1: 2019/09/15(日) 01:13:21.40 ID:aFtXwCKEO

4: 2019/09/15(日) 01:17:48.76 ID:aFtXwCKEO
雛見沢分校
廊下

俺「魅音の凄い姿か。面白そうだな」

圭一「おっ」

俺「じゃあ一緒に行こうかな」ニコッ

圭一「よーし、決まりだな。あ、言っとくけど魅音には冷やかしに行く事は内緒だぜ!?」

俺「フッ、分かってるよそれくらい」

レナ「はぅ~!魅ぃちゃんのかぁいい姿、レナも見たいかな!かなぁっ!///」

圭一「げっ…れ、レナ…。いつの間に…」

俺「聞いてたのか…」

沙都子「おーほっほっ!このわたくしを差し置いて、3人で抜けがけは無しでございましてよ!」

圭一「うわ…。沙都子まで…盗み聞きしてたのかよ」

沙都子「わたくしの耳は地獄耳ですから。隠し事をしようとしても無駄ですわ。おーほっほっ!」

圭一「はぁ…しゃあねえ…」

俺「なんか増えたな。一気に人数が…」

梨花「みぃ…」シュン...

レナ「梨花ちゃんも一緒に行こうよ。ねっ?」

梨花「僕は…」チラッ

俺「…。」ジッ

梨花「…。」ビクッ  

沙都子「大丈夫でございますわよ梨花。わたくしも付いていますから」

圭一「ああ。こうなったら皆んなで行こうぜ梨花ちゃん!」

レナ「皆んなで行った方が楽しいと思うかな?かな?」

梨花「…。」ジッ

俺「あ…その…」

梨花「はいです。僕も圭一や俺と一緒に連れて行って欲しいのですよ」ニコッ

俺「!?」

圭一「フッ、結局こうなるのか。しゃあねえ!こうなったら皆んなで行って魅音を冷やかしてらやろうぜ!」

レナ「はぅ~!」

沙都子「楽しみでございますわねえ」

俺「…。」

俺(…え?なんだよ…これ…。俺、圭一か誰かに嵌められたのか…?)

梨花「ファイト、オーなのです」ニコニコ

俺(クソッ…!なんで今更…)

俺(今仲良くなったって、いざと言う時に判断が鈍るだけじゃないか…)グッ


圭一の好感度が6に上がった
レナ&沙都子の好感度が4に上がった
梨花の好感度が2に上がった

20: 2019/09/15(日) 01:42:53.62 ID:aFtXwCKEO
前スレ1000ボナ(コンマ振り直し権利ゲット)
エンジェルモート

レナ「はぅ~!!魅ぃちゃんの衣装かぁいいよう~!///」

詩音「あのー。私詩音です…」

レナ「詩ぃちゃんでもいいよ~!お持ち帰りしたいぃ~!」クネクネ

詩音「はは…それはちょっと…」

圭一「悪かったな詩音。皆んなで押しかけちゃってよ」

詩音「ええ。でも圭ちゃんにこんなにもお友達がいるなんてびっくりしちゃいました」

俺「詩音?」

詩音「はい。私はお姉の双子の妹詩音です」

俺(圭一の話では、魅音のそう言う設定だって聞いたけど…)

詩音胸「」ボインッ
詩音太腿「」ムチッ

俺「本当に別人みたいだ///」」ジッ

詩音「俺さん?何処見てるんですか?」ギロッ

俺「あ、いや…。なんでも…コホン…」

梨花「…。」

沙都子「ほら、梨花…」

梨花「分かってますですよ沙都子…。俺、今まで意地悪してごめんなさいです…」ペコリッ

俺「えっ…あっ…。いや、俺は別に…」

レナ「…どうして梨花ちゃんは俺君が苦手だったのかな?」

梨花「…。」

圭一「ああ。珍しく梨花ちゃんらしく無かったぜ?誰にでも媚び売るのが梨花ちゃんだろ?」

詩音「圭ちゃんそれ乏しめてません?」

梨花「…怖かったのですよ」

圭一「怖かった?」

梨花「はいです。俺の目が、いつか僕を頃しに来るような目をしていたように見えたのです…」

俺「…!」ビクッ

レナ「…え?俺君。そんな目、してる?」

沙都子「わたくしには分かりませんが…」

梨花「僕の目にはそう映ったのですよ…」

俺(なんだ?かなり焦ったが…まさか、見透かされてる…のか?)

梨花「ごめんなさいなのです…」ペコリ

俺「…。」


1いいよ…もう…。俺は何も怒って無かったから…
2やめてくれ!!!(逃げる


多数決下5まで

詩音の好感度が2に上がった

21: 2019/09/15(日) 01:43:50.92 ID:4CJXWYPD0
1

26: 2019/09/15(日) 02:09:41.30 ID:aFtXwCKEO
エンジェルモート

俺「いいよ…もう…。俺は何も怒って無いからさ…」ニコッ

梨花「ありがとうなのですよ俺」ニコッ

詩音「ふふっ。よく分かりませんが、一件落着そうですね」ニコッ

圭一「よーし!じゃあこれでようやく全会一致だな!」

俺「…え?」

レナ「待たせちゃってごめんね俺君」

俺「何が…?」

沙都子「圭一さんに続いてカモが1匹増えましたわね」

俺「???」

俺(あれ。やっぱり俺、圭一に完全に嵌められてたのか…?)

梨花「…。」

梨花「俺もこれからは部活に入って僕と遊んでやって欲しいのですよ~。にぱ~」

俺「俺が……皆んなの部活に?…」

圭一「ああ!良いよな!魅音!」

詩音「あの…私は良いと思いますけど、私本当に詩音なんで…お姉に聞いてみないと…」

圭一「へ?」

詩音「うふふ。でも皆さん本当に仲良さそうで羨ましいです」

レナ「魅ぃちゃん?大事な話なんだよ?」

詩音「レナさんまで…はぁ、じゃあお姉が働いてる所まで案内したら信じてくれますか?」

俺(俺が皆んなの部活に…か…)

梨花「お手柔らかに宜しくなのですよ俺」

俺「…。」

俺「ああ、こちらこそ…」ニコッ


ーーそうして、実は本当に魅音は双子だった等の一悶着はあったが…俺は皆んなの部活に入り…


雛見沢分校
校庭

梨花「僕がおいしく頂いてあげるのです」ニヤニヤ

俺「なっ!?り、梨花ちゃん…まさか…」

梨花「そう。僕は鬼なのですよ。こちょこちょこちょこちょ」

俺「とひゃあ~ちょっ!やめ!辞めて~!」コチョコチョ



ーーいつしか梨花ちゃんとも蟠りは無くなり、俺は梨花ちゃんを頃す事に本当に躊躇うようになってしまった…


そして…綿流しの祭り当日…

27: 2019/09/15(日) 02:26:17.91 ID:aFtXwCKEO
古手神社

俺(俺は最終確認として…戦友として1人、鷹野さんに林の中に呼び出されていた)

俺「鷹野さんも来てたんですね」

鷹野「久しぶりね俺君。元気にしてたかしら?」クスクス

俺「はい。あの…鷹野さん。富竹さんは…?」キョロキョロ

鷹野「ジロウさんならもう用が済んだから先に逝って貰ったわ」

俺「え?先に行ったって…何処へです?」

鷹野「うふふ。とっても良い所よ」

俺「はぁ…」

俺(何処行ったんだろう…)

鷹野「俺君。私、貴方が祭りの最中に梨花ちゃん達と仲良く露店を回っているの見かけたわ」

俺「…!」ギクッ

鷹野「ねえ聞かせてくれる?俺君の答えは変わってないわよね?」

俺「…。」

鷹野「もし私がこの夜祟りで殺された場合は、ちゃんと仇を取ってくれるのよね?」クスクスクス

俺「…本当に、頃す必要なんて…あるんですかね?」

鷹野「えっ?」

俺「やっぱり俺には…梨花ちゃんが殺人に加担してるだなんて思えません…」

鷹野「…。」

俺「きっと犯人は梨花ちゃんでも魅音でも無い誰かが居るんじゃ無いかって思えて…」

鷹野「はぁ…結局俺君もジロウさんと一緒なのね」

俺「……え?」

鷹野「もういいわ。小此木」

俺の背後「ヘイ!」バットのような物ブウンッ

俺「!?」

俺頭「」ドガッ

俺「うっ…!?」ドサッ

鷹野「貴方にはジロウさんと違って期待していたのに、本当に残念ね」

俺「あ…が……」クラクラ

鷹野「まぁ子供に頼ろうとした私が馬鹿だったわ。やっぱり自分の手で締めくくらないとね」クスクスクス

俺(しまっ……俺は……最初から…仲間を見誤っ……)

俺(連続怪氏事件の真犯人は………)

俺(逃げろ……梨花ち……)

俺「」ガクッ



ーー翌日、俺は自分の首を自分の爪で掻き切って氏んだ状態で発見されてしまった…


カナカナカナカナカナ....


梨花の敵視が消えた

31: 2019/09/15(日) 02:32:32.11 ID:aFtXwCKEO
俺、L5末期END
手に入れた物:無し


1最初からやる
2次の編へ行く


多数決下5まで (単発無し)

32: 2019/09/15(日) 02:32:49.00 ID:4CJXWYPD0

34: 2019/09/15(日) 02:33:45.77 ID:aFtXwCKEO
3この編をやり直す忘れてました失礼

39: 2019/09/15(日) 02:38:07.24 ID:aFtXwCKEO
最初から始めます(全リセ、同じ判定のみ20%減少)
俺家

俺「んしょっ…と」ドスンッ

俺「ふぅ…。ようやく荷物整理も一段落ついたな」

階段「」ストッストッ

俺「爺ちゃん。俺、時間余ったしちょっと村の中散策してくるよ」

爺さん「構わんが暗くなる前に帰るんだぞ」

俺「分かってるって」スタスタ

扉「」ガラッ




雛見沢村

ひぐらし「」カナカナカナカナ

俺(俺はちょっと訳があって、祖父に引き取られる事になり)

俺(今日からこの静かな村…雛見沢村で住む事になった)

俺「しっかし、なんつーか…本当に何も無い所だな…」スタスタ

俺(俺は前までは都会に住んでいた事も有り、今は見渡せば常に視界には緑が拡がる光景に戸惑いを感じている…)

爺さん「こんばんわ」ペコリ

俺「あ…こんばんわ」ペコリ

俺(村に住む人口約2000人。ただ、ここに来るまで俺が見てきた村に住む人は全て老人…)

俺(都会に住んでた頃と違って、挨拶もする気の良さそうな人ばかりなのは流石だと思うが…)

俺(俺は明日からこの村にある分校に通う事になってるけど…まさか、分校に通う生徒が俺一人なんて事は無いよな?…)

俺(…と、若干不安を感じつつあるんだが)スタスタ

俺「ただこの村は見ての通り空気は美味いと感じる事はできるし、こう言う所に住むのも案外悪くないのかもな」

俺「お…?あれは…」


村を一人で散策していた俺の眼前には…
1まさかのゴミ山があった
21軒だけこの村に似つかわしく無い家があった
3神社の鳥居があった


多数決下3まで

41: 2019/09/15(日) 02:40:05.09 ID:33WpytAwo
3

43: 2019/09/15(日) 02:50:12.19 ID:iaca5XN3O
古手神社前

俺「ん?神社か…」

石「古手神社」

俺「古手…神社…?」

俺「…。」チラッ

階段「」

俺「わっ。すっげー階段…」

俺「ちょっと上の寺がどんなのなのか見に行ってみるか…」

階段「」ストッストッ


コンマ下二桁
99オヤシロ様との出会いだった
66以上北条沙都子との出会いだった(俺、沙都子発症時はキーキャラになる因果)
31~65古手梨花との出会いだった(梨花好感度+2)
30以下誰とも出会わなかった(俺、???レベル+1)


安価下

44: 2019/09/15(日) 02:50:36.95 ID:4CJXWYPD0
お疲れ様です

48: 2019/09/15(日) 03:32:39.69 ID:iXNLzlZu0
コンマ95
古手神社

階段「」ストッストッ

俺(ふぅ…長い階段だな…)ストッストッ

俺脚「糸」ピンッ

俺「ん?…なんだ?何かが…」

頭上「大量の落ち葉」バサッ

俺「うわっ!?」ドサッ

俺(な…なんだぁ…?)

沙都子「おーほっほっ!わたくしのテリトリーにズカズカと入り込んだのが貴方の敗因ですわ」

俺(…なんなんだあの子)

沙都子「さあ不審者さん。何故ここに来たのか白状なさいませ!」

俺「……。」

大量の落ち葉「」俺頭ボスッ

俺「…不審者じゃないんだが」

沙都子「え?」



ーーそれが、北条沙都子との出会いだった

これから先…俺は何度も何度もそこで彼女と初めて出会う事になるとは、この時は思っても居なかった…


沙都子「あら、わたくしったら…まさかまさか今日この村に越して来たばかりの人を見間違えるだなんて」

俺「いや、謝れよ!?」

沙都子「謝りませんわ。貴方が学校へも行かず、いきなりここへ現れたのが悪いんでございましょう?」ニコッ

俺「…。」

俺「はぁ…」


1…歳下だし1回目は許してやる。だが2回目は許さんからな
2生意気なクソガキだなと思った
3頭おかc子だなと思った
4結婚しよう(俺は口リコンだった


多数決下5まで

51: 2019/09/15(日) 03:37:28.79 ID:HT+mOtBz0
1

54: 2019/09/15(日) 07:30:45.11 ID:iXNLzlZu0
古手神社

俺「…歳下だし1回目は許してやる。だが2回目は許さんからな 」

大量の落ち葉「」ガサッ

俺「もう帰ろ」スタスタ

沙都子「なっ…!?ムキー!わたくしを子供扱いして!」

俺「…。」スタスタ

沙都子「覚えていなさいな!わたくし北条沙都子は、子供扱いした貴方を絶対に後悔させてみせると!」

俺「フッ…そうか。じゃあ精々頑張ってな」スタスタ

沙都子「キー!!圭一さんよりムカつくー!!」



古手神社前

俺「はぁ…。酷い目に遭ったな…」

俺(あの子、北条沙都子って言うのか。明日学校へ行ったら会う事になるのかな)

俺「フッ…でも、楽しくなりそうだな」スタスタ


沙都子の好感度が2に上がった

56: 2019/09/15(日) 08:32:00.57 ID:iXNLzlZu0
雛見沢分校
廊下

俺(流石に1日目は緊張するな…)ドキッドキッドキッ

知恵「さっ、では行きましょうか」

俺「はい」ドキッドキッドキッ

扉「」ガラッ


教室

黒板消し「」ヒュ-ン

俺「…ん?」

俺頭「」ボフッ

俺「ケホッ...ケホッ…な、なんだ?」

沙都子「おーほっほっ!またわたくしのトラップに引っかかりましたわね!」

俺「……。」

俺(早速あいつか…2回目は許さないって言ったのに…)ワナワナ

沙都子「今度こそわたくしの実力を思い知ったかしら?」

俺(……いや、ここは大人の姿勢で落ち着こう)

知恵「だ、大丈夫ですか俺君?」

俺「ええ。何でもありません」ニコニコ

沙都子「はっ!?」

俺「……。」頭パンパンッ

俺「さっ、行きましょう」スタスタ

知恵「え、ええ…」スタスタ

俺(スルー…スルー…)スタスタ

梨花「期待してた反応は帰って来なかったですね沙都子」

沙都子「ムキー!!」

梨花「かぁいそかぁいそなのです」ナデナデ

57: 2019/09/15(日) 08:36:16.42 ID:iXNLzlZu0
雛見沢分校

俺(とりあえず席に着いたけど…授業って先生が各机に回るんだ…)

俺(と言う事は俺達は俺達で教え合うのか?)

圭一「よう。俺だったか?」

俺「え?あ、ああ…」

圭一「オレは前原圭一。同学年みたいだし、同じ男だし仲良くしような」

俺「ああ。宜しく」

レナ「私は竜宮レナ。レナも俺君や圭一君と同い年なんだ。仲良くしてね」ニコッ

魅音「私は3人より1つ上の園崎魅音。このクラスじゃ委員長をしてるんだ。まぁ何か分からない事があったら私に聞いてよ」

俺「ああ。ありがとう」

圭一「しかし面白かったなぁ。最初の…あれ、オレも転校初日にやられたんだよ」

俺「そうなのか?てかなんなんだあの沙都子って子…」

レナ「あれ?俺君、沙都子ちゃんと知り合いだったんだ?」

俺「…まぁ昨日下見で村を回ってて、ちょっとな」

魅音「沙都子はああ見えてトラップマスターと呼ばれてるんだ」

俺「…トラップマスター?」

レナ「うん。主に被害者は圭一君だけどね」

圭一「オレもよく引っかかるんだよなぁ…」

俺「えぇ…」

魅音「まぁアレは沙都子なりの愛情表現なんだ」

俺「いや、アレが愛情表現って…」

魅音「沙都子が積極的にトラップに引っ掛けるって事は俺は気に入られてるんだよ」

俺「マジで…?」

レナ「そうだよ。だから許してやってあげてね」ニコニコ

俺「…。」

俺「あぁ、まぁ…うん…。俺も大人だしな…」

圭一「ちなみに許さない場合はレナパンが飛んできてもっと恐ろしい目に遭うから注意した方が良いぜ?…」

俺「レナパン…?」

レナ「あはは。何の事かな?かなぁ?」拳グッ

俺「…。」

魅音「見掛けよりもすっげー効くんだよ…」

俺「き、肝に命じとくよ…」


圭一、レナ、魅音、梨花の好感度が1に上がった

58: 2019/09/15(日) 08:45:07.03 ID:iXNLzlZu0
放課後
雛見沢分校

俺「それじゃ皆んな。また…」

圭一「ああ、またな」

魅音「また明日ね~」

レナ「またね~」

梨花「また明日なのです~」

沙都子「今日は初日だったので手加減しましたが、明日こそはギャフンと言わせてみせますわ」ドヤアッ

俺(いや、重過ぎる愛情表現だ…)

扉「」ガラッ



雛見沢分校前

俺「はぁ…なんとか1日目が終わったか…。沙都子とか変な奴は居たが…まぁ皆んな良い人そうだし、やっていけそうだな」

俺「…でもあの5人、この後残って何やるんだろ?」

俺「分からんな…」

俺「と言うか圭一は可愛い子に囲まれてハーレムだったなぁ。羨ましい…と思う反面、よく恥ずかしくも無くあの輪に溶け込めるよなぁ」

俺「…。」

俺「とりあえずまだ時間あるし、今日は昨日と逆方面も探索して帰ろ」スタスタ




ゴミ山

俺「あ、あれ?なんだここ!?うわっ!ゴミの山だ…」

カラス「」カア-ッカア-ッ

俺「なんかカラスがよく鳴いてるなぁと思ったらこんな…」

俺「綺麗な村だって思ってたけど、どうしてこんな所にゴミの山なんかあるんだ?」

俺「不法投棄…?にしては数が多過ぎるような…」

俺(うーん…。爺ちゃんなら何か知ってるのかなぁ…帰って聞いてみるかな)スッ


コンマ下二桁
41以上誰とも出会わず帰宅した
40以下富竹と出会った(俺、バラバラ殺人について聞く)


安価下

59: 2019/09/15(日) 08:46:53.79 ID:cBchmrC90
ほい

62: 2019/09/15(日) 09:38:50.98 ID:iXNLzlZu0
コンマ79

俺部屋

俺(あの後、帰って爺ちゃんに聞いてみた所…あそこのゴミ山は昔はダム建設現場の場所だったらしい)

俺(ダムが建設されるとこの村は無くなる。その為、村中の人達が全員団結してダム建設反対運動を起こして国と戦った)

俺(その結果、村側が勝利してダム建設予定は破棄になった。そして二度とこの村にダム建設予定なんか出させるかって…)

俺(あそこにダム建設の話が再び持ち上がらないように村中の人間があそこに腐らないゴミを捨ててるらしい)

俺(…流石にこの村の環境保全の為か生ゴミはあまり捨てていない所が徹底してるなとは思う)

俺(かくして彼処はダム建設の話が無くなって以来、燃えないゴミ等が多 年々投棄されるようになりあのようなゴミ山になったと言う事だ)

俺「…なんて言うか、この村の住民って皆んな予想してたよりも過激だったんだな」

俺「まぁ平和的に解決した事を今更ほじくり返す必要も無いし、今はこの村は安泰みたいだから探る必要も無いか」

俺「ふあぁ…眠…」

俺「こんな人口3000人にも満たない小さな村にも…結構歴史があったんだなぁ…」

俺(とりあえず俺は…明日も学校頑張ろう…)

俺「ZZZ…」

64: 2019/09/15(日) 09:58:38.64 ID:iXNLzlZu0
雛見沢分校

俺「はっ…!」

足「糸」ツンッ

俺(こ…このパターンは…)

バケツ「」バシャ-ッ

俺「んなっ!?」

俺頭「」バシャッ

俺「…。」ビチャビチャ

沙都子「おーほっほっ!今日は昨日のようには甘くありませんわよ!」

レナ「だ、大丈夫かな?かなぁ俺君?…」

俺「……。」眉毛ヒクッヒクッ

沙都子「ほほほ」ニヤニヤ

俺(も…もう我慢ならん…!)ブチッ

俺「ごらぁーッ!!3度目は許さん!!」

沙都子「ようやく俺さんもわたくしの罠に反応しましたわね。そうそうその顔が見たかったんですわ!おーほっほっ!」

俺「フンッ!!!」ブウンッ

圭一「あ!ま、待て俺!」

沙都子頭「」ゴンッ

沙都子「びええええん。俺さんがぶったあぁ!!」ポロポロ

俺「幾ら何でも悪戯の度合いが過ぎる。ちっとは反省するんだな」パンパン

沙都子「びえええん!」ポロポロ

俺「…。」ズキッ

俺(あ…やべ…。ちょっとやり過ぎたかな…)

俺「あ…えっと…ご、ごめーー」

レナ「はぅ~!泣いてる沙都子ちゃんかぁいいよぅ~!!///」クネクネ

俺「…ん?」

レナ「沙都子ちゃんを泣かせる悪いお兄ちゃんはレナお姉ちゃんがやっつけてあげるからね!///」クネクネ

俺「……へ?」

ブウンッ

レナパン「」メキャッ

俺「」ドサッ

俺(れ、レナ…。女の子が出すようなパンチじゃないぞ…。というか俺や圭一でも無理な速さ…いったいどうなって…)シュウウウウ...

圭一「あーあ…だから辞めとけって言ったのによ…」 

梨花「俺、かぁいそかぁいそなのですよ~」ナデナデ

俺「…。」チラッ

沙都子「ふふーん」ドヤアッ

俺(うげっ…あいつもう…。こ、これもレナに仇を取らせる罠…嘘泣きだったのか…)プスプス...

俺(いや、でも皆んな笑ってるし、これで良かったのかな…)

魅音「でも、俺もいつまでもやられっ放しじゃストレス溜まるでしょ?」ヒョイッ

俺「……うん。正直このままだといつかストレスでハゲそう」

魅音「正々堂々仕返しできるちょうど良い方法があるよ」ニヤッ

俺「正々堂々仕返しができる…?」

67: 2019/09/15(日) 10:23:49.65 ID:iXNLzlZu0
放課後
雛見沢分校

俺「魅音…これは?」

レナ「部活なんだよ。だよ?」

俺「…部活?」

魅音「オホン。えー我が部はだな」

複雑化する社会に対応する為、活動毎に提案される様々な条件下、時には順応、或いは逆境から如何にしてーー」

梨花「つまり皆んなでゲームして遊ぶ部活なのです」

俺「??」

魅音「うぐっ…またしても、まぁいいや。そこで、部員の皆んなに彼…俺を新たに我が部へと入部させようと思うのだが、諸君にも是非を問いたい!」

圭一「勿論!オレは賛成だぜ!」

レナ「レナも賛成~。皆んなでやった方が楽しいからね」

梨花「僕も賛成なのですよ~」

沙都子「おっほっほっ。わたくしも構いませんわ。所詮俺さんが加わっても結局圭一さんと一緒にカモが1匹増えるだけですもの」

魅音「うむ。全会一致!おめでとう俺!君も今日から我が部の一員だ!」

俺「…。」

俺「うん?何かよく分からんが、これで朝の仕返しができるんだろ!?」

梨花「それは俺がトップを取ればの話なのですよ。にぱ~」

俺「トップを?」

レナ「ビリになった人には罰ゲームが待ってるんだ。基本的にどんな事を命令しても良いの」

俺「ほぅ…面白いじゃないか!乗った!」

圭一「よっしゃあ!良い気合いじゃねえか!楽しくなりそうだな!」

魅音「まぁ、そんなに甘く無いのが我が部なんだけどねぇ」ニヤッ

俺「うん?」

68: 2019/09/15(日) 10:24:48.12 ID:iXNLzlZu0
雛見沢分校

魅音「まぁとりあえず圭ちゃんの時と一緒で、今日は初心者にも比較的甘めのジジ抜きからにしようかな」

俺「ジジ抜きか。運勝負か。それなら俺にも勝機がありそうだ」

全員「「「あはははは」」」ドッ

俺「…へ?」

沙都子「甘いですわねぇ。そんな考えじゃ1万5千億光年経ってもわたくしに勝てませんわよ?」ニヤニヤ

俺「まさか…運勝負じゃないのか!?」

梨花「みぃ…」ニヤニヤ

レナ「大丈夫。俺君も慣れてきたらそこそこ勝てるようになると思うよ」ニヤニヤ

圭一「オレの二の舞にはなるなよ?」ニヤニヤ

俺「…!?」ゾクッ

俺「い、いや。そうだとしても狙うは1位のみだ!」

魅音「その心意気や良し。俺の実力を見せて貰うわよ」ニヤッ

俺「ああ!なんでも来い!」


コンマ下二桁
99特殊能力持ち俺、余裕で1位だった(梨花の好感度がMAXに)
95以上勘が異様に冴えていたニュータイプ俺、ギリギリ1位に(部活メンバーの好感度が5に上昇)
94以下普通に皆んなとは実力が違い過ぎて俺がビリに(部活メンバーの好感度が全員3に上昇)

安価下

69: 2019/09/15(日) 10:25:57.62 ID:pTOQSTBt0
ピキーン

71: 2019/09/15(日) 10:41:37.44 ID:iXNLzlZu0
コンマ62
帰り道

圭一「フラグ回収上手すぎだよなお前」スタスタ

俺「いや、褒めてないだろそれ…」スタスタ

俺顔落書き「」
額「肉」

魅音「ウチの部は皆んな精鋭揃いだからねえ。そんな初日から新入部員がトップになるような甘い勝負はしてないだよ」スタスタ

俺「はぁ…まさかイカサマされてるなんてもっと早くに気付けば…」

レナ「あはは…。俺君は1位になろうとちょっと真っ直ぐ過ぎたよね…」スタスタ

圭一「勝つ為に貪欲なその姿勢は嫌いじゃないけどな。はは」スタスタ

魅音「後は経験だねえ」

俺「クソー!!この屈辱はいつか必ず1位を取って返してやる!」

レナ「頑張ってね」ニコニコ

魅音「うん。リベンジの機会は毎日あるから」

圭一「逆に言えば、早くビリを脱却できるようにならないと毎日罰ゲームだからな」

俺「ぐぬぬ…ま、負けるもんか!」



俺(そんなこんなで俺は皆んなと楽しく遊ぶ部活に入り、最初の心配は何処へやら。無事に皆んなと仲良くなって行った)

72: 2019/09/15(日) 10:59:01.70 ID:An64tBRyo
たんぱつかいひ

73: 2019/09/15(日) 11:05:02.70 ID:iXNLzlZu0
雛見沢分校

魅音「はい。今日も俺がビリ決定~!」

俺「」チ-ン

俺(部活の得意ゲームはオールマイティで、全パラメータが高水準の部長の魅音。しかし口癖がおじさんだったりと変な所もあるが、圭一とは馬が合うのか頭一つ抜けて仲が良い)



ゴミの山

レナ「今日はかぁいい物あるかなぁ。かなぁ!?」キョロキョロ

俺「よくこんなゴミの山を好きに歩き回れるな…ほあっ!?」足場ツルンッ

俺(部活では比較的良心な方のレナ。しかし年頃の女の子なのに、誰も来たがらないゴミの山で宝探しが趣味だったり、かぁいいモードに入ると周りが見えなくなったり…色々と規格外である)



校庭

俺「よし、梨花ちゃん!捕まえた!」タッタッタッ

梨花「みぃ…」ジワッ

俺「うっ…!」ビクッ

富田&岡村「梨花ちゃん!ここは僕達に任せて逃げて!」バッ

俺「なっ…!?ええっ!?なんで鬼が鬼を抑えるんだ!?」ググッ

梨花「2人とも助かったのですよ。後は任せるのですよにぱ~」タッタッタッ

俺「ちょっ!?せこいぞ梨花ちゃん!?富田君!岡村君!君達は騙されてるんだ!?」ググッ

俺(狸の梨花ちゃん。自分の萌え要素を理解しているらしく、それを使い周りの男を使うあざとい魔性の女。小学生の時点で既にああなら、将来彼女はどうなってしまうのか非常に不安である…)



山の中

俺「…。」スタスタ

俺「はっ!?」

糸「」クンッ

俺「チッ…!そう何度もッ…!」バッ

別の糸「」グイッ

俺「ファッ!?」

俺脚「」グイ-ンッ

沙都子「おーほっほっ!そろそろ俺さんが学習する事もお見通しでございますわ」スタスタ

俺「ま、負けました…。助けて…」宙ずり

俺(俺のライバル。トラップマスター沙都子。俺を手玉に取るように次から次へと罠に嵌めて楽しんでいる、歪んだ愛情表現を持った子。でも彼女には一番酷い目に遭わされてるが、何故か憎めない…)

74: 2019/09/15(日) 11:12:00.40 ID:iXNLzlZu0
帰り道

俺(そして俺よりも1ヶ月前に引っ越して来たばかりで、仲間想いで熱血漢の前原Kーー)スタスタ

俺エンジェルモート衣装「」

圭一「…なぁ、ちょっと俺に聞きたいんだけどさ」スタスタ

圭一スクール水着「」

俺「う…うん?…」

俺(良いところだったのに…)

圭一「…お前、そろそろ越して来て1週間だろ?この村についてどれくらい知ってる?」

俺「え?この村にって…まぁ少しだけ?昔この村でダム戦争があったとかそれくらいか…」

圭一「そっか…」

俺「それがどうしたんだ?」

圭一「…。」

圭一「なんかさ、オレ達より前にこの村に住んでた奴等…魅音とかレナとかさ」

俺「うん」

圭一「なんかこの村の事聞いてもちゃんと教えてくれないんだよな…」

俺「え?そうか…?」

圭一「何かオレ達に隠してる事がある気がするんだよ…。オレ達も仲間なのによ…」

俺「…。」

俺(普段仲間想いの圭一にしては珍しい疑心発言…何かあったのか?)

圭一「あいつら皆んな何か…俺達に村の事で隠してる事とか無いかな?」

俺「…。」


1俺は別に誰も俺達に隠し事なんてしてない良い奴らだって思うけど?
2圭一が疑うって言うなら、俺もこの村の事。改めて色々調べてみるよ


多数決下5まで


魅音、レナ、梨花、沙都子、圭一の好感度が3に上がった

76: 2019/09/15(日) 11:13:59.89 ID:HT+mOtBz0
1

78: 2019/09/15(日) 11:23:49.45 ID:iXNLzlZu0
帰り道

俺「俺は別に誰も俺達に隠し事なんてしてない良い奴らだって思うけど?」

圭一「そうか…」

俺「どうしたんだよらしくも無い。何かあったのか?」

圭一「あ、いや…そんな気がしただけだ。悪い、変な事聞いて。忘れてくれ」

俺「あ、ああ…?」

圭一「来週はこの村の年に1回の綿流し祭りだったよな。そん時は思う存分楽しもうぜ」

俺「ん…そうだな」

圭一「じゃっ、待たな!」スタスタ

俺「ああ」スタスタ

俺(…どうしたんだろうか圭一の奴。らしくも無い)

俺(いつもなら仲間を疑うなんてする筈無い奴なのに…)



ーーしかし、翌日から圭一はそんな風に言ってたのすら忘れるくらいに元に戻っていた為俺は何も気をかけなかった
そして、綿流しの祭り当日…




80: 2019/09/15(日) 11:31:28.79 ID:iXNLzlZu0
雛見沢
神社

俺(今日は年一回の雛見沢の綿流し祭りがある)

俺(綿流しとは魅音曰く、痛んで使えなくなった布団や広袖とかに感謝しながら沢に流す行事らしい)

俺(そして梨花ちゃんが実行委員で、巫女役を務める) スタスタ

レナ「はぅ~!今年も賑わってるね~」キョロキョロ

魅音「圭ちゃんと俺は綿流しのお祭りは初めてだったよね。今日こそ普段の我が部の実力を出す時だよ」

圭一「沙都子と梨花ちゃんは何処だ?」

沙都子「皆様方お待ち致しましてよ」スタスタ

梨花「こんにちはです」

俺「梨花ちゃん。流石に巫女姿似合ってるな」

梨花「ありがとうなのですよ俺」ニコッ

レナ「巫女装束梨花ちゃんかぁいいよぅ!お持ち帰りぃ~!」ドドドドドッ

梨花「みぃ~!?」ガシッ

魅音「こらー!この祭りの主役を連れ去るなー!」

圭一「…。」

俺「ん?圭一?」

圭一「あ、いや。何でも無い」

俺「??」

魅音「んじゃ早速行くよー!」

全員「「おーっ!」」

綿飴屋「」

全員「「量多過ぎ…」」ハグハグッ

たこ焼き屋「」

全員「「あちっあちちっ!」」フ-フ-

かき氷屋

全員「「今度は冷えるーっ!!」」キ-ンッ


ーーそんなこんなで俺達は祭りを心行くまで楽しみ、梨花ちゃんの演舞を見て綿流しの時間になった

81: 2019/09/15(日) 11:38:08.68 ID:iXNLzlZu0
雛見沢


職員「はいどうぞ」スッ

綿「」

俺「どうも」

魅音「圭ちゃんと俺は初めてだったよね。これをこう言う風に川に流して感謝するの」パンッ

綿「」ユラ-ッ

圭一「なるほどなぁ」スッ

綿「」ユラ-ッ

圭一「こうか?ありがとうございますって」パンッ

魅音「そうそう。別に口に出す必要は無いけど」

魅音「さっ、俺もやってみなよ」

俺「ああ」スタスタ

俺(綿流し…か…)スッ

俺が流した綿「」ユラ-ッ

俺「…。」ジッ

沙都子「ふふん。わたくしの綿が俺さんのを追い抜きますわ」ドヤアッ

俺「いや、流石にこれは争って無いから…」




魅音「皆んな綿流しちゃんと終わったぁ?」

圭一「終わったよ」

梨花「はいです」

沙都子「ええ。問題ありませんわ」

レナ「うん!」スタスタ

俺「ああ」

魅音「じゃあこの後は…」

圭一「あ、悪い魅音!オレ、ちょっとションベンしたくなっちまった」

魅音「えー」

圭一「直ぐに戻るからよ!」

梨花「お手洗いは入り口の近くにあるのですよ~」

圭一「そっか分かった!直ぐに戻るからその辺に居てくれ!」

俺「…。」


1行ってら~。ちゃんと直ぐに戻れよ~
2俺もちょっとしたかったんだよな。一緒に行くよ


多数決下5まで

82: 2019/09/15(日) 11:38:43.46 ID:ob3qlJpZo
2

86: 2019/09/15(日) 11:43:43.75 ID:iXNLzlZu0
男子トイレ内

圭一「ふぅ~。たらふく食べて、たらふく飲んだ分よく出るなぁ…」ジョロロロロ...

俺「ああ…。スッキリしたぁ…」ジョロロロ...

俺「よし、じゃあ皆んな待たせてるだろうし直ぐに戻るか」ジッ

圭一「ああ」ジッ



川の側

スタスタ

圭一「あれ?あいつら何処行ったんだ?」キョロキョロ

俺「…ここ未だ結構人が多いからな。先に少しだけどっか移動したのかもな」キョロキョロ

俺「…。」


1仕方ない。探してみるか……っておい圭一?…え?誰だその人?
2ここに居たら向こうが勝手に見つけてくれるだろ


多数決下5まで

87: 2019/09/15(日) 11:44:35.24 ID:9THLEk6e0

92: 2019/09/15(日) 11:49:30.85 ID:iXNLzlZu0
川の側

俺「仕方ない探してみるか…。近くに居るとおもうんだが…」キョロキョロ

圭一「お?あそこに居るのって鷹野さんじゃん」スタスタ

俺「え?圭一?何処にって…え?誰だその人…?」スタスタ

鷹野「あら前原君。こんばんわ」

圭一「うっす」

俺(…大人の女の人だ。こんな人も村に居たんだ)スタスタ

鷹野「前原君。こっちの子は?お友達?」

圭一「はい。先々週くらいにこの村に越して来た…」

俺「俺です。宜しくお願いします」ペコリッ

鷹野「私は鷹野三四。宜しくね」クスクス

俺「ど、どうも…///」

俺(なんつーか、レナや魅音には無い大人の魅力が凄い…)

圭一「鷹野さんはこの村の診療所の看護婦さんをしてるんだよ」

俺「そうなのか…。診療所なんて未だ行った事無いから、こんな若くて綺麗な人が居るなんて知らなかったな…」

鷹野「あら、俺君は上手いわね」クスクス

圭一「診療所の先生も結構個性的だけどな…」

俺「へぇ。なら今度時間があったら行ってみるかな」

鷹野「ええ、是非いらっしゃい」

圭一「ところでこの辺で魅音達、見ませんでしたか?ちょっと逸れちゃって」

鷹野「いいえ、見てないわね。私はジロウさんと待ち合わせしていただけだから」

俺&圭一「「ジロウ?」」

富竹「やぁごめんごめん。少し遅れちゃって」スタスタ

93: 2019/09/15(日) 11:56:21.29 ID:iXNLzlZu0
川の側

圭一「あ、富竹さん」

俺「こっちの男の人とも知り合い?」

圭一「ああ、まぁな…」

俺(あ、よく見たらこの人。さっき梨花ちゃんの演舞を最前列で撮りまくってた人じゃん)

富竹「いやぁ、最近は初めて会う子が多いね。僕は富竹ジロウ。フリーのカメラマンさ」

俺「俺は俺です。宜しくお願いします」

俺(やっぱりまだまだ俺の知らない人は多いな)

圭一「2人はどう言う仲なんですか?」

富竹「え?あ、いやぁ僕らは…//」

鷹野「只のカメラ仲間よ。ね?ジロウさん?」スッ

カメラ「」

富竹「…そ、そうだね」

鷹野「どう2人とも?この村には慣れたかしら?」

圭一「いやぁ、未だオレの知らない事もいっぱいあるみたいで…」

俺「俺も知っての通り、未だ診療所にすら行った事すら無いので…」

鷹野「あら、そうなの?何か知りたい事があるのかしら?」

俺(俺は特に無いけど、圭一はあるのかな…?)チラッ

圭一「…。」

圭一「例えば、ダム工事の事とか…バラバラ殺人の事とか…」

俺「えっ!?ば…バラバラ殺人!?」ドクンッ

94: 2019/09/15(日) 11:57:58.64 ID:iXNLzlZu0
川の側

圭一「悪い。俺は越して来たばかりで知らなかっただろうけど…あったんだよ…。あのゴミの山で…」

俺「…!?」ドクンッ

富竹「あったよ。ちょうど四年前の今頃だったかな…」

鷹野「お年寄り達はオヤシロ様の祟りだと疑わなかったみたいね」

俺「オヤシロ様の祟りって…」

富竹「毎年、綿流しの日になると誰かが氏ぬんだよ」

鷹野「そして、誰かが行方不明になる」クスッ

圭一「…。」ゴクリッ

俺(ええ…)

富竹「バラバラ殺人のあった四年前は、ダム建設現場の監督が氏に、その作業員が行方不明になった。今も見つかっていない」

俺「…。」ゾクッ

富竹「その翌年は、雛見沢の住人でありながらダムの誘致派だった男が、旅行先で崖下の濁流に転落して氏亡した」

富竹「奥さんに至っては氏体も上がっていない」

俺(1人氏に、1人行方不明に…)

鷹野「更に翌年、神社の神主が原因不明の奇病で急氏したの。奥さんはその晩の内に沼に入水自殺…」

俺(あ、これも…)

富竹「更に翌年。これも綿流しの晩、今度は近所の主婦が撲殺体で発見された」

富竹「そして、5年目の綿流しってのがつまり…」

俺&圭一「「ぁ…」」ドクンッ

鷹野「そう。今日なのよ」クスッ


俺の???レベルがかなり上がった
圭一の???レベルが無茶苦茶上がった

99: 2019/09/15(日) 12:16:42.41 ID:iXNLzlZu0
雛見沢
川の側

魅音「あっ!いたいたおーい圭ちゃん。俺~」

圭一「…!」ビクッ

俺「魅音…」クルッ

沙都子「もう、お2人ともちょっと用を足すだけでお時間がかかり過ぎですわよ」

レナ「はぅ…探したよ~」

富竹「おっ、良かったじゃないか。ちゃんと合流できたみたいだね」

俺「え、ええ…。それじゃあ俺達、行きますから…」クルッ

圭一「そ、それじゃあ…」クルッ

鷹野「今夜はお互い気をつけましょうね」クスクス

俺(誰か氏に、誰か行方不明に…か…)スタスタ

圭一「…。」スタスタ


ーーその後、俺と圭一はお互いそれ以上オヤシロ様の祟りの話題には触れる事無く、皆んなとは解散する事になった…

そう、俺達は単純に怖かったのだ…


翌朝
通学路

俺「…よう」目ギンギン

圭一「おう…」目ギンギン

レナ「??」

俺(お互い怖くて一睡もできなかったみたいだけど、大丈夫だったんだな…俺達…)

圭一(はは…オヤシロ様の祟りは起きなかったんだ…)


ーーしかし、俺達はその後…オヤシロ様の祟りがやはり5年連続で起きていた事を知る…

100: 2019/09/15(日) 12:18:03.45 ID:iXNLzlZu0
雛見沢分校
玄関

大石「あ、俺さんと前原さんですか」 パタパタ

俺(…あれ?誰だ?)

圭一(なんだ?)

大石「私の名前は大石と言う物です」

圭一「はぁ…」

俺(この人は圭一も知らない人か)…)

大石「どうです?私の車はエアコンが効いてますから、そっちでお話ししましょう」スッ

警察手帳「」

圭一「え?このマークって…」

俺「…警察?」



大石車内

大石「改めまして、私は興宮署の大石と言う者です」

圭一「…警察の人がいったい俺達に何の用ですか?」

俺「…俺達、何か捕まるような事したっけ?」

圭一「いや…」フルフル

大石「いえ、お2人ではありません」

俺&圭一「「??」」

大石「この男性をご存知ですか?」スッ

写真「富竹」

俺「ん?富竹さん?」

圭一「あの、富竹さんがどうしたんですか?」

大石「ええ。お二人は昨夜、富竹さんとお話ししていましたよね?」

俺「…え?」

大石「目撃者も出ています」

圭一「はぁ…。でもそれがどうしたんです?」

大石「実は富竹次郎さんなんですが…。昨夜、お亡くなりになりました」

圭一「……えっ?」

俺「……はい?」

101: 2019/09/15(日) 12:18:57.84 ID:iXNLzlZu0
大石の車内

大石「何かお二人は気になる事があったなら言って下さい」

圭一「き、気になる事って…」

大石「…綿流しの日に殺された。お二人にはそれが、どう言う意味があるのか解りますよね?」

俺「ま、まさか…」

圭一「オヤシロ様の祟り…!」

大石「そう、そのまさかです」

圭一「っ…」

俺「…富竹さんにいったい何があったんですか?」

大石「第1発見は、祭りの警備を終えて帰宅途中のウチのワゴンでした」スッ

メモ帳「」ペラッ

大石「時刻は24時5分前。場所は…町へ出る道路が、ちょうど舗装道路に変わるところでした」

大石「街灯が殆ど無い道です。その暗闇の中で路肩に倒れてる富竹さんを発見しましてね」

大石「地面いっぱいに、血と汚物が広がっていました」

圭一「うっ…」オエッ...

大石「検視の結果、自分の爪で喉を…」

俺「爪…?」

大石「富竹さんは何を思ったか、自分の爪でガリガリガリガリ…」

ライター「」シュボッ

大石「そして、傷付けてはいけない大切な血管にまで爪が届き…」

大石「薬物を疑いましたが、そう言う類の物は検出できませんでした」

俺「…。」スッ

富竹が首を真っ赤に染めて氏んでいる写真「」

圭一「うっ…お前よくそんなの見れるな…」オェッ

俺「…他に何か特徴は?」

大石「他には身体に幾つもの外傷が発見されましてねぇ…」

圭一「外傷…?」

俺「誰かが富竹さんに乱暴したんですか?」

大石「ええ…。それも複数犯の可能性があるんですよ」

俺(……ん?犯人は複数犯?)

大石「氏亡推定時刻は21時から23時頃のようです。つまりお二人と別れて直ぐ…」

圭一「一緒に居た鷹野さんは…?」

大石「行方不明です。事件に巻き込まれた可能性が極めて高いようです」

俺「1人氏に、1人が行方不明に…」

圭一「オヤシロ様の祟りと…一致する…」ビクッ

102: 2019/09/15(日) 12:19:49.53 ID:iXNLzlZu0
大石の車内

大石「このままでは富竹ジロウさんはオヤシロ様の祟りで氏んだ事になってしまいます」クルッ

大石「事件の晩、神聖な儀式の時にカメラをバシャバシャ撮っていた物だからオヤシロ様の怒りに触れた」

俺「確かに富竹さんは最前列で梨花ちゃんを撮りまくってたけど、そんな…」

大石「そう言う話になってしまうんですよ」

圭一「ま、待って下さい!だ、だいたいバチとか、祟りとかで人が氏ぬなんて!」

大石「そう言う事ですよ前原さん。祟りを信じて居ない雛見沢の方の協力が不可欠なのです」

大石「何でも結構です。不確かな物で構いませんから…あーこれ。私の電話番号です」スッ

名刺みたいな物「」

俺「ん…」スッ

大石「今日ここでした話は全て内緒です。特に、園崎さん達には絶対に知られないようにして下さい」

圭一「ん?園崎って…魅音の事か?なんで…」

大石「この村の誰がどれくらい関わっているのか、全く分からないんですよ」

大石「だからこそ、口外して欲しく無いんです」

圭一「そんな…」

大石「じゃあこう考えましょう。祟りを盲信する村人の皆んなを心配させたく無いから内緒」

大石「そう言う事でどうです?」

圭一「あ…はい…」

大石「俺さんは?」

俺「…え?あ、はい…」

大石「では、何か分かった事があれば連絡して下さいね」

車「」バタンッ

103: 2019/09/15(日) 12:22:55.19 ID:iXNLzlZu0
雛見沢分校

圭一「なんか、大変な事になっちゃったな…」スタスタ

俺「ああ…」スタスタ

圭一「オレ達は祟りには合わなかったけど、富竹さん達が…」

俺「…。」

圭一「と、とりあえずさ。いつも通り放課後は部活をして気持ちを落ち着かせようぜ」

俺「ああ。そうだな…」



放課後

魅音「ごめん皆んな。私、今日はちょっと用事があってさ。だから悪いんだけど、今日の部活は無し!」

圭一「え…」

魅音「本当ごめん!!」スタスタ

レナ「レナもちょっと用事ができちゃったから今日は圭一君と俺君で帰っててくれないかな?かな?」

俺「あ、ああ…分かった…」

レナ「また明日ね」スタスタ

梨花「残念ですが仕方ないのです。帰りましょう沙都子。また明日です俺、圭一」スタスタ

沙都子「そうですわね。では皆さまご機嫌よう」スタスタ

俺&圭一「…。」



帰り道

圭一「なんかさ…やっぱりあいつら。急に俺達に対してよそよそしくなってねえか?」スタスタ

俺「うーん…」スタスタ

圭一「オレ達が未だ越してきたばかりで村に馴染んで無いからか…本当にそうなのか?」スタスタ

俺「…どう…だろうな」スタスタ

俺(分からない…でも今なら前に圭一が仲間を疑っていた理由わかる気もする…)

圭一「…。」

圭一「…なぁ、どうする?」

俺「…え?」

圭一「ほら、昼間話した警察の大石って人の…」

俺「あ、ああ…」


1とりあえず、大石って人に言われた通り何か分かった事があれば連絡で良いんじゃ無いか…?(俺、圭一と同じスタイル)
2お、俺は関係無い…!巻き込まれるのはもう沢山だ…!!(俺、超消極的スタイル)

多数決下3まで

104: 2019/09/15(日) 12:24:21.13 ID:rZCsCHxUO
1

106: 2019/09/15(日) 12:27:27.73 ID:iXNLzlZu0
雛見沢
帰り道

俺「とりあえず、大石って人に言われた通り何か分かった事があれば連絡で良いんじゃ無いか…?」

圭一「そうだよな…。今の所そうするしか無いよな…」

俺「ああ…。それじゃあな」クルッ

圭一「な、なぁっ!」

俺「え?」クルッ

圭一「お、お前はオレと同じ側の人間だよな…?」

俺「…は?圭一。お前、何言って…」

圭一「答えてくれ!」

俺「あ?…」

圭一「オレ達はな、仲間…だよな?…」

俺(なんだよこいつ。急にどうしたんだ…?)

圭一「はぁ…はぁ…」

俺(やたら目が血走ってるような…大丈夫か圭一?とりあえずここは…)


1…正直。俺も他の連中の事はもうよく分からないが、俺だけは間違いなく圭一の仲間だよ
2いや、俺だけじゃなく魅音達も仲間だろ?何言ってんだ?
3どうしたんだよ圭一…。らしくも無い。病院にでも行った方が良いぞ


多数決下3まで

107: 2019/09/15(日) 12:29:48.15 ID:MvmSTg2e0
2

113: 2019/09/15(日) 12:35:50.60 ID:iXNLzlZu0
帰り道

俺「いや、俺だけじゃなく魅音達も仲間だろ?何言ってんだ?」

圭一「…!」

俺「…え?」

圭一「は…はは…。そうか…お前も、そっち側だったのか…」

俺「そっち側って…何だ?何か変な物でも見えてるのか?」

圭一「う、うわあぁぁっ!!」ダッ

俺「あっ!お、おい!」

タッタッタッ

俺「……??」

俺「逃げて行っちゃった…訳が分からん…」

俺「とりあえず帰って、頭の整理でもしよう…」スタスタ

118: 2019/09/15(日) 13:00:16.61 ID:iXNLzlZu0
翌朝
通学路

俺(昨日、家に帰って俺の小さな脳みそでも考えてみたけど、分からない…)

俺(何も有力な手掛かりは分からなかった…)

レナ「圭一君。遅いね…」

俺「ああ…」

俺(圭一はいつもの集合場所に現れなかった…。遅刻して後から来るんだろうか…?)

俺「魅音も待ってるだろうし、先に行っとくか…」スタスタ

レナ「うん…そうだね」スタスタ

俺(何気にレナと2人きりで話すのは珍しいんだよな…)

レナ「…。」スタスタ

俺(何の会話をしよう…?と言うか寧ろ、昨日の警察に言われた話…レナにも報告しとくか?)

俺(大石って警察からは口止めされてるし、圭一はちゃんとそれを守ってるけど…)

俺「…。」


1レナに報告しておく
2いや、黙っておく

多数決下3まで

119: 2019/09/15(日) 13:01:15.50 ID:YJwxzaMo0
1

136: 2019/09/15(日) 13:38:49.29 ID:iXNLzlZu0
通学路

俺「なあレナ。ちょっと話があるんだけどさ…」

レナ「ん?何かな?かな?」

俺「俺、昨日。部活中に圭一と呼ばれてたじゃん」

レナ「あ…うん…」

俺「実はあれ、職員室で学校の関係者と話してたって言ってたけど…本当は俺達興宮の警察に呼ばれててさ…」

レナ「…。」

俺「祭りの日に俺と圭一が、皆んなと逸れてた時に話した人達がオヤシロ様の祟りに遭ったって言われたんだよ…」

レナ「それで…?」

俺「警察の人は村の人間がどれだけ関わってるか分からないから、未だ誰にも話すなって言ってたけど…」

俺「俺、自慢じゃないが部活でも知っての通りカラクリや仕掛けとか難しく考える事苦手でさあ~。さっぱり犯人なんて見えて来ないんだよ」

レナ「ふふっ…」

俺「だから俺よりももっとマシなレナなら俺よりも何か分かるかなって思ってバラす事にしたんだけど…どう?」

レナ「…。」

俺「???」

レナ「…ふふっ」

俺「ん?」

レナ「あははははは!」

俺「…!?」ビクッ

レナ「ううん、本当はね。レナ知ってたんだよ?」クスッ

俺「え?な、何が…?」

レナ「俺君と圭一君が、昨日職員室じゃなくて校門の前で知らないオジサンと話してたの」

俺「ええっ!?」

レナ「多分魅ぃちゃんも知ってるんじゃないかな?」

俺「ええ…マジかよ…」

レナ「うん。でも2人は隠したかったみたいだから、自分から言って来るまで、無理に追求しない方が良いかなって」ニコッ

俺「…。」

俺「全然気付けなかったけどレナって、案外鋭いんだな…」

レナ「…ふふっ。どうだろうね」ニコッ

152: 2019/09/15(日) 14:13:15.39 ID:iXNLzlZu0
通学路

俺「それで、どう?何か犯人分かりそう?」スタスタ

レナ「ううん…。レナにも分からないかな…」

俺「そっか…」

レナ「寧ろ…」ピタッ

俺「寧ろ?」

レナ「人間の犯人なんか、居ないんじゃないかなって…」

俺「……は?」

レナ「だって…俺君は聞いた事無い?オヤシロ様の声…」

俺「あ、おーい。うっす魅音!」スタスタ

魅音「おはよう俺、レナ。あれ圭ちゃんは?」

俺「さあ、何か朝寝坊っぽいけど」

魅音「ありゃ…そうなの?」

俺「ああ、俺達も遅刻するから先行っとこうって」

魅音「そっかぁ~圭ちゃん不良だなぁ」

俺「まっ、後から来るだろ。先行っとこうぜ」スタスタ

魅音「うん。そだね」

魅音「ん?レナ?行くよ?」クルッ

レナ「…うん。何でもないよ。行こっ」ニコッ



ーー結局、圭一は遅れて来たが圭一は昨日も寝られなかったのか、それとも体調が悪いのか一日中机に突っ伏してグッたりしたままだった

159: 2019/09/15(日) 14:45:19.62 ID:iXNLzlZu0
帰り道

俺(放課後は魅音が叔父の手伝いで忙しいとか何かで、先にそそくさと帰って行ったので今日は部活は無しになり俺と圭一とレナで帰る事になった)

俺(…ただし、圭一はレナに未だ昨日の事を打ち明けてない状態でレナは圭一に嘘をつかれてる事を知ってる)

俺(そして俺はレナとは魅音や沙都子程、そこまで仲が良い訳でも無く…)

俺(圭一にも、何故か昨日の帰りの1件以来微妙に距離を置かれている…)

俺(つまり…)

圭一「…。」スタスタ

レナ「…。」スタスタ 

俺「…。」スタスタ

俺(誰も何も話さなくて、絶妙に空気が重い…)

俺(なんだよこの面倒臭い関係…。祭りの日まで皆んな楽しくやってたのに、どうしてこうなっちゃったんだ…?)

圭一「な、なぁレナ…」

俺(おっ、均衡を破るように圭一が口を開いた)

圭一「皆んなはオレに…嘘や隠し事なんかしてないよな?」

俺(なんだ圭一…またその質問か…)

レナ「えっ?してないよ!全然!」

圭一「嘘だろ?…してるよな?オレに…隠し事…」

レナ「…。」

レナ「…圭一君こそ、レナたちに嘘や隠し事をしてないかな?」

俺「あっ、れ、レナ…。それは…」

レナ「……俺君は黙ってて」

俺「あ、はい…」

俺(なんだこのレナ…こわっ…)

圭一「してないよ…。嘘も、隠し事も…」

レナ「…嘘だよ」

圭一「どうして嘘だって…」チラッ

俺「えっと…」チラッ

俺(やべえ…圭一にすっごい疑われてる…)

レナ「圭一君達、昨日の部活の時、先生に呼ばれて職員室に行ったって言ったよね?」

レナ「レナ は知ってるんだよ?圭一君達は職員室になんか行かなかった…」

レナ 「校門の所の車の中で、話をしてたよね?…知らないオジさんと…」

圭一「あ…」ジッ

俺(…いや、俺を見るな)チラッ

レナ「…誰?あのオジさん」

圭一「しっ…知らない人だよ…」

レナ「…知らない人が、なんで圭一君に用があるの?」

圭一「オレが知りたいよ!」

レナ「じゃ、何の話をしていたの?」

圭一「みんなとは関係のない話だよ!」

レナ「嘘だッ!!!」

俺「ッ…!」キ-ン...

鳥の群れ「」バサッバサッバサッ..

160: 2019/09/15(日) 14:59:34.04 ID:iXNLzlZu0
帰り道

俺(なんだ今のレナの声量…。耳がビリビリしたぞ…)

俺(近くの木に居た鳥達も驚いて飛び出して行ったし…)

レナ「圭一君に隠し事があるように、レナ達にだってあるんだよ…」

圭一「あ…あぁ…」チラッ   

俺「…ごめん圭一。俺、実は今朝レナに全て話したんだ。何かレナから知恵を借りようと思って」

圭一「お、お前…やっぱり…」

レナ「圭一君もきっと自分から話してくれると思ってたのに、がっかりだよ…」

圭一「え…あ…」

俺「ごめん…」

圭一「ッ…!」タッタッタッ

俺「あっ!圭一!?」

俺(また逃げて行ってしまった…)

俺(…まさか、こんな事になるなんて思ってなかった。どうしよう)


1圭一を追って弁明する
2レナを咎める
3…諦めて帰ろう


多数決下5まで

162: 2019/09/15(日) 15:00:38.06 ID:QAwULytb0
2

168: 2019/09/15(日) 15:22:23.94 ID:iXNLzlZu0
帰り道

俺「レナ!?なんであんな言い方したんだよ!?」

レナ「…。」

俺「圭一の奴…ただでさえ自分が事件に巻き込まれた事で参ってるのに、あれじゃ益々…」

レナ「レナも圭一君の事は心配してる…。それは本当だよ?」

俺「そんな。だったら、あんな言い方しなくても…」

レナ「……私ね。嘘をつかれるのが嫌いなの」

俺「……は?…いったい何の話しだよ。そんな事、関係ないだろ?俺は仲間にあんな言い方しなくてもって…」

レナ 「…。」

レナ 「いいよ別に…。最初から分かって貰おうなんて期待してない」クルッ

俺「あ…」

レナ「お馬鹿な俺君には一生理解できないよ…。レナの気持ちは…」スタスタ

俺「ば、馬鹿!?」

レナ 「……。」スタスタ

俺(今、あのレナに俺は馬鹿…って言われたのか?…)

俺(そんな…。レナがあんな事言う奴だったなんて…)

俺「…。」

俺(…あのレナは…俺達の知ってるレナじゃなかった)

俺(アレはいったい…)


俺???レベル3
コンマ下二桁
61以上俺、虚しくなりながらも他の仲間に相談する事にした
60以下俺、仲間に対して疑心を持ち出す(俺???レベル上昇)


安価下

169: 2019/09/15(日) 15:23:23.50 ID:4CJXWYPD0
悲しいなあ

176: 2019/09/15(日) 15:52:26.23 ID:iXNLzlZu0
コンマ50
俺部屋

俺(あのレナに…馬鹿って言われた…)

俺(レナはそんな事口にするような奴じゃ無いって思ってたのに…)

俺(仲間だって思ってたのに…皆んな、本当は内心ではあんな風に…)

俺(魅音も、沙都子も、梨花ちゃんも…)

俺(……。)

俺(……いや、多分圭一は今の俺に対してこう思ってるんだろうな)

俺(あの祭りの日まで心の底から楽しかったのに、なんでこんな…)

俺「…はっ!そうか!…オヤシロ様の祟りだ」

俺「あの事件の犯人が俺の日常を無茶苦茶にしたんだ…」

俺「……。」グッ

俺「クソッ!クソッ!!クソォッ!!!」

俺(犯人が憎い…憎い憎い憎い憎い、頃したい頃したい頃したい頃したい犯人を八つ裂きにしてやりたい)

俺「…。」ブツブツ...



俺の???レベルが4に上がった

181: 2019/09/15(日) 16:23:43.57 ID:iXNLzlZu0
翌日
俺家

俺(翌日、俺は軽い微熱と身体の気怠さ。そして今は仲間に会いたく無いと言う疑心から学校を休んで、1日家で休養を取る事にした)

俺「…。」

俺(昨日から頭の中が理由も無く疑心に満ちる…。無性に殺戮の衝動にかられる…)

俺(きっとこれは何かの病気の所為だ…。もし明日も熱が続いてたら病院に…)

ピンポンッ

俺「…ん?誰だ…?こんな時間に…」フラッ

扉「」ガチャッ

沙都子「学校を1日サボった気分はどうですの?」

梨花「お見舞いに来たのですよ俺。にぱ~」

俺「沙都子…梨花ちゃん…?…」

沙都子「あら、圭一さんも一緒に休んでいたので、てっきり2人でズル休みされたかと思ったら本当に顔色が優れませんのね」

俺「ん?圭一も学校を休んだのか…?」

梨花「そうなのですよ。圭一の方へはレナと魅ぃが向かっている筈なのです。ですから僕達は俺の様子を見に来たのですよ」

俺「……。」

沙都子「はぁ…ちゃんと晩御飯は食べていらして?」

俺「いや…爺ちゃんも未だ帰って無いし、何もしてないけど…」

梨花「それなら今日は僕達が作ってあげるのですよ」スッ

惣菜「」

俺「えっ!?い、いいよ別にそんな…」

沙都子「遠慮する事はありませんわ。病人はしっかり寝ておいて下されば良いんですから」

梨花「沙都子が俺も圭一も休みだとトラップにかけて楽しむ相手が居なくてつまらないと言っているのですよ」

俺「…え?」

沙都子「ちょっ梨花ぁ!?///」

俺(トラップは沙都子なりの愛情表現…か)クスッ

俺「分かった。じゃあ、お願いしようかな…」ニコッ

梨花「はいなのですよ~」

沙都子「最初から素直に甘えておけば良いんですわ」

185: 2019/09/15(日) 16:44:05.73 ID:iXNLzlZu0
俺家

野菜炒め「」

俺「ああ凄ぇ…凄い美味しい…」バクバケ

沙都子「おーほっほっ。当然でございましょう。わたくしが作ったんですから」

梨花「お野菜を食べて早く元気になって欲しいのですよ。にぱ~」

俺「ああ、明日にはちゃんと学校へ行けるくらいまで回復できるように頑張るよ」ニコッ

梨花「こうしてご飯を食べてると、悟史と一緒にご飯を食べてるみたいで楽しいのです」

俺「悟史…?」

梨花「悟史は沙都子の兄なのですよ。去年家出してしまってからそれっきりですけれど…」

俺「あぁ…。そうなんだ…」

沙都子「懐かしいですわね。いったい今頃、何処でどうしているやら…」

沙都子「あんなに生活力のない人に、家出なんて甲斐性があったなんて、ビックリでございますけど…」

沙都子「まあ、そのうちヒョッコリ帰って来るに決まってますわ!」

俺「ああ。沙都子がこんなに頑張ってるんだから直ぐに帰って来るだろうな」ナデナデ

沙都子「と、当然ですわ///」ニコッ

梨花「みぃ。使ったお茶碗を綺麗にして僕達は帰るのですよ」

俺「そんな事まで…申し訳ないな。ありがとう」

187: 2019/09/15(日) 16:45:55.12 ID:iXNLzlZu0
俺家
リビング

俺(俺はずっと何か勘違いしてた…)ボリボリ

俺(レナだけが裏表が激しい性格だったんだ…。この2人は違う。いや、梨花ちゃんは狸だが…多分違う)ポリポリ

俺(この2人を疑う必要なんてどこにも…)ボリポリ

俺首「」ガリッ

俺「痛っ…!……え?」スッ

血「」ドロッ

俺「…!?」ビクッ

俺(そ、そんな…。え?まさかこれって、富竹さんの氏因と同じ…)

俺(え?いや待て…心当たりは無いぞ!?)

俺(はっ!まさか…今食べた物の中に…)

俺(じゃあ今、俺はこの2人に…ど、毒を…盛られたのか…?)ドクンッ


台所

蛇口「」ジャ-ッ

沙都子「梨花~。石鹸がもう見当たりませんわ」

梨花「今探してるのですよ~」


俺(という事はまさか…この2人が、富竹さんや鷹野さんを頃した、連続怪氏事件の…)ゴクリッ

俺首「」ドロッ

俺「…。」


俺???レベル4
コンマ下二桁
81以上俺、強い精神力でなんとか殺戮衝動の気持ちを抑えこんだ
61~80俺、2人を怨み手を掛けそうになるも自分の手を突き刺して自分を止める(俺、梨花の紹介で入江研究所収容END)
41~60俺2人が帰った後に更に首が痒くなる(俺???レベル最大に)
40以下気が付いたら、沙都子も梨花ちゃんも包丁で滅多刺しにしてしまっていた…(俺???レベル最大に。梨花、俺を敵視。惨劇のかけら入手)

安価下

188: 2019/09/15(日) 16:46:15.09 ID:4CJXWYPD0
おねがい

200: 2019/09/15(日) 17:03:58.75 ID:iXNLzlZu0
コンマ09
俺家

俺「はぁ…はぁ…」ブウンッブウンッ

ザシュッザシュッ

俺「あ…あぁ…」ビクッ

包丁「」カランカランカラン...

俺「うわあぁぁぁっ!!」ダッ

沙都子だった物「」グチャグチャッ
梨花だった物「」グチャグチャッ



圭一の家

扉「」ドンドンドンッ

圭一「…!」ビクウッ

圭一「クソッ!?またレナか!?帰れって言っただろ!?」

扉「け……圭一…。あけ…あけて…く…れ…。俺…だ…。がはっ!」

圭一「俺!?な、なんで裏切り者が…レナか!?それとも魅音に頼まれたのか!?」ガタッ

扉「違う…。オヤシロ様の…祟りの正体が…分かっ…た…ゴホッ...」

圭一「なっ…!?」

扉「」ガチャッ

圭一「はっ!?お前!?おいしっかりしろ!!誰にやられた!?レナか!?それとも魅音か!?」

俺「圭一…オヤシロ様は…あ、あぁ…いる…。気をつけ…r…あぁ…あぁぁぁぁっ……」俺首ドクドク

圭一「あ……あぁぁ……」ドサッ

俺「」ドクドク...  


カナカナカナカナカナ....


梨花の敵視を手に入れました
惨劇のかけらを手に入れました

208: 2019/09/15(日) 17:13:56.93 ID:iXNLzlZu0
俺、罪悪感でL5末期氏亡

手に入れた物:沙都子キーキャラ因果、惨劇のかけら、梨花の敵視

1最初から始める
2次の編へ進む


多数決下5まて(単発無し)

211: 2019/09/15(日) 17:14:16.57 ID:ob3qlJpZo
2

220: 2019/09/15(日) 17:25:57.02 ID:iXNLzlZu0
俺家

俺「んしょっ…と」ドスンッ

俺「ふぅ…。ようやく荷物整理も一段落ついたな」

階段「」ストッストッ

俺「爺ちゃん。俺、時間余ったしちょっと村の中散策してくるよ」

爺さん「構わんが暗くなる前に帰るんだぞ」

俺「分かってるって」スタスタ

扉「」ガラッ




雛見沢村

ひぐらし「」カナカナカナカナ

俺(俺はちょっと訳があって、祖父に引き取られる事になり)

俺(今日からこの静かな村…雛見沢村で住む事になった)




俺部屋

俺(そしてあっと言う間にこっちに引っ越して来てから早1週間が経った)

俺(現在俺は家でぼうっとしている)

俺(多分今頃、沙都子達は興宮のゲーム屋でカルタ大会をやっているんだろうが俺は部活に入っていない)

俺(…そう、全会一致でしか入れない部活だが俺は沙都子の親友の梨花ちゃんに何故か嫌われている)

俺(沙都子と梨花ちゃんは親友なので、俺がそんな中そこへ入れば、下手をすると2人の関係を壊しかねない)

俺(…だから俺は自分から部活への入部を辞退した)

234: 2019/09/15(日) 19:08:25.62 ID:iXNLzlZu0
俺家

俺(どうして俺が梨花ちゃんに嫌われてるのかは分からないが…)

俺「まぁ人間好き嫌いだってあるしな。仕方ないんだろう」

俺「こっちも嫌われてる人間とわざわざ仲良くしようとは思わない」

俺「一応、沙都子と圭一と魅音の3人とはそれなりに仲良いんだしそれでいいや」

俺「しかし、3人しか友達居ないのにその3人は今日隣町でカルタ大会行ってる」

俺「…そう。あの部活は基本休日でも集まる為に必然的に俺だけこの村でぼっちになってしまう可能性が非常に高い」

俺「と言う事で、今日の休日はどうやって時間潰すかなぁ…」


1村をぶらぶらしてみよう
2家で昼寝でもしておくか
3俺は野球部にでも入る

多数決下5まで

235: 2019/09/15(日) 19:09:22.03 ID:ob3qlJpZo
3

245: 2019/09/15(日) 19:34:29.15 ID:iXNLzlZu0
興宮小学校
グラウンド

ワ-ワ-オ-ライオ-ライ!!

入江「初めまして。僕が雛見沢ファイターズの監督をやらせて頂いている入江京介です」

入江「貴方が連絡のあったウチに入部したいと言う俺君ですか」

俺「はい。こっちに越して来ても特にやりたい事も見つからず時間を持て余してたので…」

俺「ダメですか?」

入江「いえ、大歓迎しますよ。ですがえっと…野球の経験の方は…?」

俺「ここに引っ越して来る前に、友達と偶にやってた程度ですけど」

入江「そうですか。ならルールの方は大丈夫そうですね」

俺「はい」

入江「では早速ですが、先ずは俺君の実力を見せて頂いてもよろしいでしょうか?」

俺「はい!」



バッターボックス

俺「ふぅ…宜しくお願いします」スタスタ

俺「…。」グッ

亀田「フン。雛見沢ファイターズは今日入ったばっかりの奴をいきなりスタメンで使うなんて相変わらず舐めたチームだな」

亀田「まぁ良い。ライパチがこの亀田様の球を打てるものかよ!」ビュオンッ

俺「…!」


コンマ下二桁
71以上その打席が、後のメジャーリーガー俺の伝説の始まりだった…(メジャーEND)
51~70自分でも驚いたがホームランを打った(入江好感度4に上昇、沙都子好感度5に上昇)
31~50ボテボテのゴロだった(入江好感度3に上昇)
30以下空振り三振だった(入江好感度2に上昇)


安価下

246: 2019/09/15(日) 19:35:10.34 ID:Pq2FRcYcO

252: 2019/09/15(日) 21:56:28.14 ID:BDm96xRNO
コンマ34
興宮小学校
ベンチ

俺「すみません監督」

入江「え?」

俺「俺がしっかり打ち損じてしまった所為で惨敗してしまって…」

入江「ああ、いえいえ。俺さんの所為ではありませんよ」

俺「え?」

入江「実は相手の興宮タイタンズのピッチャーだった亀田君は全国レベルの子なんです」

入江「他の子も全く歯が立ちませんでした」

俺「そうだったんですか…」

入江「むしろ初打席なのに彼の球に当てて行った俺君には才能を感じるくらいでしたよ」ニコッ

俺「監督…」

入江「俺君にはこちらからお願いしたいくらいです。これから毎週、雛見沢ファイターズとしてチームに加わってくれますか?」

俺「…。」


1甲子園目指して全力で頑張ります!!!
2ぼちぼち頑張ります
3やっぱ野球は向いてないみたいなのでやめます…


多数決下5まで

255: 2019/09/15(日) 21:58:50.88 ID:W65P2EOto
1

265: 2019/09/16(月) 00:10:49.15 ID:85oHVn7/O
興宮小学校
ベンチ

俺「甲子園目指して全力で頑張ります!!!」ゴオッ

入江「え?こ、甲子園…ですか?」

俺「はい!」

入江「ははは…。俺君がその心意気でやってくれるなら頼もしいですが、流石に今のチーム状態のままでは正直ちょっと厳しいですかね…」

俺「俺がチームの状態を変えて皆んなを甲子園へ連れて行きますよ。勿論監督も」

入江「は、はぁ……」

俺「先ずは俺がこのチームを統率するに相応しいエースまで登りつめてみせます!」

入江「俺君の意気込みは分かりましたが…しかしどうやって皆んなに証明するのですか?」

俺「来週の綿流しの祭りの翌週…再来週ですね。興宮タイタンズとの再試合がある筈です」

俺「そこで俺が全国レベルの亀田を攻略して、相手打線も封じ込めて勝利してみせます」

入江「は、はぁ…頑張って下さい…」

俺「よーし。やるぞー!!」ゴオオオッ

入江(…とんでもないガチ勢をチームに加えてしまったかもしれません)


入江の好感度が4に上がった

271: 2019/09/16(月) 00:29:27.75 ID:85oHVn7/O
雛見沢分校

圭一「お、おい!?早く出るっつーから何事かと思ったら…何だよその坊主頭!?」

俺ハゲ「俺は野球部に入る事にした」バットブウンッブウンッ

圭一「野球部ぅ~!?」

魅音「あははははは。ハゲ頭だ~」ゲラゲラ

レナ「魅ぃちゃん。流石に第一声がそれは酷いよ…」

俺「何とでも笑うが良い。俺は絶対に甲子園に行く!!」ブウンッブウンッ

圭一「甲子園だって!?」

魅音「あはははは…冗談でしょ?笑い氏ぬって」ゲラゲラ

レナ「じゃあ俺君はもう私達の部活に入る気は…」

俺「悪いな。自分の夢が見つかったんだ。もうこれっぽっちもその気は無い」ブウンッブウンッ

レナ「そっかぁ。う、うん。頑張ってね。ね?…」チラッ

圭一「…うん。まぁ仕方ないさ」ヒソヒソ 

魅音「何々?何の話し?」

圭一「いや、なんでもない。こっちの話しだ」

魅音「うん?」

俺(目指すは投げて打ってできる二刀流…。俺がエースになって皆んなを甲子園へ連れて行くんだ!!)ブウンッブウンツ


ーー俺はその日から自分の身体を追い込むように毎日朝から夜遅くまで練習をし続けた…


グラウンド

俺「行くぞ!俺の火の球ボール!!」ビュオンッ

沙都子「甘いですわね~」カキ-ンッ!!

俺「な、何~っ!?」ガ-ン...

沙都子「おーほっほっほっ。その程度で甲子園なんて夢のまた夢ですわ」

俺「…。」ハッ!

沙都子「おーほっほっほっ!」

俺「…沙都子。真面目な話がある」スタスタ
   
沙都子「な、何ですの急に…///」

俺「俺と一緒に、野球やらないか?」

沙都子「…。」

沙都子「お断りですわ」

俺「」チ-ン...

沙都子「そもそもわたくしレディーなんですから、甲子園へは行けませんじゃありませんの」

俺「それもそう…だな…」

沙都子「もう。何かと思えば全く…」

俺(しかし、この才能を埋もれさせておくのも勿体無いよなぁ…)

俺「…。」

俺(いや、兎に角今は亀田を攻略する事に集中するんだ。綿流しの祭りなんかで楽しんでいる暇は俺には無い)

俺(ひたすら練習だ!)


ーー俺は祭りにも参加せず、練習をし続けた

276: 2019/09/16(月) 00:50:59.75 ID:85oHVn7/O
夕方
古手神社周辺

俺「はっはっはっ…」タッタッタッ

俺(祭りも終わり、試合は今週の日曜日…沙都子の協力でバッティングは上達して来たし、レナによるフォーム修正で球速もアップした)

俺(後は9回まで投げ切るスタミナ…)

俺「はっはっはっ…ふぅ…」タッタッタッ

俺(…てかよく考えたら沙都子は正にそうだし、レナもふざけた顔してる癖に何気におかしな場所を見抜く力が凄い)

俺「あれ?部活メンバー何気にハイスペック多過ぎだろ…。よくあんな中で圭一は戦えてるなぁ…」

俺「もしかして圭一は心が強いのか…?代打要員として圭一もスカウトするのもアリだな…」

自転車「」ガシャガシャ

俺「ん?よう。沙都子じゃないか」

沙都子「あら、俺さんではありませんの。奇遇ですわね。今日も走り込みですの?」

俺「ああ。そうだな」

沙都子「フッ…甲子園を本気で狙ってるとは正気とは思えませんわね」

俺「放っとけよ。てか沙都子はどうしたんだよ?こんな時間に自転車なんか乗って?」

沙都子「実は魅音さんのお家へお醤油を分けて貰いに行った梨花がかなり時間が経っても戻りませんの」

俺「ん?梨花ちゃんが?」

沙都子「仕方ないのでこちらから迎えに行く所でしたのよ」

俺「ふーん」

俺(確か今日学校で、この村の村長が行方不明になったって噂されてたよな…?」


1心配だな。俺も一応付いて行くよ
2村長も行方不明になってるんだから気を付けろよ~


多数決下5まで

278: 2019/09/16(月) 00:51:53.75 ID:K8uGEwFIo
1

281: 2019/09/16(月) 01:02:40.49 ID:85oHVn7/O
古手神社周辺

俺「心配だな。俺も一応付いて行くよ」

沙都子「ちょっとそこまで取りに行くだけなんですから、そんな心配なんて要りませんのに」

俺「今日の昼間村長が行方不明になったらしいだろ?だから沙都子みたいな女の子が狙われる可能性だってあるだろ?念の為だよ」

沙都子「ま、まぁそこまで付いて行きたいと頼まれたら仕方ありませんわね…///」

沙都子「特別にご同行を許可しましょう」

俺「梨花ちゃんが普通に魅音の家で待ってたら、そこでお別れだけどな」

俺「気まずいだろうし」

沙都子「はぁ…早く俺さんが土下座して仲直りすれば宜しいのに」

俺「いや、何もしてねーから俺!?」

俺「とにかく行くぞ」

沙都子「ええ」

282: 2019/09/16(月) 01:42:49.64 ID:TBlBeY/TO
園崎家

俺「よう魅音」

沙都子「こんな時間にお邪魔して申し訳ありません魅音さん。梨花は居ますでしょうか?」

魅音「うん、奥にいるよ。ここまで来て貰った礼にお茶出してたんだ。あはは」

沙都子「はぁ…まったくもう、梨花ったら心配かけて…」

魅音「というか俺も来たんだね」

俺「ああ。まぁ沙都子と神社周辺で会ってな。昨日村長が行方不明になってるだろ?だから念の為さ」

魅音「ふーん。そっか」

魅音(チッ…沙都子の奴、余計な奴まで連れて来て…)

魅音「梨花ちゃんが居る部屋まで案内するよ。付いて来て」スタスタ

沙都子「申し訳ありません」スタスタ

俺「無事だったんだな梨花ちゃん」スタスタ

魅音「いやあ、村長さんも直ぐ近い内にひょっこり顔出すでしょ?」

俺「だと良いけどな」スタスタ

魅音(…沙都子だけならなんとかなるが、コイツが邪魔だ)

魅音(……。)

魅音(…いや、コイツを一撃で殺せば沙都子は後でどうとでもなるか)ニヤッ

魅音「そう言えば俺さ」スタスタ

俺「うん?」スタスタ

魅音「ずっと気になってたんだけど、どうして俺は野球始めたの?」

沙都子「え?」

俺「うん?それって前にもーー」

魅音「氏ね…!!」クルッ

包丁「」ビュオッ

俺(………は?)

ザシュッ!!


コンマ下二桁
61以上奇跡的に左腕が咄嗟に出て、腕を刺された
60以下心臓を一突きされてあっさり殺された…

安価下

283: 2019/09/16(月) 01:43:42.85 ID:3QPtqyIb0

288: 2019/09/16(月) 03:17:52.51 ID:95KjT5qYO
コンマ85
園崎家

俺「……え?」ボタボタ...

俺左腕「」ドクドク...

俺(な…なんだ…これ…?)

魅音「チッ…!」ザシュッ  

俺「ぐほっ!?」ブシュウッ

腕「」ダラン...

沙都子「ひッ…あぁあああぁっ!?」ドサッ

俺「み…魅音…?お前、何で…痛っ…」ドクドク

魅音「全部沙都子が悪いんだ!黙って殺されろ!!」ブウンッ

沙都子「あ…あぁぁ…」

包丁「」ガシッ

俺「さ…沙都子…。逃げろ…」ガシッ

魅音「くっ!離せ!」ググッ

沙都子「あ…あぁぁぁっ…俺さ…」

俺「早く!!」ググッ

沙都子「ひっ…」タッタッタッ

魅音「待て!!沙都子!!」

俺「う…ぎぎっ!!」グッ

魅音「チッ…!邪魔すんなって言ってんだろうが!!」スッ

スタンガン「」バチイッ

俺「あっ……」フラッ

扉「」ガシャンッ

魅音「クソッ…」

俺(沙都子…。甲子園は…お前に託した…)ドサリッ

289: 2019/09/16(月) 03:30:53.09 ID:95KjT5qYO
拷問部屋

水「」バシャッ

俺「う…」パチリッ

魅音「目が覚めた?」

俺「魅音…?どう…して…」

魅音「…アンタ達があたしの邪魔をするからよ」

俺「俺は…何も邪魔なんか…」

魅音「したわよ。沙都子を逃した。これで全ての計画がパァだわ」

俺「……。」

魅音「罰としてアンタにはコイツと同じ目に遭って貰う」

俺(コイツ…?)チラッ

俺「!?」ゾクゾクゾクッ

梨花全ての手「」釘で打ち抜かれた後
梨花目「」釘が突き刺さっている
梨花腹「」引き裂かれている

俺「り…梨花ちゃん!?あ…ああぁぁぁっ…」

俺小便「」ジョジョジョジョ

魅音「あはははは!こいつ漏らしてやんの!」

俺「あ…あわわわ…」ガチガチ...

魅音「フッ…そうそうその恐怖に引きつった顔。もっと見せてよ」

俺「ああぁぁぁ…」

魅音「先ずはあんたの野球生命から絶ってやろうかしら?」釘

俺右手「」

俺「や、やめろ!!やめろおおおぉっ!?」

魅音「くケケケケケケ!辞めてあーげない!!」ブウンッ

コオ-ンッ!!


コンマ下二桁
51以上意外にも迅速に通報した沙都子。俺、拷問途中で救出される(俺のみ生存END)
50以下俺、警官隊突入前に精神が拷問に耐え切れなくて氏亡


安価下

290: 2019/09/16(月) 03:31:46.00 ID:dZUAaXs90
はい

293: 2019/09/16(月) 03:38:21.41 ID:3QPtqyIb0
コンマ神は沙都子が好きなのか...?

294: 2019/09/16(月) 03:39:05.53 ID:ubmYW9MXo
なんだこれは、たまげたなぁ…

300: 2019/09/16(月) 04:57:40.62 ID:zVz0gVzt0
コンマ00

1好きなキャラ(任意)のかけら2つ入手(綿流し編はENDに)

2最初から始めた場合、何故か俺にも羽入が見えていた(最初から始める時のみ羽入ルート追加)

3巻き戻り権利×2


多数決下5まで


302: 2019/09/16(月) 05:00:34.60 ID:hjRfwRaUO
2

306: 2019/09/16(月) 05:10:20.14 ID:zVz0gVzt0
>>303さん、>>304さんがもう一度書き込んだ場合票採用

両方単発のままで書き込み無い場合は残り2票(以後単発無し)

313: 2019/09/16(月) 05:50:45.03 ID:68zNP+5J0
これだけ書き込みなければ流石に3でよさそうだな、戻る候補もはっきり決まってるしこっから頑張ろうか

314: 2019/09/16(月) 05:54:21.58 ID:zVz0gVzt0
コンマ00
巻き戻り権利2つ入手
1つ使いますか?

1使う(好きな場所へ戻る)
2使わない(このまま進む)


多数決下5まで

315: 2019/09/16(月) 06:00:04.30 ID:LXvwQQjgO
1

327: 2019/09/16(月) 07:00:11.08 ID:zVz0gVzt0
やり直し場所選択

3回指定が被った場所から再開します

330: 2019/09/16(月) 07:00:55.63 ID:ci6iono2o
前スレ52

334: 2019/09/16(月) 07:05:19.97 ID:zVz0gVzt0
前スレ52から再開
雛見沢分校

レナ「あはははははは!やっぱり俺君達はレナを頃すつもりだったんだぁ!!」

俺「レナ…」

梨花「…。」

レナ「でもこれで最後のチャンスも潰えて全部終わりだね!氏ぬのはそっちの方だよ!」鉈スチャッ

レナ「先ずはレナの約束を破って、勝手に移動した悪い子の梨花ちゃんからだよ!」

梨花「…。」スクッ

俺「に、逃げろ梨花ちゃん!?レナは本気だ!」

梨花「…もう、いいわ」

俺「なっ…!?」

俺(そんなっ!?何故そこで生きるのを簡単に諦める!?)

レナ「あはははははは!梨花ちゃん今から氏ぬって言うのに潔良いんだね!凄いよ!」

梨花「…ええ。早くしなさい」

レナ「あはははは!!じゃあ望み通り頃してあげる!」ブウンッ



俺(梨花ちゃん…!?)ドクンッ


ーーこのままじゃ、また皆んな氏ぬ…



レナ「あはははは!!じゃあ望み通り頃してあげるよ!」ブウンッ


ーー圭一、魅音、沙都子、レナ…そして、梨花ちゃん…。また、俺は大事な人達を誰一人…守る事すらできずに、無力のまま…


梨花「…。」スッ目瞑り…


ーー俺の目の前で、最後の希望が…


『俺の、この命に代えても…君を助けてみせる!』


俺「あ………ああぁぁぁあっ!!」グググッ

俺を縛っていた縄「」ブチイッ!!


コンマ下二桁
71以上俺、実は羽入の旦那の生まれ変わりだった(氏亡時、記憶完全引き継ぎ可能)
61~70俺、実は桜花の旦那の生まれ変わりだった(氏亡時、ふとしたキッカケで記憶回復可能に)
31~60俺、実は古手家の血を少しだけ引いていた(違う世界へ行った時、過去に起こした過ちのみ思い出せる確率上昇)
30以下俺、古手家との繋がりは無し


安価下

335: 2019/09/16(月) 07:05:32.78 ID:ci6iono2o

344: 2019/09/16(月) 07:22:45.79 ID:zVz0gVzt0
コンマ78(俺、実は羽入の旦那の生まれ変わりだった。氏亡時、記憶完全引き継ぎ可能。能力一部リンク)
雛見沢分校

レナ「先ずはレナの約束を破って、勝手に移動した悪い子の梨花ちゃんからだよ!」

梨花「…。」スクッ

粉々になった注射器「」

梨花(…これで、レナを説得する事はもうできない)

俺「に、逃げろ梨花ちゃん!?レナは本気だ!」

梨花(肝心の俺も縛られて、傷だらけで…ここから何か奇跡を起こせる可能性は…もう無い…)

梨花「…もう、いいわ」

俺「なっ…!?」

レナ「あはははははは!梨花ちゃん今から氏ぬって言うのに潔良いんだね!凄いよ!」

梨花(…結局、前回は偶然だっただけで…私の氏の運命はやっぱり誰にも変える事はできない)

梨花「…ええ。早くしなさい」

レナ「あはははは!!じゃあ望み通り頃してあげる!」ブウンッ

梨花(私はいつも通り…ここで、レナに殺されて氏ぬ…。何も変わらない…)

梨花「…。」目瞑り

鉈「」ブウンッ

梨花(もう二度と……誰かに、期待なんてーーー)

ブシュッ!!

梨花「…。」ビクッ

梨花「…え?」パチリ...

俺「うっ…うぐぐっ…」ググッ

レナ「なっ…!?あぁっ!」グッ

鉈「」ググッ
俺手の平「」ポタポタ

梨花「お…俺?…なんで…」

俺「へへッ…約束したからさ…」ポタポタ

梨花「約束?何を…」

俺「俺の、この命に代えても…君を助けてみせるって言っただろ!」

梨花「…!?」ドキンッ

梨花(そ…そんな……嘘…!?その言葉は、確かに言っていたけど…)

梨花(でも、それは別の世界の…。どうして俺が…)ドキッドキッ

345: 2019/09/16(月) 07:28:59.56 ID:zVz0gVzt0
雛見沢分校

俺手の平「」ボタボタ...

俺「くっ…!」ググッ

レナ「ッ…!」ググッ

鉈「」ググッ
俺手の平「」グググッ

俺(左の手の平が鉈に裂かれてパックリ開いてる…。氏ぬ程痛い…)

俺(…でも、絶対にここで引く訳にはいかない!)ギリッ

俺「う…うおおおぉぉっ!!」ブウンッ

レナ「はっ!?」ブウンッ

レナ「うぐっ!」ドサッ

梨花「俺!?」

俺「梨花ちゃんは皆んなを解放して逃げろ!!レナは俺が抑える!!」ダッ

梨花「だ、だけど!俺は…」

レナ「くっ!?もう許さないよ!」ライターポイッ

梨花「あっ!?」

ガソリン「」ボオッ

俺「ッ…!」サッ

火柱「」ボオオッ!!

梨花「俺ー!!」

俺「早く皆んなと逃げろ!!絶対に一人も氏なすな!」

レナ「あはははは!逃すと思ってるのかな?」タッ

俺「それはこっちのセリフだよレナ!」カーテンビリッ

カーテン「」ボオッ

レナ「くっ…!」

俺「ふっ…これでお前もこれ以上先には行けまい」

炎「カーテン」バチッバチチッ

梨花「ぁ…ああ…」

俺「…心配する事は無い。きっと直ぐ…新たな世界で会えるからさ」

梨花「…!?」ドキッ

梨花「あ、あんた…!?まさか… 」

タッタッタッ

炎「」ボオオオォッ

梨花「うっ…」

俺「皆んなを頼む。レナは…俺が責任を持つ…」

梨花「くっ…」ポロポロ

俺(そうだ梨花ちゃん…。君が氏ぬ事は無い。君の事は絶対に俺が守りきってやる)チラッ

レナ「…俺君、もしかして私と一緒にここで氏ぬ気なのかな?かなぁ?」ユラ...

俺「…ああ…。そうなりそうだ」俺左手ボタボタ

346: 2019/09/16(月) 07:49:14.88 ID:zVz0gVzt0
炎に包まれた教室内

炎「」ボオオオ..

窓ガラス「」パリ-ンッ

レナ「俺君と氏ぬなんてゴメンだよ。私は直ぐに俺君を頃して、外に脱出する」

レナ「そして先ずは梨花ちゃんを頃すよ」

俺「…絶対にそうはさせねえよ。レナ」右手スッ

悟史のバット「」ガシッ

レナ「あははははは!もしかしてそんな片手だけでレナに勝てるつもりなのかな?俺君は!?最後まで笑わしてくれるね!」

俺「余計なお世話だよ。あいにく…弓術、剣術、槍術、銃の扱い、爆弾の扱いの5つには長けてるんだ」

俺「バットも剣術と変わらない…。例え使えるのが片手だけでも、レナを倒してみせる!」スッ

レナ「ならやって見せてよ!!」ダッ

ガアンッ

俺「くっ…!」パッ

レナ「ほらほらほら!!」ブウンッブウンッブウンッ

ガアンッガアンッ

俺(くっ…片手な分と、ぶつかった衝撃の痛みの所為で全然力が入らない…。鍔迫り合いはなるべく避けて、レナの攻撃を見切って避けないと…)サッ

鉈「」ブウンッ

俺前髪「」チッ 

俺(チッ…だけど、さすがレナだ。キレの良い鉈捌きをしてくる…一撃でも受けたら終わりだ)

レナ「あははははは!流石に素早いね!でもいつまで避けられるかなぁ!?」クルッ

俺「むっ…!?」タッ

レナ「でやぁっ!!」ブウンッ

俺肩「」ブシュッ

俺「つっ…!」サッ

レナ「貰った!!」ブウンッ

俺蹴り「」ブオッ

レナ腹「」ボゴオッ

レナ「うっ…!?」ザザアッ

俺「はぁ…はぁ…」ドクドク...

レナ「かはっ……くっ…はぁ…はぁ…」ヨロッ...

348: 2019/09/16(月) 07:52:33.50 ID:zVz0gVzt0
炎に包まれた教室内

柱「」パチパチ...グラッ...

ズシ-ン...

俺「はぁ…はぁ…」ドクドク...

レナ「はぁ……はぁ…。あと一歩って所には決して入れて貰えない。なかなかしぶといね。面白いよ」

レナ「まるであの時の部活の再現みたい」

俺「…部活…か」


ーー数日前

俺『レナぁっ!』ドシュッ

レナ『俺君!』ドシュッ

俺『ははははは!』タッタッタッ

レナ『あはははは!』タッタッタッ



俺「ッ……」グッ



校庭

雛見沢分校「」ボオオオオッ

子供達「ヒック....アアアア...」ポロポロ

大石「人質はこれで全員ですか!?」

梨花「未だ俺がレナと一緒に教室の中に居るのですよ!」ガシッ

大石「ええっ!?」

梨花「お願い!助け出して!!」ギュッ

大石「くっ…」

雛見沢分校「」ボオオオオッ

大石「ッ…」

熊谷「無理です!消防の到着を待たないと、火の勢いが強過ぎてこれ以上は、もう…」

教室の窓ガラス「」パリ-ンッ

大石「俺さん…」

梨花「そんな…俺…」ペタンッ...

梨花「グスッ…うぅっ…どうしてよ…。どうしてアンタは…」ポロポロ


俺『俺の、この命に代えても…君を助けてみせるって言っただろ!』

梨花「…。」ハッ!!

俺『…心配する事は無い。きっと直ぐ…新たな世界で会えるからさ」

梨花(あいつ…あの言葉…。まさか…)

梨花「羽入!羽入!!」

349: 2019/09/16(月) 07:53:21.01 ID:zVz0gVzt0
炎に包まれた教室内

俺「確かに、これが部活なら…あの時の決着ならどれだけ良かったか……」グッ

レナ「あはははは。何が違うのかなぁ?」スタスタ

俺「だけどお前はもう…圭一と魅音を頃した!!」

レナ「…レナを裏切ったあの2人が悪いんだよ」

俺「違う!あの2人は、最後の最後までお前を心配してくれていたんだ!」

レナ「嘘だっ!!!」



数日前の通学路

俺『しかし圭一がレナの心配とは昨日は驚いたなぁ』スタスタ

圭一『なんつーかさ…最近よく夢に見るんだよな…』スタスタ

俺『夢?』

圭一『あぁ…。オレはお前がレナや魅音に殺されたって、どうしようもなく疑心暗鬼になっちまって…結局、オレは心配してくれてる魅音やレナの声すら届かなくなって頃しちまうんだ』

俺『俺が殺されるって…俺は生きてるぞ?』

圭一『ああ、本当何なんだろうな…。そんな事ある筈無いのにな…』

圭一『でも、もしかしたら今のレナもあの夢のオレみたいになっちまってるのかって思ってさ…』

俺『誰の声も届かなくなるって奴か…』

圭一『あぁ…いや、単なる夢だよな。悪い、忘れてくれ』

俺『あ、あぁ…』

圭一『でもどうしてあんな意味分からない電話を突然して来たんだろ彼奴…。本当心配だなぁ』

351: 2019/09/16(月) 08:02:00.26 ID:zVz0gVzt0
炎に包まれた教室内

窓「」パリ-ン...

俺「…。」

レナ「…つまんないお話。信じると思うの?そんな話」

俺「だよな…。もう、誰の声が届かないのは知ってる…」

俺「お前はもう、あの2人を頃して、俺達の部活メンバー。竜宮レナじゃなくなってしまった」

レナ「はぁ?竜宮レナは私でしょ?何言ってるの変な俺君。あはははは!」

俺「いや、お前は鬼だ…。鬼に身体を完全に乗っ取られてしまったんだ…」 フルフル

俺「…でないと、俺の知ってるあの優しいレナが病気なんかで仲間を疑って、頃す訳が無いんだ!!」ポロッ

レナ「レナに変な幻想抱かないでくれるかな…?レナはレナだよ。今からレナを殺そうとしてた奴を皆んな頃してやるんだ!あーはっはっはっ!」

俺「可哀想にな…。直ぐにお前の身体から鬼を振り払ってやるから待ってろ…」ドクドク…

レナ「可哀想なのは俺君の方だよ。そんなに立つのもボロボロになっても、レナに苦しめられてじわじわ殺されなきゃならないんだから」

俺(くっ…。血を流し過ぎて…力が…)

バット「」カランッ...

レナ「あははは。もう武器を持つ力も無くなっちゃったんだね。じゃあもう終わりだね。だね!?」鉈ブウンッ

床「」ガアンッ

俺「……。」ドクドク...

俺「…フッ…流石だよな。参った…降参だレナ」ニコッ

レナ「……え?」

俺「フッ…。人間の俺はここで…降参だ」

レナ「どう言う事かな?レナに殺されるのを認めるって事?」

俺「違う…。ここからは、俺も鬼の力を使う」

レナ「鬼の…力…?」

352: 2019/09/16(月) 08:19:19.27 ID:zVz0gVzt0
炎に包まれた教室内

レナ「圭一君みたいな嘘だね。全然面白く無いかな?かなあ?」

俺「…。」目スッ

レナ「…!」ピクッ

俺「…我が一族は代々半人半鬼の血を引く一族だ」

俺「世に災いを齎す魔なる物全てを討伐する一族…」スッ

空間「刀」ブウンッ

俺「…。」パシッ

レナ「ッ…!?」

俺「この禁宝の名は鬼狩柳桜…。代々我が一族の長男長女にのみ伝わる、魔なる物全てを打ち払う剣」チャキッ

俺「…。」グッ

俺「今、一度…俺の前に現れた鬼を討つ為…俺は再び対魔に戻らん」スッ

鞘「」カランッ

俺「…。」

レナ「あはははは!そんな枝分かれした剣でレナに勝てると思ってるのかな?かなぁ!?」ダンッ

俺「はあぁぁぁっ!!」ビュンッ

レナ(速いっ…!いや…これは…あ…)

俺(……レナ)ブウンッ

レナ身体「」ザシュウッ

レナだった物「」ドサリッ

俺「はぁ…はぁ…はぁ……」サッ

鬼狩柳桜「」ヒュン...
鞘「」ヒュン...

俺「…。」

俺「ごめん…。また、ズルして……」

353: 2019/09/16(月) 08:27:26.17 ID:zVz0gVzt0
炎に包まれた教室内

レナ「」ドクドク...

俺「…。」

俺「…はぁ」ドサッ

俺「ゴフッ…」ブシャッ

俺「はぁ…はぁ…」

俺(血を流し過ぎた…。俺も…もう…動けない…)

火に包まれた柱「」パキパキ...

レナ「」ドクドク...

俺「ごめん…な。レナ…。俺、何にも気付いてあげられなくて…」ズルッ...

俺「こんな事になる前に…。俺が気付いてやれたら、もっと違う結末にもなれた筈なのに…」 ポロポロ

俺「俺がまた…気付けなかった所為だよ…」

レナ「」ドクドク..

俺「心配するなよ…。一人で逝かせない…俺も直ぐにそっち行ってやるから…」ズルズル

電気「」ガシャ-ンッ
煙「」モクモク...

俺「ケホッ…ケホッ…」

俺(結局…。俺は何かを残せたのかな…?)

俺「ゴホッ…何も分からないまま…1人生き残って…。意味はあったのかな…」 バタッ

俺「……。」

俺「…もっと速く、この力を伝授されてたら…あの時の結末も…変えられたのかな…。皆んな…」ポロポロ

ペタンッ

『そう言う事でしたか…。封じられた筈の禁宝がいつしか紛失していたのは、貴方の方へ渡っていた為…』

俺「お、お前…は…」

『…お久しぶりですね陸。いえ…陸の魂を継ぐ物よ』ギュウッ

俺「あ…」ギュウッ

俺「お前…は…。まさか…」

『…。』

火の粉「」チッバチチッ

雛見沢分校「」ドガ--ンッ

354: 2019/09/16(月) 08:31:50.28 ID:zVz0gVzt0

バス停

バス「」プップウ-

梨花「……。」

『梨花…もう帰りましょう。残念ですが、今回も現れなかったのですよ…』

梨花「じゃあ…次のバスまで…」

『梨花…』

梨花「…。」グッ

梨花「分かってるわよ!彼奴が来るのは…私の運が相当良くないと現れないってのは…」

梨花「でも、あんな奇跡を見せつけられたら期待せずにはいられないじゃない!」

『あう~…。期待すればする程、裏切られた時辛いのですよ…』

『そうじゃなくても彼が来ると言う事は、その…あう………』

梨花「来ないなら来ないでも良い…。つまらないけれど…」

梨花「一人でも運命に抗ってやるわ…。最後まで諦めなければ、未来は変えられると言う事は教えて貰えたのだから…」

梨花「…。」

梨花(でも…私は待ってる。いつか必ず、貴方はもう一度この村に帰って来る筈だって…)

梨花「だって…約束したもの…」

梨花「私の事を守ってくれるって…」

『あうあうあう…梨花ぁ…』

梨花「それにもしかするとあいつ…私と同じ…」

『……。』

梨花「…アンタ、また何か知ってるんでしょう?隠してる事があるなら早く言った方が良いわよ羽入?」

『ぼ、僕は何も知らないのですよ~!あうあうあう~』ヒュ-ンッ

梨花「はぁ…」

358: 2019/09/16(月) 08:55:43.70 ID:zVz0gVzt0
???

俺(ああ…。そうか…)フワア-ッ

俺(俺…レナと戦って…。爆氏して…)

俺(…じゃあここは、天国?いや、地獄か?)

俺「……。」

俺「地獄…だろうな…。俺だけ助かったなんて、許される訳が無い…」

俺(はぁ…。早く誰か…迎えに来ないかな…)

俺「…。」



『俺の、この命に代えても…君を助けてみせる』


俺「…。」

俺「あぁ…未だ…やり残した事あった…」

俺(結局、俺はあの時も…)

角の生えた女の子『陸…どうしてこんな事に…』ポロポロ

俺(あの時も…)

黒髪ロングの寂しげな女の子『俺君…。貴方だけは絶対に氏なせないわ。私の命に代えても貴方だけは守ってみせる…』ポロポロ



俺「毎回悲しませるだけで…助けられないままだ…。誰一人…」グッ

俺「俺はこのままじゃ氏ねない…。氏ぬ訳にはいかない…」

ピシッ

俺「俺は未だ、何も為していない!!」

俺「こんな所で諦める訳にはいかないんだ!」

パリ-ンッ

俺(うっ…なんだ…?眩しい…)ピカ-ンッ


俺が目を覚ました先(※梨花と同じで、氏ぬ数時間前の記憶は抹消)
コンマ下二桁
96以上なんと俺の運命を劇的に変えた3年前まで戻っていた…
71~95目を覚ますと、禁宝を授かった頃の1年前に戻って来ていた
41~70下見に行く筈の春先まで戻って来ていた
40以下羽入が戻せる時期とリンクしていた(2週間前)

 
安価下

359: 2019/09/16(月) 08:55:52.21 ID:+VDv1/a8o
これもう俺くんじゃないよね

361: 2019/09/16(月) 09:29:43.90 ID:zVz0gVzt0
コンマ21
俺部屋

俺「はっ…!?」

布団「」バサッ

俺「あ…あれ?お、俺…」

俺手「」グッグッ

俺「生き…てる…?」

俺「なんで…?俺…」ズキッ

俺「…。」

俺(思い出せない…。どうやって氏んだのか…)

俺(でも、確かに氏んだ筈だ…。俺は…)

俺「なのに…」チラッ

カレンダー「6月」

俺「……綿流しの祭りの2週間前…か」

俺「…。」


次の世界は…
コンマ下二桁
91以上何も無し
81~90鬼隠し(デジャヴ発動)
71~80カルタ大会(軽いデジャヴ発動)
36~70ピンクの女(強烈なデジャヴ発動。レナのかけらが手に入りやすい)
35以下てっぺい☆


安価下

362: 2019/09/16(月) 09:30:33.88 ID:pjxhHE7NO
はい

365: 2019/09/16(月) 09:36:56.18 ID:zVz0gVzt0
コンマ88(鬼隠し。デジャヴ。ボナ、レナ事件無し)
俺爆氏END


1最初からやる
2次の編へ進む(強くてニューゲーム状態で鬼隠し(レナ暴走無し))
3この編をやり直す
4他の奴やる(種、まどか、バイオ4)


多数決下5まで(単発無し)

366: 2019/09/16(月) 09:37:18.69 ID:dZUAaXs90
2

374: 2019/09/16(月) 09:55:09.50 ID:zVz0gVzt0
強くて鬼隠し編を始めます
俺部屋

階段「」ストッストッ

俺「爺ちゃん。俺、時間余ったしちょっと村の中散策してくるよ」

爺さん「構わんが暗くなる前に帰るんだぞ」

俺「…分かってるって」スタスタ

扉「」ガラッ


雛見沢村

俺(…そうだ。今日は俺がこの村へ引っ越して来た初日)

俺(なのに、どうして俺はこの村の光景…。全ての会話にデジャヴを感じるんだろうか…)スタスタ

俺(…この先に俺に挨拶してくる爺さんが居る筈…)スタスタ

爺さん「こんばんわ」ニコッ

俺「はい。こんばんわ」ニコッ

俺「…。」スタスタ

俺(…間違いないな。道も全て覚えてるし、やっぱりあれは夢の中の出来事では無い)

俺(…俺は氏んだ筈が、何故かこの村に越して来た初日に戻って来たんだ)

俺(ただ、俺が覚えてるのは越してくる前に下見もして…梨花ちゃんに誘われて、もう少し早くこの村に来た筈なんだけど…?)スタスタ

俺(この世界ではこの村に来たのは初めてだ。もしかしてこの世界は、俺がよく覚えてる世界とは違う世界なのか…?)

俺(よく分からない…。でももし共通してる事もあるとするなら、俺は越して来た初日はゴミ山へ行けばレナと…)


1ゴミの山へ行って確認する(レナと遭遇確定)
2あえて圭一の家へ行ってみる
3あえて古手神社へ行ってみる


多数決下5まで

375: 2019/09/16(月) 09:56:01.15 ID:ZjRux8Rc0
もう特殊エンドでいいんじゃね

378: 2019/09/16(月) 09:57:54.89 ID:FaUIOkCyO
1

384: 2019/09/16(月) 17:34:26.61 ID:zVz0gVzt0
ゴミの山

カナカナカナカナ...

俺「…。」ザッ

俺(レナ…)


レナ『うん。こんなに楽しいのに…時間が無いね』


俺(あの世界の俺は…いや、俺だけはレナを助ける方法があった筈なのに…俺は何も助けてやれなかった…)


レナ『あははははは。やっぱり俺君達はレナを頃すつもりだったんだぁ!』


俺「……。」グッ

ゴミの山「」ストッ

俺「あ…」

レナ「ん?」クルッ

俺(やっぱり…居た…)

レナ「あ…はじめまして」ニコッ

俺「……。」

レナ「この村の人かなぁ?かなぁ?」

俺「ああ…。今日引っ越して来たばかりだ…」

レナ「そうなんだ!じゃあ明日から学校来るのかな?かな?」ペカ-

俺「ああ…」

レナ「じゃあ明日また会う事になりそうだね。私は竜宮レナ。レナって呼んでね」ニコッ


1…うん。宜しくな
2何かかぁいいものは見つかったか?
3リナって人に苦しめられてないか?
4抱きしめて謝る


多数決下5まで

385: 2019/09/16(月) 17:35:00.33 ID:rqn+vGpn0
1

391: 2019/09/16(月) 18:42:10.27 ID:zVz0gVzt0
ゴミの山

俺「…うん。宜しく」ニコッ

レナ「ふふ。うん♪」

俺(…この世界では未だ何も惨劇は起きていない。大丈夫だ…何も気にしなくて)


帰り道

レナ「はぅ~…でも今日は残念だったなぁ…」トボトボ…

俺「かぁいい物が何も見つからなくて…か?」スタスタ

レナ「うん…。新しいゴミ山ができたら見つかるかなぁ?かなぁ?」

俺「レナが気に入る物、見つかると良いな」

レナ「うん♪」ニコニコ

レナ「ここでね。いつも圭一君と待ち合わせして、もうちょっと行った先で魅ぃちゃんと待ち合わせして毎日一緒に行ってるんだよ」

俺「そうなんだ…。2人はレナの友達なんだな」

レナ「うん!とっても大事な親友達だよ。あ、そうだ!良かったら俺君も明日からレナ達と一緒に行こう?」

俺「ああ…」

レナ「やったぁ。じゃあ待ってるね。それじゃ私、家あっちだから、また明日」ニコニコ

俺「ああ。じゃあな」フリフリ

俺「…。」

俺(…レナは何も覚えていなかった。俺とワゴン車で語り合った事も、暴走して仲間を手に掛けた事も…)

俺(俺と水鉄砲で一騎打ちして楽しい時間を共有した事も全て…忘れていた。いや、知らなくて当然なんだ…)

俺(多分これは、俺しか知らない事…)

俺(勘が俺並みに良いレナなら、魂に訴えれば…もしかしたらとでも思ったが…)

俺「フッ…そんな都合の良い話、ある訳無いか…」

俺「……。」

俺(とにかく変わっているようで…俺が最後にこの村に越して来たり、レナと会う事など本質的な物は何も変わっていない…)

俺(全てがリセットされた…)

俺(…いや、されてしまった状況なんだな)


レナの初期好感度が1(最低値)になった

394: 2019/09/17(火) 01:04:46.07 ID:AtwPgjoqO
雛見沢分校

知恵「今日からこのクラスの一員となる俺君です。皆んな仲良くしてあげて下さいね」

俺「俺です。宜しくお願いします」ペコリ

俺(今朝、待ち合わせて登校時に圭一と魅音にも会ったが、やはり2人共俺と初めて話す…未だ若干余所余所しい距離感の会話…)

俺(まるで、俺だけ強さや記憶を引き継いだままゲームが再スタートしたような感覚…)

クラスメイト全員「「「宜しくお願いします」」」ペコリ 

魅音「着席」ガタッ

クラスメイト達「…。」ジッ

俺「…。」

俺(この、わざわざこんな小さな村へ都会からやって来た奴に対して向けられる興味と関心から来る特異な者を見る皆んなの視線も変わらない…)

俺(俺を取り巻く環境は全てが同じ…なのに俺だけ、二度目ともなると…もう緊張も感動も無い)

俺(あるのは何故氏んだ筈の俺が過去へ戻った不思議さ…くらいか…)

知恵「では俺君はそこの前原君の隣の席に座って下さい」

俺「はい」コクッ

俺(実際に自分が経験すると分かるが…あいつ、よくこんな事ずうっっと耐えて想いを貫き通したよな…)

俺(その度にどの時間軸でも迷惑かけて…それでもあいつは絶望する事無く…もっと大事にしてあげたら良かったnーー)スタスタ

俺(…ん?)チラッ

梨花「……。」ジイッ

沙都子「…梨花?どうしたんでございますの?」

梨花「…。」ジッ

俺(…梨花ちゃんって初日、こんなに俺の事見てたのか)

俺(ある意味…今みたいな1回目じゃ気付けなかった新発見もあるし、よく考えたらこれはこれで視野が広がって面白いな)ガタッ



梨花「…。」ジイッ

俺「??」ガタッ

梨花(…どう思う?羽入?滅多に現れない筈のあいつが、連続で雛見沢に来たわよ)

梨花(やっぱりあいつ、氏ぬ前のあの意味深なセリフと言い…もしかすると私と同じなんじゃ…?)

羽入(あうあうあう…変に期待し過ぎるは良くないのですよ梨花…)

梨花(……。)

羽入(それに僕の力はオヤシロ様の生まれ変わりである梨花にしか効果は無い筈です…。彼もループしてるなんて幾ら何でもあり得ないのですよ…)

梨花(ふん…。アンタのネガティブな発言は聞き飽きたわ。だったら私の方から事実を確かめてやるわよ)

羽入(あう~…)

398: 2019/09/17(火) 06:17:12.63 ID:r3tOU9RK0
昼休み
雛見沢分校
廊下

蛇口「」ジャ--

バケツ「」ジョオオオオッ

俺「……。」

俺(一つだけ、どうしても思い出せない事がある…)

俺(俺は前の雛見沢で、極度の疑心暗鬼に陥っているらしいレナをどうにかしようとし、梨花ちゃんと協力してレナを助けようとしたが…)

俺(俺は間に合わなかった。レナは圭一と魅音を手に掛け逃走…)

俺(2人の氏体を見て発狂し、具合の悪くなった沙都子ちゃんを病院に送り届けて…)

俺(……それからどうなったんだっけ?)

俺(その後、何らかの形で氏んだ筈なんだが…。思い出そうとしても、そこだけノイズがかかってて全く思い出せない…)

レナ「俺君?」

俺「…!」ビクッ

レナ「ん?」

俺「あ、ああレナか。どうしたんだよ?」

レナ「ううん。俺君の方こそ初日で緊張しちゃったのかな?大丈夫かな?って」

俺「…え?何で?別にそんな事…?」

レナ「だってほら。水出っ放しでもうバケツ満タンだよ?俺君の足もビシャビシャ」

俺「へ?」

バケツ「」バチャバチャ

俺足「」ビチャビチャ

俺「げっ…」サッ

レナ「あはははは。早く乾かさないと風邪引くよ?」

俺「ああ…そうするかな…」

レナ「もし分からない事とか、困った事とかあったらレナに言ってね」ニコッ 

俺「…うん。ありがとう」コクッ

俺(やっぱり、この頃のレナは最初に会ったのもあるのか一番俺を気遣ってくれて、優しくしてくれる…)

俺(…どうしてあんな事になっちゃったんだろうか)チラッ

足元

梨花「にぱ~」

俺「ほわっ!?」ビクッ

俺(今度は梨花ちゃん…?)

梨花「初めましてなのです俺。僕は古手梨花なのですよ」ニコニコ

俺「あ、うん…」

俺(それは知ってる)

レナ「どうしたの梨花ちゃん?」

梨花「ちょっと俺やレナとお話しがしたいのです」

俺「俺と…」

レナ「レナに?」

梨花「はい。2人は覚えていますですか?学校が火事でぼーぼーとなった事を」

399: 2019/09/17(火) 08:34:45.54 ID:r3tOU9RK0
雛見沢分校
廊下

レナ「学校が火事でぼーぼー?…」

梨花「はいです」コクッ

レナ「うーん…そんな事あったっかな…?レナが来てからは無かったと思うけど…」

梨花「…では俺は?」クルッ

俺「ごめん。何の事なのか…」

梨花「…。」

俺「そもそも俺、今日が初登校だし…」

俺(他の雛見沢でも。火事になった記憶なんて…)

梨花「…そうですか」ガックシ...

レナ「梨花ちゃん…?」

梨花「いえ、何でも無いのですよ。僕の夢の中での出来事だったようなのです」

レナ「??」

俺「夢…?」

梨花「今僕が言った事は忘れて欲しいのですよ。にぱ~」スタスタ

俺「…。」

レナ「どうしたんだろね?梨花ちゃん…」

俺「さぁ…」

俺(ただの違和感…だよな…)



廊下

梨花「…。」スタスタ

羽入(だから僕は言ったのですよ梨花ぁ~。彼もループしているなんて有り得ないと)

梨花(…確かによく考えたら有り得ない話だけど、もしそうだったら、同じ力を持つ者同士、私の良い理解者になってくれたかもしれないじゃない?)

羽入(ん?もしかして梨花、あの子が好きなのですか?僕はあの子だけはやめておいた方が良いと思いますが…)

梨花(…羽入。私、帰ったらキムチ沢山食べるから)

羽入(あうあうあう~!?酷いのです酷いのですー!梨花の鬼ー!悪魔ー!)ジタバタ

梨花(フン…そもそも100年生きた魔女に青春なんか似合わないわよ…)

梨花(そもそも今の私には、たったの2週間しか時間が残されていない…。そんな事をしている余裕なんて無いんだから)

羽入(あう~…)

梨花(…でも…それでも彼奴は1回目は私の代わりに惨劇を受けてくれた)

梨花(…2回目は、諦めて氏を受け入れていた私の代わりに惨劇へと立ち向かって行ってくれた)

梨花(なら、3回目は…?あいつが居るだけで、この世界への期待は跳ね上がるわ)

羽入(……。)

400: 2019/09/17(火) 09:17:27.22 ID:r3tOU9RK0
雛見沢分校
教室

梨花(…でも仮にあいつにも力があったとしたら、私と違って大変でしょうね)

羽入(それはどうしてなのですか?)

梨花(私がいつも苦労してるじゃない。記憶の接合よ)

羽入(あ…)

梨花(私は新たな世界に来たら、先に来ているあんたが色々教えてくれるけど…きっと一人は辛いわよ…)

梨花(私も、初めてこの力の恩恵を受けたときは、自分が夢を見ていたのか…)

梨花(さもなければ頭をぶつけて、記憶の障害にでも陥ったのかと随分混乱した物だったわ…あんたが一緒じゃなかったらね)

羽入(僕はどの世界でも梨花と一緒なのですよ)

梨花(それ以外では全く役に立たないけどね)

羽入(あぅ~…)





レナ「へえ。凄いね俺君。全部正解だね。正解だね?」

俺「ははっ。まぁな」ドヤアッ

魅音「おじさんなら半分近く間違えてるよ」

圭一「いや、歳上のお前が半分間違えてどうするんだよ!?」

俺(そりゃそうだ。前の世界で同じ問題やったんだから。間違えた所記憶してたら答え丸わかりだよ)

俺(放課後の部活もネタ丸わかりの1位独占しまくりかなこりゃ…。さて、罰ゲームの内容を今の内に考えておくか)

401: 2019/09/17(火) 09:31:59.63 ID:r3tOU9RK0
放課後
雛見沢分校

魅音「じゃあ初日だし、初心者向けの簡単な奴から…」

俺(ジジ抜きだろ?知ってる)

俺(カードがかなり痛んでて、それで傷さえ見たら皆んな外から見てもほぼ中身が分かっちゃう、初心者向けとか嘘八百のインチキジジ抜き)

魅音「やっぱジジ抜きかなぁ」

俺「ジジ抜きかぁ、なら俺にも勝機はありそうだな)

俺(知ってた。そして俺もほぼ全ての傷は網羅してある。全員が俺が初心者だと思っている隙をつけば、余裕で1位も…)

俺「…ん?」

圭一「あれ?新品のトランプか?」

俺(…へ?)

新品のトランプ「」シャカシャカ

魅音「実はこの前まで使ってた奴、ウチに持って帰った時に醤油こぼしちゃってさぁ~」

レナ「はぅ~。なら仕方ないね…」

俺「」ガクッ

俺(フッ。成る程…やっぱり全てが全て同じって訳では無いんだな。むしろそっちの方が面白い…)

魅音「運が良かったねぇ俺。これなら入部初日からトップ取ってビリに罰ゲームできるかもしれないよ?」ニヤッ

俺「…ほう。今の言い方だとまるでこれじゃなければ、トップは確実に無理って言い回しじゃないか」

梨花「入部初日からトップを取ろうだなんて、俺は夢見過ぎなのです」

沙都子「これじゃ罠も仕掛け辛いでございますわねえ」

圭一「正に運だけの勝負か…。これはこれで誰の運が一番良いのか燃えるな」

俺(…運ゲーか。だったら俺も今日は何もイカサマはしない)

俺「正々堂々勝負!」

魅音「良い気合いだねぇ。じゃ、1枚カードを抜くよ~」


コンマ下二桁
81以上なんとトップに(梨花以外の部活メンバーの好感度4に上昇。ビリに命令権獲得)
31~80なんとかビリは免れた…(梨花以外の部活メンバーの好感度が3に上昇。圭一の好感度が4に上昇)
30以下相変わらずビリに(梨花以外の部活メンバーの好感度が3に上昇)


安価下

402: 2019/09/17(火) 09:33:51.46 ID:k4wIcwyHO
てい!

403: 2019/09/17(火) 09:57:52.83 ID:r3tOU9RK0
コンマ46
帰り道

圭一「トホホ…新入部員も入ったってのに、何でオレがこんな目に…」スタスタ

圭一白鳥バレリーナ姿「」

俺「まぁ本当に運ゲーだったからな…」スタスタ

魅音「あっはは。いやぁ、よく似合ってるねえ圭ちゃん!」

圭一「嬉しくねえ…」

俺(前の世界でもそうだったが、圭一がビリの時は大抵トップは魅音である)

俺(この二人何か仕組んでんじゃないか?とも思うくらいだが…よく考えたら魅音のトップ率自体が5割超えてたから案外普通なのか)

俺(ゲーム中に何も閃かない場合は、こうして大抵男連中の俺か圭一のどちらかが散々な目にあうし…)

俺「そういやレナはどうしたんだ?」

魅音「レナなら部活が終わって直ぐに宝探しに行ったよ」

俺「ああ…」

圭一「本当、変わってるよなぁあいつ…あんな場所一人でウロウロして女の子とは思えないぜ…」

魅音「ほぅ…じゃああたしは?///」

圭一「魅音はそもそも人間じゃねえ…鬼だ!」

魅音「こらぁ圭ちゃん!」クルクル

圭一「あっはっはっ!冗談だって!」クルクル

俺「…。」

俺(…体験した事は無いのに、何故か記憶がある)ハッ

俺(確か前はこの日くらいを境にレナは部活を休みがちになったんだっけか…?)

俺(だったら俺はどうするべきか…)


1気にせず今回も圭一と魅音とそのまま帰る
2レナの様子を見にゴミ山へ行く
3入江診療所へ行く


多数決下5まで

部活メンバーの好感度が3に上がった
圭一の好感度が4に上がった

404: 2019/09/17(火) 09:58:42.96 ID:u8W/1az8O
1

417: 2019/09/17(火) 17:35:45.18 ID:r3tOU9RK0
帰り道

俺(…いや、何も気にする事はない)スタスタ

俺(前の世界の雛見沢が何故か特別狂っていただけだ…。今回の世界も狂っているなんて事は有り得ない)

魅音「あ、そうだ!」ピタッ

圭一「うおっ!?」ピタッ

圭一「な、なんだよ突然…驚かすなよ…」

魅音「俺、この雛見沢村の事で何か気になる事とかある?」

俺「…え?あ、うーん」

俺「引っ越して来たばかりだから、逆に未だ何も分からないかも…?」

俺(多分、何も知らない俺ならこう答えるのが普通だよな…?)

魅音「よーし、じゃあ今週の土日は俺にこの村を案内する事で決定!」

圭一「あぁ、アレか。確かオレん時もやってくれたよな。懐かしいな」

魅音「そんで再来週は綿流しの祭り!」

俺「綿流しの祭り…」

魅音「我等部活メンバーの汗と努力による活動を披露する絶好の場だよ!」

圭一「露店巡りか。熱い戦いになりそうだな!」

俺「はは…楽しみだな」

俺(…確か、レナもその日までは普通に皆んなと一緒に楽しく祭りを楽しんでいたんだ)

俺(…だが、その日を境に俺達の平和な日常は一変する)

魅音「でもその前に圭ちゃんには私を楽しませる事ができる好敵手くらいに成長して貰わないとね」

圭一白鳥バレリーナ姿「」

圭一「グヌヌ…!見てろよー!いつか必ずギャフンと言わせてやる魅音!」

魅音「あはははは!楽しみにしてるからね!」

俺「フッ…」

俺(この2人は本当にどの世界でも仲が良い)

俺(前の世界の圭一の話だと、圭一はこっちに越して来て初めて
声を掛けてくれたのは魅音だって言ってたな…)

俺(魅音は最高の仲間だって…)

俺(俺とレナに相対するこの2人だ。この2人だけは決して俺達みたいに間違って敵対してしまう事にならないようにして欲しい)

俺(いや、万が一そうなった時は、圭一の場合は魅音を…魅音の場合は圭一を救う鍵になるんだろうな)

俺(しかしまぁ、もうそんな事起きる事は無いだろうし…俺が神経質になり過ぎてたかな)スタスタ

418: 2019/09/17(火) 17:51:15.75 ID:r3tOU9RK0
帰り道

俺(もうすぐ家に着くな)スタスタ

俺「ん?」

富竹「…。」カシャッカシャッ

俺(なんだあの人?あんな所で田圃なんか撮って…)

富竹「…。」カシャッカシャッ

俺(ん?と言うか、あの人…確か5年目…つーか今年の祟りの被害者の富竹ジロウさんじゃないか…?)

俺(あれ?俺、確か面識無かった筈なのにどうして名前知ってるんだろう…?)

俺「…。」ウ-ン...

俺(もしかして、この世界で俺ではない本来の俺が行動して関わる人の知識はあるのかな…?)

俺(よく分からん…。でも、多分知識があるって事はこの世界の俺はあの人に話しかけたのかな…?)

富竹「…。」スッ

カメラ「」

俺(どうするか…)


1あまり行動は変えない方が良さそうだ。話しかけてみよう
2なら今回は無視しよう


多数決下5まで

419: 2019/09/17(火) 17:52:16.46 ID:7r5ULQAA0
2

425: 2019/09/17(火) 18:40:21.48 ID:r3tOU9RK0
undefined

426: 2019/09/17(火) 18:40:59.61 ID:r3tOU9RK0
帰り道

俺(なら今回は無視しよう)スタスタ

富竹「うーん…」

俺(俺が一切関わらない事で、この人が祟りに合わない可能性だってあるだろう…)

俺富竹背後「…。」スタスタ

富竹「おっと、そろそろ彼女も待ってるだろうし行かないと」スタスタ


ーーしかし、関わらないだけでこの人の氏が回避できるかも…なんて甘い考えが通用する筈もなかった…



数日後…
古手神社

俺(あれから数日後、遂に綿流しの祭りの日がやって来た)

レナ「はぅ~今年も賑わってるねえ!」ストッ

圭一「これが年1回の綿流しの祭りかぁ…」ストッストッ

俺「まさかこんなに露店が多いなんて驚いたな」ストッストッ

魅音「そりゃあ村は小さいって言っても、村中の人達が参加するんだからこんな規模になるよ」

俺(俺の記憶では、レナは部活や学校を休みがちでおかしくなって行ったので少し警戒していたのだが…)

レナ「巫女装束梨花ちゃん!かぁいいよ~おっ持ち帰りぃぃー!!!」ドドドドドッ

梨花「みぃーっ!?」

魅音「こらーっ!この祭りの主役を持って帰るな!」

俺「ははははは」

俺(この世界では俺の心配なんて余計なお世話だったらしく、祭りがある今日まで学校を休む事は愚か、部活にも毎日参加して更にその後宝探しに行くくらい元気だった)

俺「ふぅ…」

俺(やはり、同じ景色。同じ環境でも微妙に俺の覚えている記憶とは差異が出るらしい)

俺(全く同じ世界が繰り返される事は無い…か。やっぱり、前回が特別狂っていただけで、本当は惨劇なんて…)

427: 2019/09/17(火) 18:42:38.62 ID:r3tOU9RK0
川の側

魅音「皆んな綿流しの儀式は終わった?」

圭一「悪い…。オレ何か小便したくなっちまった」

梨花「お手洗いは神社の入り口にあるのですよ」

圭一「なぁ俺。良かったら一緒に行かね?」

俺「え?」

圭一「だぁーもう。連れションだよ連れション!」

沙都子「圭一さんったらこんな時に下品ですわ」

圭一「し、仕方ないだろ!?昼間飲み過ぎたんだから!」

俺「うーん…」

俺(行っても良いが、行けば富竹さんに会う事になるんだよな…)

俺「悪い圭一。一人で行ってくれ」

圭一「チェッ…なら仕方ねえな。サッと済ませて戻ってくるよ」タッタッタッ

俺「ああ、この辺りで待っとくよ」

魅音「ゆっくりぶりぶりしておいで~!」

レナ「魅ぃちゃんも下品だよ~…」

圭一「いや、そもそも大って言ってねえよ!?」タッタッタッ

全員「「あはははは」」



今また、惨劇の幕が開くのだった…

433: 2019/09/18(水) 00:02:56.80 ID:tO6ucpr4O
翌日
雛見沢分校

圭一「犯人は梨花ちゃん!凶器は毒物!犯行現場は医務室だ!」

カード「」パッパッパッ

梨花「圭一正解なのですよ~パチパチパチ~」

圭一「いよっしゃあ!」

俺「このゲーム苦手なんだよなぁ…」

レナ「レナも…」

沙都子「俺さんはピストルに頼り過ぎですし、レナさんは斧やナイフに走り過ぎですわ」

レナ「はぅ…そうかな?そうかなぁ…?」

俺「だってさ、殺るならピストルが一番楽だし?」

魅音「二人とも犯行に証拠を残し過ぎなんだよねぇ~」

俺「ぐぬぬ…」

梨花「これでトップを狙えるのは、圭一と魅ぃの争いになりそうなのです」

圭一「フッ。今日こそ勝たせて貰うぜ。魅音」ニヤッ

魅音「面白い事言うね圭ちゃん。このゲームが得意なのは圭ちゃんだけじゃないんだよ?」ニヤッ

圭一「そりゃあ天下の魅音様だもんな。部活のゲームなら全てに於いてー」

扉「」ガラッ

知恵「前原君。お客様が来ていますよ」

圭一「え?オレに…ですか?」ガタッ

沙都子「圭一さんにお客様なんて余程の物好きでございますわねえ」

圭一「誰だろ?ちょっと行ってくるよ」スタスタ

梨花「…。」

俺(この時期に圭一に客か…)

沙都子「圭一さんが戻って来るまで、少し中断ですわね」

魅音「じゃあ皆んな一旦休憩にしよう」

レナ「わかった~」

俺(皆んな窓の外見たり、今の間にトイレ行ったり自由にしている)

俺「ん?」スッ

カード「悟史」

俺「お…。これは…」

魅音「あー…これはもう使わないからさ。悪いね」パシッ 

俺「あ、ああ…そう…」

俺(悟史って…確か前の世界でレナが去年救えなかった沙都子の兄だって言ってたよな…)


1悟史って誰?って知っているけど、敢えて沙都子にも聞いてみる
2魅音に窓の外ばかり気にして圭一の事が気になるのかと聞いてみる
3レナを見つめて考えてみる
4梨花ちゃんにもっと砕けた話し方できないのか聞いてみる
5圭一が戻ってくるまで精神統一する

多数決下5まで

434: 2019/09/18(水) 00:05:10.76 ID:HDyN09aLo
4

439: 2019/09/18(水) 00:58:50.08 ID:tO6ucpr4O
雛見沢分校
廊下

俺「梨花ちゃんってさぁ」

梨花「僕がどうしたのですか俺?」

俺「そのですです口調、疲れないか?」

梨花「みぃ…?俺の言ってる事がよく分からないのですよ」

俺「いや、うーむ…」

梨花「??」

俺(前の時間軸の梨花ちゃんは、俺と2人きりの時はよく黒梨花の人格が飛び出たもんだが…無いと寂しい…)

俺「…。」

俺(…いや、寂しいか?別によくね?あいつなかなか毒舌だし)

俺(まぁでもこの時間軸でも、梨花ちゃんの中に黒梨花が眠ってるのか気になる…)

俺(しかし違う雛見沢で見た…。なんて言っても頭おかしい奴って思われるだけだしな…)

俺(あ、そうだ)

俺「俺、なんとなくだけどさ…梨花ちゃんには人を上から見下すような話し方が似合う気がするんだよな」

梨花「…みぃ?」

俺「そう…例えば女王様とか…いや、違うな。SM嬢みたいな?」

梨花「…。」

俺「…。」

俺(あれ?これじゃ俺がSM好きみたいじゃん…?)  

梨花「クスッ…ふーん。あんたの趣味がそう言うのだったなんて…これ良い事を聞いたわ」

俺「…!」ゾクゾクゾクッ

俺(や、やっぱり住んでた。黒梨花も…)

扉「」ガラッ

梨花「皆んな~面白い話があるのですよ~!ビッグニュースなのです~」タタタッ

沙都子「梨花?」

魅音「どうしたの?」

レナ「ビッグニュースって何かな?何かな?」

俺「ちょっ!違っ…やめてくれーー!!?」

440: 2019/09/18(水) 04:27:32.28 ID:x2dOr/gk0
帰り道

俺(はぁ…触らぬ神に祟り無しだな…。酷い目に遭った…)スタスタ

魅音「あっはは。まさか俺が梨花ちゃんに踏まれたい願望のあるど変態だったなんてね」スタスタ

俺「…。」イラッ

レナ「俺君…。レナも流石にちょっと引いたかな?かなぁ…?」

俺「いや、だから違うって言ってるだろうが!?事実無根な話を言いふらされただけだ!」

俺「はぁ…なんで俺が梨花ちゃんに踏まれて喜ばなきゃいけないんだよ…」

魅音「え?だって踏まれてる間、梨花ちゃんのパンツ覗けるよ?」ニヤニヤ

俺「だからどうした…」

レナ「やーん!俺君、あの歳の子にエOチなのは未だいけないんだよ!?///」

俺「…ダメだ、言い返す度に俺の印象が駄目な方へ駄目な方へ変化して行く」トボトボ...

レナ「あはは」

圭一「…。」スタスタ

魅音「ねえ、圭ちゃんも面白いと思わない?」

圭一「え?あ、ああ…そうだな…」

圭一「オレもその現場に居たかったな…」

魅音「あはははは。やっぱり~?」ニコニコ

俺「…。」

レナ「残念だったね。圭一くん?」ニコッ

圭一「ああ、本当残念だぜ…」スタスタ

俺(…客対応から戻って来てからの圭一の様子がおかしい)

俺(いったい誰と何を話したんだろうか…)


441: 2019/09/18(水) 06:37:40.13 ID:x2dOr/gk0
翌日
雛見沢分校

雨「」ザアアァァ...

俺(おー。凄い雨降ってるな…。帰りまでに止めば良いけど…)

圭一「…。」グデッ

俺「なんだよ圭一。体調悪いのか?」

圭一「いや…昨日あんまり寝れなくてさぁ…」

俺「ふーん…まぁあまり良くならないなら早目に診療所いけよ?」

圭一「ああ…」

俺(まぁちゃんと学校来てるし、気にしないでも良いかな…)チラッ


魅音「……オヤシロ様の祟りに……」ヒソヒソ

レナ「……鬼隠しに……」ヒソヒソ


圭一「……。」ピクッ

俺(…さっきからコソコソ何話してるんだろ。レナと魅音)

俺(オヤシロ様の祟りって一瞬聞こえたから、やっぱり富竹さんまた祟りに遭っちゃったのかな…?)

俺(ここは接触をスルーしても差異は変わらなかったか…。いや当たり前か)



レナ「……悟史君はダメだったんでしょ?…」

魅音「昔の話よ…。もうやめようこの話は…」

圭一「……。」



放課後

魅音「ごめん。今日、叔父さんの手伝いがあって早く帰らないといけないんだよね」

レナ「そうなんだ…」

圭一「えーなんだよー」

沙都子「仕方ありませんわねえ」

梨花「みぃ…」

俺(園崎家次期当主ともなると、やっぱり村からオヤシロ様の祟りとか起きたら大変なんだろうな)

魅音「悪いね。じゃあまた明日!」タッタッタッ

沙都子「ではわたくし達も帰ると致しましょう。皆様ごきげんよう」スタスタ

梨花「さよならなのです」ペコリッ

俺「まぁ俺達も帰るか」ガタッ

レナ「うん。そだね」ガタッ

圭一「…ああ」ガタッ

443: 2019/09/18(水) 07:05:24.76 ID:x2dOr/gk0
帰り道

俺「昼間はどじゃ降りだったけど、ちゃんと雨上がって良かったなぁ」スタスタ

レナ「そうだね。濡れなくて済むから助かるよ」スタスタ

圭一「……。」スタスタ

俺「やっぱりレナの家も雨の日が続いて、洗濯が間に合わない時は部屋干しなのか?」

レナ「そうだね。匂いが残っちゃうからほんとは嫌なんだけど…」

俺「いやいや、レナの匂いは常に良い匂いじゃないか」

レナ「は、はぅ~!?俺君い、いつの間にレナの匂いなんて調べてたのかな!?かなぁ!?///」

俺「はは。さぁな」

レナ「は、恥ずかしいよぅ…///」カアァ...

圭一「…。」

圭一「な、なぁ…」

俺&レナ「「ん?」」クルッ

俺(おっ、ようやく圭一が口を開いた。自称口先の魔術師の癖に最近全然ベラベラ話さないから本当に体調悪いのかと思ってた)

圭一「皆んなはオレに…嘘や隠し事なんかしてないよな?」

俺「嘘や、隠し事?」

レナ「えっ?してないよ!全然!」

圭一「嘘だろ?…してるよな?オレに…隠し事…」

レナ「…。」 ピクッ

俺「…。」ピクッ

俺(そりゃあ、俺もレナも過去に色々あった事は話して無いけど…と言うかその言い方は俺はともかく、レナを怒らせるぞ)

レナ「…。」

444: 2019/09/18(水) 07:05:59.25 ID:x2dOr/gk0
帰り道

レナ「…圭一君こそ、レナ達に嘘や隠し事をしてないかな?」

俺「ん?圭一が何か嘘や隠し事してるのか?」

圭一「してないよ…。嘘も、隠し事も…」

レナ「…嘘だよ」

圭一「どうして嘘だって…」

レナ「圭一君。昨日の部活の時、先生に呼ばれて職員室に行ったって言ったよね?」

レナ「レナは知ってるんだよ?圭一君は職員室になんか行かなかった」

レナ 「校門の所の車の中で、話をしてたよね?…知らないオジさんと…」

俺(え?俺、全然知らなかった)

圭一「あ…」

レナ「…誰?あのオジさん?」

圭一「しっ…知らない人だよ…」

レナ「…知らない人が、なんで圭一君に用があるの?」

圭一「オレが知りたいよ!」

俺「レナ。もう良いじゃないか…。圭一も無理に話したく無さそうなんだし問い詰めなくても…」

レナ「…何の話をしていたの?」

俺「レナ…。だから…」

圭一「皆んなとは関係のない話だよ!」

レナ「嘘だッ!!!」

俺「うッ…!」キ-ン...

圭一「…!!!」ビクゥッ

鳥の群れ「」バサッバサッバサッ..

俺(あー…真横で怒鳴るんだからびっくりした…。過去の事でレナが嘘に敏感って知らないで地雷に突っ込んだ圭一も悪いが…)

俺(レナも急にレナの皮脱いで本性でブチギレるなよ…)

俺「はぁ…」


1なぁ圭一。別に隠し事の一つや二つあっても良くね?
2今は何も言わないが、後でレナを窘めよう
3…やはり触らぬ神になんとやらだ。俺は何も言わず介入しない
4あー誰かさんのせいで鼓膜やぶけたー!これは責任取って貰う必要があるわ~


多数決下5まで

446: 2019/09/18(水) 07:08:37.71 ID:JDXelAbY0
1

449: 2019/09/18(水) 08:08:09.52 ID:x2dOr/gk0
帰り道

俺「…なぁ圭一」

圭一「な、なんだよ…」

レナ「…。」

俺「別に隠し事の一つや二つあったってよくね?」ニコッ

圭一「は?…い、いい訳あるかよ!?俺達はそうだ…!仲間なんだぞ!?」

圭一「仲間に隠し事なんかしちゃいけないに決まってるだろ!?」

俺「はぁ…仲間が何も隠し事をしちゃいけないんだったら、俺はきっと圭一の仲間でいられ無いな」

圭一「なっ…!?」

レナ「うん…。そうだとしたら…私も俺君と一緒。圭一君の仲間じゃいられ無いと思うな…」ニコッ

圭一「お、お前ら……それ。本気で……」ガタガタ...

俺「誰にだってあるんだよ。俺にもレナにも…魅音にも、梨花ちゃんや沙都子にだって隠したい事くらいな」

圭一「あ…あぁ……」ゴクリッ

俺「でも信じてくれ。俺達は絶対に圭一の事を裏切ったりしないからさ」スッ

レナ「うん」ニコッ

圭一「……。」ドクンッドクンッ

俺手「」

圭一「ッ…!」グッ

圭一「ごめん…オレが悪かった。帰るぞ…」スタスタ

俺「あ…」

レナ「圭一君…」

圭一「…。」スタスタ

俺(圭一が俺の手を取る事は無かった…)

レナ「あ、お、俺君。気にする事無いよ。きっと圭一君、疲れてるだけだから…ね?」

俺「……。」

俺(いや、そうじゃない。これは……)

俺(…思い出せ俺)ジッ

レナ「え?俺君…?」

俺(確か、前にもこんな事が…)



前世界レナ(好感度7)
コンマ下二桁
31以上俺、前の世界のレナと今の圭一が酷似している事に気付く(俺、レナに協力を要請する。圭一(覚醒)のかけら入手ルートへ)
30以下気づかなかった…(惨劇ルート。※コンマ次第で梨花と共に惨劇の運命を打ち破るルートへ)


安価下

450: 2019/09/18(水) 08:11:16.39 ID:NWBFd5vno
うーむ

454: 2019/09/18(水) 09:20:06.01 ID:x2dOr/gk0
コンマ39
俺部屋

窓の外「ミ-ンミンミンミンミン」

俺「…。」

俺(違う世界の記憶だから、あまり完全には思い出せないが…)

俺「思い出せ…思い出せ…」

俺「…。」

俺「…そうだ。確かあの時」ハッ!!


梨花『はい。この村に古くからある風土病みたいな物で…』

梨花『それを罹ってしまうと酷い妄想に取り憑かれ、誰も信じられなくなり暴力的になってしまうのですよ…』



俺(……似ている。今の圭一は、あの時のレナと)

俺(しかし、確信は持てない…。どうする…?俺が勝手に疑っているだけで、未だ病気では無い可能性だってある。注射は使えない…)

俺(だったら…)

俺「危険だが、直接確認するしか無いな…」


魅音『』
圭一『』

俺(……またあの時みたいに間に合わなくなる前に、急がないと)




圭一の家前

俺「圭一の家…ここだったな」タッタッタッ

俺「……うん?」

レナ「あれ?俺君?圭一君の家まで来て…どうしたのかな?」

俺「いや、レナの方こそどうしたんだよ…」

レナ「レナは…。帰り道に圭一君を怒って驚かしてしまった事を謝りたくて…」

俺「ああなるほどな…。あっ、そうだ!それで、どうだった?」

レナ「え?えっ…?…」

俺「謝罪した時の圭一の反応は…?」

レナ「ううん…。圭一君、誰かと長電話してたから邪魔しちゃ悪いかなって、できなかったの…」

俺「そうか…。誰かと長電話か…」

レナ「俺君はどうして?」

俺「俺は…」

レナ「??」

俺(…いや、この世界のレナは大丈夫だ。病気に罹っていない。レナが助けになってくれるのなら、これ程心強い事は無い)

俺「レナ、明日学校が終わったら時間あるか?2人きりで話したい事があるんだ」

レナ「え!?えっと…はぅ…///良いけど…///」

俺(レナと共に、圭一を止める)グッ

455: 2019/09/18(水) 10:01:19.46 ID:x2dOr/gk0
翌日
通学路

レナ「あ、おはよう俺君」

俺「ああ、おはようレナ。圭一は?」

レナ「ううん。未だ…」

俺「そうか…」

俺(確か前の世界じゃレナも学校に来なくなって行方不明になって…それから…)

俺(クソッ…急がないと、全て一緒ならもう時間が…)

レナ「それで俺君。放課後の話って…その…///」モジモジ

俺「ああ…。それは放課後になったら話す」

レナ「はぅ…うん…」

俺(今日は圭一は来ないだろうな…)

俺「このままじゃ遅刻するだろうし、先行くか。魅音も待ちくたびれてるだろうし」

レナ「うん。そうだね」



放課後
雛見沢分校

圭一席「」

俺(…やはり、圭一は学校を休んだ)

魅音「はぁ…圭ちゃんが風邪とはねぇ。明日は雨かなぁ?あはは、なーんて」

レナ「魅ぃちゃん。圭一君の事が心配なんだね。ふふ」

魅音「べ、別にぃ~!?///昨日あたしの所為で部活できなかったから今日はとことん虐めてやろうかなって思ってただけだよ」

沙都子「そんなに心配なら何か差し入れを持って、お見舞いへ行って差し上げれば宜しいんじゃありませんの?」

魅音「だ、だから沙都子まで…!あたしはそんな…///」

レナ「おはぎとか作って持って行ってあげたら良いんじゃ無いかな?かな?」

梨花(……!)

魅音「じゃ、じゃあレナも一緒に作ってくれるなら仕方無いからあたしも…」

レナ「ごめん魅ぃちゃん。そうしてあげたいのは山々なんだけどレナ、今日用事あって早く帰らなきゃいけないの…」

魅音「エエー?(・3・)」


俺(…もし既に疑心暗鬼になってるとしたら、今の圭一にどうすれば言葉が届くのだろうか)

俺服裾「」ギュッ

梨花「俺…」ギュッ

俺「う、うん?どうした梨花ちゃん?」

梨花「今日の放課後空いてますですか?2人きりで話したい事があるのです」

俺「あ…悪い。今日はちょっと…」

梨花「ぁ…そうなのですか…。残念なのです…」

俺「悪い。またいつか必ず埋め合わせするから」

梨花「…はい。必ず約束なのですよ」ニパ-

456: 2019/09/18(水) 10:19:39.13 ID:x2dOr/gk0
喫茶店

レナ「圭一君が…病気?」

俺「ああ。未だ確証は無いが…恐らく…」

レナ「…どうしてレナもそんな病気知らないのに、この村に越して来たばかりの俺君にはそんな事が分かるのかな?かな?」

俺「……。」

レナ「…。」

俺「…。」グッ

俺「…今から話す話は普通に考えたら、有り得ないと…馬鹿げてると思うと思う」

レナ「え?…」

俺「でもどうか信じて欲しい…。俺の事を信じて欲しい…」

レナ「…。」

俺「俺は…こことは違う別の雛見沢で氏んだ後、この雛見沢に来たんだ」


ーー俺はレナに話した。自分がループしている事、レナと本気でぶつかり合った事、レナとワゴン車で語り合った事、レナがリナと言う新たな母親になるかもしれない女が苦手としていた事

ーーそして、俺の知っている世界では今の圭一がかかっている病気にレナがかかり…大変な過ちが起きたと…



俺「これが俺の知っている全てだ…」

レナ「……。」


レナ好感度5+キー因果
コンマ下二桁
91以上信じてくれた+俺と頃し合った事や圭一や魅音を手にかけて後悔していた事も何となく覚えていた(下+俺、レナのかけら入手)
31~90信じてくれた(レナも共に命を懸けてくれる。自衛手段無しの選択肢追加)
30以下流石に信じてくれなかった


安価下

457: 2019/09/18(水) 10:21:11.87 ID:hYsfymfMO
はい

461: 2019/09/18(水) 11:00:06.33 ID:x2dOr/gk0
undefined

462: 2019/09/18(水) 11:02:02.03 ID:x2dOr/gk0
コンマ87
喫茶店

レナ「確かに、突拍子も無い話だね。普通の人が聞いたらオススメの精神病院勧められるかもしれない」

俺「うぐっ…」

レナ「でも私は、俺君の話信じるよ」ニコッ

俺「レナ…」

レナ「だって俺君も仲間だから。仲間が助けを求めていたら手を貸すのは私達なら当然でしょ?」

俺「そうか。そうだったな…。信じてくれてありがとう…」

レナ「あはは…俺君が居た雛見沢じゃ、私が暴走して過ちを起こした…って言うのはあまり信じたくは無いけどね…」

俺「まぁその気持ちは分かるけどな…」

レナ「でも俺君も凄いよ」

俺「え?」

レナ「だってその世界じゃ罪を犯したレナを許して、それどころか真っ先にレナに相談してくれたんだもん」

レナ「かなりの勇気が無いとできないと思うかな?かな?」

俺「…レナが暴走したのには、気付けなかった俺にも罪があったんだ。だから、俺も…いや、お互いに許し合いたかったのかもな」

レナ「ふふっ、その世界のレナと俺君の関係。気になるかな?」ニコッ

俺「いや…うん……それは…」

レナ「レナが病気になってなかったらどうなってたのかな?かなぁ?」ニコニコ

463: 2019/09/18(水) 11:03:40.54 ID:x2dOr/gk0
コンマ87
喫茶店

俺「コホン…。そんな事よりも、どうやって圭一に俺達の事を信じて貰うかだ」

俺「仮にもし今の圭一が、あの時のレナと同じ病気にかかっていたとしたら、直ぐに診療所へ連れて行った方が良い」

レナ「その病気、放っておくとどうなるの…?」

俺「確か…首がとてつもなく痒くなって、最終的に自頃しちゃうとかなんとか…」

レナ「ウジ湧き病…!」ガタッ

俺「…え?」

レナ「あ…ううん。。私にもその病気には心当たりがあったから…」

俺「え?そ、そうなのか!?」

レナ「うん…。でももし圭一君が今その病気にかかってるなら、説得するなら絶対に怖がらせちゃいけないと思う…」

俺「え?」

レナ「多分、圭一君には全ての物が自分を頃しにくる狂気に見えてしまうと思うの…」

俺「…。」

レナ「私にも…心当たりがあるから…」

俺「だが自衛手段を持たず説得すれば、最悪逆に俺達が……」

レナ「それでも、私達は最後の最後まで圭一君を信じるしか無いと思う…」

俺「……。」


1説得はするが、やはり万が一に備えて何か武器を持っておこう(暴れた時は諦めて取り押さえる)
2レナの言う通り自衛手段を一切持たず圭一を説得する(俺、レナ、魅音超高確率で氏亡。氏亡しても俺、圭一(+条件下で覚醒)のかけら入手確定)


多数決下5まで

464: 2019/09/18(水) 11:06:01.89 ID:IR2ER03Fo
2

472: 2019/09/18(水) 18:01:31.11 ID:x2dOr/gk0
翌日
雛見沢分校

圭一「ダム現場で、事件がなかったかって聞いたよな…?ないって言ったじゃないか!バラバラ殺人があったのによォ!嘘つき野郎ォ!」

魅音「ごめん、嘘ってわけじゃ…」

圭一「仲間ってのは、隠し事なんか無しだろ?そうだろ?…だからお前らは仲間じゃない!」

魅音「け、圭ちゃん…そんなのって…」

圭一「あぁ、それに見舞いのおはぎ。あれ、うまかったぜ。血が出るくらいにな…」

魅音「…。」

圭一「俺を消そうったって簡単にはいかないからな。悟史を消せたように、簡単に消せると思うなよ!」

魅音  「…。」



俺「…。」

レナ「ッ…」ギリッ

俺「!?」ビクッ

レナ「駄目だ私…圭一君を殴りたい」スッ

俺「お、抑えてくれ!武器を持たず刺激せずに圭一を説得しようって言ったのはレナじゃないか!」ガシッ

レナ「病気だって分かってるけど、あんなのって無いよ。魅ぃちゃんが一番圭一君の心配してくれてたのに…それを、あんな…」

俺「だからその病気を治す為にも、俺達がなんとかするんだろ」

レナ「分かってる…。分かってるけど…」グッ

俺「俺も気持ちは一緒だよ…」



圭一「お前が、殺されたダム工事の現場監督と、何度も取っ組み合いの喧嘩をしてたってのも知ってる。隠しきれると思ったのかよォ!」

魅音「どうして…そんな…ことまで…」

カランカラン..

圭一「行こうぜ。授業に遅れると、マズイだろ」

魅音「ひどいよ…圭ちゃん……」ポロポロ

圭一「…。」スタスタ

魅音「そっか…圭ちゃんに全部ばらしたの、あの野郎か…」

圭一「ん?」

魅音「あの時頃しとくんだったなー。今年で定年だからって、容赦してやった恩も忘れやがって…」

魅音「ちくしょう…ちくしょう…あのジジイ…絶対に頃してやる!」ポロポロ

圭一「ジジイって…大石さんの…」ゾクッ

473: 2019/09/18(水) 18:44:22.73 ID:x2dOr/gk0
帰り道

俺「魅音、おはぎに何か仕込んだのか?」スタスタ

魅音「…タバスコだよ」スタスタ

レナ「タバスコ?」スタスタ

魅音「いつもの部活の時のように、ゲームを題材にしたら圭ちゃん喜んでくれるかなって…」

レナ「それを圭一君は勘違いして、針か何かが仕込まれていたとでも考えちゃったのかな」

俺(いつもの部活……圭一が喜ぶ……。今の魅音の言った事に、何か新たな解決策が思い浮かびそうだったが…)

レナ「恐怖心から幻覚症状まで見え始めてる…。俺君、これもう間違い無いよ…」

俺「え?あ、ああ……ならもうこれ以上確かめる時間は必要無さそうだな」

俺(…いや、時間がない。別の方法を考えている時間は無い)

俺「今日中に圭一を連れて行こう」

レナ「うん」コクッ

魅音「つ、連れて行くって…2人とも圭ちゃんに何をする気なの!?」

俺「圭一があんな風に疑心暗鬼になったのは、この村の風土病の所為なんだ」

魅音「風土病…?そんなのあるなんて古くから住んでる私でも聞いたこと無いよ!?」

レナ「でもあるのは間違い無いんだ魅ぃちゃん…レナもここに引っ越してくる前、罹った事があるから分かるの…」

魅音「ええっ!?」

俺「俺達は力に頼らず、言葉だけでどうにか圭一を説得して自身の脚で診療所へ行って貰うつもりだ」

魅音「な、なら私も…」

レナ「それは駄目だよ…」

魅音「え?」

俺「…最悪、失敗して今の圭一に刺激を与えてしまえば俺達が逆に殺される可能性だってある」

レナ「これは正真正銘…圭一君の為に、命を懸けて戦って貰う事になるの…」

474: 2019/09/18(水) 18:44:56.63 ID:x2dOr/gk0
魅音「え…2人は…」

レナ「怖くなんか無いよ。仲間の為に命を懸けるくらい」ニコッ

俺「圭一が元に戻って、あの輝いていた日を取り戻せるのなら命くらい安いもんだ」

魅音「…。」

魅音「ふっ…ふふあはははは」

俺「魅音?」

レナ「魅ぃちゃん?」

魅音「こりゃあ参った。いっつもビリ争いばかりしてる2人が、それほど肝が座った奴等だったなんてね…」

魅音「あんたら今までどっかで知らない内に手ぇ抜いてたんじゃない?」

俺「え、えぇっと…」ギクッ

レナ「な、何の事かな?かなぁ?」ギクッ

魅音「まぁその事はまた今度追々尋問させて貰うとして…2人の気持ちは分かった。だったら部長、園崎魅音もその仲間に入れさせて貰う!」

レナ「魅ぃちゃん…?」

俺「ほ、本気か?…氏ぬかもしれないんだぞ?」

魅音「ああ、本気だよ。ウチの可愛い部員2人が仲間を助ける為に本気になってくれてるんだ…なのに部長のアタシが動かない訳にはいかないじゃん!」

レナ「魅ぃちゃん…」

魅音「それに、圭ちゃんを助ける為だったらあたしも命なんてこれっぽっちも惜しく無いね」

俺「…。」

俺「分かった。魅音にも協力して貰うぞ」コクッ

魅音「勿論!」

485: 2019/09/18(水) 23:44:55.05 ID:cANlGlDVO
圭一の部屋

俺(俺達はあの後、何故か道端に倒れて気を失っていた圭一を連れて家まで運んで入江診療所の入江先生兼野球の監督に大至急来て貰うように連絡した)

俺(しかし、先生が来るよりも先に圭一は目を覚まし……)


ーー錯乱した…


俺「圭一…。信じられないかもしれないがお前は病気にかかってるんだ。俺達も一緒に着いて行ってやるから、早く診療所へ行こう」

圭一「びょ、病気ってなんだよ!?病気なのはお前らの方がだろうが!!!」

レナ「圭一君…。怖がらなくても大丈夫だよ。私達は圭一君の仲間だから…ね?」

圭一「お前らなんか仲間じゃない!!お、お前らのような人頃し共とオレは仲間になった覚えなんか無い!!」

魅音「落ち着いて圭ちゃん。そんな取り乱す姿圭ちゃんらしく無いよ」

圭一「うっ…!」ビクンッ

魅音「ほら、圭ちゃん。早く元気になぁれ」ニコッ

圭一「……!?」

俺(朝に酷い事を意に介さず、魅音がタオルで圭一の額の汗を拭いてあげた瞬間だった…)

圭一「わぁっ!?わっ…わああぁぁぁっ!!」

金属バット「」ガシッ

俺(圭一の目にはタオルが何に見えたのかは分からないが…)

俺「魅音!!危ないっ!?」バッ

ブウンッドガッ  

俺「うっ…!」ゴキイッ!

レナ「俺君!?」

魅音「俺っ!?」

圭一「あぁぁぁぁっ!!」

486: 2019/09/19(木) 00:00:12.46 ID:SdSdsECvO
圭一の部屋

俺「う…」ドクドク...

俺(頭の骨をやられた俺が、かろうじで目を覚ました時には…部屋中…既に血みどろだった…)

レナ「圭一君…私達を信じて…」腕グニャッ

俺(レナは腕と脚を折られ、口からも血を流し…)

魅音「圭…ちゃん…」額ドクドク...

俺(魅音は額を割られて大量に出血…)

圭一「はぁ…はぁ…はぁ…」ガクガク...

俺(そして圭一は…レナが言っていた通り…俺達に怯えて震えていた…)

俺(だから、俺達はこれ以上圭一を怖がらせないように…誰も、何も抵抗はせずひたすら殴られ続けた….)

俺(まだ…間に合う…。誰も、犠牲にはなっていない…!だから俺が…こんな所でへばってはいられ無い…!グッ

俺「ごふっ…」血ベシャッ

圭一「!?」

俺「はぁ…はぁ…け、圭一……。俺達に、一切…敵意は無いんだ…。絶対にお前を裏切ったり…しない……だから…」フラフラ

圭一「うっ…うぅっ…!!」ガチガチ

金属バット「」グッ

俺「病なんかに……負けるな…。お前が、本当に大事にしていた物を…思い出してく…」フラッ

圭一「う…うああぁぁぁあっ!!」ブウンッ

ウッディ!!

グシャッ


圭一L4末期
コンマ下二桁
86以上圭一、皆んなを信じたくて、バットを置いた(圭一、俺、魅音、レナ生存END。俺、圭一のかけら入手。俺、ループ能力強化)
85以下皆頃しにしてしまった…(圭一、俺、レナ、魅音氏亡。俺、圭一のかけら入手。圭一惨劇(条件下で覚醒)のかけら入手


安価下

487: 2019/09/19(木) 00:03:27.17 ID:YayJ49TWo

490: 2019/09/19(木) 00:18:54.27 ID:SdSdsECvO
コンマ17
圭一の部屋

圭一「ふうっ!!うぅっ!!」ブウンッブウンッ

グシャッグシャッ

圭一「はぁっ…はぁっ…」

血まみれの金属バット「」ズル...

圭一「うぅっ…」ポロポロ

俺「」頭凹み
レナ「」身体中グニャグニャ
魅音「」額ドクドク...

圭一「くっ…。どうして…どうしてこんな、事に…」ポロポロ

俺「」頭凹み



カナカナカナカナ...

俺が圭一のかけらを手に入れました
圭一が惨劇のかけらを手に入れました

496: 2019/09/19(木) 00:35:52.40 ID:SdSdsECvO
???

俺「ここ…は…?」フワァ-ッ

俺「……。」

俺(ああ…そうか…。俺はまた氏んだのか…)

俺(圭一なら気付いてくれると思っていたけど…)

俺(やり方が間違っていたのかな…。いや、他にも方法があったのかな…)

俺(……。)

俺(後悔しても、もう遅い…か…)

俺(だけど、圭一ならいつかきっと気付いてくれると信じてる…だから、悔いは無い…)

俺(だから、これでようやく俺も皆んなの所に…)

俺(……。)

俺(…いや、まだだ。未だ俺は誰かとの約束を果たしていない気がする)

俺「よし…行こう。次の雛見沢へ…」

光「」スウゥ...


次の世界は…
コンマ下二桁
91以上何も無し(古手梨花)
81~90鬼隠し(※圭一のかけらを持っているので何も無しに変更)
61~80カルタ大会(軽いデジャヴ発動)
26~60ピンクの女(強烈なデジャヴ発動。レナのかけらが手に入りやすい。惨劇ルートへ入った場合は圭一覚醒、梨花共闘に)
25以下てっぺい☆


安価下

497: 2019/09/19(木) 00:36:21.44 ID:098cA5CF0

498: 2019/09/19(木) 00:42:14.63 ID:SdSdsECvO
コンマ44(リナ(ボナ、最初の判定は選択肢に))


1最初からやる
2次の編へ進む(強くてニューゲーム状態で罪滅ぼし(レナに深く関わるか、あまり関わらないか選択可能))
3この編をやり直す
4他の奴やる(種、まどか、バイオ4)


15分後に多数決(単発無し)

501: 2019/09/19(木) 00:46:32.63 ID:UMDVAs+k0
進んでいい気がするけどなぁ

504: 2019/09/19(木) 00:57:23.29 ID:SdSdsECvO
俺撲殺END

手に入れた物:俺、圭一のかけら。圭一、惨劇のかけら

1最初からやる
2次の編へ進む(強くてニューゲーム状態で罪滅ぼし(レナに深く関わるか、あまり関わらないか選択可能))
3この編をやり直す
4他の奴やる(種、まどか、バイオ4)


【ひぐらしのなく頃に】俺「雛見沢村に安価で住む事になった」3スレ目でございますわ【後編】



引用: 俺「雛見沢村に安価で住む事になった」3スレ目でございますわ