかなぁ…」

俺「はぁ…まぁ俺には関係の無い話か…」

俺(…でもどうして梨花ちゃんは俺を嫌いなんだろう)

俺「まるで腫れ物扱いだ…」

俺「…ん?」

鷹野三四のスクラップ帳「」

俺(そういや何か渡されたんだったな…)

俺「…。」


1オヤシロ様の正体か…スクラップ帳を読んでみよう
2あほらし。別にオヤシロ様の正体とか興味無いし(読まない)


多数決下5まで

924: 2019/09/14(土) 21:20:21.96 ID:wcbD6lOqO
1

937: 2019/09/14(土) 22:28:54.89 ID:dOHRUdJH0
俺部屋

俺「オヤシロ様の正体か…」

俺(この地に住んでいるんだから気にならない訳が無い…!)

俺「読んで…みるか…」ゴクリッ

鷹野三四のスクラップ帳「」ペラッ

俺(えっと…昔々鬼ヶ淵沼より、鬼が湧き出して村人達を襲った…鬼達は人を攫いーー)


数分後

俺(つまり沼から出てきた鬼達をどうにかしたのがオヤシロ様で、鬼はオヤシロ様の力で人に姿を変えさせて共存させて行く…)

俺(そして、オヤシロ様は鬼達にこの村を出て行ってはならないし…この村に余所者を入れてはならないと命じた)

俺(さもないと祟りが起きる…。これがオヤシロ様の伝説…)

俺「…あれ?俺って余所者なんじゃ…いや、爺さんがここに住んでるから余所者では無いのか?」

俺「……。」

俺「ん?逆に俺…出て行った側じゃね…?」ドキッドキッ

俺「と…とりあえず、続きを読んでみよう…」

俺(しかし、明治以降の近代化で状況は一変した。村人達の信仰は薄れ出稼ぎなどの為に雛見沢の住民は外に流出して行った)

俺(だが、問題が起きた。雛見沢から出て行った者の多くが心身に異常を訴え、症状の強い者は錯乱・奇行・凶暴化を繰り返し…)ペラッ

俺(暴行や殺人、自傷・自氏と言った結末を迎える者が多数発生してしまったのだ)

俺(雛見沢住人は慌てて村に戻って来た。そして村の外に出た者を襲う不幸をこう呼ぶようになった)

俺「オヤシロ様の祟り…と」

俺(こうして一時廃れそうになったオヤシロ様信仰はオヤシロ様の祟りと共に復活したのだった…)

俺「……。」

俺「身に覚えは…あるな…」ゴクリッ

938: 2019/09/14(土) 22:36:02.81 ID:dOHRUdJH0
俺部屋

俺「ウジ湧き病…?についてはよく分からんな…」

俺「他の事は…」ペラッ

俺「あっ…オヤシロ様の祟りの正体について書いている…」

俺「オヤシロ様の祟りの正体は…」ゴクリッ

俺「……。」ドキッドキッドキッ

鷹野三四のスクラップ帳「」

俺「……えっ!?」


俺「寄生虫っ!?」


俺「そんな…。いやいや、それじゃあ…まさか…」

俺「…。」爪楊枝スッ

俺腕「」

爪楊枝「」プツッ

俺「…。」ジッ

俺血「」ジワッ...

俺(どうだ…?)


俺(???レベル3)
コンマ下二桁
61以上俺の血の中には見えなかった
60以下俺の血の中にも寄生虫のような虫が見えた気がした(俺???レベル4に上昇)


安価下

939: 2019/09/14(土) 22:37:24.56 ID:EXhWt4wnO
ほい

944: 2019/09/14(土) 22:49:17.04 ID:dOHRUdJH0
コンマ56
俺部屋

俺血内「触手のような物」シュルッ

俺「!?」ゾクッ

俺「お…俺も…感染してるのか!?」ドクンッ

俺「な、治し方…」ペラッ

俺「……。」ペラッペラッ

俺「駄目だ…書いてない…」

俺「いや、でも…俺は今雛見沢に居るんだし感染していても特に支障は…」ペラッ

俺「……ん?続きがある」

俺(寄生虫はやがて脳を完全に支配し、オヤシロ様の命令を忠実に実行するようになる…)

俺「…あれ?でも、もうオヤシロ様って氏んでるよな」

俺「…!」ハッ!

俺「いや…梨花ちゃんだ…。あの子は確か…オヤシロ様の生まれ変わり…」ドクンッドクンッ

俺「そしてその古手家と共謀して、村を支配している御三家…公由家と園崎家…」

俺「あっ…えっ?魅音!?」

俺「ま、まさか…いや、そんな…」

俺「……。」ブルブル...

俺(俺は、大変な事を知ってしまったのかもしれない…)


俺の???レベルがかなり上がった

947: 2019/09/14(土) 23:14:22.35 ID:jqLSahQHO
翌朝
俺家

洗面所「」ジャ---

俺「……。」バシャバシャッ

俺(…昨日は、自分がやがて寄生虫に完全に支配されてしまうと考えたら一睡もできなかった)

俺(まさか、ここの村人全員が寄生虫に感染していてウジ湧き病になるかもしれないなんて…)

俺(そして、梨花ちゃんが実行役で裏で糸を引いているのが園崎家…魅音…)

俺「フッ…こんな事まで知ってしまって、俺…いつかこの村の狂信者と言う支配された連中に消されるんじゃないか…?」

俺「……。」



11人で抱えるには重過ぎる…。圭一とレナにも見せるべきだ…
2…いや、しかし支配されてると言っても今年もオヤシロ様の祟りが起きるとは限らない。全て事実の可能性は無いんだし、あまり間に受けず俺の胸の内に閉まっておこう
3学校を休んで、俺はどうすれば良いのか診療所まで鷹野さんに相談しに行こう…


多数決下5まで

948: 2019/09/14(土) 23:15:17.61 ID:EXhWt4wnO
3

955: 2019/09/14(土) 23:37:09.14 ID:jqLSahQHO
入江診療所
診察室

鷹野「うふふ。俺君、ここで会うのは初めてね」

俺「は、はい…///」

鷹野「そう緊張しなくても良いわ。私が渡したスクラップ帳を読んでここまで来てくれたんでしょう?」

俺「はい…///」

俺(緊張してるのは鷹野さんのナース服が、健全な思春期男子には工口過ぎるからです…///)チラッ

鷹野太腿「」チラッ

俺(てかこの人看護婦じゃなくて医者の方なんだよな。なのにどうしてナース服着てるんだよ…///)

俺「あ、えと…これ、読ませて頂きました。ありがとうございました///」スッ

鷹野三四のスクラップ帳「」

鷹野「うふふ。どうだったかしらこれ?」スッ

俺「…正直…かなり、信憑性はあると思いました」

鷹野「あら」クスクス

俺「俺の昔あった実体験にも、よく酷似してますし…。その、でも俺…。こんな事を知ってしまって…」手ブルッ

鷹野「…。」

俺「あ……その…」ブルブル...

鷹野「俺君」スッ

俺「…はい?」

俺手「」ギュッ

鷹野「私、俺君の事は好きよ?」

俺「え?…」

鷹野「だって私の立てた仮説を笑わずに真剣に聞いてくれるんだもの。ジロウさんとは大違いだわ」ニコニコ

俺「あ…え、えっと…///」ドキッ!

鷹野「大丈夫。私は俺君の味方だから」ギュッ

俺「はい…///」

俺(そうだ…。鷹野さんだけは俺の味方なんだ)グッ

960: 2019/09/14(土) 23:55:55.80 ID:jqLSahQHO
入江診療所
診察室

俺「俺も鷹野さんも、こんな事知ってしまって消されないかって心配で…」

鷹野「うふふ。そんなに怯えなくても大丈夫よ」

俺「え?でも連続怪氏事件は操られた人間の仕業じゃ…」

鷹野「それはあくまで1つの仮説。証拠がある訳じゃないの」クスクス

俺「??」

鷹野「事件は本当にオヤシロ様が祟っていると言う可能性だって否定できないわ」

鷹野「或いは個別の事件が集まっただけの偶然かもしれない」

俺「…。」

鷹野「三つの可能性、面白いと思わない?」

鷹野「連続怪氏事件の正体は人か祟りか偶然か…」

俺「…!」ドクンッ

鷹野「更に研究する必要があるわね」クスクス

俺(はぁ…びっくりした…)

鷹野「でもこの話は私達だけの内緒よ?」

俺「え?誰にも内緒…ですか?」

鷹野「だって俺君そうじゃない。もし私が立てた連続怪氏事件の犯人が人だと言う仮説が合っていたら…消されてしまうかも
しれないでしょ?」

俺「…。」ゾクッ!

鷹野「今のところ、今年のオヤシロ様の祟りに遭いそうなのは私…次いで俺君なんだから。その辺はしっかりと秘密にね?」スッ

鷹野太腿「」クルッ

俺「…。」

俺「じゃあ仮にですけど…鷹野さんが今年のオヤシロ様の祟りの被害者にされてしまった場合は…」

俺「俺はもう…助かる方法は無いんですか?」

鷹野「…。」

鷹野「…俺君が助かる方法、一つだけあるわよ?」

俺「…えっ?」

962: 2019/09/15(日) 00:02:43.00 ID:aFtXwCKEO
入江診療所
鷹野診察室

俺「それって…」

鷹野「うふふ」スッ

俺「!?///」ドキッ

俺(か、顔が近い…///)

鷹野「皆んなに命令を下しているオヤシロ様の生まれ変わりを頃しちゃえば良いの…」ヒソヒソ

俺「え?それっ…て…」

俺「り、梨花ちゃんを…俺が…殺せば…」

鷹野「そうよ。そうしたら寄生虫による命令の伝達はストップして、俺君が狙われる事は無くなるわ」クスクス

俺「…。」

俺「…なんか鷹野さんが殺された仇討ちみたいですね」

鷹野「うふふ。形ではそうなるのかしら?」

俺(でもそんな…梨花ちゃんなんて未だあんな幼い少女なんだぞ…。そんな子を俺が手にかけるのか…?)

鷹野「どう俺君?その時は私の仇討ち…してくれる?」クスクス

鷹野胸「」スッ

俺「…。」


1分かりました。その時は俺が梨花ちゃんを…邪魔する奴も皆んなこの手で頃します!!
2は…はい…。考えておきます…(幾らなんでも殺されたから頃し返すは頭おかしいだろ…)


多数決下5まで

965: 2019/09/15(日) 00:03:57.25 ID:Smsfv6Xuo
面白そうだから1

972: 2019/09/15(日) 00:23:48.43 ID:aFtXwCKEO
入江診療所
鷹野診察室

俺「分かりました。その時は俺が梨花ちゃんを…邪魔する奴も皆んなこの手で頃します!! 」ガタッ

鷹野「ありがとう。俺君ならその時はきっと私の仇討ちをしてくれると思っていたわ」ギュウッ

鷹野胸「」ムニュッ

俺「うっ…///」

俺(柔らけえ…)

鷹野「うふふ。でもきっとそんな事にはならないわよ」パッ

俺「あ…」

鷹野「うん?」クスクス

俺「あ…いえ、まぁ俺としてもそっちの方が嬉しいですけど…」

鷹野「うふふ。そうね」

俺「はい…」

俺(できれば頃しなんてしたくないし…)

鷹野「それと、俺君にはこれを渡しておくわ」スッ

注射器「」

俺「えっ…それは…?」

鷹野「言うなれば、連中の支配を抑える薬よ。俺君も既に血の中にウジか何かが見えたんでしょう?」クスクス

俺「…!」

鷹野「注射は1日2回。詳しくは説明書を同封しておくから毎日欠かさずする事、良いわね?」

俺「あ…はい。ありがとうございます」ペコリッ

俺(凄いなこの診療所…こんな物まで置いてるんだ…)

俺(と言うか鷹野さんも凄い…。既に俺の症状まで見抜いてたなんて…)

俺(ふざけてんのかナース服なんて着てるけど、やっぱり医者として実力はちゃんとあったんだな…)

鷹野「それじゃあ綿流しの祭りの日、お互い祟りを逃れられるように祈っておきましょうね」クスクス

俺「あ、はい…」

俺(オヤシロ様の祟り…もし鷹野さんにあった場合は…梨花ちゃんを…)グッ

鷹野「…クスッ」


鷹野の好感度が6に上がった
注射器(C120)を手に入れた
俺の???レベルが下がった

981: 2019/09/15(日) 00:42:05.91 ID:aFtXwCKEO
雛見沢分校
廊下

圭一「おっ、よう俺」

俺「ん?ああ、圭一。おはよう」スタスタ

圭一「体調はもう大丈夫なのかよ?」

俺「まぁ昨日病院行ってマシになったよ」

圭一「そっかそっか。なら良かった」

俺「うん?」 

圭一「実はさ、オレ凄い事発見しちゃったんだよ」

俺「凄い事?」

圭一「ああ、魅音のバイト先の事なんだが…」

俺「ん?魅音のバイト先?」

圭一「これがまた衣装が凄いんだよ//」鼻息フン-

俺「ほお…」

圭一「どうだ?お前も今日の放課後用事無いなら一緒に行かねえか?」

俺「…。」



1(魅音の凄い姿なんて今の俺には興味無いな…)悪い。用事があるんだ。すまんが一人で行ってくれないか?(※綿流しの祭りまで飛びます)
2一緒に行く


多数決下5まで

983: 2019/09/15(日) 00:43:57.93 ID:cBchmrC90
2

995: 2019/09/15(日) 01:15:32.97 ID:aFtXwCKEO
続きは次スレで

俺「雛見沢村に安価で住む事になった」3スレ目でございますわ



1000のコンマ下二桁が…
71以上巻き戻し権利ゲット
41~70コンマ振り直し権利ゲット
40以下失敗


1000: 2019/09/15(日) 01:16:36.69 ID:plXtM6tbo
ターゲット
ロックオン

引用: 俺「雛見沢村に安価で住む事になった」2ぱ~