1: 2009/01/12(月) 17:39:30.34 ID:v5YdrpVaP
水銀燈「はぁ?アンタなに所帯染みたこと言ってんのよ?」

水銀燈「私たちドールの幸せなんて決まってるじゃなぁい」

水銀燈「アリスになってお父様に会うことよ」

水銀燈「そのためにはどんな努力だって厭わないわ」

水銀燈「なんなら今すぐ全員ジャンクにしてあげたっていいのよぉ?」
アリスゲーム
2: 2009/01/12(月) 17:40:56.43 ID:v5YdrpVaP
翠星石「こいつなんでこの家に来てるんですか?」

真紅「ヤクルト買うお金がないらしいわ」

蒼星石「とんだ最凶(自称)ドールだね」

雛苺「随分な体たらくなのー」

水銀燈「う、うるさいわねぇ!不景気でお仕事がなくなっちゃったのよ!」

真紅「箱から外れたお賽銭を拾うことをお仕事とは言わないのだわ」

蒼星石「不景気も関係ないね」

翠星石「どうせ寒くて音を上げただけです」

雛苺「随分な体たらくなのー」

水銀燈「うるさい!!アンタ達はどうなのよ!!」

5: 2009/01/12(月) 17:43:31.31 ID:v5YdrpVaP
翠星石「翠星石の幸せはですねぇ…」

翠星石「えぇとぉ……そのぉ……」もじもじ

水銀燈「もじもじしだしたわね」

真紅「もじもじしだしたのだわ」

蒼星石「」もじもじ

雛苺「なんで蒼星石までもじもじしてるの?」

蒼星石「恋する翠星石は切なくてジュンくんのことを考えるとすぐもじもじしちゃう姉が可愛すぎて勃起しちゃってね」

翠星石「べ、べつにジュンと一緒にいられることが一番の幸せだなんて誰も思ってねぇです!」

水銀燈「なるほどねぇ」

真紅「ツンデレオブザイヤー2005はダテじゃないのだわ」

水銀燈「他の年は誰なの?」

真紅「さぁ?」

雛苺「テンプレートなのー」

8: 2009/01/12(月) 17:44:57.05 ID:v5YdrpVaP
翠星石「そ、蒼星石はどうなんですかぁ?」

蒼星石「幸せとは何か、ね……」

蒼星石「僕もイッた直後によくそういうことをよく考えるよ」

蒼星石「そしてこの世のあらゆる虚無に絶望するんだ」

蒼星石「人生、曰わく不可解」

翠星石「なにを言ってるのかわからんですぅ」

蒼星石「そうして昔の人は性欲を一時的な悪い衝動と考え、煩悩と断じようとしたんだ」

10: 2009/01/12(月) 17:46:54.41 ID:v5YdrpVaP

蒼星石「でもね、僕はこう思うんだよ」

蒼星石「この虚無感こそが偽りのものだとね」

蒼星石「現にいま、僕の懐にあるソウルはとても熱く輝いている」

真紅「そういえば懐が膨らんでるわね」

水銀燈「メイメイ」ヒュッ

蒼星石「だからね、僕は常日頃からそうした修行を、あ、ちょ、メイメイ、やめ、なにを、やめて、らめぇえええ!!」ドサッ

11: 2009/01/12(月) 17:48:36.87 ID:v5YdrpVaP
水銀燈「……私の羽……」

真紅「……私の歯ブラシ……」

翠星石「……翠星石の耳かき……」

雛苺「……ヒナのよだれかけなの……」

真紅「それにジュンのパンツじゃないそれ……」

水銀燈「何がソウルよぉっ!!」

翠星石「そういえば今日はどこか落ち着きがなかったです」

蒼星石「正直引き止められたときはもうダメかと思ったよ」

雛苺「とっくに終わってるのよ……」

13: 2009/01/12(月) 17:49:58.06 ID:v5YdrpVaP
真紅「どうりで最近よく物がなくなると思ったのだわ。この間もトイレットペーパーがなくなってたし」

蒼星石「それは誤解だよ!僕はちゃんと使ったら返してるよ!泥棒じゃないもん!」

翠星石「そもそも蒼星石が使用前のトイレットペーパーを盗むとは思えんですぅ」

雛苺「大方トイレットペーパー買うお金もない誰かが盗んで言ったのよ」

水銀燈「!!」

蒼星石「まさかぁ。駅前往復すればティッシュが山ほど貰える時代に、そんなことして誰が得するのさ」

水銀燈「そ、そうよぉ?数え間違いじゃなぁい?」

真紅「そうかしら……」

15: 2009/01/12(月) 17:51:16.60 ID:v5YdrpVaP
蒼星石(水銀燈、水銀燈)

水銀燈(なによぉ?)

蒼星石(君でしょ?今のピクつき具合でわかったよ)

水銀燈(ええっ!?な、なんで)

蒼星石(桜田家のトイレの空気を吸引したトイレットペーパーかぁ、これは盲点だったなぁ。君も同志だったなんて、やっぱり僕たちは姉妹だね)

水銀燈(あの…)

蒼星石(知ってる?翠星石もああ見えてすごいんだよ。この間なんてね、ジュンくんの寝てるところを・・・)

水銀燈((なんか語りだしたわぁ……))

16: 2009/01/12(月) 17:52:03.54 ID:v5YdrpVaP
雛苺「次は真紅の番なの」

真紅「そうね」コホン







真紅「私の幸せは、ア0ルにステッキを突っ込むことなのだわ」

17: 2009/01/12(月) 17:53:01.57 ID:v5YdrpVaP
水銀燈「……」
翠星石「……」
蒼星石「……」
雛苺「……」


真紅(外したかしら……?)

18: 2009/01/12(月) 17:53:54.84 ID:v5YdrpVaP

真紅「というのは冗談で、本当はくんくんの
雛苺「真紅ッ!!」

真紅「」ビクッ

水銀燈「その先は聞きたくないわぁ」

翠星石「生きるって、戦うってことですぅ」

蒼星石「……君の幸せはア0ルにステッキを突っ込むことだ、そうだろう…?」

雛苺「真紅は幸せなア0ルのお人形なのよ……」

真紅「な、なによこの流れ……」

20: 2009/01/12(月) 17:55:03.33 ID:v5YdrpVaP


翠星石「最後はチビ苺ですぅ」

雛苺「あのねー、ヒナはね……」

雛苺「水銀燈がいて、金糸雀がいて」
雛苺「翠星石がいて、蒼星石がいて」
雛苺「真紅がいて」
雛苺「ジュンも巴も、のりもいて……みんながいる……」
雛苺「そんな毎日が、とーっても幸せなのーー!!」

21: 2009/01/12(月) 17:55:41.66 ID:v5YdrpVaP
雛苺「……とでも言うと思ったか……?」

蒼星石「ああ……」

翠星石「ここからが本当の地獄ですぅ……」

水銀燈「え?え?ちょっとなによ」

真紅「出てしまったのね……雛苺……いえ、影の雛苺……『影苺』」

雛苺「ククク……久しぶりのシャバの空気は最高だぜ……」

22: 2009/01/12(月) 17:56:26.98 ID:v5YdrpVaP
雛苺「蒼星石」

蒼星石「……なんだい?」

雛苺「おまえはさっき、『この世は虚無なり』と言っていたな……」

蒼星石「言ってないよ。オXXー気持ちいいって言ったんだよ」

雛苺「つまり、目に見えるものが全てではないと…」

蒼星石「違うよ。オXXー気持ちいいって言ったんだよ」

雛苺「ならば刮目して見よ!!この影苺の正体を!!」ゴゴゴゴゴ

水銀燈「ああっ!!あれは!」

24: 2009/01/12(月) 17:57:16.37 ID:v5YdrpVaP
真紅「ジュンのおちOちん!!!」

JUM「これでこの世の真実が見えたか……?」

翠星石「どういうことですか……?」

JUM「おまえらが雛苺だと思っていたものは……僕のおちOちんだったんだ……」

真紅「そんなはずはないわ!」

水銀燈「そ、そうよぉ!姿だって声だって全然違うじゃない!!!」

25: 2009/01/12(月) 17:58:04.47 ID:v5YdrpVaP
JUM「でっきたてほやほやのうにゅーなのー!!!」


紅&銀&翠&蒼「!!!!!!!この声は!!!」


JUM「物心ついた頃からお人形さんの服を作ってきた僕が、腹話術のひとつもできないとでも……?」

真紅「そんな……嘘よ……」

翠星石「本当の雛苺をどこへやったですか……!!」

27: 2009/01/12(月) 17:59:29.50 ID:v5YdrpVaP
真紅「え?待って、ドールズはたしか全部で7体」

蒼星石「水銀燈…金糸雀…翠星石…僕に…真紅…薔薇水晶に…吉良吉影……」

水銀燈「7体だわ…………」

翠星石「ど、どーいうことです!?じゃあじゃあ、まさか……」

JUM「そんなドール……最初からいなかったんだよ……」

真紅「なんてこと……」

30: 2009/01/12(月) 18:00:46.46 ID:v5YdrpVaP

翠星石「そんなわけねえです!翠星石たちの頭の中には、たしかにチビ苺との思い出が、思い出が……」

JUM「思い出……か。今この瞬間に世界ができて、ありもしない記憶を持って生まれてきたって……考えたことはないか?」

水銀燈「そんな……」

真紅「私たちを……弄んでいたのね……」

翠星石「むきーっ!!よくも……よくもっ!!」

蒼星石「落ち着いて翠星石!!……JUMくん、どうしてこんなことをしたんだい……?」

JUM「おまえらに……ちOちんを……見て欲しかったんだ……」

蒼星石「そっか………」

32: 2009/01/12(月) 18:02:33.39 ID:3El+EgiG0
納得しちゃった!

33: 2009/01/12(月) 18:03:12.63 ID:v5YdrpVaP
金糸雀「……幸せって、なにかしら?」



34: 2009/01/12(月) 18:04:19.80 ID:v5YdrpVaP
幸せになってくる

41: 2009/01/12(月) 18:14:40.45 ID:jwQLVgqFO
>>27吉良ワロタwww

引用: 金糸雀「幸せってなにかしら」