504: 2019/09/19(木) 00:57:23.29 ID:SdSdsECvO

前回:俺「雛見沢村に安価で住む事になった」3スレ目でございますわ【前編】

俺撲殺END

手に入れた物:俺、圭一のかけら。圭一、惨劇のかけら

1最初からやる
2次の編へ進む(強くてニューゲーム状態で罪滅ぼし(レナに深く関わるか、あまり関わらないか選択可能))
3この編をやり直す
4他の奴やる(種、まどか、バイオ4)


多数決下5まで(単発無し)

505: 2019/09/19(木) 00:57:41.07 ID:098cA5CF0
2

512: 2019/09/19(木) 03:29:07.06 ID:enDgLluRO
雛見沢分校

「…れ…俺…おい…」ユサユサ...

俺「…こんろ…こそ…ZZZ…」

圭一「おーい。起きろ。大丈夫か?」

俺「はっ…!?」ビクッ

圭一「よう。寝坊助さん」

俺「け…圭一…?」

圭一「あはは。涎垂れてるぞ」

俺「えっ…?あっ…//」グッ

俺(あれ?どうして圭一がマトモに……あっ、これはもしかして…俺、氏んでループしたのか…?)

俺(…いや…確かに何らかの理由で殺された嫌な感触は残っている)

俺(最も必要な、殺された場所や状況…誰が俺を頃したのかとか等の殺される数時間前までのか記憶にはノイズがかかって思い出せないが…)

俺(まぁ、最後に覚えてる状況的に考えたらレナと一緒に圭一を説得して助けようとして…失敗したって事かな…)

俺(はぁ…説得は駄目だったのか…)

俺「……。」

俺(…ん?あれ?てかなんで俺、最初からの筈なのに学校で寝てるんだ…?)

圭一「しっかし転校して来て2日目で寝坊とは相当不良だなぁ」

俺「え?…」

俺「転校して来て…2日目?」

圭一「ああそうだろ?いつまで寝ぼけてんだ?はは」

俺(…!?どう言う事だ…?ループする力が、2日と言う若干だが弱まってる…?)ドクンッ

圭一「おーい。早く着替えないと女子戻って来るぞ」

俺「あ、ああ…。急ぐよ…」
 
俺(…このまま後数回氏んでしまえば、いつか俺…戻れなくなって、本当に氏んでしまうんだろうか)

俺「……。」

俺(いや、普通氏ねば戻るとか有り得ないしそれが普通なんだよな…)
ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編 1巻 (デジタル版ガンガンコミックス)
513: 2019/09/19(木) 05:47:23.99 ID:2C7u1Jkw0
雛見沢分校
校庭

圭一「へえ、今日の体育は水鉄砲対決かぁ」

俺「水鉄砲かぁ。懐かしいな」

俺(やっぱ授業内容にも差異が出るんだな~)

圭一「え?俺は体育の授業で水鉄砲対決なんてした事あるのか?」

俺「……え?あ、いや…なんでも…」

圭一「うん?」

俺(そうだ…。これって、俺がレナと一緒に初めて本気を出し合って、結局決着がつかなかった…)

俺(…もし同じなら、この後魅音が)

魅音「水鉄砲対決かぁ。面白いねぇ…。部活メンバー集合ー!今日のお題はこれ!」

俺(やっぱり…!)

魅音「水鉄砲対決にしよう!ルールは簡単。この水鉄砲の水が身体に触れたら負け!」

沙都子「なるほど…。面白そうでございますわね」

魅音「そして勝者は敗者全員に罰ゲームを与えてよし!」

圭一「全員だと!?うおおぉ!やるぜ!」

俺(一緒だ…)

梨花「みぃ」

俺「え?梨花ちゃん?」

梨花「俺、今回も宜しくなのです。にぱ~」ニコッ

俺「あ、ああ…?」

梨花「俺をビショビショにして、いっぱい虐めてあげるのですよ~」タッタッタッ

俺(……?)

俺(梨花ちゃん。相変わらずよく分からん子だな…)

レナ「はぅ…。直ぐに脱落しないように頑張ろうね俺君」ニコッ

俺「あ…」

レナ「え?」

俺(やっぱり一緒だ…。レナはまた手を抜こうとしてる…)

レナ「俺君?」キョトン...

俺(だったら、もしかして…)


1確認するつもりでレナを本気にさせてみる(ボナによりまたも引き分けに。レナ好感度6、梨花以外の部活メンバー好感度4スタート)
2圭一にレナを本気にさせたら楽しませてくれる筈と吹き込む(俺、今回はレナとは深く関わらない。レナキーキャラの因果を圭一に譲渡する。レナ好感度3スタート)
3全て忘れて、梨花ちゃんをビショビショにして楽しもう(レナ好感度2スタート)


多数決下5まで

514: 2019/09/19(木) 05:56:35.93 ID:fxaJMBh8O
1

520: 2019/09/19(木) 11:20:30.28 ID:2C7u1Jkw0
雛見沢分校
校庭

俺(確認したい事がある…。そして、もしその通りなら…)

俺(今度こそ俺が、レナを…!)グッ

俺「レナ。脱落…じゃないだろ?勝ちに行くんだろ?」

レナ「え?う、うーん…でも魅ぃちゃんや運動神経が良い沙都子ちゃん。それに射撃センスのある圭一君が居たらレナには厳しいかなって…」

俺「そうだな。確かにその3人は強敵だ。だが、レナが本気になれば倒せない相手じゃないだろ?」

レナ「…それはどう言う意味かな?かなぁ?」

俺「多くは語らない。でも、最後の決戦の舞台で待ってる」ザッ

レナ「…ふっふふ…あはは」

レナ「あははは。未だ入部して間も無い俺君が決戦の舞台で待ってるなんて大きく出たね」

レナ「未だ1回もトップ取れた事ないのに」

俺「だって俺は、レナの真の実力を知ってるからな」

レナ「へえ…。未だ出会って3日なのにレナの事知ってるんだ…?」

俺「あ、それは…えっと…」

俺(あ、やべ…この世界じゃそうなんだった)

レナ「ふふっ…。でもね」

俺「??」

レナ「私も何となくだけど、俺君ならきっと皆んなを倒して勝ち上がって来る気がするの。何でだろうね?」

俺「…え?」

レナ「俺君が本気になった私と戦いたいなら、その期待に応えられるように頑張るよ。だから最高の舞台で会おう」

レナ「そしてまた全力で楽しもう」ニコッ

俺「あ、ああ…」

俺(レナ?もしかしてレナも記憶が…?)

レナ「…あれ?でもなんで今レナまたって言ったんだろ?」

俺「…。」

レナ「俺君とは会って間も無い筈なのに、どう言う事だろ?だろ?」

俺(断片的に魂が戦った事を覚えてるって奴かな…?すげえ…)

魅音「それじゃあ始めるよ~!皆んな準備はいい!?」

俺「おっと、始まるぞレナ。考えるのは後だ」スタスタ

レナ「うん。絶対に約束だからね!」ニコッ


判定無し

ーーそうして、力を解放した俺達は部活メンバー以外の子、圭一、魅音、梨花ちゃん、沙都子と順調に倒して行き…
またも決戦の舞台で戦う事になった

521: 2019/09/19(木) 11:49:23.41 ID:2C7u1Jkw0
雛見沢分校
校庭

俺「フッ…来たなレナ」カチャッ

レナ「俺君の方こそ。あははは、やっぱり凄いよ君は」カチャッ


圭一「お、おぉっ…!真剣勝負か…なんかこっちまで熱くなって来たぜ!」

魅音「あの2人のポテンシャルは底知れないね。どっちが勝つか、賭ける?」

沙都子「そりゃあレナさんですわ。普段からギリギリの所でビリを避け続ける実力はかぁいいモード抜きでもかなりの物の筈」

圭一「オレは男らしく戦ってオレを超えてった、俺を応援するぜ!あいつの真の実力にはレナすらも敵わない筈だ!」

梨花「…。」

梨花(…羽入。これ、どう思う?)

羽入(前の世界の時と何も変わらない…俺とレナが対決する事になったのです…)

羽入(つまりですね。その…あうあう…)

梨花(…今回はレナの歯車が狂うと言いたいのね?)

羽入(あう~…きっとその可能性は高いのですよ…)

梨花(圭一、詩音、レナの3人は特に運命の歯車が狂いやすいのは、今までで散々学習して来たわ…)

羽入(はい…。何度も梨花の氏の要因になっているのです…)

梨花(いつも通りなら、この世界の私は豹変したレナに焼氏体にされてしまう筈…。でも…)


レナ「あはははは!凄いね俺君!」ドビュッドビュッ

俺「くっ…。予想通り、やるじゃないか!!」タッタッタッ


梨花(あいつが居れば、私はあいつのお陰で氏の時間が遅れて焼氏は免れる…。結局その後はいつも通りなんだけど…)

羽入(確かに本来はかなりの低確率でしか、この村へ引っ越してこない俺は梨花の命を助ける大事な存在となりましたが…)

羽入(ですが、それでも梨花の強固な運命を変えられる迄には至りません…)

梨花(そうね…。でも見なさいよ)

羽入(あう?)

梨花(ここ2回は連続して引っ越して来ているのも驚かされたけど…あいつの服)

羽入(服…?)

梨花(前回は馬鹿みたいに裸でやった所為で、その後風邪を引いてたけど今回はちゃんと服を着てる)

梨花(これって着実な進歩じゃない?)

羽入(あうあうあう…小さ過ぎる進歩なのです~…)

梨花(ええ、そうね…。でもそんな小さな変化こそが、やがて大きな運命までもをも変えるんじゃ無いか…?とあいつを見ていたら思うわ)

羽入(あうー…期待し過ぎなのですよ…)

524: 2019/09/19(木) 12:09:40.83 ID:2C7u1Jkw0
雛見沢分校
校庭

花壇「」

俺「やっぱり本気のレナと戦うのは楽しかったな」スタスタ

レナ「私こそとっても楽しかったよ。また決着付かなかったのは残念だったけど…」スタスタ

レナ「…ん?あれ?…また?まただ、この感じ…なんだろ?」

俺「フッ…何だそれ?シャレか?」

レナ「どうしてだろうね。俺君とは前にもこんな事があった気がして…えへへ…」

俺「それは俺もだよ。もしかしたら、違う世界でもこうして戦った事があるのかもな…」

レナ「あはは。じゃあきっとその世界じゃ俺君とレナは似た者同士でとっても仲良くしてたのかな?かなあ?」

俺「…。」ピタッ

レナ「…俺君?」

俺「ん?あぁ…いや、レナのブラジャーが濡れた所為で透けて見えてて工口いなって…」ニヤニヤ

レナ「はぅ~!?だ、だ、だ、見ちゃ駄目ーー!!///」ブウンッ

レナパン「」ビュオッ

俺「え…?」顔メキャッ

俺「」ドサリッ

レナ「お、俺君のエOチ!レナ直ぐに着替えてくるもん!!///」タッタッタッ

俺「…。」

俺「フッ…。とっても仲良く…か…」

俺(本当にそうだったら良かったけど、レナは……)

俺「……。」

俺(いや、今は普通なんだレナは。俺が気付かなかっただけで、きっと何かああなった理由があった筈)

俺(…それを突き止めて、絶対に防いでみせる)クルッ

525: 2019/09/19(木) 12:38:13.84 ID:2C7u1Jkw0
帰り道

俺(あの後、前と同じでエンジェルモートで全員をコスプレさせて働かせ)

俺(またレナの新しい母親になるかもしれないリナと言う母親にしては若い女が現れ…)

俺(勝者の俺とレナは魅音や梨花ちゃんや沙都子効果か、満席になったのでこれ以上は邪魔になると言う事で先に店を出た)

俺(検証で何もしなかったら、流れは全く一緒である…)


レナ「私も同じだよ。ほら、私も1年前に雛見沢に引っ越して来たわけだけど、こんなに楽しい幸せな日々を送れるのが信じられないもの…」

俺「ああ、分かる気がするな…」

レナ「ふふっ」ニコニコ


俺(やはり今はレナはいつも通りだが、前とは何かアプローチを変えないとこのままじゃレナは…)

俺(というかレナとあのリナと言う女性は馬が合わないと聞いていたが、結局どうなったんだろうか…)

俺(レナが学校に来なくなったから、聞く時間すら無かったな…)

レナ「あ、そうだ。レナ今から宝探しに向かおうかな?かな?」

俺「…あー、今からか?でも天気あんまし良く無いぞ?にわか雨が来るかも」

曇り空「」

レナ「うん、そうだね。でもきっと楽しい気持ちの今なら新しいかぁいい物も見つかるかと思って」ニコニコ

俺「そうかな…」

俺(…確か前は本当は顔を合わせたく無かったからって言ってたな。やっぱりこの世界でもリナって人とは仲良くなれて無いのか)

レナ「あ、そうだ。俺君も一緒にどうかな?かな?」

俺「え?あぁ…」

俺(前回は風邪引いてちょっと躊躇ってたけど、付いて行ったんだよな…その結果、雨にも濡れて風邪引いたけど)

俺(でも今回はちゃんと服着て勝ち上がったからマシだな。さて、どうするか)


1今回も付き合う(レナ好感度7に上昇。雨でワゴン車に避難までセット。更に選択肢へ)
2断って別の事を調査する


多数決下5まで

レナの好感度が6に上がった
圭一、沙都子、魅音の好感度が4に上がった

526: 2019/09/19(木) 12:40:06.39 ID:v1psS86mO
1

531: 2019/09/19(木) 13:15:11.97 ID:2C7u1Jkw0
ゴミ山

レナ「俺君と宝探し嬉しいな。嬉しいな~」ニコニコ

俺「よくこんな足場が悪い所、その速さで歩けるな…」ストッストッ

俺(まぁ、関わらないと防ぎようも無いよな…)

俺「お…」

雨「」ポツッポツッ

レナ「あ…」

俺「雨、降って来ちゃったな。どうする?」

レナ「…。」

レナ「俺君、こっち来て」ギュッスタスタ

俺「あ、ああ…」ギュッスタスタ



廃ワゴン車内

明かり「」ポウッ

レナ「ここで雨宿りしてから帰ろ?」ニコッ

俺「こんな所があったとはなぁ…」

レナ「うん。ここはレナの秘密の隠れ家なんだよ?だよ?」

俺「うん。可愛らしい部屋で良いと思う」

レナ「えへへ。ありがとう///」

レナ「ここに招待したのは俺君が初めてなんだよ?だよ?」

俺「ああ…」

俺(…懐かしいな。こうやって狭い車内で話す必要すらない自分の暗い過去を語り合って、お互いをもっと知り合ったの)

雨「」ザアアアァ...

俺「…なあ、レナ」

レナ「え?」


1俺は自分の過去の事なんて何も気にしなくて良いと思う(今回は話さない)
2興味無いかもしれないが、俺がこの小さな村に越して来た理由を聞いてくれないか?(前回と同じく暴露大会に発展)


多数決下5まで


532: 2019/09/19(木) 13:16:39.30 ID:B6/GKfgyo
1…かな

538: 2019/09/19(木) 13:42:07.94 ID:2C7u1Jkw0
廃ワゴン車内

俺「俺は、自分の過去の事なんて何も気にしなくて良いと思う」

レナ「…え?」

俺(…今回は何も話さない)

俺(前回のレナは、俺が普通に生きていたらあり得ないような話をしたからか…)

俺(俺が災害を自由に使って、魅音や梨花ちゃんの命令で御三家にあだなす存在を消していると言う奇妙な妄想に囚われた…)

俺(…だったら、その話をしなければレナは奇妙な妄想に囚われる事は無い筈だ)

レナ「それって…?」

俺「レナが過去に何があったかとか、皆んなが過去に何があったかとか俺は一切気にしない」

俺「今が楽しければそれで良いと思う」

レナ「レナは……」

俺「だからさ、雨だからこそ憂鬱な話は辞めて楽しい話大会しよう?」

レナ「…うん。じゃあレナからね」ニコッ

俺「ああ」



俺(これでレナは変な妄想に囚われ無い)

俺「さぁ、なんか雨止まないし仕方無いが濡れて帰るか」

レナ「うん…そだね…」

俺(思っていたより簡単に救う事ができたな)



ーーしかし、俺の解釈は間違っていた…。病気を舐めていた…
レナの一人称が、いつの間にかレナに戻ってしまっていた事に気付かなかった……



数日後
雛見沢分校

レナ席「」

俺「……。」


ーー俺はまた、レナを救う事ができなかった…

547: 2019/09/19(木) 14:14:18.27 ID:2C7u1Jkw0
雛見沢分校
放課後

レナ席「」

俺「……。」

圭一「はぁ…。んだよ、今日も用事って。最近レナの奴付き合い悪いな…」

魅音「仕方ないよ。レナん家は片親だからさ」

圭一「えぇっ、そうだったのか!?オレ初耳だぞ!?」

魅音「俺も?」

俺「え?あ、ああ…」

魅音「へえ。俺とレナは結構仲良さそうだったから、あたしゃてっきり知ってる物かと思ってたよ」

俺「……。」

俺(な、何故…?何か、間違ってたのか俺…?)



梨花「…。」

梨花(やはり、今回の運命の歯車が狂ったのはレナだったわね)

羽入(そうみたいです……。やはり止められなかったのです…)

梨花(……。)



俺(もう、全て手遅れなのか…?それとも、俺が神経質になり過ぎで圭一の時みたいに未だ祭りの日までは…)

俺(どっちだ……)グッ



レナ好感度5
コンマ下二桁
51以上皆んなに今日はゴミ山で部活をしようと提案してみた(原作。惨劇発生ルート。この世界では黒幕に辿り着けなくなる)
50以下ま、まぁちゃんと学校には来てるし、おかしくなるのは綿流しの祭りからだろうし未だ気にしなくても大丈夫か(前回と同じ。惨劇発生ルート。この世界では黒幕に辿り着けなくなる。レナのかけら入手不可に)


安価下

レナの好感度が5に下がった

548: 2019/09/19(木) 14:19:10.76 ID:8IgHQODhO
俺のコンマ力だってパワーアップしているんだ!

557: 2019/09/19(木) 15:20:36.07 ID:2C7u1Jkw0
コンマ76
雛見沢分校

沙都子「魅音さーん。今日の部活はどうしますの?」

魅音「あー。どうしようかねえ…レナが居ないし…」

圭一「オレ達だけで楽しむのもな…」

俺(…そうだ!)ハッ

俺「魅音。提案があるんだけど…」

魅音「ん?なんだい?」

俺「部活の活動は屋外も有りなんだったよな。だったら、今日の部活はゴミの山で宝探しってのはどうだ?」

圭一「宝探しぃ?」

梨花「…!」

梨花「あそこはダム建設現場の監督のお化けが出るから危ないのですよ」

俺(うぐっ…珍しく梨花ちゃんが反対して来た…)

圭一「あー。確か未だ腕が1本見つかって無いんだったっけ?」

沙都子「ひえっ…」

俺「…いや、寧ろお化けなんか見る事ができたら、ウチの部活じゃ良いネタになるだろ?」

俺「それに、お化けじゃなくても彼処にはレナのかぁいい物が沢山埋まってる。ちょうどここにレナは居ないし、良いんじゃないか?」

梨花「…。」

魅音「よし、じゃあ今日の部活はゴミ山で宝探しにしよう!トップはダム建設の幽霊を見つけた人!次は未だ見つかっていない片腕!」

魅音「どれも見つからなかった時はレナが気にいるかぁいい物。審判はレナ本人にして貰おう」

俺「よし!」

圭一「面白いじゃないか!」

沙都子「直接対決では無い部活は珍しいでございますわねぇ。まぁわたくしがお化けを見つけて勝つのですが。おーほっほっ!」

梨花「頑張るのですよー……」

梨花「…。」

561: 2019/09/19(木) 15:47:51.45 ID:2C7u1Jkw0
ゴミ山

カナカナカナカナ...

俺(ひぐらしの鳴き声だけが、煩いくらい大きく聞こえていた…)

圭一「………。」ゴクリッ

沙都子「グスッ…」ギュッ

魅音「……。」ギュッ

梨花「……。」ジッ

俺「レ…ナ……」

俺(皆んなの時間が…凍りついたまま、止まっていた…)


レナ「…。」血濡れの服

大量の黒い袋「」
斬り落とされた右腕「」
大量の血溜まり「」


俺(俺は部活に参加できないレナを喜ばす為に、提案した筈なのに…)

俺(いざゴミ山で部活を始めたら、圭一が直ぐに悲鳴を上げた…)

俺(俺達が圭一の元へ駆けつけて見たのは…)

俺(2人の大人の氏体をノコギリでバラバラにしていた最中の、レナの姿だった……)



レナ「…。」

レナ「人って…幸せになる為、どれだけの努力が許されるのかな…」

レナ「不幸ってね、連鎖する物だと思うの…」

レナ「一度始まったらなかなか抜け出せない…。そこから抜け出すには本当の本当に精一杯…」

レナ「そこまでするのかってくらい、努力してやっと掴め…それが幸せってもんじゃ無いかなぁって…レナは思うの…」

レナ「でもだからって、皆んなにも受け入れて貰おうなんて…甘えるつもりは無いかなぁ…」タッ

圭一「レナ…!」

ワゴン車上「」タンッ

レナ「じゃあ始めるよ!竜宮レナ。一世一代の頑張り物語を!!」

俺(俺の心は…絶望だけが支配していた…)

562: 2019/09/19(木) 16:14:03.67 ID:2C7u1Jkw0
ゴミ山

俺(そしてレナは俺達に自白するように話し始めた…)

俺(茨城での母の離婚、そして父への美人局…)

俺(次々に襲いかかる竜宮家への不幸。そして…)

切断された手「ハエ」ブ-ンブ-ン...

俺(2人のヤクザの殺害……)

俺(俺は全く間違っていた…。もっと…もっと親身になってレナの身の上話を聞いてやるべきだった…)グッ

俺(レナはいつも俺に優しくしてくれて…この村で一番親しくて…気を遣って、面倒を見てくれていたのに…)

俺(俺には2度も機会があったのに…)

俺(俺はレナがずっと苦しんでいた事に、1度足りとも気付けなかった…)ググッ

手の平「」血タラ...

俺(自分の馬鹿さ加減に、殺意を覚えるくらいだった…)


レナ「さっきまでね。谷河内の方に行ってたの…袋を埋める場所を探しに…」

レナ「あはは…。なかなか良い場所が見つからなくて…」

圭一「レナ…」

レナ「ん?」

圭一「どうして…どうして相談してくれなかったんだよ!?」

レナ「…相談?」

圭一「そうだよ。オレ達は仲間だろ。仲間ってのは無条件で味方になってくれる。家族同然みたいな存在じゃないのかよ!?」

レナ「…。」

圭一「オレ達に相談してくれれば…何か力になれたかもしれない!レナは人頃しなんかせず済んだかもしれない!」

俺「…。」

レナ「…じゃあ仮に…お父さんやあの人達の事を圭一君に相談したとするね。どうしてくれるの?」

圭一「それは…」

圭一「…。」

俺(駄目だ圭一…。レナは既に仲間に対して失望してる…。きっと俺にさえも…)

563: 2019/09/19(木) 16:52:08.50 ID:2C7u1Jkw0
ゴミ山

レナ「仲間なんて、所詮楽しくてどうでも良い時間を一緒に過ごすだけのお友達…」

レナ「本当に辛い時は、誰も味方になってくれないんだよ…」

俺(過去に俺がレナに言われた言葉と被る…。もう、レナは…)

「なんでたよ…!」

レナ「…。」

俺「圭一…?」チラッ

魅音「圭ちゃん…」

梨花「…。」

圭一「何で信じてくれないんだよ…」ポロポロ…

圭一「確かに相談されても、レナの思っているような最善の考えも方法も思い付かないかもしれない…」

圭一「でも、それでも…今よりもより良い未来に辿り着けたと信じてる!!」グッ

レナ「今よりもより良い未来?そんなの無いよ…これが、最善の未来だよ…」

圭一「嘘だッ!!だってその証拠に、レナはさっきから泣いてるじゃないか!」ポロポロ

レナ「はぁ!?誰が?私がぁ?いつ涙を流したの?」

圭一「今だよ!ずっと流してるじゃないか…自分で分かって無いのか…?」

レナ「…!?」

圭一「レナのやった事は最悪だ…馬鹿だよ!!でもオレは、仲間として…レナのやった事を受け入れる!」

レナ「え……」

俺「圭一…?」

圭一「これしかどうしようもなくて、悩み抜いた上で至った最後の…最後の手段だったって事を受け入れる!」

レナ「ぁ…」

圭一「だから、オレはレナを理解しようと思う」

魅音「…。」

俺「…。」

564: 2019/09/19(木) 17:02:00.34 ID:2C7u1Jkw0
ゴミ山

圭一「このヤバイ袋の山を知ったのは、オレ達だけだ」

圭一「オレ達全員が秘密にすればそれでおしまいだ!レナは何も気にする事は無い」スタッ

ワゴン車上「」ガタッ

レナ「あ…」

圭一「レナ!」スッ

圭一手「」

圭一「さあこの手を掴め!皆んなで手を差し伸べあえば、未来を掴めるんだ!」

レナ「圭一君の言葉は嬉しいけど…でも…」

梨花手「」スッ

圭一「梨花ちゃん!」

梨花「…レナ。貴女は決して穢れては居ない。貴女は決して屈しなかった」

梨花「そして泥にまみれながらも今日という日を掴み取っている。そんな貴女をどうして私は認めずにいられるか」

梨花「私は逃れられない不幸の迷宮に呑まれ、堕落する心地よさを知っている…」

梨花「だからこそ屈する事なく戦い続けた貴女の強さを理解できる」

レナ「…。」

梨花「私も圭一と同じ貴女の罪を許す。だから貴女も私の罪を許して欲しい」

レナ「圭一君…梨花ちゃん…」

俺「……。」

566: 2019/09/19(木) 17:15:53.27 ID:2C7u1Jkw0
ゴミ山

沙都子手「」スッ

梨花「沙都子…」

沙都子「わたくしも梨花も両親を失って一人ぼっちでしたけれど、今日までそれを嘆いた事はありませんでしたわ」

沙都子「皆さんと言う仲間と言う名の家族が居たから」

圭一「仲間と言う名の家族か…沙都子にしちゃ良い例えだな」

沙都子「これからも皆さんと家族でありたいと思ってますのよ」

沙都子「だから私はレナさんの罪を許します」ニコッ

レナ「…。」

魅音手「」スッ

魅音「レナの境遇を察しなかった事を部長として、仲間として恥じるよ。許して欲しい」

圭一「魅音…お前…」

魅音「勿論レナが相談しなかった事も許す。私がそれだけ未熟だったって事だからね」

魅音「だから私もレナの罪を許す」

レナ「圭一君、梨花ちゃん、沙都子ちゃん、魅ぃちゃん…」ポロッ

レナ「スンッ…うっ…。」チラッ

俺「……。」

圭一「さぁ俺」クルッ

梨花「…。」コクッ

沙都子「後は貴方だけですわ」ニコッ

魅音「皆んな待ってるよ」ニコッ

俺「……。」

俺「俺は………」


大量の氏体袋「」



1俺も、未だ間に合うと信じたい…(原作。俺もレナを守る為に皆んなの手を取る。俺ループ能力更に低下(※ある程度時間が無いと解決しない編へ行った場合(祟頃しや綿流しや罪滅し等)ハッピーエンド不可に)
2俺は自分に絶望して皆んなの手を取る事は無く…。そして、二度と皆んなの前に姿を現わす事は無かった…
3俺は…。すまないが、仲間仲間って言っても…こんなやり方は間違っていると思う…。間違えたやり方はどうなるか知ってる…。やっぱり素直に自首して罪は裁かれるべきだと思う…


多数決下5まで

571: 2019/09/19(木) 17:25:13.95 ID:rqlmK17jO
俺君と梨花のループがリンクしてるから落胆して絶望も同じくリンクしててループを縮める要因になるのかな
もしくは暫く俺君が来ないとかか
3

572: 2019/09/19(木) 17:25:27.96 ID:VxRQhit/0
3

1って実質詰みじゃね

587: 2019/09/19(木) 19:50:01.71 ID:2C7u1Jkw0
ゴミ山

俺「……。」


ーー皆んなが、俺も同意するを待ち焦がれるように見つめている…

圭一「さぁ俺」クルッ

梨花「…。」コクッ

沙都子「後は貴方だけですわ」ニコッ

魅音「皆んな待ってるよ」ニコッ


ーーレナが、最も親しかった俺の行動を静かに見守っている…


レナ「……。」


ーーもしこの状況で俺が皆んなと同じだったならば…俺もレナを守る為に力を尽くしたかと思う…


ーー……だけど、俺は皆んなとは違う


俺(今のループしている俺には…残念ながら記憶には残っていないが…確かに前にもレナの嘆きと悲しみを…何処かで聞いた事があるんだ)

俺(……。)

俺(だから………)グッ

俺「俺は……」ジッ

圭一「あっ…」ニコッ

梨花「みぃ」ニコッ

沙都子「ふふっ」ニコッ

魅音「フッ…」


俺「すまないが、仲間仲間って言っても…こんなやり方は間違っていると思う」



梨花&沙都子&魅音「え…!?」

レナ「…。」

圭一「え!?お、お前、それは…レナを…」

俺「間違えたやり方で解決しようとしたところで、最終的には…もっと酷い事になる事を…」手グッ


数年前
崩壊した町の中

俺を最も大事にしてくれていた黒髪ロングの紫の子『』氏体
抱きしめて泣いている俺『』


俺「俺は…ぐっ…どうなるか、知ってるんだよ…」ポロポロ

魅音「あっ…」

沙都子「俺さん…」

圭一「なんで…レナは仲間じゃないのかよ!?こうすれば、レナが望んでいた幸せな未来が…!」

梨花「…圭一。待って」フルフル

圭一「梨花ちゃん…」

レナ「…。」

588: 2019/09/19(木) 20:17:52.90 ID:2C7u1Jkw0
ゴミ山

俺「だから俺は、今のレナを受け入れられない!」ポロポロ

レナ「…!」

圭一「なっ……あっ…!?」

梨花「…。」

俺「レナの起こした罪は、ちゃんと裁かれるべきだ!」ポロポロ

俺「裁かれて、許されて…それでようやく戻って来てから、もう一度昔みたいに戻れるんだよ…」

魅音「…。」

沙都子「…。」

圭一「な、何言ってるんだよ…」

俺「だってそうだろう…?このまま進んでも、レナの心の傷が癒える事は絶対に来ない!」

レナ「…。」

俺「俺はもう…。レナと頃し合うのは…二度としたくないんだよ…」ポロポロ…

梨花「…!」ビクッ

沙都子「えっ…?えっ…?」

魅音「頃し合うって…な、なんの話し…?」

梨花「あ、あんた…まさか…!やっぱり!」

レナ「…。」

俺「レナにだって、断片的でも何でも良い!やがてそうなる未来は見えてる筈だ!」グッ

レナ「私…は…」

俺「俺はレナが刑を受けてちゃんと帰ってくるまで、ずっと待っていてやる!」

俺「だから、レナはちゃんと自首するべきだ」

俺「そうして帰って来たら…また、本気で戦おう。語り合おう…な?レナ…」ポロポロ

レナ「…。」


レナ前世界好感度7
コンマ下二桁
31以上レナ。俺を信じて自首する事に(俺、レナのかけら入手。圭一のかけら紛失。圭一の好感度3に減少)
30以下レナ。俺達の目の前で自分の首を鉈で
斬って氏亡(圭一のかけら紛失。梨花以外の部員仲間の好感度消滅)


安価下

589: 2019/09/19(木) 20:18:32.11 ID:098cA5CF0

603: 2019/09/19(木) 21:33:06.08 ID:2C7u1Jkw0
コンマ11(ボナ魅音のみ消滅せず)
ゴミ山

レナ「…。」

レナ「ふ…ふふ…」

俺「…!」

圭一「レナ…?」

レナ「あははははは!」

レナ「俺君が何言ってるのか、全然分かんない!!」

俺「ッ…!」

レナ「あはははは。レナがいつ俺君と頃し合いしたの?頭おかしいんじゃない!?」

俺「…。」

レナ「くっ…!」スッ

鉈「」ガシッ

俺「はっ!!」タッ

圭一「レ…レナ!?」ビクッ

魅音「あんた…」ビクッ

沙都子「ひっ…」ビクッ

梨花「ッ…!」ビクッ

レナ「あははははは!やっぱり皆んなだって口では、何と言おうが私の事を怖がるんだよ!」

圭一「ち…違っーー」

俺「くっ…」サッ

レナ「ええいっ!!」ブウンッ

俺「や、やめろレナ!!皆んなには手を出すーー!!」ハッ!

俺「ぁっ…!?」

全員「!?」

レナ首「」スッ

俺「えっ…」

ザシュッ!!

俺「……!?」


ーーレナの振りかぶった鉈は、皆んなを頃すつもりでは無かった


レナ首「」ブシャ--!!

俺「あ……」

レナ「」ドサッ

俺「……。」ドクンッ



ーーレナは、全てを諦めて…自分の首を…


「いやあぁぁぁっ!!」


ーーレナは俺達の前で、自頃してしまったのだった…


カナカナカナカナ...

611: 2019/09/19(木) 21:51:00.96 ID:2C7u1Jkw0
雛見沢分校

雨「」ザアアァァ...

レナ席「」

俺(翌日…。いつも通り学校に来ているのは、俺と梨花ちゃんだけだった…)

俺(沙都子は泡を吹いて倒れたので、診療所で暫く入院する事に…)

俺(圭一と魅音は…)



ゴミ山

俺『う…』胸グラガッ

圭一『お前がッ!お前がレナを頃しちまったんだ!!』ポロポロ

俺『……。』

俺『……言い訳はしない。…俺の言葉が、こんな…最悪の結末を呼び込んでしまったんだ』

圭一『ぐっ…うぅっ…』ポロポロ

魅音『もういい…。もうやめて…圭ちゃん…』ポロポロ

圭一『くっ…』パッ

俺『……。』

圭一『チクショウ…分かるだろうが。追い詰められていたあいつを、更に追い込んだらどうなるかくらい…!』ポロポロ

俺『……。』

俺(確かに正論ばかり言って…俺は何も分かって居なかったのかもしれない…。レナも、皆んなと変わらない…。メンタルだって普通の女の子だったって事を…)

梨花『……。』

梨花『…俺、直ぐに沙都子を診療所まで運んで欲しいのです。それから、警察に連絡…』

俺『ああ…。分かってる…』

圭一『くっ…うぅっ…』ポロポロ

魅音『スンッ…うぅっ…レナ…。ごめん…ごめんなさい…』ポロボロ

俺『……。』

レナ『』ドクドク...



教室

魅音席「」
圭一席「」

俺(多分…仲間の自殺をあんな風に見させられて精神的にやられた2人も暫く学校に来ない筈…)

俺(もう…あの輝いていた日々は、二度と戻って来ないんだ…)

俺「っ……。」涙ツ--


圭一、沙都子の好感度が消滅しました
圭一のかけらを失いました
レナが氏亡しました

612: 2019/09/19(木) 21:54:46.85 ID:2C7u1Jkw0
コンマ振り直し権利を使いますか?

1使う
2このまま行く


多数決下5まで(単発無し)

613: 2019/09/19(木) 21:55:05.63 ID:1nOKQBOe0
2

622: 2019/09/19(木) 22:27:05.21 ID:2C7u1Jkw0
放課後
雛見沢分校

カランカラン...

下級生達「あははは。さようなら~」タッタッタッ

俺「……。」ポツ-ン...

俺(俺はまた……手に入れた筈の新しい幸せを…仲間を…全てを失ってしまった…)

俺(俺はあれなら何も、成長なんかしていなかった…。他人の気持ちに気付く事すらできない…とんだクズ野郎だった…)

俺(皆んな氏んだのにどうして俺なんかが…俺みたいな奴だけが、生き残ってしまったんだろう…)

俺「……。」

俺「……。」

俺「……。」

梨花「……。」

俺「……。」

俺「梨花…ちゃん…?」

梨花「今の僕には、これくらいしかしてあげられないのですよ…」ナデナデ

俺「……。」

俺「うっ…グスッ…うぅっ…」ポロポロ

梨花「……。」ニコッ

俺「うっ…俺は……俺が…間違えてたのかな…」ポロポロ

梨花「…。」

梨花「…残念ながら私には答えは分からない」フルフル

俺「……。」ポロポロ

梨花「…でも貴方が立ち直るなら、幾ら慰めてあげても良いわ。何だってしてあげる」

梨花「だから、どうか…もう一度立ち上がって…」

俺「……。」

梨花「私と共に運命と戦って欲しい!」

629: 2019/09/19(木) 23:11:56.06 ID:2C7u1Jkw0
梨花の家

梨花「…まさかあんな形で、あんたもこの袋小路の世界を繰り返してたなんて知る事になるなんて皮肉なものよね」

俺「梨花ちゃんも繰り返していた…なんてな…。通りであんな光景見ても次の日に梨花ちゃんだけは普通に登校できるくらい肝が座ってる筈だよ…」

梨花「ざっと100年分くらいはあんな光景を何度も見てるもの。肝も座って当然でしょう?」クスッ

俺「随分と長い間繰り返してるんだな…」

梨花「あんたは?人格をあえて二重に分けてないって事は未だ私に比べると浅いんでしょうけど?」ドヤアッ!
 
俺「そんなのでドヤ顔で勝ち誇られても、悔しくも何とも無いよ…」

梨花「い、いいからさっさと答えなさいよ!//」

俺「梨花ちゃんがループしてる世界と共通しているのか知らないけど、覚えてる限りでは3回…。他にもたまに、デジャヴを感じる時があるくらいか…」

梨花「3回…?」

俺「レナが狂って…圭一が狂って…またレナが狂って…」

梨花「前回の時も記憶継承してたのなら、さっさと私に正直に言いなさいよ!」

俺「え?えぇ…?いつ聞いたんだよ…?」

梨花「俺とレナは、学校が火事でぼーぼーとなった事覚えていますですか?」ニパ-

俺「あぁ…。俺が転校してきた初日の訳の分からない質問か…」

梨花「ほら聞いてたじゃない」

俺「いや…それは本当に覚えてないんだよ」

梨花「…もしかして自分が氏んだ数時間前の記憶は思い出せないの?」

俺「あぁ、自分がどうやって氏んだとかは毎回あまり…」

梨花「はぁ…何よ。それじゃ私と一緒じゃない…。あんまし使えないわね」

俺「…。」

俺「自分から一緒に戦ってくれって頼みながら、いきなり人を使えない発言するとかやっぱり黒梨花はなかなかの畜生だな…」

梨花「でもあんた、私に踏まれたいんでしょう?」ニヤニヤ

俺(うわぁ…変な物まで記憶されてる…。最悪だ…)

梨花「こうかしら?こうかしら?」グリグリ

俺「あ、パンツ見えてるぞ」

梨花「み、みぃー!?///」バッ

631: 2019/09/19(木) 23:20:30.61 ID:2C7u1Jkw0
梨花の家

俺「はは…何やってんだよ…」

梨花「…次見たら頃すわよ」

俺「いや、自分から見せるような行為して来たんだろ…」

梨花「う…///」

梨花(はぁ…世界を移動してるのが1人じゃ無いとわかったからか、ちょっと笑顔が戻って来たわね)

梨花(…いえ、でもそれは私の方もだったかしら?)クスッ

羽入(梨花ー!駄目なのです!彼だけは駄目なのです~!あうあうあう~!)ジタバタ

梨花(何よ羽入。煩いわね)

羽入(だって彼の魂は僕の夫の生まれ変わりの物なのです~!盗らないで欲しいのですよ~!?)ジタバタ

梨花(はぁ?意味わかんない。と言うか知ってたならさっさと教えなさいよ馬鹿羽入!)

羽入(あうあうあう~!!)プンスカ!

羽入(だって教えると、こうやって梨花が盗もうとするのを分かっていたから、教えられる訳が無いのですよー!)ジタバタ

羽入(彼に対して持って良い情は父親に対して持って良い情だけなのです!)

羽入(と言うか僕だって本当は彼と久しぶりに話したい事が沢山あるのですよ~!)ジタバタ

梨花(あんたは霊体だから無理よ。一生そこで指を咥えて見てなさい)ニヤッ

羽入(梨花の鬼ー!)ジタバタ

636: 2019/09/19(木) 23:48:54.50 ID:2C7u1Jkw0
梨花の家

梨花「ねえあんた、一つ聞いておきたいんだけどここにオヤシロ様がジタバタ暴れてる姿見える?」スッ

俺「え?」ジッ

畳「」

俺「いや…何も見えない。と言うか、オヤシロ様って…本当に実在したのか…?」

梨花「ええ。まぁシュークリーム好きであうあう言ってるだけの無能な神様だけどね」

俺「あ、あぁ…そう…」

羽入(酷いのです!酷いのですー!!)ジタバタ

梨花「でもオヤシロ様の力も持たないあんたがループの力を手に入れたの?」

俺「それは俺にも分からない…」

俺「ただ、心当たりがあるとしたら…1年前に鬼の一族の力と武器を継承したのが何か関係あるのかもしれない…」

梨花「何それ?鬼の一族の力…?」

俺「ああ…俺の叔父曰く、俺の一族は代々この世に害を齎す鬼や妖魔を退治する一族だったらしい」

俺「でも俺の一族の身体の半分は鬼の血が宿ってて、その鬼の力と陰陽の力を使って化け物共を退治するらしいんだけど…」

梨花「え?も、もしかして特殊な技とか…或いは変身とかできるの?」目キラキラ

俺「いや、俺は中学生の頃まで本当に平凡に生きてきたから両方とも素質は全くだったんだ。だけど…」

俺「中学の頃に地元で大災害が起きて、町一つ吹き飛び俺1人が生き残った…とある悲しい事件があったんだ…」

梨花「な、何それ…」

俺「本来は素質のある人間にしか見えないんだが…こんな顔しててさ…」

/人? ?? ?人\ボクトケイヤクシテ、マホウショウジョニナッテヨ!!

梨花「へえ、可愛いじゃない。私にも素質無いかしら」

俺「いや、見た目に騙されちゃいけない。こいつかなりのクズだから。こんな酷いUMAがウチの地元には居たんだよ…」

俺「逆に梨花ちゃんや沙都子とかの年齢なら、素質がある可能性高いから見えるかもしれないが絶対にこいつの言葉は信じちゃいけない…」

羽入(僕はその宇宙人見てみたいのですよ~)

638: 2019/09/20(金) 00:11:14.04 ID:kSE+jWPA0
梨花の家

俺「とにかくその事件に巻き込まれた俺は、何故か素質が歴代で最強なくらいまで高まった」

俺「そこで急な話で俺に鬼の力の継承権が渡り、俺が継承する事になったんだ」

梨花「で?その鬼の力ってのは何ができるの?」

俺「それが…」

俺「実は俺にも詳しくは分からない…」

梨花「……はあ?」

俺「いきなり専用の武器と力を渡されたけど、氏んでも何かをやり遂げたいと言う強い意思が無いとそもそも発動すらできなくて…」

俺「発動しても、若干時を止めて動けるくらいしか無いと思ってたんだが…」

俺「もしかしたらそのループ能力も、その鬼の力に関係してるのかも…」

梨花「…。」

梨花「ちなみにこの世界に来たのはいつ頃?」

俺「えっ…?あぁ、確か皆んなで水鉄砲対決をした日かも…。来たばっかりは記憶が混乱するからあんまり詳しくは覚えて無いけど…」

梨花「それも私と一緒ぬ…」

俺「え?梨花ちゃんと一緒なのか?」

梨花「…。」

梨花(羽入)

羽入(嫌なのですぅ!)プンスカ

梨花(フン…まぁ良いわ。アンタを見れば大体察しがつくから…)

羽入(あうあう~…)

梨花(…多分、俺のループ能力は私と繋がってる。そして鬼の力…)

梨花(俺は古手の遠縁の親戚…。しかも、向こうは男子に対してだから分裂して行った血筋…)

羽入(ど、ど、ど…どうなのでしょう?)

梨花(……。)

640: 2019/09/20(金) 00:39:53.03 ID:kSE+jWPA0
梨花の家

梨花「先に俺に、この世界のルールを教えておくわ」

俺「この世界の…ルール?」

梨花「貴方は既に何度も、本来なら仲間想いな優しい仲間達に殺されて身を持って体験してるでしょうけど…」クスッ

俺「ッ…」ゾクッ

梨花「世界は生まれ変わる度にその都度姿を変えて、誰の運命の歯車が狂うか分からない」

俺(確かに、世界に差異があるのは何度も見て来た…。身近な物なら、魅音の部活内容とか…)

梨花「特に狂いやすいのは、圭一と詩音とレナ辺りだけど…」クスッ

俺「…。」

梨花「そして、この世界はどうあっても袋小路な…惨劇からは逃れられない理不尽な世界…」

俺「ああ…」

梨花「そんな中、貴方は世界の観測者と言う、本来なら私だけの孤独な立ち位置にまで登り詰め、自分の駒を置いた」

俺「…。」

梨花「世界を変えるも変えないも…全ては私達にかかっていると言う事」

俺「…。」

梨花「俺、貴方はその力でいったい何を望む?」

俺「俺は…」


1惨劇なんか起こらない世界で、皆んなと共に生き残りたい。惨劇が起きるならば、俺の命に代えても…今度こそ絶対に止めてやる!
2俺は、氏ぬ事に疲れた…。生き残りたいだけだ…
3梨花ちゃんの望みを叶えてあげたい


多数決下5まで

641: 2019/09/20(金) 00:41:30.05 ID:YItWNeFFo
1
大変難しいだろうが俺君的には

648: 2019/09/20(金) 00:58:04.36 ID:kSE+jWPA0
梨花の家

俺「俺は…」スッ

梨花「…。」

俺手「」グッ

俺「俺は惨劇なんか起こらない世界で、皆んなと共に生き残りたい!」

俺「惨劇が起きるならば、俺のこの命に代えても…今度こそ絶対に止めてやる!!そんな運命と、戦い続けてやる!」

梨花「フッ…俺が私の前に現れたのは、一つの奇跡なのよ…」

俺「…え?」

梨花「…私は数え切れない失敗に疲れ果てていた。昨日だってレナが目の前で氏んでも、ああまたか…と他人事のように思っていた」

俺「梨花ちゃん…」

梨花「でもそれは間違いだった…」

梨花「俺、私も貴方と戦おう!」

俺「あ…」

梨花「戦おうとする意志が、こんなにも美しく神々しくて…本来なら起こり得ない奇跡も起こせる事を私は知った」

梨花「だから私も貴方と共に戦おう。何度でも戦おう」

梨花「その先の未来に至れるまで、何度でも!」スッ 

俺「ああ。ならば君の力も頼りにさせて貰う。宜しく頼むぞ相棒!」スッ

梨花「ええ。共に戦おう!」コクッ

俺手「ギュッ」梨花手

651: 2019/09/20(金) 02:22:01.37 ID:kSE+jWPA0
2日後
古手神社

俺(あれから俺達は、直ぐに氏んで戻る事はせず…梨花ちゃんと作戦を立てた)

俺(…俺はこれは知らなかったが、仲間の手により殺されない場合には、梨花ちゃんの方は祭りの2日後には何者かの手により確実に殺される運命にあるらしい)

俺(そして、梨花ちゃんはとんでも無い作戦を立てた…)

652: 2019/09/20(金) 02:23:54.48 ID:kSE+jWPA0
梨花の家

俺『だったら、俺が梨花ちゃんの警護に付いて守ってみせようか?』

俺『自慢じゃ無いが、1年前までは人としての力だけでも化け物と戦ってたから本気出せば大人が相手でも、普通の人間ならば複数人が相手でも勝つ自信あるぞ』

梨花『…いや、俺には別の場所に居て欲しいのです』

俺『…え?』

梨花『俺が強くても敵の数や規模は未知数…。もし同時に氏ねば記憶すら引き継げないわ』

俺『しかし、ミスミス殺されるのに抗わないのか…?』

梨花『…どの道、私達は皆んなを救う為に戻るんでしょう?』

俺『ああ…。それは、そうだ…』

梨花『ならばその序でよ。何故、私が殺される運命にあるのかを俺には調べて欲しい。そして何か発見があったら来て欲しい』

俺『分かった…。しかし…じ、自殺か…』

梨花『何でも良いから楽な氏に方を取れば良いじゃない。殺されるよりマシでしょう?』

俺『ああ…。まぁ、うん…』

梨花『それとも、あの自分の命をかけても惨劇を止めると言うのは嘘だったの!?』

俺『そんな事は無い。それは必ず止める…だが…』

梨花『だが?…』

俺『どの世界で俺が言ったのか分からないが…俺の命に代えても君を助けてみせるって言って、君と約束したのも確かなんだ!』

梨花『ぁ…///』

羽入(梨花ー!雌の顔になってるのです!!やめるのです~!!)

梨花『そ、それくらい分かってるわよ…///勿論アテにはさせて貰う…///』

羽入(梨花ー!聴こえていますですかー!?梨花ー!?)

梨花『もう、羽入煩い!!!』

羽入(あ、あう~…)コロンッ

俺『えっ?…あ…オヤシロさま?』

梨花『コホン。何でも無いわ…。でもそれは惨劇の起きなかった世界での話。皆んなが平和な世界の話よ』

俺『ああ…そうだった』

梨花『先に次の雛見沢で待っとくわ…。約束破ったら許さないから。必ず来なさいよ?…』

俺『うん。約束するよ。絶対に君の事も助けに行く』コクッ

653: 2019/09/20(金) 02:53:28.45 ID:kSE+jWPA0
古手神社

俺「はぁ…しかし、梨花ちゃんと2人きりで回る事になるなんてな…」

俺「こんな寂しい綿流しの祭りの世界は初めてだ…」スタスタ

梨花「みぃ…。俺は僕とデート、嫌なのですか?…」スタスタ

俺「嫌じゃ無いよ…。寧ろ、この祭りの主役と2人きりでデートなんて最高じゃないか」

梨花「にぱー」

羽入(ちなみにデートでは無いのです。僕も一緒に居るのです)

俺「でも、やっぱりレナがあんな事になって…自然と部活も無くなって…やっぱり寂しいかなって…」

梨花「それは、そうなのです…」

俺「まぁいいや…。ずっと気にしてても仕方ないし、とりあえず何か食べるか…?」

羽入(梨花。僕は綿菓子が食べたいのですよ~)

梨花「では、たこ焼きを食べてかき氷を食べるのですよ~」

俺「なんだ。いつものアツアツからのヒヤヒヤか」

梨花「ええ、2人きりでも競争よ」ニヤッ

羽入(あうあうあう!嫌なのです嫌なのです~!お口が焦げて、頭キーンは辛いのですぅ~!こんな時くらい綿菓子食べるのです~!!)

俺「ん?あ…」

梨花「魅ぃ。圭一…よく来てくれましたですよ」ペコリ

魅音「や、やぁ2人とも…。まぁ私が来るのは当然だし…?圭ちゃんも今年が初めてだしさ」

魅音「気晴らしになるかと思って誘ってみたんだよね…」

圭一「…。」ジッ

俺「…。」ジッ

圭一「行こうぜ…。魅音…」スタスタ

俺横「…。」スタスタ

魅音「あ、ご、ごめんね!それじゃっ!また明日学校で!」タッタッタッ

俺「…。」

俺「はぁ…」

梨花「嫌われたもんね…。未だに学校でも話さないんでしょう…?」

俺「仕方ないさ…。俺と圭一、あの時はどっちが正解だったのかは分からない…」

俺「しかもその結果は、最悪の形で終わってしまったからな…」

梨花「沙都子も容態が未だに安定しないものね…。こんな世界になってしまうのは二度と避けないと…」

俺「ああ…」

654: 2019/09/20(金) 03:10:40.74 ID:kSE+jWPA0
古手神社

お寺「」

太鼓「」ドンドンッ

梨花「…。」スッ

布団「」シャッシャッ

俺(梨花ちゃん…あんな事があって、皆んなの心がバラバラになっていても、一切顔や態度に出す事なく村の為に頑張って練習して…)

俺(ループして無ければ、本当は小学6年生の精神なんだよな…)

俺(やっぱりこの雛見沢を100年もループしたら、色々あるのかな…)

俺(既に3ヶ月くらいで弱音を吐いてる俺なら、アイツや梨花ちゃんの身になれば簡単に気が狂うだろうに…)

俺(2人ともやっぱり凄いな…)



1時間後
川の側

俺「この辺りで梨花ちゃんと待ち合わせの筈なんだが…」

俺(遅いな梨花ちゃん…。珍しく町内会の爺さんらに足止め食ってるのかな?)チラッ

俺「…ん?」


鷹野「ジロウさん。遅かったわね」クスクス

富竹「いやぁ、待たせて悪かったね。結構混んでてさ。なはは」



俺(あの2人は確か毎回必ずこの祭りでオヤシロ様の祟りに遭って犠牲になる2人じゃないか)

俺(…あ、そうだ。俺今ちょうど1人だし、2人の後を尾行すれば祟りの正体が分かるんじゃないか?)


1よし。後を尾行してみよう…
2…いや、万が一俺まで祟りに遭うと非常にマズイ。梨花ちゃんと約束した運命の日までは勝手な行動は慎もう(運命の日まで飛ぶ)


多数決下5まで

657: 2019/09/20(金) 03:22:49.28 ID:eZrlRceFO
これは2かな

662: 2019/09/20(金) 06:59:50.70 ID:kSE+jWPA0
古手神社

俺(…いいや、余計な事は考えない方が良い)フルフル

俺(万が一俺まで祟りに遭うと非常にマズイ)

俺(梨花ちゃんと約束した運命の日までは勝手な行動は慎もう)スタスタ

梨花「俺、遅れて申し訳無いのですよ。俺のお爺様が僕の巫女装束にデレデレだったのでなかなか離してくれなかったのです」

俺「ウチの爺さんが犯人かよ…」

梨花「踏んであげたら喜んだわよ」ニヤニヤ

俺「やめて~。もうそれやめたげて~」

梨花「ふふ…やめてあげない」クスクス



2日後
雛見沢分校
廊下

梨花「いよいよ今日ね…」

俺「明日の朝になれば、梨花ちゃんは既に氏んでるのか…」

梨花「…ええ」

俺「だったら明日から俺は梨花ちゃんが何故殺されたのか、そして可能ならば犯人を特定して梨花ちゃんの後を追えば良いんだな」

梨花「そうね。他に何か酒のつまみとかも一緒に持って来てくれると嬉しいわ」

俺「いや、記憶以外持っていけねーから!?てか未成年が飲酒しちゃいけません!」

梨花「フッ…嘘よ。つまらないわね。アンタさえちゃんと来てくれたら他に何も求めないから」

俺「ああ、約束するよ。必ず一緒に運命を打ち破ろう」スッ

梨花頭「」ナデナデ

梨花「そ、それは沙都子が喜ぶだけで、私はそんな事で喜ぶ子供じゃ無いわよ…///」

俺「ははは、梨花ちゃんの髪の毛柔らかいな」ナデナデ

梨花「うぅ…///」

羽入(あうあう!雌の顔をやめるのです!!やめるのです!!)

665: 2019/09/20(金) 08:46:16.77 ID:kSE+jWPA0
深夜
俺の部屋

俺(…それは、明日から梨花ちゃんの氏について調べようと決意して眠っていた深夜の出来事だった)

警報「」ウウ-----!!

俺「な、なんだ…!?」バサッ

俺(今まで聞いた事も無い、就寝中の村人全員を起こすかのような非常用の警報が村中に鳴り響いた)

警報『鬼ヶ淵沼より猛毒な火山性ガスが発生致しました。雛見沢村に住む方々は自衛隊員の指示に従い、速やかに避難所へ避難して下さい。繰り返しますーー』

俺「沼から猛毒な火山性ガスが…!?そんな馬鹿な…」

俺「あ…」ハッ!!

俺(まさかこれは、梨花ちゃんの氏と何かが関係してるのか…?)

俺「……。」

俺「とにかく、未だ何も分からない…。直ぐに用意して外へ出てみよう…」



雛見沢村

輸送車「」

自衛隊員A「皆さん!輸送の都合で荷物を持つ事はできません!手荷物は禁じます!繰り返します!手荷物は禁じますーー」

自衛隊員B「混乱防止の為、車輌での避難は禁止されています!」

俺(アレは服装的に自衛隊の人達か…?こんなにいち早く村の人間を助ける為に国が動いたのか…?だとしたら有能過ぎる…)

俺鼻「」ツンッ

俺「うっ…臭っ…」スタスタ

俺(この鼻につく臭いは…硫黄か何かか…?確かに、信憑性は有りそうだ…)

俺(なら、村の外へは…)タッタッタッ

爺ちゃん「あ、おい!子供が勝手な真似するな!」

俺「大丈夫!確認したら直ぐに戻る!」タッタッタッ



村の入り口

俺「あ…」

乗用車「」プップッ-

バリケード「」

自衛隊員C「引き返して下さい!車輌での移動は禁止されています!この先はガス流により寸断されていて危険です!アンタにも硫黄の臭いが分かるでしょ!!」

俺(だめだ…こっちもガスの所為で封鎖されてる…)

俺(村は山中の数箇所から吹き出た火山性ガスによって、完全に分断か…。正に逃げ場無し…)

俺(なんだこれ…!?普通じゃ無いぞ…)ドクンッ

俺(これじゃ下手すると、村ごと氏滅する…。そうなれば俺もこの記憶を引き継げない…。いったいどうすれば…)スタスタ

カサッ

俺「……。」

俺「…え?」ドクンッ

666: 2019/09/20(金) 09:40:34.03 ID:kSE+jWPA0
道端

俺「はっ…はっ…はっ…」タッタッタッ

俺(くっ…氏ね無い!この記憶は絶対に引き継がないと…!)タッタッタッ

自衛隊員達「逃走者最後の一名発見!マニュアルに従い対処する!」カチャッ

アサルトライフル「」タタタタタタッ

俺「っ!?」バッ

草むら「」ガサッ

俺「はぁ…。はぁ…普通に自動小銃をぶっ放して来やがった…」

俺(な、何が村を守る為に来た自衛隊だ…!こいつら全員、ハナから俺達を頃す為に…)

俺左肩「」ドロッ

俺「くっ…」ドクドク...

タッタッタッ

自衛隊員達「探せ!林の中へ逃げ込んだぞ!」タッタッタッ



林の中

ダァンッダァンッ!!

俺「はぁ…はぁ…」タッタッタッ

俺(せめて鬼の力が使えたら、こんな人間共相手じゃないのに…)

レナ首『』プシュ--

俺(しかし、俺自身がこの世界に居続ける事に迷っているから決意が足りない…。使えない…)

俺(だったら仲間の力は…。いや、この世界の俺に…そんな頼れる仲間なんてもういる訳が無い…)

俺(それでも、生き残らないと…)スタスタ

自衛隊員「…!」銃ダァンッ

俺「うッ…!?」ブウンッ

鬼狩柳桜「」シャキンッ

弾「」スパッ

自衛隊員「なっ…!?じゅ、銃の弾を…化け物か!?」サッ

俺「はぁ…はぁ…はぁ…」タッタッタッ

自衛隊員「…逃走者は強力なを武器を所持している。増援を求む。繰り返す。逃走者は強力な武器を所持している。増援をーー」ザザッ


タタタタッ...ダァンダァンッ

俺「く、クソッ!次から次へと…どんだけいやがるんだ…」タッタッタッ

俺左肩「」ドクドク...

俺「それでも、絶対に生き延びてやる…絶対に!」スタスタ



コンマ下二桁
俺(50%)-自衛隊(30%)
81以上俺一人でも殺そうとしてくる自衛隊員を薙ぎ払い、なんとか村の外まで逃げ切った(記憶の引き継ぎに成功。ループ能力強化)
36~80逃走先の橋から転落してなんとか生き延びたが、満身創痍で入院中に口封じで殺されてしまった…(記憶の引き継ぎに成功)
35以下完全に包囲されて射殺されてしまった…(記憶の引き継ぎに失敗)

安価下

667: 2019/09/20(金) 09:42:48.86 ID:6+F1qMbCO
たかがコンマ一つ!コンマ力で押し出してやる!

672: 2019/09/20(金) 10:18:11.19 ID:kSE+jWPA0
コンマ86
雛見沢村外

俺「はぁ…はぁ…はぁ…」タッタッタッ

バラバラに破壊されたバリケード「」
負傷した自衛隊員達「う…うぅ…」

俺(だ、誰一人……。頃して、無いよな……)ゴクリッ

俺「くっ…」タッタッタッ

興宮駅「」

俺「あ、興宮…だ…。は、はは…はははは!勝った…俺は氏の運命に抗い…打ち勝ったんだ!!!」ポロポロ

俺「はぁ…はぁ…」ドサッ

俺(だけど、これからどうする俺…?自衛隊を動かすって事は、確実に国が関わっている…)

俺(でも、こんな事を表舞台に立ってマスコミに流した所できっとどうにもならない…)

俺(告白したとしても国は村人約2000人を虐頃したなんて、世紀の大虐殺情報の隠蔽に動き、世間には全くもって伝わらない筈…)

俺(或いは最悪、俺を口封じする為に何らかの刺客が送り込まれて、却って俺の身を危うくするだけだ…)

俺(…それに俺には、この世界の正しい在り方に拘っている程、この世界に執着している訳ではない)

俺「俺には必ず戻ると約束した仲間がいる…。その子の為にも、俺はもう一度…あのラストイベントの地獄が待ち受ける村へと戻らないといけないんだ…」

俺「……。」

俺「…でも俺一人戻った所で、また皆んなを救う為に惨劇と戦い…更に直ぐ後に国と戦いして…」

俺「限られたあの1週間弱と言う短時間でこんなに為して、運命にも打ち勝つなんて奇跡が何百回起きても不可能だ…」

俺「…。」


梨花の家

俺『もしかしたらそのループ能力も、その鬼の力に何か関係してるのかも…』



興宮

俺「だったら梨花ちゃんとの約束は反故にする事になるが…。やはりこれしかない…」グッ

俺「この村から唯一生き延びた事は悟られず、鬼の力を更に引き出せるように…特訓するしか…」


ーーそれから、2年が経過したのだった…


2年特訓によりどれくらい前までループ能力を引き出せるようになったか?
コンマ下二桁
86以上なんと俺の運命を劇的に変えた3年前まで…
61~85鬼の力を授かった頃の1年前まで
31~60下見に行く筈の春先まで
30以下2週間前までリセットできるようになった


安価下


黒梨花&羽入とのループリンク能力が切れました(※俺一人になりました。協力者無し)

673: 2019/09/20(金) 10:21:37.70 ID:Qq7KDGt/O
リンク切れたってどういうこと?

678: 2019/09/20(金) 10:46:04.32 ID:kSE+jWPA0
コンマ70(最大1年前まで戻れるようになった)
俺故郷
寺内

俺「…。」

鬼狩柳桜「」

俺「…。」

俺(あれから、もう2年か…。梨花ちゃん…俺がいつまで経っても何ループしても来ない事にブチ切れてるだろうな…)

俺(…いや、失望してるかも)

俺(でも、皆んなを助け…皆んなを救う運命へと抗うにはこうするしか無いんだ…)

俺(本当は未だ特訓したい所だが、そろそろ行かないと…もう完全に間に合わないよな…)

俺(…逆に特訓する時間すら無いあっちのループが更に短くなって、毎日生き返ったら氏を迎える日になっているかもしれない)

俺(絶望して、黒梨花と言う何度もループしている個体の魂が完全に消滅してしまう前に行ってやらないと…)

俺「…。」パチリッ

俺(…俺は力を磨いた結果、多分一年前まで遡る事ができるようになった)

俺(過去へ戻れば戻る程、身体能力どんどん弱い頃の俺に戻ってしまうが…,)

俺(だが、これだけ有限な時があれば十分だ)

俺「よし、そろそろ行こう。あの時、彼女と交わした約束を果たしに…」スッ

鬼狩柳桜「」チャキッ

俺「あの惨劇の待っている次の雛見沢へと…今度こそ惨劇を回避し、皆んなを救いに…!」グッ


END

679: 2019/09/20(金) 10:50:38.96 ID:kSE+jWPA0
俺次周回
梨花以外の仲間かけら所持数(0個)
コンマ下二桁
96以上惨劇何も無し
95以下惨劇発生ルート


安価下

680: 2019/09/20(金) 10:51:22.57 ID:p8jQ3zaZ0
きっつ

681: 2019/09/20(金) 10:57:34.20 ID:kSE+jWPA0
コンマ57(誰かしら発症有り)
俺、真実に至らないまま生存して訓練END


この周回で手に入れた物:俺ループ能力大幅強化
この周回で失った物:圭一のかけら、梨花のループ能力(更に減少)


1最初からやる
2次の周へ進む(次の雛見沢戻り時間指定からスタート)
3この周をやり直す
4違う作品やる(種、まどか)


12時から多数決(単発無し)
それまで質問あれば

682: 2019/09/20(金) 10:57:34.92 ID:31aAh7a90
これで成功はまず無理だわ

715: 2019/09/20(金) 12:02:36.45 ID:kSE+jWPA0
1最初からやる
2次の周へ進む(次の雛見沢戻り時間指定からスタート)
3この周をやり直す
4違う作品やる(種、まどか)



多数決下6まで(単発無し)

722: 2019/09/20(金) 12:07:32.91 ID:R81+L0Xa0
まあ3だよね

726: 2019/09/20(金) 12:14:01.04 ID:kSE+jWPA0
この編をやり直します(前回と変わらない場合は分岐までカット、前回と変わらない判定は20%減少)
雛見沢分校
校庭

圭一「へえ、今日の体育は水鉄砲対決かぁ」

俺「水鉄砲かぁ。懐かしいな」

俺(やっぱ授業内容にも差異が出るんだな~)

圭一「え?俺は体育の授業で水鉄砲対決なんてした事あるのか?」

俺「……え?あ、いや…なんでも…」

圭一「うん?」

俺(そうだ…。これって、俺がレナと一緒に初めて本気を出し合って、結局決着がつかなかった…)

俺(…もし同じなら、この後魅音が)

魅音「水鉄砲対決かぁ。面白いねぇ…。部活メンバー集合ー!今日のお題はこれ!」

俺(やっぱり…!)

魅音「水鉄砲対決にしよう!ルールは簡単。この水鉄砲の水が身体に触れたら負け!」

沙都子「なるほど…。面白そうでございますわね」

魅音「そして勝者は敗者全員に罰ゲームを与えてよし!」

圭一「全員だと!?うおおぉ!やるぜ!」

俺(一緒だ…)

梨花「みぃ」

俺「え?梨花ちゃん?」

梨花「俺、今回も宜しくなのです。にぱ~」ニコッ

俺「あ、ああ…?」

梨花「俺をビショビショにして、いっぱい虐めてあげるのですよ~」タッタッタッ

俺(……?)

俺(梨花ちゃん。相変わらずよく分からん子だな…)

レナ「はぅ…。直ぐに脱落しないように頑張ろうね俺君」ニコッ

俺「あ…」

レナ「え?」

俺(やっぱり一緒だ…。レナはまた手を抜こうとしてる…)

レナ「俺君?」キョトン...

俺(だったら、もしかして…)


1確認するつもりでレナを本気にさせてみる(ボナによりまたも引き分けに。レナ好感度6、梨花以外の部活メンバー好感度4スタート)
2圭一にレナを本気にさせたら楽しませてくれる筈と吹き込む(俺、今回はレナとは深く関わらない。レナキーキャラの因果を圭一に譲渡する。レナ好感度3スタート)
3全て忘れて、梨花ちゃんをビショビショにして楽しもう(レナ好感度2スタート)


多数決下3まで

728: 2019/09/20(金) 12:15:30.73 ID:0KcoKXUHO
1

730: 2019/09/20(金) 12:18:10.75 ID:kSE+jWPA0
分岐までカット
帰り道

俺(あの後、前と同じでエンジェルモートで全員をコスプレさせて働かせ)

俺(またレナの新しい母親になるかもしれないリナと言う母親にしては若い女が現れ…)

俺(勝者の俺とレナは魅音や梨花ちゃんや沙都子効果か、満席になったのでこれ以上は邪魔になると言う事で先に店を出た)

俺(検証で何もしなかったら、流れは全く一緒である…)


レナ「私も同じだよ。ほら、私も1年前に雛見沢に引っ越して来たわけだけど、こんなに楽しい幸せな日々を送れるのが信じられないもの…」

俺「ああ、分かる気がするな…」

レナ「ふふっ」ニコニコ


俺(やはり今はレナはいつも通りだが、前とは何かアプローチを変えないとこのままじゃレナは…)

俺(というかレナとあのリナと言う女性は馬が合わないと聞いていたが、結局どうなったんだろうか…)

俺(レナが学校に来なくなったから、聞く時間すら無かったな…)

レナ「あ、そうだ。レナ今から宝探しに向かおうかな?かな?」

俺「…あー、今からか?でも天気あんまし良く無いぞ?にわか雨が来るかも」

曇り空「」

レナ「うん、そうだね。でもきっと楽しい気持ちの今なら新しいかぁいい物も見つかるかと思って」ニコニコ

俺「そうかな…」

俺(…確か前は本当は顔を合わせたく無かったからって言ってたな。やっぱりこの世界でもリナって人とは仲良くなれて無いのか)

レナ「あ、そうだ。俺君も一緒にどうかな?かな?」

俺「え?あぁ…」

俺(前回は風邪引いてちょっと躊躇ってたけど、付いて行ったんだよな…その結果、雨にも濡れて風邪引いたけど)

俺(でも今回はちゃんと服着て勝ち上がったからマシだな。さて、どうするか)


1今回も付き合う(レナ好感度7に上昇。雨でワゴン車に避難までセット。更に選択肢へ)
2断って別の事を調査する

多数決下3まで

レナの好感度が6に上がった
圭一、沙都子、魅音の好感度が4に上がった

734: 2019/09/20(金) 12:25:54.61 ID:kSE+jWPA0
ゴミ山

レナ「俺君と宝探し嬉しいな。嬉しいな~」ニコニコ

俺「よくこんな足場が悪い所、その速さで歩けるな…」ストッストッ

俺(まぁ、関わらないと防ぎようも無いよな…)

俺「お…」

雨「」ポツッポツッ

レナ「あ…」

俺「雨、降って来ちゃったな。どうする?」

レナ「…。」

レナ「俺君、こっち来て」ギュッスタスタ

俺「あ、ああ…」ギュッスタスタ



廃ワゴン車内

明かり「」ポウッ

レナ「ここで雨宿りしてから帰ろ?」ニコッ

俺「こんな所があったとはなぁ…」

レナ「うん。ここはレナの秘密の隠れ家なんだよ?だよ?」

俺「うん。可愛らしい部屋で良いと思う」

レナ「えへへ。ありがとう///」

レナ「ここに招待したのは俺君が初めてなんだよ?だよ?」

俺「ああ…」

俺(…懐かしいな。こうやって狭い車内で話す必要すらない自分の暗い過去を語り合って、お互いをもっと知り合ったの)

雨「」ザアアアァ...

俺「…なあ、レナ」

レナ「え?」


1俺は自分の過去の事なんて何も気にしなくて良いと思う(今回は話さない)
2興味無いかもしれないが、俺がこの小さな村に越して来た理由を聞いてくれないか?(前回と同じく暴露大会に発展)


多数決下3まで

735: 2019/09/20(金) 12:26:35.04 ID:K/tUnmxR0
2

743: 2019/09/20(金) 16:44:13.49 ID:kSE+jWPA0
廃ワゴン車内

俺「興味無いかもしれないが、俺がこの小さな村に越して来た理由を聞いてくれないか?」

レナ「俺君がこの村に引っ越して来た理由を…?」

俺「ああ、まぁつまらない与太話さ…」


ーーそして俺は、改めてもう一度レナに話した。自分のミスで何も守れなかった事、町一つ消し去って自分だけが生き残った事、ガムシャラに戦い続けて虚しい想いをしていた事…


レナ「……。」

俺「普通なら信じられないだろ。こんな馬鹿な話…」

レナ「俺君は…」

俺「え?」

レナ「…俺君はどうして私にそんな話をしたの?」

俺「あぁ…まぁ簡単な事さ…」

俺「レナに俺の事をもっと知って貰って欲しかったからかな」

レナ「それはどうして?そんな事教えられても…」

俺「…。」

俺(確かに、レナに俺がこんな有り得ない話をしたから前回は変な妄想に取り憑かれて暴走してしまったのかもしれない…。だけど…)

俺「許しが得たかった訳じゃ無いんだ」

俺「それでも、レナともっと仲良くなるにはこう言う事隠してたままじゃこれ以上は仲良くなれ無い気がしてさ…」

レナ「…。」

俺「だからこの際だから、洗いざらい話しておきたかっただけだ」

俺「まぁ側から聞いたら、厨二病を拗らせた痛い妄想みたいな内容だから信じて貰えないだろうけど…」

レナ「…。」

レナ「そんな事無いよ。私は俺君の話、信じるよ」ニコッ

俺「レナ…」

レナ「だから今度は俺君にも聞いて欲しい。レナの事を…」

俺「…。」

俺「ああ…」

俺(そうして俺は聞いた。こうして聞くのは二度目だったが、やはりレナのキチOイ染みた過去は変わっていなかった)

俺(そして、実は仲間に失望している事も相変わらず…)

744: 2019/09/20(金) 17:09:20.53 ID:kSE+jWPA0
廃ワゴン車内

レナ「ふふっ…流石に引いたかな?」

俺「逆に俺がこれくらいで引くと思うか?むしろ…」

レナ「むしろ?」

俺「レナはよく頑張っているじゃないか。大人達に振り回されながらも、ただ直向きに優しい子に育って」

レナ「そう…かな…?///」

俺「ああ。俺はそう思ってるよ」

レナ「…。」

レナ「不思議な感じ」

俺「…え?」

レナ「俺君とはね。出会って未だ間もない筈なのに、前にもこうして話をした事があって、前にも本気で戦い合った気がするの」

俺「!?」ドキッ

俺「レナ…まさかお前も、記憶が…?」

レナ「え?記憶って…?」

俺「あ、いや…何でも無い」フルフル

俺(やっぱりレナは断片的に記憶している事があるのか…?)

俺「もし…」

レナ「うん?」

俺「もし、違う世界でこんな事が前にもあったとしたら…レナはどう思う…?」

レナ「違う世界で…?うーん…分からないけど、でもその世界はきっと、こうやって私が素直に話し合えてたって事は俺君とはとても仲良くなってた世界なのかなって思うかな?」ニコッ

俺「…。」

レナ「あれ…?違うかな?…」

俺「…いいや、違わない。俺達は仲良かったさ」

レナ「あはは。良かった…」

俺「…。」

俺(そうだ。俺が鈍感過ぎたのと、レナがそれでも誰にも何も相談しない。誰にも何も頼らない性格だったから…)

俺(仲間と言う言葉に失望していたレナだからこそ…過ちが起きてしまっただけの話だ…。そして、このままだときっと…)

俺「…。」

俺「…なぁ、レナ」

レナ「うん?」


1俺が、仲間ってのはレナを裏切らない事を改めて証明してやる。今度は絶対にレナを助けてやるから!
2だったら俺は…俺だけは、レナの仲間の枠から外してくれ。そして俺を何でも相談できる、レナのもっと特別な存在に置いてくれ!(レナの好感度が8に上昇)


多数決下5まで

745: 2019/09/20(金) 17:10:33.58 ID:p8jQ3zaZ0

752: 2019/09/20(金) 17:37:23.98 ID:kSE+jWPA0
廃ワゴン車内

俺「だったら俺は…俺だけは、レナの仲間の枠から外してくれ」

レナ「俺君を皆んなとは違う枠に外す…?」

俺「ああ、そして俺を何でも相談できる、レナのもっと特別な存在に置いてくれ!」

レナ「特別な存在って………///」カアッ…

レナ「え、えっと…その…それじゃあ特別なって、例えば…?///」

俺「へ?ああ……ええっと…。そうだな…。うーん///」カアッ...

レナ「…///」

俺「ま、まぁとりあえず!俺にだけは困ったことがあったら何でも相談して欲しいって事だよ!」グッ

レナ「…。」

レナ「ありがとう…」

レナ「でも俺君は…どうして私の為に、そんなに真剣になってくれるの…?」

俺「それは…」


1キスして応える
2かつての同じ過ちを繰り返したく無いから
3…自分でもよく分からない


多数決下5まで

754: 2019/09/20(金) 17:38:21.57 ID:K/tUnmxR0
2

758: 2019/09/20(金) 17:55:27.78 ID:kSE+jWPA0
廃ワゴン車内

俺「きっと…かつての同じ過ちを繰り返したく無いからかな…」

レナ「…。」

レナ「そっか…。俺君、その子の事好きだったんだね」ニコッ

俺「…え?と、突然何を…!?///」ボッ

レナ「…ちょっと、羨ましいかな」ボソッ

俺「え?レナ…?今なんて…」

レナ「ううん。何でも無いよ」

俺「??」

レナ「ほら、そろそろ帰ろ?雨、マシになって来たから今の内に」

俺「あ、本当だ」

雨「」サアァァ...


レナの家前 

レナ「ありがとう俺君。今日は結構長い時間付き合ってくれてら」

俺「いや、俺の方こそ。有意義な時間だったよ」

レナ「だったら良かったよ。それじゃ、また明日」

俺「ああ、またな」タッタッタッ

レナ「…。」手フリフリ

レナ「やっぱりちょっと残念…かな…。でもまぁ、仕方ないか…」スタスタ

765: 2019/09/20(金) 18:50:03.62 ID:kSE+jWPA0
翌日放課後
雛見沢分校

俺(前回はこの日、自業自得な風邪で休んで誰も見舞いに来なかったんだよな…)

俺(今回は前回のドジを踏んでいない。何が起きていたのか、しっかり目に焼き付けておかないと…)

魅音「集ー合ー!!皆んなお待ちかねの部活始めるよ?」

レナ「ごめん魅ぃちゃん。レナ今日家庭の用事があって参加できないんだ…」

魅音「あららららら」クルクル

壁「」ドガ-ンッ

レナ「本当にごめんね。それじゃまたね」スクッ

俺(レナが用事…。これは前とも変わらないか…。でも今の所、様子が変だって感じはしなかったから大丈夫かな)

魅音「あるぇ~?俺は行かなくて良いの?」ニヤニヤ

俺「え?な、なんで…?」

魅音「おじさんは知ってるんだよ~?昨日2人は先に帰ったけど、実はレナと狭い車の中で熱いひと時を過ごしたとかなんとか」ニヤニヤ

俺「ブッ!!な、何故知ってる!?」

魅音「あはははは。あたしゃ何でもお見通しだからね~」

俺「ぐっ…」

魅音「あははは嘘嘘。レナから聞いたんだよ」

俺「はぁ?レナから?」

魅音「そうそう。一緒に宝探ししてたら、雨降って来たから雨宿りしたって」

俺「はぁ…。なんだよそれ…」

魅音「でもあたしゃてっきりナニかあって、既にそう言う仲かと」

俺「…何も無いよ本当に。ただの仲間…だ。だからレナの用事に一々俺までついていくのはおかしいだろ」

魅音「あるぇーなーんだ。つまんね~」

俺「…。」

俺(そうだ。結局俺達の関係有耶無耶なままだな…。まぁいいか)

782: 2019/09/21(土) 00:12:15.95 ID:8itzqpMSO
翌日
通学路

圭一「おいおい、今日はオレが一番乗りかよ」

俺「うっす圭一。いつも俺やレナが5分くらい待ってんだから、たまには良いだろ?」スタスタ

圭一「うぐっ…。それ言われちゃあ何も言い返せねえけど…と言うかレナが最後なんて珍しいな」

俺「ああ…」

俺(確か前回もこの日に遅刻した…。もしかして昨日何かあったのか…?)

俺「そういや圭一」

圭一「ん?なんだ?」

俺「昨日借りた制服フェチ用の例のビデオだが…」

圭一「ほう…。もう見たのか…で?どうだったよ?」

俺「…やっぱり、4回見ても俺には理解できん」

圭一「いや、短時間で4回も見てるじゃないか!?どっからそのセリフが出てくんだよ!?」

俺「まぁでもピンク髪の女優は良かったかも」

圭一「はぁ!?それは無い。あの笑顔は人を頃す為の笑顔だぞ!?そもそもピンク髪ってのが何か嫌だ」

俺「どうして?お前をフリーダムに導いてくれるんじゃないのか?」

圭一「…いや、洗脳と言う名のフリーダムだよありゃ」

レナ「2人ともそれ何の話かな?かなぁ?」

圭一「ほわあっ!?」ビクッ

俺「れ、レナ…いつの間に…」

レナ「おはよう。俺君。圭一君」ニコニコ

レナ「それで何の話をしてたのかな?かなぁ?」

圭一「そ、それはだな…」

レナ「あ、圭一君。なんだろそれ?ポケットからオットセイみたいな物が…」

圭一「はぅっ!?」サッ

俺「れ、レナ。そうだ、昨日は部活休んで何してたんだ?」

レナ「ん?昨日?昨日はね、お父さんのクリーニングに出した服を興宮まで取りに行ってたの」

俺「あぁ、なんだ。そんな事だったのか」

レナ「それから俺君家に余ったお惣菜持って行こうと思ってたんだけど、何かビデオ見てたみたいだったから」

俺「!?」

レナ「女の人がかぁいい格好してたね~」ニコニコ

俺「」

圭一「」

783: 2019/09/21(土) 00:38:00.49 ID:8itzqpMSO
雛見沢分校
6限前
校庭

梨花「とりゃあーなのですよ~」ポ-ンッ

沙都子「おーっほっほっ。そんな簡単にわたくしは当たりませんわ」サッ



教室

俺「ちびっ子達は校庭でドッチボールしてるのか」

俺(ここは毎回だな)

魅音「しっかし最近は平和ですなぁ」

圭一「いやぁ、平和過ぎて退屈だぜぇ…」

レナ「そうかなぁ?レナは平和で退屈なの、好きだよ~」

圭一「レナは毎日が幸せそうで良いよなぁ…」

レナ「…そうかな?」イラッ

圭一「はぁ…日々の退屈を、幸せに過ごす方法があるなら教えてくれよ」

俺「…。」

レナ「……そんなの簡単だよ。気付くだけだもん」

圭一「気付くって?」

レナ「幸せの日々が、有限である事に…」

圭一「おん??」

魅音「むーり無理。圭ちゃんにレナの哲学は通用しないって!ね~?あははは」タッタッタッタッ

圭一「なー!?人をデリカシーの無い野蛮人扱いするなぁ!」タッタッタッ

俺「レナ…?」

レナ「そうだよ…。幸せな日々は、有限なんだよね…」ボソッ

俺(そうだ…。この辺りだ…レナの様子が変になって行ったのは…)

レナ「…。」

俺(前は気付いてやれなかったが、やっぱりあのリナって人との家庭の事情で悩んでるっぽいよな…)

俺「レナ。改めて聞くが、悩みがあるなら聞くぞ?仲間として…友達として…」

レナ「…ううん。何でもない。大丈夫だよ?だよ?」

俺「…そうか」

俺(そりゃそうだよな…。家庭の事情を友達なんかに話す奴居ないよな…)

レナ「ほら。私達は座って待っとこ」



1幾らなんでもおかしい…。今日は部活休んでレナの秘密の隠れ家のゴミ山へと先回りしてみよう
2いや、未だ大丈夫だろ。今日も皆んなで部活して楽しもう(レナ惨劇ルート)


多数決下5まで

784: 2019/09/21(土) 00:39:49.49 ID:aYTR+YnwO
1

791: 2019/09/21(土) 03:18:44.93 ID:QWd8M4VNO
雛見沢分校

レナ「…。」

俺(しかし、幾らなんでもあの発言と言い悩み方と言いおかしい…)

俺(もしかすると近い内に…いや、下手すると早速今日辺り何かがあるかもしれない…)

俺(今日は俺が部活休んで、レナの秘密の隠れ家のゴミ山へと先回りしてみよう…)



数時間後
廃ワゴン車内

俺「……。」

俺(…勝手に入って、レナ怒らないかな)

俺(いや、前にも1回招待してくれてるし許してくれるか)

俺「あ…」



レナ「二度とウチに来ないで下さい! 再婚なんて私が絶対に許さない」

リナ「アッハハハ! あんたがお父さんに再婚を断念させたきゃ、してごらんって!」

リナ「そんなの今さら、意味ないし。私ね…妊娠してるの」

レナ「ウソだ!」 


俺(レナとリナって人だ…何だ?何か揉めてるのか?)


レナ「私は聞いてるんだ。 お前と鉄平という男が喫茶店で話しているところを!」

レナ「お父さんを雛見沢の旦那って呼んで、カモにしようとしていることを知っている!」

レナ「美人局だってことも、全部知ってるんだ!」


俺(……マジかよ。かなり若い女の人がレナの親になるから怪しいな…とは感じてたが、あの女詐欺だったのか)

俺(てかなんでレナ、俺に相談してくれなかったんだよ…)

792: 2019/09/21(土) 03:31:57.36 ID:QWd8M4VNO
ゴミ山

リナ「ふっ…ふふ。あははは。なぁんだ全部バレバレだったんだぁ…」

レナ「…。」キッ

リナ「…!」ギロッ

レナほほ「」パアンッ

レナ「ッ…」


廃ワゴン車内

俺(レナ…!あ、あの女…。レナに暴力を…)グッ



ゴミ山

リナ「クソガキ!なめやがってよぉ! もうちょいで、ウン千万という金が転がり込むんだよ!」ブンッゲシッ

ガッドゴッ!!

レナ「くっ…うっ…」ドサッ


廃ワゴン車内

俺(れ、レナ….。クソッ!あの野郎……レナが本気で反撃しないからって好き放題…)ワナワナ..

俺「あっ!!」



ゴミ山

レナ首「」グググッ

レナ「うっ…ぐっ…」グググッ

リナ「氏にさらせや~!!頃しはしたかなかったんだけどね、二度とこんなうまいカモに会えないだろうしさあ!」

リナ「どうせ金巻き上げたら、蒸発するつもりだったしさあ!」ガシッ

レナ「…!」

ガラスの破片「」


廃ワゴン車内

俺(あのクソ女レナを頃す気だ!クソッ!もう我慢できん!)


レナ好感度8
コンマ下二桁
81以上いや、クールになれ俺…。レナならあんな逆境一人で対処できる筈…
11~80頭が沸騰した俺。レナが殺されそうな所を、黙って見てる訳にはいかなかった
10以下俺、気が付いたらレナと一緒にリナを頃していた…


安価下


793: 2019/09/21(土) 03:37:58.60 ID:b5AwFVyt0

794: 2019/09/21(土) 05:44:53.23 ID:Sib20aPv0
コンマ60
ゴミ山

リナ「でもアンタもかわいそうにねー。母親には捨てられるし、父親にとっては再婚のお荷物だしさ」

レナ「ぐっ…ぐぅッ…!」

レナ「」手バタバタ

レナ(も、もう少し…)

リナ「最後にゃ私みたいな女に殺されちゃうんだもんね」

レナ「ッ…」

ガラスの破片「」ガシッ

リナ「全くさぁ、アンタの人生祟られてるよ!!」

レナ「…!」ギロッ

ガラスの破片「」グッ

俺「やめろー!!!」蹴りッ!

リナ「!?」ドガッ

レナ(え!?お、俺く…ん?…)

リナ「がぁっ!?」ドサッ

俺「レナ!無事か!?」

レナ「ゲホッ!ゲホッ…はぁ…はぁ…あ…俺君…なん…ッ!…」

俺「レナが何かおかしいと思ったから、様子を見に来たんだよ!そしたらレナが殺されそうになってて…」

レナ「はぁ…はぁっ…はぁっ…」

俺「大丈夫か?立てるか?」手スッ  

レナ(あ…///)

レナ(俺君、思ってた通り…。私の窮地には、必ず来てくれるって…///)

レナ「あ!?」

俺「ん?」

俺背後「」スッ

リナ「こんのクソガキャ!よくも邪魔しやがってよお!!」鉄パイプグッ

俺(この女…!それくらい、簡単に避けーー)

レナ「俺君!!危ないーー」

俺「!?」ハッ

鉄パイプ「」ブウンッ  

俺(駄目だ…。俺が避けると、女の子にとって宝の顔に…レナの顔にこいつがぶち当たるっ…!)

俺「…。」バッ

レナ「えっ…」

俺頭「」ドガンッ

俺「がっ……あっ…」グラグラ..

レナ「俺君!?」

俺(や、ヤバ…。脳震盪…)ガクガクガク...

俺(レ……レ…ナ……!逃げ…)ドサリッ

俺「」

レナ「!?」

796: 2019/09/21(土) 06:07:20.10 ID:Sib20aPv0
ゴミ山

俺「」ガクガク...

レナ「お…俺君!?」サッ

リナ「きゃはははは!このクソガキ守る為にナイト気取りで現れた癖に、自分がやられてたらザマァないねぇ!」

レナ「ッ…!」ギリッ

リナ「さあさあ!次こそアンタだボケガキャ!!」

俺「」ガクガク...

レナ「…。」ユラッ

リナ「…あ?」

レナ「…ねえ、勘違いしないで欲しいんだけど?」

リナ「は?」

レナ「俺君は本気になれば、あなたみたいな雑魚に負けない…私を守る為にワザと食らっただけなんだけど…」

リナ「うるせえ氏ねや!ビチグソがぁ!!」鉄パイプブウンッ

レナ「…。」

レナ「そして私も、あんたみたいなクソ女なんかに絶対負けない!!!」ギロッ

ガラスの破片「」ビュオンッ

俺「」ガクガク...



カナカナカナカナ…


レナ「俺君…起きて…。しっかりして…」

俺「う…」ハッ!

レナ「あ…。良かった…。大丈夫?…」

レナ膝枕「」

俺「レナ…?いつっ…」ズキッ!

俺頭「」ズキズキ...

レナ「あ…。無理しない方が良いよ…」

俺「はぁ…はぁ…。俺は…気絶していたのか…?」

レナ「うん…」

俺「……。」

俺「えっと…。なんだっけ…?あ、そうだ…。さっきの女は…」

レナ「ん…。もう大丈夫だよ。私がちゃんと倒しておいたから」ニコッ  

俺「倒すって何を…いつつ…」

俺手「」血ドロッ

俺(なんだ俺?腕から出血して…いや、違う。俺は怪我をしていない…)

俺「レナ?腹かどっか、負傷でもしたのか…?」

レナ「ううん…」ニコッ 

俺「…え?なら、この血は…」チラッ

リナ「目開き」ドクドク...

797: 2019/09/21(土) 06:34:07.32 ID:Sib20aPv0
ゴミ山

カナカナカナカナ...

リナ目「」プニッ

俺「……。」

俺(駄目だ。完全に氏んでる…)

レナ「…。」

レナ「…結局、これが正解だったんだよ」

俺「レナ…?」

レナ「大丈夫。私は罪悪感は感じて無いよ?殺さなきゃこっちが殺されてたんだし…」ニコッ

レナ「それに、こうしてしまえばリナさんがお父さんを騙す事はない。私がお父さんを守ったんだ」

俺「確かにそれは、そうだけど…だけど…」

レナ「…。」

レナ「俺君が来ても来なくても、本当に幸せが欲しいのなら結局私の手を汚すしか無かった…」

レナ「誰かに頼るとか相談するとかじゃなく…自分の手で、幸せを掴み取るしか無かったんだよ…」

俺「…。」

リナ「」ドクドク

俺「…それは、本気で言ってるのか?」

レナ「じゃあ、こうする以外にどうすれば…私とお父さんを救えたのかな…」

俺「…。」

リナ「」ドクドク...

レナ「これしか方法は無かったんだよ…」



1レナ…。自首しよう…(8割でレナのかけら入手)
2仲間にどうすれば良いか相談しよう…
3この女は俺が頃したんだ…。大丈夫。レナは何も悪い事はしていないよ…(レナのかけら入手、レナの因果強化)
4この氏体は俺達しか見ていない…。二人で協力して、何処かに隠そう…


多数決下5まで

800: 2019/09/21(土) 06:40:38.29 ID:8PnyQItm0
1

814: 2019/09/21(土) 09:37:37.07 ID:Sib20aPv0
ゴミ山

俺「…。」

俺「…。」ギリッ

レナ「…俺君?」

俺「くっ…!」ブンッ

床「」ガアンッ

レナ「ど…どうしたのかな?かなぁ?…」

俺「…。」ギリギリ...

俺(1周目もきっと…リナって奴とこんな事になっていたんだ…)

俺(それがレナを狂気へと走らせた始まり…。もっと早くに気付いてやるべきだった…)

俺「クソッ!!今頃こんな大事な事に気付いて、レナを救えるなんて考えてた俺が大馬鹿だった!!」ポロポロ

レナ「大丈夫だよ俺君…。レナは救われてるよ?この結果に満足してるから」

俺「…。」

俺「駄目だレナ…」ポロポロ

レナ「…え?」

俺「こんな間違えた方法で解決しても…何の意味も無いんだ…」ポロポロ

レナ「…。」

リナ「」ドクドク...

レナ「でも、これしか方法はーー」

俺「違う!俺に相談してくれれば、もっと違う解決策を一緒に考えてやったのに、なんでこんな早まるんだ…いつもいつも…」ポロポロ

レナ「…。」

俺「そんなに俺…。信じられないのかよ…。レナにとって仲間って…そんなものなのかよ…」ポロポロ

レナ「…。」

俺「自首しようレナ…。俺もここで何があったのか証言してやる。レナが受ける刑だって軽くなる筈…」

俺「今なら未だ間に合う。だから、これ以上道を踏み外す前に…ちゃんと人一人を頃した罰を受けよう…レナ」ポロポロ

レナ「…。」

俺「俺もレナが直ぐに皆んなの元へ戻ってこれるように、全力でレナを手助けするからさ…」

レナ「…。」ゴクリッ


レナ好感度8
コンマ下二桁
51以上レナ、自首する(レナのかけら入手)
21~50俺、無抵抗のままレナに殺される(レナのかけら入手)
20以下レナ、自頃する

安価下

815: 2019/09/21(土) 09:39:08.74 ID:ZKWXYZoFO
どれ

819: 2019/09/21(土) 10:17:20.97 ID:Sib20aPv0
コンマ74
ゴミ山

レナ「うっ…」グスッ

俺「あ…!」

レナ「わあああぁぁぁんっ…」ポロポロ

俺「レナ…」ギュウッ

レナ「わぁぁぁあぁん…」ポロポロ

俺「…。」ギュウッ

レナ「グスッ…ううぅっ…」ポロポロ...

俺「ッ…」ポロッ

俺(…レナの身体は…震えていた。こうするしか無いと強がってはいたが、本当はレナだってこんな事はしたく無かったんだ…)

俺(自分のした事の罪の重さに、怯えていたんだ…)

俺「ごめん…。ごめんよ…」ポロポロ...

俺(俺も、何度繰り返してもレナを救え無くて…自分の無力に泣いていた…)


ーー俺達は暫く、身体を抱きしめ合いながら…その場で泣き続けた…



レナ「グスッ…私…。どうするべきだったのかな…」

俺「とりあえずは俺に相談してくれたら…もっと良い方法を一緒に考えてやったよ…」

レナ「でも、リナさん達が美人局だったって知ったのは昨日なんだよ…?」

俺「昨日…」

俺(そうか…。運命の分岐点は昨日だったのか…)

俺「昨日の今日で即行動はレナらしいと言えばレナらしいが…」

レナ「えへへ…」

俺「でも、それでも俺なら他の手を考えていた筈…」

レナ「例えば…?」

俺「そうだな…。代替案はパッと考えても、ある程度思い浮かぶが…」

レナ「えっ…?ほ、本当…!?」

俺「ああ…。まぁ、俺の力だけじゃ流石に解決できないけど…」

レナ「??」

俺「でもレナの為だ。絶対になんとかして見せた筈だよ」

レナ「それじゃあ…」

俺「ん?」

レナ「私がいなくなった後…もう一人、どうにかして欲しい人が居るんだけど。鉄平って言って…美人局の脅し役のヤクザの人…」

レナ「俺君に、後の事を任せても良いかな…?」

俺「ああ、約束するよ。必ず竜宮家を救ってみせる」

レナ「ありがとう…。なら大丈夫かな…俺君の事、信じてるね」

俺「うん」

レナ「今更だけど、私…一人で早まった選択をしてる事…とても後悔してるよ。やっぱり俺君に…昨日の内に相談しておくべきだったって…」

俺「レナ…」

レナ「私、竜宮レナは警察に自分の犯してしまった罪を自首して罰を受けてきます」ニコッ

俺「…。」

俺「…そうだ。その前に」

レナ「…え?」

825: 2019/09/21(土) 10:56:32.08 ID:Sib20aPv0
ゴミ山

魅音「ではこれより特別時間外活動を行う!」

圭一「イェーイ!夜の部活とか新しい取り組み、ワクワクするぜ!」

沙都子「おーほっほっ!どんな環境だろうとわたくしの勝利は揺るぎませんわ~!」

梨花「みぃ~。僕も頑張りますですよ~!」

レナ「皆んな。こんな時間に集まって貰ってごめんね…」

魅音「いいっていいって。気にしない気にしない」

圭一「そうそう。なんたって集まれない時点で罰ゲームが確定だからな」

梨花「僕達はお夕飯も食べ終わった後なので元気いっぱいなのですよ~。にぱ~」

沙都子「食後の運動には持って来いでございますわね」

レナ「ふふっ…皆んなありがとう」ニコッ

俺「フッ…」

俺(俺とレナは、皆んなを呼び出してここで起きた事を正直に打ち明けた…)

俺(そしてこれから警察に出頭する旨を告げ、その前に…最後にやっておきたい事を伝えると、皆んなは快く了承してくれた)

826: 2019/09/21(土) 11:05:14.07 ID:Sib20aPv0
ゴミ山

魅音「ルールは簡単。頭の風船が割られたらその時点で即脱落。使用して良い武器はこのチャンバラ1本のみ!」スッ

圭一「この足場が悪い暗闇でチャンバラか…。奇襲戦法が有利だな」

梨花「体格差で僕や沙都子が有利なのです」ペシペシ

俺「ちょっ、痛い痛い。梨花ちゃん。未だ始まってないから!?」

沙都子「レナさん。この前の借りを返させていただきますわ」

レナ「うん!今日も私は本気で行くから、皆んなも本気で来てね!」

圭一「へっ!言ってくれるじゃねえか!面白くなって来たぜ!」

魅音「自信がある発言しといて即脱落しないでよぅ~?」ニヤッ

沙都子「レナさんにわたくしの新しいトラップが掻い潜れるかしら?」

梨花「僕も負けないのですよ~」

俺「良かったな。レナ」

俺(…そう、俺達がやり残した事。それは皆んなと一緒に楽しく部活をする事だった)

レナ「私は最後まで必ず勝ち上がる…だから俺君も、本気で来てね!」

俺「フッ…あの時は俺の方から誘ったが逆パターンか。良いだろう。全力でレナを倒しに行く!」チャキッ

レナ「うん!楽しみにしてるね!」ニコッ


ーー今回の事件は正当防衛になるかもしれないが、レナは前科持ちである…
出頭すれば、もう皆んなとも暫く会えなくなるのは目に見えていた

だから…

圭一「貰った!レナ!」ブウンッ

レナ「甘いね!圭一君!」クルッ

圭一「何ッ!?この暗闇で避けられた!?」

レナ「えいっ!」ブウンッ

圭一風船「」パアンッ

圭一「ぐわあぁぁっ!?や、やられたー!?」

レナ「うっふふふ。圭一君脱落~」タッタッタッ

魅音「フッ…圭ちゃんは所詮三下」

レナ「魅ぃちゃん!?」

圭一「オイ!誰が三下だ!?」

魅音「ここから先に進みたかったら私が相手だよレナ!」チャキッ

レナ「ふふっ、お手柔らかにお願いするね!」ニコッ



俺(楽しそうだな…レナ…)

ーーこれは、レナの送別会なんだ…

「貰ったわ俺!」ブウンッ

俺「うおわっ!?」サッ

スカッ

梨花「チッ…感傷に浸ってた今なら行けると思ったのに」

俺「油断も隙も無いな黒梨花ちゃん…」

830: 2019/09/21(土) 11:34:37.05 ID:Sib20aPv0
ゴミ山

レナ「あははは。やっぱり俺君が私の前に残ると思ってたよ」ブウンッ

俺「ここではレナに比べると地の利は無いが、剣術では多分皆んなの中で一番ポテンシャルは高い」ブウンッ

パシインッ!

俺「…そう言えば前の勝負も付いていないままだったな。レナとは」グググッ

レナ「そうだね。ここらでどっちが真の実力を持っていたのか、決着をつけようよ!」グググッ

俺「ああっ…!」ブウンッ

レナ「そんなもの!」ダンッ

地面「」グラッ

俺「うおわっ!?」ユラッ

レナ「えいっ!」ブウンッ

俺「くっ…おっとっと…」サッグラッ

レナ「あっはははは。流石だよ俺君。やっぱり俺君はそうじゃないと」

俺「フッ…レナこそな」



梨花「レナー頑張るのですー!」

沙都子「俺さん!足元に気をつけるのですわ!」

圭一「ウッディ!」

魅音「いいねいいね~青春しとるのお~。おじさん羨ましいわ」


パシインッ!!

俺「こうして本気でぶつかるのは…懐かしいな!!」ググッ

レナ「そうだね!!」ググッ


コンマ下二桁
61以上レナ、断片的に俺と違う世界でも戦った事を思い出す(梨花が俺やレナの奇跡に気付く)
60以下思い出さない


安価下

831: 2019/09/21(土) 11:35:06.33 ID:8PnyQItm0
大事

837: 2019/09/21(土) 11:42:59.63 ID:Sib20aPv0
コンマ33(思い出さない。ボナ、圭一、魅音、沙都子の好感度が5から6に上昇)
コンマ振り直し権利を使いますか?

1使う
2使わない


多数決下5まで

838: 2019/09/21(土) 11:43:20.84 ID:/UxbN11TO
1

846: 2019/09/21(土) 12:17:02.86 ID:Sib20aPv0
振り直し権利を使います

コンマ下二桁
61以上レナ、断片的に俺と違う世界でも戦った事を思い出す(梨花が俺やレナの奇跡に気付く)
60以下思い出さない


安価下

847: 2019/09/21(土) 12:17:30.98 ID:2it+nqmn0
a

855: 2019/09/21(土) 12:50:16.08 ID:Sib20aPv0
コンマ98
ゴミ山

俺「1回目は水鉄砲…!」グググッ

レナ「2回目は金属バットと、鉈…だったかな…?」グググッ

俺「ああ、言われてみりゃそんな世界もあったかもな!」蹴りッ

レナ「あはははは!そこで蹴りが来るのはもう知ってるよ!」ベシッズザザッ

俺「なるほど…成長したな」スタスタ

レナ「そっちこそね」スタスタ



圭一「なぁあの二人…いったい何の話しをしてんだ?」

沙都子「違う世界というよりも、むしろ2人だけの世界に入っていますわね…」

魅音「でも金属バットと鉈でやり合うとか、2人ともイカれてるじゃない。面白いよ」

梨花「な、なんで…?どうして!?」

圭一「梨花ちゃん…?」

梨花「そんな。まさかあの2人…!」



俺「そしてこれが!」タッ

レナ「3回目!!」タッ

スパアンッ

俺「ははっ!」カアンッ

レナ「あははは!」カアンッ



梨花(何が起こっているのあの2人に…どうして2人が、別の世界の記憶を…)

857: 2019/09/21(土) 12:52:04.16 ID:Sib20aPv0
ゴミ山

ガアンッ!

俺「ふう…」タンッ

レナ「あははは。やっぱり俺君と遊ぶのは楽しいなぁ」タンッ

俺「それは同感だな。でも残念だけど、そろそろ時間だ…次の一撃で決めるよ」

レナ「うん…。残念だけど…あ、そうだ。罰ゲームを決めとこうよ?」

俺「罰ゲーム?そうだな…じゃあ俺が勝った場合は、レナが一日でも早く俺達の元へ戻って来る為に毎日欠かさず努力する事だ」

レナ「…!」ポロッ

俺「次は、レナが勝った場合だな」

レナ「…。」グシッ

俺「レナ…?」

レナ「ううん…じゃあ、私が勝った場合を言うね」ニコッ

俺「ああ」コクッ

レナ「朝は私におはようって言って、夜は私におやすみって言って、いっぱい私に優しくして楽しくして…」

俺「え…」

レナ「そして、俺君が過去の人に囚われる事無く、新しい恋人をちゃんと探す事」

俺「……。」

レナ「あはは…ちょっと多過ぎるかな?」

俺「…いや、良いんじゃないか?我が部では勝者の命令は絶対だ。ちゃんと従うよ」ニコッ

レナ「約束だよ?」

俺「ああ、但し…俺に勝てたらだけどな」チャキッ

レナ「分かってる」チャキッ

俺「楽しかったよレナ」タッ

レナ「私もだよ!」タッ

パアンッパアンッ!!


ーー俺達の勝負は、また付かなかった

858: 2019/09/21(土) 12:54:07.94 ID:Sib20aPv0
ゴミ山

俺「はぁ…はぁ…。フッ…次回に持ち越しか…」

レナ「はぁ…あはは。残念だけど、そうみたいだね…」

俺「…。」

レナ「…。」

俺「その日を待ってるからな。俺も…勿論皆んなも!」

レナ「うん!待ってて!今度こそ決着つけよう…私、直ぐに帰ってくるね…」ポロボロ...


ーーこうして、レナは皆んなに見送られて警察に自首をして一連の事件は幕を閉じた…


パトカー「」バタンッ

レナ「それじゃ。またいつか…。皆んな…」ポロポロ

魅音「スンッ…う、うん!…絶対直ぐ戻ってくるんだよ!」ポロポロ

圭一「レナの美味しい弁当や惣菜。またいつな食える日を楽しみに待ってるからな…」ポロポロ

沙都子「レナさんは何処へ行ったって…わたくし達の家族ですから…」ポロポロ

梨花「レナ…。貴女ともう一度遊べる日を楽しみに待っているわ…」

俺(さようなら…。レナ…)ポロポロ...


ーー最後は笑顔で見送るって約束の筈だったが…そこだけは守ってやれなかった


皆んなが、レナが居なくなる事に泣いていた…


俺がレナのかけらを手に入れました

859: 2019/09/21(土) 13:21:35.54 ID:Sib20aPv0
竜宮家

ピンポ-ンピンポ-ンピンポンピンポ-ン

扉「」ガラッ

鉄平「おう、ここのウチの旦那何処や!?どいつがウチの律子に手ェ出したボケじゃ!?」スタスタ

葛西「…。」ヌッ

鉄平「…!?」ビクウッ

葛西「北条の…。雛見沢に帰って来てたのか?何の用だ?」ギロッ

鉄平「え、えれぇすんまへん…。わしどうやら間違えたようですわ…」

鉄平「で、では…あはは…」タッタッタッ

葛西「…。」

レナ父「すみません。本当に…私の所為で…」

葛西「いえ…詩音さんのお友達の頼みですから…」

レナ父「私が不甲斐ないばかりに、礼奈は…」ポロポロ

葛西「…。」



数日後
雛見沢分校

俺(レナが居なくなって数日…。魅音にレナの父が美人局の被害に遭っている事を相談した結果…)

俺(魅音は双子の妹の詩音とその付き人に協力して貰って、レナの言っていた美人局の男の方を諦めさせる事に成功した…)

俺(その男はリナと言う女の方が雛見沢村で撲殺された事を知って、今度こそ自分が標的になると思い雛見沢へは二度と戻って来なかった…)

俺(レナの家の問題は驚く程簡単に解決した…)

レナ席「」

俺(なんでこんな簡単な事を、俺はレナにしてやれなかったのかとずっと自分を責め続けていた…)

俺(部活でも、やはりレナが居ないと自分のライバルが居ない所為か何処か空虚な状態が続き…)

俺(それは祭りの少し前の事だった…)


雛見沢分校
廊下

梨花「俺、またそんな所で黄昏ているですか」

俺「梨花ちゃん…」

梨花「俺、いい加減元気を出すのですよ」

俺「俺は元気だよ…」

梨花「…レナは氏んだ訳じゃない。この世界では仲間を殺めてしまった訳でも無い」

梨花「この世界ではいつか必ず戻って来る存在なのだから良いじゃ無い…」

俺「まぁ、確かに前にレナが暴走して、仲間を殺めて取り返しがつかなくなった世界と比べたら随分マシだな…」

俺「……。」

俺「……。」

俺「………え?」ギョッ!?

梨花「フッ…やっぱりあんたもそうだったのね」

俺「な、なん…で…?」

870: 2019/09/21(土) 23:48:16.35 ID:UOhSa/ctO
梨花との会話は2回目なのでカット(詳しくは>>628~>>638参照)
雛見沢分校
花壇前

梨花「先に俺に、この世界のルールを教えておくわ」

俺「この世界の…ルール?」

梨花「まぁ今更教えるまでも無く貴方は既に何度も…本来なら仲間想いな優しい仲間達に殺されて、その身を持って体験してるでしょうけど…」クスッ

俺「ッ…」ゾクッ

梨花「この世界は生まれ変わる度にその都度姿を変える」

俺(確かに、世界に差異があるのは何度も見て来た…。身近な物なら、魅音の部活内容とか…)

梨花「それと同じくして、誰の運命の歯車が狂うかも分からない」

梨花「特に狂いやすいのは、圭一と詩音とレナ辺りだけど…」クスッ

俺「…。」

梨花「そして、この世界はどうあっても袋小路な…惨劇からは逃れられない理不尽な世界…」

俺「…それは違う。そんな逃れられない運命なんて存在しない!だってちゃんとレナは改心して、惨劇を起こす前に自分の罪を償い滅ぼしてくれた!」

梨花「…それは、私の前に貴方が現れたからよ?」

俺「俺…?」

梨花「ええ、そうよ。私が繰り返して来た100年では貴方は一度も現れなかった」

梨花「貴方が来ない世界ではレナが自分の罪を認める事なんて一度も無かった…」

俺「…。」

梨花「でも貴方が私の現れてから、何度敗れても…それでも惨劇の運命に抗い続け、そして遂に惨劇を回避するまでに至った貴方の姿を初めて見たわ」

俺「…。」

梨花「まぁ、実は私と同じ世界の観測者の位置に達していたと言うのは意外だったけど…」

梨花「いえ、だからこそ氏の運命に抗い続ける貴方の姿は私にとって神々しく美しく見えたのかもしれないわね」クスッ

俺「…。」

梨花「ねえ聞かせて俺、貴方はその力でいったい何を望むの?」

俺「俺は…」


1惨劇なんか起こらない世界で、皆んなと共に生き残りたい。幸せな未来を皆んなで勝ち取りたい!!
2俺は…梨花ちゃんの望みを叶えてあげたい
3とりあえず偶には生き延びたい


多数決下5まで

871: 2019/09/21(土) 23:50:10.71 ID:UHZazMr10
1

890: 2019/09/22(日) 00:58:11.09 ID:E+NkHmnRO
雛見沢分校
花壇前

俺「俺は惨劇なんか起こらない世界で、皆んなと共に生き残りたい」

俺「幸せな未来を。皆んなで勝ち取りたい!! 」

俺「この世界ではレナが皆んなを手にかける前に、改心してくれたが…。レナは俺達の前から消えてしまった…」

俺「少年院から、いつ俺達の元へと戻ってくるのか定かでも無い…」

俺「それじゃダメなんだ…。残された皆んなの心には、レナが居た場所が空白になり、心から笑えなくなってしまった」

梨花「…。」

俺「だが俺には…過去を変えて、仲間達全員揃ってあの輝かしい日々を迎える為の力がある」スッ

俺手「」

俺「だったら俺は、何度だって惨劇の運命と戦う」

俺「何度繰り返す事になろうと、全員揃って幸せな未来に辿り着ける日が来るまで何度でも惨劇の運命に抗い続けてやる!」

俺手「」グッ

梨花「…。」

梨花「フッ…」

梨花「…私は数え切れない失敗に疲れ果てていた。レナが惨劇を起こす事を知っていても、見て見ぬフリを続けていた」

俺「梨花ちゃん…」

梨花「でも、それは間違いだった…」

梨花「俺、私も貴方と戦おう!」

俺「あ…」

梨花「戦おうとする意志が、こんなにも美しく神々しくて…本来なら起こり得ない奇跡も起こせる事を私は知った」

梨花「だから私も貴方と共に戦おう。何度でも戦おう」

梨花「その先の未来に至れるまで、何度でも!」スッ 

俺「…。」

俺「…。」コクッ

梨花「…。」コクッ

俺「ありがとう。心強いよ。ならばこれからは、君の力も頼りにさせて貰う。宜しく頼むぞ相棒」スッ

梨花「ええ!」

俺手「ギュッ」梨花手

898: 2019/09/22(日) 08:35:35.58 ID:56+vdaLR0
数日後深夜
俺部屋

俺(数時間後には綿流しの祭りか…)

俺「……。」

俺「梨花ちゃん…」

俺「本当にこのまま囮になって氏ぬ気なのか…?」

900: 2019/09/22(日) 08:52:41.50 ID:56+vdaLR0
数日前
雛見沢分校

俺『梨花ちゃんが綿流しの祭りの2日後に殺される!?』

梨花『ええ。この世界では私は本来、レナの手で焼氏体となって氏ぬ筈だった』

俺(焼氏体って、いったい何が起きるんだ…)

梨花『でも、その運命は貴方が見事事前に打ち破ってみせたわ』

梨花『だったら次は、そのどうあっても逃れられない次の氏が迫って来る…』

俺『世界は毎回微妙に違っているのに、どうしてそれは逃れられないんだ…?』

梨花『…それだけは100年もの間、決して変わる事は無かったからよ』

俺『…え?』

梨花『私が世界を見続けた100年…。仲間達が誰も狂気に染まる事無く、平和に暮らせる世界だって稀にだけどあった』

梨花『…だけど、仲間の手で私が殺されない場合は必ず私は何者かの手により殺されて来た』

梨花『100年もの間、ずぅっと…それだけは決して変わらない…』

俺『…。』

俺『だったら、俺がその運命の日に梨花ちゃんの警護に付いて守ってみせようか?』

俺『自慢じゃ無いが、1年前までは人としての力だけでも化け物共と戦ってたから本気出せば大人が相手でも、普通の人間ならば複数人が相手でも勝つ自信あるぞ』

梨花『…いいえ、俺には別の場所に居て欲しいのです』

俺『…え?な、なんで?』

梨花『貴方にはできれば私が氏んだ後の世界で、何故私が殺される運命にあるのか…』

梨花『可能ならば犯人の特定もして戻って来て貰いたいの』

俺『だけど…』

梨花『俺が強くても敵の数や規模は未知数…。もし同時に氏ねば記憶すら引き継げない』

俺『しかし…ミスミス殺されるのに何も抗わないのか…?』

梨花『…どの道、私達は今度こそ皆んなを救う為に戻るんでしょう?』

俺『ああ…。それは、そうだが…』

梨花『だったら、俺が記憶を引き継いで戻って来たその時こそが…私の氏の運命への反撃の開始となるから…』

俺『…。』

901: 2019/09/22(日) 08:54:30.51 ID:56+vdaLR0
俺部屋

俺「綿流しの祭りの2日後…」

俺「…。」

俺(…氏の運命に抗うと言っても、こんなやり方で本当に良いのだろうか?)

俺(梨花ちゃんの氏を、利用するようなやり方で…)


1梨花ちゃんには悪いが、勝手に仲間達にも打ち明けよう
2…いや、梨花ちゃんに言われた通り記憶継承を最優先しよう


多数決下5まで

902: 2019/09/22(日) 08:59:06.82 ID:IJlyskxpo
2

908: 2019/09/22(日) 09:26:44.93 ID:56+vdaLR0
俺部屋

俺(…いや、梨花ちゃんに言われた通り記憶継承を最優先しよう)


ーー翌日、俺は何も気にせずレナ無しだが部活メンバー達と一緒に綿流しの祭りを楽しんだ
若干…皆んな未だ暗い気持ちはあったが、誰もそれを顔や態度に出す事は無く俺達はいつも通りだった…


古手神社

お寺「」

太鼓「」ドンドンッ

梨花「…。」スッ

布団「」シャッシャッ

圭一&魅音&沙都子「おおー…」ジッ

俺「…。」ジッ

俺(梨花ちゃん…。2日後に殺されるってのに、一切顔や態度に出す事なく村の為に頑張って練習して…)

俺(ループして無ければ、本当は小学6年生の精神なんだよな…)

俺(やっぱりこの雛見沢の世界を100年もループしたら、色々あるのだろうか…)

俺(凄い子だな…。まるでアイツみたいだ…)



1時間後
川の側

俺(この辺りで梨花ちゃんと待ち合わせの筈なんだが…)

俺(遅いな梨花ちゃん…。珍しく町内会の爺さんらに足止め食ってるのかな?)チラッ

俺「…ん?」


鷹野「ジロウさん。遅かったわね」クスクス

富竹「いやぁ、待たせて悪かったね。結構混んでてさ。なはは」



俺(あの2人は確か毎回必ずこの祭りでオヤシロ様の祟りに遭って犠牲になる2人じゃないか)

魅音「ん?どうしたの俺?」

圭一「もしかしてトイレか?」

沙都子「梨花が戻って来るまでは単独行動は迷子の元になってしまうから、勝手な行動は慎むべきでしてよ?」

俺「あ、ああ。分かってるよ。梨花ちゃん遅いなぁって思ってただけだから…」

俺(…まぁオヤシロ様の祟りは俺達には関係ないか)フイッ


ーーその後、梨花ちゃんと無事に合流した俺達は綿流しの儀を終え祭りは終わった

909: 2019/09/22(日) 09:29:56.17 ID:56+vdaLR0
分岐地点までカット
深夜
俺の部屋

俺(…それは、明日から梨花ちゃんの氏について調べようと決意して眠っていた深夜の出来事だった)

警報「」ウウ-----!!

俺「な、なんだ…!?」バサッ

俺(今まで聞いた事も無い、就寝中の村人全員を起こすかのような非常用の警報が村中に鳴り響いた)

警報『鬼ヶ淵沼より猛毒な火山性ガスが発生致しました。雛見沢村に住む方々は自衛隊員の指示に従い、速やかに避難所へ避難して下さい。繰り返しますーー』

俺「沼から猛毒な火山性ガスが…!?そんな馬鹿な…」

俺「あ…」ハッ!!

俺(まさかこれは、梨花ちゃんの氏と何かが関係してるのか…?)

俺「……。」

俺「とにかく、未だ何も分からない…。直ぐに用意して外へ出てみよう…」



雛見沢村

輸送車「」

自衛隊員A「皆さん!輸送の都合で荷物を持つ事はできません!手荷物は禁じます!繰り返します!手荷物は禁じますーー」

自衛隊員B「混乱防止の為、車輌での避難は禁止されています!」

俺(アレは服装的に自衛隊の人達か…?こんなにいち早く村の人間を助ける為に国が動いたのか…?だとしたら有能過ぎる…)

俺鼻「」ツンッ

俺「うっ…臭っ…」スタスタ

俺(この鼻につく臭いは…硫黄か何かか…?確かに、信憑性は有りそうだ…)

俺(なら、村の外へは…)タッタッタッ

爺ちゃん「あ、おい!子供が勝手な真似するな!」

俺「大丈夫!確認したら直ぐに戻る!」タッタッタッ



村の入り口

俺「あ…」

乗用車「」プップッ-

バリケード「」

自衛隊員C「引き返して下さい!車輌での移動は禁止されています!この先はガス流により寸断されていて危険です!アンタにも硫黄の臭いが分かるでしょ!!」

俺(だめだ…こっちもガスの所為で封鎖されてる…)

俺(村は山中の数箇所から吹き出た火山性ガスによって、完全に分断か…。正に逃げ場無し…)

俺(なんだこれ…!?普通じゃ無いぞ…)ドクンッ

俺(これじゃ下手すると、村ごと氏滅する…。そうなれば俺もこの記憶を引き継げない…。いったいどうすれば…)スタスタ

カサッ

俺「……。」

俺「…え?」ドクンッ

911: 2019/09/22(日) 09:51:48.89 ID:56+vdaLR0
道端

俺「はっ…はっ…はっ…」タッタッタッ

俺(くっ…氏ね無い!この記憶は絶対に引き継がないと…!)タッタッタッ

自衛隊員達「逃走者の一名を発見!これよりマニュアルに従い対処する!」カチャッ

アサルトライフル「」タタタタタタッ

俺「っ!?」バッ

草むら「」ガサッ

俺「はぁ…。はぁ…普通に自動小銃をぶっ放して来やがった…」

俺(な、何が村を守る為に来た自衛隊だ…!こいつら全員、ハナから俺達を頃す為に…)

俺左肩「」ドロッ

俺「くっ…」ドクドク...

タッタッタッ

自衛隊員達「探せ!林の中へ逃げ込んだぞ!」タッタッタッ



林の中

ダァンッダァンッ!!

俺「はぁ…はぁ…」タッタッタッ

自衛隊員「…!」銃ダァンッ

俺「うッ…!?」ドクンッ

弾「」スッ

レナ『うん!待ってて!今度こそ決着つけよう…私、直ぐに帰ってくるね…』ポロポロ

俺(…未だ氏ね無い!!仲間の惨劇を回避し…梨花ちゃんとも記憶を継承すると約束したのに、こんな場所で!!!)

俺目「」スッ

俺「…!」サッ

弾「」スカッ

俺「…。」スタスタ

自衛隊員「なっ…!?よ、避けただと!?」ダァンダァンッダァンッ

俺首「」フイッ

弾「」スカッ

自衛隊員「な、何故当たらない!?」ダァンッダァンッ

俺「…たかが人の身の分際で、今の俺を頃す事は不可能だ」スタスタ

自衛隊員「う、うわぁぁぁっ!?」ダァンダァンカチッカチッ

俺「…命まで奪いはしない。だが眠っていて貰う」ブウンッ

自衛隊員腹「!?」ボキイッ!!

自衛隊員「」ドサリッ

自衛隊員「」ピクッピクッ…

俺「…。」

俺「兎に角…一刻も早く村を出ないと…」

912: 2019/09/22(日) 10:03:40.65 ID:56+vdaLR0
林の中

俺「…。」タッタッタッ

自衛隊員A「逃走者1名発見!制圧します!」カチャッ

アサルトライフル「」タタタタタッ

俺「…!」サッサッサッ

自衛隊員A「なっ…!?避けーー」

俺蹴り「」

自衛隊員A顔「」ボゴオッ

俺「…先を急いでいるんだ。邪魔をしないでくれ」タッタッタッ

自衛隊員A「」ドサリッ

俺(しかし、思っていたより追っ手が少ないな…。何故だ…?)タッタッタッ

俺「俺の他にも未だ逃走者が居るのか…?だったら今の内だ…!」タッタッタッ



タタタタッ...ダァンダァンッ

自衛隊員達「居たぞ!そっちだ!」

沙都子「はぁっ!はぁっ!」タッタッタッ

沙都子(い、いったい何がどうなってるんですの…!?)

沙都子「はぁっ…はぁっ…はぁっ…だ、誰かッ…!助けて…」タッタッタッ



コンマ下二桁
俺鬼モード(100%)-自衛隊半分(15%)
16以上流石に村の外まで逃げ切った(記憶の引き継ぎに成功。ループ能力強化)
15以下沙都子と合流した(記憶の引き継ぎに失敗)


安価下

913: 2019/09/22(日) 10:07:54.47 ID:kpjM+Sp1O
余裕

915: 2019/09/22(日) 10:17:07.21 ID:56+vdaLR0
コンマ47
雛見沢村外

俺「はぁ…はぁ…はぁ…」タッタッタッ

バラバラに破壊されたバリケード「」
負傷した自衛隊員達「う…うぅ…」 ピクピク...

俺(誰一人……。頃して、無いよな……)ゴクリッ

俺「くっ…」タッタッタッ

興宮駅「」

俺「あ、興宮…だ…。は、はは…はははは!勝った…俺は氏の運命に抗い…打ち勝ったんだ!!!」ドサリッ

俺「はぁ…はぁ…」ドサッ

俺「…。」

俺(だけど、これからどうする俺…?自衛隊を動かすって事は、確実に国が関わっている…)

俺(でも、こんな事を表舞台に立ってマスコミに流した所できっとどうにもならない…)

俺(告白したとしても国は村人約2000人を虐頃したなんて、世紀の大虐殺情報の隠蔽に動き、世間には全くもって伝わらない筈…)

俺(或いは最悪、俺を口封じする為に何らかの刺客が送り込まれて、却って俺の身を危うくするだけだ…)

俺(…それに俺には、この世界の正しい在り方に拘っている程、この世界に執着している訳ではない)

俺「俺には必ず戻ると約束した仲間がいる…。その子の為にも、俺はもう一度…あのラストイベントの地獄が待ち受ける村へと戻らないといけないんだ…」

俺「……。」

俺「…でも俺一人戻った所で、また皆んなを救う為に惨劇と戦い…更に直ぐ後に国と戦いして…」

俺「限られたあの1週間弱と言う短時間でこんなに為して、運命にも打ち勝つなんて奇跡が何百回起きても不可能だ…」

俺「…。」


梨花の家

俺『もしかしたらそのループ能力も、その鬼の力に何か関係してるのかも…』


興宮

俺「だったら…梨花ちゃんとの約束は反故にする事になるが…。やはりこれしかない…」グッ

俺「この村から唯一生き延びた事は悟られず、鬼の力を更に引き出せるように…特訓するしか…」

ーーそれから、2年が経過したのだった…


コンマ下二桁
66以上なんと俺の運命を劇的に変えた3年前まで…
41~65鬼の力を授かった頃の1年前まで
11~40下見に行く筈の春先まで
10以下2週間前までリセットできるようになった


安価下

黒梨花&羽入とのループリンク能力が切れました(※俺一人になりました。協力者無し)

916: 2019/09/22(日) 10:17:42.45 ID:Dyhnwa7/0
はい

917: 2019/09/22(日) 10:21:52.24 ID:56+vdaLR0
コンマ45(1年前まで)
俺故郷
寺内

俺「…。」

鬼狩柳桜「」

俺「…。」

俺(あれから、もう2年か…。梨花ちゃん…俺がいつまで経っても何ループしても来ない事にブチ切れてるだろうな…)

俺(…いや、失望してるかも)

俺(でも、皆んなを助け…皆んなを救う運命へと抗うにはこうするしか無いんだ…)

俺(本当は未だ特訓したい所だが、そろそろ行かないと…もう完全に間に合わないよな…)

俺(…逆に特訓する時間すら無いあっちのループが更に短くなって、毎日生き返ったら氏を迎える日になっているかもしれない)

俺(絶望して、黒梨花と言う何度もループしている個体の魂が完全に消滅してしまう前に行ってやらないと…)

俺「…。」パチリッ

俺(…俺は力を磨いた結果、多分一年前まで遡る事ができるようになった)

俺(過去へ戻れば戻る程、身体能力どんどん弱い頃の俺に戻ってしまうが…,)

俺(だが、これだけ有限な時があれば十分だ)

俺「よし、そろそろ行こう。あの時、彼女と果たした約束を果たしに」

鬼狩柳桜「」チャキッ

俺「あの惨劇の待っている次の雛見沢へと…。今度こそ皆んなの惨劇を回避し、幸せな未来を掴み取るために…!」グッ


END


俺次周回は…
梨花以外の仲間かけら所持数(2個)
コンマ下二桁
66以上惨劇何も無し
65以下惨劇発生ルート


安価下

918: 2019/09/22(日) 10:22:12.77 ID:0QakRZ+3O
せーのっ

920: 2019/09/22(日) 10:23:27.66 ID:vvNd0Zbeo
ファッ!?

921: 2019/09/22(日) 10:26:16.04 ID:56+vdaLR0
コンマ77

1巻き戻り権利に変換
2最初から全員の好感度少し高めが良い(その代わり姫梨花スタートなので仲間間の仲は悪い)

多数決下3まで

922: 2019/09/22(日) 10:33:10.14 ID:5cuLAZt40
1

927: 2019/09/22(日) 10:36:50.71 ID:56+vdaLR0
巻き戻り権利ストック
再判定

コンマ下二桁
66以上惨劇何も無し
65以下惨劇発生ルート


安価下

928: 2019/09/22(日) 10:38:42.79 ID:5/bxGWwvo
いけ

930: 2019/09/22(日) 10:42:54.31 ID:56+vdaLR0
コンマ79(惨劇無しルート)
俺、真実に至らないまま生存して訓練END


この周回で手に入れた物:俺ループ能力大幅強化、レナのかけら
この周回で失った物:梨花のループ能力(更に減少)


1最初からやる
2次の周へ進む(次の雛見沢戻り時間指定からスタート)
3この周をやり直す
4違う作品やる(種、まどか)


12時から多数決(単発無し)
それまで質問あれば

953: 2019/09/22(日) 12:00:58.79 ID:56+vdaLR0
1最初からやる
2次の周へ進む(次の雛見沢戻り時間指定からスタート)
3この周をやり直す
4違う作品やる(種、まどか)
5巻き戻り権利を使って好きな場所からやり直す(ストック2)


多数決下6まで(単発無し)

954: 2019/09/22(日) 12:01:17.66 ID:0QakRZ+3O
2

961: 2019/09/22(日) 12:23:15.50 ID:56+vdaLR0
次の編に進みます
???

俺(ああ…これだ…。この感覚…)ユラア...

俺(俺は氏んだのか…)

俺(…と言うか自殺だけど)

俺(しかし、これで俺は過去へと戻れる筈…。レナが、梨花ちゃんが、魅音が、圭一が、沙都子が居た…あの輝いて居た日々へと…)

俺(俺の中に流れる、鬼の血の使い方にももうだいぶ学習した…)

俺(…いや、戻った時の未だ子供の頃の肉体のまま力を最大限に解放すると肉体に過負荷がかかり暴走…或いは俺自身が力を制御しきれず真の鬼へとなってしまう恐れもあるが)

俺(しかし、この氏後の空間なら別だ…)

俺(今度こそ、惨劇の無い世界で…そして謎につつまれたままの自衛隊の襲撃から皆んなと生き延び幸せな未来を掴み取ってみせる…)

光「」スッ

俺(これだ。この小さな光に対して…俺の力を…)


1力を最大限に解放した(1年前スタート。黒梨花氏亡確定)
2力を少しセーブして使った(下見時期からスタート。黒梨花超高確率で氏亡))

多数決下3まで

964: 2019/09/22(日) 12:32:28.36 ID:YulcCwBQ0

967: 2019/09/22(日) 13:22:07.53 ID:56+vdaLR0
雛見沢村

俺「あ…」パチリッ

俺「ここは…。雛見沢か…」

桜「」

俺「春…だよな…?」

俺(もっと前へと戻る為の力はあったが、自分が経験した事の無い過去へと戻り過ぎても、どう行動すれば良いのか分からなくなる…)

俺(そして未来が変わり過ぎても、惨劇の運命とどう戦えば良いのか分からなくなる…)

俺(それを危惧して、俺は力をセーブしてループ能力を使った)

俺「その結果が春か…まぁちょうど良いかな」

俺(この世界の俺も引っ越し先のこの村に下見に来てたみたいだし…)

俺「とりあえず梨花ちゃんと合流しよう。雛見沢村が住民ごと何らかの理由で国に消し去られたとか…色々俺が持って来た情報を話さないと…」

俺「梨花ちゃんは100年分の情報持ってるから、直ぐに何故なのか理由くらい思い付く筈」スタスタ

俺「……。」

俺「…あれ?」

バス停「」

俺(と言うか、いつもならここで梨花ちゃん自身が俺を待ってくれてるよな…?)

俺「…まぁ良いか。直接神社へ行ってみよう」タッタッタッ

970: 2019/09/22(日) 14:32:42.87 ID:56+vdaLR0
古手神社

俺「梨花ちゃーん!」キョロキョロ

俺(梨花ちゃんの家に彼女はいなかった…。だったら、こっちに居る筈なんだが…)

梨花「貴方が僕の名前を呼びましたですか?」スタスタ

俺「あ…梨花ちゃん!そうだ。先に謝っておく。すまない…ずっと待たせてしまって…」

梨花「…みぃ?」

俺「…え?」

梨花「ええっと…どなたなのです?」

俺「な、何言ってんだよ!?俺だよ俺…。もしかして忘れたのか?」

梨花「本当に会った事が無いのですよ」

俺「……。」

俺「怒っているのならすまない。君が許してくれるまで謝る。だがこっちにも事情があったんだ。先ずはそれを聞いてくれないか」

梨花「本当に、貴方が何の話をしているのか分からないのですよ…」

俺「梨花ちゃん!冗談を言っている場合じゃないんだ!2ヶ月後には大変な事が起きるんだよ!」

梨花「ひっ…!」ビクッ  

俺「えっ…?」

梨花「だ、誰か…この人が…僕の事を虐めてくるのですよ…」

俺「は?…梨花ちゃん?な、何言って…」

俺「…!」ハッ!!

村の老人達「」ジトッ...

俺(何だ…この人達…。村に住む連中…)ゴクリッ

俺「ち、違うんだ梨花ちゃん…。俺は…」

梨花「ストーカーさんが僕を狙っているのです!!」

俺「ちょっ…!」

村の連中達「「リカチャマヲネラウトハフトドキモノメ!タタラレロ!ヨソモノガ!!」」

俺「あ……ぇ…?」

梨花「うぅ、怖いのですよ~」

村の連中「」ギロッ

俺「あ……くっ…!」タッタッタッ



古手神社前

俺「な、何で…梨花ちゃん…。どうして俺を…」タッタッタッ

俺「一緒に戦おうって言って…約束したんじゃ…」

俺(訳が分からない…)



梨花のかけらが砕け散った

986: 2019/09/22(日) 19:28:55.51 ID:h9CpVWUAO
祖父の家

俺(あの後、神社であった事を未だ生きていた頃の爺ちゃんに告げると俺はこっぴどく怒られた)

俺(なんて事をするんだと。当分の間、古手家の犬になって振る舞わないと村に住む人間から村八分にされてしまうと…)

俺(そして俺が越して来ても、学校ではイジメに遭う可能性が非常に高いので越して来るのはやめた方が良いとまで言われてしまった…)

俺(…だが、俺はこんな事で諦めたりしない。惨劇を起こさせず、仲間達全員を救うと決めたんだ)

俺(だから寧ろ予定を繰り上げて少し早目に引っ越して来る事にした)

俺(梨花ちゃんはあんな状態だったが、学校にさえ登校してしまえば…)

俺(部活メンバーに加わって、俺の信頼する仲間達の協力さえ得られれば奇跡だって簡単に起こせる筈…)



そして約2ヶ月後…
ゴミ山

レナ「あ…初めましてかな?かな?」ニコッ

俺「初めまして」ニコッ

俺(レナは梨花ちゃんと違ってここで出会う事も、年頃の女の子がこんな場所で一人で宝探ししている変な趣味も何も変わらなかった)

俺(政府発表の嘘報道…雛見沢大災害の後はレナは無事に少年院から出た筈だが、俺は生き延びていたと言う事を敵に悟られない為に会っていない…)

俺(…だから、こうして罪を何も犯していないレナと出会うのは本当に待ち望んでいた事だった)

987: 2019/09/22(日) 19:33:12.09 ID:h9CpVWUAO
帰り道

レナ「あ、そうだ。俺君、家も近くだし明日から良かったら一緒に登校しない?」スタスタ

俺「ああ、良いなそれ」スタスタ

俺(そして圭一を紹介されて、魅音を紹介される流れだったな)

レナ「じゃあ明日、そこで待ち合わせね」ニコニコ

俺「うん。それじゃ」

レナ「またね」フリフリ

俺(レナは何も変わっていない。オヤシロ様関係ではたまに暴走する事があるが、普段は人を気遣う事ができるいつもの優しいレナだ)

俺(俺は違う世界に来て、知っている環境と変化が無い事こそが一番安心できるようになっていた)

俺(だが…)


翌朝

レナ「おはよう俺君」ニコニコ

俺「ああ、おはよう。早いな」スタスタ

レナ「あはは。初日から待たせるわけにはいかないからね。じゃあ行こっか」クルッ

俺「え……??」

レナ「ん?どうしたの?」

俺「あ、あれ…?他の子とは待ち合わせは…?」

レナ「え?レナはいつも一人で学校に通ってるよ?」

俺「あ……」

俺「……そっか」

レナ「どうしたの?」

俺「あ、いや…何でも無い…」

俺(まただ…。また、大きなズレ…どの世界でもレナは圭一と魅音と一緒に通っていた筈…。なのに、レナはこの世界では一人だった…)

俺(ダメだ…言い知れぬ不安を感じる…)

989: 2019/09/22(日) 20:00:30.32 ID:56+vdaLR0
雛見沢分校

俺(……学校は一言で言えば地獄だった)

レナ「あ、おはよう魅ぃちゃん。前原君」

魅音「やっ、レナ」

圭一「あ、どうも…」

俺(ん?……前原君?)



圭一「魅音、借りた漫画返すのもう少し待って貰って良いか?もっかい最初から読みたくてさ」

魅音「ほぅ…圭ちゃんもあの漫画の良さがわかって来たんだねぇ。よしよし、幾らでも貸しといてあげるよ」

俺「…。」

俺(俺がパッと見た感じだとレナと魅音の関係は変わらない。魅音と圭一の関係も変わらない)

俺(だが、レナと圭一の関係がおかしい…。レナが圭一の事を前原君と呼んでいたり、圭一はレナの事をおかしな変人を見るような感じで…)

俺(まるで魅音を介してしか話さない、友達の友達…みたいな…)

俺(いや…しかし上級生3人は未だこれでもマシな方だった…)

993: 2019/09/22(日) 21:05:56.38 ID:h9CpVWUAO
次スレ

俺「雛見沢村に安価で住む事になった」魅音の双子の妹、4音でーす!


1000ボナ
コンマ下二桁
71以上巻き戻り権利(現在ストック2)
41~70コンマ振り直し権利
40以下何も無し

1000: 2019/09/22(日) 21:14:09.79 ID:wO5oRBf50
a

引用: 俺「雛見沢村に安価で住む事になった」3スレ目でございますわ